JPH09170276A - 内壁材および壁構造 - Google Patents

内壁材および壁構造

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JPH09170276A
JPH09170276A JP7332232A JP33223295A JPH09170276A JP H09170276 A JPH09170276 A JP H09170276A JP 7332232 A JP7332232 A JP 7332232A JP 33223295 A JP33223295 A JP 33223295A JP H09170276 A JPH09170276 A JP H09170276A
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JP
Japan
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powder
wall
board
bulk density
heat insulating
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Application number
JP7332232A
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English (en)
Inventor
Kosuke Nakamura
康輔 中村
Kazuaki Umeoka
一哲 梅岡
Yuzo Okudaira
有三 奥平
Kenji Onishi
兼司 大西
Hideyuki Ando
秀行 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露防止対策が図れ、省施工が実現でき、遮
音性能を有する壁構造を作る。 【解決手段】 内壁材5と外壁材2との間に通気層6を
有する壁構造において、内壁材5が、内壁用ボード1
と、内壁用ボード1片面に積層一体化した断熱材4層
と、粒子の振動により吸音性能を発現する粉体8を音響
的に透明な表面シート9間の空間に充填してなる、断熱
材4層に積層一体化した粉体含有シート状物7とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋などの建物に
おける壁構造、主に空気が通気することによる排湿・除
湿効果により、結露の防止を図る壁構造、および、前記
壁構造に用いられる内壁材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の高気密・高断熱化に伴い、
壁内に、室内外の温度差などを原因とする結露が発生し
やすくなっている。結露は、カビ、ダニの発生や木材の
腐朽などの主原因でもあり、健康面や耐久性の面から問
題となってきている。結露対策を施した従来の壁構造と
しては、図14に示すように、フレーム材(図示され
ず)に内壁用ボード1を取り付け、内壁用ボード1の外
面を防湿シート100で覆ってから断熱材200を積層
し、胴縁(図示されず)などを利用して断熱材200に
対面するように通気層6を介して外壁用ボード2を取り
付けたものが挙げられる。矢印は空気の流れを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の壁構造は、大工
らによる現場施工で上記のように多くの材料を積層して
形成されるため、施工時間がかかり人手を要する上、当
初の設計通りに組み立てられない可能性がある。しか
も、断熱材は、特に施工が面倒な上、経時変化を起こし
て通気層を塞ぐことがある。
【0004】また、従来の壁構造においては、断熱材の
吸音効果のみによる防音(遮音)対策しか行っていない
ため、家屋における遮音性能は決して十分ではなく、家
屋外からの騒音があまり遮断されない。本発明の課題
は、結露防止対策が図れ、省施工でき、高遮音性能を有
する壁構造を作るのに用いられる内壁材を提供すること
である。
【0005】本発明の別の課題は、結露防止対策が図
れ、省施工でき、高遮音性能を有する壁構造を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内壁材
は、建物の内壁に使用する壁用ボード(以下、内壁用ボ
ードと言う)と、内壁用ボード片面に積層一体化した断
熱材層と、断熱材層に積層一体化した粉体含有シート状
物とを備えている。粉体含有シート状物は、粒子の振動
により吸音性能を発現する粉体を音響的に透明な表面シ
ート間の空間に充填してなる。
【0007】請求項2に記載の内壁材は、内壁用ボード
と、片面に多数の突起部を有し他面を内壁用ボード片面
に積層一体化した断熱材層と、突起部が貫通する多数の
孔を有し断熱材層に積層一体化した粉体含有シート状物
とを備えている。断熱材層の突起部先端は、粉体含有シ
ート状物の孔から突出している。粉体含有シート状物
は、粒子の振動により吸音性能を発現する粉体を音響的
に透明な表面シート間の空間に充填してなる。
【0008】請求項3に記載の内壁材は、請求項1また
は2に記載のものにおいて、内壁用ボードが、合板およ
び石膏ボードからなる群から選ばれる少なくとも1つで
あり、断熱材が、グラスウール、ロックウールおよびポ
リウレタンフォームからなる群から選ばれる少なくとも
1つであることを特徴とする。請求項4に記載の内壁材
は、請求項1または2に記載のものにおいて、内壁用ボ
ードが、ロックウールボード、硬質発泡ウレタンボード
および硬質発泡スチレンボードからなる群から選ばれる
少なくとも1つであり、断熱材が、グラスウール、ロッ
クウールおよびポリウレタンフォームからなる群から選
ばれる少なくとも1つであることを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の内壁材は、請求項1〜4
のいずれかに記載のものにおいて、粉体含有シート状物
の表面シート間の空間が面状に配置された多数の小空間
に仕切られていて、粉体が多数の小空間に充填されてい
ることを特徴とする。請求項6に記載の内壁材は、請求
項1〜4のいずれかに記載のものにおいて、粉体含有シ
ート状物の表面シート間の空間に多孔質基材が充填され
ており、粉体が多孔質基材の空隙に含まれていることを
特徴とする。
【0010】請求項7に記載の内壁材は、請求項1〜4
のいずれかに記載のものにおいて、粉体含有シート状物
の表面シート間の空間に格子状構造体が挟み込まれてい
て、格子状構造体が、面状に配置され表裏面開口した多
数のセルを有し、粉体がセル内に含まれていることを特
徴とする。請求項8に記載の内壁材は、請求項1〜7の
いずれかに記載のものにおいて、粉体含有シート状物に
含まれている粉体が、0.1〜1000μmの平均粒径
と0.1〜1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項9に記載の内壁材は、請求項1〜7
のいずれかに記載のものにおいて、粉体含有シート状物
に含まれている粉体が、0.1〜1000μmの平均粒
径と0.1〜1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有する
第1粉体とバネ定数1×10 2N/m以下の微小繊維からな
る第2粉体との混合粉体であることを特徴とする。請求
項10に記載の内壁材は、請求項1〜7のいずれかに記
載のものにおいて、粉体含有シート状物に含まれている
粉体が、0.1〜1000μmの平均粒径と0.1〜
1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有する第1粉体とバ
ネ定数1×102N/m以下の微小繊維からなる第2粉体と
を有し、微小繊維が第1粉体の粒子の表面に付着してい
ることを特徴とする。
【0012】請求項11に記載の内壁材は、請求項1〜
10のいずれかに記載のものにおいて、粉体含有シート
状物が5mm以下の厚みを有することを特徴とする。請求
項12に記載の内壁材は、請求項1〜11のいずれかに
記載のものにおいて、断熱材が、200kg/m3 以下のか
さ密度と1.0×103 〜1.0×106N/m2 の範囲内
のヤング率とを有する第1多孔質材であることを特徴と
する。
【0013】請求項13に記載の内壁材は、請求項12
に記載のものにおいて、内壁用ボードが、300〜50
0kg/m3 の範囲内のかさ密度と1.0×106 〜1.0
×108N/m2 の範囲内のヤング率とを有する第2多孔質
材であることを特徴とする。請求項14に記載の内壁材
は、請求項1〜11のいずれかに記載のものにおいて、
断熱材が、300〜500kg/m3 の範囲内のかさ密度と
1.0×106 〜1.0×108N/m2 の範囲内のヤング
率とを有する第2多孔質材であることを特徴とする。
【0014】請求項15に記載の内壁材は、請求項13
または14に記載のものにおいて、第2多孔質材が、ロ
ックウール繊維とバインダーからなるロックウール吸音
板であることを特徴とする。内壁用ボードは、家屋や住
宅の内外を隔てる壁や建物内の間仕切り用壁などに使用
される建物の内装用のボードであり、壁構造において室
内側に配される。内壁用ボードとしては、たとえば、合
板、繊維板、木削板、セメント板、PC板(パルプセメ
ント板)、珪酸カルシウム板(珪カル板)、石こうボー
ド、ロックウールボード、硬質発泡ウレタン板、硬質発
泡スチレン板、高密度グラスウール板などの板状材料が
用いられる。内壁用ボードの室内側の面には、内装用の
表面化粧材層(たとえば、クロス、塗膜)が設けられて
いてもよい。
【0015】断熱材層を構成する断熱材としては、たと
えば、グラスウール、ロックウールおよびポリウレタン
フォームからなる群から選ばれる少なくとも1つが挙げ
られ、高密度ロックウール、硬質発泡スチレン板、硬質
発泡ウレタン板、低密度グラスウールなど、硬質の断熱
材が好ましい。内壁用ボードの片面を覆うように断熱材
が積層一体化され断熱材層が形成される。内壁用ボード
と断熱材との一体化は、たとえば、接着剤で両者を接着
することなどにより行われる。
【0016】なお、断熱材層の、内壁用ボード片面に積
層一体化した面とは反対面に多数の突起部が形成されて
いることができる。この突起部は、後述する粉体含有シ
ート状物の貫通孔を通して突出するものである。壁構造
形成時には突起部先端が外壁材内面に当接することによ
り、通気層が粉体含有シート状物と外壁材との間におい
て突起部以外の部分に、確実に、容易に形成される。ま
た、突起部は、外壁材を補強したり、あるいは、外壁材
取り付け用の胴縁を不要にしたりすることができる。
【0017】突起部の形状、大きさ、高さ、間隔、配置
などは特に制限はないが、壁構造において上下方向の空
気の流れを生じやすいように、あるいは、壁構造におい
て上下方向の空気の流れを生じやすくかつ外壁材を補強
できるように、設定されるのが好ましい。粉体含有シー
ト状物(粉体保持シートとも言う)は、粒子の振動によ
り吸音性能を発現する粉体を音響的に透明な表面シート
間の空間に充填してなる。粒子の振動(縦振動)により
吸音性能を発現する粉体は吸音特性に優れているので、
この粉体を用いた粉体含有シート状物では、粉体の充填
量を少なくしても、つまり粉体層厚みを薄くしても(粉
体含有シート状物の厚みをたとえば5mm以下、好ましく
は3mm以下にしても)低周波数域での吸音性能を発現で
きる。しかも、粉体を厚み方向について音響的に透明な
表面シート間の空間に充填した粉体含有シート状物は、
吸音性能と材料としての取り扱い性とを共に満足させる
ことが可能となる。
【0018】粉体含有シート状物は、断熱材層の、内壁
用ボード側の面とは反対面に積層一体化される。粉体含
有シート状物と断熱材との一体化は、たとえば、接着剤
で両者を接着することなどにより行われる。なお、断熱
材層の、内壁用ボード片面に積層一体化した面とは反対
面に多数の突起部が形成されている場合には、粉体含有
シート状物は突起部が貫通する多数の孔を有する。突起
部が粉体含有シート状物の孔を貫通して突出するよう
に、粉体含有シート状物と断熱材層とが積層一体化され
る。
【0019】粉体含有シート状物の孔の形状、大きさ、
間隔、配置などは断熱材層の突起部のそれらに合わせて
設定されるのが好ましい。粉体含有シート状物に用いる
表面シートとしては、厚み方向について音響的に透明で
あり、粉体のこぼれが防止できるものであれば特に限定
はされない。例えば通気性のあるペーパー、織物、不織
布シート、ガラスクロス等、あるいは厚みが概ね50μ
m以下のポリエステルシート、ポリエチレンシート、ビ
ニルシート等の高分子シートやアルミフォイル等の金属
箔などが挙げられる。これらのシートは用いる粉体の粒
径、粉体の充填量によって任意に選択される。シート
は、たとえば、筒状のシートの両端開口部を後述する方
法によって接着することにより袋状にしたもの、あるい
は、2枚のシートを対向するようにして重ね合わせ、周
縁部などを後述する方法によって接着することにより袋
状にしたものでもよい。また、断熱材層の突起部が貫通
する孔の縁も同様にして接着されうる。
【0020】粉体保持シートに含有される粉体として
は、粒子の振動により吸音性能を発現する粉体、たとえ
ば、特開平5−158483号公報、特開平5−173
577号公報で提案された吸音特性に優れた粉体が使用
されうる。粒子の振動により吸音性能を発現する粉体と
しては、フラット型またはピーク型の、吸音率の周波数
特性と持つものが挙げられる。吸音率の周波数特性がフ
ラット型またはピーク型でないと、低音域での吸音特性
に劣るおそれがある。
【0021】フラット型の、吸音率の周波数特性を有す
るとは、特定の周波数以上の周波数の音波が入射した時
に、ほぼ一定の吸音率を有することである。ここで、特
定の周波数は、粉体層の厚みによって変化するため、そ
の値には特に限定はない。フラット型の、吸音率の周波
数特性を有する粉体としては、 ・バーミキュライト(平均粒径:200〜400μm,
かさ密度:0.1g/cm3) ・湿式シリカ(平均粒径:400〜500μm,かさ密
度:約0.1〜0.2g/cm3 ) ・軟質炭酸カルシウム(平均粒径:1〜2μm,かさ密
度:約0.4g/cm3 ) ・ナイロンパウダー(平均粒径:180〜500μm,
かさ密度:約0.5g/cm 3 ) ・フェライト仮焼品(平均粒径:1.3〜1.5μm,
かさ密度:約1.0g/cm 3 ) ・金マイカ(平均粒径:650μm,かさ密度:約0.
5〜0.6g/cm3 ) 等が挙げられ、それぞれ単独で使用されたり、あるい
は、2以上の粉体が併用されたりする。
【0022】ピーク型の吸音率の周波数特性を有すると
は、吸音率の周波数特性曲線が上に凸の極大値を有する
ことである。ここで、上に凸の極大値となる周波数は、
粉体層の厚みによって変化するため、その値には特に限
定はない。ピーク型の吸音率の周波数特性を有する粉体
としては、シリカ、マイカ、タルク等が挙げられる。よ
り具体的には、たとえば、 ・金マイカ(平均粒径:40μm,かさ密度:約0.4
g/cm3 ) ・湿式シリカ(平均粒径:7〜150μm,かさ密度:
約0.1〜0.3g/cm3) ・球状シリカ(平均粒径:3〜28μm,かさ密度:約
0.3〜0.9g/cm3 ) ・タルク(平均粒径:1.5〜9.4μm,かさ密度:
約0.3〜0.5g/cm3) ・アクリル樹脂微粉体(平均粒径:1〜2μm,かさ密
度:約0.3g/cm3 ) ・ケイ酸カルシウム粉体(平均粒径:20〜30μm,
かさ密度:約0.1g/cm 3 ) ・パーライト粉体(平均粒径:100〜150μm,か
さ密度:約0.1〜0.2g/cm3 ) ・フッ素樹脂粉体(平均粒径:5〜25μm,かさ密
度:約0.4〜0.5g/cm 3 ) ・ベントナイト(平均粒径:0.3〜3.5μm,かさ
密度:約0.5〜0.8g/cm3 ) ・シラスバルーン(平均粒径:30〜50μm,かさ密
度:約0.2〜0.3g/cm3 ) ・溶融シリカ(平均粒径:5〜32μm,かさ密度:約
0.5〜0.8g/cm3 ) ・炭化ケイ素粉体(平均粒径:0.4〜5.0μm,か
さ密度:約0.6〜1.1g/cm3 ) ・ナイロンパウダー(平均粒径:5〜250μm,かさ
密度:約0.3〜0.5g/cm3 ) ・アクリル樹脂粉体(平均粒径:45μm,かさ密度:
約0.6〜0.7g/cm3) ・炭素繊維粉体(平均繊維径:14〜18μm,繊維
長:100〜200μm,かさ密度:約0.5〜0.6
g/cm3 ) ・二酸化チタン粉体(平均粒径:0.1〜0.25μ
m,かさ密度:約0.5〜0.7g/cm3 ) ・炭酸カルシウム粉体(平均粒径:3〜30μm,かさ
密度:約0.6〜1.0g/cm3 ) ・塩化ビニル樹脂粉体(平均粒径:130μm,かさ密
度:約0.5g/cm3 ) ・バリウムフェライト磁粉(平均粒径:1.8〜2.2
μm,かさ密度:約1.5g/cm3 ) ・シリコーンパウダー(平均粒径:0.3〜0.7μ
m,かさ密度:約0.2〜0.3g/cm3 ) 等が挙げられ、それぞれ単独で使用されたり、あるい
は、2以上の粉体が併用されたりする。
【0023】請求項16に記載の壁構造は、内壁用ボー
ドが建物の室内側に配された請求項1〜15のいずれか
に記載の内壁材と、内壁材の粉体含有シート状物に対面
するように通気層を介して建物の室外側に配された外壁
材とを備えている。外壁材としては、繊維板、金属サイ
ディング板、木片セメント板、炭酸マグネシュウム板、
押し出し成型板などの一般に用いられる建築材料ならば
よい。
【0024】通気層は、建物下部から入った空気が粉体
含有シート状物と外壁材との間を通って上昇し、屋根裏
を通って外部に出るという通気路の一部を構成する空気
層である。
【0025】
【作用】本発明の内壁材は、内壁用ボードと断熱材と粉
体含有シート状物とが積層一体化されているので、断熱
材と粉体含有シート状物とをそれぞれ別々に施工するこ
となく容易に壁構造を形成することができる。この内壁
材では、断熱材層の通気層側表面が粉体含有シート状物
で覆われているため、外壁材との間に通気層が形成され
るように内壁材と外壁材とを取り付けることにより、断
熱材による通気層の閉塞が生じにくい壁構造を形成でき
る。これにより、通気層が確保でき、壁内の通気がよく
なる。すなわち、建物下部から壁内に入った空気が粉体
含有シート状物と外壁材との間を通って上昇し、屋根裏
を通って外部に出ることにより容易に自然換気または強
制換気される。このため、壁構造内で結露が生じにくく
なる。粉体含有シート状物は、粒子の振動により吸音性
能を発現する粉体が音響的に透明な表面シート間の空間
に充填されているため、吸音性能を有しており、壁構造
に遮音性能を付与できる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に本発明を、その実施形態を示
す図面を参照しながら詳しく説明する。 −第1実施形態− 図1のAに示す内壁材5は、内壁用ボード1と内壁用ボ
ード1の屋外側片面に積層一体化した断熱材4層と断熱
材層に積層一体化した粉体含有シート状物7とを備えて
いる。内壁材5の粉体含有シート状物7と外壁材2との
間に通気層6を形成するように、内壁材5と外壁材2と
が施工され壁構造を構成している。この壁構造は、図1
3にみるように、家屋の壁に用いられる。図1と図13
において矢印は空気の流れを示す。
【0027】粉体含有シート状物7は、音響的に透明な
表面シート9,9間の空間に粉体8を充填してなる。粉
体8は、粒子の振動(縦振動)により吸音性能を発現す
るものである。また、シート状物7は、粉体8が表面シ
ート9,9間の空間に閉塞されているので、粉体8のこ
ぼれを防止でき、取扱性に優れ、かつ粉体8の縦振動に
より低周波数域において高い吸音特性を有する。
【0028】内壁用ボード1としては、石こうボード、
合板、繊維板、木削板、セメント板、PC板、珪酸カル
シウム板などの一般に用いられる建築材料ならばよい。
断熱材4としては、高密度のロックウール、硬質発泡ス
チレン、硬質発泡ウレタンなど硬質の断熱材ならばよ
い。外壁材2としては、繊維板、金属サイディング、木
片セメント板、炭酸マグネシュウム板、押し出し成型板
などの一般に用いられる建築材料ならばよい。
【0029】また、内壁材5は内壁用ボード1と断熱材
4とを有するが、例えば、内壁用ボード1が高密度グラ
スウールであり、断熱材4が低密度グラスウールのよう
な傾斜材料的な構成でもよい。内壁用ボード1として合
板および/または石こうボードを用い、断熱材4として
グラスウール、ロックウールおよびポリウレタンフォー
ムからなる群から選ばれる少なくとも1つを用いること
により、上記結露防止効果に加え、十分な断熱性を付与
できる。
【0030】内壁用ボード1としてロックウールボー
ド、硬質発泡ウレタン板および硬質発泡スチレン板から
なる群から選ばれる少なくとも1つを用い、断熱材4と
してグラスウール、ロックウールおよびポリウレタンフ
ォームからなる群から選ばれる少なくとも1つを用いる
ことにより、内壁用ボード1として合板および/または
石こうボードを用いる場合に比べて断熱性を更に向上し
うる。
【0031】また、粉体8としては、たとえば、 ・0.1〜1000μmの平均粒径と0.1〜1.5kg
/m3 の範囲のかさ密度とを有する粉体、 ・0.1〜1000μmの平均粒径と0.1〜1.5kg
/m3 の範囲のかさ密度とを有する第1粉体とバネ定数1
×102N/m以下の微小繊維からなる第2粉体との混合粉
体、または、 ・0.1〜1000μmの平均粒径と0.1〜1.5kg
/m3 の範囲のかさ密度とを有する第1粉体とバネ定数1
×102N/m以下の微小繊維からなる第2粉体とを有し、
前記微小繊維が前記第1粉体の粒子の表面に付着した粉
体、 が挙げられる。粉体8がこれら3種のうちのいずれかで
ある場合には、内壁用ボード1や断熱材4が上記のもの
である場合や上記のものでない場合に得られる遮音性能
を更に向上しうる。
【0032】粉体の平均粒径またはかさ密度が前記範囲
を外れると、低音域での吸音特性に劣るおそれがある。
低音域での吸音特性をより高めるという点からは、1〜
300μmの平均粒径と0.1〜0.8kg/m3 の範囲の
かさ密度とを有する粉体がより望ましい。粉体含有シー
ト状物7における粉体としては、 ・0.1〜1000μmの平均粒径と0.1〜1.5kg
/m3 の範囲のかさ密度と(好ましくは、1〜300μm
の平均粒径と0.1〜0.8kg/m3 の範囲のかさ密度
と)を有する第1粉体とバネ定数1×102N/m以下(好
ましくはバネ定数10N/m 以下)の微小繊維からなる第
2粉体との混合粉体、または、 ・0.1〜1000μmの平均粒径と0.1〜1.5kg
/m3 の範囲のかさ密度と(好ましくは、1〜300μm
の平均粒径と0.1〜0.8kg/m3 の範囲のかさ密度
と)を有する第1粉体とバネ定数1×102N/m以下(好
ましくはバネ定数10N/m 以下)の微小繊維からなる第
2粉体とを有し、前記微小繊維が前記第1粉体の粒子の
表面に付着した粉体 を用いることがより一層望ましい。これらの粉体を用い
ることにより、低音域での吸音特性がより向上する。微
小繊維のバネ定数が前記範囲を外れると、低音域での吸
音特性に劣るおそれがある。
【0033】具体的には、粉体8の代わりに、図7に示
すように、粉体粒子80の表面に、上記数値範囲内のバ
ネ定数を有する微小繊維81からなる粉体とを混合する
か、あるいは、粉体粒子80からなる粉体の該粒子80
の表面に微小繊維81からなる粉体の該微小繊維81を
付けることで、粉体粒子80からなる粉体よりさらに吸
音特性を低音域化することができ、粉体層の厚み(また
は、シート状物の厚み)をより低減することが可能とな
る。
【0034】粉体粒子80に付着・混合させる微小繊維
81としては、金属ウィスカーなどのウィスカー、プラ
スティック繊維、植物繊維、ガラス繊維やそれらが凝集
した構造体等が用いられる。より具体的には、チタン酸
カリウムウィスカー、炭化ケイ素ウィスカー、酸化亜鉛
ウィスカー、ケイ酸カルシウム針状粉体、セピオライト
等が挙げられる。繊維径および繊維長についても特に限
定はされないが、通常平均繊維径が0.1〜10μmの
範囲であり、繊維長は数μmから数十μmまでの範囲内
である。
【0035】微小繊維81は、これらに限定されるもの
ではなく、バネ定数が1×102N/m以下のものであれば
良く、望ましくはバネ定数が10N/m 以下のものであ
る。さらには、粉体粒子80と微小繊維81との混合割
合は特に限定はされないが、粉体粒子80からなる粉体
と微小繊維81からなる粉体との重量比率は、たとえ
ば、20:1〜1:10の範囲内であり、5:1〜1:
3の範囲内が好ましい。微小繊維粉体の比率が、前記範
囲を外れると低音域での吸音特性に劣るおそれがある。
粉体粒子80への微小繊維81の付着方法についても特
に限定はされないが、たとえば、希釈したバインダーに
微小繊維体を混合し、熱風中を流動している粉体粒子に
スプレーする方法や、あるいは、熱融着性バインダーを
コーティングした粉体粒子と微小繊維を混合加熱すると
いう方法などがある。
【0036】粉体8,80の吸音機構を説明する。粉体
層に音波が入射すると、粉体層の縦振動モードが励起さ
れ、そのモードが生じる周波数帯域では吸音率が大きく
なる。吸音率が大きくなる周波数をピーク周波数(f
r)とすると、frは、粉体層のヤング率E、かさ密度
ρ、粉体層厚みtで次式のように表すことができる。 fr=(E/ρ)1/2 /4t 粉体層のヤング率Eは粉体粒子表面のバネ定数で決定さ
れる。
【0037】通常、粉体粒子表面のバネ定数は1×10
2N/mよりも大きいため、前記微小繊維81のバネ定数が
1×102N/m以下と粉体粒子1個のバネ定数よりも小さ
ければ、吸音特性をさらに低音域化することができる。
粉体含有シート状物7の厚みは、5mm以下とすることが
でき、好ましくは3mm以下である。前述したように、吸
音ピーク周波数frは粉体物性(E/ρ)1/2と粉体層
厚みtによって決定される。そのため、要求される吸音
特性に応じて粉体含有シート状物の厚みと用いる粉体層
を選択する必要がある。低音域で高い吸音特性を得るた
めには、厚みを増やすことが有効であるが、5mmを越え
る厚みになると、シートとしての取り扱い性が困難とな
る。
【0038】内壁用ボード1と断熱材4と粉体含有シー
ト状物7とを一体化する方法としては特に限定はされ
ず、たとえば、糸で縫いつける、ボードやシートに接着
剤あるいは粘着剤を付着させ接着する、熱融着のバイン
ダーにより接着する等の方法が挙げられる。 −第2実施形態− 第1実施形態の、内壁材5および壁構造において、断熱
材層4の代わりに断熱材層40が、かつ、粉体含有シー
ト状物7の代わりに粉体含有シート状物17が使用され
ることができる。断熱材層40は、図3および図4にみ
るように、内壁用ボード1との積層面とは反対面に多数
の突起部30をしている。突起部30は、円柱、円錐、
角柱、角錐、円錐台、角錐台、半球、線条(たとえば鉛
直方向に延びる線条)などの形で、粉体含有シート状物
17の厚みと通気層6の幅との合計と同じ高さを有し、
壁構造における鉛直方向の通気路を形成するように設け
られている。突起部30を含む断熱材層40は、断熱材
をそのような形状となるように全体的に一体に作られた
り、別々に作られて接着剤や熱融着などにより一体化す
るように接合されたりすることができる。粉体含有シー
ト状物17は、粉体含有シート状物7において突起部3
0が貫通しうる孔91(図5参照)を有すること、およ
び孔91の縁部が接着部分90となっていること以外
は、粉体含有シート状物7と同じである。ただし、第2
実施形態の壁構造では、胴縁を用いずに、突起部30を
用いることにより通気層6を形成することができる。こ
のようにすると、省施工性がより向上する。
【0039】−第3実施形態− 第1実施形態および第2実施形態の、内壁材5および壁
構造において、粉体含有シート状物7および17は、表
面シート9,9間の空間が面状に配置された多数の小空
間に仕切られていて、粉体8が多数の小空間に充填され
ていることができる。たとえば、図1のBと図2、また
は図5にみるように、表面シート9,9同士が部分的に
接着されており(接着部分90)、粉体8が接着部分9
0によりセル状のユニット構造に分割されている。つま
り、シート9,9が部分的に接着されていることによっ
て格子状構造(またはセル構造)を持ち、粉体8がシー
ト9内部に分割・保持されている。このように接着部分
90で囲まれたセル構造内部に粉体8が充填されている
ため、粉体8の移動が接着部分90によって妨げられ、
粉体の偏り等による吸音性能の低下を抑制できる。
【0040】シート9,9を部分的に接着させる方法と
しては特に限定はされず、たとえば、糸で縫いつける、
シートに接着剤あるいは粘着剤を付着させ接着する、熱
融着のバインダーにより接着する等の方法が挙げられ
る。つまり、通常の取り扱いの範囲で接着部分が維持で
きれば良い。シートの接着部分で囲まれるセル部分のサ
イズとしては、通常数cmから数十cmの範囲であれば、吸
音特性に影響を与えないが、セルサイズが小さいほど、
切断等によって崩されるセル構造が少なく粉体のこぼれ
が少なくなるといった利点がある。
【0041】第3実施形態では、表面シート9として
は、シート9同士を接着させるので、粘着性、接着性、
熱融着性を有するものが望ましい。あるいは、バインダ
ー等により表面シート9同士を接着させる場合には、表
面シート9は、粘着性、接着性、または熱融着性を有す
る必要はなく、上記第1および第2実施形態の粉体含有
シート状物7および17に用いられるシート9と同様の
材質が使用できる。
【0042】−第4実施形態− 第1実施形態および第2実施形態の、内壁材5および壁
構造において、粉体含有シート状物7および17の代わ
りに図8〜9に示すような粉体含有シート状物27を用
いることができる。シート状物27は、シート状物7お
よび17において、表面シート9,9間の空間に多孔質
基材93が充填されており、粉体8が多孔質基材93の
空隙に含まれている(図10参照)こと以外はシート状
物7および17とそれぞれ同じである。
【0043】多孔質基材93は、骨格となるシート状多
孔質材であり、たとえば、ポリエステル系不織布、レー
ヨン、ナイロン、ポリプロピレン系の不織布や、グラス
ウール、ロックウール等の繊維構造体、発泡ウレタン等
の発泡樹脂材などが挙げられる。第4実施形態では、表
面シート9としては、多孔質基材93と接着させ、粉体
含有シート状物として一体化させるときには、粘着性、
接着性、熱融着性を有するものが望ましい。あるいは、
バインダー等により表面シート9と多孔質基材93とを
接着させる場合には、表面シート9は、粘着性、接着
性、または熱融着性を有する必要はなく、上記第1およ
び第2実施形態の粉体含有シート状物7および17に用
いられるシート9と同様の材質が使用できる。
【0044】−第5実施形態および第6実施形態− 第1実施形態および第2実施形態の、内壁材5および壁
構造において、粉体含有シート状物7および17の代わ
りに図11に示すような粉体含有シート状物37を用い
ることができる。シート状物37は、シート状物7およ
び17において、表面シート9,9間の空間に格子状構
造体(図11ではメッシュ状に編まれた構造体94)が
挟み込まれており、構造体94が面状に配置された表裏
面開口した多数のセルを有し、粉体8が構造体94の空
隙に含まれていること以外はシート状物7および17と
それぞれ同じである。
【0045】あるいは、第1実施形態および第2実施形
態の、内壁材5および壁構造において、粉体含有シート
状物7および17の代わりに図12に示すような粉体含
有シート状物47を用いることができる。シート状物4
7は、シート状物7および17において、表面シート
9,9間の空間に格子状構造体(図12ではハニカム9
5)が挟み込まれており、ハニカム95が面状に配置さ
れた表裏面開口した多数のセルを有し、粉体8がハニカ
ム95の空隙に含まれていること以外はシート状物7お
よび17とそれぞれ同じである。
【0046】構造体94およびハニカム95の開口部分
を表面シート9で閉じている。粉体含有シート状物の骨
格となる格子状構造体としては、図11に示すように、
メッシュ形状を有するものや、あるいは図12に示すよ
うなハニカム形状を有するものなどが挙げられ、より具
体的には、メッシュ状になった高分子シート、ペーパー
ハニカム等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。しかし、シートとしての取り扱い性の観点か
ら、格子状構造体が柔軟性を有するものがより一層望ま
しい。
【0047】第5および6実施形態では、表面シート9
としては、構造体94やハニカム95と接着させ、粉体
含有シート状物として一体化させるときには、粘着性、
接着性、熱融着性を有するものが望ましい。あるいは、
バインダー等により表面シート9と構造体94やハニカ
ム95とを接着させる場合には、表面シート9は、粘着
性、接着性、または熱融着性を有する必要はなく、上記
第1および第2実施形態の粉体含有シート状物7および
17に用いられるシート9と同様の材質が使用できる。
【0048】−第7実施形態− 第1〜6実施形態のそれぞれの、内壁材5および壁構造
において、断熱材4として、200kg/m3 以下のかさ密
度と1.0×103 〜1.0×106N/m2 の範囲内のヤ
ング率とを有する第1多孔質材を用いることができる。
このような構造により、断熱材4が第1多孔質材ではな
い場合に比べて、低周波数域においてより優れた吸音性
能を持たせることができる。
【0049】第1多孔質材は、かさ密度200kg/m3
下、ヤング率1.0×103 〜1.0×106N/m2 の範
囲内であれば、特に限定はされないが、通常、ロックウ
ール、グラスウール、不織布等の無機及び有機繊維から
なる繊維質材や、ウレタン等の発泡樹脂体等が用いられ
る。第1多孔質材のかさ密度またはヤング率が上記範囲
を外れると、シート状物の共振が困難となり、低周波数
域での吸音作用が低くなるおそれがある。第1多孔質材
の密度およびヤング率は、用いる多孔質材の厚みに応じ
て最適な範囲を選ぶのがよい。多孔質材の厚みを薄くす
る場合は、比較的低いかさ密度でヤング率の小さなもの
を選ぶのがよい。
【0050】通常、ロックウール、グラスウールといっ
た、かさ密度が200kg/m3 以下の第1多孔質材では5
00Hz以上の中高音域で吸音特性を示すが、低周波数
域での吸音作用はほとんどない。しかし、第7実施形態
の場合、第1多孔質材をバネにした粉体含有シート状物
の共振による吸音作用によって、低周波数域での吸音作
用が高まる。さらには、前記粉体含有シート状物が音波
透過性を有するため、粉体含有シート状物を透過した音
波が、第1多孔質材内部に入射することにより、中高音
域での吸音特性も付与できる。そのため、粉体含有シー
ト状物の厚み、充填する粉体の種類、物性に応じて、積
層する第1多孔質材の材質が任意に選択される。
【0051】−第8実施形態− 第7実施形態の、内壁材5および壁構造において、内壁
用ボード1として、300〜500kg/m3 の範囲内のか
さ密度と1.0×106 〜1.0×108N/m2の範囲内
のヤング率とを有する第2多孔質材を用いることができ
る。このような構造により、断熱材4が第1多孔質材で
はない場合に比べて、低周波数域においてより優れた吸
音性能を持たせることができる。
【0052】第2多孔質材は、かさ密度が300〜50
0kg/m3 の範囲内であり、ヤング率1.0×106
1.0×108N/m2 の範囲内であれば、特に限定はされ
ないが、具体的には、ロックウール繊維とバインダーか
らなるロックウール吸音板や、ロックウール、グラスウ
ールといった無機繊維を、フェノール樹脂等のバインダ
ーで成形したボード、あるいは、ウレタンボードのよう
な発泡性樹脂ボードが挙げられる。
【0053】第2多孔質材のかさ密度またはヤング率が
上記範囲を外れると、シート状物の共振が困難となり、
低周波数域での吸音作用が低くなるおそれがある。第2
多孔質材の密度およびヤング率は、用いる多孔質材の厚
みに応じて最適な範囲を選ぶのがよい。第2多孔質材の
厚みを薄くする場合は、比較的低いかさ密度でヤング率
の小さなものを選ぶのがよい。第2多孔質材は、かさ密
度が300〜500kg/m3 の範囲内であり、ヤング率
1.0×106 〜1.0×108N/m2 の範囲内であるの
で、ボードとしての取り扱いが可能であり、しかも、多
孔質材としての中高音域での吸音効果と、粉体含有シー
ト状物の低周波数域での吸音効果が同時に得られる。
【0054】−第9実施形態− 第1〜6実施形態のそれぞれの、内壁材5および壁構造
において、断熱材4として、300〜500kg/m3 の範
囲内のかさ密度と1.0×106 〜1.0×108N/m2
の範囲内のヤング率とを有する第2多孔質材を用いるこ
とができる。このような構造により、断熱材4が第1ま
たは第2多孔質材ではない場合に比べて、低周波数域に
おいてより優れた吸音性能を持たせることができる。
【0055】第2多孔質材は、かさ密度が300〜50
0kg/m3 の範囲内であり、ヤング率1.0×106
1.0×108N/m2 の範囲内であれば、特に限定はされ
ないが、具体的には、ロックウール繊維とバインダーか
らなるロックウール吸音板や、ロックウール、グラスウ
ールといった無機繊維を、フェノール樹脂等のバインダ
ーで成形したボード、あるいは、ウレタンボードのよう
な発泡性樹脂ボードが挙げられる。
【0056】第2多孔質材のかさ密度またはヤング率が
上記範囲を外れると、シート状物の共振が困難となり、
低周波数域での吸音作用が低くなるおそれがある。第2
多孔質材の密度およびヤング率は、用いる多孔質材の厚
みに応じて最適な範囲を選ぶのがよい。第2多孔質材の
厚みを薄くする場合は、比較的低いかさ密度でヤング率
の小さなものを選ぶのがよい。第2多孔質材は、かさ密
度が300〜500kg/m3 の範囲内であり、ヤング率
1.0×106 〜1.0×108N/m2 の範囲内であるの
で、弾性率が空気の体積弾性率よりも1オーダー以上大
きくなり、粉体含有シート状物の共振による吸音効果は
得られない反面、ボードとしての取り扱いが可能である
といった利点が得られる。さらには、第2多孔質材と粉
体含有シート状物とを積層することで、多孔質材として
の中高音域での吸音効果と、粉体含有シート状物の低周
波数域での吸音効果が同時に得られる。
【0057】本発明の内壁材は、上記内壁用ボードと断
熱材層と粉体含有シート状物とを備えた内壁パネルとし
て取り扱うことができる。内壁材は、必要に応じて、下
地材などへの取り付けに使われる枠体を有していてもよ
い。
【0058】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例を示すが、
本発明は下記実施例に限定されない。 (実施例1)図1のAに示す、内壁材5および壁構造に
おいて、内壁用ボード1は石膏ボード(厚み12mm)、
断熱材4は密度が100kg/m3 、ヤング率が2×105
N/m2のロックウール(厚み80mm)を用いる。外壁材
2はALC板(オートクレーブ養生した軽量気泡コンク
リート板)または石綿セメント板(いずれも厚み12m
m)を用いる。粉体含有シート状物7は、表面シート9
により粉体8が閉塞された厚みが5mmのシートである。
粉体8としては平均粒径150μmでかさ密度0.3kg
/m3 のシリカ粉体(ピーク型の吸音率の周波数特性を有
する)を用いる。表面シート9は、厚みが200μm、
メッシュ径が約20μmの通気性を有するガラスクロス
である。表面シート9同士は熱融着性のバインダーによ
って外周縁部が接着されていて、シート9間の空間に粉
体8が充填されている。粉体8のこぼれを防止するため
に、ガラスクロス9で粉体8が閉塞されたシート状物7
となっているため、取扱性に優れ、かつ粉体8の縦振動
により低周波数域において高い吸音特性を有する。しか
も、この内壁材5を使って形成した、家屋の壁構造で
は、図1のAおよび図13にみるように、壁内を空気が
上向きに流れるため、壁内での結露が防がれる。
【0059】(実施例2)図3および図4に示す、内壁
材5および壁構造は、実施例1のものにおいて、断熱材
4の代わりに断熱材40を用い、粉体含有シート状物7
の代わりに17を用いること以外は同じである。断熱材
40は密度が100kg/m3 、ヤング率が2×105 N/
m2のロックウール(厚み98mm)であり、外壁材側の表
面には50mmのピッチで多数の突起部30付きで作られ
たものである。突起部30は、底部の直径50mm、高さ
18mmの円錐台である。断熱材40は、突起部30を除
く厚みが約80mmである。粉体含有シート状物17は、
図5にもみるように、突起部30と同じピッチで直径5
0mmの孔を有していること以外は粉体含有シート状物7
と同じである。突起部30は粉体含有シート状物17の
孔91から突出して外壁材2内面に当接している。
【0060】(実施例3)実施例3の、内壁材5および
壁構造は、実施例1または2のものにおいて、内壁用ボ
ード1として合板(厚み12mm)、断熱材4として密度
が80kg/m3 、ヤング率が1×105 N/m2のグラスウ
ール(厚み80mm)を用いること以外は実施例1または
2のものと同じである。
【0061】(実施例4)実施例4の、内壁材5および
壁構造は、実施例3のものにおいて、内壁用ボード1と
して密度が400kg/m3 、ヤング率が7×106 N/m2
のロックウール(厚み9mm)を用いること以外は実施例
3のものと同じである。 (実施例5)実施例5の、内壁材5および壁構造は、実
施例1〜4のものにおいて、表面シート9同士が部分的
に接着されており(接着部分90)、その接着部分90
で囲まれたセル構造内部に粉体8が充填されていること
以外は実施例1〜4のものと同じである。このため、粉
体8の偏りによる吸音性能の劣化等を防ぐことができ
る。
【0062】(実施例6)実施例6の、内壁材5および
壁構造は、実施例1〜4のものにおいて、次の点で異な
ること以外は同じである。粉体含有シート状物7または
17の代わりに粉体含有シート状物27を用い、表面シ
ート9として厚み25μmのポリエステルフィルムを用
い、多孔質基材93としてシート状繊維構造体であるポ
リプロピレン系不織布を用い、粉体8がその不織布空隙
内部に含まれていて、粉体含有シート状物27の総厚み
が約2mmである。
【0063】(実施例7)実施例7の、内壁材5および
壁構造は、実施例1〜4のものにおいて、粉体含有シー
ト状物7または17の代わりに粉体含有シート状物47
を用いる以外は同じである。粉体含有シート状物47
は、図12に示すように、粉体8が、骨格となるセル構
造体であるペーパーハニカム95のセル内部に含まれて
いる。さらには、ペーパーハニカム95の表裏面開口部
分に、厚み25μmポリエステルフィルムに粘着層を2
5μmの厚みで設けた粘着性ポリエステルフィルム(表
面シート9)を接着させることによって、シート状に成
形されている。粉体含有シート状物47の総厚みは、約
2mmである。
【0064】(実施例8)実施例8の、内壁材5および
壁構造は、実施例1〜7のものにおいて、粉体8とし
て、平均粒径150μmでかさ密度0.3kg/m3 のシリ
カ粉体(ピーク型の吸音率の周波数特性を有する)と、
微小繊維構造体である炭化ケイ素ウィスカー(平均繊維
径0.4μm、繊維長5〜20μmの範囲内、バネ定数
10N/m )を重量比1:1で混合して得られた混合粉体
を用いること以外は実施例1〜7と同じである。
【0065】(実施例9)実施例9の、内壁材5および
壁構造は、実施例1〜7のものにおいて、粉体8とし
て、平均粒径150μmでかさ密度0.3kg/m3 のシリ
カ粉体(ピーク型の吸音率の周波数特性を有する)と、
微小繊維構造体であるケイ酸カルシウム針状粉体(平均
繊維径1μm、繊維長5〜10μmの範囲内、バネ定数
16N/m )を重量比1:1で混合して得られた混合粉体
を用いること以外は実施例1〜7と同じである。
【0066】(実施例10)実施例10の、内壁材5お
よび壁構造は、実施例1〜7のものにおいて、粉体8と
して、平均粒径150μmでかさ密度0.3kg/m3 のシ
リカ粉体(ピーク型の吸音率の周波数特性を有する)の
各粒子に、微小繊維構造体である炭化ケイ素ウィスカー
(平均繊維径0.4μm、繊維長5〜20μmの範囲
内、バネ定数10N/m )の粒子(粉体同士の重量比1:
1)と水性のウレタンエマルジョンバインダーの混合溶
液をスプレーコーティングし、熱風中で乾燥させ付着さ
せて得られた粉体を用いること以外は実施例1〜7と同
じである。
【0067】(実施例11)実施例11の、内壁材5お
よび壁構造は、実施例1〜7のものにおいて、粉体8と
して、平均粒径150μmでかさ密度0.3kg/m3 のシ
リカ粉体(ピーク型の吸音率の周波数特性を有する)の
各粒子に、微小繊維構造体であるケイ酸カルシウム針状
粉体(平均繊維径1μm、繊維長5〜10μmの範囲
内、バネ定数16N/m )の粒子(粉体同士の重量比1:
1)と水性のウレタンエマルジョンバインダーの混合溶
液をスプレーコーティングし、熱風中で乾燥させ付着さ
せた構造の粉体を用いること以外は実施例1〜7と同じ
である。
【0068】(実施例12)実施例12の、内壁材5お
よび壁構造は、実施例1〜11のものにおいて、断熱材
4として、厚み25mm、密度24kg/m3、ヤング率3×
103N/m2 のロックウールファイバーを用いること以外
は同じである。 (実施例13)実施例13の、内壁材5および壁構造
は、実施例12のものにおいて、内壁用ボード1とし
て、厚み12mm、密度400kg/m3、ヤング率7×10
6N/m2 のロックウール吸音板を用いること以外は同じで
ある。
【0069】(実施例14)実施例14の、内壁材5お
よび壁構造は、実施例1〜11のものにおいて、断熱材
4として、厚み12mm、密度400kg/m3、ヤング率7
×106N/m2 のロックウール吸音板を用いること以外は
同じである。 本発明の粉体含有シート状物における粉体8としては、
以上実施例1から14までに示したものに限定されな
い。ただし、粉体としては、0.1〜1000μmの平
均粒径と0.1〜1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有
する第1粉体とバネ定数1×102N/m以下の微小繊維か
らなる第2粉体との混合粉体であるか、または、0.1
〜1000μmの平均粒径と0.1〜1.5kg/m3 の範
囲のかさ密度とを有する第1粉体とバネ定数1×102N
/m以下の微小繊維からなる第2粉体とを有し、前記微小
繊維が前記第1粉体の粒子の表面に付着しているものを
用いることがより一層望ましい。つまり、吸音特性に優
れた粉体を用いることによって、粉体の充填量、つまり
粉体層厚みを薄くしても低周波数域での吸音性能を発現
できる。そのため、シート状に成形した粉体含有シート
状物において、吸音性能と材料としての取り扱い性共に
満足させることが可能となる。
【0070】
【発明の効果】本発明の内壁材は、内壁用ボードと、内
壁用ボード片面に積層一体化した断熱材層と、粒子の振
動により吸音性能を発現する粉体を音響的に透明な表面
シート間の空間に充填してなる、断熱材層に積層一体化
した粉体含有シート状物とを備えているので、省施工が
実現でき、通気層を確保できることにより壁内の通気が
良くなり、結露防止に効果を発揮する。また、粉体含有
シート状物により遮音性能を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の壁構造を示す断面図。
【図2】粉体含有シート状物7の斜視図。
【図3】本発明の第2実施形態の壁構造を示す断面図。
【図4】本発明の第2実施形態の内壁材を示す斜視図。
【図5】粉体含有シート状物17の断面構造を表した
図。
【図6】粉体含有シート状物17の斜視図。
【図7】粉体粒子の表面に微小繊維体を付けた粉体の概
念図。
【図8】粉体含有シート状物27の断面構造を表した
図。
【図9】粉体含有シート状物27を表した分解斜視図。
【図10】粉体含有シート状物27の内部構造を表す概
念図。
【図11】粉体含有シート状物37を表した分解斜視
図。
【図12】粉体含有シート状物47を表した分解斜視
図。
【図13】家屋における通気例を表した説明図。
【図14】従来の壁構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 内壁用ボード 2 外壁材 4 断熱材 5 内壁材 6 通気層 7 粉体含有シート状物 8 粉体 9 音響的に透明な表面シート 17 粉体含有シート状物 27 粉体含有シート状物 37 粉体含有シート状物 47 粉体含有シート状物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 兼司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 安藤 秀行 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の内壁に使用する壁用ボードと、前記
    壁用ボード片面に積層一体化した断熱材層と、前記断熱
    材層に積層一体化した粉体含有シート状物とを備え、前
    記粉体含有シート状物が、粒子の振動により吸音性能を
    発現する粉体を音響的に透明な表面シート間の空間に充
    填してなる、内壁材。
  2. 【請求項2】建物の内壁に使用する壁用ボードと、片面
    に多数の突起部を有し他面を前記壁用ボード片面に積層
    一体化した断熱材層と、前記突起部が貫通する多数の孔
    を有し前記断熱材層に積層一体化した粉体含有シート状
    物とを備え、前記突起部先端が前記粉体含有シート状物
    の前記孔から突出しており、前記粉体含有シート状物
    が、粒子の振動により吸音性能を発現する粉体を音響的
    に透明な表面シート間の空間に充填してなる、内壁材。
  3. 【請求項3】前記壁用ボードが、合板および石膏ボード
    からなる群から選ばれる少なくとも1つであり、前記断
    熱材が、グラスウール、ロックウールおよびポリウレタ
    ンフォームからなる群から選ばれる少なくとも1つであ
    る、請求項1または2に記載の内壁材。
  4. 【請求項4】前記壁用ボードが、ロックウールボード、
    硬質発泡ウレタンボードおよび硬質発泡スチレンボード
    からなる群から選ばれる少なくとも1つであり、前記断
    熱材が、グラスウール、ロックウールおよびポリウレタ
    ンフォームからなる群から選ばれる少なくとも1つであ
    る、請求項1または2に記載の内壁材。
  5. 【請求項5】前記表面シート間の空間が面状に配置され
    た多数の小空間に仕切られていて、前記粉体が前記多数
    の小空間に充填されている、請求項1〜4のいずれかに
    記載の内壁材。
  6. 【請求項6】前記表面シート間の空間に多孔質基材が充
    填されており、前記粉体が前記多孔質基材の空隙に含ま
    れている、請求項1〜4のいずれかに記載の内壁材。
  7. 【請求項7】前記表面シート間の空間に格子状構造体が
    挟み込まれていて、前記格子状構造体が、面状に配置さ
    れ表裏面開口した多数のセルを有し、前記粉体が前記セ
    ル内に含まれている、請求項1〜4のいずれかに記載の
    内壁材。
  8. 【請求項8】前記粉体が、0.1〜1000μmの平均
    粒径と0.1〜1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有す
    る、請求項1〜7のいずれかに記載の内壁材。
  9. 【請求項9】前記粉体が、0.1〜1000μmの平均
    粒径と0.1〜1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有す
    る第1粉体とバネ定数1×102N/m以下の微小繊維から
    なる第2粉体との混合粉体である、請求項1〜7のいず
    れかに記載の内壁材。
  10. 【請求項10】前記粉体が、0.1〜1000μmの平
    均粒径と0.1〜1.5kg/m3 の範囲のかさ密度とを有
    する第1粉体とバネ定数1×102N/m以下の微小繊維か
    らなる第2粉体とを有し、前記微小繊維が前記第1粉体
    の粒子の表面に付着している、請求項1〜7のいずれか
    に記載の内壁材。
  11. 【請求項11】前記粉体含有シート状物が5mm以下の厚
    みを有する、請求項1〜10のいずれかに記載の内壁
    材。
  12. 【請求項12】前記断熱材が、200kg/m3 以下のかさ
    密度と1.0×103 〜1.0×10 6N/m2 の範囲内の
    ヤング率とを有する第1多孔質材である、請求項1〜1
    1のいずれかに記載の内壁材。
  13. 【請求項13】前記壁用ボードが、300〜500kg/m
    3 の範囲内のかさ密度と1.0×10 6 〜1.0×10
    8N/m2 の範囲内のヤング率とを有する第2多孔質材であ
    る、請求項12に記載の内壁材。
  14. 【請求項14】前記断熱材が、300〜500kg/m3
    範囲内のかさ密度と1.0×106 〜1.0×108N/m
    2 の範囲内のヤング率とを有する第2多孔質材である、
    請求項1〜11のいずれかに記載の内壁材。
  15. 【請求項15】前記第2多孔質材が、ロックウール繊維
    とバインダーからなるロックウール吸音板である、請求
    項13または14に記載の内壁材。
  16. 【請求項16】前記壁用ボードが建物の室内側に配され
    た請求項1〜15のいずれかに記載の内壁材と、前記内
    壁材の前記粉体含有シート状物に対面するように通気層
    を介して前記建物の室外側に配された外壁材とを備え
    た、壁構造。
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