JPH091732A - ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法 - Google Patents
ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法Info
- Publication number
- JPH091732A JPH091732A JP7174154A JP17415495A JPH091732A JP H091732 A JPH091732 A JP H091732A JP 7174154 A JP7174154 A JP 7174154A JP 17415495 A JP17415495 A JP 17415495A JP H091732 A JPH091732 A JP H091732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- film
- vinylidene fluoride
- temperature
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 46
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 46
- BQCIDUSAKPWEOX-UHFFFAOYSA-N 1,1-Difluoroethene Chemical compound FC(F)=C BQCIDUSAKPWEOX-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 29
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 41
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 41
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 21
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 21
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims abstract description 19
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 claims abstract description 19
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 11
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims abstract description 6
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 claims description 8
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 abstract 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 11
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 9
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 4
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 4
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 3
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002033 PVDF binder Substances 0.000 description 2
- KRVSOGSZCMJSLX-UHFFFAOYSA-L chromic acid Substances O[Cr](O)(=O)=O KRVSOGSZCMJSLX-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- AWJWCTOOIBYHON-UHFFFAOYSA-N furo[3,4-b]pyrazine-5,7-dione Chemical compound C1=CN=C2C(=O)OC(=O)C2=N1 AWJWCTOOIBYHON-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 2
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 2
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 2
- 229920002981 polyvinylidene fluoride Polymers 0.000 description 2
- 238000001028 reflection method Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- 229910001297 Zn alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- FJMNNXLGOUYVHO-UHFFFAOYSA-N aluminum zinc Chemical compound [Al].[Zn] FJMNNXLGOUYVHO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004132 cross linking Methods 0.000 description 1
- 229920006332 epoxy adhesive Polymers 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 つや消し処理をしたふっ化ビニリデンフィル
ムがラミネートされた金属板の製造方法であって、金属
板に対する該フィルムの接着強度を確保したうえで、該
フィルム表面のつや消し効果が消失しないようにする。 【構成】 表面処理された金属板に、熱硬化型樹脂接着
剤を塗布する工程と、金属板に熱硬化型樹脂接着剤を板
温120〜170℃で焼き付け乾燥する工程と、金属板
に、表面の平均粗度が1.0μm以上に設定されたつや消
しふっ化ビニリデンフィルムを、該フィルムに接する側
のロールの表面温度が90〜130℃に制御されたラミ
ネートロールで押し付けて接着する工程と、金属板を強
制的に冷却する工程とを経てラミネート金属板を製造す
る。
ムがラミネートされた金属板の製造方法であって、金属
板に対する該フィルムの接着強度を確保したうえで、該
フィルム表面のつや消し効果が消失しないようにする。 【構成】 表面処理された金属板に、熱硬化型樹脂接着
剤を塗布する工程と、金属板に熱硬化型樹脂接着剤を板
温120〜170℃で焼き付け乾燥する工程と、金属板
に、表面の平均粗度が1.0μm以上に設定されたつや消
しふっ化ビニリデンフィルムを、該フィルムに接する側
のロールの表面温度が90〜130℃に制御されたラミ
ネートロールで押し付けて接着する工程と、金属板を強
制的に冷却する工程とを経てラミネート金属板を製造す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外装材や高速道
路の防音壁材などに用いて好適なラミネート金属板、と
くに耐候性および耐汚染性に優れるふっ化ビニリデンフ
ィルムがラミネートされたラミネート金属板に関する。
路の防音壁材などに用いて好適なラミネート金属板、と
くに耐候性および耐汚染性に優れるふっ化ビニリデンフ
ィルムがラミネートされたラミネート金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるラミネート金属板の製造に関する
従来技術としては、金属板に熱硬化型樹脂接着剤を塗布
したのち、接着力を確保するために200℃前後の板温
で該接着剤を加熱乾燥し、次に上下一対の冷却型ラミネ
ートロールにより、金属板にふっ化ビニリデンフィルム
を該接着剤を介して熱接着していた(文献不詳)。上記
接着剤としては長期耐久性のあるアクリル系、エポキシ
系、ポリエステル系等の熱硬化型樹脂接着剤が用いられ
ており、この熱硬化型樹脂接着剤の場合、低温で加熱乾
燥しても接着活性が付与されないので、板温200℃前
後で接着剤を加熱乾燥している。そこでのラミネートロ
ールは、前記フィルムに接する側のロールの表面温度を
30〜80℃に冷却制御していた。この従来方法では、
ラミネート時のしわの発生をよく防止でき、接着強度に
も優れるラミネート金属板を得ることができる。
従来技術としては、金属板に熱硬化型樹脂接着剤を塗布
したのち、接着力を確保するために200℃前後の板温
で該接着剤を加熱乾燥し、次に上下一対の冷却型ラミネ
ートロールにより、金属板にふっ化ビニリデンフィルム
を該接着剤を介して熱接着していた(文献不詳)。上記
接着剤としては長期耐久性のあるアクリル系、エポキシ
系、ポリエステル系等の熱硬化型樹脂接着剤が用いられ
ており、この熱硬化型樹脂接着剤の場合、低温で加熱乾
燥しても接着活性が付与されないので、板温200℃前
後で接着剤を加熱乾燥している。そこでのラミネートロ
ールは、前記フィルムに接する側のロールの表面温度を
30〜80℃に冷却制御していた。この従来方法では、
ラミネート時のしわの発生をよく防止でき、接着強度に
も優れるラミネート金属板を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラミネート直
前の加熱乾燥工程で金属板が200℃以上の高温に加熱
されているので、ふっ化ビニリデンフィルムの接着時
に、板温は依然として該フィルムの融点以上になってい
る。因にふっ化ビニリデンフィルムの融点は混ぜものに
もよるが、通常170℃前後である。そのため、フィル
ム表面の平均粗度を1.0μm以上としてつや消し処理が
なされたふっ化ビニリデンフィルムをラミネートする場
合、該フィルムの表面粗さが熱によって溶融して平滑化
され、本来のつや消し効果が発揮されなくなってしまう
ところに問題があった。
前の加熱乾燥工程で金属板が200℃以上の高温に加熱
されているので、ふっ化ビニリデンフィルムの接着時
に、板温は依然として該フィルムの融点以上になってい
る。因にふっ化ビニリデンフィルムの融点は混ぜものに
もよるが、通常170℃前後である。そのため、フィル
ム表面の平均粗度を1.0μm以上としてつや消し処理が
なされたふっ化ビニリデンフィルムをラミネートする場
合、該フィルムの表面粗さが熱によって溶融して平滑化
され、本来のつや消し効果が発揮されなくなってしまう
ところに問題があった。
【0004】そこで本発明の目的は、金属板への熱硬化
型樹脂接着剤の焼き付け温度およびラミネートロールの
温度に改良を加えることにより、つや消し処理がなされ
たふっ化ビニリデンフィルムが金属板につや消し効果を
保持したまま、しかも確実に接着されたラミネート金属
板を得るにある。
型樹脂接着剤の焼き付け温度およびラミネートロールの
温度に改良を加えることにより、つや消し処理がなされ
たふっ化ビニリデンフィルムが金属板につや消し効果を
保持したまま、しかも確実に接着されたラミネート金属
板を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、表
面処理された金属板に、熱硬化型樹脂接着剤を塗布する
工程と、金属板に形成された接着剤層の上に熱硬化型樹
脂接着剤を板温120〜170℃で焼き付け乾燥する工
程と、金属板に、表面の平均粗度が1.0μm以上に設定
されたつや消しふっ化ビニリデンフィルムを、少なくと
も該フィルムに接する側のロールの表面温度が90〜1
30℃に制御されたラミネートロールで熱硬化型樹脂接
着剤を介して接着する工程と、金属板を強制的に冷却す
る工程とを経てラミネート金属板を製造するにある。即
ち、従来形式に比べて本発明では、金属板への熱硬化型
樹脂接着剤の焼き付け温度を下げる一方、ラミネートロ
ールの温度を上げている。
面処理された金属板に、熱硬化型樹脂接着剤を塗布する
工程と、金属板に形成された接着剤層の上に熱硬化型樹
脂接着剤を板温120〜170℃で焼き付け乾燥する工
程と、金属板に、表面の平均粗度が1.0μm以上に設定
されたつや消しふっ化ビニリデンフィルムを、少なくと
も該フィルムに接する側のロールの表面温度が90〜1
30℃に制御されたラミネートロールで熱硬化型樹脂接
着剤を介して接着する工程と、金属板を強制的に冷却す
る工程とを経てラミネート金属板を製造するにある。即
ち、従来形式に比べて本発明では、金属板への熱硬化型
樹脂接着剤の焼き付け温度を下げる一方、ラミネートロ
ールの温度を上げている。
【0006】具体的には、金属板として亜鉛めっき鋼
板、アルミ亜鉛合金めっき鋼板、その他各種のめっき鋼
板、それにステンレス板などを用いることができる。こ
の金属板は表面処理としてクロム酸等で化成処理し、必
要に応じてプライマーを形成する。プライマーはエポキ
シ樹脂系、ポリエステル樹脂系などの塗料を塗布焼き付
けて3〜8μm厚に形成する。
板、アルミ亜鉛合金めっき鋼板、その他各種のめっき鋼
板、それにステンレス板などを用いることができる。こ
の金属板は表面処理としてクロム酸等で化成処理し、必
要に応じてプライマーを形成する。プライマーはエポキ
シ樹脂系、ポリエステル樹脂系などの塗料を塗布焼き付
けて3〜8μm厚に形成する。
【0007】図1は製造ラインを示しており、コイル巻
きした金属板1は金属板コイル1aから毎分20〜40
mのラインスピードで繰り出し、ロールコータ2でエポ
キシ樹脂系、アクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系など
の熱硬化型樹脂接着剤を塗布したのち、加熱炉3に金属
板1を通し、ここで板温120〜170℃に加熱して熱
硬化型樹脂接着剤を焼き付け乾燥し、乾燥後の該接着剤
の膜厚を3〜10μmに形成する。ここで熱硬化型樹脂
接着剤としては、エポキシ樹脂系が最も適している。
きした金属板1は金属板コイル1aから毎分20〜40
mのラインスピードで繰り出し、ロールコータ2でエポ
キシ樹脂系、アクリル樹脂系、ポリエステル樹脂系など
の熱硬化型樹脂接着剤を塗布したのち、加熱炉3に金属
板1を通し、ここで板温120〜170℃に加熱して熱
硬化型樹脂接着剤を焼き付け乾燥し、乾燥後の該接着剤
の膜厚を3〜10μmに形成する。ここで熱硬化型樹脂
接着剤としては、エポキシ樹脂系が最も適している。
【0008】次に、加熱炉3から出た金属板1をラミネ
ートロール4に通し、金属板1にふっ化ビニリデンフィ
ルム5を押し付けて前工程で塗布済みの熱硬化型樹脂接
着剤を介して接着する。板温は、加熱炉3から出てラミ
ネートロール4に到るまでに5〜10℃低下する。ラミ
ネートロール4は金属板1をはさんで上下に配した一対
のロール4a・4bを含み、前記フィルム5に接する上
側のロール4aはゴム巻ロールになっていて、金属板1
に接する下側のロール4bは鋼製ロールとなっている。
ラミネートロール4によるロール圧下力は線圧で12〜
18Kg/cmに設定する。この両ロール4a・4bのう
ち、前記フィルム5に接する側のロール4aは、誘導コ
イルおよび温度センサーが内蔵された電気ヒートロール
であって、表面温度を90〜130℃に制御してある。
尤も下側のロール4bも同様のヒートロールになってい
てもよい。
ートロール4に通し、金属板1にふっ化ビニリデンフィ
ルム5を押し付けて前工程で塗布済みの熱硬化型樹脂接
着剤を介して接着する。板温は、加熱炉3から出てラミ
ネートロール4に到るまでに5〜10℃低下する。ラミ
ネートロール4は金属板1をはさんで上下に配した一対
のロール4a・4bを含み、前記フィルム5に接する上
側のロール4aはゴム巻ロールになっていて、金属板1
に接する下側のロール4bは鋼製ロールとなっている。
ラミネートロール4によるロール圧下力は線圧で12〜
18Kg/cmに設定する。この両ロール4a・4bのう
ち、前記フィルム5に接する側のロール4aは、誘導コ
イルおよび温度センサーが内蔵された電気ヒートロール
であって、表面温度を90〜130℃に制御してある。
尤も下側のロール4bも同様のヒートロールになってい
てもよい。
【0009】ふっ化ビニリデンフィルム5は、つや消し
効果を発揮させるために表面を凹凸に粗面化処理してあ
る。すなわちフィルム表面の平均粗さは1.0μm以上
(JIS Z8741の方法2における60度鏡面反射
法で測定したときは光沢度が5%以下)のものを用い
る。
効果を発揮させるために表面を凹凸に粗面化処理してあ
る。すなわちフィルム表面の平均粗さは1.0μm以上
(JIS Z8741の方法2における60度鏡面反射
法で測定したときは光沢度が5%以下)のものを用い
る。
【0010】このフィルム5はふっ化ビニリデン樹脂が
一層のみであってもよいが、接着性の向上を期すために
複層化しておくことが望まれる。すなわち、ふっ化ビニ
リデンフィルム5としては、表層がポリふっ化ビニリデ
ン樹脂からなり、裏層が例えばアクリル樹脂からなる、
共押し一体化した複層フィルムを用い、表層で耐候性、
耐汚染性および耐薬品性を確保し、裏層で金属板との接
着性の向上を図る。かかる共押しフィルムによれば、表
層と裏層との境界部は共に浸透し合って融合一体化して
いる。その場合のフィルム合計厚みは、20μmを下回
るとフィルム製造上均一厚さが得がたくなり、ラミネー
ト作業も困難化し、また100μmを越えるとコスト高
になるので、20〜100μm厚のものを用いる。
一層のみであってもよいが、接着性の向上を期すために
複層化しておくことが望まれる。すなわち、ふっ化ビニ
リデンフィルム5としては、表層がポリふっ化ビニリデ
ン樹脂からなり、裏層が例えばアクリル樹脂からなる、
共押し一体化した複層フィルムを用い、表層で耐候性、
耐汚染性および耐薬品性を確保し、裏層で金属板との接
着性の向上を図る。かかる共押しフィルムによれば、表
層と裏層との境界部は共に浸透し合って融合一体化して
いる。その場合のフィルム合計厚みは、20μmを下回
るとフィルム製造上均一厚さが得がたくなり、ラミネー
ト作業も困難化し、また100μmを越えるとコスト高
になるので、20〜100μm厚のものを用いる。
【0011】次にふっ化ビニリデンフィルム5をラミネ
ートした金属板1は、直ちに水冷式の強制冷却装置6に
通して冷却する。例えば強制冷却装置6では水冷ノズル
から噴霧した水をラミネート金属板1のふっ化ビニリデ
ンフィルム5の全面にわたって降り掛けて冷却すること
ができる。強制冷却装置6を出たラミネート金属板1
は、該装置6で付着の水分をドライヤー7で熱風乾燥し
たのち、コイル巻きする。図1において、1bはその製
品コイルを示す。
ートした金属板1は、直ちに水冷式の強制冷却装置6に
通して冷却する。例えば強制冷却装置6では水冷ノズル
から噴霧した水をラミネート金属板1のふっ化ビニリデ
ンフィルム5の全面にわたって降り掛けて冷却すること
ができる。強制冷却装置6を出たラミネート金属板1
は、該装置6で付着の水分をドライヤー7で熱風乾燥し
たのち、コイル巻きする。図1において、1bはその製
品コイルを示す。
【0012】
【作用】加熱炉3で金属板1に熱硬化型樹脂接着剤を板
温120〜170℃で焼き付けるようにしたのは、12
0℃を下回ると硬化が不十分で架橋度が少なくて十分に
活性化されておらず接着力が確保できないからであり、
逆に170℃を越えると、ラミネート時の板温がフィル
ム5の素材であるふっ化ビニリデンの融点に近くなり、
フィルム表面の粗面化処理が消えて平滑(鏡面)化し出
すからである。
温120〜170℃で焼き付けるようにしたのは、12
0℃を下回ると硬化が不十分で架橋度が少なくて十分に
活性化されておらず接着力が確保できないからであり、
逆に170℃を越えると、ラミネート時の板温がフィル
ム5の素材であるふっ化ビニリデンの融点に近くなり、
フィルム表面の粗面化処理が消えて平滑(鏡面)化し出
すからである。
【0013】ラミネートフィルム4において、少なくと
も該フィルム5に接する側のロール4aはヒートロール
になっているので、該ロール4aが金属板1にラミネー
トされる直前のフィルム5を予熱する。そのための予熱
温度、すなわち前記ロール4aの表面温度を90〜13
0℃に設定したのは、90℃を下回ると、予熱不足でフ
ィルム5の接着面側が活性化されないうえに、先の接着
剤の焼き付け温度が170℃以下に低く抑えられている
ことが相まって金属板1に対するフィルム5の接着力が
確保できない。一方、ロール表面温度が130℃を上回
ると、接着強度は図れるが、フィルム5の表面の粗面化
処理が消えて平滑化し、しわ縮みが生じやすくなるから
である。
も該フィルム5に接する側のロール4aはヒートロール
になっているので、該ロール4aが金属板1にラミネー
トされる直前のフィルム5を予熱する。そのための予熱
温度、すなわち前記ロール4aの表面温度を90〜13
0℃に設定したのは、90℃を下回ると、予熱不足でフ
ィルム5の接着面側が活性化されないうえに、先の接着
剤の焼き付け温度が170℃以下に低く抑えられている
ことが相まって金属板1に対するフィルム5の接着力が
確保できない。一方、ロール表面温度が130℃を上回
ると、接着強度は図れるが、フィルム5の表面の粗面化
処理が消えて平滑化し、しわ縮みが生じやすくなるから
である。
【0014】ラミネートロール4から出たラミネート金
属板1をコイル巻きする前に強制冷却装置6で冷却処理
するのは、コイル巻きしたときに粗面化したフィルム表
面が押しつぶされて、ふっ化ビニリデンフィルム5にプ
レッシャーマークが付いて光沢むらが生じるのを防止す
るためである。
属板1をコイル巻きする前に強制冷却装置6で冷却処理
するのは、コイル巻きしたときに粗面化したフィルム表
面が押しつぶされて、ふっ化ビニリデンフィルム5にプ
レッシャーマークが付いて光沢むらが生じるのを防止す
るためである。
【0015】
【実施例】0.45mm厚の亜鉛めっき鋼板(金属板1)を
クロム酸処理し、この鋼板の表面にエポキシ樹脂塗料を
塗布して乾燥厚で5μmのプライマーを形成する。この
コイル巻きした鋼板を毎分30mのラインスピードで繰
り出し、図1に示すごとくロールコータ2で熱硬化型樹
脂接着剤としてエポキシ系接着剤を乾燥膜厚6μmとな
るように塗布したのち、先に説明の通り加熱炉3、ラミ
ネートロール4、強制冷却装置6、ドライヤー7にそれ
ぞれ順に通してコイル巻きした。ラミネートロール4で
は、金属板1のプライマー上にふっ化ビニリデンフィル
ム5を前記接着剤を介してラミネートした。このふっ化
ビニリデンフィルム5は、表層がポリふっ化ビニリデン
で裏層がアクリル樹脂からなる40μm厚の共押し複層
フィルムを用い、裏層側をプライマーに重ねてロール圧
下力14Kg/cm(線圧)でラミネートした。
クロム酸処理し、この鋼板の表面にエポキシ樹脂塗料を
塗布して乾燥厚で5μmのプライマーを形成する。この
コイル巻きした鋼板を毎分30mのラインスピードで繰
り出し、図1に示すごとくロールコータ2で熱硬化型樹
脂接着剤としてエポキシ系接着剤を乾燥膜厚6μmとな
るように塗布したのち、先に説明の通り加熱炉3、ラミ
ネートロール4、強制冷却装置6、ドライヤー7にそれ
ぞれ順に通してコイル巻きした。ラミネートロール4で
は、金属板1のプライマー上にふっ化ビニリデンフィル
ム5を前記接着剤を介してラミネートした。このふっ化
ビニリデンフィルム5は、表層がポリふっ化ビニリデン
で裏層がアクリル樹脂からなる40μm厚の共押し複層
フィルムを用い、裏層側をプライマーに重ねてロール圧
下力14Kg/cm(線圧)でラミネートした。
【0016】その際に、加熱炉3での焼き付け板温度お
よびラミネートロール4の上側ロール4aのロール表面
温度を表1に示すごとく変化させながら金属板1にふっ
化ビニリデンフィルム5をラミネートした。そして、次
の試験方法により製品の表面外観と接着力とをみた。
よびラミネートロール4の上側ロール4aのロール表面
温度を表1に示すごとく変化させながら金属板1にふっ
化ビニリデンフィルム5をラミネートした。そして、次
の試験方法により製品の表面外観と接着力とをみた。
【0017】
【表1】
【0018】(判定方法) 表面外観の判定方法は、製品から50×50cmのサ
ンプルを切り出し、目視で光沢の高くなっているところ
の表面粗度を測定した。この表面粗度は平均粗度であ
る。○印は全ての測定点でのふっ化ビニリデンフィルム
の表面粗度が0.9μm以上に維持されていて、かつ光沢
度が5%以下を示す。×印はふっ化ビニリデンフィルム
の表面粗度が0.5μm以下になっていて、光沢度が15
%以上の部分が複数箇所存在したことを示す。光沢度
は、JIS Z8741の方法2における60度鏡面反
射法による測定値である。
ンプルを切り出し、目視で光沢の高くなっているところ
の表面粗度を測定した。この表面粗度は平均粗度であ
る。○印は全ての測定点でのふっ化ビニリデンフィルム
の表面粗度が0.9μm以上に維持されていて、かつ光沢
度が5%以下を示す。×印はふっ化ビニリデンフィルム
の表面粗度が0.5μm以下になっていて、光沢度が15
%以上の部分が複数箇所存在したことを示す。光沢度
は、JIS Z8741の方法2における60度鏡面反
射法による測定値である。
【0019】 接着力の測定方法は、♯型エリクセン
試験によった。すなわち、ナイフで5mm幅の♯型カット
を入れ、エリクセン7mm押し出しをして、山部のカット
部分からフィルムをピンセットで引っ張って強制剥離を
した。ここでの○印はエリクセン部中間まで(3mm以
内)でフィルムが破断したもの、×印はエリクセン部中
間を越えて(3mm以上)で剥がれたものを示す。
試験によった。すなわち、ナイフで5mm幅の♯型カット
を入れ、エリクセン7mm押し出しをして、山部のカット
部分からフィルムをピンセットで引っ張って強制剥離を
した。ここでの○印はエリクセン部中間まで(3mm以
内)でフィルムが破断したもの、×印はエリクセン部中
間を越えて(3mm以上)で剥がれたものを示す。
【0020】表面外観と接着力の判定結果は、上記の表
1に示す通りであった、これによると、本発明の実施例
1〜4では、加熱炉3での焼き付け板温度を120〜1
70℃に、ラミネートロール4でのロール表面温度を9
0〜130℃にそれぞれ制御したので、表面外観と接着
力とのいずれにおいても好結果が得られた。
1に示す通りであった、これによると、本発明の実施例
1〜4では、加熱炉3での焼き付け板温度を120〜1
70℃に、ラミネートロール4でのロール表面温度を9
0〜130℃にそれぞれ制御したので、表面外観と接着
力とのいずれにおいても好結果が得られた。
【0021】これに対し、比較例(従来例)1では、加
熱炉3での焼き付け板温度が220℃と高すぎるため、
ロール表面温度を低く設定してもラミネート時にふっ化
ビニリデンフィルムの表面粗さが溶融し、表面外観が著
しく悪いものとなった。また比較例2では、焼き付け板
温度170℃に対してロール表面温度が80℃と低いた
め、接着力に不足を来たした。また、比較例3では焼き
付け板温度170℃に対してロール表面温度が140℃
と高すぎるために表面外観が悪いものとなった。比較例
4では焼き付け板温度が110℃と低すぎるため、ロー
ル表面温度を130℃と高めに設定しても表面外観は良
好であったが接着強度を確保できなかった。
熱炉3での焼き付け板温度が220℃と高すぎるため、
ロール表面温度を低く設定してもラミネート時にふっ化
ビニリデンフィルムの表面粗さが溶融し、表面外観が著
しく悪いものとなった。また比較例2では、焼き付け板
温度170℃に対してロール表面温度が80℃と低いた
め、接着力に不足を来たした。また、比較例3では焼き
付け板温度170℃に対してロール表面温度が140℃
と高すぎるために表面外観が悪いものとなった。比較例
4では焼き付け板温度が110℃と低すぎるため、ロー
ル表面温度を130℃と高めに設定しても表面外観は良
好であったが接着強度を確保できなかった。
【0022】
【発明の効果】かかる本発明によれば、金属板への熱硬
化型樹脂接着剤の焼き付け板温度を従来よりも低い12
0〜170℃に設定する一方、ラミネートロールのロー
ル表面温度を従来よりも高い90〜130℃に設定し
た。従って後者のロール温度で前者の焼き付け温度の不
足を補って、金属板に対するふっ化ビニリデンフィルム
の接着力をよく確保できる。そのうえで、ラミネート時
における板温がふっ化ビニリデンフィルムの融点よりも
低く抑えられているので、該フィルムの粗面化表面が押
しつぶされることがなく、該フィルムの表面外観(つや
消し)を良好に確保できる。
化型樹脂接着剤の焼き付け板温度を従来よりも低い12
0〜170℃に設定する一方、ラミネートロールのロー
ル表面温度を従来よりも高い90〜130℃に設定し
た。従って後者のロール温度で前者の焼き付け温度の不
足を補って、金属板に対するふっ化ビニリデンフィルム
の接着力をよく確保できる。そのうえで、ラミネート時
における板温がふっ化ビニリデンフィルムの融点よりも
低く抑えられているので、該フィルムの粗面化表面が押
しつぶされることがなく、該フィルムの表面外観(つや
消し)を良好に確保できる。
【図1】本発明方法を実施するための製造ラインの概略
正面図である。
正面図である。
1 金属板 2 ロールコータ 3 加熱炉 4 ラミネートロール 5 ふっ化ビニリデンフィルム 6 強制冷却装置 7 ドライヤー
Claims (1)
- 【請求項1】 表面処理された金属板に、熱硬化型樹脂
接着剤を塗布する工程と、 金属板に熱硬化型樹脂接着剤を板温120〜170℃で
焼き付け乾燥する工程と、 金属板に形成された接着剤層の上に、表面の平均粗度が
1.0μm以上に設定されたつや消しふっ化ビニリデンフ
ィルムを、少なくとも該フィルムに接する側のロールの
表面温度が90〜130℃に制御されたラミネートロー
ルで熱硬化型樹脂接着剤を介して接着する工程と、 金属板を強制的に冷却する工程と、 を順に経て得られるふっ化ビニリデンフィルムのラミネ
ート金属板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7174154A JPH091732A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7174154A JPH091732A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091732A true JPH091732A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15973634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7174154A Pending JPH091732A (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH091732A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022065342A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | 積水メディカル株式会社 | 検体採取容器 |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP7174154A patent/JPH091732A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022065342A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | 積水メディカル株式会社 | 検体採取容器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102378654B (zh) | 经挤压涂敷的用于包装体的刚性带体 | |
| TW200530039A (en) | Method for producing flexible laminate | |
| KR101172158B1 (ko) | 내부 엠보를 가진 적층시트 및 이의 제조방법 | |
| WO2001032418A1 (fr) | Procede et dispositif de fabrication de plaques laminees | |
| JP3080657B2 (ja) | 熱可塑性樹脂被覆金属板の製造方法および製造装置 | |
| KR101673860B1 (ko) | 필름 라미네이팅 장치 및 이를 이용한 라미네이트 판재의 제조방법 | |
| JP3117724B2 (ja) | ラミネート金属板の製造法および製造設備 | |
| JPH091732A (ja) | ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法 | |
| JPH091731A (ja) | ふっ化ビニリデンフィルムのラミネート金属板の製造方法 | |
| JP2001145980A (ja) | 表面保護シートおよび装飾基材 | |
| JP2003103673A (ja) | ヘアライン装飾用シートとその製造方法 | |
| JPH0564869A (ja) | 金属・樹脂複合板の連続的製造方法 | |
| JP3258377B2 (ja) | エレクトレット用複合材料の製法 | |
| JPH0679801A (ja) | 樹脂被覆金属板の製造方法 | |
| JP3051804B2 (ja) | ラミネート金属板の製造法 | |
| JPH0435335B2 (ja) | ||
| JPH0286433A (ja) | 耐エナメルフェザリング性及び耐食性に優れた缶用アルミニウム材の製造方法 | |
| JPH0773883B2 (ja) | 合成樹脂ラミネート金属帯の製造方法 | |
| JPH06226913A (ja) | ラミネート金属板およびその製造方法 | |
| JP2000202943A (ja) | 熱可塑性樹脂被覆波形金属板の製造方法 | |
| JP4686312B2 (ja) | アルミ箔積層材料の製造方法 | |
| JPH08446B2 (ja) | 被覆金属板の製造方法 | |
| JPS61193850A (ja) | 合成樹脂複合金属板の製造方法 | |
| JP2000309055A (ja) | 熱可塑性樹脂フィルム被覆アルミニウム板の製造方法 | |
| JP4537673B2 (ja) | ラミネート金属板の製造方法 |