JPH09174898A - カラー感熱プリント方法 - Google Patents

カラー感熱プリント方法

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JPH09174898A
JPH09174898A JP7333809A JP33380995A JPH09174898A JP H09174898 A JPH09174898 A JP H09174898A JP 7333809 A JP7333809 A JP 7333809A JP 33380995 A JP33380995 A JP 33380995A JP H09174898 A JPH09174898 A JP H09174898A
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JP
Japan
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color
recording paper
yellow
coloring layer
ultraviolet
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JP7333809A
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English (en)
Inventor
Nobuo Miyazaki
紳夫 宮崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3ヘッド1パス方式のカラー感熱プリンタに
おいて、紫外線ランプが経年変化しても適正な光定着を
行う。 【解決手段】 カラー感熱記録紙のイエロー感熱発色層
及びマゼンタ感熱発色層を光定着するイエロー用紫外線
ランプと、マゼンタ用紫外線ランプの照度とを測定す
る。得られた各測定照度から各紫外線ランプの劣化の度
合いを調べる。そして、マゼンタ用紫外線ランプよりも
イエロー用紫外線ランプの劣化の度合が大きい場合に
は、これをフル発光状態とし、このフル発光状態でイエ
ロー用紫外線の照射量が適正な照射量に保たれるよう
に、カラー感熱記録紙の搬送速度を遅くする。また、マ
ゼンタ用紫外線ランプの劣化の度合が大きい場合には、
これをフル発光状態にしたままで、マゼンタ用紫外線の
照射量が適正な照射量に保たれるように搬送速度を遅く
するとともに、この搬送速度に合わせてイエロー用紫外
線ランプを調光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー感熱プリン
ト方法に関し、さらに詳しくはカラー感熱記録紙の1回
通しでフルカラー画像を記録する3ヘッド1パス方式に
よるカラー感熱プリント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー感熱プリント方法では、加熱によ
って発色するカラー感熱記録紙が用いられ、サーマルヘ
ッドとカラー感熱記録紙とを相対移動させながら、サー
マルヘッドでカラー感熱記録紙を加熱して、フルカラー
画像を記録する。このカラー感熱記録紙は、少なくとも
シアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱
発色層が支持体上に層設されている。各感熱発色層を選
択的に発色させるために、各感熱発色層は発色熱エネル
ギー(mJ/mm2 )が異なっており、例えば最下層に
あるシアン感熱発色層の発色熱エネルギーが最も高く、
最上層にあるイエロー感熱発色層の発色熱エネルギーが
最も低い。また、次の感熱発色層を記録する際に、その
上にある熱記録済の感熱発色層が再度発色しないよう
に、この記録済の感熱発色層に特有な電磁線(紫外線)
を照射して光定着する。
【0003】例えば、イエロー感熱発色層に対しては、
イエロー用紫外線ランプを点灯して、発光ピークが42
0nmのイエロー用紫外線を照射している。このイエロ
ー用紫外線の照射量が少ないと一部のイエロー発色成分
が光分解されずに残る。この残ったイエロー発色成分
は、マゼンタ感熱発色層の記録の際に発色する。また、
イエロー用紫外線の照射量が多すぎると、僅かであるが
マゼンタ感熱発色層の発色成分が光分解する。このため
に、イエロー用紫外線は、その照射量を適正に保つこと
が必要である。
【0004】他方、マゼンタ感熱発色層に対しては、発
光ピークが365nmのマゼンタ用紫外線が照射され
る。このマゼンタ用紫外線の照射量が少ないと、一部の
マゼンタ発色成分が光分解されずに残ってしまい、これ
がシアン感熱発色層の記録の際に発色してしまう。しか
し、シアン感熱発色層に対しては、定着性が与えられて
いない。このため、マゼンタ用紫外線ランプも照射量が
一定となるように調光してもよいが、マゼンタ用紫外線
の照射量は適正値よりも多くても支障がないので、通常
はフル発光させている。
【0005】高速プリントを行うために、カラー感熱記
録紙の搬送路に沿って、3個のサーマルヘッドを配置
し、カラー感熱記録紙を上流側から下流側へ1回通す間
に、各サーマルヘッドでイエロー画像,マゼンタ画像,
シアン画像を順次記録して、フルカラー画像を形成する
3ヘッド1パス方式のカラー感熱プリント方法が知られ
ている。
【0006】この3ヘッド1パス方式のカラー感熱プリ
ント方法では、イエロー用サーマルヘッドでイエロー画
像が記録されたカラー感熱記録紙は、イエロー用サーマ
ルヘッドの直後(下流側)に配されたイエロー用紫外線
ランプによって、イエロー用紫外線が照射されてイエロ
ー感熱発色層の発色能力が消失されて、光定着される。
そして、この光定着された部分は、イエロー用紫外線ラ
ンプの下流にあるマゼンタ用サーマルヘッドの位置まで
搬送されて、このマゼンタ用サーマルヘッドでマゼンタ
画像が記録される。同様に、マゼンタ画像が記録された
カラー感熱記録紙は、マゼンタ用紫外線ランプによっ
て、マゼンタ用紫外線が照射されてマゼンタ感熱発色層
の発色能力が消失されてから、シアン用サーマルヘッド
でシアン画像が記録される。このように、3ヘッド1パ
ス方式は、1ヘッド3パス方式に比べ、サーマルヘッド
を3個用いることにより部品点数が増加するが、カラー
感熱記録紙を1回通過させるだけでよいので、プリント
時間が短縮されるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光定着用の
紫外線ランプは、使用時間に応じて劣化(経年劣化)す
ると、フル発光状態にしてもカラー感熱記録紙上の紫外
線の照度が低下し、所定の照射量が得られなくなる。照
射量は、照度を時間積分した値なので、カラー感熱記録
紙の搬送速度を遅くして、照射時間を長くすれば、照射
量を一定に保つことが可能である。しかしながら、3ヘ
ッド1パス方式では、イエロー,マゼンタ,シアンの各
画像を3個のサーマルヘッドで同時に熱記録するため、
各色の記録速度(1ラインの記録時間)が同じであるか
ら、各紫外線ランプの照射時間も同じになるという制約
上ある。また、使用時間が同じでも、個々の紫外線ラン
プによって劣化の度合が異なる。このため、例えば、最
も劣化したマゼンタ用紫外線ランプの照度に合わせて搬
送速度を遅くすると、イエロー用紫外線ランプによる照
射量が多くなり過ぎて、マゼンタ感熱発色層の発色成分
が光分解してしまったり、逆に、イエロー用紫外線ラン
プの照度に合わせた搬送速度とすれば、マゼンタ感熱発
色層の光定着が不足してしまうといった問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、3ヘッド1パス方式のカラー感熱プリント
方法で、光定着用の紫外線ランプが劣化しても、適正な
定着を行うことができるカラー感熱プリント方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、第1及び第2の紫外線ラ
ンプの照度値を測定し、得られた各照度値に基づいて、
第1及び第2の紫外線ランプの劣化の度合を調べ、これ
らの度合を比較して劣化の度合が大きい紫外線ランプを
フル発光状態にし、この紫外線ランプによる紫外線の照
射量が対応する適正照射量となるようにカラー感熱記録
紙の搬送速度を遅くするとともに、この搬送速度に合わ
せて各サーマルヘッドによる1ラインの記録時間を長く
したものである。
【0010】請求項2記載の発明では、第1ないし第3
の紫外線ランプの照度値を測定し、得られた各照度値に
基づいて、第1ないし第3の紫外線ランプの劣化の度合
を調べ、これらの度合を比較して劣化の度合が最も大き
い紫外線ランプをフル発光状態にし、この紫外線ランプ
による紫外線の照射量が対応する適正照射量となるよう
にカラー感熱記録紙の搬送速度を遅くするとともに、こ
の搬送速度に合わせて各サーマルヘッドによる1ライン
の記録時間を長くしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】カラー感熱記録紙の層構造の一例
を示す図2において、カラー感熱記録紙10は、シアン
感熱発色層11と,365nmの紫外線(以下、マゼン
タ用紫外線という)に光定着性を有するマゼンタ感熱発
色層12と,420nmの紫外線(以下、イエロー用紫
外線という)に光定着性を有するイエロー感熱発色層1
3と,透明な保護層14とが支持体15上に順次層設さ
れている。これらの各感熱発色層11〜13は、熱記録
される順番に層設されているが、例えばマゼンタ,イエ
ロー,シアンの順番で熱記録する場合には、イエロー感
熱発色層13とマゼンタ感熱発色層12とが入れ換えら
れる。
【0012】図3は、各感熱発色層11〜13の発色特
性を示すものである。各感熱発色層11〜13は、深層
になるほど発色するために大きな熱エネルギー(発色熱
エネルギー)が必要であり、このカラー感熱記録紙10
では、イエロー感熱発色層13の発色熱エネルギーが最
も低く、シアン感熱発色層11の発色熱エネルギーが最
も高い。イエローの画素を記録する場合には、イエロー
用のバイアス熱エネルギーEbyに階調熱エネルギーE
gyを加えた熱エネルギーがカラー感熱記録紙10に与
えられる。このバイアス熱エネルギーEbyは、イエロ
ー感熱発色層13が発色する直前の熱エネルギーであ
り、1画素の記録開始時のバイアス加熱期間中にカラー
感熱記録紙10に与えられる。階調熱エネルギーEgy
は、記録すべき画素の発色濃度すなわちイエローの階調
レベルに応じて決められるものであり、バイアス加熱期
間に続く階調加熱期間中にカラー感熱記録紙10に与え
られる。なお、マゼンタ,シアンについても同様である
ので、記号Ebm.Egm,Ebc,Egcを付してあ
る。
【0013】また、イエロー感熱発色層13を光定着す
る場合には、420nmのイエロー用紫外線をカラー感
熱記録紙10に照射して、イエロー感熱発色層13の発
色能力を消失させる。マゼンタ感熱発色層12を光定着
する場合には、365nmのマゼンタ用紫外線をカラー
感熱記録紙10に照射して、マゼンタ感熱発色層12の
発色能力を消失させる。イエロー感熱発色層13を光定
着する際には、マゼンタ感熱発色層12が僅かであるが
イエロー用紫外線で発色能力が消失されるため、イエロ
ー用感熱発色層13を過不足なく光定着できる適正な照
射量にすることが必要である。他方、マゼンタ感熱発色
層12を光定着する際には、シアン感熱発色層11に光
定着性が与えられていないので、定着不足とならないよ
うにマゼンタ感熱発色層12を完全に光定着できる適正
な照射量以上とするのがよい。
【0014】図4に本発明を実施したカラー感熱プリン
タの概略を示す。直線状の搬送路に適当な間隔で、搬送
路の上流側(図中、左側)からプラテンローラ20,2
1,22が順番に配置されている。このプラテンローラ
20〜22は、それぞれモータドライバ23a,24
a,25aで駆動されるパルスモータ23,24,25
によって回転される。この搬送路には、搬送ローラ対2
6〜29が配置されており、これらの搬送ローラ対26
〜29は、プラテンローラ20〜22に連動して回転す
る。この搬送ローラ対26〜29の回転により、カラー
感熱記録紙10が搬送路を図中の矢線方向へ搬送され
る。
【0015】また、搬送路には、各プラテンローラ20
〜22にに対向するようにして、イエロー用サーマルヘ
ッド31,マゼンタ用サーマルヘッド32,シアン用サ
ーマルヘッド33が配置されている。各サーマルヘッド
31〜33の下端には、多数の発熱素子が主走査方向
(カラー感熱記録紙の幅方向)にライン状に配列された
発熱素子アレイ31a,32a,33aが設けられてい
る。各発熱素子アレイ31a.32a,33aは、カラ
ー感熱記録10に圧接して、各色の画像を1ラインずつ
熱記録する。
【0016】イエロー用サーマルヘッド31とマゼンタ
用サーマルヘッド32との間には、イエロー用光定着器
34が配され、マゼンタ用サーマルヘッド32とシアン
用サーマルヘッド33との間には、マゼンタ用光定着器
35が配されている。イエロー用光定着器34は、発光
ピークが420nmのイエロー用紫外線を放出する紫外
線ランプ34aとランプハウス34bとからなる。マゼ
ンタ用光定着器35は、発光ピークが365nmのマゼ
ンタ用紫外線を放出する紫外線ランプ35aとランプハ
ウス35bとからなる。
【0017】ランプハウス34bの内面には、イエロー
用紫外線を受光して、カラー感熱記録紙10上のイエロ
ー用紫外線の照度を間接的に測定する照度センサ36が
設けられている。照度センサ36の測定信号は、A/D
変換器37でデジタル変換され、測定照度値Lyとして
コントローラ40に送られる。同様に、ランプハウス3
5bの内面には、マゼンタ用紫外線を受光して、カラー
感熱記録紙10上のマゼンタ用紫外線の照度を間接的に
測定する照度センサ38が設けられ、照度センサ38の
測定信号は、A/D変換器39でデジタル変換され、測
定照度値Lmとしてコントローラ40に送られる。
【0018】コントローラ40には、基準搬送速度Vc
と、この基準搬送速度Vcに応じた基準1ライン記録時
間,発熱素子の駆動パルスのパルス幅と発生周期を規定
した基準パルスデータ,基準ヘッド駆動電圧、及びイエ
ロー用紫外線ランプ34aの基準照度値Lyc,マゼン
タ用紫外線ランプ34aの基準照度値Lmc等が設定さ
れている。コントローラ40は、各測定照度値Ly,L
mに基づいて、イエロー用紫外線ランプ34a,マゼン
タ用紫外線ランプ35aの劣化の大きさを調べ、劣化の
大きい方の紫外線ランプに合わせて、カラー感熱記録紙
10の搬送速度(以下、設定搬送速度という)を設定す
る。
【0019】さらに詳しく説明すると、コントローラ4
0は、イエロー用紫外線ランプ34aの方の劣化が大き
い場合には、イエロー用紫外線ランプ34aをフル発光
状態とし、このフル発光状態でカラー感熱記録紙10へ
のイエロー用紫外線の照射量が、イエロー感熱発色層1
3の適正な照射量に保たれるように、基準搬送速度Vc
を補正して設定搬送速度を算出する。また、マゼンタ用
紫外線ランプ35aの方が劣化が大きい場合には、マゼ
ンタ紫外線ランプ35aをフル発光状態にしたままで、
カラー感熱記録紙10へのマゼンタ用紫外線の照射量
が、マゼンタ感熱発色層12の適正な照射量に保たれる
ように、基準搬送速度Vcを補正して設定搬送速度を算
出する。
【0020】なお、基準照度値Lycは、カラー感熱記
録紙10を基準搬送速度Vcで搬送する際に、イエロー
感熱発色層13に適正な照射量を与えることができる時
の測定センサ36上での照度値である。また、基準照度
Lmcは、カラー感熱記録紙10を基準搬送速度Vcで
搬送する際に、マゼンタ感熱発色層12に適正な照射量
を与えることができる時の測定センサ38上での照度値
である。
【0021】イエロー用紫外線ランプ34aは、照度調
整回路41からの駆動パルスによって駆動され、このラ
ンプ駆動パルスのデューティ比に応じた発光強度で発光
する。照度調整回路41には、コントローラ40で算出
された設定搬送速度に応じた目標照度値Lsyがセット
されるとともに、照度センサ36で測定した照度値の測
定信号が入力されている。この照度調整回路41は、照
度センサ36からの測定照度値が目標照度値Lsyに一
致するように、ランプ駆動パルスのデューテイ比をフィ
ードバック制御し、イエロー用紫外線ランプ34aを調
光する。もちろん、各紫外線ランプ34a,35aのそ
れぞれは、同じデューティ比のランプ駆動パルスで駆動
しても劣化が大きい場合には、発光強度が低くなりその
照度が低くなるのはいうまでもない。なお、マゼンタ用
紫外線ランプ35bは、ドライバ35cにより、一定の
デューテイ比のランプ駆動パルスで駆動され、調光され
ることなく常にフル発光される。
【0022】搬送速度制御回路42には、コントローラ
40で算出された設定搬送速度がセットされ、この設定
搬送速度に応じた周期でモータ駆動パルスを発生する。
搬送速度制御回路45からのモータ駆動パルスは、各モ
ータドライバ23a,24a,25aに入力される。こ
れにより、各パルスモータ23〜25がモータ駆動パル
スに応じた速さで回転し、カラー感熱記録紙10が設定
搬送速度で搬送される。
【0023】搬送速度を変更した場合には、1ライン記
録時間を変える必要がある。このために、コントローラ
40は、例えば基準搬送速度Vcと設定搬送速度の差に
応じて基準1ライン記録時間を補正して、変更後の設定
搬送速度に応じた1ライン記録時間を算出し、これを各
色記録制御部51〜53に送る。なお、設定搬送速度が
Vcの場合には、基準1ライン記録時間が各色記録制御
部51〜53に送られる。
【0024】電源装置44は、コントローラ40で算出
されたヘッド駆動電圧がセットされ、このセットされた
ヘッド駆動電圧を各色用サーマルヘッド31〜33が給
電する。ヘッド駆動電圧は、カラー感熱記録紙10の搬
送速度に応じてコントローラ40で決定される。
【0025】図5に示すように、イエロー記録制御部5
1は、イエロー(Y)用プリントコントローラ60,イ
エロー(Y)用画像メモリ61,画像用ラインメモリ6
2,バイアス用ラインメモリ63,セレクタ64,ヘッ
ドドライバ65,ストローブ信号発生回路66から構成
されている。イエロー用プリントコントローラ60は、
イエロー記録制御部51の各部を制御してイエロー画像
の1ラインを記録する。
【0026】イエロー用画像メモリ61には、ビデオカ
メラやスキャナ等で取り込んだ画像のイエロー画像デー
タ(例えば8ビット)が書き込まれる。1ラインの記録
では、このイエロー用画像メモリ61から記録すべき1
ライン分のイエロー画像データが読み出されて、画像用
ラインメモリ62に書き込まれる。なお、青色画像デー
タを画像メモリに取り込み、記録時に1ライン分の青色
画像データを読み出してイエロー画像データに変換して
もよい。
【0027】バイアス用ラインメモリ63には、イエロ
ー画像の記録に用いられる1ライン分のバイアスデータ
が記憶されている。これらのバイアスデータには、例え
ば「255」が用いられている。なお、発熱素子アレイ
31aの各発熱素子77(図6参照)は、その抵抗値に
バラツキがあり、同じ駆動パルスで駆動しても発熱量に
差異が生じる。そこで、発熱量の誤差を補正するため
に、抵抗値の誤差を考慮したバイアスデータを各発熱素
子毎に設定するのがよい。
【0028】セレクタ64は、イエロー画像の1ライン
を記録する際に、最初にバイアス用ラインメモリ63を
ヘッドドライバ65に接続して、バイアス用ラインメモ
リ63から1ライン分のバイアスデータを順番に読み出
して、ヘッドドライバ65に送る。また、セレククタ6
4は、バイアス加熱中に、画像用ラインメモリ62をヘ
ッドドライバ65に接続して、画像用ラインメモリ62
から1ライン分の画像データを1個ずつ順番に読み出し
て、ヘッドドライバ65に送る。
【0029】ストローブ信号発生回路66には、コント
ローラ40からのパルスデータがセットされる。このパ
ルスデータは、コントローラ40で基準パルスデータを
基にして1ライン記録時間に応じて補正することにより
算出される。ストローブ信号発生回路66は、セットさ
れたパルスデータに基づいたパルス幅および発生周期
で、バイアス加熱時にはバイアス用ストローブパルスを
発生して、ヘッドドライバ65に送る。
【0030】図6に示すように、ヘッドドライバ65
は、シフトレジスタ71,ダウンカウンタアレイ72,
デコーダアレイ73,ゲートアレイ74,ドライブ回路
75とから構成されている。シフトレジスタ71は、セ
レクタ64からのバイアスデータまたはイエロー画像デ
ータが1個ずつパラレルに入力され、これをシフトクロ
ックでシフトしながら順次に取り込み、1ライン分のバ
イアスデータまたはイエロー画像データをパラレルにダ
ウンカウンタアレイ72に出力する。
【0031】ダウンカウンタアレイ72は、n個分(n
は発熱素子アレイ31aの発熱素子の個数)のダウンカ
ウンタから構成されており、プリセット信号でシフトレ
ジスタ71からの1ライン分のバイアスデータまたはイ
エロー画像データを各ダウンカウンタのカウント値とし
て取り込む。各ダウンカウンタは、クロックの入力毎
に、カウント値を「1」ずつ減算していく。各ダウンカ
ウンタのカウント値は、デコーダアレイ73に送られ
る。デコーダアレイ73は、n個のデコーダから構成さ
れており、各デコーダは、それぞれ対応するダウンカウ
ンタのカウント値が「1」の時に出力を「Hレベル」と
し、「0」の時に「Lレベル」とする。ゲートアレイ7
4は、n個のANDゲート回路から構成されており、各
ANDゲート回路は、それぞれ対応するデコーダからの
出力が「Hレベル」となっている時に、ストローブパル
ス(「Hレベル」)が入力されると、出力が「Hレベ
ル」となる。なお、シフトクロック、プリセット信号,
クロックは、イエロー用プリントコントローラ60から
供給される。
【0032】ドライブ回路75は、n個のトランジスタ
から構成されており、各トランジスタは、それぞれ対応
するANDゲート回路の出力が「Hレベル」となってい
る間にONとなる。ドライブ回路75の各トランジスタ
には、発熱素子アレイ31aの各発熱素子77が接続さ
れており、各発熱素子77は、対応するトランジスタが
ONとなっている間に、すなわちストローブパルスと同
じパルス幅かつ電源装置60からのヘッド駆動電圧を有
した駆動パルスが発生している間に、この駆動パルスで
通電されて発熱する。
【0033】マゼンタ記録制御部52,シアン記録制御
部53についても、イエロー記録制御部51と同様なの
で説明を省略する。
【0034】図7は発熱素子77の駆動パルスを示すも
のである。図7(a)に示すように、カラー感熱記録紙
10が基準搬送速度Vcで搬送される場合には、基準1
ライン記録時間で一個の画素が記録される。バイアスデ
ータとして「255」を用いた場合には、イエロー記録
制御部51は、バイアス加熱期間中に、基準搬送速度V
cに応じたバイアス用の基準パルス幅と、基準ヘッド駆
動電圧とを持った「256」個のバイアス駆動パルスを
発生する。この255個のバイアス駆動パルスでイエロ
ー用サーマルヘッド31の各発熱素子77が駆動され、
バイアス熱エネルギーEbyを発生する。
【0035】バイアス加熱後に、イエロ画像データが
「255」の場合には、階調加熱期間中に、ヘッドドラ
イバ55で基準搬送速度Vcに応じた階調用の基準パル
ス幅と、基準ヘッド駆動電圧とを持った256個の階調
駆動パルスが作成される。この256個の階調駆動パル
スでイエロー用サーマルヘッド30の1個の発熱素子が
駆動され、階調駆動パルスが256個分の階調熱エネル
ギーEgyを発生する。なお、イエロー画像データが
「255」よりも小さければ、そのイエロー画像データ
に応じた個数の階調駆動パルスで1個の発熱素子が駆動
されて、階調駆動パルス分の階調熱エネルギーEgyを
発生する。この階調加熱後から、次の画素を記録するま
での期間が冷却期間となり、イエロー用サーマルヘッド
31の発熱素子が自然冷却される。
【0036】図7(b)は、設定搬送速度が基準搬送速
度Vcよりも遅い時の発熱素子77の駆動パルスの一例
を示している。この場合には、設定搬送速度に応じて1
ライン記録時間が長くされ、これにともなってバイアス
駆動パルス及び階調駆動パルスは、基準パルス幅よりも
幅が広くされている。そして、パルス幅を広くした分だ
け、駆動パルスの電圧すなわちヘッド駆動電圧を基準ヘ
ッド駆動電圧よりも低くすることにより、所定のバイア
ス熱エネルギーEbyとイエロー画像データに応じた階
調熱エネルギーEgyを発生する。
【0037】なお、マゼンタ,シアンの各駆動パルスに
ついても同様であるが、それぞれの各駆動パルスのパル
ス幅は、マゼンタ感熱発色層12,シアン感熱発色層1
1の特性曲線の基づいてそのパルス幅が決定される。ま
た、3色の1ライン記録時間は全て同じになっている。
【0038】次に、上記のように構成されたカラー感熱
プリンタの作用について説明する。搬送速度の調整や1
ライン記録時間の設定等は、カラー感熱プリンタの電源
を投入時に行われる。電源を投入すると、図1に示すよ
うに、コントローラ40は、照度調整回路41及びドラ
イバ35cを介して、イエロー用紫外線ランプ34a及
びマゼンタ用紫外線ランプ35bに所定のデューティ比
のランプ駆動パルスを供給して、これらの各紫外線ラン
プ34a,35aをフル発光させる。
【0039】これにより、照度センサ36は、フル発光
状態のイエロー用紫外線ランプ34aの照度に応じた測
定信号を出力するようになる。この照度センサ36から
の測定信号は、A/D変換器37でデジタルな測定照度
値Lyに変換されて、コントローラ40に送られる。ま
た、照度センサ38は、フル発光状態のマゼンタ用紫外
線ランプ35aの照度に応じた測定信号を出力し、この
測定信号は、A/D変換器39でデジタルな測定照度値
Lmに変換されて、コントローラ40に送られる。
【0040】なお、各紫外線ランプ34a,35aの測
定は、例えば各紫外線ランプの管壁温度を測定して、こ
の管壁温度が40℃付近の安定した状態になった後、あ
るいは所定の時間が経過した後で、各紫外線ランプ34
a,35aの発光状態が安定してから測定するのがよ
い。
【0041】次にコントローラ40は、この測定で得ら
れた測定照度値Lyを用いてイエロー用紫外線ランプ3
4aが劣化しているか否を判断する。コントローラ40
は、測定照度値Lyと基準照度値Lycとを比較して、
前者が後者よりも小さい時に、イエロー用紫外線ランプ
34aが劣化していると判断し、逆に前者が後者よりも
大きいか同じ場合には、劣化していないと判断する。す
なわち、イエロー用紫外線ランプ34aをフル発光状態
にしても、搬送速度Vcではイエロー感熱発色層13の
光定着が不足する場合に、イエロー用紫外線ランプ34
aが劣化していると判断される。
【0042】例えば、イエロー用紫外線ランプ34aが
劣化していないと判断すると、次にコントローラ40
は、測定照度値Lmを用いてマゼンタ用紫外線ランプ3
5aが劣化しているか否を判断する。このマゼンタ紫外
線ランプの場合にも、測定照度値Lmと基準照度値Lm
cとを比較して、前者が後者よりも小さい時に、マゼン
タ用紫外線ランプ35aが劣化していると判断し、逆に
前者が後者よりも大きいか同じ場合には、劣化していな
いと判断する。
【0043】この判断で、例えばマゼンタ用紫外線ラン
プ34aが劣化していないと判断されると、イエロー用
及びマゼンタ用紫外線ランプ34a,35aがともに劣
化しておらず、基準搬送速度Vcでカラー感熱記録紙1
0の搬送することができることになる。このため、コン
トローラ40は、まず設定搬送速度を基準搬送速度Vc
とし、これを搬送速度制御回路42に送る。この後に、
コントローラ40は、基準照度値Lycを照度調整回路
41に目標照度値Lsyとしてセットする。
【0044】照度調整回路41は、目標照度値Lsy
(=Lyc)がセットされると、照度センサ36からの
測定信号の信号レベルが、このセットされた目標照度値
Lsyすなわち基準照度値Lycとなるようにして、ラ
ンプ駆動パルスのデューディ比をフィードバック制御す
る。これにより、基準搬送速度Vcでカラー感熱記録紙
10を搬送した際に、このカラー感熱記録紙10にイエ
ロー用紫外線を適正な照射量で与えるようにして、イエ
ロー紫外線ランプ34aがフル発光状態から調光され
る。
【0045】目標照度値Lsyの送出後に、コントロー
ラ40は、各色記録制御部51〜53のプリントコント
ローラに基準1ライン記録時間を送り、これをセットす
る。また、コントローラ40は、基準パルスデータを、
各色記録制御部51〜53の各ストローブ信号発生回路
にセットする。そして、最後に、基準ヘッド駆動電圧を
電源装置44に送って、この電源装置44の出力電圧が
基準ヘッド駆動電圧となるようにする。
【0046】一方、イエロー用紫外線ランプ34aが劣
化していると判断された場合には、コントローラ40
は、イエロー用紫外線ランプ34aの劣化の度合がマゼ
ンタ用紫外線ランプ35aの劣化の度合よりも大きいか
否かを判断する。この判断では、例えば測定照度値Ly
を基にして、このフル発光状態のイエロー用紫外線ラン
プ34aでイエロー用紫外線を適正な照射量で照射でき
る搬送速度Vyを算出する。また、測定照度値Lmを基
にして、フル発光状態のマゼンタ用紫外線ランプ35a
でマゼンタ用紫外線を適正な照射量で照射できる搬送速
度Vmを算出する。これらの搬送速度Vy,Vmの値
は、対応する紫外線ランプの劣化の度合が大きいほど小
さな値(低速)となる。そして、これらの搬送速度V
y,Vmを比較して、搬送速度Vyが搬送速度Vmより
も小さい場合に、イエロー紫外線ランプ34aの方が劣
化が大きいと判断する。なお、劣化の大きさを比較する
場合には、基準照度値Lyc,Lmcと各測定照度値L
y,Lmとの比率を求め、これらの比率で、劣化の度合
の大小を判断してもよい。
【0047】例えば、イエロー紫外線ランプ34aの方
が劣化の度合が大きい場合に、カラー感熱記録紙10の
搬送速度をVmとした時には、イエロー用紫外線ランプ
34aをフル発光状態にしても、イエロー用紫外線の照
射量が不足して、イエロー感熱発色層13の光定着が不
十分となってしまうが、遅い方の搬送速度をVyとすれ
ば、イエロー用紫外線ランプ34aをフル発光状態にす
ることにより、イエロー用紫外線を適正な照射量とする
ことができる。この時に、マゼンタ感熱発色層12に対
しては、フル発光状態のマゼンタ用紫外線ランプ35a
で、十分に光定着を行うことができる。
【0048】このため、イエロー紫外線ランプ34aの
方が劣化の度合が大きいと判断した場合には、コントロ
ーラ40は、搬送速度制御回路44に搬送速度Vyを設
定搬送速度としてセットし、この搬送速度Vyでカラー
感熱記録紙10が搬送されるようにする。また、コント
ローラ40は、測定照度値Lyを目標照度値Lsyとし
て照度調整回路41にセットする。これにより、イエロ
ー紫外線ランプ34aは、フル発光状態が維持され、搬
送速度Vyで搬送されるカラー感熱記録紙10に適正な
イエロー用紫外線の照射量を与えることができるように
調光される。
【0049】目標照度値Lsyのセット後に、コントロ
ーラ40は、搬送速度Vyに応じた1ライン記録時間を
算出し、これを各記録制御部51〜53のプリントコン
トローラにセットする。さらに、この1ライン記録時間
に応じたイエロー用のバイアス駆動パルス及び階調駆動
パルスのパルス幅と、各駆動パルスの発生周期とを算出
し、これをパルスデータとしてイエロー記録制御部51
のストローブ信号発生回路66にセットする。同様にし
て、マゼンタ用,シアン用のバイアス駆動パルス及び階
調駆動パルスのパルス幅と、各駆動パルスの発生周期と
を算出し、これらをパルスデータとしてマゼンタ記録制
御部52,シアン記録制御部53の各ストローブ信号発
生回路にセットする。そして、算出された駆動パルスの
パルス幅で所定の熱エネルギーを発生させることができ
るヘッド駆動電圧を算出し、このヘッド駆動電圧を電源
装置44に送って、この電源装置44の出力電圧を調整
する。
【0050】他方、マゼンタ用紫外線ランプだけが劣化
している場合を含めて、イエロー紫外線ランプ34aの
劣化の度合がマゼンタ紫外線ランプ35aの劣化の度合
に比べて大きくない場合に、設定搬送速度をVyとした
時には、マゼンタ用紫外線ランプ35aをフル発光状態
にしても、マゼンタ用紫外線の照射量が不足して、マゼ
ンタ感熱発色層12の光定着が不十分となってしまう。
しかし、設定搬送速度をVmとすれば、マゼンタ用紫外
線ランプ35aをフル発光状態にすることにより、マゼ
ンタ感熱発色層12を不足なく光定着できる。また、イ
エロー感熱発色層13に対しては、イエロー用紫外線ラ
ンプ34aを調光してフル発光状態よりも低い照度とす
れば適正な照射量とすることが可能である。
【0051】このため、コントローラ40は、イエロー
紫外線ランプ34aの劣化の度合がマゼンタ紫外線ラン
プ35aの劣化の度合が大きくないと判断した場合に
は、搬送速度制御回路44に搬送速度Vmをセットし、
この搬送速度Vmでカラー感熱記録紙10が搬送される
ようにする。
【0052】そして、搬送速度Vmでカラー感熱記録紙
10を搬送した時に、イエロー用紫外線の適正な照射量
が得られるイエロー紫外線用ランプ34aの目標照度値
Lsyを算出し、これを照度調整回路41にセットす
る。これにより、イエロー用紫外線ランプ34aは、搬
送速度Vmで搬送されるカラー感熱記録紙10に適正な
イエロー用紫外線の照射量を与えることができるように
調光される。以下、搬送速度Vyの場合と同様にして、
搬送速度Vmに応じた1ライン記録時間が各色用プリン
トコントローラにセットされ、この1ライン記録時間に
応じたパルスデータが各色記録制御部51〜53の各ス
トローブ信号発生回路にセットされる。さらに、、駆動
パルスのパルス幅に応じたヘッド駆動電圧に電源装置4
4の出力電圧が調整される。
【0053】以上のようにして、各紫外線ランプの劣化
の状態に応じた設定搬送速度、1ライン記録時間,パル
スデータのセット及び電源装置44の出力電圧が調整後
に、コントローラ40は、プリント待機状態となる。プ
リント待機状態で、ユーザがコントローラ40に接続さ
れた操作パネル(図示省略)を操作して、画像取り込み
指示をすると、プリントすべき画像のイエロー画像デー
タ,マゼンタ画像データ,シアン画像データが各色毎に
設けられた画像メモリに書き込まれる。この書き込み後
に、操作パネルでプリントを指示する。
【0054】コントローラ40は、プリントが指示され
ると、カラー感熱記録紙10の給紙を開始するととも
に、搬送速度制御回路42に搬送開始の指示をする。搬
送速度制御回路42は、セットされた設定搬送速度に応
じた周期でモータ駆動パルスを発生する。このモータ駆
動パルスにより、各ドライバ23a,24a,25aを
介してパルスモータ26〜29が駆動され、各搬送ロー
ラ対26〜29が連続的に回転される。これにより、カ
ラー感熱記録紙10は、設定搬送速度で搬送路の上流か
らイエロー用サーマルヘッド31に向けて搬送される。
【0055】カラー感熱記録紙10の先端がイエロー用
サーマルヘッド31に達すると、イエロー用サーマルヘ
ッド31がプラテンローラ20方向に移動されて、発熱
素子アレイ31aがカラー感熱記録紙10に圧接され
る。また、これと同時にイエロー用プリントコントロー
ラ60は、イエロー用画像メモリ61から第1ライン目
のイエロー画像データを読み出し、このイエロー画像デ
ータを画像用ラインメモリ62に書き込む。
【0056】次に、イエロー用プリントコントローラ6
0は、カラー感熱記録紙10の記録エリアの先端がイエ
ロー用サーマルヘッド31の位置に達すると、イエロー
画像の第1ライン目のプリントを開始する。なお、カラ
ー感熱記録紙10の搬送位置を検知するには、例えばイ
エロー用サーマルヘッド31の上流側に設けたフォトセ
ンサ等でカラー感熱記録紙10の先端を検出し、この検
出した時点からのモータ駆動パルスの個数をカウント
し、このカウンタ値と、予め設定されたカラー感熱記記
録紙10の先端または記録エリアの先端までの長さに応
じたモータ駆動パルスの個数とを比較すればよい。
【0057】第1ライン目のプリントを開始すると、ま
ず、イエロー用プリントコントローラ60は、セレクタ
64をバイアス用ラインメモリ63に接続してから、バ
イアス用ラインメモリ63の読み出しを開始する。バイ
アス用ラインメモリから「255」の1ライン分のバイ
アスデータが繰り返し読み出されて、ヘッドドライバ6
5のシフトレジスタ71に送られる。このシフトレジス
タ40は、シフトクロックで順次に1ライン分のバイア
スデータを取り込む。
【0058】シフトレジスタ71に1ライン分のバイア
スデータが取り込まれると、プリセット信号でシフトレ
ジスタ71からの1ライン分のバイアスデータがダウン
カウンタアレイ72の各ダウンカウンタにセットされ
る。これにより、各ダウンカウンタのカウント値が「2
55」とされる。各ダウンカウンタのカウント値は、デ
コーダアレイの各デコーダに送られる。そして、各ダウ
ンカンウタは、対応するダウンカウンタのカウント値が
十進法で「1」以上の時に「Hレベル」を出力するよう
になる。
【0059】イエロー用プリントコントローラ60は、
プリセット信号を送出した後に、ストローブ信号発生回
路66にバイアス用ストローブパルスの発生を指示す
る。この指示により、ストローブ信号発生回路66は、
先にコントローラ40からセットされたパルスデータに
基づいたパルス幅の第一番目のバイアス用ストローブパ
ルスを発生し、これをゲートアレイ74に送る。
【0060】各デコーダの出力とバイアス用ストローブ
パルスとは、ゲートアレイ74の各ANDゲート回路に
よって論理積が求められる。この時に1ライン分の各バ
イアスデータは「255」であり、この「255」が各
ダウンカウンタから各デコーダに与えられて、各デコー
ダの出力は「Hレベル」となっているので、全てのAN
Dゲート回路の出力が「Hレベル」となる。これによ
り、ドライバ回路75の各トランジスタがONとなり、
1ライン分のバイアス駆動パルスが発生する。そして、
このバイアス駆動パルスによって、発熱素子アレイ31
aの各発熱素子77が駆動されて発熱する。なお、この
バイアス駆動パルスのパルス幅は、バイアス用ストロー
ブパルスのそれと同じであり、また駆動パルスの電圧は
パルス幅に応じて調整された電源装置44の出力電圧と
同じである。
【0061】イエロー用プリントコントローラ60は、
第1番目のストローブパルスの送出終了後に、クロック
をダウンカウンタアレイ72に送り、各ダウンカウンタ
のカウント値を「1」減算する。これにより、各ダウン
カウンタのカウント値は「254」となる。クロックの
送出後、第2番目のバイアス用ストローブパルスが発生
し、これがゲートアレイ74に送られる。前述した手順
で、ドライブ回路75の各トランジスタから2番目のバ
イアス駆動パルスが1ライン分発生して、各発熱素子7
7が同時に駆動されて発熱される。なお、この時に、第
2番目のストローブパルスは、パルスデータに基づいた
周期で発生する。
【0062】同様にして、クロックとバイアス用ストロ
ーブパルスとが交互に発生され、バイアス駆動パルスで
各発熱素子が同時に発熱する。第255番目のバイアス
用ストローブパルスが発生した後に、クロックが発生す
ると、各ダウンカウンタのカウント値が「0」となる。
この時点で、バイアス加熱が終了する。このようにし
て、各発熱素子77は、バイアス加熱期間中に、255
回駆動されて、バイアス熱エネルギーEbyを発生し、
このバイアス熱エネルギーEbyをカラー感熱記録紙1
0に与え、バイアス加熱を行う。
【0063】一方、バイアス加熱期間中に、セレクタ6
4を切り換えてから、画像用ラインメモリ62から第1
ライン目のイエロー画像データを読み出し、これをシフ
トレジスタ71に取り込む。このイエロー画像データの
取り込みは、バイアス加熱が終了するまでに完了する。
そして、バイアス加熱が終了すると、プリセット信号に
よって、シフトレジスタ71に取り込まれた1ライン分
のイエロー画像データがダウンカウンタアレイ72にセ
ットされ、各ダウンカウンタのカウンタ値は、対応する
画素のイエロー画像データの数値がそれぞれセットされ
る。そして、カウント値が「1」以上のダウンカウンタ
に対応するデコーダは、その出力が「Hレベル」とな
る。
【0064】この後に、コントローラ40によってセッ
トされた階調ストローブパルスのパルスデータに基づい
たパルス幅の1番目の階調用ストローブパルスがストロ
ーブ信号発生回路66で発生され、ゲートアレイ43に
送られる。そして、各ANDゲート回路で、階調用スト
ローブパルスと、デコーダの出力との論理積が求められ
る。デコーダから「Hレベル」が入力されているAND
ゲート回路は、出力が「Hレベル」となり、対応するト
ランジスタがONとなる。これにより、階調駆動パルス
が1ライン分発生する。なお、デコーダの出力が「Lレ
ベル」となっている場合には、駆動パルスが発生しな
い。そして、この1番目の階調駆動パルスで各発熱素子
77が選択的に駆動されて発熱する。
【0065】一番目の階調用ストローブパルスの発生
後、クロックがダウンカウンタアレイ72に送られ、各
ダウンカウンタのカウント値が「1」減算される。この
後に、セットされた階調ストローブパルスのパルスデー
タに基づいた発生周期で2番目の階調ストローブ信号が
発生されて、1ライン分の階調駆動パルスが発生し、各
発熱素子77が選択的に駆動されて発熱する。以下、同
様にして、クロックと階調用ストローブパルスとを交互
に発生して、各発熱素子を選択的に駆動する。これによ
り、各発熱素子77は、0〜255回の範囲内で、イエ
ロー画像データに応じた回数だけ駆動され、階調エネル
ギーを発生する。
【0066】このようにして、設定搬送速度で搬送中
に、カラー感熱記録紙10の第1ライン目にバイアス加
熱と階調加熱とが行われ、一定のバイアス熱エネルギー
Ebyとイエロー画像データに応じた大きさの階調熱エ
ネルギーEgyが与えられる。これにより、イエロー感
熱発色層13は、図4に示す特性曲線に基づいて、イエ
ロー画像データの濃度に発色し、四角形をした画素内に
イエロードットが形成される。この時に、設定搬送速度
が基準搬送速度Vcよりも遅くされている場合でも、こ
の設定搬送速度に応じて1ライン記録時間を長くして1
画素を記録しているから、1ラインの幅が所定の幅にな
っている。また、1ライン記録時間を長くした場合に、
これ合わせて発熱素子77の駆動パルスのパルス幅を広
くした分だけ、駆動パルスの電圧すなわちヘッド駆動電
圧を下げているので、所定の濃度で記録されている。
【0067】各発熱素子77は、階調加熱が終了する
と、冷却期間に入って自然冷却される。そして、この冷
却期間中にイエロー画像メモリから、第2ライン目のイ
エロー画像データが読み出され、画像用ラインメモリ6
2に書き込まれる。そして、冷却期間の終了後すると、
すなわち第1ライン目の記録開始から設定された1ライ
ン記録時間が経過すると、イエロー画像の第2ラインの
記録が開始される。また、この第2ライン目の記録開始
時には、設定搬送速度で搬送されたカラー感熱記録紙1
0の第2ライン目の記録を開始すべき部分が、イエロー
用サーマルヘッド31の位置まで移動している。第1ラ
イン目と同様に、バイアスデータに基づいてバイアス加
熱を行い、この後に第2ライン目のイエロー画像データ
に基づいて、階調加熱を行う。これにより、カラー感熱
記録紙10には、イエロー画像の第2ライン目が記録さ
れる。
【0068】以降同様にして、イエロー画像の第3ライ
ン目を順次に記録する。イエロー用サーマルヘッド31
を通過したカラー感熱記録紙10の部分は、搬送路の下
流に向かって設定搬送速度で搬送され、イエロー用光定
着器34に達すると、イエロー用紫外線ランプ34aか
らの420nmのイエロー用紫外線が照射され、イエロ
ー感熱発色層13が光定着されて、発色能力が消失され
る。この時に、イエロー用紫外線ランプ34aは、設定
搬送速度に合わせた照度でイエロー用紫外線を照射して
いるから、カラー感熱記録紙10がイエロー用光定着器
34によるイエロー用紫外線の照射エリアを通過する間
に、イエロー感熱発色層13を不足なく光定着でき、か
つマゼンタ感熱発色層12に影響を与えることがない適
正な照射量がカラー感熱記録紙10に照射される。
【0069】このようにして、イエロー用光定着器34
を通過して、イエロー感熱発色層13が光定着されたカ
ラー感熱記録紙10の先端が、マゼンタ用サーマルヘッ
ド32の位置に達すると、マゼンタ用サーアルヘッド3
2がカラー感熱記録紙10に圧接される。そして、カラ
ー感熱記録紙10の記録エリアの先端がマゼンタ用サー
マルヘッド32の位置に達すると、カラー感熱記録紙1
0を設定搬送速度で搬送しながら、イエロー画像と同様
にしてマゼンタ画像を1ラインずつ記録する。こうし
て、マゼンタ画像の第1ライン目がイエロー画像の第1
ライン目と、マゼンタ画像の第2ライン目がイエロー画
像の第2ライン目と重なるようにして、順次にマゼンタ
画像が記録される。
【0070】マゼンタ用サーマルヘッド32を通過した
カラー感熱記録紙10の部分は、搬送路の下流に向かっ
て設定搬送速度で搬送され、マゼンタ用光定着器34に
達すると、フル発光中のマゼンタ用紫外線ランプ35a
からの365nmのマゼンタ用紫外線が照射され、マゼ
ンタ感熱発色層12が光定着されて発色能力が消失され
る。この時に、マゼンタ用紫外線によるマゼンタ感熱発
色層12の光定着に不足が生じないような設定搬送速度
にされているので、マゼンタ感熱発色層12の発色能力
を確実に消失できる。
【0071】このようにして、マゼンタ用光定着器35
を通過して、マゼンタ感熱発色層12が光定着されたカ
ラー感熱記録紙10の先端が、シアン用サーマルヘッド
33の位置に達すると、シアン用サーマルヘッド33が
カラー感熱記録紙10に圧接される。そして、カラー感
熱記録紙10の記録エリアの先端がシアン用サーマルヘ
ッド33の位置に達すると、上記同様にしてカラー感熱
記録紙10を設定搬送速度で搬送しながらシアン画像が
1ラインずつ記録される。すでにマゼンタ感熱発色層1
2,イエロー感熱発色層13の各発色能力は完全に消失
されているのでシアン画像の記録によって、これらが発
色することはない。シアン画像の全てのラインが記録さ
れた後に、記録済のカラー感熱記録紙10は、トレイに
排出される。
【0072】以上のように、各紫外線ランプ34a,3
5aのいずれか1個または両方が劣化している場合で
も、これらの紫外線ランプ34a,35aを用いてイエ
ロー感熱発色層13,マゼンタ感熱発色12を適切に光
定着することができる。
【0073】図8は、漂白用紫外線ランプを設けた例を
示すものである。なお、上記実施形態と同じものには同
符号を付してある。シアン感熱発色層11は、熱感度が
低いため比較的大きなバイアス熱エネルギーをカラー感
熱記録紙10に与えている。このため、本来白地となる
べきカラー感熱記録紙10の部分が薄いイエローに変色
することがある。この変色は、イエローステインと呼ば
れており、例えば365nmの紫外線を適正量照射する
ことで漂白することができる。もちろん、適正量以上照
射してもまわない。漂白器80は、このようなイエロー
スイティンを消失させて、漂白するために設けられてお
り、発光ピークが365nmの紫外線を照射する漂白用
紫外線ランプ80aと、ランプハウス80bとから構成
されている。そして、ランプハウス80bの内面には、
漂白用紫外線ランプ80aから放出した紫外線を受光し
て、漂白用紫外線のカラー感熱記録紙10上の照度を間
接的に測定する照度センサ81が設けられている。照度
センサ81の測定信号は、A/D変換器82でデジタル
変換され、測定照度値Lwとしてコントローラ40に送
られる。なお、漂白用紫外線ランプ80aは、マゼンタ
用紫外線ランプ35aと同様に、ドライバ83により、
常時にフル発光とされている。
【0074】この場合には、コントローラ40は、図9
及び図10に示すように、各紫外線ランプ34a.35
a,80aの照度を測定し、得られた各測定照度Ly,
Lm,Lwから、最も劣化の大きい紫外線ランプのフル
発光状態における、紫外線の照度に合わせた搬送速度を
設定搬送速度とし、この設定搬送速度に応じた1ライン
記録時間,各色のバイアス駆動パルス及び階調駆動パル
スのパルスデータ,ヘッド駆動電圧等を算出し、これら
を各部にセットする。そして、マゼンタ用紫外線ランプ
35aもしくは漂白用紫外線ランプ80aのどちらかが
最も劣化が大きい場合、すなわち最も劣化大きいランプ
がイエロー用紫外線ランプでない場合にだけ、設定搬送
速度に応じてイエロー紫外線ランプ34aを調光し、イ
エロー用紫外線ランプ34aの劣化の度合が最も大きい
場合にはイエロー用紫外線ランプ34aをフル発光状態
にする。
【0075】また、上記実施形態では、電源投入時に各
紫外線ランプの照度を測定して、搬送速度の設定を行っ
ているが、一枚プリントする毎,所定ライン数を記録す
る毎,所定の時間毎に照度を測定して、この測定毎に搬
送速度、1ライン記録時間の設定、紫外線ランプの調光
等行うようにしてもよい。
【0076】さらに、上記実施形態では、搬送路を直線
状にしているが、これに限らず例えばU字形や円形の搬
送路であってもよい。また、カラー感熱記録紙として、
カットシートを使用する以外にも、ロールペーパを用い
て、同一の画像または複数の画像を連続的に記録しても
よい。さらに、径が大きなプラテンドラムを使用し、そ
の外周に3個のサーマルヘッドを設けて、プラテンドラ
ムの1回転でフルカラー画像を記録する場合にも本発明
を利用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1の
感熱発色層を光定着する第1紫外線ランプと第2の感熱
発色層を光定着する第2紫外線ランプとの照度値を測定
し、各紫外線ランプの劣化の度合を調べ、劣化の度合が
大きい紫外線ランプをフル発光状態にするとともに、カ
ラー感熱記録紙の搬送速度を遅くして、劣化の度合の大
きい紫外線ランプによる紫外線の照射量を適正にする。
そして、この搬送速度に合わせて各サーマルヘッドによ
る1ラインの記録時間を長くする。さらに第2の紫外線
ランプの劣化の度合が大きいときには、搬送速度に応じ
て第1の紫外線ランプを調光し、第1の紫外線ランプに
よる紫外線の照射量が第1の感熱発色層の適正照射量に
なるようにしたから、第1及び第2のランプが劣化して
も、各感熱発色層を確実に光定着することができるとと
もに、第1の紫外線ランプからの紫外線で第2の感熱発
色層を光定着してしまうことがない。
【0078】また、漂白用の第3の紫外線ランプを設け
た場合には、第1ないし第3の紫外線ランプの劣化の度
合を調べ、劣化の度合が大きい紫外線ランプをフル発光
状態にするとともに、カラー感熱記録紙の搬送速度を遅
くして、劣化の度合の大きい紫外線ランプによる紫外線
の照射量が適正量となるようにしたから、第1ないし第
3の紫外線ランプが劣化しても、各感熱発色層の光定
着、カラー感熱記録紙の漂白を確実にすることができる
とともに、第1の紫外線ランプからの紫外線で第2の感
熱発色層を光定着してしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】紫外線ランプの劣化の度合に応じて搬送速度,
1ライン記録時間等を決定するためのフローチャートを
示すものである。
【図2】カラー感熱記録紙の層構造を示す説明図であ
る。
【図3】カラー感熱記録紙の発色特性を示す特性曲線図
である。
【図4】本発明を実施したカラー感熱プリンタを示す概
略図である。
【図5】イエロー記録制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】ヘッドドライバの構成を示す回路図である。
【図7】発熱素子の駆動パルスを示す波形図である。
【図8】漂白器を有する例のカラー感熱プリンタを示す
概略図である。
【図9】3種類の紫外線ランプの劣化の度合に応じて搬
送速度,1ライン記録時間等を決定するためのフローチ
ャートの前半を示すものである。
【図10】3種類の紫外線ランプの劣化の度合に応じて
搬送速度,1ライン記録時間等を決定するためのフロー
チャートの後半を示すものである。
【符号の説明】
10 カラー感熱記録紙 11〜13 感熱発色層 31 イエロー用サーマルヘッド 32 マゼンタ用サーマルヘッド 33 シアン用サーマルヘッド 40 コントローラ 34,35 光定着器 34a,35a,80a 紫外線ランプ 36,38,81 照度センサ 41 照度調整回路 42 搬送速度制御回路 44 電源装置 51〜53 記録制御部 80 漂白器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエロー,マゼンタ,シアンを発色する
    第1〜第3の感熱発色層を積層し、最上層の第1の感熱
    発色層とその下の第2の感熱発色層についてはそれぞれ
    特有な紫外線による光定着性を有したカラー感熱記録紙
    を用い、特定の感熱発色層を1ラインずつ記録する第1
    から第3のサーマルヘッドを、カラー感熱記録紙の搬送
    路に沿って上流側から順に配置し、カラー感熱記録紙が
    上流側から下流側に移動する際に、各サーマルヘッドで
    上層にある熱感度が高い感熱発色層から順に熱記録し
    て、カラー感熱記録紙の1回の移動でカラー感熱記録紙
    にフルカラー画像を記録するとともに、上流側にある第
    1のサーマルヘッドの記録直後に、第1の紫外線ランプ
    で第1の感熱発色層に特有な紫外線をカラー感熱記録紙
    に照射し、また第2のサーマルヘッドの記録直後に、第
    2の紫外線ランプで第2の感熱発色層に特有な紫外線を
    カラー感熱記録紙に照射し、第1の感熱発色層に対して
    は、第1の紫外線ランプを調光して適正照射量を過不足
    なく与えて第1の感熱発色層を光定着し、第2の感熱発
    色層に対しては、第2の紫外線ランプをフル発光させて
    適正照射量以上をカラー感熱記録紙に与えて第2の感熱
    発色層を光定着するカラー感熱プリント方法において、 第1及び第2の紫外線ランプの照度値を測定し、得られ
    た各照度値に基づいて、第1及び第2の紫外線ランプの
    劣化の度合を調べ、これらの度合を比較して劣化の度合
    が大きい紫外線ランプをフル発光状態にし、この紫外線
    ランプによる紫外線の照射量が対応する適正照射量とな
    るようにカラー感熱記録紙の搬送速度を遅くするととも
    に、この搬送速度に合わせて各サーマルヘッドによる1
    ラインの記録時間を長くすることを特徴とするカラー感
    熱プリント方法。
  2. 【請求項2】 イエロー,マゼンタ,シアンを発色する
    第1〜第3の感熱発色層を積層し、最上層の第1の感熱
    発色層とその下の第2の感熱発色層についてはそれぞれ
    特有な紫外線による光定着性を有したカラー感熱記録紙
    を用い、特定の感熱発色層を1ラインずつ記録する第1
    から第3のサーマルヘッドを、カラー感熱記録紙の搬送
    路に沿って上流側から順に配置し、カラー感熱記録紙が
    上流側から下流側に移動する際に、各サーマルヘッドで
    上層にある熱感度が高い感熱発色層から順に熱記録し
    て、カラー感熱記録紙の1回の移動でカラー感熱記録紙
    にフルカラー画像を記録するとともに、上流側にある第
    1のサーマルヘッドの記録直後に、第1の紫外線ランプ
    で第1の感熱発色層に特有な紫外線をカラー感熱記録紙
    に照射し、また第2のサーマルヘッドの記録直後に、第
    2の紫外線ランプで第2の感熱発色層に特有な紫外線を
    カラー感熱記録紙に照射し、第1の感熱発色層に対して
    は、第1の紫外線ランプを調光して適正照射量を過不足
    なく与えて第1の感熱発色層を光定着し、第2の感熱発
    色層に対しては、第2の紫外線ランプをフル発光させて
    適正照射量以上をカラー感熱記録紙に与えて第2の感熱
    発色層を光定着するとともに、第3のサーマルヘッドの
    記録後に、第3の紫外線ランプをフル発光して適正照射
    量以上をカラー感熱記録紙に与え、カラー感熱記録紙を
    漂白するカラー感熱プリント方法において、 第1ないし第3の紫外線ランプの照度値を測定し、得ら
    れた各照度値に基づいて、第1ないし第3の紫外線ラン
    プの劣化の度合を調べ、これらの度合を比較して劣化の
    度合が最も大きい紫外線ランプをフル発光状態にし、こ
    の紫外線ランプによる紫外線の照射量が対応する適正照
    射量となるようにカラー感熱記録紙の搬送速度を遅くす
    るとともに、この搬送速度に合わせて各サーマルヘッド
    による1ラインの記録時間を長くすることを特徴とする
    カラー感熱プリント方法。
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