JPH09175087A - 消しゴム - Google Patents

消しゴム

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JPH09175087A
JPH09175087A JP35205495A JP35205495A JPH09175087A JP H09175087 A JPH09175087 A JP H09175087A JP 35205495 A JP35205495 A JP 35205495A JP 35205495 A JP35205495 A JP 35205495A JP H09175087 A JPH09175087 A JP H09175087A
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eraser
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particles
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JP35205495A
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Yasuhiro Takahashi
安宏 高橋
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去時に、紙面を傷めること無く、しかも、
小さな力で消すことができる、疲れにくく、使いやすい
消しゴムを提供すること。 【解決手段】 従来公知の消しゴムに、ガラス、セラミ
ック製などの、ビーズ状又はバルーン状などの、粒子径
5〜200μmの球状無機粒子を含有させたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛筆やシャープペ
ンシル等の筆跡を消去するための消しゴムに関するもの
であり、更に詳細には、消去時力を入れずに消すことが
でき、手が疲れにくい消しゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消しゴムは、基材樹脂として塩化
ビニル樹脂や塩化ビニルの共重合体を用いた塩化ビニル
系のもの、天然ゴムまたは合成ゴムを用いたゴム系のも
の、加硫工程を必要としないゴム状弾性体である熱可塑
性エラストマーを使用したものが知られている。塩化ビ
ニル樹脂を基材樹脂とする消しゴムは、塩化ビニル樹脂
と可塑剤、必要に応じて充填剤やその他の添加剤を加え
て混合したペースト状のプラスチゾルを加熱して塩化ビ
ニル樹脂に可塑剤を吸収させることによって作られる。
天然ゴムまたは合成ゴムを基材樹脂とする消しゴムは、
天然ゴムまたは合成ゴムとサブ、充填剤を混練りし加硫
して作られる。熱可塑性エラストマーを基材樹脂とする
消しゴムは、熱可塑性エラストマーに軟化剤、充填剤を
混練りし未加硫のまま加熱成形して作られる。
【0003】消しゴムに使用される充填剤は、重質炭酸
カルシウム、軽質炭酸カルシウム、シリカ、珪藻土、酸
化マグネシウム、タルク、セリサイト、石英粉末などの
無機粉体が知られている。これらの充填剤はおもに粒子
径5μm以下のものが使用されている。
【0004】上記の消しゴムは、鉛筆やシャープペンシ
ルの筆跡を消去するために使用するものである。消しゴ
ムで鉛筆やシャープペンシルの筆跡を消去するために
は、消しゴムが紙との擦過で摩耗する必要がある。その
理由は以下の通りである。鉛筆やシャープペンシルによ
る筆跡は、紙との擦過で摩耗した鉛筆やシャープペンシ
ルの芯の粉末が紙面に付着したものである。消しゴムで
鉛筆やシャープペンシルの筆跡を擦過することにより筆
跡が消去できるのは、筆跡を形成する芯の摩耗粉末が、
消しゴム表面や、摩耗した消しゴムである消し屑表面に
再付着することにより紙面から取り除かれるためであ
る。
【0005】上記の消しゴムと異なり、粒子径10μm
以上の大きな粒子径の無機粉体を含有する消しゴムも知
られている。それは、油性ボールペンの筆跡や静電複写
法により形成された画像を消去する、所謂、研磨剤入り
消しゴムである。油性ボールペンの筆跡や静電複写法に
より形成された画像は、上記鉛筆やシャープペンシルに
よる筆跡と異なり、紙繊維が織り重なることによって紙
の表面に形成される凹凸の凹部に入り込んでおり、更
に、紙繊維に着色材が樹脂などの定着剤によって固着さ
れている。そのため、油性ボールペンの筆跡や静電複写
法により形成された画像は消しゴム表面に再付着しな
い。そこで、このような筆跡を消去するために、研磨剤
入り消しゴムは、粒子径10μm以上の大粒径の無機粉
体で、着色材が固着した紙繊維を切断、引き剥して取り
除くことによって消去する。そして、このような作用を
有する大粒径無機粒子は研磨剤と呼ばれる。
【0006】研磨剤を含有する消しゴムについては、種
々提案されている。例えば、表面をカップリング処理し
た平均粒子径10〜200μmの研磨剤を含有する消し
ゴム(特開昭63−188099号公報)や、粒径40
〜80μmの研磨剤を含有するボールペンの筆跡を消去
する消しゴム(特開昭52−112429号公報)や、
平均粒径30〜170μmの研磨剤を配合した消しゴム
(特開昭62−279997号公報)が知られている。
また特開平3−53999号公報には、従来公知の研磨
剤入り消しゴムの研磨剤の粒子径が30〜200μmで
あることが開示されている。
【0007】上記充填剤とは別な種類の大きな粒子径の
無機粒子を含有させた消しゴムについても提案されてい
る。それは、所謂、溶剤入り消しゴムと呼ばれるもので
あって、フィルム等の非吸収面上の、インキで書かれた
筆跡などを消去するための消しゴムである。この溶剤入
り消しゴムは、着色材である染料や定着剤である樹脂な
どを溶解する溶剤を消しゴム中に存在させ、この溶剤で
前記着色材や定着剤を溶解して消去するものである。そ
して、この消しゴム中に溶剤を含有させる方法の一つと
して大きな粒子径の無機粒子を用いる方法がある。例え
ば、無機中空粒子や無機中空球状粒子を溶剤中で減圧ま
たは加圧して、この無機中空粒子中に溶剤を含浸させて
マイクロカプセルと成し、このマイクロカプセルを含有
した消しゴム(特開昭54−72121号公報)や、無
機中空粒子を破壊してから溶剤を滴下して溶剤を含浸さ
せてマイクロカプセルと成し、このマイクロカプセルを
含有した消しゴム(特開平3−108598号公報)な
どが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】使用時の疲労である。
消しゴムで消去するとき、消しゴムを持つ手にかかる力
は、消しゴムが摩耗するに要する力と、消しゴムと紙と
の間の摩擦抵抗力の合計である。よって、消しゴムが摩
耗するに要する力を小さくすれば、消しゴムを持つ手に
かかる力は小さくなり、従って、使用しても疲れにくい
消しゴムとなる。ところで、ゴム工業の分野において、
充填剤は、その粒子径の大きさによって機能が異なり、
以下の4つに分類できることが知られている。 (1)粒子径0.1μm以下:物理強度を強くする補強剤。 (2)粒子径0.1〜1μm:セミ補強剤。 (3)粒子径1〜5μm :増量剤。 (4)粒子径5μm以上 :物理強度を弱くする劣化剤。 このことより、消しゴムが紙面との擦過において弱い力
で摩耗するようにするためには、充填剤として粒子径5
μm以上のものを使用すればよいといえる。
【0009】ところが、上記、研磨剤入り消しゴムのよ
うに、粒子径10μm以上の大きな粒子径の無機粉体を
含有する消しゴムは、紙表面の紙繊維を切断、引き剥し
て取り除くことによって消去するため、程度の差はあっ
ても必ず紙面を傷めるものである。このため、鉛筆やシ
ャープペンシルの筆跡を消去するための消しゴムおいて
は、粒子径10μm以上の無機粒子を含有した場合、紙
面を傷めるという問題を生じてしまう。
【0010】また、上記、溶剤入り消しゴムのように、
溶剤を含有する無機中空粒子を含有する消しゴムは、消
去時に溶剤を放出する必要があるので、含有する無機中
空粒子は消去時に壊れて小さな破片になる。このため、
含有する無機中空粒子は劣化剤として作用しない。ちな
みに、これらの無機中空粒子は、減圧または加圧によっ
て溶剤を含浸させるため、その粒子表面に亀裂や孔を有
しているので壊れやすいと考えられる。
【0011】即ち、本発明が解決しようとする課題は、
消去時に、紙面を傷めること無く、しかも、小さな力で
消すことができる、疲れにくく、使いやすい消しゴムを
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒径5〜20
0μmの球状無機粒子を含有することを特徴とする消し
ゴムを要旨とする。
【0013】以下、詳述する。消しゴムは、塩化ビニル
系樹脂を使用した消しゴム、天然ゴムまたは合成ゴムを
使用した消しゴム、熱可塑性エラストマーを使用した消
しゴムのいずれも用いることができるが、特に塩化ビニ
ル系樹脂を使用した消しゴムの場合、大きな効果を示
す。
【0014】基材樹脂としては、塩化ビニル樹脂や塩化
ビニルの共重合体を用いた塩化ビニル系のもの、天然ゴ
ムまたは合成ゴムを用いたゴム系のもの、加硫工程を必
要としないゴム状弾性体である熱可塑性エラストマーの
ものが挙げられる。塩化ビニル系樹脂として、具体的に
は、ポリ塩化ビニルとしてゼオン121、同131(以
上、日本ゼオン(株)製)、ビニカP410、同P44
0、同P510(以上、三菱化成ビニル(株)製)、リ
ューロンTH−700、同TH−1000、同TH−1
300(以上、東ソー(株)製)などが挙げられ、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体としてゼオン38J、同1
35J、同400X150(以上、日本ゼオン(株)
製)、ビニカP500(三菱化成ビニル(株)製)、リ
ューロンTC−806(東ソー(株)製)等が挙げられ
る。
【0015】熱可塑性エラストマーとして、具体的に
は、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体としてタ
フプレンA、タフプレン125、同200、同315、
同912、ソルプレンT−406、同T−411、同T
−414、同T−475、アサプレンT−420、同T
−430、同T−431、同T−450(以上、旭化成
工業(株)製)、カリフレックスTR1101、同TR
1102、同TRKX138S、同TR1118、同T
R1116、同TR1184、同TR1186、同TR
1122、同TR4113、同TR4122、同TR4
205、同TR4260、同TR4261、クレイトン
D1300(以上、シェル化学(株)製)などが挙げら
れる。スチレン−イソプレン−スチレン共重合体として
カリフレックスTR1107、同TR1111、同TR
1112、同TR1117(以上、シェル化学(株)
製)などが挙げられる。スチレン−エチレンブチレン−
スチレン共重合体としてタフテックH1052、同H1
041、同H1051(以上、旭化成工業(株)製)、
クレイトンG1650、同G1652、同G1657X
(以上、シェル化学(株)製)、ラバロンSJ440
0、同SJ5400、同SJ6400、同SJ740
0、同SJ8400、同SJ9400、同SE540
0、同SE6400、同SS6400、同SS740
0、同SS9400、同MJ4300、同MJ630
0、同ME6301(以上、三菱油化(株)製)などが
挙げられる。スチレン−エチレンプロピレン−スチレン
共重合体としてセプトン2002、同2003、同20
23、同2043、同2063、同2005、同200
6、同2103、同2104、同2105、同4055
(以上、(株)クラレ製)などが挙げられる。
【0016】尚、上記基材樹脂中塩化ビニル樹脂は可塑
剤と併用することが必要である。可塑剤としては、フタ
ル酸ジエチルヘキシル、フタル酸ジノルマルオクチル、
フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジブチル、アジピン酸
ジオクチル、アゼライン酸ジオクチル、リン酸トリクレ
シル、クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチ
ル等の多塩基性酸エステル系可塑剤やアジピン酸、アゼ
ライン酸、セバチン酸、フタル酸などの二塩基性酸とグ
リコール類とのエステル、塩化パラフィン、脂肪族炭化
水素、エポキシ脂肪酸エステル類やグリセリン類および
一塩基性酸などとのポリマー、アクリロニトリル系合成
ゴム、ポリエチレングリコールエステルなどの高分子系
可塑剤が挙げられる。可塑剤の使用量は、その種類や基
材樹脂との組合せにもよるが、消しゴムの硬さ等から、
基材樹脂100重量部に対して80〜200重量部使用
するのが望ましい。
【0017】本発明に使用する球状無機粒子は、消しゴ
ムの摩耗強度を低下させる劣化剤として用いるものであ
って、その粒子径は5〜200μmである必要がある。
形状が球状でない場合には、消去したとき紙面を傷める
という問題が発生し、粒子径が5μm未満の場合、劣化
剤としての作用が不十分であり、粒子径が200μmを
越えた場合、消しゴムの物理強度が弱くなり過ぎて消し
屑量が多くなり、消しゴムが崩れていくように感じら
れ、消しゴムとして使用感が悪くなるという問題が発生
する。球状無機粒子は内部が詰まった状態のビーズと、
中空状のバルーンとがある。以下、市販品の一例を挙げ
る。ビーズとしては、ガラス製のものとして、東芝ガラ
スビーズGB210(平均粒子径17μm)、同GB7
31M(平均粒子径18μm)、同GB731(平均粒
子径30μm)、同EGB731(平均粒子径18μ
m)、同GB301S(平均粒子径45μm)や、東芝
ブラスティングビーズGB290(粒子径範囲45〜9
0μm)、同GB300(粒子径範囲75〜125μ
m)、同GB320(粒子径範囲106〜180μ
m)、同GB−J(粒子径範囲75〜106μm)や、
再帰反射製品用に使用される中・高屈折率ガラスビーズ
であるHGB253(粒子径範囲53〜74μm)、H
GB275(粒子径範囲74〜105μm)、WGB2
20(粒子径範囲5〜44μm)、WGB243(粒子
径範囲53〜63μm)、WGB276(粒子径範囲8
8〜105μm)(以上、東芝バロティーニ(株)製、
いずれも真比重2.5g/cc)や、ガラスビーズを再
加熱することによって再結晶化させる結晶化ガラスが挙
げられる。また、金属製のものとして球状銅粉、球状青
銅粉、真鍮青銅粉が挙げられる。
【0018】バルーンとしては、ガラス製のものとして
スコッチライト グラスバブルズK1(177μmより
大きい粒子(U.S.80メッシュふるいでの残留率)
5重量%以下、耐圧強度 18Kgf/cm2、比重
0.125g/cc)、同K25(177μmより大き
い粒子(U.S.80メッシュふるいでの残留率)5重
量%以下、耐圧強度 53Kgf/cm2 、比重0.2
50g/cc)、同K46(149μmより大きい粒子
(U.S.100メッシュふるいでの残留率)1重量%
以下、耐圧強度 281Kgf/cm2 、比重0.46
0g/cc)、同S15(105μmより大きい粒子
(U.S.140メッシュふるいでの残留率)3重量%
以下、耐圧強度 21Kgf/cm2、比重0.150
g/cc)、同S60(149μmより大きい粒子
(U.S.100メッシュふるいでの残留率)5重量%
以下、耐圧強度 704Kgf/cm2、比重0.60
0g/cc)、同B38(177μmより大きい粒子
(U.S.80メッシュふるいでの残留率)5重量%以
下、耐圧強度 282Kgf/cm2 、比重0.380
g/cc)(以上、住友スリーエム(株)製、いずれも
平均粒子径が70μm)、グラス マイクロバルーン
IG101(44μmより小さい粒子7重量%、175
μmより大きい粒子5重量%、比重0.311g/c
c)、同IG25(44μmより小さい粒子21重量
%、175μmより大きい粒子0重量%、比重0.23
7g/cc)、同R(44μmより小さい粒子14重量
%、175μmより大きい粒子8重量%、比重0.36
1g/cc)、同FT102(44μmより小さい粒子
5重量%、175μmより大きい粒子3重量%、比重
0.250g/cc)、同FTD202(44μmより
小さい粒子12重量%、175μmより大きい粒子0重
量%、比重0.238g/cc)(以上、日本シリカ工
業(株)製、いずれも平均粒子径80μm)等が挙げら
れる。
【0019】また、セラミック製としてマイクロセルズ
SL75(粒子径範囲20〜75μm、平均粒子径45
μm)、同SL125(粒子径範囲20〜125μm、
平均粒子径80μm)、同SL150(粒子径範囲20
〜150μm、平均粒子径100μm)、同SL180
(粒子径範囲20〜180μm、平均粒子径115μ
m)(以上、小野田セメント(株)製、いずれも耐圧強
度700Kgf/cm2で比重0.68〜0.70g/
cc)、グラス マイクロバルーンFAA(44μmよ
り小さい粒子2重量%、175μmより大きい粒子5重
量%、比重0.6g/cc)(日本シリカ工業(株)
製、平均粒子径80μm)等が挙げられる。
【0020】更に、シリカ製のグラス マイクロバルー
ンSI(44μmより小さい粒子9重量%、175μm
より大きい粒子0重量%、比重0.254g/cc)
(日本シリカ工業(株)製、平均粒子径80μm)や、
アルミノシリケート製のフィライト200/7(粒子径
範囲5〜150μm、比重0.7g/cc)(日本フィ
ライト(株)製)といったものが挙げられる。
【0021】なお、バルーン状のものはビーズ状のもの
に比べ、消しゴムが軽量化されるため、消しゴムを持っ
たときに軽く感じ、消去時の抵抗力が小さいことが更に
強調されるためより好ましい。しかし、中空状の球状無
機粒子は、殻壁が薄く壊れやすいため、消しゴムの消去
時に壊れないための強度が必要である。バルーンが、消
しゴムの消去時に壊れないための耐圧強度は、13Kg
f/cm2 以上、好ましくは20Kgf/cm2 以上で
ある。これは、以下の組成よりなる消しゴムについて行
った破壊試験結果より得られた。 破壊試験用消しゴム組成 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジイソノニル) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 1重量部 重質炭酸カルシウム 35重量部 以上の材料を混合してペースト状とし、これを型に流し
込み、加熱プレス成形を行って消しゴムを得た。この消
しゴム表面に直径3.0mmの円盤を一定速度(2mm
/分)で押し込んだとき、消しゴム表面が破壊される時
に円盤にかかる荷重から消しゴムの破壊されるときの力
を調べた。加熱条件が123℃、20分間の場合は1
2.2Kgf/cm2 であり、130℃、20分間の場
合は19.1Kgf/cm2 であった。
【0022】なお、球状無機粒子の真比重は、粒子の材
質や、ビーズ状であるか中空状であるかによって大きく
異なるため、これら球状無機粒子の使用量は、消しゴム
中の5容積%以上、50容積%以下が望ましい。5容積
%未満では消しゴム中の球状無機粒子の存在がまばらで
消去時に作用する数が少なくその効果が得られない場合
もあり、また、50容積%より多いと、鉛筆やシャープ
ペンシルの芯の摩耗粉を付着させるべき消しゴム基材の
部分が少なくなりすぎて、消去性が低下する傾向があ
る。球状無機粒子は単独でも2種以上併用しても良く、
従来公知の充填剤と併用しても良い。
【0023】
【作用】本発明で使用する粒子径5〜200μm以下の
球状無機粒子は、配合された物の物理強度を弱くする劣
化剤としての作用を有するため、消しゴムがより小さい
力で摩耗するようになる。さらに、球状無機粒子が消し
ゴムと紙の間で転がってコロの役目をするため、紙と消
しゴムの間の摩擦抵抗力も小さくする。このため、消し
ゴムが摩耗するに要する力と摩擦抵抗力とを合わせたも
のである、消去時に消しゴムを持つ手が受ける抵抗力も
小さい。従って、使って手が疲れない。また、球形状の
ため紙繊維を切断したり、引き剥したりする突起がない
ため大粒子径にも拘わらず紙面を傷めることがない。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に説
明する。 実施例1 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(ジイソノニルフタレート、以下DINPと略記する)160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(充填剤、5μm以下の粒子が95.5重量%、5μm以 上の粒子が4.5重量%、破砕形状) 120重量部 東芝ガラスビーズGB731 316重量部 上記物質を混合脱泡してプラスチゾルを得、これを容器
に充填して、加熱プレス機にて125℃、20分間加熱
成形して消しゴムを得た。
【0025】実施例2 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 120重量部 グラスバブルズ K25 10重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0026】実施例3 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 40重量部 高屈折率ガラスビーズWGB276 550重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0027】実施例4 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 120重量部 グラスバブルズ K25 5重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0028】実施例5 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 40重量部 高屈折率ガラスビーズWGB276 700重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0029】比較例1 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 120重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0030】比較例2 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 120重量部 アドバンス−MSS P20N(球状シリカ粒子、ビーズ状、粒子径2.0μ m、比重2.0g/cc、(株)アドバンス製) 80重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0031】比較例3 塩化ビニル樹脂(ゼオン121、前述) 100重量部 可塑剤(DINP) 160重量部 安定剤(エポキシ化大豆油) 10重量部 重質炭酸カルシウム(前述) 120重量部 東芝ブラスティングビーズ GB−C(球状ガラス粒子、ビース状、粒子径範 囲250〜450μm、比重2.5g/cc、東芝バロティーニ(株)製) 100重量部 上記物質を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0032】上記実施例1〜5及び比較例1〜3で得ら
れた消しゴムについて各種試験を行った。結果を表1に
示す。
【0033】抵抗力の測定。 消しゴムの形状を厚さ5mm、紙面と接する部分の形状
を半径6mmの円弧状にする。この円弧の部分を紙面に
垂直に当てその上から垂直荷重100g、200g、3
00g、400gをかけた。そして紙を水平方向に一定
速度200cm/分で動かし、この時消しゴムにかかる
水平方向の力を測定した。この力(抵抗力)を垂直荷重
で割った値を比例係数とした。
【0034】消しゴム中における球状無機粒子の含有量 消しゴム中の球状無機粒子の容積%を、球状無機粒子を
含まない消しゴムの比重と球状無機粒子の比重とから算
出した。尚、球状無機粒子を含まない消しゴムの比重
(ρ2)は、消しゴムの配合によって異なるため、実施
例1、2、4及び比較例2、3では1.32g/ccを
用い、実施例3、5では1.19g/ccとした。算出
式は次の通りである。 V =消しゴムの全体積 V1=球状無機粒子の体積 ρ1=球状無機粒子の比重 ρ2=球状無機粒子を含有しない消しゴムの比重 W1=球状無機粒子の配合重量部 W2=球状無機粒子以外の配合物の重量部合計 球状無機粒子の容積率(%)=V1/V=(W1/ρ
1)/(W1/ρ1+W2/ρ2)×100
【0035】消字率の測定 JIS S6050「プラスチック字消し」に示す方法
によって測定した。
【0036】
【表1】 尚、比較例3は、抵抗力測定、消字率測定において、消
しゴムが崩れて測定できなかった。また、消字率の測定
時、消字した後の紙面を目視観察したが、実施例1〜5
及び比較例1、2ともに紙面を傷めなかった。
【0037】
【発明の効果】以上、詳述したように、粒子径5μm以
上、200μm以下の球状無機粒子を含有する消しゴム
は消去時に受ける抵抗力が小さく消去時に手が疲れず、
かつ紙面を傷めることのないものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径5〜200μmの球状無機粒子を含
    有することを特徴とする消しゴム。
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