JPH09175247A - タフテッドカーペットおよびタフテッドカーペット成形品 - Google Patents
タフテッドカーペットおよびタフテッドカーペット成形品Info
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- JPH09175247A JPH09175247A JP35035895A JP35035895A JPH09175247A JP H09175247 A JPH09175247 A JP H09175247A JP 35035895 A JP35035895 A JP 35035895A JP 35035895 A JP35035895 A JP 35035895A JP H09175247 A JPH09175247 A JP H09175247A
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Abstract
ーペットであって、設備、工程を煩雑化せずに得られる
構成および成形品。 【構成】 裏面に熱可塑性樹脂繊維を主体としたメルト
ブローン不織布を配した基布の、不織布を配した側から
パイル糸のタフティングをおこなうことによって基布の
表面にパイルを立設した後、この基布を不織布を配した
側から加熱して不織布構成繊維の融着層を形成し、この
融着層によってパイルの根元を固定したタフテッドカー
ペット、および、このタフテッドカーペットを所要の形
状に絞り成形してなるカーペット成形品。
Description
に関し、また、このカーペットを絞り成形したタフテッ
ドカーペット成形品に関する。
に用いられるタフテッドカーペットの構成は、ジュート
等の天然繊維や熱可塑性樹脂繊維を組織した基布、ある
いはスパンボンド等不織布の基布に装飾用のパイル糸を
タフティングして基布の表面側にパイルを立設形成し、
さらに裏面から熱可塑性樹脂の裏打ち材をほどこした構
成であった。これを加熱によって裏打ちを軟化させた上
で、所要の形状に絞り成形した上で自動車の床等に敷設
している。裏打ち材として従来用いられてきたのは、低
密度ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂等の比
較的低融点の熱可塑性樹脂を厚さ数mmのシート状に押
し出して積層するものや、アクリル−スチレン樹脂等の
エマルジョンをコーティングした後乾燥させ、カーペッ
トの裏面に付着させるものがあった。この種の裏打ちの
目的は、1つにはタフティングしたパイルの根元部分を
基布に固着してパイルの基布からの素抜けを防止するこ
とにあり、また、この裏打ち材を加熱して可塑化させる
ことにより、カーペットの絞り成形を可能にすることに
ある。成形後に裏打ち材が再固化すると成形形状が固定
する。従来技術の課題として、以下があった。 裏打ちをおこなうための設備(シート押出機、コーテ
ィング機)および工程をカーペットの生産ライン内に持
ち込む必要があり、工程、設備等が大型化、煩雑化する
こと。 裏打ちの目付量をある程度以上少なくするのが困難で
あること。シーティングによる裏打ちの場合はシートの
やぶれが生じたり、コーティングの場合はムラになった
りして、目的とする均一な裏打ちが得られないこと。 裏打ち材が硬く、触感や音響的特性が劣ること。 裏打ち材の伸び性が乏しいために、カーペットを深い
形状や複雑な形状に絞り成形すると、裏打ち材が追随せ
ず亀裂を生じることから成形の自由度をせばめていたこ
と。
決し、軽量で柔軟な裏打ち材をもったタフテッドカーペ
ットであって、設備、工程を煩雑化せずに得られる構成
および成形品を提供する。
手段は、裏面に熱可塑性樹脂繊維を主体とする不織布を
積層した基布の、不織布を積層した側からパイル糸のタ
フティングをおこなうことによって基布の表面にパイル
を立設した後、この基布を不織布を配した側から加熱し
て、不織布構成繊維の融着層を形成し、この融着層によ
ってパイル糸の根元を固定しているタフテッドカーペッ
トにあり、特にこのタフテッドカーペットにおいて、熱
可塑性樹脂繊維を主体とした不織布が、構成繊維の平均
繊維径が20マイクロメーター以下のメルトブローン製
法により得られる不織布であって、基布の裏面上に直接
紡出散布して形成されたものであるタフテッドカーペッ
トによる。また、このタフテッドカーペットを所要の形
状に絞り成形してなるタフテッドカーペット成形品によ
る。
塑性樹脂繊維を主体とした不織布を用い、カーペットの
タフティングに先だって基布の裏面に一体的に積層形成
し、これを加熱して繊維の相互融着層を形成することに
よって、従来の裏打ち層に代替し、パイルを固定し成形
性を付与する作用をなすので、カーペットの生産工程を
簡略化できる。不織布の目付量を調整して、あるいは複
数枚の不織布を重ねることによって、細かな目付量の調
整が可能であり、均一でより少量の裏打ちも可能であ
る。この作用は特にメルトブローン製法による不織布を
用いることによって、より効果的なものになるが、これ
はメルトブローン不織布に特有の繊維径の細さと見かけ
密度の低さに起因しており、特に繊維径は20マイクロ
メーター以下が適する。裏打ち材が柔軟になるとカーペ
ットを深い形状や複雑な形状に絞り成形した場合でも裏
打ち材の追随性が良く、破れ等がおこらないので、好ま
しいカーペット成形品が得られる。
を説明する。図2は本発明によるタフテッドカーペット
10の模式断面図である。カーペット基布11の裏面に
は(メルトブローン)不織布13が配され、基布の不織
布が配された側からパイル糸16のタフティングをおこ
なって、基布の表面側にパイル12が立設されている。
さらに加熱によって不織布の裏面側は主に構成繊維が融
着一体化された融着層14に形成される。また、パイル
糸の根元もこの融着層により固定されている。基布とし
て好ましいのは、タフテッドカーペット用として公知の
各種の基布であり、スパンボンド法により開繊、集積さ
せ、ニードリングをおこない形成した不織布や、テープ
ヤーンを経糸、緯糸に組織した織布や、短繊維、長繊維
を制織、制編して得た編織布等である。(メルトブロー
ン)不織布としては、素材がポリエチレン、ポリプロピ
レン、変成ポリエステル樹脂等の融点が低い素材を用
い、平均繊維径が20マイクロメーター以下、より好ま
しくは10マイクロメーター以下のものを、目付け量が
100〜500g/m2 の範囲内になるように複数枚を
重ね合わせたものが好ましい。パイル糸は、耐熱性、耐
摩耗性にすぐれたナイロン、ポリエステル等が好まし
く、繊維径は3〜30デニールの単繊維集合体を、公知
のタフト機によってタフティングする。タフト密度はゲ
ージが5/64〜1/36程度が好ましい。このタフテ
ッドカーペットの好ましい製造工程について、図1をも
とに説明する。あらかじめ別工程で形成され巻き取られ
た基布11をロール111より一定の速度で送りだし、
送りローラー112を介して(メルトブローン)不織布
の積層工程(A)に送る。この工程には単数ないし、複
数の繊維紡出機120が備えられていて、基布の裏面に
半溶融状態にある繊維を振りまくことで(メルトブロー
ン)不織布13を形成するとともに、基布の裏面に付着
積層させる。この紡出機の構成は、溶融状態にある熱可
塑性樹脂を主ノズル121より繊維状に押し出し、これ
と同時に側方のノズル122より加熱空気を吹きつける
ことによって繊維径を極微にし、嵩密度を低く形成した
不織布に形成するものが適している。本発明の不織布は
メルトブローン不織布に限定されない通常のスパンボン
ド不織布なども可能であるが、繊維径は20マイクロメ
ーター以下が適するので、メルトブローン製法によるも
のが最適である。次に裏面に不織布を積層した基布はタ
フティング工程(B)に送られパイル糸16のタフティ
ングを受ける。パイル糸の供給方法として一般的にコー
ン130に巻かれたパイル糸をタフト機のガイド141
を介してニードル140に送り、ニードルの糸通孔内に
パイル糸は通される。このニードルは偏心軸142に連
結されることによって上下運動して基布に対して裏面側
からパイル糸を差し込む。この際、基布の裏面の不織布
の繊維径と嵩密度が低いほど針の差し込み抵抗が低く好
ましい。基布の表面側に突出されたパイル糸は先端がル
ーバー150によって係止され、ループパイルに立設さ
れる。パイルの先端をナイフ160でカットするとカッ
トパイルになる。パイル12が立設されたカーペットは
送りロール113をへてロール114に巻き取られて、
あるいは連続的にカーペットの加熱工程(C)に送られ
る。カーペットの加熱工程では、ヒーター170によっ
てカーペットは基布の裏面(不織布側)から加熱され、
不織布の構成繊維が溶融して融着層14が形成される。
この融着層は構成繊維の全体が溶融して形成されても、
(裏面よりの)一部の繊維が溶融して形成されてもよい
が、連続した不透水性の層になっていることが好まし
い。成形工程(D)では、融着層が固化する以前にカー
ペットを対をなす成形型180、180’間に配しプレ
ス成形することによって、所要の形状に絞り成形し、融
着層を固化させて成形形状を固定してタフテッドカーペ
ット成形品15を得る。
繊維(融点130℃)、平均繊維径6マイクロメータ
ー、目付量300g/m2 、厚さ10mm 見かけ密度
0.03g/cm3 、熱融着層は裏面側から厚さ8mm
まで。 (比較例1)低密度ポリエチレン樹脂(融点115℃)
をシート押出機により基布の裏面に積層付与。密度0.
92g/cm3 、厚さ3.5mm (比較例2)発泡ポリエチレン樹脂をシート押出機によ
り基布の裏面に積層付与。発泡倍率3倍、厚さ1.0m
m (評価)表1に実施例、比較例のタフテッドカーペット
についての評価項目と、評価結果(◎優れる、○適す
る、△不適)を表示した。
と、目付け量の調整が容易であることを評価した。比較
例1では熱可塑性樹脂の裏打ち用にシート押出機の導入
が必要で設備、工程が煩雑化する。加えて比較例2では
裏打ちの目付量、密度等の細かな制御が難しい。成形性
については、実際の自動車フロア相当の深絞り成形をお
こなって、裏打ちの柔軟性、カーペットの深絞り成形へ
の追随性を評価した。極細繊維をもとにした実施例の成
形性がまさるが、発泡樹脂を用いた比較例2も柔軟性が
あり、深絞り成形に対応する。完全な固層の裏打ちであ
る比較例1は柔軟性が乏しく、割れや破れがおこる場合
もある。防音性については、図4に示すような装置によ
って比較評価した。すなわち2つの無響室R1 、R2 間
にサンプルの取付用の開口Oを設けた無響−無響型遮音
測定装置により、入力装置よりの各周波数の音波の入力
を、それぞれの無響室の集音装置M1 、M2 により記録
し、両者の差を比較して遮音性を相対評価するものであ
る。図3より、同目付量では実施例が比較例1、比較例
2にまさった。これは裏打ちの融着層と基布が間に繊維
層をはさんだ2重壁構造をとる効果と思われる。
にすぐれたカーペットの裏打ちが可能である。熱可塑性
樹脂繊維を主体とした不織布の構成を複層化し、各層で
相互に異なる繊維組成を有する層に形成することによっ
て、繊維の融着層の形成と、溶融せず繊維の形態を維持
した層を混在させることができ、より柔軟性がある裏打
ち等の加工も可能である。
Claims (3)
- 【請求項1】 裏面に熱可塑性樹脂繊維を主体とする不
織布を積層した基布の、不織布を積層した側からパイル
糸のタフティングをおこなうことによって基布の表面に
パイルを立設した後、この基布を不織布を配した側から
加熱して、不織布構成繊維の融着層を形成し、この融着
層によってパイル糸の根元を固定していることを特徴と
するタフテッドカーペット。 - 【請求項2】 請求項1に記載のタフテッドカーペット
において、熱可塑性樹脂繊維を主体とした不織布が、構
成繊維の平均繊維径が20マイクロメーター以下のメル
トブローン製法により得られる不織布であって、基布の
裏面上に直接紡出散布して積層されたものであることを
特徴とするタフテッドカーペット。 - 【請求項3】 請求項1ないし請求項2に記載のタフテ
ッドカーペットを所要の形状に絞り成形してなるタフテ
ッドカーペット成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35035895A JP3659433B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | タフテッドカーペット成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35035895A JP3659433B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | タフテッドカーペット成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09175247A true JPH09175247A (ja) | 1997-07-08 |
| JP3659433B2 JP3659433B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=18409953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35035895A Expired - Fee Related JP3659433B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | タフテッドカーペット成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3659433B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007190242A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Suminoe Textile Co Ltd | 防音カーペット。 |
| JP2012527370A (ja) * | 2009-05-18 | 2012-11-08 | オートニアム テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車用途のためのタフテッドカーペット |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP35035895A patent/JP3659433B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007190242A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Suminoe Textile Co Ltd | 防音カーペット。 |
| JP2012527370A (ja) * | 2009-05-18 | 2012-11-08 | オートニアム テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車用途のためのタフテッドカーペット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3659433B2 (ja) | 2005-06-15 |
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