JPH09175373A - 倍力装置 - Google Patents
倍力装置Info
- Publication number
- JPH09175373A JPH09175373A JP7350428A JP35042895A JPH09175373A JP H09175373 A JPH09175373 A JP H09175373A JP 7350428 A JP7350428 A JP 7350428A JP 35042895 A JP35042895 A JP 35042895A JP H09175373 A JPH09175373 A JP H09175373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- sleeve
- plunger
- atmosphere
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 23
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 13
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 3
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 abstract 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 11
- 230000004044 response Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/66—Electrical control in fluid-pressure brake systems
- B60T13/72—Electrical control in fluid-pressure brake systems in vacuum systems or vacuum booster units
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 弁プランジャ7の外周部には、磁性体か
らなるスリーブ8を気密を保持して摺動自在に嵌装して
いる。弁体11と上記スリーブ8に設けた真空弁座9と
によって、真空通路24を開閉する真空弁23を構成し
ている。また、バルブボディ2に設けた大気弁座6と弁
体11とによって大気弁17を構成している。さらに、
スリーブ8のフロント側には、永久磁石26を配置して
あり、急制動時に入力軸13および弁プランジャ7が前
進されると、スリーブ8が永久磁石26に吸着されて、
大気弁17を最大開度に維持する様になっている。 【効果】 ブレーキペダルが急激に踏み込まれる急制動
時の作動応答性が良好なブレーキ倍力装置を提供するこ
とができる。
らなるスリーブ8を気密を保持して摺動自在に嵌装して
いる。弁体11と上記スリーブ8に設けた真空弁座9と
によって、真空通路24を開閉する真空弁23を構成し
ている。また、バルブボディ2に設けた大気弁座6と弁
体11とによって大気弁17を構成している。さらに、
スリーブ8のフロント側には、永久磁石26を配置して
あり、急制動時に入力軸13および弁プランジャ7が前
進されると、スリーブ8が永久磁石26に吸着されて、
大気弁17を最大開度に維持する様になっている。 【効果】 ブレーキペダルが急激に踏み込まれる急制動
時の作動応答性が良好なブレーキ倍力装置を提供するこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のブレーキ等に用
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、その弁機構の
改良に関する。
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、その弁機構の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倍力装置として次のようなものは
知られている。すなわち、シェル内に摺動自在に設けた
概略筒状のバルブボデイと、このバルブボデイの外周部
に設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後
に区画形成した定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内
に設けられ、入力軸の進退動に連動してバルブボディ内
の流路の開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置は知
られている。このような従来一般の倍力装置では、弁機
構は大気弁と真空弁とを備えており、大気弁はバルブボ
ディに設けた大気弁座とそれに接離する弁体によって構
成されており、また真空弁は弁プランジャに設けた真空
弁座とそれに接離する上記弁体とによって構成されてい
たものである。そして、従来では、上記両弁座はリヤ側
にむけて設けられるとともに、上記弁体は両弁座に対向
するようにフロント側にむけて設けられている。このよ
うな従来の倍力装置の非作動状態では、弁体は大気弁座
に着座するとともに真空弁座から離隔しているので、大
気弁が閉鎖される一方、真空弁が開放されている。そし
て、非作動状態からブレーキペダルが踏み込まれて入力
軸および弁プランジャが前進されると、上記真空弁が閉
鎖された後に大気弁が開放される。これにより、定圧室
と変圧室との間に差圧が生じて、バルブボディが前進さ
れて倍力装置が作動される。
知られている。すなわち、シェル内に摺動自在に設けた
概略筒状のバルブボデイと、このバルブボデイの外周部
に設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後
に区画形成した定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内
に設けられ、入力軸の進退動に連動してバルブボディ内
の流路の開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置は知
られている。このような従来一般の倍力装置では、弁機
構は大気弁と真空弁とを備えており、大気弁はバルブボ
ディに設けた大気弁座とそれに接離する弁体によって構
成されており、また真空弁は弁プランジャに設けた真空
弁座とそれに接離する上記弁体とによって構成されてい
たものである。そして、従来では、上記両弁座はリヤ側
にむけて設けられるとともに、上記弁体は両弁座に対向
するようにフロント側にむけて設けられている。このよ
うな従来の倍力装置の非作動状態では、弁体は大気弁座
に着座するとともに真空弁座から離隔しているので、大
気弁が閉鎖される一方、真空弁が開放されている。そし
て、非作動状態からブレーキペダルが踏み込まれて入力
軸および弁プランジャが前進されると、上記真空弁が閉
鎖された後に大気弁が開放される。これにより、定圧室
と変圧室との間に差圧が生じて、バルブボディが前進さ
れて倍力装置が作動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の倍力装置では、運転者がブレーキペダルを急激に踏
み込だ急制動時に作動応答性が悪いという欠点があっ
た。この原因としては次のようなことが考えられる。つ
まり、上記従来の構成においてブレーキペダルが急激に
踏み込まれると、入力軸および弁プランジャも急激に前
進されるので、上記真空弁が閉鎖された後に大気弁が大
きく離隔して開放され、それによって倍力装置が大きな
出力で作動される。しかしながら、このようにして倍力
装置が作動されたのちバルブボディも前進されるので、
弁プランジャに対して相対的にバルブボディが近接する
ことになり、離隔している状態の弁体と大気弁座が近接
し、それによって大気弁の開度が急速に小さくなり、倍
力装置の出力が減少する。したがって、従来の倍力装置
では、急制動時の作動応答性が悪いという欠点が指摘さ
れていたものである。
来の倍力装置では、運転者がブレーキペダルを急激に踏
み込だ急制動時に作動応答性が悪いという欠点があっ
た。この原因としては次のようなことが考えられる。つ
まり、上記従来の構成においてブレーキペダルが急激に
踏み込まれると、入力軸および弁プランジャも急激に前
進されるので、上記真空弁が閉鎖された後に大気弁が大
きく離隔して開放され、それによって倍力装置が大きな
出力で作動される。しかしながら、このようにして倍力
装置が作動されたのちバルブボディも前進されるので、
弁プランジャに対して相対的にバルブボディが近接する
ことになり、離隔している状態の弁体と大気弁座が近接
し、それによって大気弁の開度が急速に小さくなり、倍
力装置の出力が減少する。したがって、従来の倍力装置
では、急制動時の作動応答性が悪いという欠点が指摘さ
れていたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、上述した倍力装置において、上記弁機構を、
上記バルブボディの内周部にフロント側にむけて形成し
た大気弁座と、上記バルブボディ内に摺動自在に嵌合さ
れて入力軸に連動する弁プランジャと、上記弁プランジ
ャに気密を保持して摺動自在に嵌合されるとともに、磁
性体からなるスリーブと、上記大気弁座の内方側で、上
記スリーブにフロント側に向けて形成した真空弁座と、
上記両弁座にフロント側から着座する弁体とから構成
し、上記バルブボディ内に、上記スリーブのフロント側
の位置に永久磁石を配設して、上記入力軸に連動して弁
プランジャが急激に前進し、上記弁プランジャの上記バ
ルブボディに対する相対移動が所定値を超えた時に、ス
リーブが永久磁石に吸引されて、上記大気弁座と弁体と
を大きな開度に維持する様に構成したものである。ま
た、第2の発明は、シェル内に摺動自在に設けたバルブ
ボデイと、このバルブボデイに設けたパワーピストン
と、このパワーピストンの前後に区画形成した定圧室と
変圧室と、弁機構の一部を構成し、バルブボディに摺動
自在に嵌合されるとともにリヤ側の端部に入力軸を取り
付けた弁プランジャを備え、所要時に上記入力軸に連結
したブレーキペダルを踏み込むことなく上記変圧室内に
大気を導入してバルブボデイを前進させることができる
様に構成した倍力装置において、上記弁プランジャのリ
ヤ側の軸部に有底孔を形成し、その有底孔に入力軸のフ
ロント側の端部を摺動自在に嵌合させ、また、それら両
部材にわたって弾性部材を弾装して、入力軸に対して弁
プランジャを後退端に保持させ、上記弁プランジャが入
力軸から相対的にフロント側に移動できるように構成し
たものである。
本発明は、上述した倍力装置において、上記弁機構を、
上記バルブボディの内周部にフロント側にむけて形成し
た大気弁座と、上記バルブボディ内に摺動自在に嵌合さ
れて入力軸に連動する弁プランジャと、上記弁プランジ
ャに気密を保持して摺動自在に嵌合されるとともに、磁
性体からなるスリーブと、上記大気弁座の内方側で、上
記スリーブにフロント側に向けて形成した真空弁座と、
上記両弁座にフロント側から着座する弁体とから構成
し、上記バルブボディ内に、上記スリーブのフロント側
の位置に永久磁石を配設して、上記入力軸に連動して弁
プランジャが急激に前進し、上記弁プランジャの上記バ
ルブボディに対する相対移動が所定値を超えた時に、ス
リーブが永久磁石に吸引されて、上記大気弁座と弁体と
を大きな開度に維持する様に構成したものである。ま
た、第2の発明は、シェル内に摺動自在に設けたバルブ
ボデイと、このバルブボデイに設けたパワーピストン
と、このパワーピストンの前後に区画形成した定圧室と
変圧室と、弁機構の一部を構成し、バルブボディに摺動
自在に嵌合されるとともにリヤ側の端部に入力軸を取り
付けた弁プランジャを備え、所要時に上記入力軸に連結
したブレーキペダルを踏み込むことなく上記変圧室内に
大気を導入してバルブボデイを前進させることができる
様に構成した倍力装置において、上記弁プランジャのリ
ヤ側の軸部に有底孔を形成し、その有底孔に入力軸のフ
ロント側の端部を摺動自在に嵌合させ、また、それら両
部材にわたって弾性部材を弾装して、入力軸に対して弁
プランジャを後退端に保持させ、上記弁プランジャが入
力軸から相対的にフロント側に移動できるように構成し
たものである。
【0005】
【作用】上記第1の発明によれば、ブレーキペダルが急
激に踏み込まれると、入力軸に連動して上記弁プランジ
ャおよびスリーブも前進された後、上記永久磁石によっ
てスリーブが吸引されて弁プランジャに対して相対移動
する。これにより、上記大気弁座と弁体とが大きな開度
に維持される。そのため、ブレーキペダルの踏力に応じ
た倍力装置の最大出力を迅速に得ることができる。な
お、ブレーキペダルが急激に踏み込まれない通常のブレ
ーキ踏み込み時には、スリーブは上記永久磁石によって
吸引されないので、従来公知の倍力装置と同様の作用を
得ることができる。したがって、上述した従来に比較す
ると、急制動時における作動応答性が良好な倍力装置を
提供することができる。また、上記第2の発明によれ
ば、ブレーキペダルを踏み込むことなく変圧室内に大気
を導入してバルブボデイを前進させた際には、バルブボ
デイとともに弁プランジャも後退端から前進されるよう
になる。つまり、自動ブレーキとして倍力装置が機能す
る。この時には、弁プランジャが入力軸に対して相対的
に前進されるので、入力軸は停止したままである。つま
り、自動ブレーキとして倍力装置が機能した時に、上記
入力軸に連結したブレーキペダルが連動して勝手に前進
されない様になっている。そのため、ブレーキペダルに
足を接触させている運転者が不安感を抱くことがなく、
ブレーキフィーリングを阻害されることがない。
激に踏み込まれると、入力軸に連動して上記弁プランジ
ャおよびスリーブも前進された後、上記永久磁石によっ
てスリーブが吸引されて弁プランジャに対して相対移動
する。これにより、上記大気弁座と弁体とが大きな開度
に維持される。そのため、ブレーキペダルの踏力に応じ
た倍力装置の最大出力を迅速に得ることができる。な
お、ブレーキペダルが急激に踏み込まれない通常のブレ
ーキ踏み込み時には、スリーブは上記永久磁石によって
吸引されないので、従来公知の倍力装置と同様の作用を
得ることができる。したがって、上述した従来に比較す
ると、急制動時における作動応答性が良好な倍力装置を
提供することができる。また、上記第2の発明によれ
ば、ブレーキペダルを踏み込むことなく変圧室内に大気
を導入してバルブボデイを前進させた際には、バルブボ
デイとともに弁プランジャも後退端から前進されるよう
になる。つまり、自動ブレーキとして倍力装置が機能す
る。この時には、弁プランジャが入力軸に対して相対的
に前進されるので、入力軸は停止したままである。つま
り、自動ブレーキとして倍力装置が機能した時に、上記
入力軸に連結したブレーキペダルが連動して勝手に前進
されない様になっている。そのため、ブレーキペダルに
足を接触させている運転者が不安感を抱くことがなく、
ブレーキフィーリングを阻害されることがない。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボデイ2を摺動自在に設けてあり、バ
ルブボデイ2のリヤ側の外周部はシェル1の外部に突出
させている。上記バルブボデイ2の外周部にはパワーピ
ストン3を連結してあり、このパワーピストン3の背面
にはダイアフラム4を張設している。それによってシェ
ル1内をフロント側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに
区画形成している。バルブボデイ2内には、上記定圧室
Aと変圧室Bと大気との間の流体回路を切り換える弁機
構5を設けている。この弁機構5は、バルブボディ2に
設けた環状の大気弁座6と、バルブボディ2に摺動自在
に嵌合した弁プランジャ7と、スリーブ8に設けた環状
の真空弁座9と、これら両弁座6,9に着座する概略筒
状の弁体11と、この弁体11を両弁座6,9に向けて
付勢して着座させる第1ばね12と、さらにスリーブ8
を図示非作動位置に位置させる第2ばね14とを備えて
いる。なお、弁プランジャ7に連結した入力軸13は、
図示しないブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力に
よって図示非作動位置に位置するようになっている。し
かして、本実施例は上記弁機構5を改良することによ
り、急制動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性を
向上させたものである。すなわち、バルブボディ2の内
周部にはフロント側にむけて伸びる環状突起2aを形成
してあり、この環状突起2aの先端部によって上記大気
弁座6を構成している。また、上記大気弁座6の外方側
の軸方向孔2bおよびそのリヤ側に連続するバルブボデ
ィ2の内部空間によって大気通路15を構成している。
この大気通路15には常時大気が導入されている。他
方、弾性体からなる弁体11は、上記大気弁座6および
真空弁座9に対向するようにリヤ側に向けて配置してい
る。弁体11のフロント側の端部は肉厚にしてあり、そ
の端部を円筒状のプラグ16のリヤ側外周部に設けた環
状溝に嵌装してあり、その状態の弁体11のフロント側
の端部およびプラグ16の外周部をバルブボディ2の内
周部にフロント側から圧入している。弁体11のシート
部の裏面とプラグ16の段部とにわたって上記第1ばね
12を弾装してあり、この第1ばね12の弾撥力によっ
て、弁体11のシート部が上記両弁座6,9に着座する
ようになっている。また、本実施例では、上記大気弁座
6とそれに接離する弁体11のシート部とによって、上
記大気通路15を開閉する大気弁17を構成している。
なお、本実施例のプラグ16は、実質的にバルブボディ
2の一部を構成するものである。次に、本実施例の弁プ
ランジャ7は、その軸方向中央に第1環状溝7aを形成
してあり、バルブボディ2に設けた半径方向孔2cを介
して、この第1環状溝7aにキー部材22を係合させて
いる。これにより、弁プランジャ7がバルブボディ2か
ら脱落するのを防止している。第1環状溝7aよりもフ
ロント側となる弁プランジャ7の外周部には、所定の幅
と深さで第2環状溝7bを形成してあり、この第2環状
溝7bを含めた弁プランジャ7のフロント側の外周部に
スリーブ8を気密を保持して摺動自在に嵌装している。
スリーブ8は、フロント側の端部に半径方向外方に伸び
るフランジ部8aを備えるとともに、リヤ側の端部に半
径方向内外に伸びるフランジ部8bを備えている。そし
て、リヤ側のフランジ部8bにおける内周部は、上記弁
プランジャ7の第2環状溝7b内に係合させている。し
たがって、スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bが弁プ
ランジャ7の第2環状溝7b内で軸方向に移動可能な範
囲内で、スリーブ8と弁プランジャ7とが軸方向に相対
移動できるようになっている。リヤ側のフランジ部8b
の外周部は、上記大気弁座6の隣接内方側に位置してお
り、また、リヤ側のフランジ部8bの外周部における弁
体1との対向位置をフロント側に膨出する環状突起とし
てあり、そこを上記真空弁座9としている。この真空弁
座9と、それに接離する弁体11のシート部とによって
真空弁23を構成している。また、真空弁23および弁
体11の内方の空間およびそれから連続するプラグ16
のスリット16aとによって真空通路24を構成してい
る。この真空通路24は上記定圧室Aと常時連通してお
り、定圧室A内には図示しない負圧導入管を介して常時
負圧が導入されているので、上記真空通路24内にも常
時負圧が作用している。また、大気弁17と真空弁23
との間の空間は、バルブボディ2の半径方向孔2cから
構成した変圧通路25を介して変圧室Bに連通してい
る。さらに、本実施例では、環状の永久磁石26を環状
のリテーナ27の環状溝内に収納し、その状態のリテー
ナ27を、上記プラグ16の内周部にフロント側から圧
入して、プラグ16の内周部の段部に当接させている。
これにより、上記スリーブ8のフロント側の隣接位置に
永久磁石26を位置させている。また、リテーナ27と
スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bとにわたって、上
記第2ばね14を弾装しているので、スリーブ8は弁プ
ランジャ7に対して常時リヤ側に向けて付勢されてお
り、図示ブレーキ倍力装置の非作動状態では、スリーブ
8のフランジ部8bの内周部が弁プランジャ7の環状溝
7bにおけるリヤ側の端面に当接している。この非作動
状態では、磁性体からなるスリーブ8のフランジ部8a
は、上記永久磁石26から離隔している。また、この時
には、真空弁座9が弁体11から離座して真空弁23は
開放されている。なお、第2ばね14の弾撥力は、永久
磁石26の磁力によってスリーブ8が永久磁石26に吸
着される付勢力よりも弱いものを採用している。しかし
ながら、図示しないブレーキペダル用のリターンばねの
弾撥力は、スリーブ8を吸引してフロント側に付勢する
永久磁石26の付勢力よりも大きいので、ブレーキペダ
ルが踏み込まれていない非作動状態では永久磁石26と
スリーブ8とが強制的に離隔するようになっている。ま
た、ブレーキペダルが普通の速さで踏み込まれて、真空
弁23が閉鎖し、大気弁17が開放されたブレーキ倍力
装置の作動時には、弁体11に当接した状態のスリーブ
8に対して、第1ばね12および第2ばね14の付勢力
が作用してスリーブ8をリヤ側に付勢しているので、こ
の場合にも、永久磁石26とスリーブ8とが離隔するよ
うになっている(図2)。これに対して、ブレーキペダ
ルが急激に踏み込まれた急制動時には、弁プランジャ7
およびスリーブ8が図1に示した状態でバルブボディ2
に対して相対的にフロント側に向けて急激に前進される
ので、スリーブ8のフランジ部8aが永久磁石26に近
接するようになり、該スリーブ8のフランジ部8aは永
久磁石によって吸引されてから吸着保持される。これに
より、真空弁23が閉鎖された直後に大気弁17が開放
され、その大気弁17の開度は、最大の開度に維持され
る(図3)。これにより、大気通路15内の大気が、最
大開度に維持されている大気弁17を流通し、さらに上
記変圧通路25を介して変圧室Bに導入される。したが
って、ブレーキペダルの踏力に応じた最大の出力で、か
つ迅速にブレーキ倍力装置が作動される。そして、ブレ
ーキペダルが踏み込まれている限り、スリーブ8のフラ
ンジ部8aは永久磁石26に吸着されているので、弁体
11と大気弁座6とが最大開度に維持され、したがって
大気弁17が最大開度に維持されている。なお、この
後、ブレーキペダルの踏み込みが解放されると、ブレー
キペダル用のリターンばねの弾撥力によって、バルブボ
ディ2に対して弁プランジャ7が僅かにリヤ側に後退
し、それによって、弁プランジャ7の環状溝7bのフロ
ント側の端面がスリーブ8のフランジ部8bと当接する
ことで、弁プランジャ7とスリーブ8が一体となり、さ
らにその後、一体となった弁プランジャ7とスリーブ8
が上記ブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力によっ
てバルブボディ2に対して相対的にリヤ側に移動するの
で、永久磁石26からスリーブ8のフランジ部8aが強
制的に離隔される。この後、キー部材22がシェル1の
段部端面に当接して図示非作動位置に停止すると、第2
ばね14の弾撥力によって、スリーブ8が弁プランジャ
7に対して環状溝7bの幅の分だけ相対的にリヤ側に移
動されて、図1に示すように、リヤ側のフランジ部8b
が環状溝7bのリヤ側の端面に当接する位置に維持され
る様になっている。次に、上記プラグ16に圧入したリ
テーナ27の内周部には、上記弁プランジャ7のフロン
ト側の外周部を摺動自在に嵌合してあり、また、リテー
ナ27のフロント側の端面には、円盤状のリアクション
ディスク28を当接させている。このリアクションディ
スク28は、プッシュロッド31の基部に設けた凹部3
1a内に収納してあり、該凹部31aの先端部は、上記
リテーナ27における外周側の筒状部に摺動自在に嵌合
している。また、プッシュロッド31のフロント側に嵌
装した環状のリテーナ32をフロント側からバルブボデ
ィ2の内周部に嵌合させて、プラグ16のフロント側の
端面およびバルブボディ2の段部端面に当接させてい
る。それによって、プッシュロッド31およびプラグ1
6がバルブボディ2からフロント側にむけて脱落するの
を防止している。さらに、上述したリテーナ32とシェ
ル1のフロント側の壁面とにわたってはリターンスプリ
ング33を弾装してあり、したがって、バルブボディ2
等はリヤ側に付勢されて図示非作動位置に位置してい
る。 (作動説明)以上の構成において、図1に示したブレー
キ倍力装置の非作動状態では、外方側に位置する大気弁
17は、弁体11のシート部が第1ばね12に付勢され
て大気弁座6に着座することで閉鎖されている。また、
バルブディ2はキー部材22に当接しており、またこの
キー部材22が弁プランジャ7の第1環状溝7aのフロ
ント側の端面に当接して、その位置に維持されている。
また、この状態では、スリーブ8のフランジ部8aは、
永久磁石26から離隔するとともに、リヤ側のフランジ
部8bは第2ばね14に付勢されて環状溝7bのリヤ側
の端面に当接している。これにより、真空弁座9が弁体
11のシート部から離座して真空弁23は開放されてい
る。したがって、真空通路24および変圧通路25を介
して定圧室Aと変圧室Bとが連通し、それら両室A,B
には負圧が導入されている。次に、上記非作動状態から
ごく普通の速さでブレーキペダルが踏み込まれると、そ
れに連動して入力軸13が前進される。すると、該入力
軸13に連動して弁プランジャ7およびスリーブ8が一
体となって前進(左行)されるので、第2ばね14が圧
縮されて真空弁24が閉鎖された後、大気弁17が開放
される。これにより、従来と同様に、定圧室Aと変圧室
Bとの連通状態が阻止される一方、開放された大気弁1
7を介して大気通路15内の大気が変圧室Bに導入され
るので、定圧室Aと変圧室Bとの間に差圧が生じてバル
ブボディ2およびプッシュロッド31が前進されて、所
定のサーボ比の出力を得ることができる。なお、このよ
うに上記非作動状態からごく普通の速さでブレーキペダ
ルが踏み込まれてブレーキ倍力装置が作動されると、ス
リーブ8のフロント側のフランジ部8aが永久磁石26
に対して近接されるようになる。このとき、バルブボデ
ィ2はフロント側に向けて前進されることに伴って、永
久磁石26がスリーブ8のフロント側のフランジ部8a
から離隔することになり、かつ、両ばね12,14の弾
撥力によってスリーブ8がリヤ側に付勢されているの
で、永久磁石26の磁力によってスリーブ8のフランジ
部8aが吸着されることはない(図2)。換言すると、
スリーブ8は弁プランジャ7に対して軸方向に相対移動
することはない。また、この作動状態からブレーキペダ
ルの踏み込みを解放すると、リターンスプリング33に
よってバルブボディ2は図示非作動位置に復帰するとと
もに、ブレーキペダル用の図示しないリターンばねおよ
び第2ばね14の付勢力によって、弁プランジャ7およ
びスリーブ8は図示非作動位置に復帰するとともに、第
1ばね12の付勢力によって弁体11も図示非作動位置
に復帰する。上述した通常のブレーキペダルの踏み込み
時に対して、上記非作動状態からブレーキペダルが急激
に踏み込まれると、それに連動して、入力軸13、弁プ
ランジャ7およびスリーブ8がバルブボディ2に対して
急激に前進される。これにより、スリーブ8のフランジ
部8aが永久磁石26の磁力が強く作用する程に近い位
置まで近接するので、永久磁石26の磁力によってスリ
ーブ8がフロント側にむけて吸引されて、弁プランジャ
7に対してスリーブ8がフロント側にむけて相対的に摺
動した後に永久磁石26にスリーブ8が吸着保持され
る。この過程において、真空弁座9が弁体11に着座し
て真空弁23が閉鎖された後、弁体11が大気弁座6か
ら離座して大気弁17が開放される。そして、永久磁石
26の磁力によってスリーブ8が吸引されてから吸着さ
れることにより、弁体11が大気弁座11から最も離隔
した状態、すなわち大気弁17が最大の開度で開放され
た状態が維持される(図3)。これによって、最大開度
に開放された大気弁17を介して大気が変圧室B内に導
入されるので、ブレーキペダルの踏み込み力に応じたブ
レーキ倍力装置の最大出力を迅速に得ることができる。
したがって、ブレーキペダルが急激に踏み込まれる急制
動時に置けるブレーキ倍力装置の作動応答性を良好なも
のとすることができる。そして、このような急制動時の
作動状態において、ブレーキペダルが踏み込まれている
限り、ブレーキペダル用のリターンばねの付勢力は、入
力軸13および弁プランジャ7に作用しないので、永久
磁石26によってスリーブ8のフランジ部8aが吸着保
持されたままとなり、したがって、大気弁17は最大開
度で開放された状態が維持される。他方、上述した急制
動時の作動状態からブレーキペダルの踏み込みが解放さ
れると、リターンスプリング33によってバルブボディ
2などが非作動位置に復帰する。また、ブレーキペダル
用のリターンばねの弾撥力によって入力軸13および弁
プランジャ7がリヤ側に戻されるので、弁プランジャ7
の環状溝7bのフロント側の端面がスリーブ8のリヤ側
のフランジ部8bと係合して、それらの部材が一体とな
り、そのように一体となった両部材は、ブレーキペダル
用のリターンばねによってさらにリヤ側に後退するの
で、スリーブ8のフランジ部8aが永久磁石26から離
隔する。その後、弁プランジャ7および入力軸13が図
1に示した非作動位置に復帰して停止した後、スリーブ
8は第2ばね14の付勢力によって、弁プランジャ7の
環状溝7b内で相対的にリヤ側に移動されて、環状溝7
bのリヤ側の端面にフランジ部8bが当接する図示非作
動位置に停止する。つまり、上述した急制動時の作動状
態からブレーキペダルの踏み込みが解放されると、図1
に示した通常のブレーキ作動後のブレーキペダルの解放
時と同様の非作動状態となる。上述したように、本実施
例によれば、急制動時における作動応答性が良好なブレ
ーキ倍力装置を提供することができる。しかも、大気弁
17を真空弁23よりも外方側に位置させることができ
るので、大気弁17を真空弁23の内方側に配置した従
来の倍力装置に比較して大気弁17の径を大きくするこ
とができる。それによって、急制動時だけでなく通常の
ブレーキ作動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性
をも向上させることができる。 (第2実施例)次に、図4は本発明の第2実施例を示し
たものである。この第2実施例では、弁プランジャ7に
おける中径部7cにスリーブ8を摺動自在に嵌装するよ
うにしてあり、フランジ部8aの隣接フロント側の位置
となる弁プランジャ7の小径の外周部に円弧状のリテー
ナ41を取り付けている。また、リテーナ41と対向す
るフランジ部8aの内周部側は、環状に窪ませてあり、
その端面8a’をリテーナ41に当接させるようにして
いる。このように、第2実施例では、スリーブ8のリヤ
側のフランジ部8bが弁プランジャ7における段部端面
7dと当接した図4に示す位置と、上記フランジ部8a
の端面8aがリテーナ41と当接する範囲内で、スリー
ブ8は弁プランジャ7に対して軸方向に相対移動される
ようになっている。また、この第2実施例では、弁プラ
ンジャ7に対して入力軸13が軸方向に相対移動できる
ように取り付けている。すなわち、弁プランジャ7のリ
ヤ側の軸部には、有底孔7eを形成してあり、この有底
孔7e内に入力軸13のフロント側の端部を摺動自在に
嵌合している。有底孔7eの開口部には、環状のブッシ
ュ42を嵌着して、入力軸13のフロント側の端部が有
底孔7eから脱落するのを防止するとともに、ブッシュ
42と入力軸13のフロント側の端部とにわたって圧縮
ばね43を弾装している。したがって、非作動状態で
は、入力軸13のフロント側の端部が有底孔7eの底部
に当接し、また弁プランジャ7は後退端に位置してい
る。この状態からブレーキ倍力装置が作動されて弁プラ
ンジャ7が前進された時には、上記ばね43が圧縮され
てブッシュ42のフロント側の端面と入力軸13のフロ
ント側の端部が当接される位置まで、弁プランジャ7が
入力軸13に対して軸方向に相対移動することができ
る。つまり、入力軸13は停止したままであり、したが
って、入力軸13に連結した図示しないブレーキペダル
も停止したままである。これにより、ブレーキペダルが
運転者の意思とは関係なく勝手に前進することを防止で
きるので、運転者のブレーキフィーリングが阻害される
ことを防止できる。なお、上記ブッシュ42は実質的に
弁プランジャ7の一部を構成するものである。その他の
構成は、上述した第1実施例の構成と同じである。この
ような第2実施例の構成によっても、上述した第1実施
例と同様の作用効果を得ることができる。また、上述し
た第2実施例における弁プランジャ7と入力軸13との
連結構造は、いわゆる自動ブレーキとしての機能を備え
た倍力装置の弁プランジャと入力軸との連結部分にも適
用できる。自動ブレーキとしての機能を備えた倍力装置
の例としては、特開平1−127446号に示されてい
るように、定圧室内にベローズを配設して、該ベローズ
と弁機構を介して変圧室に大気を導入する様にした倍力
装置が考えられる。このような倍力装置に、第2実施例
における弁プランジャ7と入力軸13との連結構造を適
用すれば、自動ブレーキとして倍力装置を作動させた際
に、ブレーキペダルが運転者の意思とは関係なく勝手に
前進することを防止できるので、運転者のブレーキフィ
ーリングが阻害されることを防止することができる。
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボデイ2を摺動自在に設けてあり、バ
ルブボデイ2のリヤ側の外周部はシェル1の外部に突出
させている。上記バルブボデイ2の外周部にはパワーピ
ストン3を連結してあり、このパワーピストン3の背面
にはダイアフラム4を張設している。それによってシェ
ル1内をフロント側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに
区画形成している。バルブボデイ2内には、上記定圧室
Aと変圧室Bと大気との間の流体回路を切り換える弁機
構5を設けている。この弁機構5は、バルブボディ2に
設けた環状の大気弁座6と、バルブボディ2に摺動自在
に嵌合した弁プランジャ7と、スリーブ8に設けた環状
の真空弁座9と、これら両弁座6,9に着座する概略筒
状の弁体11と、この弁体11を両弁座6,9に向けて
付勢して着座させる第1ばね12と、さらにスリーブ8
を図示非作動位置に位置させる第2ばね14とを備えて
いる。なお、弁プランジャ7に連結した入力軸13は、
図示しないブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力に
よって図示非作動位置に位置するようになっている。し
かして、本実施例は上記弁機構5を改良することによ
り、急制動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性を
向上させたものである。すなわち、バルブボディ2の内
周部にはフロント側にむけて伸びる環状突起2aを形成
してあり、この環状突起2aの先端部によって上記大気
弁座6を構成している。また、上記大気弁座6の外方側
の軸方向孔2bおよびそのリヤ側に連続するバルブボデ
ィ2の内部空間によって大気通路15を構成している。
この大気通路15には常時大気が導入されている。他
方、弾性体からなる弁体11は、上記大気弁座6および
真空弁座9に対向するようにリヤ側に向けて配置してい
る。弁体11のフロント側の端部は肉厚にしてあり、そ
の端部を円筒状のプラグ16のリヤ側外周部に設けた環
状溝に嵌装してあり、その状態の弁体11のフロント側
の端部およびプラグ16の外周部をバルブボディ2の内
周部にフロント側から圧入している。弁体11のシート
部の裏面とプラグ16の段部とにわたって上記第1ばね
12を弾装してあり、この第1ばね12の弾撥力によっ
て、弁体11のシート部が上記両弁座6,9に着座する
ようになっている。また、本実施例では、上記大気弁座
6とそれに接離する弁体11のシート部とによって、上
記大気通路15を開閉する大気弁17を構成している。
なお、本実施例のプラグ16は、実質的にバルブボディ
2の一部を構成するものである。次に、本実施例の弁プ
ランジャ7は、その軸方向中央に第1環状溝7aを形成
してあり、バルブボディ2に設けた半径方向孔2cを介
して、この第1環状溝7aにキー部材22を係合させて
いる。これにより、弁プランジャ7がバルブボディ2か
ら脱落するのを防止している。第1環状溝7aよりもフ
ロント側となる弁プランジャ7の外周部には、所定の幅
と深さで第2環状溝7bを形成してあり、この第2環状
溝7bを含めた弁プランジャ7のフロント側の外周部に
スリーブ8を気密を保持して摺動自在に嵌装している。
スリーブ8は、フロント側の端部に半径方向外方に伸び
るフランジ部8aを備えるとともに、リヤ側の端部に半
径方向内外に伸びるフランジ部8bを備えている。そし
て、リヤ側のフランジ部8bにおける内周部は、上記弁
プランジャ7の第2環状溝7b内に係合させている。し
たがって、スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bが弁プ
ランジャ7の第2環状溝7b内で軸方向に移動可能な範
囲内で、スリーブ8と弁プランジャ7とが軸方向に相対
移動できるようになっている。リヤ側のフランジ部8b
の外周部は、上記大気弁座6の隣接内方側に位置してお
り、また、リヤ側のフランジ部8bの外周部における弁
体1との対向位置をフロント側に膨出する環状突起とし
てあり、そこを上記真空弁座9としている。この真空弁
座9と、それに接離する弁体11のシート部とによって
真空弁23を構成している。また、真空弁23および弁
体11の内方の空間およびそれから連続するプラグ16
のスリット16aとによって真空通路24を構成してい
る。この真空通路24は上記定圧室Aと常時連通してお
り、定圧室A内には図示しない負圧導入管を介して常時
負圧が導入されているので、上記真空通路24内にも常
時負圧が作用している。また、大気弁17と真空弁23
との間の空間は、バルブボディ2の半径方向孔2cから
構成した変圧通路25を介して変圧室Bに連通してい
る。さらに、本実施例では、環状の永久磁石26を環状
のリテーナ27の環状溝内に収納し、その状態のリテー
ナ27を、上記プラグ16の内周部にフロント側から圧
入して、プラグ16の内周部の段部に当接させている。
これにより、上記スリーブ8のフロント側の隣接位置に
永久磁石26を位置させている。また、リテーナ27と
スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bとにわたって、上
記第2ばね14を弾装しているので、スリーブ8は弁プ
ランジャ7に対して常時リヤ側に向けて付勢されてお
り、図示ブレーキ倍力装置の非作動状態では、スリーブ
8のフランジ部8bの内周部が弁プランジャ7の環状溝
7bにおけるリヤ側の端面に当接している。この非作動
状態では、磁性体からなるスリーブ8のフランジ部8a
は、上記永久磁石26から離隔している。また、この時
には、真空弁座9が弁体11から離座して真空弁23は
開放されている。なお、第2ばね14の弾撥力は、永久
磁石26の磁力によってスリーブ8が永久磁石26に吸
着される付勢力よりも弱いものを採用している。しかし
ながら、図示しないブレーキペダル用のリターンばねの
弾撥力は、スリーブ8を吸引してフロント側に付勢する
永久磁石26の付勢力よりも大きいので、ブレーキペダ
ルが踏み込まれていない非作動状態では永久磁石26と
スリーブ8とが強制的に離隔するようになっている。ま
た、ブレーキペダルが普通の速さで踏み込まれて、真空
弁23が閉鎖し、大気弁17が開放されたブレーキ倍力
装置の作動時には、弁体11に当接した状態のスリーブ
8に対して、第1ばね12および第2ばね14の付勢力
が作用してスリーブ8をリヤ側に付勢しているので、こ
の場合にも、永久磁石26とスリーブ8とが離隔するよ
うになっている(図2)。これに対して、ブレーキペダ
ルが急激に踏み込まれた急制動時には、弁プランジャ7
およびスリーブ8が図1に示した状態でバルブボディ2
に対して相対的にフロント側に向けて急激に前進される
ので、スリーブ8のフランジ部8aが永久磁石26に近
接するようになり、該スリーブ8のフランジ部8aは永
久磁石によって吸引されてから吸着保持される。これに
より、真空弁23が閉鎖された直後に大気弁17が開放
され、その大気弁17の開度は、最大の開度に維持され
る(図3)。これにより、大気通路15内の大気が、最
大開度に維持されている大気弁17を流通し、さらに上
記変圧通路25を介して変圧室Bに導入される。したが
って、ブレーキペダルの踏力に応じた最大の出力で、か
つ迅速にブレーキ倍力装置が作動される。そして、ブレ
ーキペダルが踏み込まれている限り、スリーブ8のフラ
ンジ部8aは永久磁石26に吸着されているので、弁体
11と大気弁座6とが最大開度に維持され、したがって
大気弁17が最大開度に維持されている。なお、この
後、ブレーキペダルの踏み込みが解放されると、ブレー
キペダル用のリターンばねの弾撥力によって、バルブボ
ディ2に対して弁プランジャ7が僅かにリヤ側に後退
し、それによって、弁プランジャ7の環状溝7bのフロ
ント側の端面がスリーブ8のフランジ部8bと当接する
ことで、弁プランジャ7とスリーブ8が一体となり、さ
らにその後、一体となった弁プランジャ7とスリーブ8
が上記ブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力によっ
てバルブボディ2に対して相対的にリヤ側に移動するの
で、永久磁石26からスリーブ8のフランジ部8aが強
制的に離隔される。この後、キー部材22がシェル1の
段部端面に当接して図示非作動位置に停止すると、第2
ばね14の弾撥力によって、スリーブ8が弁プランジャ
7に対して環状溝7bの幅の分だけ相対的にリヤ側に移
動されて、図1に示すように、リヤ側のフランジ部8b
が環状溝7bのリヤ側の端面に当接する位置に維持され
る様になっている。次に、上記プラグ16に圧入したリ
テーナ27の内周部には、上記弁プランジャ7のフロン
ト側の外周部を摺動自在に嵌合してあり、また、リテー
ナ27のフロント側の端面には、円盤状のリアクション
ディスク28を当接させている。このリアクションディ
スク28は、プッシュロッド31の基部に設けた凹部3
1a内に収納してあり、該凹部31aの先端部は、上記
リテーナ27における外周側の筒状部に摺動自在に嵌合
している。また、プッシュロッド31のフロント側に嵌
装した環状のリテーナ32をフロント側からバルブボデ
ィ2の内周部に嵌合させて、プラグ16のフロント側の
端面およびバルブボディ2の段部端面に当接させてい
る。それによって、プッシュロッド31およびプラグ1
6がバルブボディ2からフロント側にむけて脱落するの
を防止している。さらに、上述したリテーナ32とシェ
ル1のフロント側の壁面とにわたってはリターンスプリ
ング33を弾装してあり、したがって、バルブボディ2
等はリヤ側に付勢されて図示非作動位置に位置してい
る。 (作動説明)以上の構成において、図1に示したブレー
キ倍力装置の非作動状態では、外方側に位置する大気弁
17は、弁体11のシート部が第1ばね12に付勢され
て大気弁座6に着座することで閉鎖されている。また、
バルブディ2はキー部材22に当接しており、またこの
キー部材22が弁プランジャ7の第1環状溝7aのフロ
ント側の端面に当接して、その位置に維持されている。
また、この状態では、スリーブ8のフランジ部8aは、
永久磁石26から離隔するとともに、リヤ側のフランジ
部8bは第2ばね14に付勢されて環状溝7bのリヤ側
の端面に当接している。これにより、真空弁座9が弁体
11のシート部から離座して真空弁23は開放されてい
る。したがって、真空通路24および変圧通路25を介
して定圧室Aと変圧室Bとが連通し、それら両室A,B
には負圧が導入されている。次に、上記非作動状態から
ごく普通の速さでブレーキペダルが踏み込まれると、そ
れに連動して入力軸13が前進される。すると、該入力
軸13に連動して弁プランジャ7およびスリーブ8が一
体となって前進(左行)されるので、第2ばね14が圧
縮されて真空弁24が閉鎖された後、大気弁17が開放
される。これにより、従来と同様に、定圧室Aと変圧室
Bとの連通状態が阻止される一方、開放された大気弁1
7を介して大気通路15内の大気が変圧室Bに導入され
るので、定圧室Aと変圧室Bとの間に差圧が生じてバル
ブボディ2およびプッシュロッド31が前進されて、所
定のサーボ比の出力を得ることができる。なお、このよ
うに上記非作動状態からごく普通の速さでブレーキペダ
ルが踏み込まれてブレーキ倍力装置が作動されると、ス
リーブ8のフロント側のフランジ部8aが永久磁石26
に対して近接されるようになる。このとき、バルブボデ
ィ2はフロント側に向けて前進されることに伴って、永
久磁石26がスリーブ8のフロント側のフランジ部8a
から離隔することになり、かつ、両ばね12,14の弾
撥力によってスリーブ8がリヤ側に付勢されているの
で、永久磁石26の磁力によってスリーブ8のフランジ
部8aが吸着されることはない(図2)。換言すると、
スリーブ8は弁プランジャ7に対して軸方向に相対移動
することはない。また、この作動状態からブレーキペダ
ルの踏み込みを解放すると、リターンスプリング33に
よってバルブボディ2は図示非作動位置に復帰するとと
もに、ブレーキペダル用の図示しないリターンばねおよ
び第2ばね14の付勢力によって、弁プランジャ7およ
びスリーブ8は図示非作動位置に復帰するとともに、第
1ばね12の付勢力によって弁体11も図示非作動位置
に復帰する。上述した通常のブレーキペダルの踏み込み
時に対して、上記非作動状態からブレーキペダルが急激
に踏み込まれると、それに連動して、入力軸13、弁プ
ランジャ7およびスリーブ8がバルブボディ2に対して
急激に前進される。これにより、スリーブ8のフランジ
部8aが永久磁石26の磁力が強く作用する程に近い位
置まで近接するので、永久磁石26の磁力によってスリ
ーブ8がフロント側にむけて吸引されて、弁プランジャ
7に対してスリーブ8がフロント側にむけて相対的に摺
動した後に永久磁石26にスリーブ8が吸着保持され
る。この過程において、真空弁座9が弁体11に着座し
て真空弁23が閉鎖された後、弁体11が大気弁座6か
ら離座して大気弁17が開放される。そして、永久磁石
26の磁力によってスリーブ8が吸引されてから吸着さ
れることにより、弁体11が大気弁座11から最も離隔
した状態、すなわち大気弁17が最大の開度で開放され
た状態が維持される(図3)。これによって、最大開度
に開放された大気弁17を介して大気が変圧室B内に導
入されるので、ブレーキペダルの踏み込み力に応じたブ
レーキ倍力装置の最大出力を迅速に得ることができる。
したがって、ブレーキペダルが急激に踏み込まれる急制
動時に置けるブレーキ倍力装置の作動応答性を良好なも
のとすることができる。そして、このような急制動時の
作動状態において、ブレーキペダルが踏み込まれている
限り、ブレーキペダル用のリターンばねの付勢力は、入
力軸13および弁プランジャ7に作用しないので、永久
磁石26によってスリーブ8のフランジ部8aが吸着保
持されたままとなり、したがって、大気弁17は最大開
度で開放された状態が維持される。他方、上述した急制
動時の作動状態からブレーキペダルの踏み込みが解放さ
れると、リターンスプリング33によってバルブボディ
2などが非作動位置に復帰する。また、ブレーキペダル
用のリターンばねの弾撥力によって入力軸13および弁
プランジャ7がリヤ側に戻されるので、弁プランジャ7
の環状溝7bのフロント側の端面がスリーブ8のリヤ側
のフランジ部8bと係合して、それらの部材が一体とな
り、そのように一体となった両部材は、ブレーキペダル
用のリターンばねによってさらにリヤ側に後退するの
で、スリーブ8のフランジ部8aが永久磁石26から離
隔する。その後、弁プランジャ7および入力軸13が図
1に示した非作動位置に復帰して停止した後、スリーブ
8は第2ばね14の付勢力によって、弁プランジャ7の
環状溝7b内で相対的にリヤ側に移動されて、環状溝7
bのリヤ側の端面にフランジ部8bが当接する図示非作
動位置に停止する。つまり、上述した急制動時の作動状
態からブレーキペダルの踏み込みが解放されると、図1
に示した通常のブレーキ作動後のブレーキペダルの解放
時と同様の非作動状態となる。上述したように、本実施
例によれば、急制動時における作動応答性が良好なブレ
ーキ倍力装置を提供することができる。しかも、大気弁
17を真空弁23よりも外方側に位置させることができ
るので、大気弁17を真空弁23の内方側に配置した従
来の倍力装置に比較して大気弁17の径を大きくするこ
とができる。それによって、急制動時だけでなく通常の
ブレーキ作動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性
をも向上させることができる。 (第2実施例)次に、図4は本発明の第2実施例を示し
たものである。この第2実施例では、弁プランジャ7に
おける中径部7cにスリーブ8を摺動自在に嵌装するよ
うにしてあり、フランジ部8aの隣接フロント側の位置
となる弁プランジャ7の小径の外周部に円弧状のリテー
ナ41を取り付けている。また、リテーナ41と対向す
るフランジ部8aの内周部側は、環状に窪ませてあり、
その端面8a’をリテーナ41に当接させるようにして
いる。このように、第2実施例では、スリーブ8のリヤ
側のフランジ部8bが弁プランジャ7における段部端面
7dと当接した図4に示す位置と、上記フランジ部8a
の端面8aがリテーナ41と当接する範囲内で、スリー
ブ8は弁プランジャ7に対して軸方向に相対移動される
ようになっている。また、この第2実施例では、弁プラ
ンジャ7に対して入力軸13が軸方向に相対移動できる
ように取り付けている。すなわち、弁プランジャ7のリ
ヤ側の軸部には、有底孔7eを形成してあり、この有底
孔7e内に入力軸13のフロント側の端部を摺動自在に
嵌合している。有底孔7eの開口部には、環状のブッシ
ュ42を嵌着して、入力軸13のフロント側の端部が有
底孔7eから脱落するのを防止するとともに、ブッシュ
42と入力軸13のフロント側の端部とにわたって圧縮
ばね43を弾装している。したがって、非作動状態で
は、入力軸13のフロント側の端部が有底孔7eの底部
に当接し、また弁プランジャ7は後退端に位置してい
る。この状態からブレーキ倍力装置が作動されて弁プラ
ンジャ7が前進された時には、上記ばね43が圧縮され
てブッシュ42のフロント側の端面と入力軸13のフロ
ント側の端部が当接される位置まで、弁プランジャ7が
入力軸13に対して軸方向に相対移動することができ
る。つまり、入力軸13は停止したままであり、したが
って、入力軸13に連結した図示しないブレーキペダル
も停止したままである。これにより、ブレーキペダルが
運転者の意思とは関係なく勝手に前進することを防止で
きるので、運転者のブレーキフィーリングが阻害される
ことを防止できる。なお、上記ブッシュ42は実質的に
弁プランジャ7の一部を構成するものである。その他の
構成は、上述した第1実施例の構成と同じである。この
ような第2実施例の構成によっても、上述した第1実施
例と同様の作用効果を得ることができる。また、上述し
た第2実施例における弁プランジャ7と入力軸13との
連結構造は、いわゆる自動ブレーキとしての機能を備え
た倍力装置の弁プランジャと入力軸との連結部分にも適
用できる。自動ブレーキとしての機能を備えた倍力装置
の例としては、特開平1−127446号に示されてい
るように、定圧室内にベローズを配設して、該ベローズ
と弁機構を介して変圧室に大気を導入する様にした倍力
装置が考えられる。このような倍力装置に、第2実施例
における弁プランジャ7と入力軸13との連結構造を適
用すれば、自動ブレーキとして倍力装置を作動させた際
に、ブレーキペダルが運転者の意思とは関係なく勝手に
前進することを防止できるので、運転者のブレーキフィ
ーリングが阻害されることを防止することができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、急制動時
における作動応答性が良好な倍力装置を提供することが
できるという効果が得られる。また、運転者のブレーキ
フィーリングを阻害されることがないという効果が得ら
れる。
における作動応答性が良好な倍力装置を提供することが
できるという効果が得られる。また、運転者のブレーキ
フィーリングを阻害されることがないという効果が得ら
れる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の作動状態を示した断面図。
【図3】図1の要部の急制動時の作動状態を示した断面
図。
図。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図。
2…バルブボデイ 3…パワーピストン 5…弁機構 6…大気弁座 7…弁プランジャ 8…スリーブ 9…真空弁座 11…弁体 13…入力軸 26…永久磁石 A…定圧室 B…変圧室
Claims (5)
- 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けた概略筒状の
バルブボデイと、このバルブボデイの外周部に設けたパ
ワーピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成
した定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内に設けら
れ、入力軸の進退動に連動してバルブボディ内の流路の
開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置において、 上記弁機構を、上記バルブボディの内周部にフロント側
にむけて形成した大気弁座と、上記バルブボディ内に摺
動自在に嵌合されて入力軸に連動する弁プランジャと、
上記弁プランジャに気密を保持して摺動自在に嵌合され
るとともに、磁性体からなるスリーブと、上記大気弁座
の内方側で、上記スリーブにフロント側に向けて形成し
た真空弁座と、上記両弁座にフロント側から着座する弁
体とから構成し、 上記バルブボディ内に、上記スリーブのフロント側の位
置に永久磁石を配設して、 上記入力軸に連動して弁プランジャが急激に前進し、上
記弁プランジャの上記バルブボディに対する相対移動が
所定値を超えた時に、スリーブが永久磁石に吸引され
て、上記大気弁座と弁体とを大きな開度に維持する様に
構成したことを特徴とする倍力装置。 - 【請求項2】 上記大気弁座とそれに接離する弁体とに
よって大気弁を構成し、この大気弁の半径方向外方側か
らリヤ側の開口部に至るバルブボディの内方部によって
大気通路を構成し、上記真空弁座とそれに接離する弁体
とによって真空弁を構成し、この真空弁および弁体の内
方側の空間と、さらに弁体の内方側の空間から連続する
バルブボディの内方部とによって真空通路を構成し、ま
た、上記大気弁と真空弁との間の空間部およびそれから
連続するバルブボディの半径方向孔によって変圧通路を
構成したことを特徴とする倍力装置。 - 【請求項3】 上記弁プランジャの外周部には、軸方向
の所定範囲にわたって環状溝が形成されており、また、
上記スリーブは上記環状溝内で軸方向に移動可能に係合
される半径方向のフランジ部を備えており、上記入力軸
および弁プランジャがブレーキペダル用のリターンばね
の付勢力によって非作動位置に復帰する際に、弁プラン
ジャの環状溝のフロント側の端面が上記スリーブのフラ
ンジ部と当接してリヤ側に移動されることにより、永久
磁石に吸着された状態のスリーブが永久磁石から離隔す
るように構成されていることを特徴とする請求項2に記
載の倍力装置。 - 【請求項4】 上記弁プランジャの外周部におけるスリ
ーブよりもフロント側の位置にはリテーナが取り付けて
あり、上記入力軸および弁プランジャがブレーキペダル
用のリターンばね等の付勢力によって非作動位置に復帰
する際に、上記弁プランジャに取り付けたリテーナがス
リーブと係合して、それらが一体となってリヤ側に移動
されることによって、上記永久磁石に吸着された状態の
スリーブが永久磁石から離隔するように構成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の倍力装置。 - 【請求項5】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
イと、このバルブボデイに設けたパワーピストンと、こ
のパワーピストンの前後に区画形成した定圧室と変圧室
と、弁機構の一部を構成し、バルブボディに摺動自在に
嵌合されるとともにリヤ側の端部に入力軸を取り付けた
弁プランジャを備え、所要時に上記入力軸に連結したブ
レーキペダルを踏み込むことなく上記変圧室内に大気を
導入してバルブボデイを前進させることができる様に構
成した倍力装置において、 上記弁プランジャのリヤ側の軸部に有底孔を形成し、そ
の有底孔に入力軸のフロント側の端部を摺動自在に嵌合
させ、また、それら両部材にわたって弾性部材を弾装し
て、入力軸に対して弁プランジャを後退端に保持させ、
上記弁プランジャが入力軸から相対的にフロント側に移
動できるように構成したことを特徴とする倍力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35042895A JP3456506B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35042895A JP3456506B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 倍力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09175373A true JPH09175373A (ja) | 1997-07-08 |
| JP3456506B2 JP3456506B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=18410433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35042895A Expired - Fee Related JP3456506B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 倍力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3456506B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000007862A1 (de) * | 1998-08-05 | 2000-02-17 | Lucas Industries Public Limited Company | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe |
| DE19841150A1 (de) * | 1998-09-09 | 2000-03-16 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Bremskraftverstärker mit Panikbremsfunktion |
| DE19850478A1 (de) * | 1998-11-02 | 2000-05-11 | Lucas Ind Plc | Unterdruckbremskraftverstärker mit magnetloser Notbremshilfe |
| DE19938040C1 (de) * | 1999-08-12 | 2001-01-04 | Lucas Ind Plc | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe und verbesserter Geräuschdämpfung |
| WO2001032488A1 (fr) * | 1999-10-29 | 2001-05-10 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Accelerateur a depression |
| DE19960576C1 (de) * | 1999-12-15 | 2001-05-17 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
| WO2001044033A1 (de) | 1999-12-15 | 2001-06-21 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe |
| DE10002055A1 (de) * | 2000-01-19 | 2001-08-09 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
| WO2001081140A1 (de) * | 2000-04-19 | 2001-11-01 | Lucas Automotive Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe |
| DE10054252A1 (de) * | 2000-11-02 | 2002-05-16 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruck-Bremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
| US6467390B1 (en) | 1998-05-15 | 2002-10-22 | Continental Teves Ag & Co., Ohg | Brake force booster with a panic braking function |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP35042895A patent/JP3456506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6467390B1 (en) | 1998-05-15 | 2002-10-22 | Continental Teves Ag & Co., Ohg | Brake force booster with a panic braking function |
| WO2000007862A1 (de) * | 1998-08-05 | 2000-02-17 | Lucas Industries Public Limited Company | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe |
| US6505539B2 (en) | 1998-08-05 | 2003-01-14 | Lucas Industries Plc | Vacuum brake booster with mechanical emergency braking assistance |
| DE19841150A1 (de) * | 1998-09-09 | 2000-03-16 | Continental Teves Ag & Co Ohg | Bremskraftverstärker mit Panikbremsfunktion |
| DE19841150B4 (de) * | 1998-09-09 | 2009-02-26 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Bremskraftverstärker mit Panikbremsfunktion |
| US6408738B1 (en) | 1998-09-09 | 2002-06-25 | Continental Teves Ag & Co., Ohg | Assisted braking system with emergency braking function |
| DE19850478A1 (de) * | 1998-11-02 | 2000-05-11 | Lucas Ind Plc | Unterdruckbremskraftverstärker mit magnetloser Notbremshilfe |
| DE19850478C2 (de) * | 1998-11-02 | 2003-05-15 | Lucas Ind Plc | Unterdruckbremskraftverstärker mit magnetloser Notbremshilfe |
| US6557451B2 (en) | 1998-11-02 | 2003-05-06 | Lucas Industries Plc | Vacuum brake booster with magnet-free emergency breaking assistance system |
| DE19938040C1 (de) * | 1999-08-12 | 2001-01-04 | Lucas Ind Plc | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe und verbesserter Geräuschdämpfung |
| WO2001012484A1 (de) * | 1999-08-12 | 2001-02-22 | Lucas Industries Public Limited Company | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe und verbesserter geräuschdämpfung |
| US6520063B2 (en) | 1999-08-12 | 2003-02-18 | Lucas Industries Plc | Vacuum brake booster with mechanical emergency braking assistance and improved noise damping |
| WO2001032488A1 (fr) * | 1999-10-29 | 2001-05-10 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Accelerateur a depression |
| US6755116B1 (en) | 1999-10-29 | 2004-06-29 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Negative pressure type booster |
| WO2001044033A1 (de) | 1999-12-15 | 2001-06-21 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe |
| US6705200B2 (en) * | 1999-12-15 | 2004-03-16 | Lucas Varity Gmbh | Vacuum brake booster with mechanical emergency braking assistance |
| DE19960576C1 (de) * | 1999-12-15 | 2001-05-17 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
| DE10002055A1 (de) * | 2000-01-19 | 2001-08-09 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
| WO2001081140A1 (de) * | 2000-04-19 | 2001-11-01 | Lucas Automotive Gmbh | Unterdruckbremskraftverstärker mit mechanischer notbremshilfe |
| US6681680B2 (en) | 2000-04-19 | 2004-01-27 | Lucas Automotive Gmbh | Vacuum brake booster with mechanical emergency braking aid |
| DE10054252A1 (de) * | 2000-11-02 | 2002-05-16 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruck-Bremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
| US6672198B2 (en) | 2000-11-02 | 2004-01-06 | Lucas Automotive Gmbh | Vacuum brake booster with mechanical emergency braking aid |
| DE10054252B4 (de) * | 2000-11-02 | 2006-05-18 | Lucas Varity Gmbh | Unterdruck-Bremskraftverstärker mit mechanischer Notbremshilfe |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3456506B2 (ja) | 2003-10-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3456506B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JP2003095085A (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JPS63258258A (ja) | 気圧式倍力装置 | |
| JP3419162B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JPH11217072A (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JP2853303B2 (ja) | ブレーキ倍力装置の弁機構 | |
| JP2002145045A (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JPH1016759A (ja) | 倍力装置の反力機構 | |
| JP2001071889A (ja) | 自動ブレーキ倍力装置 | |
| JPH1044973A (ja) | 倍力装置 | |
| JP3456508B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JPH1059164A (ja) | 倍力装置 | |
| JP3599076B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JP4168220B2 (ja) | 自動ブレーキ倍力装置 | |
| JP3940871B2 (ja) | 倍力装置の反力機構 | |
| JP3633714B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JPH11208456A (ja) | 気圧式倍力装置 | |
| JP3849723B2 (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JP3700068B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JP2516926Y2 (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JP3704597B2 (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JPH11208453A (ja) | ブレーキ倍力装置 | |
| JP2001080494A (ja) | 倍力装置 | |
| JP3509272B2 (ja) | 倍力装置 | |
| JP4228168B2 (ja) | 自動ブレーキ倍力装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030702 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |