JPH09178571A - サーミスタとその製造方法 - Google Patents
サーミスタとその製造方法Info
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- JPH09178571A JPH09178571A JP34252895A JP34252895A JPH09178571A JP H09178571 A JPH09178571 A JP H09178571A JP 34252895 A JP34252895 A JP 34252895A JP 34252895 A JP34252895 A JP 34252895A JP H09178571 A JPH09178571 A JP H09178571A
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- Japan
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- thermistor
- resin
- glass beads
- tubular body
- glass
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- Details Of Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラス封止型サーミスタの防水性,耐湿性を
向上する。 【解決手段】 サーミスタ素子2を封止したガラスビー
ズ1と、ガラスビーズ1より引き出されたサーミスタの
両リード線3,3を挿通した筒体4との組合せを有し、
ガラスビーズ1の全表面と、ガラスビーズ1と筒体4間
に露出する両リード線3,3の部分並びに筒体4のリー
ド線3,3の挿入側の端面とその胴部周面を含んで耐熱
性,耐湿性,耐薬品性を有する被覆樹脂5を被着し、さ
らにリード線3,3が挿入された筒体4の孔6内に被覆
樹脂5を浸透させて固化する。
向上する。 【解決手段】 サーミスタ素子2を封止したガラスビー
ズ1と、ガラスビーズ1より引き出されたサーミスタの
両リード線3,3を挿通した筒体4との組合せを有し、
ガラスビーズ1の全表面と、ガラスビーズ1と筒体4間
に露出する両リード線3,3の部分並びに筒体4のリー
ド線3,3の挿入側の端面とその胴部周面を含んで耐熱
性,耐湿性,耐薬品性を有する被覆樹脂5を被着し、さ
らにリード線3,3が挿入された筒体4の孔6内に被覆
樹脂5を浸透させて固化する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として高温の湯
温,油温,蒸気,ガス温度の測定に有効なサーミスタセ
ンサ及びその製造方法に関する。
温,油温,蒸気,ガス温度の測定に有効なサーミスタセ
ンサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱湯や油中に挿し込み、あるいは高温の
ガスや蒸気中にさらして液温,ガス温度を測定するサー
ミスタ温度センサには、耐湿性,耐薬品性が要求され
る。
ガスや蒸気中にさらして液温,ガス温度を測定するサー
ミスタ温度センサには、耐湿性,耐薬品性が要求され
る。
【0003】従来より防水性のサーミスタとしてガラス
封止型サーミスタが知られ、さらにガラス封止型のサー
ミスタから引き出されたリード線を被覆チューブで被覆
し、これを有底の金属保護管内に収容し、エポキシ樹脂
等の電気的絶縁材を充填して封止した構造のものが知ら
れている。ガラス封止型サーミスタは、サーミスタ素子
をガラスビーズ内に封止したものであり、ガラスビーズ
より引き出されたリード線は、被覆チューブに保護さ
れ、全体は保護管によってサーミスタセンサの使用環境
から隔離して防水構造としたものである。しかし、実開
昭5−79902号公報によれば、上記構造のサーミス
タセンサでは、湿度の高い雰囲気で常時温度のサイクル
的変化を繰り返すと、保護管内部の充填樹脂と金属保護
管,被覆チューブ,ガラスビーズ間の密着性が悪くな
り、水分が内部に入りやすくなるという欠点を指摘し、
この欠点を解消するため、図5のようにサーミスタ素子
11とリード線12の引出し部をガラス封止体(ガラス
ビーズ)13に溶融し、ガラス封止体13とファインセ
ラミックス,強化ガラス等からなるセラミック体14と
を融着一体化して水分によるリード線12の電気腐食を
防止する試みが提案されている。
封止型サーミスタが知られ、さらにガラス封止型のサー
ミスタから引き出されたリード線を被覆チューブで被覆
し、これを有底の金属保護管内に収容し、エポキシ樹脂
等の電気的絶縁材を充填して封止した構造のものが知ら
れている。ガラス封止型サーミスタは、サーミスタ素子
をガラスビーズ内に封止したものであり、ガラスビーズ
より引き出されたリード線は、被覆チューブに保護さ
れ、全体は保護管によってサーミスタセンサの使用環境
から隔離して防水構造としたものである。しかし、実開
昭5−79902号公報によれば、上記構造のサーミス
タセンサでは、湿度の高い雰囲気で常時温度のサイクル
的変化を繰り返すと、保護管内部の充填樹脂と金属保護
管,被覆チューブ,ガラスビーズ間の密着性が悪くな
り、水分が内部に入りやすくなるという欠点を指摘し、
この欠点を解消するため、図5のようにサーミスタ素子
11とリード線12の引出し部をガラス封止体(ガラス
ビーズ)13に溶融し、ガラス封止体13とファインセ
ラミックス,強化ガラス等からなるセラミック体14と
を融着一体化して水分によるリード線12の電気腐食を
防止する試みが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記先行例では、ガラ
ス封止体13とセラミック体14との融着一体化方法が
明らかではないが、おそらくは溶融状態にあるガラス封
止体13にセラミック体14を押し付け、これを固化し
て一体化されるのではないかと思われる。溶融ガラスを
セラミックスに付着させることは固より可能ではある
が、融着一体化されたガラス封止体にセラミック体がす
べての接触面の密着性が確保されているかどうかは不明
であり、確認することができない。
ス封止体13とセラミック体14との融着一体化方法が
明らかではないが、おそらくは溶融状態にあるガラス封
止体13にセラミック体14を押し付け、これを固化し
て一体化されるのではないかと思われる。溶融ガラスを
セラミックスに付着させることは固より可能ではある
が、融着一体化されたガラス封止体にセラミック体がす
べての接触面の密着性が確保されているかどうかは不明
であり、確認することができない。
【0005】若し、ガラス封止体とセラミック体間に隙
間が形成されていたときには、水分が侵入して電気腐食
が生じ、あるいはリード線の断線やリード線間の短絡事
故発生の原因となる。
間が形成されていたときには、水分が侵入して電気腐食
が生じ、あるいはリード線の断線やリード線間の短絡事
故発生の原因となる。
【0006】例え、セラミック体とガラス封止体との外
周部分の密着性が確保されていても、セラミック体のリ
ード線孔を通して水分が侵入することがあり、両者の外
周部分からの水分の侵入を阻止できればよいというわけ
ではない。
周部分の密着性が確保されていても、セラミック体のリ
ード線孔を通して水分が侵入することがあり、両者の外
周部分からの水分の侵入を阻止できればよいというわけ
ではない。
【0007】さらに、蒸気中などの高湿度雰囲気中で使
用するサーミスタのサーミスタ素子封止用ガラスに低融
点ガラスが用いられたときには、ガラス封止体の一部が
水に溶解し、セラミック体とガラス封止体との密着が剥
がれて絶縁不良となり、また、油中に浸漬して使用する
サーミスタのリード線の封止が不完全のときには使用時
間が数百時間にもなると、油中のイオウがリード線の銅
成分と反応して硫化硫黄が析出し、これがリード線間の
絶縁不良あるいは短絡事故発生の原因となる。
用するサーミスタのサーミスタ素子封止用ガラスに低融
点ガラスが用いられたときには、ガラス封止体の一部が
水に溶解し、セラミック体とガラス封止体との密着が剥
がれて絶縁不良となり、また、油中に浸漬して使用する
サーミスタのリード線の封止が不完全のときには使用時
間が数百時間にもなると、油中のイオウがリード線の銅
成分と反応して硫化硫黄が析出し、これがリード線間の
絶縁不良あるいは短絡事故発生の原因となる。
【0008】本発明の目的は、ガラス封止型サーミスタ
のリード線を外部環境から完全に遮断してリード線の絶
縁不良あるいはリード線間の短絡事故を生じさせないサ
ーミスタとその製造方法を提供することにある。
のリード線を外部環境から完全に遮断してリード線の絶
縁不良あるいはリード線間の短絡事故を生じさせないサ
ーミスタとその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるサーミスタにおいては、ガラスビーズ
内に封止されたサーミスタ素子と、筒体と、被覆樹脂と
を有するサーミスタであって、筒体は、セラミックスの
筒であり、全長を貫通する2本の孔を有し、ガラスビー
ズより引き出されたサーミスタ素子の2本のリード線
は、筒体の孔内に個別にそれぞれ挿入され、被覆樹脂
は、ガラスビーズと筒体の一部間に跨って被着され、ガ
ラスビーズの全表面と、ガラスビーズと筒体間のリード
線部分と、筒体の一部とを被い、さらにリード線を挿通
した孔内に浸透して固化したものである。
め、本発明によるサーミスタにおいては、ガラスビーズ
内に封止されたサーミスタ素子と、筒体と、被覆樹脂と
を有するサーミスタであって、筒体は、セラミックスの
筒であり、全長を貫通する2本の孔を有し、ガラスビー
ズより引き出されたサーミスタ素子の2本のリード線
は、筒体の孔内に個別にそれぞれ挿入され、被覆樹脂
は、ガラスビーズと筒体の一部間に跨って被着され、ガ
ラスビーズの全表面と、ガラスビーズと筒体間のリード
線部分と、筒体の一部とを被い、さらにリード線を挿通
した孔内に浸透して固化したものである。
【0010】また、本発明によるサーミスタの製造方法
においては、挿通処理と、浸漬処理と、硬化処理とを有
し、サーミスタを樹脂封止するサーミスタの製造方法で
あって、サーミスタは、サーミスタ素子をガラスビーズ
内に封止し、ガラスビーズより引き出された2本のリー
ド線を有し、挿通処理は、サーミスタのリード線を筒体
内に挿通する処理であり、筒体はセラミックスであり、
長さ方向に独立した2つの孔を有し、サーミスタの2本
のリード線は、筒体の各孔に個別に挿通され、浸漬処理
は、ガラスビーズと筒体一部とを樹脂被覆する処理であ
り、ガラスビーズ被覆処理と筒体被覆処理とからなり、
ガラスビーズ被覆処理は、ガラスビーズを溶融樹脂中に
浸漬してガラスビーズの全表面に樹脂を被着させる処理
であり、筒体被覆処理は、ガラスビーズとともに筒体を
溶融樹脂液中に浸漬し、筒体の端面から長さ方向の或る
範囲に渡って筒体の端面とその外周一部に樹脂を被着さ
せる処理であり、硬化処理は、ガラスビーズ及び筒体間
に樹脂が充填された状態でガラスビーズ及び筒体一部に
被着した樹脂を一体化して固化させる処理である。
においては、挿通処理と、浸漬処理と、硬化処理とを有
し、サーミスタを樹脂封止するサーミスタの製造方法で
あって、サーミスタは、サーミスタ素子をガラスビーズ
内に封止し、ガラスビーズより引き出された2本のリー
ド線を有し、挿通処理は、サーミスタのリード線を筒体
内に挿通する処理であり、筒体はセラミックスであり、
長さ方向に独立した2つの孔を有し、サーミスタの2本
のリード線は、筒体の各孔に個別に挿通され、浸漬処理
は、ガラスビーズと筒体一部とを樹脂被覆する処理であ
り、ガラスビーズ被覆処理と筒体被覆処理とからなり、
ガラスビーズ被覆処理は、ガラスビーズを溶融樹脂中に
浸漬してガラスビーズの全表面に樹脂を被着させる処理
であり、筒体被覆処理は、ガラスビーズとともに筒体を
溶融樹脂液中に浸漬し、筒体の端面から長さ方向の或る
範囲に渡って筒体の端面とその外周一部に樹脂を被着さ
せる処理であり、硬化処理は、ガラスビーズ及び筒体間
に樹脂が充填された状態でガラスビーズ及び筒体一部に
被着した樹脂を一体化して固化させる処理である。
【0011】また、筒体被覆処理は、溶融樹脂中に筒体
を浸漬した際に、サーミスタ素子のリード線が挿通され
た筒体の孔内に樹脂を受け入れ、毛管現象を利用して筒
体の孔内に或る高さの範囲に渡って樹脂を充填させる処
理を含むものである。
を浸漬した際に、サーミスタ素子のリード線が挿通され
た筒体の孔内に樹脂を受け入れ、毛管現象を利用して筒
体の孔内に或る高さの範囲に渡って樹脂を充填させる処
理を含むものである。
【0012】また、硬化処理は、被着樹脂の加熱反応処
理であり、加熱されて軟化した樹脂を筒体の孔内に浸透
させて充填する処理を含むものである。
理であり、加熱されて軟化した樹脂を筒体の孔内に浸透
させて充填する処理を含むものである。
【0013】本発明において、サーミスタ素子を封止す
るガラスビーズの全表面と、ガラスビーズから引き出さ
れた両リード線を挿通する筒体端面間は、樹脂封止被覆
され、ガラスビーズと筒体間に露出するリード線もあわ
せて樹脂被覆されて外部環境からは完全に隔離される。
るガラスビーズの全表面と、ガラスビーズから引き出さ
れた両リード線を挿通する筒体端面間は、樹脂封止被覆
され、ガラスビーズと筒体間に露出するリード線もあわ
せて樹脂被覆されて外部環境からは完全に隔離される。
【0014】筒体被覆処理において、被覆樹脂を筒体の
孔内にまで深く充填させれば、筒体端面から孔内への水
分等の侵入を防ぎ、筒体の孔内に挿通されたリード線
は、被覆樹脂に覆われて耐水,耐湿性が改善される。
孔内にまで深く充填させれば、筒体端面から孔内への水
分等の侵入を防ぎ、筒体の孔内に挿通されたリード線
は、被覆樹脂に覆われて耐水,耐湿性が改善される。
【0015】ガラス封止型サーミスタが300℃以下の
温度環境下で使用が予定されているときには、被覆樹脂
にポリアミド樹脂が使用されるが、300℃〜400℃
の高温環境で使用されるものでは、被覆樹脂にはより高
い耐熱性が要求される。300℃〜400℃の高温環境
下での使用に適した被覆樹脂には、例えば耐熱セメント
(例:ダイモマッハ(商品名)トピー工業製S−200
2)が好適である。
温度環境下で使用が予定されているときには、被覆樹脂
にポリアミド樹脂が使用されるが、300℃〜400℃
の高温環境で使用されるものでは、被覆樹脂にはより高
い耐熱性が要求される。300℃〜400℃の高温環境
下での使用に適した被覆樹脂には、例えば耐熱セメント
(例:ダイモマッハ(商品名)トピー工業製S−200
2)が好適である。
【0016】被覆樹脂の被覆厚みは、300℃以下の温
度下で使用されるものにあっては、0.1mm程度、3
00℃を越える温度下で使用されるものでは0.3〜
0.5mmは必要である。
度下で使用されるものにあっては、0.1mm程度、3
00℃を越える温度下で使用されるものでは0.3〜
0.5mmは必要である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図によって説明す
る。
る。
【0018】図1に本発明のガラスコート型サーミスタ
の一例を示す。本発明によるサーミスタは、ガラスビー
ズ1内に封止されたサーミスタ素子2の2本のリード線
3,3を筒体4に挿通してガラスビーズの全表面と筒体
4間に跨って被覆樹脂5を被着させたものである。
の一例を示す。本発明によるサーミスタは、ガラスビー
ズ1内に封止されたサーミスタ素子2の2本のリード線
3,3を筒体4に挿通してガラスビーズの全表面と筒体
4間に跨って被覆樹脂5を被着させたものである。
【0019】被覆樹脂5は、ガラスビーズ1の全表面
と、ガラスビーズ1より引き出されたサーミスタ素子2
のリード線3,3の引出し部分並びにリード線3,3を
挿入する筒体4の孔6内を含んで孔6の開口端面とその
胴部周面一部に被着されている。
と、ガラスビーズ1より引き出されたサーミスタ素子2
のリード線3,3の引出し部分並びにリード線3,3を
挿入する筒体4の孔6内を含んで孔6の開口端面とその
胴部周面一部に被着されている。
【0020】筒体4は、ファインセラミックス,強化ガ
ラス等からなるセラミック筒体であり、内部に全長を貫
通する2個の孔6,6を有し、サーミスタ素子2の2本
のリード線3,3は、筒体4の一方の開口端面から各孔
6内に個別に挿入され、他方の開口端より引き出されて
いる。
ラス等からなるセラミック筒体であり、内部に全長を貫
通する2個の孔6,6を有し、サーミスタ素子2の2本
のリード線3,3は、筒体4の一方の開口端面から各孔
6内に個別に挿入され、他方の開口端より引き出されて
いる。
【0021】被覆樹脂5は、耐熱性,防湿性,耐薬品性
に優れた樹脂、例えばポリアミド系の樹脂であり、さら
に高温耐熱性を要するときには耐湿セメントを用いる。
に優れた樹脂、例えばポリアミド系の樹脂であり、さら
に高温耐熱性を要するときには耐湿セメントを用いる。
【0022】次に本発明のサーミスタの製造方法を工程
順に説明する。
順に説明する。
【0023】(1)挿通処理工程 図2(a)において、筒体4に、サーミスタ素子2のリ
ード線3,3を挿入し、筒体4とガラスビーズ1間の間
隔を予め定めた間隔に保たせてサーミスタ素子2を筒体
4に保持させ、さらに筒体4をホルダ7に垂直に取付け
てガラスビーズ1を下向きに吊下げる。
ード線3,3を挿入し、筒体4とガラスビーズ1間の間
隔を予め定めた間隔に保たせてサーミスタ素子2を筒体
4に保持させ、さらに筒体4をホルダ7に垂直に取付け
てガラスビーズ1を下向きに吊下げる。
【0024】(2)浸漬処理(ガラスビーズ被覆処理)
工程 図2(b)において、ホルダ7を下降させ、ディップ槽
8内に充填された被覆樹脂5の溶融樹脂5a中にガラス
ビーズ1の全体を浸漬する。
工程 図2(b)において、ホルダ7を下降させ、ディップ槽
8内に充填された被覆樹脂5の溶融樹脂5a中にガラス
ビーズ1の全体を浸漬する。
【0025】(3)浸漬処理(筒体被覆処理)工程 図2(b)において、ホルダ7をさらに下降させ、筒体
4の胴部の一部をディップ槽8内の溶融樹脂5aに浸漬
し、次いでガラスビーズ1をディップ槽8から引き上げ
るが、引き上げる際には、最初はリード線3,3間に溶
融樹脂が残るように素早く引き上げ、次いでガラスビー
ズ1の表面の溶融樹脂5aの付着量を少なくするために
ゆっくりと引き上げ、溶融樹脂5aがガラスビーズ1の
全表面と、ガラスビーズ1から引き出された両リード線
3,3の表面並びに筒体4の端面を含めてその胴部の一
部に跨って一体に被着させる。上記一連の処理でリード
線3,3間への溶融樹脂5aの被着が不十分のときに
は、リード線3,3間に付着した被覆樹脂5と筒体に被
着した被覆樹脂5とが完全につながってガラスビーズ1
と筒体4間が隙間なく完全に覆われるまで上記一連の工
程を繰り返し行う。
4の胴部の一部をディップ槽8内の溶融樹脂5aに浸漬
し、次いでガラスビーズ1をディップ槽8から引き上げ
るが、引き上げる際には、最初はリード線3,3間に溶
融樹脂が残るように素早く引き上げ、次いでガラスビー
ズ1の表面の溶融樹脂5aの付着量を少なくするために
ゆっくりと引き上げ、溶融樹脂5aがガラスビーズ1の
全表面と、ガラスビーズ1から引き出された両リード線
3,3の表面並びに筒体4の端面を含めてその胴部の一
部に跨って一体に被着させる。上記一連の処理でリード
線3,3間への溶融樹脂5aの被着が不十分のときに
は、リード線3,3間に付着した被覆樹脂5と筒体に被
着した被覆樹脂5とが完全につながってガラスビーズ1
と筒体4間が隙間なく完全に覆われるまで上記一連の工
程を繰り返し行う。
【0026】(4)硬化処理工程 図3において、ガラスビーズ1と筒体4間に跨って被着
された溶融樹脂5aを風乾し、仮乾燥後、本乾燥を行っ
て固化させる。
された溶融樹脂5aを風乾し、仮乾燥後、本乾燥を行っ
て固化させる。
【0027】本発明において、浸漬処理(筒体被覆処
理)工程の際に、筒体4を溶融樹脂5a中に浸漬させる
と、その浸漬深さまで筒体4の孔6内に溶融樹脂5aを
侵入させることができるが、好都合なことに、図4のよ
うに筒体4の各孔6内には、毛細管現象によって液面よ
り3〜5mmの高さに深く溶融樹脂を浸透させることが
できる。
理)工程の際に、筒体4を溶融樹脂5a中に浸漬させる
と、その浸漬深さまで筒体4の孔6内に溶融樹脂5aを
侵入させることができるが、好都合なことに、図4のよ
うに筒体4の各孔6内には、毛細管現象によって液面よ
り3〜5mmの高さに深く溶融樹脂を浸透させることが
できる。
【0028】被覆樹脂にポリアミド系の樹脂を使用した
ときには、仮乾燥は105℃で60分間,本乾燥は20
0℃で60分間加熱して被覆樹脂5を固化するが、被覆
樹脂5が加熱硬化するに先立ち、一旦軟化し、筒体4の
各孔6内に侵入した被覆樹脂5が膨張するために、孔6
内へ被覆樹脂5をさらに深く浸透させることができる。
ときには、仮乾燥は105℃で60分間,本乾燥は20
0℃で60分間加熱して被覆樹脂5を固化するが、被覆
樹脂5が加熱硬化するに先立ち、一旦軟化し、筒体4の
各孔6内に侵入した被覆樹脂5が膨張するために、孔6
内へ被覆樹脂5をさらに深く浸透させることができる。
【0029】以上、図2では説明を分かりやすくするた
めにガラスビーズ1と筒体4との間隔を離して両者間に
リード線を長く露出させた例を図示しているが、実際の
製品では図1のようにガラスビーズ1と筒体4とを実質
的に接触させる例も多い。この場合でも、2段階の浸漬
処理によって、最初にガラスビーズ1の部分を溶融樹脂
5a中に浸漬し、次いで筒体4の部分を溶融樹脂5a中
に浸漬することにより、ガラスビーズ1と筒体4間に気
泡が閉じ込められるような事態を避けることができる。
めにガラスビーズ1と筒体4との間隔を離して両者間に
リード線を長く露出させた例を図示しているが、実際の
製品では図1のようにガラスビーズ1と筒体4とを実質
的に接触させる例も多い。この場合でも、2段階の浸漬
処理によって、最初にガラスビーズ1の部分を溶融樹脂
5a中に浸漬し、次いで筒体4の部分を溶融樹脂5a中
に浸漬することにより、ガラスビーズ1と筒体4間に気
泡が閉じ込められるような事態を避けることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ガラスビーズの全表
面,ガラスビーズと筒体間をつなぐリード線の部分及び
筒体の端面を被覆樹脂で覆い、さらにリード線を挿し込
んだ筒体の各孔内に被覆樹脂を深く浸漬させるため、リ
ード線間の絶縁性,耐熱性,耐水耐湿性,耐薬品性が向
上し、自動車ミッションオイルの測定用センサ、あるい
は給湯器,電子オーブンレンジの温度測定用ハーメチッ
クセンサなどの用途に用いてその信頼性を高めることが
できる。
面,ガラスビーズと筒体間をつなぐリード線の部分及び
筒体の端面を被覆樹脂で覆い、さらにリード線を挿し込
んだ筒体の各孔内に被覆樹脂を深く浸漬させるため、リ
ード線間の絶縁性,耐熱性,耐水耐湿性,耐薬品性が向
上し、自動車ミッションオイルの測定用センサ、あるい
は給湯器,電子オーブンレンジの温度測定用ハーメチッ
クセンサなどの用途に用いてその信頼性を高めることが
できる。
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明のサーミスタの製造工
程を工程順に示す図である。
程を工程順に示す図である。
【図3】硬化処理によって被覆樹脂を被着した状態を示
す図である。
す図である。
【図4】浸漬処理で溶融樹脂が筒体の孔内に浸透する様
子を示す図である。
子を示す図である。
【図5】従来の防水,防湿型サーミスタセンサの一例を
示す図である。
示す図である。
1 ガラスビーズ 2 サーミスタ素子 3 リード線 4 筒体 5 被覆樹脂 6 孔 7 ホルダ 8 ディップ槽
Claims (4)
- 【請求項1】 ガラスビーズ内に封止されたサーミスタ
素子と、筒体と、被覆樹脂とを有するサーミスタであっ
て、 筒体は、セラミックスの筒であり、全長を貫通する2本
の孔を有し、 ガラスビーズより引き出されたサーミスタ素子の2本の
リード線は、筒体の孔内に個別にそれぞれ挿入され、 被覆樹脂は、ガラスビーズと筒体の一部間に跨って被着
され、ガラスビーズの全表面と、ガラスビーズと筒体間
のリード線部分と、筒体の一部とを被い、さらにリード
線を挿通した孔内に浸透して固化したものであることを
特徴とするサーミスタ。 - 【請求項2】 挿通処理と、浸漬処理と、硬化処理とを
有し、サーミスタを樹脂封止するサーミスタの製造方法
であって、 サーミスタは、サーミスタ素子をガラスビーズ内に封止
し、ガラスビーズより引き出された2本のリード線を有
し、 挿通処理は、サーミスタのリード線を筒体内に挿通する
処理であり、 筒体はセラミックスであり、長さ方向に独立した2つの
孔を有し、 サーミスタの2本のリード線は、筒体の各孔に個別に挿
通され、 浸漬処理は、ガラスビーズと筒体一部とを樹脂被覆する
処理であり、ガラスビーズ被覆処理と筒体被覆処理とか
らなり、 ガラスビーズ被覆処理は、ガラスビーズを溶融樹脂中に
浸漬してガラスビーズの全表面に樹脂を被着させる処理
であり、 筒体被覆処理は、ガラスビーズとともに筒体を溶融樹脂
液中に浸漬し、筒体の端面から長さ方向の或る範囲に渡
って筒体の端面とその外周一部に樹脂を被着させる処理
であり、 硬化処理は、ガラスビーズ及び筒体間に樹脂が充填され
た状態でガラスビーズ及び筒体一部に被着した樹脂を一
体化して固化させる処理であることを特徴とするサーミ
スタの製造方法。 - 【請求項3】 筒体被覆処理は、溶融樹脂中に筒体を浸
漬した際に、サーミスタ素子のリード線が挿通された筒
体の孔内に樹脂を受け入れ、毛細管現象を利用して筒体
の孔内に或る高さの範囲に渡って樹脂を充填させる処理
を含むものであることを特徴とする請求項2に記載のサ
ーミスタの製造方法。 - 【請求項4】 硬化処理は、被着樹脂の加熱反応処理で
あり、加熱されて軟化した樹脂を筒体の孔内に浸透させ
て充填する処理を含むものであることを特徴とする請求
項2又は3に記載のサーミスタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34252895A JPH09178571A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | サーミスタとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34252895A JPH09178571A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | サーミスタとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09178571A true JPH09178571A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18354451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34252895A Pending JPH09178571A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | サーミスタとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09178571A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013068466A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Toyota Motor Corp | サーミスタ、電源装置、車両 |
| CN105436818A (zh) * | 2014-08-21 | 2016-03-30 | 刘浩荫 | 一种微波炉温度感应器的制造方法 |
| JP2019095355A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社デンソー | 温度センサ |
| JP2024535214A (ja) * | 2021-09-08 | 2024-09-30 | テーデーカー エレクトロニクス アーゲー | 少なくとも1つの電子部品にコーティングを適用する方法、コーティングを有するセンサアセンブリ、コーティングキャリア |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34252895A patent/JPH09178571A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013068466A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Toyota Motor Corp | サーミスタ、電源装置、車両 |
| CN105436818A (zh) * | 2014-08-21 | 2016-03-30 | 刘浩荫 | 一种微波炉温度感应器的制造方法 |
| JP2019095355A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社デンソー | 温度センサ |
| JP2024535214A (ja) * | 2021-09-08 | 2024-09-30 | テーデーカー エレクトロニクス アーゲー | 少なくとも1つの電子部品にコーティングを適用する方法、コーティングを有するセンサアセンブリ、コーティングキャリア |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040726 |
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Effective date: 20041201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |