JPH09182255A - 電気配線用防水装置 - Google Patents

電気配線用防水装置

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JPH09182255A
JPH09182255A JP7351473A JP35147395A JPH09182255A JP H09182255 A JPH09182255 A JP H09182255A JP 7351473 A JP7351473 A JP 7351473A JP 35147395 A JP35147395 A JP 35147395A JP H09182255 A JPH09182255 A JP H09182255A
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JP
Japan
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hole
cable
electric wiring
flange
lid container
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JP7351473A
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Inventor
Shuji Noro
修二 野呂
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TAIMU GIKEN KK
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TAIMU GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気配線対象物への電気配線を所定の状態に
して作業ができ、シール剤の凝固中においても手間がか
からず、極めて容易に配線用の貫通孔を密閉することが
でき、密閉作業完了後も強固に防水性を保持できる電気
配線用防水装置を提供する。 【解決手段】 パネル11に穿設された貫通孔12と、
この貫通孔12の周囲の裏面側に形成されたフランジ1
2aと、前記貫通孔12にケーブル13を貫通させた状
態で、貫通孔12の裏面側から前記貫通孔12及び前記
フランジ12aを覆い、少なくとも開口端部全周が前記
フランジ12aと重なった状態で係止できるとともに、
所定量の液状のシール剤を前記フランジ12aの先端開
口部が浸かるまで充填可能な蓋容器14とを備え、前記
蓋容器14に貫通孔12からシール剤を充填することに
より、前記貫通孔12とケーブル13とを接着密閉でき
るようする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気配線用防水装
置に関するものであり、特に、防水性が必要とされるよ
うな場所に設置される電気配線対象物のケーシングまた
はパネルの一部に使用可能な電気配線用防水装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水分または塵芥の多い場所に
設置される電気機械装置には様々なものがあり、一般的
に水分及び塵芥は、電気機械装置に各種の支障をきたす
ものとされている。特に、電気機械装置に対して様々な
防水対策が施されており、例えば、浴室に使用される湯
沸器や照明器具等は、電気機械装置本体をできる限り浴
室の外に設置できる構造になっているものの、本体を操
作する操作パネル及びスイッチ類は便宜上浴室内から操
作することが要求されるため、通常浴室内に設置され、
浴室外に設置されることは少ない。特に、最近の浴室は
24時間風呂や泡風呂等、電気的な制御を必要とする装
置が増加しており、それらの電気機械装置に対する操作
は浴室内からできるものが多い。
【0003】浴室に限らず、そのような防水性が求めら
れる電気機械装置は数多く存在し、それらの操作パネル
及びスイッチ類は、最近では、樹脂によって表面を被覆
することによって防水加工されたものが多い。ケーシン
グまたはパネルを設置する場合も、設置面との間にパッ
キンを挟込む等の方法で防水対策が施されており、それ
らは極めて有効な防水性能を発揮している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
水分の多い場所に設置される電気機械装置の、防水対策
が施されたケーシングや操作パネル及びスイッチ類は、
パネル表面及び電気機械装置自体の防水性は有効である
ものの、スイッチ等と電気機械装置を接続する電気配線
であるケーブルに対する決定的な防水対策はなかった。
【0005】図9は従来の接着剤による電気配線の防水
施工状態を示す斜視図であり、例えば、従来において
は、図9に示すような、パネル3に穿設された貫通孔1
にケーブル2を通した後に、接着剤4によって貫通孔1
を塞いで固定することによって、貫通孔1を密閉してい
た。この方法によると、貫通孔1の密閉は、ケーブル2
を所定の状態で固定しながら、接着剤4をパネル3と略
同様の厚さに張り、接着剤4が凝固するまでケーブル2
を固定しておくという、極めて面倒で時間のかかる作業
が必要であった。しかも、接着剤4が完全に凝固する前
に、僅かでもケーブル2を動かすと、接着剤4とケーブ
ル2の間に隙間ができてしまったり、接着剤4が凝固し
た後でも、ケーブル2が動くことによって接着剤4が剥
がれやすいという欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、電気配線対象物への電
気配線を所定の状態にして作業ができ、シール剤の凝固
中においても手間がかからず、極めて容易に配線用の貫
通孔を密閉することができ、密閉作業完了後も強固に防
水性を保持できる電気配線用防水装置の提供を課題とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
電気配線用防水装置は、電気配線対象物に穿設された貫
通孔と、前記貫通孔の周囲の裏面側に形成されたフラン
ジと、前記貫通孔にケーブルを貫通させた状態で、前記
貫通孔の裏面側から前記貫通孔及び前記フランジを覆
い、少なくとも開口端部全周が前記フランジと重なった
状態で係止できるとともに、所定量の液状のシール剤を
前記フランジの先端開口部が浸かるまで充填可能な蓋容
器とを備えたものである。ここで、蓋容器は、貫通孔に
被せて係止できるものであればどのような材質のもので
もよく、シール剤は、ポッティング剤、あるいは単なる
接着剤等が使用できる。
【0008】したがって、請求項1の発明の電気配線用
防水装置によれば、電気配線対象物に穿設された貫通孔
にケーブルを貫通させた状態で、前記貫通孔の裏面側か
ら蓋容器を係止し、蓋容器に所定量の液状のシール剤を
充填することにより、貫通孔を密閉することができる。
【0009】請求項2の発明にかかる電気配線用防水装
置は、請求項1の蓋容器が、ケーブルを電気配線対象物
の所定位置に押圧できるケーブル押圧部を有し、前記ケ
ーブル押圧部と電気配線対象物とによってケーブルを挟
持できるものである。ここで、電気配線対象物には、蓋
容器のケーブル押圧部に対応する位置にケーブルを挟持
するための窪み部を形成してもよい。
【0010】したがって、請求項2の発明の電気配線用
防水装置によれば、蓋容器のケーブル押圧部と電気配線
対象物とによってケーブルを挟持した状態で、貫通孔の
密閉作業ができるとともに、ケーブルを挟持した状態の
ままシール剤でケーブルを貫通孔に固定することができ
る。
【0011】請求項3の発明にかかる電気配線用防水装
置は、請求項1または請求項2の蓋容器が、貫通孔の一
部に係止可能な爪部を有し、電気配線対象物に着脱可能
なものである。ここで、爪部は、蓋容器に引掛部材を設
けて、該引掛部材に形成してもよい。
【0012】したがって、請求項3の発明の電気配線用
防水装置によれば、爪部によって蓋容器を貫通孔に着脱
可能に係止できるので、特別な工具を使用しなくても容
易に組付けができるとともに、シール剤充填前であれ
ば、配線をし直すこともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て説明をする。図1は本発明の第一実施形態である電気
配線用防水装置を示す分解斜視図、図2は本発明の第一
実施形態である電気配線用防水装置を示す分解側面図で
ある。
【0014】図1及び図2に示すように、本実施形態の
電気配線用防水装置10は、電気配線対象物であるパネ
ル11に穿設された配線用の貫通孔12と、この貫通孔
12にケーブル13を貫通させた状態で被せて固定する
ことができる蓋容器14とからなり、所定温度で凝固す
る合成樹脂を主成分としたポッティング剤15を蓋容器
14に貫通孔12から充填することにより、前記貫通孔
12をケーブル13とともに密閉状態にして、防水機能
を発揮するものである。
【0015】パネル11は、スイッチ類等が設けられた
ケーシングの背面から当てられて接着固定されるプラス
チック製等の板材であり、図示しないが、このパネル1
1とパネル11の表面に接着固定されるケーシングとが
接触する部分には、パッキンと呼ばれる弾力性を有した
樹脂を挟込んでネジ等で固定したり、接着剤を塗布し固
定したりする方法が一般的には行なわれている。最近で
は、ケーシングとパネル11の接触面を電気的に処理し
て接着する方法が採用されることもある。
【0016】パネル11には、縦1cm乃至2cm程度で、
横2cm乃至5cm程度の長方形の貫通孔12が穿設され、
この貫通孔12の開口部外周に沿い、パネル11の背面
に向けて1cm乃至2cm程度の長さのフランジ12aが突
出している。このフランジ12aには凹部12bが形成
されており、この凹部12bをケーブル13が通るよう
になっている。また、貫通孔12から1cm乃至2cm程度
上方の背面には、縦1cm乃至2cm程度で、横2cm乃至5
cm程度で、深さ1mm乃至3mm程度の窪み部16が成形さ
れている。
【0017】ケーブル13は、電気配線用のリード線等
であり、パネル11の裏面に接着固定されるケーシング
等に設けられたスイッチ類に接続されるもので、スイッ
チ類とその延長上の末端に接続される各種の電気機械装
置との電気的な連結をするものである。本実施形態にお
けるケーブル13は、スイッチ類から延びたケーブル1
3の末端を、パネル11の表面から背面に向けて貫通孔
12を通して配線される。
【0018】蓋容器14は、前記貫通孔12の背面に設
けられたフランジ12aを1mm乃至2mm程度の間隔を開
けて包込むことのできる大きさのポッティング剤受入部
分14aと、その上方に傾斜して延設され、船の舳先状
に突出したケーブル押圧部14cとによる容器部分と、
ポッティング剤受入部分14aの左右端に立設された引
掛部材14bとにより構成されている。引掛部材14b
の先端には爪部14dが形成されており、この爪部14
dが貫通孔12に形成された段差部12cと係合するよ
うになっている。そして、図1の一点鎖線に示すよう
に、ケーブル13が貫通孔12に通された状態で、パネ
ル11の背面から、ケーブル押圧部14cでケーブル1
3をパネル11の凹部12bに押え付けるとともに、フ
ランジ12aを包込むようにして、貫通孔12に嵌込ん
で係止するものである。このとき、蓋容器14の容器部
分の開口端部全周は貫通孔12の回りのフランジ12a
と重なった状態で係止する。
【0019】ポッティング剤15は、所定温度で凝固す
るウレタン樹脂等の合成樹脂を主成分としたもので、高
温に熱した液体の状態で、前記ケーブル13及び蓋容器
14をパネル11に配設した状態のところに、貫通孔1
2から少なくともフランジ12aの先端開口部分が浸か
るまで蓋容器14に流込む。そして、この液状のポッテ
ィング剤15が凝固することにより、貫通孔12とケー
ブル13とが一体化され、貫通孔12が密閉状態にな
る。
【0020】続いて、本実施形態の電気配線用防水装置
の貫通孔12周辺及び蓋容器14の詳細な構造について
説明する。図3は本発明の第一実施形態である電気配線
用防水装置の電気配線対象物に成形された貫通孔及びケ
ーブル止窪みを示す縦断面図、図4は本発明の第一実施
形態である電気配線用防水装置の蓋容器を示す平面図、
図5は図4の蓋容器のX−X断面を示す断面図である。
【0021】図3に示すように、パネル11に穿設され
た貫通孔12の周囲に、パネル11の背面に向けて突設
されたフランジ12aは、蓋容器14の引掛部材14b
を支持するとともに引掛部材14b挿入時のガイドの役
割も有している。また、パネル11背面の貫通孔12か
ら1cm乃至2cm程度上方に形成された窪み部16には、
ケーブル13を通すことができ、蓋容器14をパネル1
1に係止した状態で、蓋容器14のケーブル押圧部14
cとでケーブル13を挟持できるようになっている。さ
らに、フランジ12aの左右側面内側の上方には、蓋容
器14の引掛部材14bの先端部分に形成された爪部1
4dを引掛けることができる段差部12cが成形されて
いる。そして、これらは全てプラスチック、つまり、パ
ネル11と同様の材質で、パネル11と一体成形されて
いる。
【0022】図4及び図5に示すように、蓋容器14
は、蓋機能を有するプラスチック製の容器であって、上
面から見た場合は略凸型をしており、側面から見た場合
は下辺より上辺が広がった長い台形をしている。この蓋
容器14の内側はポッティング剤受入部分14aとして
容器状になっており、前記貫通孔12背面のフランジ1
2aは、この容器状部分に全て挿入できるようになって
いる。また、ポッティング剤受入部分14aの左右端に
は、プラスチックの板材を立てた状態の引掛部材14b
が設けられており、この引掛部材14bの先端部分に
は、フランジ12a内側の段差部12cに係止できる爪
部14dが設けられている。そして、実際に、蓋容器1
4の引掛部材14bを貫通孔12に嵌込む場合には、こ
の引掛部材14bの弾性力及び段差部12cと爪部14
dとの引掛りによって、蓋容器14を貫通孔12に対し
て所定の位置に固定できる。
【0023】貫通孔12に、ケーブル13を通して、蓋
容器14をパネル11に係止した状態で、液状のポッテ
ィング剤を蓋容器14のポッティング剤受入部分14a
に流込むが、さらに本実施形態の電気配線用防水装置の
完成状態について説明する。図6は本発明の第一実施形
態である電気配線用防水装置にポッティング剤が注入さ
れた直後の状態を示す断面図、図7は本発明の第一実施
形態である電気配線用防水装置の外観を示す上面側から
の斜視図である。
【0024】図6に示すように、貫通孔12を通して配
線されたケーブル13は、パネル11の背面から嵌込ま
れた蓋容器14によって押え付けられ係止される。即
ち、貫通孔12から通されたケーブル13は、フランジ
12aの凹部12bによって下方に押え付けられ、蓋容
器14の先端部分では、ケーブル押圧部14cによって
上方に押え付けられ、ケーブル押圧部14cと窪み部1
6に挟込まれて固定された状態となる。そのような状態
で、所定温度に加熱されて液体となったポッティング剤
15を貫通孔12から流込む。
【0025】そして、ポッティング剤15が凝固するま
で放置することにより、ケーブル13は貫通孔12と一
体となって密閉状態となる。この状態では、図7に示す
ように凝固したポッティング剤15からケーブル13が
出た状態となっており、ケーブル13を係止具17等に
より、パネル11に押え付けて固定する等して電気配線
が完了する。図7は6本のケーブル13が処理された状
態を示している。ポッティング内部では、ケーブル13
が、図6で示したような略S字状態になって固定されて
いる。
【0026】したがって、本実施形態の電気配線用防水
装置10の、貫通孔12に対しての密閉作業において
は、引掛部材14bにより貫通孔12と蓋容器14との
組立てが、特別な工具を使用しなくても極めて簡単にワ
ンタッチでできる。しかも、フランジ12aの凹部12
bと蓋容器14、及びケーブル押圧部14cとパネル1
1の窪み部16によってケーブル13を挟持できるた
め、ケーブル13を所定の形態で係止しておきながら、
ポッティング剤15の充填作業ができる。このため、防
水処理作業が極めて容易に短時間ででき、ポッティング
剤15の凝固中においても単に放置しておくだけでよい
ため、全く手間がかからない。また、極めて単純な構造
であることから、大量生産に向き、比較的安価に提供す
ることができるうえに、どのような者でも極めて容易に
密閉作業をすることができる。さらに、防水処理された
ケーブル13は、電気配線用防水装置10で係止された
状態のまま固定されているため、密閉作業の完了後もケ
ーブル13が大きく動くことがなく、ポッティング剤1
5との間に隙間が生じたり、ポッティング剤15が剥が
れることは殆どなく、極めて強固に防水性を保持するこ
とができる。
【0027】なお、上記説明でのパネル11の窪み部1
6は必ずしも設けなくてもよいが、ケーブル13にかか
る圧力等からケーブル13を保護するためには設けたほ
うが好ましい。また、蓋容器14のケーブル押圧部14
cに窪みを付けたものを使用すれば、パネル11の窪み
部16を省略してもケーブル13の保護ができる。さら
に、蓋容器14の形状は、上記説明の形状に限定される
ものではなく、四角形にしてもよい。
【0028】ここでは、シーリング剤としてポッティン
グ剤15を使用したが、この他にも常温で所定時間経過
後に凝固する液体であればどのようなものでもよく、例
えば、接着剤等でもよい。
【0029】また、各部材の大きさは上記説明に限定さ
れるものではなく、その装置若しくは配線するケーブル
13の本数または太さ等によって適宜変化させてもよ
い。
【0030】続いて、本発明の第二実施形態について説
明をする。図8は本発明の第二実施形態である電気配線
用防水装置の構造を示す分解斜視図である。図中、上記
第一実施形態と同一符号及び記号は上記第一実施形態と
同一または相当部分である。
【0031】図8に示すように、本実施形態の電気配線
用防水装置10は、上記第一実施形態と略同様である
が、蓋容器18の形状と、パネル11の窪み部19の位
置及び形状の点において相違する。
【0032】本実施形態の蓋容器18は、上面から見た
場合に円形をした半球状、つまり、パラボラ状のポッテ
ィング剤受入部分18aと、このポッティング剤受入部
分18aの左右に立設された引掛部材18bとによって
構成されている。
【0033】引掛部材18bは、先端部分に爪部18d
が設けられ、この爪部18dが貫通孔12内側の段差部
12cに係止することにより、蓋容器18をパネル11
に固定できるようになっている。ポッティング剤受入部
分18aの開口端部は、ケーブル押圧部18cとなって
おり、パネル11の貫通孔12周囲に環状に形成された
窪み部19とケーブル押上部18cとによってケーブル
13を挟込んで固定できるようになっている。
【0034】したがって、本実施形態の電気配線用防水
装置も、上記第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
加えて、パネル11背面から延びるケーブルは360度
いかなる方向にも出すことができる。つまり、上記第一
実施形態では、ケーブルはパネルの背面からフランジ1
2aの凹部12bのある方向、つまり、蓋容器14のケ
ーブル押圧部14c及びパネル11の窪み部16の方向
の単一方向にしか出すことができなかったが、本実施形
態ではケーブル押圧部18cが円形であるため、いかな
る方向へもケーブル13を出すことができる。
【0035】ところで、上記第一実施形態及び第二実施
形態の電気配線用防水装置は、防水または防塵処理が必
要とされる貫通孔であればどのようなものにも応用で
き、例えば、自動車のワイヤーハーネスが通された貫通
孔やガス管や水道管等を通す貫通孔等においても応用で
きる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の電気配
線用防水装置は、電気配線対象物に穿設された貫通孔に
ケーブルを貫通させた状態で、前記貫通孔の裏面側から
蓋容器を係止し、蓋容器に所定量の液状のシール剤を充
填することにより、貫通孔を密閉することができるの
で、簡易な作業で防水処理をすることができ、防水作業
が容易で短時間にできる。しかも、シール剤の凝固中に
おいても放置しておくだけでよいため、全く手間がかか
らない。また、極めて単純な構成であることから、大量
生産に向き、比較的安価に提供することができるうえ
に、どのような者でも極めて容易に密閉作業をすること
ができる。
【0037】請求項2の発明の電気配線用防水装置は、
蓋容器のケーブル押圧部と電気配線対象物とによってケ
ーブルを挟持した状態で、貫通孔の密閉作業ができると
ともに、ケーブルを挟持した状態のままシール剤でケー
ブルを貫通孔に固定することができることにより、防水
作業が極めて容易にでき、シール剤の凝固中においても
ケーブルが動く心配がなく、放置しておくだけでよいた
め、全く手間がかからない。さらに、防水処理されたケ
ーブルは、係止された状態のまま固定されており、密閉
作業の完了後もケーブルが大きく動くことがなく、シー
ル剤との間に隙間が生じたり、シール剤が剥がれること
は殆どないので、極めて強固に防水性を保持することが
できる。
【0038】請求項3の発明の電気配線用防水装置は、
爪部によって蓋容器を貫通孔に着脱可能に係止できるの
で、特別な工具を使用しなくても容易に組付けができる
とともに、シール剤充填前であれば、配線をし直すこと
もでき、防水処理作業をするための各部材の組立てが極
めて容易に短時間にでき、作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である電気配線用防水装
置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第一実施形態である電気配線用防水装
置を示す分解側面図である。
【図3】本発明の第一実施形態である電気配線用防水装
置の電気配線対象物に成形された貫通孔及びケーブル止
窪みを示す縦断面図である。
【図4】本発明の第一実施形態である電気配線用防水装
置の蓋容器を示す平面図である。
【図5】図4の蓋容器のX−X断面を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の第一実施形態である電気配線用防水装
置にポッティング剤が注入された直後の状態を示す断面
図である。
【図7】本発明の第一実施形態である電気配線用防水装
置の外観を示す上面側からの斜視図である。
【図8】本発明の第二実施形態である電気配線用防水装
置の構造を示す分解斜視図である。
【図9】図9は従来の接着剤による電気配線の防水施工
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電気配線用防水装置 11 パネル 12 貫通孔 12a フランジ 12b 凹部 12c 段差部 13 ケーブル 14,18 蓋容器 14a,18a ポッティング剤受入部分 14b,18b 引掛部材 14c,18c ケーブル押圧部 14d,18d 爪部 15 ポッティング剤 16,19 窪み部 17 係止具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気配線対象物に穿設された貫通孔と、 前記貫通孔の周囲の裏面側に形成されたフランジと、 前記貫通孔にケーブルを貫通させた状態で、前記貫通孔
    の裏面側から前記貫通孔及び前記フランジを覆い、少な
    くとも開口端部全周が前記フランジと重なった状態で係
    止できるとともに、所定量の液状のシール剤を前記フラ
    ンジの先端開口部が浸かるまで充填可能な蓋容器とを具
    備することを特徴とする電気配線用防水装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋容器は、前記ケーブルを電気配線
    対象物の所定位置に押圧できるケーブル押圧部を有し、
    前記ケーブル押圧部と電気配線対象物とによってケーブ
    ルを挟持できることを特徴とする請求項1に記載の電気
    配線用防水装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋容器は、前記貫通孔の一部に係止
    可能な爪部を有し、電気配線対象物に着脱可能なことを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の
    電気配線用防水装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055866A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ装置及びそれの製造方法
JP2017044007A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 三和シヤッター工業株式会社 建築用シャッター装置における障害物検知用送信機の防水構造および防水方法
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