JPH0918286A - ラダー型フィルタの製造方法 - Google Patents

ラダー型フィルタの製造方法

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JPH0918286A
JPH0918286A JP16518095A JP16518095A JPH0918286A JP H0918286 A JPH0918286 A JP H0918286A JP 16518095 A JP16518095 A JP 16518095A JP 16518095 A JP16518095 A JP 16518095A JP H0918286 A JPH0918286 A JP H0918286A
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terminal
lower case
lead frame
type filter
ladder
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JP16518095A
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Inventor
Masato Murahashi
昌人 村橋
Yoshimitsu Kuroki
良光 黒木
Ritsuo Sato
律雄 佐藤
Eizo Otsuka
英三 大塚
Kazuhisa Momose
一久 百瀬
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプリント配線基板に表面実装が適
し、且つ自動組立装置に対応が可能なラダー型フィルタ
の製造方法を提供する。 【構成】下ケース1が形成された第1のリードフレーム
体100に、圧電素子31a、31b、共通端子板34
が得られる第2のリードフレーム体200、絶縁スペー
サ36が得られる第3のリードフレーム体300、独立
端子37が得られる第4のリードフレーム体400を順
次、平面的に積層し、さらに、必要に応じて、繰り返
し、さらに、上ケース2が得られる第5のリードフレー
ム体を配置したのち、接続処理、封止処理、第1のリー
ドフレーム体の切断工程を行うラダー型フィルタの製造
方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリント配線基板への表
面実装に適したラダー型フィルタの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、リード付ラダー型フィルタは、表
裏両面に振動電極を形成した圧電共振素子と、該振動電
極に接触する複数の端子板とが交互に積層された積層体
を、一面に開口部を有するケース内に配置して構成され
ていた。
【0003】積層体を構成する圧電共振素子は、ラダー
型回路の直列回路部を構成する複数の圧電共振素子(直
列圧電素子)とラダー型回路の並列回路部を構成する複
数の圧電共振素子(並列圧電素子)とがあり、これらが
ラダー型の回路構成となるように、所定構造の端子板を
用いていた。尚、入出力及びアース電位となる端子板に
は夫々リード部が伸びている。
【0004】具体的には、一面に開口部を有するケース
を準備するとともに、リード部を有する端子板、リード
部を有していない端子板、ラダー型回路の直列回路と並
列回路を形成するための飛び越し構造、即ち、コ字状の
端子板、直列圧電素子、並列圧電素子、紙などの封止部
材を夫々準備する。
【0005】次に、ケースの開口部からリード部が延出
するように端子板、各種構造の端子板、各圧電共振素子
を夫々の端面方向から挿入配置して並設する。
【0006】次に、開口部に端子板のリード部させて、
封止部材を配置する。
【0007】次に、ケースの開口部周囲と封止部材とに
よって形成された凹部に、封止樹脂を充填し、硬化して
気密封止していた。
【0008】尚、上述のケースの一側面をプリント配線
基板の実装面(底面)として用いて表面実装型に対応す
る場合には、開口から延出されたリード部を一側面側に
屈曲加工を行っていた。
【0009】また、素子の低背化のために、積層体を2
つ分割して、ケースの開口から夫々の分割した積層体を
平面的に配置した構造のラダー型フィルタがあった(実
開昭51−134344)。尚、このラダー型フィルタ
では、積層体を下ケースの上面に位置する開口を、上ケ
ースで覆っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前者のラダー型フィル
タの製造方法において、異なる構造の端子板を準備しな
くてはならず、しかも開口に圧電共振素子や端子板など
をその端面側から挿入しなくてはならず、組立工程が非
常に難しく、特に、コ字状の端子板及びそのコ字状の端
子板と当接する圧電共振素子の配置に関して、その組立
に細心の注意を要し、実質的には自動組立が困難であっ
た。
【0011】また、後者のラダー型フィルタの製造方法
では、単に積層体を2分割して、2つの積層体を平面的
に配置するため、前者に比較して組立工程が簡単のよう
に思えるが、端子板から延びるリード部を、下ケースの
底面を貫通する貫通穴を介して外部に延出しなくてはな
らず、むしろ組立工程が難しものとなってしまう。
【0012】しかも、2つの積層体には、直列用の圧電
共振素子と並列用の圧電共振素子とが混在しており、ま
た、両積層体を接続するための端子板が屈曲加工された
端子板であるため、各積層体を上面開口部から平面的に
配置しているものの、その積層順序、圧電素子の種類、
端子板の種類とその配置状況などを確認しながら積層・
配置しなくてはならず、平面配置の特徴である自動組立
対応を充分に奏することができないものであった。
【0013】即ち、自動組立対応を容易にするには、積
層体をキャビティー部内に平面的に単純に順次積層配置
することは勿論のこと、さらに、下ケースのキャビティ
ー部と、積層体の構成部材との位置関係を明確に設定で
きることが重要であるが、特に、下ケースのキャビティ
ー部と、積層体の構成部材との位置関係については、従
来においては何等の具体的な手段が成されていなかっ
た。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、自動組立が極めて容易なラダ
ー型フィルタの製造方法を提案するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、端部に複
数の端子電極が形成され、且つ上面に開口を有するキャ
ビティー部が形成された筺体状の下ケースと、該キャビ
ティー部内に収納され、且つ圧電素子及び端子板から構
成される積層体と、前記下ケースのキャビティー部の開
口を隠蔽するように被覆される上ケースとから成るラダ
ー型フィルタの製造方法において、フレームに前記下ケ
ースを一体的に取着したリードフレームを準備する工程
と、前記下ケースが取着されたリードフレームの下ケー
スのキャビティー部に、圧電素子及び端子板を順次配置
する工程と、前記下ケースのキャビティー部を上ケース
で被覆する工程と、前記下ケースに形成された端子電極
と端子板とを接続する工程と、前記下ケースと前記上ケ
ースとを絶縁封止部材で接合する工程と、前記下ケース
をフレームから切断・分離する工程とを含むラダー型フ
ィルタの製造方法である。
【0016】第2の発明は、第1の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記フレームに下ケースを一
体的に取着したリードフレームは、フレームに所定形状
の複数の端子電極を連結させるとともに、該複数の端子
電極の一部を樹脂のインサートモールドで被覆すること
によって形成されていることを特徴とするラダー型フィ
ルタの製造方法である。
【0017】第3の発明は、第2の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記フレームに下ケースを一
体的に取着したリードフレームは、下ケースのキャビテ
ィー部底面に端子電極のいずれかと接続する端子板が配
されていることを特徴とするラダー型フィルタの製造方
法である。
【0018】第4の発明は、第1の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記上ケースをフレームに一
体的に取着してリードフレームと成し、該リードフレー
ムは、フレームに連結した端子板が配されているととも
に、該端子板一部を樹脂のインサートモールドで被覆す
ることによって形成されていることを特徴とするラダー
型フィルタの製造方法である。
【0019】第5の発明は、第1の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記下ケースのキャビティー
部の側面に切り欠き部を形成するとともに、前記切り欠
き部より端子板の一つから延出される端子板接続部を、
キャビティー部の外側に導出させ、且つキャビティー部
の外側で前記端子板接続部を、所定の端子電極に接続さ
せたことを特徴とするラダー型フィルタの製造方法であ
る。
【0020】第6の発明は、第1の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記下ケースのキャビティー
部は、ラダー型の直列回路部を構成する第1の積層体
と、並列回路部を構成する第2の積層体とを夫々分けて
収納する2つの領域を有しており、該2つの領域に前記
第1の積層体と第2の積層体を並行して配置させること
を特徴とするラダー型フィルタの製造方法である。
【0021】第7の発明は、第6の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記第1の積層体及び第2の
積層体に使用される端子板をフレームに一体的に取着し
てリードフレームと成し、該リードフレームを、第1及
び第2の積層体を互いに接続するための共通端子板をフ
レームに一体的に取着させたものと、第2の積層体のみ
に用いられる独立端子板をフレームに一体的に取着させ
たものの2種類としたことを特徴とするラダー型フィル
タの製造方法である。
【0022】第8の発明は、第7の発明のラダー型フィ
ルタの製造方法において、前記独立端子板をフレームに
一体的に取着したリードフレームの独立端子板に、独立
端子板接続部を設け、該独立端子板接続部を下ケースの
キャビティー部の側面に形成した切り欠き部を介して下
ケースのキャビティー部の外側に導出させ、キャビティ
ー部の外側で独立端子板接続部を、アース電位の端子電
極に接続させたことを特徴とするラダー型フィルタの製
造方法である。
【0023】
【作用】第1の発明によれば、ラダー型フィルタを構成
する圧電素子、端子板などを下ケースのキャビティー部
の上面の開口から平面的に積層・配置することから、自
動組立の対応が簡単となる。しかも、下ケースはリード
フレームに固定されているため、圧電素子、端子板、上
ケースを配置するにあたり、所定位置に簡単に配置する
ことができ、積層・配置の位置ずれを有効に抑えられ、
さらに、自動組立の対応が非常に簡単となる。
【0024】さらに、上述の圧電素子、端子板を順次配
置する工程と、端子板と下ケースに一体化した端子電極
とを接続する工程とが、夫々独立して行われるため、両
工程を確実且つ効率的に行うことができる。
【0025】第2の発明によれば、下ケース体を取着し
たリードフレームに、所定形状に加工した端子電極に一
体化しているため、下ケースから露出する各端子電極の
状態を均一化することができ、プリント配線基板との接
続状態を同一状態にすることができ、確実且つ安定的に
表面実装を行うことができる。
【0026】また、従来のように下ケースの底面に端子
板のリード部が貫通する貫通穴などを形成し、配置工程
で該貫通穴に端子板のリード部を貫通させる必要がない
ことから、圧電素子及び端子板の配置工程が簡略化し、
キャビティー部内を気密的に封止することができる。
【0027】第3の発明によれば、前記下ケースには、
積層体を構成する端子板が埋設されており、さらに、こ
の端子板と接続すべき端子電極と一体化しているため、
実際に積層・配置する積層体の部材点数を減少させるこ
とができるため、一層積層・配置効率が向上し、同時
に、端子板と端子電極との接続点の数を実質的に減少さ
せることができるため、接続信頼性が向上する。
【0028】第4の発明によれば、前記上ケースをリー
ドフレームとして取り扱うことができるため、上ケース
をキャビティー部に被覆する被覆工程が簡略化する。ま
た、上ケースと下ケースとの位置あわせが容易となる。
【0029】さらに、上ケースにも積層体を構成する端
子板が埋設されているため、上述のように実際に積層・
配置する積層体の部材点数を減少させることができ、一
層積層・配置効率を向上させることができる。
【0030】第5の発明によれば、所定端子板と所定端
子電極との接続が前記下ケースのキャビティー部の外部
で行われるため、その接続を最も信頼性の高い接続方法
を選択して行うことができる。
【0031】特に、端子板接続部は、キャビティー部の
側面に形成した切り欠き部を介して延出されることにな
るため、この端子板の積層・配置により、接続すべき端
子電極の接続部との位置合わせが完了する。
【0032】第6の発明によれば、キャビティー部に2
つの収納領域が確保され、ラダー回路の直列回路部を構
成する第1の積層体と並列回路部を構成する第2の積層
体とが分けられて配置されるため、直列回路部を構成す
る圧電素子、並列回路部を構成する圧電素子の管理が非
常に簡単となり、これによっても、自動組立の対応が容
易となる。
【0033】第7の発明によれば、第1の積層体と第2
の積層体とを接続する共通端子板及び第2の積層体のみ
に使用される独立端子板のいずれもリードフレームとし
て取り扱うことができるため、端子板の配置が簡略化す
る。また、端子板と下ケースとの位置あわせが容易とな
る。
【0034】さらに、積層数が増減してもいずれのリー
ドフレームも共用できるため、製造に用いる部品の種類
を最小限にすることができ、端子板のリードフレームの
汎用性が向上する。
【0035】第8の発明は、キャビティー部の外部でア
ース端子電極と接続する端子板は、第2の積層体の独立
端子のみとなるため、組立工程が簡略化されるととも
に、独立端子をリードフレームから切断する位置によっ
て、同一構成のリードフレームから接続部の異なる独立
端子が抽出できる。
【0036】
【実施例】以下、本発明のラダー型フィルタの製造方法
を図面に基づいて詳説する。
【0037】図1は、本発明のラダー型フィルタの外観
斜視図であり、図2は図1中のX−X線断面を示す図で
あり、図3は図1中Y−Y線断面図であり、図4は図1
中Z−Z線断面図であり、図5は分解斜視図であり、図
6はラダー型フィルタの等価回路図である。尚、実施例
では、ラダー型回路の直列回路部を構成する3つの圧電
共振素子(以下、直列圧電素子)を含む第1の積層体
と、ラダー型回路の並列回路部を構成する3つの圧電共
振素子(以下、並列圧電素子)を含む第2の積層体から
なる2組みの積層体、6素子の表面実装型のラダー型フ
ィルタを用いて説明する。
【0038】図1〜3に示すように、ラダー型フィルタ
10は、収容体を構成する下ケース1及び上ケース2
と、3つの直列圧電素子及び端子板とが交互に積層した
直列回路構成部材の積層体3aと、3つの並列共振圧電
素子及び端子板等が交互に積層した並列回路構成部材の
積層体3bと、封止部材4とから構成されている。
【0039】下ケース1は、耐熱性の絶縁性樹脂から成
り、図7、図8に示すように上ケース2の平面形状と実
質的に同一形状のベース12と該ベース12に立設され
た4つ側壁11a〜11dで構成されるキャビティー部
11とから構成されており、全体として筺体状と成って
いる。
【0040】このキャビティー部11の側壁11a、1
1cの内側には、キャビティー部11を2つの収納部1
11、112に仕切るための仕切り部13a、13bが
夫々形成されている。尚、仕切り部13a、13bは2
つに分断されているが、連設された仕切り壁であっても
構わない。また、キャビティー部11の側壁11a〜1
1dの一部、例えば側壁11b、11dの外側面には、
実際の上ケース2と当接する突条部25b、25dが形
成されている。
【0041】また、下ケース1のベース12の対向しあ
う端辺には、入力端子電極5、出力端子電極6、少なく
とも1つのアース端子電極7、図7、図8では、1つの
アース端子電極7とダミー電極8とが樹脂の一体成型で
形成されている。尚、ダミー端子電極8は、電気的に浮
いていてもよく、また、他の端子電極5、6、7などと
一体的に接続してもよい。ここで、端子電極5〜8は、
プリント配線基板に表面実装を可能にするためには、ベ
ース12の端面から底面に渡って露出するように形成さ
れている。
【0042】さらに、キャビティー部11の側壁11a
〜11dの一部、例えば側壁11aには、出力端子電極
6から延びる接続部6aを有する切り欠き部12a形成
され、また、側壁11cにはアース端子電極7aから延
びる接続部7a、7bを有する切り欠き部12b、12
cがそれぞれ形成されている。
【0043】尚、切り欠き部12aは収納キャビティー
部11の上端から若干量の切り欠き量であり、また、切
り欠き部12bは収納キャビティー部11の上端から概
略並列圧電素子の厚みの概略2素子分の切り欠き量であ
り、さらに、切り欠き部12cは収納キャビティー部1
1の上端から並列共振圧電素子の厚みの概略1素子分の
切り欠き量である。
【0044】また、キャビティー部11底面において、
第1の収納部111には、積層体3aと電気的に接続
し、且つ入力端子電極5と一体化された埋設入力端子板
51が埋設形成され、また、第2の収納部112には、
積層体3bと電気的に接続し、且つアース端子電極7と
一体化された埋設端子板71が埋設形成されている。
【0045】上ケース2は、絶縁性樹脂からなり、図1
3、図14に示すように、天板21と、少なくとも収納
キャビティー部11を囲う4つ側壁22a〜22dとで
構成されている。
【0046】4つの側壁22a〜22dのうち対向する
一対の側壁22a、22cには切り欠き部23a、23
a、23c、23cが夫々形成されている。尚、切り欠
き部23a、23aの間及び23c、23cの間には、
ベース12の表面と当接する柱部25a、25cが形成
されている。また、切り欠き部23cの上辺には、キャ
ビティー部11の側壁11cに形成した切り欠き部12
b、12cに嵌合する突部26b、26cが形成されて
いる。
【0047】上ケース2の天板21の内面側の上面、即
ち、天井面には、第1の収納部111、第2の収納部1
12に跨がって、積層体3a及び3bと電気的に接続す
る埋設出力端子板24が埋設形成されている。この埋設
端子板24の一端は、例えば切り欠き部23a内部に延
出する埋設出力端子板接続部24aとなっている。
【0048】上述の下ケース体1のキャビティー部11
の第1の収納部111にはラダー型回路の直列回路部を
主に構成する積層体3aが、第2の収納部112にはラ
ダー型回路の並列回路部を主に構成する積層体3bが夫
々重畳・配置されることになる。ここで、重畳・配置と
は、下ケース1のベース12に対して、各積層体3a、
3bを構成する圧電素子や端子板などが、夫々が略水平
状態で積層・配置されていることをいう。
【0049】積層体3aは、図6に示すラダー型回路の
直列回路部を構成するものであり、3つの厚みの比較的
厚い圧電素子(直列圧電素子)、2つの共通端子板とか
ら構成されている。図7、図8に示す下ケース1の第1
の収納部111の埋設入力端子板51上に、第1の直列
圧電素子31a、共通端子板34、第2の直列圧電素子
32a、共通端子板35、第3の直列圧電素子33aを
順次重畳・配置されている。さらに、上ケース2を被覆
することにより、第3の直列圧電素子33aの上面に埋
設出力端子板24されることになる。
【0050】これにより、図6に示すように、入力端子
電極5、埋設入力端子板51、第1の直列圧電素子31
a、共通端子板34、第2の直列圧電素子32a、共通
端子板35、第3の直列圧電素子33a、埋設出力端子
板24、出力側端子電極7が直列的に接続されて、ラダ
ー型回路の直列回路部が構成されることになる。
【0051】積層体3bは、図6に示すラダー型回路の
並列回路部を構成するものであり、3つの厚みの比較的
薄い圧電素子(並列圧電素子)、2つの共通端子板、2
つの絶縁スペーサ、2つの独立端子板とから構成されて
いる。図7、図8に示す下ケース1の第2の収納部11
2の埋設アース端子板71上に、第1の並列圧電素子3
1b、共通端子板34、絶縁性スペーサ36、独立端子
板37、第2の並列圧電素子32b、共通端子板35、
絶縁性スペーサ38、独立端子板39、第3の並列圧電
素子33bを順次重畳・配置されている。さらに、上ケ
ース2を被覆することにより、第3の並列圧電素子33
bの上面に埋設出力端子板24されることになる。
【0052】この積層体3bにおいて、独立端子板3
7、39の一部は、キャビティー部11の側壁部11c
の切り欠き部12b、12cからの外部に導出する接続
部37a、39aとなっている。この接続部37aは所
定位置に独立端子板37を配置した際に、切り欠き部1
2bから導出されるように形成され、接続部39aは所
定位置に独立端子板39を配置した際に、切り欠き部1
2cから導出されるように形成されている。
【0053】これにより、独立端子板37の接続部37
aは、切り欠き部12bに導出され、キャビティー部1
1の外部でアース端子電極接続部7aと接続される。ま
た、独立端子板39の接続部39aは、切り欠き部12
cに導出され、キャビティー部11の外部でアース端子
電極接続部7bと接続される。
【0054】尚、上ケース2の被覆によって、切り欠き
部12b、12cは上ケース2の突部26b、26cで
嵌合・封止されるとともに、埋設出力端子板24の接続
部24aが、下ケース1の出力端子電極6の接続部6a
と接続される。
【0055】即ち、図6に示すように、第1の直列圧電
素子31aとも接続する共通端子板34とアース端子電
極7と一体化した埋設アース端子板71との間に第1の
並列圧電素子31bが接続される。
【0056】また、第2の直列圧電素子32aとも接続
する共通端子板35とアース端子電極7の一部と接続す
る独立端子板37との間に第2の並列圧電素子32bが
接続される。
【0057】さらに、第3の直列圧電素子33aとも接
続する埋設出力端子板24と、アース端子電極7の一部
と接続する独立端子板39との間に第3の並列圧電素子
33bが接続される。即ち、第1〜第3の並列圧電素子
31b〜33bを含む積層体3bでラダー型回路の並列
回路部が構成することになる。尚、積層体3bにおい
て、絶縁スペーサー36、38は、共通端子板34、3
5と独立端子板37、39とを電気的に分離するため、
第1段目のラダー回路と第2段目のラダー回路及び第2
段目のラダー回路と第3段目のラダー回路の短絡を防止
する。
【0058】ここで、直列圧電素子31a〜33a、並
列圧電素子31b〜33bは、夫々広がり振動モードの
圧電基板の両主面に振動電極が形成されて構成される。
【0059】各端子板51、71、24、34、35、
37、39は、リードフレームから切断されて形成され
るものであり、リン青銅などの比較的弾性に優れた金属
にAgメッキ処理されて構成されており、各圧電素子3
1a〜33a、31b〜33bの中心部と当接する部分
には、接触突起部が形成されている。これは、上述の金
属部材から切断プレス加工を行うと同時に、シボリ加工
によって形成されている。
【0060】また、接触突起部と直列圧電素子31a〜
33a、並列圧電素子31b〜33bとの接触安定性を
高めるため、共通端子板34、35、独立端子板37、
39の構造を、図5の共通端子板34、35の並列圧電
素子側のように、枠体と十字状成形部から成り、十字状
成形部の一端を枠体と連結させて、下面に凸状の絞り構
造、この十字状の中心部に接触突起部を設けることが望
ましい。
【0061】また、共通端子板34、35の直列圧電素
子側においては、2つの直列圧電素子、例えば31a、
32aが同時に当接するように、上述の接触突起部を端
子板34の両主面に形成する必要がある。このため、共
通端子板34、35の一部(積層体3a側)を折り返
し、平板状の中心に上向きの接触突起部を形成してい
る。
【0062】即ち、共通端子板34、35は、積層体3
a、3bとを接続するために共通的に用いられるが、そ
の一部が折り返し構造となっているものの、実質的に
は、平板形状である。
【0063】また、絶縁スペーサ36、38は金属平板
部材の少なくとも下面に絶縁性有機フィルムなどを貼布
したり、また、その全表面に絶縁部材を塗布したり、さ
らに、シリコンゴム板のような弾性体部材、プラスチッ
ク板などから成り、その厚さは、共通端子板34、35
を水平に配置できるように、所定厚さに設定されてい
る。即ち、第1の直列圧電素子31aと共通端子板34
の折り返し端子部分の合計の厚みと、第1の並列圧電素
子31b、絶縁スペーサ36、独立端子板37の合計の
厚みが同一になるように、絶縁スペーサ36の厚みが所
定値に設定される。
【0064】さらに、下ケース1のキャビティー部11
の内底面に埋設された埋設入力端子板51、埋設アース
端子板71の位置、即ち、キャビティー部11の上端か
ら埋設入力端子板51、埋設アース端子板71の突起部
までの深さは、第1の直列圧電素子31aと第1の並列
圧電素子31bとの厚み差を吸収するように、埋設アー
ス端子板71側である第1の収納部111が多少深くな
っている。尚、収納部111の深さで、第1の直列圧電
素子31aと第1の並列圧電素子32bの厚みの差を吸
収する方法以外に、埋設入力端子板51、埋設アース端
子板71に形成される突起部の高さを、埋設アース端子
板71側で多少高くしてもよい。
【0065】次に、上述の構造において、組立に用いる
各構成部材を説明する。
【0066】組立には、各圧電素子、図7、図8に示す
フレームと該フレームと一体化した下ケース(合わせて
第1のリードフレーム体という)、図9、図10に示す
フレームと該フレームと一体化した共通端子板(合わせ
て第2のリードフレーム体という)、図11に示すフレ
ームと該フレームと一体化した絶縁スペーサ(合わせて
第3のリードフレーム体という)、図12に示すフレー
ムと該フレームと一体化した独立端子板(合わせて第4
のリードフレーム体という)、図13、図14に示すフ
レームと該フレームと一体化した上ケース(合わせて第
5のリードフレーム体という)を用いる。
【0067】第1のリードフレーム体100は、図7、
図8に示すように、1対のフレーム部100a、100
aと、該1対のフレーム部100a、100aの間隔を
固定する固定部材101a、101bと、入力端子電極
5、埋設入力端子板51が一体となった入力端子部材1
05と、出力端子電極6、出力端子接続部6aが一体と
なった出力端子部材106と、アース端子電極7、接続
部7a、7b、埋設アース端子板71が一体となったア
ース端子部材107と、ダミー端子電極8となるダミー
端子部材108と、下ケース1の樹脂部分から構成され
ている。
【0068】下ケース1の樹脂部分を除く第1のリード
フレーム体100は、上述したようにAgメッキ処理さ
れたリン青銅の金属平板部材から加工されたものであ
る。
【0069】入力端子部材105は、シボリ加工や屈曲
加工が行われる。例えば、入力端子電極5は最終形状に
屈曲加工されており、また、埋設入力端子板51は、そ
の中央部分に上に凸状の突起部を形成するようにシボリ
加工されている。尚、この入力端子部材105とリード
フレーム100bとの結合は、ベース12内で入力端子
電極5の一部と連結している。
【0070】出力端子部材106は、上述の加工時に同
時に屈曲加工が行われる。例えば、出力端子電極6は最
終形状に屈曲加工されており、また、出力端子接続部6
aは、キャビティー部11の切り欠き部12a部分にま
で延びるように屈曲加工されている。尚、この出力端子
部材106とリードフレーム100bとの結合は、ベー
ス12の内で出力端子接続部6aの一部と連結してい
る。
【0071】アース端子部材107は、上述の加工時に
同時にシボリ加工や屈曲加工が行われる。例えば、アー
ス端子電極7は最終形状に屈曲加工されており、また、
埋設アース端子板71は、その中央部分に上に凸状の突
起部を形成するようにシボリ加工され、接続部7a、7
bは、キャビティー部11の切り欠き部12b、12c
部分にまで延びるように屈曲加工されている。尚、この
アース端子部材107とリードフレーム100aとの結
合は、ベース12の内部でアース端子接続部7a、7b
の何れかの一部と連結している。
【0072】ダミー端子部材108は、上述の加工時に
同時に屈曲加工が行われる。例えば、ダミー端子電極8
は最終形状に屈曲加工されている。尚、このダミー端子
部材108とリードフレーム100aとの結合は、ベー
ス12の内部でダミー端子電極8の一部と連結してい
る。
【0073】下ケース1の樹脂部分は所定金型を用い、
各端子部材105〜108を包含し、且つベース12の
端辺に各端子電極5、6、7、8が形成されるように樹
脂のモールドによって形成される。
【0074】尚、図8において、一点鎖線Aは、組立工
程後で切断される部位を示す。
【0075】第2のリードフレーム体200は、図9、
図10に示すように、1対のフレーム部200a、20
0bと、共通端子部材340と、1対のフレーム部20
0a、200b間の共通端子部材340を固定するため
の連結部201a、201bとから構成されている。
【0076】第2のリードフレーム体200は、上述し
たようにAgメッキ処理されたリン青銅の金属平板部材
から加工されたものである。
【0077】共通端子部材340は、シボリ加工、湾曲
加工、折曲加工が行われる。即ち、図9に示すように、
金属平板部から加工された状態の第2のリードフレーム
体200の共通端子部材340は、平面的に連結しあう
3つの端子部340a、340b、340cから成る。
尚、端子部340a、340b、340cの中央部分に
夫々下に凸状の突起部を形成するようにシボリ加工され
ている。また、端子部340b、340cは、一端が外
周枠体に接続した十字状成型部が形成されている。この
十字状成型部は、下に凸状に湾曲加工されている。
【0078】このような端子部340aは、図10に示
すように端子部340aが端子部340b上に折り返さ
れて、2枚重構造となる。
【0079】尚、図10において、連結部201a、2
01bの一点鎖線Aは、組立工程中で切断される部位を
示す。
【0080】第3のリードフレーム体300は、図11
に示すように、1対のフレーム部300a、300b
と、絶縁スペーサ部360と、1対のフレーム部300
a、300a間の絶縁スペーサ部360を固定するため
の連結部301a、301bとから構成されている。
【0081】第3のリードフレーム体300の絶縁スペ
ーサ部360は、実質的に上述の端子部340cと同一
形状の平板部材と、平板部材の少なくとも下面側に絶縁
性部材が貼布またはコーテングされている。尚、図11
において、連結部301a、301bの一点鎖線Aは、
組立工程中で切断される部位を示す。
【0082】第4のリードフレーム体400は、図12
に示すように、1対のフレーム部400a、400b
と、独立端子部材370と、1対のフレーム部400
a、400a間の独立端子部470を固定するための連
結部401a、411a、401bとから構成されてい
る。
【0083】第4のリードフレーム体400は、上述し
たようにAgメッキ処理されたリン青銅の金属平板部材
から加工されたものである。
【0084】独立端子部材370は、その中央部分に上
に凸状の突起部を形成するようシボリ加工されている。
また、独立端子部材370の一方側リードフレーム部、
例えば400a側には複数の連結部401a、411a
が形成されている。この連結部401a、411aは最
終的に切断されることになるが、この切断の残部が独立
端子37、39の接続部37a、39aとなる。
【0085】例えば、第4のリードフレーム体400の
独立端子部材370を独立端子37として用いる場合に
は、図12に示す連結部401a、411aの一点鎖線
1で切断し、独立端子39として用いる場合には、図
12に示す連結部401a、411aの一点鎖線A2
切断することになる。尚、何れの場合でも、連結部40
1bは、一点鎖線Aで切断される。尚、独立端子部材3
70の下面(圧電素子31b、32b側)に、絶縁部材
を被着形成しておき、第3のリードフレーム体300の
絶縁スペーサ部360を省略しても構わない。
【0086】第5のリードフレーム体500は、図1
3、図14に示すように、1対のフレーム部500a、
500bと、該1対のフレーム部500a、500bの
間隔に上ケース2となる樹脂体を固定する固定部材50
1a、501bと、埋設出力端子板24、接続部24a
が一体化した出力端子板部材240と、上ケース2の樹
脂部分から構成されている。
【0087】上ケース2の樹脂部分を除く第5のリード
フレーム体500は、上述したようにAgメッキ処理さ
れたリン青銅の金属平板部材から加工されたものであ
る。
【0088】出力端子部材240は、シボリ加工や屈曲
加工が行われる。例えば、埋設出力端子24は、その中
央部分に下に凸状の2つの突起部を形成するようにシボ
リ加工されおり、埋設出力端子板接続部24aは、キャ
ビティー部11の切り欠き部12a部分の近傍にまで延
びるように屈曲加工されている。尚、この出力端子部材
240は、固定部材501a、501bの一方または両
方と一体化しており、これによってリードフレーム50
0a、500bと連結している。
【0089】上ケース2の樹脂部分は所定金型を用い、
固定部材501a、501bを包含するように樹脂のモ
ールドによって形成される。
【0090】尚、図13、図14において、固定部材5
01a、501bの一点鎖線Aは、組立工程中で切断さ
れる部位を示す。
【0091】上述の一対のフレーム部100a、100
b〜500a、500bの間隔は実質的に同一であり、
さらに、各リードフレーム体は位置合わせを容易且つ確
実にするための搬送用送り穴などが形成されている。
尚、送り穴は、一対のフレーム部100a、100b〜
500a、500bの所定位置、例えば、ラダー型フィ
ルタの長手方向の中心位置に形成されている。
【0092】次に、上述の第1のリードフレーム体10
0〜第5のリードフレーム体500を用いた組立方法を
説明する。
【0093】まず、下ケース1が形成された第1のリー
ドフレーム体100を用意する。
【0094】次に、下ケース1の第1の収納部111に
第1の直列圧電素子31aを、第2の収納部112に第
1の並列圧電素子31bを夫々平面的に配置する。
【0095】次に、第2のリードフレーム体200を用
いて、下ケース1のリードフレーム部100a、100
bとリードフレーム部200a、200bとで位置合わ
せを行い、共通端子部340を保持して、連結部201
a、201bを切断(共通端子板34となる)し、共通
端子板34を第1及び第2の収納部111、112を跨
いで両圧電素子31a、31b上に平面的に配置する。
【0096】次に、第3のリードフレーム体300を用
いて、下ケース1のリードフレーム部100a、100
bとリードフレーム部300a、300bとで位置合わ
せを行い、絶縁スペーサ部360を保持して、連結部3
01a、301bを切断(絶縁スペーサ36となる)
し、絶縁スペーサ36を第2の収納部112の共通端子
板34上に平面的に配置する。
【0097】次に、第4のリードフレーム体400を用
いて、下ケース1のリードフレーム部100a、100
bとリードフレーム部400a、400bとで位置合わ
せを行い、独立端子部370を保持して、連結部401
a、411b、401bを切断(独立端子板37とな
る)し、独立端子板37を第2の収納部112の絶縁ス
ペーサ36上に平面的に配置する。
【0098】尚、この時、連結部401aが独立端子板
37の接続部37aとなるように、切り欠き部12bか
ら延出できる程度の長さを残して切断、即ち、切断線A
1 で切断することが重要である。これによりキャビティ
ー部11に形成した切り欠き部12bの接続部7aと、
独立端子板37の接続部37aとが当接することにな
る。
【0099】次に、第1の収納部111の共通端子板3
4の一部の上面に第2の直列圧電素子32aを、第2の
収納部112の独立端子板37上に第2の並列圧電素子
32bを平面的に配置する。
【0100】次に、第2のリードフレーム体200を用
いて、下ケース1のリードフレーム部100a、100
bとリードフレーム部200a、200bとで位置合わ
せを行い、共通端子部340を保持して、連結部201
a、201bを切断(共通端子板35となる)し、共通
端子板35を第1及び第2の収納部111、112を跨
いで両圧電素子32a、32b上に平面的に配置する。
【0101】次に、第3のリードフレーム体300を用
いて、下ケース1のリードフレーム部100a、100
bとリードフレーム部300a、300bとで位置合わ
せを行い、絶縁スペーサ部360を保持して、連結部3
01a、301bを切断(絶縁スペーサ38となる)
し、絶縁スペーサ38を第2の収納部112の共通端子
板35上に平面的に配置する。
【0102】次に、第4のリードフレーム体400を用
いて、下ケース1のリードフレーム部100a、100
bとリードフレーム部400a、400bとで位置合わ
せを行い、独立端子部370を保持して、連結部401
a、411a、401bを切断(独立端子板39とな
る)し、独立端子板39を第2の収納部112の絶縁ス
ペーサ38上に平面的に配置する。
【0103】尚、この時、連結部411aが独立端子板
39の接続部39aとなるように、切り欠き部12cか
ら延出できる程度の長さを残して切断、即ち、切断線A
2 で切断することが重要である。これによりキャビティ
ー部11に形成した切り欠き部12cの接続部7bと、
独立端子板39の接続部39aとが当接することにな
る。
【0104】次に、第1の収納部111の共通端子板3
5の一部の上面に第3の直列圧電素子33aを、第2の
収納部112の独立端子板39上に第3の並列圧電素子
33bを平面的に配置する。
【0105】次に、第5のリードフレーム体500を用
いて、リードフレーム部500a、500bを基準にし
て位置決めを行い、上ケース2を保持した状態で、固定
部材501、501bを切断(上ケース2となる)し、
上ケース2でキャビティー部11を隠蔽するように下ケ
ース1に平面的に被覆を行う。これにより、埋設出力端
子24の突起部は、第3の直列及び並列圧電素子33
a、33bに当接するとともに、上ケース2の切り欠き
部23c部分に延びる埋設出力端子板24の接続部24
aは、下ケース1に固定された出力端子電極6の接続部
6aと当接することになる。
【0106】次に、上述の独立端子37、39の接続部
37a、39aとアース端子7の接続部7a、7bとの
当接部分及び埋設出力端子板24の接続部24aと出力
端子電極6の接続部6aとの当接部分をスポット溶接や
レーザー溶接などによって接続を行う。
【0107】次に、上ケース2の切り欠き部23a、2
3cと、該切り欠き部23a、23cから凹んで現れる
キャビティー部11の側壁11a、11cとによって形
成される凹部に封止部材4を充填する。具体的には、こ
の凹部にエポキシ系などの絶縁性封止樹脂を充填し、熱
処理によって硬化を行う。これより、切り欠き部23
a、23cに位置する所定端子板24、37、39と所
定端子電極6、7との接続部分は完全に隠蔽されるとと
もに、下ケース1と上ケース2との気密的な封止が達成
できる。
【0108】最後に、第1のリードフレーム体100の
固定部材101a、101bを切断し、個々のラダー型
フィルタとする。
【0109】尚、上述の第2〜第5のリードフレーム2
00〜500において、下ケース1に位置あわせを行
い、その後、各部材を切断しているが、下ケース1はフ
レームに固定され、圧電素子や端子板などを配置すべき
位置が明確であるため、上述の第2〜第5のリードフレ
ーム200〜500から各部材を先に切断し、その後、
自動移送装置で下ケース1の所定位置に位置合わせを行
いながら配置しても構わない。
【0110】以上のようの製造方法によれば、第1のリ
ードフレーム体に固定された下ケース1のキャビティー
部11の上面開口から、圧電素子31a〜33a、端子
板34、35、37、39、絶縁スペーサ36、38を
平面的に配置し、また、上ケース2を前記上面側から被
覆しているため、自動組立が容易となる。
【0111】また、圧電素子31a〜33a、端子板3
4、34、37、39、絶縁スペーサ36、38は、第
1のリードフレーム体100に固定された下ケース1に
対して位置合わせすることが容易であるため、積層・配
置の位置ズレを有効に抑えることができる。
【0112】さらに、圧電素子31a〜33aを除く、
全ての部品、端子板34、34、37、39、絶縁スペ
ーサ36、38、上ケース2を第2〜第5のリードフレ
ーム体200〜500として取り扱うことができるた
め、配置及び被覆における位置合わせが極めて容易とな
り、少なく種類の部品で、簡単に自動組立が可能とな
る。
【0113】また、第1のリードフレーム体100の下
ケース1においては、リードフレームの屈曲加工によ
り、端子電極5、6、7、8となる入力端子部材10
5、出力端子部材106、アース端子部材107、ダミ
ー端子部材108が形成され、さらに樹脂のインサート
モールドにより下ケース1と一体化するため、各端子電
極5、6、7、8の加工・形成状態を均一化することが
でき、プリント配線基板との接続状態を同一状態にする
ことができ、確実且つ安定的に表面実装を行うことがで
きる。
【0114】また、下ケース1には各端子電極5、6、
7、8が、樹脂のモールド成型により一体的に形成され
ており、底面を貫通する貫通穴などの形成が不要である
ため、キャビティー部11内を気密的に封止することが
できる。
【0115】さらに、下ケース1には、積層体3a、3
bの第1の圧電素子31a、31bに当接する端子板5
1、71が突起部が露出するように、樹脂のインサート
モールドにより一体的に埋設されているとともに、この
埋設端子板51、71が下ケース1に形成した端子電極
5、7と一体となっているため、積層体3a、3bを形
成するための積層・配置すべき端子板の部材点数を減少
させることができ、埋設端子板51、71と端子電極
5、7との接続工程を省略することができるため、積層
・配置効率が向上し、接続工程を簡略化することができ
る。
【0116】また、第5のリードフレーム体500の上
ケース5において、積層体3a、3bの第3の圧電素子
33a、33bに当接する端子板24を、樹脂のインサ
ートモールドにより一体的に埋設しているため、これに
よっても、積層体3a、3bを構成する端子板の部材点
数を減少させることができる。
【0117】また、前記上ケース及び/又は下ケースの
一部には、埋設端子板51、71、24が埋設されてい
るため、実質的に積層体3a、3bの厚みが減少し、低
背型のラダー型フィルタを達成することができ、同時
に、ケースの金属部材が埋設されることから耐衝撃性も
向上する。
【0118】また、端子電極6、7と所定端子板24、
37、39との接続が、キャビティー部11の外部で行
われ、しかも、圧電素子31a〜33a、31b〜33
b、端子板34、35、37、39、24等の配置工程
と、積層した端子板24、37、39と下ケース1に一
体化した端子電極6、7との接続工程とを、互いに別工
程で行うことができる。即ち、機械的な配置の組立工程
中に、電気的な接続という異種の工程を行うことがない
ため、この組立工を程確実且つ効率的に行うことができ
る。
【0119】また、キャビティー部11が2つの収納部
111、112に分けられて、第1の収納部111には
ラダー回路の直列回路部を構成する第1の積層体3a
(埋設入力端子板51、第1〜第3の圧電素子31a〜
33a、共通端子板34、35、埋設出力端子24)が
収容され、第2の収納部112にはラダー回路の並列回
路部を構成する第2の積層体3b(埋設アース端子板5
1、第1〜第3の圧電素子31b〜33b、共通端子板
34、35、独立端子板37、39、絶縁スペーサ3
6、38、埋設出力端子24)が収容されているため、
特に、直列共振圧電素子、並列共振圧電素子の管理が非
常に簡単となり、これによっても、自動組立に対応しや
すくなる。
【0120】さらに、実質的にアース端子電極7と接続
を必要とする積層体は、第2の積層体3b側のみとなる
ため、第1の積層体3aの構成及びその配置が非常に簡
略化できる。
【0121】また、端子の種類を、上述のアース端子電
極7との接続を行う独立端子37、39と、接続を要し
ない共通端子板34、35の2種類としており、いずれ
もリードフレーム体で取り扱うことができため、この2
種類の端子板で、各積層体3a、3bの圧電素子数が変
化しても対応できるため汎用性が向上する。
【0122】また、アース端子電極7と接続を要する独
立端子板37、39の接続部37a、39aは、キャビ
ティー部11の側面の切り欠き部12b、12cを介し
て外部に導出されるが、配置工程で、独立端子板37、
39の接続部37a、39aが切り欠き部12b、12
cに配置されることになり、アース端子電極7の接続部
7a、7bとの接続の位置合わせが完了する。
【0123】また、この独立端子板37、39もリード
フレーム体400として取り扱い、特に、独立端子板接
続部37a、39aがリードフレーム体400からの切
断位置の制御によって簡単に可変させることができるた
め、リードフレーム体400の汎用性が向上する。
【0124】尚、上述の実施例では、2組みの積層体3
a、3bで説明したが、例えば積層体の数を1つにして
も構わない。また、3つの直列共振子、3つの並列共振
子を用いた6素子のラダー型フィルタで説明したが、そ
の素子数は6つに限定されることはなく、フィルタ特性
に応じて素子数は任意変更が可能である。例えば、4つ
の直列共振子、4つの並列共振子を用いた8素子のラダ
ー型フィルタにおいては、上述の構造に、第2のリード
フレーム体200から得られる共通端子板、第3のリー
ドフレーム体300から得られる絶縁スペーサ、第4の
リードフレーム体400から得られる独立端子板を夫々
増加して、キャビティー部11の切り欠き部を増加させ
ればよい。即ち、素子の増減を行う場合には、実質的に
は、下ケースのみの変更のみで簡単に対応できることに
なる。
【0125】尚、上述の実施例において、絶縁スペーサ
をリードフレーム体300で形成しているが、弾性絶縁
部材などを単独に用いても構わない。また、第2のリー
ドフレーム体200と第4のリードフレーム体400と
を共用して、共通端子板34、35を得る場合の位置合
わせと、独立端子板37、39を得る場合の位置合わせ
とを、リードフレーム部200a、200bの送り穴の
数などによって制御することもできる。
【0126】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リードフ
レーム体を用いて、このリードフレームで位置合わせを
行い、且つ平面的な積層・配置により、積層体を組立て
ることができるため、自動組立が可能なラダー型フィル
タとなる。
【0127】また、積層体の端子板と端子電極との接続
を非常に安定且つ確実に行うことができ、さらに、接続
信頼性が向上した表面実装型のラダー型フィルタとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラダー型フィルタの外観斜視図であ
る。
【図2】図1中のX−X線断面を示す断面図である。
【図3】図1中のY−Y線断面を示す断面図である。
【図4】図1中のZ−Z線断面を示す断面図である。
【図5】本発明のラダー型フィルタの分解斜視図であ
る。
【図6】本発明のラダー型フィルタの等価回路図であ
る。
【図7】本発明のラダー型フィルタの製造方法に用いる
第1のリードフレーム体の斜視図である。
【図8】第1のリードフレーム体の平面図である。
【図9】本発明のラダー型フィルタの製造方法に用いる
第2のリードフレーム体の加工前の斜視図である。
【図10】第2のリードフレーム体の加工後の斜視図で
ある。
【図11】本発明のラダー型フィルタの製造方法に用い
る第3のリードフレーム体の斜視図である。
【図12】本発明のラダー型フィルタの製造方法に用い
る第4のリードフレーム体の斜視図である。
【図13】本発明のラダー型フィルタの製造方法に用い
る第5のリードフレーム体の斜視図である。
【図14】第5のリードフレーム体の下面側からの斜視
図である。
【符号の説明】
10・・・・・・ラダー型フィルタ 1・・・・・・・下ケース 11・・・・・・収納キャビティー部 111・・・・・第1の収納部 112・・・・・第2の収納部 11a〜11d・・・側壁 12a、12b、12c・・・切り欠き部 2・・・・・・・上ケース 22a〜22d・・・側壁 23a、23d・・・切り欠き部 24・・・・・・・・埋設出力端子板 24a・・・・・・・埋設出力端子板接続部 3a、3b・・・・・積層体 31a〜33a・・・・直列圧電素子 31b〜33b・・・・並列圧電素子 34、35・・・・・・共通端子板 36、38・・・・・・絶縁性スペーサ 37、39・・・・・・独立端子板 4・・・・・・封止部材 5・・・・入力端子電極 51・・・埋設入力端子板 6・・・・出力端子電極 6a・・・出力端子電極接続部 7・・・・アース端子電極 71・・・埋設アース端子板 7a、7b・・アース端子電極接続部 100・・・・・第1のリードフレーム体 200・・・・・第2のリードフレーム体 300・・・・・第3のリードフレーム体 400・・・・・第4のリードフレーム体 500・・・・・第5のリードフレーム体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 英三 鹿児島県国分市山下町1番1号 京セラ株 式会社鹿児島国分工場内 (72)発明者 百瀬 一久 長野県岡谷市長地2800番地 京セラ株式会 社長野岡谷工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に複数の端子電極が形成され、且つ
    上面に開口を有するキャビティー部が形成された筺体状
    の下ケースと、 該キャビティー部内に収納され、且つ圧電素子及び端子
    板から構成される積層体と、 前記下ケースのキャビティー部の開口を隠蔽するように
    被覆される上ケースとから成るラダー型フィルタの製造
    方法において、 フレームに前記下ケースを一体的に取着したリードフレ
    ームを準備する工程と、 前記下ケースが取着されたリードフレームの下ケースの
    キャビティー部に、圧電素子及び端子板を順次配置する
    工程と、 前記下ケースのキャビティー部を上ケースで被覆する工
    程と、 前記下ケースに形成された端子電極と端子板とを接続す
    る工程と、 前記下ケースと前記上ケースとを絶縁封止部材で接合す
    る工程と、 前記下ケースをフレームから切断・分離する工程とを含
    むラダー型フィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、 前記フレームに下ケースを一体的に取着したリードフレ
    ームは、フレームに所定形状の複数の端子電極を連結さ
    せるとともに、該複数の端子電極の一部を樹脂のインサ
    ートモールドで被覆することによって形成されているこ
    とを特徴とするラダー型フィルタの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、 前記フレームに下ケースを一体的に取着したリードフレ
    ームは、下ケースのキャビティー部底面に端子電極のい
    ずれかと接続する端子板が配されていることを特徴とす
    るラダー型フィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、 前記上ケースをフレームに一体的に取着してリードフレ
    ームと成し、該リードフレームは、フレームに連結した
    端子板が配されているとともに、該端子板一部を樹脂の
    インサートモールドで被覆することによって形成されて
    いることを特徴とするラダー型フィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、 前記下ケースのキャビティー部の側面に切り欠き部を形
    成するとともに、前記切り欠き部より端子板の一つから
    延出される端子板接続部を、キャビティー部の外側に導
    出させ、且つキャビティー部の外側で前記端子板接続部
    を、所定の端子電極に接続させたことを特徴とするラダ
    ー型フィルタの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、 前記下ケースのキャビティー部は、ラダー型の直列回路
    部を構成する第1の積層体と、並列回路部を構成する第
    2の積層体とを夫々分けて収納する2つの領域を有して
    おり、該2つの領域に前記第1の積層体と第2の積層体
    を並行して配置させることを特徴とするラダー型フィル
    タの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、前記第1の積層体及び第2の積層
    体に使用される端子板をフレームに一体的に取着してリ
    ードフレームと成し、該リードフレームを、第1及び第
    2の積層体を互いに接続するための共通端子板をフレー
    ムに一体的に取着させたものと、第2の積層体のみに用
    いられる独立端子板をフレームに一体的に取着させたも
    のの2種類としたことを特徴とするラダー型フィルタの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載されたラダー型フィルタ
    の製造方法において、 前記独立端子板をフレームに一体的に取着したリードフ
    レームの独立端子板に、独立端子板接続部を設け、該独
    立端子板接続部を下ケースのキャビティー部の側面に形
    成した切り欠き部を介して下ケースのキャビティー部の
    外側に導出させ、キャビティー部の外側で独立端子板接
    続部を、アース電位の端子電極に接続させたことを特徴
    とするラダー型フィルタの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6466107B2 (en) * 1999-12-14 2002-10-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ladder filter comprising stacked piezoelectric resonators
WO2013141287A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 三菱電機株式会社 半導体装置及びその製造方法

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