JPH08330896A - ラダー型フィルタ - Google Patents

ラダー型フィルタ

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JPH08330896A
JPH08330896A JP13355695A JP13355695A JPH08330896A JP H08330896 A JPH08330896 A JP H08330896A JP 13355695 A JP13355695 A JP 13355695A JP 13355695 A JP13355695 A JP 13355695A JP H08330896 A JPH08330896 A JP H08330896A
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terminal
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piezoelectric element
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JP13355695A
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Masato Murahashi
昌人 村橋
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はプリント配線基板に表面実装が適し、
且つ自動組立装置に対応が可能なラダー型フィルタに関
する。 【構成】直列圧電共振子31a〜33aと端子板34、
35とから成る直列積層体3aと、並列圧電共振子31
b〜33bと端子板34、35、37、39、絶縁性ス
ペーサ36、38とから成る並列積層体3bを、入出力
端子電極5、6及びアース端子電極7が一体的に形成さ
れ、且つ2つの収納部111、112から成るキャビテ
ィー部11を有する筺体状下ケース1と、該収納キャビ
ティー部11を隠蔽する上ケース2とからなる収容体に
配置したラダー型フィルタ10である。そして、収納部
111の上面側の開口から積層体3aが、収納部112
の上面側の開口から積層体3bが、夫々の積層体3a、
3bの構成部材が平面的に重畳している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線基板への
表面実装に適し、且つ自動組立の可能なラダー型フィル
タであり、圧電素子及び端子板から成る2組みの積層体
が、水平方向に配置されて成るラダー型フィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、リード付ラダー型フィルタは、表
裏両面に振動電極を形成した圧電共振素子と、該振動電
極に接触する複数の端子板とが交互に積層された積層体
を、一面に開口部を有するケース内に配置して構成され
ていた。
【0003】積層体は、ラダー型回路の直列回路部を構
成する複数の圧電共振素子(直列圧電素子)とラダー型
回路の並列回路部を構成する複数の圧電共振素子(並列
圧電素子)と、これら直列圧電素子と並列圧電素子とで
ラダー型の回路を構成するための各種構造の端子板とか
ら成り、入出力及びアース電位となる端子板には夫々リ
ード部が伸びている。
【0004】このリード付ラダー型フィルタのケースの
収容構造は、一面の開口部からリード部が延出するよう
に各圧電素子及び端子板の端面方向から挿入配置して並
設されていた。そして、開口部に紙などの封止部材を配
置し、封止樹脂を充填・硬化させていた。
【0005】上述のケースの一側面をプリント配線基板
の実装面(底面)として用いた表面実装型のラダー型フ
ィルタでは、側面部に位置する開口から延出されたリー
ド部を屈曲加工を行い、そのケースの底面にまで延出す
るようにしていた。
【0006】いずれの構造の場合においても、直列圧電
素子、並列圧電素子、端子板から成る積層体を、ケース
の開口から、各圧電素子、端子板の端面方向から挿入配
置する必要があり、その配置工程が非常に困難であっ
た。
【0007】また、表面実装可能なラダー型フィルタと
するために、開口から延出するリード部を屈曲加工して
いたため、複数のリード部で屈曲加工の状態が異なるこ
とがあり、また、リード部のスプリングバックなどによ
って実装部の高さがバラツキ、安定した状態でプリント
配線基板上に表面実装することができなかった。
【0008】上述の配置工程に関して、ケースの開口に
対して、直列圧電素子と並列圧電素子、端子板からなる
積層体を、2組みに分割して、2つの積層体を平面的に
載置する構造のラダー型フィルタがあった(実開昭51
−134344)。
【0009】このラダー型フィルタでは、下ケース体と
蓋体とからなり、積層体を下ケースの上面に位置する開
口から積層・載置するものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開昭51−
134334号に記載されたラダー型フィルタは、表面
実装型ではなく、リード付のラダー型フィルタであり、
2つの積層体を構成する所定端子板から延びるリード部
は、下ケースの底面を貫通して外部に延びている。しか
も、ケース内においては、平面的に載置された端子板
と、ケースの底面から延出するリード部が直交している
ため、端子板とリード部との境界付近で屈曲加工を行う
必要があり、リード部のスプリングバックによって端子
板と圧電素子との当接状態が変動してしまうことが多
く、安定した特性を導出することができなかった。
【0011】また、積層・載置においても、ケースの上
面側開口から、圧電素子、端子板を平面的に重畳させて
配置しているため、配置工程が容易になるように思える
が、リード部が形成された端子板を配置する際には、ケ
ース底面の貫通穴に挿通する必要があり、逆に配置工程
が難しくなってしまう。
【0012】また、底面から貫通するリード部におい
て、貫通穴をリード部よりも若干大きく設定しなけれ
ば、リード部の挿通は不可能である。このようなリード
部と貫通穴との間に間隙が形成されていては、積層体を
収容する内部が完全に気密封止することが困難となり、
その結果、端子板や振動電極に腐蝕が発生したりして、
長期にわたり安定した特性を導出できるラダー型フィル
タとはならない。
【0013】また、両積層体に共通な共通端子板が、そ
の中央部分で屈曲されて、端子板に段差が形成されてい
るため、この共通端子板を配置しようとしても、両積層
体に対して水平配状に配置することができ、安定して配
置することが難しかった。
【0014】さらに、2つの積層体は、直列圧電素子及
び並列圧電素子が混在しているために、夫々の積層体の
積層順序に応じて、直列圧電素子又は並列圧電素子を使
い分ける必要があり、その積層・配置が非常に難しいも
のとなってしまう。
【0015】さらに、端子間の電気的な接合状態が複雑
であるため、ラダー回路の段数の増減を行う場合、いく
つかの異なる形状の端子板を用いる必要があり、汎用性
が非常に低かった。
【0016】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、ケースに圧電素子及び端板
とから成る2組みの積層体を、簡単かつ確実に配置でき
る表面実装型のラダー型フィルタを提供するものであ
る。
【0017】また、別の目的は、積層体が収容されるケ
ース内部の気密封止が確実に行える表面実装型のラダー
型フィルタを提供するものである。
【0018】さらに、別の目的は積層体を構成する圧電
素子及び端子板の構成自体を簡略化することができる表
面実装型のラダー型フィルタを提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上面が開
口した2つの収納部を有し、且つ少なくとも入出力端子
電極、アース電極が形成された下ケースと、該2つの収
納部の開口を隠蔽する上ケースと、複数の圧電共振素子
と複数の端子板とを交互に水平状に積層した直列回路構
成部材と、複数の圧電共振素子と、該圧電共振素子間に
並列接続するための端子板とを水平状に積層した並列回
路構成部材とから成り、前記下ケースの一方の収納部に
前記直列回路構成部材が、他方の収納部に並列回路構成
部材が夫々収容されているラダー型フィルタである。
【0020】第2の発明は、上記ラダー型フィルタであ
って、前記直列回路構成部材の2つの圧電共振素子に挟
まれた端子板が、並列回路構成部材の2つの圧電共振素
子間に水平に延びる共通端子板である。
【0021】第3の発明は、上記ラダー型フィルタであ
って、前記並列回路構成部材の2つの圧電共振素子間
は、前記共通端子板、絶縁性スペーサ、前記アース端子
と接続する独立端子板が介在されている。
【0022】第4の発明は、上記ラダー型フィルタであ
って、前記下ケースの一方の収納部底面は、入出力端子
電極のいずれかに接続する埋設端子板が埋設されて、他
方の収納部底面は、アース端子電極と接続する埋設端子
板が埋設されており、且つ上ケースの天井面には、2つ
の収納部に跨がって出入力端子電極のいずれかに接続す
る埋設端子板が埋設されている。
【0023】
【作用】第1の発明によれば、下ケースの収納部には、
2つの収納部の上面開口から、積層体を構成する圧電素
子及び端子板を水平的に重畳配置することができるた
め、その積層・配置工程が非常に簡単となり、自動組立
装置で簡単に行える。
【0024】同時に、端子板と接続する端子電極が、プ
リント配線基板に表面実装される下ケースに一体的に形
成されているため、各端子電極とプリント配線基板との
接続状態を同一状態にすることが容易となり、確実且つ
安定的に表面実装を行うことができる。
【0025】しかも、下ケースには、端子電極が一体的
に形成されているため、下ケースの底面に貫通穴などを
形成する必要がないため、積層体の気密封止が優れたも
のとなる。
【0026】特に、2つの収納部には、ラダー型回路の
直列回路部を構成する圧電共振素子と端子板とから成る
積層体と並列回路部を構成する圧電共振素子と端子板な
どからなる積層体とが夫々分けられて収容されている。
このため、各積層体を構成するにあたり、直列回路部を
構成する圧電共振素子及び並列回路部を構成する圧電共
振素子の配置・管理が非常に簡単となる。
【0027】第2の発明によれば、上述の作用の他に、
この2組みの積層体を接続するために、直列回路部を構
成する2つの圧電共振素子間の端子板と並列回路部を構
成する2つの圧電共振素子の間の端子板とが共通化され
て、しかも、この共通端子板は実質的に平面形状である
ため、これによっても、その積層・配置工程が非常に簡
単となり、自動組立が簡単に行える。
【0028】一般に、並列回路部を構成する圧電共振素
子は、直列回路部を構成する圧電共振素子に比較して素
子厚みが薄いため、並列回路部を構成する積層体の厚み
が薄くなるものの、第3の発明によれば、前記並列回路
部を構成する2つの圧電共振素子間には、共通端子板、
絶縁性スペーサ、前記アース端子と接続する独立端子板
が介在され、絶縁性スペーサの厚みの設定により、実質
的に直列回路部を構成する積層体の厚みと実質的に同一
となることができる。従って、直列回路を構成する積層
体と並列回路部を構成する積層体を同時並行的に積層配
置する際に、特に共通端子板を水平状に配置することが
できることから、積層・配置工程がより一層簡単とな
る。
【0029】また、絶縁スペーサによって、並列回路部
を構成する2つの圧電素子を電気的に分離しているの
で、簡単に並列回路を構成することができる。
【0030】第4の発明によれば、下ケースの一方の収
納部底面には、入出力端子電極のいずれかに接続する埋
設端子板が埋設され、他方の収納部底面には、アース端
子電極と接続する埋設端子板が埋設されるとともに、上
ケースの天井面には、2つの収納部に跨がって出入力端
子電極のいずれかに接続する埋設端子板が埋設されてい
る。即ち、本来、両積層体の一部であるべき端子板が、
ケースの一部に埋設されることになるため、実質的に積
層体の厚みが減少し、また、積層体の積層すべき部材数
も減少し、積層・配置工程が非常に簡単となる。同時
に、ケースの金属部材が埋設されることから耐衝撃性も
向上する。
【0031】
【実施例】以下、本発明のラダー型フィルタを図面に基
づいて詳説する。
【0032】図1は、本発明のラダー型フィルタの外観
斜視図であり、図2は図1中のX−X線断面を示す図で
あり、図3は図1中Y−Y線断面図であり、図4は図1
中Z−Z線断面図であり、図5は分解斜視図である。
尚、実施例では、ラダー型回路の直列回路部を構成する
3つの圧電共振素子(以下、直列圧電素子)と、ラダー
型回路の並列回路部を構成する3つの圧電共振素子(以
下、並列圧電素子)とからなる6素子の表面実装型のラ
ダー型フィルタを用いて説明する。
【0033】図において、ラダー型フィルタ10は、収
容体である下ケース1及び上ケース2と、3つの直列圧
電素子及び端子板とが交互に積層した直列回路構成部材
の積層体3aと、3つの並列共振圧電素子及び端子板等
が交互に積層した並列回路構成部材の積層体3bと、封
止部材4とから構成されている。
【0034】下ケース1は、絶縁性樹脂からなり、上ケ
ース2の平面形状と実質的には同一形状のベース12と
該ベース12に立設された4つ側壁11a〜11dで構
成されるキャビティー部11とから構成され、全体とし
て筺体状となっている。このキャビティー部11の11
a、11cの中央部分には、キャビティー部11を2つ
の収納部111、112に仕切るための仕切り部13
a、13bが夫々形成されている。尚、仕切り部13
a、13bは2つに分断されているが、連設された仕切
り壁であっても構わない。
【0035】また、下ケース1のベース12の端辺に
は、入力端子電極5、出力端子電極6、少なくとも1つ
のアース端子電極7が樹脂の一体成型で形成されてい
る。尚、図では、ベース12の一方端辺には、入力端子
電極5、出力端子電極6が、一方端辺と対向する他方端
辺には、アース端子電極7及びダミー端子電極8がそれ
ぞれ形成されている。尚、ダミー端子電極8は、電気的
に浮いていてもよく、また、他の端子電極5、6、7な
どと一体的に接続してしてもよい。
【0036】さらに、キャビティー部11の側壁11a
〜11dの一部、例えば11aには、出力端子電極6か
ら伸びる接続部6aを有する切り欠き部12a形成さ
れ、また、側壁11cにはアース端子電極7aから伸び
る接続部7a、7bを有する切り欠き部12b、12c
がそれぞれ形成されている。
【0037】尚、切り欠き部12aは収納キャビティー
部11の上端から若干量の切り欠き量であり、また、切
り欠き部12bは収納キャビティー部11の上端から概
略並列圧電素子の厚みの概略2素子分の切り欠き量であ
り、さらに、切り欠き部12cは収納キャビティー部1
1の上端から並列共振圧電素子の厚みの概略1素子分の
切り欠き量である。
【0038】また、キャビティー部11底面において、
第1の収納部111には、積層体3aと電気的に接続
し、且つ入力端子電極5と一体的の埋設入力端子板51
が埋設形成され、また、第2の収納部112には、積層
体3bと電気的に接続し、且つアース端子電極7と一体
的の埋設端子板71が埋設形成されている。
【0039】上ケース2は、絶縁性樹脂からなり、天板
21と、少なくとも収納キャビティー部11を囲う4つ
側壁22a〜22dで構成される概略筺体状となってお
り、対向する一対の側壁22a、22cには切り欠き部
23a、23cが夫々形成されている。尚、切り欠き部
23a、23cの中央部分には、ベース基板2の表面と
当接する柱部25a、25cが形成されており、さら
に、切り欠き部23cの上辺には、キャビティー部11
の側壁11cに形成した切り欠き部12b、12cに嵌
合する突部26b、26cが形成されている。
【0040】上ケース2の天板21の内面側の上面、即
ち、天井面には、第1の収納部111、第2の収納部1
12に跨がって、積層体3a及び3bと電気的に接続す
る埋設出力端子板24が埋設形成されている。この埋設
端子板24の一端は、例えば切り欠き部23aの近傍に
延出し、埋設出力端子板接続部24aとなっている。
【0041】ケース体1、2によって構成される収容体
には、2組みの積層体3a、3bが収容されている。具
体的には、仕切り部13a、13bによって仕切られた
キャビティー部11の2つの収納部111、112にそ
れぞれ収容されている。
【0042】第1の収納部111にはラダー型回路の直
列回路部を主に構成する積層体3aが、第2の収納部1
12にはラダー型回路の並列回路部を主に構成する積層
体3bが夫々重畳・配置されることになる。ここで、重
畳・配置とは、下ケース1のベース12に対して、各積
層体3a、3bを構成する圧電素子や端子板などが、夫
々が略水平状態で積層・配置されることをいう。
【0043】積層体3aは、図6に示すラダー型回路の
直列回路部を構成するものであり、3つの厚みの比較的
厚い圧電素子(直列圧電素子)、2つの共通端子板とか
ら構成されている。
【0044】具体的には、第1の収納部111の上面の
開口側から、埋設入力端子板51上に、順次、第1の直
列圧電素子31a、共通端子板34、第2の直列圧電素
子32a、共通端子板35、第3の直列圧電素子33a
を夫々重畳・配置することによって、積層体3aが構成
される。尚、第3の直列圧電素子33aの上面側の端子
板は、上述の上ケース2に埋設された埋設出力端子板2
4であり、上ケース2を下ケース1に被覆した時に、電
気的な回路を構成する積層体3aが達成されることにな
る。
【0045】即ち、図6に示すように、埋設入力端子板
51、第1の直列圧電素子31a、共通端子板34、第
2の直列圧電素子32a、共通端子板35、第3の直列
圧電素子33a、埋設出力端子板24と直列的に接続さ
れて、ラダー型回路の直列回路部が構成されることにな
る。
【0046】積層体3bは、図6に示すラダー型回路の
並列回路部を構成するものであり、3つの厚みの比較的
薄い圧電素子(並列圧電素子)、2つの共通端子板、2
つの絶縁スペーサ、2つの独立端子板とから構成されて
いる。
【0047】具体的には、第2の収納部112の上面の
開口側から、埋設アース端子板71上に、順次、第1の
並列圧電素子31b、共通端子板34、絶縁性スペーサ
36、独立端子板37、第2の並列圧電素子32b、共
通端子板35、絶縁性スペーサ38、独立端子板39、
第3の並列圧電素子33bを夫々重畳・配置することに
よって、積層体3bが構成される。尚、第3の並列圧電
素子33bの上面側の端子板は、上述の上ケース2に埋
設された埋設出力端子板24であり、上ケース2を下ケ
ース1に被覆した時に、電気的な回路を構成する積層体
が達成されることになる。
【0048】この積層体3bにおいて、独立端子板3
7、39の一部には、キャビティー部11の外部に延出
する接続部37a、39が形成されている。この接続部
37a、39aは、所定位置に独立端子板37、39を
配置した際に、欠き部12b、12cに配置されること
になる。具体的には、独立端子板37の接続部37a
は、切り欠き部12bに延出し、この切り欠き部12b
で、アース端子電極接続部7aと接続する。また、独立
端子板39の接続部39aは、切り欠き部12cに延出
し、この切り欠き部12cで、アース端子電極接続部7
bと接続する。尚、上ケース2の被覆によって、切り欠
き部12b、12cは上ケース2の突部26b、26c
で嵌合・封止されることになる。
【0049】即ち、図6に示すように、第1の直列圧電
素子31aとも接続する共通端子板34と埋設アース端
子板71との間に第1の並列圧電素子31bが接続さ
れ、第2の直列圧電素子32aとも接続する共通端子板
35とアース端子電極7の一部と接続する独立端子板3
7との間に第2の並列圧電素子32bが接続され、第3
の直列圧電素子33aとも接続する埋設出力端子板24
と、アース端子電極7の一部と接続する独立端子板39
との間に第3の並列圧電素子33bが接続されて、ラダ
ー型回路の並列回路部が構成されることになる。
【0050】ここで、直列圧電素子31a〜33a、並
列圧電素子31b〜33bは、夫々広がり振動モードの
圧電基板の両主面に振動電極が形成されて構成される。
【0051】各端子板51、71、24、34、35、
37、39は、リン青銅などの比較的弾性に優れた金属
にAgメッキ処理されて構成されており、各圧電素子3
1a〜33a、31b〜33bの中心部と当接する部分
には、接触突起部が形成され、バネ性金属部材から切断
プレス加工を行うと同時に、シボリ加工によって形成さ
れている。
【0052】また、接触突起部と直列圧電素子31a〜
33a、並列圧電素子31b〜33bとの接触安定性を
高めるため、共通端子板34、35、独立端子板37、
39の構造を、図5の共通端子板34、35の並列圧電
素子側のように、枠体と十字状成形部から成り、十字状
成形部の一端を枠体と連結させて、下面に凸状の絞り構
造、この十字状の中心部に接触突起部を設けることが望
ましい。
【0053】また、共通端子板34、35の直列圧電素
子側においては、2つの直列圧電素子、例えば31a、
32aが同時に当接するように、上述の接触突起部を端
子板34の両主面に形成する必要がある。このため、図
に示すように、共通端子板34、35の一部を折り返
し、平板状の中心に上向きの接触突起部を形成してい
る。
【0054】即ち、共通端子板34、35は、積層体3
a、3bとを接続するために共通的に用いられるが、そ
の一部が折り返し構造となっているものの、実質的に
は、平板形状である。
【0055】次に、図6を用いて等価回路図と上述の積
層構造との対応を説明する。
【0056】図6に示す入力端子電極5側から第1段の
ラダー回路を形成するためには、入力端子電極5は、図
5に示す埋設入力端子板51を介して、第1の直列圧電
素子31aに当接し、同時に共通端子板34を介して第
1の並列圧電素子31bと第2の直列圧電素子32aに
当接する。第1の並列圧電素子31bは埋設アース端子
板71を介してアース端子電極7に接続している。
【0057】同じく第2段のラダー回路を形成するため
には、共通端子板34と同形の共通端子板35が、第2
の直列圧電素子32a、第2の並列圧電素子32b、第
3の直列圧電素子33aに当接する。ここで、第2の並
列圧電素子32bの一方の振動電極をアース端子電極7
に接続するために、独立端子板37を設けている。そし
て、この独立端子37の一端から延びる接続部37aと
アース端子電極7の接続部7aを接続することで、第2
の段のラダー回路が達成される。特に、共通端子34と
独立端子板37との間には、絶縁スペーサ36が挿入さ
れ、両者の短絡を防止している。
【0058】同じく第3段のラダー回路は、ケース2に
埋設された埋設出力端子板24により、第3の直列圧電
素子33aと第3の並列圧電素子33bに当接し、その
埋設出力端子板24の一部の接続部24aが出力端子電
極6の接続部6aに接続している。
【0059】第3の並列圧電素子33bは、第2の並列
圧電素子32bと同様に、独立端子板39が当接し、独
立端子板39の一端から延びる接続部39aとアース端
子電極7の接続部7bを接続することで、第3の段のラ
ダー回路が達成される。ここで、共通端子35と独立端
子板39との間には、絶縁スペーサ38が挿入されてい
る。
【0060】尚、絶縁スペーサ36、38の厚さは、共
通端子板34、35を水平に配置できるように、所定厚
さに設定されている。即ち、第1の直列圧電素子31a
と共通端子板34の折り返し端子部分の合計の厚みと、
第1の並列圧電素子31b、絶縁スペーサ36、独立端
子板37の合計の厚みが同一になるように、絶縁スペー
サ36の厚みが所定値に設定される。
【0061】また、下ケース1のキャビティー部11の
内底面に埋設された埋設入力端子板51、埋設アース端
子板71の位置、即ち、キャビティー部11の上端から
埋設入力端子板51、埋設アース端子板71の突起部ま
での深さは、第1の直列圧電素子31aと第1の並列圧
電素子31bとの厚み差を吸収するように、埋設アース
端子板71側である第1の収納部111が多少深くなっ
ている。尚、収納部111の深さで、第1の直列圧電素
子31aと第1の並列圧電素子32bの厚みの差を吸収
する以外に、埋設入力端子板51、埋設アース端子板7
1に形成される突起部の高さを、埋設アース端子板71
側で多少高くしてもよい。
【0062】尚、上述の絶縁スペーサ37、39の材料
はシリコンゴム板のような弾性体を用いたり、プラスチ
ック板を用いてもよい。
【0063】次に、上述の構造において、封止構造と組
立構造を説明する。
【0064】まず、上述のような下ケース1を用意す
る。
【0065】次に、下ケース1の第1の収納部111の
埋設入力端子板51上に、第1の直列圧電素子31aを
平面的に載置するとともに、第2の収納部112の埋設
アース端子板71上に、第1の並列圧電素子31bを平
面的に載置する。
【0066】次に、第1の収納部111、第2の収納部
112に跨がって、共通端子板34を第1の直列圧電素
子31a、第1の並列圧電素子31b上に平面的に重畳
・配置する。
【0067】次に、第2の収納部112の共通端子34
上に絶縁性スペーサ36、独立端子板37をそれぞれ平
面的に載置する。この時、独立端子板37から突出する
独立端子板接続部37aは切り欠き部12bのアース端
子電極接続7aに当接することになる。
【0068】次に、第1の収納部111の共通端子板3
4上に、第2の直列圧電素子32aを平面的に載置する
とともに、第2の収納部112の独立端子板37上に、
第2の並列圧電素子32bを平面的に載置する。
【0069】次に、第1の収納部111、第2の収納部
112に跨がって、共通端子板35を第2の直列圧電素
子32a、第2の並列圧電素子32b上に平面的に重畳
・配置する。
【0070】次に、第2の収納部112の共通端子35
上に絶縁性スペーサ38、独立端子板39をそれぞれ平
面に載置する。この時、独立端子板39から突出する独
立端子板接続部39aは切り欠き部12cのアース端子
電極接続7bに当接することになる。
【0071】次に、上ケース2をキャビティー部11を
覆うように載置被覆する。
【0072】これにより、上ケース2の内面の上面に埋
設した埋設出力端子板24の2つの突起部が第3の直列
圧電素子33a及び第3の並列圧電素子33bに当接す
ることになる。同時に、切り欠き部12aで上ケース2
に形成した埋設出力端子板24の接続部24aと出力側
端子電極6の接続部6aとが互いに当接する。
【0073】この時、上ケース2の突起部26b、26
cが、切り欠き部12b、12cに嵌合することにな
る。切り欠き部23aからは、下ケース1の収納キャビ
ティー部11に形成した切り欠き部12aが露出し、切
り欠き部12aで上ケース2に形成した埋設出力端子板
24の接続部24aと、出力端子電極6の接続部6aと
が互いに当接する。
【0074】次に、上述の載置による独立端子37、3
9から突出した接続部37a、39aとアース端子7の
接続部7a、7bとの当接部分及び埋設出力端子板24
の接続部24aと出力端子電極6の接続部6aとの当接
部分をスポット溶接やレーザー溶接などによって接合を
行う。
【0075】次に、上ケース2の切り欠き部23a、2
3cと、該切り欠き部23a、23cから凹んで現れる
キャビティー部11の壁面11a、11cとによって形
成される凹部に封止部材4を充填する。具体的には、こ
の凹部にエポキシ系などの絶縁性封止樹脂を充填し、熱
処理によって硬化を行う。これより、切り欠き部23
a、23cに位置する所定端子板24、37、39と所
定端子電極6、7との接続部分は完全に隠蔽されるとと
もに、下ケース1と上ケース2との気密的な封止が達成
できる。
【0076】尚、下ケース1と上ケース2との気密性を
高めるために、下ケース1の収納キャビティー部11を
構成する側壁11a〜11dと、上ケース2の側壁22
a〜22bとが当接しあう何れかの面に、その面間に若
干の間隙が形成されるように突起部を形成しておき、こ
の間隙に封止部材4の封止樹脂を溜まるようにしてもよ
い。図5では、下ケース1のキャビティー部11の側壁
11b、11cに、高さ方向に伸びる突条部25b、2
5dを形成している。
【0077】以上、説明したラダー型フィルタにおい
て、本発明の第1の発明として、下ケース1の2つの収
納部111、112から成るキャビティー部11の開口
が、上面側に位置して、この開口から、積層体3a、3
bを構成する圧電素子31a〜33a、31b〜33b
及び端子板34、35、37、39を水平的に重畳配置
することができるため、その積層・配置工程が非常に簡
単となり、自動組立装置で簡単に対応できる。
【0078】これは、端子板24、51、37、39と
接続する端子電極5、6、7が、プリント配線基板に表
面実装される下ケース1に一体的に形成されているこ
と、端子板24、51、37、39と端子電極5、6、
7との接続が、積層体3a、3bの構造部材が重畳され
る部位を避けた、キャビティー部11の側壁11a、1
1cに形成した切り欠き部12a、12b、12cの外
側で行われることから、積層体3a、3bの積層・配置
工程で、端子電極5、6との接続が行われ、全体として
の積層・配置工程が非常に効率的に行える。
【0079】各端子電極5、6、7、8を下ケースに一
体的に形成するため、ベース12の端部の特に裏面に露
出する各端子電極5、6、7、8の露出高さを同一にで
き、従来のようにリード部の屈曲加工によるスプリング
バックの問題が解消され、プリント配線基板との接続状
態を同一平面状態にすることが容易となり、確実且つ安
定に表面実装を行うことができる。
【0080】また、従来のように、下ケース1の底面に
貫通穴などを形成する必要がないため、積層体3a、3
bを収納部111、112内での気密性高く封止するこ
とがてできる。
【0081】特に、ラダー型回路の直列回路構成の積層
体3aと並列回路構成の積層体3bとがキャビティー部
11内で区別された収納部に夫々配置されることになる
ため、夫々の積層体3a、3bを構成するにあたり、第
1の収納部111には直列圧電素子31a〜33aのみ
を、第2の収納部112には並列圧電素子31b〜33
bのみを積層すればよいため、圧電素子31a〜33
a、31b〜33bの積層管理が非常に簡単となる。
【0082】第2の発明によれば、上述の作用の他に、
この2組みの積層体3a、3bとを接続する共通端子板
34、35が実質的に平板状で形成されているため、こ
れによっても積層・配置工程が非常に簡単となり、自動
組立装置で簡単に行え、さらに、直列圧電素子31a〜
32a、並列圧電素子31b〜32bとの当接状態を安
定化させることができる。
【0083】第3の発明によれば、特に、並列側の積層
体3bの2つの並列圧電共振素子間には、共通端子板3
4、35、絶縁性スペーサ36、38、前記アース端子
と接続する独立端子板37、39が介在されており、特
に、絶縁性スペーサ36、38の厚みを制御により、実
質的に直列共振側の積層体3aの厚みと実質的に同一と
なることができる。これは、特に、直列共振側の積層体
3aと並列共振側の積層体3bを同時並行的に積層・配
置する際に、共通端子板34、35を水平状に配置する
ことができ、このことからも積層・配置工程がより一層
簡単となる。
【0084】また、絶縁スペーサ36、38の介在によ
って、並列圧電素子31b〜33bを互いに電気的に独
立することができ、安定し、且つ簡単にラダー型回路の
並列回路部を構成することができる。これによって、従
来のように、1つの積層体中に直列圧電素子と並列圧電
素子とを混在されることがなく、また、コ字状の結合用
端子板を用いる必要がなくなり、圧電素子の積層管理、
端子の構造の簡素化される。
【0085】第4の発明によれば、下ケース1の第1の
収納部111の底面には、例えば入力端子電極5に接続
する埋設入力端子板51が埋設され、第2の収納部に
は、アース端子電極7と接続する埋設アース端子板71
が埋設されている。
【0086】このため、実際には積層体に必要な最下部
の端子板の積層配置が不要となり、、積層体の厚みが減
少し、また、積層体の積層すべき部材数も減少し、積層
・配置工程が非常に簡単となる。同時に、ケースの金属
部材が埋設されることから耐衝撃性も向上する。
【0087】さらに、本発明全体を通じて、実施例で
は、夫々3つの圧電素子31a〜33a、31b〜33
bで構成したラダー型フィルタであるが、素子の増減が
発生しても、共通端子板と絶縁性スペーサ及び独立端子
板の増減で、回路的には簡単に対応できるため、汎用性
の高いラダー型フィルタと言える。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上ケー
ス、下ケースからなる収容体に、圧電素子及び端子板と
から成る直列回路部を構成する積層体と並列回路部を構
成する積層体を、収納部に夫々分けて配置されており、
この重畳・配置が上面の開口から圧電素子、端子板など
を全て水平状に配置できるため、重畳・配置が簡単かつ
確実に配置でき、自動組立が可能なラダー型フィルタと
なる。
【0089】また、端子電極が下ケースに一体的に形成
されているため、収納部内の気密封止が向上し、プリン
ト配線基板への接合が安定化することになる。
【0090】また、直列回路部を構成する積層体と並列
回路部を構成する積層体とに共通的に使用される共通端
子板が平板状であるため、これによっても、簡単かつ確
実に配置できる。
【0091】さらに、並列回路部を構成する積層体の圧
電素子間に、共通電極、絶縁スペーサ、独立端子板を配
置しているため、並列回路を構成する積層体を構成を簡
素化することができ、ラダー回路の段数の増減であって
も、積層体の構成部材の変更がなく、汎用性が高いもの
となる。また、絶縁性スペーサの厚みによって、直列回
路部を構成する積層体と並列回路部を構成する積層体の
厚み差を吸収することができ、これによっても重畳・配
置が簡略化することができる。
【0092】ケース体の一部に端子板が埋設されている
ため、積層体の構成を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラダー型フィルタの外観斜視図であ
る。
【図2】図1中のX−X線断面を示す断面図である。
【図3】図1中のY−Y線断面を示す断面図である。
【図4】図1中のZ−Z線断面を示す断面図である。
【図5】本発明のラダー型フィルタの分解斜視図であ
る。
【図6】本発明のラダー型フィルタの等価回路図であ
る。
【符号の説明】
10・・・・・・ラダー型フィルタ 1・・・・・・・下ケース 11・・・・・・収納キャビティー部 111・・・・・第1の収納部 112・・・・・第2の収納部 11a〜11d・・・側壁 12a、12b、12c・・・切り欠き部 2・・・・・・・上ケース 22a〜22d・・・側壁 23a、23d・・・切り欠き部 24・・・・・・・・埋設出力端子板 24a・・・・・・・埋設出力端子板接続部 3a、3b・・・・・積層体 31a〜33a・・・・直列圧電素子 31b〜33b・・・・並列圧電素子 34、35・・・・・・共通端子板 36、38・・・・・・絶縁性スペーサ 37、39・・・・・・独立端子板 4・・・・・・封止部材 5・・・・入力端子電極 51・・・埋設入力端子板 6・・・・出力端子電極 6a・・・出力端子電極接続部 7・・・・アース端子電極 71・・・埋設アース端子板 7a、7b・・アース端子電極接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口した2つの収納部を有し、且
    つ少なくとも入出力端子電極、アース電極が形成された
    下ケースと、該2つの収納部の開口を隠蔽する上ケース
    と、複数の圧電共振素子と複数の端子板とを交互に水平
    状に積層した直列回路構成部材と、複数の圧電共振素子
    と、該圧電共振素子間に並列接続するための端子板とを
    水平状に積層した並列回路構成部材とから成り、 前記下ケースの一方の収納部に前記直列回路構成部材
    が、他方の収納部に並列回路構成部材が夫々収容されて
    いることを特徴とするラダー型フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記直列回路構成部材の2つの圧電共振
    素子に挟まれた端子板が、並列回路構成部材の2つの圧
    電共振素子間に水平に延びる共通端子板であることを特
    徴とする請求項1記載のラダー型フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記並列回路構成部材の2つの圧電共振
    素子間は、前記共通端子板、絶縁性スペーサ、前記アー
    ス端子と接続する独立端子板が介在されていることを特
    徴とする請求項2記載のラダー型フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記下ケースの一方の収納部底面は、入
    出力端子電極のいずれかに接続する埋設端子板が埋設さ
    れて、他方の収納部底面は、アース端子電極と接続する
    埋設端子板が埋設されており、且つ上ケースの天井面に
    は、2つの収納部に跨がって出入力端子電極のいずれか
    に接続する埋設端子板が埋設されていることを特徴とす
    る請求項1記載のラダー型フィルタ。
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