JPH09193631A - タイヤ滑り止め具の引き締め装置 - Google Patents
タイヤ滑り止め具の引き締め装置Info
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- JPH09193631A JPH09193631A JP8005190A JP519096A JPH09193631A JP H09193631 A JPH09193631 A JP H09193631A JP 8005190 A JP8005190 A JP 8005190A JP 519096 A JP519096 A JP 519096A JP H09193631 A JPH09193631 A JP H09193631A
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】構造が簡単で小形のタイヤ滑り止め具の引き締
め装置を提供する。 【解決手段】巻き取りリール29と、該巻き取りリール
29を回転自在に収容する収容ケース28とを備え、上
記巻き取りリール29の片方のフランジ29bの外側面
に、第1ラチェット歯30が円周状に配設されるととも
に、収容ケース28の内側面に上記第1ラチェット歯3
0と噛み合う第2ラチェット歯31が形成され、上記両
ラチェット歯30,31を常時相互に押し付け付勢して
噛み合わせるばね32を備え、上記フランジ29bのラ
チェット歯形成面の中央に、押圧により上記ばね32の
付勢力に抗して両ラチェット歯30,31の噛み合わせ
を解除するとともに、回転により巻き取りリール29を
回転させる操作用突部18が形成され、この操作用突部
の端面が収容ケース28に形成された操作部露呈穴34
からケース外部に露呈されるようにしている。
め装置を提供する。 【解決手段】巻き取りリール29と、該巻き取りリール
29を回転自在に収容する収容ケース28とを備え、上
記巻き取りリール29の片方のフランジ29bの外側面
に、第1ラチェット歯30が円周状に配設されるととも
に、収容ケース28の内側面に上記第1ラチェット歯3
0と噛み合う第2ラチェット歯31が形成され、上記両
ラチェット歯30,31を常時相互に押し付け付勢して
噛み合わせるばね32を備え、上記フランジ29bのラ
チェット歯形成面の中央に、押圧により上記ばね32の
付勢力に抗して両ラチェット歯30,31の噛み合わせ
を解除するとともに、回転により巻き取りリール29を
回転させる操作用突部18が形成され、この操作用突部
の端面が収容ケース28に形成された操作部露呈穴34
からケース外部に露呈されるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤチェーン等
のタイヤ滑り止め具をタイヤへ装着する際に用いるタイ
ヤ滑り止め具の引き締め装置に関するものである。
のタイヤ滑り止め具をタイヤへ装着する際に用いるタイ
ヤ滑り止め具の引き締め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積雪時等に使用される車両用タイヤ滑り
止め装置としては、一般的に用いられる金属チェーンの
他に、ゴムやウレタン樹脂等で形成された滑り止め装置
が用いられている。
止め装置としては、一般的に用いられる金属チェーンの
他に、ゴムやウレタン樹脂等で形成された滑り止め装置
が用いられている。
【0003】これらの滑り止め装置は、各種の形状,構
造をしたものが開発されているが、タイヤへの装着方法
は、いずれも略同様の方式が採られている。このような
滑り止め装置は、例えば、図21に示すように、滑り止
め本体40が、全体として略帯状に形成された網状の滑
り止め部(図において鎖線で囲んだ部分)40aと、こ
の滑り止め部40aの両側辺に形成された締付用端部4
0b,40cとからなっている。この滑り止め本体40
の、内側辺(装着状態でタイヤの内側に位置する)の締
付用端部40bには、多数の内側金具42aが取着さ
れ、外側辺(装着状態でタイヤの外側に位置する)の締
付用端部40cには、多数の外側金具42bが取着され
ている。そして、上記内側金具42aには、一端に連結
用留め具41a,他端に連結用ループ部41bが設けら
れたロープ41が遊嵌されて構成されている。図におい
て、55は滑り止め本体40をタイヤに巻回した際、そ
の両端を連結する連結用端部である。
造をしたものが開発されているが、タイヤへの装着方法
は、いずれも略同様の方式が採られている。このような
滑り止め装置は、例えば、図21に示すように、滑り止
め本体40が、全体として略帯状に形成された網状の滑
り止め部(図において鎖線で囲んだ部分)40aと、こ
の滑り止め部40aの両側辺に形成された締付用端部4
0b,40cとからなっている。この滑り止め本体40
の、内側辺(装着状態でタイヤの内側に位置する)の締
付用端部40bには、多数の内側金具42aが取着さ
れ、外側辺(装着状態でタイヤの外側に位置する)の締
付用端部40cには、多数の外側金具42bが取着され
ている。そして、上記内側金具42aには、一端に連結
用留め具41a,他端に連結用ループ部41bが設けら
れたロープ41が遊嵌されて構成されている。図におい
て、55は滑り止め本体40をタイヤに巻回した際、そ
の両端を連結する連結用端部である。
【0004】上記滑り止め装置をタイヤへ装着する場合
には、図22に示すように、まず、滑り止め本体40を
タイヤ43のトレッド部分に巻回させて両端部を連結す
る。ついで、タイヤの内側辺(図では隠れて見えない)
にあるロープ41を引き締め、両端の連結用留め具41
aと連結用ループ部41bを連結して所定の直径の環状
にする。つぎに、外側辺の外側金具42bに、ゴムリン
グ44を引っ掛け、上記各外側金具42bを中心方向に
向かって引き締めることにより滑り止め本体40をタイ
ヤ43に装着するようになっている。
には、図22に示すように、まず、滑り止め本体40を
タイヤ43のトレッド部分に巻回させて両端部を連結す
る。ついで、タイヤの内側辺(図では隠れて見えない)
にあるロープ41を引き締め、両端の連結用留め具41
aと連結用ループ部41bを連結して所定の直径の環状
にする。つぎに、外側辺の外側金具42bに、ゴムリン
グ44を引っ掛け、上記各外側金具42bを中心方向に
向かって引き締めることにより滑り止め本体40をタイ
ヤ43に装着するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の滑り
止め装置では、装着の際、多数の外側金具42bにゴム
リング44を順次掛けていくという非常に煩雑な作業を
行わねばならない。また、上記ゴムリング44は、その
引き締め力が弱いと、走行中に滑り止め本体40にかか
る遠心力で拡径し、滑り止め本体40がフェンダーに接
触して破損する危険がある。一方、ゴムリング44の引
き締め力が強すぎると、装着の際に非常に強い力が必要
になり、作業性が極端に悪くなる。したがって、ゴムリ
ング44自体の引き締め力をあまり強くせず、複数本の
ゴムリング44を使用して必要な引き締め力を確保する
必要がある。このため、多数の外側金具42bに複数本
のゴムリング44を掛ける作業に、多大な時間と労力が
必要になるという問題がある。
止め装置では、装着の際、多数の外側金具42bにゴム
リング44を順次掛けていくという非常に煩雑な作業を
行わねばならない。また、上記ゴムリング44は、その
引き締め力が弱いと、走行中に滑り止め本体40にかか
る遠心力で拡径し、滑り止め本体40がフェンダーに接
触して破損する危険がある。一方、ゴムリング44の引
き締め力が強すぎると、装着の際に非常に強い力が必要
になり、作業性が極端に悪くなる。したがって、ゴムリ
ング44自体の引き締め力をあまり強くせず、複数本の
ゴムリング44を使用して必要な引き締め力を確保する
必要がある。このため、多数の外側金具42bに複数本
のゴムリング44を掛ける作業に、多大な時間と労力が
必要になるという問題がある。
【0006】そこで、タイヤへの装着作業を簡略化する
ために、上記ゴムリング44に代えて緊締紐部材を用い
たものとして、例えば、特開平6−127224号公報
に示すような滑り止め装置が提案されている。このもの
は、図23に示すように、滑り止め本体40の外側金具
42bに、途中に伸縮具47が連結されたループ状の緊
締紐部材46を引っ掛け、上記緊締紐部材46を緊締装
置45を用いて巻き取るようになっている。
ために、上記ゴムリング44に代えて緊締紐部材を用い
たものとして、例えば、特開平6−127224号公報
に示すような滑り止め装置が提案されている。このもの
は、図23に示すように、滑り止め本体40の外側金具
42bに、途中に伸縮具47が連結されたループ状の緊
締紐部材46を引っ掛け、上記緊締紐部材46を緊締装
置45を用いて巻き取るようになっている。
【0007】上記緊締装置45は、図24に示すよう
に、ケース本体52と、このケース本体52の一端側
に、逆転阻止機構53を介して回動自在に設けられる操
作キャップ55と、ケース本体52の他端側に倍力機構
60を介して上記操作キャップ55の回動に伴って回動
するように設けられているリール胴56と、ケース本体
52のさらに外側に嵌められる外装輪57とを備えてい
る。上記逆転阻止機構53は、回動板54と、この回動
板54の切欠62内に収まる爪片70とからなり、この
爪片70が、上記ケース本体52の一端側に形成された
広口端部66の内周面に形成された爪歯65と噛み合
い、操作キャップ55およびリール胴56の逆転を阻止
するようになっている。また、この逆転阻止機構は、必
要時には解除されるようになっている。そして、上記リ
ール胴56の胴部61には、その回動軸芯を横切って緊
締紐部材を嵌めるための溝63が形成されている。
に、ケース本体52と、このケース本体52の一端側
に、逆転阻止機構53を介して回動自在に設けられる操
作キャップ55と、ケース本体52の他端側に倍力機構
60を介して上記操作キャップ55の回動に伴って回動
するように設けられているリール胴56と、ケース本体
52のさらに外側に嵌められる外装輪57とを備えてい
る。上記逆転阻止機構53は、回動板54と、この回動
板54の切欠62内に収まる爪片70とからなり、この
爪片70が、上記ケース本体52の一端側に形成された
広口端部66の内周面に形成された爪歯65と噛み合
い、操作キャップ55およびリール胴56の逆転を阻止
するようになっている。また、この逆転阻止機構は、必
要時には解除されるようになっている。そして、上記リ
ール胴56の胴部61には、その回動軸芯を横切って緊
締紐部材を嵌めるための溝63が形成されている。
【0008】この緊締装置45は、図25および図26
に示すように、上記リール胴56の溝63に、緊締紐部
材46が嵌められた状態で、操作キャップ55を回動さ
せると、これに伴いリール胴56が回動し、上記緊締紐
部材46が胴部61の外周面に巻回されるようになって
いる。
に示すように、上記リール胴56の溝63に、緊締紐部
材46が嵌められた状態で、操作キャップ55を回動さ
せると、これに伴いリール胴56が回動し、上記緊締紐
部材46が胴部61の外周面に巻回されるようになって
いる。
【0009】しかしながら、上記緊締装置45では、ケ
ース本体52に収容されたリール胴56を、ケース本体
52の外側から回動操作させるため、操作キャップ55
を備えており、この操作キャップ55が上記リール胴5
6と連動するように組み付けられている。しかも、上記
リール胴56の逆転を阻止させるため、複数部品からな
る逆転阻止機構53が組み込まれている。このため、装
置の内部構造が非常に複雑になるとともに、部品点数が
多くなり、部品管理や組み立てに手間がかかり、それだ
けコストアップにつながるという問題がある。しかも、
部品が多く、複雑なだけ装置自体も大形になるという問
題もある。
ース本体52に収容されたリール胴56を、ケース本体
52の外側から回動操作させるため、操作キャップ55
を備えており、この操作キャップ55が上記リール胴5
6と連動するように組み付けられている。しかも、上記
リール胴56の逆転を阻止させるため、複数部品からな
る逆転阻止機構53が組み込まれている。このため、装
置の内部構造が非常に複雑になるとともに、部品点数が
多くなり、部品管理や組み立てに手間がかかり、それだ
けコストアップにつながるという問題がある。しかも、
部品が多く、複雑なだけ装置自体も大形になるという問
題もある。
【0010】また、上記緊締装置45では、リール胴5
6の逆転阻止が、ケース本体52の広口端部66の内周
面の爪歯65と1歯の爪片70とが噛み合うだけで行わ
れている。したがって、逆転方向の力が加わった場合
に、1歯の爪片70だけに大きな負荷がかかり、この爪
片70が損傷しやすいという問題がある。さらに、爪片
70の損傷を防止するために、爪片70の寸法を大きく
設計する必要があるため、装置自体がさらに大形化する
という問題もある。
6の逆転阻止が、ケース本体52の広口端部66の内周
面の爪歯65と1歯の爪片70とが噛み合うだけで行わ
れている。したがって、逆転方向の力が加わった場合
に、1歯の爪片70だけに大きな負荷がかかり、この爪
片70が損傷しやすいという問題がある。さらに、爪片
70の損傷を防止するために、爪片70の寸法を大きく
設計する必要があるため、装置自体がさらに大形化する
という問題もある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、構造が簡単でコストが安く、しかも小形のタイ
ヤ滑り止め具の引き締め装置の提供をその目的とする。
もので、構造が簡単でコストが安く、しかも小形のタイ
ヤ滑り止め具の引き締め装置の提供をその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1にかかるタイヤ滑り止め具の引き
締め装置は、タイヤ滑り止め具をタイヤに装着する際に
引き締め紐を巻き取って上記タイヤ滑り止め具を引き締
めるタイヤ滑り止め具の引き締め装置であって、軸の両
端にフランジが形成され上記軸に引き締め紐を巻き取る
巻き取りリールと、上記巻き取りリールを回転自在に収
容する収容ケースとを備え、上記巻き取りリールの片方
のフランジの外側面もしくはこの外側面に対面する収容
ケース内側面のいずれか一方の面に、巻き取り方向には
空転し逆転方向で噛み合うように形成された複数の第1
ラチェット歯が円周状に配設されるとともに、他方の面
に上記第1ラチェット歯と噛み合う第2ラチェット歯が
形成され、上記収容ケース内に、上記フランジ外側面と
収容ケース内側面の両ラチェット歯を常時相互に押し付
け付勢して噛み合わせる付勢部材を備え、上記フランジ
のラチェット歯形成面の中央に、押圧により上記付勢部
材の付勢力に抗して両ラチェット歯の噛み合わせを解除
するとともに、回転により巻き取りリールを回転させる
操作部が形成され、この操作部の端面が収容ケースに形
成された露呈穴からケース外部に露呈されていることを
特徴とするものである。
め、本発明の請求項1にかかるタイヤ滑り止め具の引き
締め装置は、タイヤ滑り止め具をタイヤに装着する際に
引き締め紐を巻き取って上記タイヤ滑り止め具を引き締
めるタイヤ滑り止め具の引き締め装置であって、軸の両
端にフランジが形成され上記軸に引き締め紐を巻き取る
巻き取りリールと、上記巻き取りリールを回転自在に収
容する収容ケースとを備え、上記巻き取りリールの片方
のフランジの外側面もしくはこの外側面に対面する収容
ケース内側面のいずれか一方の面に、巻き取り方向には
空転し逆転方向で噛み合うように形成された複数の第1
ラチェット歯が円周状に配設されるとともに、他方の面
に上記第1ラチェット歯と噛み合う第2ラチェット歯が
形成され、上記収容ケース内に、上記フランジ外側面と
収容ケース内側面の両ラチェット歯を常時相互に押し付
け付勢して噛み合わせる付勢部材を備え、上記フランジ
のラチェット歯形成面の中央に、押圧により上記付勢部
材の付勢力に抗して両ラチェット歯の噛み合わせを解除
するとともに、回転により巻き取りリールを回転させる
操作部が形成され、この操作部の端面が収容ケースに形
成された露呈穴からケース外部に露呈されていることを
特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項2にかかるタイヤ滑
り止め具の引き締め装置は、請求項1記載のタイヤ滑り
止め具の引き締め装置であって、第2ラチェット歯が円
周状に複数配設され、これら第2ラチェット歯が、第1
ラチェット歯のそれぞれと噛み合うようになっているこ
とを特徴とするものである。
り止め具の引き締め装置は、請求項1記載のタイヤ滑り
止め具の引き締め装置であって、第2ラチェット歯が円
周状に複数配設され、これら第2ラチェット歯が、第1
ラチェット歯のそれぞれと噛み合うようになっているこ
とを特徴とするものである。
【0014】すなわち、本発明の請求項1にかかるタイ
ヤ滑り止め具の引き締め装置は、巻き取りリールの逆転
防止を、巻き取りリールのフランジ面およびこの面に対
面する収容ケースの内側面に形成した第1ラチェット歯
と第2ラチェット歯の噛み合いによって行うようにして
いる。すなわち、この装置において、逆転防止機構は、
巻き取りリールのフランジ面と収容ケースの壁面とを利
用して形成した各ラチェット歯により構成される。した
がって、従来のように複雑な逆転防止機構を設ける必要
がなく、装置の内部構造が簡単になる。したがって、部
品点数が少なくなり、部品管理や組み立てにかかる手間
が大幅に減少し、それだけコストダウンになる。しか
も、部品が少ない分装置自体を小形化することができる
うえ、破損や故障が起こりにくくなる。さらに、この装
置では、収容ケースの外側から内部の巻き取りリールを
回転させて引き締め紐を巻き取る操作を、操作部の回転
により行えるうえ、巻き取った引き締め紐の解除操作
も、上記操作部の押圧により行うことができる。このよ
うに、ひとつの操作部で巻き取り操作と解除操作の双方
を行うことができることから、構造が一層簡単になり、
しかも操作自体も簡単になる。
ヤ滑り止め具の引き締め装置は、巻き取りリールの逆転
防止を、巻き取りリールのフランジ面およびこの面に対
面する収容ケースの内側面に形成した第1ラチェット歯
と第2ラチェット歯の噛み合いによって行うようにして
いる。すなわち、この装置において、逆転防止機構は、
巻き取りリールのフランジ面と収容ケースの壁面とを利
用して形成した各ラチェット歯により構成される。した
がって、従来のように複雑な逆転防止機構を設ける必要
がなく、装置の内部構造が簡単になる。したがって、部
品点数が少なくなり、部品管理や組み立てにかかる手間
が大幅に減少し、それだけコストダウンになる。しか
も、部品が少ない分装置自体を小形化することができる
うえ、破損や故障が起こりにくくなる。さらに、この装
置では、収容ケースの外側から内部の巻き取りリールを
回転させて引き締め紐を巻き取る操作を、操作部の回転
により行えるうえ、巻き取った引き締め紐の解除操作
も、上記操作部の押圧により行うことができる。このよ
うに、ひとつの操作部で巻き取り操作と解除操作の双方
を行うことができることから、構造が一層簡単になり、
しかも操作自体も簡単になる。
【0015】また、本発明の請求項2にかかる引き締め
装置は、第2ラチェット歯が円周状に複数配設され、こ
れら第2ラチェット歯が第1ラチェット歯のそれぞれと
噛み合うようにしている。このため、逆転方向に力が加
わった場合にも、円周状に配設された複数のラチェット
歯のそれぞれが噛み合っていることから、各ラチェット
歯の1歯あたりにかかる負荷が小さくなり、ラチェット
歯が損傷しにくい。しかも、1歯あたりにかかる負荷が
小さくなることから、ラチェット歯の山を小さくする設
計が可能になり、装置自体をさらに小形化することがで
きるようになる。
装置は、第2ラチェット歯が円周状に複数配設され、こ
れら第2ラチェット歯が第1ラチェット歯のそれぞれと
噛み合うようにしている。このため、逆転方向に力が加
わった場合にも、円周状に配設された複数のラチェット
歯のそれぞれが噛み合っていることから、各ラチェット
歯の1歯あたりにかかる負荷が小さくなり、ラチェット
歯が損傷しにくい。しかも、1歯あたりにかかる負荷が
小さくなることから、ラチェット歯の山を小さくする設
計が可能になり、装置自体をさらに小形化することがで
きるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
面にもとづいて詳しく説明する。
【0017】図1は、本発明のタイヤ滑り止め具の引き
締め装置(以下「引き締め装置」という)の一実施形態
を示している。図において、29は引き締め紐(図示せ
ず)を巻き取る巻き取りリールであり、28は2分割状
に形成され、上記巻き取りリールを収容する収容ケース
である。上記巻き取りリール29は、巻き取り軸29a
の両端に、円板状のフランジ29b,29cが形成さ
れ、片側のフランジ29bの外側面に第1ラチェット歯
30が形成されている。一方、上記収容ケース28の上
記第1ラチェット歯30が形成されたフランジ29bと
対面する内側面に、上記第1ラチェット歯30と噛み合
う第2ラチェット歯31が形成されている。そして、上
記巻き取りリール29を収容ケース28に収容した状態
で、上記第1ラチェット歯30と第2ラチェット歯31
とが噛み合うように押しつけ付勢するばね32を備えて
いる。
締め装置(以下「引き締め装置」という)の一実施形態
を示している。図において、29は引き締め紐(図示せ
ず)を巻き取る巻き取りリールであり、28は2分割状
に形成され、上記巻き取りリールを収容する収容ケース
である。上記巻き取りリール29は、巻き取り軸29a
の両端に、円板状のフランジ29b,29cが形成さ
れ、片側のフランジ29bの外側面に第1ラチェット歯
30が形成されている。一方、上記収容ケース28の上
記第1ラチェット歯30が形成されたフランジ29bと
対面する内側面に、上記第1ラチェット歯30と噛み合
う第2ラチェット歯31が形成されている。そして、上
記巻き取りリール29を収容ケース28に収容した状態
で、上記第1ラチェット歯30と第2ラチェット歯31
とが噛み合うように押しつけ付勢するばね32を備えて
いる。
【0018】より詳しく説明すると、上記巻き取りリー
ル29は、金属(アルミニウム)製で、片側のフランジ
29bの外側面に、12歯の第1ラチェット歯30が円
周状に形成されている。上記第1ラチェット歯30は、
巻き取り方向(図示の矢印A)には空転し、その逆転方
向では噛み合うように形成されている。また、フランジ
29bの第1ラチェット歯30が形成された面の中央に
は、円板状の操作用突部18が形成され、この操作用突
部18の表面には、巻き取りリール29を回転操作させ
る際に工具等が差し込まれる細長状の工具差し込み穴2
6が形成されている。上記巻き取りリール29は、図2
に示すように、巻き取り軸29aが中空状になってお
り、ラチェット歯30が形成されていない面に向かって
開口し、開口部36が形成されている。また、巻き取り
軸29aの外周面の上下2個所に、引き締め紐6の端部
を固定する引き締め紐固定突部33が形成されている。
上記引き締め紐固定突部33には、それぞれねじ穴33
aが穿設されている。
ル29は、金属(アルミニウム)製で、片側のフランジ
29bの外側面に、12歯の第1ラチェット歯30が円
周状に形成されている。上記第1ラチェット歯30は、
巻き取り方向(図示の矢印A)には空転し、その逆転方
向では噛み合うように形成されている。また、フランジ
29bの第1ラチェット歯30が形成された面の中央に
は、円板状の操作用突部18が形成され、この操作用突
部18の表面には、巻き取りリール29を回転操作させ
る際に工具等が差し込まれる細長状の工具差し込み穴2
6が形成されている。上記巻き取りリール29は、図2
に示すように、巻き取り軸29aが中空状になってお
り、ラチェット歯30が形成されていない面に向かって
開口し、開口部36が形成されている。また、巻き取り
軸29aの外周面の上下2個所に、引き締め紐6の端部
を固定する引き締め紐固定突部33が形成されている。
上記引き締め紐固定突部33には、それぞれねじ穴33
aが穿設されている。
【0019】上記収容ケース28は(図1に戻る)、プ
ラスチック製で、上記巻き取りリール29が収容される
収容部28aと、それに蓋をする蓋部28bとの2分割
状に形成されている。
ラスチック製で、上記巻き取りリール29が収容される
収容部28aと、それに蓋をする蓋部28bとの2分割
状に形成されている。
【0020】上記蓋部28bには、その内側の奥面に、
上記巻き取りリール29の第1ラチェット歯30と噛み
合う12歯の第2ラチェット歯31が円周状に配設され
ている。また、これら第2ラチェット歯31に囲まれる
中央部の壁面に、上記巻き取りリール29の操作用突部
18が収まる操作用突部露呈穴34が穿設されている。
一方、上記収容部28aには、その内側の奥面に、上記
ばね32を収容するとともに、巻き取りリール29の開
口部36に収まって巻き取りリール29を回転自在に軸
支する軸支円筒35が突出形成されている。また、この
収容部28aの周壁の前部が切り欠かれ、引き締め紐が
挿通される引き締め紐出入口25が形成されている。
上記巻き取りリール29の第1ラチェット歯30と噛み
合う12歯の第2ラチェット歯31が円周状に配設され
ている。また、これら第2ラチェット歯31に囲まれる
中央部の壁面に、上記巻き取りリール29の操作用突部
18が収まる操作用突部露呈穴34が穿設されている。
一方、上記収容部28aには、その内側の奥面に、上記
ばね32を収容するとともに、巻き取りリール29の開
口部36に収まって巻き取りリール29を回転自在に軸
支する軸支円筒35が突出形成されている。また、この
収容部28aの周壁の前部が切り欠かれ、引き締め紐が
挿通される引き締め紐出入口25が形成されている。
【0021】上記収容部28aおよび蓋部28bには、
その上部と後側部とに、それぞれリベット挿通穴7aが
穿設された挟持片24が突出形成されており、この挟持
片24によりタイヤ滑り止め具に取り付けられるように
なっている。また、上記収容部28aおよび蓋部28b
には、それぞれその前部に、組付けた状態でビスが挿通
されてるビス挿通穴28cが形成されている。なお、上
記ビス挿通穴28cには、ビス以外にもリベット等を挿
通させてかしめて固定するようにすることもできる。
その上部と後側部とに、それぞれリベット挿通穴7aが
穿設された挟持片24が突出形成されており、この挟持
片24によりタイヤ滑り止め具に取り付けられるように
なっている。また、上記収容部28aおよび蓋部28b
には、それぞれその前部に、組付けた状態でビスが挿通
されてるビス挿通穴28cが形成されている。なお、上
記ビス挿通穴28cには、ビス以外にもリベット等を挿
通させてかしめて固定するようにすることもできる。
【0022】引き締め紐は、合成繊維のマルチフィラメ
ントが編組もしくは織成されてベルト状に形成されてい
る。そして、図3に示すように、この引き締め紐6の後
端部に形成された2個所の穴が、上記巻き取り軸29a
の上下に形成された引き締め紐固定突部33にそれぞれ
挿通されてねじ33b,ワッシャ33cにより固定され
る。この状態から上記引き締め紐6は巻き取り軸29a
に巻回されて巻き取られる。このように、引き締め紐6
の後端部の2個所を巻き取り軸29aに固定することに
より、引き締め紐6を引き出す際に誤って過大な力で引
っ張った場合にも、巻き取り軸29aから引き締め紐6
が外れにくい。なお、引き締め紐6は、引き締め紐固定
突部33にねじ止めするのではなく、引き締め紐6の穴
を引き締め紐固定突部33に挿通させてかしめることに
よって固定するようにしてもよい。
ントが編組もしくは織成されてベルト状に形成されてい
る。そして、図3に示すように、この引き締め紐6の後
端部に形成された2個所の穴が、上記巻き取り軸29a
の上下に形成された引き締め紐固定突部33にそれぞれ
挿通されてねじ33b,ワッシャ33cにより固定され
る。この状態から上記引き締め紐6は巻き取り軸29a
に巻回されて巻き取られる。このように、引き締め紐6
の後端部の2個所を巻き取り軸29aに固定することに
より、引き締め紐6を引き出す際に誤って過大な力で引
っ張った場合にも、巻き取り軸29aから引き締め紐6
が外れにくい。なお、引き締め紐6は、引き締め紐固定
突部33にねじ止めするのではなく、引き締め紐6の穴
を引き締め紐固定突部33に挿通させてかしめることに
よって固定するようにしてもよい。
【0023】上記構成において、本発明の引き締め装置
は、つぎのようにして組み立てられる。すなわち、ま
ず、収容ケース28の収容部28aの軸支円筒35内
に、ばね32を収め、ついで、図4に示すように、引き
締め紐6が巻き取られた巻き取りリール29を収容部2
8aの軸支円筒35に軸支させた状態で収容する。この
とき、引き締め紐6は、収容部28aの引き締め紐出入
口25に挿通される。つぎに、収容部28aの開口から
露呈する巻き取りリール29の第1ラチェット歯30
と、蓋部28bの第2ラチェット歯31とが噛み合うよ
うに蓋部28bを被せてビス挿通穴28cにビス(図示
せず)が挿通されてナット(図示せず)で固定される。
この状態で、図5に示すように、巻き取りリール29の
操作用突部18が収容ケースの操作用突部露呈穴34か
ら外部に露呈されるとともに、巻き取りリール29が、
ばね32により、その第1ラチェット歯30が収容ケー
ス28の第2ラチェット歯31に押しつけ付勢される。
図5において19は挟持片24のリベット挿通穴に挿通
されるリベットであり、1はタイヤ滑り止め具である。
なお、上記ビス挿通穴28cには、ビス以外にリベット
等を挿通してかしめて止めることもできる。また、上記
リベット挿通穴19には、リベット以外にもボルト等を
挿通し、ナットを締め付けることで引き締め装置を取り
付けることもできる。
は、つぎのようにして組み立てられる。すなわち、ま
ず、収容ケース28の収容部28aの軸支円筒35内
に、ばね32を収め、ついで、図4に示すように、引き
締め紐6が巻き取られた巻き取りリール29を収容部2
8aの軸支円筒35に軸支させた状態で収容する。この
とき、引き締め紐6は、収容部28aの引き締め紐出入
口25に挿通される。つぎに、収容部28aの開口から
露呈する巻き取りリール29の第1ラチェット歯30
と、蓋部28bの第2ラチェット歯31とが噛み合うよ
うに蓋部28bを被せてビス挿通穴28cにビス(図示
せず)が挿通されてナット(図示せず)で固定される。
この状態で、図5に示すように、巻き取りリール29の
操作用突部18が収容ケースの操作用突部露呈穴34か
ら外部に露呈されるとともに、巻き取りリール29が、
ばね32により、その第1ラチェット歯30が収容ケー
ス28の第2ラチェット歯31に押しつけ付勢される。
図5において19は挟持片24のリベット挿通穴に挿通
されるリベットであり、1はタイヤ滑り止め具である。
なお、上記ビス挿通穴28cには、ビス以外にリベット
等を挿通してかしめて止めることもできる。また、上記
リベット挿通穴19には、リベット以外にもボルト等を
挿通し、ナットを締め付けることで引き締め装置を取り
付けることもできる。
【0024】本発明の引き締め装置は、つぎのようにし
て引き締め紐6を巻き取ることができる。すなわち、ま
ず、図6に示すように、操作用突部18の工具差し込み
穴26に、巻き取り用工具27を差し込み、図示の矢印
Dの方向に回転させる。この巻き取り用工具27の回転
により、図7に示す初期状態(引き締め紐6が引き出さ
れた状態)から、収容ケース28内部の巻き取りリール
29が回転し、巻き取り軸29aに引き締め紐6が巻き
取られる。このとき、巻き取りリール29の第1ラチェ
ット歯30と収容ケース28の第2ラチェット歯31と
は、図8(a)に示す噛み合った状態から、巻き取りリ
ール29の回転に伴って、図8(b)に示すように、第
1ラチェット歯30が第2ラチェット歯31の上をずれ
て移動する。さらに回転させると、図8(c)に示すよ
うに、第1ラチェット歯30の頂部が第2ラチェット歯
31の頂部を乗り越え、つぎのラチェット歯と噛み合っ
て、図8(a)に示す状態になる。この第1ラチェット
歯30と第2ラチェット歯31とが噛み合った状態で
は、巻き取りリール29は逆転しない。このようにし
て、巻き取りを続けると、図9に示すように、巻き取り
リール29に引き締め紐6が巻き取られる。
て引き締め紐6を巻き取ることができる。すなわち、ま
ず、図6に示すように、操作用突部18の工具差し込み
穴26に、巻き取り用工具27を差し込み、図示の矢印
Dの方向に回転させる。この巻き取り用工具27の回転
により、図7に示す初期状態(引き締め紐6が引き出さ
れた状態)から、収容ケース28内部の巻き取りリール
29が回転し、巻き取り軸29aに引き締め紐6が巻き
取られる。このとき、巻き取りリール29の第1ラチェ
ット歯30と収容ケース28の第2ラチェット歯31と
は、図8(a)に示す噛み合った状態から、巻き取りリ
ール29の回転に伴って、図8(b)に示すように、第
1ラチェット歯30が第2ラチェット歯31の上をずれ
て移動する。さらに回転させると、図8(c)に示すよ
うに、第1ラチェット歯30の頂部が第2ラチェット歯
31の頂部を乗り越え、つぎのラチェット歯と噛み合っ
て、図8(a)に示す状態になる。この第1ラチェット
歯30と第2ラチェット歯31とが噛み合った状態で
は、巻き取りリール29は逆転しない。このようにし
て、巻き取りを続けると、図9に示すように、巻き取り
リール29に引き締め紐6が巻き取られる。
【0025】一方、引き締め紐6を引き出す場合には、
図10に示すように、引き締め装置7の操作用突部18
を矢印Bで示すように押圧操作することにより、収容ケ
ース28内でばね32の付勢力に抗して巻き取りリール
29(ともに図では隠れて見えない)が上記押圧方向に
スライドし、上記第1ラチェット歯30と第2ラチェッ
ト歯31との噛み合いが解除される。この状態で、矢印
Cで示す方向に引き締め紐6を軽く引っ張ったり、ある
いは、後述するように、ゴム等の弾性力で自動的に巻き
取りリール29が逆転し、引き締め紐6が引き出され
る。
図10に示すように、引き締め装置7の操作用突部18
を矢印Bで示すように押圧操作することにより、収容ケ
ース28内でばね32の付勢力に抗して巻き取りリール
29(ともに図では隠れて見えない)が上記押圧方向に
スライドし、上記第1ラチェット歯30と第2ラチェッ
ト歯31との噛み合いが解除される。この状態で、矢印
Cで示す方向に引き締め紐6を軽く引っ張ったり、ある
いは、後述するように、ゴム等の弾性力で自動的に巻き
取りリール29が逆転し、引き締め紐6が引き出され
る。
【0026】上記引き締め装置7を用いて、タイヤ滑り
止め具1のタイヤへの取り付けは、例えば、つぎのよう
にして行われる。
止め具1のタイヤへの取り付けは、例えば、つぎのよう
にして行われる。
【0027】図11は、本発明の引き締め装置7を用い
てタイヤ滑り止め具をタイヤに取り付けた状態の一例を
示す。図において、1は4分割状に形成されたタイヤ滑
り止め具であり、長手方向の両端部が相互に連結されて
無端状でタイヤ43に巻回されている。2a,2bは上
記タイヤ滑り止め具1の外側辺に突出形成された締付用
端部であり、タイヤ滑り止め具1が巻回された状態でタ
イヤ43の側面に沿って周状に配置されている。3は上
記タイヤ滑り止め具の長手方向の両端部の締付用端部2
aに内向き形成された連結突部であり、それぞれの内側
に隣接する締付用端部2bと連結された状態で、本発明
の引き締め装置7により内向きに引っ張られるようにな
っている。
てタイヤ滑り止め具をタイヤに取り付けた状態の一例を
示す。図において、1は4分割状に形成されたタイヤ滑
り止め具であり、長手方向の両端部が相互に連結されて
無端状でタイヤ43に巻回されている。2a,2bは上
記タイヤ滑り止め具1の外側辺に突出形成された締付用
端部であり、タイヤ滑り止め具1が巻回された状態でタ
イヤ43の側面に沿って周状に配置されている。3は上
記タイヤ滑り止め具の長手方向の両端部の締付用端部2
aに内向き形成された連結突部であり、それぞれの内側
に隣接する締付用端部2bと連結された状態で、本発明
の引き締め装置7により内向きに引っ張られるようにな
っている。
【0028】上記引き締め装置7は、図12および図1
3に示すように、引き締め紐6が引き締め紐出入口25
から引き出され、この引き締め紐6の先端に、合成ゴム
あるいはウレタン樹脂製の弾性連結部材5が連結されて
いる。上記弾性連結部材5は、略円柱状の先端連結部1
2と、同じく略円柱状の引き締め紐連結部11と、上記
先端連結部12と引き締め紐連結部11の間をつなぐよ
うに一体的に形成され、引き締め紐6に引っぱられて伸
びる弾性伸縮部13とからなっている。上記引き締め紐
連結部11には、引き締め紐6が挿通される引き締め紐
挿通穴11aが穿設され、一方、先端連結部12には、
上記タイヤ滑り止め具1の締付用端部2bおよび連結突
部3と連結する際にフックが挿通される2個のフック挿
通穴12aが穿設されている。また、上記先端連結部1
2には、図14に示すような多数の孔が穿設された鋼製
の補強用プレート16がインサート成形により装入され
ている。そして、上記引き締め装置7に引き締め紐6を
巻き取ることにより、上記両連結突部3間の距離を短く
するように引張ることで、上記各締付用端部2a,2b
が中心方向に向かって引き締められ、上記弾性連結部材
5の弾性力により、各タイヤ滑り止め具1がタイヤ43
に装着されるようになっている(図11参照)。図1
2,図13において、17は引き締め紐6の先端部を輪
状に固定する留め具である。なお、上記引き締め紐6の
先端部は、縫製によって輪状に固定してもよい。
3に示すように、引き締め紐6が引き締め紐出入口25
から引き出され、この引き締め紐6の先端に、合成ゴム
あるいはウレタン樹脂製の弾性連結部材5が連結されて
いる。上記弾性連結部材5は、略円柱状の先端連結部1
2と、同じく略円柱状の引き締め紐連結部11と、上記
先端連結部12と引き締め紐連結部11の間をつなぐよ
うに一体的に形成され、引き締め紐6に引っぱられて伸
びる弾性伸縮部13とからなっている。上記引き締め紐
連結部11には、引き締め紐6が挿通される引き締め紐
挿通穴11aが穿設され、一方、先端連結部12には、
上記タイヤ滑り止め具1の締付用端部2bおよび連結突
部3と連結する際にフックが挿通される2個のフック挿
通穴12aが穿設されている。また、上記先端連結部1
2には、図14に示すような多数の孔が穿設された鋼製
の補強用プレート16がインサート成形により装入され
ている。そして、上記引き締め装置7に引き締め紐6を
巻き取ることにより、上記両連結突部3間の距離を短く
するように引張ることで、上記各締付用端部2a,2b
が中心方向に向かって引き締められ、上記弾性連結部材
5の弾性力により、各タイヤ滑り止め具1がタイヤ43
に装着されるようになっている(図11参照)。図1
2,図13において、17は引き締め紐6の先端部を輪
状に固定する留め具である。なお、上記引き締め紐6の
先端部は、縫製によって輪状に固定してもよい。
【0029】ここで、上記タイヤ滑り止め具1につい
て、さらに詳しく説明すると、上記タイヤ滑り止め具1
は、図15に示すように、ウレタン等の樹脂、もしく
は、合成ゴムで一体的に形成され、網状の滑り止め部分
1a(図において、鎖線で囲んだ部分)が、タイヤ幅と
略同幅で全体として略帯状に形成されている。この滑り
止め部分1aの外側辺(装着状態でタイヤ43の外側に
位置する。図において右側)の4個所には、締付用端部
2a,2bが所定間隔を隔てて突出形成されている。ま
た、内側辺(装着状態でタイヤ43の内側に位置する。
図において左側)の上記締付用端部2a,2bと対応す
る位置には、内側端部2cが突出形成されている。上記
タイヤ滑り止め具1には、その長手方向の両端部の締付
用端部2aおよび内側端部2cに、このタイヤ滑り止め
具1を相互に連結する際に、フック等が挿通される連結
用穴9が穿設されている。
て、さらに詳しく説明すると、上記タイヤ滑り止め具1
は、図15に示すように、ウレタン等の樹脂、もしく
は、合成ゴムで一体的に形成され、網状の滑り止め部分
1a(図において、鎖線で囲んだ部分)が、タイヤ幅と
略同幅で全体として略帯状に形成されている。この滑り
止め部分1aの外側辺(装着状態でタイヤ43の外側に
位置する。図において右側)の4個所には、締付用端部
2a,2bが所定間隔を隔てて突出形成されている。ま
た、内側辺(装着状態でタイヤ43の内側に位置する。
図において左側)の上記締付用端部2a,2bと対応す
る位置には、内側端部2cが突出形成されている。上記
タイヤ滑り止め具1には、その長手方向の両端部の締付
用端部2aおよび内側端部2cに、このタイヤ滑り止め
具1を相互に連結する際に、フック等が挿通される連結
用穴9が穿設されている。
【0030】また、上記タイヤ滑り止め具1の外側辺の
長手方向の両端部の締付用端部2aには、連結突部3が
略相対向する向きに延びるように形成されている。これ
ら連結突部3は、滑り止め部分1aがタイヤのトレッド
部分に沿って湾曲された状態で、タイヤの側面に沿って
周方向を向くように所定角度αをもって設けられてい
る。そして、これら両連結突部3と、上記両端部の内側
に隣接する締付用端部2bには、それぞれ上記引き締め
装置7および弾性連結部材5を連結する際にフック等が
挿通される挿通孔22が穿設されている。
長手方向の両端部の締付用端部2aには、連結突部3が
略相対向する向きに延びるように形成されている。これ
ら連結突部3は、滑り止め部分1aがタイヤのトレッド
部分に沿って湾曲された状態で、タイヤの側面に沿って
周方向を向くように所定角度αをもって設けられてい
る。そして、これら両連結突部3と、上記両端部の内側
に隣接する締付用端部2bには、それぞれ上記引き締め
装置7および弾性連結部材5を連結する際にフック等が
挿通される挿通孔22が穿設されている。
【0031】また、上記4個所の内側端部2cのうち3
個所には、互いに隣接する締付用端部2c同士を連結す
る連結棒8が突設されている。これら連結棒8にも、上
記連結突部3と同様の所定角度αをもって設けられてい
る。そして、これら連結棒8の先端と、隣接する締付用
端部2cとが連結された状態で、図16に示すように、
滑り止め部分1aがタイヤのトレッド部分に沿う曲率で
湾曲されるようになっている。また、この状態で4分割
されたタイヤ滑り止め具1を連結すると、上記滑り止め
部分1aは、タイヤのトレッド部分に巻回され、上記各
内側端部2cは、タイヤの内側面に沿って所定の直径を
もった周状に配置されるようになっている。図15およ
び図16において、10はスパイク用鋲である。また、
図16において23は内側端部2cと連結棒8の先端部
とを連結する金具である。
個所には、互いに隣接する締付用端部2c同士を連結す
る連結棒8が突設されている。これら連結棒8にも、上
記連結突部3と同様の所定角度αをもって設けられてい
る。そして、これら連結棒8の先端と、隣接する締付用
端部2cとが連結された状態で、図16に示すように、
滑り止め部分1aがタイヤのトレッド部分に沿う曲率で
湾曲されるようになっている。また、この状態で4分割
されたタイヤ滑り止め具1を連結すると、上記滑り止め
部分1aは、タイヤのトレッド部分に巻回され、上記各
内側端部2cは、タイヤの内側面に沿って所定の直径を
もった周状に配置されるようになっている。図15およ
び図16において、10はスパイク用鋲である。また、
図16において23は内側端部2cと連結棒8の先端部
とを連結する金具である。
【0032】上記引き締め装置7は、図17および図1
8に示すように、タイヤ滑り止め具1に取り付けられ
る。すなわち、弾性連結部材5の先端連結部12がフッ
ク14を介して一端側の連結突部3およびその内側に隣
接する締付用端部2bに連結される。そして、引き締め
装置7が、その挟持片24に他端側の締付用端部2aお
よび連結突部3が挟持されてリベット19が挿通され、
上記連結突部3およびこの内側に隣接する締付用端部2
bに連結される。
8に示すように、タイヤ滑り止め具1に取り付けられ
る。すなわち、弾性連結部材5の先端連結部12がフッ
ク14を介して一端側の連結突部3およびその内側に隣
接する締付用端部2bに連結される。そして、引き締め
装置7が、その挟持片24に他端側の締付用端部2aお
よび連結突部3が挟持されてリベット19が挿通され、
上記連結突部3およびこの内側に隣接する締付用端部2
bに連結される。
【0033】本発明の引き締め装置7を用いて上記タイ
ヤ滑り止め具1のタイヤへの装着は、つぎのようにして
行われる。すなわち、まず、4分割されたタイヤ滑り止
め具1の両端部を相互にフックで連結する。ついで、引
き締め装置7から引き締め紐6を引き出した状態におい
て(図17および図18参照)、図19に示すように、
タイヤ滑り止め具1の両端部を連結するフック15を外
し、タイヤ43の周囲に被せる。このとき、内側部の連
結棒8で連結された各内側端部2cは、タイヤ43の内
側面に沿って所定の直径をもった周状に配置される(図
では隠れて見えない)。
ヤ滑り止め具1のタイヤへの装着は、つぎのようにして
行われる。すなわち、まず、4分割されたタイヤ滑り止
め具1の両端部を相互にフックで連結する。ついで、引
き締め装置7から引き締め紐6を引き出した状態におい
て(図17および図18参照)、図19に示すように、
タイヤ滑り止め具1の両端部を連結するフック15を外
し、タイヤ43の周囲に被せる。このとき、内側部の連
結棒8で連結された各内側端部2cは、タイヤ43の内
側面に沿って所定の直径をもった周状に配置される(図
では隠れて見えない)。
【0034】つぎに、タイヤ43を約4分の1回転さ
せ、外されていた1個所のフック15を掛けて4個のタ
イヤ滑り止め具1を無端状態に連結し、タイヤ43に巻
回する。この状態で、締付用端部2a,2bは、タイヤ
43の外側面に沿って略周状に配置されているが、まだ
引き締め装置7に引き締め紐6は巻き取られておらず、
各タイヤ滑り止め具1は緩んだ状態にある。
せ、外されていた1個所のフック15を掛けて4個のタ
イヤ滑り止め具1を無端状態に連結し、タイヤ43に巻
回する。この状態で、締付用端部2a,2bは、タイヤ
43の外側面に沿って略周状に配置されているが、まだ
引き締め装置7に引き締め紐6は巻き取られておらず、
各タイヤ滑り止め具1は緩んだ状態にある。
【0035】つぎに、4分割されたタイヤ滑り止め具1
にそれぞれ取着された引き締め装置7に、上述したよう
に引き締め紐6を巻き取ることにより、タイヤ滑り止め
具1を順次引き締めていく。すなわち、引き締め装置7
の操作用突部18を巻き取り用工具27等で回転させて
引き締め紐6を巻き取り、その繰り出し長さを短くする
ことにより、図20に示すように、弾性連結部材5が伸
ばされ、その弾性力により両連結突部3が相互の距離
(図17においてL0 で示す)を短くするように引っ張
られ、上記両連結突部3間の距離が短縮される(短縮後
の距離は図20に示すL1 になる)。このようにして、
4個の引き締め装置7にそれぞれ引き締め紐6が巻き取
られると、タイヤ側面に沿って周状に配置された各締付
用端部2a,2bの描く仮想円の直径が小さくなり、上
記各締付用端部2a,2bが中心方向に向かって引き締
められることとなり、各タイヤ滑り止め具1がタイヤ4
3に装着される。
にそれぞれ取着された引き締め装置7に、上述したよう
に引き締め紐6を巻き取ることにより、タイヤ滑り止め
具1を順次引き締めていく。すなわち、引き締め装置7
の操作用突部18を巻き取り用工具27等で回転させて
引き締め紐6を巻き取り、その繰り出し長さを短くする
ことにより、図20に示すように、弾性連結部材5が伸
ばされ、その弾性力により両連結突部3が相互の距離
(図17においてL0 で示す)を短くするように引っ張
られ、上記両連結突部3間の距離が短縮される(短縮後
の距離は図20に示すL1 になる)。このようにして、
4個の引き締め装置7にそれぞれ引き締め紐6が巻き取
られると、タイヤ側面に沿って周状に配置された各締付
用端部2a,2bの描く仮想円の直径が小さくなり、上
記各締付用端部2a,2bが中心方向に向かって引き締
められることとなり、各タイヤ滑り止め具1がタイヤ4
3に装着される。
【0036】上記装着の際、弾性連結部材5の弾性変形
がクッションとなることにより、ウレタン樹脂もしくは
合成ゴム製のタイヤ滑り止め具1自体の変形や伸びが防
止される。また、引き締め紐6の繰り出し長さを任意に
調節することで、引き締め力を調節することができ、仮
にタイヤ滑り止め具1が伸びてしまった場合でも、引き
締め紐6の巻き取り量を多くして強く引き締めること
で、問題なくタイヤ43に装着される。さらに、引き締
め力の微調整も可能で、弾性連結部材5の弾性伸びのク
ッションがあることから、装置自体の精度が多少悪くて
も、確実に装着される。そのうえ、装着の際に、タイヤ
滑り止め具1がタイヤのトレッド部分からずれた場合に
も、それに合わせて4個所の引き締め装置7の引き締め
紐6巻き取り量を調節しながら装着でき、作業が行いや
すいうえ、運転を開始すると、遠心力とゴムの力で自動
的にタイヤ滑り止め具1のセンター出しがされる。しか
も、運転中に遠心力がかかってもタイヤにフィットした
状態が保たれる。さらに、弾性連結部材5が弾性変形し
てタイヤ滑り止め具1がタイヤに取り付けられることか
ら、多種類のサイズのタイヤに対応して取り付けること
ができる。
がクッションとなることにより、ウレタン樹脂もしくは
合成ゴム製のタイヤ滑り止め具1自体の変形や伸びが防
止される。また、引き締め紐6の繰り出し長さを任意に
調節することで、引き締め力を調節することができ、仮
にタイヤ滑り止め具1が伸びてしまった場合でも、引き
締め紐6の巻き取り量を多くして強く引き締めること
で、問題なくタイヤ43に装着される。さらに、引き締
め力の微調整も可能で、弾性連結部材5の弾性伸びのク
ッションがあることから、装置自体の精度が多少悪くて
も、確実に装着される。そのうえ、装着の際に、タイヤ
滑り止め具1がタイヤのトレッド部分からずれた場合に
も、それに合わせて4個所の引き締め装置7の引き締め
紐6巻き取り量を調節しながら装着でき、作業が行いや
すいうえ、運転を開始すると、遠心力とゴムの力で自動
的にタイヤ滑り止め具1のセンター出しがされる。しか
も、運転中に遠心力がかかってもタイヤにフィットした
状態が保たれる。さらに、弾性連結部材5が弾性変形し
てタイヤ滑り止め具1がタイヤに取り付けられることか
ら、多種類のサイズのタイヤに対応して取り付けること
ができる。
【0037】一方、上記滑り止め具1をタイヤから外す
場合には、上述したように、引き締め装置7の操作用突
部18を押圧操作することにより、内部のラチェット歯
30,31の噛み合いが解除され、弾性連結部材5の弾
性伸びの復元力により自動的に引き締め紐6が繰り出さ
れ、連結突部3間の距離L1 が戻り、各締付用端部2
a,2bへの引き締めが解除されてタイヤ滑り止め具1
が緩み、タイヤ43から外すことができる。
場合には、上述したように、引き締め装置7の操作用突
部18を押圧操作することにより、内部のラチェット歯
30,31の噛み合いが解除され、弾性連結部材5の弾
性伸びの復元力により自動的に引き締め紐6が繰り出さ
れ、連結突部3間の距離L1 が戻り、各締付用端部2
a,2bへの引き締めが解除されてタイヤ滑り止め具1
が緩み、タイヤ43から外すことができる。
【0038】このように、上記引き締め装置7を用いる
ことにより、タイヤ滑り止め具1をタイヤ43に巻回し
たのち、引き締め装置7に引き締め紐6を巻き取るだけ
の操作で、確実にタイヤ43に装着することができ、従
来のように多数の金具にゴムリングを掛けるという煩雑
な操作が不要になる。
ことにより、タイヤ滑り止め具1をタイヤ43に巻回し
たのち、引き締め装置7に引き締め紐6を巻き取るだけ
の操作で、確実にタイヤ43に装着することができ、従
来のように多数の金具にゴムリングを掛けるという煩雑
な操作が不要になる。
【0039】そして、上記引き締め装置7は、巻き取り
リール29のフランジ面と収容ケース28の壁面を利用
して逆転防止機構(ラチェット歯30,31)を形成し
ているため、装置の内部構造が簡単になる。さらに、収
容ケース28の外側から内部の巻き取りリール29を回
転させて引き締め紐6を巻き取る操作を、操作用突部1
8の回転により行えるうえ、巻き取った引き締め紐6の
解除操作も、上記操作用突部18の押圧により行うこと
ができる。このように、ひとつの操作用突部18で巻き
取り操作と解除操作の双方を行うことができることか
ら、構造が一層簡単になる。
リール29のフランジ面と収容ケース28の壁面を利用
して逆転防止機構(ラチェット歯30,31)を形成し
ているため、装置の内部構造が簡単になる。さらに、収
容ケース28の外側から内部の巻き取りリール29を回
転させて引き締め紐6を巻き取る操作を、操作用突部1
8の回転により行えるうえ、巻き取った引き締め紐6の
解除操作も、上記操作用突部18の押圧により行うこと
ができる。このように、ひとつの操作用突部18で巻き
取り操作と解除操作の双方を行うことができることか
ら、構造が一層簡単になる。
【0040】また、上記引き締め装置7では、第1ラチ
ェット歯30および第2ラチェット歯31の双方を円周
状に配設し、各ラチェット歯30,31のすべてが噛み
合った状態で巻き取りリール29の逆転防止をするよう
にしていることから、ロックが確実になるという利点が
ある。また、各ラチェット歯30,31の1歯あたりに
かかる負荷が小さくなることから、ラチェット歯30,
31の損傷が防止されるという利点もある。しかも、1
歯あたりにかかる負荷が小さくなるため、各ラチェット
歯30,31の山を小さくする設計も可能になり、装置
自体の小形化も実現できる。
ェット歯30および第2ラチェット歯31の双方を円周
状に配設し、各ラチェット歯30,31のすべてが噛み
合った状態で巻き取りリール29の逆転防止をするよう
にしていることから、ロックが確実になるという利点が
ある。また、各ラチェット歯30,31の1歯あたりに
かかる負荷が小さくなることから、ラチェット歯30,
31の損傷が防止されるという利点もある。しかも、1
歯あたりにかかる負荷が小さくなるため、各ラチェット
歯30,31の山を小さくする設計も可能になり、装置
自体の小形化も実現できる。
【0041】上記引き締め装置7では、複数の第1ラチ
ェット歯30を円周状に配設するとともに、第2ラチェ
ット歯31も、第1ラチェット歯30と同じ複数を円周
状に配設して噛み合わせるようにしたが、第1ラチェッ
ト歯だけを複数個円周状に配設し、これと噛み合う第2
ラチェット歯は、1歯あるいは数歯だけを設けるように
してもよい。また、この場合、円周状に配設する第1ラ
チェット歯は、巻き取りリール29側に設けてもよく、
収容ケース28側に設けてもよい。
ェット歯30を円周状に配設するとともに、第2ラチェ
ット歯31も、第1ラチェット歯30と同じ複数を円周
状に配設して噛み合わせるようにしたが、第1ラチェッ
ト歯だけを複数個円周状に配設し、これと噛み合う第2
ラチェット歯は、1歯あるいは数歯だけを設けるように
してもよい。また、この場合、円周状に配設する第1ラ
チェット歯は、巻き取りリール29側に設けてもよく、
収容ケース28側に設けてもよい。
【0042】さらに、上記引き締め装置7では、各ラチ
ェット歯30,31の歯数は、各12歯としたが、これ
に限定するものではなく、各ラチェット歯30,31の
歯数を多くすることもできる。このようにすることによ
り、巻き取りリール29を小刻みに巻き取り、引き締め
紐6の巻き取り量を微調整することができるようにな
る。
ェット歯30,31の歯数は、各12歯としたが、これ
に限定するものではなく、各ラチェット歯30,31の
歯数を多くすることもできる。このようにすることによ
り、巻き取りリール29を小刻みに巻き取り、引き締め
紐6の巻き取り量を微調整することができるようにな
る。
【0043】また、上記巻き取りリール29は、アルミ
ニウムで形成したが、これに限定するものではなく、ス
テンレス,フェノール樹脂等の高強度プラスチック,繊
維分散強化プラスチック等各種のものが用いられる。さ
らに、上記巻き取りケース28はプラスチックで形成し
たが、これに限定するものではなく、アルミニウム,ス
テンレス等の金属で形成しても差し支えない。
ニウムで形成したが、これに限定するものではなく、ス
テンレス,フェノール樹脂等の高強度プラスチック,繊
維分散強化プラスチック等各種のものが用いられる。さ
らに、上記巻き取りケース28はプラスチックで形成し
たが、これに限定するものではなく、アルミニウム,ス
テンレス等の金属で形成しても差し支えない。
【0044】また、上記実施形態では、本発明の引き締
め装置7を、4分割状のタイヤ滑り止め具1を装着する
場合に適用した例を示しが、これに限定するものではな
く、例えば、引き締め紐6を、長尺に形成してその先端
を収容ケース28の後側の挟持辺24に固定してループ
状に形成し、このループ状の引き締め紐で、図23に示
すような、従来のタイヤ滑り止め具40の外側辺に設け
られた外側金具42bの引き締めに適用してもよい。
め装置7を、4分割状のタイヤ滑り止め具1を装着する
場合に適用した例を示しが、これに限定するものではな
く、例えば、引き締め紐6を、長尺に形成してその先端
を収容ケース28の後側の挟持辺24に固定してループ
状に形成し、このループ状の引き締め紐で、図23に示
すような、従来のタイヤ滑り止め具40の外側辺に設け
られた外側金具42bの引き締めに適用してもよい。
【0045】また、上記実施形態は、本発明の引き締め
装置7を、タイヤのトレッド部分に巻回される滑り止め
部1a(図15参照)が網状に形成された、いわゆるネ
ットタイプの滑り止め具1を装着する場合に適用した例
を示したが、これに限定されるものではなく、滑り止め
部が梯子状に形成された、いわゆるラダータイプのタイ
ヤ滑り止め具の装着に適用することもできる。この場合
でも、同様の作用効果を奏する。
装置7を、タイヤのトレッド部分に巻回される滑り止め
部1a(図15参照)が網状に形成された、いわゆるネ
ットタイプの滑り止め具1を装着する場合に適用した例
を示したが、これに限定されるものではなく、滑り止め
部が梯子状に形成された、いわゆるラダータイプのタイ
ヤ滑り止め具の装着に適用することもできる。この場合
でも、同様の作用効果を奏する。
【0046】なお、上記実施形態においては、引き締め
紐6は、合成繊維のマルチフィラメントが編組もしくは
織成されてベルト状に形成したが、その繊維の材質とし
ては、特に限定されるものではなく、ナイロン,ポリエ
ステル,ポリエチレン等各種のものが用いられる。ま
た、上記引き締め紐6を、芯糸と、この芯糸を被覆する
表面組織とで構成される二重組織に形成した場合には、
引き締め紐6自体の柔軟性が確保されるとともに、引っ
張りによる伸びも防止され、巻き取りおよび解除の操作
がしやすくなるうえ、装着されたタイヤ滑り止め具が緩
まないようになる。さらに、上記引き締め紐6として、
金属線材,樹脂線材等各種の材質のものを用いることも
できる。
紐6は、合成繊維のマルチフィラメントが編組もしくは
織成されてベルト状に形成したが、その繊維の材質とし
ては、特に限定されるものではなく、ナイロン,ポリエ
ステル,ポリエチレン等各種のものが用いられる。ま
た、上記引き締め紐6を、芯糸と、この芯糸を被覆する
表面組織とで構成される二重組織に形成した場合には、
引き締め紐6自体の柔軟性が確保されるとともに、引っ
張りによる伸びも防止され、巻き取りおよび解除の操作
がしやすくなるうえ、装着されたタイヤ滑り止め具が緩
まないようになる。さらに、上記引き締め紐6として、
金属線材,樹脂線材等各種の材質のものを用いることも
できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1にかか
るタイヤ滑り止め具の引き締め装置によれば、従来のよ
うに複雑な逆転防止機構を設ける必要がなく、装置の内
部構造が簡単になる。したがって、部品点数が少なくな
り、部品管理や組み立てにかかる手間が大幅に減少し、
それだけコストダウンになる。しかも、部品が少ない分
装置自体を小形化することができるうえ、破損や故障が
起こりにくくなる。さらに、この装置では、収容ケース
の外側から内部の巻き取りリールを回転させて引き締め
紐を巻き取る操作を、操作部の回転により行えるうえ、
巻き取った引き締め紐の解除操作も、上記操作部の押圧
により行うことができる。このように、ひとつの操作部
で巻き取り操作と解除操作の双方を行うことができるこ
とから、構造が一層簡単になり、しかも操作自体も簡単
になる。
るタイヤ滑り止め具の引き締め装置によれば、従来のよ
うに複雑な逆転防止機構を設ける必要がなく、装置の内
部構造が簡単になる。したがって、部品点数が少なくな
り、部品管理や組み立てにかかる手間が大幅に減少し、
それだけコストダウンになる。しかも、部品が少ない分
装置自体を小形化することができるうえ、破損や故障が
起こりにくくなる。さらに、この装置では、収容ケース
の外側から内部の巻き取りリールを回転させて引き締め
紐を巻き取る操作を、操作部の回転により行えるうえ、
巻き取った引き締め紐の解除操作も、上記操作部の押圧
により行うことができる。このように、ひとつの操作部
で巻き取り操作と解除操作の双方を行うことができるこ
とから、構造が一層簡単になり、しかも操作自体も簡単
になる。
【0048】また、本発明の請求項2にかかるタイヤ滑
り止め具の引き締め装置によれば、逆転方向に力が加わ
った場合にも、円周状に配設された複数のラチェット歯
のそれぞれが噛み合っていることから、各ラチェット歯
の1歯あたりにかかる負荷が小さくなり、ラチェット歯
が損傷しにくい。しかも、1歯あたりにかかる負荷が小
さくなることから、ラチェット歯の山を小さくする設計
が可能になり、装置自体をさらに小形化することができ
るようになる。
り止め具の引き締め装置によれば、逆転方向に力が加わ
った場合にも、円周状に配設された複数のラチェット歯
のそれぞれが噛み合っていることから、各ラチェット歯
の1歯あたりにかかる負荷が小さくなり、ラチェット歯
が損傷しにくい。しかも、1歯あたりにかかる負荷が小
さくなることから、ラチェット歯の山を小さくする設計
が可能になり、装置自体をさらに小形化することができ
るようになる。
【図1】本発明のタイヤ滑り止め具の引き締め装置(以
下「引き締め装置」という)の一実施形態を示す分解斜
視図である。
下「引き締め装置」という)の一実施形態を示す分解斜
視図である。
【図2】巻き取りリールを示す断面図である。
【図3】巻き取りリールに引き締め紐を取り付けた状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】引き締め装置の組み立て過程を示す側面図であ
る。
る。
【図5】引き締め装置の組み立て状態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】引き締め装置の作用を示す斜視図である。
【図7】引き締め装置の作用を示す断面図である。
【図8】引き締め装置の作用を示す断面図である。
【図9】引き締め装置の作用を示す断面図である。
【図10】引き締め装置の逆転防止を解除する状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図11】本発明の引き締め装置を用いてタイヤ滑り止
め具をタイヤに装着した状態を示す側面図である。
め具をタイヤに装着した状態を示す側面図である。
【図12】引き締め装置に弾性連結部材を取り付けた状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図13】引き締め装置に弾性連結部材を取り付けた状
態を示す平面図である。
態を示す平面図である。
【図14】補強用プレートを示す側面図である。
【図15】タイヤ滑り止め具を示す平面図である。
【図16】上記タイヤ滑り止め具を示す斜視図である。
【図17】引き締め装置をタイヤ滑り止め具に取り付け
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
【図18】引き締め装置をタイヤ滑り止め具に取り付け
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図19】本発明の引き締め装置を用いてタイヤ滑り止
め具をタイヤへ取り付けた状態を示す側面図である。
め具をタイヤへ取り付けた状態を示す側面図である。
【図20】引き締め装置に引き締め紐を巻き取った状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図21】従来例の滑り止め装置を示す平面図である。
【図22】上記従来例の滑り止め装置をタイヤに装着し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図23】他の従来例の滑り止め装置をタイヤに装着し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図24】上記他の従来例の滑り止め装置に使用される
緊締装置を示す分解斜視図である。
緊締装置を示す分解斜視図である。
【図25】上記緊締装置の作用を示す斜視図である。
【図26】上記緊締装置の作用を示す説明図である。
18 操作用突部 28 収容ケース 29 巻き取りリール 29a 巻き取り軸 29b,29c フランジ 30 第1ラチェット歯 31 第2ラチェット歯 32 ばね 34 操作用突部露呈穴
Claims (2)
- 【請求項1】 タイヤ滑り止め具をタイヤに装着する際
に引き締め紐を巻き取って上記タイヤ滑り止め具を引き
締めるタイヤ滑り止め具の引き締め装置であって、軸の
両端にフランジが形成され上記軸に引き締め紐を巻き取
る巻き取りリールと、上記巻き取りリールを回転自在に
収容する収容ケースとを備え、上記巻き取りリールの片
方のフランジの外側面もしくはこの外側面に対面する収
容ケース内側面のいずれか一方の面に、巻き取り方向に
は空転し逆転方向で噛み合うように形成された複数の第
1ラチェット歯が円周状に配設されるとともに、他方の
面に上記第1ラチェット歯と噛み合う第2ラチェット歯
が形成され、上記収容ケース内に、上記フランジ外側面
と収容ケース内側面の両ラチェット歯を常時相互に押し
付け付勢して噛み合わせる付勢部材を備え、上記フラン
ジのラチェット歯形成面の中央に、押圧により上記付勢
部材の付勢力に抗して両ラチェット歯の噛み合わせを解
除するとともに、回転により巻き取りリールを回転させ
る操作部が形成され、この操作部の端面が収容ケースに
形成された露呈穴からケース外部に露呈していることを
特徴とするタイヤ滑り止め具の引き締め装置。 - 【請求項2】 第2ラチェット歯が円周状に複数配設さ
れ、これら第2ラチェット歯が、第1ラチェット歯のそ
れぞれと噛み合うようになっている請求項1記載のタイ
ヤ滑り止め具の引き締め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8005190A JPH09193631A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | タイヤ滑り止め具の引き締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8005190A JPH09193631A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | タイヤ滑り止め具の引き締め装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193631A true JPH09193631A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11604310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8005190A Pending JPH09193631A (ja) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | タイヤ滑り止め具の引き締め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09193631A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007245979A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Shoji Futamura | 自動車用タイヤの滑止め装置 |
| JP2009525905A (ja) * | 2006-02-02 | 2009-07-16 | ピアレス チェーン カンパニー | 自動引き締め式スノーチェーンおよびその使用方法 |
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-
1996
- 1996-01-16 JP JP8005190A patent/JPH09193631A/ja active Pending
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