JPH0734730Y2 - タイヤ用滑止め具の締付け装置 - Google Patents

タイヤ用滑止め具の締付け装置

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JPH0734730Y2
JPH0734730Y2 JP1992030143U JP3014392U JPH0734730Y2 JP H0734730 Y2 JPH0734730 Y2 JP H0734730Y2 JP 1992030143 U JP1992030143 U JP 1992030143U JP 3014392 U JP3014392 U JP 3014392U JP H0734730 Y2 JPH0734730 Y2 JP H0734730Y2
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tire
tightening
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outer ring
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和男 國井
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Okamoto Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤ周面に巻回した
滑止め具の側周縁をタイヤ中心方向へ引張って前記滑止
め具をタイヤ周面に密着させる締付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の締付けを行うものとして
図10に示すように、タイヤB周面に巻回した滑止め具B
の側周縁b11 内側に掛け渡す外環101 と、その外環101
の内側に形成される内環102 と、それら両環101,102 を
連結する多数の連結部103 とを、所望の伸縮材(例え
ば、ゴム材)で一体成形してなる締付けリング100 が知
られている。
【0003】この締付けリング100 は、外環101 の伸縮
性により滑止め具Bの側周縁b11 をタイヤC中心方向へ
引張ると共に、その外環101 を、内環102 及び各連結部
103の伸縮性によりさらにタイヤC中心方向へ引張るこ
とで、外環101 のみで構成される旧来のリングに比し
て、滑止め具Bをより確実にタイヤC周面に密着させ得
るようになっている。
【0004】又、上記締付けリング100 を用いることな
く、滑止め具Bの外側縁b11 をタイヤC中心方向に引張
る緊締装置が知られている(実開昭60−25506 号公報に
開示されている)。斯る緊締装置は滑止め具Bの外側縁
b11 に取り付けた各締付フックとタイヤホイルの外側面
に取り付けた本体部の外周縁に設けたワイヤガイドとに
渡り緊締ワイヤを掛け渡した後に、同ワイヤの両端部を
固定した本体部中央の一方向に回転が自在な巻取ドラム
をその一方向に、即ちワイヤ巻取方向に回転させてワイ
ヤを巻き取り、滑止め具B外側縁の各締付フックをタイ
ヤC中心方向へ引張る(引寄せる)ことで、滑止め具B
をタイヤC周面に密着させる様になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、前者の締
付けリング100 からなる従来の締付け手段によれば、外
環101 ,内環102 ,各連結部103 の夫々の伸縮性による
復元力(締付け力)が強すぎて、その締付けリング100
の取り付け/取り外しにかなりの労力を必要とし、しか
もその取り付けが冬季の屋外での作業になることと相俟
って、作業が極めて面倒であると共に年配者や女性等に
は取り付け不可能な虞れもあった。
【0006】他方、後者の緊締装置によれば、巻取ドラ
ムの回転により滑止め具B外側縁b11 の各締付フックと
本体部外周縁のワイヤガイドとに渡り掛け渡した緊締ワ
イヤを巻き取ることで、滑止め具BをタイヤC周面に取
り付ける構成であるから、上記した前者の様に強力な復
元力を有する締付けリングをその復元力に抗して滑止め
具B外側縁b11 の各締付フックに引っ掛けて行なう作業
に比べてその取り付けを簡単に行ない得る反面、滑止め
具Bが不要になってタイヤC周面から取り外す場合には
巻取ドラム外周部のラチェット歯に対するラチェット爪
の食い込み(係合)状態を解除する労力を必要とするロ
ック解除作業が要求されることから、やはり前者と同様
に年配者や女性等にはその取り外しが不可能となる虞れ
があった。
【0007】然るに、この後者の緊締装置の場合は取り
付け時に巻取ドラムを回転させて緊締ワイヤを巻き取る
作業中に、そしてワイヤの巻取完了後においてドラムが
逆転方向(戻り方向)に回転しないようにそれを阻止す
るラチェット歯と同歯に対して常時噛合する方向にスプ
リングにより弾圧付勢されているラチェット爪とからな
るラチェット機構が装備されている事から、ラチェット
爪のラチェット歯に対する食い込み状態はスプリングに
よる弾圧力に加えて、更に巻き取られた緊締ワイヤの引
っ張り力(タイヤC中心方向へ引き寄せられた滑止め具
B外側縁の緊締力)が加わった大きな力で食い込んでい
ることから、その食い込みを外すためにはかなりの力を
必要とするものである。
【0008】本考案はこのような従来事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、タイヤ周面
に巻回した滑止め具の取り付けは勿論、取り外しにおい
ても従来品よりも簡単に、しかもワンタッチ操作で行
え、着脱性を更に向上させたタイヤ用滑止め具の締付け
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本考案に係るタイヤ用滑止め具の締付け装置は、
タイヤ周面に巻回した滑止め具の外周縁に沿わせて伸縮
材からなる外環を掛け渡し、該外環の内側には同外環の
内周に沿って適宜間隔毎に複数設けた各挿通孔に亘り挿
通せる紐材を掛け渡して形成する内環と、該内環を弛緩
/緊張せしめてその径を拡開/縮小せしめる締付け操作
部を装備してなり、前記締付け操作部はハウジング内の
隔壁で仕切られた一方に巻取ディスクを配備すると共
に、他方には一方向への回転が自在で他方向への回転を
解除可能に規制される回転体を配備し、前記回転体の回
転中心には回転方向に係合連結自在で軸方向にスライド
自在とする軸体を貫通状に挿着せしめてその一端部をハ
ウジングの隔壁中心に開穿した通孔を遊挿させて前記巻
取ディスク側に向けて突出させ、且つ前記隔壁と巻取デ
ィスクとの間には軸体に回転摺動自在に軸着する内ギヤ
と、ハウジングの内周に形成したギヤ溝と、巻取ディス
クに突設したボスに回動自在に軸着されて前記内ギヤと
ギヤ溝とを噛合連繋する複数の外ギヤとからなる遊星ギ
ア機構を配備し、更に前記内ギヤから突出する軸体の一
端部には巻取ディスクの回転中心に開穿した開孔に緩嵌
する受皿部を設けると共に同受皿部の外周縁には前記内
ギヤに対して係脱自在に噛合するギヤ部を起設し、回転
体から突出する同軸体の他端部側には受座を嵌着すると
共に該受座には軸体をその突出方向に付勢するバネを装
填して前記受皿部のギヤ部を内ギヤに噛合する構成とし
てなり、前記内環の両端部を前記巻取ディスクに固着せ
しめ、該巻取ディスクを前記回転体の回転操作で回転せ
しめて内環を同ディスクに巻き取り緊張せしめると共に
内環の径を縮小せしめて外環をタイヤ中心方向へ引張る
様にしたことを要旨とする。
【0010】又、上記締付け操作部における巻取ディス
クを、上述の内環で囲まれるその内側部分とほぼ同径な
大径状に形成した事を要旨とする。
【0011】
【作 用】而して、請求項1に記載の本考案の締付け
装置によれば、タイヤ周面に巻回した滑止め具の外側縁
に沿って外環を掛け渡し後、締付け操作部の回転体を回
転させて外環の各挿通孔に渡り紐材順次挿通せしめて
弛緩状態にある環をその両端部を固着せる巻取ディス
クに巻き取る。この時、巻取ディスクは回転体と一体に
回転する軸体、この軸体のギヤ部がバネにより噛合する
遊星ギヤ機構の内ギヤ、そして外ギアの連繋により回転
体と同一方向に回転せしめて内環を巻き取り、該内環を
徐々に緊張せしめると共にその内径を縮小せしめる、即
ち、内環を締めることで、外環をタイヤ中心方向へ引張
る。すると、外環には収縮性による強い復元力(締付け
力)が働いて滑止め具の外周縁をタイヤ中心方向へ引張
り同滑止め具をタイヤ周面に強固に密着させる。
【0012】そして、滑止め具が不要となり取り外す場
合には軸体をバネに抗して押して軸方向にスライドさせ
て同軸体のギヤ部の遊星ギヤ機構の内ギヤに対する噛合
状態を解除することで、巻取ディスクはいずれの回転方
向に対してもフリーとなり、それにより、巻取ディスク
は外環の復元性により巻取れている内環が引張られるを
もって内環が引張られる方向に回転し、内環は弛緩され
てその径が拡開される。よって、外環のタイヤ中心方向
への引張り力は解除されて滑止め具の外周縁から取り外
される状態となる。
【0013】また、請求項2に記載によれば、内環で囲
まれる内側部分とほぼ同径な大径状に巻取ディスクを形
成することで、内環を弛緩/緊張せしめるためのディス
ク回転ストロークが小さくなり、その分だけ作業が簡単
になる。
【0014】
【実 施 例】以下、本考案に係るタイヤ用滑止め具の
締付け装置の実施例を図面を参照して説明する。
【0015】図1〜6は請求項1に係る締付け装置の一
実施例を示し、この締付け装置Aは、タイヤC周面に巻
回した滑止め具Bの側周縁内周に掛け渡す外環1と、該
外環1の内周に掛け渡す内環2と、該内環2を弛緩/緊
張せしめる締付け操作部3とからなり、締付け操作部3
に配備せるディスク5の回転操作で前記内環2径を縮小
せしめて外環1をタイヤC中心方向へ引張るようになっ
ている。
【0016】滑止め具Bについては詳述しないが、タイ
ヤC周面に巻回するネット本体b1の左,右夫々の側周縁
b11 に、掛止フックb2を適宜間隔ごとに係着せしめてな
る従来周知のネット型滑止め具で、前記ネット本体b1の
突き合わせ端部b12,b12 同士を連結フックb3で緊締する
と共に、タイヤ裏側における前記側周縁b11 の各掛止フ
ックb2,b2…にゴム製の掛止リングを掛け渡すと共に、
タイヤ表側の側周縁b11 の各掛止フックb2,b2…に締付
け装置Aを取り付けて、タイヤC周面に密着状に装着さ
れる。
【0017】尚、滑止め具Bは上述のネット型のものに
限定されず、例えばラダー型等の他のタイプのものでも
構わない。
【0018】締付け装置Aにおける外環1は、合成ゴム
或いはその他所望な弾性伸縮材を用いて、タイヤ表側の
側周縁b11 の各掛止フックb2,b2…に適度な緊張状態を
もって掛け渡し可能なリング状に成形される。ここでい
う適度な緊張状態とは、年配者や女性等による取り付け
/取り外し作業が容易で、且つ滑止め具BをタイヤC中
心方向へ引張ることができる伸縮性のことである。
【0019】上記外環1には、その内周縁から中心方向
へ向けて延出する左,右の枝杆11と、その両枝杆11,11
の先端間に連設される横杆12とからなる台形状の連結部
1aが複数、外環1の周方向へ等間隔ごとに一体成形さ
れ、任意の連結部1aには締付け操作部3を配設し、残る
全ての連結部1aには掛止フック4を左,右並設状に係着
する。
【0020】各掛止フック4は、一端側を横杆12にカシ
メ固定して外環1中心方向へ延出すると共に、他端側を
略U字状に湾曲させて紐材2’の挿通孔4aを形成し、こ
れにより、外環1の内側に、複数の挿通孔4aが周方向へ
適宜間隔ごとに開設される。
【0021】紐材2’は所定の引張り強度を有する素材
(例えばナイロン等)を用いて、挿通孔4a内にて円滑に
摺動し得る任意な断面形状の紐体に成形したもので、各
挿通孔4aに挿通され、且つ、その両端部2a,2aを締付け
操作部3に配備せる巻取ディスク5に固着するをもっ
て、外環1の内側に掛け渡される内環2を形成する。
【0022】締付け操作部3は、外環1における任意の
連結部1aに、外環1中心方向へ延出する座板32をフック
31で係着せしめることで、外環1の内側に装備され、そ
の座板32上にハウジング33を固定し、該ハウジング33内
の隔壁33a で仕切られた一方に巻取ディスク5を配備す
ると共に、他方には一方向への回転が自在で他方向への
回転を解除可能に規制される回転体35を配備せしめてそ
の上面開口には操作蓋34を回転自在に装着する。そし
て、前記回転体35の回転中心には六角孔35a を設け、こ
の六角孔35a に回転方向に係合連結自在で軸方向にスラ
イド自在とする軸体36を貫通状に挿着せしめてその一端
部をハウジング33の隔壁33a 中心に開穿した通孔 33a’
を遊挿させて前記巻取ディスク5側に向けて突出させる
と共に、前記隔壁33a と巻取ディスク5との間には遊星
ギヤ機構6を配備して、前記回転体35の回転を軸体36、
この軸体36の後述するギヤ部36b に噛合連繋する遊星ギ
ヤ機構6を介して巻取ディスク5に一体的に伝える構成
としてある(図2参照)。
【0023】ハウジング33は、上面を開口させた有底筒
状に形成され、その底部裏面に略同じ大きさの円板状に
形成された基板32を固着備え、内部には上室33b と下室
33cとに仕切る隔壁33a を一体に設け、上室33b に回転
体35を、下室33c には巻取ディスク5を夫々配備して、
上面開口を回転自在に装着した操作蓋34に閉鎖してな
る。そして、上室33b の内周には回転体35外周に対して
適宜角度で傾斜するテーパー面37a と、同外周に対して
直交する係止受面37b とからなる係合受片37が等間隔毎
に複数突設されており(図3参照)、下室33c の内周に
は遊星ギヤ機構6の後述するギヤ溝61が形成されてい
る。又、隔壁33aの中心には通孔33a’を開穿し、該通
孔33a’に軸体36を回転自在且つ上,下スライド可能に
挿通する様にしてある。
【0024】巻取ディスク5は、適宜の厚さでハウジン
グ33の下室33c 内に回転自在に収まる程度の円板状に形
成され、その外周端面に紐材2を巻き取る凹溝51を周方
向全長に亘って形成する。尚、本実施例では、紐材2が
凹溝51内できちんと重なりながら巻き取られるようにす
るため、紐材2を帯状に形成すると共に、凹溝51をその
紐材2より若干大きな幅で、且つ適宜深さに凹設してい
る。そして、その回転中心には上記軸体36の後述する受
皿部36a を緩嵌する開孔 33a’を設けると共に、その開
孔 33a’を中心とする上面には上記遊星ギヤ機構6の後
述する複数の外ギヤ6bを軸着配設するボス53を突設して
ある。
【0025】回転体35は、適宜の厚さでハウジング33の
上室33b 内に回転自在に収まる程度で尚且つ上室33b 内
周径よりも一回り小さめの円板状に形成され、その外周
適宜箇所には凹窪部35c を設け、その凹窪部35c 内に上
室33b 内周の前記係合受片37に係合する係合片38を備え
た係止駒39を出没自在に嵌装し、且つこの係止駒39を弾
性材39a により係合受片37方向へ付勢する(図3参
照)。而して、回転体35はその外周の弾性材39a に付勢
保持されている係合片38の上室33b 内周の係合受片37に
対する係脱自在な係合により、一方向に即ち巻取ディス
ク5の紐巻取方向(図3において時計回り)への回転が
自在となり、そして他方向即ち巻き取った紐材2を繰り
出す巻取ディスク5の紐繰出し方向(同図において反時
計回り)へり回転が規制されるものである。又、図3に
示したように回転体35と係合受片38には係合凹部35b が
夫々設けられており、この両係合凹部35b に操作蓋34の
下面に夫々垂設されている係合杆34aを挿入係合せしめ
ることで、操作蓋34の回転操作を回転体35に一体に伝え
て同回転体35を回転させる様になっている。
【0026】軸体36は、その軸方向途中部位に回転体35
中心の六角孔35a に対して回転方向に係合連結自在でそ
の軸方向にスライド自在に貫通係合する六角係止部36c
が形成されており、回転体35と一体に回転、そして独自
に回転体35を貫通する軸方向 にスライドするようになっ
ている。軸体36の下端には巻取ディスク5中心の開孔52
に緩嵌する受皿部36a を設け、その受皿部36a の外周縁
に沿ってギヤ部36b を起設すると共に、その上端には受
座36d を嵌着備え、その受座36d と回転板35の間にばね
36e を装填することで、回転体35の六角孔35a から突出
するその突出方向に常時付勢され、これにより遊星ギヤ
機構6の内ギヤ6aとギヤ部36b とが常時噛合連繋せしめ
て、回転体35からの回転を内ギヤ6aに伝える様になって
いる。そして、その噛合連繋状態は操作蓋34の中心に設
けた開孔34b の直下に位置する軸体36上端を同開孔34b
を覆う樹脂カバー34d の外側からばね36e のばね力に抗
して図5に示す真上から矢印方向に押して軸体34をスラ
イドさせるプッシュ操作を行うことで、解除されて内ギ
ヤ6aはフリー回転し得る状態となる。
【0027】遊星ギヤ機構6は、外周縁に沿ってギヤ部
36b を設けた受皿部36a を有する軸体36の下端側に、同
受皿部36a のギヤ部36b が係脱自在に噛合する位置関係
で回転摺動自在に内ギヤ6aを配備すると共に、ハウジン
グ33の下室33c 内周に形成したギヤ溝61と前記内ギヤ6a
との間には巻取ディスク33上面の各ボス53に回動自在に
軸着せしめて同ディスク33の回転方向に等間隔毎に外ギ
ヤ6bを配備せしめて、回転体35から軸体36に伝えられる
回転を同軸体36のギヤ部36b に噛合連繋する内ギヤ6a、
この内ギヤ6aに噛合連繋する夫々の外ギヤ6bを介して巻
取ディスク5に伝えて、操作蓋34の回転操作に伴い巻取
ディスク5が回転体35と一体に回転するように構成して
なる(図4参照)。
【0028】以上の構成によれば、通常の状態(図2の
状態)において、軸体36の下端ギヤ部36bと遊星ギヤ列
6の内ギヤ6aとがばね36e により噛合連繋された状態に
あり、この状態で操作蓋34を時計回り方向へ回転操作す
れば、回転板35,軸体36,内ギヤ6aが一体に回転し、そ
して外ギヤ6bが一体に回転する事で巻取ディスク5が同
方向へ回転する。巻取ディスク5が回転すれば、該ディ
スク5に両端部2a,2aを固着せる内環2が凹溝51内に巻
き取られて徐々に緊張せしめ、これにより内環2の径が
縮小せしめて外環1がタイヤC中心方向へ引張られ、外
環1には収縮性による強い復元力(締付け力)が働いて
滑止め具BをタイヤC周面に強固に密着させる。
【0029】内環2を巻き取り緊張せしめた状態で操作
蓋34を回転操作する手を離しても、係合片38の係止面38
bが係合受片37の係止受面37bに当接・係合するをもっ
て、ディスク5の半時計回り方向への回転が規制され、
巻き取った紐材2’の戻りを阻止して、内環2の緊張状
態、即ち、滑止め具BをタイヤC周面に密着させる状態
を維持し、滑止め具Bの取り付け状態を確実ならしめ
る。
【0030】そして、滑止め具が不要となり取り外す場
合には操作蓋34中心の樹脂カバー34d で覆われている開
孔34b を介してその真下に位置する軸体36の上端をばね
36eに抗して図5に示す矢印方向に押し込んで軸体36を
軸方向にスライドさせると言ったワンタッチ操作(プッ
シュ操作)を行うことで、遊星ギヤ機構6の内ギヤ6aに
対する軸体36下端のギヤ部36b の連繋噛合状態が自動的
に解除される(図5の状態)。それにより、内ギヤ6aは
フリー回転し得る状態となる。即ち、同内ギヤ6a,外ギ
ヤ6bを介して噛合連繋する巻取ディスク5はいずれの回
転方向に対してもフリーとなることから、巻取ディスク
5は外環1の復元性により巻取れている内環2が引張ら
れるをもって内環2が引張られる方向に回転し、内環2
は弛緩されてその径が拡開される。よって、外環1のタ
イヤC中心方向への引張り力は解除されて同外環1をネ
ット本体b1の外周縁b11 から簡単に取り外される状態と
なり、ネット本体b1をタイヤC周面から簡単に取り外す
ことができる
【0031】従って、本考案の締付け装置Aによれば、
タイヤC周面に巻回したネット本体b1をその周面に強固
に密着させて取り付ける作業においては勿論、不要にな
ったときの取り外しにおいても軸体36の上端をばね36e
に抗して押して軸体36を軸方向にスライドさせると言っ
たワンタッチ操作で巻取ディスク5に巻き取られている
内環2が外環1の復元性により引張られて巻取ディスク
5から自動的に繰り出されるをもって内環2の径は弛緩
拡開されて外環1をネット本体b1の外周縁b11から簡単
に外すことができる状態になることから、取り外しにお
いても従来品よりも簡単に行う事ができ、従来品に比べ
て着脱性を更に向上させることができる
【0032】尚、操作蓋34の回転操作は前述の如く手で
行うようにしても良いが、図示するように、操作蓋34に
取付孔34cを凹設し、その取付孔34cに係合するボス71
を備えた回転操作具7を脱着自在に取り付けて回転操作
するようにしたり、また図示しないが、操作蓋34上面に
折畳み収納可能な操作杆を設けて操作するようにしても
構わない。
【0033】図7及び8は上述せる実施例の一部変形例
を示し、詳しくは、外環1に設ける連結部1aの横杆12’
を幅広・厚肉とすると共に、その横杆12’には長手方向
に沿って挿通孔4a’を設け、各挿通孔4a’に挿通する紐
材2’の両端部2a,2aを締付け操作部3に配備せる巻取
ディスク5に固着するをもって、外環1の内側に掛け渡
される内環2を形成している。挿通孔4a’は紐材2’が
円滑に摺動し得る断面形状とする。
【0034】又この実施例では、挿通孔4a’がゴム孔と
なるので紐材2’の円滑な摺動が阻害される虞れがある
が、これを防止するために挿通孔4a’内に金属製又は樹
脂製のパイプ8を嵌挿着している。また、前述の実施例
における挿通孔4a内に樹脂製のリング等を嵌挿着して、
紐材2’のより円滑な摺動を図ることも可能である。
尚、上記以外の構成部分については前述の実施例と同様
の構成であることから、同じ構成部分に同じ符号を用い
る事でその説明は省略する。
【0035】この実施例においては、挿通孔4a’が外環
1に一体に成形されるので、挿通孔形成のための専用部
品を用いる必要がなくなり、その分だけ部品点数が少な
くなって、締付け装置Aの作製に掛かる手間及びコスト
を低減できる効果がある。
【0036】図9は請求項2に係る締付け装置の一実施
例を示している。この実施例においては、前述せる実施
例における締付け操作部3全体を内環2で囲まれる部分
とほぼ同径な大径状に形成して締付け操作部3’を構成
している。
【0037】そして、その締付け操作部3’における巻
取ディスク5’、操作蓋34’等も大径として紐材2’の
巻き取り/巻き戻しストローク、即ち、操作蓋34’・巻
取ディスク5’の回転ストローク並びにその抵抗を小さ
くし、その分だけ取り付け/取り外しの際の作業を簡単
にできる効果がある。
【0038】尚、締付け操作部3’の内部は図2に示す
構成と同一であり、また上記以外の構成部分については
図1に係る実施例と同様の構成であることから、同じ構
成部分に同じ符号を用いる事でその説明は省略する。ま
たこの実施例においても、操作蓋34’の回転操作を手で
行うものとするか、前述の回転操作具,操作杆により行
うようにするかは任意である。
【0039】尚、外環1に設ける連結部1aは上述の各実
施例に記載した構成に限定されず、例えば図示しない
が、外環の内周縁から中心方向へ向けて延出する左,右
の枝杆の先端部同士を接合せしめた逆三角形状に形成
し、その接合部分(三角形の頂点部分)から外環中心方
向へ延出する凸片に挿通孔を開設して構成することも可
能である。
【0040】
【考案の効果】本考案のタイヤ用滑止め具の締付け装置
は叙上の如く構成してなることから、下記の作用効果を
奏する。.タイヤ周面に巻回した滑止め具を取り付ける場合は
滑止め具の外側縁に沿って外環を掛け渡し後、締付け操
作部の回転体を回転させて外環の各挿通孔に渡り順次挿
通せしめられて弛緩状態にある 内環をその両端部を固着
せる巻取ディスクに巻き取り、該内環を徐々に緊張せし
めてその径を縮小せしめるをもって外環タイヤ中心方
向へ引張られ、外環には収縮性による強い復元力(締付
け力)が働いて滑止め具の外周縁をタイヤ中心方向へ引
張り同滑止め具をタイヤ周面に強固に密着させる事がで
きることから、年配者や女性等であっても簡単に取り付
けことができる。 .そして、滑止め具が不要となり取り外す場合には軸
体をバネに抗して押して軸方向にスライドさせて同軸体
のギヤ部の遊星ギヤ機構の内ギヤに対する噛合状態を解
除することで、巻取ディスクはいずれの回転方向に対し
てもフリーとなり、それにより、巻取ディスクは外環の
復元性により巻取れている内環が引張られるをもって内
環が引張られる方向に回転し、内環は徐々に弛緩されて
その径が拡開されるをもって外環のタイヤ中心方向へ働
く引張り力は解除されることから、年配者や女性等であ
っても滑止め具をタイヤ周面から簡単に取り外すことが
できる。
【0041】従って、本考案の締付け装置によれば、タ
イヤ周面に巻回した滑止め具の締付け取り付けは勿論、
取り外しにおいても回転体と巻取ディスクとを遊星ギヤ
機構及び下端に設けたギヤ部を介して連繋する軸体を、
ばねに抗して軸方向に押し込むと言ったワンタッチ操作
で内環の緊張縮小状態を弛緩拡開せしめて滑止め具の外
側縁から外環を簡単に取り外し得る状態になる。よっ
て、タイヤ周面から滑止め具を取り外すその取り外しに
おいても従来品よりも簡単に行えることから、着脱性を
大幅に改善せしめて従来品に比べて取扱性をより一層向
上せしめた実用価値の高い締付け装置となる。
【0042】又、請求項2記載の如き構成とした場合
は、締付け装置の取り付け取り外しの際のディスク回転
ストロークを小さくでき、その分だけ作業を簡単にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に係る締付け装置の一実施例を示す
正面図で、タイヤへの装着状態を表す。
【図2】 図1の(X)−(X)線に沿う拡大断面図。
【図3】 図2の(Y)−(Y)線に沿う断面図。
【図4】 図2の(Z)−(Z)線に沿う断面図。
【図5】 内環を緩める際の作動を表す要部の拡大断面
図。
【図6】 締付け操作部の拡大斜視図。
【図7】 請求項1に係る締付け装置の他の実施例を
示す正面図で、タイヤへの装着状態を表す。
【図8】 図7の(W)−(W)線に沿う拡大断面図。
【図9】 請求項2に係る締付け装置の一実施例を示す
正面図で、タイヤへの装着状態を表す。
【図10】 従来品の正面図で、タイヤへの装着状態を
表す。
【符号の説明】
A:締付け装置 1:外環
2:内環 2’:紐材 3,3’:締付け操作部 4a,
4a’:挿通孔 5,5’:巻取ディスク 6:遊星ギヤ機構
6a:内ギヤ 6b:外ギヤ 32:基板 32
a :紐材挿通路33:ハウジング 33a :隔壁
35:回転体 35a :六角孔(角孔) 36:軸体
36a :受皿部 36b :ギヤ部 36c :係止部
36d :受座 36e :ばね B:滑止め具
C:タイヤ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ周面に巻回した滑止め具の外周縁
    に沿わせて伸縮材からなる外環を掛け渡し、該外環の内
    側には同外環の内周に沿って適宜間隔毎に複数設けた各
    挿通孔に亘り挿通せる紐材を掛け渡して形成する内環
    と、該内環を弛緩/緊張せしめてその径を拡開/縮小せ
    しめる締付け操作部を装備してなり、前記締付け操作部
    ハウジング内の隔壁で仕切られた一方に巻取ディスク
    を配備すると共に、他方には一方向への回転が自在で他
    方向への回転を解除可能に規制される回転体を配備し、
    前記回転体の回転中心には回転方向に係合連結自在で軸
    方向にスライド自在とする軸体を貫通状に挿着せしめて
    その一端部をハウジングの隔壁中心に開穿した通孔を遊
    挿させて前記巻取ディスク側に向けて突出させ、且つ前
    記隔壁と巻取ディスクとの間には軸体に回転摺動自在に
    軸着する内ギヤと、ハウジングの内周に形成したギヤ溝
    と、巻取ディスクに突設したボスに回動自在に軸着され
    て前記内ギヤとギヤ溝とを噛合連繋する複数の外ギヤと
    からなる遊星ギア機構を配備し、更に前記内ギヤから突
    出する軸体の一端部には巻取ディスクの回転中心に開穿
    した開孔に緩嵌する受皿部を設けると共に同受皿部の外
    周縁には前記内ギヤに対して係脱自在に噛合するギヤ部
    を起設し、回転体から突出する同軸体の他端部側には受
    座を嵌着すると共に該受座には軸体をその突出方向に付
    勢するバネを装填して前記受皿部のギヤ部を内ギヤに噛
    合する構成としてなり、前記内環の両端部を前記巻取デ
    ィスクに固着せしめ、該巻取ディスクを前記回転体の回
    転操作で回転せしめて内環を同ディスクに巻き取り緊張
    せしめると共に内環の径を縮小せしめて外環をタイヤ中
    心方向へ引張ることを特徴とするタイヤ用滑止め具の締
    付け装置。
  2. 【請求項2】 締付け操作部における巻取ディスクが、
    上記内環で囲まれるその内側部分とほぼ同径な大径状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のタイヤ
    用滑止め具の締付け装置。
JP1992030143U 1992-05-08 1992-05-08 タイヤ用滑止め具の締付け装置 Expired - Lifetime JPH0734730Y2 (ja)

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JPS6025506U (ja) * 1983-07-29 1985-02-21 清 武富 タイヤチェ−ンの緊締装置
JPH0635690Y2 (ja) * 1988-01-18 1994-09-21 オカモト株式会社 タイヤ用滑り止め具の締付装置

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