JPH09194189A - ジブ起伏装置 - Google Patents
ジブ起伏装置Info
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Abstract
事故の発生しない、安全なジブ起伏装置を提供する。 【解決手段】 ラチスジブ23は旋回フレーム30に枢
支されており、その先端にはペンダントロープ31の一
端が取り付けられている。また、起伏マスト29の一端
は旋回フレーム30に枢支されており、遊動するその他
端にはペンダントロープ31の他端が取り付けられてい
る。また、油圧シリンダ32は一端が旋回フレーム3
0,他端が起伏マスト29にそれぞれ枢支されている。
マスト29は油圧シリンダ32が伸縮することによって
起伏し、マスト29が起伏することによってペンダント
ロープ31が引っ張られ、ラチスジブ23が起伏され
る。従って、ラチスジブ23は従来の起伏ロープおよび
起伏ドラムを用いることなく起伏させられる。
Description
械に装備されるジブを起伏させるジブ起伏装置に関する
ものである。
例えば、図12に示すクローラクレーンに用いられてい
るものがある。
ムを積載した上部旋回体2が搭載されている。この上部
旋回体2の前方にはラチスジブ3が枢支されており、ラ
チスジブ3の先端には荷が掛けられるフック4が吊り下
げられている。また、上部旋回体2の後方にはマスト5
a,5bからなるAフレーム5が取り付けられている。
このAフレーム5の先端にはベイル6が取り付けられて
おり、また、ライブマスト7の先端にはブライドル8が
取り付けられている。これらベイル6およびブライドル
8間には起伏ロープ9が巻回されており、この起伏ロー
プ9の端部は起伏ドラム10に巻かれている。また、ラ
イブマスト7の先端にはペンダントロープ11の一端が
取り付けられており、このペンダントロープ11の他端
はラチスジブ3の先端に取り付けられている。
に起伏ロープ9が巻き取られることにより、ブライドル
8はベイル6側に引き寄せられ、ブライドル8およびベ
イル6間の距離が縮められる。このため、ライブマスト
7がAフレーム5側に引っ張られ、これに連れてペンダ
ントロープ11もAフレーム5側に引っ張られる。この
結果、ラチスジブ3がペンダントロープ11に引っ張ら
れて引き起こされ、ラチスジブ3が起伏される。ラチス
ジブ3が起伏されることにより、クレーンの作業半径R
が調節される。なお、フック4に掛けられる荷は、巻上
げロープ12が主巻ドラム13や補巻ドラム14に巻き
取られることにより、吊り上げ下げされる。また、第三
ドラム15は図示しない補助ジブ巻上げロープ等を巻き
取るものである。
図示しないラフィングジブといったジブをつなぎ、ジブ
全長を長くして作業半径Rを大きくする際に使用され
る。作業半径Rをこのように大きくしなくてもよい場合
には、ライブマスト7は使用されない。この場合には、
図13に示すようにブライドル8はペンダントロープ1
1に直接取り付けられる。なお、同図において図12と
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
ンダントロープ11で支持するラチスジブ式クレーンに
おいて、クレーン機体の姿勢を変更するには、起伏ドラ
ム10に巻き取られた起伏ロープ9が繰り出され、ラチ
スジブ3が一旦地上に降ろされる。そして、ラチスジブ
3が必要な長さのジブに分割された後、図14に示すよ
うにブライドル8が例えば下部基本ジブ3aの遊動端に
取り付けられる。なお、同図において図12および図1
3と同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。この状態で起伏ロープ9が起伏ドラム10に巻き取
られると、ブライドル8およびベイル6間の距離が縮ま
り、下部基本ジブ3aが持ち上げられる。この結果、機
体の姿勢は、図12および図13に示す作業姿勢から同
図に示す輸送姿勢に変更される。
置においては、ブライドル8およびベイル6間で多数の
シーブに掛け回された起伏ロープ9が起伏ドラム10に
巻き取られたり、巻き出されることにより、ラチスジブ
3が上述したように起伏されている。従って、起伏ロー
プ9は多数のシーブと擦り合い、傷みやすい。また、起
伏ロープ9が起伏ドラム10に巻き取られる際、規則正
しく起伏ドラム10に巻き取られず、乱れて起伏ドラム
10に巻き取られることもある。起伏ロープ9がこのよ
うに乱巻されると起伏ロープ9は傷みやすい。このた
め、上記従来のジブ起伏装置の構成においては、起伏ロ
ープ9が疲労して耐久性が低下し、切れてしまうことも
ある。起伏ロープ9が切れてしまうとラチスジブ3を支
持するものがなくなり、ラチスジブ3が倒れて大事故が
発生する。
を解決するためになされたもので、旋回フレームに枢支
されたジブに一端が取り付けられたペンダントロープを
備え、このペンダントロープの他端を引っ張ることによ
ってジブを起伏させるジブ起伏装置において、一端が旋
回フレームに枢支され、遊動する他端にペンダントロー
プの他端が取り付けられたマストと、一端が旋回フレー
ム,他端がこのマストにそれぞれ枢支され、伸縮するこ
とによって上記マストを起伏させるシリンダとを備え、
ジブ起伏装置を構成した。
をガイドするシーブを備えた。
ペンダントロープの一端に接続され、他端が、輸送姿勢
に分割されて旋回フレームの前部に残るジブの遊動端に
接続される所定長の延長ロープと、一端が上記マストお
よびシリンダの連結部に接続され、他端が旋回フレーム
の後部に接続される所定長の姿勢保持ロープとをさらに
上記のジブ起伏装置に備え、かつ、上記マストを伸縮自
在なリンクによって構成した。
に代え、それぞれの一端が旋回フレームに枢支されたリ
ンクおよび第2のシリンダの各他端の連結部に枢支させ
る構成とした。
することによってマストが起伏し、マストが起伏するこ
とによってペンダントロープが引っ張られ、ジブは従来
の起伏ロープおよび起伏ドラムを用いることなく起伏さ
せられる。
り、旋回フレーム側からジブ先端に巻上げロープがガイ
ドされ、フック巻上げ経路が形成される。
け、ペンダントロープの一端をジブから取り外す。そし
て、取り外したペンダントロープの一端に延長ロープの
一端を接続し、輸送姿勢に分割されて旋回フレームの前
部に残ったジブの遊動端にこの延長ロープの他端を接続
する。次に、シリンダを伸ばし、ペンダントロープおよ
び延長ロープで支えながらシリンダを旋回フレームの後
方へ傾ける。次に、マストを伸縮自在な状態とし、シリ
ンダをその自重によって旋回フレームの後方へ倒しなが
ら、シリンダおよびマストを縮める。これらを縮めると
シリンダおよびマストの連結部が旋回フレームの後部に
近づくため、この連結部と旋回フレームの後部との間に
姿勢保持ロープを接続する。この状態でシリンダを伸ば
すことにより、シリンダの先端は姿勢保持ロープに規制
されながら旋回フレームの後方へ回動する。従って、旋
回フレームの前部に残るジブの遊動端は、シリンダおよ
び姿勢保持ロープの連結部に接続されたペンダントロー
プおよび延長ロープに引っ張られて地面から持ち上げら
れ、機体の姿勢は作業姿勢から輸送姿勢へ変更される。
はこの逆の手順で行われる。
えてリンクおよび第2のシリンダの連結部に枢支させ、
第2のシリンダを伸縮させると、リンクおよび第2のシ
リンダの連結部、つまりマストの枢支点は旋回フレーム
の前後に移動する。従って、第2のシリンダを伸縮さ
せ、マストの枢支点を旋回フレームの後方に移動させる
と、起伏シリンダを伸長させることなく、ジブは、マス
トの枢支点が後方へ移動する量に応じた分だけ起き上が
る。よって、ジブが最高位置まで起き上がるのに要する
起伏シリンダの伸長量は少なくて済む。
方へ移動すると、マストと起伏シリンダとの成す角度は
大きくなる。マストと起伏シリンダとの連結部にペンダ
ントロープから同じ力が作用しても、この角度が大きい
方がマストと起伏シリンダのそれぞれに加わるモーメン
ト力は小さくなる。
をクローラクレーンに適用した第1の実施形態について
説明する。
えたクローラクレーンの側面図である。クローラ式走行
体21には上部旋回体22が搭載されており、この上部
旋回体22の全機構は一部が図示された旋回フレーム3
0に積載されている。上部旋回体22の前方において、
ラチスジブ23はこの旋回フレーム30に起伏自在に枢
支されている。ラチスジブ23の先端には主巻上げロー
プ24によって主フック25が吊り下げられている。ま
た、補巻上げロープ26によって副フックが吊り下げら
れている。この副フックは同図において主フック25の
陰になっており、図面には現れていない。主巻上げロー
プ24は上部旋回体22に積載された主巻ドラム27に
巻き取られ、補巻上げロープ26は補巻ドラム28に巻
き取られる。
ト29が設けられている。この起伏マスト29の一端は
旋回フレーム30に枢支されている。起伏マスト29の
他端はこの枢支点を中心に遊動し、この遊動端にはペン
ダントロープ31の一端が取り付けられている。ペンダ
ントロープ31の他端はラチスジブ23の先端に取り付
けられている。また、起伏マスト29のジブ側中腹部上
方には油圧シリンダ32のロッド端が枢支されており、
そのチューブ端は、ラチスジブ23と起伏マスト29と
の間の旋回フレーム30に枢支されている。この油圧シ
リンダ32は送油されることによって自在に伸縮する。
本実施形態によるジブ起伏装置は、上記の起伏マスト2
9,油圧シリンダ32およびペンダントロープ31によ
って構成されている。
ガイドシーブ33が枢着されており、また、その中腹部
裏側には第2のガイドシーブ34が枢着されている。こ
れらガイドシーブ33,34には補助ジブ巻上げロープ
35が掛けられている。この補助ジブ巻上げロープ35
の一端は上部旋回体22に積載された第三巻ドラム36
に巻かれており、その他端は、ラチスジブ23の先端に
設けられる図示しない補助ジブに導かれる。
装置の詳細を示している。同図(a)は図1に示すクロ
ーラクレーンの側面図であり、同図(b)は矢示のB方
向からペンダントロープ31を見た図である。また、同
図(c)は矢示のC方向から油圧シリンダ32を見た図
であり、同図(d)は矢示のD方向から起伏マスト29
を見た図である。
プ31は一対となって張られている。各ペンダントロー
プ31の一端は、起伏マスト29の遊動する先端両脇に
おいてピン41,42によって取り付けられており、他
端はラチスジブ23の先端両脇においてピン43,44
によって取り付けられている。また、各ペンダントロー
プ31間には補助ジブ巻上げロープ35が張られてい
る。この補助ジブ巻上げロープ35は、起伏マスト29
側において第1のガイドシーブ33に掛けられ、ラチス
ジブ23の先端側においてジブポイントアイドラシーブ
45に掛けられている。
ンダ32も一対設けられている。各油圧シリンダ32の
チューブ端は旋回フレーム30の側においてピン46,
47によって枢支されており、そのロッド端は起伏マス
ト29のジブ側中腹部上方においてピン48,49によ
って枢支されている。
ト29は旋回フレーム30側の端部が二股に分かれてお
り、その端部はピン50,51によって旋回フレーム3
0に枢支されている。また、起伏マスト29の中腹部裏
側には、補助ジブ巻上げロープ35が掛けられた第2の
ガイドシーブ34が設けられている。
ってラチスジブ23が起伏される様子を示す側面図であ
る。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を
付してその説明は省略する。ラチスジブ23は位置Aの
水平状態で組み立ておよび分解が通常行われる。この位
置Aで組み立てられたラチスジブ23は、油圧シリンダ
32が伸ばされてマスト29が起こされることにより、
ペンダントロープ31が引っ張られて位置Bまで引き起
こされる。ラチスジブ23は最大位置Cまで引き起こさ
れる。作業範囲aにおいては、油圧シリンダ32を伸縮
させることによってラチスジブ23の引き起こし角度が
調整され、作業半径Rは所望の大きさに設定される。な
お、範囲bはブーム引き起こし範囲であり、クレーン組
み立てに必要な範囲であってこの範囲ではクレーン作業
は行われない。
によれば、上記のように、油圧シリンダ32が伸縮する
ことによってマスト29が起伏し、マスト29が起伏す
ることによってペンダントロープ31が引っ張られ、ラ
チスジブ23が引き起こされる。従って、本実施形態に
おいては、ラチスジブ23は従来の起伏ロープおよび起
伏ドラムを用いることなく起伏させられる。このため、
本実施形態によるジブ起伏装置においては、従来のよう
に、起伏ロープの磨耗や傷みによって起伏ロープが切れ
るといった事態を生じることはない。
を備えることにより、補助ジブ巻上げロープ35はこれ
らシーブ33,34によって旋回フレーム30側からラ
チスジブ23の先端までガイドされる。従って、補助フ
ック巻上げ経路が形成され、補助ジブ巻上げロープ35
が第三巻ドラム36に巻き取られることにより、図示し
ない補助フックが吊り上げ下げされる。
起伏装置をクローラクレーンに適用した場合について説
明したが、本発明はこれに限定されることはない。例え
ば、トラッククレーン,フローティングクレーン等の移
動式クレーンをはじめ、固定式クレーンといった建設機
械にも適用することが可能であり、この場合においても
上記実施形態と同様な効果が奏される。
ラクレーンに適用した第2の実施形態について説明す
る。
用されるクローラクレーンの側面図である。本実施形態
によるクローラクレーンおいても、クローラ式走行体6
1に上部旋回体62が搭載されている。上部旋回体62
の前部においては、ラチスジブ63が図示しない旋回フ
レームに起伏自在に枢支されている。このラチスジブ6
3は、下部基本ジブ63aと上部基本ジブ63bとから
構成されている。図示の状態では、ラチスジブ63は最
高の位置まで引き起こされている。
トを構成するリンク64が設けられている。このリンク
64はピンの抜き差し等によって自在に伸縮させること
が出来る。折り畳むことによって伸縮自在な構成として
もよい。リンク64の一端は旋回フレームに枢支されて
おり、リンク64の他端はこの枢支点を中心に遊動す
る。この遊動端にはペンダントロープ65の一端が取り
付けられており、ペンダントロープ65の他端はラチス
ジブ63の先端に設けられたブラケット66に取り付け
られている。この取り付けは通常連結ピンによって行わ
れている。また、リンク64の遊動端には油圧シリンダ
67のロッド端が枢支されており、そのチューブ端は、
ラチスジブ63とリンク64との間の旋回フレームに枢
支されている。この油圧シリンダ67は送油によって自
在に伸縮する。
実施形態と同様にクレーンに装備されているが、同図で
はこれらが省略されている。
と同様、油圧シリンダ67が伸縮することによってリン
ク64が起伏し、リンク64が起伏することによってペ
ンダントロープ65が引っ張られ、ラチスジブ63が引
き起こされる。従って、本実施形態においても、ラチス
ジブ63は従来の起伏ロープおよび起伏ドラムを用いる
ことなく起伏させられ、従来のように、起伏ロープの磨
耗や傷みによって起伏ロープが切れるといった事態を生
じることはない。
ストが伸縮自在なリンク64によって構成されているの
に加え、後述する所定長の延長ロープ68および姿勢保
持ロープ69がさらに備えられている点が、上述した第
1の実施形態によるジブ起伏装置と相違している。この
ような本実施形態によるジブ起伏装置によれば、クレー
ンの機体姿勢の変更が安全かつ簡易に行える。次に、図
5〜図8を参照し、クレーンの作業姿勢から輸送姿勢へ
の変更手順について説明する。
作業姿勢において油圧シリンダ67が縮められ、ラチス
ジブ63が機体前方に倒され、図5に示すように地面7
0に預けられる。次に、ブラケット66とペンダントロ
ープ65とを連結するピンが抜かれ、ラチスジブ63の
先端に取り付けられたペンダントロープ65の一端が外
される。
長ロープ68の一端が、ジブ先端から取り外されたこの
ペンダントロープ65の一端に接続される。そして、延
長ロープ68の他端が図6に示すように、輸送姿勢に分
割されて旋回フレームの前部に残った下部基本ジブ63
aの遊動端に接続される。この接続は、下部基本ジブ6
3aの遊動端に設けられたブラケット71に連結ピンが
挿入されることによって行われる。クレーンの輸送時に
は下部基本ジブ63aのみが機体に残されることが通常
最も多いため、本実施形態では下部基本ジブ63aに延
長ロープ68が接続されている。
共に保管されていた姿勢保持ロープ69の一端が、リン
ク64と油圧シリンダ67との連結部に接続される。こ
の際、吊り下げられた姿勢保持ロープ69の他端は遊動
する状態にある。次に、油圧シリンダ67が伸ばされ
る。この油圧シリンダ67の伸長により、リンク64と
油圧シリンダ67との連結部は、リンク64と旋回フレ
ームとの枢支点を中心とし、リンク64の長さを半径と
する円弧に沿って機体後方へ回動する。リンク64と油
圧シリンダ67との連結部のこの回動により、ペンダン
トロープ65および延長ロープ68は機体後方へ引っ張
られ、下部基本ジブ63aが地面70を離れる直前の図
6に示す状態となる。
ンダ67がその自重で機体後方へ十分に倒れる位置に達
する所定長さに設定されている。また、この際油圧シリ
ンダ67は、ペンダントロープ65および延長ロープ6
8の各長さの和とリンク64の長さとの比によって決ま
る一定角度に倒れる位置まで伸ばされる。
ンが抜かれ、その長さが変えられる状態にされる。次
に、油圧シリンダ67が縮められる。油圧シリンダ67
は、ペンダントロープ65および延長ロープ68に支え
られながらその自重によって機体後方へ倒れる。この際
リンク64は油圧シリンダ67の自重によって同時に縮
められる。油圧シリンダ67は、姿勢保持ロープ69の
遊動端が機体本体の旋回フレームに設けられた接続部7
2に届く図7に示す位置までさらに縮められる。そし
て、姿勢保持ロープ69の遊動端がこの接続部72に連
結される。
の油圧シリンダ67の伸長により、油圧シリンダ67お
よび姿勢保持ロープ69の連結部は、姿勢保持ロープ6
9の旋回フレームへの接続部72を中心とし、姿勢保持
ロープ69の長さを半径とする円弧に沿って機体後方へ
回動する。この際リンク64は油圧シリンダ67の伸長
と同時に伸びる。従って、機体前部にある下部基本ジブ
63aの遊動端は、この連結部に接続されたペンダント
ロープ65および延長ロープ68に引っ張られて地面7
0から持ち上げられる。この結果、クレーンの機体の姿
勢は作業姿勢から輸送姿勢へ変更される。
の変更は、上述した手順の逆の手順に従って行われる。
更に際しては、まず油圧シリンダ67が縮められ、図8
に示す持ち上げられた下部基本ジブ63aが、図7に示
すように地面70に預けられる。次に、姿勢保持ロープ
69と機体本体の接続部72との連結が解かれ、姿勢保
持ロープ69が取り外された後、油圧シリンダ67が伸
ばされる。油圧シリンダ67のこの伸長作業の途中、リ
ンク64にピンが挿入され、多段構成のリンク64の長
さが順に固定されていく。リンク64の長さのこの固定
処理は、リンク64へのピン挿入位置が作業台よりあま
り高くならない作業容易な位置で行われる。リンク64
の長さが最大となった時点でリンク64の長さは最終的
に固定され、図6に示す状態となる。
シリンダ67が図5に示すように機体前方に倒される。
次に、延長ロープ68が取り外され、下部基本ジブ63
aに上部基本ジブ63bがつながれる。そして、ペンダ
ントロープ65の端部が上部基本ジブ63bのブラケッ
ト66に連結される。最後に、油圧シリンダ67が伸ば
されることにより、クレーン機体の姿勢は図4に示す作
業姿勢に変更される。
装置を備えたクレーンにおいては、前述のように、固定
長さのジブ起伏ロープをドラムに巻き取り,巻き出すこ
とによって姿勢変更が行えたが、前述した第1の実施形
態ではこのようにドラムに巻き込むロープは存在しな
い。従って、前述した第1の実施形態のジブ起伏装置を
備えたクレーンにおいて機体の姿勢を変更するには、他
の補助クレーンを使用して姿勢変更する必要がある。よ
って、前述した第1の実施形態では簡易に機体の姿勢を
変更することは出来ない。
4によって構成され、延長ロープ68および姿勢保持ロ
ープ69を有する本実施形態によるジブ起伏装置を備え
たクレーンでは、上述のように簡易に機体の姿勢を変更
することが出来る。すなわち、本実施形態によるジブ起
伏装置を備えたクレーンにおいては、機体姿勢の変更時
に他の補助クレーンの力の助けを借りることなく、自力
で簡易にかつ安全に姿勢変更が行える。
ラクレーンに適用した第3の実施形態について説明す
る。
えたクローラクレーンの側面図である。なお、同図にお
いて図4と同一部分には同一符号を付してその説明は省
略する。本実施形態によるジブ起伏装置は、図4に示
す、リンク64,油圧シリンダ67およびペンダントロ
ープ65からなるジブ起伏装置に、さらにリンク81お
よび第2の油圧シリンダ82を備えて構成されている。
成するリンク64の一端は旋回フレームに枢支されてい
たが、本実施形態によるジブ起伏装置では、リンク64
の一端は、リンク81および第2の油圧シリンダ82の
連結部に枢支されている。これらリンク81および第2
の油圧シリンダ82のそれぞれの一端は旋回フレームに
枢支されており、各他端は連結されてリンク64の枢支
点83を構成している。
ームに代えてリンク81および第2の油圧シリンダ82
の連結部に枢支させ、この第2の油圧シリンダ82を伸
縮させると、リンク64の枢支点83は旋回フレームの
前後に移動する。従って、第2の油圧シリンダ82を伸
長させ、リンク64の枢支点83を旋回フレームの後方
に移動させると、ジブ63は、起伏用の油圧シリンダ6
7を伸長させることなくある程度起き上がる。
るクローラクレーンの側面図を示している。なお、同図
において図9と同一部分には同一符号を付してその説明
は省略する。同図に示す作業準備状態では、第2の油圧
シリンダ82は縮んだ状態になっている。作業準備状態
の始めには、ジブ63はその先端が地面70に接する位
置にある。この状態から起伏用の油圧シリンダ67を伸
長させていくと、ジブ63の先端は地面70から離れ、
ジブ63と地表水平線との成す角度θaは大きくなる。
クレーン作業はこの角度θaが30度程度より大きくな
ったところから始められる。第2の油圧シリンダ82
は、ジブ63がこの角度に起き上がるまで縮められた状
態に保たれている。
63が作業状態の始まりまで起こされると、起伏用油圧
シリンダ67の作動が停止される。次に、第2の油圧シ
リンダ82が伸ばされる。第2の油圧シリンダ82のこ
の伸長により、リンク64の枢支点83は図11に示す
ように機体後方へ移動し、ジブ63は、枢支点83のこ
の機体後方への移動量に応じた分だけ起き上がる。同図
はクレーン作業状態時におけるクローラクレーンの側面
図を示し、同図において図10と同一部分には同一符号
を付してその説明は省略する。
の油圧シリンダ82の伸長によってジブ63がこのよう
に予めある程度引き起こされているため、ジブ63が図
4に示す最高位置と同じ位置まで起き上がるのに要する
起伏用油圧シリンダ67の伸長量は少なくて済む。な
お、ジブ63の最高位置は角度θaが80度程度になる
位置に決められることが多く、ジブ63は、その先端が
地面70に接する最低位置からそのクレーンの性能とし
て定められるこの最高位置の範囲で起伏される。このた
め、ジブ63が最高位置まで起き上がった時に、起伏用
油圧シリンダ67が機体後方へ倒れる角度は小さくな
り、起伏用油圧シリンダ67の先端部が機体後方へ移動
する量は抑制される。
ジブ63が同図に示す最高位置まで引き起こされると、
起伏用油圧シリンダ67の先端部はクレーン本体の最後
尾よりも後方に位置する。従って、このジブ起伏装置で
は、クレーンのオペレータから視認の困難な、クレーン
本体の後方よりも外側に起伏用油圧シリンダ67の先端
部が位置するようになり、クレーン操作を安全に実施す
る上で好ましくない。
は、上記のように、起伏用油圧シリンダ67の先端部が
機体後方へ移動する量は、前述の実施形態によるジブ起
伏装置の場合に比較して抑制され、起伏用油圧シリンダ
67の先端部は常にオペレータの視界の範囲内に留めら
れる。このため、本実施形態によるジブ起伏装置によれ
ば、ラチスジブ63を従来の起伏ロープおよび起伏ドラ
ムを用いることなく起伏させられるばかりでなく、起伏
用油圧シリンダ67の先端部を作業現場周囲の障害物に
衝突させることなく、クレーン操作を安全に実施するこ
とが可能となる。
7とが成す、図10に示す角度θbは、上記のようにリ
ンク64の枢支点83が機体の後方へ移動すると、図1
1に示すように大きくなる。リンク64と起伏用油圧シ
リンダ67との連結部にペンダントロープ65から同一
の力が作用しても、この角度θbが大きい方が、リンク
64と起伏用油圧シリンダ67のそれぞれに加わるモー
メント力は小さくなり、各部に働く作用力は軽減され
る。
させてリンク64の枢支点83を機体後方へ移動させる
ことにより、リンク64および起伏用油圧シリンダ67
の各部品に働く力の限度つまり構造上の強度は、前述の
実施形態によるジブ起伏装置の場合に比較して大きくす
ることが出来る。よって、本実施形態によるジブ起伏装
置では、これら各部品を小型化することが可能である。
また、リンク64および起伏用油圧シリンダ67の各大
きさを従前と同じ大きさに保てば、耐荷重強度の仕様値
を大きくすることが可能となる。
をするよりも、リンク64の枢支点83を機体後方へ移
動した、図11に示す状態でクレーン作業をした方が各
部に作用する力が小さくなり、構造上有利である。
示すように機体後方に位置したままでは、ジブ63を地
面70に接地させることは出来ない。つまり、枢支点8
3が機体後方に位置したままで、起伏用油圧シリンダ6
7を最小限に縮めても、起伏用油圧シリンダ67の伸縮
範囲の構造上の制限によってジブ63は接地しない。こ
のため、分解組立時等においてジブ63を接地させると
きには、第2の油圧シリンダ82を縮めて枢支点83を
図10に示す作業準備状態の位置に戻す必要があり、そ
の後、起伏用油圧シリンダ67を作動させてジブ63を
地面70に降ろす。
動させる第2の油圧シリンダ82をリンク81よりも機
体の前方に設けた場合について説明した。しかし、第2
の油圧シリンダ82とリンク81との相対位置関係は上
記説明と逆の関係、つまり、リンク81を機体前方,第
2の油圧シリンダ82を機体後方に設ける構成としても
よい。ただし、この場合には、枢支点83を機体後方へ
移動させるためには、第2の油圧シリンダ82を縮めな
ければならない。このようにジブ起伏装置を構成した場
合においても、上記実施形態と同様な作用が奏され、同
様な効果が得られる。
リンダが伸縮することによってマストが起伏し、マスト
が起伏することによってペンダントロープが引っ張ら
れ、ジブは従来の起伏ロープおよび起伏ドラムを用いる
ことなく起伏させられる。このため、起伏ロープが切れ
てジブが倒れるといった大事故の発生しない、安全なジ
ブ起伏装置が提供される。
り、旋回フレーム側からジブ先端に巻上げロープがガイ
ドされ、フック巻上げ経路が形成される。このため、ジ
ブ起伏機能に加えてフックロープガイド機能が付加され
たジブ起伏装置を提供することが可能となる。
構成し、延長ロープおよび姿勢保持ロープを備えること
により、安全かつ簡易に機体の姿勢変更を行うことが可
能となる。
えてリンクおよび第2のシリンダの連結部に枢支させ、
第2のシリンダを伸縮させることにより、ジブが最高位
置まで起き上がるのに要する起伏シリンダの伸長量は少
なくて済む。このため、ジブが最高位置まで起き上がっ
た時に、起伏シリンダが後方へ倒れる角度は小さくな
り、機体後部に張り出していた起伏シリンダの先端部
は、常にオペレータの視界の範囲内に留められるように
なる。よって、クレーン操作を安全に行うことが可能と
なる。
方へ移動すると、マストと起伏シリンダとの成す角度は
大きくなり、マストおよび起伏シリンダの各部品に作用
する力は小さくなる。このため、第2のシリンダを伸縮
させてマストの枢支点を旋回フレームの後方へ移動させ
ることにより、マストおよび起伏シリンダの構造上の強
度を大きくすることが出来、これら部品を小型化するこ
とが可能である。また、マストおよび起伏シリンダの大
きさを従前と同じ大きさに保てば、耐荷重強度の仕様値
を大きくすることが可能となる。
備えたクローラクレーンの側面図である。
す図である。
チスジブが起伏される様子を示す側面図である。
適用されるクローラクレーンの側面図である。
勢変更の第1の過程を示す側面図である。
勢変更の第2の過程を示す側面図である。
勢変更の第3の過程を示す側面図である。
勢変更の第4の過程を示す側面図である。
備えたクローラクレーンの側面図である。
クローラクレーンの作業準備状態時における側面図であ
る。
クローラクレーンの作業状態時における側面図である。
きクローラクレーンの側面図である。
持たないクローラクレーンの側面図である。
ンの輸送姿勢時の側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 旋回フレームに枢支されたジブに一端が
取り付けられたペンダントロープを備え、このペンダン
トロープの他端を引っ張ることによって前記ジブを起伏
させるジブ起伏装置において、 一端が前記旋回フレームに枢支され遊動する他端に前記
ペンダントロープの他端が取り付けられたマストと、一
端が前記旋回フレーム,他端が前記マストにそれぞれ枢
支され伸縮することによって前記マストを起伏させるシ
リンダとを備えて構成されたことを特徴とするジブ起伏
装置。 - 【請求項2】 前記マストの遊動端に巻上げロープをガ
イドするシーブを備えたことを特徴とする請求項1記載
のジブ起伏装置。 - 【請求項3】 一端が、前記ジブから取り外された前記
ペンダントロープの一端に接続され、他端が、輸送姿勢
に分割されて前記旋回フレームの前部に残るジブの遊動
端に接続される所定長の延長ロープと、 一端が前記マストおよび前記シリンダの連結部に接続さ
れ、他端が前記旋回フレームの後部に接続される所定長
の姿勢保持ロープとをさらに備え、 前記マストは伸縮自在なリンクによって構成されている
ことを特徴とする請求項1記載のジブ起伏装置。 - 【請求項4】 前記マストの一端は、前記旋回フレーム
に代え、それぞれの一端が前記旋回フレームに枢支され
たリンクおよび第2のシリンダの各他端の連結部に枢支
されていることを特徴とする請求項1記載のジブ起伏装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8097598A JPH09194189A (ja) | 1995-11-13 | 1996-03-27 | ジブ起伏装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-317069 | 1995-11-13 | ||
| JP31706995 | 1995-11-13 | ||
| JP8097598A JPH09194189A (ja) | 1995-11-13 | 1996-03-27 | ジブ起伏装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09194189A true JPH09194189A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=26438766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8097598A Pending JPH09194189A (ja) | 1995-11-13 | 1996-03-27 | ジブ起伏装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09194189A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102491203A (zh) * | 2011-12-13 | 2012-06-13 | 三一集团有限公司 | 一种起重机及其变幅机构 |
| CN114641445A (zh) * | 2020-02-28 | 2022-06-17 | 利勃海尔工厂埃英根有限公司 | 具有副臂的起重机和用于架设副臂的方法 |
| JP2022104669A (ja) * | 2020-12-29 | 2022-07-11 | コベルコ建機株式会社 | 起伏部材の引き起こし方法、および、クレーン |
| WO2025073298A1 (zh) * | 2024-06-05 | 2025-04-10 | 徐工集团工程机械股份有限公司建设机械分公司 | 一种新型起重机 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8097598A patent/JPH09194189A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102491203A (zh) * | 2011-12-13 | 2012-06-13 | 三一集团有限公司 | 一种起重机及其变幅机构 |
| CN114641445A (zh) * | 2020-02-28 | 2022-06-17 | 利勃海尔工厂埃英根有限公司 | 具有副臂的起重机和用于架设副臂的方法 |
| JP2022104669A (ja) * | 2020-12-29 | 2022-07-11 | コベルコ建機株式会社 | 起伏部材の引き起こし方法、および、クレーン |
| WO2025073298A1 (zh) * | 2024-06-05 | 2025-04-10 | 徐工集团工程机械股份有限公司建设机械分公司 | 一种新型起重机 |
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| A521 | Written amendment |
Effective date: 20060720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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