JPH09194709A - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂組成物Info
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- JPH09194709A JPH09194709A JP647896A JP647896A JPH09194709A JP H09194709 A JPH09194709 A JP H09194709A JP 647896 A JP647896 A JP 647896A JP 647896 A JP647896 A JP 647896A JP H09194709 A JPH09194709 A JP H09194709A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 殺菌の為に照射される電離放射線による色調
の変化や物性劣化の少ないポリカーボネート樹脂組成物
を提供する。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂100重量部に、
芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂0.01〜5重量部お
よびスルフィド化合物0.01〜5重量部からなるポリ
カーボネート樹脂組成物。
の変化や物性劣化の少ないポリカーボネート樹脂組成物
を提供する。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂100重量部に、
芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂0.01〜5重量部お
よびスルフィド化合物0.01〜5重量部からなるポリ
カーボネート樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族炭化水素ー
アルデヒド樹脂及びスルフィド化合物が配合されたポリ
カーボネート樹脂組成物に関するものである。
アルデヒド樹脂及びスルフィド化合物が配合されたポリ
カーボネート樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、優れた機械的
強度,耐衝撃強度,耐熱性,透明性を有し安全性も高い
事から医療用製品として広く用いられている。これら医
療用製品は、その使用に際し通常完全滅菌が行われる。
具体的には高圧蒸気滅菌法、エチレンオキサイドガス
(EOG)滅菌法、ガンマ線や電子線等の電離放射線の
照射による滅菌法等である。 このうち、高圧蒸気滅菌
法は、エネルギーコストが高く、さらに滅菌処理後に乾
燥工程が必要である。また、EOG滅菌ではEOG自身
が毒性を有する事や廃棄処理に関連する環境問題等を有
する。従って、最近では比較的安価で、低温・乾式で処
理可能な電離放射線(ガンマ線が一般的である)照射滅
菌法がよく使用されるようになっている。しかしなが
ら、ポリカーボネート樹脂は、滅菌の際に電離放射線を
照射されると、黄色く変色してしまい、特に医療用途に
於いての、製品価値を損なうという欠点を有している。
強度,耐衝撃強度,耐熱性,透明性を有し安全性も高い
事から医療用製品として広く用いられている。これら医
療用製品は、その使用に際し通常完全滅菌が行われる。
具体的には高圧蒸気滅菌法、エチレンオキサイドガス
(EOG)滅菌法、ガンマ線や電子線等の電離放射線の
照射による滅菌法等である。 このうち、高圧蒸気滅菌
法は、エネルギーコストが高く、さらに滅菌処理後に乾
燥工程が必要である。また、EOG滅菌ではEOG自身
が毒性を有する事や廃棄処理に関連する環境問題等を有
する。従って、最近では比較的安価で、低温・乾式で処
理可能な電離放射線(ガンマ線が一般的である)照射滅
菌法がよく使用されるようになっている。しかしなが
ら、ポリカーボネート樹脂は、滅菌の際に電離放射線を
照射されると、黄色く変色してしまい、特に医療用途に
於いての、製品価値を損なうという欠点を有している。
【0003】この様な欠点を解決する方法として、例え
ば、特開平2−55062号公報では、ハロゲン含有ポ
リカーボネート樹脂を配合する方法が、特開平5−17
9127号公報では核臭素化フタル酸誘導体を配合する
方法が、それぞれ述べられているが、組成物中にハロゲ
ンを含有する為に金属腐蝕が発生し易く、成形機等に特
別な材質の金属を使用する必要があった。
ば、特開平2−55062号公報では、ハロゲン含有ポ
リカーボネート樹脂を配合する方法が、特開平5−17
9127号公報では核臭素化フタル酸誘導体を配合する
方法が、それぞれ述べられているが、組成物中にハロゲ
ンを含有する為に金属腐蝕が発生し易く、成形機等に特
別な材質の金属を使用する必要があった。
【0004】また、特開昭61−215651号公報で
はホウ素化合物を配合する方法が、特開昭62−135
556号公報ではポリエーテルポリオール又はそのアル
キルエーテルを配合する方法が、特開平2ー23225
8号公報ではベンジルアルコール誘導体を配合する方法
が、特開平2−132147号公報では、イタコン酸、
ベンズアルデヒドジメチルアセタール、ベンズアルデヒ
ドプロピレングリコールアセタール等を配合する方法
が、それぞれ述べられているが、黄変抑止効果が不十分
であったり、十分な効果が得られるだけ添加量を増やす
と他の物性に悪影響を及ぼす等の問題点があった。
はホウ素化合物を配合する方法が、特開昭62−135
556号公報ではポリエーテルポリオール又はそのアル
キルエーテルを配合する方法が、特開平2ー23225
8号公報ではベンジルアルコール誘導体を配合する方法
が、特開平2−132147号公報では、イタコン酸、
ベンズアルデヒドジメチルアセタール、ベンズアルデヒ
ドプロピレングリコールアセタール等を配合する方法
が、それぞれ述べられているが、黄変抑止効果が不十分
であったり、十分な効果が得られるだけ添加量を増やす
と他の物性に悪影響を及ぼす等の問題点があった。
【0005】さらに、イオウ化合物を使用する方法とし
て、特開平1−229052号公報ではチオアルコール
類を配合する方法が、特開平2−115260号公報で
はチオエーテル類を配合する方法が、特開平2−490
58号、特開平4−36343号、特開平6−1668
07号各公報ではメルカプト基を有する化合物を配合す
る方法が、特開平5−209120号公報ではポリアル
キレンオキシド及びスルホン酸エステル置換基を持つ芳
香族化合物を併用する方法が、さらに、特開平6−93
192号公報、特開平6−248170号各公報ではス
ルフィド基を有する化合物を配合する方法が述べられて
いるが、いずれにおいても黄変抑止効果が不十分であっ
たり、使用時に悪臭が発生し、成形加工時の環境を悪化
させるといった問題点が存在する。
て、特開平1−229052号公報ではチオアルコール
類を配合する方法が、特開平2−115260号公報で
はチオエーテル類を配合する方法が、特開平2−490
58号、特開平4−36343号、特開平6−1668
07号各公報ではメルカプト基を有する化合物を配合す
る方法が、特開平5−209120号公報ではポリアル
キレンオキシド及びスルホン酸エステル置換基を持つ芳
香族化合物を併用する方法が、さらに、特開平6−93
192号公報、特開平6−248170号各公報ではス
ルフィド基を有する化合物を配合する方法が述べられて
いるが、いずれにおいても黄変抑止効果が不十分であっ
たり、使用時に悪臭が発生し、成形加工時の環境を悪化
させるといった問題点が存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、物性
劣化が少なく電離放射線照射滅菌の際の黄変が非常に小
さいポリカーボネート樹脂組成物を提供することにあ
る。
劣化が少なく電離放射線照射滅菌の際の黄変が非常に小
さいポリカーボネート樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するためになされたものであり、その要旨は、ポリ
カーボネート樹脂100重量部に、芳香族炭化水素ーア
ルデヒド樹脂0.01〜5重量部およびスルフィド化合
物0.01〜5重量部を配合してなるポリカーボネート
樹脂組成物に存する。
解決するためになされたものであり、その要旨は、ポリ
カーボネート樹脂100重量部に、芳香族炭化水素ーア
ルデヒド樹脂0.01〜5重量部およびスルフィド化合
物0.01〜5重量部を配合してなるポリカーボネート
樹脂組成物に存する。
【0008】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明におけるポリカーボネート樹脂は、芳香族ジヒドロキ
シ化合物又はこれと少量のポリヒドロキシ化合物をホス
ゲン又は炭酸のジエステルと反応させることによって得
られる分岐していてもよい熱可塑性芳香族ポリカーボネ
ートの重合体又は共重合体である。
明におけるポリカーボネート樹脂は、芳香族ジヒドロキ
シ化合物又はこれと少量のポリヒドロキシ化合物をホス
ゲン又は炭酸のジエステルと反応させることによって得
られる分岐していてもよい熱可塑性芳香族ポリカーボネ
ートの重合体又は共重合体である。
【0009】芳香族ジヒドロキシ化合物の一例は,2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビス
フェノールA)、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(=テトラブロモビス
フェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン,2,2−ビス(3−シク
ロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン,1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタ
ン等で例示されるビス(ヒドロキシアリール)アルカン
類;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン等で例示される、ビス(ヒドロキシアリー
ル)シクロアルカン類;4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジ
メチルジフェニルエーテル等で例示されるジヒドロキシ
ジアリールエーテル類;4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−
ジメチルジフェニルスルフィド等で例示されるジヒドロ
キシジアリールスルフィド類;4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−
3,3’−ジメチルジフェニルスルホキシド等で例示さ
れるジヒドロキシジアリールスルホキシド類;4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒド
ロキシ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホン等で例
示されるジヒドロキシジアリールスルホン類;ハイドロ
キノン、レゾルシン、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ル等があげられる。これらの芳香族ジヒドロキシ化合物
は単独で或いは二種以上混合して使用しても良い。これ
らの中で、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンが好適に用いられている。
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビス
フェノールA)、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(=テトラブロモビス
フェノールA)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン,2,2−ビス(3−シク
ロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン,1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタ
ン等で例示されるビス(ヒドロキシアリール)アルカン
類;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン等で例示される、ビス(ヒドロキシアリー
ル)シクロアルカン類;4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジ
メチルジフェニルエーテル等で例示されるジヒドロキシ
ジアリールエーテル類;4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−
ジメチルジフェニルスルフィド等で例示されるジヒドロ
キシジアリールスルフィド類;4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−
3,3’−ジメチルジフェニルスルホキシド等で例示さ
れるジヒドロキシジアリールスルホキシド類;4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒド
ロキシ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホン等で例
示されるジヒドロキシジアリールスルホン類;ハイドロ
キノン、レゾルシン、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ル等があげられる。これらの芳香族ジヒドロキシ化合物
は単独で或いは二種以上混合して使用しても良い。これ
らの中で、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンが好適に用いられている。
【0010】又、分岐した芳香族ポリカーボネート樹脂
を得るには、フロログリシン、2,6−ジメチル−2,
4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)−3−ヘプテ
ン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−ヘプテン、1,3,5−トリ(2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾール、1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,6−ビス(2
−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェ
ノール、α,α’,α”−トリ(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン等で例示
されるポリヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=イサ
チンビスフェノール)、5−クロルイサチンビスフェノ
ール、5,7−ジクロルイサチンビスフェノール、5−
ブロムイサチンビスフェノールなどを用いればよい。
を得るには、フロログリシン、2,6−ジメチル−2,
4,6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)−3−ヘプテ
ン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−ヘプテン、1,3,5−トリ(2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾール、1,1,1−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,6−ビス(2
−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェ
ノール、α,α’,α”−トリ(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン等で例示
されるポリヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=イサ
チンビスフェノール)、5−クロルイサチンビスフェノ
ール、5,7−ジクロルイサチンビスフェノール、5−
ブロムイサチンビスフェノールなどを用いればよい。
【0011】ホスゲン法ポリカーボネートの場合、末端
停止剤又は分子量調節剤を使用しても良い。末端停止剤
又は分子量調節剤としては、一価のフェノール性水酸基
を有する化合物があげられ、通常のフェノール、p−t
−ブチルフェノール、トリブロモフェノール等の他に、
長鎖アルキルフェノール、脂肪族カルボン酸クロライ
ド、脂肪族カルボン酸、ヒドロキシ安息香酸アルキルエ
ステル、アルキルエーテルフェノール等が例示される。
本発明で使用されるポリカーボネート樹脂において
は、一種類でも、又二種類以上を混合して使用しても良
い。
停止剤又は分子量調節剤を使用しても良い。末端停止剤
又は分子量調節剤としては、一価のフェノール性水酸基
を有する化合物があげられ、通常のフェノール、p−t
−ブチルフェノール、トリブロモフェノール等の他に、
長鎖アルキルフェノール、脂肪族カルボン酸クロライ
ド、脂肪族カルボン酸、ヒドロキシ安息香酸アルキルエ
ステル、アルキルエーテルフェノール等が例示される。
本発明で使用されるポリカーボネート樹脂において
は、一種類でも、又二種類以上を混合して使用しても良
い。
【0012】本発明におけるポリカーボネート樹脂の分
子量は、溶媒としてメチレンクロライドを用い、温度2
5℃で測定された溶液粘度より換算した粘度平均分子量
で、10,000〜100,000であり、好ましくは
15,000〜50,000である。
子量は、溶媒としてメチレンクロライドを用い、温度2
5℃で測定された溶液粘度より換算した粘度平均分子量
で、10,000〜100,000であり、好ましくは
15,000〜50,000である。
【0013】本発明における芳香族炭化水素ーアルデヒ
ド樹脂は、芳香族炭化水素と、アルデヒドとを酸触媒の
存在下に反応させて得られる樹脂である。芳香族炭化水
素の具体例としては、ベンゼン、トルエン、エチルベン
ゼン、キシレン、メチルエチルベンゼン、トリメチルベ
ンゼン、テトラメチルベンゼン、クメン等の単環芳香族
炭化水素化合物、ナフタレン、メチルナフタレン、エチ
ルナフタレン、ジメチルナフタレン、アセナフテン、ア
ントラセン等の多環芳香族炭化水素化合物が挙げられ
る。該芳香族炭化水素化合物は単独で或いは二種以上混
合して使用しても良い。これらの中で、特にトルエン、
キシレン、メシチレン、プソイドクメン、ナフタレン等
が好んで用いられる。
ド樹脂は、芳香族炭化水素と、アルデヒドとを酸触媒の
存在下に反応させて得られる樹脂である。芳香族炭化水
素の具体例としては、ベンゼン、トルエン、エチルベン
ゼン、キシレン、メチルエチルベンゼン、トリメチルベ
ンゼン、テトラメチルベンゼン、クメン等の単環芳香族
炭化水素化合物、ナフタレン、メチルナフタレン、エチ
ルナフタレン、ジメチルナフタレン、アセナフテン、ア
ントラセン等の多環芳香族炭化水素化合物が挙げられ
る。該芳香族炭化水素化合物は単独で或いは二種以上混
合して使用しても良い。これらの中で、特にトルエン、
キシレン、メシチレン、プソイドクメン、ナフタレン等
が好んで用いられる。
【0014】アルデヒドの具体例としては、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブ
チルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデ
ヒド、ラウリンアルデヒド、ステアリンアルデヒド等で
例示される飽和脂肪族アルデヒド類;グルオキサール、
スクシンジアルデヒド等で例示される脂肪族多価アルデ
ヒド類;アクロレイン、クロトンアルデヒド、プロピオ
ールアルデヒド等で例示される不飽和脂肪族アルデヒド
類;ベンズアルデヒド、トルアルデヒド、サリチルアル
デヒド、シンナムアルデヒド、ナフトアルデヒド等で例
示される芳香族アルデヒド類;フルフラール等で例示さ
れる複素環式アルデヒド類;メチラール、ジオキソラ
ン、トリオキサン、テトラオキサン、パラホルムアルデ
ヒド、パラアルデヒド、メタアルデヒド等で例示される
アルデヒド誘導体等が挙げられる。該アルデヒドは単独
で或いは二種以上混合して使用しても良い。これらの中
で、特にホルムアルデヒド、トリオキサン、パラホルム
アルデヒド、アセトアルデヒドが好んで用いられる。
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブ
チルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデ
ヒド、ラウリンアルデヒド、ステアリンアルデヒド等で
例示される飽和脂肪族アルデヒド類;グルオキサール、
スクシンジアルデヒド等で例示される脂肪族多価アルデ
ヒド類;アクロレイン、クロトンアルデヒド、プロピオ
ールアルデヒド等で例示される不飽和脂肪族アルデヒド
類;ベンズアルデヒド、トルアルデヒド、サリチルアル
デヒド、シンナムアルデヒド、ナフトアルデヒド等で例
示される芳香族アルデヒド類;フルフラール等で例示さ
れる複素環式アルデヒド類;メチラール、ジオキソラ
ン、トリオキサン、テトラオキサン、パラホルムアルデ
ヒド、パラアルデヒド、メタアルデヒド等で例示される
アルデヒド誘導体等が挙げられる。該アルデヒドは単独
で或いは二種以上混合して使用しても良い。これらの中
で、特にホルムアルデヒド、トリオキサン、パラホルム
アルデヒド、アセトアルデヒドが好んで用いられる。
【0015】本発明における芳香族炭化水素ーアルデヒ
ド樹脂としては、実質的にアセタール基を含有せず、主
として芳香環がアルキレン基、アルキレンエーテル基で
結合された芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂が好まし
い。ここで、アセタール基を含有しないとは、一分子中
の平均アセタール基数が0.1モル以下であることを意
味する。
ド樹脂としては、実質的にアセタール基を含有せず、主
として芳香環がアルキレン基、アルキレンエーテル基で
結合された芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂が好まし
い。ここで、アセタール基を含有しないとは、一分子中
の平均アセタール基数が0.1モル以下であることを意
味する。
【0016】このようなアセタール基を含有しない芳香
族炭化水素ーアルデヒド樹脂は、市販品として容易に入
手することが可能である。具体的には、三菱ガス化学株
式会社からニカノ−ルDS、ニカノールS、ニカノール
Kなどの商品名で提供されるものが挙げられる。また、
例えば、特開昭60−51133号、特開昭61−22
3016号、特開昭61−213216号、特開昭63
−196616号、特開平4−224825号、特開平
4−335014号、特開平5−186544号、特開
平6−136081号等の各公報に記載された方法によ
って製造することもできる。
族炭化水素ーアルデヒド樹脂は、市販品として容易に入
手することが可能である。具体的には、三菱ガス化学株
式会社からニカノ−ルDS、ニカノールS、ニカノール
Kなどの商品名で提供されるものが挙げられる。また、
例えば、特開昭60−51133号、特開昭61−22
3016号、特開昭61−213216号、特開昭63
−196616号、特開平4−224825号、特開平
4−335014号、特開平5−186544号、特開
平6−136081号等の各公報に記載された方法によ
って製造することもできる。
【0017】さらに、本発明における芳香族炭化水素ー
アルデヒド樹脂としては、酸素含有量が少なくとも8重
量%のものが好ましい。このような芳香族炭化水素ーア
ルデヒド樹脂は、市販品として容易に入手することが可
能である。具体的には、三菱ガス化学株式会社からニカ
ノールH、ニカノールL、ニカノールG、ニカノールY
の商品名で提供されるもの、ゼネラル石油化学株式会社
からゼネライト6010、ゼネライト5100の商品名
で提供されるものが挙げられる。
アルデヒド樹脂としては、酸素含有量が少なくとも8重
量%のものが好ましい。このような芳香族炭化水素ーア
ルデヒド樹脂は、市販品として容易に入手することが可
能である。具体的には、三菱ガス化学株式会社からニカ
ノールH、ニカノールL、ニカノールG、ニカノールY
の商品名で提供されるもの、ゼネラル石油化学株式会社
からゼネライト6010、ゼネライト5100の商品名
で提供されるものが挙げられる。
【0018】本発明においては、これらの芳香族炭化水
素ーアルデヒド樹脂は一種類で、または二種類以上を混
合して使用しても良い。本発明における芳香族炭化水素
ーアルデヒド樹脂の配合量は、ポリカーボネート樹脂1
00重量部に対して、0.01〜5重量部である。配合
量が0.01重量部未満では、電離放射線照射による黄
変度の改良効果が不十分となりやすく、5重量部を超え
ると、機械物性、耐熱性が低下しやすい。芳香族炭化水
素ーアルデヒド樹脂の配合量は、黄変度の改良効果と機
械物性、耐熱性とのバランスの点から、ポリカーボネー
ト樹脂100重量部に対して、好ましくは、0.1〜2
重量部である。本発明におけるスルフィド化合物は、下
記一般式(1)または(2)で示される化合物である。
素ーアルデヒド樹脂は一種類で、または二種類以上を混
合して使用しても良い。本発明における芳香族炭化水素
ーアルデヒド樹脂の配合量は、ポリカーボネート樹脂1
00重量部に対して、0.01〜5重量部である。配合
量が0.01重量部未満では、電離放射線照射による黄
変度の改良効果が不十分となりやすく、5重量部を超え
ると、機械物性、耐熱性が低下しやすい。芳香族炭化水
素ーアルデヒド樹脂の配合量は、黄変度の改良効果と機
械物性、耐熱性とのバランスの点から、ポリカーボネー
ト樹脂100重量部に対して、好ましくは、0.1〜2
重量部である。本発明におけるスルフィド化合物は、下
記一般式(1)または(2)で示される化合物である。
【0019】
【化2】 R1-(S)k-R2 (1) R3-(S)m-{R4-(S)n}p-R5 (2)
【0020】式中、R1、R2、R3およびR5は、それぞ
れ、C1〜30の、アルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、アリールアルキル基、アリー
ルアルケニル基、アシル基、アシルアルキル基、アルコ
キシアルキル基、アリールアルコキシアルキル基または
アリールアルコキシアルケニル基であり、アリール基、
アリールアルキル基、アリールアルケニル基、アリール
アルコキシアルキル基及びアリールアルコキシアルケニ
ル基の核には置換基として、C1〜4のアルキル基、ハ
ロゲン基、−NO2基、−N(R6)2基、−COOR7基、
−OR8基または−CH2OR9基を有することができ、
アシルアルキル基、アルコキシアルキル基、アリールア
ルコキシアルキル基およびアリールアルコキシアルケニ
ル基は、それぞれ、アシル基、アルコキシ基またはアリ
ールアルコキシ基を、アルキル幹またはアルケニル幹に
複数個有していても良く、R1とR2およびR3とR5は、
共有結合で結ばれていても良く、R4は、C1〜15の
アルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、アルキ
リデン基、アリールアルキリデン基またはジアルキレン
アリーレン基であり、アリーレン基、アリールアルキリ
デン基およびジアルキレンアリーレン基の核には置換基
として、C1〜4のアルキル基、ハロゲン基、−NO2
基、−N(R6)2基、−COOR7基、−OR8基または−
CH2OR9基を有することができ、R6、R7、R8および
R9は、それぞれ、H、C1〜10のアルキル基、アリー
ル基、またはアリールアルキル基であり、k、mおよび
nは、それぞれ、1〜10の整数であり、pは1〜10
00の整数である。該スルフィド化合物は、1種類で、
あるいは2種以上を混合して使用しても良い。
れ、C1〜30の、アルキル基、シクロアルキル基、ア
ルケニル基、アリール基、アリールアルキル基、アリー
ルアルケニル基、アシル基、アシルアルキル基、アルコ
キシアルキル基、アリールアルコキシアルキル基または
アリールアルコキシアルケニル基であり、アリール基、
アリールアルキル基、アリールアルケニル基、アリール
アルコキシアルキル基及びアリールアルコキシアルケニ
ル基の核には置換基として、C1〜4のアルキル基、ハ
ロゲン基、−NO2基、−N(R6)2基、−COOR7基、
−OR8基または−CH2OR9基を有することができ、
アシルアルキル基、アルコキシアルキル基、アリールア
ルコキシアルキル基およびアリールアルコキシアルケニ
ル基は、それぞれ、アシル基、アルコキシ基またはアリ
ールアルコキシ基を、アルキル幹またはアルケニル幹に
複数個有していても良く、R1とR2およびR3とR5は、
共有結合で結ばれていても良く、R4は、C1〜15の
アルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基、アルキ
リデン基、アリールアルキリデン基またはジアルキレン
アリーレン基であり、アリーレン基、アリールアルキリ
デン基およびジアルキレンアリーレン基の核には置換基
として、C1〜4のアルキル基、ハロゲン基、−NO2
基、−N(R6)2基、−COOR7基、−OR8基または−
CH2OR9基を有することができ、R6、R7、R8および
R9は、それぞれ、H、C1〜10のアルキル基、アリー
ル基、またはアリールアルキル基であり、k、mおよび
nは、それぞれ、1〜10の整数であり、pは1〜10
00の整数である。該スルフィド化合物は、1種類で、
あるいは2種以上を混合して使用しても良い。
【0021】一般式(1)で示される化合物の具体例と
しては、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド、
ジメチルトリスルフィド、ジエチルスルフィド、ジビニ
ルスルフィド、ジフェニルスルフィド、ジフェニルジス
ルフィド、ジフェニルトリスルフィド、ビス(ヒドロキ
シフェニル)スルフィド、ジトリルスルフィド、ジトリ
ルジスルフィド、ビス(ニトロフェニル)スルフィド、
ビス(アミノフェニル)スルフィド、ビス(クロロフェ
ニル)スルフィド、ビス(メトキシフェニル)スルフィ
ド、ジベンゾイルスルフィド、ジベンゾイルジスルフィ
ド、ジベンジルスルフィド、ジベンジルジスルフィド、
ジベンジルトリスルフィド、ジベンジルテトラスルフィ
ド、ジベンジルペンタスルフィド、ジベンジルヘキサス
ルフィド、ジベンジルヘプタスルフィド、ジベンジルオ
クタスルフィド、ジシクロヘキシルスルフィド、ジシク
ロヘキシルジスルフィド、メチルシクロヘキシルスルフ
ィド、メチルフェニルスルフィド、メチルアリルスルフ
ィド、メチルベンジルスルフィド、フェニルアリルスル
フィド、フェニルビニルスルフィド、フェニルベンジル
スルフィド、フェニルスチリルスルフィド、フェニルシ
ンナミルスルフィド、フェニルベンゾイルスルフィド、
フェニルフェナシルスルフィド、フェニルシクロヘキシ
ルスルフィド、トリルベンジルスルフィド、ベンジルア
リルスルフィド、トリメチレンスルフィド、トリメチレ
ンジスルフィド、テトラメチレンスルフィド、テトラメ
チレンジスルフィド、ペンタメチレンスルフィド、チオ
フェン、4H−チイン、ベンゾチオフェン、ジベンゾチ
オフェン、チアクロマン、チアキサンテン等が挙げられ
る。
しては、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド、
ジメチルトリスルフィド、ジエチルスルフィド、ジビニ
ルスルフィド、ジフェニルスルフィド、ジフェニルジス
ルフィド、ジフェニルトリスルフィド、ビス(ヒドロキ
シフェニル)スルフィド、ジトリルスルフィド、ジトリ
ルジスルフィド、ビス(ニトロフェニル)スルフィド、
ビス(アミノフェニル)スルフィド、ビス(クロロフェ
ニル)スルフィド、ビス(メトキシフェニル)スルフィ
ド、ジベンゾイルスルフィド、ジベンゾイルジスルフィ
ド、ジベンジルスルフィド、ジベンジルジスルフィド、
ジベンジルトリスルフィド、ジベンジルテトラスルフィ
ド、ジベンジルペンタスルフィド、ジベンジルヘキサス
ルフィド、ジベンジルヘプタスルフィド、ジベンジルオ
クタスルフィド、ジシクロヘキシルスルフィド、ジシク
ロヘキシルジスルフィド、メチルシクロヘキシルスルフ
ィド、メチルフェニルスルフィド、メチルアリルスルフ
ィド、メチルベンジルスルフィド、フェニルアリルスル
フィド、フェニルビニルスルフィド、フェニルベンジル
スルフィド、フェニルスチリルスルフィド、フェニルシ
ンナミルスルフィド、フェニルベンゾイルスルフィド、
フェニルフェナシルスルフィド、フェニルシクロヘキシ
ルスルフィド、トリルベンジルスルフィド、ベンジルア
リルスルフィド、トリメチレンスルフィド、トリメチレ
ンジスルフィド、テトラメチレンスルフィド、テトラメ
チレンジスルフィド、ペンタメチレンスルフィド、チオ
フェン、4H−チイン、ベンゾチオフェン、ジベンゾチ
オフェン、チアクロマン、チアキサンテン等が挙げられ
る。
【0022】一般式(2)で示される化合物の具体例と
しては、ジエチルチオアセタール、α−フェニル−ジエ
チルチオアセタール、1、1−ビス(エチルチオ)プロ
パン、1、1−ビス(エチルチオ)プロペン、1、4−
ビス(メチルジチオ)シクロヘキサン、1、3−ジチオ
ラン、1、3−ジチアン、1、4−ジチアン、1、4−
ジチエン、1、4−ジチアジエン、チアントレン、1、
3、5−トリチアン、ポリフェニレンスルフィド等が挙
げられる。
しては、ジエチルチオアセタール、α−フェニル−ジエ
チルチオアセタール、1、1−ビス(エチルチオ)プロ
パン、1、1−ビス(エチルチオ)プロペン、1、4−
ビス(メチルジチオ)シクロヘキサン、1、3−ジチオ
ラン、1、3−ジチアン、1、4−ジチアン、1、4−
ジチエン、1、4−ジチアジエン、チアントレン、1、
3、5−トリチアン、ポリフェニレンスルフィド等が挙
げられる。
【0023】本発明におけるスルフィド化合物の配合量
は、ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.
01〜5重量部である。配合量が0.01重量部未満で
は、目的とする電離放射線照射による黄変度の改良効果
が不十分となりやすく、5重量部を超えると、機械物性
が低下しやすい。スルフィド化合物の配合量は、黄変度
の改良効果と機械物性とのバランスの点から、ポリカー
ボネート樹脂100重量部に対して、好ましくは0.0
5〜3重量部である。
は、ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.
01〜5重量部である。配合量が0.01重量部未満で
は、目的とする電離放射線照射による黄変度の改良効果
が不十分となりやすく、5重量部を超えると、機械物性
が低下しやすい。スルフィド化合物の配合量は、黄変度
の改良効果と機械物性とのバランスの点から、ポリカー
ボネート樹脂100重量部に対して、好ましくは0.0
5〜3重量部である。
【0024】芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂とスルフ
ィド化合物の混合比は、特に制限はないが、好ましくは
重量比で10/90〜90/10である。上述したよう
に、ポリカーボネート樹脂に、芳香族炭化水素ーアルデ
ヒド樹脂とスルフィド化合物を配合することにより、物
性が低下することなく、黄変度の少ないポリカーボネー
ト樹脂組成物が得られる。
ィド化合物の混合比は、特に制限はないが、好ましくは
重量比で10/90〜90/10である。上述したよう
に、ポリカーボネート樹脂に、芳香族炭化水素ーアルデ
ヒド樹脂とスルフィド化合物を配合することにより、物
性が低下することなく、黄変度の少ないポリカーボネー
ト樹脂組成物が得られる。
【0025】本発明において、ポリカーボネート樹脂
に、芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂及びスルフィド化
合物を配合する方法としては、最終成形品を成形する直
前までの任意の段階で、当業者に周知の種々の方法によ
って行うことができる。例えば、タンブラー、ヘンシェ
ルミキサー等で混合する方法や、フィーダーにより定量
的に押出機ホッパーに供給して混合する方法等がある。
に、芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂及びスルフィド化
合物を配合する方法としては、最終成形品を成形する直
前までの任意の段階で、当業者に周知の種々の方法によ
って行うことができる。例えば、タンブラー、ヘンシェ
ルミキサー等で混合する方法や、フィーダーにより定量
的に押出機ホッパーに供給して混合する方法等がある。
【0026】本発明の組成物には更にその目的に応じ、
所望の特性を付与する他の添加剤を添加しても良い。例
えば、ハロゲン化合物、リン化合物、スルホン酸金属塩
等の難燃剤、アンチモン化合物、ジルコニウム化合物等
の難燃助剤、ポリテトラフルオロエチレン、珪素化合物
等の着火時の滴下防止剤、エラストマー等の耐衝撃改良
剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、可塑剤、離型剤、滑剤、相溶化剤、発泡剤、ガラス
繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、炭素繊維、繊維
状マグネシウム、チタン酸カリウムウィスカー、セラミ
ックウィスカー、マイカ、タルク等の補強剤、充填剤、
染顔料等を、一種又は二種以上添加含有させる事も可能
である。
所望の特性を付与する他の添加剤を添加しても良い。例
えば、ハロゲン化合物、リン化合物、スルホン酸金属塩
等の難燃剤、アンチモン化合物、ジルコニウム化合物等
の難燃助剤、ポリテトラフルオロエチレン、珪素化合物
等の着火時の滴下防止剤、エラストマー等の耐衝撃改良
剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、可塑剤、離型剤、滑剤、相溶化剤、発泡剤、ガラス
繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、炭素繊維、繊維
状マグネシウム、チタン酸カリウムウィスカー、セラミ
ックウィスカー、マイカ、タルク等の補強剤、充填剤、
染顔料等を、一種又は二種以上添加含有させる事も可能
である。
【0027】本発明の組成物は、射出成形、ブロー成形
等、慣用の成形方法に従って、所望の成形品とすること
ができる。本発明の耐電離放射線性ポリカーボネート樹
脂組成物を適用することが望まれている医療用成形品と
しては、具体的には、人工透析器、人工肺、麻酔用吸入
装置、静脈用コネクタ及び付属品、血液遠心分離ボウ
ル、外科用具、手術室用具、酸素を血液に供給するチュ
ーブ、チューブの接続具、心臓プローブ並びに注射器、
外科用具、手術室器具、静脈注射液等を入れる容器等が
挙げられる。
等、慣用の成形方法に従って、所望の成形品とすること
ができる。本発明の耐電離放射線性ポリカーボネート樹
脂組成物を適用することが望まれている医療用成形品と
しては、具体的には、人工透析器、人工肺、麻酔用吸入
装置、静脈用コネクタ及び付属品、血液遠心分離ボウ
ル、外科用具、手術室用具、酸素を血液に供給するチュ
ーブ、チューブの接続具、心臓プローブ並びに注射器、
外科用具、手術室器具、静脈注射液等を入れる容器等が
挙げられる。
【0028】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0029】
【実施例】各実施例にて使用した原材料は下記の通りで
ある。 ポリカーボネート樹脂:ユーピロン S−2000(三
菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製。粘度平
均分子量25,000。) 芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂: ニカノールDS (三菱ガス化学株式会社製。アセタ
ール基は検出されず。) ニカノールL (三菱ガス化学株式会社製。酸素含
有量10重量%。) ニカノールY−50(三菱ガス化学株式会社製。酸素含
有量18重量%。)
ある。 ポリカーボネート樹脂:ユーピロン S−2000(三
菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製。粘度平
均分子量25,000。) 芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂: ニカノールDS (三菱ガス化学株式会社製。アセタ
ール基は検出されず。) ニカノールL (三菱ガス化学株式会社製。酸素含
有量10重量%。) ニカノールY−50(三菱ガス化学株式会社製。酸素含
有量18重量%。)
【0030】〔実施例1〜5、比較例1〜3〕ポリカー
ボネート樹脂100重量部と、表−1に記載の芳香族炭
化水素ーアルデヒド樹脂及びスルフィド化合物を、表−
1に記載の比率で、タンブラーにて混合し、各々φ40
mm一軸ベント式押出機を用いて、バレル温度270℃
で押出してペレットを得た。このペレットを熱風乾燥器
中で、120℃にて5時間以上乾燥した後、樹脂温度2
70℃、金型温度80℃にて50mmφ×3mm厚みの
試験片を射出成形した。この成形片を用い、コバルト6
0γ線を25キログレイ(kGy)照射し、照射前後の
黄色度を、JIS K7103に従って、スガ試験機
(株)製の色差計SM−3−CHにて測定し、黄変度
(ΔYI)を求めた。結果を表−1に示す。
ボネート樹脂100重量部と、表−1に記載の芳香族炭
化水素ーアルデヒド樹脂及びスルフィド化合物を、表−
1に記載の比率で、タンブラーにて混合し、各々φ40
mm一軸ベント式押出機を用いて、バレル温度270℃
で押出してペレットを得た。このペレットを熱風乾燥器
中で、120℃にて5時間以上乾燥した後、樹脂温度2
70℃、金型温度80℃にて50mmφ×3mm厚みの
試験片を射出成形した。この成形片を用い、コバルト6
0γ線を25キログレイ(kGy)照射し、照射前後の
黄色度を、JIS K7103に従って、スガ試験機
(株)製の色差計SM−3−CHにて測定し、黄変度
(ΔYI)を求めた。結果を表−1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の組成物は、物性の劣化が少なく
殺菌のために照射される電離放射線による色調の変化が
少ない。従って、電離放射線照射滅菌が行われる医療用
製品、医療用装置、医療用装置の部材等の用途に有用で
ある。
殺菌のために照射される電離放射線による色調の変化が
少ない。従って、電離放射線照射滅菌が行われる医療用
製品、医療用装置、医療用装置の部材等の用途に有用で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂100重量部に、
芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂0.01〜5重量部、
およびスルフィド化合物0.01〜5重量部を配合して
なるポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項2】 芳香族炭化水素ーアルデヒド樹脂が、ト
ルエン、キシレン、メシチレン、プソイドクメン及びナ
フタレンからなる群より選ばれた少なくとも一種の芳香
族炭化水素と、ホルムアルデヒド、トリオキサン、パラ
ホルムアルデヒド、及びアセトアルデヒドからなる群よ
り選ばれた少なくとも一種のアルデヒドとを、酸触媒の
存在下に反応させて得られる樹脂であることを特徴とす
る請求項1に記載のポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項3】 スルフィド化合物が、下記一般式(1)
または(2)で示される化合物であることを特徴とする
請求項1〜2のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂
組成物。 【化1】 R1-(S)k-R2 (1) R3-(S)m-{R4-(S)n}p-R5 (2) (式中、R1、R2、R3およびR5は、それぞれ、C1〜3
0の、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アリールアルキル基、アリールアルケニル
基、アシル基、アシルアルキル基、アルコキシアルキル
基、アリールアルコキシアルキル基またはアリールアル
コキシアルケニル基であり、アリール基、アリールアル
キル基、アリールアルケニル基、アリールアルコキシア
ルキル基およびアリールアルコキシアルケニル基の核に
は置換基として、C1〜4のアルキル基、ハロゲン基、
−NO2基、−N(R6)2基、−COOR7基、−OR8基
または−CH2OR9基を有することができ、アシルアル
キル基、アルコキシアルキル基、アリールアルコキシア
ルキル基およびアリールアルコキシアルケニル基は、そ
れぞれ、アシル基、アルコキシ基またはアリールアルコ
キシ基を、アルキル幹またはアルケニル幹に複数個有し
ていても良く、R1とR2およびR3とR5は、共有結合で
結ばれていても良く、R4は、C1〜15のアルキレン
基、アルケニレン基、アリーレン基、アルキリデン基、
アリールアルキリデン基またはジアルキレンアリーレン
基であり、アリーレン基、アリールアルキリデン基およ
びジアルキレンアリーレン基の核には置換基として、C
1〜4のアルキル基、ハロゲン基、−NO2基、−N(R
6)2基、−COOR7基、−OR8基または−CH2OR9
基を有することができ、R6、R7、R8およびR9は、それ
ぞれ、H、C1〜10のアルキル基、アリール基または
アリールアルキル基であり、k、mおよびnは、それぞ
れ、1〜10の整数であり、pは1〜1000の整数で
ある。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP647896A JPH09194709A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP647896A JPH09194709A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09194709A true JPH09194709A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11639591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP647896A Pending JPH09194709A (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09194709A (ja) |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP647896A patent/JPH09194709A/ja active Pending
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