JPH09196242A - グロメットの止水構造及び止水方法 - Google Patents

グロメットの止水構造及び止水方法

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JPH09196242A
JPH09196242A JP8007763A JP776396A JPH09196242A JP H09196242 A JPH09196242 A JP H09196242A JP 8007763 A JP8007763 A JP 8007763A JP 776396 A JP776396 A JP 776396A JP H09196242 A JPH09196242 A JP H09196242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
cup
cylinder wall
sealing material
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP8007763A
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English (en)
Inventor
Shigehiko Kobayashi
茂彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール材とグロメットの結合力を向上すると
同時に、無駄な材料を出さずに止水を行う。 【解決手段】 端部にワイヤーハーネスWより径大の筒
壁5を有するグロメット10の内部にワイヤーハーネス
Wを挿通させ、グロメット10を、筒壁の先端5a側を
上に向けた姿勢で立てると共に、筒壁5の外側に筒壁5
より高さの高い筒状のカップ20を装着して、筒壁5と
カップ20との間に下端が塞がれた隙間27を確保す
る。そして、その状態でカップ20の内側の空間に筒壁
の先端5aを越えるレベルまで液状硬化性のシール材8
を充填することで、シール材8を、筒壁5の内側から筒
壁の先端5aを越えて外側にまで回り込んだ形で固化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に液状硬化性
のシール材を充填することにより、グロメットと電線間
および電線相互間の隙間からの水の侵入を阻止するワイ
ヤーハーネス用のグロメットの止水構造、およびその構
造を作るためのグロメットの止水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に液状硬化性のシール材を充
填して止水を行うグロメットの例として、図4に示すも
のが知られている。
【0003】図4に示すグロメット1は、ゴムで一体成
形された筒状のもので、長さ方向中間部に、ワイヤーハ
ーネスの外周に嵌合する薄肉小径の電線嵌合部2を有
し、その一端側にパネル貫通孔(図示せず)に嵌合する
厚肉大径のパネル嵌合部3、他端側にシール材充填空間
を構成する筒壁5を有している。筒壁5の先端には、シ
ール材を充填した際にシール材が溢れてこぼれないよう
にするためのベラ6が付いている。
【0004】このグロメット1の止水を行うには、図5
に示すように、グロメット1の内部にワイヤーハーネス
Wを挿通させ、グロメット1を、筒壁5を上にした姿勢
に立て、その状態で、筒壁5の内側の空間に液状硬化性
のシール材8を充填し固化させる。そして、このままで
はベラ6の内側に凹所ができて、そこに水が溜まる可能
性があるので、ベラ6を千切って除去している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴム製のグ
ロメット1は難接着性のものであるから、筒壁5の内側
にシール材8を充填固化させただけでは、グロメット1
とシール材8の結合力が弱い。従って、シール材8の固
化後にベラ6を千切るような場合に、シール材8がグロ
メット1から剥がれるおそれがあった。また、従来で
は、水の溜まる可能性のある凹所が生じないようにベラ
6を千切っているが、ベラ6はゴミとなるだけで無駄に
なっていた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、シール材と
グロメットの結合力の向上を図れるようにしたグロメッ
トの止水構造、およびその構造を、無駄な材料を出さず
に簡単に作ることのできるグロメットの止水方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るグ
ロメットの止水構造は、端部にワイヤーハーネスより径
大の筒壁を有するグロメットの内部にワイヤーハーネス
を挿通させ、前記筒壁により囲まれた空間にシール材を
充填し固化させたグロメットの止水構造において、前記
シール材を、前記筒壁の内側から筒壁の先端を越えて外
側にまで回り込ませて固化させたことを特徴とする。
【0008】この構造では、筒壁の内側と外側にシール
材が跨がって固化しているので、シール材と筒壁の結合
力が高まる。
【0009】請求項2の発明に係るグロメットの止水方
法は、端部にワイヤーハーネスより径大の筒壁を有する
グロメットの内部にワイヤーハーネスを挿通させ、グロ
メットを、筒壁の先端側を上に向けた姿勢で立てると共
に、筒壁の外側に筒壁より高さの高い筒状のカップを装
着して、筒壁とカップとの間に下端が塞がれた隙間を確
保し、その状態で、カップの内側の空間に筒壁の先端を
越えるレベルまで液状硬化性のシール材を充填して固化
させることを特徴とする。
【0010】この方法によれば、請求項1の止水構造を
作ることができる。その際、カップがシール材のこぼれ
防止を果たす。
【0011】請求項3の発明に係るグロメットの止水方
法は、請求項2記載のグロメットの止水方法であって、
前記筒状のカップを、2つの半筒体よりなる半割り構造
となし、両半筒体の一側縁をヒンジで回動自在に結合
し、両半筒体の他側縁に、閉じ状態で相互に係合するロ
ック部を設けたことを特徴とする。
【0012】この方法では、半割り構造のカップを用い
るので、グロメットに対するカップの脱着が容易とな
る。
【0013】請求項4の発明に係るグロメットの止水方
法は、請求項2または3記載のグロメット止水構造であ
って、前記筒壁の外周面に筒壁を一周する第1の環状リ
ブを設け、この第1の環状リブの上面に、前記カップの
下端を載せることにより、カップの高さ方向の位置決め
を行うことを特徴とする。
【0014】この方法では、第1の環状リブの上面にカ
ップの下端を載せるだけで、カップの高さ方向の位置決
めが簡単にできる。
【0015】請求項5の発明に係るグロメットの止水方
法は、請求項2〜4のいずれかに記載のグロメットの止
水構造であって、前記筒壁の外周面またはカップの内周
面のいずれか一方に第2の環状リブを設け、該第2の環
状リブの先端を、前記筒壁の外周面またはカップの内周
面のいずれか他方に密着させることで前記隙間の下端を
塞ぐことを特徴とする。
【0016】この方法では、カップと筒壁との間の隙間
の下端を確実に塞ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は、グロメット10の内部にワイヤー
ハーネスWを挿通させ、止水用のシール材8を充填して
いる状態を示し、図2は、それにより出来上がったグロ
メットの止水構造を示し、図3は止水を行う対象のグロ
メット10と、止水を行う際に用いるカップ20の構成
を示している。
【0019】まず、図3を用いてグロメット10とカッ
プ20の構成について述べる。
【0020】グロメット10は、図4に示したものと同
様にゴムで一体成形され、長さ方向の中間部にワイヤー
ハーネスの外周に嵌合する薄肉小径の電線嵌合部2を有
し、その一端側にパネル貫通孔(図示せず)に嵌合する
厚肉大径のパネル嵌合部3、他端側にシール材充填空間
を構成する筒壁5を有している。この場合、筒壁5の先
端5aにはベラは設けられていない。
【0021】筒壁5の外周面には、グロメット10の長
手方向に間隔をおいて、図中下側から第1の環状リブ1
1と、その上側の第2の環状リブ12の2段の環状リブ
が設けられている。
【0022】また、カップ20は筒壁5の外周に装着さ
れるもので、ゴムあるいは樹脂により成形されている。
カップ20は、閉じたとき筒状体を構成するよう半割り
構造とされ、一側縁がヒンジ23により回動自在に結合
された2つの半筒体21、22からなる。2つの半筒体
21,22の他側縁には、閉じた状態で相互に係合する
ロック枠(ロック部)24およびロック突起(ロック
部)25が設けられている。
【0023】ここでは、前記第1環状リブ11の外周径
aと、第2環状リブ12の外周径bと、閉じた状態のカ
ップ20の内径cとの関係が、 b≦c<a に設定されている。また、第1の環状リブ11の上面か
ら筒壁5の先端5aまでの高さL1と、カップ20の高
さL2の関係が、 L1<L2 に設定されている。
【0024】次に図1を参照しながら止水を行う際の方
法について述べる。
【0025】まず、グロメット10の内部にワイヤーハ
ーネスWを挿通させ、グロメット10を、筒壁5の先端
5a側を上に向けた姿勢で立てると共に、筒壁5の外側
にカップ20を装着する。カップ20の装着の際には、
筒壁5に設けた第1の環状リブ11の上面にカップ20
の下端を載せる。これにより、カップ20の高さ方向の
位置が自動的に決まり、カップ20の上端が、筒壁5の
上端5aより高い位置になる。
【0026】なお、カップ20の装着は、カップ20を
開いた状態で筒壁5の外周に巻き付け、その状態でロッ
ク枠24とロック突起25を用いてカップ20をロック
することにより、簡単に行うことができる。
【0027】このようにカップ20を装着すると、カッ
プ20と筒壁5との間に環状の隙間27が確保される。
そして、カップ20の内周面が、筒壁5の外周面に突設
した第2の環状リブ12の外周端に密着することによ
り、隙間27の下端が確実に塞がる。
【0028】次に、その状態で、カップ20の内側の空
間に、筒壁5の先端5aを越えるレベルまで液状硬化性
のシール材8を充填して、固化を待つ。
【0029】シール材8が固化したら、カップ20のロ
ックを解いてカップ20を開き、グロメット10からカ
ップ20を取り外す。これにより、図2(a)、(b)
に示すような止水構造が出来上がる。
【0030】この止水構造では、シール材8が、筒壁5
の内側から筒壁5の先端5aを越えて外側にまで回り込
んでおり、筒壁5の内側と外側にシール材8が跨がって
固化している。従って、シール材8と筒壁5の結合力が
高まり、シール材8が剥がれにくくなって、シールの信
頼性が高まる。また、シール材8の上端は、シール液面
の硬化後の平坦面となるため、上端に水が溜まるような
こともない。
【0031】また、上記のようにカップ20を用いてシ
ール材20を充填することにより、従来のベラが不要に
なる。特に、シール材8の溢れを防ぐカップ20は、使
用後に取り外すことで何回でも使えるので、ゴミとなら
ず無駄にならない。また、カップ20は半割り構造であ
るから、グロメット10に対する脱着が容易にでき、再
利用も簡単にできる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、筒壁の内側と外側にシール材が跨がって固化し
ているので、シール材と筒壁の結合力を高めることがで
き、シール材の剥がれを防止することができる。
【0033】請求項2の発明によれば、グロメットの筒
壁の外側に、隙間をあけて筒状のカップを装着した上で
シール材を充填するので、請求項1の構造を簡単に作る
ことができる。また、カップは、使用後に外すことで何
回でも使えるので、ゴミとなるベラと違って無駄になら
ない。また、シール材の上端は、シール液面の硬化後の
平坦面となるので、水が溜まる等の問題も解消できる。
【0034】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果の他に、半割り構造のカップを用いるので、グロ
メットに対するカップの脱着が容易となり、カップの再
利用が簡単にできるようになるという効果を奏する。
【0035】請求項4の発明によれば、請求項2または
3の発明の効果の他に、筒壁の外周面に設けた第1の環
状リブの上面にカップの下端を載せるので、カップの高
さ方向の位置決めが簡単にできるという効果を奏する。
【0036】請求項5の発明によれば、請求項2〜4の
いずれかの発明の効果の他に、カップと筒壁との間の隙
間の下端を確実に塞ぐことができるので、シール材注入
時の下からの漏れを防止し、シール材の無駄を無くすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の方法によりグロメットの
止水を行っている状態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した方法で作った本発明の一実施形態
のグロメットの止水構造を示す図で、(a)は全体の外
観の構成を示す斜視図、(b)はその止水部分の要部の
構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に用いるグロメットおよび
カップの構成図で、(a)はグロメットの外観を示す斜
視図、(b)はグロメットの縦断面図、(c)はカップ
の開放状態の斜視図、(d)はカップを閉じた状態を示
す横断面図である。
【図4】従来のグロメットの構成図で、(a)は平面
図、(b)は縦断面図、(c)は(a)のベラを拡大し
て示す図である。
【図5】従来のグロメットの止水を行っている状態を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
W ワイヤーハーネス 5 筒壁 5a 筒壁の先端 8 シール材 10 グロメット 20 カップ 21,22 半筒体 23 ヒンジ 24 ロック枠(ロック部) 25 ロック突起(ロック部) 27 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部にワイヤーハーネスより径大の筒壁
    を有するグロメットの内部にワイヤーハーネスを挿通さ
    せ、前記筒壁により囲まれた空間にシール材を充填し固
    化させたグロメットの止水構造において、 前記シール材を、前記筒壁の内側から筒壁の先端を越え
    て外側にまで回り込ませて固化させたことを特徴とする
    グロメットの止水構造。
  2. 【請求項2】 端部にワイヤーハーネスより径大の筒壁
    を有するグロメットの内部にワイヤーハーネスを挿通さ
    せ、グロメットを、筒壁の先端側を上に向けた姿勢で立
    てると共に、筒壁の外側に筒壁より高さの高い筒状のカ
    ップを装着して、筒壁とカップとの間に下端が塞がれた
    隙間を確保し、その状態で、カップの内側の空間に筒壁
    の先端を越えるレベルまで液状硬化性のシール材を充填
    して固化させることを特徴とするグロメットの止水方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のグロメットの止水方法で
    あって、 前記筒状のカップを、2つの半筒体よりなる半割り構造
    となし、両半筒体の一側縁をヒンジで回動自在に結合
    し、両半筒体の他側縁に、閉じ状態で相互に係合するロ
    ック部を設けたことを特徴とするグロメットの止水方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のグロメットの止
    水構造であって、 前記筒壁の外周面に筒壁を一周する第1の環状リブを設
    け、この第1の環状リブの上面に、前記カップの下端を
    載せることにより、カップの高さ方向の位置決めを行う
    ことを特徴とするグロメットの止水方法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載のグロメ
    ットの止水構造であって、 前記筒壁の外周面またはカップの内周面のいずれか一方
    に第2の環状リブを設け、該第2の環状リブの先端を、
    前記筒壁の外周面またはカップの内周面のいずれか他方
    に密着させることで前記隙間の下端を塞ぐことを特徴と
    するグロメットの止水方法。
JP8007763A 1996-01-19 1996-01-19 グロメットの止水構造及び止水方法 Pending JPH09196242A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2645507A1 (de) * 2012-03-29 2013-10-02 Hauff-Technik GmbH & Co. KG Leitungsdurchführung zur Befestigung in einer Gebäudewand
JP2019075918A (ja) * 2017-10-18 2019-05-16 矢崎総業株式会社 止水構造

Cited By (3)

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EP2645507A1 (de) * 2012-03-29 2013-10-02 Hauff-Technik GmbH & Co. KG Leitungsdurchführung zur Befestigung in einer Gebäudewand
EP2744058A3 (de) * 2012-03-29 2014-07-23 Hauff-Technik GmbH & Co. KG Leitungsdurchführung zur Befestigung in einer Gebäudewand
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