JPH0920084A - 可逆性感熱記録媒体 - Google Patents
可逆性感熱記録媒体Info
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- JPH0920084A JPH0920084A JP8129055A JP12905596A JPH0920084A JP H0920084 A JPH0920084 A JP H0920084A JP 8129055 A JP8129055 A JP 8129055A JP 12905596 A JP12905596 A JP 12905596A JP H0920084 A JPH0920084 A JP H0920084A
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- recording medium
- thermosensitive recording
- reversible thermosensitive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成及び消去を繰り返しても、画像形成
時に画像濃度が低下することなく、コントラスト変化に
ついても少なく、繰り返し耐久性の向上した鮮明で高コ
ントラストの画像が得られる可逆性感熱記録媒体を提供
する。 【解決手段】 支持体上に、少なくとも樹脂を含有し温
度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた
可逆性感熱記録媒体において、感熱層中の樹脂母材とし
て紫外線又は電子線硬化樹脂を用い、かつ紫外線又は電
子線照射により硬化させた後の前記感熱層のガラス転移
温度を越えたゴム状領域における弾性率が6×106以
上107dyn/cm2未満の範囲である可逆性感熱記録
材料。
時に画像濃度が低下することなく、コントラスト変化に
ついても少なく、繰り返し耐久性の向上した鮮明で高コ
ントラストの画像が得られる可逆性感熱記録媒体を提供
する。 【解決手段】 支持体上に、少なくとも樹脂を含有し温
度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた
可逆性感熱記録媒体において、感熱層中の樹脂母材とし
て紫外線又は電子線硬化樹脂を用い、かつ紫外線又は電
子線照射により硬化させた後の前記感熱層のガラス転移
温度を越えたゴム状領域における弾性率が6×106以
上107dyn/cm2未満の範囲である可逆性感熱記録
材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆性感熱記録媒
体に関し、詳しくは、主として記録層(感熱層)の温度
による可逆的な透明度変化を利用して、情報の書込み及
び消去を繰り返し行なうことのできる可逆性感熱記録媒
体に関する。
体に関し、詳しくは、主として記録層(感熱層)の温度
による可逆的な透明度変化を利用して、情報の書込み及
び消去を繰り返し行なうことのできる可逆性感熱記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、一時的な画像形成(情報の書込
み)が行なえ、不要となった時にはその画像の消去(情
報の消去)ができるようにした可逆性感熱記録媒体が注
目されている。その代表的なものとしては、ガラス転移
温度(Tg)が50〜60℃から80℃未満である低ガ
ラス転移温度の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のよう
な樹脂母材中に高級脂肪酸のような有機低分子物質を分
散した可逆性感熱記録媒体が知られている(特開昭54
−119377号、特開昭55−154198号などの
公報)。しかしながら、この可逆性感熱記録媒体は、サ
ーマルヘッド等の発熱体で画像形成及び消去を複数回繰
り返す間に記録層に歪が発生し、画像形成時の画像濃度
が低下したり、コントラストが低下してしまうという欠
点がある。
み)が行なえ、不要となった時にはその画像の消去(情
報の消去)ができるようにした可逆性感熱記録媒体が注
目されている。その代表的なものとしては、ガラス転移
温度(Tg)が50〜60℃から80℃未満である低ガ
ラス転移温度の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のよう
な樹脂母材中に高級脂肪酸のような有機低分子物質を分
散した可逆性感熱記録媒体が知られている(特開昭54
−119377号、特開昭55−154198号などの
公報)。しかしながら、この可逆性感熱記録媒体は、サ
ーマルヘッド等の発熱体で画像形成及び消去を複数回繰
り返す間に記録層に歪が発生し、画像形成時の画像濃度
が低下したり、コントラストが低下してしまうという欠
点がある。
【0003】本発明者らは、上記の欠点を解消するもの
として、先に、可逆性感熱記録層に用いられる樹脂母材
の平均重合度及び塩化ビニル単位含有量を規定すること
(特に平均重合度を上げること)により、樹脂母材の耐
熱性を向上させ、耐久性を向上させる可逆性感熱記録媒
体を提案した(特開昭92−154547号公報)。こ
の可逆性感熱記録媒体の使用によれば、前記の欠点が相
当緩和される。しかしながら、サーマルヘッド等の発熱
体の印加エネルギーが高エネルギーであると、情報の書
き込み及び消去を複数回数繰り返し行なう間に、画像形
成時の画像濃度が、劣化するという欠点がある。
として、先に、可逆性感熱記録層に用いられる樹脂母材
の平均重合度及び塩化ビニル単位含有量を規定すること
(特に平均重合度を上げること)により、樹脂母材の耐
熱性を向上させ、耐久性を向上させる可逆性感熱記録媒
体を提案した(特開昭92−154547号公報)。こ
の可逆性感熱記録媒体の使用によれば、前記の欠点が相
当緩和される。しかしながら、サーマルヘッド等の発熱
体の印加エネルギーが高エネルギーであると、情報の書
き込み及び消去を複数回数繰り返し行なう間に、画像形
成時の画像濃度が、劣化するという欠点がある。
【0004】又、特開平5−085045号公報におい
て、可逆性感熱記録層に用いる樹脂母体としてヒドロキ
シル変性塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とイソシアナ
ート化合物からなる熱硬化型樹脂を用いて、耐熱性と機
械的強度を向上させて、サーマルヘッド等の繰り返し耐
久性を向上させた感熱記録媒体が提案されている。とこ
ろで、樹脂中に有機低分子物質を分散したタイプの可逆
性感熱記録媒体においては、通常ある温度範囲で透明状
態となり、それより高い温度で白濁状態となり、この状
態変化を利用して画像を記録消去するのであるが、熱に
より透明と白濁に可逆的に変化させるには特にこの透明
になる温度の幅がある程度広くかつ安定に維持されるこ
とが必要である。しかしながら、前記この種の熱硬化型
樹脂は硬化度合の経時変化があり、具体的には記録層形
成時の硬化度合が時間が経過するにつれて変化してしま
う。樹脂の硬度度合が経時変化するに伴い、透明化温度
幅も経時に縮少しているため、初期の画像消去温度設定
における消去が不可能となり、この消去温度設定が非常
に煩雑になるという問題がある。この問題は新たな課題
であり、その解決策は従来提案されていない。
て、可逆性感熱記録層に用いる樹脂母体としてヒドロキ
シル変性塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とイソシアナ
ート化合物からなる熱硬化型樹脂を用いて、耐熱性と機
械的強度を向上させて、サーマルヘッド等の繰り返し耐
久性を向上させた感熱記録媒体が提案されている。とこ
ろで、樹脂中に有機低分子物質を分散したタイプの可逆
性感熱記録媒体においては、通常ある温度範囲で透明状
態となり、それより高い温度で白濁状態となり、この状
態変化を利用して画像を記録消去するのであるが、熱に
より透明と白濁に可逆的に変化させるには特にこの透明
になる温度の幅がある程度広くかつ安定に維持されるこ
とが必要である。しかしながら、前記この種の熱硬化型
樹脂は硬化度合の経時変化があり、具体的には記録層形
成時の硬化度合が時間が経過するにつれて変化してしま
う。樹脂の硬度度合が経時変化するに伴い、透明化温度
幅も経時に縮少しているため、初期の画像消去温度設定
における消去が不可能となり、この消去温度設定が非常
に煩雑になるという問題がある。この問題は新たな課題
であり、その解決策は従来提案されていない。
【0005】また、可逆性感熱記録層に用いられる樹脂
母材を、紫外線性硬化樹脂とした可逆性感熱記録媒体に
ついては、特開平6−106847号公報等に記載され
ている。しかしながら、樹脂母材の全てが紫外線硬化性
樹脂であり、透明と白濁時のコントラストがほとんどな
く画像が判読できないものであった。
母材を、紫外線性硬化樹脂とした可逆性感熱記録媒体に
ついては、特開平6−106847号公報等に記載され
ている。しかしながら、樹脂母材の全てが紫外線硬化性
樹脂であり、透明と白濁時のコントラストがほとんどな
く画像が判読できないものであった。
【0006】また、可逆性感熱記録層に用いられる樹脂
母材として、全部あるいは一部に紫外線硬化性樹脂又は
電子線硬化性樹脂を、硬化重合させた樹脂を用いた可逆
性感熱記録媒体について、特開平7−32734号公報
に記載されている。しかしながら、この公報記載のもの
は、樹脂母材の全部に紫外線硬化性樹脂又は電子線硬化
性樹脂を用いた場合は、前記と同様にコントラストがほ
とんどなく、画像の判読ができないものとなる。また、
この公報には、樹脂母材の一部に紫外線硬化性樹脂又は
電子線硬化性樹脂を用いた場合は、紫外線硬化性樹脂又
は電子線硬化樹脂と他の樹脂との最適な配合比が明記さ
れておらず、実施例では、紫外線硬化性樹脂と塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体との配合比が55.7:44.
3のものが記載されているが、この配合比では、やはり
コントラストが低く、画像が判読できない欠点があっ
た。また、前記実施例のものは、印字直後には、白濁状
態であるが数分で白さがなくなってしまうという欠点も
あった。また、感熱層中の樹脂母材のゲル分率値が30
%以上である可逆性感熱記録材料や感熱層の熱圧力段差
が40%以下であり、かつ熱圧力段差変化率が70%以
下である可逆性感熱記録材料が特開平7−172072
に記載されている。しかしながら、この公報記載のもの
は、ゲル分率が高すぎたり、熱圧力段差及び熱圧力段差
変化率が低すぎたりすると初期又は繰り返し印字・消去
後のコントラストが低い欠点がある。また、感熱層を紫
外線又は電子線照射により硬化させる際の感熱層の温度
が高過ぎてもコントラストが低くなってしまう欠点があ
った。
母材として、全部あるいは一部に紫外線硬化性樹脂又は
電子線硬化性樹脂を、硬化重合させた樹脂を用いた可逆
性感熱記録媒体について、特開平7−32734号公報
に記載されている。しかしながら、この公報記載のもの
は、樹脂母材の全部に紫外線硬化性樹脂又は電子線硬化
性樹脂を用いた場合は、前記と同様にコントラストがほ
とんどなく、画像の判読ができないものとなる。また、
この公報には、樹脂母材の一部に紫外線硬化性樹脂又は
電子線硬化性樹脂を用いた場合は、紫外線硬化性樹脂又
は電子線硬化樹脂と他の樹脂との最適な配合比が明記さ
れておらず、実施例では、紫外線硬化性樹脂と塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体との配合比が55.7:44.
3のものが記載されているが、この配合比では、やはり
コントラストが低く、画像が判読できない欠点があっ
た。また、前記実施例のものは、印字直後には、白濁状
態であるが数分で白さがなくなってしまうという欠点も
あった。また、感熱層中の樹脂母材のゲル分率値が30
%以上である可逆性感熱記録材料や感熱層の熱圧力段差
が40%以下であり、かつ熱圧力段差変化率が70%以
下である可逆性感熱記録材料が特開平7−172072
に記載されている。しかしながら、この公報記載のもの
は、ゲル分率が高すぎたり、熱圧力段差及び熱圧力段差
変化率が低すぎたりすると初期又は繰り返し印字・消去
後のコントラストが低い欠点がある。また、感熱層を紫
外線又は電子線照射により硬化させる際の感熱層の温度
が高過ぎてもコントラストが低くなってしまう欠点があ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
の不都合を解消するものであって、サーマルヘッド等に
よる高エネルギーでの画像形成及び消去を繰り返し行な
っても、良好な画像濃度及びコントラストが得られる可
逆性感熱記録媒体を提供することにある。
の不都合を解消するものであって、サーマルヘッド等に
よる高エネルギーでの画像形成及び消去を繰り返し行な
っても、良好な画像濃度及びコントラストが得られる可
逆性感熱記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
上に、少なくとも樹脂及びその樹脂材中に分散された有
機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可
逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録媒体にお
いて、感熱層中の樹脂母材として紫外線又は電子線硬化
樹脂を用い、かつ紫外線又は電子線照射により硬化させ
た後の前記感熱層のガラス転移温度を越えたゴム状領域
における弾性率が6×106以上107dyn/cm2未
満の範囲内であることを特徴とする可逆性感熱記録材料
が提供される。また、本発明によれば、感熱層のゲル分
率が30%〜65%であることを特徴とする前記の可逆
性感熱記録材料が提供される。また、本発明によれば、
支持体上に、少なくとも樹脂及び樹脂母材中に含有され
た低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可
逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録媒体にお
いて、該樹脂が、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリ
レート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビニル
ピロリドン、天然ゴム、ポリシロキサン、ポリビニルア
ルコール、ポリアクロレインから選ばれた群よりなる少
なくとも一種又はこれらの共重合体(樹脂A)と、紫外
線硬化性樹脂(樹脂B)との少なくとも2種以上からな
り、該樹脂Aと該樹脂Bとの重量比が95:5〜65:
35の範囲内である樹脂混合物を、紫外線により硬化さ
せた樹脂であることを特徴とする可逆性感熱記録媒体が
提供される。また、本発明によれば、前記紫外線硬化性
樹脂(樹脂B)が、ポリエステルアクリレート系樹脂で
あることを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供さ
れる。さらに、本発明によれば、前記樹脂Aと前記樹脂
Bとの重量比が、95:5〜77:23の範囲内である
ことを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供され
る。また、本発明によれば、前記紫外線硬化性樹脂(樹
脂B)が、(ポリ)ウレタンアクリレート系樹脂である
ことを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供され
る。さらに、本発明によれば、前記樹脂Aと前記樹脂B
との重量比が、90:10〜72:28の範囲内である
ことを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供され
る。また、本発明によれば、紫外線又は電子線硬化樹脂
の少なくとも1種がε−カプロラクトン付加物を含むこ
とを特徴とする前記可逆性感熱記録材料が提供される。
また、本発明によれば、前記有機低分子物質が2種以上
混合され、かつ最も低融点である有機低分子物質の融点
が60℃以上であり、かつ最も低融点である有機低分子
物質の含有率が2種以上混合された有機低分子物質全体
の20重量%以下であることを特徴とする前記可逆性感
熱記録材料が提供される。
上に、少なくとも樹脂及びその樹脂材中に分散された有
機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可
逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録媒体にお
いて、感熱層中の樹脂母材として紫外線又は電子線硬化
樹脂を用い、かつ紫外線又は電子線照射により硬化させ
た後の前記感熱層のガラス転移温度を越えたゴム状領域
における弾性率が6×106以上107dyn/cm2未
満の範囲内であることを特徴とする可逆性感熱記録材料
が提供される。また、本発明によれば、感熱層のゲル分
率が30%〜65%であることを特徴とする前記の可逆
性感熱記録材料が提供される。また、本発明によれば、
支持体上に、少なくとも樹脂及び樹脂母材中に含有され
た低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可
逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録媒体にお
いて、該樹脂が、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリ
レート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビニル
ピロリドン、天然ゴム、ポリシロキサン、ポリビニルア
ルコール、ポリアクロレインから選ばれた群よりなる少
なくとも一種又はこれらの共重合体(樹脂A)と、紫外
線硬化性樹脂(樹脂B)との少なくとも2種以上からな
り、該樹脂Aと該樹脂Bとの重量比が95:5〜65:
35の範囲内である樹脂混合物を、紫外線により硬化さ
せた樹脂であることを特徴とする可逆性感熱記録媒体が
提供される。また、本発明によれば、前記紫外線硬化性
樹脂(樹脂B)が、ポリエステルアクリレート系樹脂で
あることを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供さ
れる。さらに、本発明によれば、前記樹脂Aと前記樹脂
Bとの重量比が、95:5〜77:23の範囲内である
ことを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供され
る。また、本発明によれば、前記紫外線硬化性樹脂(樹
脂B)が、(ポリ)ウレタンアクリレート系樹脂である
ことを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供され
る。さらに、本発明によれば、前記樹脂Aと前記樹脂B
との重量比が、90:10〜72:28の範囲内である
ことを特徴とする前記可逆性感熱記録媒体が提供され
る。また、本発明によれば、紫外線又は電子線硬化樹脂
の少なくとも1種がε−カプロラクトン付加物を含むこ
とを特徴とする前記可逆性感熱記録材料が提供される。
また、本発明によれば、前記有機低分子物質が2種以上
混合され、かつ最も低融点である有機低分子物質の融点
が60℃以上であり、かつ最も低融点である有機低分子
物質の含有率が2種以上混合された有機低分子物質全体
の20重量%以下であることを特徴とする前記可逆性感
熱記録材料が提供される。
【0009】本発明者等は、可逆性感熱記録媒体への画
像の形成及び消去の繰り返し使用により発生する画像濃
度やコントラストなどの低下が何故に生じるかについ
て、そのメカニズムを解析、検討した。その結果、サー
マルヘッドや熱破壊方式感熱記録媒体用プリンタ等の発
熱体を該記録媒体表面に押圧して画像形成を行なった場
合には、次の様な現象が認められた。樹脂母材中に有機
低分子物質粒子を分散させた記録層を有する可逆性感熱
記録媒体に於て、発熱体で画像形成及び消去をする際に
エネルギーの印加前又は繰り返し回数が少ないときには
記録層を構成する材料の存在状態が変化するような歪み
がなく、図1(a)に示す様に樹脂母材中に有機低分子
物質粒子が均一に分散された状態になっている(後記か
ら理解されるように、本発明の記録層は繰り返しの記録
・消去によっても有機低分子物質粒子の均一分散状態は
維持される)。ところが画像形成の際、記録媒体に発熱
体などの画像形成手段を押圧しながら相対的に移動させ
ると、記録層内部に応力がかかる。そして同方向のエネ
ルギー印加が繰り返されるうちに、この応力が主たる原
因となって図1(b)に示す様にエネルギー印加方向へ
の記録層内部に歪みが発生し、それにより有機低分子物
質粒子が変形した状態となる。そしてさらにエネルギー
印加を同方向に繰り返すうちに歪みが進行し、図1
(c)に示す様に変形した有機低分子物質粒子どうしの
凝集が始まり、最終的には図1(d)に示す様に凝集粒
子どうしが再凝集をして、有機低分子物質粒子が極大化
した状態となってしまう。このような状態になると、画
像の形成がほとんど不可能となり、所謂劣化状態とな
る。これらの現象が、可逆性感熱記録媒体への画像の形
成及び消去の繰返し後の画像濃度が低下する原因に関係
していると考えられる。また通常、感熱層を支持体上に
形成させるには、感熱層形成用塗布液を支持体上に塗布
し加熱乾燥後、直ちに紫外線又は電子線照射させ感熱層
を硬化させる。しかし紫外線又は電子線照射の際の媒体
温度が高すぎると感熱層の硬化度合も高くなり、逆に媒
体の温度が低すぎる状態で紫外線又は電子線照射すると
感熱層の硬化度合が低くなる。このよう硬化度合の差
は、印字・消去の繰り返し耐久性に差が生じるだけでな
く、画像コントラストにも差が出てしまい安定した品質
の可逆性感熱記録材料が製造できない欠点もあった。ま
た、感熱層を紫外線又は電子線照射により硬化させても
有機低分子物質の種類によっては、印字・消去の繰り返
し耐久性が悪い欠点もあった。
像の形成及び消去の繰り返し使用により発生する画像濃
度やコントラストなどの低下が何故に生じるかについ
て、そのメカニズムを解析、検討した。その結果、サー
マルヘッドや熱破壊方式感熱記録媒体用プリンタ等の発
熱体を該記録媒体表面に押圧して画像形成を行なった場
合には、次の様な現象が認められた。樹脂母材中に有機
低分子物質粒子を分散させた記録層を有する可逆性感熱
記録媒体に於て、発熱体で画像形成及び消去をする際に
エネルギーの印加前又は繰り返し回数が少ないときには
記録層を構成する材料の存在状態が変化するような歪み
がなく、図1(a)に示す様に樹脂母材中に有機低分子
物質粒子が均一に分散された状態になっている(後記か
ら理解されるように、本発明の記録層は繰り返しの記録
・消去によっても有機低分子物質粒子の均一分散状態は
維持される)。ところが画像形成の際、記録媒体に発熱
体などの画像形成手段を押圧しながら相対的に移動させ
ると、記録層内部に応力がかかる。そして同方向のエネ
ルギー印加が繰り返されるうちに、この応力が主たる原
因となって図1(b)に示す様にエネルギー印加方向へ
の記録層内部に歪みが発生し、それにより有機低分子物
質粒子が変形した状態となる。そしてさらにエネルギー
印加を同方向に繰り返すうちに歪みが進行し、図1
(c)に示す様に変形した有機低分子物質粒子どうしの
凝集が始まり、最終的には図1(d)に示す様に凝集粒
子どうしが再凝集をして、有機低分子物質粒子が極大化
した状態となってしまう。このような状態になると、画
像の形成がほとんど不可能となり、所謂劣化状態とな
る。これらの現象が、可逆性感熱記録媒体への画像の形
成及び消去の繰返し後の画像濃度が低下する原因に関係
していると考えられる。また通常、感熱層を支持体上に
形成させるには、感熱層形成用塗布液を支持体上に塗布
し加熱乾燥後、直ちに紫外線又は電子線照射させ感熱層
を硬化させる。しかし紫外線又は電子線照射の際の媒体
温度が高すぎると感熱層の硬化度合も高くなり、逆に媒
体の温度が低すぎる状態で紫外線又は電子線照射すると
感熱層の硬化度合が低くなる。このよう硬化度合の差
は、印字・消去の繰り返し耐久性に差が生じるだけでな
く、画像コントラストにも差が出てしまい安定した品質
の可逆性感熱記録材料が製造できない欠点もあった。ま
た、感熱層を紫外線又は電子線照射により硬化させても
有機低分子物質の種類によっては、印字・消去の繰り返
し耐久性が悪い欠点もあった。
【0010】本発明者等は、上記の様な欠点を改善する
ために検討したところ、感熱層中の樹脂母材を紫外線又
は電子線照射により硬化させた後の前記感熱層のガラス
転移温度を越えたゴム状領域における弾性率が6×10
6以上107dyn/cm2未満の範囲内であることによ
り、上記の様な記録層中の有機低分子物質粒子どうしの
凝集や極大化が発生しにくく、画像の形成及び消去の繰
り返し後の画像濃度の劣化が少なく、高コントラストを
維持できることが認められた。また、これらの作用効果
は前記感熱層のゲル分率が30〜65%であることによ
り、また可逆性感熱記録媒体における記録層の樹脂(通
常「樹脂母材」であるが、有機低分子物質粒子を除いた
他の樹脂であってもよい)として、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリア
ミド、ポリビニルピロリドン、天然ゴム、ポリシロキサ
ン、ポリビニルアルコール、ポリアクロレインから選ば
れた群よりなる少なくとも一種又はこれらの共重合体
(樹脂A)と、紫外線硬化性樹脂(樹脂B)からなり、
該樹脂Aと該樹脂Bとの重量比率95:5〜65:35
の樹脂組成物を硬化させたものを用いることにより、ま
た感熱層中の有機低分子物質が2種以上混合されかつ最
も低融点である有機低分子物質が60℃以上でありかつ
最も低融点である有機低分子物質が有機低分子物質全体
の20%以下(重量比)であり、また紫外線又は電子線
硬化樹脂の少なくとも1種がε−カプロラクトン付加物
を含むことにより、更に高められることを知見した。
ために検討したところ、感熱層中の樹脂母材を紫外線又
は電子線照射により硬化させた後の前記感熱層のガラス
転移温度を越えたゴム状領域における弾性率が6×10
6以上107dyn/cm2未満の範囲内であることによ
り、上記の様な記録層中の有機低分子物質粒子どうしの
凝集や極大化が発生しにくく、画像の形成及び消去の繰
り返し後の画像濃度の劣化が少なく、高コントラストを
維持できることが認められた。また、これらの作用効果
は前記感熱層のゲル分率が30〜65%であることによ
り、また可逆性感熱記録媒体における記録層の樹脂(通
常「樹脂母材」であるが、有機低分子物質粒子を除いた
他の樹脂であってもよい)として、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリア
ミド、ポリビニルピロリドン、天然ゴム、ポリシロキサ
ン、ポリビニルアルコール、ポリアクロレインから選ば
れた群よりなる少なくとも一種又はこれらの共重合体
(樹脂A)と、紫外線硬化性樹脂(樹脂B)からなり、
該樹脂Aと該樹脂Bとの重量比率95:5〜65:35
の樹脂組成物を硬化させたものを用いることにより、ま
た感熱層中の有機低分子物質が2種以上混合されかつ最
も低融点である有機低分子物質が60℃以上でありかつ
最も低融点である有機低分子物質が有機低分子物質全体
の20%以下(重量比)であり、また紫外線又は電子線
硬化樹脂の少なくとも1種がε−カプロラクトン付加物
を含むことにより、更に高められることを知見した。
【0011】前記樹脂Bとしては、後記各種の紫外線硬
化性の樹脂が使用できるが、(ポリ)エステルアクリレ
ート樹脂、(ポリ)ウレタンアクリレート樹脂等の多価
アクリレート系樹脂が好ましく、特に好ましいのは、
(ポリ)ウレタンアクリレート樹脂であり、さらに好ま
しくは、ε−カプロラクトンが付加されたアクリレート
樹脂である。また、該樹脂Bの好ましい使用割合は、該
樹脂Bの種類によって多少異なるが、詳しくは後記す
る。本発明はこうした知見に基づいてなされたものであ
る。
化性の樹脂が使用できるが、(ポリ)エステルアクリレ
ート樹脂、(ポリ)ウレタンアクリレート樹脂等の多価
アクリレート系樹脂が好ましく、特に好ましいのは、
(ポリ)ウレタンアクリレート樹脂であり、さらに好ま
しくは、ε−カプロラクトンが付加されたアクリレート
樹脂である。また、該樹脂Bの好ましい使用割合は、該
樹脂Bの種類によって多少異なるが、詳しくは後記す
る。本発明はこうした知見に基づいてなされたものであ
る。
【0012】以下に本発明の可逆性感熱記録媒体を更に
詳細に説明する。本発明の可逆性感熱記録媒体は、前記
のごとき温度による透明度変化(透明状態、白濁不透明
状態)を利用しており、この透明状態と白濁不透明状態
との違いは次のように推測される。すなわち、(I)透
明の場合には、樹脂母材中に分散された有機低分子物質
の粒子は有機低分子物質と樹脂母材とは隙間なく密着し
ており、また粒子内部にも空隙はなく、片側から入射し
た光は散乱されること無く反対側に透過するため透明に
見えること、また、(II)白濁の場合には、有機低分子
物質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶で構成されて
おり、結晶の界面若しくは粒子と樹脂母材の界面に隙間
ができ片側から入射した光は空隙と結晶、空隙と樹脂の
界面で屈折し、散乱されれるため白く見えること、等に
由来している。
詳細に説明する。本発明の可逆性感熱記録媒体は、前記
のごとき温度による透明度変化(透明状態、白濁不透明
状態)を利用しており、この透明状態と白濁不透明状態
との違いは次のように推測される。すなわち、(I)透
明の場合には、樹脂母材中に分散された有機低分子物質
の粒子は有機低分子物質と樹脂母材とは隙間なく密着し
ており、また粒子内部にも空隙はなく、片側から入射し
た光は散乱されること無く反対側に透過するため透明に
見えること、また、(II)白濁の場合には、有機低分子
物質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶で構成されて
おり、結晶の界面若しくは粒子と樹脂母材の界面に隙間
ができ片側から入射した光は空隙と結晶、空隙と樹脂の
界面で屈折し、散乱されれるため白く見えること、等に
由来している。
【0013】図2(熱による透明度の変化を表わしてい
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT0
以下の常温では白濁不透明状態にある。これを加熱して
いくと温度T1から徐々に透明になり、始め温度T2〜T
3に加熱すると透明となり、この状態で再びT0以下の常
温に戻しても透明のままである。これは温度T1付近か
ら樹脂が軟化し始め、軟化が進むにつれ、樹脂が収縮し
樹脂と有機低分子物質粒子との界面若しくは粒子内の空
隙を減少させるため、徐々に透明度が上がり、温度T2
〜T3では有機低分子物質が半溶融状態となり、残った
空隙を溶融した有機低分子物質が埋めることにより透明
となり、種結晶が残ったまま冷却される比較的高温で結
晶化し、その際樹脂がまだ軟化状態のため、結晶化にと
もなう粒子の体積変化に樹脂が追随し、空隙が出来ず、
透明状態が維持されるためと考えられる。この時の結晶
化する温度を高温結晶化温度(TB1)とする。
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT0
以下の常温では白濁不透明状態にある。これを加熱して
いくと温度T1から徐々に透明になり、始め温度T2〜T
3に加熱すると透明となり、この状態で再びT0以下の常
温に戻しても透明のままである。これは温度T1付近か
ら樹脂が軟化し始め、軟化が進むにつれ、樹脂が収縮し
樹脂と有機低分子物質粒子との界面若しくは粒子内の空
隙を減少させるため、徐々に透明度が上がり、温度T2
〜T3では有機低分子物質が半溶融状態となり、残った
空隙を溶融した有機低分子物質が埋めることにより透明
となり、種結晶が残ったまま冷却される比較的高温で結
晶化し、その際樹脂がまだ軟化状態のため、結晶化にと
もなう粒子の体積変化に樹脂が追随し、空隙が出来ず、
透明状態が維持されるためと考えられる。この時の結晶
化する温度を高温結晶化温度(TB1)とする。
【0014】更にT4以上の温度に加熱すると、最大透
明度と最大不透明度との中間の半透明状態になる。次
に、この温度を下げて行くと、再び透明状態をとること
なく最初の白濁不透明状態に戻る。これは温度T4以上
で有機低分子物質が完全に溶融した後、過冷却状態とな
りT0より少し高い温度で結晶化し、その際、樹脂が結
晶化にともなう体積変化に追随できず、空隙が発生する
ためであると思われる。この時の結晶化する温度を低温
結晶化温度(TB2)とする。
明度と最大不透明度との中間の半透明状態になる。次
に、この温度を下げて行くと、再び透明状態をとること
なく最初の白濁不透明状態に戻る。これは温度T4以上
で有機低分子物質が完全に溶融した後、過冷却状態とな
りT0より少し高い温度で結晶化し、その際、樹脂が結
晶化にともなう体積変化に追随できず、空隙が発生する
ためであると思われる。この時の結晶化する温度を低温
結晶化温度(TB2)とする。
【0015】ただし、図2に示した温度−透明度変化曲
線は代表的な例を示しただけであり、材料を変えること
により各状態の透明度等にその材料に応じて変化が生じ
ることがある。可逆性感熱記録媒体の透明−白濁変化
は、高温結晶化温度(TB1)と低温結晶化温度(T
B2)と樹脂の軟化温度(TA)のバランスによって決
まるため、この高温結晶化温度(TB1)と低温結晶化
温度(TB2)の差が大きい方がコントラストを向上さ
せることが可能となる。さらに可逆性感熱記録媒体の透
明−白濁変化には、有機低分子物質の高温結晶化温度
(TB1)と低温結晶化温度(TB2)の間に感熱層の軟
化開始温度(TA)があることが必要であるが、高温結
晶化温度(TB1)と軟化開始温度(TA)が近すぎる
と高温結晶化温度で樹脂の軟化度合が低くなり、結晶化
に伴う有機低分子物質粒子の体積変化に樹脂がやや追随
しづらくなり、透明度が低下しコントラストが落ちると
いう欠点がある。
線は代表的な例を示しただけであり、材料を変えること
により各状態の透明度等にその材料に応じて変化が生じ
ることがある。可逆性感熱記録媒体の透明−白濁変化
は、高温結晶化温度(TB1)と低温結晶化温度(T
B2)と樹脂の軟化温度(TA)のバランスによって決
まるため、この高温結晶化温度(TB1)と低温結晶化
温度(TB2)の差が大きい方がコントラストを向上さ
せることが可能となる。さらに可逆性感熱記録媒体の透
明−白濁変化には、有機低分子物質の高温結晶化温度
(TB1)と低温結晶化温度(TB2)の間に感熱層の軟
化開始温度(TA)があることが必要であるが、高温結
晶化温度(TB1)と軟化開始温度(TA)が近すぎる
と高温結晶化温度で樹脂の軟化度合が低くなり、結晶化
に伴う有機低分子物質粒子の体積変化に樹脂がやや追随
しづらくなり、透明度が低下しコントラストが落ちると
いう欠点がある。
【0016】本発明の可逆性感熱記録媒体において、感
熱層のガラス転移温度を越えたゴム状領域における弾性
率が107dyn/cm2以上であると感熱層の軟化開始
温度(TA)が高温側へズレるのでコントラストが落
ち、また前記弾性率が6×10 6未満であると繰り返し
後の画像劣化が大きくなる問題を生じる。また、感熱層
のゲル分率値が65%を越えると感熱層の軟化開始温度
(TA)が高温側へズレるのでコントラストが落ち、ゲ
ル分率値が30%未満であると繰り返し後の画像劣化が
大きくなるという問題を生じる。また、樹脂母材全体に
対する紫外線硬化性樹脂の比率が35重量%を超える
と、樹脂の軟化開始温度が高くなり、前記の理由により
透明度が低下しコントラストが悪くなる。また、樹脂母
材全体に対する紫外線硬化性樹脂の比率が5重量%低い
と、樹脂母材の架橋度合が低く画像形成及び消去の繰り
返し後の劣化が大きくなるという欠点がある。また、感
熱層中の2種以上混合された有機低分子物質の最も低融
点である有機低分子物質の融点が60℃未満であった
り、最も低融点である有機低分子物質の含有率が有機低
分子物質全体の20重量%を越える割合であると、感熱
層中の樹脂が硬化されていても低融点の有機低分子物質
がサーマルヘッドのエネルギー印加により完全に溶融し
てしまうので感熱層内部に歪みが発生しやすくなり、図
1(d)に示すような有機低分子物質が極大化した状態
となり、繰り返し耐久性後の画像の形成ができなくなっ
てしまう欠点がある。また、紫外線又は電子線硬化照射
としてε−カプロラクトン付加物でないと紫外線又は電
子線照射の際の媒体温度により感熱層の硬化度合が変わ
ってしまい安定した品質の可逆性感熱記録材料が得られ
る欠点がある。
熱層のガラス転移温度を越えたゴム状領域における弾性
率が107dyn/cm2以上であると感熱層の軟化開始
温度(TA)が高温側へズレるのでコントラストが落
ち、また前記弾性率が6×10 6未満であると繰り返し
後の画像劣化が大きくなる問題を生じる。また、感熱層
のゲル分率値が65%を越えると感熱層の軟化開始温度
(TA)が高温側へズレるのでコントラストが落ち、ゲ
ル分率値が30%未満であると繰り返し後の画像劣化が
大きくなるという問題を生じる。また、樹脂母材全体に
対する紫外線硬化性樹脂の比率が35重量%を超える
と、樹脂の軟化開始温度が高くなり、前記の理由により
透明度が低下しコントラストが悪くなる。また、樹脂母
材全体に対する紫外線硬化性樹脂の比率が5重量%低い
と、樹脂母材の架橋度合が低く画像形成及び消去の繰り
返し後の劣化が大きくなるという欠点がある。また、感
熱層中の2種以上混合された有機低分子物質の最も低融
点である有機低分子物質の融点が60℃未満であった
り、最も低融点である有機低分子物質の含有率が有機低
分子物質全体の20重量%を越える割合であると、感熱
層中の樹脂が硬化されていても低融点の有機低分子物質
がサーマルヘッドのエネルギー印加により完全に溶融し
てしまうので感熱層内部に歪みが発生しやすくなり、図
1(d)に示すような有機低分子物質が極大化した状態
となり、繰り返し耐久性後の画像の形成ができなくなっ
てしまう欠点がある。また、紫外線又は電子線硬化照射
としてε−カプロラクトン付加物でないと紫外線又は電
子線照射の際の媒体温度により感熱層の硬化度合が変わ
ってしまい安定した品質の可逆性感熱記録材料が得られ
る欠点がある。
【0017】紫外線硬化性樹脂の好ましい使用比率は、
紫外線硬化性樹脂やその他の樹脂(樹脂A)との相溶性
等により変わってくるが、(ポリ)エステルアクリレー
ト系樹脂の場合、5〜23重量%、特に好ましくは12
〜20重量%の範囲である。また(ポリ)ウレタンアク
リレート系の樹脂の場合、10〜28重量%、特に好ま
しくは、17〜23重量%の範囲である。本発明におい
て感熱層のゲル分率測定方法としては支持体状に感熱層
を任意の膜厚で形成し、電子線照射又は紫外線照射を行
なった後に、支持体により膜を剥離してその膜の初期重
量を測定し、その後に膜を400メッシュ金網に挟ん
で、架橋前の樹脂が可溶な溶剤中に24時間浸してから
真空乾燥して、乾燥後の重量を測定した。ゲル分率計算
は下記式によって行なう。 ゲル分率(%)=[乾燥後重量(g)/初期重量
(g)]×100
紫外線硬化性樹脂やその他の樹脂(樹脂A)との相溶性
等により変わってくるが、(ポリ)エステルアクリレー
ト系樹脂の場合、5〜23重量%、特に好ましくは12
〜20重量%の範囲である。また(ポリ)ウレタンアク
リレート系の樹脂の場合、10〜28重量%、特に好ま
しくは、17〜23重量%の範囲である。本発明におい
て感熱層のゲル分率測定方法としては支持体状に感熱層
を任意の膜厚で形成し、電子線照射又は紫外線照射を行
なった後に、支持体により膜を剥離してその膜の初期重
量を測定し、その後に膜を400メッシュ金網に挟ん
で、架橋前の樹脂が可溶な溶剤中に24時間浸してから
真空乾燥して、乾燥後の重量を測定した。ゲル分率計算
は下記式によって行なう。 ゲル分率(%)=[乾燥後重量(g)/初期重量
(g)]×100
【0018】本発明において用いられる紫外線硬化性樹
脂は、紫外線照射により重合反応を起こし、硬化して硬
化樹脂となる。該紫外線硬化性樹脂としては、モノマ
ー、またはオリゴマー、或いはプレポリマーであれば全
て使用できるが、透明性が良く、皮膜性が良く、他の樹
脂(樹脂A)との相溶性が良く、軟化開始温度が高くな
りすぎなければ良い。好ましくは、(ポリ)ウレタンア
クレレート系樹脂、(ポリ)エステルアクリレート系樹
脂、更に好ましくは、(ポリ)ウレタンアクリレート系
樹脂である。特に、好ましくは、ε−カプロラクトンに
付加したアクリレート系樹脂である。
脂は、紫外線照射により重合反応を起こし、硬化して硬
化樹脂となる。該紫外線硬化性樹脂としては、モノマ
ー、またはオリゴマー、或いはプレポリマーであれば全
て使用できるが、透明性が良く、皮膜性が良く、他の樹
脂(樹脂A)との相溶性が良く、軟化開始温度が高くな
りすぎなければ良い。好ましくは、(ポリ)ウレタンア
クレレート系樹脂、(ポリ)エステルアクリレート系樹
脂、更に好ましくは、(ポリ)ウレタンアクリレート系
樹脂である。特に、好ましくは、ε−カプロラクトンに
付加したアクリレート系樹脂である。
【0019】記録層の厚さは1〜30μmが好ましく、
4〜18μmがさらに好ましい。記録層が厚すぎると層
内での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難と
なる。また、記録層が薄すぎると白濁度が低下しコント
ラストが低くなる。なお、記録層中の脂肪酸の量を増加
させると白濁度を増すことができる。
4〜18μmがさらに好ましい。記録層が厚すぎると層
内での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難と
なる。また、記録層が薄すぎると白濁度が低下しコント
ラストが低くなる。なお、記録層中の脂肪酸の量を増加
させると白濁度を増すことができる。
【0020】本発明の可逆性感熱記録媒体を作るには例
えば下記の方法により支持体上に記録層を形成する。場
合によっては、支持体上を用いることなくシート状とし
て成形するこのもできる。 1)樹脂母材及び有機低分子物質を溶媒中に溶解し、こ
れを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜あるいは
シート状にするとともに硬化するか、又はシート状とし
た後、硬化する方法。 2)樹脂母材のみを溶解させる溶媒に樹脂母材を溶解さ
せ、その中に有機低分子物質を種々の方法で粉砕又は分
散し、これを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜
あるいはシート状にするとともに架橋するか、又はシー
ト状とした後、硬化する方法。 3)溶媒を用いず、樹脂母材と有機低分子物質を加熱溶
融混合し、これを皮膜あるいはシート状に成形して冷却
した後、硬化する方法。 記録層又は感熱記録媒体作成用溶剤としては、樹脂母材
及び有機低分子物質の種類によって種々選択できるが、
例えばテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩化炭素、エタ
ノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられる。なお、分
散液を使用した場合はもちろんであるが、溶液を使用し
た場合も得られる記録層中では有機低分子物質は微粒子
として析出し、分散状態で存在する。
えば下記の方法により支持体上に記録層を形成する。場
合によっては、支持体上を用いることなくシート状とし
て成形するこのもできる。 1)樹脂母材及び有機低分子物質を溶媒中に溶解し、こ
れを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜あるいは
シート状にするとともに硬化するか、又はシート状とし
た後、硬化する方法。 2)樹脂母材のみを溶解させる溶媒に樹脂母材を溶解さ
せ、その中に有機低分子物質を種々の方法で粉砕又は分
散し、これを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜
あるいはシート状にするとともに架橋するか、又はシー
ト状とした後、硬化する方法。 3)溶媒を用いず、樹脂母材と有機低分子物質を加熱溶
融混合し、これを皮膜あるいはシート状に成形して冷却
した後、硬化する方法。 記録層又は感熱記録媒体作成用溶剤としては、樹脂母材
及び有機低分子物質の種類によって種々選択できるが、
例えばテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩化炭素、エタ
ノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられる。なお、分
散液を使用した場合はもちろんであるが、溶液を使用し
た場合も得られる記録層中では有機低分子物質は微粒子
として析出し、分散状態で存在する。
【0021】本発明において、可逆性感熱記録媒体の記
録層の樹脂母材に用いられる樹脂は、前記したように、
樹脂Aと樹脂Bとの混合物、或いは該混合物に、皮膜ま
たはシートを形成することができ、透明性が良く、機械
的に安定な他の樹脂を併用したものが好ましい。このよ
うな樹脂Aとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリア
クリレート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビ
ニルピロリドン、天然ゴム、ポリシロキサン、ポリビニ
ルアルコール、ポイアクロレインまたはこれらの共重合
体から選ばれた1種若しくは2種以上の混合物が挙げら
れる。紫外線硬化性樹脂(樹脂B)としては、単官能性
モノマー、多官能性モノマーがあり、具体的には下記の
ものがあげられる。これらは単独で又は2種以上混合し
て使用される。
録層の樹脂母材に用いられる樹脂は、前記したように、
樹脂Aと樹脂Bとの混合物、或いは該混合物に、皮膜ま
たはシートを形成することができ、透明性が良く、機械
的に安定な他の樹脂を併用したものが好ましい。このよ
うな樹脂Aとしては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリア
クリレート、ポリアクリルアミド、ポリアミド、ポリビ
ニルピロリドン、天然ゴム、ポリシロキサン、ポリビニ
ルアルコール、ポイアクロレインまたはこれらの共重合
体から選ばれた1種若しくは2種以上の混合物が挙げら
れる。紫外線硬化性樹脂(樹脂B)としては、単官能性
モノマー、多官能性モノマーがあり、具体的には下記の
ものがあげられる。これらは単独で又は2種以上混合し
て使用される。
【0022】単官能性モノマーの例: (1)メタクリル酸メチル(MMA) (2)メタクリル酸エチル(EMA) (3)メタクリル酸n−ブチル(BMA) (4)メタクリル酸i−ブチル(IBMA) (5)メタクリル酸t−ブチル(TBMA) (6)メタクリル酸2−エチルヘキシル(EHMA) (7)メタクリル酸ラウリル(LMA) (8)メタクリル酸アルキル(SLMA) (9)メタクリル酸トリデシル(TDMA) (10)メタクリル酸ステアリル(SMA) (11)メタクリル酸シクロヘキシル(CHMA) (12)メタクリル酸ベンジル(BZMA) (13)メタクリル酸(MMA) (14)メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA) (15)メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル(HPM
A) (16)メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DMMA) (17)メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロラ
イド塩(DMCMA) (18)メタクリル酸ジエチルアミノエチル(DEMA) (19)メタクリル酸グリシジル(GMA) (20)メタクリル酸テトラヒドロフルフリル(THFM
A) (21)メタクリル酸2−エトキシエチル(ETMA) (22)2−エチルヘキシルアクリレート (23)フェノキシエチルアクリレート (24)2−エトキシエチルアクリレート (25)2−エトキシエトキシエチルアクリレート (26)2−ヒドロキシエチルアクリレート (27)2−ヒドロキシプロピルアクリレート (28)ジシクロベンテニルオキシエチルアクリレート (29)N−ビニルピロリドン (30)酢酸ビニル
A) (16)メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DMMA) (17)メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロラ
イド塩(DMCMA) (18)メタクリル酸ジエチルアミノエチル(DEMA) (19)メタクリル酸グリシジル(GMA) (20)メタクリル酸テトラヒドロフルフリル(THFM
A) (21)メタクリル酸2−エトキシエチル(ETMA) (22)2−エチルヘキシルアクリレート (23)フェノキシエチルアクリレート (24)2−エトキシエチルアクリレート (25)2−エトキシエトキシエチルアクリレート (26)2−ヒドロキシエチルアクリレート (27)2−ヒドロキシプロピルアクリレート (28)ジシクロベンテニルオキシエチルアクリレート (29)N−ビニルピロリドン (30)酢酸ビニル
【0023】2官能性モノマーの例: (31)メタクリル酸アリル(AMA) (32)ジメタクリル酸エチレングリコール(EDMA) (33)ジメタクリル酸トリエチレングリコール(3ED
MA) (34)ジメタクリル酸テトラエチレングリコール(4E
DMA) (35)ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール(B
DMA) (36)ジメタクリル酸1,6−ヘキサンジオール(HX
MA) (37)1,4−ブタンジオールアクリレート CH2=CHCOO(CH2)4OOCCH=CH2 (38)1,6−ヘキサンジオールジアクリレート CH2=CHCOO(CH2)6OCOCH=CH2 (39)1,9−ノナンジオールジアクリレート CH2=CHCOO(CH2)9OCOCH=CH2 (40)ネオペンチルグリコールジアクリレート CH2=CHCOOCH2−C(CH3)2CH2OOCC
H=CH2 (41)テトラエチレングリコールジアクリレート CH2=CHCOO(CH2CH2O)4OCCH=CH2 (42)トリプロピレングリコールジアクリレート (43)トリプロピレングリコールジアクリレート (44)ポリプロピレングリコールジアクリレート (45)ビスフェノールA.EO付加物ジアクリレート
MA) (34)ジメタクリル酸テトラエチレングリコール(4E
DMA) (35)ジメタクリル酸1,3−ブチレングリコール(B
DMA) (36)ジメタクリル酸1,6−ヘキサンジオール(HX
MA) (37)1,4−ブタンジオールアクリレート CH2=CHCOO(CH2)4OOCCH=CH2 (38)1,6−ヘキサンジオールジアクリレート CH2=CHCOO(CH2)6OCOCH=CH2 (39)1,9−ノナンジオールジアクリレート CH2=CHCOO(CH2)9OCOCH=CH2 (40)ネオペンチルグリコールジアクリレート CH2=CHCOOCH2−C(CH3)2CH2OOCC
H=CH2 (41)テトラエチレングリコールジアクリレート CH2=CHCOO(CH2CH2O)4OCCH=CH2 (42)トリプロピレングリコールジアクリレート (43)トリプロピレングリコールジアクリレート (44)ポリプロピレングリコールジアクリレート (45)ビスフェノールA.EO付加物ジアクリレート
【化1】 (46)グリセリンメタクリレートアクリレート
【化2】 (47)ネオペンチルグリコールのプロピレンオキサイド
2モル付加のジアクリレート (48)ジエチレングリコールジアクリレート (49)ポリエチレングリコール(400)ジアクリレー
ト (50)ヒドロキシピバリン酸とネオペンチルグリコール
のエステルのジアクリレート (51)2,2−ビス(4−アクリロキシ・ジエトキシフ
ェニル)プロパン (52)ネオペンチルグリコールアジペートのジアクリレ
ート
2モル付加のジアクリレート (48)ジエチレングリコールジアクリレート (49)ポリエチレングリコール(400)ジアクリレー
ト (50)ヒドロキシピバリン酸とネオペンチルグリコール
のエステルのジアクリレート (51)2,2−ビス(4−アクリロキシ・ジエトキシフ
ェニル)プロパン (52)ネオペンチルグリコールアジペートのジアクリレ
ート
【化3】 (53)ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールの
ε−カプロラクトン付加物のジアクリレート
ε−カプロラクトン付加物のジアクリレート
【化4】 (54)ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールの
ε−カプロラクトン付加物のジアクリレート
ε−カプロラクトン付加物のジアクリレート
【化5】 (55)2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチ
ル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジ
オキサンジアクリレート
ル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,3−ジ
オキサンジアクリレート
【化6】 (56)トリシクロデカンジメチロールジアクリレート
【化7】 (57)トリシクロデカンジメチロールジアクリレートの
ε−カプロラクトン付加物
ε−カプロラクトン付加物
【化8】 (58)1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテ
ルのジアクリレート
ルのジアクリレート
【化9】 (59)フェニレンジイソシアネート(1モル)と2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート(2モル)との付加物 (60)1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(1モ
ル)と2−ヒドロキシエチルアクリレート(2モル)と
の付加物
ドロキシエチルアクリレート(2モル)との付加物 (60)1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート(1モ
ル)と2−ヒドロキシエチルアクリレート(2モル)と
の付加物
【0024】3価以上の多官能性モノマーの例: (61)トリメチロールプロパントリメタクリレート(T
MPMA) (62)トリメチロールプロパントリアクリレート (63)ペンタエリスリトールトリアクリレート (64)グリセリンPO付加トリアクリレート
MPMA) (62)トリメチロールプロパントリアクリレート (63)ペンタエリスリトールトリアクリレート (64)グリセリンPO付加トリアクリレート
【化10】 (65)トリスアクリロイルオキシエチルフォスフェート (CH2=CHCOOCH2CH2O)3PO (66)ペンタエリスリトールテトラアクリレート (67)トリメチロールプロパンのプロピレンオキサイド
3モル付加物のトリアクリレート (68)グリセリルプロポキシトリアクリレート (69)ジペンタエリスリトール・ポリアクリレート (70)ジペンタエリスリトールのカプロラクトン付加物
のポリアクリレート (71)プロピオン酸・ジペンタエリスリトールトリアク
リレート (72)ヒドロキシピバルアルデヒド変性ジメチロールプ
ロピントリアクリレート (73)プロピオン酸・ジペンタエリスリトールのテトラ
アクリレート (74)ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート (75)プロピオン酸ジペンタエリスリトールのペンタア
クリレート (76)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(D
PHA) (77)DPHAのε−カプロラクトン付加物
3モル付加物のトリアクリレート (68)グリセリルプロポキシトリアクリレート (69)ジペンタエリスリトール・ポリアクリレート (70)ジペンタエリスリトールのカプロラクトン付加物
のポリアクリレート (71)プロピオン酸・ジペンタエリスリトールトリアク
リレート (72)ヒドロキシピバルアルデヒド変性ジメチロールプ
ロピントリアクリレート (73)プロピオン酸・ジペンタエリスリトールのテトラ
アクリレート (74)ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート (75)プロピオン酸ジペンタエリスリトールのペンタア
クリレート (76)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(D
PHA) (77)DPHAのε−カプロラクトン付加物
【化11】 (78)トリメチロールプロパン・4,4'-ジフェニルメタン
ジイソシアネート3モル添加物(1モル)と2-ヒドロキシエ
チルアクリレート(3モル)との添加物 (79)1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート(1モ
ル)と2-ヒドロキシエチルアクリレート(3モル)との添加
物 (80)イソシアヌレート変性ポリイソシアネートと2-ヒ
ドロキシエチルアクリレートとの付加物
ジイソシアネート3モル添加物(1モル)と2-ヒドロキシエ
チルアクリレート(3モル)との添加物 (79)1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート(1モ
ル)と2-ヒドロキシエチルアクリレート(3モル)との添加
物 (80)イソシアヌレート変性ポリイソシアネートと2-ヒ
ドロキシエチルアクリレートとの付加物
【0025】オリゴマーの例: (81)ビスフェノールA−ジエポキシアクリル酸付加物
【化12】 (82)ポリ(エチレンアジペート)のジアクリレート (83)ポリ(ネオペンチレンアジペート)のジアクリレー
ト (84)エチレングリコール・ポリ-ε-カプロラクトン付
加物のジアクリレート (85)ポリエステルポリオールにポリイソシアネートを
反応させたイソシアネート付加物にヒドロキシアクリレ
ートを反応させて得られたウレタンアクリレートオリゴ
マー (86)ポリエーテルポリオールにポリイソシアネートを
反応させた末端イソシアネート付加物にヒドロキシアク
リレートを反応させて得られたウレタンアクリレートオ
リゴマー (87)ポリブタジエンポリオールにポリイソシアネート
を反応させた末端イソシアネート付加物にヒドロキシア
クリレートとを反応させて得られたウレタンアクリレー
トオリゴマー
ト (84)エチレングリコール・ポリ-ε-カプロラクトン付
加物のジアクリレート (85)ポリエステルポリオールにポリイソシアネートを
反応させたイソシアネート付加物にヒドロキシアクリレ
ートを反応させて得られたウレタンアクリレートオリゴ
マー (86)ポリエーテルポリオールにポリイソシアネートを
反応させた末端イソシアネート付加物にヒドロキシアク
リレートを反応させて得られたウレタンアクリレートオ
リゴマー (87)ポリブタジエンポリオールにポリイソシアネート
を反応させた末端イソシアネート付加物にヒドロキシア
クリレートとを反応させて得られたウレタンアクリレー
トオリゴマー
【0026】また次に本発明における感熱層の樹脂A及
び樹脂Bの混合物を硬化させる手段として紫外線照射を
用いて行なうが、次のような光重合開始剤、光重合促進
剤を用いてもよい。具体的には下記のものが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。光重合開始剤と
してはラジカル反応型とイオン反応型に大別でき、更に
ラジカル反応型は光開裂型と水素引抜き型とに分けられ
る。具体的には下記表1に示すものが挙げられる。
び樹脂Bの混合物を硬化させる手段として紫外線照射を
用いて行なうが、次のような光重合開始剤、光重合促進
剤を用いてもよい。具体的には下記のものが挙げられる
が、これらに限定されるものではない。光重合開始剤と
してはラジカル反応型とイオン反応型に大別でき、更に
ラジカル反応型は光開裂型と水素引抜き型とに分けられ
る。具体的には下記表1に示すものが挙げられる。
【0027】
【表1−(1)】
【0028】
【表1−(2)】
【0029】これらの光重合開始剤は、単独で又は2種
以上混合して使用される。添加量としては前記樹脂B1
重量部に対して0.005〜1.0重量部が好ましく、
更に好ましくは0.01〜0.5重量部である。
以上混合して使用される。添加量としては前記樹脂B1
重量部に対して0.005〜1.0重量部が好ましく、
更に好ましくは0.01〜0.5重量部である。
【0030】次に光重合促進剤としては、ベンゾフェノ
ン系やチオキサントン系などの水素引抜きタイプの光重
合開始剤に対し、硬化速度を向上させる効果があり、芳
香族系の第3級アミンや脂肪族アミン系がある。具体的
には下記のものが挙げられる。
ン系やチオキサントン系などの水素引抜きタイプの光重
合開始剤に対し、硬化速度を向上させる効果があり、芳
香族系の第3級アミンや脂肪族アミン系がある。具体的
には下記のものが挙げられる。
【化12】
【化13】 これら光重合促進剤は単独で又は2種以上混合して使用
される。添加量としては光重合開始剤1重量部に対して
0.1〜5重量部が好ましく、更に好ましくは0.3〜
3重量部である。
される。添加量としては光重合開始剤1重量部に対して
0.1〜5重量部が好ましく、更に好ましくは0.3〜
3重量部である。
【0031】また本発明に用いる紫外線照射装置は、光
源、灯具、電源、冷却装置、搬送装置から構成されてい
る。光源には水銀ランプ、メタルハライドランプ、ガリ
ウムランプ、水銀キセノンランプ、フラッシュランプが
あるが、前記した光重合開始剤及び光重合促進剤の紫外
線吸収波長に対応した発光スペクトルを有する光源を使
用すればよい。
源、灯具、電源、冷却装置、搬送装置から構成されてい
る。光源には水銀ランプ、メタルハライドランプ、ガリ
ウムランプ、水銀キセノンランプ、フラッシュランプが
あるが、前記した光重合開始剤及び光重合促進剤の紫外
線吸収波長に対応した発光スペクトルを有する光源を使
用すればよい。
【0032】また紫外線照射条件については、樹脂を硬
化するために必要な照射エネルギーに応じてランプ出
力、搬送速度を決めればよい。また可逆性感熱記録媒体
が白濁状態で紫外線を照射しても媒体の表面部分が硬化
しないので、該媒体が透明状態の時に紫外線を照射した
方が良い。
化するために必要な照射エネルギーに応じてランプ出
力、搬送速度を決めればよい。また可逆性感熱記録媒体
が白濁状態で紫外線を照射しても媒体の表面部分が硬化
しないので、該媒体が透明状態の時に紫外線を照射した
方が良い。
【0033】一方、有機低分子物質としては記録層中で
熱により多結晶から単結晶に変化するもの(図2に示し
た温度T1〜T3の範囲で変化するものであればよく、一
般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程度
のものが使用される。このような有機低分子物質として
はアルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノ
ールまたはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミ
ン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカ
ン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアル
カン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和または不
飽和モノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、ア
ミド又はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂
肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩;アリルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド
又はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸または
それらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;チオア
ルコール;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミ
ンまたはアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸
エステル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上
混合して使用される。これらの化合物の炭素数は10〜
60、好ましくは10〜38、特に10〜30が好まし
い。エステル中のアルコール基部分は飽和していてもよ
く、飽和していなくてもよく、またハロゲン置換されて
いてもよい。いずれにしても有機低分子物質は分子中に
酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少くとも1種、例えば
−OH、−COOH、−CONH、−COOR、−N
H、−NH2、−S−、−S−S−、−O−、ハロゲン
等を含む化合物であることが好ましい。
熱により多結晶から単結晶に変化するもの(図2に示し
た温度T1〜T3の範囲で変化するものであればよく、一
般に融点30〜200℃好ましくは50〜150℃程度
のものが使用される。このような有機低分子物質として
はアルカノール;アルカンジオール;ハロゲンアルカノ
ールまたはハロゲンアルカンジオール;アルキルアミ
ン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲンアルカ
ン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シクロアル
カン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和または不
飽和モノまたはジカルボン酸又はこれらのエステル、ア
ミド又はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロゲン脂
肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩;アリルカルボン酸またはそれらのエステル、アミド
又はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボン酸または
それらのエステル、アミド又はアンモニウム塩;チオア
ルコール;チオカルボン酸又はそれらのエステル、アミ
ンまたはアンモニウム塩;チオアルコールのカルボン酸
エステル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上
混合して使用される。これらの化合物の炭素数は10〜
60、好ましくは10〜38、特に10〜30が好まし
い。エステル中のアルコール基部分は飽和していてもよ
く、飽和していなくてもよく、またハロゲン置換されて
いてもよい。いずれにしても有機低分子物質は分子中に
酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少くとも1種、例えば
−OH、−COOH、−CONH、−COOR、−N
H、−NH2、−S−、−S−S−、−O−、ハロゲン
等を含む化合物であることが好ましい。
【0034】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル; C16H33−O−C16H33 , C16H33−S−C16H33 , C18H37−S−C18H37 , C12H25−S−C12H25 , C19H39−S−C19H39 , C12H25−S−S−C12H25 , 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ペンタデカン酸、
ノナデカン酸、アラキン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、
リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸が好ま
しく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好ましい。
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラギン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ステア
リン酸メチル、ステアリン酸テトラデシル、ステアリン
酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシル、パルミチン
酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の高級脂肪酸のエ
ステル; C16H33−O−C16H33 , C16H33−S−C16H33 , C18H37−S−C18H37 , C12H25−S−C12H25 , C19H39−S−C19H39 , C12H25−S−S−C12H25 , 等のエーテル又はチオエーテル等がある。中でも本発明
では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ペンタデカン酸、
ノナデカン酸、アラキン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、
リグノセリン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸が好ま
しく、炭素数16〜24の高級脂肪酸が更に好ましい。
【0035】なお、記録層中の有機低分子物質と樹脂と
の割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好ましく、
1:2〜1:8が更に好ましい。樹脂の比率がこれ以下
になると、有機低分子物質を樹脂中に保持した膜に形成
することが困難となり、またこれ以上になると、有機低
分子物質の量が少ないため、不透明化が困難になる。
の割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好ましく、
1:2〜1:8が更に好ましい。樹脂の比率がこれ以下
になると、有機低分子物質を樹脂中に保持した膜に形成
することが困難となり、またこれ以上になると、有機低
分子物質の量が少ないため、不透明化が困難になる。
【0036】記録層には以上の成分の他に、透明画像の
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤、可
塑剤等の添加物を添加することができる。これら添加物
は、樹脂母材の軟化開始温度を下げ、透明化を容易にす
るため、樹脂母材を硬化させる場合に特に有効である。
これらの添加物の具体例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−
エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレ
ジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フ
タル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、ア
ジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2
−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ
−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコールジベンゾ
エート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラ
ート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノー
ル酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセ
チルクエン酸トリブチルなど。
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤、可
塑剤等の添加物を添加することができる。これら添加物
は、樹脂母材の軟化開始温度を下げ、透明化を容易にす
るため、樹脂母材を硬化させる場合に特に有効である。
これらの添加物の具体例は次の通りである。 高沸点溶剤の例;リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−
エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレ
ジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フ
タル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキ
シル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジオクチルデシ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル、
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、ア
ジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2
−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ
−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコールジベンゾ
エート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラ
ート、アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノー
ル酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセ
チルクエン酸トリブチルなど。
【0037】可塑剤の例;脂肪酸エステル、ポリエステ
ル可塑剤、エポキシ系可塑剤など。
ル可塑剤、エポキシ系可塑剤など。
【0038】界面活性剤、その他の添加物の例;多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa、Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オルゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト−アミン含有モノマー共重合体;スチレン−無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン−無水マレイン酸共重合体
など。
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa、Ca、Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa、Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オルゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト−アミン含有モノマー共重合体;スチレン−無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン−無水マレイン酸共重合体
など。
【0039】また、記録層には記録層を保護するために
保護層を設けることができる。保護層(厚さ0.1〜1
0μm)の材料としては、シリコーン系ゴム、シリコー
ン樹脂(特開昭63−221087号公報に記載)、ポ
リシロキサングラフトポリマー(特願昭62−1525
50号に記載)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂
(特願昭63−310600号に記載)等が挙げられ
る。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶
剤は、記録層の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しに
くいほうが望ましい。記録層の樹脂及び有機低分子物質
を溶解しにくい溶剤としてn−ヘキサン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が
挙げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面から望ま
しい。
保護層を設けることができる。保護層(厚さ0.1〜1
0μm)の材料としては、シリコーン系ゴム、シリコー
ン樹脂(特開昭63−221087号公報に記載)、ポ
リシロキサングラフトポリマー(特願昭62−1525
50号に記載)や紫外線硬化樹脂又は電子線硬化樹脂
(特願昭63−310600号に記載)等が挙げられ
る。いずれの場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶
剤は、記録層の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しに
くいほうが望ましい。記録層の樹脂及び有機低分子物質
を溶解しにくい溶剤としてn−ヘキサン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等が
挙げられ、特にアルコール系の溶剤がコスト面から望ま
しい。
【0040】また、保護層形成液の溶剤やモノマー成分
等から記録層を保護するために、保護層と記録層との間
に中間層を設けることができる(特開平1−13378
1号公報に記載)。中間層の材料としては記録層中の樹
脂母材の材料として挙げたものの他に下記のような熱硬
化性樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能である。即ち、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽
和ポリエステル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙
げられる。中間層の厚さは0.1〜2μmくらいが好ま
しい。
等から記録層を保護するために、保護層と記録層との間
に中間層を設けることができる(特開平1−13378
1号公報に記載)。中間層の材料としては記録層中の樹
脂母材の材料として挙げたものの他に下記のような熱硬
化性樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能である。即ち、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリビニル
アルコール、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、飽
和ポリエステル、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド等が挙
げられる。中間層の厚さは0.1〜2μmくらいが好ま
しい。
【0041】本発明の可逆性感熱記録媒体には、磁気記
録層を設けることによってカードとして用いることも可
能である(実開平2−3876号公報)。この場合、磁
気記録層は支持体裏面か、あるいは支持体と感熱層の間
に設けているかのどちらでも良い。
録層を設けることによってカードとして用いることも可
能である(実開平2−3876号公報)。この場合、磁
気記録層は支持体裏面か、あるいは支持体と感熱層の間
に設けているかのどちらでも良い。
【0042】先に触れたように、本発明では支持体と記
録層の間に視認性を良くするために着色層を設けること
ができる。着色層は着色剤及び樹脂バインダーを主成分
とする溶液又は分散液を対象面に塗布、乾燥するか、或
いは単に着色シートを貼合せることにより形成される。
ここで着色剤としては上層の記録層の透明及び白濁の変
化を反射画像として認識できればよく、赤、黄、青、
紺、紫、黒、茶、灰、橙、緑などの色を有する染料、顔
料等が使用される。また、樹脂バインダーとしては各種
熱可塑性、熱硬化性又は紫外線硬化性樹脂が使用され
る。
録層の間に視認性を良くするために着色層を設けること
ができる。着色層は着色剤及び樹脂バインダーを主成分
とする溶液又は分散液を対象面に塗布、乾燥するか、或
いは単に着色シートを貼合せることにより形成される。
ここで着色剤としては上層の記録層の透明及び白濁の変
化を反射画像として認識できればよく、赤、黄、青、
紺、紫、黒、茶、灰、橙、緑などの色を有する染料、顔
料等が使用される。また、樹脂バインダーとしては各種
熱可塑性、熱硬化性又は紫外線硬化性樹脂が使用され
る。
【0043】また本発明において画像表示を行なうため
の感熱記録画像表示装置として用いる場合には、多種多
様なものが挙げられるが、その代表的なものは可逆性記
録媒体に画像形成・消去を行なうための画像形成手段と
画像消去手段が同一の発熱体、例えばサーマルヘッド
で、サーマルヘッドに印加するエネルギーを変化させる
ことにより画像処理を行なうことができる感熱記録画像
表示装置、または画像形成手段がサーマルヘッドであ
り、画像消去手段がサーマルヘッド、ホットスタンプ、
ヒートローラー、ヒートブロック等の発熱体を接着させ
る接触押圧型手段か、あるいは温風や赤外線などを用い
た非接触型手段のうち一つから選択される感熱記録画像
表示装置がある。具体的には、例えば図3(a)、
(b)、(c)及び(d)の様な感熱記録消去装置を挙
げることができる。
の感熱記録画像表示装置として用いる場合には、多種多
様なものが挙げられるが、その代表的なものは可逆性記
録媒体に画像形成・消去を行なうための画像形成手段と
画像消去手段が同一の発熱体、例えばサーマルヘッド
で、サーマルヘッドに印加するエネルギーを変化させる
ことにより画像処理を行なうことができる感熱記録画像
表示装置、または画像形成手段がサーマルヘッドであ
り、画像消去手段がサーマルヘッド、ホットスタンプ、
ヒートローラー、ヒートブロック等の発熱体を接着させ
る接触押圧型手段か、あるいは温風や赤外線などを用い
た非接触型手段のうち一つから選択される感熱記録画像
表示装置がある。具体的には、例えば図3(a)、
(b)、(c)及び(d)の様な感熱記録消去装置を挙
げることができる。
【0044】図3(a)は、静止させた可逆性感熱記録
媒体1にホットスタンプ2を押し当てて透明化を行なう
接触押圧型加熱装置の概略である。図中、3はステンプ
台を示している。図3(b)は、ヒートローラー4によ
って透明化を行なう接触型加熱装置の概略である。図
中、5はアイドルローラーを示している。この装置で
は、ヒートローラー4及びアイドルローラー5は等しい
周速で回転しており、これらの間に可逆性感熱記録媒体
1が狭持されながら移動せしめられる。図3(c)は、
ドライヤー6からの温風によって透明化を行なう非接触
型感熱装置の概略であり、図中、7は送りローラーを表
わしている。図3(d)は、ヒートブロック8によって
透明化を行なう接触押圧型加熱装置の概略である。図
中、7は送りローラーを表わしている。またこの図3中
に挙げていないが、図4に挙げているように画像消去装
置としてサーマルヘッドを用いることができることはも
ちろんである。
媒体1にホットスタンプ2を押し当てて透明化を行なう
接触押圧型加熱装置の概略である。図中、3はステンプ
台を示している。図3(b)は、ヒートローラー4によ
って透明化を行なう接触型加熱装置の概略である。図
中、5はアイドルローラーを示している。この装置で
は、ヒートローラー4及びアイドルローラー5は等しい
周速で回転しており、これらの間に可逆性感熱記録媒体
1が狭持されながら移動せしめられる。図3(c)は、
ドライヤー6からの温風によって透明化を行なう非接触
型感熱装置の概略であり、図中、7は送りローラーを表
わしている。図3(d)は、ヒートブロック8によって
透明化を行なう接触押圧型加熱装置の概略である。図
中、7は送りローラーを表わしている。またこの図3中
に挙げていないが、図4に挙げているように画像消去装
置としてサーマルヘッドを用いることができることはも
ちろんである。
【0045】本発明において画像表示を行なうための感
熱記録画像表示装置を用いた具体的な例を下記に述べ
る。先ず第一として、該可逆性記録媒体に画像形成・消
去を行なうための画像形成手段と画像消去手段がサーマ
ルヘッドである例について図4(a)に示す。図4
(a)において、図中1−1の画像形成されている可逆
性感熱記録媒体は、図中11のプラテンロールによって
右方向に送り出され、その時に図中9の画像消去用サー
マルヘッドにてエネルギー印加されて画像が消去される
(同時に記録媒体とサーマルヘッド接触面にズレ応力が
発生するが、記録層の樹脂は架橋されているのでその程
度は極めて小さい。この時点では図中2の画像形成用サ
ーマルヘッドのエネルギー印加はされず図中11のプラ
テンロールのみ駆動して、その後図中12,12のガイ
ドロールにて図中13のストッパーまで搬送される。
熱記録画像表示装置を用いた具体的な例を下記に述べ
る。先ず第一として、該可逆性記録媒体に画像形成・消
去を行なうための画像形成手段と画像消去手段がサーマ
ルヘッドである例について図4(a)に示す。図4
(a)において、図中1−1の画像形成されている可逆
性感熱記録媒体は、図中11のプラテンロールによって
右方向に送り出され、その時に図中9の画像消去用サー
マルヘッドにてエネルギー印加されて画像が消去される
(同時に記録媒体とサーマルヘッド接触面にズレ応力が
発生するが、記録層の樹脂は架橋されているのでその程
度は極めて小さい。この時点では図中2の画像形成用サ
ーマルヘッドのエネルギー印加はされず図中11のプラ
テンロールのみ駆動して、その後図中12,12のガイ
ドロールにて図中13のストッパーまで搬送される。
【0046】図4の(b)において図中1−2の画像消
去されている可逆性感熱記録媒体は図中12のガイドロ
ールで左方向に送り出され、その後図中11のプラテン
ロールにて更に左方向に送り出される。その時に図中1
0の画像形成用サーマルヘッドにてエネルギー印加され
て新しく画像が形成される(同時に記録媒体とサーマル
ヘッド接触面にズレ応力が発生するが、前記のとおり、
その程度は極めて小さい)。この時点では図中9の画像
消去用サーマルヘッドのエネルギー印加はされず、図中
11のプラテンロールのみ駆動して、更に左方向に搬送
される。
去されている可逆性感熱記録媒体は図中12のガイドロ
ールで左方向に送り出され、その後図中11のプラテン
ロールにて更に左方向に送り出される。その時に図中1
0の画像形成用サーマルヘッドにてエネルギー印加され
て新しく画像が形成される(同時に記録媒体とサーマル
ヘッド接触面にズレ応力が発生するが、前記のとおり、
その程度は極めて小さい)。この時点では図中9の画像
消去用サーマルヘッドのエネルギー印加はされず、図中
11のプラテンロールのみ駆動して、更に左方向に搬送
される。
【0047】以上の様な感熱記録画像形成装置を用いる
ことで可逆性感熱記録媒体を用いた画像表示を実施でき
ることは明らかである。また上記の感熱記録画像形成装
置において、図中9,10のサーマルヘッドを同一のサ
ーマルヘッドにすることも可能であり、図中9の画像消
去用サーマルヘッドからホットスタンプ、ヒートローラ
ー、ヒートブロック等の接触押圧型消去装置か、あるい
は温風や赤外線を用いた非接触型消去装置に変更するこ
とも可能である。また更に本装置では図中9に画像消去
用サーマルヘッド、図中10に画像形成用サーマルヘッ
ドを設けることが定義されているが、この逆の装置であ
っても何らさしつかえはない。
ことで可逆性感熱記録媒体を用いた画像表示を実施でき
ることは明らかである。また上記の感熱記録画像形成装
置において、図中9,10のサーマルヘッドを同一のサ
ーマルヘッドにすることも可能であり、図中9の画像消
去用サーマルヘッドからホットスタンプ、ヒートローラ
ー、ヒートブロック等の接触押圧型消去装置か、あるい
は温風や赤外線を用いた非接触型消去装置に変更するこ
とも可能である。また更に本装置では図中9に画像消去
用サーマルヘッド、図中10に画像形成用サーマルヘッ
ドを設けることが定義されているが、この逆の装置であ
っても何らさしつかえはない。
【0048】次に第二として、可逆性感熱記録媒体に画
像形成、消去を行うための画像形成手段と画像消去手段
が同一のサーマルヘッドであり、そのサーマルヘッドの
後ろに加圧手段としてガイドロールを用いた例を図5に
示す。図5において、図中1−1の画像形成されている
可逆性感熱記録媒体は、図中11のプラテンロールによ
って右方向に送り出され、その時に図中14の画像形成
−消去用サーマルヘッドにて、旧画像が消去されて新し
く画像形成が行われる。次に、図中1−3の新しく画像
が形成された可逆性記録媒体は、図中11のプラテンロ
ールによって更に右方向に送り出されて、図中12,1
2のガイドロール間を通過して右方向へ移動する。以上
の様に、このような感熱記録画像形成装置においても画
像表示を実施できることは明らかである。なお、画像形
成及び消去は非接触で行なうこともできる。また、画像
形成と消去との間に、画像形成温度以上に非接触で加
熱したり、画像形成温度以上に圧力を加えながら加熱
する、等の手段を採用することもできる。
像形成、消去を行うための画像形成手段と画像消去手段
が同一のサーマルヘッドであり、そのサーマルヘッドの
後ろに加圧手段としてガイドロールを用いた例を図5に
示す。図5において、図中1−1の画像形成されている
可逆性感熱記録媒体は、図中11のプラテンロールによ
って右方向に送り出され、その時に図中14の画像形成
−消去用サーマルヘッドにて、旧画像が消去されて新し
く画像形成が行われる。次に、図中1−3の新しく画像
が形成された可逆性記録媒体は、図中11のプラテンロ
ールによって更に右方向に送り出されて、図中12,1
2のガイドロール間を通過して右方向へ移動する。以上
の様に、このような感熱記録画像形成装置においても画
像表示を実施できることは明らかである。なお、画像形
成及び消去は非接触で行なうこともできる。また、画像
形成と消去との間に、画像形成温度以上に非接触で加
熱したり、画像形成温度以上に圧力を加えながら加熱
する、等の手段を採用することもできる。
【0049】本発明の(イ)の可逆性感熱記録媒体は記
録層が全体として架橋網状構造を呈しているため、記録
層は有機低分子物質粒子を含めて歪みを生じることがな
く、常に良好な記録の消去が行なえる。
録層が全体として架橋網状構造を呈しているため、記録
層は有機低分子物質粒子を含めて歪みを生じることがな
く、常に良好な記録の消去が行なえる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳しく
説明する。ここでの部及び%はいずれも重量基準であ
る。
説明する。ここでの部及び%はいずれも重量基準であ
る。
【0051】実施例1 支持体として188μm厚の透明PETフィルムを用
い、この上にAl層を設け、 塩化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体 5部 (電気化学工業社製:デンカビニール#1000P) THF 95部 よりなる接着層形成用塗布液を塗布し、加熱乾燥して約
0.8μm厚の接着層を設けた。さらに、その上に 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 31.2部 (電気化学工業社製:デンカビニール#1000MT) エステルアクリレート系紫外線硬化性樹脂 7.8部 (大日本インキ社製:ユニディックC4−782) ベヘン酸(日本油脂:NAA−22S) 2部 エイコサン2酸(岡村製油社製:SL−20・93) 5部 リグノセリン酸(ミヨシ油脂:L−88) 3部 THF 120部 トルエン 12部 よりなる記録層形成用溶液を塗布し、加熱乾燥後80W
/cmの紫外線ランプで硬化させ、約10μm厚の記録
層を設けた(紫外線照射時の媒体温度65℃)。更にそ
の上に、 紫外線硬化樹脂75%酢酸ブチル溶液 10部 (大日本インキ社製:ユニディックC7−157) イソプロピルアルコール 10部 トルエン 1部 よりなる保護層用溶液を塗布し、加熱乾燥後80W/c
mの紫外線ランプで硬化させ、約3.5μm厚の保護層
を設け、可逆性感熱記録媒体を作成した。
い、この上にAl層を設け、 塩化ビニル−酢酸ビニル−リン酸エステル共重合体 5部 (電気化学工業社製:デンカビニール#1000P) THF 95部 よりなる接着層形成用塗布液を塗布し、加熱乾燥して約
0.8μm厚の接着層を設けた。さらに、その上に 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 31.2部 (電気化学工業社製:デンカビニール#1000MT) エステルアクリレート系紫外線硬化性樹脂 7.8部 (大日本インキ社製:ユニディックC4−782) ベヘン酸(日本油脂:NAA−22S) 2部 エイコサン2酸(岡村製油社製:SL−20・93) 5部 リグノセリン酸(ミヨシ油脂:L−88) 3部 THF 120部 トルエン 12部 よりなる記録層形成用溶液を塗布し、加熱乾燥後80W
/cmの紫外線ランプで硬化させ、約10μm厚の記録
層を設けた(紫外線照射時の媒体温度65℃)。更にそ
の上に、 紫外線硬化樹脂75%酢酸ブチル溶液 10部 (大日本インキ社製:ユニディックC7−157) イソプロピルアルコール 10部 トルエン 1部 よりなる保護層用溶液を塗布し、加熱乾燥後80W/c
mの紫外線ランプで硬化させ、約3.5μm厚の保護層
を設け、可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0052】実施例2 実施例1のデンカビニール#1000MTを37.05
部とし、ユニディックC4−782を1.95部とした
以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
部とし、ユニディックC4−782を1.95部とした
以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
【0053】実施例3 実施例1のデンカビニール#1000MTを35.88
部とし、ユニディックC4−782を3.12部とした
以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
部とし、ユニディックC4−782を3.12部とした
以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
【0054】実施例4 実施例1のデンカビニール#1000MTを33.15
部とし、ユニディックC4−782を5.85部とした
以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
部とし、ユニディックC4−782を5.85部とした
以外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
【0055】実施例5 デンカビニール#1000MTを30.13部とし、ユ
ニディックC4−782を8.97部とした以外は、実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ニディックC4−782を8.97部とした以外は、実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0056】実施例6 デンカビニール#1000MTを29.25部とし、ユ
ニディックC4−782を9.75部とした以外は、実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ニディックC4−782を9.75部とした以外は、実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0057】実施例7 デンカビニール#1000MTを25.35部とし、ユ
ニディックC4−782をタケラックUV−6030
(ウレタンアクリレート系90%酢酸エチル溶液:武田
薬品工業)に代え、その使用量を14.41部とし、重
合開始剤としてIRUGACURE184(CIBA
GEIGY社製)を0.68部加え、フタル酸ジイソデ
シルを2部加えた以外は、実施例1と同様にして可逆性
感熱記録媒体を作成した。
ニディックC4−782をタケラックUV−6030
(ウレタンアクリレート系90%酢酸エチル溶液:武田
薬品工業)に代え、その使用量を14.41部とし、重
合開始剤としてIRUGACURE184(CIBA
GEIGY社製)を0.68部加え、フタル酸ジイソデ
シルを2部加えた以外は、実施例1と同様にして可逆性
感熱記録媒体を作成した。
【0058】実施例8 デンカビニール#1000MTを31.2部とし、UV
−6030を8.23部とし、IRUGACURE18
4を0.39部とし、フタル酸ジイソデシルを加えない
以外は、実施例7と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
−6030を8.23部とし、IRUGACURE18
4を0.39部とし、フタル酸ジイソデシルを加えない
以外は、実施例7と同様にして可逆性感熱記録媒体を作
成した。
【0059】実施例9 ユニディックC4−782をNKエステルA−NPG
(ネオペンチルグリコールジアクリレート:新中村化学
工業社製)に代え、その使用量を7.41部とし、重合
開始剤IRUGACURE184を0.39部加えた以
外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成
した。
(ネオペンチルグリコールジアクリレート:新中村化学
工業社製)に代え、その使用量を7.41部とし、重合
開始剤IRUGACURE184を0.39部加えた以
外は、実施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成
した。
【0060】実施例10 デンカビニール#1000MTを25.35部とし、ユ
ニディックC4−782を13.65部とし、さらにフ
タル酸ジイソデシルを2.5部加えた以外は、実施例1
と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ニディックC4−782を13.65部とし、さらにフ
タル酸ジイソデシルを2.5部加えた以外は、実施例1
と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0061】実施例11 デンカビニール#1000MTを36.05部、タケラ
ックUV6030を2.1部、重合開始剤IRUGAC
URE184を0.01部とした以外は、実施例7と同
様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ックUV6030を2.1部、重合開始剤IRUGAC
URE184を0.01部とした以外は、実施例7と同
様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0062】実施例12 デンカビニール#1000MTを33.15部とし、ユ
ニディックC4−782を2.54部とし、さらにジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレートのε−カプロラ
クトン付加物(日本化薬社製 DPCA120)を2.
54部添加した記録層形成用溶液を塗布し120℃にて
加熱乾燥後、該支持体の温度が80℃以上の高温状態で
80W/cmの紫外線ランプで硬化させた以外は、実施
例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ニディックC4−782を2.54部とし、さらにジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレートのε−カプロラ
クトン付加物(日本化薬社製 DPCA120)を2.
54部添加した記録層形成用溶液を塗布し120℃にて
加熱乾燥後、該支持体の温度が80℃以上の高温状態で
80W/cmの紫外線ランプで硬化させた以外は、実施
例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0063】実施例13 エイコサン2酸を5.5部、リグノセリン酸を3.5
部、ベヘン酸を0部とし、新たにステアリン酸ステアリ
ル(日本油脂社製、融点61℃)を1.0部添加した以
外は、実施例12と同様にして可逆性感熱記録材料を作
成した。
部、ベヘン酸を0部とし、新たにステアリン酸ステアリ
ル(日本油脂社製、融点61℃)を1.0部添加した以
外は、実施例12と同様にして可逆性感熱記録材料を作
成した。
【0064】実施例14 リグノセリン酸を2.5部、ステアリン酸ステアリルを
2.0部とした以外は実施例12と同様にして可逆性感
熱記録材料を作成した。
2.0部とした以外は実施例12と同様にして可逆性感
熱記録材料を作成した。
【0065】実施例15 リグノセリン酸を2.0部、ステアリン酸ステアリルを
3.0部とした以外は実施例12と同様にして可逆性感
熱記録材料を作成した。
3.0部とした以外は実施例12と同様にして可逆性感
熱記録材料を作成した。
【0066】実施例16 ユニディックC4−782を5.08部とし、DPCA
120を0部とした以外は実施例12と同様にして可逆
性感熱記録材料を作成した。
120を0部とした以外は実施例12と同様にして可逆
性感熱記録材料を作成した。
【0067】実施例17 ステアリン酸ステアリルをステアリン酸パルミチル(S
IGMA社製、融点57.5℃)に変更した以外は実施
例14と同様にして可逆性感熱記録材料を作成した。
IGMA社製、融点57.5℃)に変更した以外は実施
例14と同様にして可逆性感熱記録材料を作成した。
【0068】比較例1 ユニディックC4−782を加えず、デンカビニール#
1000MTを39部にした以外は、実施例1と同様に
して可逆性感熱記録媒体を作成した。
1000MTを39部にした以外は、実施例1と同様に
して可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0069】比較例2 デンカビニール#1000MTを19.5部、ユニディ
ックC4−782をNKエステルA−400(ポリエチ
レングリコールジアクリレート:新中村化学工業)に代
え、その使用量を19.5部とし、重合開始剤IRUG
ACURE184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン)5部加えた以外は、実施例1と同様にして
可逆性感熱記録媒体を作成した。
ックC4−782をNKエステルA−400(ポリエチ
レングリコールジアクリレート:新中村化学工業)に代
え、その使用量を19.5部とし、重合開始剤IRUG
ACURE184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン)5部加えた以外は、実施例1と同様にして
可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0070】比較例3 デンカビニール#1000MTを37.83部とし、ユ
ニディックC4−782を1.17部とした以外は、実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ニディックC4−782を1.17部とした以外は、実
施例1と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0071】比較例4 デンカビニール#1000MTを23.4部、ユニディ
ックC4−782を15.6部とした以外は、実施例1
と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ックC4−782を15.6部とした以外は、実施例1
と同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0072】比較例5 デンカビニール#1000MTを23.4部、タケラッ
クUV6030を16.47部、重合開始剤IRUGA
CURE184を0.78部とした以外は、実施例7と
同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
クUV6030を16.47部、重合開始剤IRUGA
CURE184を0.78部とした以外は、実施例7と
同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0073】比較例6 デンカビニール#1000MTを37.83部、タケラ
ックUV6030を1.11部、重合開始剤IRUGA
CURE184を0.06部とした以外は、実施例7と
同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
ックUV6030を1.11部、重合開始剤IRUGA
CURE184を0.06部とした以外は、実施例7と
同様にして可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0074】比較例7 支持体及び接着層は実施例1と同様にして作成し、さら
にその上に デンカビニール#1000MT 100部 NKエステルA−400(ポリエチレングリコール ジアクリレート:新中村化学工業) 100部 12−トリコサノン 40部 1,12−テトラデカン2酸 10部 IRUGACURE 184 5部 THF 1000部 トルエン 300部 よりなる記録層形成用溶液を塗布し、加熱乾燥後80W
/cmの紫外線ランプで硬化させ、約10μm厚の記録
層を設けた。更にその上に実施例1と同様にして保護層
を設け可逆性感熱記録媒体を作成した。
にその上に デンカビニール#1000MT 100部 NKエステルA−400(ポリエチレングリコール ジアクリレート:新中村化学工業) 100部 12−トリコサノン 40部 1,12−テトラデカン2酸 10部 IRUGACURE 184 5部 THF 1000部 トルエン 300部 よりなる記録層形成用溶液を塗布し、加熱乾燥後80W
/cmの紫外線ランプで硬化させ、約10μm厚の記録
層を設けた。更にその上に実施例1と同様にして保護層
を設け可逆性感熱記録媒体を作成した。
【0075】次に実施例1〜17、及び比較例1〜7ま
での可逆性感熱記録媒体について画像形成及び消去の繰
り返し耐久性テストを行った。画像形成用プリンターと
して沖電気製サーマルヘッド印字装置を用い0.30m
J/dotの印加エネルギーで画像を形成した。画像の
消去は、温水の熱により行った。上記条件で画像形成及
び消去を70回行った結果を表2に示した。表1の濃度
値は、印字後10分経過後にマクベスRD914反射濃
度計にて測定した。画像視認性は目視にて判定した。ま
た、セイコー電子工業(株)社製TMA/ss150c
による150℃における動的粘弾性測定を行なった結果
を表2に示した。またゲル分率値を測定した結果を表2
に示した。
での可逆性感熱記録媒体について画像形成及び消去の繰
り返し耐久性テストを行った。画像形成用プリンターと
して沖電気製サーマルヘッド印字装置を用い0.30m
J/dotの印加エネルギーで画像を形成した。画像の
消去は、温水の熱により行った。上記条件で画像形成及
び消去を70回行った結果を表2に示した。表1の濃度
値は、印字後10分経過後にマクベスRD914反射濃
度計にて測定した。画像視認性は目視にて判定した。ま
た、セイコー電子工業(株)社製TMA/ss150c
による150℃における動的粘弾性測定を行なった結果
を表2に示した。またゲル分率値を測定した結果を表2
に示した。
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】実施例及び比較例の記載から明らかなよ
うに、本発明の熱可逆性感熱記録媒体によれば、画像形
成及び消去を繰り返しても白濁画像劣化が少なく、また
コントラスト変化についても少なく、繰り返し耐久性が
向上する。
うに、本発明の熱可逆性感熱記録媒体によれば、画像形
成及び消去を繰り返しても白濁画像劣化が少なく、また
コントラスト変化についても少なく、繰り返し耐久性が
向上する。
【図1】(a)(b)(c)及び(d)は従来の画像表
示における発熱体による可逆性感熱記録媒体の感熱層の
影響を表わした図。
示における発熱体による可逆性感熱記録媒体の感熱層の
影響を表わした図。
【図2】本発明に係る可逆性感熱記録媒体の熱による透
明度の変化を表わした図。
明度の変化を表わした図。
【図3】感熱記録画像表示装置における、画像消去手段
の種々の具体例。
の種々の具体例。
【図4】(a)及び(b)は本発明の方法による、サー
マルヘッドを用いた可逆性感熱記録媒体への画像の形成
−消去を行なった例。
マルヘッドを用いた可逆性感熱記録媒体への画像の形成
−消去を行なった例。
【図5】サーマルヘッドと、該サーマルヘッドの後に設
けた加圧手段としてのガイドロールを用いた可逆性感熱
記録媒体への画像の形成−消去を行なった例。
けた加圧手段としてのガイドロールを用いた可逆性感熱
記録媒体への画像の形成−消去を行なった例。
1…可逆性感熱記録媒体 1−1…画像形成されている可逆性感熱記録媒体 1−2…画像消去された可逆性感熱記録媒体 1−3…新しく画像が形成された可逆性感熱記録媒体 2…ホットスタンプ 3…スタンプ台 4…ヒートローラー 5…アイドルローラー 6…ドライヤー 7…送りローラー 8…ヒートブロック 9…画像消去用ヘッド 10…画像形成用ヘッド 11…プラテンロール 12…ガイドロール 13…ストッパー 14…画像形成・消去用ヘッド
フロントページの続き (72)発明者 杉山 信好 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 増渕 文人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 伊藤 彰英 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 諸星 邦親 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 天野 哲也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 堀田 吉彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (9)
- 【請求項1】 支持体上に、少なくとも樹脂及びその樹
脂母材中に分散された有機低分子物質を主成分とし、温
度に依存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた
可逆性感熱記録媒体において、感熱層中の樹脂母材とし
て紫外線又は電子線硬化樹脂を用い、かつ紫外線又は電
子線照射により硬化させた後の前記感熱層のガラス転移
温度を越えたゴム状領域における弾性率が6×106以
上107dyn/cm2未満の範囲内であることを特徴と
する可逆性感熱記録材料。 - 【請求項2】 前記感熱層のゲル分率が30%〜65%
であることを特徴とする請求項1記載の可逆性感熱記録
材料。 - 【請求項3】 支持体上に、少なくとも樹脂及び樹脂母
材中に分散された有機低分子物質を主成分とし、温度に
依存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた可逆
性感熱記録媒体において、該樹脂が、ポリ塩化ビニル、
ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ
アミド、ポリビニルピロリドン、天然ゴム、ポリシロキ
サン、ポリビニルアルコール、ポリアクロレインから選
ばれた群よりなる少なくとも一種又はこれらの共重合体
(樹脂A)と、紫外線硬化性樹脂(樹脂B)との少なく
とも2種以上からなり、該樹脂Aと該樹脂Bとの重量比
が95:5〜65:35の範囲内である樹脂混合物を、
紫外線により硬化させた樹脂であることを特徴とする請
求項1又は2記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項4】 前記紫外線硬化性樹脂(樹脂B)が、ポ
リエステルアクリレート系樹脂であることを特徴とする
請求項3記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項5】 前記樹脂Aと前記樹脂Bとの重量比が、
95:5〜77:23の範囲内であることを特徴とする
請求項4記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項6】 前記紫外線硬化性樹脂(樹脂B)が、
(ポリ)ウレタンアクリレート系樹脂であることを特徴
とする請求項3記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項7】 前記樹脂Aと前記樹脂Bとの重量比が、
90:10〜72:28の範囲内であることを特徴とす
る請求項4記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項8】 前記紫外線又は電子線硬化樹脂の少なく
とも1種がε−カプロラクトン付加物を含むことを特徴
とする請求項1又は2記載の可逆性感熱記録材料。 - 【請求項9】 前記有機低分子物質が2種以上混合さ
れ、かつ最も低融点である有機低分子物質の融点が60
℃以上であり、かつ最も低融点である有機低分子物質の
含有率が2種以上混合された有機低分子物質全体の20
重量%以下であることを特徴とする請求項1又は2記載
の可逆性感熱記録材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8129055A JPH0920084A (ja) | 1995-05-02 | 1996-04-25 | 可逆性感熱記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13277395 | 1995-05-02 | ||
| JP7-132773 | 1995-05-02 | ||
| JP8129055A JPH0920084A (ja) | 1995-05-02 | 1996-04-25 | 可逆性感熱記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0920084A true JPH0920084A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=26464575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8129055A Pending JPH0920084A (ja) | 1995-05-02 | 1996-04-25 | 可逆性感熱記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0920084A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003091040A1 (en) | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Information recording/displaying card, image processing method using same, and image processor |
| WO2003091041A1 (en) | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Information recording/displaying card, image processing method using same, and image processor |
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- 1996-04-25 JP JP8129055A patent/JPH0920084A/ja active Pending
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