JPH09201869A - 熱可塑性重合体シートの製造方法および装置 - Google Patents
熱可塑性重合体シートの製造方法および装置Info
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- JPH09201869A JPH09201869A JP8029900A JP2990096A JPH09201869A JP H09201869 A JPH09201869 A JP H09201869A JP 8029900 A JP8029900 A JP 8029900A JP 2990096 A JP2990096 A JP 2990096A JP H09201869 A JPH09201869 A JP H09201869A
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- thermoplastic polymer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電印加性の悪いポリマーをシート状に成形
する際にも、厚み均一性に優れた熱可塑性重合体シート
を得る。 【解決手段】 溶融状態の熱可塑性重合体シートを口金
からシート状に移動冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放
電電極により静電荷を印加して、吐出されたシートを移
動冷却体に密着せしめる熱可塑性重合体シートの製造方
法において、前記熱可塑性重合体シートの280℃にお
ける溶融比抵抗値Rが R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極として、ワイヤー径φ(m
m)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすワイヤーを用いることを特徴とする熱可塑性重
合体シートの製造方法、および装置。
する際にも、厚み均一性に優れた熱可塑性重合体シート
を得る。 【解決手段】 溶融状態の熱可塑性重合体シートを口金
からシート状に移動冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放
電電極により静電荷を印加して、吐出されたシートを移
動冷却体に密着せしめる熱可塑性重合体シートの製造方
法において、前記熱可塑性重合体シートの280℃にお
ける溶融比抵抗値Rが R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極として、ワイヤー径φ(m
m)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすワイヤーを用いることを特徴とする熱可塑性重
合体シートの製造方法、および装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性重合体シ
ートの製造方法および装置に関する。更に詳しくは、静
電印加性の悪い原料を使用した場合にも、厚み均一性に
優れた熱可塑性重合体シートを製造できる方法および装
置に関する。
ートの製造方法および装置に関する。更に詳しくは、静
電印加性の悪い原料を使用した場合にも、厚み均一性に
優れた熱可塑性重合体シートを製造できる方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性重合体シートの製造において、
厚み均一性を悪化せしめる原因は、シート状の溶融重合
体を移動冷却体上に接地して、冷却固化せしめる際、シ
ートと該冷却体との間に随伴気流を巻き込むために、冷
却体上でのシートの接地点変動や、口金と冷却体間でシ
ートが振動を起こすことにあると考えられている。
厚み均一性を悪化せしめる原因は、シート状の溶融重合
体を移動冷却体上に接地して、冷却固化せしめる際、シ
ートと該冷却体との間に随伴気流を巻き込むために、冷
却体上でのシートの接地点変動や、口金と冷却体間でシ
ートが振動を起こすことにあると考えられている。
【0003】従来の技術では、放電電極により静電荷を
印加してキャストする際、該放電電極を適正な位置に固
定し、静電荷をシート状溶融物に効果的に印加すること
により、シートと移動冷却体間に生ずる随伴気流の巻き
込みや、シートの冷却体への接地点変動、口金と冷却体
間でのシートの振動を抑制し、厚み均一性の向上をはか
っている(例えば、特公昭37−6142号公報)。
印加してキャストする際、該放電電極を適正な位置に固
定し、静電荷をシート状溶融物に効果的に印加すること
により、シートと移動冷却体間に生ずる随伴気流の巻き
込みや、シートの冷却体への接地点変動、口金と冷却体
間でのシートの振動を抑制し、厚み均一性の向上をはか
っている(例えば、特公昭37−6142号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術においては、溶融重合体シートの溶融時におけ
る導電性、つまりシートと移動冷却体の密着性を示す溶
融比抵抗値が高いポリマーを使った場合には、シートと
移動冷却体の密着性が悪いため、厚みむらが悪くなる傾
向にある。特に、放電電極から発生する電界強度を上げ
る目的で、ワイヤー径を細くした場合などは、ワイヤー
の破断張力が低くなるために、ワイヤー張力の設定を低
くせざるを得ず、ワイヤーの弦振動が大きくなり、特に
シート長手方向の厚みむらが改善できないという問題が
あった。
従来技術においては、溶融重合体シートの溶融時におけ
る導電性、つまりシートと移動冷却体の密着性を示す溶
融比抵抗値が高いポリマーを使った場合には、シートと
移動冷却体の密着性が悪いため、厚みむらが悪くなる傾
向にある。特に、放電電極から発生する電界強度を上げ
る目的で、ワイヤー径を細くした場合などは、ワイヤー
の破断張力が低くなるために、ワイヤー張力の設定を低
くせざるを得ず、ワイヤーの弦振動が大きくなり、特に
シート長手方向の厚みむらが改善できないという問題が
あった。
【0005】そこで本発明の課題は、このような静電印
加性の悪いポリマーをシート状に成形する際にも、厚み
均一性に優れた熱可塑性重合体シートを得ることができ
るようにすることにある。
加性の悪いポリマーをシート状に成形する際にも、厚み
均一性に優れた熱可塑性重合体シートを得ることができ
るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱可塑性重合体シートの製造方法は、溶融
状態の熱可塑性重合体シートを口金からシート状に移動
冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放電電極により静電荷
を印加して、吐出されたシートを移動冷却体に密着せし
める熱可塑性重合体シートの製造方法において、前記熱
可塑性重合体シートの280℃における溶融比抵抗値R
が R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極として、ワイヤー径φ(m
m)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすワイヤーを用いることを特徴とする方法からな
る。
に、本発明の熱可塑性重合体シートの製造方法は、溶融
状態の熱可塑性重合体シートを口金からシート状に移動
冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放電電極により静電荷
を印加して、吐出されたシートを移動冷却体に密着せし
める熱可塑性重合体シートの製造方法において、前記熱
可塑性重合体シートの280℃における溶融比抵抗値R
が R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極として、ワイヤー径φ(m
m)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすワイヤーを用いることを特徴とする方法からな
る。
【0007】また、本発明に係る熱可塑性重合体シート
の製造装置は、溶融状態の熱可塑性重合体シートを口金
からシート状に移動冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放
電電極により静電荷を印加して、吐出されたシートを移
動冷却体に密着せしめる熱可塑性重合体シートの製造装
置において、前記熱可塑性重合体シートの280℃にお
ける溶融比抵抗値Rが R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極に用いるワイヤーが、ワイ
ヤー径φ(mm)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすことを特徴とするものからなる。
の製造装置は、溶融状態の熱可塑性重合体シートを口金
からシート状に移動冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放
電電極により静電荷を印加して、吐出されたシートを移
動冷却体に密着せしめる熱可塑性重合体シートの製造装
置において、前記熱可塑性重合体シートの280℃にお
ける溶融比抵抗値Rが R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極に用いるワイヤーが、ワイ
ヤー径φ(mm)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすことを特徴とするものからなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、溶融状態の熱可塑性重
合体を口金からシート状にして移動冷却体上に押し出
し、ワイヤーからなる放電電極により静電荷を印加し該
移動冷却体に密着させ、移動冷却体上で固化せしめる熱
可塑性重合体シートの製造方法において、溶融状態のシ
ートの静電印加特性を示す溶融比抵抗値Rが5×108
Ω・cm以上と高く、該シートと移動冷却体との密着性
が悪い場合に、ワイヤー径φを0.15mm以上1.0
mm以下として電界強度を高く保ちつつ、ワイヤー張力
Fを1000φ2 (N)以上としてワイヤーの弦振動を
極力小さくし、かつ破断張力には至らない2500φ2
(N)以下としてワイヤーが切断しない条件設定とする
ことにより、シートの厚み均一性の向上をはかることを
特徴とするものである。
合体を口金からシート状にして移動冷却体上に押し出
し、ワイヤーからなる放電電極により静電荷を印加し該
移動冷却体に密着させ、移動冷却体上で固化せしめる熱
可塑性重合体シートの製造方法において、溶融状態のシ
ートの静電印加特性を示す溶融比抵抗値Rが5×108
Ω・cm以上と高く、該シートと移動冷却体との密着性
が悪い場合に、ワイヤー径φを0.15mm以上1.0
mm以下として電界強度を高く保ちつつ、ワイヤー張力
Fを1000φ2 (N)以上としてワイヤーの弦振動を
極力小さくし、かつ破断張力には至らない2500φ2
(N)以下としてワイヤーが切断しない条件設定とする
ことにより、シートの厚み均一性の向上をはかることを
特徴とするものである。
【0009】たとえば図1に示すように、口金1から吐
出された溶融状態の熱可塑性重合体シート2は、移動冷
却体3(図示例では冷却ドラムであるが、冷却用無端ベ
ルト等も可能である)上に吐出され、移動冷却体3の表
面に密着されて移動冷却体3上で冷却、固化され、未延
伸シート4に成形される。移動冷却体3上に吐出する
際、熱可塑性重合体シート2に、ワイヤー放電電極5か
ら静電荷が印加されそれによって移動冷却体3上への密
着性が向上されるとともに、着地点が安定化され、口金
1と移動冷却体3との間におけるシート2の弦振動が抑
制される。
出された溶融状態の熱可塑性重合体シート2は、移動冷
却体3(図示例では冷却ドラムであるが、冷却用無端ベ
ルト等も可能である)上に吐出され、移動冷却体3の表
面に密着されて移動冷却体3上で冷却、固化され、未延
伸シート4に成形される。移動冷却体3上に吐出する
際、熱可塑性重合体シート2に、ワイヤー放電電極5か
ら静電荷が印加されそれによって移動冷却体3上への密
着性が向上されるとともに、着地点が安定化され、口金
1と移動冷却体3との間におけるシート2の弦振動が抑
制される。
【0010】本発明いおいて、用いる熱可塑性樹脂とし
ては、一般にフイルムに成形可能なすべての樹脂を包含
する。これらの樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等で代表さ
れるポリエステルや、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデンなどを用いることができる。
ては、一般にフイルムに成形可能なすべての樹脂を包含
する。これらの樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等で代表さ
れるポリエステルや、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデンなどを用いることができる。
【0011】そして本発明では、主として、280℃に
おける溶融比抵抗値RがR≧5×108 (Ω・cm)の
比較的静電印加性の悪いものを対象としている。このよ
うなポリマーは、ポリマー自身の特性もさることなが
ら、該ポリマーに添加される導電性物質によって、その
溶融比抵抗値が左右される。
おける溶融比抵抗値RがR≧5×108 (Ω・cm)の
比較的静電印加性の悪いものを対象としている。このよ
うなポリマーは、ポリマー自身の特性もさることなが
ら、該ポリマーに添加される導電性物質によって、その
溶融比抵抗値が左右される。
【0012】放電電極に用いるワイヤーは、その径φと
張力Fが、 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満足しなければならない。ワイヤー張力条件として、
より好ましくは、 2000φ2 ≧F≧1250φ2 (N) ワイヤー径としてより好ましくは、 0.3≧φ≧0.15(mm) である。上記範囲において、ワイヤー張力の上限付近は
ワイヤー切れを起こしやすく、下限付近はワイヤー振動
を起こしやすいが、上記範囲内とすることにより、ワイ
ヤー切れ、ワイヤー振動の両方が抑制される。
張力Fが、 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満足しなければならない。ワイヤー張力条件として、
より好ましくは、 2000φ2 ≧F≧1250φ2 (N) ワイヤー径としてより好ましくは、 0.3≧φ≧0.15(mm) である。上記範囲において、ワイヤー張力の上限付近は
ワイヤー切れを起こしやすく、下限付近はワイヤー振動
を起こしやすいが、上記範囲内とすることにより、ワイ
ヤー切れ、ワイヤー振動の両方が抑制される。
【0013】そして、上記範囲のワイヤー径φとするこ
とにより、良好な電界強度が得られ、所望の静電荷がシ
ートに付与されて良好な静電印加性が得られる。
とにより、良好な電界強度が得られ、所望の静電荷がシ
ートに付与されて良好な静電印加性が得られる。
【0014】このようなワイヤー条件を達成するするた
めに、ワイヤーの材質としては、レニウムやタングステ
ンなど破断張力の高い金属が好ましい。
めに、ワイヤーの材質としては、レニウムやタングステ
ンなど破断張力の高い金属が好ましい。
【0015】なお、ワイヤーからなる放電電極と接地さ
れた移動冷却体の間に高電圧を印加し、静電作用によっ
て溶融状態の重合体シートを移動冷却体に密着させるた
めの静電印加装置としては、従来公知のものが適用でき
る。
れた移動冷却体の間に高電圧を印加し、静電作用によっ
て溶融状態の重合体シートを移動冷却体に密着させるた
めの静電印加装置としては、従来公知のものが適用でき
る。
【0016】また、移動冷却体上で冷却、成形された未
延伸シートは、そのまま製品としてもよく、所定の倍率
で一軸延伸、二軸延伸されてフイルム製品とされてもよ
い。
延伸シートは、そのまま製品としてもよく、所定の倍率
で一軸延伸、二軸延伸されてフイルム製品とされてもよ
い。
【0017】
実施例1 直鎖状ポリエステルからなる固有粘度0.7、溶融比抵
抗109 Ω・cmの樹脂を、設定温度285℃の押出機
により溶融させ、濾過精度20μmのフイルターにより
ポリマー中の粗い異物を除去した後、リップ間隙3mm
の口金より吐出させ、表面温度25℃の移動冷却体(キ
ャスティングドラム)に密着させ、厚さ300μmのシ
ートを成形した。溶融ポリマーをドラムに密着させる
際、10kVの直流電圧を印加せしめた放電電極のワイ
ヤー径を0.15mm、ワイヤー張力を25Nに設定し
た。このときの中間製品長手方向の厚みむらの最大最小
の差は、4μmと良好であった。
抗109 Ω・cmの樹脂を、設定温度285℃の押出機
により溶融させ、濾過精度20μmのフイルターにより
ポリマー中の粗い異物を除去した後、リップ間隙3mm
の口金より吐出させ、表面温度25℃の移動冷却体(キ
ャスティングドラム)に密着させ、厚さ300μmのシ
ートを成形した。溶融ポリマーをドラムに密着させる
際、10kVの直流電圧を印加せしめた放電電極のワイ
ヤー径を0.15mm、ワイヤー張力を25Nに設定し
た。このときの中間製品長手方向の厚みむらの最大最小
の差は、4μmと良好であった。
【0018】実施例2 放電電極のワイヤー径を0.2mm、ワイヤー張力を7
5Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。この
時の中間製品長手方向の厚みむらの最大最小の差は、
2.5μmと実施例1のときよりもさらに改善された。
5Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。この
時の中間製品長手方向の厚みむらの最大最小の差は、
2.5μmと実施例1のときよりもさらに改善された。
【0019】比較例1 放電電極のワイヤー径を0.1mm、ワイヤー張力を1
0Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。この
ときの中間製品長手方向の厚みむらの最大最小の差は、
8μmと実施例1、2に比べて悪化した。
0Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。この
ときの中間製品長手方向の厚みむらの最大最小の差は、
8μmと実施例1、2に比べて悪化した。
【0020】比較例2 放電電極のワイヤー径を0.2mm、ワイヤー張力を3
0Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。この
ときの中間製品長手方向の厚みむらの最大最小の差は、
5μmと実施例1、2に比べて悪化した。
0Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。この
ときの中間製品長手方向の厚みむらの最大最小の差は、
5μmと実施例1、2に比べて悪化した。
【0021】比較例3 放電電極のワイヤー径を0.2mm、ワイヤー張力を1
10Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。こ
のとき成膜当初の中間製品長手方向の厚みむらの最大最
小の差は、2μmとかなり良好であったが、経時でワイ
ヤーの劣化が進み、ワイヤー切れが発生した。
10Nに設定した以外は、実施例1と同様に行った。こ
のとき成膜当初の中間製品長手方向の厚みむらの最大最
小の差は、2μmとかなり良好であったが、経時でワイ
ヤーの劣化が進み、ワイヤー切れが発生した。
【0022】比較例4 固有粘度0.65、溶融比抵抗108 Ω・cmの静電印
加性の良い樹脂を使用し、放電電極のワイヤー径を0.
1mm、ワイヤー張力を10Nに設定したものと、0.
2mmで75Nに設定したものの2種類について、実施
例1と同様に成膜した。結果は前者の中間製品長手方向
の厚みむらの最大最小の差が2μmと良好であったのに
対し、後者が4μmと悪化した。溶融比抵抗値が低く、
静電印加性の良い樹脂を使用する場合は、ワイヤー径を
細くすることによる電界強度の低下の影響を大きく受け
ることがわかった。
加性の良い樹脂を使用し、放電電極のワイヤー径を0.
1mm、ワイヤー張力を10Nに設定したものと、0.
2mmで75Nに設定したものの2種類について、実施
例1と同様に成膜した。結果は前者の中間製品長手方向
の厚みむらの最大最小の差が2μmと良好であったのに
対し、後者が4μmと悪化した。溶融比抵抗値が低く、
静電印加性の良い樹脂を使用する場合は、ワイヤー径を
細くすることによる電界強度の低下の影響を大きく受け
ることがわかった。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおり、溶融比抵抗値が高
く静電印加性の悪い樹脂シートを移動冷却体に吐出し、
ワイヤー状の放電電極により静電荷をシートに印加して
密着固化せしめる製造方法を実施する場合、本発明のワ
イヤー径、ワイヤー張力の範囲に設定することにより、
ワイヤー弦振動が抑制でき、シートの移動冷却体上への
着地点が安定するとともに、良好な静電印加性が得ら
れ、中間製品の長手方向の厚みむらを改善することがで
きる。
く静電印加性の悪い樹脂シートを移動冷却体に吐出し、
ワイヤー状の放電電極により静電荷をシートに印加して
密着固化せしめる製造方法を実施する場合、本発明のワ
イヤー径、ワイヤー張力の範囲に設定することにより、
ワイヤー弦振動が抑制でき、シートの移動冷却体上への
着地点が安定するとともに、良好な静電印加性が得ら
れ、中間製品の長手方向の厚みむらを改善することがで
きる。
【図1】本発明の一実施態様に係る熱可塑性重合体シー
トの製造装置の概略構成図である。
トの製造装置の概略構成図である。
1 ダイ 2 溶融シート 3 移動冷却体 4 成形シート 5 放電電極
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融状態の熱可塑性重合体シートを口金
からシート状に移動冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放
電電極により静電荷を印加して、吐出されたシートを移
動冷却体に密着せしめる熱可塑性重合体シートの製造方
法において、前記熱可塑性重合体シートの280℃にお
ける溶融比抵抗値Rが R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極として、ワイヤー径φ(m
m)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすワイヤーを用いることを特徴とする熱可塑性重
合体シートの製造方法。 - 【請求項2】 溶融状態の熱可塑性重合体シートを口金
からシート状に移動冷却体上に吐出し、ワイヤー状の放
電電極により静電荷を印加して、吐出されたシートを移
動冷却体に密着せしめる熱可塑性重合体シートの製造装
置において、前記熱可塑性重合体シートの280℃にお
ける溶融比抵抗値Rが R≧5×108 (Ω・cm) である場合に、前記放電電極に用いるワイヤーが、ワイ
ヤー径φ(mm)、ワイヤー張力F(N)として 2500φ2 ≧F≧1000φ2 (N) 1.0≧φ≧0.15(mm) を満たすことを特徴とする熱可塑性重合体シートの製造
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8029900A JPH09201869A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 熱可塑性重合体シートの製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8029900A JPH09201869A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 熱可塑性重合体シートの製造方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09201869A true JPH09201869A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12288864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8029900A Pending JPH09201869A (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 熱可塑性重合体シートの製造方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09201869A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009234194A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 熱可塑性樹脂シートの製造装置及び製造方法 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP8029900A patent/JPH09201869A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009234194A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 熱可塑性樹脂シートの製造装置及び製造方法 |
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