JPH09203383A - ロータリ圧縮機 - Google Patents
ロータリ圧縮機Info
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- JPH09203383A JPH09203383A JP1094096A JP1094096A JPH09203383A JP H09203383 A JPH09203383 A JP H09203383A JP 1094096 A JP1094096 A JP 1094096A JP 1094096 A JP1094096 A JP 1094096A JP H09203383 A JPH09203383 A JP H09203383A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダ室からローリングピストン内への圧
縮ガスの流入を低減し、該ローリングピストンの軸受と
の摺動による摩耗を防止する。 【解決手段】 シリンダ室14内では、主軸受9と副軸
受10とで支持されたクランク軸5に設けられている偏
心部5aがローリングピストン7に嵌入され、この偏心
部5aの偏心回転により、ローリングピストン7がシリ
ンダ室14の外周面に沿って公転運動している。これに
より、シリンダ室14内で冷媒ガスが圧縮される。ロー
リングピストン7での主軸受9との対向面7aと副軸受
との対向面7bとが耐荷重性,潤滑油保持特性,初期馴
染特性に優れた表面処理がなされ、夫々表面処理層15
が設けられている。これら表面処理層15の表面7c,
7dは、初期動作により、突起部分が除かれて平滑化さ
れている。これにより、ローリングピストン7と主軸受
9,副軸受10との間の隙間(クリアランス)を低減す
る。
縮ガスの流入を低減し、該ローリングピストンの軸受と
の摺動による摩耗を防止する。 【解決手段】 シリンダ室14内では、主軸受9と副軸
受10とで支持されたクランク軸5に設けられている偏
心部5aがローリングピストン7に嵌入され、この偏心
部5aの偏心回転により、ローリングピストン7がシリ
ンダ室14の外周面に沿って公転運動している。これに
より、シリンダ室14内で冷媒ガスが圧縮される。ロー
リングピストン7での主軸受9との対向面7aと副軸受
との対向面7bとが耐荷重性,潤滑油保持特性,初期馴
染特性に優れた表面処理がなされ、夫々表面処理層15
が設けられている。これら表面処理層15の表面7c,
7dは、初期動作により、突起部分が除かれて平滑化さ
れている。これにより、ローリングピストン7と主軸受
9,副軸受10との間の隙間(クリアランス)を低減す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として空調機,
冷蔵庫に使用されるロータリ圧縮機に係り、性能向上に
好適な構造を有するロータリ圧縮機に関するものであ
る。
冷蔵庫に使用されるロータリ圧縮機に係り、性能向上に
好適な構造を有するロータリ圧縮機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3はロータリ圧縮機の一従来例の全体
構成を示す縦断面図であって、1は電動機部、2は圧縮
機構部、3は固定子、4は回転子、5はクランク軸、5
aは偏心部、5bは給油穴、6はシリンダ、7はローリ
ングピストン、8はベーン、9は主軸受、10は副軸
受、11は密閉容器、12は潤滑油、13はバネ、14
はシリンダ6内の空間である。
構成を示す縦断面図であって、1は電動機部、2は圧縮
機構部、3は固定子、4は回転子、5はクランク軸、5
aは偏心部、5bは給油穴、6はシリンダ、7はローリ
ングピストン、8はベーン、9は主軸受、10は副軸
受、11は密閉容器、12は潤滑油、13はバネ、14
はシリンダ6内の空間である。
【0003】図3において、一般に、ロータリ圧縮機
は、密閉容器11内の上部に固定子3と回転子4とから
なる電動機部1が、下部に圧縮機構部2が夫々収納さ
れ、これらがクランク軸5によって連結されてなり、密
閉容器11の底部には、潤滑油12を貯留している。
は、密閉容器11内の上部に固定子3と回転子4とから
なる電動機部1が、下部に圧縮機構部2が夫々収納さ
れ、これらがクランク軸5によって連結されてなり、密
閉容器11の底部には、潤滑油12を貯留している。
【0004】圧縮機構部2は、主軸受9と副軸受10と
の間で密閉容器11の内壁に固定されたシリンダ6と、
このシリンダ6内に設けられてクランク軸5の偏心部5
aが嵌入されたローリングピストン7と、ベーン8とか
ら構成され、このベーン8はバネ13によって常時この
ローリングピストン7に押圧され、このローリングピス
トン7の公転運動に追従して往復動する。また、主軸受
9及び副軸受10は、シリンダ6の両端を密閉するとと
もに、クランク軸5を支持している。
の間で密閉容器11の内壁に固定されたシリンダ6と、
このシリンダ6内に設けられてクランク軸5の偏心部5
aが嵌入されたローリングピストン7と、ベーン8とか
ら構成され、このベーン8はバネ13によって常時この
ローリングピストン7に押圧され、このローリングピス
トン7の公転運動に追従して往復動する。また、主軸受
9及び副軸受10は、シリンダ6の両端を密閉するとと
もに、クランク軸5を支持している。
【0005】このように構成されたロータリ圧縮機は、
回転子4が回転してクランク軸5が回転し、シリンダ6
内で偏心部5aが偏心回転することにより、ローリング
ピストン7がシリンダ6の内壁に沿って公転運動する。
回転子4が回転してクランク軸5が回転し、シリンダ6
内で偏心部5aが偏心回転することにより、ローリング
ピストン7がシリンダ6の内壁に沿って公転運動する。
【0006】図4は図3での分断線A−Aに沿う横断面
図であって、14は空間(シリンダ室)、14aは吸込
室、14bは圧縮室であり、図3に対応する部分には同
一符号をつけている。
図であって、14は空間(シリンダ室)、14aは吸込
室、14bは圧縮室であり、図3に対応する部分には同
一符号をつけている。
【0007】同図において、ローリングピストン7の矢
印B方向の公転運動に追従して、ローリングピストン7
に押圧されたベーン8が矢印C方向に往復動する。シリ
ンダ6内では、その内壁とローリングピストン7との間
の空間(シリンダ室)14がベーン8によって仕切ら
れ、その一方が冷媒ガスを吸い込む吸込室14aを構成
し、他方がこの冷媒ガスを圧縮する圧縮室14bを構成
する。
印B方向の公転運動に追従して、ローリングピストン7
に押圧されたベーン8が矢印C方向に往復動する。シリ
ンダ6内では、その内壁とローリングピストン7との間
の空間(シリンダ室)14がベーン8によって仕切ら
れ、その一方が冷媒ガスを吸い込む吸込室14aを構成
し、他方がこの冷媒ガスを圧縮する圧縮室14bを構成
する。
【0008】即ち、ローリングピストン7の公転運動に
より、圧縮室14bの容積が徐々に縮小されてその中の
冷媒ガスが圧縮され、高圧冷媒ガスとして密閉容器11
内に吐出されるとともに、吸込室14aは徐々に容積が
拡大されて、その中に次に圧縮すべき冷媒ガスが送り込
まれる。従って、密閉容器11内は圧縮されて冷媒ガス
によって吐出圧力になっており、また、一般に、ローリ
ングピストン7内に形成された空間(シリンダ室)14
と密閉容器11内とはクランク軸5に設けられた給油穴
5bによって連通し、従って、ローリングピストン6内
の空間(シリンダ室)14も、また、吐出圧力となって
いる。
より、圧縮室14bの容積が徐々に縮小されてその中の
冷媒ガスが圧縮され、高圧冷媒ガスとして密閉容器11
内に吐出されるとともに、吸込室14aは徐々に容積が
拡大されて、その中に次に圧縮すべき冷媒ガスが送り込
まれる。従って、密閉容器11内は圧縮されて冷媒ガス
によって吐出圧力になっており、また、一般に、ローリ
ングピストン7内に形成された空間(シリンダ室)14
と密閉容器11内とはクランク軸5に設けられた給油穴
5bによって連通し、従って、ローリングピストン6内
の空間(シリンダ室)14も、また、吐出圧力となって
いる。
【0009】図5は図3における圧縮機構部2の要部を
拡大して示す縦断面図であって、7a,7bは対向面で
あり、図3に対応する部分には同一符号をつけている。
拡大して示す縦断面図であって、7a,7bは対向面で
あり、図3に対応する部分には同一符号をつけている。
【0010】一般に、ローリングピストン7やシリンダ
6,主軸受9,副軸受10の加工精度及び寸法のばらつ
きについて配慮して、ローリングピストン7の主軸受9
との対向面7aや副軸受10との対向面7bへの潤滑油
12(図3)の給油を促すことにより、ローリングピス
トン7でのこれら対向面7a,7bや主軸受9,副軸受
10の焼付きや摩耗を防止するために、図5に示すよう
に、ローリングピストン7の軸方向高さ(対向面7a,
7b間の距離)Aと主軸受9,副軸受10により形成さ
れるシリンダ6内の空間14の高さ(主軸受9の側面と
副軸受10の側面との間の距離)Bとの間に差をもたせ
ることにより、隙間C(クリアランス)を設けている。
6,主軸受9,副軸受10の加工精度及び寸法のばらつ
きについて配慮して、ローリングピストン7の主軸受9
との対向面7aや副軸受10との対向面7bへの潤滑油
12(図3)の給油を促すことにより、ローリングピス
トン7でのこれら対向面7a,7bや主軸受9,副軸受
10の焼付きや摩耗を防止するために、図5に示すよう
に、ローリングピストン7の軸方向高さ(対向面7a,
7b間の距離)Aと主軸受9,副軸受10により形成さ
れるシリンダ6内の空間14の高さ(主軸受9の側面と
副軸受10の側面との間の距離)Bとの間に差をもたせ
ることにより、隙間C(クリアランス)を設けている。
【0011】また、摺動面の焼付きを防止するために、
例えば、特開昭63ー263278号公報に開示される
ように、クランク軸5やローリングピストン7などに表
面処理を施すようにしている。
例えば、特開昭63ー263278号公報に開示される
ように、クランク軸5やローリングピストン7などに表
面処理を施すようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のロータ
リ圧縮機においては、図4において、圧縮過程で、圧縮
室14b内とローリングピストン7内に形成された空間
との間に生ずる圧力差により、図5に示したローリング
ピストン7の軸方向高さAと主軸受9,副軸受10によ
り形成されるシリンダ6内の空間(シリンダ室)14の
高さBとの間の差による隙間(クリアランス)Cを介し
て、ローリングピストン7内に形成された空間内から吐
出圧力の高圧冷媒ガスがシリンダ6内の空間14に流入
する。このため、流入した高圧冷媒ガスが圧縮室14b
内で再膨張し、これにより、圧縮容量の低下や圧縮に要
する動力の増大をまねき、圧縮効率を低下させるという
問題があった。
リ圧縮機においては、図4において、圧縮過程で、圧縮
室14b内とローリングピストン7内に形成された空間
との間に生ずる圧力差により、図5に示したローリング
ピストン7の軸方向高さAと主軸受9,副軸受10によ
り形成されるシリンダ6内の空間(シリンダ室)14の
高さBとの間の差による隙間(クリアランス)Cを介し
て、ローリングピストン7内に形成された空間内から吐
出圧力の高圧冷媒ガスがシリンダ6内の空間14に流入
する。このため、流入した高圧冷媒ガスが圧縮室14b
内で再膨張し、これにより、圧縮容量の低下や圧縮に要
する動力の増大をまねき、圧縮効率を低下させるという
問題があった。
【0013】また、特開昭63ー263278号公報に
開示される従来技術のように、部品に表面処理を施す場
合には、その全表面に表面処理を施すのが一般的である
が、特に、ローリングピストン7の全表面に表面処理を
施した場合には、ローリングピストン7の内面とクラン
ク軸5の偏心部5aとの間の摺動及びローリングピスト
ン7の外周面とベーン8との間の摺動が、ローリングピ
ストン7の公転運動と圧縮負荷の変動により、ローリン
グピストン7の全周において均等に行なわれないため、
ローリングピストン7の内面及び外周面の初期馴染にお
ける表面処理層の剥離や脱落が生じてそれらの摩耗量が
不均一となる。これにより、ローリングピストン7の内
径や外径の形状精度が悪くなり、異常局部摩耗及びそれ
による圧縮動力の増大が生ずるという問題があった。
開示される従来技術のように、部品に表面処理を施す場
合には、その全表面に表面処理を施すのが一般的である
が、特に、ローリングピストン7の全表面に表面処理を
施した場合には、ローリングピストン7の内面とクラン
ク軸5の偏心部5aとの間の摺動及びローリングピスト
ン7の外周面とベーン8との間の摺動が、ローリングピ
ストン7の公転運動と圧縮負荷の変動により、ローリン
グピストン7の全周において均等に行なわれないため、
ローリングピストン7の内面及び外周面の初期馴染にお
ける表面処理層の剥離や脱落が生じてそれらの摩耗量が
不均一となる。これにより、ローリングピストン7の内
径や外径の形状精度が悪くなり、異常局部摩耗及びそれ
による圧縮動力の増大が生ずるという問題があった。
【0014】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
ローリングピストン内の空間からシリンダ室内に流入す
る高圧冷媒ガスを低減し、かつ、ローリングピストンの
摺動面の異常局部摩耗や焼付きを防止して、圧縮効率の
高いロータリ圧縮機を提供することにある。
ローリングピストン内の空間からシリンダ室内に流入す
る高圧冷媒ガスを低減し、かつ、ローリングピストンの
摺動面の異常局部摩耗や焼付きを防止して、圧縮効率の
高いロータリ圧縮機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ローリングピストンでの主軸受,副軸受
との対向面の少なくとも一方に表面処理を施す。
に、本発明は、ローリングピストンでの主軸受,副軸受
との対向面の少なくとも一方に表面処理を施す。
【0016】表面処理の特徴である耐荷重性、潤滑油保
持性、初期馴染性に優れた特性により、ローリングピス
トンの軸方向高さと主軸受,副軸受により形成されるシ
リンダ室の高さとの間に設けられた隙間(クリアラン
ス)を低減した場合でも、ローリングピストンでの主軸
受,副軸受との対向面とこれら主軸受,副軸受との焼付
きや摩耗を防止することができる。このため、シリンダ
室内とローリングピストン内の空間との間に圧力差が生
じても、かかる隙間(クリアランス)を介してローリン
グピストン内の空間からシリンダ室に流入する吐出圧力
の高圧冷媒ガスを低減することができ、これにより、圧
縮室における流入した高圧冷媒ガスの再膨張による圧縮
容量の低下や圧縮に要する動力の増大を低減することが
できて、圧縮効率を向上させることができる。
持性、初期馴染性に優れた特性により、ローリングピス
トンの軸方向高さと主軸受,副軸受により形成されるシ
リンダ室の高さとの間に設けられた隙間(クリアラン
ス)を低減した場合でも、ローリングピストンでの主軸
受,副軸受との対向面とこれら主軸受,副軸受との焼付
きや摩耗を防止することができる。このため、シリンダ
室内とローリングピストン内の空間との間に圧力差が生
じても、かかる隙間(クリアランス)を介してローリン
グピストン内の空間からシリンダ室に流入する吐出圧力
の高圧冷媒ガスを低減することができ、これにより、圧
縮室における流入した高圧冷媒ガスの再膨張による圧縮
容量の低下や圧縮に要する動力の増大を低減することが
できて、圧縮効率を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるロータリ圧縮機の
一実施形態の要部である圧縮機構部を拡大して示す縦断
面図であって、15は表面処理層であり、図6に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
用いて説明する。図1は本発明によるロータリ圧縮機の
一実施形態の要部である圧縮機構部を拡大して示す縦断
面図であって、15は表面処理層であり、図6に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0018】この実施形態も、全体構成としては、図3
に示したものと同様である。
に示したものと同様である。
【0019】図1において、ローリングピストン7に
は、その主軸受9との対向面7aと副軸受10との対向
面7bとに夫々表面処理が施されており、これにより、
これら対向面7a,7bに表面処理層15を有してい
る。
は、その主軸受9との対向面7aと副軸受10との対向
面7bとに夫々表面処理が施されており、これにより、
これら対向面7a,7bに表面処理層15を有してい
る。
【0020】かかる表面処理としては、例えば、燐酸塩
皮膜処理が挙げられ、皮膜が微細な結晶体で耐荷重性,
潤滑油保持性及び初期馴染性に優れた特性を有してい
る。また、かかる表面処理により、ローリングピストン
7の表面処理層15を含めた軸方向高さDは、主軸受9
の端面から副軸受10の端面までの間の距離Bとの間の
隙間(クリアランス)Eが図6に示した従来のロータリ
圧縮機での隙間(クリアランス)Cよりも小さくなるよ
うに、設定されている。
皮膜処理が挙げられ、皮膜が微細な結晶体で耐荷重性,
潤滑油保持性及び初期馴染性に優れた特性を有してい
る。また、かかる表面処理により、ローリングピストン
7の表面処理層15を含めた軸方向高さDは、主軸受9
の端面から副軸受10の端面までの間の距離Bとの間の
隙間(クリアランス)Eが図6に示した従来のロータリ
圧縮機での隙間(クリアランス)Cよりも小さくなるよ
うに、設定されている。
【0021】図2は図1におけるローリングピストン7
の主軸受9,副軸受10との対向面7a,7bの表面状
態を模式的に示す図であって、7c,7dは表面処理層
15の表面、16は突起した部分であり、図1に対応す
る部分には同一符号をつけている。
の主軸受9,副軸受10との対向面7a,7bの表面状
態を模式的に示す図であって、7c,7dは表面処理層
15の表面、16は突起した部分であり、図1に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【0022】同図において、ローリングピストン7での
主軸受9,副軸受10との対向面7a、7bの製作加工
によって生じたうねりや凹凸などは表面処理層15で覆
われており、この表面処理層15での初期馴染性により
突起した部分16は、ローリングピストン7と主軸受
9,副軸受10との摺動に伴う局部荷重により、焼き付
くことなく剥離、脱落して、ローリングピストン7に
は、主軸受9,副軸受10との平滑化された対向面7
c,7dが得られる。
主軸受9,副軸受10との対向面7a、7bの製作加工
によって生じたうねりや凹凸などは表面処理層15で覆
われており、この表面処理層15での初期馴染性により
突起した部分16は、ローリングピストン7と主軸受
9,副軸受10との摺動に伴う局部荷重により、焼き付
くことなく剥離、脱落して、ローリングピストン7に
は、主軸受9,副軸受10との平滑化された対向面7
c,7dが得られる。
【0023】かかる構成によると、主軸受9,副軸受1
0とローリングピストン7との間の隙間(クリアラン
ス)Eを従来のロータリ圧縮機での隙間(クリアラン
ス)Cより小さくても、表面処理層15の耐荷重性や潤
滑油保持持性により、ローリングピストン7の対向面7
a,7b上の表面処理層15の表面7c,7dと主軸受
9,副軸受10との焼付きや摩耗を防止することができ
る。
0とローリングピストン7との間の隙間(クリアラン
ス)Eを従来のロータリ圧縮機での隙間(クリアラン
ス)Cより小さくても、表面処理層15の耐荷重性や潤
滑油保持持性により、ローリングピストン7の対向面7
a,7b上の表面処理層15の表面7c,7dと主軸受
9,副軸受10との焼付きや摩耗を防止することができ
る。
【0024】その結果、かかる隙間(クリアランス)C
より小さくすることができ、ローリングピストン7の内
部空間とシリンダ室14との間に圧力差が生じても、ロ
ーリングピストン7の内部空間からシリンダ室14への
吐出圧力の高圧冷媒ガスの流入量を大幅に低減すること
ができ、圧縮容量の低下や圧縮に要する動力の増大化を
防止して圧縮効率の向上を達成することができる。
より小さくすることができ、ローリングピストン7の内
部空間とシリンダ室14との間に圧力差が生じても、ロ
ーリングピストン7の内部空間からシリンダ室14への
吐出圧力の高圧冷媒ガスの流入量を大幅に低減すること
ができ、圧縮容量の低下や圧縮に要する動力の増大化を
防止して圧縮効率の向上を達成することができる。
【0025】また、ローリングピストン7の対向面7
a,7bでの製作加工によるうねりや凹凸などを表面処
理層15で覆うことができるので、ローリングピストン
7のこれら対向面7a,7bの面粗さなどの管理を緩和
することができる。
a,7bでの製作加工によるうねりや凹凸などを表面処
理層15で覆うことができるので、ローリングピストン
7のこれら対向面7a,7bの面粗さなどの管理を緩和
することができる。
【0026】なお、上記実施形態では、ローリングピス
トン7の対向面7a,7b夫々に表面処理を施したが、
表面処理を施すのはこれらのいずれか一方であってもよ
い。特に縦型のロータリ圧縮機の場合、下方側となるロ
ーリングピストン7の対向面7bにのみ表面処理を施す
ようにしてもよく、ほぼ同様の効果が得られる。
トン7の対向面7a,7b夫々に表面処理を施したが、
表面処理を施すのはこれらのいずれか一方であってもよ
い。特に縦型のロータリ圧縮機の場合、下方側となるロ
ーリングピストン7の対向面7bにのみ表面処理を施す
ようにしてもよく、ほぼ同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ローリングピストンの軸方向高さと主軸受から副軸受ま
での距離との間の隙間(クリアランス)を小さくして
も、ローリングピストンでの主軸受,副軸受との対向面
が平滑になって、主軸受9,副軸受10との焼付きや摩
耗を防止することができるので、この隙間(クリアラン
ス)を小さくすることが可能となり、従って、ローリン
グピストン内の空間からシリンダ室内への高圧冷媒ガス
の流入量を大幅に低減することができ、圧縮効率を大幅
に高めることができる。
ローリングピストンの軸方向高さと主軸受から副軸受ま
での距離との間の隙間(クリアランス)を小さくして
も、ローリングピストンでの主軸受,副軸受との対向面
が平滑になって、主軸受9,副軸受10との焼付きや摩
耗を防止することができるので、この隙間(クリアラン
ス)を小さくすることが可能となり、従って、ローリン
グピストン内の空間からシリンダ室内への高圧冷媒ガス
の流入量を大幅に低減することができ、圧縮効率を大幅
に高めることができる。
【図1】本発明によるロータリ圧縮機の一実施形態の要
部である圧縮機構部を拡大して示す縦断面図である。
部である圧縮機構部を拡大して示す縦断面図である。
【図2】図1におけるローリングピストンでの主軸受,
副軸受との対向面の表面状態を示す模式図である。
副軸受との対向面の表面状態を示す模式図である。
【図3】従来の一般的なロータリ圧縮機を示す縦断面図
である。
である。
【図4】図3の分断線A−Aに沿う横断面図である。
【図5】図3におけるロータリ圧縮機の圧縮機構部を拡
大して示す縦断面図である。
大して示す縦断面図である。
1 電動機部 2 圧縮機構部 5 クランク軸 6 シリンダ 7 ローリングピストン 7a ローリングピストンでの主軸受との対向面 7b ローリングピストンでの副軸受との対向面 7c 対向面7aでの表面処理層の表面 7d 対向面7bでの表面処理層の表面 8 ベーン 9 主軸受 10 副軸受 11 密閉容器 14 シリンダ室空間 14a 吸込室 14b 圧縮室 15 表面処理層
Claims (3)
- 【請求項1】 密閉容器内に電動機部と圧縮機構部とが
クランク軸で連結されて収納され、該圧縮機構部でのシ
リンダ室内で該クランク軸の偏心部が嵌入されたローリ
ングピストンを、該クランク軸の回転に伴う該偏心部の
偏心回転により、公転運動させて冷媒ガスを圧縮し、該
クランク軸を支持する主軸受と副軸受とにより該シリン
ダ室を密閉するようにしたロータリ圧縮機において、 該ローリングピストンでの主軸受,副軸受との少なくと
も一方の対向面に表面処理を施したことを特徴とするロ
ータリ圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記ローリングピストンと前記主軸受,副軸受との間の
クリアランスを、前記対向面に表面処理を施さない場合
よりも小さく設定した特徴とするロータリ圧縮機。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記表面処理は、耐荷重性,潤滑油保持特性,初期馴染
特性に優れた燐酸塩皮膜処理であることを特徴とするロ
ータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1094096A JPH09203383A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1094096A JPH09203383A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | ロータリ圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09203383A true JPH09203383A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11764219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1094096A Pending JPH09203383A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09203383A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105545736A (zh) * | 2016-01-22 | 2016-05-04 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 转缸活塞压缩机的泵体及具有其的压缩机 |
| CN115949586A (zh) * | 2023-01-13 | 2023-04-11 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 旋转式压缩机和换热循环装置 |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP1094096A patent/JPH09203383A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105545736A (zh) * | 2016-01-22 | 2016-05-04 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 转缸活塞压缩机的泵体及具有其的压缩机 |
| CN115949586A (zh) * | 2023-01-13 | 2023-04-11 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 旋转式压缩机和换热循环装置 |
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