JPH09204892A - 荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法 - Google Patents
荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法Info
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- JPH09204892A JPH09204892A JP8012662A JP1266296A JPH09204892A JP H09204892 A JPH09204892 A JP H09204892A JP 8012662 A JP8012662 A JP 8012662A JP 1266296 A JP1266296 A JP 1266296A JP H09204892 A JPH09204892 A JP H09204892A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビームに非点があっても、正確にビームの焦
点合わせを行うことができる荷電粒子ビームにおける焦
点合わせ方法を実現する。 【構成】 検出器12によって検出された2次電子信号
は、増幅器13によって増幅された後、信号微分ユニッ
ト15に供給される。微分された信号は絶対値反転ユニ
ット16において負の信号が反転された後、積分ユニッ
ト17で積分処理が行われる。従って、記憶ユニット1
8には、ダイナミックフォーカスレンズ10の各励磁ス
テップごとの積分ユニット16の積分値が記憶される。
自己相関処理ユニット19は、記憶ユニット18に記憶
された各値に基づいて自己相関関数処理を実行し、最適
焦点位置(レンズ値)を求める。
点合わせを行うことができる荷電粒子ビームにおける焦
点合わせ方法を実現する。 【構成】 検出器12によって検出された2次電子信号
は、増幅器13によって増幅された後、信号微分ユニッ
ト15に供給される。微分された信号は絶対値反転ユニ
ット16において負の信号が反転された後、積分ユニッ
ト17で積分処理が行われる。従って、記憶ユニット1
8には、ダイナミックフォーカスレンズ10の各励磁ス
テップごとの積分ユニット16の積分値が記憶される。
自己相関処理ユニット19は、記憶ユニット18に記憶
された各値に基づいて自己相関関数処理を実行し、最適
焦点位置(レンズ値)を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に荷電粒子
ビームの焦点合わせを行うことができる走査電子顕微鏡
などの荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法に関
する。
ビームの焦点合わせを行うことができる走査電子顕微鏡
などの荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡では、自動的な焦点合わ
せ機能が備えられている。この焦点合わせは、集束レン
ズの励磁をステップ状に変化させ、各励磁状態、すなわ
ち、電子ビームの各集束状態のときに試料の所定領域を
電子ビームで走査し、その際、検出器によって2次電子
や反射電子を検出し、各集束状態ごとに検出信号を積算
するようにしている。そして、各集束状態のときの検出
信号の積算値を比較し、最大値が得られたときの集束状
態を合焦点位置と判断し、その状態に集束レンズの励磁
を設定するようにしている。
せ機能が備えられている。この焦点合わせは、集束レン
ズの励磁をステップ状に変化させ、各励磁状態、すなわ
ち、電子ビームの各集束状態のときに試料の所定領域を
電子ビームで走査し、その際、検出器によって2次電子
や反射電子を検出し、各集束状態ごとに検出信号を積算
するようにしている。そして、各集束状態のときの検出
信号の積算値を比較し、最大値が得られたときの集束状
態を合焦点位置と判断し、その状態に集束レンズの励磁
を設定するようにしている。
【0003】また、半導体デバイスなどの試料の場合に
は、x方向又はy方向の連続パターンに対して、連続方
向に垂直(パターンに対して垂直に交差する)方向に電
子ビームを走査している。
は、x方向又はy方向の連続パターンに対して、連続方
向に垂直(パターンに対して垂直に交差する)方向に電
子ビームを走査している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した焦
点合わせにおいて、電子ビームに非点がない場合には、
図1に示すように、焦点を変化させてもビームの形状自
体は円形となって変わりがない。なお、図1で(a)は
焦点Fの変化に伴うビームのx方向,y方向の軌跡を点
線で示しており、(b)は各焦点位置におけるビームの
形状を示している。このような非点のない電子ビームの
場合には、各集束レンズの励磁強度(レンズ値)に対す
る積算値変化は、図2(a)に示すように、単一のピー
クを有したものとなる。この場合には、積分値が最大値
のときのレンズ値に集束レンズの励磁を設定すれば正確
な焦点合わせを行うことができる。
点合わせにおいて、電子ビームに非点がない場合には、
図1に示すように、焦点を変化させてもビームの形状自
体は円形となって変わりがない。なお、図1で(a)は
焦点Fの変化に伴うビームのx方向,y方向の軌跡を点
線で示しており、(b)は各焦点位置におけるビームの
形状を示している。このような非点のない電子ビームの
場合には、各集束レンズの励磁強度(レンズ値)に対す
る積算値変化は、図2(a)に示すように、単一のピー
クを有したものとなる。この場合には、積分値が最大値
のときのレンズ値に集束レンズの励磁を設定すれば正確
な焦点合わせを行うことができる。
【0005】一方、電子ビームに非点がある場合には、
焦点Fの変化に伴うビームのx方向,y方向の軌跡は、
図3(a)に点線で示すようになり、各焦点位置におけ
るビームの形状は図3(b)に示すようにx方向の楕円
からy方向への楕円と変化する。このような非点を有し
た電子ビームの場合には、各集束レンズの励磁強度(レ
ンズ値)に対する積算値変化は、x方向のフォーカスと
y方向のフォーカスとが分離しているために、図2
(b)に示すように、2つのピークを有したものとな
る。このため、単純に積算値の最大値を合焦点位置とす
ると、x焦点またはy焦点の値が設定されてしまい、ジ
ャストフォーカスとはならない。
焦点Fの変化に伴うビームのx方向,y方向の軌跡は、
図3(a)に点線で示すようになり、各焦点位置におけ
るビームの形状は図3(b)に示すようにx方向の楕円
からy方向への楕円と変化する。このような非点を有し
た電子ビームの場合には、各集束レンズの励磁強度(レ
ンズ値)に対する積算値変化は、x方向のフォーカスと
y方向のフォーカスとが分離しているために、図2
(b)に示すように、2つのピークを有したものとな
る。このため、単純に積算値の最大値を合焦点位置とす
ると、x焦点またはy焦点の値が設定されてしまい、ジ
ャストフォーカスとはならない。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、ビームに非点があっても、正確に
ビームの焦点合わせを行うことができる荷電粒子ビーム
における焦点合わせ方法を実現するにある。
もので、その目的は、ビームに非点があっても、正確に
ビームの焦点合わせを行うことができる荷電粒子ビーム
における焦点合わせ方法を実現するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に基づく
荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法は、荷電粒
子ビームを試料上に集束するための集束レンズの強度を
ステップ状に変化させ、その変化の都度、試料上の荷電
粒子ビームの照射位置を走査し、この走査に伴って検出
された信号を積算して記憶し、記憶された複数の信号P
i(i=1,2,…,n)の全部あるいは一部につい
て、次の式
荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法は、荷電粒
子ビームを試料上に集束するための集束レンズの強度を
ステップ状に変化させ、その変化の都度、試料上の荷電
粒子ビームの照射位置を走査し、この走査に伴って検出
された信号を積算して記憶し、記憶された複数の信号P
i(i=1,2,…,n)の全部あるいは一部につい
て、次の式
【0008】
【数2】
【0009】に基づき、自己相関関数処理を行い、得ら
れたR(i)の複数の値から最大値が得られたときの集
束レンズの強度を得、その強度に集束レンズ強度の設定
を行うようにしたことを特徴としている。
れたR(i)の複数の値から最大値が得られたときの集
束レンズの強度を得、その強度に集束レンズ強度の設定
を行うようにしたことを特徴としている。
【0010】請求項1の発明に基づく荷電粒子ビーム装
置における焦点合わせにおいては、検出信号の積算値に
対して、自己相関関数処理を行い、合焦点位置を求め
る。請求項2の発明に基づく荷電粒子ビーム装置におけ
る焦点合わせ方法は、検出信号を微分した後絶対値反転
処理を行い、反転処理された信号を積算するようにした
ことを特徴としている。
置における焦点合わせにおいては、検出信号の積算値に
対して、自己相関関数処理を行い、合焦点位置を求め
る。請求項2の発明に基づく荷電粒子ビーム装置におけ
る焦点合わせ方法は、検出信号を微分した後絶対値反転
処理を行い、反転処理された信号を積算するようにした
ことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明に基づく荷電粒子ビーム装
置における焦点合わせにおいては、検出信号を微分した
後絶対値反転処理を行い、反転処理された信号を積算す
る。
置における焦点合わせにおいては、検出信号を微分した
後絶対値反転処理を行い、反転処理された信号を積算す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図4は本発明に基づく走査
電子顕微鏡の一例を示しており、図中1は電子銃であ
り、電子銃1から発生した電子ビームEBは、集束レン
ズ2と対物レンズ(最終段集束レンズ)3によって試料
4上に細く集束される。
施の形態を詳細に説明する。図4は本発明に基づく走査
電子顕微鏡の一例を示しており、図中1は電子銃であ
り、電子銃1から発生した電子ビームEBは、集束レン
ズ2と対物レンズ(最終段集束レンズ)3によって試料
4上に細く集束される。
【0013】対物レンズ3にはコンピュータ5から対物
レンズ制御ユニット6を介して励磁電流が供給される。
また、電子ビームEBは、偏向器7によって偏向され、
試料4上の電子ビームの照射位置は走査される。偏向器
7にはコンピュータ5から電子ビーム偏向ユニット8、
増幅器9を介して走査信号が供給される。また、10は
ダイナミックフォーカスレンズであり、このレンズ10
にはコンピュータ5からダイナミックフォーカスレンズ
制御ユニット11を介してダイナミックフォーカスレン
ズ電流が供給される。
レンズ制御ユニット6を介して励磁電流が供給される。
また、電子ビームEBは、偏向器7によって偏向され、
試料4上の電子ビームの照射位置は走査される。偏向器
7にはコンピュータ5から電子ビーム偏向ユニット8、
増幅器9を介して走査信号が供給される。また、10は
ダイナミックフォーカスレンズであり、このレンズ10
にはコンピュータ5からダイナミックフォーカスレンズ
制御ユニット11を介してダイナミックフォーカスレン
ズ電流が供給される。
【0014】試料4への電子ビームの照射によって発生
した2次電子は、2次電子検出器12によって検出され
る。検出器12の検出信号は、増幅器13によって増幅
された後、累計加算ユニット14に供給される。累計加
算ユニット14においては電子ビーム偏向ユニット8か
らの参照信号に基づき、電子ビームの走査座標位置に対
応したメモリアドレスに検出信号を記憶させ、試料上で
の同一直線領域の走査に基づく検出信号をメモリアドレ
ス上で累計加算する。
した2次電子は、2次電子検出器12によって検出され
る。検出器12の検出信号は、増幅器13によって増幅
された後、累計加算ユニット14に供給される。累計加
算ユニット14においては電子ビーム偏向ユニット8か
らの参照信号に基づき、電子ビームの走査座標位置に対
応したメモリアドレスに検出信号を記憶させ、試料上で
の同一直線領域の走査に基づく検出信号をメモリアドレ
ス上で累計加算する。
【0015】累計加算ユニット14からの出力信号は、
信号微分ユニット15に供給されて微分処理が行われ
る。信号微分ユニット15からの信号は絶対値反転ユニ
ット16を介して積分ユニット17に供給され積分処理
される。積分ユニット17の出力信号はピークプロファ
イルを記憶する記憶ユニット18に供給されて記憶され
る。記憶ユニット18に記憶されたピークプロファイル
データは、自己相関処理ユニット19に供給され、所定
の演算処理が実行される。自己相関処理ユニット19に
おける処理結果は、コンピュータ5に供給される。この
ような構成の動作を次に説明する。
信号微分ユニット15に供給されて微分処理が行われ
る。信号微分ユニット15からの信号は絶対値反転ユニ
ット16を介して積分ユニット17に供給され積分処理
される。積分ユニット17の出力信号はピークプロファ
イルを記憶する記憶ユニット18に供給されて記憶され
る。記憶ユニット18に記憶されたピークプロファイル
データは、自己相関処理ユニット19に供給され、所定
の演算処理が実行される。自己相関処理ユニット19に
おける処理結果は、コンピュータ5に供給される。この
ような構成の動作を次に説明する。
【0016】通常の2次電子像を観察する場合、コンピ
ュータ5は電子ビーム偏向ユニット8を制御し、このユ
ニット8から所定の2次元走査信号を偏向器7に供給す
る。その結果、試料4上の任意の2次元領域が電子ビー
ムEBによってラスター走査される。試料4への電子ビ
ームの照射によって発生した2次電子は、検出器12に
よって検出される。その検出信号は、増幅器13を介し
て偏向器5への走査信号と同期した陰極線管(図示せ
ず)に供給され、陰極線管には試料の任意の領域の2次
電子像が表示される。
ュータ5は電子ビーム偏向ユニット8を制御し、このユ
ニット8から所定の2次元走査信号を偏向器7に供給す
る。その結果、試料4上の任意の2次元領域が電子ビー
ムEBによってラスター走査される。試料4への電子ビ
ームの照射によって発生した2次電子は、検出器12に
よって検出される。その検出信号は、増幅器13を介し
て偏向器5への走査信号と同期した陰極線管(図示せ
ず)に供給され、陰極線管には試料の任意の領域の2次
電子像が表示される。
【0017】次に、電子ビームの自動焦点合わせ動作に
ついて説明する。まず自動焦点合わせを行うために試料
4を任意の観察位置にセットする。そしてコンピュータ
5に焦点合わせモードの指示を行うと、コンピュータ5
は対物レンズ制御ユニット6を介して対物レンズに3に
基準となるレンズ値を設定する。更にコンピュータ5は
ダイナミックフォーカスレンズ制御ユニット11を介し
てダイナミックフォーカスレンズ10にデータサンプリ
ングするためのダイナミックフォーカス値を設定する。
ついて説明する。まず自動焦点合わせを行うために試料
4を任意の観察位置にセットする。そしてコンピュータ
5に焦点合わせモードの指示を行うと、コンピュータ5
は対物レンズ制御ユニット6を介して対物レンズに3に
基準となるレンズ値を設定する。更にコンピュータ5は
ダイナミックフォーカスレンズ制御ユニット11を介し
てダイナミックフォーカスレンズ10にデータサンプリ
ングするためのダイナミックフォーカス値を設定する。
【0018】次にコンピュータ5は電子ビーム偏向ユニ
ット8から、試料4上で電子ビームを直線状に走査する
走査信号を発生させる。この走査信号は増幅器9を介し
て偏向器7に供給される。その結果、例えば、試料4上
でy方向に直線状に配置されたパターンに対して、x方
向に電子ビームが繰り返し走査される。この試料4上で
の電子ビームの走査に基づいて試料4からは2次電子が
発生する。発生した2次電子は2次電子検出器12によ
って検出される。
ット8から、試料4上で電子ビームを直線状に走査する
走査信号を発生させる。この走査信号は増幅器9を介し
て偏向器7に供給される。その結果、例えば、試料4上
でy方向に直線状に配置されたパターンに対して、x方
向に電子ビームが繰り返し走査される。この試料4上で
の電子ビームの走査に基づいて試料4からは2次電子が
発生する。発生した2次電子は2次電子検出器12によ
って検出される。
【0019】2次電子検出器12の検出信号は増幅器1
3によって増幅された後、累計加算ユニット14に供給
される。累計加算ユニット14においては電子ビーム偏
向ユニット8からの参照信号に基づき、電子ビームの走
査座標位置に対応したメモリアドレスに検出信号を記憶
させ、試料上での同一直線領域の走査に基づく検出信号
をメモリアドレス上で累計加算する。この動作によって
検出信号のSN比を向上させる。図5(a)は累計加算
された検出信号波形を示している。
3によって増幅された後、累計加算ユニット14に供給
される。累計加算ユニット14においては電子ビーム偏
向ユニット8からの参照信号に基づき、電子ビームの走
査座標位置に対応したメモリアドレスに検出信号を記憶
させ、試料上での同一直線領域の走査に基づく検出信号
をメモリアドレス上で累計加算する。この動作によって
検出信号のSN比を向上させる。図5(a)は累計加算
された検出信号波形を示している。
【0020】累計加算ユニット14で累計加算された検
出信号は信号微分ユニット15において微分処理され
る。更に微分信号は絶対値反転ユニット16において絶
対値反転処理が行われる。図5(b)の実線は微分信号
を示しており、また、点線は絶対値反転処理された信号
を示している。絶対値反転処理された信号は積分ユニッ
ト17において積分処理が行われる。図5(c)は積分
信号を示しており、最終の積分値であるピーク値が積分
ユニット17からピークプロファイル記憶ユニット18
に供給されて記憶される。
出信号は信号微分ユニット15において微分処理され
る。更に微分信号は絶対値反転ユニット16において絶
対値反転処理が行われる。図5(b)の実線は微分信号
を示しており、また、点線は絶対値反転処理された信号
を示している。絶対値反転処理された信号は積分ユニッ
ト17において積分処理が行われる。図5(c)は積分
信号を示しており、最終の積分値であるピーク値が積分
ユニット17からピークプロファイル記憶ユニット18
に供給されて記憶される。
【0021】上記した一連の信号処理は、コンピュータ
5によりダイナミックフォーカスレンズ制御ユニット1
1と電子ビーム偏向ユニット8とを制御して繰り返し実
行される。すなわち、ダイナミックフォーカスレンズ制
御ユニット11はダイナミックフォーカスレンズ10に
ステップ状に変化する励磁電流を供給し、電子ビーム偏
向ユニット8はステップ状の励磁電流の変化の都度、試
料の所定領域の直線状走査を行うための走査信号を偏向
器7に供給する。
5によりダイナミックフォーカスレンズ制御ユニット1
1と電子ビーム偏向ユニット8とを制御して繰り返し実
行される。すなわち、ダイナミックフォーカスレンズ制
御ユニット11はダイナミックフォーカスレンズ10に
ステップ状に変化する励磁電流を供給し、電子ビーム偏
向ユニット8はステップ状の励磁電流の変化の都度、試
料の所定領域の直線状走査を行うための走査信号を偏向
器7に供給する。
【0022】この結果、各ステップ状の励磁電流による
フォーカスの状態における検出器12によって検出され
た2次電子信号は、増幅器13によって増幅された後、
信号微分ユニット15に供給される。微分された信号は
絶対値反転ユニット16において負の信号が反転された
後、積分ユニット17で積分処理が行われる。従って、
記憶ユニット18には、ダイナミックフォーカスレンズ
10の各励磁ステップごとの積分ユニット16の積分値
が記憶される。
フォーカスの状態における検出器12によって検出され
た2次電子信号は、増幅器13によって増幅された後、
信号微分ユニット15に供給される。微分された信号は
絶対値反転ユニット16において負の信号が反転された
後、積分ユニット17で積分処理が行われる。従って、
記憶ユニット18には、ダイナミックフォーカスレンズ
10の各励磁ステップごとの積分ユニット16の積分値
が記憶される。
【0023】図6(a)の実線は、電子ビームに非点が
ない場合の記憶ユニット18に記憶されたピークプロフ
ァイル値の変化曲線(P(x)…ピークプロファイル関
数)であり、横軸はレンズ値である。また、図6(b)
の実線は、電子ビームに非点がある場合の記憶ユニット
18に記憶されたピークプロファイル値の変化曲線(P
(x)…ピークプロファイル関数)であり、横軸はレン
ズ値である。
ない場合の記憶ユニット18に記憶されたピークプロフ
ァイル値の変化曲線(P(x)…ピークプロファイル関
数)であり、横軸はレンズ値である。また、図6(b)
の実線は、電子ビームに非点がある場合の記憶ユニット
18に記憶されたピークプロファイル値の変化曲線(P
(x)…ピークプロファイル関数)であり、横軸はレン
ズ値である。
【0024】コンピュータ5は、ダイナミックフォーカ
スレンズ10の各励磁ステップごとの積分ユニット16
の積分値(ピークプロフアイル値)が記憶された後、自
己相関処理ユニット19に対して自己相関処理の実行を
指示する。この自己相関処理は、各ピークプロファイル
値Pi(i=1,2,…,n)に対して、次の式に基づ
いて行われる。
スレンズ10の各励磁ステップごとの積分ユニット16
の積分値(ピークプロフアイル値)が記憶された後、自
己相関処理ユニット19に対して自己相関処理の実行を
指示する。この自己相関処理は、各ピークプロファイル
値Pi(i=1,2,…,n)に対して、次の式に基づ
いて行われる。
【0025】
【数3】
【0026】この自己相関処理によって求める関数R
(i)は、例えば、レンズ値がiの場合、iの値を軸に
ピークプロファイル関数P(x)を反転させて積算し、
総和をとった値である。なお、上記式において、P(i
+j)は、レンズ値がi+jのときのピークプロファイ
ル値であり、P(i−j)は、レンズ値がi−jのとき
のピークプロファイル値である。この関係を図6に示す
が、図6中の点線の曲線が対称波形を示している。
(i)は、例えば、レンズ値がiの場合、iの値を軸に
ピークプロファイル関数P(x)を反転させて積算し、
総和をとった値である。なお、上記式において、P(i
+j)は、レンズ値がi+jのときのピークプロファイ
ル値であり、P(i−j)は、レンズ値がi−jのとき
のピークプロファイル値である。この関係を図6に示す
が、図6中の点線の曲線が対称波形を示している。
【0027】上記式に基づいて、各レンズ値毎に関数R
(i)が自己相関処理ユニット19で求められる。この
求められた関数R(i)を図7に示す。図7で横軸はレ
ンズ値、縦軸は関数R(i)である。この関数R(i)
は、P(x)の対称性が1番良くなったレンズ値iのと
きに最大の値となる。この最大値となるレンズ値のとき
が合焦点であり、図3のxフォーカスとyフォーカスの
中間位置となり、ビーム形状が楕円でなく、ほぼ円形と
なる。
(i)が自己相関処理ユニット19で求められる。この
求められた関数R(i)を図7に示す。図7で横軸はレ
ンズ値、縦軸は関数R(i)である。この関数R(i)
は、P(x)の対称性が1番良くなったレンズ値iのと
きに最大の値となる。この最大値となるレンズ値のとき
が合焦点であり、図3のxフォーカスとyフォーカスの
中間位置となり、ビーム形状が楕円でなく、ほぼ円形と
なる。
【0028】従って、自己相関処理ユニット19は、関
数R(i)が最大のときのレンズ値を検出し、その値を
コンピュータ5に供給する。コンピュータ5は、対物レ
ンズ制御ユニット8を制御し、ピークの時のダイナミッ
クフォーカスレンズの励磁強度を加算した励磁強度に対
物レンズ3を設定し、このようにして焦点合わせ動作が
行われる。
数R(i)が最大のときのレンズ値を検出し、その値を
コンピュータ5に供給する。コンピュータ5は、対物レ
ンズ制御ユニット8を制御し、ピークの時のダイナミッ
クフォーカスレンズの励磁強度を加算した励磁強度に対
物レンズ3を設定し、このようにして焦点合わせ動作が
行われる。
【0029】なお、関数R(i)は、全てのレンズ値に
対して求めても良いが、処理時間の短縮のために飛び飛
びのレンズ値に対して求め、補間法によって抜けた部分
の値を求めても良いし、また、予め合焦点位置が予測で
きる場合には、その値の近辺のみに限定して関数R
(i)を求めていも良い。
対して求めても良いが、処理時間の短縮のために飛び飛
びのレンズ値に対して求め、補間法によって抜けた部分
の値を求めても良いし、また、予め合焦点位置が予測で
きる場合には、その値の近辺のみに限定して関数R
(i)を求めていも良い。
【0030】以上本発明の実施の形態を詳述したが、本
発明はこれらの形態に限定されない。例えば、2次電子
を検出したが、反射電子を検出してもよい。また、電子
ビームを連続パターンに垂直に走査する場合について説
明したが、不規則に凹凸を有する試料上を走査するよう
にしても良い。
発明はこれらの形態に限定されない。例えば、2次電子
を検出したが、反射電子を検出してもよい。また、電子
ビームを連続パターンに垂直に走査する場合について説
明したが、不規則に凹凸を有する試料上を走査するよう
にしても良い。
【0031】更に、焦点合わせ動作の際にダイナミック
フォーカスレンズの励磁を変化させたが、ダイナミック
フォーカスレンズを用いず対物レンズの励磁をステップ
状に変化させるようにしても良い。更にまた、検出信号
を微分して絶対値反転させた後に積算処理を行うように
構成したが、検出信号そのものを積算処理しても良い。
更にまた、走査電子顕微鏡などの電子ビーム装置を例に
して説明したが、本発明をイオンビーム装置にも適用す
ることができる。
フォーカスレンズの励磁を変化させたが、ダイナミック
フォーカスレンズを用いず対物レンズの励磁をステップ
状に変化させるようにしても良い。更にまた、検出信号
を微分して絶対値反転させた後に積算処理を行うように
構成したが、検出信号そのものを積算処理しても良い。
更にまた、走査電子顕微鏡などの電子ビーム装置を例に
して説明したが、本発明をイオンビーム装置にも適用す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
および2に基づく荷電粒子ビーム装置における焦点合わ
せにおいては、荷電粒子ビームを試料上に集束するため
の集束レンズの強度をステップ状に変化させ、その変化
の都度、試料上の荷電粒子ビームの照射位置を走査し、
この走査に伴って得られた信号を積算して記憶し、記憶
された複数の信号に基づき、自己相関関数処理を行い、
得られたR(i)の複数の値から最大値が得られたとき
の集束レンズの強度を得、その強度に集束レンズ強度の
設定を行うようにした。その結果、ビームに非点があっ
ても、合焦点位置として、誤ってxフォーカス位置やy
フォーカス位置を選択するようなことはなくなり、正確
な焦点合わせを行うことができる。
および2に基づく荷電粒子ビーム装置における焦点合わ
せにおいては、荷電粒子ビームを試料上に集束するため
の集束レンズの強度をステップ状に変化させ、その変化
の都度、試料上の荷電粒子ビームの照射位置を走査し、
この走査に伴って得られた信号を積算して記憶し、記憶
された複数の信号に基づき、自己相関関数処理を行い、
得られたR(i)の複数の値から最大値が得られたとき
の集束レンズの強度を得、その強度に集束レンズ強度の
設定を行うようにした。その結果、ビームに非点があっ
ても、合焦点位置として、誤ってxフォーカス位置やy
フォーカス位置を選択するようなことはなくなり、正確
な焦点合わせを行うことができる。
【図1】非点のないビームの焦点位置変化に応じた形状
を示した図である。
を示した図である。
【図2】集束レンズ値に応じた検出信号の積算値変化を
示す図である。
示す図である。
【図3】非点のあるビームの焦点位置変化に応じた形状
を示した図である。
を示した図である。
【図4】本発明に基づく方法を実施するための走査電子
顕微鏡の一例を示す図である。
顕微鏡の一例を示す図である。
【図5】各信号処理波形を示す図である。
【図6】自己相関処理を説明するための図である。
【図7】レンズ値変化に伴う自己相関関数の変化を示す
図である。
図である。
1 電子銃 2 集束レンズ 3 対物レンズ 4 試料 5 コンピュータ 6 対物レンズ制御ユニット 7 偏向器 8 電子ビーム偏向ユニット 9 増幅器 10 ダイナミックフォーカスレンズ 11 ダイナミックフォーカスレンズユニット 12 2次電子検出器 13 増幅器 14 累計加算ユニット 15 信号微分ユニット 16 絶対値反転ユニット 17 積分ユニット 18 記憶ユニット 19 自己相関処理ユニット
Claims (2)
- 【請求項1】 荷電粒子ビームを試料上に集束するため
の集束レンズの強度をステップ状に変化させ、その変化
の都度、試料上の荷電粒子ビームの照射位置を走査し、
この走査に伴って検出された信号を積算して記憶し、記
憶された複数の信号Pi(i=1,2,…,n)の全部
あるいは一部について、次の式 【数1】 に基づき、自己相関関数処理を行い、得られたR(i)
の複数の値から最大値が得られたときの集束レンズの強
度を得、その強度に集束レンズ強度の設定を行うように
した荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法。 - 【請求項2】 検出信号を微分した後絶対値反転処理を
行い、反転処理された信号を積算するようにした請求項
1記載の荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8012662A JPH09204892A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8012662A JPH09204892A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09204892A true JPH09204892A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11811584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8012662A Withdrawn JPH09204892A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 荷電粒子ビーム装置における焦点合わせ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09204892A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008277209A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Jeol Ltd | Temのデフォーカス量測定方法 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP8012662A patent/JPH09204892A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008277209A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Jeol Ltd | Temのデフォーカス量測定方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |