JPH09206045A - 食品用保存剤 - Google Patents
食品用保存剤Info
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- JPH09206045A JPH09206045A JP3710296A JP3710296A JPH09206045A JP H09206045 A JPH09206045 A JP H09206045A JP 3710296 A JP3710296 A JP 3710296A JP 3710296 A JP3710296 A JP 3710296A JP H09206045 A JPH09206045 A JP H09206045A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 食品の味、色調を損なわず、防腐効果に優れ
た食品用保存剤の提供。 【解決手段】 下記式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数7〜17の直鎖又は分岐状のアル
キル又はアルケニル基を、Z1、Z2はいずれか一方が
多価カルボン酸若しくはその塩の残基で、他方は水素原
子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を示す)で
表されるモノグリセライド多価カルボン酸エステル又は
その塩と、有機酸(塩)類;多価アルコールの脂肪酸エ
ステル類;アミノ酸類;抗菌性を有するペプチド、タン
パク質類;二糖類、糖アルコール類、糖、糖酸、アミノ
糖よりなる多糖類、その部分分解物;香辛料、精油、植
物成分;アルコール類;焼成カルシウムからなる群から
選ばれる少なくとも一種の化合物を併用する。
た食品用保存剤の提供。 【解決手段】 下記式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数7〜17の直鎖又は分岐状のアル
キル又はアルケニル基を、Z1、Z2はいずれか一方が
多価カルボン酸若しくはその塩の残基で、他方は水素原
子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を示す)で
表されるモノグリセライド多価カルボン酸エステル又は
その塩と、有機酸(塩)類;多価アルコールの脂肪酸エ
ステル類;アミノ酸類;抗菌性を有するペプチド、タン
パク質類;二糖類、糖アルコール類、糖、糖酸、アミノ
糖よりなる多糖類、その部分分解物;香辛料、精油、植
物成分;アルコール類;焼成カルシウムからなる群から
選ばれる少なくとも一種の化合物を併用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品用保存剤に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】食品の流通過程、店頭又は家庭における
貯蔵、保存に対して、これまで様々な方法が考案されて
きた。例えば、冷凍、冷蔵、乾燥、塩蔵、糖蔵、加熱、
包装及び包装内の気相置換などや、酢漬け、発酵により
生成した有機酸、あるいはソルビン酸などの保存料の添
加などの物理的あるいは化学的方法が食品の保存対策に
運用されてきた。
貯蔵、保存に対して、これまで様々な方法が考案されて
きた。例えば、冷凍、冷蔵、乾燥、塩蔵、糖蔵、加熱、
包装及び包装内の気相置換などや、酢漬け、発酵により
生成した有機酸、あるいはソルビン酸などの保存料の添
加などの物理的あるいは化学的方法が食品の保存対策に
運用されてきた。
【0003】近年、食品の多様化と健康志向が進む中
で、加工食品はなるべく低温、低糖化して製造されるた
め、これらの食品の保存性は従来よりも低くなる傾向が
ある。例えば、イカの塩辛の食塩濃度は10%から4〜
5%に、漬物では12〜13%から4〜6%に、肉製品
では2.5〜3.0%から1〜2%に、味噌では約13
%から4〜8%に、魚介類の干物では2〜3%から0.
6〜1.0%に減塩されている。このような食品の減塩
により、従来よりも微生物が食品中で生育して腐敗しや
すい状況となっており、各種の食中毒菌が繁殖する虞も
ある。
で、加工食品はなるべく低温、低糖化して製造されるた
め、これらの食品の保存性は従来よりも低くなる傾向が
ある。例えば、イカの塩辛の食塩濃度は10%から4〜
5%に、漬物では12〜13%から4〜6%に、肉製品
では2.5〜3.0%から1〜2%に、味噌では約13
%から4〜8%に、魚介類の干物では2〜3%から0.
6〜1.0%に減塩されている。このような食品の減塩
により、従来よりも微生物が食品中で生育して腐敗しや
すい状況となっており、各種の食中毒菌が繁殖する虞も
ある。
【0004】このような食品類を安全に貯蔵・保存する
には、食品を製造する環境を清潔にし、微生物の汚染を
可能な限り少なくした材料を使用して食品を製造した
後、低温で保存することが望ましい。しかし、周知のよ
うに食品原料には種々の微生物が付着し、食品の種類、
製造条件、保存条件などにより、繁殖する微生物が異な
る。たとえ製造中に60〜80℃程度の加熱過程があっ
たとしても耐熱性の細菌芽胞が残存することがある。
には、食品を製造する環境を清潔にし、微生物の汚染を
可能な限り少なくした材料を使用して食品を製造した
後、低温で保存することが望ましい。しかし、周知のよ
うに食品原料には種々の微生物が付着し、食品の種類、
製造条件、保存条件などにより、繁殖する微生物が異な
る。たとえ製造中に60〜80℃程度の加熱過程があっ
たとしても耐熱性の細菌芽胞が残存することがある。
【0005】又、低温でよく発育する細菌が食品中に残
存した場合には、低温に保存しても腐敗は進行する。Ye
rsinia enterocolitica 、Listeria monocytogenes、Cl
ostridium botulinum E 型菌などの食中毒菌は、5℃程
の低温で発育し、食中毒を起こすのに足る菌量になり、
毒素を産生することが知られている。
存した場合には、低温に保存しても腐敗は進行する。Ye
rsinia enterocolitica 、Listeria monocytogenes、Cl
ostridium botulinum E 型菌などの食中毒菌は、5℃程
の低温で発育し、食中毒を起こすのに足る菌量になり、
毒素を産生することが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、微生物が
残存する食品の賞味期限をできる限り長くするために、
安息香酸、ソルビン酸、プロピオン酸などの合成保存料
を添加することが一般に行われている。しかし、これら
の合成保存料は添加できる食品及び添加量の制限がある
ため、全ての食品に用いることはできない。又合成保存
料の安全性に対して疑念を抱く消費者もあることから、
天然の有機酸やアミノ酸、しらこ蛋白、糖類あるいは食
品用乳化剤などが利用されるようになった。これらの中
で、食品用乳化剤は、培地中で比較的強い抗菌力が認め
られるが、澱粉やタンパク質の多い食品では防菌、防カ
ビ効果が減少し、又効果を発揮する量を添加すると、独
特の収れん味のために食品の味を損なうことが多い等の
問題があり、種々の化合物との併用が検討されている
が、満足すべき食品防腐効果が得られていない。
残存する食品の賞味期限をできる限り長くするために、
安息香酸、ソルビン酸、プロピオン酸などの合成保存料
を添加することが一般に行われている。しかし、これら
の合成保存料は添加できる食品及び添加量の制限がある
ため、全ての食品に用いることはできない。又合成保存
料の安全性に対して疑念を抱く消費者もあることから、
天然の有機酸やアミノ酸、しらこ蛋白、糖類あるいは食
品用乳化剤などが利用されるようになった。これらの中
で、食品用乳化剤は、培地中で比較的強い抗菌力が認め
られるが、澱粉やタンパク質の多い食品では防菌、防カ
ビ効果が減少し、又効果を発揮する量を添加すると、独
特の収れん味のために食品の味を損なうことが多い等の
問題があり、種々の化合物との併用が検討されている
が、満足すべき食品防腐効果が得られていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明らは、食
品の乳化剤の中で、収れん味が少なく、且つ澱粉やタン
パク質の多い食品においても優れた保存効果を発揮する
食品用乳化剤を検索した結果、本発明のモノグリセライ
ド多価カルボン酸エステル又はその塩がその目的を達成
することを見いだし、さらにこのモノグリセライド多価
カルボン酸エステルまたはその塩と有機酸、アミノ酸や
アルコール等とを組み合わせることにより、一層の保存
効果が得られることを発見し、本発明に到達した。
品の乳化剤の中で、収れん味が少なく、且つ澱粉やタン
パク質の多い食品においても優れた保存効果を発揮する
食品用乳化剤を検索した結果、本発明のモノグリセライ
ド多価カルボン酸エステル又はその塩がその目的を達成
することを見いだし、さらにこのモノグリセライド多価
カルボン酸エステルまたはその塩と有機酸、アミノ酸や
アルコール等とを組み合わせることにより、一層の保存
効果が得られることを発見し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、下記式(1)
【化2】 (式中、R1 は炭素数7〜17の直鎖又は分岐状のアル
キル又はアルケニル基を示し、Z1 及びZ2 のいずれか
一方は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を、他方は
水素原子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を示
す。)で表されるモノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩類と、有機酸又はその塩類;多価アルコ
ールの脂肪酸エステル類;アミノ酸類;抗菌性を有する
ペプチド若しくはタンパク質類;二糖類、糖アルコール
類、糖、糖酸、アミノ糖よりなる多糖類及びその部分分
解物;香辛料、その精油又は植物成分;アルコール類;
及び焼成カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物を含有する食品用保存剤を提供するもので
ある。
キル又はアルケニル基を示し、Z1 及びZ2 のいずれか
一方は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を、他方は
水素原子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を示
す。)で表されるモノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩類と、有機酸又はその塩類;多価アルコ
ールの脂肪酸エステル類;アミノ酸類;抗菌性を有する
ペプチド若しくはタンパク質類;二糖類、糖アルコール
類、糖、糖酸、アミノ糖よりなる多糖類及びその部分分
解物;香辛料、その精油又は植物成分;アルコール類;
及び焼成カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物を含有する食品用保存剤を提供するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】前記一般式(1)において、R1
は炭素数7〜17のアルキル基又はアルケニル基で、そ
れらは直鎖状でも、分岐状であってもよい。R1 の炭素
数が7未満では抗菌力、臭気の点で、炭素数が17を超
えると溶解性の点で不適当である。これらの具体例とし
ては、ヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、トリデシ
ル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ヘプタデシニ
ル基を挙げることができる。
は炭素数7〜17のアルキル基又はアルケニル基で、そ
れらは直鎖状でも、分岐状であってもよい。R1 の炭素
数が7未満では抗菌力、臭気の点で、炭素数が17を超
えると溶解性の点で不適当である。これらの具体例とし
ては、ヘプチル基、ノニル基、ウンデシル基、トリデシ
ル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ヘプタデシニ
ル基を挙げることができる。
【0010】又、Z1 及びZ2 は、そのいずれか一方は
多価カルボン酸若しくはその塩の残基で、他方は水素原
子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基である。こ
の多価カルボン酸残基としては、例えばコハク酸、クエ
ン酸、マレイン酸、リンゴ酸、グルタル酸、アジピン
酸、酒石酸、ジアセチル酒石酸などの二塩基酸や三塩基
酸の残基が好ましく、中でもコハク酸、クエン酸の残基
が特に好ましい。
多価カルボン酸若しくはその塩の残基で、他方は水素原
子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基である。こ
の多価カルボン酸残基としては、例えばコハク酸、クエ
ン酸、マレイン酸、リンゴ酸、グルタル酸、アジピン
酸、酒石酸、ジアセチル酒石酸などの二塩基酸や三塩基
酸の残基が好ましく、中でもコハク酸、クエン酸の残基
が特に好ましい。
【0011】これらの塩としては、例えば、ナトリウム
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩
などのアルカリ土類金属塩、さらにはアンモニウム塩が
挙げられる。これらのモノグリセライド多価カルボン酸
エステル若しくはその塩は、単独或いは必要に応じて両
者を適宜混合して使用してよい。
塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、マグネシウム塩
などのアルカリ土類金属塩、さらにはアンモニウム塩が
挙げられる。これらのモノグリセライド多価カルボン酸
エステル若しくはその塩は、単独或いは必要に応じて両
者を適宜混合して使用してよい。
【0012】本発明に用いられるモノグリセライド多価
カルボン酸エステルは、炭素数8〜18の脂肪酸モノグ
リセライドに、コハク酸やクエン酸或いはこれらの無水
物などを反応させて得られ、その反応モル比は適宜選択
してよいが、炭素数12のモノグリセライドと無水コハ
ク酸の場合、モノグリセライド1モルに対し、無水コハ
ク酸を0.5〜2モル反応させて得られるものが良好な
性能を示す。脂肪酸モノグリセライドとしては、例えば
蒸留モノグリセライドとして市販されているものが使用
できる。
カルボン酸エステルは、炭素数8〜18の脂肪酸モノグ
リセライドに、コハク酸やクエン酸或いはこれらの無水
物などを反応させて得られ、その反応モル比は適宜選択
してよいが、炭素数12のモノグリセライドと無水コハ
ク酸の場合、モノグリセライド1モルに対し、無水コハ
ク酸を0.5〜2モル反応させて得られるものが良好な
性能を示す。脂肪酸モノグリセライドとしては、例えば
蒸留モノグリセライドとして市販されているものが使用
できる。
【0013】このようにして得られるモノグリセライド
多価カルボン酸エステルには、製造工程でモノグリセラ
イドの1位或いは2位の水酸基に多価カルボン酸が結合
した位置異性体や、該多価カルボン酸がモノグリセライ
ドに2分子結合したものを副生し、それらが混入するこ
とがあるが、本発明においては、このような混合物をそ
のまま使用して差し支えない。さらに、製造条件によ
り、未反応のモノグリセライドが残留するが、前記の反
応モル比であれば特に問題ない。また、一般式(1)の
R1 が異なるものを併用してもよい。
多価カルボン酸エステルには、製造工程でモノグリセラ
イドの1位或いは2位の水酸基に多価カルボン酸が結合
した位置異性体や、該多価カルボン酸がモノグリセライ
ドに2分子結合したものを副生し、それらが混入するこ
とがあるが、本発明においては、このような混合物をそ
のまま使用して差し支えない。さらに、製造条件によ
り、未反応のモノグリセライドが残留するが、前記の反
応モル比であれば特に問題ない。また、一般式(1)の
R1 が異なるものを併用してもよい。
【0014】前記一般式(1)で表されるモノグリセラ
イド多価カルボン酸エステルの塩は、前記のようにして
得られたモノグリセライド多価カルボン酸エステルを塩
基により部分的又は完全に中和することにより得ること
ができる。用いられる塩基については特に制限はなく、
無機塩基又は有機塩基のいずれであってもよい。無機塩
基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウムなどが、有機塩基としては、例えばモノエタノール
アミン、ジエタノールアミンなどが挙げられる。
イド多価カルボン酸エステルの塩は、前記のようにして
得られたモノグリセライド多価カルボン酸エステルを塩
基により部分的又は完全に中和することにより得ること
ができる。用いられる塩基については特に制限はなく、
無機塩基又は有機塩基のいずれであってもよい。無機塩
基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウムなどが、有機塩基としては、例えばモノエタノール
アミン、ジエタノールアミンなどが挙げられる。
【0015】本発明の食品用保存剤に用いる前記一般式
(1)で表されるモノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩は、1重量%水溶液のpHが好ましくは
5〜11、より好ましくは6〜9の範囲にある。このp
Hは中和条件を適当に選択することにより、調整するこ
とができる。
(1)で表されるモノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩は、1重量%水溶液のpHが好ましくは
5〜11、より好ましくは6〜9の範囲にある。このp
Hは中和条件を適当に選択することにより、調整するこ
とができる。
【0016】本発明において、モノグリセライド多価カ
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用する有機酸又
はその塩類としては、酢酸、プロピオン酸、吉草酸、乳
酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク
酸、アジピン酸、ソルビン酸、それらのナトリウム塩若
しくはカリウム塩、ラウリル硫酸及びそのビタミンB1
塩を挙げることができる。なかでも、酢酸、乳酸、フマ
ル酸、アジピン酸、ソルビン酸、それらのナトリウム塩
若しくはカリウム塩が好ましい。有機酸(塩)類はモノ
グリセライド多価カルボン酸エステル又はその塩に対し
て0.1〜500(重量比)の割合で配合することが好
ましい。
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用する有機酸又
はその塩類としては、酢酸、プロピオン酸、吉草酸、乳
酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク
酸、アジピン酸、ソルビン酸、それらのナトリウム塩若
しくはカリウム塩、ラウリル硫酸及びそのビタミンB1
塩を挙げることができる。なかでも、酢酸、乳酸、フマ
ル酸、アジピン酸、ソルビン酸、それらのナトリウム塩
若しくはカリウム塩が好ましい。有機酸(塩)類はモノ
グリセライド多価カルボン酸エステル又はその塩に対し
て0.1〜500(重量比)の割合で配合することが好
ましい。
【0017】本発明においてモノグリセライド多価カル
ボン酸エステル又はその塩とともに使用する多価アルコ
ール類の脂肪酸エステル類としては、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、蔗糖
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルを挙げ
ることができる。これらのエステルを構成する脂肪酸と
しては、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイ
ン酸を挙げることができる。
ボン酸エステル又はその塩とともに使用する多価アルコ
ール類の脂肪酸エステル類としては、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、蔗糖
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルを挙げ
ることができる。これらのエステルを構成する脂肪酸と
しては、例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイ
ン酸を挙げることができる。
【0018】なかでも、グリセリン脂肪酸エステルとし
ては、カプリル酸、カプリン酸及びラウリン酸のモノエ
ステルが好ましく、蔗糖脂肪酸エステルとしてはラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン酸の
モノエステルが好ましい。又、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルとしては、デカグリセロールのカプリル酸、ペラ
ルゴン酸、カプリン酸及びラウリン酸のエステルが好ま
しい。本発明において、多価アルコール類の脂肪酸エス
テル類は、モノグリセライド多価カルボン酸エステル又
はその塩に対し、0.05〜250の割合(重量比)で
含有させることが好ましい。
ては、カプリル酸、カプリン酸及びラウリン酸のモノエ
ステルが好ましく、蔗糖脂肪酸エステルとしてはラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン酸の
モノエステルが好ましい。又、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルとしては、デカグリセロールのカプリル酸、ペラ
ルゴン酸、カプリン酸及びラウリン酸のエステルが好ま
しい。本発明において、多価アルコール類の脂肪酸エス
テル類は、モノグリセライド多価カルボン酸エステル又
はその塩に対し、0.05〜250の割合(重量比)で
含有させることが好ましい。
【0019】本発明において、モノグリセライド多価カ
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用するアミノ酸
としては、グリシン、アラニン、シスチン、スレオニ
ン、バリン、リジン及びアルギニンを挙げることができ
るが、殊にグリシン及びシスチンが望ましい。アミノ酸
はモノグリセライド多価カルボン酸エステル又はその塩
に対し、0.1〜500の割合(重量比)で含有させる
ことが効果的である。
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用するアミノ酸
としては、グリシン、アラニン、シスチン、スレオニ
ン、バリン、リジン及びアルギニンを挙げることができ
るが、殊にグリシン及びシスチンが望ましい。アミノ酸
はモノグリセライド多価カルボン酸エステル又はその塩
に対し、0.1〜500の割合(重量比)で含有させる
ことが効果的である。
【0020】本発明において、モノグリセライド多価カ
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用する抗菌性を
有するペプチド若しくはタンパク質としては、プロタミ
ン又はその分解物、リゾチーム、ε−ポリリジン及び乳
酸菌ロイコノストック属菌によって生産されたバクテリ
オシン、例えば L. paramesenteroides の生産するロイ
コシンS、L. gelidum の生産するロイコシンA、 L.
mesenteroides の生産するメセンテロシン5等を挙げる
ことができる。これらのペプチド又はタンパク質はモノ
グリセライド多価カルボン酸エステル又はその塩に対
し、0.05〜100の割合(重量比)で含有させるこ
とが好ましい。
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用する抗菌性を
有するペプチド若しくはタンパク質としては、プロタミ
ン又はその分解物、リゾチーム、ε−ポリリジン及び乳
酸菌ロイコノストック属菌によって生産されたバクテリ
オシン、例えば L. paramesenteroides の生産するロイ
コシンS、L. gelidum の生産するロイコシンA、 L.
mesenteroides の生産するメセンテロシン5等を挙げる
ことができる。これらのペプチド又はタンパク質はモノ
グリセライド多価カルボン酸エステル又はその塩に対
し、0.05〜100の割合(重量比)で含有させるこ
とが好ましい。
【0021】本発明において、モノグリセライド多価カ
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用する二糖類、
糖アルコール類、糖、糖酸、アミノ糖よりなる多糖類及
びその部分分解物としては、麦芽糖、トレハロース、ソ
ルビット、マルビット、還元澱粉分解物、ペクチン、ペ
クチン分解物、オリゴガラクチュロン酸、キトサン、キ
トサン分解物、アルギン酸分解物を挙げることができ
る。これらは、モノグリセライド多価カルボン酸エステ
ル又はその塩に対し、0.1〜500の割合(重量比)
で含有させることが好ましい。
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用する二糖類、
糖アルコール類、糖、糖酸、アミノ糖よりなる多糖類及
びその部分分解物としては、麦芽糖、トレハロース、ソ
ルビット、マルビット、還元澱粉分解物、ペクチン、ペ
クチン分解物、オリゴガラクチュロン酸、キトサン、キ
トサン分解物、アルギン酸分解物を挙げることができ
る。これらは、モノグリセライド多価カルボン酸エステ
ル又はその塩に対し、0.1〜500の割合(重量比)
で含有させることが好ましい。
【0022】又、本発明において、モノグリセライド多
価カルボン酸エステル又はその塩とともに使用する香辛
料としては、抗菌性を有する香辛料、例えば、シナモ
ン、ローズマリー、メースなどを挙げることができる。
それらの抽出物や精油も用いることができる。又、植物
成分としては、それらのアルコールなどの有機溶媒抽出
物、例えば、唐辛子抽出物、甘草抽出物、ワサビ抽出
物、ホップ抽出物、孟宗竹抽出物、ユッカ抽出物;茶ポ
リフェノール類、例えば茶タンニン、茶カテキン;桂皮
酸、フェルラ酸、コーヒー酸及びヒノキチオールなどを
挙げることができる。これらの香辛料及びその精油又は
植物成分はモノグリセライド多価カルボン酸エステル又
はその塩に対し、0.05〜500の割合(重量比)で
含有させることが好ましい。
価カルボン酸エステル又はその塩とともに使用する香辛
料としては、抗菌性を有する香辛料、例えば、シナモ
ン、ローズマリー、メースなどを挙げることができる。
それらの抽出物や精油も用いることができる。又、植物
成分としては、それらのアルコールなどの有機溶媒抽出
物、例えば、唐辛子抽出物、甘草抽出物、ワサビ抽出
物、ホップ抽出物、孟宗竹抽出物、ユッカ抽出物;茶ポ
リフェノール類、例えば茶タンニン、茶カテキン;桂皮
酸、フェルラ酸、コーヒー酸及びヒノキチオールなどを
挙げることができる。これらの香辛料及びその精油又は
植物成分はモノグリセライド多価カルボン酸エステル又
はその塩に対し、0.05〜500の割合(重量比)で
含有させることが好ましい。
【0023】本発明において、モノグリセライド多価カ
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用するアルコー
ル類としては、プロピレングリコール及びエタノールを
挙げることができる。又、使用するアルコールは液状又
は澱粉分解物に吸着させて粉末化したものを用いること
ができる。粉末化の際には、比容積が7.5ml/g以上、
好ましくは 7.5〜10.5ml/gの澱粉分解物を用いることに
より、べたつきのない良好な粉末を得ることができる。
アルコール類は、モノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩に対し、0.05〜500の割合(重量
比)で含有させることが効果的である。
ルボン酸エステル又はその塩とともに使用するアルコー
ル類としては、プロピレングリコール及びエタノールを
挙げることができる。又、使用するアルコールは液状又
は澱粉分解物に吸着させて粉末化したものを用いること
ができる。粉末化の際には、比容積が7.5ml/g以上、
好ましくは 7.5〜10.5ml/gの澱粉分解物を用いることに
より、べたつきのない良好な粉末を得ることができる。
アルコール類は、モノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩に対し、0.05〜500の割合(重量
比)で含有させることが効果的である。
【0024】さらに、焼成カルシウムとしては、例えば
貝殻、卵殻、獣骨や魚骨を焼成して得られたものを挙げ
ることができる。焼成カルシウムはモノグリセライド多
価カルボン酸エステル又はその塩に対し、0.05〜2
50の割合(重量比)で含有させることが効果的であ
る。
貝殻、卵殻、獣骨や魚骨を焼成して得られたものを挙げ
ることができる。焼成カルシウムはモノグリセライド多
価カルボン酸エステル又はその塩に対し、0.05〜2
50の割合(重量比)で含有させることが効果的であ
る。
【0025】前記、モノグリセライド多価カルボン酸エ
ステルまたはその塩と共に使用する各化合物は必ずしも
一つでなく、数種を組み合わせて使用してもよい。即
ち、対象となる食品の種類、汚染微生物、pH、水分活
性、保存温度、保存期間などに応じて適宜二つ乃至三
つ、あるいはそれ以上の物質を組み合わせて使用するこ
とができる。それによりさらに優れた保存効果を得るこ
とができる。
ステルまたはその塩と共に使用する各化合物は必ずしも
一つでなく、数種を組み合わせて使用してもよい。即
ち、対象となる食品の種類、汚染微生物、pH、水分活
性、保存温度、保存期間などに応じて適宜二つ乃至三
つ、あるいはそれ以上の物質を組み合わせて使用するこ
とができる。それによりさらに優れた保存効果を得るこ
とができる。
【0026】さらに、本発明の食品用保存剤には、賦形
剤として澱粉、澱粉分解物及び乳糖などの糖質等、製剤
の安定化のために酸化防止剤等、一般に製剤化に際して
用いられる添加成分を本発明の目的を損なわない範囲で
添加して製剤化される。
剤として澱粉、澱粉分解物及び乳糖などの糖質等、製剤
の安定化のために酸化防止剤等、一般に製剤化に際して
用いられる添加成分を本発明の目的を損なわない範囲で
添加して製剤化される。
【0027】本発明の食品用保存剤は、前記モノグリセ
ライド多価カルボン酸エステル又はその塩の食品に対す
る添加量が0.0005〜10重量%となるように使用
することが好ましい。
ライド多価カルボン酸エステル又はその塩の食品に対す
る添加量が0.0005〜10重量%となるように使用
することが好ましい。
【0028】本発明の食品用保存剤は加工食品の製造工
程中、任意の工程において添加・混合すればよく、対象
となる加工食品としては水産練り製品、畜肉加工品、惣
菜類、麺類、菓子類が挙げられるが、特にこれらに限定
されるものでなく、又、製造工程中に加熱工程を含む加
工食品に対しては特に良好な結果を与える。
程中、任意の工程において添加・混合すればよく、対象
となる加工食品としては水産練り製品、畜肉加工品、惣
菜類、麺類、菓子類が挙げられるが、特にこれらに限定
されるものでなく、又、製造工程中に加熱工程を含む加
工食品に対しては特に良好な結果を与える。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるも
のではない。なお、実施例において、使用した「唐辛子
抽出物」、「ワサビ抽出物」、「ホップ抽出物」及び
「ペクチン分解物」はアサマ化成(株)製であり、「蔗
糖脂肪酸エステル」としては三菱化学フーズ(株)製、
S-1570を、「トレハロース」は(株)林原製を用いた。
又、「ポリリジン」はチッソ(株)製、「焼成カルシウ
ム」はエヌ・シー・コーポレーション製を用い、「プロ
タミン」、「甘草抽出物」、「キトサン分解物」、「バ
クテリオシン」はアサマ化成(株)調製品を用いた。
説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるも
のではない。なお、実施例において、使用した「唐辛子
抽出物」、「ワサビ抽出物」、「ホップ抽出物」及び
「ペクチン分解物」はアサマ化成(株)製であり、「蔗
糖脂肪酸エステル」としては三菱化学フーズ(株)製、
S-1570を、「トレハロース」は(株)林原製を用いた。
又、「ポリリジン」はチッソ(株)製、「焼成カルシウ
ム」はエヌ・シー・コーポレーション製を用い、「プロ
タミン」、「甘草抽出物」、「キトサン分解物」、「バ
クテリオシン」はアサマ化成(株)調製品を用いた。
【0030】実施例1 スケソウダラ冷凍すり身2.5kg、食塩75g、味醂
50g、グルタミン酸ナトリウム25g、砂糖25g、
馬鈴薯でんぷん175g、及び氷水1kgを配合した基
本組成に、表1左欄に示す各種の保存剤成分を表1に示
す割合(重量%)になるように添加し、30分間擂潰
後、塩化ビニリデンフィルム(折径48mm)に肉のり
を約100g詰め、両端を結さくし、90℃の熱水中で
30分間加熱したのち、流水で30分間冷却して得た蒲
鉾を、同様にして製造した保存剤無添加の蒲鉾と共に保
存試験の標本とした。
50g、グルタミン酸ナトリウム25g、砂糖25g、
馬鈴薯でんぷん175g、及び氷水1kgを配合した基
本組成に、表1左欄に示す各種の保存剤成分を表1に示
す割合(重量%)になるように添加し、30分間擂潰
後、塩化ビニリデンフィルム(折径48mm)に肉のり
を約100g詰め、両端を結さくし、90℃の熱水中で
30分間加熱したのち、流水で30分間冷却して得た蒲
鉾を、同様にして製造した保存剤無添加の蒲鉾と共に保
存試験の標本とした。
【0031】保存試験はケーシング蒲鉾を1試験区当た
り10本ずつ25℃の恒温器中出保存し、保存性を肉眼
で観察し、防腐効果を判定した。 0点:変化なし。 0.5 点:極めて小さなスポット出現。 1点:コロニー様スポット1個又は部分膨張1個、離水
少し濁る。 として評価し、10本の試験標本の各々について評価が
1点に達するまでの日数を求め、その平均を有効保存日
数とした。結果を表1右欄に示す。尚、官能検査の結
果、本発明保存剤を添加した直後の試験区は、対照品を
添加した対照区と比べて味、色、におい等において全く
差が認められず、添加による品質上の悪影響は認められ
なかった。
り10本ずつ25℃の恒温器中出保存し、保存性を肉眼
で観察し、防腐効果を判定した。 0点:変化なし。 0.5 点:極めて小さなスポット出現。 1点:コロニー様スポット1個又は部分膨張1個、離水
少し濁る。 として評価し、10本の試験標本の各々について評価が
1点に達するまでの日数を求め、その平均を有効保存日
数とした。結果を表1右欄に示す。尚、官能検査の結
果、本発明保存剤を添加した直後の試験区は、対照品を
添加した対照区と比べて味、色、におい等において全く
差が認められず、添加による品質上の悪影響は認められ
なかった。
【0032】
【表1】
【0033】実施例2 強力粉500g、水60g及びかん粉5gを配合した基
本組成に、表2左欄に示す各種の保存剤を添加し、十分
混合した後、小型製麺機により麺線を作り、沸騰水中で
4分間茹で、水冷した。水切り後、ポリエチレン袋に入
れて密封し、1試験区当たり10袋ずつを25℃の恒温
器中に保存して外観の変化を観察した。
本組成に、表2左欄に示す各種の保存剤を添加し、十分
混合した後、小型製麺機により麺線を作り、沸騰水中で
4分間茹で、水冷した。水切り後、ポリエチレン袋に入
れて密封し、1試験区当たり10袋ずつを25℃の恒温
器中に保存して外観の変化を観察した。
【0034】 0点:変化なし。 1点:変色、軟化、ネト、カビが1箇所に発生。 として評価し、10袋の試験標本の各々について評価が
1点となるまでの日数を求め、その平均を有効保存日数
とした。結果を表2右欄に示す。
1点となるまでの日数を求め、その平均を有効保存日数
とした。結果を表2右欄に示す。
【0035】
【表2】
【0036】実施例3 合い挽き肉1000g、玉葱300g、食塩10g、小
麦粉60g、水50gを配合したハンバーグの基本組成
に、表3左欄に示す保存剤を添加し、十分混合した後、
小判型に成形して25分間蒸し、冷却した。その後、1
試験区当たり10個ずつを25℃で保存して外観の変化
を観察し、有効保存日数を実施例2と同様の基準で求め
た結果を表3右欄に示す。又、本発明保存剤を添加した
直後の試験区は、対照区に比べて、味、色、におい、形
態等において全く差が認められず、添加による品質上の
悪影響は認められなかった。
麦粉60g、水50gを配合したハンバーグの基本組成
に、表3左欄に示す保存剤を添加し、十分混合した後、
小判型に成形して25分間蒸し、冷却した。その後、1
試験区当たり10個ずつを25℃で保存して外観の変化
を観察し、有効保存日数を実施例2と同様の基準で求め
た結果を表3右欄に示す。又、本発明保存剤を添加した
直後の試験区は、対照区に比べて、味、色、におい、形
態等において全く差が認められず、添加による品質上の
悪影響は認められなかった。
【0037】
【表3】
【0038】実施例4 卵黄160g、牛乳1440g、砂糖38g、小麦粉
6.5g、コーンスターチ6.5gを基本組成とし、こ
れに表4左欄に示す保存剤を添加し(数値は基本組成に
対する重量%)、十分に攪拌しながら弱火で加熱し、総
重量の1割を煮詰めた。このカスタードクリームを冷却
後、カップに充填して、25℃で保存し、外観の変化を
観察し、一般生菌数が1×106 個/gに達するまでの
日数を有効保存日数とした。結果を表4右欄に示す。な
お、本発明保存剤を添加した直後の試験区は、対照区に
比べて、味、色、におい、形態等において全く差が認め
られず、添加による品質上の悪影響は認められなかっ
た。
6.5g、コーンスターチ6.5gを基本組成とし、こ
れに表4左欄に示す保存剤を添加し(数値は基本組成に
対する重量%)、十分に攪拌しながら弱火で加熱し、総
重量の1割を煮詰めた。このカスタードクリームを冷却
後、カップに充填して、25℃で保存し、外観の変化を
観察し、一般生菌数が1×106 個/gに達するまでの
日数を有効保存日数とした。結果を表4右欄に示す。な
お、本発明保存剤を添加した直後の試験区は、対照区に
比べて、味、色、におい、形態等において全く差が認め
られず、添加による品質上の悪影響は認められなかっ
た。
【0039】
【表4】
【0040】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の保存剤を
添加した食品は、保存性が著しく向上し、微生物に汚染
された食品の品質保持期間を延長することに有効であ
る。又、本発明の保存剤は食品本来の味、風味、色調を
損なうことがなく、添加による品質上の悪影響がなく、
優れた食品用保存剤である。
添加した食品は、保存性が著しく向上し、微生物に汚染
された食品の品質保持期間を延長することに有効であ
る。又、本発明の保存剤は食品本来の味、風味、色調を
損なうことがなく、添加による品質上の悪影響がなく、
優れた食品用保存剤である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】近年、食品の多様化と健康志向が進む中
で、加工食品はなるべく低塩、低糖化して製造されるた
め、これらの食品の保存性は従来よりも低くなる傾向が
ある。例えば、イカの塩辛の食塩濃度は10%から4〜
5%に、漬物では12〜13%から4〜6%に、肉製品
では2.5〜3.0%から1〜2%に、味噌では約13
%から4〜8%に、魚介類の干物では2〜3%から0.
6〜1.0%に減塩されている。このような食品の減塩
により、従来よりも微生物が食品中で生育して腐敗しや
すい状況となっており、各種の食中毒菌が繁殖すること
もある。
で、加工食品はなるべく低塩、低糖化して製造されるた
め、これらの食品の保存性は従来よりも低くなる傾向が
ある。例えば、イカの塩辛の食塩濃度は10%から4〜
5%に、漬物では12〜13%から4〜6%に、肉製品
では2.5〜3.0%から1〜2%に、味噌では約13
%から4〜8%に、魚介類の干物では2〜3%から0.
6〜1.0%に減塩されている。このような食品の減塩
により、従来よりも微生物が食品中で生育して腐敗しや
すい状況となっており、各種の食中毒菌が繁殖すること
もある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】保存試験はケーシング蒲鉾を1試験区当た
り10本ずつ25℃の恒温器中で保存し、保存性を肉眼
で観察し、防腐効果を判定した。 0点:変化なし。 0.5点:極めて小さなスポット出現。 1点:コロニー様スポット1個又は部分膨張1個、離水
少し濁る。 として評価し、10本の試験標本の各々について評価が
1点に達するまでの日数を求め、その平均を有効保存日
数とした。結果を表1右欄に示す。尚、官能検査の結
果、本発明保存剤を添加した直後の試験区は、対照品を
添加した対照区と比べて味、色、におい等において全く
差が認められず、添加による品質上の悪影響は認められ
なかった。
り10本ずつ25℃の恒温器中で保存し、保存性を肉眼
で観察し、防腐効果を判定した。 0点:変化なし。 0.5点:極めて小さなスポット出現。 1点:コロニー様スポット1個又は部分膨張1個、離水
少し濁る。 として評価し、10本の試験標本の各々について評価が
1点に達するまでの日数を求め、その平均を有効保存日
数とした。結果を表1右欄に示す。尚、官能検査の結
果、本発明保存剤を添加した直後の試験区は、対照品を
添加した対照区と比べて味、色、におい等において全く
差が認められず、添加による品質上の悪影響は認められ
なかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 智恭 東京都中央区日本橋小伝馬町20番3号 ア サマ化成株式会社内 (72)発明者 磯部 賢治 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数7〜17の直鎖又は分岐状のアル
キル又はアルケニル基を示し、Z1 及びZ2 のいずれか
一方は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を、他方は
水素原子又は多価カルボン酸若しくはその塩の残基を示
す。)で表されるモノグリセライド多価カルボン酸エス
テル又はその塩と、有機酸又はその塩類;多価アルコー
ルの脂肪酸エステル類;アミノ酸類;抗菌性を有するペ
プチド若しくはタンパク質類;二糖類、糖アルコール
類、糖、糖酸、アミノ糖よりなる多糖類及びその部分分
解物;香辛料、その精油又は植物成分;アルコール類;
及び焼成カルシウムからなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物を含有する食品用保存剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3710296A JPH09206045A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 食品用保存剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3710296A JPH09206045A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 食品用保存剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09206045A true JPH09206045A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12488231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3710296A Pending JPH09206045A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 食品用保存剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09206045A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004123630A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Chisso Corp | 抗う蝕、抗歯周病性組成物 |
| JP2021114905A (ja) * | 2020-01-22 | 2021-08-10 | オリエンタル酵母工業株式会社 | キトサン部分分解物の安定化方法、キトサン部分分解物の保存方法および食品用保存剤 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP3710296A patent/JPH09206045A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004123630A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Chisso Corp | 抗う蝕、抗歯周病性組成物 |
| JP2021114905A (ja) * | 2020-01-22 | 2021-08-10 | オリエンタル酵母工業株式会社 | キトサン部分分解物の安定化方法、キトサン部分分解物の保存方法および食品用保存剤 |
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