JPH09206647A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法

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JPH09206647A
JPH09206647A JP1455296A JP1455296A JPH09206647A JP H09206647 A JPH09206647 A JP H09206647A JP 1455296 A JP1455296 A JP 1455296A JP 1455296 A JP1455296 A JP 1455296A JP H09206647 A JPH09206647 A JP H09206647A
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一義 横倉
Toshiyuki Kurihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布剤の塗布量の認識に掛かる時間を短縮
し、正確な塗布条件の補正を行うことができるようにす
る。 【解決手段】 塗布ノズル6が接着剤を塗布して、塗布
量確認動作条件が成立すると、同一のノズル6について
の全ての塗布条件について、接着剤が認識板16上に行
われ、その後一括して認識カメラ8が各塗布点の塗布径
の認識を行い、複数の塗布点の吐出時間及び塗布径のデ
ータを基に各塗布条件についての設定径を得るための吐
出時間が算出され、以後の塗布ではこの新しい吐出時間
での塗布が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の塗布量に夫
々対応した塗布条件に基づきシリンジに貯溜された塗布
剤をノズルを介して基板に塗布すると共に、前記塗布条
件毎の塗布量を検出するために当該塗布条件で塗布剤を
塗布する塗布装置及び塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種塗布装置として、特開平6−16
9159号公報に記載されたものが知られている。この
従来技術によれば、シリンジに貯溜されている塗布剤と
しての接着剤は圧縮空気が所定時間シリンジに加えられ
ることによりプリント基板の所定の位置に塗布される
が、基板の位置によって塗布すべき塗布剤の量が異なる
ため、塗布量を制御しているが、その制御は圧縮空気の
空気圧とその空気を加える時間である吐出時間を制御す
ることにより行われている。
【0003】この空気圧と吐出時間の塗布条件は塗布条
件データとして記憶され、各塗布条件データは所定の塗
布すべき目標量に対応している。この塗布条件データに
よってその設定された目標量の塗布量を各塗布動作毎に
塗布しようとするのであるが、シリンジ内の接着剤の残
量が変化すると、最初に設定した塗布条件データの通り
に塗布しても塗布量が得られないために塗布条件データ
の吐出時間を補正する必要があるが、そのため生産のた
めの塗布動作とは別に所定の塗布条件で接着剤を塗布し
てその量をカメラで認識して検出し、目的量となるよう
補正すべき吐出時間を算出している。
【0004】この場合に、塗布条件毎に接着剤を前記基
板とは別の検出板(認識板)に塗布して認識して吐出時
間の補正時間を算出することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、塗布条件毎に接着剤を塗布してこれをカメラの位
置まで相対的に移動させて認識するため、塗布のための
ノズルの移動及びカメラまでの移動に時間が掛かり生産
に起用しない時間のロスが大きくなるという欠点があ
り、また1つの塗布条件による塗布のデータのみしか補
正量の算出に使用しないために正確な補正量をえること
ができない恐れがあった。
【0006】そこで本発明は、塗布剤の塗布量の認識に
掛かる時間を短縮し、また正確な塗布条件の補正を行う
ことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、種々
の塗布量に夫々対応した塗布条件に基づきシリンジに貯
溜された塗布剤をノズルを介して基板に塗布すると共
に、前記塗布条件毎の塗布量を塗布量検出手段に検出さ
せるために当該塗布条件で塗布剤を塗布する塗布方法ま
たは塗布装置において、同一のノズルが複数の塗布条件
で連続して塗布剤を塗布した後に前記検出手段に検出可
能な位置に塗布された塗布剤を相対的に移動させ、また
は移動させる相対移動手段を設けたものである。
【0008】また本発明は、塗布量の検出のために塗布
剤の塗布を行う場合にはシリンジに圧縮空気を加える時
間である吐出時間の少ない塗布条件の順番に塗布させる
かまたは、シリンジに加える圧縮空気の圧力の低い塗布
条件の順番に塗布させるようにしたものである。また本
発明は、種々の塗布量に夫々対応した塗布条件に基づき
シリンジに貯溜された塗布剤をノズルを介して基板に塗
布すると共に、前記塗布条件毎の塗布量を検出するため
に当該塗布条件で塗布剤を塗布する塗布方法または塗布
装置において、塗布条件毎に検出された複数の塗布量の
データ及び当該複数の塗布条件のデータを用いて夫々の
塗布条件に対応する塗布すべき塗布量となるように塗布
条件を補正するデータを算出するようにし、また算出す
る算出手段を設けたものである。
【0009】また本発明は、シリンジに貯溜された塗布
剤を空気圧によりノズルを介して設定された空気圧と該
空気圧を加える吐出時間よりなる塗布条件を種々変更し
て所望の量を吐出させ基板に塗布すると共に、前記塗布
条件による塗布量を検出するために所定のタイミングで
当該塗布条件で塗布剤の塗布を行う塗布装置において、
空気圧が同一である塗布条件毎に検出された複数の塗布
量及び複数の吐出時間より導かれる関係式を用いて所望
量の塗布量を得るための塗布条件を算出する算出手段を
設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図に基
づき詳述する。図2において、1はプリント基板であ
り、X軸モータ2及びY軸モータ3の駆動によりXY方
向に移動する相対移動手段としてのXYテ−ブル4上に
載置される。5は塗布ユニットであり、シリンジ7内に
貯蔵された塗布剤としての接着剤を前記基板1上に該シ
リンジ7に取り付けられた塗布ノズル6を介して塗布す
る。該塗布ユニット5はノズル6が取り付けられたシリ
ンジ7を4本備え、該ノズル6のうち使用されるべきノ
ズル6が選択され、図示しないノズル上下機構により昇
降し、基板1上にノズル6の先端に吐出された接着剤が
塗布される。
【0011】シリンジ7の上端からは後述するエア通路
30が圧縮空気源に連通され、その途中には夫々のシリ
ンジ7に加えられるべき空気の圧力を設定するため夫々
のシリンジ7毎に設けられた後述するレギュレータ26
及びシリンジ7へ圧縮空気を加えるか大気に開放するか
を切り替える後述する吐出バルブ27が設けられてい
る。前記プリント基板1は供給コンベア11によりXY
テ−ブル4上に送り込まれ、XYテ−ブル4上の基板1
は排出コンベア12により下流の装置に排出搬送され
る。XYテ−ブル4上には図3に示すように供給コンベ
ア11より基板1を受け渡される固定シュート13及び
可動シュート14が設けられ、該シュート13、14上
で基板1は位置決め固定されて接着剤の塗布がなされ
る。可動シュート14には認識板16が取り付けられて
おり、接着剤の捨て打ち塗布及び認識のための塗布がな
される。捨て打ち塗布とは、長時間使用しなかったノズ
ル6を用いて基板1上に接着剤の塗布を行おうとする前
等に、該認識板16上に接着剤の塗布を行うもので、接
着剤がノズル6から垂れた状態のまま、基板1への塗布
動作を行うと接着剤の塗布量が変わってしまうため、ま
たは接着剤が固まってしまうと適当な塗布量がでなくな
るため、これらを防ぐために行われる。また、認識のた
めの塗布が認識板16に行われると、塗布ユニット5に
設けられた検出手段としての認識カメラ8がこの塗布さ
れた接着剤を認識し、その塗布径が認識される。接着剤
は略円形に塗布されるため、その塗布径を認識すること
により接着剤の塗布量を認識することになる。
【0012】前記固定シュート13は固定されている
が、前記可動シュート14は固定シュート14に対して
接離可能に移動し、基板1の搬送方向に直交する幅方向
が基板種により変更したときに対応できるようになさ
れ、認識板16は可動シュート14に取りつけられてい
るため、可動シュート14の移動に伴い認識板16も移
動する。尚、本実施形態では、認識板16を基板1とは
別に設けて、捨て打ち塗布及び認識のための塗布を行う
ようにするが、基板1の生産のための塗布以外の場所に
接着剤の塗布を行うようにしてもよい。
【0013】次に、図4に基づいて、塗布装置の制御ブ
ロック図について説明する。20はCPUであり、RA
M21に記憶された各種データに基づき、ROM22に
記憶された制御用のプログラムに従って塗布装置の塗布
作業に係わる各種動作を統括制御する。CPU20が接
続されたバスライン23にはインターフェース24を介
してX軸モータ2、Y軸モータ3、認識カメラ8、レギ
ュレータ26及び吐出バルブ27に接続されている。ま
た、インターフェース24には種々の画面を表示するC
RT28も接続されている。また、圧縮空気の通路であ
るエア通路30がレギュレータ26及び吐出バルブ27
からシリンジ7内に連通している。尚、図4ではレギュ
レータ26及び吐出バルブ27は1個ずつ記載してある
が、シリンジ7毎に設けられているものであり、シリン
ジ7の数だけ設けてある。
【0014】NCデータは基板種毎に作成され図5のも
のは基板種「AAA」に対応するものである。NCデー
タは基板サイズ(XY方向のサイズ及び厚さサイズ)等
のデータからなるオペレーションデータ、塗布ステップ
データ及び塗布条件データとより構成されている。塗布
装置は該塗布ステップデータのステップ毎に該ステップ
に支持されるデータに従って塗布すべき位置に塗布すべ
き量の接着剤を塗布するものであるが、該ステップに示
す塗布データ名は塗布条件データの塗布条件毎に付され
た番号てあり、該塗布データ名より塗布条件データの対
応する塗布条件を示す各データが選択される。該塗布条
件にはノズル6のノズルID(4個のノズル6のうちの
いずれかの位置のノズル6かを示し、図示しない他のデ
ータにより吐出孔の数、ストッパと吐出孔との高さのギ
ャップ等ノズル種がわかるようになされている。)、吐
出時間(空気圧をシリンジ7に加える時間)、シリンジ
に加えるべき空気圧を示す吐出圧力、塗布すべき目標の
塗布量を示す塗布量のデータ及びゲージ(シリンジ7毎
に設けられた前記レギュレータ26を示す番号であ
る。)等のデータが格納されている。
【0015】塗布条件データ名はアルファベット、数字
及びその他の記号により構成され、1つのNCデータの
中だけで特定されるのみでなく、他のNCデータにても
共通に用いられるものであり、従ってこのデータ名は1
つのNCデータ内で連番でつけられるものではない。こ
の塗布条件データはライブラリとして所定の記憶媒体に
一括して記憶され、NCデータを作成するときに、この
ライブラリより読み出されて使用されるものである。
【0016】以下に塗布条件データの設定について説明
する。図示しない操作部を操作してCRT28に塗布条
件データを設定する図6に示すような画面を表示させ、
ノズルIDの設定、目標とする塗布量の設定(塗布径の
直径及び接着剤の重量で)、目標となる塗布量を得るた
めの初期値としての吐出時間等のデータを設定する。こ
の設定の前に図示しない画面にて塗布条件毎に塗布デー
タ名が指定される。
【0017】設定塗布直径の無補正許容範囲はプラス側
(補正量が多い側)及びマイナス側に夫々目標の塗布量
に対する百分率で許容できる範囲を示すものであるが、
許容できる場合には、補正データを算出することなく、
現在の塗布条件を変更しないようにするものである。ま
た、吐出圧力のデータもこの画面で設定する。また、続
いて、図7に示すような設定画面をCRT28に表示さ
せ、塗布量補正機能の機能選択を「使用する」または
「使用しない」に設定する。「使用する」に設定すると
所定のタイミングでの塗布量の確認動作即ち、認識板1
6に接着剤を塗布して認識カメラ8でその塗布径(塗布
量)を認識して塗布量を補正するデータを算出する図1
のフローチャートで示す動作を行う。この図1に示すフ
ローチャートの動作を実行するためのプログラムはRO
M22に格納されている。
【0018】モード設定は「オープン」または「クロー
ズ」の設定が可能であるが、「クローズ」に設定する
と、塗布量認識して補正データの算出を行った結果に基
づき再度接着剤の塗布を行い、補正データにより正しい
塗布量が得られるかどうかを確認する動作を行う。確認
塗布回数は認識のための塗布する回数を設定するもので
あり、この回数だけ塗布してそれぞれの塗布量を認識し
て補正データの算出に使用される。
【0019】次に、CRT28を図8に示すような画面
に替え、塗布量確認動作条件を設定する。即ち、確認動
作の起動条件である動作条件として、実塗布回数、基板
枚数または、この2つの条件のいずれかが成立したとき
に起動させる全条件の3つの条件のうちより選択してシ
リンジ7毎に設定することができ、シリンジ7毎即ちノ
ズル6毎に設定した条件が成立するかが、CPU20に
より判断されることとなる。
【0020】実塗布回数とは、1回の確認動作を行った
後NCデータの塗布ステップデータに応じた塗布をした
回数を計数して設定した回数となったかどうかを見るも
のであり、基板枚数とは、塗布ステップデータに従って
塗布して仕上げた基板の枚数を設定するものである。ま
た、CRT28の画面を図9に示すような画面としてシ
リンジ7毎即ちノズル6毎に認識繰返し回数を設定する
と、前述するように塗布量補正機能のモード設定を「ク
ローズ」にした場合の再度補正した塗布量を確認して、
前記無補正範囲に入らない場合に確認する回数の限度の
値となる。
【0021】このように設定された塗布条件のデータは
ライブラリに記憶され、またこのような塗布条件のデー
タが通常複数選択されてNCデータの塗布条件データと
して格納される。次に、このような設定状態で塗布装置
の生産運転動作について説明する。CPU20はNCデ
ータの塗布ステップデータの塗布ステップを読み出し、
該ステップの塗布データ名より塗布条件データの該当す
る各塗布条件のデータを読み出す。
【0022】次に、指定の位置データの示す位置にXY
テ−ブル4を移動させ、指定のノズルIDのノズル6を
下降させ、レギュレータ26をデータで示す値とし、吐
出バルブ27をデータの時間開放して、指定の吐出時間
接着剤を吐出させる。このようにして基板1上の指定の
位置に接着剤が塗布される。即ち、ステップM001な
らば、ノズルID「1110」のノズル6について圧力
P1で吐出時間5msecの間バルブ27を所定のタイ
ミングで圧縮空気側に切替え圧縮空気をシリンジ7内に
加える。
【0023】このようにして塗布ステップデータのステ
ップ毎に接着剤の塗布が行われる。このようにして、基
板1が1枚完成すると、基板枚数のカウントがなされ、
該基板1は排出コンベア12により排出搬送される。排
出された基板1の接着剤が塗布された個所には次の電子
部品自動装着装置でチップ状電子部品が装着され該部品
は接着剤により基板に仮固定される。
【0024】このようにして、あるシリンジ7について
図8に示すような画面で設定された基板枚数の動作条件
に達すると、この回数を計数して塗布量確認動作条件に
なったことがCPU20に判断され、図1に示す塗布量
確認動作がこのシリンジ7について行われる。即ち、こ
の動作条件となったシリンジ7についての塗布条件をC
PU20は塗布条件データより読み出し、それらの条件
について、吐出時間及び吐出圧力のデータの順に認識板
16に接着剤を塗布していく。このときに、認識用の塗
布に先だって前記捨て打ち塗布を行うようにしてもよ
い。
【0025】この塗布の順番は先ず、塗布条件データよ
り吐出圧力が一番低い塗布データ名が選ばれ、これが複
数ある場合にはこの中で吐出時間が一番少ないデータの
ものから、確認塗布回数分だけ、塗布されていく。この
ように、吐出時間が小さな順及び吐出圧力が低い順に塗
布されていくのは、接着剤の吐出量が小さな順に塗布し
ていきたいためである。
【0026】なぜ小さな順がよいかについて説明する。
ノズル6から吐出された接着剤は基板1にその全てが塗
布されるのが理想であるが、全てが基板1上に付着せ
ず、一部がノズル6に持ち帰られてしまうことが往々に
して発生する。するとその持ち帰られた接着剤に加えて
次に塗布すべき量分だけ接着剤が吐出されるわけであ
り、次回の塗布量は持ち帰り量だけ多くなってしまうわ
けである。従って、前の塗布時に持ち帰る量が多ければ
多いほどその次の塗布時に塗布すべき量に対して多い量
の接着剤が塗布されることとなり差が大きくなる。全体
としての吐出量が多ければ持ち帰る可能性のある量も多
くなるわけで、前回の塗布量は小さければ小さいほどそ
の次への影響が少ない。また、次回の塗布すべき塗布量
が大きいほうが、同じ量を持ち帰ったとしても次回の塗
布量に対する割合としての誤差は小さくなる。このた
め、接着剤の塗布量は前回の塗布時よりも多くすること
が必要でなり、全ての塗布時にこのようにするには、塗
布量の小さい順番に塗布することとなるものである。
【0027】図5に示されるデータで圧力P1が圧力P
2よりも小さい場合であれば、ノズルID「1110」
を有するシリンジ7(シリンジ#1)について動作条件
が成立すると塗布データ名AABBの圧力P1、吐出時
間5msecで接着剤の塗布が行われ、次に連続して同
じノズル6について塗布データ名ACOBの圧力P1、
吐出時間10msecで接着剤の塗布が行われる。次
に、塗布データ名B002の圧力P2、吐出時間10m
secでの塗布、続いて塗布データ名DOABの圧力P
2、吐出時間15msecでの塗布が行われる。これら
の塗布位置は認識板16内でXYテ−ブル4の移動距離
が短くなるよう、順次隣の位置に他の塗布点がカメラ視
野に入らないような所定の間隔を空けて塗布していく。
【0028】このようにして、同一のノズル6について
の認識板16への塗布量確認塗布が終了すると、XYテ
−ブル4の移動により塗布した接着剤の各位置に認識カ
メラ8が位置させられ、各塗布点の塗布量が認識されて
いく。これらの認識結果は、RAM21の所定領域にい
ずれの塗布データ名のものであるかが分かるように格納
されこれらのデータに基づき塗布条件データの補正がな
される。
【0029】この認識結果が図10に示されるようなグ
ラフに示されるものとする。先ず、CPU20は各塗布
データ名毎に認識径(認識された塗布径)を目的とする
塗布量となる塗布径と比較して無補正許容範囲に入って
いるかどうかについて確認し、無補正許容範囲に入って
いるデータ名の吐出時間のデータは補正せず現在のもの
を変更しない。目的とする塗布量となる塗布径が図10
に記載する設定径であり、各設定径の点を結んだグラフ
が理論値のグラフであり、認識した塗布径である認識径
を結ぶグラフが実測値のグラフである。
【0030】また、認識径が他の設定径の無補正許容範
囲に入っていないかの判断も行い、入っていれば、この
認識径をその他の設定径についての補正データとして採
用してRAM21内に格納する。次に、無補正許容範囲
に入っていないものについて、この複数の塗布条件より
形成された実測値のグラフを基に補正データの算出を行
う。
【0031】即ち、 MinRD=(「設定径<認識径」の中で最小の認識
径) MaxRD=(「設定径>認識径」の中で最大の認識
径) MinT =(「設定径<認識径」の中で最小の認識径
の吐出時間) MaxT =(「設定径>認識径」の中で最大の認識径
の吐出時間) とすると、設定径を得られるであろう吐出時間は、以下
のようになる。
【0032】
【数1】
【0033】図10で例えば設定径Bの吐出時間を算出
する場合には、認識径DをMinRDとし、認識径Bを
MaxRDとし、認識径Bを得るために使用した吐出時
間をMaxTとし、認識径Dを得るために使用した吐出
時間をMinTとして夫々の吐出時間のデータよりこの
関係式より求めることとなる。但し、同じ吐出圧力につ
いての吐出時間の算出には同じ吐出圧力について作成し
たグラフを使用するものである。
【0034】ある吐出圧力についての塗布条件が1つの
みで塗布された場合には、グラフを作成することができ
ないので、もう1つの吐出時間を設定してグラフが作成
できるように接着剤の塗布を行う。また、吐出時間を算
出したい設定径の両側に塗布径がない場合には、近くに
ある2つの塗布点を結ぶグラフより求めるようにすれば
よい。
【0035】このようにして、このノズル6に対する全
ての吐出時間が算出されると、新しい吐出時間にて再度
確認のための塗布動作が認識板16に連続して行われ
る。この時に、すでに無補正範囲にあることが確認され
た塗布条件データについての塗布は行われない。次に、
再度これらの塗布点についての塗布量の認識がなされ、
新しい塗布径と吐出時間とのデータがRAM21内に加
えられ、夫々の認識径が無補正許容範囲にあるかどうか
が確認される。無補正許容範囲にないものについては、
図10のグラフはさらに多くのデータを持つグラフとな
り、この新しいグラフに基づき再度吐出時間が算出され
る。
【0036】吐出時間のデータは無補正許容範囲に入っ
ていることが確認される毎に塗布条件データの吐出時間
のデータとして格納され、全ての塗布条件について無補
正許容範囲に入っていることが確認されると塗布量確認
動作は終了して、生産のためのNCデータの塗布ステッ
プデータに従った塗布動作が新しくXYテ−ブル4上に
載置された基板1について行われる。
【0037】ここで複数のノズルについて、塗布量確認
動作条件が成立していれば、1つのノズル6についての
確認動作が終了してから次のノズル6についての確認動
作がなされる。尚、図10のグラフでは2つの隣り合う
塗布点について吐出径と塗布径(塗布直径)は一次関数
の関係にあるものとし、吐出時間の算出を行ったが、グ
ラフの各点から2次関数などより特性にあった曲線のグ
ラフを設定して算出を行ってもよい。
【0038】また、NCデータ内の塗布条件データにお
ける吐出時間のデータを塗布量認識して算出した新しい
データで逐次置き換えるようにしたが、この吐出時間の
データは固定のものとして、別にこの吐出時間のデータ
と対で補正時間のデータを記憶できるようにして、吐出
時間と補正時間を加えた時間を実際に圧縮空気をシリン
ジに供給するために吐出バルブ27を開く時間としても
よく、この場合にはこの補正時間を塗布量認識後に新し
い吐出時間を算出したときに変更するようにすればよ
い。
【0039】また、本実施形態のように設定径(設定さ
れた塗布量)を得るための塗布条件である吐出時間を複
数の塗布条件である複数の吐出時間とその塗布径から算
出するようにしたが、塗布条件としては他の例えば吐出
圧力を複数値について基にして設定径を得るための吐出
圧力を求めるようにしてもよく、この場合には吐出時間
は固定して算出するようにしたほうがよい。または、吐
出時間、吐出圧力ともに変数としてその設定径を得るた
めの条件を算出するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、同一のノズルの
複数の塗布条件について連続して塗布剤の塗布を行って
から検出手段の検出可能な位置に塗布剤を移動させるよ
うにしたから、塗布条件毎に塗布剤の塗布を行って検出
手段の検出位置に移動させる場合に比較して移動のロス
を無くすことができ塗布剤の塗布量の認識に掛かる時間
を短縮することができる。
【0041】また、本発明は、塗布剤の塗布量の検出の
ための塗布を行う場合にシリンジに圧力を加える時間で
ある吐出時間の短い順またはその圧力の小さい順に塗布
していくので、ノズルの塗布剤の持ち帰りによる次の塗
布時の塗布量が影響されることを無くすことができ、正
確な塗布量を塗布することができ、検出を正確に行うこ
とができる。
【0042】また、本発明は、複数の塗布条件のデータ
及びその塗布量のデータを用いて夫々の塗布条件に対応
すべき塗布量となるよう塗布条件を補正するデータを算
出するから、1つの塗布条件のデータとその塗布量のデ
ータにのみ基づき塗布条件の補正データを算出する場合
に比較して正確に補正データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布条件データ塗布量確認動作のフローチャー
トを示す図である。
【図2】塗布装置の正面図である。
【図3】XYテ−ブルを示す平面図である。
【図4】塗布装置の制御ブロック図である。
【図5】NCデータを示す図である。
【図6】塗布条件データを設定する画面の図である。
【図7】塗布条件データを設定する画面の図である。
【図8】塗布量確認設定画面を示す図である。
【図9】塗布量確認設定画面を示す図である。
【図10】塗布量認識結果のグラフを示す図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 6 塗布ノズル 7 シリンジ 8 認識カメラ(塗布量検出手段) 20 CPU(算出手段) 27 吐出バルブ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の塗布量に夫々対応した塗布条件に
    基づきシリンジに貯溜された塗布剤をノズルを介して基
    板に塗布すると共に、前記塗布条件毎の塗布量を塗布量
    検出手段に検出させるために当該塗布条件で塗布剤を塗
    布する塗布装置において、 同一のノズルが複数の塗布条件で連続して塗布剤を塗布
    した後に前記検出手段に検出可能な位置に塗布された塗
    布剤を相対的に移動させる相対移動手段を設けたことを
    特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 種々の塗布量に夫々対応した塗布条件に
    基づきシリンジに貯溜された塗布剤をノズルを介して基
    板に塗布すると共に、前記塗布条件毎の塗布量を塗布量
    検出手段に検出させるために当該塗布条件で塗布剤を塗
    布する塗布方法において、 同一のノズルが複数の塗布条件で連続して塗布剤を塗布
    した後に前記検出手段に検出可能な位置に塗布された塗
    布剤を相対的に移動させるようにしたことを特徴とする
    塗布方法。
  3. 【請求項3】 塗布量の検出のために塗布剤の塗布を行
    う場合にはシリンジに圧縮空気を加える時間である吐出
    時間の少ない塗布条件の順番に塗布させるようにするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】 塗布量の検出のために塗布剤の塗布を行
    う場合にはシリンジに圧縮空気を加える時間である吐出
    時間の少ない塗布条件の順番に塗布させるようにするこ
    とを特徴とする請求項2に記載の塗布方法。
  5. 【請求項5】 塗布量の検出のために塗布条件の塗布剤
    の塗布を行う場合にはシリンジに加える圧縮空気の圧力
    の低い塗布条件の順番に塗布させるようにすることを特
    徴とする請求項1または3に記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 塗布量の検出のために塗布条件の塗布剤
    の塗布を行う場合にはシリンジに加える圧縮空気の圧力
    の低い塗布条件の順番に塗布させるようにすることを特
    徴とする請求項2または4に記載の塗布方法。
  7. 【請求項7】 種々の塗布量に夫々対応した塗布条件に
    基づきシリンジに貯溜された塗布剤をノズルを介して基
    板に塗布すると共に、前記塗布条件毎の塗布量を検出す
    るために当該塗布条件で塗布剤を塗布する塗布装置にお
    いて、 塗布条件毎に検出された複数の塗布量のデータ及び当該
    複数の塗布条件のデータを用いて夫々の塗布条件に対応
    する塗布すべき塗布量となるように塗布条件を補正する
    データを算出する算出手段を設けたことを特徴とする塗
    布装置。
  8. 【請求項8】 種々の塗布量に夫々対応した塗布条件に
    基づきシリンジに貯溜された塗布剤を空気圧でノズルを
    介して吐出させ基板に塗布すると共に塗布条件毎に塗布
    剤を塗布してその塗布量を検出し、その塗布条件を補正
    して次回の塗布を行う塗布方法において、 塗布条件毎に検出された複数の塗布量のデータ及び当該
    複数の塗布条件のデータを用いて夫々の塗布条件に対応
    する塗布すべき塗布量となるように塗布条件を補正する
    データを算出するようにしたことを特徴とする塗布方
    法。
  9. 【請求項9】 シリンジに貯溜された塗布剤を空気圧に
    よりノズルを介して設定された空気圧と該空気圧を加え
    る吐出時間よりなる塗布条件を種々変更して所望の量を
    吐出させ基板に塗布すると共に、前記塗布条件による塗
    布量を検出するために所定のタイミングで当該塗布条件
    で塗布剤の塗布を行う塗布装置において、 空気圧が同一である塗布条件毎に検出された複数の塗布
    量及び複数の吐出時間より導かれる関係式を用いて所望
    量の塗布量を得るための塗布条件を算出する算出手段を
    設けたことを特徴とする塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002001191A (ja) * 2000-06-16 2002-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 接着剤塗布方法及び接着剤塗布装置
JP2017144367A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 ヤマハ発動機株式会社 塗布方法、及び、塗布装置

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