JPH09207421A - 平版印刷版の印刷方法 - Google Patents
平版印刷版の印刷方法Info
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- JPH09207421A JPH09207421A JP8019667A JP1966796A JPH09207421A JP H09207421 A JPH09207421 A JP H09207421A JP 8019667 A JP8019667 A JP 8019667A JP 1966796 A JP1966796 A JP 1966796A JP H09207421 A JPH09207421 A JP H09207421A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高いインキ反発性を有し、湿し水のコントロー
ル幅が広く、湿し水として純水を使用することができ、
ドットゲインが小さく、高画質の印刷物を得ることがで
きる印刷方法を提供する。 【解決手段】基板上に少なくとも親水性膨潤層を備えた
平版印刷版を用いた印刷において、特定の網点階調表現
方法を用いる平版印刷版の印刷方法に関する。
ル幅が広く、湿し水として純水を使用することができ、
ドットゲインが小さく、高画質の印刷物を得ることがで
きる印刷方法を提供する。 【解決手段】基板上に少なくとも親水性膨潤層を備えた
平版印刷版を用いた印刷において、特定の網点階調表現
方法を用いる平版印刷版の印刷方法に関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版の印刷方
法に関するものであり、湿し水のコントロール幅が広
く、湿し水として純水が使用可能であり、画質の高い印
刷物を与える新規な平版印刷版を用いた印刷において、
特定の網点階調表現方法を用いる平版印刷版の印刷方法
に関するものである。
法に関するものであり、湿し水のコントロール幅が広
く、湿し水として純水が使用可能であり、画質の高い印
刷物を与える新規な平版印刷版を用いた印刷において、
特定の網点階調表現方法を用いる平版印刷版の印刷方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷物の濃淡階調を表現する網点階調方
法としては、網点面積変調法(以下AMスクリーニング
法という)および網点周波数変調法(以下FMスクリー
ニング法という)の2つが知られている。AMスクリー
ニング法は規則的に配置された網点の大小(網点面積)
で階調を表現する方法であるが、4色以上の多色印刷に
おいて網点を刷り重ねて色階調を表現する際にモアレと
呼ばれる光学的干渉パターンが発生する。モアレを回避
するためには規則正しく配置する網点の並ぶ方向(スク
リーン角度)を色ごとにずらして正しく設定する必要が
ある。さらに、スクリーン角度が正しくともロゼッタモ
アレと呼ばれる干渉パターンが生じるという問題点があ
った。ロゼッタモアレ縞は見た目には気にならないが、
高速印刷時にズレを生じ易い。
法としては、網点面積変調法(以下AMスクリーニング
法という)および網点周波数変調法(以下FMスクリー
ニング法という)の2つが知られている。AMスクリー
ニング法は規則的に配置された網点の大小(網点面積)
で階調を表現する方法であるが、4色以上の多色印刷に
おいて網点を刷り重ねて色階調を表現する際にモアレと
呼ばれる光学的干渉パターンが発生する。モアレを回避
するためには規則正しく配置する網点の並ぶ方向(スク
リーン角度)を色ごとにずらして正しく設定する必要が
ある。さらに、スクリーン角度が正しくともロゼッタモ
アレと呼ばれる干渉パターンが生じるという問題点があ
った。ロゼッタモアレ縞は見た目には気にならないが、
高速印刷時にズレを生じ易い。
【0003】また、印刷される画像内の絵柄そのものと
使用されている網目とが干渉してしまうという問題点が
ある。例えば、微細な布地や木目調を印刷する場合に起
こり易い。
使用されている網目とが干渉してしまうという問題点が
ある。例えば、微細な布地や木目調を印刷する場合に起
こり易い。
【0004】従って、網点面積階調法はその原理からし
てスクリーン角度/スクリーン線数の問題がつきまと
い、種々の制約があった。このような制約の中でAMス
クリーニング法による高細線印刷を行おうとすると、結
局のところ、製版、印刷のスピードが犠牲になることは
否めない。
てスクリーン角度/スクリーン線数の問題がつきまと
い、種々の制約があった。このような制約の中でAMス
クリーニング法による高細線印刷を行おうとすると、結
局のところ、製版、印刷のスピードが犠牲になることは
否めない。
【0005】以上のような背景から、スクリーン角度/
線数の概念を原理的に不要とする階調表現方法として、
20ミクロン程度の基本ドットを不規則に配置して、単
位面積当たりの基本ドット密度で濃淡を表現する、FM
スクリーニング法が開発されてきた。すなわち、FMス
クリーニング法とはドットとドットの間隔すなわち周期
性(frequency)を変調する(modulat
e)すること、基本ドットを打つ頻度(ドットの密度)
で濃淡を表現する方法である。一方、従来のAMスクリ
ーニング法はドットの大きさ(amplitude)を
変調させるという意味からAMスクリーニング法と呼ぶ
ことができる。
線数の概念を原理的に不要とする階調表現方法として、
20ミクロン程度の基本ドットを不規則に配置して、単
位面積当たりの基本ドット密度で濃淡を表現する、FM
スクリーニング法が開発されてきた。すなわち、FMス
クリーニング法とはドットとドットの間隔すなわち周期
性(frequency)を変調する(modulat
e)すること、基本ドットを打つ頻度(ドットの密度)
で濃淡を表現する方法である。一方、従来のAMスクリ
ーニング法はドットの大きさ(amplitude)を
変調させるという意味からAMスクリーニング法と呼ぶ
ことができる。
【0006】FMスクリーニング法、AMスクリーニン
グ法のいずれにせよ、従来知られている平版印刷版に供
した場合にはドットゲインが大きく、より忠実にフイル
ム画像を再現する印刷物を得るという意味で未だ不十分
であった。
グ法のいずれにせよ、従来知られている平版印刷版に供
した場合にはドットゲインが大きく、より忠実にフイル
ム画像を再現する印刷物を得るという意味で未だ不十分
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、ドットゲインが小さく、より忠実にフイルム画像を
再現した印刷物が得られる平版印刷版およびその印刷方
法について鋭意検討した結果、基板上に少なくとも親水
性膨潤層を備えた平版印刷版を用いた印刷において、フ
リークエンシー・モジュレーション・スクリーニング法
またはアンプリチュード・モジュレーション・スクリー
ニング法による網点階調表現方法を適用することより、
所期の目的を達成することができることを見出した。
は、ドットゲインが小さく、より忠実にフイルム画像を
再現した印刷物が得られる平版印刷版およびその印刷方
法について鋭意検討した結果、基板上に少なくとも親水
性膨潤層を備えた平版印刷版を用いた印刷において、フ
リークエンシー・モジュレーション・スクリーニング法
またはアンプリチュード・モジュレーション・スクリー
ニング法による網点階調表現方法を適用することより、
所期の目的を達成することができることを見出した。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、基板
上に少なくとも親水性膨潤層を備えた平版印刷版を用い
た印刷において、フリークエンシー・モジュレーション
・スクリーニング法またはアンプリチュード・モジュレ
ーション・スクリーニング法による網点階調表現方法を
用いる印刷方法を提供するものである。
上に少なくとも親水性膨潤層を備えた平版印刷版を用い
た印刷において、フリークエンシー・モジュレーション
・スクリーニング法またはアンプリチュード・モジュレ
ーション・スクリーニング法による網点階調表現方法を
用いる印刷方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の印刷方法を用いることに
より、ドットゲインが小さく、フイルムにより忠実な印
刷物が得られる理由は、本発明の印刷版が以下のような
特徴を持っているためであると推察される。
より、ドットゲインが小さく、フイルムにより忠実な印
刷物が得られる理由は、本発明の印刷版が以下のような
特徴を持っているためであると推察される。
【0010】すなわち、本発明で用いられる親水性膨潤
層を備えた平版印刷版においては、非画線部が湿し水に
よる膨潤のために画線部よりも厚い層を形成する、いわ
ゆる平凹版であること、従って、(1)本発明の印刷版
がインキ付けローラーから油性インキを受けとるとき
は、湿し水により膨潤している非画線部の壁に妨げられ
て画線部へのインキの着肉の際に油性インキが広がり難
いこと、(2)また、この印刷版面上のインキがブラン
ケットまたは用紙に転写する際も親水性膨潤層の持つク
ッション性に助けられて油性インキの転写がソフトに行
われること、(3)加えて、親水性膨潤層のゴム弾性
は、親水性膨潤層の層内に包含している水の量により変
化する点も重要であると推察される。すなわち、版面に
湿し水を供給し親水性膨潤層を湿潤させ該版面に油性イ
ンキを着肉させ、版のインキ付着面をブランケットや用
紙に圧着し該油性インキを被印刷体に転移させるという
サイクルの中において、湿し水が供給され、親水性膨潤
層が最も膨潤した時ゴム弾性が大きく、版面がブランケ
ットや用紙に圧着されて親水性膨潤層から水が押し出さ
れ時には親水性膨潤層が包含する水の量は少なくなりゴ
ム弾性は低下する。ブランケットや用紙に圧着する初期
においてはソフトに、圧着の後半においては比較的しっ
かりと版面が被印刷体に接すること、(4)印刷版の非
画線部を形成する親水性膨潤層のインキ反発性が高いた
め、湿し水の供給量が少量で印刷が可能であり、油性イ
ンキの乳化が少ないこと、の相乗効果のためにドットゲ
インが小さくなると考えられる。これに対し、平版印刷
版として一般的に用いられる、砂目立て処理を施したア
ルミニウム表面を非画線部とし、ジアゾ樹脂などの感光
性樹脂を画線部とする印刷版(以下PS版という)にお
いては、非画線部上にインキ着肉層である画線部が形成
されている、いわゆる平凸版であるため、インキ付けロ
ーラーから印刷版へのインキ着肉時、およびブランケッ
トまたは用紙へのインキ転写時にインキが広がり易く、
ドットゲインが大きくなると考えられる。
層を備えた平版印刷版においては、非画線部が湿し水に
よる膨潤のために画線部よりも厚い層を形成する、いわ
ゆる平凹版であること、従って、(1)本発明の印刷版
がインキ付けローラーから油性インキを受けとるとき
は、湿し水により膨潤している非画線部の壁に妨げられ
て画線部へのインキの着肉の際に油性インキが広がり難
いこと、(2)また、この印刷版面上のインキがブラン
ケットまたは用紙に転写する際も親水性膨潤層の持つク
ッション性に助けられて油性インキの転写がソフトに行
われること、(3)加えて、親水性膨潤層のゴム弾性
は、親水性膨潤層の層内に包含している水の量により変
化する点も重要であると推察される。すなわち、版面に
湿し水を供給し親水性膨潤層を湿潤させ該版面に油性イ
ンキを着肉させ、版のインキ付着面をブランケットや用
紙に圧着し該油性インキを被印刷体に転移させるという
サイクルの中において、湿し水が供給され、親水性膨潤
層が最も膨潤した時ゴム弾性が大きく、版面がブランケ
ットや用紙に圧着されて親水性膨潤層から水が押し出さ
れ時には親水性膨潤層が包含する水の量は少なくなりゴ
ム弾性は低下する。ブランケットや用紙に圧着する初期
においてはソフトに、圧着の後半においては比較的しっ
かりと版面が被印刷体に接すること、(4)印刷版の非
画線部を形成する親水性膨潤層のインキ反発性が高いた
め、湿し水の供給量が少量で印刷が可能であり、油性イ
ンキの乳化が少ないこと、の相乗効果のためにドットゲ
インが小さくなると考えられる。これに対し、平版印刷
版として一般的に用いられる、砂目立て処理を施したア
ルミニウム表面を非画線部とし、ジアゾ樹脂などの感光
性樹脂を画線部とする印刷版(以下PS版という)にお
いては、非画線部上にインキ着肉層である画線部が形成
されている、いわゆる平凸版であるため、インキ付けロ
ーラーから印刷版へのインキ着肉時、およびブランケッ
トまたは用紙へのインキ転写時にインキが広がり易く、
ドットゲインが大きくなると考えられる。
【0011】したがって、本発明の親水性膨潤層を備え
た平版印刷版に、FMスクリーニング法やAMスクリー
ニング法で発生させた網点画像を印刷すれば、ドットゲ
インの少ない、フイルムに忠実な印刷物が得られる。F
Mスクリーニング法では基本ドットが小さいので網点面
積率が50%前後の中間調のドットゲインが大きくなる
傾向があるため、FMスクリーニング法を親水性膨潤層
を備えた平版印刷版に適用すればとりわけ効果的であ
る。
た平版印刷版に、FMスクリーニング法やAMスクリー
ニング法で発生させた網点画像を印刷すれば、ドットゲ
インの少ない、フイルムに忠実な印刷物が得られる。F
Mスクリーニング法では基本ドットが小さいので網点面
積率が50%前後の中間調のドットゲインが大きくなる
傾向があるため、FMスクリーニング法を親水性膨潤層
を備えた平版印刷版に適用すればとりわけ効果的であ
る。
【0012】本発明にいうFMスクリーニング法は、ラ
ンダム・スクリーニング法またストカスティック・スク
リニーング法と呼ばれることもある。本発明にいうFM
スクリーニング法とは、ドットとドットの間隔すなわち
周期性を変調すること、基本ドットを打つ頻度(ドット
の密度)により濃淡を表現する方法を指す。具体的に
は、クリスタル・ラスター・スクリーニング法(アグフ
ァ・ゲバルト社)、ダイヤモンド・スクリーン法(ライ
ノタイプ・ヘル社)、クラス・スクリーニング法および
フルトーン・スクリーニング法(サイテックス社)、ベ
ルベット・スクリーニング法(ウグラ・コーハン社)、
アキュトーン・スクリーニング法(ダネリー社)、メガ
ドット・スクリーニング法(アメリカン・カラー社)、
クリア・スクリーニング法(シーカラー社)、モネット
・スクリーニング法(バルコ社)等が知られている。こ
れら方法はいずれもドット発生のアルゴリズムは異なっ
ているが、ドット密度の変化により濃淡を表現する方法
であり、FMスクリーニング法の種々の態様であるとい
うことができる。
ンダム・スクリーニング法またストカスティック・スク
リニーング法と呼ばれることもある。本発明にいうFM
スクリーニング法とは、ドットとドットの間隔すなわち
周期性を変調すること、基本ドットを打つ頻度(ドット
の密度)により濃淡を表現する方法を指す。具体的に
は、クリスタル・ラスター・スクリーニング法(アグフ
ァ・ゲバルト社)、ダイヤモンド・スクリーン法(ライ
ノタイプ・ヘル社)、クラス・スクリーニング法および
フルトーン・スクリーニング法(サイテックス社)、ベ
ルベット・スクリーニング法(ウグラ・コーハン社)、
アキュトーン・スクリーニング法(ダネリー社)、メガ
ドット・スクリーニング法(アメリカン・カラー社)、
クリア・スクリーニング法(シーカラー社)、モネット
・スクリーニング法(バルコ社)等が知られている。こ
れら方法はいずれもドット発生のアルゴリズムは異なっ
ているが、ドット密度の変化により濃淡を表現する方法
であり、FMスクリーニング法の種々の態様であるとい
うことができる。
【0013】本発明にいうAMスクリーニング法は、規
則的に配置された網点の大小(網点面積)で階調を表現
する方法を指す。網点の形状により、スクエア・ドット
・スクリーン、チェーン・ドット・スクリーンのほか、
万線、同心円、砂目、ウェーブ、小石などのスクリーン
がAMスクリーニング法の種々の態様として用いられ
る。AMスクリーニング法においては、解像度を表現す
る方法としてスクリーン線数(1インチ当たりに並んで
いる網点の数)が用いられるが、一般的な商業印刷のレ
ベルである175線はいうに及ばず、65線程度から1
500線程度の高精細線印刷の任意の解像度においてA
Mスクリーニング法を用いることができる。AMスクリ
ーニング法においては、スクリーン線数が高くなるにつ
れて網点面積率の中間調付近のドットゲインが大きくな
る傾向があるため、とりわけ本印刷方法を適用すること
は効果的である。
則的に配置された網点の大小(網点面積)で階調を表現
する方法を指す。網点の形状により、スクエア・ドット
・スクリーン、チェーン・ドット・スクリーンのほか、
万線、同心円、砂目、ウェーブ、小石などのスクリーン
がAMスクリーニング法の種々の態様として用いられ
る。AMスクリーニング法においては、解像度を表現す
る方法としてスクリーン線数(1インチ当たりに並んで
いる網点の数)が用いられるが、一般的な商業印刷のレ
ベルである175線はいうに及ばず、65線程度から1
500線程度の高精細線印刷の任意の解像度においてA
Mスクリーニング法を用いることができる。AMスクリ
ーニング法においては、スクリーン線数が高くなるにつ
れて網点面積率の中間調付近のドットゲインが大きくな
る傾向があるため、とりわけ本印刷方法を適用すること
は効果的である。
【0014】次に、本発明に用いられる平版印刷版につ
いて説明する。
いて説明する。
【0015】本発明にいう親水性とは、水に対して実質
的に不溶でかつ水膨潤性を示す性質を意味し、公知の親
水性ポリマを基板上に塗布または転写などにより積層
し、公知の方法を用いて架橋または疑似架橋し、水に不
溶化せしめて水膨潤性とした親水性膨潤層が用いられ
る。
的に不溶でかつ水膨潤性を示す性質を意味し、公知の親
水性ポリマを基板上に塗布または転写などにより積層
し、公知の方法を用いて架橋または疑似架橋し、水に不
溶化せしめて水膨潤性とした親水性膨潤層が用いられ
る。
【0016】ここでいう親水性ポリマとは、公知の水溶
性ポリマ(水に完全に溶解するものを意味する)、疑似
水溶性ポリマ(両親媒性を意味し、マクロには水に溶解
するがミクロには非溶解部分を含むものを意味する)、
水膨潤性ポリマ(水に膨潤するが溶解しないものを意味
する)を指す。すなわち、通常の使用条件下で水を吸着
または吸収するポリマを意味し、水に溶けるか或いは水
に膨潤するポリマを意味する。
性ポリマ(水に完全に溶解するものを意味する)、疑似
水溶性ポリマ(両親媒性を意味し、マクロには水に溶解
するがミクロには非溶解部分を含むものを意味する)、
水膨潤性ポリマ(水に膨潤するが溶解しないものを意味
する)を指す。すなわち、通常の使用条件下で水を吸着
または吸収するポリマを意味し、水に溶けるか或いは水
に膨潤するポリマを意味する。
【0017】本発明において親水性ポリマとしては公知
のものを使用することができ、動物系ポリマ、植物系ポ
リマ、合成系ポリマがある。例えば、「Functio
mnal Monomers」(Y.Nyquist
著、Dekker)、「水溶性高分子」(中村著、化学
工業社)、「水溶性高分子 水分散型樹脂の最新加工・
改質技術と用途開発 総合技術資料集」(経営開発セン
ター出版部)、「新・水溶性ポリマの応用と市場」(シ
ーエムシー)などに記載の水溶性ポリマが挙げられる。
具体例を以下に示す。
のものを使用することができ、動物系ポリマ、植物系ポ
リマ、合成系ポリマがある。例えば、「Functio
mnal Monomers」(Y.Nyquist
著、Dekker)、「水溶性高分子」(中村著、化学
工業社)、「水溶性高分子 水分散型樹脂の最新加工・
改質技術と用途開発 総合技術資料集」(経営開発セン
ター出版部)、「新・水溶性ポリマの応用と市場」(シ
ーエムシー)などに記載の水溶性ポリマが挙げられる。
具体例を以下に示す。
【0018】(A)天然高分子類。
【0019】デンプン−アクリロニトリル系グラフト重
合体加水分解物、デンプン−アクリル酸系グラフト重合
体、デンプン−スチレンスルフォン酸系グラフト重合
体、デンプン−ビニルスルフォン酸系グラフト重合体、
デンプン−アクリルアミド系グラフト重合体、カルボキ
シル化メチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、キサントゲン酸セルロース、セルロース−アクリ
ロニトリル系グラフト重合体、セルロース−スチレンス
ルフォン酸系グラフト重合体、カルボキシメチルセルロ
ース系架橋体、ヒアルロン酸、アガロース、コラーゲ
ン、ミルクカゼイン、酸カゼイン、レンネットカゼイ
ン、アンモニアカゼイン、カリ化カゼイン、ホウ砂カゼ
イン、グルー、ゼラチン、グルテン、大豆蛋白、アルギ
ン酸塩、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム、アルギン酸ナトリウムアラビヤガム、トラガカント
ガム、カラヤガム、グアールガム、ロカストビーンガ
ム、アイリッシュモス、大豆レシチン、ペクチン酸、澱
粉、カルボキシル化澱粉、寒天、デキストリン、マンナ
ンなど。
合体加水分解物、デンプン−アクリル酸系グラフト重合
体、デンプン−スチレンスルフォン酸系グラフト重合
体、デンプン−ビニルスルフォン酸系グラフト重合体、
デンプン−アクリルアミド系グラフト重合体、カルボキ
シル化メチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、キサントゲン酸セルロース、セルロース−アクリ
ロニトリル系グラフト重合体、セルロース−スチレンス
ルフォン酸系グラフト重合体、カルボキシメチルセルロ
ース系架橋体、ヒアルロン酸、アガロース、コラーゲ
ン、ミルクカゼイン、酸カゼイン、レンネットカゼイ
ン、アンモニアカゼイン、カリ化カゼイン、ホウ砂カゼ
イン、グルー、ゼラチン、グルテン、大豆蛋白、アルギ
ン酸塩、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カリウ
ム、アルギン酸ナトリウムアラビヤガム、トラガカント
ガム、カラヤガム、グアールガム、ロカストビーンガ
ム、アイリッシュモス、大豆レシチン、ペクチン酸、澱
粉、カルボキシル化澱粉、寒天、デキストリン、マンナ
ンなど。
【0020】(B)合成高分子類。
【0021】ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキ
サイド、ポリ(エチレンオキサイド-co-プロピレンオキ
サイド)、水性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート系ポリマ、ポリ
(ビニルメチルエーテル-co-無水マレイン酸)、無水マ
レイン酸系共重合体、ビニルピロリドン系共重合体、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート系架橋重
合体、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト系架橋重合体、ポリ(N−ビニルカルボン酸アミ
ド)、N−ビニルカルボン酸アミド共重合体、など。
サイド、ポリ(エチレンオキサイド-co-プロピレンオキ
サイド)、水性ウレタン樹脂、水溶性ポリエステル、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート系ポリマ、ポリ
(ビニルメチルエーテル-co-無水マレイン酸)、無水マ
レイン酸系共重合体、ビニルピロリドン系共重合体、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート系架橋重
合体、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト系架橋重合体、ポリ(N−ビニルカルボン酸アミ
ド)、N−ビニルカルボン酸アミド共重合体、など。
【0022】なお、上記の親水性ポリマは発明の効果を
損わない範囲で、柔軟性を付与したり、親水性を制御す
る目的から置換基が異なるモノマや共重合成分を、1種
または2種以上を適宜混合して用いることが可能であ
る。
損わない範囲で、柔軟性を付与したり、親水性を制御す
る目的から置換基が異なるモノマや共重合成分を、1種
または2種以上を適宜混合して用いることが可能であ
る。
【0023】次に、親水性ポリマの架橋方法について説
明する。
明する。
【0024】親水性膨潤層は、既述の親水性ポリマの少
なくとも1種以上を必要に応じて架橋または疑似架橋
し、水に不溶化せしめることによって基板上に積層形成
される。架橋には、親水性ポリマの有する反応性官能基
を用いて架橋反応することにより行われる。
なくとも1種以上を必要に応じて架橋または疑似架橋
し、水に不溶化せしめることによって基板上に積層形成
される。架橋には、親水性ポリマの有する反応性官能基
を用いて架橋反応することにより行われる。
【0025】架橋反応は、共有結合性の架橋であって
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
【0026】架橋反応に用いられる化合物としては、架
橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシリル化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物などが挙げ
られ、該架橋反応は公知の触媒を添加し、反応を促進す
ることが行われる。
橋性を有する公知の多官能性化合物が挙げられ、ポリエ
ポキシ化合物、ポリイソシアネート化合物、ポリ(メ
タ)アクリル化合物、ポリメルカプト化合物、ポリアル
コキシシリル化合物、多価金属塩化合物、ポリアミン化
合物、アルデヒド化合物、ポリビニル化合物などが挙げ
られ、該架橋反応は公知の触媒を添加し、反応を促進す
ることが行われる。
【0027】これら親水性ポリマは、該親水性膨潤層の
形態保持や水膨潤性の調整などの目的から単体または2
種以上の混合物として用いることが可能であり、非親水
性ポリマをブレンドすることも可能である。
形態保持や水膨潤性の調整などの目的から単体または2
種以上の混合物として用いることが可能であり、非親水
性ポリマをブレンドすることも可能である。
【0028】また、下層との接着性向上などの目的か
ら、公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合
物、触媒などを添加したり中間層として設けることも可
能である。
ら、公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合
物、触媒などを添加したり中間層として設けることも可
能である。
【0029】本発明の親水性膨潤層の吸水率は、以下の
定義に従って測定することができる。
定義に従って測定することができる。
【0030】
【数1】 ただし、吸水量とは、以下の定義に従って測定した値を
意味する。
意味する。
【0031】吸水量(g/m2 )=WWET −WDRY WDRY :乾燥状態における重量(g/m2 ) WWET :水中に25℃×10分間浸漬した後の重量(g
/m2 ) [吸水量の測定方法]測定しようとする非画線部または
画線部からなる平版印刷版を所定面積に裁断し、25℃
の精製水中に浸漬する。10分間浸漬した後、該版の親
水性膨潤層表面および裏面に付着した余分の液体を「ハ
イゼガーゼ」(コットン布:旭化成工業(株)製)にて
素速く拭き取り、該版の膨潤重量WWET を秤量する。そ
の後、該版を60℃のオーブンにて約30分間乾燥し、
乾燥重量WDRY を秤量する。
/m2 ) [吸水量の測定方法]測定しようとする非画線部または
画線部からなる平版印刷版を所定面積に裁断し、25℃
の精製水中に浸漬する。10分間浸漬した後、該版の親
水性膨潤層表面および裏面に付着した余分の液体を「ハ
イゼガーゼ」(コットン布:旭化成工業(株)製)にて
素速く拭き取り、該版の膨潤重量WWET を秤量する。そ
の後、該版を60℃のオーブンにて約30分間乾燥し、
乾燥重量WDRY を秤量する。
【0032】親水性膨潤層厚さとは、基板上に塗設した
乾燥済みの平版印刷版の親水性膨潤層の非画線部に相当
する部分の塗布層を剥離し、重量法によって測定した値
を意味する。親水性膨潤層厚さは下記式に従って測定し
た。
乾燥済みの平版印刷版の親水性膨潤層の非画線部に相当
する部分の塗布層を剥離し、重量法によって測定した値
を意味する。親水性膨潤層厚さは下記式に従って測定し
た。
【0033】 親水性膨潤層厚さ(g/m2 )=(W−W0 )/α W:平版印刷版の乾燥重量(g) W0 :上記Wから親水性膨潤層を剥離脱落した後の乾燥
重量(g) α:平版印刷版の測定面積(m2 ) [親水性膨潤層厚さの測定方法]平版印刷版の非画線部
を所定面積αに裁断した後、60℃のオーブンにて約3
0分間乾燥し、乾燥重量Wを秤量する。その後、該版を
水中に浸漬し、親水性膨潤層を膨潤させ、スクレーパー
などを用いて該膨潤層を剥離脱落させる。親水性膨潤層
を剥離脱落させた版を再度60℃のオーブンにて約30
分間乾燥し、乾燥重量W0 を秤量する。
重量(g) α:平版印刷版の測定面積(m2 ) [親水性膨潤層厚さの測定方法]平版印刷版の非画線部
を所定面積αに裁断した後、60℃のオーブンにて約3
0分間乾燥し、乾燥重量Wを秤量する。その後、該版を
水中に浸漬し、親水性膨潤層を膨潤させ、スクレーパー
などを用いて該膨潤層を剥離脱落させる。親水性膨潤層
を剥離脱落させた版を再度60℃のオーブンにて約30
分間乾燥し、乾燥重量W0 を秤量する。
【0034】本発明に用いられる親水性膨潤層厚さは、
0.1〜100g/m2 で用いることが可能であるが、
インキ反撥性および形態保持性の観点から、好ましくは
0.2〜10g/m2 である。該厚みが0.2g/m2
未満になると、インキ反発性が極端に低下する傾向にあ
り、また塗工時にピンホ−ルなどの欠陥が生じ易くな
る。また10g/m2 以上は水膨潤時の形態保持性が劣
化する傾向にあり経済的にも不利である。
0.1〜100g/m2 で用いることが可能であるが、
インキ反撥性および形態保持性の観点から、好ましくは
0.2〜10g/m2 である。該厚みが0.2g/m2
未満になると、インキ反発性が極端に低下する傾向にあ
り、また塗工時にピンホ−ルなどの欠陥が生じ易くな
る。また10g/m2 以上は水膨潤時の形態保持性が劣
化する傾向にあり経済的にも不利である。
【0035】本発明の親水性膨潤層からなる非画線部の
吸水量は、インキ反発性および形態保持性の観点から1
〜50g/m2 であることが好ましく、1〜10g/m
2 、さらに2〜7g/m2 であることがより好ましい。
一方、画線部の吸水量は画像形成のためには非画線部の
吸水量未満であることが必要であるが、有利に画像形成
を行うためには非画線部の吸水量の50%以下、さらに
30%以下であることが好ましい。
吸水量は、インキ反発性および形態保持性の観点から1
〜50g/m2 であることが好ましく、1〜10g/m
2 、さらに2〜7g/m2 であることがより好ましい。
一方、画線部の吸水量は画像形成のためには非画線部の
吸水量未満であることが必要であるが、有利に画像形成
を行うためには非画線部の吸水量の50%以下、さらに
30%以下であることが好ましい。
【0036】本発明の親水性膨潤層の吸水率は、10〜
2000%であることが好ましい。インキ反発性および
形態保持性の観点から50〜1700%、さらに50〜
700%の範囲であることがより好ましい。吸水率が1
0%未満になると、インキ反発性が低下し、また塗工時
にピンホールなどの欠陥が生じ易くなる。一方、吸水率
が2000%よりも大きくなると、形態保持性が大きく
低下する。
2000%であることが好ましい。インキ反発性および
形態保持性の観点から50〜1700%、さらに50〜
700%の範囲であることがより好ましい。吸水率が1
0%未満になると、インキ反発性が低下し、また塗工時
にピンホールなどの欠陥が生じ易くなる。一方、吸水率
が2000%よりも大きくなると、形態保持性が大きく
低下する。
【0037】本発明の親水性膨潤層はゴム弾性を有する
ことが好ましい。すなわち、以下の方法により測定した
親水性膨潤層の初期弾性率が特定の範囲内にあることが
好ましい。
ことが好ましい。すなわち、以下の方法により測定した
親水性膨潤層の初期弾性率が特定の範囲内にあることが
好ましい。
【0038】[初期弾性率の測定方法]平版印刷版の非
画線部および画線部に対応した部分と同一組成の溶液を
テフロンシャーレ上に展開し、60℃×24時間乾燥硬
化させる。得られた乾燥硬化膜は、剃刀刃などを用い
て、長さ40mm、幅1.95mm、厚み約0.2mm
の短冊状のテストピースに裁断する。溶液塗布後、刷版
とするまでに画線部および/または非画線部に処理を施
す場合には、テストピースにも同様の処理を施す。例え
ば、後述の作成方法による場合には、画線部に対応した
部分は、刷版処理と同一条件で露光処理し、感光性化合
物を反応させる。
画線部および画線部に対応した部分と同一組成の溶液を
テフロンシャーレ上に展開し、60℃×24時間乾燥硬
化させる。得られた乾燥硬化膜は、剃刀刃などを用い
て、長さ40mm、幅1.95mm、厚み約0.2mm
の短冊状のテストピースに裁断する。溶液塗布後、刷版
とするまでに画線部および/または非画線部に処理を施
す場合には、テストピースにも同様の処理を施す。例え
ば、後述の作成方法による場合には、画線部に対応した
部分は、刷版処理と同一条件で露光処理し、感光性化合
物を反応させる。
【0039】このようにして得られたテストピースは、
25℃、50%RHの環境下にて24時間以上放置し調
湿した後、厚みをマイクロゲージにて測定し、下記の引
張り条件で初期弾性率を測定した。データ処理はJIS
K6301の準じて行った。
25℃、50%RHの環境下にて24時間以上放置し調
湿した後、厚みをマイクロゲージにて測定し、下記の引
張り条件で初期弾性率を測定した。データ処理はJIS
K6301の準じて行った。
【0040】 引張り速度 200mm/分 チャック間距離 20mm 繰り返し回数 4回 測定機 「RTM−100」((株)オリエンテック
製) 親水性膨潤層の初期弾性率は、0.01〜10kgf/
mm2 の範囲内にあることがインキ反発性および形態保
持性の観点から重要であり、0.01〜5kgf/mm
2 の範囲が好ましく、0.01から2kgf/mm2 の
範囲がさらに好ましい。初期弾性率が、0.01kgf
/mm2 未満の場合は、親水性膨潤層の形態保持性が極
端に低下し、印刷時の耐久性に劣り、初期弾性率が10
kgf/mm2 よりも大きくなるとインキ反発性が極端
に低下する。
製) 親水性膨潤層の初期弾性率は、0.01〜10kgf/
mm2 の範囲内にあることがインキ反発性および形態保
持性の観点から重要であり、0.01〜5kgf/mm
2 の範囲が好ましく、0.01から2kgf/mm2 の
範囲がさらに好ましい。初期弾性率が、0.01kgf
/mm2 未満の場合は、親水性膨潤層の形態保持性が極
端に低下し、印刷時の耐久性に劣り、初期弾性率が10
kgf/mm2 よりも大きくなるとインキ反発性が極端
に低下する。
【0041】一方、画線部(インキ着肉部分)の初期弾
性率は非画線部の親水性膨潤層の初期弾性率よりも大き
いことが必要で、有利に画像形成を行うためには2倍以
上、好ましくは3倍以上である。
性率は非画線部の親水性膨潤層の初期弾性率よりも大き
いことが必要で、有利に画像形成を行うためには2倍以
上、好ましくは3倍以上である。
【0042】本発明にいう水膨潤率とは、以下の定義に
従って測定した値を意味する。
従って測定した値を意味する。
【0043】水膨潤率(%)=(ΘWET −ΘDRY )/Θ
DRY ×100 ΘDRY :乾燥状態における非画線部または画線部から
なる親水性膨潤層の厚み(μm) ΘWET :膨潤状態における非画線部または画線部から
なる親水性膨潤層の厚み(μm) [水膨潤率の測定方法(A)]測定しようとする平版印
刷版の非画線部または画線部を含む部位が断面となるよ
うに切削して切片を作製する。この切片を常温にて1昼
夜真空乾燥した後、光学顕微鏡にて当該部位の親水性膨
潤層厚さを観察し、これをΘDRY (μm)とする。な
お、光学顕微鏡観察は23℃、20%RHの環境下にお
いて手早く行った。
DRY ×100 ΘDRY :乾燥状態における非画線部または画線部から
なる親水性膨潤層の厚み(μm) ΘWET :膨潤状態における非画線部または画線部から
なる親水性膨潤層の厚み(μm) [水膨潤率の測定方法(A)]測定しようとする平版印
刷版の非画線部または画線部を含む部位が断面となるよ
うに切削して切片を作製する。この切片を常温にて1昼
夜真空乾燥した後、光学顕微鏡にて当該部位の親水性膨
潤層厚さを観察し、これをΘDRY (μm)とする。な
お、光学顕微鏡観察は23℃、20%RHの環境下にお
いて手早く行った。
【0044】さらに、この平版印刷版切片に過剰の水滴
を載せ、親水性膨潤層が十分に水膨潤した状態で断面を
光学顕微鏡観察し、当該部位の親水性膨潤層厚さを読み
とり、これをΘWET (μm)とする。
を載せ、親水性膨潤層が十分に水膨潤した状態で断面を
光学顕微鏡観察し、当該部位の親水性膨潤層厚さを読み
とり、これをΘWET (μm)とする。
【0045】[水膨潤率の測定方法(B)]測定しよう
とする平版印刷版(非画線部または画線部を含む)をO
sO4 水溶液の雰囲気下に1昼夜さらしてOsO4 によ
り親水性膨潤層を固定した後、所定の部位が断面となる
ようにミクロトームで切削して超薄切片を作製する。こ
の切片を透過型電子顕微鏡(TEM)にて1〜5万倍程
度の倍率で当該部位の親水性膨潤層厚さを観察し、これ
をΘDRY (μm)とする。
とする平版印刷版(非画線部または画線部を含む)をO
sO4 水溶液の雰囲気下に1昼夜さらしてOsO4 によ
り親水性膨潤層を固定した後、所定の部位が断面となる
ようにミクロトームで切削して超薄切片を作製する。こ
の切片を透過型電子顕微鏡(TEM)にて1〜5万倍程
度の倍率で当該部位の親水性膨潤層厚さを観察し、これ
をΘDRY (μm)とする。
【0046】一方、測定しようとする平版印刷版をOs
O4 水溶液に2〜3日浸漬し親水性膨潤層を水膨潤状態
で固化/固定する。所定の部位が断面となるようにミク
ロトームで切削して超薄切片を作製し、この切片を透過
型電子顕微鏡(TEM)にて1〜5万倍程度の倍率で当
該部位の親水性膨潤層厚さを読みとり、これをΘ
WET(μm)とする。
O4 水溶液に2〜3日浸漬し親水性膨潤層を水膨潤状態
で固化/固定する。所定の部位が断面となるようにミク
ロトームで切削して超薄切片を作製し、この切片を透過
型電子顕微鏡(TEM)にて1〜5万倍程度の倍率で当
該部位の親水性膨潤層厚さを読みとり、これをΘ
WET(μm)とする。
【0047】本発明の親水性膨潤層からなる非画線部
(インキ反発部分)を水膨潤率は、インキ反発性および
形態保持性の観点から10〜2000%であることが好
ましく、50〜1700%、さらに50〜700%の範
囲であることがより好ましい。水膨潤率が小さ過ぎる場
合には非画線部のインキ反発性が低く、一方非画線部の
水膨潤率が高すぎる場合には該非画線部の形態保持性が
低いため印刷時に該非画線部が損傷を受け易くなる。
(インキ反発部分)を水膨潤率は、インキ反発性および
形態保持性の観点から10〜2000%であることが好
ましく、50〜1700%、さらに50〜700%の範
囲であることがより好ましい。水膨潤率が小さ過ぎる場
合には非画線部のインキ反発性が低く、一方非画線部の
水膨潤率が高すぎる場合には該非画線部の形態保持性が
低いため印刷時に該非画線部が損傷を受け易くなる。
【0048】一方、画線部の水膨潤率は画像形成のため
には非画線部の水膨潤率未満であることが必要である
が、有利に画像形成を行なうためには非画線部の水膨潤
率の50%以下、更に30%以下であることが好まし
い。
には非画線部の水膨潤率未満であることが必要である
が、有利に画像形成を行なうためには非画線部の水膨潤
率の50%以下、更に30%以下であることが好まし
い。
【0049】本発明の親水性膨潤層に用いられる疎水性
ポリマは、水性エマルジョンから主として構成されたも
のが好ましく用いられる。
ポリマは、水性エマルジョンから主として構成されたも
のが好ましく用いられる。
【0050】本発明にいう水性エマルジョンとは、微細
なポリマ粒子と必要に応じて該粒子を包囲する保護層か
らなる粒子を水中に分散させた疎水性ポリマ懸濁水溶液
を意味する。
なポリマ粒子と必要に応じて該粒子を包囲する保護層か
らなる粒子を水中に分散させた疎水性ポリマ懸濁水溶液
を意味する。
【0051】すなわち、基本的に分散質としてのポリマ
粒子と必要に応じて形成される保護層からなるエマルジ
ョン粒子と分散媒としての希釈水溶液から構成される自
己乳化または強制乳化水溶液を意味する。本発明に用い
られる水性エマルジョンの具体例としては、ビニルポリ
マ系ラテックス、共役ジエンポリマ系ラテックスおよび
水性または水分散ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
粒子と必要に応じて形成される保護層からなるエマルジ
ョン粒子と分散媒としての希釈水溶液から構成される自
己乳化または強制乳化水溶液を意味する。本発明に用い
られる水性エマルジョンの具体例としては、ビニルポリ
マ系ラテックス、共役ジエンポリマ系ラテックスおよび
水性または水分散ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
【0052】本発明の水性エマルジョンの中でも本発明
に特に好ましく用いられる疎水性ポリマとしてはスチレ
ン/ブタジエン系、アクリロニトリル/ブタジエン系、
メタクリル酸メチル/ブタジエン系、クロロプレン系な
どの共役ジエン系化合物を含有するラテックスが挙げら
れる。
に特に好ましく用いられる疎水性ポリマとしてはスチレ
ン/ブタジエン系、アクリロニトリル/ブタジエン系、
メタクリル酸メチル/ブタジエン系、クロロプレン系な
どの共役ジエン系化合物を含有するラテックスが挙げら
れる。
【0053】本発明の親水性膨潤層は、上記の親水性ポ
リマと疎水性ポリマを混合し、必要に応じて架橋または
疑似架橋し、水に不溶化せしめることによって基板上に
積層形成される。
リマと疎水性ポリマを混合し、必要に応じて架橋または
疑似架橋し、水に不溶化せしめることによって基板上に
積層形成される。
【0054】架橋には、親水性ポリマおよび疎水性ポリ
マが反応性官能基を用いて架橋反応することが好まし
い。
マが反応性官能基を用いて架橋反応することが好まし
い。
【0055】架橋反応は、共有結合性の架橋であって
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
も、イオン結合性の架橋であってもよい。
【0056】本発明の親水性膨潤層の親水性ポリマと疎
水性ポリマを混合する方法としては、3本ロールなどの
ロールミキサ、ニーダーなど混合機を用いて混練りする
方法、ホモジナイザー、ボールミルなどのディスパーサ
ーを用いて湿式混合分散する方法など、塗料やパテを製
造する際に用いられる公知の方法で好ましく混合され
る。
水性ポリマを混合する方法としては、3本ロールなどの
ロールミキサ、ニーダーなど混合機を用いて混練りする
方法、ホモジナイザー、ボールミルなどのディスパーサ
ーを用いて湿式混合分散する方法など、塗料やパテを製
造する際に用いられる公知の方法で好ましく混合され
る。
【0057】また本発明の親水性膨潤層を形成する方法
としては、疎水性ポリマとして水性のエマルジョンを好
ましく用いることから、水溶液系で各成分(親水性ポリ
マ、疎水性ポリマなど)を混合し、必要に応じて架橋剤
が添加される方法が、均質な相分離構造を実現しインキ
反撥性を向上させる点から好ましい。
としては、疎水性ポリマとして水性のエマルジョンを好
ましく用いることから、水溶液系で各成分(親水性ポリ
マ、疎水性ポリマなど)を混合し、必要に応じて架橋剤
が添加される方法が、均質な相分離構造を実現しインキ
反撥性を向上させる点から好ましい。
【0058】従って、用いられる架橋剤としては、水溶
性の多官能性化合物を用いることが特に好ましい。すな
わち、水溶性のポリエポキシ化合物、ポリアミン化合
物、メラミン化合物などを用いることが好ましい。
性の多官能性化合物を用いることが特に好ましい。すな
わち、水溶性のポリエポキシ化合物、ポリアミン化合
物、メラミン化合物などを用いることが好ましい。
【0059】次に本発明の親水性膨潤層における相分離
構造について説明する。
構造について説明する。
【0060】親水性ポリマを主成分とする相と疎水性ポ
リマを主成分とする相から構成された相分離構造とする
ことにより、インキ反発性と印刷耐久性の両者を広い組
成範囲において実現することが可能となる。
リマを主成分とする相から構成された相分離構造とする
ことにより、インキ反発性と印刷耐久性の両者を広い組
成範囲において実現することが可能となる。
【0061】該相分離構造を構成する親水性ポリマ相と
疎水性ポリマ相の組成比は自由であり、 (1)いずれか一方が連続相で、他方が分散相である形
態 (2)親水性および疎水性ポリマ相がそれぞれ連続相お
よび分散相を有する形態(3)親水性および疎水性ポリ
マ相がいずれも連続相となる形態の中から自由に選択す
ることができる。
疎水性ポリマ相の組成比は自由であり、 (1)いずれか一方が連続相で、他方が分散相である形
態 (2)親水性および疎水性ポリマ相がそれぞれ連続相お
よび分散相を有する形態(3)親水性および疎水性ポリ
マ相がいずれも連続相となる形態の中から自由に選択す
ることができる。
【0062】本発明に用いられる親水性膨潤層には上記
した親水性ポリマ、疎水性ポリマおよび必要に応じて加
えられる架橋剤の他にも、ゴム組成物において通常添加
される公知の老化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止
剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、可塑剤などを添加する
ことが可能である。
した親水性ポリマ、疎水性ポリマおよび必要に応じて加
えられる架橋剤の他にも、ゴム組成物において通常添加
される公知の老化防止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止
剤、紫外線吸収剤、染料、顔料、可塑剤などを添加する
ことが可能である。
【0063】また下層との接着性向上などの目的から、
公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合物、
触媒などを添加したり基板との間に中間層として設ける
ことも可能である。
公知のシランカップリング剤やイソシアネート化合物、
触媒などを添加したり基板との間に中間層として設ける
ことも可能である。
【0064】また本発明に用いられる親水性膨潤層に
は、染料や顔料、pH指示薬、ロイコ染料、界面活性
剤、有機酸などの各種添加剤を微量添加することも可能
である。本発明に用いられる平版印刷版の基板として
は、通常の平版印刷機に取り付けられるたわみ性と印刷
時に加わる荷重に耐えうるものである必要がある以外に
は一切制限を受けない。
は、染料や顔料、pH指示薬、ロイコ染料、界面活性
剤、有機酸などの各種添加剤を微量添加することも可能
である。本発明に用いられる平版印刷版の基板として
は、通常の平版印刷機に取り付けられるたわみ性と印刷
時に加わる荷重に耐えうるものである必要がある以外に
は一切制限を受けない。
【0065】代表的なものとしては、アルミ、銅、鉄、
などの金属板、ポリエステルフィルムやポリプロピレン
フィルムなどのプラスチックフィルムあるいはコート
紙、ゴムシートなどが挙げられる。また、該基板は上記
の素材が複合されたものであってもよい。
などの金属板、ポリエステルフィルムやポリプロピレン
フィルムなどのプラスチックフィルムあるいはコート
紙、ゴムシートなどが挙げられる。また、該基板は上記
の素材が複合されたものであってもよい。
【0066】また、該基板表面は検版性向上や接着性向
上の目的から、電気化学的処理や酸塩基処理、コロナ放
電処理など各種に表面処理を施すことも可能である。
上の目的から、電気化学的処理や酸塩基処理、コロナ放
電処理など各種に表面処理を施すことも可能である。
【0067】またこれらの基板上には接着性向上やハレ
ーション防止の目的からコーティングなどを施してプラ
イマー層を形成し、基板とすることも可能である。
ーション防止の目的からコーティングなどを施してプラ
イマー層を形成し、基板とすることも可能である。
【0068】次に本発明の平版印刷版を用いた印刷方法
について説明する。
について説明する。
【0069】本発明の、基板上に少なくとも親水性膨潤
層を備えた平版印刷版に画像形成を行った後、該印刷版
を所定の位置に固定し、版面に湿し水として精製水を供
給して版面上の親水性膨潤層を湿潤させた状態で該版面
に油性インキを着肉させ、版のインキ付着面を被印刷体
に圧着することによって、該油性インキを被印刷体に転
移させて印刷を行うことができる。
層を備えた平版印刷版に画像形成を行った後、該印刷版
を所定の位置に固定し、版面に湿し水として精製水を供
給して版面上の親水性膨潤層を湿潤させた状態で該版面
に油性インキを着肉させ、版のインキ付着面を被印刷体
に圧着することによって、該油性インキを被印刷体に転
移させて印刷を行うことができる。
【0070】また、本発明の、親水性膨潤層を備えた平
版印刷版を印刷する際に使用される湿し水は、通常の平
版印刷において使用されるエッチ液を用いることも可能
であるが、添加物を一切添加しない精製水を使用するこ
とができる。
版印刷版を印刷する際に使用される湿し水は、通常の平
版印刷において使用されるエッチ液を用いることも可能
であるが、添加物を一切添加しない精製水を使用するこ
とができる。
【0071】以下に、実施例により本発明をさらに詳し
く説明する。
く説明する。
【0072】
[実施例1]厚さ0.2mmのアルミ板(住友軽金属
(株)製)に、親水性ポリマとしてアクリル酸ナトリウ
ム−n−ブチルメタクリレート共重合体(組成比40/
60モル%)を用い、以下のような組成物を塗布した
後、150℃×60分間熱処理して2g/m2の厚みを
有する親水性膨潤層を塗設した。
(株)製)に、親水性ポリマとしてアクリル酸ナトリウ
ム−n−ブチルメタクリレート共重合体(組成比40/
60モル%)を用い、以下のような組成物を塗布した
後、150℃×60分間熱処理して2g/m2の厚みを
有する親水性膨潤層を塗設した。
【0073】 <親水性膨潤層組成(重量部)> (1)親水性ポリマ 28重量部 (2)テトラエチレングリコールジグリシジルエーテル 5重量部 (3)水性ラテックス「JSR0596」 65重量部 [カルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合ラテックス:大日 本インキ化学工業(株)製] (4)2−アミノプロピルトリメトキシシラン 2重量部 (5)精製水 900重量部 上記のようにして塗設した親水性膨潤層上に、下記組成
の感光性組成物を塗布し、150℃×2分間熱処理して
感光性組成物0.5g/m2を親水性膨潤層中に含浸さ
せた。
の感光性組成物を塗布し、150℃×2分間熱処理して
感光性組成物0.5g/m2を親水性膨潤層中に含浸さ
せた。
【0074】さらに、厚さ12ミクロンの片面マット化
二軸延伸ポリプロピレンフィルムをマット化されていな
い面が該親水性膨潤層と接するようにしてカレンダロー
ラーを用いてラミネートし、ネガ版の平版印刷版原版を
得た。
二軸延伸ポリプロピレンフィルムをマット化されていな
い面が該親水性膨潤層と接するようにしてカレンダロー
ラーを用いてラミネートし、ネガ版の平版印刷版原版を
得た。
【0075】得られた平版印刷版は、高圧水銀灯「ジェ
ットライト330 3kW:オーク製作所(株)製」を
用い、AMスクリーニング法により出力されたネガフイ
ルムを通して30秒間露光(3.6mW/cm2 )した。次い
で、版全面を水道水でリンスし、未露光部の感光性組成
物を洗浄して刷版とした。
ットライト330 3kW:オーク製作所(株)製」を
用い、AMスクリーニング法により出力されたネガフイ
ルムを通して30秒間露光(3.6mW/cm2 )した。次い
で、版全面を水道水でリンスし、未露光部の感光性組成
物を洗浄して刷版とした。
【0076】得られた印刷版原版のインキ反発部分に対
応した親水性膨潤層を水膨潤させた後、OsO4染色
し、TEM(透過型電子顕微鏡)観察した。
応した親水性膨潤層を水膨潤させた後、OsO4染色
し、TEM(透過型電子顕微鏡)観察した。
【0077】観察の結果、親水性膨潤層が親水性ポリマ
を主成分とする相および疎水性ポリマを主成分とする相
から構成された相分離構造を有することが確認された。
を主成分とする相および疎水性ポリマを主成分とする相
から構成された相分離構造を有することが確認された。
【0078】 (1)キシリレンジアミン/グリシジルメタクリレート/メチルグリシジルエー テル(1/2/2mol 反応物) 10重量部 (2)CH2=CHCOO(C2H4O)14COCH=CH2 10重量部 (3)ミヒラー氏ケトン 2重量部 (4)2,4−ジエチルチオキサントン 2重量部 (5)ジグライム 76重量部 得られた刷版の親水性膨潤層の水に対する膨潤率は、既
述の方法にて測定すると440%であった。また、イン
キ反発層である非画線部の初期弾性率は、既述の方法に
て測定すると0.08kgf/mm2、画線部の初期弾
性率は0.34kgf/mm2であった。
述の方法にて測定すると440%であった。また、イン
キ反発層である非画線部の初期弾性率は、既述の方法に
て測定すると0.08kgf/mm2、画線部の初期弾
性率は0.34kgf/mm2であった。
【0079】得られた刷版は、枚葉オフセット印刷機:
スプリント25(小森コーポレーション(株)) 、インキ:ハイプラス黒(東洋インキ(株))、湿し
水:精製水、用紙:上質紙62.5kg、印圧(ブラン
ケット/圧胴):0.12mm、印圧(版/ブランケッ
ト):0.12mm、印刷速度:6000枚/時にて印
刷を行い、ベタの光学濃度が1.8である印刷物のドッ
トゲイン量の測定を行った。ドットゲインは、フイルム
上の網点の大きさと印刷物のそれを比較してゲイン(増
加量)を%で算出した。
スプリント25(小森コーポレーション(株)) 、インキ:ハイプラス黒(東洋インキ(株))、湿し
水:精製水、用紙:上質紙62.5kg、印圧(ブラン
ケット/圧胴):0.12mm、印圧(版/ブランケッ
ト):0.12mm、印刷速度:6000枚/時にて印
刷を行い、ベタの光学濃度が1.8である印刷物のドッ
トゲイン量の測定を行った。ドットゲインは、フイルム
上の網点の大きさと印刷物のそれを比較してゲイン(増
加量)を%で算出した。
【0080】[実施例2]また、AMスクリーニング法
に変えてFMスクリーニング法としてダイアモンド・ス
クリーン法で出力されたネガフィルムを用いたこと以外
は実施例1と同様の方法により刷版を得た。さらに、印
刷に関しても実施例1と同様の方法で行い、ベタの光学
濃度が1.8である印刷物のドットゲイン量の測定を行
った。
に変えてFMスクリーニング法としてダイアモンド・ス
クリーン法で出力されたネガフィルムを用いたこと以外
は実施例1と同様の方法により刷版を得た。さらに、印
刷に関しても実施例1と同様の方法で行い、ベタの光学
濃度が1.8である印刷物のドットゲイン量の測定を行
った。
【0081】[比較例1]通常のPS版(FNS、0.
2mm厚:富士写真フィルム(株)製)を実施例1と同
様にして露光、現像処理して刷版としたもの(焼き度5
段)を、実施例1の方法に従って、印刷を行い、ベタの
光学濃度が1.8である印刷物のドットゲイン量の測定
を行った。なお、湿し水量は、ダイアル設定を固定し実
施例1と全く同じ湿し水量で印刷を行った。
2mm厚:富士写真フィルム(株)製)を実施例1と同
様にして露光、現像処理して刷版としたもの(焼き度5
段)を、実施例1の方法に従って、印刷を行い、ベタの
光学濃度が1.8である印刷物のドットゲイン量の測定
を行った。なお、湿し水量は、ダイアル設定を固定し実
施例1と全く同じ湿し水量で印刷を行った。
【0082】[比較例2]通常のPS版(FNS、0.
2mm厚:富士写真フィルム(株)製)を実施例2と同
様にして露光、現像処理して刷版とし、実施例2の方法
に従って印刷を行い、ベタの光学濃度が1.8である印
刷物のドットゲイン量の測定を行った。なお、湿し水量
は、ダイアル設定を固定し実施例2と全く同じ湿し水量
で印刷を行った。
2mm厚:富士写真フィルム(株)製)を実施例2と同
様にして露光、現像処理して刷版とし、実施例2の方法
に従って印刷を行い、ベタの光学濃度が1.8である印
刷物のドットゲイン量の測定を行った。なお、湿し水量
は、ダイアル設定を固定し実施例2と全く同じ湿し水量
で印刷を行った。
【0083】実施例1〜2、比較例1〜2の結果を表1
に示す。
に示す。
【0084】
【表1】
【0085】
【発明の効果】基板上に少なくとも親水性膨潤層を備え
た平版印刷版を用いた印刷において、特定の網点階調表
現方法を用いることにより、ドットゲインが小さく、高
画質の印刷物を得ることができる。
た平版印刷版を用いた印刷において、特定の網点階調表
現方法を用いることにより、ドットゲインが小さく、高
画質の印刷物を得ることができる。
Claims (7)
- 【請求項1】基板上に少なくとも親水性膨潤層を備えた
平版印刷版を用いた印刷方法において、フリクエンシー
・モジュレーション・スクリーニング法による網点階調
表現方法を用いる平版印刷版の印刷方法。 - 【請求項2】基板上に少なくとも親水性膨潤層を備えた
平版印刷版を用いた印刷方法において、アンプリチュー
ド・モジュレーション・スクリーニング法による網点階
調表現方法を用いる平版印刷版の印刷方法。 - 【請求項3】該親水性膨潤層からなる非画線部の吸水量
が1〜50g/m2 であり、かつ画線部の吸水量が該非
画線部の吸水量未満であることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の平版印刷版の印刷方法。 - 【請求項4】該親水性膨潤層の水に対する吸水率が10
〜2000%であることを特徴とする請求項1または2
に記載の平版印刷版の印刷方法。 - 【請求項5】該親水性膨潤層からなる非画線部の初期弾
性率が0.01〜10kgf/mm2 であり、画線部の
初期弾性率が非画線部の初期弾性率よりも大きいことを
特徴とする請求項1または2に記載の平版印刷版の印刷
方法。 - 【請求項6】該親水性膨潤層の非画線部からなる水膨潤
率が10〜2000%であることを特徴とする請求項1
または2に記載の平版印刷版の印刷方法。 - 【請求項7】該親水性膨潤層が親水性ポリマを主成分と
する相および疎水性ポリマを主成分とする相の少なくと
も2相から構成された相分離構造を有することを特徴と
する請求項1または2に記載の平版印刷版の印刷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8019667A JPH09207421A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 平版印刷版の印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8019667A JPH09207421A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 平版印刷版の印刷方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207421A true JPH09207421A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12005602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8019667A Pending JPH09207421A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 平版印刷版の印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09207421A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006198852A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Mitsui Chemicals Inc | 直描型平版印刷原版および直描型平版印刷版の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-06 JP JP8019667A patent/JPH09207421A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006198852A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Mitsui Chemicals Inc | 直描型平版印刷原版および直描型平版印刷版の製造方法 |
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