JPH09208421A - 皮膚外用組成物 - Google Patents

皮膚外用組成物

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JPH09208421A
JPH09208421A JP3429096A JP3429096A JPH09208421A JP H09208421 A JPH09208421 A JP H09208421A JP 3429096 A JP3429096 A JP 3429096A JP 3429096 A JP3429096 A JP 3429096A JP H09208421 A JPH09208421 A JP H09208421A
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acid
skin
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alkali metal
ellagic acid
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JP3429096A
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Yuki Kawatani
由紀 河谷
Haruo Sumiya
治夫 角谷
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、エラグ酸系化合物及びその
アルカリ金属塩の経皮吸収性を高める皮膚外用組成物を
提供することにある。 【解決手段】 エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属
塩に、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸及びこれらの塩を
共存させて用いることにより、エラグ酸系化合物及びそ
のアルカリ金属塩の経皮吸収性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエラグ酸系化合物及
びそのアルカリ金属塩の中から選ばれる少なくとも1種
の化合物を含有する皮膚外用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚のシミやソバカスなどの色素沈着の
発生機序については未だに解明されるに至っていない点
が多いが、一般的にはホルモン異常や紫外線による刺激
が原因となって、メラニン色素が過剰に生成され、その
結果、皮膚内に異常沈着することによるものと考えられ
ている。このような色素の異常沈着を予防又は防止する
目的で、従来、過酸化水素、過酸化亜鉛、過酸化マグネ
シウムなどの過酸化物、あるいはアスコルビン酸、グル
タチオン、コロイドイオウ、各種天然物などを有効成分
とする美白化粧料を使用することが試みられてきた。し
かしながら、これらの有効成分の多くは、ヒトに対する
安全性の点で疑問があることが指摘されており、又安定
性も十分でなかったり、さらには特有の匂いなどがある
こと等の点で問題がある上、その効果についても、必ず
しも十分なものとはいえなかった。
【0003】一方、米国などで、ハイドロキノンが皮膚
脱色剤として使用されていた。しかしながら、このハイ
ドロキノンは皮膚に対する刺激性を有しており、アレル
ギーの原因となる等の安全性の点から問題点が指摘され
ており、化粧料に配合するには問題があるとされてい
た。これらのことがらを背景にして、このような問題点
がなく、皮膚に対して美白効果を有する化粧料を開発す
るための種々の研究が行われた。具体的な事例としては
これまでに、コウジ酸及びコウジ酸誘導体を用いた美白
外用剤(特開昭53−3538号公報、特公昭56−1
8569号公報、同58−22151号公報、同60−
9722号公報、同61−60801号公報)、クエル
セチン及びクエルセチンの脂肪酸エステルを有効成分と
する化粧料(特開昭55−92305号公報、特開昭5
8−131911号公報)、カテキンなどを有効成分と
する化粧料(特開昭52−44375号公報)などが知
られている。しかしながら、これらの化粧料は、いずれ
も、化粧料に含まれる美白成分の安定性が不十分であっ
たり、あるいは化粧料として細胞レベルのテストでは効
果が認められるものの、実際にヒトに使用してみるとそ
の効果が十分に発揮されていないなどの問題点があり、
十分に満足しうる結果が得られていない。本発明者ら
は、これら従来から知られている美白を目的とする皮膚
外用剤が有する欠点を克服すると共に、実際に用いたと
きの皮膚美白効果に優れ、かつ安全性が高い上、安定性
や匂いなどについても問題のない皮膚外用剤としてエラ
グ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩を用いることが有
効であることを見いだした(特許第1839986
号)。ところで、このエラグ酸系化合物及びそのアルカ
リ金属塩を商品として実際に使用してみると、経皮吸収
性が期待していた程には十分でないことが判明した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エラ
グ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩の経皮吸収性を高
める皮膚外用組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、エラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属
塩を、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸又はこれらの塩と
共存させて用いると、エラグ酸系化合物及びそのアルカ
リ金属塩の経皮吸収性を高めることができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明によれば、一般式
【化1】
【化2】
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のエラグ酸系化合物及びそ
のアルカリ金属塩は、一般式
【化1】
【化2】
【0008】本発明の「A成分」のエラグ酸系化合物
は、前記一般式(I)のR1、R2、R3、R4及びR5が
すべて水素原子であるエラグ酸や、R1、R2、R3及び
R4が水素原子、メチル基又はエチル基で、R5が水素原
子、水酸基又はメトキシ基である化合物が好ましい。ま
た、「A成分」はこれらのエラグ酸系化合物を塩として
使用することができる。塩には、例えばナトリウム塩や
カリウム塩等のアルカリ金属塩の外、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩などを挙げることができる。エラグ
酸のフェノール性水酸基の一部がナトリウム塩やカリウ
ム塩となったものは、溶解性が良いという点で好まし
い。前記一般式(I)で表わされるエラグ酸系化合物が
酸性物質である場合、酸の一部をアルカリ金属(水酸化
物や炭酸塩など)で中和した塩として用いると、その水
分散性が向上し、外用剤として調製したときにも分散不
良というトラブルを解消でき、製品の外観や保存性に優
れ、美白効果も一層優れるという利点が得られる。この
ような部分的に中和した塩は、エラグ酸をpH12〜1
4の、好ましくはアルカリ金属塩水酸化物の水溶液に溶
解させた後、酸(無機酸又は有機酸のいずれでもよい
が、後処理の関係で硫酸が好ましい。)で、pHを5〜
8に調整することにより、沈澱により生じた一部中和塩
を捕集することによって得ることが望ましい。この方法
により処理すると、純度の低いエラグ酸を用いた場合で
も、混入しているタンニン等の不純物を効率よく除去で
き、かつ外観も良好で、黒みのない色調の部分中和塩を
得ることができる。
【0009】エラグ酸系化合物やそのアルカリ金属塩
は、皮膚外用剤として調製するときに、その親油性又は
親水性を調整するために、前記一般式(I)のR1、
R2、R3及びR4のいくつかを、炭素数20までの長鎖
アルキル基、炭素数20までの長鎖アシル基、−(CmH
2mO)n−H(ただしm2又は3、nは1以上の整数)で
示されるポリオキシアルキレン基及び前記式(II)で表
される糖残基の中から選ばれた任意の基により置換して
もよいし、R5を炭素数8までの長鎖アルコキシ基に置
換したものを用いてもよい。
【0010】前記A成分のエラグ酸系化合物やそのアル
カリ金属塩の具体例としては、エラグ酸、3,4−ジ−
o−メチルエラグ酸、3,3′−ジ−o−メチルエラグ
酸、3,3′,4−トリ−o−メチルエラグ酸、3,
3′,4,4′−テトラ−o−メチル−5−メトキシエ
ラグ酸、3−エチル−4−メチル−5−ヒドロキシエラ
グ酸、アムリトシド(Amritoside)等及びこ
れらの化合物のアルカリ金属塩を挙げることができる。
【0011】エラグ酸系化合物は植物中に存在する天然
物である。具体的には、ユーカリ(Eucalyptu
s)、毒ウツギ(コリアリア ヤポニカ)、ラジアタ松
クマコケモモ、ザクロ、アンマロク、ウキュウヨウ、エ
ンフヨウ、ガイジチャ、カコウジュヨウ、カシ、キジ
ュ、ケンジン、コウナカ、サンウキュウコン、サンウキ
ュウヨウ、シュウフウボク、センクツサイ、ソウゲンロ
ウカンソウ、ダイヒヨウソウ、ドウモウアンヨウ、ハオ
ウベン、バンセキリュウカン、バンセキリュウヒ、ボウ
カ、モッショクシ、ヤトウセイカ、ヤトウセイヒ、ユカ
ンコン、ユカンボクヒ、ユカンヨウ、リュウガソウコ
ン、バンセキリュウヨウ、ウキュウボクコンピ、シドコ
ン、チンシュソウ、ゲンノショウコなどに存在するもの
である。これを例えば特公昭53−14605号公報に
記載の方法で処理することによりエラグ酸系化合物を容
易に取出すことができる。
【0012】A成分のエラグ酸系化合物及びそのアルカ
リ金属塩は急性毒性、皮膚刺激性、皮膚感作性変異原性
などの点で、特に問題は認められず、皮膚に対する安全
性は極めて高いことが確認された。本発明の皮膚外用組
成物を皮膚外用剤として用いる場合には、前記エラグ酸
系化合物及びそのアルカリ金属塩は1種類のみからなる
ものを用いてもよいし、2種類以上のものを組み合わせ
て用いてもよい。その含有量は皮膚外用剤組成物全体の
0.001〜20重量%が好ましく、さらに好ましくは
0.005〜5重量%の範囲で選ばれる。
【0013】A成分のエラグ酸系化合物及びそのアルカ
リ金属塩の経皮吸収性を向上させるために、グリコール
酸、乳酸、リンゴ酸、またはその塩(以下「B成分」と
いう)が用いられる。塩としては、ナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム、アルミニウム等の金属塩やトリエタ
ノールアミン等の有機塩等などが用いられる。これらの
酸は1種類のものを用いてもよいし、2種類以上のもの
を組み合わせて用いてもよい。またこれらのラクトンや
ハロゲン化物、硫化物等でもよい。これらの酸の中で
は、グリコール酸、乳酸、又はリンゴ酸を用いることが
好ましい。酸の濃度としては、皮膚外用組成物全体の
0.01〜50%(%は重量%、以下同様)が好まし
く、さらに0.05〜20%が好ましく、特に0.1〜
10%が好ましい。
【0014】また本発明の皮膚外用組成物の「A成分」
と「B成分」の濃度の比率としては、1:50000〜
5000:1が好ましく、さらに1:4000〜10
0:1が好ましく、特に1:200〜50:1が好まし
い。
【0015】本発明の皮膚外用剤組成物には、上記A成
分及びB成分の必須成分の他に、通常の外用剤に用いら
れている成分、例えば、界面活性剤、油分、アルコール
類、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート
剤、pH調整剤、香料、色素、紫外線吸収・散乱剤、ビ
タミン類、アミノ酸類、水等を適宜必要に応じて配合す
ることができる。
【0016】界面活性剤としては、具体的には、親油型
グリセリンモノステアレート、自己乳化型グリセリンモ
ノステアレート、ポリグリセリンモノステアレート、ソ
ルビタンモノオレート、ポリエチレングリコールモノス
テアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレー
ト、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエ
チレン化ステロール、ポリオキシエチレン化ラノリン、
ポリオキシエチレン化ミツロウ、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油等のノニオン界面活性剤;ステアリン酸ナト
リウム、パルミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウ
ム、ラウリルリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタ
ノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルリン酸ナト
リウム、N−アシルグルタミン酸ナトリウム等のアニオ
ン界面活性剤;塩化ステアリルジメチルベンジルアンモ
ニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカ
チオン界面活性剤;塩酸アルキルアミノエチルグリシン
液、レシチン等の両性界面活性剤等を例示することがで
きる。
【0017】油分としては、ヒマシ油、オリーブ油、カ
カオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレープシ
ード油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク油、卵黄油
等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナ
ウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィ
ン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレ
シンワックス、パラフィンワックス、ワセリン等の炭化
水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の天然およ
び合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルアルコール、
ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラウリル
アルコール等の天然および合成高級アルコール類;ミリ
スチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデ
シル、コレステロールオレート等のエステル類を例示す
ることができる。
【0018】保湿剤としては、グリセリン、プロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトー
ル、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール等の多価アルコール類;アミノ酸、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウム等のNMF成分;ヒアル
ロン酸、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸
等の水溶性高分子物質等を例示することができる。増粘
剤としては、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、
硅酸アルミニウム、マルメロ種子抽出物、トラガントガ
ム、デンプン等の天然高分子物質;メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、可溶性デンプン、カチオン化セルロース等の半合
成高分子物質;カルボキシビニルポリマー、ポリビニル
アルコール等の合成高分子物質等を例示することができ
る。防腐剤としては、安息香酸塩、ソルビン酸塩、デヒ
ドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、2,4,
4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル、3,4,4′−トリクロロカルバニリド、塩化ベン
ザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノー
ル等を例示することができる。酸化防止剤としては、ジ
ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソー
ル、アスコルビン酸等を;キレート剤としては、エデト
酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、ピロリン
酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸等を、又、pH
調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
トリエタノールアミン、アンモニア水、ホウ酸、ホウ
砂、リン酸水素カリウム等をそれぞれ例示することがで
きる。紫外線吸収・散乱剤としては、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラア
ミノベンゾエート、エチルヘキシルパラメトキシサイナ
メート、酸化チタン、カオリン、タルク等を例示するこ
とができる。ビタミン類としては、ビタミンA、本発明
のA成分以外のビタミンB群、ビタミンC、ビタミン
D、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミン
P、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザ
ノール、α−リポ酸、オロット酸およびその誘導体等を
例示することができる。アミノ酸類としては、グリシ
ン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェ
ニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイ
ン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アス
パラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、
リジンおよびその誘導体等を例示することができる。
【0019】本発明の皮膚外用組成物に添加される任意
成分は、前述のものに限定されるものではない。上記必
須成分と任意成分を適当に配合することにより、例え
ば、本発明のA成分を0.001〜50%、本発明のB
成分を0.01%〜50%、任意成分として油分0〜8
0%、界面活性剤0〜12%、保湿剤1〜15%、精製
水バランス、防腐剤微量を含有する皮膚外用剤組成物を
提供することができる。
【0020】本発明の皮膚用外用組成物は皮膚用化粧料
として用いることができる。皮膚用化粧料としては、ク
リーム、乳液、化粧水、美容液、パック剤、ジェル剤等
に使用することができる。 皮膚化粧料として用いる場合の具体的な処方例を示すと
以下の通りである。 (1)皮膚用クリーム 本発明のA成分0.1〜10%、本発明のB成分0.1
〜10%、油分20〜70%、界面活性剤2〜7%、保
湿剤1〜10%、pH調整剤0〜3%、精製水バラン
ス、防腐剤微量、香料微量を含有する組成物。 (2)乳液 本発明のA成分0.1〜10%、本発明のB成分0.1
〜10%、油分10〜40%、アルコール類0〜15
%、界面活性剤1〜5%、保湿剤1〜10%、増粘剤0
〜2%、pH調整剤0〜3%、精製水バランス、防腐剤
微量、香料微量を含有する組成物。 (3)化粧水、美容液 本発明のA成分0.1〜10%、本発明のB成分0.1
〜10%、油分0〜40%、アルコール類0〜20%、
界面活性剤0〜2%、保湿剤2〜8%、増粘剤0〜2
%、酸化防止剤0〜0.5%、キレート剤0〜0.1
%、pH調整剤0〜3%、精製水バランス、防腐剤微
量、色素0〜微量、香料微量を含有する組成物。 (4)パック剤 本発明のA成分0.1〜10%、本発明のB成分0.1
〜10%、アルコール類2〜10%、保湿剤2〜10
%、無機粉体0〜20%、造膜剤10〜20%、精製水
バランス、防腐剤微量、香料微量を含有する組成物。 (5)ジェル剤 本発明のA成分0.1〜10%、本発明のB成分0.1
〜10%、アルコール類0〜10%、保湿剤2〜20
%、増粘剤1〜20%、pH調整剤0〜3%、精製水バ
ランス、防腐剤微量、色素0〜微量、香料微量を含有す
る組成物。
【0021】
【実施例】
実施例1 薬効成分の生物学的利用能に関する要因として経皮吸収
性について、以下の方法によりエラグ酸系化合物および
そのアルカリ金属塩のin vitroにおける経皮吸
収量を測定し、その効果を検討した。即ち、モルモット
(Std:Hartley系、雄)の背部皮膚を切り取
り、これを経皮吸収試験用セルのドナーとレセプターの
間にはさみ固定した。次に、レセプター側を滅菌生理食
塩水で満たした後、セルを水槽に入れ、撹拌しながら3
2℃にインキュベートした。続いてドナー側の皮膚上
に、下記に示す各種組成物を50mg添加した。なおエ
ラグ酸系化合物及びそのアルカリ金属塩には、その化合
物を14Cでラベル化した放射性同位体を10%均一に混
合した物を用いた。24時間かけてインキュベートした
後、レセプター液1mlをサンプリングし、ピコフロー
(パッカードジャパン社製)3mlを加え、液体シンチ
レーションカウンターを用いて、その放射性を測定する
ことにより、皮膚を透過したエラグ酸系化合物及びその
アルカリ金属塩の量を測定した。次に薬剤の未吸収分を
よく洗浄した後、直径1cmのパンチで一定面積の皮膚
を採取し、液体シンチレーション測定用のガラスバイア
ルに溶解しやすいようにハサミで切り刻んで入れ、ソル
エン−350(パッカードジャパン社製)を2ml加え
て60℃に加熱溶解した。溶解後、ハイオニックフロー
(パッカードジャパン社製)を20mlを加え、液体シ
ンチレーションカウンターで皮膚内のエラグ酸系化合物
及びそのアルカリ金属塩の量を測定した。そして皮膚を
透過した量と、皮膚内の量を合計して、各種組成物にお
けるエラグ酸系化合物およびそのアルカリ金属塩の経皮
吸収性を評価した。その測定結果を表1に示す。なお、
結果はA成分のみの経皮吸収量を1として、その相対値
で示す。また、以下の組成中配合量は重量%で示す。 〈検体〉A成分:表1に示す成分および量 B成分:表1に示す成分および量 エタノール:50% グリセリン:20% 精製水 :バランス 1N水酸化ナトリウムまたは塩酸によりpH4.0に調
整したもの
【0022】
【表1】 表1の結果は、A成分にグリコール酸、乳酸及びリンゴ
酸から選ばれるB成分を組み合わせた組成物は、A成分
の経皮吸収性が大きく改善されることを示している。
【0023】実施例2 油相成分および水相成分を別々に70℃で溶解した後、
溶液を撹拌しながら混合して乳化させ、室温まで冷却
し、表2に示すクリームを調製した。
【0024】
【表2】 このようにして調製したクリームの有効性を下記のよう
にして評価した。すなわち、有色モルモット(各群5
匹)の背部を毛刈りし、1/2MED量のUV−B(紫
外線)を1日1回、4日間照射して、色素を沈着させた
のち、約4cm2の範囲に、各クリームを0.2gを1
日1回、3週間毎日塗布し、皮膚色の変化を色差計でL
値を測定して求めた。このL値が大きいほど、皮膚が白
いことを示す。結果を表3に示す。
【0025】
【表3】 表3の結果によると、本発明は比較例に比べ、有色モル
モットに作成した色素沈着の退色に効果があり、顕著な
美白効果を示していることがわかる。
【0026】実施例3 表4に示す成分1〜4および成分5〜11を別々に70
℃で加熱溶解した後、混合乳化し、冷却しながら途中で
成分12を加えて室温まで冷却し、乳液を調製した。な
お、配合量は重量%で表す。
【0027】
【表4】 このようにして調製した乳液の有効性を下記のようにし
て評価した。すなわち、色素斑(シミ)のある男女10
名の色素斑部に1日2回、1ケ月間発明品と比較例を塗
布した後1ケ月目に美白効果を調べた。結果を表5に示
す。美白効果の評価は下記の判定基準により行った。 著効:色素沈着がほとんど目立たなくなった。 有効:色素沈着が非常に薄くなった。 やや有効:色素沈着がやや薄くなった。 無効:色素沈着に対して影響が全くなかった。
【0028】
【表5】 表5の結果によると、本発明品であるA成分とB成分を
併用した乳液は、比較例の乳液に比べ、明白に美白効果
が優れていることを示していることがわかる。なお、上
記乳液の1ケ月間の使用中及び使用後においても、皮膚
の状態に異常は認められなかった。
【0029】実施例4 表6に示す成分を混合して、美容液を調製した。なお、
配合量は重量%で表す。
【0030】
【表6】 このようにして調製した本発明品である美容液の有効性
を実施例3と同様にして評価した。結果を表7に示す。
【0031】
【表7】 表7の結果によると、本発明品であるA成分とB成分を
併用した美容液が、比較例の美容液に比べ、明らか美白
効果に優れた改善効果を示していることがわかる。な
お、上記化粧水の3ケ月間の使用中及び使用後において
も、皮膚の状態に異常は認められなかった。
【0032】実施例5 表8に示す成分を混合して、表8に示すパック剤を調製
した。なお、配合量は重量%で表す。このようにして調
製した本発明品であるパック剤の有効性を実施例3と同
様にして評価した。その結果、本発明品であるA成分と
B成分を併用したパック剤は、比較例に比べ、明らかに
優れた美白効果を示した。なお、上記パック剤の3ケ月
間の使用中及び使用後においても、皮膚の状態に異常は
認められなかった。
【0033】
【表8】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、エラグ酸系化合物及び
そのアルカリ金属塩からなる群の中から選ばれる化合物
の経皮吸収を高めることができるので、エラグ酸系化合
物及びそのアルカリ金属塩を皮膚外用組成物として極め
て有効に用いることが可能となり、安全性の高い医薬
品、医薬部外品、化粧品等に使用できる皮膚外用組成物
が提供される。本発明の皮膚外用組成物は、各種化粧用
クリーム、乳液、化粧水、美容液、パック剤、アンダー
メークアップ、ファンデーション、ゼリー剤、軟膏等の
種々の形態で幅広く好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/70 ADA A61K 31/70 ADA 47/12 47/12 E C07D 491/06 C07D 491/06 C07H 17/04 C07H 17/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 【化2】
JP3429096A 1996-01-29 1996-01-29 皮膚外用組成物 Pending JPH09208421A (ja)

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ID=12410033

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JP3429096A Pending JPH09208421A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 皮膚外用組成物

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