JPH09209217A - サイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維の製造方法 - Google Patents
サイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維の製造方法Info
- Publication number
- JPH09209217A JPH09209217A JP1301996A JP1301996A JPH09209217A JP H09209217 A JPH09209217 A JP H09209217A JP 1301996 A JP1301996 A JP 1301996A JP 1301996 A JP1301996 A JP 1301996A JP H09209217 A JPH09209217 A JP H09209217A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type composite
- spinneret
- discharge hole
- die
- polymers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ニーリングのない安定した溶融重合体の吐出状
態を達成して、サイドバイサイドの接合面が直線とな
り、捲縮発現性能に優れた複合繊維を製造することが可
能なサイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維
の製造方法を提供する。 【解決手段】1つの吐出孔内部で合流するための2つの
導入孔を配置させてなることを特徴とするサイドバイサ
イド型複合紡糸用口金。
態を達成して、サイドバイサイドの接合面が直線とな
り、捲縮発現性能に優れた複合繊維を製造することが可
能なサイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維
の製造方法を提供する。 【解決手段】1つの吐出孔内部で合流するための2つの
導入孔を配置させてなることを特徴とするサイドバイサ
イド型複合紡糸用口金。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶融粘度や熱収縮特
性の異なる重合体をサイドバイサイド型に複合紡糸する
に適した口金に関するものである。
性の異なる重合体をサイドバイサイド型に複合紡糸する
に適した口金に関するものである。
【0002】詳しくは、紡糸された接合面が実質的に直
線であり、捲縮性能に優れた複合繊維を効率よく生産可
能なサイドバイサイド型複合紡糸用紡糸口金に関する。
線であり、捲縮性能に優れた複合繊維を効率よく生産可
能なサイドバイサイド型複合紡糸用紡糸口金に関する。
【0003】
【従来の技術】溶融粘度や熱収縮特性の異なる重合体を
サイドバイサイド型に複合紡糸する時には、吐出孔から
吐出した重合体がベンディングを起こす現象、すなわ
ち、ニーリングが発生して口金吐出孔周りに溶融重合体
のにじみ付着が発生し、口金面を汚したりして糸切れを
誘発したり、口金面が汚れ易いために口金面清掃頻度が
増大したり、延伸時の巻付き断糸を誘発するなど、製糸
工程の操業性が非常に不安定である。
サイドバイサイド型に複合紡糸する時には、吐出孔から
吐出した重合体がベンディングを起こす現象、すなわ
ち、ニーリングが発生して口金吐出孔周りに溶融重合体
のにじみ付着が発生し、口金面を汚したりして糸切れを
誘発したり、口金面が汚れ易いために口金面清掃頻度が
増大したり、延伸時の巻付き断糸を誘発するなど、製糸
工程の操業性が非常に不安定である。
【0004】また品質面においては、溶融粘度の異なる
重合体が合流してから吐出するまでの滞留時間が長くな
ったり、大きなズリ応力が作用すると流速に差ができ
る。そのためニーリングが発生したり、2種の重合体の
接合に偏りが生じて、図4の断面模式図に示すような三
日月状となり、後工程で重合体の物性差による捲縮発現
性能をフルに発揮できない欠点を有していた。
重合体が合流してから吐出するまでの滞留時間が長くな
ったり、大きなズリ応力が作用すると流速に差ができ
る。そのためニーリングが発生したり、2種の重合体の
接合に偏りが生じて、図4の断面模式図に示すような三
日月状となり、後工程で重合体の物性差による捲縮発現
性能をフルに発揮できない欠点を有していた。
【0005】これらの改善策として、特公昭61−60
163号公報では、溶融粘度の異なる2種の重合体を吐
出孔から吐出した後に合流させる口金が開示されてい
る。このような口金を用いて製造した複合繊維の断面形
状は、接合面がほぼ直線状となる。しかしながら、特定
の角度の2つの吐出孔を必要とするため、製作加工が複
雑で費用が従来口金よりも高価となり、また単位面積当
りの穿孔できる数が少なくなるため、ステープルファイ
バー用などの多孔口金とすることが困難で、生産性が悪
くなる問題がある。
163号公報では、溶融粘度の異なる2種の重合体を吐
出孔から吐出した後に合流させる口金が開示されてい
る。このような口金を用いて製造した複合繊維の断面形
状は、接合面がほぼ直線状となる。しかしながら、特定
の角度の2つの吐出孔を必要とするため、製作加工が複
雑で費用が従来口金よりも高価となり、また単位面積当
りの穿孔できる数が少なくなるため、ステープルファイ
バー用などの多孔口金とすることが困難で、生産性が悪
くなる問題がある。
【0006】さらに、特開平7−97711号公報で
は、下口金板の吐出誘導孔に上口金板から突出している
キャピラリーを係合して、吐出孔前の誘導孔の直上で溶
融粘度の異なる2種の重合体を合流させる口金が開示さ
れている。このような口金を用いて製造した複合繊維の
断面形状は、接合面がほぼ直線状に近いものが得られる
が、製作加工が複雑で、費用が従来口金よりも高価とな
り、上口金板と下口金板の係合が複雑な構造となってい
るため、口金の解体、組立の作業性が悪いという問題が
ある。
は、下口金板の吐出誘導孔に上口金板から突出している
キャピラリーを係合して、吐出孔前の誘導孔の直上で溶
融粘度の異なる2種の重合体を合流させる口金が開示さ
れている。このような口金を用いて製造した複合繊維の
断面形状は、接合面がほぼ直線状に近いものが得られる
が、製作加工が複雑で、費用が従来口金よりも高価とな
り、上口金板と下口金板の係合が複雑な構造となってい
るため、口金の解体、組立の作業性が悪いという問題が
ある。
【0007】また、特開昭58−109611号公報に
は、吐出孔直上の導入孔の上部に異なる2種の溶融重合
体を分割するパイプを固設したものが記載されている。
この口金を用いて複合繊維を製造した断面形状は、接合
面が直線状のものを得るにはまだ不十分であり、特に溶
融粘度の差の大きい重合体を紡糸する場合はニーリング
抑制の効果が不十分である。
は、吐出孔直上の導入孔の上部に異なる2種の溶融重合
体を分割するパイプを固設したものが記載されている。
この口金を用いて複合繊維を製造した断面形状は、接合
面が直線状のものを得るにはまだ不十分であり、特に溶
融粘度の差の大きい重合体を紡糸する場合はニーリング
抑制の効果が不十分である。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、前述
したような問題点を解決し、ニーリングのない安定した
溶融重合体の吐出状態を達成して、サイドバイサイドの
接合面が直線となり、捲縮発現性能に優れた複合繊維を
製造することが可能なサイドバイサイド型複合紡糸用口
金および複合繊維の製造方法を提供するものである。
したような問題点を解決し、ニーリングのない安定した
溶融重合体の吐出状態を達成して、サイドバイサイドの
接合面が直線となり、捲縮発現性能に優れた複合繊維を
製造することが可能なサイドバイサイド型複合紡糸用口
金および複合繊維の製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、1
つの吐出孔内部で合流するための2つの導入孔を配置せ
しめてなることを特徴とするサイドバイサイド型複合紡
糸口金によって達成される。
つの吐出孔内部で合流するための2つの導入孔を配置せ
しめてなることを特徴とするサイドバイサイド型複合紡
糸口金によって達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0011】図1および図2は本発明のサイドバイサイ
ド型複合紡糸用口金の一例を示す縦断面図である。図3
は本発明の紡糸口金を用いて得られた複合繊維の断面模
式図である。図4は従来の紡糸口金を用いて得られた複
合繊維の断面模式図である。図1、図2において、1は
口金板、2は吐出孔、3,4は導入孔、5は粘度の異な
る2種の溶融重合体を分配する仕切板である。6は2種
の溶融重合体の誘導孔7、8を有する誘導板である。
ド型複合紡糸用口金の一例を示す縦断面図である。図3
は本発明の紡糸口金を用いて得られた複合繊維の断面模
式図である。図4は従来の紡糸口金を用いて得られた複
合繊維の断面模式図である。図1、図2において、1は
口金板、2は吐出孔、3,4は導入孔、5は粘度の異な
る2種の溶融重合体を分配する仕切板である。6は2種
の溶融重合体の誘導孔7、8を有する誘導板である。
【0012】図1においては、1つの導入孔3の上部か
ら吐出孔内部にわたって仕切板5を中央部に設けて、溶
融粘度の異なる重合体を2分割しており、吐出孔2内部
で合流する2つの導入孔下端の絞り部3a,3bを配置
せしめている。また図2においては、2つの導入孔4で
溶融粘度の異なる重合体をそれぞれ導入し、吐出孔2内
部で合流しうる2つの導入孔下端の絞り部4a,4bを
配置せしめている。すなわち、図1,図2ともに1つの
吐出孔2の内部で合流するための2つの導入孔下端の絞
り部3a,3bまたは4a,4bを配置せしめている。
ら吐出孔内部にわたって仕切板5を中央部に設けて、溶
融粘度の異なる重合体を2分割しており、吐出孔2内部
で合流する2つの導入孔下端の絞り部3a,3bを配置
せしめている。また図2においては、2つの導入孔4で
溶融粘度の異なる重合体をそれぞれ導入し、吐出孔2内
部で合流しうる2つの導入孔下端の絞り部4a,4bを
配置せしめている。すなわち、図1,図2ともに1つの
吐出孔2の内部で合流するための2つの導入孔下端の絞
り部3a,3bまたは4a,4bを配置せしめている。
【0013】また、口金板1の下面と2種の溶融重合体
が合流する点までの距離L1 は1.0mm以下とするこ
とが好ましく、0mm〜0.5mmがより好ましい。こ
のL1 が1.0mmを越えると、2種の溶融重合体の溶
融粘度の違いからくる流速に差が出て、口金から吐出直
後でニーリングが発生しやすく、かつ2種の重合体の接
合に偏りが生じて図3の断面模式図に示すような三日月
状となりやすく、後工程で重合体の物性差による捲縮発
現性能をフルに発揮できにくい繊維となる。
が合流する点までの距離L1 は1.0mm以下とするこ
とが好ましく、0mm〜0.5mmがより好ましい。こ
のL1 が1.0mmを越えると、2種の溶融重合体の溶
融粘度の違いからくる流速に差が出て、口金から吐出直
後でニーリングが発生しやすく、かつ2種の重合体の接
合に偏りが生じて図3の断面模式図に示すような三日月
状となりやすく、後工程で重合体の物性差による捲縮発
現性能をフルに発揮できにくい繊維となる。
【0014】L1 が0mm未満すなわち仕切板5が口金
板1の下面から外部に突出した状態では、長時間紡糸に
より口金面が汚れた時に清掃する口金面修正作業で仕切
板が変形して目標とする繊維が得られない。
板1の下面から外部に突出した状態では、長時間紡糸に
より口金面が汚れた時に清掃する口金面修正作業で仕切
板が変形して目標とする繊維が得られない。
【0015】次に、L1 /Dは2.0以下とすることが
好ましく、0〜1.0とすることがさらに好ましく、0
〜0.5とすることがより好ましい。このL1 /Dが
2.0を越えると前記と同様にニーリングが発生し、ま
た2種の重合体の接合面に偏りが生じて三日月状の断面
を有する複合繊維となって捲縮発現性の悪いものとな
る。またL1 /Dが2.0を越えると吐出孔の直径Dが
小径となるので、仕切板5の厚みを小さくしなければな
らず、そのため仕切板の強度低下および仕切板の挿入加
工が困難となり好ましくない。
好ましく、0〜1.0とすることがさらに好ましく、0
〜0.5とすることがより好ましい。このL1 /Dが
2.0を越えると前記と同様にニーリングが発生し、ま
た2種の重合体の接合面に偏りが生じて三日月状の断面
を有する複合繊維となって捲縮発現性の悪いものとな
る。またL1 /Dが2.0を越えると吐出孔の直径Dが
小径となるので、仕切板5の厚みを小さくしなければな
らず、そのため仕切板の強度低下および仕切板の挿入加
工が困難となり好ましくない。
【0016】一方、吐出孔の長さLは、図1ではL1 よ
り長く、図2ではLとL1 は同じ長さであるが、Lが長
すぎると吐出孔2内部での仕切板5下端の把持力が低下
する問題が生じるので、Lは2.0mm以下が好まし
く、1.0mm以下がより好ましい。
り長く、図2ではLとL1 は同じ長さであるが、Lが長
すぎると吐出孔2内部での仕切板5下端の把持力が低下
する問題が生じるので、Lは2.0mm以下が好まし
く、1.0mm以下がより好ましい。
【0017】本発明のサイドバイサイド型複合紡糸用口
金を用いて複合繊維を製造する方法は、粘度の異なる2
種の重合体の極限粘度については、低粘度側が0.45
〜0.6、高粘度側が0.65〜0.85のポリエチレ
ンテレフタレート系重合体が好ましく、高捲縮発現性能
を得るため、極限粘度差が0.1以上が好ましく、0.
2以上がより好ましい。高粘度側にイソフタル酸を6〜
12モル%共重合したポリエチレンテレフタレート系重
合体を用いると、さらに高捲縮発現性能が向上するので
好ましい。
金を用いて複合繊維を製造する方法は、粘度の異なる2
種の重合体の極限粘度については、低粘度側が0.45
〜0.6、高粘度側が0.65〜0.85のポリエチレ
ンテレフタレート系重合体が好ましく、高捲縮発現性能
を得るため、極限粘度差が0.1以上が好ましく、0.
2以上がより好ましい。高粘度側にイソフタル酸を6〜
12モル%共重合したポリエチレンテレフタレート系重
合体を用いると、さらに高捲縮発現性能が向上するので
好ましい。
【0018】上記のような高粘度の溶融重合体を誘導孔
7を介して導入孔下端の絞り部3aまたは4aに、低粘
度の溶融重合体を誘導孔8を介して導入孔下端の絞り部
3bまたは4bに供給し、吐出孔2の内部で合流させ、
合流後はでき得る限りズリ応力を小さくかつ短時間で吐
出すことが好ましい。
7を介して導入孔下端の絞り部3aまたは4aに、低粘
度の溶融重合体を誘導孔8を介して導入孔下端の絞り部
3bまたは4bに供給し、吐出孔2の内部で合流させ、
合流後はでき得る限りズリ応力を小さくかつ短時間で吐
出すことが好ましい。
【0019】本発明は、上記した如く、高粘度の溶融重
合体および低粘度の溶融重合体の両溶融重合体の溶融粘
度の違いからくる流速に差が発生しないようにするもの
であり、このようにして紡糸された繊維の断面は、図3
に示すように貼り合わされた境界面が略直線の複合繊維
が得られる。
合体および低粘度の溶融重合体の両溶融重合体の溶融粘
度の違いからくる流速に差が発生しないようにするもの
であり、このようにして紡糸された繊維の断面は、図3
に示すように貼り合わされた境界面が略直線の複合繊維
が得られる。
【0020】
【実施例】次に実施例によって本発明の効果を具体的に
説明する。
説明する。
【0021】実施例中の各特性値は次の方法でも求め
た。
た。
【0022】A.極限粘度[η] オルソクロロフェノール10mlに対し試料0.10g
を溶解し、温度25℃においてオストワルド粘度計を用
いて測定した。
を溶解し、温度25℃においてオストワルド粘度計を用
いて測定した。
【0023】B.ニーリング状態 溶融紡糸中に口金面から約30cm斜め下(ニーリング
方向に対して垂直方向)に長焦点顕微鏡カメラ(倍率=
10)を一定位置にセットして、口金1ホール当たりの
吐出量=0.65g/分で2m下まで自由落下させた状
態でビデオ撮影した。このビデオ画面から吐出孔中心位
置からニーリング後の吐出重合体(糸条)がストレート
になった時点の糸条中心位置までの幅すなわちベンデン
グ幅を測定した。
方向に対して垂直方向)に長焦点顕微鏡カメラ(倍率=
10)を一定位置にセットして、口金1ホール当たりの
吐出量=0.65g/分で2m下まで自由落下させた状
態でビデオ撮影した。このビデオ画面から吐出孔中心位
置からニーリング後の吐出重合体(糸条)がストレート
になった時点の糸条中心位置までの幅すなわちベンデン
グ幅を測定した。
【0024】実施例1〜9 表1に示すように極限粘度[η]が0.47(溶融粘度
は200ポイズ)および0.78(溶融粘度は4500
ポイズ)のポリエチレンテレフタレートを用い、2成分
複合紡糸機により紡糸温度295℃で溶融した。前記2
種の溶融重合体が吐出孔2内部で合流する図1の口金を
用い、L1 を0〜1.0mm、Dを0.5mm〜1.0
mmに変更した。複合比率が50対50となるように吐
出し、1500m/分の紡糸速度でサイドバイサイド型
複合紡糸を行い巻取った。この紡糸中に長焦点顕微鏡カ
メラによるビデオ撮影でニーリング状態を録画した。さ
らに該未延伸糸をステープル用延伸機を用いて延伸温度
90℃、延伸比2.2倍で延伸した後、平型熱板で12
0℃、7.5%弛緩熱処理を行い、単繊維繊度2デニー
ルのステープルとした。
は200ポイズ)および0.78(溶融粘度は4500
ポイズ)のポリエチレンテレフタレートを用い、2成分
複合紡糸機により紡糸温度295℃で溶融した。前記2
種の溶融重合体が吐出孔2内部で合流する図1の口金を
用い、L1 を0〜1.0mm、Dを0.5mm〜1.0
mmに変更した。複合比率が50対50となるように吐
出し、1500m/分の紡糸速度でサイドバイサイド型
複合紡糸を行い巻取った。この紡糸中に長焦点顕微鏡カ
メラによるビデオ撮影でニーリング状態を録画した。さ
らに該未延伸糸をステープル用延伸機を用いて延伸温度
90℃、延伸比2.2倍で延伸した後、平型熱板で12
0℃、7.5%弛緩熱処理を行い、単繊維繊度2デニー
ルのステープルとした。
【0025】比較例1〜4 口金板1の下面と2種の溶融重合体が合流する点までの
距離L1 を2.0〜3.5mm、L/D=1.2とし
て、2種の溶融重合体が合流する点が導入孔3内部にし
た口金を用いた以外は、実施例と同一条件で複合紡糸を
行った。この紡糸中に実施例と同様に長焦点顕微鏡カメ
ラによるビデオ撮影でニーリング状態を録画しその結果
を表1に合わせて示す。
距離L1 を2.0〜3.5mm、L/D=1.2とし
て、2種の溶融重合体が合流する点が導入孔3内部にし
た口金を用いた以外は、実施例と同一条件で複合紡糸を
行った。この紡糸中に実施例と同様に長焦点顕微鏡カメ
ラによるビデオ撮影でニーリング状態を録画しその結果
を表1に合わせて示す。
【0026】
【表1】 表1に示すように、粘度の異なる2種の溶融重合体が吐
出孔内部で合流し、L1 が1.0mm以下およびL1 /
Dが2.0以下の実施例1〜6では、ニーリングの発生
がほとんどなく、しかも複合繊維の断面観察では図3の
如く、接合面がほぼ直線となり、捲縮発現性能に優れた
複合繊維が得られた。しかしながら、L1 が1.0m
m、L1 /Dが2.0を越えるとニーリングの発生が大
きくなり、複合繊維の断面観察では接合面が若干三日月
状となっていた。
出孔内部で合流し、L1 が1.0mm以下およびL1 /
Dが2.0以下の実施例1〜6では、ニーリングの発生
がほとんどなく、しかも複合繊維の断面観察では図3の
如く、接合面がほぼ直線となり、捲縮発現性能に優れた
複合繊維が得られた。しかしながら、L1 が1.0m
m、L1 /Dが2.0を越えるとニーリングの発生が大
きくなり、複合繊維の断面観察では接合面が若干三日月
状となっていた。
【0027】一方、粘度の異なる2種の溶融重合体を導
入孔3内部で合流せしめた比較例1〜3では、ニーリン
グの発生が異常に大きく、複合繊維の断面観察では、図
4と同等の三日月状となり、捲縮発現性能が劣った複合
繊維となった。比較例4では、ニーリングのために吐出
重合体(糸条)が瞬間的に口金面に付着したり、離れた
りして安定な紡糸ができなかった。
入孔3内部で合流せしめた比較例1〜3では、ニーリン
グの発生が異常に大きく、複合繊維の断面観察では、図
4と同等の三日月状となり、捲縮発現性能が劣った複合
繊維となった。比較例4では、ニーリングのために吐出
重合体(糸条)が瞬間的に口金面に付着したり、離れた
りして安定な紡糸ができなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明の口金を用いることにより、溶融
粘度差の大きい重合体のサイドバイサイド型複合紡糸に
おいて、ニーリングの発生がなく、長時間安定紡糸が可
能であり、サイドバイサイド型の貼り合わされた接合面
が直線で、捲縮発現性能が高い複合繊維が生産性よく製
造することが可能である。また多ホール化も容易でステ
ープルファイバー用の口金としても可能である。
粘度差の大きい重合体のサイドバイサイド型複合紡糸に
おいて、ニーリングの発生がなく、長時間安定紡糸が可
能であり、サイドバイサイド型の貼り合わされた接合面
が直線で、捲縮発現性能が高い複合繊維が生産性よく製
造することが可能である。また多ホール化も容易でステ
ープルファイバー用の口金としても可能である。
【図1】本発明のサイドバイサイド型複合紡糸用口金の
一例を示す縦断面図である。
一例を示す縦断面図である。
【図2】本発明のサイドバイサイド型複合紡糸用口金の
他の一例を示す縦断面図である。
他の一例を示す縦断面図である。
【図3】本発明のサイドバイサイド型複合紡糸用口金を
用いて紡糸して得られる複合繊維の断面模式図である。
用いて紡糸して得られる複合繊維の断面模式図である。
【図4】従来のサイドバイサイド型複合紡糸用口金を用
いて紡糸して得られる複合繊維の断面模式図である。
いて紡糸して得られる複合繊維の断面模式図である。
1:口金板 2:吐出孔 3:導入孔 3a,3b:導入孔下端の絞り部 4:導入孔 4a,4b:導入孔下端の絞り部 5:仕切板 6:誘導板 7:誘導孔 8:誘導孔
Claims (5)
- 【請求項1】1つの吐出孔内部で合流するための2つの
導入孔を配置させてなることを特徴とするサイドバイサ
イド型複合紡糸用口金。 - 【請求項2】吐出孔が下記範囲を満足する請求項1記載
のサイドバイサイド型複合紡糸用口金。 0≦L1 ≦1.0 0≦L1 /D≦2.0 ここで、L1 :口金下面と2種の溶融重合体が合流する
点までの距離(mm) D :吐出孔の直径(mm) - 【請求項3】導入孔の上部から吐出孔の内部にわたって
仕切板を設けた請求項1または2記載のサイドバイサイ
ド型複合紡糸用口金。 - 【請求項4】粘度の異なる2種の溶融重合体を口金の吐
出孔内部で合流させた後、吐出することを特徴とするサ
イドバイサイド型複合繊維の製造方法。 - 【請求項5】粘度の異なる2種の重合体が、ポリエチレ
ンテレフタレート系重合体からなり、該重合体の低粘度
側の極限粘度が0.45〜0.6、高粘度側の極限粘度
が0.65〜0.85であり、極限粘度差が0.1以上
であることを特徴とする請求項4記載のサイドバイサイ
ド型複合繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1301996A JPH09209217A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | サイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1301996A JPH09209217A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | サイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209217A true JPH09209217A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11821445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1301996A Pending JPH09209217A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | サイドバイサイド型複合紡糸用口金および複合繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209217A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101979656B1 (ko) | 2018-01-26 | 2019-05-17 | 주식회사 대영합섬 | 복합가연사 및 이의 제조방법 |
| KR20200037978A (ko) | 2018-10-02 | 2020-04-10 | 도레이첨단소재 주식회사 | 심초형 복합가연사 및 이의 제조방법 |
| WO2021128750A1 (zh) * | 2019-12-24 | 2021-07-01 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一步法cdp/pet双组份复合丝及其制备方法 |
| CN114775081A (zh) * | 2022-04-02 | 2022-07-22 | 东华大学 | 一种用于并列复合纺丝界面控制的组件结构 |
| CN115821405A (zh) * | 2021-09-17 | 2023-03-21 | 苏州斯宾耐特化纤科技有限公司 | 一种喷丝板及其应用 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP1301996A patent/JPH09209217A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101979656B1 (ko) | 2018-01-26 | 2019-05-17 | 주식회사 대영합섬 | 복합가연사 및 이의 제조방법 |
| KR20200037978A (ko) | 2018-10-02 | 2020-04-10 | 도레이첨단소재 주식회사 | 심초형 복합가연사 및 이의 제조방법 |
| WO2021128750A1 (zh) * | 2019-12-24 | 2021-07-01 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一步法cdp/pet双组份复合丝及其制备方法 |
| JP2022550637A (ja) * | 2019-12-24 | 2022-12-02 | 江蘇恒力化繊股▲ふん▼有限公司 | 直延伸法によるcdp/pet二成分複合繊維及びその製造方法 |
| CN115821405A (zh) * | 2021-09-17 | 2023-03-21 | 苏州斯宾耐特化纤科技有限公司 | 一种喷丝板及其应用 |
| CN114775081A (zh) * | 2022-04-02 | 2022-07-22 | 东华大学 | 一种用于并列复合纺丝界面控制的组件结构 |
| CN114775081B (zh) * | 2022-04-02 | 2023-07-04 | 东华大学 | 一种用于并列复合纺丝界面控制的组件结构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7319470B2 (ja) | 編物に用いる自発巻縮弾性混繊糸の製造方法 | |
| JP7427882B2 (ja) | 偏心芯鞘複合短繊維を用いた不織布 | |
| JP3546635B2 (ja) | 芯鞘複合繊維紡糸用口金板及び口金装置 | |
| JP2002363828A (ja) | 貼合型複合繊維およびその製造方法 | |
| JPH07173708A (ja) | 異形断面繊維の紡糸口金及び該紡糸口金を用いた異形断面繊維の製造方法 | |
| JPH1150329A (ja) | 偏心複合繊維の溶融紡糸方法 | |
| JPH0653973B2 (ja) | 異形断面中空糸製造用紡糸口金 | |
| JPH101816A (ja) | 溶融紡糸口金 | |
| JPH07310225A (ja) | 芯鞘中空複合繊維用紡糸口金及び芯鞘中空複合繊維の製造法 | |
| JPH0663131B2 (ja) | ポリエステル中空複合繊維の製造方法 | |
| JP3274632B2 (ja) | 潜在捲縮性ポリエステル複合繊維の製造方法 | |
| JP3725064B2 (ja) | スクリーン紗用ポリエステルモノフィラメント | |
| JP2000027025A (ja) | 中空複合繊維の製造方法 | |
| JPH11152615A (ja) | 中空糸用紡糸口金 | |
| JPH1112844A (ja) | 芯鞘複合中空繊維紡糸用口金装置 | |
| JP2001115339A (ja) | 太繊度ポリエステル中空複合繊維及びその製造方法 | |
| JPS61108707A (ja) | 偏心中空繊維の溶融紡糸方法 | |
| JP2006144165A (ja) | 自己捲縮性複合繊維及びその製造方法 | |
| JP3689956B2 (ja) | 溶融紡糸用口金 | |
| JP2001234425A (ja) | 複合紡糸方法及び複合紡糸口金 | |
| JP4506010B2 (ja) | 芯鞘複合繊維用溶融紡糸口金装置 | |
| JPH02307905A (ja) | 複合紡糸口金 | |
| JPH07310224A (ja) | 芯鞘中空複合繊維用紡糸口金及び芯鞘中空複合繊維の製造方法 | |
| KR100245664B1 (ko) | 계면접착성과 권축특성이 우수한 사이드 바이 사이드형 자발권축섬유 | |
| JPH0830285B2 (ja) | 自己捲縮性複合フイラメント |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |