JPH09209573A - 壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法 - Google Patents
壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法Info
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- JPH09209573A JPH09209573A JP2000096A JP2000096A JPH09209573A JP H09209573 A JPH09209573 A JP H09209573A JP 2000096 A JP2000096 A JP 2000096A JP 2000096 A JP2000096 A JP 2000096A JP H09209573 A JPH09209573 A JP H09209573A
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- locking
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- wall body
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 枠組と板材とからなる壁体を吊り上げる際
に、壁体の上端部の横方向の棧材部分で吊り上げるに
は、この棧材を補強する必要があった。 【解決手段】 大型パネル(壁体)1には、上下方向に
沿った棧材6の部分に、垂直な挿入孔18が形成されて
いる。また、挿入孔18に直交する係止孔19が形成さ
れている。挿入孔18及び係止孔19は、大型パネル1
を構成する壁パネルの上下方向に沿った接合端面に縦溝
と横溝を形成して壁パネル同士を接合することで形成さ
れる。十手金具11を挿入孔18に挿入し、十手金具1
1の係止片11b、11bを突出させて係止孔19、1
9に挿入させる。これにより大型パネル1の縦方向に沿
った棧材6に十手金具11を係止して大型パネル1を吊
り上げられる。大型パネル1を吊り上げた際に、縦方向
の棧材6に大型パネル1の荷重がかかるので、棧材6を
補強しなくとも吊り上げが可能となる。
に、壁体の上端部の横方向の棧材部分で吊り上げるに
は、この棧材を補強する必要があった。 【解決手段】 大型パネル(壁体)1には、上下方向に
沿った棧材6の部分に、垂直な挿入孔18が形成されて
いる。また、挿入孔18に直交する係止孔19が形成さ
れている。挿入孔18及び係止孔19は、大型パネル1
を構成する壁パネルの上下方向に沿った接合端面に縦溝
と横溝を形成して壁パネル同士を接合することで形成さ
れる。十手金具11を挿入孔18に挿入し、十手金具1
1の係止片11b、11bを突出させて係止孔19、1
9に挿入させる。これにより大型パネル1の縦方向に沿
った棧材6に十手金具11を係止して大型パネル1を吊
り上げられる。大型パネル1を吊り上げた際に、縦方向
の棧材6に大型パネル1の荷重がかかるので、棧材6を
補強しなくとも吊り上げが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物の
構築において、壁体を形成した後に、建築物の壁部分に
壁体を据え付ける場合に、壁体を吊り上げるための壁体
の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法に関す
る。
構築において、壁体を形成した後に、建築物の壁部分に
壁体を据え付ける場合に、壁体を吊り上げるための壁体
の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、棧材からなる矩形枠状の枠体の
少なくとも一方の面に面材が貼設された木製パネルを予
め作成しておき、建築現場において、上記木製パネルを
組み付けることにより、住宅等の建築物の床、壁、屋根
等を構築することで、現場での施工を省力化したパネル
工法が知られている。
少なくとも一方の面に面材が貼設された木製パネルを予
め作成しておき、建築現場において、上記木製パネルを
組み付けることにより、住宅等の建築物の床、壁、屋根
等を構築することで、現場での施工を省力化したパネル
工法が知られている。
【0003】また、パネル工法において、予め複数の上
記木製パネルを組み付けて大型パネルを形成し、該大型
パネルを建築現場に設置することで建築物を構築するこ
とにより、さらに現場での施工を省力化したパネル工法
が知られている。上記大型パネル(壁用)1は、図8に
示すように、例えば、4つの木製パネル(壁パネル2
(2a、2b、2c、2d))から構成されている。な
お、図8に示す大型パネル1は、中央部に窓用の開口部
3が形成され、開口部3の両測部に方立4、4が配置さ
れたものである。
記木製パネルを組み付けて大型パネルを形成し、該大型
パネルを建築現場に設置することで建築物を構築するこ
とにより、さらに現場での施工を省力化したパネル工法
が知られている。上記大型パネル(壁用)1は、図8に
示すように、例えば、4つの木製パネル(壁パネル2
(2a、2b、2c、2d))から構成されている。な
お、図8に示す大型パネル1は、中央部に窓用の開口部
3が形成され、開口部3の両測部に方立4、4が配置さ
れたものである。
【0004】また、図9は、上記大型パネル1の上部
を、各壁パネル2の面材(図8に図示)5(5a、5
b、5c)を取り除いた状態で示したものである。そし
て、大型パネル1においては、各壁パネル2…の棧材6
…からなる枠体7(7a、7b、7c)が上下に延在す
る左右側部の棧材6(6r、6l)の部分で接合され、
大型パネル1の枠組8を形成している。また、各壁パネ
ル2…の面材5から大型パネル1の面を構成する板材1
0が形成されている。なお、上記大型パネル1により壁
を構築する場合には、建築現場において大型パネル1を
立てた状態で設置する必要があるが、パネルが大型化し
て重くなるにしたがって、作業員の手作業による施工が
困難になる。
を、各壁パネル2の面材(図8に図示)5(5a、5
b、5c)を取り除いた状態で示したものである。そし
て、大型パネル1においては、各壁パネル2…の棧材6
…からなる枠体7(7a、7b、7c)が上下に延在す
る左右側部の棧材6(6r、6l)の部分で接合され、
大型パネル1の枠組8を形成している。また、各壁パネ
ル2…の面材5から大型パネル1の面を構成する板材1
0が形成されている。なお、上記大型パネル1により壁
を構築する場合には、建築現場において大型パネル1を
立てた状態で設置する必要があるが、パネルが大型化し
て重くなるにしたがって、作業員の手作業による施工が
困難になる。
【0005】したがって、上記大型パネル1により壁を
構築する場合においては、基本的に、クレーン等の吊り
上げ装置により大型パネル1を立てた状態に吊り上げ
て、構築すべき壁の部分に大型パネル1を設置してい
る。上記クレーンにより大型パネル1を吊り上げる際に
は、図8に示すようにクレーンの牽引用の掛止具として
パネルハンガー9と呼ばれるものを用いている。
構築する場合においては、基本的に、クレーン等の吊り
上げ装置により大型パネル1を立てた状態に吊り上げ
て、構築すべき壁の部分に大型パネル1を設置してい
る。上記クレーンにより大型パネル1を吊り上げる際に
は、図8に示すようにクレーンの牽引用の掛止具として
パネルハンガー9と呼ばれるものを用いている。
【0006】上記パネルハンガー9は、引き上げられた
際に水平に配置される支持棒9aと、該支持棒9aをク
レーンのワイヤWのフックFに掛けるための支持ワイヤ
9bと、上記支持棒9aの左右両端部からそれぞれ垂下
された二本の吊り上げチェーン9c、9cと、これら二
本の吊り上げチェーン9c、9cの先端部にそれぞれ取
り付けられた十手金具11、11とからなるものであ
る。
際に水平に配置される支持棒9aと、該支持棒9aをク
レーンのワイヤWのフックFに掛けるための支持ワイヤ
9bと、上記支持棒9aの左右両端部からそれぞれ垂下
された二本の吊り上げチェーン9c、9cと、これら二
本の吊り上げチェーン9c、9cの先端部にそれぞれ取
り付けられた十手金具11、11とからなるものであ
る。
【0007】上記十手金具11は、上記吊り上げチェー
ン9cに接続されて垂直に配置される棒体11aと、該
棒体11aの先端部から左右にそれぞれ出没自在とされ
る係止片(実施例の図1に図示)11b、11bと、該
係止片11b、11bの出没を操作するレバー11c
と、該レバー11cに接合されて離れた場所からレバー
11cの操作を可能とするチェーン11dとからなる。
ン9cに接続されて垂直に配置される棒体11aと、該
棒体11aの先端部から左右にそれぞれ出没自在とされ
る係止片(実施例の図1に図示)11b、11bと、該
係止片11b、11bの出没を操作するレバー11c
と、該レバー11cに接合されて離れた場所からレバー
11cの操作を可能とするチェーン11dとからなる。
【0008】そして、従来、大型パネル1には、大型パ
ネル1の上端面を構成する框材(図9の棧材6(6
u))に上記二つの十手金具11、11の間隔と略同じ
間隔で二つの貫通孔(図示略)が形成されていた。そし
て、大型パネル1においては、上記二つの貫通孔に十手
金具11、11の先端部を挿入し、上記框材(棧材6
u)の下側で十手金具11の係止片11b、11bを左
右に突出させることで、上記框材(棧材6u)に十手金
具11、11を掛止できるようになっていた。そして、
上述のように十手金具11、11を掛止させた状態で、
パネルハンガー9をクレーンで引き上げることにより、
図8に示すように壁体となる大型パネル1を立てた状態
に吊り上げていた。
ネル1の上端面を構成する框材(図9の棧材6(6
u))に上記二つの十手金具11、11の間隔と略同じ
間隔で二つの貫通孔(図示略)が形成されていた。そし
て、大型パネル1においては、上記二つの貫通孔に十手
金具11、11の先端部を挿入し、上記框材(棧材6
u)の下側で十手金具11の係止片11b、11bを左
右に突出させることで、上記框材(棧材6u)に十手金
具11、11を掛止できるようになっていた。そして、
上述のように十手金具11、11を掛止させた状態で、
パネルハンガー9をクレーンで引き上げることにより、
図8に示すように壁体となる大型パネル1を立てた状態
に吊り上げていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に十手金具11、11を大型パネル1の上端面を構成す
る框材(棧材6u)に掛止した場合には、大型パネル1
を吊り上げた際に、上記框材(棧材6u)に大型パネル
1の荷重がかかることになり、框材(棧材6u)に比較
的大きな曲げ応力がかかることになる。
に十手金具11、11を大型パネル1の上端面を構成す
る框材(棧材6u)に掛止した場合には、大型パネル1
を吊り上げた際に、上記框材(棧材6u)に大型パネル
1の荷重がかかることになり、框材(棧材6u)に比較
的大きな曲げ応力がかかることになる。
【0010】そして、上述のように大型パネル1を吊り
上げる際に、框材(棧材6u)において必要充分な強度
は、建築部材として框材(棧材6u)において必要充分
な強度より大きくなる可能性がある。したがって、上記
従来の大型パネル1においては、框材(棧材6u)の上
記貫通孔が形成された部分の下側に、埋木12、12を
接合して框材(棧材6u)の補強を図っていた。
上げる際に、框材(棧材6u)において必要充分な強度
は、建築部材として框材(棧材6u)において必要充分
な強度より大きくなる可能性がある。したがって、上記
従来の大型パネル1においては、框材(棧材6u)の上
記貫通孔が形成された部分の下側に、埋木12、12を
接合して框材(棧材6u)の補強を図っていた。
【0011】上記埋木12、12は、大型パネル1を吊
り上げるために取り付けられたものであり、大型パネル
1を住宅の躯体として用いる際には必要のないものであ
る。そして、上述のように埋木12、12を用いること
により、大型パネル1の製造の手間が増えるとともに、
大型パネル1のコストが上がる可能性があった。
り上げるために取り付けられたものであり、大型パネル
1を住宅の躯体として用いる際には必要のないものであ
る。そして、上述のように埋木12、12を用いること
により、大型パネル1の製造の手間が増えるとともに、
大型パネル1のコストが上がる可能性があった。
【0012】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、壁体となる大型パネルに吊り上げ用の補強部
材を設けることなく、大型パネルを吊り上げることが可
能な壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法
を提供することを目的とするものである。
のであり、壁体となる大型パネルに吊り上げ用の補強部
材を設けることなく、大型パネルを吊り上げることが可
能な壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
壁体の吊り上げ用係止構造は、図1に示すように、複数
の棧材6からなる枠組8と該枠組8の少なくとも一方の
面に貼設された板材(図8に図示)10とを具備してな
る壁体(大型パネル1)に、吊り上げ装置の係止部材
(十手金具11)を係止して、上記壁体(大型パネル
1)を吊り上げるためのものであり、上記枠組8の略上
下に延在する棧材6に、上記吊り上げ装置の係止部材
(十手金具11)が係止可能な係止部14が形成される
とともに、上記壁体(大型パネル1)の上端部に開口
し、かつ、上記棧材6の係止部14まで上記吊り上げ装
置の係止部材(十手金具11)を挿入可能な開口部15
が形成されていることを上記課題の解決手段とした。
壁体の吊り上げ用係止構造は、図1に示すように、複数
の棧材6からなる枠組8と該枠組8の少なくとも一方の
面に貼設された板材(図8に図示)10とを具備してな
る壁体(大型パネル1)に、吊り上げ装置の係止部材
(十手金具11)を係止して、上記壁体(大型パネル
1)を吊り上げるためのものであり、上記枠組8の略上
下に延在する棧材6に、上記吊り上げ装置の係止部材
(十手金具11)が係止可能な係止部14が形成される
とともに、上記壁体(大型パネル1)の上端部に開口
し、かつ、上記棧材6の係止部14まで上記吊り上げ装
置の係止部材(十手金具11)を挿入可能な開口部15
が形成されていることを上記課題の解決手段とした。
【0014】上記構成によれば、吊り上げ装置の係止部
材(十手金具11)は、壁体(大型パネル1)の開口部
15から壁体(大型パネル1)の略上下方向に延在する
棧材6の係止部14に係止されることになる。したがっ
て、吊り上げ装置により壁体(大型パネル1)を吊り上
げた際には、上下方向に延在する棧材6に壁体(大型パ
ネル1)の荷重がかかることになる。そして、上下方向
に延在する棧材6には、上述のように壁体(大型パネル
1)の水平方向に延在する棧材(図9に図示)6uであ
る框材に壁体(大型パネル1)の荷重がかかった場合の
ように大きな曲げ応力がかかることがない。
材(十手金具11)は、壁体(大型パネル1)の開口部
15から壁体(大型パネル1)の略上下方向に延在する
棧材6の係止部14に係止されることになる。したがっ
て、吊り上げ装置により壁体(大型パネル1)を吊り上
げた際には、上下方向に延在する棧材6に壁体(大型パ
ネル1)の荷重がかかることになる。そして、上下方向
に延在する棧材6には、上述のように壁体(大型パネル
1)の水平方向に延在する棧材(図9に図示)6uであ
る框材に壁体(大型パネル1)の荷重がかかった場合の
ように大きな曲げ応力がかかることがない。
【0015】すなわち、上下に延在する棧材6に下方向
に向かう壁体(大型パネル1)の荷重がかかった場合に
は、棧材6に対して主に引っ張り応力がかかることにな
るが、曲げ応力はあまりかからず、棧材6を補強しなく
とも充分かつ安全に壁体(大型パネル1)を吊り上げる
ことが可能となる。したがって、従来のように、壁体
(大型パネル1)を吊り上げるためだけに強度を補強す
る何らかの補強部材を壁体(大型パネル1)に付加する
必要がなく、壁体(大型パネル1)の製造の省力化及び
コストダウンを図ることができる。
に向かう壁体(大型パネル1)の荷重がかかった場合に
は、棧材6に対して主に引っ張り応力がかかることにな
るが、曲げ応力はあまりかからず、棧材6を補強しなく
とも充分かつ安全に壁体(大型パネル1)を吊り上げる
ことが可能となる。したがって、従来のように、壁体
(大型パネル1)を吊り上げるためだけに強度を補強す
る何らかの補強部材を壁体(大型パネル1)に付加する
必要がなく、壁体(大型パネル1)の製造の省力化及び
コストダウンを図ることができる。
【0016】なお、上記壁体は、棧材からなる枠組と板
材とからなり、設置に際してクレーン等の吊り上げ装置
により吊り上げられる場合があるものならば特に限定さ
れるものではなく、例えば、従来例で述べた木製パネル
や、該木製パネルからなる大型パネルや、その他の木製
の枠組と板材とからなる木製のものや、木材以外の材料
を用いたものなどでも良い。
材とからなり、設置に際してクレーン等の吊り上げ装置
により吊り上げられる場合があるものならば特に限定さ
れるものではなく、例えば、従来例で述べた木製パネル
や、該木製パネルからなる大型パネルや、その他の木製
の枠組と板材とからなる木製のものや、木材以外の材料
を用いたものなどでも良い。
【0017】また、これらの壁体が他の壁体や床体など
とユニット化されていた場合でも、ユニットの壁体部分
を吊り上げるのに、本発明を応用することができる。ま
た、上記開口部は、上記係止部まで上記吊り上げ装置の
係止部材を壁体の上端部から挿入することができれば、
どのような構成でも良く、例えば、上記棧材に設けられ
た挿入孔や貫通孔、上記板材に設けられた切り欠き部な
どでも良い。
とユニット化されていた場合でも、ユニットの壁体部分
を吊り上げるのに、本発明を応用することができる。ま
た、上記開口部は、上記係止部まで上記吊り上げ装置の
係止部材を壁体の上端部から挿入することができれば、
どのような構成でも良く、例えば、上記棧材に設けられ
た挿入孔や貫通孔、上記板材に設けられた切り欠き部な
どでも良い。
【0018】また、上記係止部は、吊り上げ装置の係止
部材を係止できるものならばどのような構成でも良く、
例えば、壁体の棧材に設けられた孔、溝、段差、突出片
などでも良く、さらに、係止可能な部材を棧材に接合し
たものでも良い。また、上記吊り上げ装置は、例えば、
周知の各種クレーン等のように壁体を吊り上げ可能なも
のならば、特に限定されるものではない。
部材を係止できるものならばどのような構成でも良く、
例えば、壁体の棧材に設けられた孔、溝、段差、突出片
などでも良く、さらに、係止可能な部材を棧材に接合し
たものでも良い。また、上記吊り上げ装置は、例えば、
周知の各種クレーン等のように壁体を吊り上げ可能なも
のならば、特に限定されるものではない。
【0019】また、吊り上げ装置の係止部材は、吊り上
げ装置の牽引用ワイヤの先端部もしくは牽引用ワイヤの
先端部に設けれた他のの部材に接合され、かつ、上記壁
体の開口部から挿入されて上記棧材の係止部に係止可能
なものならばどのようなもので良く、例えば、各種のフ
ックや、上記従来例で述べた十手金具などを用いること
ができる。
げ装置の牽引用ワイヤの先端部もしくは牽引用ワイヤの
先端部に設けれた他のの部材に接合され、かつ、上記壁
体の開口部から挿入されて上記棧材の係止部に係止可能
なものならばどのようなもので良く、例えば、各種のフ
ックや、上記従来例で述べた十手金具などを用いること
ができる。
【0020】また、十手金具のように係止部分が出没自
在となっていれば、開口部が狭くても比較的容易に係止
部材を係止部まで挿入できるとともに、係止部分を引っ
込めることにより、容易に係止を解除して、係止部材を
壁体から外すことができるので、係止部材はその係止部
分が出没自在となっていることが好ましい。
在となっていれば、開口部が狭くても比較的容易に係止
部材を係止部まで挿入できるとともに、係止部分を引っ
込めることにより、容易に係止を解除して、係止部材を
壁体から外すことができるので、係止部材はその係止部
分が出没自在となっていることが好ましい。
【0021】本発明の請求項2記載の壁体の吊り上げ用
係止構造は、上記壁体(大型パネル1)が、棧材6から
形成された矩形枠状の枠体(図3に図示)7と、該枠体
7の少なくとも一方の面に貼設された面材(図8に図
示)5とを具備してなる複数の壁パネル2を、互いに上
記枠体7の外側側面からなる接合端面同士で接合するこ
とにより形成され、かつ、上記壁体(大型パネル1)の
枠組8が上記壁パネル2の枠体7から形成され、左右に
隣接する上記壁パネル2、2同士の接合部に配置されて
互いに接合される棧材6に上記係止部14が形成されて
いることを上記課題の解決手段とした。
係止構造は、上記壁体(大型パネル1)が、棧材6から
形成された矩形枠状の枠体(図3に図示)7と、該枠体
7の少なくとも一方の面に貼設された面材(図8に図
示)5とを具備してなる複数の壁パネル2を、互いに上
記枠体7の外側側面からなる接合端面同士で接合するこ
とにより形成され、かつ、上記壁体(大型パネル1)の
枠組8が上記壁パネル2の枠体7から形成され、左右に
隣接する上記壁パネル2、2同士の接合部に配置されて
互いに接合される棧材6に上記係止部14が形成されて
いることを上記課題の解決手段とした。
【0022】上記構成によれば、上記壁体(大型パネル
1)は複数の壁パネル2を接合したものとなり、壁体
(大型パネル1)の枠組8は、壁パネル2の棧材6から
形成される枠体7からなることになる。また、左右に隣
接される上記壁パネル2は、(図3に示すように)枠体
7の側面同士が接合されることになり、壁パネル2同士
の接合部分では、枠体7を構成する上下に延在する棧材
6同士が接合された状態となっている。
1)は複数の壁パネル2を接合したものとなり、壁体
(大型パネル1)の枠組8は、壁パネル2の棧材6から
形成される枠体7からなることになる。また、左右に隣
接される上記壁パネル2は、(図3に示すように)枠体
7の側面同士が接合されることになり、壁パネル2同士
の接合部分では、枠体7を構成する上下に延在する棧材
6同士が接合された状態となっている。
【0023】すなわち、壁パネル2同士の接合部分で
は、二本の上下に延在する棧材6が接合されて互いに補
強しあっているので、他の棧材6より高い強度を有する
状態となっている。したがって、左右に隣接する上記壁
パネル2の接合部に配置されて互いに接合される棧材に
上記係止部14を形成すれば、壁体(大型パネル1)を
吊り上げた際に、互いに接合されて高い強度を有する棧
材6に壁体(大型パネル1)の荷重がかかるので、棧材
6を補強することなく、充分かつ安全に壁体(大型パネ
ル1)を吊り上げることができる。
は、二本の上下に延在する棧材6が接合されて互いに補
強しあっているので、他の棧材6より高い強度を有する
状態となっている。したがって、左右に隣接する上記壁
パネル2の接合部に配置されて互いに接合される棧材に
上記係止部14を形成すれば、壁体(大型パネル1)を
吊り上げた際に、互いに接合されて高い強度を有する棧
材6に壁体(大型パネル1)の荷重がかかるので、棧材
6を補強することなく、充分かつ安全に壁体(大型パネ
ル1)を吊り上げることができる。
【0024】本発明の請求項3記載の壁体の吊り上げ用
係止構造は、図3に示すように、上記壁パネル2を左右
に並べて接合して上記壁体(大型パネル1)を形成する
際に、上記壁パネル2の接合端面となる壁パネル2の枠
体7の側面に、図2に示すように、上記壁パネル2同士
を接合した際に上記係止部材(十手金具11)を挿入可
能な開口部15となり、かつ、上記壁パネル2の上面側
に開口する略上下方向の縦溝16と、上記壁パネル2同
士を接合した際に上記係止部14となり、かつ、上記縦
溝16から略水平方向に延出する横溝17とが形成され
ていることを上記課題の解決手段とした。
係止構造は、図3に示すように、上記壁パネル2を左右
に並べて接合して上記壁体(大型パネル1)を形成する
際に、上記壁パネル2の接合端面となる壁パネル2の枠
体7の側面に、図2に示すように、上記壁パネル2同士
を接合した際に上記係止部材(十手金具11)を挿入可
能な開口部15となり、かつ、上記壁パネル2の上面側
に開口する略上下方向の縦溝16と、上記壁パネル2同
士を接合した際に上記係止部14となり、かつ、上記縦
溝16から略水平方向に延出する横溝17とが形成され
ていることを上記課題の解決手段とした。
【0025】上記構成によれば、上記壁パネル2の接合
端面を構成する壁パネル2の枠体7の側面、すなわち、
上述のように互いに接合されるとともに上下に延在する
棧材6の接合面に、壁パネル2の上面側に開口する略上
下方向の縦溝16と、上記縦溝16から略水平方向に延
出する横溝17とが形成されることになる。
端面を構成する壁パネル2の枠体7の側面、すなわち、
上述のように互いに接合されるとともに上下に延在する
棧材6の接合面に、壁パネル2の上面側に開口する略上
下方向の縦溝16と、上記縦溝16から略水平方向に延
出する横溝17とが形成されることになる。
【0026】そして、上述のように壁パネル2を接合し
た場合には、図1及び図3に示すように、上述の上下に
延在する棧材6同士が接合され、ほぼ一つの棧材6、6
となるが、この際に、上記縦溝16は、接合されて形成
されたほぼ一つの棧材6の上面から上記横溝17まで達
する挿入孔18、すなわち上記開口部15となる。ま
た、上記横溝17は、上記挿入孔18から横方向に延出
する係止孔19、すなわち、上記係止部14となり、上
記吊り上げ装置の係止部材(十手金具11)を上記縦溝
16からなる開口部15から挿入して係止部14に掛止
することが可能なものとなる。
た場合には、図1及び図3に示すように、上述の上下に
延在する棧材6同士が接合され、ほぼ一つの棧材6、6
となるが、この際に、上記縦溝16は、接合されて形成
されたほぼ一つの棧材6の上面から上記横溝17まで達
する挿入孔18、すなわち上記開口部15となる。ま
た、上記横溝17は、上記挿入孔18から横方向に延出
する係止孔19、すなわち、上記係止部14となり、上
記吊り上げ装置の係止部材(十手金具11)を上記縦溝
16からなる開口部15から挿入して係止部14に掛止
することが可能なものとなる。
【0027】すなわち、壁体(大型パネル1)とされる
前の壁パネル2の接合端面に上述のような縦溝16と横
溝17とを形成する簡単な方法により、上記請求項1及
び2記載の構成と同様の効果を奏する壁体(大型パネル
1)の吊り上げ用係止構造を設けることが可能となる。
なお、上記縦溝及び横溝は、互いに接合される二つの接
合端面の両側に設けても良いし、片側だけに設けても良
い。
前の壁パネル2の接合端面に上述のような縦溝16と横
溝17とを形成する簡単な方法により、上記請求項1及
び2記載の構成と同様の効果を奏する壁体(大型パネル
1)の吊り上げ用係止構造を設けることが可能となる。
なお、上記縦溝及び横溝は、互いに接合される二つの接
合端面の両側に設けても良いし、片側だけに設けても良
い。
【0028】本発明の請求項4記載の壁体の吊り上げ用
係止構造は、図4に示すように、上記壁体(大型パネル
1)を形成するに際して左右に並べて接合される上記壁
パネル2の接合端面を構成する壁パネル2の枠体7の側
面に、上記係止部14となる係止孔20が形成されると
ともに、上記壁体(大型パネル1)の上端面から上記係
止孔20に至るように上記開口部15となる挿入孔21
が形成されていることを上記課題の解決手段とした。
係止構造は、図4に示すように、上記壁体(大型パネル
1)を形成するに際して左右に並べて接合される上記壁
パネル2の接合端面を構成する壁パネル2の枠体7の側
面に、上記係止部14となる係止孔20が形成されると
ともに、上記壁体(大型パネル1)の上端面から上記係
止孔20に至るように上記開口部15となる挿入孔21
が形成されていることを上記課題の解決手段とした。
【0029】上記構成によれば、上記壁体(大型パネル
1)とされる前の壁パネル2の接合端面に係止孔20を
形成し、次いで、壁パネル2同士を接合して壁体(大型
パネル1)を形成するとともに、壁体(大型パネル1)
の上端面から上記係止孔20に至り、かつ上記開口部1
5となる挿入孔21を形成することにより、簡単に上記
請求項1及び2記載の構成と同様の効果を奏する壁体の
吊り上げ用係止構造を設けることが可能となる。
1)とされる前の壁パネル2の接合端面に係止孔20を
形成し、次いで、壁パネル2同士を接合して壁体(大型
パネル1)を形成するとともに、壁体(大型パネル1)
の上端面から上記係止孔20に至り、かつ上記開口部1
5となる挿入孔21を形成することにより、簡単に上記
請求項1及び2記載の構成と同様の効果を奏する壁体の
吊り上げ用係止構造を設けることが可能となる。
【0030】なお、上記係止孔は、壁パネルの枠体とな
る棧材を貫通するように形成しても良いし、また、壁パ
ネル2の互いに接合される接合端面の両方に形成するも
のとしても良いし、片方に形成するものとしても良い。
また、上記挿入孔は、互い接合された棧材の上端から上
記係止孔に至るように上記棧材に形成しても良いし、上
記壁体の上辺を構成する棧材に上記挿入孔となる貫通孔
を形成し、該貫通孔から係止部材を挿入して、係止孔に
係止するものとしても良い。
る棧材を貫通するように形成しても良いし、また、壁パ
ネル2の互いに接合される接合端面の両方に形成するも
のとしても良いし、片方に形成するものとしても良い。
また、上記挿入孔は、互い接合された棧材の上端から上
記係止孔に至るように上記棧材に形成しても良いし、上
記壁体の上辺を構成する棧材に上記挿入孔となる貫通孔
を形成し、該貫通孔から係止部材を挿入して、係止孔に
係止するものとしても良い。
【0031】本発明の請求項5記載の壁体の吊り上げ方
法は、図1に示すように、上記請求項1、2、3または
4記載の壁体の吊り上げ用係止構造を用いて上記壁体
(大型パネル1)を吊り上げる壁体(大型パネル1)の
吊り上げ方法であって、上記吊り上げ装置の係止部材
(十手金具11)を上記壁体(大型パネル1)の上端部
に開口する上記開口部15に挿入するとともに、上記係
止部材(十手金具11)を上記壁体(大型パネル1)の
枠組8の略上下方向に沿った棧材6の係止部14に係止
させ、次いで、上記係止部材(十手金具11)を引き上
げることにより、上記壁体(大型パネル1)を立てた状
態に吊り上げることを上記課題の解決手段とした。
法は、図1に示すように、上記請求項1、2、3または
4記載の壁体の吊り上げ用係止構造を用いて上記壁体
(大型パネル1)を吊り上げる壁体(大型パネル1)の
吊り上げ方法であって、上記吊り上げ装置の係止部材
(十手金具11)を上記壁体(大型パネル1)の上端部
に開口する上記開口部15に挿入するとともに、上記係
止部材(十手金具11)を上記壁体(大型パネル1)の
枠組8の略上下方向に沿った棧材6の係止部14に係止
させ、次いで、上記係止部材(十手金具11)を引き上
げることにより、上記壁体(大型パネル1)を立てた状
態に吊り上げることを上記課題の解決手段とした。
【0032】上記構成によれば、壁体(大型パネル1)
を吊り上げた際に、上記請求項1〜4記載の構成と同様
に、縦方向に沿った棧材6に壁体の荷重がかかることに
なり、棧材6に対して主に引っ張り応力がかかることに
なるが、曲げ応力はあまりかからず、棧材6を補強しな
くとも充分かつ確実に壁体(大型パネル1)を吊り上げ
ることが可能となる。
を吊り上げた際に、上記請求項1〜4記載の構成と同様
に、縦方向に沿った棧材6に壁体の荷重がかかることに
なり、棧材6に対して主に引っ張り応力がかかることに
なるが、曲げ応力はあまりかからず、棧材6を補強しな
くとも充分かつ確実に壁体(大型パネル1)を吊り上げ
ることが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の第
一例の壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方
法を図面を参照して説明する。なお、第一例で吊り上げ
られる壁体は、基本的に本発明に係わる吊り上げ用係止
構造を除いて、上記従来例で述べた木製パネル(壁パネ
ル)からなる大型パネルと同様の構成を有するものであ
り、従来例と同様の構成要素に同一の符号を付して、壁
体の吊り上げ用係止構造以外の部分の説明を省略する。
また、第一例の壁体の吊り上げ方法においては、上記従
来例で述べたクレーン及び十手金具(係止部材)を有す
るパネルハンガーとほぼ同様のものが用いられるので、
従来例と同様の構成要素に同一の符号を付してこれらの
吊り上げ装置の説明を省略する。
一例の壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方
法を図面を参照して説明する。なお、第一例で吊り上げ
られる壁体は、基本的に本発明に係わる吊り上げ用係止
構造を除いて、上記従来例で述べた木製パネル(壁パネ
ル)からなる大型パネルと同様の構成を有するものであ
り、従来例と同様の構成要素に同一の符号を付して、壁
体の吊り上げ用係止構造以外の部分の説明を省略する。
また、第一例の壁体の吊り上げ方法においては、上記従
来例で述べたクレーン及び十手金具(係止部材)を有す
るパネルハンガーとほぼ同様のものが用いられるので、
従来例と同様の構成要素に同一の符号を付してこれらの
吊り上げ装置の説明を省略する。
【0034】図1に示すように、第一例の大型パネル
(壁体)1の上端部には、その枠組8の上下方向に沿っ
た棧材6の部分に、上記従来例で述べた十手金具11の
棒体11aを大型パネル1の上端面から挿入するための
挿入孔(開口部15)18と、該挿入孔18からほぼ水
平方向に延出する係止孔(係止部14)19、19とが
形成され、これられが吊り上げ用係止構造を構成してい
る。
(壁体)1の上端部には、その枠組8の上下方向に沿っ
た棧材6の部分に、上記従来例で述べた十手金具11の
棒体11aを大型パネル1の上端面から挿入するための
挿入孔(開口部15)18と、該挿入孔18からほぼ水
平方向に延出する係止孔(係止部14)19、19とが
形成され、これられが吊り上げ用係止構造を構成してい
る。
【0035】上記挿入孔18は、大型パネル1の上端面
に開口し、かつ、上記係止孔19、19に至るように形
成されたものである。また、上記係止孔19、19は、
上記挿入孔18から上記大型パネル1の厚み方向に沿っ
て、前後に延出するように形成されたものである。
に開口し、かつ、上記係止孔19、19に至るように形
成されたものである。また、上記係止孔19、19は、
上記挿入孔18から上記大型パネル1の厚み方向に沿っ
て、前後に延出するように形成されたものである。
【0036】また、挿入孔18は、係止孔19、19の
位置より僅かに深く形成されているが、これは、後述す
るように挿入孔18に十手金具11を挿入し、十手金具
11の下端が挿入孔18の底部に当接した段階で、十手
金具11の係止片11b、11bを突出させた際に、十
手金具11の係止片11b、11bがちょうど係止孔1
9、19に挿入された状態となるようにしたものであ
る。
位置より僅かに深く形成されているが、これは、後述す
るように挿入孔18に十手金具11を挿入し、十手金具
11の下端が挿入孔18の底部に当接した段階で、十手
金具11の係止片11b、11bを突出させた際に、十
手金具11の係止片11b、11bがちょうど係止孔1
9、19に挿入された状態となるようにしたものであ
る。
【0037】また、図3に示すように、これら挿入孔1
8及び係止孔19、19は、壁パネル2から大型パネル
1を形成する際に、左右に隣接して配置される壁パネル
2のうちの一方の壁パネル2の枠体7の上下に延在する
棧材6と他方の壁パネル2の上下に延在する棧材6とが
接合された部分に形成されたものである。すなわち、上
記挿入孔18及び係止孔19、19は、左右の壁パネル
2同士の接合部分で一体に接合された二本の棧材6、6
の中央部分に形成されたものである。また、大型パネル
1には、上述の挿入孔18及び係止孔19、19が左右
対称に少なくとも二つ形成されている。
8及び係止孔19、19は、壁パネル2から大型パネル
1を形成する際に、左右に隣接して配置される壁パネル
2のうちの一方の壁パネル2の枠体7の上下に延在する
棧材6と他方の壁パネル2の上下に延在する棧材6とが
接合された部分に形成されたものである。すなわち、上
記挿入孔18及び係止孔19、19は、左右の壁パネル
2同士の接合部分で一体に接合された二本の棧材6、6
の中央部分に形成されたものである。また、大型パネル
1には、上述の挿入孔18及び係止孔19、19が左右
対称に少なくとも二つ形成されている。
【0038】次に、上記吊り上げ用係止構造の形成方法
について説明する。上記挿入孔18及び係止孔19、1
9からなる吊り上げ用係止構造を形成する際には、図2
に示すように、複数の壁パネル2を同一平面ないで互い
に接合して大型パネル1を形成する前に、大型パネル1
内で左右に隣接して配置される壁パネル2の接合端面に
縦溝16と横溝17とを形成する。
について説明する。上記挿入孔18及び係止孔19、1
9からなる吊り上げ用係止構造を形成する際には、図2
に示すように、複数の壁パネル2を同一平面ないで互い
に接合して大型パネル1を形成する前に、大型パネル1
内で左右に隣接して配置される壁パネル2の接合端面に
縦溝16と横溝17とを形成する。
【0039】なお、上記壁パネル2の接合端面とは、壁
パネル2の枠体7であり、かつ、上下に延在する棧材6
の外側面である。上記縦溝16は、接合端面となる上記
棧材6の外側面に、その上端から横溝17の僅かに下方
の部分まで形成された断面略半円形状のものである。ま
た、上記縦溝16は、上記壁パネル2の上端面側に突き
抜けて開口した状態となっている。
パネル2の枠体7であり、かつ、上下に延在する棧材6
の外側面である。上記縦溝16は、接合端面となる上記
棧材6の外側面に、その上端から横溝17の僅かに下方
の部分まで形成された断面略半円形状のものである。ま
た、上記縦溝16は、上記壁パネル2の上端面側に突き
抜けて開口した状態となっている。
【0040】上記横溝17は、接合端面となる上記棧材
6の外側面に、上記縦溝16の下端部において、上記縦
溝16と直交するように、壁パネル2の厚み方向に沿っ
て形成されている。また、上記横溝17は、断面略半円
形状のものである。次に、図3に示すように、接合端面
にそれぞれ上記縦溝16及び横溝(図3では図示されて
いない)17が形成された壁パネル2、2同士を接合し
て大型パネル1を形成する。
6の外側面に、上記縦溝16の下端部において、上記縦
溝16と直交するように、壁パネル2の厚み方向に沿っ
て形成されている。また、上記横溝17は、断面略半円
形状のものである。次に、図3に示すように、接合端面
にそれぞれ上記縦溝16及び横溝(図3では図示されて
いない)17が形成された壁パネル2、2同士を接合し
て大型パネル1を形成する。
【0041】なお、互いに接合される壁パネル2の接合
端面に形成された縦溝16及び横溝17は、壁パネル
2、2同士を接合した際に、互い合わさるように形成さ
れている。したがって、上述のように大型パネル1を形
成した際に、互いに左右に接合された壁パネル2、2同
士の接合部分において、接合された二本の棧材6、6の
長さ方向に沿って、上端面に開口する略円形状の挿入孔
18が形成されるとともに、該挿入孔18と直交するよ
うに左右に延出するとともに、大型パネル1の厚み方向
に沿った略円形状の係止孔19、19が形成される。
端面に形成された縦溝16及び横溝17は、壁パネル
2、2同士を接合した際に、互い合わさるように形成さ
れている。したがって、上述のように大型パネル1を形
成した際に、互いに左右に接合された壁パネル2、2同
士の接合部分において、接合された二本の棧材6、6の
長さ方向に沿って、上端面に開口する略円形状の挿入孔
18が形成されるとともに、該挿入孔18と直交するよ
うに左右に延出するとともに、大型パネル1の厚み方向
に沿った略円形状の係止孔19、19が形成される。
【0042】すなわち、予め、壁パネル2の接合端面に
上記縦溝16と横溝17とを形成するという簡単な作業
により、壁パネル2から大型パネル1を形成した際に、
該大型パネル1に上記挿入孔18と係止孔19、19と
からなる吊り上げ用の係止構造が形成されることにな
る。次に、上述のように形成された大型パネル(壁体)
1の吊り上げ用係止構造を用いた大型パネル(壁体)1
の吊り上げ方法について説明する。
上記縦溝16と横溝17とを形成するという簡単な作業
により、壁パネル2から大型パネル1を形成した際に、
該大型パネル1に上記挿入孔18と係止孔19、19と
からなる吊り上げ用の係止構造が形成されることにな
る。次に、上述のように形成された大型パネル(壁体)
1の吊り上げ用係止構造を用いた大型パネル(壁体)1
の吊り上げ方法について説明する。
【0043】大型パネル1の吊り上げにおいては、上記
従来例と同様に吊り上げ装置としてクレーン(図示略)
を用いるとともに、上記十手金具11を有するパネルハ
ンガー(従来例の図8に図示)9を用いる。なお、上記
パネルハンガー9は、基本的に従来例で用いられたもの
と同様のものであるが、状況によりパネルハンガー9の
二つの十手金具11、11の間隔が異なるものが用いら
れる。
従来例と同様に吊り上げ装置としてクレーン(図示略)
を用いるとともに、上記十手金具11を有するパネルハ
ンガー(従来例の図8に図示)9を用いる。なお、上記
パネルハンガー9は、基本的に従来例で用いられたもの
と同様のものであるが、状況によりパネルハンガー9の
二つの十手金具11、11の間隔が異なるものが用いら
れる。
【0044】そして、パネルハンガー9の十手金具11
を、その係止片11b、11bが引き込んだ状態で、上
記大型パネル1の挿入孔18に挿入し、十手金具11の
下端部が挿入孔18の底部に接したところで、十手金具
11のレバー11cを操作して、係止片11b、11b
を突出させ、係止片11b、11bを係止孔19、19
に挿入した状態とする。これにより、十手金具11が大
型パネル1の上述のように互いに接合された二本の上下
方向に沿った棧材6、6に係止された状態となる。
を、その係止片11b、11bが引き込んだ状態で、上
記大型パネル1の挿入孔18に挿入し、十手金具11の
下端部が挿入孔18の底部に接したところで、十手金具
11のレバー11cを操作して、係止片11b、11b
を突出させ、係止片11b、11bを係止孔19、19
に挿入した状態とする。これにより、十手金具11が大
型パネル1の上述のように互いに接合された二本の上下
方向に沿った棧材6、6に係止された状態となる。
【0045】この状態で、パネルハンガー9をクレーン
により引き上げることにより、大型パネル1を立てた状
態に吊り上げることができる。この場合には、十手金具
11が、上下方向に沿い、かつ、互いに接合された二本
の棧材6、6の部分に係止されているので、この棧材
6、6に大型パネル1の荷重がかかることになるが、上
下方向に沿った棧材6、6において、下向きの荷重がか
った場合には、荷重が主に引っ張り応力として作用する
ので、従来例のように水平方向の棧材6に下向きの荷重
をかけた場合のように棧材6に大きな曲げ応力がかかる
ことがない。
により引き上げることにより、大型パネル1を立てた状
態に吊り上げることができる。この場合には、十手金具
11が、上下方向に沿い、かつ、互いに接合された二本
の棧材6、6の部分に係止されているので、この棧材
6、6に大型パネル1の荷重がかかることになるが、上
下方向に沿った棧材6、6において、下向きの荷重がか
った場合には、荷重が主に引っ張り応力として作用する
ので、従来例のように水平方向の棧材6に下向きの荷重
をかけた場合のように棧材6に大きな曲げ応力がかかる
ことがない。
【0046】そして、棧材6は、曲げ応力よりも、引っ
張り応力に対して強いので、従来例のように、棧材6を
埋木により補強しなくとも、充分に大型パネル1を吊り
上げることが可能となる。また、十手金具11が係止さ
れた部分は、上述のように二本の棧材6、6が接合され
た状態となっているので、一本の棧材6の部分より大き
な強度を有する状態、すなわち、補強された状態となっ
ており、吊り上げに対して必要充分な状態を超える強度
を有し、より確実に大型パネル1を吊り上げることがで
きる。
張り応力に対して強いので、従来例のように、棧材6を
埋木により補強しなくとも、充分に大型パネル1を吊り
上げることが可能となる。また、十手金具11が係止さ
れた部分は、上述のように二本の棧材6、6が接合され
た状態となっているので、一本の棧材6の部分より大き
な強度を有する状態、すなわち、補強された状態となっ
ており、吊り上げに対して必要充分な状態を超える強度
を有し、より確実に大型パネル1を吊り上げることがで
きる。
【0047】また、上述のように挿入孔18及び係止孔
19、19からなる吊り上げ用係止構造が形成される部
分は、二本の棧材6、6が接合された部分なので、挿入
孔18や係止孔19、19を形成することにより、棧材
6の強度が多少低下しても、吊り上げ用係止構造及び建
物の躯体として充分な強度を有する状態を保つことがで
きる。
19、19からなる吊り上げ用係止構造が形成される部
分は、二本の棧材6、6が接合された部分なので、挿入
孔18や係止孔19、19を形成することにより、棧材
6の強度が多少低下しても、吊り上げ用係止構造及び建
物の躯体として充分な強度を有する状態を保つことがで
きる。
【0048】したがって、棧材6に埋木等の補強を施す
ことなく、大型パネル1を確実に吊り上げることができ
るので、大型パネル1の製造において、埋木等を施す手
間を省くことができるとともに、大型パネル1のコスト
ダウンを図ることができる。なお、上記第一例において
は、互いに接合される壁パネル2、2のそれぞれの接合
端面に縦溝16及び横溝17を形成するものとしたが、
棧材6の強度上問題がなければ、どちらか一方の壁パネ
ル2にだけ縦溝16と横溝17とを形成し、壁パネル
2、2を接合することで、一つずつの縦溝16と横溝1
7とをそれぞれ挿入孔18と係止孔19、19としても
良い。また、上記縦溝16及び横溝17の断面形状は半
円形に限定されるものではない。
ことなく、大型パネル1を確実に吊り上げることができ
るので、大型パネル1の製造において、埋木等を施す手
間を省くことができるとともに、大型パネル1のコスト
ダウンを図ることができる。なお、上記第一例において
は、互いに接合される壁パネル2、2のそれぞれの接合
端面に縦溝16及び横溝17を形成するものとしたが、
棧材6の強度上問題がなければ、どちらか一方の壁パネ
ル2にだけ縦溝16と横溝17とを形成し、壁パネル
2、2を接合することで、一つずつの縦溝16と横溝1
7とをそれぞれ挿入孔18と係止孔19、19としても
良い。また、上記縦溝16及び横溝17の断面形状は半
円形に限定されるものではない。
【0049】次に、本発明の実施の形態の第二例の壁体
の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法を図面を
参照して説明する。なお、第二例で吊り上げられる壁体
は、第一例と同様に、基本的に本発明に係わる吊り上げ
用係止構造を除いて、上記従来例で述べた壁パネルから
なる大型パネルと同様の構成を有するものであり、従来
例と同様の構成要素に同一の符号を付して、壁体の吊り
上げ用係止構造以外の部分の説明を省略する。また、第
二例の壁体の吊り上げ方法は、基本的に第一例と同様の
ものであり、第一例と同様の構成要素に同一の符号を付
して、その説明を簡略化する。
の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法を図面を
参照して説明する。なお、第二例で吊り上げられる壁体
は、第一例と同様に、基本的に本発明に係わる吊り上げ
用係止構造を除いて、上記従来例で述べた壁パネルから
なる大型パネルと同様の構成を有するものであり、従来
例と同様の構成要素に同一の符号を付して、壁体の吊り
上げ用係止構造以外の部分の説明を省略する。また、第
二例の壁体の吊り上げ方法は、基本的に第一例と同様の
ものであり、第一例と同様の構成要素に同一の符号を付
して、その説明を簡略化する。
【0050】図4に示すように、本発明の大型パネル
(壁体)1の上端部には、その枠組8の上下方向に沿っ
た棧材6の部分に、上記従来例で述べた十手金具11の
棒体11aを大型パネル1の上端面から挿入するための
挿入孔(開口部15)21と、該挿入孔21から延出す
る係止孔(係止部14)20、20とが形成され、これ
られが吊り上げ用係止構造を構成している。上記挿入孔
21は、大型パネル1の上端面に開口し、かつ、上記係
止孔20、20に至るように形成されたものである。
(壁体)1の上端部には、その枠組8の上下方向に沿っ
た棧材6の部分に、上記従来例で述べた十手金具11の
棒体11aを大型パネル1の上端面から挿入するための
挿入孔(開口部15)21と、該挿入孔21から延出す
る係止孔(係止部14)20、20とが形成され、これ
られが吊り上げ用係止構造を構成している。上記挿入孔
21は、大型パネル1の上端面に開口し、かつ、上記係
止孔20、20に至るように形成されたものである。
【0051】また、上記係止孔20、20は、上記挿入
孔21から上記大型パネル1の面方向に沿って、左右に
延出するように形成されたものである。また、挿入孔2
1は、係止孔20、20の位置より僅かに深く形成され
ているが、これは、第一例の場合と同様に挿入孔21に
十手金具11を挿入し、十手金具11の下端が挿入孔2
1の底部に当接した段階で、十手金具11の係止片11
b、11bを突出させた際に、十手金具11の係止片1
1b,11bがちょうど係止孔20、20に挿入された
状態となるようにしたものである。
孔21から上記大型パネル1の面方向に沿って、左右に
延出するように形成されたものである。また、挿入孔2
1は、係止孔20、20の位置より僅かに深く形成され
ているが、これは、第一例の場合と同様に挿入孔21に
十手金具11を挿入し、十手金具11の下端が挿入孔2
1の底部に当接した段階で、十手金具11の係止片11
b、11bを突出させた際に、十手金具11の係止片1
1b,11bがちょうど係止孔20、20に挿入された
状態となるようにしたものである。
【0052】また、これら挿入孔21及び係止孔20、
20は、壁パネル2から大型パネル1を形成する際に、
左右に隣接して配置される壁パネル2、2のうちの一方
の壁パネル2の枠体7の上下に延在する棧材6と他方の
壁パネル2の上下に延在する棧材6とが接合された部分
に形成されたものである。また、大型パネル1には、上
述の挿入孔21及び係止孔20、20が左右対称に少な
くとも二つ形成されている。
20は、壁パネル2から大型パネル1を形成する際に、
左右に隣接して配置される壁パネル2、2のうちの一方
の壁パネル2の枠体7の上下に延在する棧材6と他方の
壁パネル2の上下に延在する棧材6とが接合された部分
に形成されたものである。また、大型パネル1には、上
述の挿入孔21及び係止孔20、20が左右対称に少な
くとも二つ形成されている。
【0053】次に、上記吊り上げ用係止構造の形成方法
について説明する。上記挿入孔21及び係止孔20、2
0からなる吊り上げ用係止構造を形成する際には、複数
の壁パネル2、2を同一平面ないで互いに接合して大型
パネル1を形成する前に、図5及び図6に示すように、
大型パネル1内で左右に隣接して配置される壁パネル2
の接合端面を形成する上下方向に沿った棧材6に、接合
端面側から壁パネル2内に貫通する断面略円形の係止孔
20を形成する。
について説明する。上記挿入孔21及び係止孔20、2
0からなる吊り上げ用係止構造を形成する際には、複数
の壁パネル2、2を同一平面ないで互いに接合して大型
パネル1を形成する前に、図5及び図6に示すように、
大型パネル1内で左右に隣接して配置される壁パネル2
の接合端面を形成する上下方向に沿った棧材6に、接合
端面側から壁パネル2内に貫通する断面略円形の係止孔
20を形成する。
【0054】次に、図6及び図7に示すように、接合端
面にそれぞれ上記係止孔20が形成された壁パネル2、
2同士を接合して大型パネル1を形成する。なお、互い
に接合される壁パネル2、2の接合端面にそれぞれ形成
された係止孔20、20は、壁パネル2、2同士を接合
した際に、互い合わさって連通するように形成されてお
り、それぞれの壁パネル2、2に形成された係止孔2
0、20は大型パネル1を形成した際に一連の係止孔2
0、20となる。
面にそれぞれ上記係止孔20が形成された壁パネル2、
2同士を接合して大型パネル1を形成する。なお、互い
に接合される壁パネル2、2の接合端面にそれぞれ形成
された係止孔20、20は、壁パネル2、2同士を接合
した際に、互い合わさって連通するように形成されてお
り、それぞれの壁パネル2、2に形成された係止孔2
0、20は大型パネル1を形成した際に一連の係止孔2
0、20となる。
【0055】次に、図4に示すように、上記互いに接合
された二本の棧材6、6の上端面から上記係止孔20、
20に直交するように上下方向に沿った挿入孔21を形
成する。したがって、予め、壁パネル2、2の接合端面
に係止孔20、20を形成し、かつ、大型パネル1を形
成した後に、該係止孔20、20に直交する挿入孔21
を形成するという簡単な作業により、壁パネル2、2か
ら大型パネル1を形成した際に、該大型パネル1に上記
挿入孔21と係止孔20、20とからなる吊り上げ用の
係止孔20が形成されることになる。
された二本の棧材6、6の上端面から上記係止孔20、
20に直交するように上下方向に沿った挿入孔21を形
成する。したがって、予め、壁パネル2、2の接合端面
に係止孔20、20を形成し、かつ、大型パネル1を形
成した後に、該係止孔20、20に直交する挿入孔21
を形成するという簡単な作業により、壁パネル2、2か
ら大型パネル1を形成した際に、該大型パネル1に上記
挿入孔21と係止孔20、20とからなる吊り上げ用の
係止孔20が形成されることになる。
【0056】次に、上述のように形成された大型パネル
(壁体)1の吊り上げ用係止構造を用いた、大型パネル
(壁体)1の吊り上げ方法について説明する。この場合
には、第一例と同様に、パネルハンガー(従来例の図8
に図示)9の十手金具11を、その係止片11b、11
bが引き込んだ状態で、上記大型パネル1の挿入孔21
に挿入し、十手金具11の下端部が挿入孔21の底部に
接したところで、十手金具11のレバー11cを操作し
て、係止片11b、11bを突出させ、係止片11b、
11bを係止孔20、20に挿入した状態とし、この状
態で、パネルハンガー9をクレーンにより引き上げるこ
とにより、大型パネル1を立てた状態に吊り上げること
ができる。
(壁体)1の吊り上げ用係止構造を用いた、大型パネル
(壁体)1の吊り上げ方法について説明する。この場合
には、第一例と同様に、パネルハンガー(従来例の図8
に図示)9の十手金具11を、その係止片11b、11
bが引き込んだ状態で、上記大型パネル1の挿入孔21
に挿入し、十手金具11の下端部が挿入孔21の底部に
接したところで、十手金具11のレバー11cを操作し
て、係止片11b、11bを突出させ、係止片11b、
11bを係止孔20、20に挿入した状態とし、この状
態で、パネルハンガー9をクレーンにより引き上げるこ
とにより、大型パネル1を立てた状態に吊り上げること
ができる。
【0057】この場合には、第一例の場合と同様に、棧
材6に埋木等の補強を施すことなく、大型パネル1を安
全に吊り上げることができるので、大型パネル1の製造
において、埋木等を施す手間を省くことができるととも
に、大型パネル1のコストダウンを図ることができる。
なお、上記第二例においては、係止孔20が棧材6を貫
通しているものとしたが、十手金具11の係止片11b
の突出長さによっては、必ずしも棧材6を貫通する必要
がない。また、係止孔20の断面形状も円形である必要
はない。また、上記第二例においては、大型パネル1を
形成した後に、挿入孔21を形成するものとしたが、上
記第一例と同様に、大型パネル1を形成する前に壁パネ
ル2の接合端面に挿入孔21となる溝を形成しても良
い。
材6に埋木等の補強を施すことなく、大型パネル1を安
全に吊り上げることができるので、大型パネル1の製造
において、埋木等を施す手間を省くことができるととも
に、大型パネル1のコストダウンを図ることができる。
なお、上記第二例においては、係止孔20が棧材6を貫
通しているものとしたが、十手金具11の係止片11b
の突出長さによっては、必ずしも棧材6を貫通する必要
がない。また、係止孔20の断面形状も円形である必要
はない。また、上記第二例においては、大型パネル1を
形成した後に、挿入孔21を形成するものとしたが、上
記第一例と同様に、大型パネル1を形成する前に壁パネ
ル2の接合端面に挿入孔21となる溝を形成しても良
い。
【0058】また、第一例及び第二例においては、吊り
上げ装置としてクレーンと十手金具11を有するパネル
ハンガー9を用いたが、特に吊り上げ装置は限定される
ものではない。特に係止部材は、十手金具11に限定さ
れるものではなく、第一例及び第二例の挿入孔(開口部
15)18、21に挿入して係止孔(係止部14)1
9、20に係止できるものならばどのようなものでも良
く、例えば、係止片11b、11bが左右両方ではな
く、一方だけに突出するようなもので良い。
上げ装置としてクレーンと十手金具11を有するパネル
ハンガー9を用いたが、特に吊り上げ装置は限定される
ものではない。特に係止部材は、十手金具11に限定さ
れるものではなく、第一例及び第二例の挿入孔(開口部
15)18、21に挿入して係止孔(係止部14)1
9、20に係止できるものならばどのようなものでも良
く、例えば、係止片11b、11bが左右両方ではな
く、一方だけに突出するようなもので良い。
【0059】また、第一例及び第二例において、係止片
11b、11bが一方だけに突出するものを用いるもの
とすれば、係止孔(係止部14)19、20と挿入孔
(開口部15)18、21が直交し、挿入孔(開口部1
5)18、21の左右に係止孔(係止部14)19、2
0が延出している必要はなく、挿入孔(開口部15)1
8、21から一方向に係止孔(係止部14)19、20
が延出した状態となっていても良い。また、第二例にお
いては、係止孔20に至る挿入孔21を互いに接合され
た二本の棧材6、6の部分に形成したが、大型パネル1
の上端面を構成する水平な棧材6に、上記係止孔6が設
けられた棧材6の近傍で貫通するように挿入孔を設ける
ものとしても良い。
11b、11bが一方だけに突出するものを用いるもの
とすれば、係止孔(係止部14)19、20と挿入孔
(開口部15)18、21が直交し、挿入孔(開口部1
5)18、21の左右に係止孔(係止部14)19、2
0が延出している必要はなく、挿入孔(開口部15)1
8、21から一方向に係止孔(係止部14)19、20
が延出した状態となっていても良い。また、第二例にお
いては、係止孔20に至る挿入孔21を互いに接合され
た二本の棧材6、6の部分に形成したが、大型パネル1
の上端面を構成する水平な棧材6に、上記係止孔6が設
けられた棧材6の近傍で貫通するように挿入孔を設ける
ものとしても良い。
【0060】この場合には、係止部材を上記水平な棧材
6に設けれた挿入孔から挿入し、そして、挿入された係
止部材を、上下方向に延在する互いに接合された二本の
棧材6、6の係止孔20に係止することができる。さら
に、第一例及び第二例においては、壁体を壁パネル2か
らなる大型パネル1としたが、枠組と板材とからなる壁
体であれば、特に限定されるものではない。
6に設けれた挿入孔から挿入し、そして、挿入された係
止部材を、上下方向に延在する互いに接合された二本の
棧材6、6の係止孔20に係止することができる。さら
に、第一例及び第二例においては、壁体を壁パネル2か
らなる大型パネル1としたが、枠組と板材とからなる壁
体であれば、特に限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の壁体の吊り上げ
用係止構造によれば、上下に延在する棧材に壁体の荷重
がかかることになり、この場合には、棧材に対して主に
引っ張り応力がかかることになるが、曲げ応力はあまり
かからず、従来のように大きな曲げ応力に対応するため
に棧材を補強しなくとも充分に壁体を吊り上げることが
可能となる。したがって、従来のように、壁体を吊り上
げるためだけに強度を補強する何らかの補強部材を壁体
に付加する必要がなく、壁体の製造の省力化及びコスト
ダウンを図ることができる。
用係止構造によれば、上下に延在する棧材に壁体の荷重
がかかることになり、この場合には、棧材に対して主に
引っ張り応力がかかることになるが、曲げ応力はあまり
かからず、従来のように大きな曲げ応力に対応するため
に棧材を補強しなくとも充分に壁体を吊り上げることが
可能となる。したがって、従来のように、壁体を吊り上
げるためだけに強度を補強する何らかの補強部材を壁体
に付加する必要がなく、壁体の製造の省力化及びコスト
ダウンを図ることができる。
【0062】本発明の請求項2記載の壁体の吊り上げ用
係止構造によれば、左右に隣接する上記壁パネルの接合
部分において、互いに接合された棧材に上記係止部が形
成されることにより、壁体を吊り上げた際に、互いに接
合されて高い強度を有する棧材に壁体の荷重がかかるこ
とになるので、棧材を補強することなく、充分に壁体を
吊り上げることができる。
係止構造によれば、左右に隣接する上記壁パネルの接合
部分において、互いに接合された棧材に上記係止部が形
成されることにより、壁体を吊り上げた際に、互いに接
合されて高い強度を有する棧材に壁体の荷重がかかるこ
とになるので、棧材を補強することなく、充分に壁体を
吊り上げることができる。
【0063】本発明の請求項3記載の壁体の吊り上げ用
係止構造によれば、壁体とされる前の壁パネルの接合端
面に上述のような縦溝と横溝とを形成する簡単な方法に
より、上記請求項1及び2記載の構成と同様の効果を奏
する壁体の吊り上げ用係止構造を設けることが可能とな
る。
係止構造によれば、壁体とされる前の壁パネルの接合端
面に上述のような縦溝と横溝とを形成する簡単な方法に
より、上記請求項1及び2記載の構成と同様の効果を奏
する壁体の吊り上げ用係止構造を設けることが可能とな
る。
【0064】本発明の請求項4記載の壁体の吊り上げ用
係止構造によれば、上記壁体とされる前の壁パネルの接
合端面に係止孔を形成し、次いで、壁パネル同士を接合
して壁体を形成するとともに、壁体の上端面から上記係
止孔に至り、かつ上記開口部となる挿入孔を形成するこ
とにより、簡単に上記請求項1及び2記載の構成と同様
の効果を奏する壁体の吊り上げ用係止構造を設けること
が可能となる。
係止構造によれば、上記壁体とされる前の壁パネルの接
合端面に係止孔を形成し、次いで、壁パネル同士を接合
して壁体を形成するとともに、壁体の上端面から上記係
止孔に至り、かつ上記開口部となる挿入孔を形成するこ
とにより、簡単に上記請求項1及び2記載の構成と同様
の効果を奏する壁体の吊り上げ用係止構造を設けること
が可能となる。
【0065】本発明の請求項5記載の壁体の吊り上げ方
法によれば、壁体を吊り上げた際に、上記請求項1〜4
記載の構成と同様に、縦方向に沿った棧材に壁体の荷重
がかかることになり、棧材に対して主に引っ張り応力が
かかることになるが、曲げ応力はあまりかからず、棧材
を補強しなくとも充分かつ確実に壁体を吊り上げること
が可能となる。
法によれば、壁体を吊り上げた際に、上記請求項1〜4
記載の構成と同様に、縦方向に沿った棧材に壁体の荷重
がかかることになり、棧材に対して主に引っ張り応力が
かかることになるが、曲げ応力はあまりかからず、棧材
を補強しなくとも充分かつ確実に壁体を吊り上げること
が可能となる。
【図1】本発明の実施の形態の第一例の壁体の吊り上げ
用係止構造を示す壁体の要部側面図である。
用係止構造を示す壁体の要部側面図である。
【図2】上記第一例の壁体の吊り上げ用係止構造の形成
方法を説明するための壁パネルの要部斜視図である。
方法を説明するための壁パネルの要部斜視図である。
【図3】上記第一例の壁体の吊り上げ用係止構造を示す
板材を取り除いた壁体の要部正面図である。
板材を取り除いた壁体の要部正面図である。
【図4】本発明の実施の形態の第二例の壁体の吊り上げ
用係止構造を示す板材を取り除いた壁体の要部正面図で
ある。
用係止構造を示す板材を取り除いた壁体の要部正面図で
ある。
【図5】上記第二例の壁体の吊り上げ用係止構造の形成
方法を説明するための面材を取り除いた壁パネルの要部
斜視図である。
方法を説明するための面材を取り除いた壁パネルの要部
斜視図である。
【図6】上記第二例の壁体の吊り上げ用係止構造の形成
方法を説明するための壁パネルの面材を取り除いた要部
正面図である。
方法を説明するための壁パネルの面材を取り除いた要部
正面図である。
【図7】上記第二例の壁体の吊り上げ用係止構造を示す
板材を取り除いた壁体の要部正面図である。
板材を取り除いた壁体の要部正面図である。
【図8】従来の壁体の吊り上げ方法を説明するための吊
り上げられた壁体の正面図である。
り上げられた壁体の正面図である。
【図9】従来の壁体の吊り上げにおける壁体の補強を説
明するための板材を取り除いた壁体の要部正面図であ
る。
明するための板材を取り除いた壁体の要部正面図であ
る。
1 大型パネル(壁体) 2 壁パネル 5 壁パネルの面材 6 棧材 7 壁パネルの枠体 8 大型パネルの枠組 10 大型パネルの板材 11 十手金具(係止部材) 14 係止部 15 開口部 16 縦溝 17 横溝 18 挿入孔(開口部) 19 係止孔(係止部) 20 係止孔(係止部) 21 挿入孔(開口部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 642 E04B 2/56 642A
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の棧材からなる枠組と該枠組の少な
くとも一方の面に貼設された板材とを具備してなる壁体
に、吊り上げ装置の係止部材を係止して、上記壁体を吊
り上げるための壁体の吊り上げ用係止構造であって、 上記枠組の略上下に延在する棧材に、上記吊り上げ装置
の係止部材が係止可能な係止部が形成されるとともに、 上記壁体の上端部に開口し、かつ、上記棧材の係止部ま
で上記吊り上げ装置の係止部材を挿入可能な開口部が形
成されていることを特徴とする壁体の吊り上げ用係止構
造。 - 【請求項2】 上記壁体は、棧材から形成された矩形枠
状の枠体と、該枠体の少なくとも一方の面に貼設された
面材とを具備してなる複数の壁パネルを、互いに上記枠
体の外側側面からなる接合端面同士で接合することによ
り形成され、かつ、上記壁体の枠組が上記壁パネルの枠
体から形成され、 左右に隣接する上記壁パネル同士の接合部に配置されて
互いに接合される棧材に上記係止部が形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の壁体の吊り上げ用係止構
造。 - 【請求項3】 上記壁パネルを左右に並べて接合して上
記壁体を形成する際に、上記壁パネルの接合端面となる
壁パネルの枠体の側面に、 上記壁パネル同士を接合した際に上記係止部材を挿入可
能な開口部となり、かつ、上記壁パネルの上面側に開口
する略上下方向の縦溝と、 上記壁パネル同士を接合した際に上記係止部となり、か
つ、上記縦溝から略水平方向に延出する横溝とが形成さ
れていることを特徴とする請求項2記載の壁体の吊り上
げ用係止構造。 - 【請求項4】 上記壁パネルを左右に並べて接合して上
記壁体を形成する際に、上記壁パネルの接合端面となる
壁パネルの枠体の側面に、上記係止部となる係止孔が形
成されるとともに、上記壁体の上端面から上記係止孔に
至るように上記開口部となる挿入孔が形成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の壁体の吊り上げ用係止構
造。 - 【請求項5】 上記請求項1、2、3または4記載の壁
体の吊り上げ用係止構造を用いて上記壁体を吊り上げる
壁体の吊り上げ方法であって、 上記吊り上げ装置の係止部材を上記壁体の上端部に開口
する上記開口部に挿入するとともに、上記係止部材を上
記壁体の枠組の略上下方向に沿った棧材の係止部に係止
させ、 次いで、上記係止部材を引き上げることにより、上記壁
体を立てた状態に吊り上げることを特徴とする壁体の吊
り上げ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000096A JPH09209573A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000096A JPH09209573A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209573A true JPH09209573A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12014889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000096A Pending JPH09209573A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 壁体の吊り上げ用係止構造及び壁体の吊り上げ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209573A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3505685A4 (en) * | 2016-08-24 | 2020-05-13 | Sang Gi Kim | CONCRETE BLOCK PRODUCTION METHOD AND GUIDE ELEMENT FOR INSTALLING A CONCRETE BLOCK |
-
1996
- 1996-02-06 JP JP2000096A patent/JPH09209573A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3505685A4 (en) * | 2016-08-24 | 2020-05-13 | Sang Gi Kim | CONCRETE BLOCK PRODUCTION METHOD AND GUIDE ELEMENT FOR INSTALLING A CONCRETE BLOCK |
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