JPH09210682A - レーザによる路面斜度検出装置 - Google Patents
レーザによる路面斜度検出装置Info
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- JPH09210682A JPH09210682A JP1972596A JP1972596A JPH09210682A JP H09210682 A JPH09210682 A JP H09210682A JP 1972596 A JP1972596 A JP 1972596A JP 1972596 A JP1972596 A JP 1972596A JP H09210682 A JPH09210682 A JP H09210682A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行車両の前方の路面の傾きを測定すること
ができ、かつ従来のレーザ距離測定装置と併用すること
により、路面の計測位置と路面の傾きを測定でき、車両
の姿勢制御をより精度良く行うことができるレーザによ
る路面斜度検出装置を提供する。 【解決手段】 水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ4
aを路面に向けて投射するレーザ送光装置12と、路面
で反射された水平偏光レーザ3bと垂直偏光レーザ4b
の強度を計測するレーザ受光装置14と、投射レーザと
反射レーザの強度比を水平偏光レーザと垂直偏光レーザ
に分けて演算し、その比較から路面の傾きを検知する演
算検知装置16とを備える。水平偏光レーザの反射強度
Ih ′と投射強度Ih の比Ih ′/Ih と、垂直偏光レ
ーザの反射強度Iv ′と投射強度I v の比Iv ′/Iv
とを演算し、Ih ′/Ih <Iv ′/Iv の場合に路面
が傾斜していると判断する。
ができ、かつ従来のレーザ距離測定装置と併用すること
により、路面の計測位置と路面の傾きを測定でき、車両
の姿勢制御をより精度良く行うことができるレーザによ
る路面斜度検出装置を提供する。 【解決手段】 水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ4
aを路面に向けて投射するレーザ送光装置12と、路面
で反射された水平偏光レーザ3bと垂直偏光レーザ4b
の強度を計測するレーザ受光装置14と、投射レーザと
反射レーザの強度比を水平偏光レーザと垂直偏光レーザ
に分けて演算し、その比較から路面の傾きを検知する演
算検知装置16とを備える。水平偏光レーザの反射強度
Ih ′と投射強度Ih の比Ih ′/Ih と、垂直偏光レ
ーザの反射強度Iv ′と投射強度I v の比Iv ′/Iv
とを演算し、Ih ′/Ih <Iv ′/Iv の場合に路面
が傾斜していると判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザによる路面
斜度検出装置に関する。
斜度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いた距離測定方法として、
三角測量方式,パルス方式,変調方式,等が知ら
れている。図5は、三角測量方式の原理図であり、半導
体レーザの出射光が投光レンズにより細い光ビームに変
換され対象物に投射される。光ビームは対象物の表面で
反射されるが、これは表面上の光点として観察される。
対象物が図の矢印の方向に沿って変位すると、光点の位
置は光ビームの光軸上で移動する。この光点は光ビーム
とαの角度をなす光軸を有する受光レンズにより、半導
体光位置検出素子上に結像される。半導体光位置検出素
子(PSD)は、半導体の表面抵抗を利用し、走査を行
わないで入射光の位置を検出するものである。図では光
点P1 ,P2 がそれぞれPSD上のP1 ′,P2 ′に結
像されている。PSDにより結像点の位置を検出すれ
ば、それから対象物の変位(すなわち位置)を算出する
ことができる。
三角測量方式,パルス方式,変調方式,等が知ら
れている。図5は、三角測量方式の原理図であり、半導
体レーザの出射光が投光レンズにより細い光ビームに変
換され対象物に投射される。光ビームは対象物の表面で
反射されるが、これは表面上の光点として観察される。
対象物が図の矢印の方向に沿って変位すると、光点の位
置は光ビームの光軸上で移動する。この光点は光ビーム
とαの角度をなす光軸を有する受光レンズにより、半導
体光位置検出素子上に結像される。半導体光位置検出素
子(PSD)は、半導体の表面抵抗を利用し、走査を行
わないで入射光の位置を検出するものである。図では光
点P1 ,P2 がそれぞれPSD上のP1 ′,P2 ′に結
像されている。PSDにより結像点の位置を検出すれ
ば、それから対象物の変位(すなわち位置)を算出する
ことができる。
【0003】また、パルス方式では、レーザ光をパルス
波で投射し、対象物で反射されたパルス波を検出するま
での時間から距離を測定するものである。更に、変調方
式では、変調したパルス波を投射し、対象物で反射され
たパルス波の変調の変化を検出して距離を測定するもの
である。
波で投射し、対象物で反射されたパルス波を検出するま
での時間から距離を測定するものである。更に、変調方
式では、変調したパルス波を投射し、対象物で反射され
たパルス波の変調の変化を検出して距離を測定するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、路面を走行する
車両(乗用車、大型車両、ブルドーザ等の特殊車両、
等)では、運転員が窓を通して前方の路面を目視し、路
面の状態を判断して車両を運転するのが普通である。し
かし、この場合に、高速走行時や視界の悪い状態(霧中
や暗闇中、等)では、目視による運転に限界があり、路
面の勾配を予測できず、速度を極端に遅くしたり、車両
が傾いたりする問題点があった。そのため、バス、乗用
車等で高速走行が維持できなかったり、走行中に路面の
状態を検査する車両等では、車両の姿勢を正しく保持で
きない等の問題点があった。
車両(乗用車、大型車両、ブルドーザ等の特殊車両、
等)では、運転員が窓を通して前方の路面を目視し、路
面の状態を判断して車両を運転するのが普通である。し
かし、この場合に、高速走行時や視界の悪い状態(霧中
や暗闇中、等)では、目視による運転に限界があり、路
面の勾配を予測できず、速度を極端に遅くしたり、車両
が傾いたりする問題点があった。そのため、バス、乗用
車等で高速走行が維持できなかったり、走行中に路面の
状態を検査する車両等では、車両の姿勢を正しく保持で
きない等の問題点があった。
【0005】すなわち、上述した従来のレーザによる距
離測定装置では、路面の位置を測定し路面の状態をある
程度検知することはできるが、路面の傾きは全く測定で
きず、そのため、車両の姿勢制御を十分に行うことがで
きない問題点があった。
離測定装置では、路面の位置を測定し路面の状態をある
程度検知することはできるが、路面の傾きは全く測定で
きず、そのため、車両の姿勢制御を十分に行うことがで
きない問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、走行
車両の前方の路面の傾きを測定することができるレーザ
による路面斜度検出装置を提供することにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、走行
車両の前方の路面の傾きを測定することができるレーザ
による路面斜度検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水平偏
光レーザと垂直偏光レーザを路面に向けて投射するレー
ザ送光装置と、路面で反射された水平偏光レーザと垂直
偏光レーザの強度を計測するレーザ受光装置と、投射レ
ーザと反射レーザの強度比を水平偏光レーザと垂直偏光
レーザに分けて演算し、その比較から路面の傾きを検知
する演算検知装置と、を備えたことを特徴とするレーザ
による路面斜度検出装置が提供される。
光レーザと垂直偏光レーザを路面に向けて投射するレー
ザ送光装置と、路面で反射された水平偏光レーザと垂直
偏光レーザの強度を計測するレーザ受光装置と、投射レ
ーザと反射レーザの強度比を水平偏光レーザと垂直偏光
レーザに分けて演算し、その比較から路面の傾きを検知
する演算検知装置と、を備えたことを特徴とするレーザ
による路面斜度検出装置が提供される。
【0008】本発明は、レーザ光の直線偏光性(水平偏
光/垂直偏光)を積極的に利用したものである。すなわ
ち、傾斜した面で反射したレーザ光において、水平偏光
による散乱光強度は、垂直偏光による散乱光強度に比較
して弱くなる。従って、この特性から路面の傾きを検知
することが可能となる。すなわち、上述した本発明の構
成によれば、レーザ送光装置により水平偏光レーザと垂
直偏光レーザを路面に向けて投射し、レーザ受光装置に
より路面で反射された水平偏光レーザと垂直偏光レーザ
の強度を計測し、演算検知装置により投射レーザと反射
レーザの強度比を水平偏光レーザと垂直偏光レーザに分
けて演算し、その比較から路面の傾きを検知することが
できる。
光/垂直偏光)を積極的に利用したものである。すなわ
ち、傾斜した面で反射したレーザ光において、水平偏光
による散乱光強度は、垂直偏光による散乱光強度に比較
して弱くなる。従って、この特性から路面の傾きを検知
することが可能となる。すなわち、上述した本発明の構
成によれば、レーザ送光装置により水平偏光レーザと垂
直偏光レーザを路面に向けて投射し、レーザ受光装置に
より路面で反射された水平偏光レーザと垂直偏光レーザ
の強度を計測し、演算検知装置により投射レーザと反射
レーザの強度比を水平偏光レーザと垂直偏光レーザに分
けて演算し、その比較から路面の傾きを検知することが
できる。
【0009】本発明の好ましい実施形態によれば、水平
偏光レーザの反射強度Ih ′と投射強度Ih の比Ih ′
/Ih と、垂直偏光レーザの反射強度Iv ′と投射強度
Ivの比Iv ′/Iv とを演算し、Ih ′/Ih <
Iv ′/Iv の場合に路面が傾斜していると判断する。
この構成により、簡単な演算で、路面の傾斜の有無を判
断でき、従来のレーザによる距離測定装置と併用するこ
とにより、路面の計測位置と路面の傾きを測定でき、車
両の姿勢制御をより精度良く行うことができる。
偏光レーザの反射強度Ih ′と投射強度Ih の比Ih ′
/Ih と、垂直偏光レーザの反射強度Iv ′と投射強度
Ivの比Iv ′/Iv とを演算し、Ih ′/Ih <
Iv ′/Iv の場合に路面が傾斜していると判断する。
この構成により、簡単な演算で、路面の傾斜の有無を判
断でき、従来のレーザによる距離測定装置と併用するこ
とにより、路面の計測位置と路面の傾きを測定でき、車
両の姿勢制御をより精度良く行うことができる。
【0010】なお、後述するように、反射強度は路面の
材質によっても相違するため、路面の傾きを正確に測定
することは、困難であるが、ある程度の精度で予測する
ことができる。
材質によっても相違するため、路面の傾きを正確に測定
することは、困難であるが、ある程度の精度で予測する
ことができる。
【0011】また、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、前記レーザ受光装置は、反射光を水平偏光レーザと
これに直交する垂直偏光レーザに分割する単一の偏光ビ
ームスプリッターと、分割されたレーザ強度をそれぞれ
計測する1対のパワーメータとからなる。この構成によ
り、反射レーザが楕円偏光の場合でも、或いは水平偏光
と垂直偏光が混在している場合でも、反射レーザをその
まま受光し、単一の偏光ビームスプリッターにより水平
偏光成分とこれに直交する垂直偏光成分に分割すること
ができ、1対のパワーメータにより分割されたレーザ強
度をそれぞれ正確に計測することができる。
ば、前記レーザ受光装置は、反射光を水平偏光レーザと
これに直交する垂直偏光レーザに分割する単一の偏光ビ
ームスプリッターと、分割されたレーザ強度をそれぞれ
計測する1対のパワーメータとからなる。この構成によ
り、反射レーザが楕円偏光の場合でも、或いは水平偏光
と垂直偏光が混在している場合でも、反射レーザをその
まま受光し、単一の偏光ビームスプリッターにより水平
偏光成分とこれに直交する垂直偏光成分に分割すること
ができ、1対のパワーメータにより分割されたレーザ強
度をそれぞれ正確に計測することができる。
【0012】また、本発明の好ましい実施形態によれ
ば、前記レーザ送光装置は、円偏光レーザを投射する単
一のレーザ装置である。この構成により、単一のレーザ
装置で円偏光レーザを投射するだけで、水平偏光成分と
垂直偏光成分が混在した状態で同一位置に投射すること
ができる。
ば、前記レーザ送光装置は、円偏光レーザを投射する単
一のレーザ装置である。この構成により、単一のレーザ
装置で円偏光レーザを投射するだけで、水平偏光成分と
垂直偏光成分が混在した状態で同一位置に投射すること
ができる。
【0013】また、別の好ましい実施形態によれば、前
記レーザ送光装置は、円偏光レーザを投射する単一のレ
ーザ装置と、円偏光レーザを垂直偏光レーザとこれと間
隔を隔てる平行な水平偏光レーザとに分割する単一のビ
ームディスプレーシングプリズムと、からなる。この構
成により、単一のレーザ装置で水平偏光レーザと垂直偏
光レーザを同一強度で分離して投射することができる。
記レーザ送光装置は、円偏光レーザを投射する単一のレ
ーザ装置と、円偏光レーザを垂直偏光レーザとこれと間
隔を隔てる平行な水平偏光レーザとに分割する単一のビ
ームディスプレーシングプリズムと、からなる。この構
成により、単一のレーザ装置で水平偏光レーザと垂直偏
光レーザを同一強度で分離して投射することができる。
【0014】また、別の好ましい実施形態によれば、前
記レーザ送光装置は、水平偏光レーザを投射する単一の
レーザ装置と、水平偏光レーザを直交する2つの水平偏
光レーザに分割するビームスプリッターと、2つの水平
偏光レーザの一方を直角に反射して他方と間隔を隔てる
水平偏光レーザにする反射ミラーと、前記他方の水平偏
光レーザの偏光面を90°回転させる1/2波長板と、
からなる。この構成によっても、単一のレーザ装置で水
平偏光レーザと垂直偏光レーザを同一強度で分離して投
射することができる。
記レーザ送光装置は、水平偏光レーザを投射する単一の
レーザ装置と、水平偏光レーザを直交する2つの水平偏
光レーザに分割するビームスプリッターと、2つの水平
偏光レーザの一方を直角に反射して他方と間隔を隔てる
水平偏光レーザにする反射ミラーと、前記他方の水平偏
光レーザの偏光面を90°回転させる1/2波長板と、
からなる。この構成によっても、単一のレーザ装置で水
平偏光レーザと垂直偏光レーザを同一強度で分離して投
射することができる。
【0015】また、別の好ましい実施形態によれば、前
記レーザ送光装置は、水平偏光レーザを投射する単一の
水平偏光レーザ装置と、垂直偏光レーザを投射する単一
の垂直偏光レーザ装置と、からなる。この構成により、
2台のレーザ装置を用いるが、非常に簡単な構成で、水
平偏光レーザと垂直偏光レーザを路面に向けて自由な位
置に投射することができる。
記レーザ送光装置は、水平偏光レーザを投射する単一の
水平偏光レーザ装置と、垂直偏光レーザを投射する単一
の垂直偏光レーザ装置と、からなる。この構成により、
2台のレーザ装置を用いるが、非常に簡単な構成で、水
平偏光レーザと垂直偏光レーザを路面に向けて自由な位
置に投射することができる。
【0016】更に、前記レーザ送光装置による水平偏光
レーザと垂直偏光レーザの少なくとも一方を、距離測定
に併用する、ことが好ましい。この構成により、路面の
位置測定から路面の計測位置を検知することはでき、同
時に路面の傾きを測定でき、車両の姿勢制御を十分に行
うことができる。
レーザと垂直偏光レーザの少なくとも一方を、距離測定
に併用する、ことが好ましい。この構成により、路面の
位置測定から路面の計測位置を検知することはでき、同
時に路面の傾きを測定でき、車両の姿勢制御を十分に行
うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本発
明によるレーザによる路面斜度検出装置の全体構成図で
ある。この路面斜度検出装置10は、路面を走行する車
両1(乗用車、大型車両、ブルドーザ等の特殊車両、
等)に搭載され、前方の路面2に斜めにレーザ光を投射
するようになっている。
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して使用する。図1は、本発
明によるレーザによる路面斜度検出装置の全体構成図で
ある。この路面斜度検出装置10は、路面を走行する車
両1(乗用車、大型車両、ブルドーザ等の特殊車両、
等)に搭載され、前方の路面2に斜めにレーザ光を投射
するようになっている。
【0018】図1に示すように、本発明のレーザによる
路面斜度検出装置10は、レーザ送光装置12、レーザ
受光装置14、及び演算検知装置16からなる。レーザ
送光装置12は、水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ
4aを路面2に向けて投射するようになっている。ま
た、レーザ受光装置14は、路面2で反射された水平偏
光レーザ3bと垂直偏光レーザ4bの強度を計測するよ
うになっている。更に、演算検知装置16は、投射レー
ザ3a,4aと反射レーザ3b,4bの強度比を水平偏
光レーザと垂直偏光レーザに分けて演算し、その比較か
ら路面の傾きを検知するようになっている。
路面斜度検出装置10は、レーザ送光装置12、レーザ
受光装置14、及び演算検知装置16からなる。レーザ
送光装置12は、水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ
4aを路面2に向けて投射するようになっている。ま
た、レーザ受光装置14は、路面2で反射された水平偏
光レーザ3bと垂直偏光レーザ4bの強度を計測するよ
うになっている。更に、演算検知装置16は、投射レー
ザ3a,4aと反射レーザ3b,4bの強度比を水平偏
光レーザと垂直偏光レーザに分けて演算し、その比較か
ら路面の傾きを検知するようになっている。
【0019】図1に示すように、演算検知装置16で
は、水平偏光レーザ3a,3bの反射強度Ih ′と投射
強度Ih の比Ih ′/Ih と、垂直偏光レーザ4a,4
bの反射強度Iv ′と投射強度Iv の比Iv ′/Iv と
を演算し、Ih ′/Ih <Iv′/Iv の場合に路面が
傾斜していると判断する。すなわち、傾斜した面で反射
したレーザ光において、水平偏光による散乱光強度が、
垂直偏光による散乱光強度に比較して弱くなるレーザ光
の直線偏光性(水平偏光/垂直偏光)を積極的に利用
し、この性質から路面の傾きを検知することが可能とな
る。
は、水平偏光レーザ3a,3bの反射強度Ih ′と投射
強度Ih の比Ih ′/Ih と、垂直偏光レーザ4a,4
bの反射強度Iv ′と投射強度Iv の比Iv ′/Iv と
を演算し、Ih ′/Ih <Iv′/Iv の場合に路面が
傾斜していると判断する。すなわち、傾斜した面で反射
したレーザ光において、水平偏光による散乱光強度が、
垂直偏光による散乱光強度に比較して弱くなるレーザ光
の直線偏光性(水平偏光/垂直偏光)を積極的に利用
し、この性質から路面の傾きを検知することが可能とな
る。
【0020】図2は、直線偏光レーザの特性を確認した
試験結果である。なお、この試験では、水平偏光レーザ
3aと垂直偏光レーザ4aを路面2に対して同一角度
(15°,10°,5°)で投射し、かつ水平偏光レー
ザ3aと垂直偏光レーザ4aの投射強度Ih ,Iv を同
一にして、反射強度の比Ih ′/Iv ′を計測した。図
2において、横軸は路面の種類と状態、縦軸は反射レー
ザの強度の比Ih ′/I v ′である。
試験結果である。なお、この試験では、水平偏光レーザ
3aと垂直偏光レーザ4aを路面2に対して同一角度
(15°,10°,5°)で投射し、かつ水平偏光レー
ザ3aと垂直偏光レーザ4aの投射強度Ih ,Iv を同
一にして、反射強度の比Ih ′/Iv ′を計測した。図
2において、横軸は路面の種類と状態、縦軸は反射レー
ザの強度の比Ih ′/I v ′である。
【0021】図2から明らかなように、反射強度の比I
h ′/Iv ′は、ほとんどの場合で1以下であり、路面
が傾斜している場合にIh ′/Ih <Iv ′/Iv の関
係が常に成り立っていることがわかる。しかし、一方
で、反射強度比は路面の材質(コンクリート,土,泥,
等)によっても大きく相違するため、路面の傾きを正確
に測定することは困難であるが、ある程度の精度で予測
することは可能である。
h ′/Iv ′は、ほとんどの場合で1以下であり、路面
が傾斜している場合にIh ′/Ih <Iv ′/Iv の関
係が常に成り立っていることがわかる。しかし、一方
で、反射強度比は路面の材質(コンクリート,土,泥,
等)によっても大きく相違するため、路面の傾きを正確
に測定することは困難であるが、ある程度の精度で予測
することは可能である。
【0022】図3は、本発明におけるレーザ送光装置1
2とレーザ受光装置14の第1実施形態を示している。
この図において、レーザ送光装置12は、円偏光レーザ
5aを投射する単一のレーザ装置13である。この構成
により、単一のレーザ装置13で円偏光レーザ5aを投
射するだけで、水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ4
aの混在した状態で同一位置に投射することができる。
2とレーザ受光装置14の第1実施形態を示している。
この図において、レーザ送光装置12は、円偏光レーザ
5aを投射する単一のレーザ装置13である。この構成
により、単一のレーザ装置13で円偏光レーザ5aを投
射するだけで、水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ4
aの混在した状態で同一位置に投射することができる。
【0023】また、図3において、レーザ受光装置14
は、反射光を水平偏光レーザ3bとこれに直交する垂直
偏光レーザ4bに分割する単一の偏光ビームスプリッタ
ー15と、分割されたレーザ強度をそれぞれ計測する1
対のパワーメータ11とからなる。この構成により、反
射レーザが楕円偏光5bの場合でも、或いは後述する実
施形態のように、水平偏光3bと垂直偏光4bが混在し
ている場合でも、反射レーザをそのまま受光し、単一の
偏光ビームスプリッター15により水平偏光成分3bと
これに直交する垂直偏光成分4bに分割することがで
き、1対のパワーメータ11により分割されたレーザ強
度をそれぞれ正確に計測することができる。
は、反射光を水平偏光レーザ3bとこれに直交する垂直
偏光レーザ4bに分割する単一の偏光ビームスプリッタ
ー15と、分割されたレーザ強度をそれぞれ計測する1
対のパワーメータ11とからなる。この構成により、反
射レーザが楕円偏光5bの場合でも、或いは後述する実
施形態のように、水平偏光3bと垂直偏光4bが混在し
ている場合でも、反射レーザをそのまま受光し、単一の
偏光ビームスプリッター15により水平偏光成分3bと
これに直交する垂直偏光成分4bに分割することがで
き、1対のパワーメータ11により分割されたレーザ強
度をそれぞれ正確に計測することができる。
【0024】図4は、本発明におけるレーザ送光装置1
2の第2乃至第4の実施形態を示している。図4(A)
の第2実施形態では、レーザ送光装置12は、水平偏光
レーザ3aを投射する単一の水平偏光レーザ装置13a
と、垂直偏光レーザ3bを投射する単一の垂直偏光レー
ザ装置13bとからなる。この構成により、2台のレー
ザ装置13a,13bを用いるが、非常に簡単な構成
で、水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ3bを路面に
向けて自由な位置に投射することができる。
2の第2乃至第4の実施形態を示している。図4(A)
の第2実施形態では、レーザ送光装置12は、水平偏光
レーザ3aを投射する単一の水平偏光レーザ装置13a
と、垂直偏光レーザ3bを投射する単一の垂直偏光レー
ザ装置13bとからなる。この構成により、2台のレー
ザ装置13a,13bを用いるが、非常に簡単な構成
で、水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ3bを路面に
向けて自由な位置に投射することができる。
【0025】図4(B)の第3実施形態では、レーザ送
光装置12は、水平偏光レーザ3aを投射する単一のレ
ーザ装置13と、水平偏光レーザ3aを直交する2つの
水平偏光レーザ3aに分割するビームスプリッター17
aと、2つの水平偏光レーザの一方を直角に反射して他
方と間隔を隔てる水平偏光レーザ3aにする反射ミラー
17bと、他方の水平偏光レーザの偏光面を90°回転
させる1/2波長板17cと、からなる。この構成によ
っても、単一のレーザ装置で水平偏光レーザ3aと垂直
偏光レーザ4bを同一強度で分離して投射することがで
きる。
光装置12は、水平偏光レーザ3aを投射する単一のレ
ーザ装置13と、水平偏光レーザ3aを直交する2つの
水平偏光レーザ3aに分割するビームスプリッター17
aと、2つの水平偏光レーザの一方を直角に反射して他
方と間隔を隔てる水平偏光レーザ3aにする反射ミラー
17bと、他方の水平偏光レーザの偏光面を90°回転
させる1/2波長板17cと、からなる。この構成によ
っても、単一のレーザ装置で水平偏光レーザ3aと垂直
偏光レーザ4bを同一強度で分離して投射することがで
きる。
【0026】図4(C)の第4実施形態では、レーザ送
光装置12は、円偏光レーザ5aを投射する単一のレー
ザ装置13と、円偏光レーザ5aを垂直偏光レーザ4a
とこれと間隔を隔てる平行な水平偏光レーザ3aとに分
割する単一のビームディスプレーシングプリズム18
と、からなる。この構成により、単一のレーザ装置13
で水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ4aを同一強度
で分離して投射することができる。
光装置12は、円偏光レーザ5aを投射する単一のレー
ザ装置13と、円偏光レーザ5aを垂直偏光レーザ4a
とこれと間隔を隔てる平行な水平偏光レーザ3aとに分
割する単一のビームディスプレーシングプリズム18
と、からなる。この構成により、単一のレーザ装置13
で水平偏光レーザ3aと垂直偏光レーザ4aを同一強度
で分離して投射することができる。
【0027】図4の各実施形態において、レーザ受光系
には、図3で示したレーザ受光装置14をそのまま用い
ることができる。この場合、図4(D)に示すように、
偏光ビームスプリッター15は、間隔を隔てた水平偏光
3bと垂直偏光4bをそのまま受光し、単一の偏光ビー
ムスプリッター15により水平偏光成分3bとこれに直
交する垂直偏光成分4bに分割し、1対のパワーメータ
11により分割されたレーザ強度をそれぞれ正確に計測
することができる。なお、図4の各実施形態では、レー
ザ受光系に、1対のパワーメータ11を用い、それぞれ
のパワーメータ11で水平偏光レーザ3bと垂直偏光レ
ーザ4bを受光するように配置してもよい。
には、図3で示したレーザ受光装置14をそのまま用い
ることができる。この場合、図4(D)に示すように、
偏光ビームスプリッター15は、間隔を隔てた水平偏光
3bと垂直偏光4bをそのまま受光し、単一の偏光ビー
ムスプリッター15により水平偏光成分3bとこれに直
交する垂直偏光成分4bに分割し、1対のパワーメータ
11により分割されたレーザ強度をそれぞれ正確に計測
することができる。なお、図4の各実施形態では、レー
ザ受光系に、1対のパワーメータ11を用い、それぞれ
のパワーメータ11で水平偏光レーザ3bと垂直偏光レ
ーザ4bを受光するように配置してもよい。
【0028】更に、上述した実施形態では、レーザによ
る路面斜度検出装置についてのみ説明しているが、レー
ザ送光装置12による水平偏光レーザ3aと垂直偏光レ
ーザ4aの少なくとも一方を、前述した距離測定に併用
することができ、この構成により、路面の位置測定から
路面の計測位置を検知することができ、同時に路面の傾
きを測定でき、車両の姿勢制御を十分に行うことができ
る。
る路面斜度検出装置についてのみ説明しているが、レー
ザ送光装置12による水平偏光レーザ3aと垂直偏光レ
ーザ4aの少なくとも一方を、前述した距離測定に併用
することができ、この構成により、路面の位置測定から
路面の計測位置を検知することができ、同時に路面の傾
きを測定でき、車両の姿勢制御を十分に行うことができ
る。
【0029】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】上述したように本発明のレーザによる路
面斜度検出装置は、走行車両の前方の路面の傾きを測定
することができ、かつ従来のレーザによる距離測定装置
と併用することにより、路面の計測位置と路面の傾きを
測定でき、車両の姿勢制御をより精度良く行うことがで
きる、等の優れた効果を有する。
面斜度検出装置は、走行車両の前方の路面の傾きを測定
することができ、かつ従来のレーザによる距離測定装置
と併用することにより、路面の計測位置と路面の傾きを
測定でき、車両の姿勢制御をより精度良く行うことがで
きる、等の優れた効果を有する。
【図1】本発明によるレーザによる路面斜度検出装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】直線偏光レーザの特性の確認試験結果である。
【図3】レーザ送光装置とレーザ受光装置の第1実施形
態を示している。
態を示している。
【図4】レーザ送光装置の第2乃至第4の実施形態を示
している。
している。
【図5】三角測量方式の原理図である。
1 車両 2 路面 3a 水平偏光レーザ(投射レーザ) 3b 水平偏光レーザ(反射レーザ) 4a 垂直偏光レーザ(投射レーザ) 4b 垂直偏光レーザ(反射レーザ) 5a 円偏光レーザ 5b 楕円偏光レーザ 10 路面斜度検出装置 11 パワーメータ 12 レーザ送光装置 13,13a,13b レーザ装置 14 レーザ受光装置 15 偏光ビームスプリッター 16 演算検知装置 17a ビームスプリッター 17b 反射ミラー 17c 1/2波長板 18 ビームディスプレーシングプリズム
Claims (8)
- 【請求項1】 水平偏光レーザと垂直偏光レーザを路面
に向けて投射するレーザ送光装置と、路面で反射された
水平偏光レーザと垂直偏光レーザの強度を計測するレー
ザ受光装置と、投射レーザと反射レーザの強度比を水平
偏光レーザと垂直偏光レーザに分けて演算し、その比較
から路面の傾きを検知する演算検知装置と、を備えたこ
とを特徴とするレーザによる路面斜度検出装置。 - 【請求項2】 水平偏光レーザの反射強度Ih ′と投射
強度Ih の比Ih ′/Ih と、垂直偏光レーザの反射強
度Iv ′と投射強度Iv の比Iv ′/Iv とを演算し、
Ih ′/Ih <Iv ′/Iv の場合に路面が傾斜してい
ると判断する、ことを特徴とする請求項1に記載のレー
ザによる路面斜度検出装置。 - 【請求項3】 前記レーザ受光装置は、反射光を水平偏
光レーザとこれに直交する垂直偏光レーザに分割する単
一の偏光ビームスプリッターと、分割されたレーザ強度
をそれぞれ計測する1対のパワーメータとからなる、こ
とを特徴とする請求項1に記載のレーザによる路面斜度
検出装置。 - 【請求項4】 前記レーザ送光装置は、円偏光レーザを
投射する単一のレーザ装置である、ことを特徴とする請
求項1に記載のレーザによる路面斜度検出装置。 - 【請求項5】 前記レーザ送光装置は、円偏光レーザを
投射する単一のレーザ装置と、円偏光レーザを垂直偏光
レーザとこれと間隔を隔てた平行な水平偏光レーザとに
分割する単一のビームディスプレーシングプリズムと、
からなることを特徴とする請求項1に記載のレーザによ
る路面斜度検出装置。 - 【請求項6】 前記レーザ送光装置は、水平偏光レーザ
を投射する単一のレーザ装置と、水平偏光レーザを直交
する2つの水平偏光レーザに分割するビームスプリッタ
ーと、2つの水平偏光レーザの一方を直角に反射して他
方と間隔を隔てる水平偏光レーザにする反射ミラーと、
前記他方の水平偏光レーザの偏光面を90°回転させる
1/2波長板と、からなることを特徴とする請求項1に
記載のレーザによる路面斜度検出装置。 - 【請求項7】 前記レーザ送光装置は、水平偏光レーザ
を投射する単一の水平偏光レーザ装置と、垂直偏光レー
ザを投射する単一の垂直偏光レーザ装置と、からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載のレーザによる路面斜度
検出装置。 - 【請求項8】 前記レーザ送光装置による水平偏光レー
ザと垂直偏光レーザの少なくとも一方を、距離測定に併
用する、ことを特徴とする請求項1乃至7に記載のレー
ザによる路面斜度検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1972596A JPH09210682A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | レーザによる路面斜度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1972596A JPH09210682A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | レーザによる路面斜度検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210682A true JPH09210682A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12007294
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1972596A Pending JPH09210682A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | レーザによる路面斜度検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210682A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002303513A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-10-18 | Fujitsu Ltd | 観測装置 |
| GB2460892A (en) * | 2008-06-17 | 2009-12-23 | Wdm Ltd | Apparatus for measuring carriageway surface properties |
| GB2471276A (en) * | 2009-06-22 | 2010-12-29 | Bae Systems Plc | Terrain sensing apparatus for an autonomous vehicle |
| CN102829738A (zh) * | 2011-06-17 | 2012-12-19 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 音圈马达静态倾角测量装置 |
| CN104422934A (zh) * | 2013-09-04 | 2015-03-18 | 现代摩比斯株式会社 | 雷达传感器系统 |
| CN105486284A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-13 | 新疆金风科技股份有限公司 | 风力发电机组塔筒垂直度检测方法和装置 |
| KR20160050436A (ko) * | 2014-10-29 | 2016-05-11 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 이중 편광 lidar 센서 시스템 및 그 동작방법 |
| WO2017174314A1 (en) * | 2016-04-05 | 2017-10-12 | Jaguar Land Rover Limited | Slope detection system for a vehicle |
| CN115435077A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-12-06 | 中国重汽集团济南动力有限公司 | 基于重载车辆的挡位控制方法、设备及存储介质 |
-
1996
- 1996-02-06 JP JP1972596A patent/JPH09210682A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US8159679B2 (en) | 2008-06-17 | 2012-04-17 | W.D.M. Limited | Apparatus for measuring carriageway surface properties |
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| US9575164B2 (en) | 2013-09-04 | 2017-02-21 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | LIDAR sensor system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040428 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040830 |