JPH09215367A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH09215367A
JPH09215367A JP8038771A JP3877196A JPH09215367A JP H09215367 A JPH09215367 A JP H09215367A JP 8038771 A JP8038771 A JP 8038771A JP 3877196 A JP3877196 A JP 3877196A JP H09215367 A JPH09215367 A JP H09215367A
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康秀 池内
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本願発明は、モータの電流の検出を経年変化
によらずに検出することができ、これにより適切に送風
路の流路抵抗を判別して送風量を制御するモータ制御装
置の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明によれば、送風流路に配置された
送風用のファンを回転制御するモータ制御装置におい
て、モータに流れる電流に対応した電圧を出力するI−
V変換手段と、前記I−V変換手段により出力される出
力電圧に対応した周波数の信号を出力するV−F変換手
段と、前記V−F変換手段の出力信号が入力されその信
号周波数に応じてオン・オフして伝送するアイソレート
手段と、前記アイソレート手段を介して出力される周波
数情報及びモータの回転数を検出する回転数検出手段の
出力に基づいて、ファンモータが送風する流路の流路抵
抗を判別する流路抵抗判別手段と、前記流路抵抗判別手
段により判別された流路抵抗及び必要送風量に対応して
モータを回転制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、モータを回転制
御するモータ制御装置に関し、特にファンを回転させ送
風制御に好適なモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータを回転制御するモータ制御
装置としては、モータに流れる電流を検出し、電流と回
転数の関係から、電流値に基づいてフィードバック制御
するものが知られている。
【0003】また従来のファン等の制御に用いるモータ
制御装置として、例えば特開平4−36508号公報に
記載されているように、送風流路に風速センサなどを設
置し、この風速センサなどからの検知信号に応じてファ
ンモータの回転数を制御するように構成されたものもあ
った。
【0004】またこのようなファンモータを制御する従
来のモータ制御装置では、可変電圧スイッチング電源を
用いることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来このようなモータ
制御装置があるものの、従来のものでは次のような問題
が生じていた。従来、モータの駆動に用いる電源系とモ
ータの電流の制御、演算に用いる電源系とを同じ電源を
用いていたので電源の変動により電流の検出、制御が変
動してしまい精度が要求される制御には十分な正確な制
御ができないという問題を有していた。
【0006】また、このような場合モータの駆動用の電
源系と制御部の電源系とを異なる電源系として電源系を
分離し、モータの駆動系と制御系との間をホトカプラを
用いて電気的に遮断しつつ信号の伝達を行う方法も考え
られるが、ホトカプラは通常伝達率が経年変化により大
きく変化するため、長期間使用する機器には用い難いと
いう問題を有していた。
【0007】また、ファンの制御に用いるモータ制御装
置としては、センサで送風量を検出しモータの電流量を
制御しているが、風速センサを送風流路に設置するもの
では、風速センサ自体により送風の妨げとなる問題があ
った。
【0008】そこで、本願発明は上記の点に鑑みて提案
されたもので、モータの駆動側とアイソレートしてモー
タの電流を検出する際にも、アイソレートするホトカプ
ラ等の経年変化の影響を受けずに精度良く検出し、適切
なモータの制御を実現するモータ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】更に本願発明は、風速センサなどの風量検
知手段を送風流路に設置することなく、送風流路の流路
抵抗に応じた適切なモータ回転制御を実現したモータ制
御装置を提供することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、モータに流れる電流を検出
してその検出電流に基づいてモータを制御するモータ制
御装置において、モータに流れる電流に対応した電圧を
出力するI−V変換手段と、前記I−V変換手段により
出力される出力電圧に対応した周波数の信号を出力する
V−F変換手段と、前記V−F変換手段の出力信号が入
力されその信号周波数に応じてオン・オフして伝送する
アイソレート手段と、前記アイソレート手段を介して出
力される周波数情報に基づいてモータに流れる電流を判
別することを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、モ
ータに流れる電流をI−V変換手段により一旦電圧に変
換し、更にV−F変換手段によりその電圧に対応する周
波数の信号に変換する。その周波数信号を例えばホトカ
プラでなるアイソレート手段に入力し、その周波数でオ
ン・オフすることにより伝達する。そして、その周波数
の情報に基づいてモータに流れる電流を判別する。
【0012】請求項2記載の発明は、送風流路に配置さ
れた送風用のファンを回転制御するモータ制御装置にお
いて、モータに流れる電流に対応した電圧を出力するI
−V変換手段と、前記I−V変換手段により出力される
出力電圧に対応した周波数の信号を出力するV−F変換
手段と、前記V−F変換手段の出力信号が入力されその
信号周波数に応じてオン・オフして伝達するアイソレー
ト手段と、前記アイソレート手段を介して出力される周
波数情報及びモータの回転数を検出する回転数検出手段
の出力に基づいて、ファンモータが送風する流路の流路
抵抗を判別する流路抵抗判別手段と、前記流路抵抗判別
手段により判別された流路抵抗及び必要送風量に対応し
てモータを回転制御することを特徴とする。
【0013】従って、請求項2記載の発明によれば、モ
ータに流れる電流をI−V変換手段により一旦電圧に変
換し、更にV−F変換手段によりその電圧に対応する周
波数の信号に変換する。その周波数信号を例えばホトカ
プラでなるアイソレート手段に入力し、その周波数でオ
ン・オフすることにより伝達する。そして、その周波数
の情報に基づいてモータに流れる電流を判別する。ま
た、回転数検出手段がファンモータの回転数を検出し、
流路抵抗判別手段がこれらモータの電流及び回転数の情
報に基づいてファンモータが送風する送風路の流路抵抗
を判別する。そして、モータは判別された流路抵抗、必
要な最適送風量の情報に基づいてモータの回転制御を行
う。
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0014】図1は、本願発明のモータ制御装置を備え
た給湯装置の概略構成図であって、給湯装置のケーシン
グ1の内部には、バーナ2と熱交換器3とが配置されて
いる。ケーシング1の下側に連続するファンケース4の
内部には、ファンモータ5により駆動されるシロッコフ
ァン6が設置されており、ケーシング1の上部には、排
気口7が形成されている。
【0015】バーナ2には、ガスあるいは石油などの燃
料を供給するための燃料供給管8が接続されており、熱
交換器3には、水を供給するための給水管10が接続さ
れている。燃料供給管8および給水管10にはバルブ1
1、12が介装されており、これらバルブ11、12は
給湯制御部13により制御される。
【0016】モータ制御装置は、例えば交流100ボル
トの商用電源15からの交流電力を整流および平滑して
直流電力を出力する整流平滑手段16と、制御パルスに
基づいて整流平滑手段16からの直流電力をスイッチン
グしてファンモータ5に駆動電力として供給する電力制
御手段17と、ファンモータ5の回転数を検出する回転
数検出手段18と、整流平滑手段16の出力電流を検出
する電流検出手段19と、回転数指令信号と回転数検出
手段18により検出された回転数とファンモータ5を流
れる電流とに基づいて、ファンモータ5の回転数が指令
回転数になるように制御パルスのデューティー比を制御
するデューティー比制御手段20と、電流検出手段19
により検出された出力電流とデューティー比制御手段2
0により制御されたデューティー比に関する情報とに基
づいて、ファンモータ5を流れる電流を演算する電流演
算手段21と、バーナ2の燃焼料に基づいて最適送風量
を判別する最適送風量判別手段22と、電流演算手段2
1により演算された電流と回転数検出手段18により検
出された回転数とに基づいてファンケース4やケーシン
グ1により構成される送風流路の流路抵抗を判別する流
路抵抗判別手段23と、最適送風量判別手段22により
判別された最適送風量と流路抵抗判別手段23により判
別された流路抵抗とに基づいてファンモータ5の最適回
転数を判別し、ファンモータ5の回転数が最適回転数と
なるようにデューティー比制御手段20に回転数指令信
号を供給する最適回転数判別手段24と、流路抵抗判別
手段23により判別された流路抵抗に基づいて燃焼の異
常を判別する異常判別手段25と、異常判別手段25に
より燃焼の異常と判別されたときに給湯制御部13に停
止信号を出力してバーナ2の燃焼を停止させる異常処理
手段26とを備えている。
【0017】なお、デューティー比制御手段20と、電
流演算手段21と、最適送風量判別手段22と、流路抵
抗判別手段23と、最適回転数判別手段24と、異常判
別手段25と、異常処理手段26とは、マイクロコンピ
ュータ27により実現されている。なお、マイクロコン
ピュータ27は、燃焼装置の全体を制御している。
【0018】図2は、ファンモータ5の駆動部の回路ブ
ロック図であって、この駆動部は主にモータ駆動IC3
1により構成されている。このモータ駆動IC31は、
端子31a〜31eを備えており、また、電力制御手段
17と、回転数検出手段18とを搭載している。
【0019】電力制御手段17は、ファンモータ5の各
コイルに駆動電力を供給するモータドライバー32と、
モータドライバー32によりファンモータ5に供給され
る駆動電力をスイッチングするPWM可変速回路33と
を備えている。回転数検出手段18は、ファンモータ5
に内蔵された複数のホール素子を含むホールIC34か
らの検出信号に基づいてファンモータ5の回転数を演算
する回転ロジック35と、回転ロジック35により演算
された回転数に応じた回転数パルスを発生する回転数パ
ルス発生回路36とを備えている。
【0020】端子31aには、整流平滑手段16からの
駆動電力が入力され、この駆動電力は電力制御手段17
のモータドライバー32に供給される。端子31bに
は、補助電源37からの直流電力が入力され、この直流
電力はモータ駆動IC31の各部に電源として供給され
る。端子31cには、デューティー比制御手段20から
制御電圧が入力され、この制御電圧は電力制御手段17
のPWM可変速回路33に供給される。端子31bから
は、回転数検出手段18の回転数パルス発生回路36か
らの回転数パルスが出力され、この回転数パルスはデュ
ーティー比制御手段20に供給される。端子31eは、
接地端子である。
【0021】整流平滑手段16は、例えばダイオードブ
リッジからなる全波整流器と、キャパシタからなる平滑
回路とにより実現されており、例えば100ボルトの商
用電源15から得られる交流電力を整流および平滑して
直流電力を出力する。電力制御手段17は、デューティ
ー比制御手段20からの制御電圧に応じてデューティー
比を制御される制御パルスに基づいて、整流平滑手段1
6からの直流電力をスイッチングして、ファンモータ5
に駆動電力として供給する。
【0022】すなわち、ファンモータ5に供給される直
流駆動電力は、電力制御手段17によりPWM制御され
る。回転数検出手段18は、ファンモータ5に内蔵され
た複数のホール素子を含むホールIC34からなる回転
検出センサからの検出信号に基づいて、ファンモータ5
の回転数を検出し、それに応じた回転数パルスをデュー
ティー比制御手段20に供給すると共に、ファンモータ
5の回転素子の回転に応じた回転信号を電力制御手段1
7に供給する。
【0023】電流検出手段19は、例えばカレントトラ
ンスなどを備えており、整流平滑手段16の出力電流を
検出する。デューティー比制御手段20は、ファンモー
タ5の回転数が指令回転数になるように制御電圧を調整
して、その制御電圧を電力制御手段17に供給する。
【0024】なお、ファンモータ5は、三相ブラシレス
モータ、より詳しくは永久磁石型同期モータであって、
本実施形態では、燃焼装置のシロッコファン6を駆動す
るために使用している。
【0025】図3は、電力制御手段17の回路ブロック
図であって、この電力制御手段17は、三角波発振回路
41と、コンパレータ42と、三相分配回路43と、ト
ランジスタTR1〜TR6とを備えている。なお、トラ
ンジスタTR1〜TR6保護用のダイオードや、ファン
モータ5のコイル5a〜5cに流れる過電流を検出しか
つ保護するための回路など、本願発明に直接関係のない
構成要素については、図示及び説明を省略する。
【0026】三角波発振回路41は、例えば20KHz
の周期の三角波を出力する。コンパレータ42は、演算
増幅器からなり、三角波発振回路41からの三角波の電
圧と、デューティー比制御手段20からの制御電圧Vs
とを比較して、制御電圧Vsが三角波の電圧以上である
ときにオンし、制御電圧Vsが三角波の電圧よりも小さ
いときにオフし、周期20KHzの制御パルスを出力す
る。
【0027】すなわち、制御パルスのデューティー比
は、デューティー比制御手段20からの制御電圧Vsに
応じて変化する。三相分配回路43は、回転数検出手段
18からの回転信号に応じて、上段側のトランジスタT
R1〜TR3のうちの1つと、下段側のトランジスタT
R4〜TR6のうちの1つとを、選択的にオンさせる。
たとえば、トランジスタTR1、TR5がオンの場合、
ファンモータ5のコイル5aからコイル5bに駆動電流
が流れる。
【0028】すなわち、ファンモータ5の回転子の回転
位置に応じて電流を流すコイル5a〜5cや電流の方向
を順次切り替えることにより、ファンモータ5の回転が
継続する。さらに三相分配回路43は、下段側のトラン
ジスタTR4〜TR6のうちオンさせるべきトランジス
タを、コンパレータ42からの制御パルスに応じてオン
・オフさせる。すなわち、三相分配回路43は、ファン
モータ5に供給する駆動電力をデューティー比制御手段
20からの制御電圧Vsに応じてPWM制御する。
【0029】この電力制御手段17の動作について、簡
単に述べる。商用電源15からの交流電力は、整流平滑
手段16によって整流され、かつ平滑されて、電力制御
手段17を介してファンモータ5に駆動電力として供給
される。このとき電力制御手段17により、PWM制御
が施され、ファンモータ5の回転数が指令回転数になる
ように、ファンモータ5への駆動電圧が制御される。
【0030】いま、図4に示すように、三角波発振回路
41からの三角波の最高電圧をVh、最低電圧をV1と
し、デューティー比制御手段20からの制御電圧をVs
とすると、コンパレータ42の出力である制御パルス
は、図5に示すように、制御電圧Vsが三角波の電圧以
上のときにオンし、制御電圧Vsが三角波の電圧よりも
小さいときにオフする、三角波と同じ周期のパルス列と
なる。
【0031】そして、三相分配回路43が、下段側のト
ランジスタTR4〜TR6のうち、オンさせるべきトラ
ンジスタのベースに、コンパレータ42からの制御パル
スを印加するので、ファンモータ5の駆動電力が制御パ
ルスによりスイッチングされ、制御パルスのデューティ
ー比に応じた駆動電力がファンモータ5に供給される。
【0032】次に、電流検出について説明する。電流検
出に関連する部分の具体的回路を示したのが図6であ
る。電流を検出するラインにカレントトランスを備えた
り、あるいは、検出するラインに抵抗等の電流検出素子
50を設けておき、その電流検出素子50を利用してI
−V変換手段51が電流量を電圧量に変換して出力す
る。
【0033】V−F変換手段52は、入力電圧に基づい
て出力信号の周波数を変化させる手段であり、例えば出
力信号がハイ・ロウのパルス信号であり、その繰り返し
周期を変化させる。従って、I−V変換手段51の出力
電圧を入力して、その電圧値に応じた周期の信号を出力
する。
【0034】アイソレート手段53は、電源系を分離し
た状態で信号の伝達を行う手段であり、例えばホトカプ
ラ53によりなり一方の電源はVc1であり、それを用
いて制御あるいは演算する側の電源はVc2であり分離
されている。そして、信号の伝達は光のオン・オフ制御
により行っている。ホトカプラ53の接続状態は、V−
F変換手段52の出力がホトカプラ53のホトダイオー
ド54のカソード側と接続されており、ホトダイオード
54のアノード側は抵抗を介して電源電圧Vc1と接続
されている。ホトカプラ53のホトトランジスタ55
は、エミッタ側はグランドに接続されており、コレクタ
側は抵抗を介して電源電圧Vc2と接続されている。
【0035】従って、V−F変換手段52により出力さ
れるハイ・ロウのパルス信号によって、ホトカプラ53
のホトダイオード54がパルス信号の周期で発光し、ホ
トトランジスタ56側に伝達してホトトランジスタ56
をオン・オフする。ホトトランジスタ56のコレクタ側
は電流判別手段56に接続されており、ある周期のパル
ス信号を電流判別手段56に出力し、その周期により電
流量を判別する。そして、判別した電流情報を流路抵抗
判別手段23に出力する。
【0036】また、図6において、例えばホール素子で
なる回転数検出素子34の出力は、回転数検出手段18
に入力され、回転数検出素子34から出力されるパルス
信号から回転数を検出して、その情報を流路抵抗判別手
段23に出力している。
【0037】従って、上述の場合検出すべきラインと電
源を分離した形でモータに流れる電流を検出できるた
め、モータの電流の変動によって出力側の電源が変動影
響をされることなく検出できる。更に、ホトカプラの場
合には、経年変化や劣化により電流伝達特性が変化する
が、図6の回路では一旦、I−V変換手段51により電
圧に変換され、更にV−F変換手段52により電圧に対
応した周波数の信号に変化させ、ホトカプラ53により
オン・オフ信号として伝達し電流情報を伝送するように
しているので、結局全体としてホトカプラの経年変化に
影響を受けることなく長期に渡って正確な検出をするこ
とができる。
【0038】次に、上記給湯装置に上述の回路を用いた
ものの動作について、図7に示すフローチャートを参照
しながら説明する。図外のリモートコントローラからコ
ントローラに運転指令が入力されると、給湯制御部13
が、バルブ11、12や図外のイグナイタなどを制御
し、点火動作を介しすると共に、最適送風量判別手段2
2にバーナ2の燃焼量すなわちバルブ11の開弁量に応
じた信号を出力する。これにより最適送風量判別手段2
2が、給湯制御部13からの信号に基づいて、バーナ2
の燃焼量に応じた最適な送風量を演算する(ステップS
1)。
【0039】この時点ではファンモータ5は回転してお
らず、流路抵抗判別手段23による判別結果が最適送風
量判別手段22に供給されないので、最適回転数判別手
段24は、予め設定された例えば毎分3000回転程度
の初期回転数に対応した回転数指令信号をデューティー
比制御手段20に出力する(ステップS2)。これによ
りデューティー比制御手段20が、ファンモータ5が初
期回転数で回転するような制御電圧Vsを電力制御手段
17に供給する。この結果、電力制御手段17がPWM
方式により駆動電力を制御して、ファンモータ5を初期
回転数で回転するように駆動する。
【0040】次に、異常判別手段25が、内蔵している
タイマを起動させる(ステップS3)。
【0041】次に、電流検出素子50、I−V変換手段
51、V−F変換手段52、ホトカプラ53、電流判別
手段56でなる電流検出手段19が、ファンモータに流
れる電流を検出する(ステップS4)と共に、回転数検
出手段18が、ファンモータ5のホールIC34からの
検出信号に基づいて、ファンモータ5の回転数を検出す
る(ステップS5)。
【0042】次に、電流演算手段21が、電流検出手段
19により検出された整流平滑手段16の出力電流と、
デューティー比制御手段20からの制御電圧Vsとを用
いて、上記数式1により、ファンモータ5を流れる電流
を演算する(ステップS6)。
【0043】すなわち、商用電源15の電圧変動がな
く、整流平滑手段16の出力電圧が常に一定であれば、
電流検出手段19により検出した整流平滑手段16の出
力電流を補正する必要は少ないが、現実には例えば交流
100ボルトの商用電源15の場合、75〜120ボル
トに変動しているのが実情であり、その変動による整流
平滑手段16の出力電流とファンモータ5を流れる電流
との変化のずれを補正するために、電流演算手段21に
より、整流平滑手段16の出力電流からファンモータ5
を流れる電流を演算して、実際に検出した整流平滑手段
16の出力電流を補正することが必要になる。ここで
は、説明をより判り易くするために、先ず、整流平滑手
段16の出力電流の補正をする必要の無い場合の、流路
抵抗判別動作について述べる。
【0044】流路抵抗判別手段23が、電流検出手段1
9からの検出電流(すなわち、ここの説明では電流演算
手段21により補正される前の電流)と回転数検出手段
18からの回転数バルスとに基づいて、ファンモータ4
およびケーシング1内の送風流路の流路抵抗Φを判別す
る(ステップS7)。
【0045】すなわち、ファンモータ5の回転数Nとフ
ァンモータ5を流れる電流Iとの関係は、図8に示すよ
うに、流路抵抗との関係のデータを予めメモリなどに保
持しておくことにより、回転数Nと電流Iとから流路抵
抗Φを決定できる。例えば、回転数NがN1のときに電
流IがI0になり、あるいは回転数NがN2のときに電
流IがI1になれば、流路抵抗ΦがΦ1であると判断で
き、回転数NがN0のときに電流IがI0になれば、流
路抵抗ΦがΦ0であると判断できる。
【0046】なお、Φ0はΦ1よりも小さい。また、こ
の流路抵抗Φは、ファンモータ5の回転数をN、ファン
モータ5を流れる電流をIとすれば、例えば実験的に下
記数式5により求められる。ただし、g(N)、f
(N)は回転数Nの関数である。あるいは、別の実験式
として、下記数式6により求められる。
【0047】
【数5】
【0048】
【数6】
【0049】次に、電流演算手段21が、電流検出手段
19により検出された電流の補正を行う動作について説
明する。商用電源15から常に一定の電圧が供給されて
いる限り、上記の方法で流路抵抗を判別することかでき
るが、実際には商用電源15の電圧が変動するため、上
記の方法のみでは判別できず、電流演算手段21による
補正が必要となってくる。
【0050】一般に、PAM方式では、ファンモータ5
に電源を供給する場合に、安定した直流電源でファンモ
ータ5を駆動することができるが、図2に示す構成のP
WM方式では、交流電力を整流および平滑しただけの直
流で駆動するため、電源部を簡略化できる利点がある。
しかし、その一方で、商用電源15の電圧が変動した場
合には、図9に示すように、その変動で整流平滑手段1
6の出力電圧が変動し、この変動をPWMのデューティ
ー比の変化により吸収するように制御が働くため、同一
回転数に対して整流平滑手段16の出力電流IOも変動
することになる。
【0051】したがって、PWM方式の場合、同一回転
数でのファンモータの電流値が吸排気路の流路抵抗の変
動、および商用電源15の電圧変動の2つの要因で変動
することとなる。
【0052】そこで、電流演算手段21が、ステップS
6において、電流検出手段19により検出された出力電
流I0を用いて、ファンモータ5に流れる電流Iを演算
する。これは、商用電源15の電圧が100ボルトのと
きに検出するであろう電流に補正することと同様の意味
を持つ。具体的には、数式7を用いて演算する。
【0053】
【数7】
【0054】上記数式は、次のようにして求めることが
できる。すなわち、簡略化して説明すると、図10に示
すPWM方式は、PAM方式では図11に示すように表
すことができる。PWM方式における整流平滑手段16
の出力電圧をV0、出力電流をI0、PAM方式におけ
る可変電圧電源51の出力電圧をV、出力電流をIと
し、両方式におけるファンモータ5の仕事量が等しく、
さらに、それぞれの方式における電気・機械仕事変換効
率が等しくかつ100パーセントと考えた場合、下記数
式8が成立する。
【0055】
【数8】I0×V0=I×V
【0056】ここで、PWM方式においてファンモータ
5に印加される電圧は図5に示すようにパルス状であ
り、斜線部がPAM方式における印加電圧Vに想到する
ので、斜線部の面積を図4に示す制御電圧Vs、Vh、
Vlで表すと、下記数式9のようになる。
【0057】
【数9】
【0058】これがPAM方式における印加電圧Vに相
当するので、下記数式10が成立する。
【0059】
【数10】
【0060】上記数式10を上記数式8に代入して整理
すると、下記数式11が成立する。
【0061】
【数11】
【0062】上記数式11を変形すると、下記数式12
のようになる。
【0063】
【数12】
【0064】ここで、図4に示す三角波の電圧幅Vh−
Vlを定数kとおくと、上記数式12は上記数式7と同
じになる。また、定数kを例えば3.5ボルトとする
と、下記数式13が成立する。
【0065】
【数13】
【0066】上記数式11,12、13は、PWM方式
における電流検出手段19により検出した出力電流I0
を、PAM方式における検出電流Iに変換したものであ
る。
【0067】このように、ステップS6において、電流
演算手段21によりファンモータ5に流れる電流Iを演
算することにより、電流検出手段19により検出された
出力電流I0を補正し、ステップS7において、補正し
た電流Iを用いて流路抵抗判別手段23により流路抵抗
を演算するので、商用電源15の電圧変動に拘らず、正
確に流路抵抗を求めることができる。
【0068】次に、異常判別手段25が、流路抵抗判別
手段23により判別された流路抵抗Φが、予め決められ
た下限値ΦLと上限値ΦHとの間に入っているか否かを
判断する(ステップS8)。すなわち、流路抵抗Φが下
限値ΦLと上限値ΦHとの間から外れた領域になった場
合、ファンモータ5の回転数を制御しても適切な送風量
を確保できないので、異常状態と判断する必要があり、
流路抵抗Φが下限値ΦLと上限値ΦHとの間に入ってい
れば、ファンモータ5の回転数を制御することにより適
切な送風量を確保できるので、正常状態であると判断で
きる。なお、図8の第1象限はファンモータ5に流れる
電流Iと回転数Nと流路抵抗Φとの関係を表しており、
第4象限はファンモータ5の回転数Nと送風量Qと流路
抵抗Φとの関係を表している。
【0069】異常判別手段25は、流路抵抗Φが下限値
ΦLと上限値ΦHとの間に入っていれば正常と判別し
て、内蔵しているタイマをクリアする(ステップS
9)。このタイマは、クリアされると直ちに再起動し
て、計時動作を再開する。
【0070】次に、最適回転数判別手段24が、流路抵
抗判別手段23により判別された流路抵抗Φと最適送風
判別手段22により判別された最適送風量とに基づい
て、最適回転数を演算し(スイップS10)、回転数指
令信号をデューティー比制御手段20に出力する。すな
わち、図8に示すように、ファンモータ5の回転数Nと
送風量Qとの関係は流路抵抗Φによって変化するので、
最適送風量が得られるように流路抵抗Φに応じて最適回
転数を判別するのである。この最適回転数Nsは、最適
送風量をQ0とし、基準となる流路抵抗Φ0と燃焼量と
に基づいて決定された基準回転数をNgとすると、例え
ば下記数式14の実験式により求められる。あるいは、
別の実験式として、下記数式15によっても求められ
る。
【0071】
【数14】
【0072】
【数15】
【0073】これにより、デューティー比制御手段20
が、最適回転数判別手段24により演算された最適回転
数に応じた回転数指令信号と回転数検出手段18からの
実際の回転数とに基づいて、ファンモータ5が最適回転
数となるような制御電圧Vsを電力制御手段17に出力
する(ステップS11)。
【0074】これにより、電力制御手段17が、デュー
ティー比制御手段20からの制御電圧に基づいて、ファ
ンモータ5に供給する直流電力をスイッチングし、ファ
ンモータ5が最適回転数となるように駆動する。
【0075】次に、最適送風量判別手段22が、給湯制
御部13からの信号に基づいて燃焼量に変更があったか
否かを判別し(ステップS12)、変更がなければ、マ
イクロコンピュータ27が、リモートコントローラから
運転終了の指示が入力されたか否かを判別し(ステップ
S13)、入力されていなければ、ステップS5に戻
る。入力されていれば、ルーチンを終了する。
【0076】ステップS12において、最適送風量判別
手段22が燃焼量に変更があったと判断すれば、ステッ
プS1に戻る。
【0077】ステップS8において、異常判別手段25
が、流路抵抗Φが予め決められた下限ΦLと上限ΦHと
の間に入っていないと判断すれば、さらに異常判別手段
25が、内蔵のタイイマがタイムアップしているか否か
を判断し(ステップS14)、タイムアップしていなけ
ればステップS10に進む。タイムアップしていれば、
異常処理手段26に異常である旨を出力する。すなわ
ち、流路抵抗Φは風の影響などにより絶えず変化する場
合があるので、流路抵抗Φが所定時間異常にわたって異
常な値になつたときににのみ、異常状態と判断するので
ある。
【0078】次に、異常処理手段26が、異常判別手段
25からの異常である旨の信号が入力されることによ
り、給湯制御部13に停止信号を出力してバーナ2の燃
焼を停止させるなどの異常処理を行って(ステップS1
5)、ルーチンを終了する。
【0079】このように、交流電力を整流および平滑し
て直流電力を出力する整流平滑手段16と、制御パルス
に基づいて整流平滑手段16からの直流電力をスイッチ
ングしてファンモータ5に駆動電力として供給する電力
制御手段17と、ファンモータ5の回転数を検出する回
転数検出手段18と、整流平滑手段16の出力電流を検
出する電流検出手段19と、回転数指令信号と回転数検
出手段18により検出された回転数とに基づいて、ファ
ンモータ5の回転数が所要回転数になるように制御パル
スのデューティー比を制御するデューティー比制御手段
20と、電流検出手段19により検出された出力電流と
デューティー比制御手段20により制御されたデューテ
ィー比に関する情報とに基づいて、ファンモータ5を流
れる電流を演算する電流演算手段21とを設けたので、
商用電源15の電圧変動に拘らずファンモータ5に流れ
る電流を正確に知ることができ、したがって流路抵抗を
適正に判断することが可能になる。
【0080】さらに、電流演算手段21により演算され
た電流と回転数検出手段18により検出された回転数と
に基づいて送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判別
手段23を設けたので、送風流路の流路抵抗を適正に判
断できる。したがって、送風流路の流路抵抗に応じた適
切なモータ回転数を維持することが可能になる。
【0081】さらに、最適送風量判別手段22により判
別された最適送風量と流路抵抗判別手段23により判別
された流路抵抗とに基づいてファンモータ5の最適回転
数を判別し、ファンモータ5の回転数が最適回転数とな
るようにデューティー比制御手段20に回転数指令信号
を供給する最適回転数判別手段24を設けたので、送風
流路の流路抵抗に応じた適切なモータ回転数を常に維持
できる。したがって、流路抵抗が変化しても、常に最適
送風量を維持できる。
【0082】さらに、流路抵抗判別手段23により判別
された流路抵抗に基づいて燃焼の異常を判別する異常判
別手段25により燃焼の異常と判別されたときにバーナ
2の燃焼を停止させる異常処理手段26とを設けたの
で、バーナ2の火炎が消失する以前の段階で流路抵抗か
ら燃焼の異常を的確に判断でき、安全性の向上を図るこ
とができる。
【0083】なお、上記実施形態において、モータ電流
の検出位置は一例として示したものであり、これに限定
されるものではなく、例えば図12に示すように、モー
タのグランド側でもよく、電流を検出できる位置であれ
ばよい。更に、図6においては、モータの電流検出をよ
り分かり易くするために、電流演算手段21を省略して
いるが、電流判別手段56と流路抵抗判別手段23との
間に電流演算手段21を設けてもよい。更に、電圧電源
の変動が少ないときや、また精度がある程度許容される
ときには、図6のように電流演算手段21を省略しても
よい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明のアイソ
レート回路によれば、ホトカプラ等の光伝達手段の伝達
率の経年変化による影響を受けないようにすることがで
きるので、経年変化によらずに適切なアイソレートを実
現できる。
【0085】また、本願発明のモータ制御装置によれ
ば、回転制御に用いるモータの電流の検出に上述のアイ
ソレート回路を利用するようにしたので、経年変化によ
らずにモータ電流を検出することができ、これにより適
切にファンの流路抵抗を判別することができる。
【0086】これによって、必要な最適送風量と送風流
路の流路抵抗とに基づいてファンモータの最適回転数を
判別し、モータ制御手段により、最適回転数となるよう
にファンモータを駆動することから、送風流路の流路抵
抗に応じた適切なモータ回転数を維持できる。従って、
例えば燃焼機器のファンモータとして利用する場合に
は、流路抵抗が変化しても最適燃焼を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のモータ制御装置を備えた給湯装置の
概略構成図である。
【図2】本願発明のモータ制御装置を備えられたモータ
駆動部の回路ブロック図である。
【図3】本願発明のモータ制御装置を備えられた電力制
御手段の回路図である。
【図4】本願発明のモータ制御装置を備えられた三角波
発振回路により得られる三角波の波形図である。
【図5】本願発明のモータ制御装置を備えられたファン
モータに供給される駆動電圧の波形図である。
【図6】本願発明の電流検出用のアイソレート回路の回
路図である。
【図7】本願発明のファンモータを制御するモータ制御
装置の動作を説明するフローチャートである。
【図8】本願発明のモータ制御装置により制御されるフ
ァンモータを流れる電流と回転数と送風量との関係の説
明図である。
【図9】本願発明のモータ制御装置に備えられた電流検
出手段による検出電流とファンモータの回転数との関係
の説明図である。
【図10】PWM方式のモータ制御装置の概略構成図で
ある。
【図11】PWA方式のモータ制御装置の概略構成図で
ある。
【図12】本願発明の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
5 ファンモータ 6 シロッコファン 16 整流平滑手段 17 電力制御手段 18 回転数検出手段 19 電流検出手段 20 デューティー比制御手段 21 電流演算手段 22 最適送風量判別手段 23 流路抵抗判別手段 24 最適回転数判別手段 25 異常判別手段 26 異常処理手段 50 電流検出素子 51 I−V変換手段 52 V−F変換手段 53 アイソレート手段(ホトカプラ) 56 電流判別手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに流れる電流を検出してその検出
    電流に基づいてモータを制御するモータ制御装置におい
    て、 モータに流れる電流に対応した電圧を出力するI−V変
    換手段と、前記I−V変換手段により出力される出力電
    圧に対応した周波数の信号を出力するV−F変換手段
    と、前記V−F変換手段の出力信号が入力されその信号
    周波数に応じてオン・オフして伝達するアイソレート手
    段と、前記アイソレート手段を介して出力される周波数
    情報に基づいてモータに流れる電流を判別することを特
    徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 送風流路に配置された送風用のファンを
    回転制御するモータ制御装置において、 モータに流れる電流に対応した電圧を出力するI−V変
    換手段と、前記I−V変換手段により出力される出力電
    圧に対応した周波数の信号を出力するV−F変換手段
    と、前記V−F変換手段の出力信号が入力されその信号
    周波数に応じてオン・オフして伝達するアイソレート手
    段と、前記アイソレート手段を介して出力される周波数
    情報及びモータの回転数を検出する回転数検出手段の出
    力に基づいて、ファンモータが送風する流路の流路抵抗
    を判別する流路抵抗判別手段と、前記流路抵抗判別手段
    により判別された流路抵抗及び必要送風量に対応してモ
    ータを回転制御することを特徴とするモータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103382945A (zh) * 2013-07-08 2013-11-06 大唐移动通信设备有限公司 一种风扇控制系统

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