JPH09219067A - デジタル情報再生装置 - Google Patents
デジタル情報再生装置Info
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- JPH09219067A JPH09219067A JP2681196A JP2681196A JPH09219067A JP H09219067 A JPH09219067 A JP H09219067A JP 2681196 A JP2681196 A JP 2681196A JP 2681196 A JP2681196 A JP 2681196A JP H09219067 A JPH09219067 A JP H09219067A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 等化器の前から位相を検出することで、PL
Lのループディレイを減少させ、PLLの引き込み動作
の高速化を図る。等化器で位相ずれを生ずる場合でも、
位相ずれを補正することで、正しい位相でPLLの引き
込みを行なう。 【解決手段】 磁気ディスク11の再生信号をA/D変
換器15でA/D変換して得た等化前のデジタル再生信
号を、位相ずれ補正用FIRフィルタ21を介して位相
比較入力切替器22へ供給する。位相の初期引き込み時
は、位相ずれ補正用FIRフィルタ21の出力を位相差
検出器23へ供給することで、デジタル等化器16を介
することなく位相引き込み用のフィードバック制御ルー
プを形成する。位相ずれ補正用FIRフィルタ21は、
等化前のデジタル再生信号とデジタル等化器16で等化
した後のデジタル再生信号との位相のずれを補正するよ
う構成する。
Lのループディレイを減少させ、PLLの引き込み動作
の高速化を図る。等化器で位相ずれを生ずる場合でも、
位相ずれを補正することで、正しい位相でPLLの引き
込みを行なう。 【解決手段】 磁気ディスク11の再生信号をA/D変
換器15でA/D変換して得た等化前のデジタル再生信
号を、位相ずれ補正用FIRフィルタ21を介して位相
比較入力切替器22へ供給する。位相の初期引き込み時
は、位相ずれ補正用FIRフィルタ21の出力を位相差
検出器23へ供給することで、デジタル等化器16を介
することなく位相引き込み用のフィードバック制御ルー
プを形成する。位相ずれ補正用FIRフィルタ21は、
等化前のデジタル再生信号とデジタル等化器16で等化
した後のデジタル再生信号との位相のずれを補正するよ
う構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタル情報再生
装置に係り、詳しくは予め設定された繰り返しパターン
に基づいて位相同期を確立する際に、再生信号の波形等
化前の信号に基づいて初期位相の引き込みを行なうこと
で、波形等化器のループ遅延の影響を受けずに位相同期
を早期に確立できるようにしたデジタル情報再生装置に
関するものである。
装置に係り、詳しくは予め設定された繰り返しパターン
に基づいて位相同期を確立する際に、再生信号の波形等
化前の信号に基づいて初期位相の引き込みを行なうこと
で、波形等化器のループ遅延の影響を受けずに位相同期
を早期に確立できるようにしたデジタル情報再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル情報再生装置において、記録媒
体から読み出された再生信号は高周波のアナログ信号
(RF信号)である。この再生信号からデジタルデータ
を取り出すには、正しいデータ存在点の位置に同期させ
たデータ読み出し用のクロック(以下同期クロックと記
す)を発生させる必要がある。この同期クロックに基づ
いて再生信号からデータを取り出すためのサンプリング
点が規定される。同期クロックを発生させるために位相
同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路部と呼ば
れるフィードバック制御系が一般に用いられている。P
LL回路部は、再生信号中に含まれているデータ存在点
を示すサンプルデータに基づくサンプリング点と、PL
L回路部内の電圧制御発振器を自走発振させて得た同期
クロックに基づくサンプリング点との位相誤差を検出
し、検出した位相誤差を電圧制御発振器(VCO:Volt
age Controled Oscillator)に戻して同期クロックの位
相を補正するものである。
体から読み出された再生信号は高周波のアナログ信号
(RF信号)である。この再生信号からデジタルデータ
を取り出すには、正しいデータ存在点の位置に同期させ
たデータ読み出し用のクロック(以下同期クロックと記
す)を発生させる必要がある。この同期クロックに基づ
いて再生信号からデータを取り出すためのサンプリング
点が規定される。同期クロックを発生させるために位相
同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路部と呼ば
れるフィードバック制御系が一般に用いられている。P
LL回路部は、再生信号中に含まれているデータ存在点
を示すサンプルデータに基づくサンプリング点と、PL
L回路部内の電圧制御発振器を自走発振させて得た同期
クロックに基づくサンプリング点との位相誤差を検出
し、検出した位相誤差を電圧制御発振器(VCO:Volt
age Controled Oscillator)に戻して同期クロックの位
相を補正するものである。
【0003】図8は記録再生フォーマットの一例を示す
説明図である。図8(a)に示すように、セクタの先頭
にはプリアンブルと呼ばれる既知のデータ列が書き込ま
れている。プリアンブルは、同期クロックの位相を合わ
せるための位相同期パターンと、ユーザデータの先頭を
示すためのデータ同期パターンから構成されている。こ
こで、位相同期パターンのパターン長は、PLLが同期
クロックの位相を規定の範囲内に入るまで引き込むため
に要する時間を考慮して設定されている。位相同期パタ
ーンとしては、4Tパターンと呼ばれる1,1,−1,−
1の繰り返しデータがよく用いられる。
説明図である。図8(a)に示すように、セクタの先頭
にはプリアンブルと呼ばれる既知のデータ列が書き込ま
れている。プリアンブルは、同期クロックの位相を合わ
せるための位相同期パターンと、ユーザデータの先頭を
示すためのデータ同期パターンから構成されている。こ
こで、位相同期パターンのパターン長は、PLLが同期
クロックの位相を規定の範囲内に入るまで引き込むため
に要する時間を考慮して設定されている。位相同期パタ
ーンとしては、4Tパターンと呼ばれる1,1,−1,−
1の繰り返しデータがよく用いられる。
【0004】上記規定の範囲すなわち位相のずれの許容
範囲は、同期クロックに基づいて取り出したデジタルデ
ータのエラーレートに影響を与えないという観点から決
定される。また、データ同期パターンの長さや検出方法
は、誤検出確率ならびに未検出確率がデータエラーレー
トに比較して十分に小さくなるように選定されている。
図8(b)はリードゲートを開くタイミングを示してい
る。図8(c)は再生信号と再生信号中のデータ存在点
すなわちデータをサンプリングすべき点)を示してい
る。
範囲は、同期クロックに基づいて取り出したデジタルデ
ータのエラーレートに影響を与えないという観点から決
定される。また、データ同期パターンの長さや検出方法
は、誤検出確率ならびに未検出確率がデータエラーレー
トに比較して十分に小さくなるように選定されている。
図8(b)はリードゲートを開くタイミングを示してい
る。図8(c)は再生信号と再生信号中のデータ存在点
すなわちデータをサンプリングすべき点)を示してい
る。
【0005】図9は従来のデジタル情報再生装置の要部
ブロック構成図である。従来のデジタル情報再生装置1
00は、アナログフィルタ101と、A/D変換器10
2と、デジタル等化器103と、PLL回路部104と
を備える。
ブロック構成図である。従来のデジタル情報再生装置1
00は、アナログフィルタ101と、A/D変換器10
2と、デジタル等化器103と、PLL回路部104と
を備える。
【0006】図示しない記録媒体から図示しない読み出
しヘッドを介して読み出され必要に応じて図示しないR
F増幅器で増幅された再生信号は、アナログフィルタ1
01を介してA/D変換器102へ供給される。アナロ
グフィルタ101は、再生信号から必要な帯域の信号成
分を抽出する。A/D変換器102は、アナログフィル
タ101の出力信号を、PLL回路部104から出力さ
れる同期クロックに基づいて規定されるサンプリング点
でサンプリングしてデジタルデータへ変換する。A/D
変換器102から出力されたデジタル再生信号はデジタ
ル等化器103に供給される。デジタル等化器103
は、例えば3タップのFIRフィルタで構成されてお
り、デジタル再生信号に対してデジタル的に波形等化を
施してデジタル再生信号を出力する。等化後のデジタル
再生信号は、例えば最尤(ビタビ)復号器等へ供給され
る。
しヘッドを介して読み出され必要に応じて図示しないR
F増幅器で増幅された再生信号は、アナログフィルタ1
01を介してA/D変換器102へ供給される。アナロ
グフィルタ101は、再生信号から必要な帯域の信号成
分を抽出する。A/D変換器102は、アナログフィル
タ101の出力信号を、PLL回路部104から出力さ
れる同期クロックに基づいて規定されるサンプリング点
でサンプリングしてデジタルデータへ変換する。A/D
変換器102から出力されたデジタル再生信号はデジタ
ル等化器103に供給される。デジタル等化器103
は、例えば3タップのFIRフィルタで構成されてお
り、デジタル再生信号に対してデジタル的に波形等化を
施してデジタル再生信号を出力する。等化後のデジタル
再生信号は、例えば最尤(ビタビ)復号器等へ供給され
る。
【0007】PLL回路部104は、位相誤差検出器1
05と、D/A変換器106と、ループフィルタ107
と、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controled Osci
llator)108とを備えている。位相誤差検出器105
は、VCO108によって発生させた同期クロックと等
化後のデジタル再生信号との位相誤差すなわち位相のず
れ量をデジタル演算によって求め、求めた位相誤差デー
タを出力する。D/A変換器106は、位相誤差データ
に対応した位相誤差に係る電圧信号を発生する。この位
相誤差に係る電圧信号は、低域通過型の周波数特性を備
えたループフィルタ107を介してVCO108の位相
制御電圧入力端子108aへ供給される。VCO108
は、予め設定された周波数範囲内のクロックであって位
相制御電圧入力端子108aに供給されるフィルタ通過
後の位相誤差に係る電圧信号に基づいて指定される位相
の同期クロックを生成して出力する。
05と、D/A変換器106と、ループフィルタ107
と、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controled Osci
llator)108とを備えている。位相誤差検出器105
は、VCO108によって発生させた同期クロックと等
化後のデジタル再生信号との位相誤差すなわち位相のず
れ量をデジタル演算によって求め、求めた位相誤差デー
タを出力する。D/A変換器106は、位相誤差データ
に対応した位相誤差に係る電圧信号を発生する。この位
相誤差に係る電圧信号は、低域通過型の周波数特性を備
えたループフィルタ107を介してVCO108の位相
制御電圧入力端子108aへ供給される。VCO108
は、予め設定された周波数範囲内のクロックであって位
相制御電圧入力端子108aに供給されるフィルタ通過
後の位相誤差に係る電圧信号に基づいて指定される位相
の同期クロックを生成して出力する。
【0008】PLL回路部104は、図示しないリード
ゲートが開かれるとまずアクイジション(習得)モード
となる。このアクイジションモードでPLL回路部10
4は、図8(a)に示した位相同期パターンを利用し
て、等化後のデジタル再生信号のデータ存在点とPLL
回路部104で発生させた同期クロックとの位相がずれ
た状態から位相がほぼ合った状態にまで引き込みを行な
う。次に、図示しないデータ同期パターン検出回路によ
って、図8(a)に示したデータ同期パターンが検出さ
れ、データ同期パターン検出回路からデータ同期パター
ン検出出力が供給されると、PLL回路部104はトラ
ッキングモードに切り替わる。このトラッキングモード
でPLL回路部104は、等化後のデジタル再生信号の
データ存在点と同期クロックとの位相がずれないように
微調整を行なう。
ゲートが開かれるとまずアクイジション(習得)モード
となる。このアクイジションモードでPLL回路部10
4は、図8(a)に示した位相同期パターンを利用し
て、等化後のデジタル再生信号のデータ存在点とPLL
回路部104で発生させた同期クロックとの位相がずれ
た状態から位相がほぼ合った状態にまで引き込みを行な
う。次に、図示しないデータ同期パターン検出回路によ
って、図8(a)に示したデータ同期パターンが検出さ
れ、データ同期パターン検出回路からデータ同期パター
ン検出出力が供給されると、PLL回路部104はトラ
ッキングモードに切り替わる。このトラッキングモード
でPLL回路部104は、等化後のデジタル再生信号の
データ存在点と同期クロックとの位相がずれないように
微調整を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィードバ
ック制御系では、ループディレイが小さいほど位相余裕
が増して、安定で追従が速い制御が可能となるので、で
きるだけループディレイが小さくなるような回路構成が
理想である。
ック制御系では、ループディレイが小さいほど位相余裕
が増して、安定で追従が速い制御が可能となるので、で
きるだけループディレイが小さくなるような回路構成が
理想である。
【0010】位相同期パターンである4Tパターンは正
弦波形に限りなく近いため、デジタル等化器103を通
しても波形は変らない。そこで、ループディレイをなる
べく小さくするため、アクイジションモードでは等化前
のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検出する回路
構成が考えられる。
弦波形に限りなく近いため、デジタル等化器103を通
しても波形は変らない。そこで、ループディレイをなる
べく小さくするため、アクイジションモードでは等化前
のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検出する回路
構成が考えられる。
【0011】図10はアクイジションモードでのループ
ディレイの低減を図ったデジタル情報再生装置の要部ブ
ロック構成図である。図10に示すデジタル情報再生装
置110は、位相誤差検出器105の前段に位相誤差検
出入力切替回路111を設けている。この位相誤差検出
入力切替回路111は、入力端子111aに供給される
モード指定信号によってアクイジションモードが指定さ
れている場合は、等化前のデジタル再生信号を位相誤差
検出器105へ供給し、モード指定信号によってトラッ
キングモードが指定されている場合は、等化後のデジタ
ル再生信号を位相誤差検出器105へ供給する。このよ
うに、アクイジションモードでは、等化前のデジタル再
生信号を位相誤差検出器105へ供給する構成にするこ
とで、ループディレイの減少を図っている。
ディレイの低減を図ったデジタル情報再生装置の要部ブ
ロック構成図である。図10に示すデジタル情報再生装
置110は、位相誤差検出器105の前段に位相誤差検
出入力切替回路111を設けている。この位相誤差検出
入力切替回路111は、入力端子111aに供給される
モード指定信号によってアクイジションモードが指定さ
れている場合は、等化前のデジタル再生信号を位相誤差
検出器105へ供給し、モード指定信号によってトラッ
キングモードが指定されている場合は、等化後のデジタ
ル再生信号を位相誤差検出器105へ供給する。このよ
うに、アクイジションモードでは、等化前のデジタル再
生信号を位相誤差検出器105へ供給する構成にするこ
とで、ループディレイの減少を図っている。
【0012】ところが、デジタル等化器103にデジタ
ルFIRフィルタを用いる場合、デジタルFIRフィル
タのタップ係数によっては群遅延量の変化によって等化
前と等化後でデータ存在点位相が変化する場合がある。
ルFIRフィルタを用いる場合、デジタルFIRフィル
タのタップ係数によっては群遅延量の変化によって等化
前と等化後でデータ存在点位相が変化する場合がある。
【0013】等化前と等化後とでデータ存在点位相が変
化する場合、アクイジションモード中は等化前のデジタ
ル再生信号に基づいて同期クロックの位相合わせを行な
っているので、等化後のデジタル再生信号の位相とずれ
た位相に同期クロックの位相が同期してしまう。したが
って、トラッキングモードに切り替えた直後は、位相ず
れが生じている可能性が大きい。
化する場合、アクイジションモード中は等化前のデジタ
ル再生信号に基づいて同期クロックの位相合わせを行な
っているので、等化後のデジタル再生信号の位相とずれ
た位相に同期クロックの位相が同期してしまう。したが
って、トラッキングモードに切り替えた直後は、位相ず
れが生じている可能性が大きい。
【0014】逆に、等化後のデジタル再生信号に基づい
てアクイジションモードの動作を行なえばデータ存在点
と同期クロックとの間に位相のずれは生じないが、フィ
ードバック制御系内にデジタル等化器103が挿入され
ることとなるので、デジタル等化器103が挿入された
分だけループディレイが大きくなってしまう。ループデ
ィレイが大きくなると、制御系の安定度が悪化し、引き
込みが遅くなる。引き込みの遅さに応じて位相同期パタ
ーンの区間長を長くとる必要が生じ、記録媒体への記録
フォーマットの効率すなわちユーザデータの記録効率の
悪化にもつながる。
てアクイジションモードの動作を行なえばデータ存在点
と同期クロックとの間に位相のずれは生じないが、フィ
ードバック制御系内にデジタル等化器103が挿入され
ることとなるので、デジタル等化器103が挿入された
分だけループディレイが大きくなってしまう。ループデ
ィレイが大きくなると、制御系の安定度が悪化し、引き
込みが遅くなる。引き込みの遅さに応じて位相同期パタ
ーンの区間長を長くとる必要が生じ、記録媒体への記録
フォーマットの効率すなわちユーザデータの記録効率の
悪化にもつながる。
【0015】このように、図10に示したデジタル情報
再生装置110では、フィードバック制御系のループデ
ィレイの観点からは、等化前のデジタル再生信号に基づ
いて同期クロックの位相の引き込みを行なうので、位相
の引き込みが早く、しかも安定である。しかしながら、
等化前のデジタル再生信号と等化後のデジタル再生信号
とでは位相がずれていることがあるので、等化後のデジ
タル再生信号に対して位相を正しく引き込んだことにな
らない。
再生装置110では、フィードバック制御系のループデ
ィレイの観点からは、等化前のデジタル再生信号に基づ
いて同期クロックの位相の引き込みを行なうので、位相
の引き込みが早く、しかも安定である。しかしながら、
等化前のデジタル再生信号と等化後のデジタル再生信号
とでは位相がずれていることがあるので、等化後のデジ
タル再生信号に対して位相を正しく引き込んだことにな
らない。
【0016】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、等化器で位相のずれを生ずる場合であ
っても、等化前のデジタル再生信号に基づいて同期クロ
ックの位相合わせを正しく行なえるようにしたデジタル
情報再生装置を提供することを目的とする。
なされたもので、等化器で位相のずれを生ずる場合であ
っても、等化前のデジタル再生信号に基づいて同期クロ
ックの位相合わせを正しく行なえるようにしたデジタル
情報再生装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
情報再生装置は、記録媒体から読み出した再生信号をA
/D変換してデジタル再生信号を得て、このデジタル再
生信号をデジタル等化器で波形等化して等化後のデジタ
ル再生信号を出力するものにおいて、繰り返しパターン
再生による初期位相引き込み動作時は等化前のデジタル
再生信号に基づいて位相誤差検出を行ない、初期位相引
き込み動作完了後は等化後のデジタル再生信号に基づい
て位相誤差検出を行なうよう位相誤差検出器の位相誤差
検出入力を切り替える位相誤差検出入力切替手段と、等
化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検出した
際に含まれるサンプリング位相のずれを補正する位相ず
れ補正手段を備えたことを特徴とする。
情報再生装置は、記録媒体から読み出した再生信号をA
/D変換してデジタル再生信号を得て、このデジタル再
生信号をデジタル等化器で波形等化して等化後のデジタ
ル再生信号を出力するものにおいて、繰り返しパターン
再生による初期位相引き込み動作時は等化前のデジタル
再生信号に基づいて位相誤差検出を行ない、初期位相引
き込み動作完了後は等化後のデジタル再生信号に基づい
て位相誤差検出を行なうよう位相誤差検出器の位相誤差
検出入力を切り替える位相誤差検出入力切替手段と、等
化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検出した
際に含まれるサンプリング位相のずれを補正する位相ず
れ補正手段を備えたことを特徴とする。
【0018】このデジタル情報再生装置においては、位
相誤差検出器の前段に位相ずれ補正フィルタを設けるこ
とで、位相ずれ補正手段を構成することができる。ま
た、位相誤差検出器の位相誤差検出出力に位相ずれ量を
補正加算する補正用加算器を設けることで、位相ずれ補
正手段を構成することができる。さらに、デジタル等化
器で波形等化した後のデジタル再生信号と等化前のデジ
タル再生信号との位相のずれ量は、デジタル等化器のフ
ィルタ係数によって一意的に決まる固定値であるので、
等化前のデジタル再生信号に基づいて位相検出を行なっ
た場合は、デジタル等化器のフィルタ係数によって一意
的に決まる固定値の位相のずれ量を補正することで、等
化後のデジタル再生信号に基づいて位相検出を行なった
場合と同じ結果を得ることができる。
相誤差検出器の前段に位相ずれ補正フィルタを設けるこ
とで、位相ずれ補正手段を構成することができる。ま
た、位相誤差検出器の位相誤差検出出力に位相ずれ量を
補正加算する補正用加算器を設けることで、位相ずれ補
正手段を構成することができる。さらに、デジタル等化
器で波形等化した後のデジタル再生信号と等化前のデジ
タル再生信号との位相のずれ量は、デジタル等化器のフ
ィルタ係数によって一意的に決まる固定値であるので、
等化前のデジタル再生信号に基づいて位相検出を行なっ
た場合は、デジタル等化器のフィルタ係数によって一意
的に決まる固定値の位相のずれ量を補正することで、等
化後のデジタル再生信号に基づいて位相検出を行なった
場合と同じ結果を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。
いて添付図面に基づいて説明する。
【0020】図1はこの発明に係る位相ずれ補正用FI
Rフィルタを備えたデジタル情報再生装置のブロック構
成図である。デジタル情報再生装置1は、記録媒体であ
る磁気ディスク11と、この磁気ディスク11に記録さ
れているデジタル情報を読み出す磁気再生ヘッド12
と、磁気再生ヘッド12で読み出したRF(高周波)信
号を増幅するRF増幅器13と、RF増幅器13から出
力される再生信号から必要な帯域の信号成分を抽出する
アナログフィルタ14と、アナログフィルタ14の出力
信号を同期クロックに基づいてサンプリング・量子化す
るA/D変換器15と、A/D変換されたデジタル再生
信号に対してデジタル的に波形等化を施してデジタル再
生信号を生成し出力するデジタル等化器16と、等化前
のデジタル再生信号ならびに等化後のデジタル再生信号
に基づいて正しいデータ存在点の位相に同期させた同期
クロックを発生するPLL回路部20とからなる。
Rフィルタを備えたデジタル情報再生装置のブロック構
成図である。デジタル情報再生装置1は、記録媒体であ
る磁気ディスク11と、この磁気ディスク11に記録さ
れているデジタル情報を読み出す磁気再生ヘッド12
と、磁気再生ヘッド12で読み出したRF(高周波)信
号を増幅するRF増幅器13と、RF増幅器13から出
力される再生信号から必要な帯域の信号成分を抽出する
アナログフィルタ14と、アナログフィルタ14の出力
信号を同期クロックに基づいてサンプリング・量子化す
るA/D変換器15と、A/D変換されたデジタル再生
信号に対してデジタル的に波形等化を施してデジタル再
生信号を生成し出力するデジタル等化器16と、等化前
のデジタル再生信号ならびに等化後のデジタル再生信号
に基づいて正しいデータ存在点の位相に同期させた同期
クロックを発生するPLL回路部20とからなる。
【0021】PLL回路部20は、位相ずれ補正手段で
ある位相ずれ補正用FIRフィルタ21と、位相誤差検
出入力切替器22と、位相誤差検出器23と、D/A変
換器24と、ループフィルタ25と、電圧制御発振器
(VCO:Voltage ControledOscillator)26とを備
える。
ある位相ずれ補正用FIRフィルタ21と、位相誤差検
出入力切替器22と、位相誤差検出器23と、D/A変
換器24と、ループフィルタ25と、電圧制御発振器
(VCO:Voltage ControledOscillator)26とを備
える。
【0022】等化前のデジタル再生信号は、位相ずれ補
正用FIRフィルタ21を介して位相誤差検出入力切替
器22の一方の入力端子22aへ供給される。等化後の
デジタル再生信号は、位相誤差検出入力切替器22の他
方の入力端子22bへ供給される。位相誤差検出入力切
替器22は、入力端子22dから切替制御入力端子22
cに供給されるモード指定信号に基づいて、いずれか一
方の入力端子22a,22bの信号を選択して出力端子
22eから出力する。位相誤差検出入力切替器22は、
モード指定信号22dがアクイジション(習得)モード
であることを示している場合は、位相ずれ補正用FIR
フィルタ21の出力信号(以下位相ずれ補正デジタル再
生信号と記す)を位相誤差検出器23の一方の位相誤差
検出入力端子23aへ供給する。位相誤差検出入力切替
器22は、モード指定信号がトラッキングモードである
ことを示している場合は、等化後のデジタル再生信号を
位相誤差検出器23の一方の位相誤差検出入力端子23
aへ供給する。
正用FIRフィルタ21を介して位相誤差検出入力切替
器22の一方の入力端子22aへ供給される。等化後の
デジタル再生信号は、位相誤差検出入力切替器22の他
方の入力端子22bへ供給される。位相誤差検出入力切
替器22は、入力端子22dから切替制御入力端子22
cに供給されるモード指定信号に基づいて、いずれか一
方の入力端子22a,22bの信号を選択して出力端子
22eから出力する。位相誤差検出入力切替器22は、
モード指定信号22dがアクイジション(習得)モード
であることを示している場合は、位相ずれ補正用FIR
フィルタ21の出力信号(以下位相ずれ補正デジタル再
生信号と記す)を位相誤差検出器23の一方の位相誤差
検出入力端子23aへ供給する。位相誤差検出入力切替
器22は、モード指定信号がトラッキングモードである
ことを示している場合は、等化後のデジタル再生信号を
位相誤差検出器23の一方の位相誤差検出入力端子23
aへ供給する。
【0023】なお、モード指定信号は、図示しないモー
ド判断部から供給される。図示しないモード判断部は、
図8(a)に示した位相同期パターンの再生タイミング
に同期するタイミングでアクイジションモードであるこ
とを示すモード指定信号22dを供給し、他の期間では
トラッキングモードであることを示すモード指定信号2
2dを供給する。
ド判断部から供給される。図示しないモード判断部は、
図8(a)に示した位相同期パターンの再生タイミング
に同期するタイミングでアクイジションモードであるこ
とを示すモード指定信号22dを供給し、他の期間では
トラッキングモードであることを示すモード指定信号2
2dを供給する。
【0024】位相誤差検出器23は、位相誤差検出入力
切替器22の出力信号について、位相誤差をデジタル演
算によって求め、求めた位相誤差データ23cをD/A
変換器24へ供給する。この位相誤差検出器23では、
例えば、入力データのサンプリング値yn と入力データ
のサンプリング値yn の判定結果Yn から、 Δτn =−yn ・Yn-1 +yn-1 ・Yn ・・・(1) なる演算式(1)により位相誤差Δτn を求める。
切替器22の出力信号について、位相誤差をデジタル演
算によって求め、求めた位相誤差データ23cをD/A
変換器24へ供給する。この位相誤差検出器23では、
例えば、入力データのサンプリング値yn と入力データ
のサンプリング値yn の判定結果Yn から、 Δτn =−yn ・Yn-1 +yn-1 ・Yn ・・・(1) なる演算式(1)により位相誤差Δτn を求める。
【0025】D/A変換器24は、位相誤差データに対
応した位相誤差に係る電圧信号を発生する。位相誤差に
係る電圧信号は、低域通過型の周波数特性を備えたルー
プフィルタ25を介してVCO26の位相制御電圧入力
端子26aへ供給される。
応した位相誤差に係る電圧信号を発生する。位相誤差に
係る電圧信号は、低域通過型の周波数特性を備えたルー
プフィルタ25を介してVCO26の位相制御電圧入力
端子26aへ供給される。
【0026】VCO26は、予め設定された周波数範囲
内のクロックであって位相制御電圧入力端子26aに供
給されるフィルタ通過後の位相誤差に係る電圧信号に基
づいて指定される位相の同期クロックを生成して出力す
る。
内のクロックであって位相制御電圧入力端子26aに供
給されるフィルタ通過後の位相誤差に係る電圧信号に基
づいて指定される位相の同期クロックを生成して出力す
る。
【0027】等化前のデジタル再生信号と等化後のデジ
タル再生信号とでは、位相がデジタル等化器16の構成
によって規定される固定量だけずれている。位相ずれ補
正用FIRフィルタ21は、等化前のデジタル再生信号
を入力とし、デジタル等化器16によって波形等化され
た等化後のデジタル再生信号と同じ位相の位相ずれ補正
デジタル再生信号を出力するよう構成している。
タル再生信号とでは、位相がデジタル等化器16の構成
によって規定される固定量だけずれている。位相ずれ補
正用FIRフィルタ21は、等化前のデジタル再生信号
を入力とし、デジタル等化器16によって波形等化され
た等化後のデジタル再生信号と同じ位相の位相ずれ補正
デジタル再生信号を出力するよう構成している。
【0028】ここで、等化前のデジタル再生信号を位相
ずれ補正用FIRフィルタ21ならびに位相誤差検出入
力切替器22を介して位相誤差検出器23へ供給するの
は、磁気ディスク11から図8に示した4Tパターンか
らなる位相同期パターンを読み出しているタイミングだ
けでよい。4Tパターンは正弦波に限りなく近いため、
デジタル等化器16を通しても波形形状は変らない。す
なわち、位相ずれ補正用FIRフィルタ21は、4Tパ
ターンのみを補正対象とし4Tパターンの位相だけを補
正すればよいので、デジタル等化フィルタ16よりもタ
ップ数を減少させることができ、タップ数を減少させる
ことでディレイを小さくすることができる。
ずれ補正用FIRフィルタ21ならびに位相誤差検出入
力切替器22を介して位相誤差検出器23へ供給するの
は、磁気ディスク11から図8に示した4Tパターンか
らなる位相同期パターンを読み出しているタイミングだ
けでよい。4Tパターンは正弦波に限りなく近いため、
デジタル等化器16を通しても波形形状は変らない。す
なわち、位相ずれ補正用FIRフィルタ21は、4Tパ
ターンのみを補正対象とし4Tパターンの位相だけを補
正すればよいので、デジタル等化フィルタ16よりもタ
ップ数を減少させることができ、タップ数を減少させる
ことでディレイを小さくすることができる。
【0029】このように、位相ずれ補正用FIRフィル
タ21は、デジタル等化器16のタップ数よりも少なく
タップ数で構成しており、位相ずれ補正用FIRフィル
タ21のディレイはデジタル等化器16のディレイより
も小さくなるよう構成している。
タ21は、デジタル等化器16のタップ数よりも少なく
タップ数で構成しており、位相ずれ補正用FIRフィル
タ21のディレイはデジタル等化器16のディレイより
も小さくなるよう構成している。
【0030】次に、デジタル等化器16を3タップ構成
とし、位相ずれ補正用FIRフィルタ21を2タップ構
成とした場合の具体例を説明する。4Tパターンをある
位相でサンプリングすると、ノイズ信号がなく、位相の
変化もないという前提条件では、A,B,−A,−B,
A,B,−A・・・という出力が得られる。ここで、
A,B,−A,−Bは、再生信号をA/D変換器15で
A/D変換して得たデジタル再生信号の量子化値(デジ
タルデータ)である。
とし、位相ずれ補正用FIRフィルタ21を2タップ構
成とした場合の具体例を説明する。4Tパターンをある
位相でサンプリングすると、ノイズ信号がなく、位相の
変化もないという前提条件では、A,B,−A,−B,
A,B,−A・・・という出力が得られる。ここで、
A,B,−A,−Bは、再生信号をA/D変換器15で
A/D変換して得たデジタル再生信号の量子化値(デジ
タルデータ)である。
【0031】デジタル等化器16の出力である等化後の
デジタル再生信号のデジタルデータyn は、デジタル等
化器16のフィルタ係数をk1 ,1,k2 とすると、 yn =k1 ・xn +xn-1 +k2 ・xn-2 ・・・(2) である。ここで、xn ,xn-1 ,xn-2 は、前述のA,
B,−Aと同様に再生信号をA/D変換器15でA/D
変換して得たデジタル再生信号の量子化値(デジタルデ
ータ)である。
デジタル再生信号のデジタルデータyn は、デジタル等
化器16のフィルタ係数をk1 ,1,k2 とすると、 yn =k1 ・xn +xn-1 +k2 ・xn-2 ・・・(2) である。ここで、xn ,xn-1 ,xn-2 は、前述のA,
B,−Aと同様に再生信号をA/D変換器15でA/D
変換して得たデジタル再生信号の量子化値(デジタルデ
ータ)である。
【0032】先程の前提を用いると、xn-2 =−xn で
あるから、もしk1 =k2 ならば、入力系列がそのまま
出力され、位相は変化がない。k1 ≠k2 ならば、x
n-2 =−xn を代入して、 yn =(k1 − k2 )・xn +xn-1 ・・・(3) が成り立つ。したがって、この場合に4Tパターンのみ
を等化するには、係数が1,(k1 − k2 )という2
タップ構成の位相ずれ補正用FIRフィルタ21を用い
ればよいことになる。なお、前述のノイズ信号がなく、
位相の変化もないという前提条件は厳密には満足されな
いが、ランダムノイズ成分等はキャンセルされるため、
それほど大きな影響は与えない。
あるから、もしk1 =k2 ならば、入力系列がそのまま
出力され、位相は変化がない。k1 ≠k2 ならば、x
n-2 =−xn を代入して、 yn =(k1 − k2 )・xn +xn-1 ・・・(3) が成り立つ。したがって、この場合に4Tパターンのみ
を等化するには、係数が1,(k1 − k2 )という2
タップ構成の位相ずれ補正用FIRフィルタ21を用い
ればよいことになる。なお、前述のノイズ信号がなく、
位相の変化もないという前提条件は厳密には満足されな
いが、ランダムノイズ成分等はキャンセルされるため、
それほど大きな影響は与えない。
【0033】図2は位相ずれ補正用FIRフィルタの一
具体例を示すブロック構成図である。位相ずれ補正用F
IRフィルタ21は2タップ構成であり、等化前のデジ
タル再生信号を同期クロックに基づいて同期クロックの
1周期分遅延させる単位遅延素子211と、等化前のデ
ジタル再生信号に対してフィルタ係数(k1 −k2 )を
乗ずる乗算器212と、単位遅延素子211の単位遅延
出力と乗算器212の乗算出力とを加算する加算器21
3とで構成している。
具体例を示すブロック構成図である。位相ずれ補正用F
IRフィルタ21は2タップ構成であり、等化前のデジ
タル再生信号を同期クロックに基づいて同期クロックの
1周期分遅延させる単位遅延素子211と、等化前のデ
ジタル再生信号に対してフィルタ係数(k1 −k2 )を
乗ずる乗算器212と、単位遅延素子211の単位遅延
出力と乗算器212の乗算出力とを加算する加算器21
3とで構成している。
【0034】次に、図1に示したデジタル情報再生装置
1の動作を説明する。磁気ディスク11上にセクタ単位
で記録されているデジタル情報中の位相同期パターンを
読み出しているタイミングでは、アクイジションモード
であることを示すモード指定信号が位相誤差検出入力切
替器22の切替制御入力端子22cに供給される。これ
により、位相誤差検出入力切替器22は、位相ずれ補正
用FIRフィルタ21の出力である位相ずれ補正デジタ
ル再生信号を選択して位相誤差検出器23の一方の入力
端子23aへ供給する。
1の動作を説明する。磁気ディスク11上にセクタ単位
で記録されているデジタル情報中の位相同期パターンを
読み出しているタイミングでは、アクイジションモード
であることを示すモード指定信号が位相誤差検出入力切
替器22の切替制御入力端子22cに供給される。これ
により、位相誤差検出入力切替器22は、位相ずれ補正
用FIRフィルタ21の出力である位相ずれ補正デジタ
ル再生信号を選択して位相誤差検出器23の一方の入力
端子23aへ供給する。
【0035】したがって、4Tパターンからなる位相同
期パターンに基づいて同期クロックの引き込みを行なう
アクイジションモードでは、ディレイが大きいデジタル
等化器16を介することなく、デジタル等化器16より
もディレイを小さくした位相ずれ補正用FIRフィルタ
21を用いて、4Tパターンからなる位相同期パターン
中のデータ存在点の位相がデジタル等化器16から出力
される等化後のデジタル再生信号におけるデータ存在点
の位相と同じになるよう補正した位相ずれ補正デジタル
再生信号を生成し、位相誤差を位相誤差検出器23で検
出して、検出した位相誤差データをD/A変換器24で
位相誤差に係る電圧信号へ変換し、位相誤差に係る電圧
信号をループフィルタ25を介してVCO26の位相制
御電圧入力端子26aへ供給して、位相同期パターン中
のデータ存在点の位相と同期クロックの位相が一致する
ようフィードバック制御がなされる。
期パターンに基づいて同期クロックの引き込みを行なう
アクイジションモードでは、ディレイが大きいデジタル
等化器16を介することなく、デジタル等化器16より
もディレイを小さくした位相ずれ補正用FIRフィルタ
21を用いて、4Tパターンからなる位相同期パターン
中のデータ存在点の位相がデジタル等化器16から出力
される等化後のデジタル再生信号におけるデータ存在点
の位相と同じになるよう補正した位相ずれ補正デジタル
再生信号を生成し、位相誤差を位相誤差検出器23で検
出して、検出した位相誤差データをD/A変換器24で
位相誤差に係る電圧信号へ変換し、位相誤差に係る電圧
信号をループフィルタ25を介してVCO26の位相制
御電圧入力端子26aへ供給して、位相同期パターン中
のデータ存在点の位相と同期クロックの位相が一致する
ようフィードバック制御がなされる。
【0036】このように本発明に係るデジタル情報再生
装置1は、ディレイが大きいデジタル等化器16を介す
ることなく位相引き込みのためのフィードバック制御ル
ープを形成することができるため、PLL回路部20は
速くかつ安定な位相引き込みができる。したがって、位
相引き込みのためにセクタの先頭に配置される位相同期
パターンのパターン長を短くすることができ、記録フォ
ーマットの効率化すなわちユーザデータ比率の向上を図
ることができる。
装置1は、ディレイが大きいデジタル等化器16を介す
ることなく位相引き込みのためのフィードバック制御ル
ープを形成することができるため、PLL回路部20は
速くかつ安定な位相引き込みができる。したがって、位
相引き込みのためにセクタの先頭に配置される位相同期
パターンのパターン長を短くすることができ、記録フォ
ーマットの効率化すなわちユーザデータ比率の向上を図
ることができる。
【0037】また、位相同期パターンに基づく位相引き
込みが完了した後のトラッキングモードでは、位相誤差
検出入力切替器22は等化後のデジタル再生信号を選択
して位相誤差検出器23へ供給するので、等化後のデジ
タル再生信号に基づいて位相引き込みを行なった同期ク
ロックの位相がずれないようフィードバック制御が継続
される。
込みが完了した後のトラッキングモードでは、位相誤差
検出入力切替器22は等化後のデジタル再生信号を選択
して位相誤差検出器23へ供給するので、等化後のデジ
タル再生信号に基づいて位相引き込みを行なった同期ク
ロックの位相がずれないようフィードバック制御が継続
される。
【0038】アクイジションモードでは、位相補正ずれ
補正用FIRフィルタ21を用いて、等化後のデジタル
再生信号におけるデータ存在点の位相と同じになるよう
補正した位相ずれ補正デジタル再生信号を生成し、この
位相ずれ補正デジタル再生信号に基づいて同期クロック
の位相引き込みを行なっているので、位相誤差検出器2
3の入力を等化後のデジタル再生信号に切り替えた後の
トラッキングモードにおいても、等化後のデジタル再生
信号中のデータ存在点の位相と同期クロックの位相がず
れが生ずることがなく、安定しデータ再生が継続され
る。
補正用FIRフィルタ21を用いて、等化後のデジタル
再生信号におけるデータ存在点の位相と同じになるよう
補正した位相ずれ補正デジタル再生信号を生成し、この
位相ずれ補正デジタル再生信号に基づいて同期クロック
の位相引き込みを行なっているので、位相誤差検出器2
3の入力を等化後のデジタル再生信号に切り替えた後の
トラッキングモードにおいても、等化後のデジタル再生
信号中のデータ存在点の位相と同期クロックの位相がず
れが生ずることがなく、安定しデータ再生が継続され
る。
【0039】なお、図1ではデジタル等化器16とは別
に位相ずれ補正用FIRフィルタ21を独立に設ける構
成を示したが、デジタル等化器16を位相ずれ補正用F
IRフィルタとして時分割で共用する構成としてもよ
い。この場合、アクイジションモードでは、デジタル等
化器16の等化特性が位相ずれ補正用FIRフィルタ2
1と等価となるようにフィルタ係数を切り替え、中間演
算結果を位相誤差検出器23へ供給する。デジタル等化
器16を位相ずれ補正用FIRフィルタとして時分割で
共用する構成にすることで、ハードウェアの増加はほと
んど無視できる。
に位相ずれ補正用FIRフィルタ21を独立に設ける構
成を示したが、デジタル等化器16を位相ずれ補正用F
IRフィルタとして時分割で共用する構成としてもよ
い。この場合、アクイジションモードでは、デジタル等
化器16の等化特性が位相ずれ補正用FIRフィルタ2
1と等価となるようにフィルタ係数を切り替え、中間演
算結果を位相誤差検出器23へ供給する。デジタル等化
器16を位相ずれ補正用FIRフィルタとして時分割で
共用する構成にすることで、ハードウェアの増加はほと
んど無視できる。
【0040】以上のように図1では、位相誤差検出器2
3の前段側に位相ずれ補正手段として位相ずれ補正用F
IRフィルタ21を設けて、等化前のデジタル再生信号
と等化後のデジタル再生信号と各再生信号中のデータ存
在点の位相ずれを補正する構成を示した。次に、位相誤
差検出器23の後段側で、各再生信号中のデータ存在点
の位相ずれを補正する構成について説明する。
3の前段側に位相ずれ補正手段として位相ずれ補正用F
IRフィルタ21を設けて、等化前のデジタル再生信号
と等化後のデジタル再生信号と各再生信号中のデータ存
在点の位相ずれを補正する構成を示した。次に、位相誤
差検出器23の後段側で、各再生信号中のデータ存在点
の位相ずれを補正する構成について説明する。
【0041】図3はこの発明に係る位相ずれ補正用加算
器を備えたデジタル情報再生装置のブロック構成図であ
る。図3に示すデジタル情報再生装置2は、PLL回路
部30の構成が図1に示したものと異なる。PLL回路
部30は、位相誤差検出入力切替器32と、位相誤差検
出器23と、位相ずれ補正手段を構成する補正用加算器
33と、補正用加算器33に供給する補正加算値を各モ
ードに応じて切り替える補正加算値切替器34と、D/
A変換器24と、ループフィルタ25と、VCO26と
を備える。
器を備えたデジタル情報再生装置のブロック構成図であ
る。図3に示すデジタル情報再生装置2は、PLL回路
部30の構成が図1に示したものと異なる。PLL回路
部30は、位相誤差検出入力切替器32と、位相誤差検
出器23と、位相ずれ補正手段を構成する補正用加算器
33と、補正用加算器33に供給する補正加算値を各モ
ードに応じて切り替える補正加算値切替器34と、D/
A変換器24と、ループフィルタ25と、VCO26と
を備える。
【0042】位相誤差検出入力切替器32は、モード指
定信号がアクイジションモードであることを示している
場合は、等化前のデジタル再生信号を選択して位相誤差
比較器23の一方の位相誤差検出入力端子23aへ供給
し、モード指定信号がトラッキングモードであることを
示している場合は、等化後のデジタル再生信号を選択し
て位相誤差比較器23の一方の位相誤差検出入力端子2
3aへ供給する。
定信号がアクイジションモードであることを示している
場合は、等化前のデジタル再生信号を選択して位相誤差
比較器23の一方の位相誤差検出入力端子23aへ供給
し、モード指定信号がトラッキングモードであることを
示している場合は、等化後のデジタル再生信号を選択し
て位相誤差比較器23の一方の位相誤差検出入力端子2
3aへ供給する。
【0043】補正用加算器33は、位相誤差検出器23
から出力される位相誤差データに対して、補正加算値切
替器34から供給される補正加算値を加算し、加算結果
をD/A変換器24へ供給する。
から出力される位相誤差データに対して、補正加算値切
替器34から供給される補正加算値を加算し、加算結果
をD/A変換器24へ供給する。
【0044】補正加算値切替器34は、モード指定信号
がアクイジションモードであることを示している場合
は、等化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検
出した際にその位相誤差データに含まれている位相ずれ
量を補正するためのオフセット値Δkを出力し、モード
指定信号がトラッキングモードであることを示している
場合は、ゼロの値を出力するよう構成している。
がアクイジションモードであることを示している場合
は、等化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検
出した際にその位相誤差データに含まれている位相ずれ
量を補正するためのオフセット値Δkを出力し、モード
指定信号がトラッキングモードであることを示している
場合は、ゼロの値を出力するよう構成している。
【0045】図4は位相誤差検出器の位相誤差検出出力
の測定結果を示すグラフである。横軸はサンプル数(ビ
ット)である。縦軸は位相誤差検出器のデジタル出力デ
ータ値である。実線は等化後のデジタル再生信号から位
相誤差検出したときの出力を示し、点線は等化前のデジ
タル再生信号から位相誤差検出したときの出力を示す。
測定は、4Tパターンからなる位相同期パターンの再生
信号に正弦波状のジッタを重畳して行った。正弦波は周
期400サンプル、オフセット0,振幅0.1bit
(zero-peak )であり、正しく位相検出できた場合は0
を中心に上下対称な正弦波となるはずである。
の測定結果を示すグラフである。横軸はサンプル数(ビ
ット)である。縦軸は位相誤差検出器のデジタル出力デ
ータ値である。実線は等化後のデジタル再生信号から位
相誤差検出したときの出力を示し、点線は等化前のデジ
タル再生信号から位相誤差検出したときの出力を示す。
測定は、4Tパターンからなる位相同期パターンの再生
信号に正弦波状のジッタを重畳して行った。正弦波は周
期400サンプル、オフセット0,振幅0.1bit
(zero-peak )であり、正しく位相検出できた場合は0
を中心に上下対称な正弦波となるはずである。
【0046】図4に示したように、等化後のデジタル再
生信号に基づいて位相誤差検出を行なうと、位相誤差検
出器23から出力される位相誤差データの時間変化特性
は、位相誤差データが0の位置を示す点線に対して上下
対称の特性となるが、等化前のデジタル再生信号に基づ
いて位相誤差検出を行なうと、位相誤差検出器23から
出力される位相誤差データの時間変化特性は、位相誤差
データが0の位置を示す点線に対して上下対称の特性と
はならず、等化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤
差検出を行なった場合の特性(点線)は、等化後のデジ
タル再生信号に基づいて位相誤差検出を行なった場合の
特性(実線)にオフセットが乗ったような特性となる。
生信号に基づいて位相誤差検出を行なうと、位相誤差検
出器23から出力される位相誤差データの時間変化特性
は、位相誤差データが0の位置を示す点線に対して上下
対称の特性となるが、等化前のデジタル再生信号に基づ
いて位相誤差検出を行なうと、位相誤差検出器23から
出力される位相誤差データの時間変化特性は、位相誤差
データが0の位置を示す点線に対して上下対称の特性と
はならず、等化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤
差検出を行なった場合の特性(点線)は、等化後のデジ
タル再生信号に基づいて位相誤差検出を行なった場合の
特性(実線)にオフセットが乗ったような特性となる。
【0047】そこで、等化前のデジタル再生信号に基づ
いて位相誤差検出を行なうアクイジションモードでは、
位相誤差検出器23から出力される位相誤差データに、
オフセットを打ち消す値Δkを加算することで、等化後
のデジタル再生信号に基づいて位相誤差検出を行なった
場合とほぼ同じ位相誤差データをD/A変換器24へ供
給することができる。
いて位相誤差検出を行なうアクイジションモードでは、
位相誤差検出器23から出力される位相誤差データに、
オフセットを打ち消す値Δkを加算することで、等化後
のデジタル再生信号に基づいて位相誤差検出を行なった
場合とほぼ同じ位相誤差データをD/A変換器24へ供
給することができる。
【0048】以上の構成であるから、図3に示したデジ
タル情報再生装置2は、アクイジションモードにおい
て、等化前のデジタル再生信号を位相誤差検出入力切替
器32を介して位相誤差検出器23へ供給して位相相差
検出を行ない、その検出出力である位相誤差データに対
して加算器33で補正加算値切替器34から供給される
補正加算値Δkを加算することで、等化後のデジタル再
生信号に基づいて位相誤差検出した場合とほぼ同等の値
に補正された位相誤差データをD/A変換器24へ供給
することができる。
タル情報再生装置2は、アクイジションモードにおい
て、等化前のデジタル再生信号を位相誤差検出入力切替
器32を介して位相誤差検出器23へ供給して位相相差
検出を行ない、その検出出力である位相誤差データに対
して加算器33で補正加算値切替器34から供給される
補正加算値Δkを加算することで、等化後のデジタル再
生信号に基づいて位相誤差検出した場合とほぼ同等の値
に補正された位相誤差データをD/A変換器24へ供給
することができる。
【0049】図1に示したデジタル情報再生装置1で
は、等化前のデジタル再生信号を位相ずれ補正用FIR
フィルタ21を介して位相誤差検出器23を供給する構
成、すなわち、アクイジションモードにおける位相引き
込みのためのフィードバック制御ループ内に位相ずれ補
正用FIRフィルタ21が介在する構成であるから、位
相ずれ補正用FIRフィルタ21のディレイがある。こ
れに対して、図3に示したデジタル情報再生装置2は、
等化前のデジタル再生信号を位相誤差検出器23へ直接
供給する構成としているので、位相引き込みのためのフ
ィードバック制御ループのディレイをさらに小さくで
き、より速くかつより安定な位相引き込みが可能とな
る。例えば、デジタル等化器16が3タップ構成のFI
Rフィルタである場合、3〜4タップディレイ程度のデ
ィレイが減少できる。また、補正用加算器33と補正用
加算値切替器34を新たに設けるだけでよいので、回路
規模の増加がわずかである。
は、等化前のデジタル再生信号を位相ずれ補正用FIR
フィルタ21を介して位相誤差検出器23を供給する構
成、すなわち、アクイジションモードにおける位相引き
込みのためのフィードバック制御ループ内に位相ずれ補
正用FIRフィルタ21が介在する構成であるから、位
相ずれ補正用FIRフィルタ21のディレイがある。こ
れに対して、図3に示したデジタル情報再生装置2は、
等化前のデジタル再生信号を位相誤差検出器23へ直接
供給する構成としているので、位相引き込みのためのフ
ィードバック制御ループのディレイをさらに小さくで
き、より速くかつより安定な位相引き込みが可能とな
る。例えば、デジタル等化器16が3タップ構成のFI
Rフィルタである場合、3〜4タップディレイ程度のデ
ィレイが減少できる。また、補正用加算器33と補正用
加算値切替器34を新たに設けるだけでよいので、回路
規模の増加がわずかである。
【0050】図5は位相ずれ補正用デジタルFIRフィ
ルタを用いた場合と位相ずれ補正用加算器を用いた場合
の位相検出特性の測定結果を示すグラフである。横軸は
位相オフセットをビット目盛で示している。縦軸は位相
誤差検出器のデジタル出力データ値である。
ルタを用いた場合と位相ずれ補正用加算器を用いた場合
の位相検出特性の測定結果を示すグラフである。横軸は
位相オフセットをビット目盛で示している。縦軸は位相
誤差検出器のデジタル出力データ値である。
【0051】実線は等化後のデジタル再生データに基づ
く位相誤差検出出力特性を、点線は位相ずれ補正用FI
Rフィルタ21を用いた場合すなわち図1に示したPL
L回路部20の位相誤差検出出力特性を示し、また、一
点鎖線は位相ずれ補正値Δkを加算した場合すなわち図
3に示したPLL回路部30の位相誤差検出出力特性を
示す。
く位相誤差検出出力特性を、点線は位相ずれ補正用FI
Rフィルタ21を用いた場合すなわち図1に示したPL
L回路部20の位相誤差検出出力特性を示し、また、一
点鎖線は位相ずれ補正値Δkを加算した場合すなわち図
3に示したPLL回路部30の位相誤差検出出力特性を
示す。
【0052】測定に用いた条件は次の通りである。デジ
タル等化器16のフィルタ係数はk1 ,1,k2 、位相
ずれ補正用FIRフィルタ21のフィルタ係数は(k1
−k2 )、位相ずれ補正値Δkは2・(k1 −k2 )・
ref_level である。
タル等化器16のフィルタ係数はk1 ,1,k2 、位相
ずれ補正用FIRフィルタ21のフィルタ係数は(k1
−k2 )、位相ずれ補正値Δkは2・(k1 −k2 )・
ref_level である。
【0053】すなわち、上述の位相誤差検出器23にお
ける位相誤差Δτn の演算式(1)と、位相ずれ補正用
FIRフィルタ21の演算式(2)から、等化後の位相
誤差出力は、 −(k1 ・xn +xn-1 +k2 ・xn-2 )・Yn-1 +(k1 ・xn-1 +xn-2 +k2 ・xn-3 )yn-1 ・Y
n であり、等化前の位相誤差出力は、 −xn ・Xn-1 +xn-1 ・Xn であるから、Yn ≒Xn として、両者の差をとると −(k1 ・xn +k2 ・xn-2 )・Xn-2 +(k1 ・xn-1 +k2 ・xn-3 ・Xn-1 となる。4Tの位相同期パターンでは、 xn =−xn-2 ,xn-1 =−xn-3 が成り立つので、これを代入することにより、 −(k1 −k2 )・xn ・Xn-2 +(k1 −k2 )・xn-1 ・Xn-1 =(k1 −k2 )・(−xn ・Xn-2 +xn-1 ・Xn-1 ) ・・・(4) であり、4Tの前提より、 xn ・Xn-2 =−xn xn-1 ・Xn-1 =xn-1 であるから、式(4)は、 (k1 −k2 )・(xn +xn-1 ) となり、さらに、 (xn +xn-1 )/2=ref_level であるから、位相ずれ補正値Δkは2・(k1 −k2 )
・ref_level となる。
ける位相誤差Δτn の演算式(1)と、位相ずれ補正用
FIRフィルタ21の演算式(2)から、等化後の位相
誤差出力は、 −(k1 ・xn +xn-1 +k2 ・xn-2 )・Yn-1 +(k1 ・xn-1 +xn-2 +k2 ・xn-3 )yn-1 ・Y
n であり、等化前の位相誤差出力は、 −xn ・Xn-1 +xn-1 ・Xn であるから、Yn ≒Xn として、両者の差をとると −(k1 ・xn +k2 ・xn-2 )・Xn-2 +(k1 ・xn-1 +k2 ・xn-3 ・Xn-1 となる。4Tの位相同期パターンでは、 xn =−xn-2 ,xn-1 =−xn-3 が成り立つので、これを代入することにより、 −(k1 −k2 )・xn ・Xn-2 +(k1 −k2 )・xn-1 ・Xn-1 =(k1 −k2 )・(−xn ・Xn-2 +xn-1 ・Xn-1 ) ・・・(4) であり、4Tの前提より、 xn ・Xn-2 =−xn xn-1 ・Xn-1 =xn-1 であるから、式(4)は、 (k1 −k2 )・(xn +xn-1 ) となり、さらに、 (xn +xn-1 )/2=ref_level であるから、位相ずれ補正値Δkは2・(k1 −k2 )
・ref_level となる。
【0054】このように、位相ずれ補正用FIRフィル
タ21を用いた場合、ならびに、位相ずれ補正値Δkを
加算した場合のいずれの位相誤差検出出力特性も、等化
後のデジタル再生信号に基づく位相誤差検出出力特性と
ほぼ一致している。よって、等化前のデジタル再生信号
に基づいて位相引き込みを行なっても、等化後のデジタ
ル再生信号に基づいて位相引き込みを行なった場合と等
価の動作が可能であることがわかる。
タ21を用いた場合、ならびに、位相ずれ補正値Δkを
加算した場合のいずれの位相誤差検出出力特性も、等化
後のデジタル再生信号に基づく位相誤差検出出力特性と
ほぼ一致している。よって、等化前のデジタル再生信号
に基づいて位相引き込みを行なっても、等化後のデジタ
ル再生信号に基づいて位相引き込みを行なった場合と等
価の動作が可能であることがわかる。
【0055】図6はこの発明に係る位相ずれ補正用加算
器を備えた他のデジタル情報再生装置のブロック構成図
である。図6に示すデジタル情報再生装置3は、PLL
回路部40内に2組の位相誤差検出器41,42を設け
ている。一方の位相誤差検出器41で等化前のデジタル
再生信号と同期クロックとの位相誤差を検出する。その
出力である位相誤差データに対して補正用加算器33で
補正加算値Δkを加算して加算結果を得る。他方の位相
誤差検出器42で等化後のデジタル再生信号と同期クロ
ックとの位相誤差を検出する。位相誤差検出出力選択切
替器43は、モード指定信号に基づいてアクイジション
モードでは加算結果をD/A変換器24へ供給し、トラ
ッキングモードでは他方の位相誤差検出器42の出力で
ある位相誤差データをD/A変換器24へ供給する。
器を備えた他のデジタル情報再生装置のブロック構成図
である。図6に示すデジタル情報再生装置3は、PLL
回路部40内に2組の位相誤差検出器41,42を設け
ている。一方の位相誤差検出器41で等化前のデジタル
再生信号と同期クロックとの位相誤差を検出する。その
出力である位相誤差データに対して補正用加算器33で
補正加算値Δkを加算して加算結果を得る。他方の位相
誤差検出器42で等化後のデジタル再生信号と同期クロ
ックとの位相誤差を検出する。位相誤差検出出力選択切
替器43は、モード指定信号に基づいてアクイジション
モードでは加算結果をD/A変換器24へ供給し、トラ
ッキングモードでは他方の位相誤差検出器42の出力で
ある位相誤差データをD/A変換器24へ供給する。
【0056】図6に示したデジタル情報再生装置3のP
LL回路部40では、補正用加算器33に与える補正加
算値Δkを切り換える必要がなく、また、トラッキング
モード時におけるループディレイを小さくなる。
LL回路部40では、補正用加算器33に与える補正加
算値Δkを切り換える必要がなく、また、トラッキング
モード時におけるループディレイを小さくなる。
【0057】図7はこの発明に係る補正電圧重畳手段を
備えたデジタル情報再生装置のブロック構成図である。
図7に示すデジタル情報再生装置4のPLL回路部50
は、D/A変換器24の出力側に補正電圧加算手段とし
てのアナログ加算器51を設け、アクイジションモード
では、等化前のデジタル再生信号に基づく位相誤差に係
る電圧信号に対して、補正電圧供給部52から供給され
る補正電圧を重畳することで、位相ずれを補正するよう
にしたものである。補正電圧供給部52は、モード指定
信号に基づいてアクイジション(習得)モードにあると
きに、オフセットを打ち消すための補正電圧(ΔV)を
供給し、トラッキングモードでは0ボルトの補正電圧を
供給するよう構成している。
備えたデジタル情報再生装置のブロック構成図である。
図7に示すデジタル情報再生装置4のPLL回路部50
は、D/A変換器24の出力側に補正電圧加算手段とし
てのアナログ加算器51を設け、アクイジションモード
では、等化前のデジタル再生信号に基づく位相誤差に係
る電圧信号に対して、補正電圧供給部52から供給され
る補正電圧を重畳することで、位相ずれを補正するよう
にしたものである。補正電圧供給部52は、モード指定
信号に基づいてアクイジション(習得)モードにあると
きに、オフセットを打ち消すための補正電圧(ΔV)を
供給し、トラッキングモードでは0ボルトの補正電圧を
供給するよう構成している。
【0058】図7に示すデジタル情報再生装置4のPL
L回路部50は、D/A変換後のアナログ回路系で位相
ずれを補正する構成であるから、細かい合わせ込みが可
能である。図3ならびに図6に示した補正用加算器33
を用いて補正加算値を加算する構成では、加算処理をソ
フトウェアで行なう場合に加算処理時間分だけディレイ
が生ずることになる。図7に示したアナログ系で電圧補
正を行なう構成では加算処理のためのディレイがないの
で、フィードバック制御系のディレイをさらに小さくで
きる。
L回路部50は、D/A変換後のアナログ回路系で位相
ずれを補正する構成であるから、細かい合わせ込みが可
能である。図3ならびに図6に示した補正用加算器33
を用いて補正加算値を加算する構成では、加算処理をソ
フトウェアで行なう場合に加算処理時間分だけディレイ
が生ずることになる。図7に示したアナログ系で電圧補
正を行なう構成では加算処理のためのディレイがないの
で、フィードバック制御系のディレイをさらに小さくで
きる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るデジ
タル情報再生装置は、繰り返しパターン再生による初期
位相引き込み動作時は等化前のデジタル再生信号に基づ
いて位相誤差検出を行なうとともに、等化前のデジタル
再生信号に基づいて位相誤差を検出した際に含まれるサ
ンプリング位相のずれを補正する位相ずれ補正手段を備
える構成としたので、初期位相引き込み動作時はディレ
イが大きい等化器を通さずに位相を検出できる。よっ
て、PLLのフィードバック制御系のディレイを減少さ
せることができ、速くかつ安定な位相引き込みが可能と
なる。したがって、位相引き込みのためにセクタの先頭
に配置される位相同期パターンのパターン長を短くする
ことができ、記録フォーマットの効率化すなわちユーザ
データ比率の向上を図ることができる。
タル情報再生装置は、繰り返しパターン再生による初期
位相引き込み動作時は等化前のデジタル再生信号に基づ
いて位相誤差検出を行なうとともに、等化前のデジタル
再生信号に基づいて位相誤差を検出した際に含まれるサ
ンプリング位相のずれを補正する位相ずれ補正手段を備
える構成としたので、初期位相引き込み動作時はディレ
イが大きい等化器を通さずに位相を検出できる。よっ
て、PLLのフィードバック制御系のディレイを減少さ
せることができ、速くかつ安定な位相引き込みが可能と
なる。したがって、位相引き込みのためにセクタの先頭
に配置される位相同期パターンのパターン長を短くする
ことができ、記録フォーマットの効率化すなわちユーザ
データ比率の向上を図ることができる。
【図1】この発明に係る位相ずれ補正用デジタルFIR
フィルタを備えたデジタル情報再生装置のブロック構成
図である。
フィルタを備えたデジタル情報再生装置のブロック構成
図である。
【図2】位相ずれ補正用FIRフィルタの一具体例を示
すブロック構成図である。
すブロック構成図である。
【図3】この発明に係る位相ずれ補正用加算器を備えた
デジタル情報再生装置のブロック構成図である。
デジタル情報再生装置のブロック構成図である。
【図4】等化前と等化後の位相検出特性の測定結果を示
すグラフである。
すグラフである。
【図5】位相ずれ補正用デジタルFIRフィルタを用い
た場合と位相ずれ補正用加算器を用いた場合の位相検出
特性の測定結果を示すグラフである。
た場合と位相ずれ補正用加算器を用いた場合の位相検出
特性の測定結果を示すグラフである。
【図6】この発明に係る位相補正用加算器を備えた他の
デジタル情報再生装置のブロック構成図である。
デジタル情報再生装置のブロック構成図である。
【図7】この発明に係る補正電圧加算手段を備えたデジ
タル情報再生装置のブロック構成図である。
タル情報再生装置のブロック構成図である。
【図8】記録再生フォーマットの一例を示す説明図であ
る。
る。
【図9】従来のデジタル情報再生装置の要部ブロック構
成図である。
成図である。
【図10】アクイジションモードでのループディレイの
低減を図った改良された従来のデジタル情報再生装置の
要部ブロック構成図である。
低減を図った改良された従来のデジタル情報再生装置の
要部ブロック構成図である。
1,2,3,4 デジタル情報再生装置、 11 磁気
ディスク、 12 磁気再生ヘッド、 15 A/D変
換器、 16 デジタル等化器、 20,30,40,
50 PLL回路部、 21 位相ずれ補正用FIRフ
ィルタ、 22,32 位相誤差検出入力切替器、 2
3,41,42 位相誤差検出器、 24 D/A変換
器、 25 ループフィルタ、 26 VCO、 33
補正用加算器、 34 補正加算値切替器、 43
位相誤差検出出力選択切替器、51 アナログ加算器、
52 補正電圧供給部
ディスク、 12 磁気再生ヘッド、 15 A/D変
換器、 16 デジタル等化器、 20,30,40,
50 PLL回路部、 21 位相ずれ補正用FIRフ
ィルタ、 22,32 位相誤差検出入力切替器、 2
3,41,42 位相誤差検出器、 24 D/A変換
器、 25 ループフィルタ、 26 VCO、 33
補正用加算器、 34 補正加算値切替器、 43
位相誤差検出出力選択切替器、51 アナログ加算器、
52 補正電圧供給部
Claims (7)
- 【請求項1】 記録媒体から読み出した再生信号をA/
D変換してデジタル再生信号を得て、このデジタル再生
信号をデジタル等化器で波形等化して等化後のデジタル
再生信号を出力するものにおいて、 繰り返しパターン再生による初期位相引き込み動作時は
等化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤差検出を行
ない、初期位相引き込み動作完了後は等化後のデジタル
再生信号に基づいて位相誤差検出を行なうよう位相誤差
検出器の位相誤差検出入力を切り替える位相誤差検出入
力切替手段と、 等化前のデジタル再生信号に基づいて位相誤差を検出し
た際に含まれるサンプリング位相のずれを補正する位相
ずれ補正手段を備えたことを特徴とするデジタル情報再
生装置。 - 【請求項2】 前記位相ずれ補正手段は、前記デジタル
等化器よりもタップ数およびディレイの少ない位相ずれ
補正用FIRフィルタからなり、等化前のデジタル再生
信号を前記位相ずれ補正用FIRフィルタを介して前記
位相誤差検出入力切替手段へ供給するよう構成したこと
を特徴とする請求項1記載のデジタル情報再生装置。 - 【請求項3】 前記デジタル等化器は2n−1タップで
あり、そのタップ係数をk1 ,・・・,kn ,kn+1 ,
・・・,k2n-1としたとき、前記位相ずれ補正用FIR
フィルタのタップ係数はk1 −k2n-1,K2 −K2n-2,
・・・,Kn-1−kn+1 ,kn であることを特徴とする
請求項2記載のデジタル情報再生装置。 - 【請求項4】 前記位相ずれ補正手段は、前記位相誤差
検出器の位相誤差検出出力に位相ずれ量を補正加算する
補正用加算器で構成したことを特徴とする請求項1記載
のデジタル情報再生装置。 - 【請求項5】 前記位相ずれ補正手段は、前記位相誤差
検出器の位相誤差検出出力をD/A変換器でD/A変換
して得た位相誤差に係る電圧信号に対して、位相ずれ量
に対応したオフセット補正電圧を加算または減算する補
正電圧加算手段で構成したことを特徴とする請求項1記
載のデジタル情報再生装置。 - 【請求項6】 前記記録媒体は磁気記録媒体であり、こ
の磁気記録媒体に記録されている信号を再生するための
磁気再生ヘッドを備えたことを特徴とする請求項1記載
のデジタル情報再生装置。 - 【請求項7】 前記記録媒体にはプリコーダによって符
号化されたデジタルデータが記録されており、前記記録
媒体から読み出した再生信号をD/A変換し、D/A変
換した信号をデジタル等化器で波形等化して等化後のデ
ジタル再生信号を出力するまでの情報伝送路を、パーシ
ャルレスポンス方式で構成したことを特徴とする請求項
1記載のデジタル情報再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2681196A JPH09219067A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | デジタル情報再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2681196A JPH09219067A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | デジタル情報再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09219067A true JPH09219067A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12203680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2681196A Withdrawn JPH09219067A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | デジタル情報再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09219067A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG90100A1 (en) * | 1999-02-26 | 2002-07-23 | Texas Instruments Inc | Phase-shift calculation method, and system implementing it, for a finite-impulse-response (fir) filter |
| JP2007280571A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置及び再生信号処理方法 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP2681196A patent/JPH09219067A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG90100A1 (en) * | 1999-02-26 | 2002-07-23 | Texas Instruments Inc | Phase-shift calculation method, and system implementing it, for a finite-impulse-response (fir) filter |
| JP2007280571A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-10-25 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置及び再生信号処理方法 |
| US7852722B2 (en) | 2006-04-12 | 2010-12-14 | Hitachi, Ltd. | Optical disk apparatus and playback signal processing method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |