JPH09220147A - 布団カバー類 - Google Patents
布団カバー類Info
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- JPH09220147A JPH09220147A JP8032355A JP3235596A JPH09220147A JP H09220147 A JPH09220147 A JP H09220147A JP 8032355 A JP8032355 A JP 8032355A JP 3235596 A JP3235596 A JP 3235596A JP H09220147 A JPH09220147 A JP H09220147A
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- fiber
- polyester
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリエステル繊維による耐発塵性や水洗いで
の収縮、皺が入り難いという特性を備えながら、吸湿性
や制電性による優れた快適な使用感を与えることができ
る布団カバー類を提供する。 【解決手段】 吸湿性および制電性を有するポリエステ
ル系繊維を含む布帛からなり、該布帛の吸放湿パラメー
ターΔMRが1%以上である。
の収縮、皺が入り難いという特性を備えながら、吸湿性
や制電性による優れた快適な使用感を与えることができ
る布団カバー類を提供する。 【解決手段】 吸湿性および制電性を有するポリエステ
ル系繊維を含む布帛からなり、該布帛の吸放湿パラメー
ターΔMRが1%以上である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掛け布団、敷き布
団、肌掛け布団等の布団類のカバーおよび/または側地
(以下、布団カバー類と総称する)に関し、さらに詳し
くは発塵や水洗いでの収縮、皺が入り難いポリエステル
系繊維の特性を活かしながら、吸湿性や制電性を有する
使用快適性に優れた布団カバー類に関するものである。
団、肌掛け布団等の布団類のカバーおよび/または側地
(以下、布団カバー類と総称する)に関し、さらに詳し
くは発塵や水洗いでの収縮、皺が入り難いポリエステル
系繊維の特性を活かしながら、吸湿性や制電性を有する
使用快適性に優れた布団カバー類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、掛け布団、敷き布団、肌掛け布団
等の布団類のカバー類は、木綿を主とした天然繊維で構
成されたものが多い。しかし、これら布団カバー類で
は、使用時の発塵が多く、かつ水洗いによって収縮した
り、皺が入ったりしやすいなどの問題があった。
等の布団類のカバー類は、木綿を主とした天然繊維で構
成されたものが多い。しかし、これら布団カバー類で
は、使用時の発塵が多く、かつ水洗いによって収縮した
り、皺が入ったりしやすいなどの問題があった。
【0003】このような天然繊維使いの布団カバー類が
有する欠点を解消するものとして、ポリエステル系繊維
などの合成繊維使いの布団カバー類が商品化されてい
る。しかし、これら合成繊維使いの布団カバー類は吸湿
性がないため使用時に蒸れやすく、その上に制電性に劣
るために不快感を与えるという問題があった。したがっ
て、合成繊維、特にポリエステル系繊維が天然繊維に対
して優れた部分を活かしながら上記問題点を解決する布
団カバー類の早期開発が望まれていた。
有する欠点を解消するものとして、ポリエステル系繊維
などの合成繊維使いの布団カバー類が商品化されてい
る。しかし、これら合成繊維使いの布団カバー類は吸湿
性がないため使用時に蒸れやすく、その上に制電性に劣
るために不快感を与えるという問題があった。したがっ
て、合成繊維、特にポリエステル系繊維が天然繊維に対
して優れた部分を活かしながら上記問題点を解決する布
団カバー類の早期開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
エステル繊維による耐発塵性や水洗いでの収縮、皺が入
り難いという特性を備えながら、吸湿性や制電性による
優れた快適な使用感を与えることができる布団カバー,
布団側地などの布団カバー類を提供することにある。
エステル繊維による耐発塵性や水洗いでの収縮、皺が入
り難いという特性を備えながら、吸湿性や制電性による
優れた快適な使用感を与えることができる布団カバー,
布団側地などの布団カバー類を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明による布団カバー類は、吸湿性および制電性を有する
ポリエステル系繊維を含む布帛からなり、該布帛の吸放
湿パラメーターΔMRが1%以上であることを特徴とす
るものである。
明による布団カバー類は、吸湿性および制電性を有する
ポリエステル系繊維を含む布帛からなり、該布帛の吸放
湿パラメーターΔMRが1%以上であることを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の布団カバー類は、ポリエ
ステル系繊維を主体とする布帛から構成されているにも
かかわらず、その吸放湿パラメーターΔMRを1%以
上、好ましくは1.2%以上の特性を有することにより
吸湿性や制電性に優れ、快適な使用感を与えるようにす
るものである。吸放湿パラメーターΔMRが1%未満で
あっては、布団カバー類使用時の吸湿や放湿が不十分に
なるため、本発明の目的とする快適性が得られなくな
る。
ステル系繊維を主体とする布帛から構成されているにも
かかわらず、その吸放湿パラメーターΔMRを1%以
上、好ましくは1.2%以上の特性を有することにより
吸湿性や制電性に優れ、快適な使用感を与えるようにす
るものである。吸放湿パラメーターΔMRが1%未満で
あっては、布団カバー類使用時の吸湿や放湿が不十分に
なるため、本発明の目的とする快適性が得られなくな
る。
【0007】ただし、本発明の布団カバー類において、
その布帛が有すべき吸放湿パラメーターΔMRの上限と
しては、30%までとすることが好ましい。ここで本発
明にいう吸放湿パラメーターΔMRとは、布団カバー類
を構成する布帛の30℃×90%RHの条件下での吸湿
率MR2 と20℃×65%RHの条件下での吸湿率MR
1 との差(ΔMR(%)=MR2 −MR1 )で表される
値をいう。
その布帛が有すべき吸放湿パラメーターΔMRの上限と
しては、30%までとすることが好ましい。ここで本発
明にいう吸放湿パラメーターΔMRとは、布団カバー類
を構成する布帛の30℃×90%RHの条件下での吸湿
率MR2 と20℃×65%RHの条件下での吸湿率MR
1 との差(ΔMR(%)=MR2 −MR1 )で表される
値をいう。
【0008】すなわち、吸放湿パラメーターΔMRと
は、布団カバーまたは側地(布団カバー類)で被覆され
た布団を人が使用するとき、その布団カバー類が人体発
汗を吸湿すると共に、さらに布団カバー類を通して外気
に放出することにより得られる快適性を示すパラメータ
ーであり、このパラメーターΔMRの値が大きければ大
きいほど吸放湿能力が高く、就寝時などにおける快適性
を向上する。
は、布団カバーまたは側地(布団カバー類)で被覆され
た布団を人が使用するとき、その布団カバー類が人体発
汗を吸湿すると共に、さらに布団カバー類を通して外気
に放出することにより得られる快適性を示すパラメータ
ーであり、このパラメーターΔMRの値が大きければ大
きいほど吸放湿能力が高く、就寝時などにおける快適性
を向上する。
【0009】また、本発明の布団カバー類は、これを構
成する布帛のJIS L 1094B法による摩擦帯電
圧を好ましくは3kv以下とするものである。ポリエス
テル系繊維を用いた布団カバー類では、使用時に静電気
を発生することにより周辺の塵を付着したり、また人体
に対しチクチク感等の不快感を与えることがある。摩擦
帯電圧を3kv以下、実質的に0kvとすることによ
り、これら静電気による塵付着や放電等による不快感を
与えないようにすることができる。
成する布帛のJIS L 1094B法による摩擦帯電
圧を好ましくは3kv以下とするものである。ポリエス
テル系繊維を用いた布団カバー類では、使用時に静電気
を発生することにより周辺の塵を付着したり、また人体
に対しチクチク感等の不快感を与えることがある。摩擦
帯電圧を3kv以下、実質的に0kvとすることによ
り、これら静電気による塵付着や放電等による不快感を
与えないようにすることができる。
【0010】本発明の布団カバー類は、上述した吸放湿
パラメーターΔMRと摩擦帯電圧とを具備するポリエス
テル系繊維を含む布帛からなるが、このような特性を有
する好ましいポリエステル系繊維としては、ポリエーテ
ルエステルアミド(X)またはポリエーテルエステルア
ミド(X)と繊維成形性樹脂との混合体を含む繊維を使
用するか、あるいはポリエステルに親水性化合物(A)
を共重合するとともに、その共重合ポリエステルに極性
基含有化合物(B)および架橋剤(C)の少なくとも一
方を含有する共重合ポリエステル(Y)を含む繊維をあ
げることができる。
パラメーターΔMRと摩擦帯電圧とを具備するポリエス
テル系繊維を含む布帛からなるが、このような特性を有
する好ましいポリエステル系繊維としては、ポリエーテ
ルエステルアミド(X)またはポリエーテルエステルア
ミド(X)と繊維成形性樹脂との混合体を含む繊維を使
用するか、あるいはポリエステルに親水性化合物(A)
を共重合するとともに、その共重合ポリエステルに極性
基含有化合物(B)および架橋剤(C)の少なくとも一
方を含有する共重合ポリエステル(Y)を含む繊維をあ
げることができる。
【0011】これらポリエーテルエステルアミド(X)
や共重合ポリエステル(Y)は、吸湿性および制電性を
有することで特徴づけられるものであって、好ましくは
このポリエーテルエステルアミド(X)または共重合ポ
リエステル(Y)を一成分とし、繊維形成性重合体
(Z)を他成分として複合した芯鞘型、海島型、張り合
わせ型などの複合繊維にするか、あるいは繊維形成性重
合体(Z)にポリエーテルエステルアミド(X)または
共重合ポリエステル(Y)をブレンドしたブレンド繊維
として使用することが好ましい。
や共重合ポリエステル(Y)は、吸湿性および制電性を
有することで特徴づけられるものであって、好ましくは
このポリエーテルエステルアミド(X)または共重合ポ
リエステル(Y)を一成分とし、繊維形成性重合体
(Z)を他成分として複合した芯鞘型、海島型、張り合
わせ型などの複合繊維にするか、あるいは繊維形成性重
合体(Z)にポリエーテルエステルアミド(X)または
共重合ポリエステル(Y)をブレンドしたブレンド繊維
として使用することが好ましい。
【0012】ポリエーテルエステルアミド(X)として
は、同一分子鎖内にエーテル結合、エステル結合および
アミド結合をもつブロック共重合体を用いることができ
る。より具体的には、ラクタム、アミノカルボン酸、ジ
アミンとジカルボン酸の塩から選ばれた1種もしくは2
種以上のポリアミド形成性成分(イ)およびジカルボン
酸とポリ(アルキレンオキシド)グリコールからなるポ
リエーテルエステル形成性成分(ロ)を重縮合反応させ
て得られるブロック共重合体ポリマである。
は、同一分子鎖内にエーテル結合、エステル結合および
アミド結合をもつブロック共重合体を用いることができ
る。より具体的には、ラクタム、アミノカルボン酸、ジ
アミンとジカルボン酸の塩から選ばれた1種もしくは2
種以上のポリアミド形成性成分(イ)およびジカルボン
酸とポリ(アルキレンオキシド)グリコールからなるポ
リエーテルエステル形成性成分(ロ)を重縮合反応させ
て得られるブロック共重合体ポリマである。
【0013】ポリエーテルエステルアミドのポリアミド
形成性成分(イ)としては、カプロラクタム、エナント
ラクタム、ドデカノラクタム、ウンデカノラクタム、等
のラクタム類、アミノカプロン酸、11−アミノウンデ
カン酸、12−アミノドデカン酸等のω−アミノカルボ
ン酸、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612
等の前駆体であるジアミン−ジカルボンのナイロン塩類
があり、これらを1種または2種以上混合して用いるこ
とができる。好ましいポリアミド形成性成分は、ε−カ
プロラクタム、ナイロン66塩である。
形成性成分(イ)としては、カプロラクタム、エナント
ラクタム、ドデカノラクタム、ウンデカノラクタム、等
のラクタム類、アミノカプロン酸、11−アミノウンデ
カン酸、12−アミノドデカン酸等のω−アミノカルボ
ン酸、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612
等の前駆体であるジアミン−ジカルボンのナイロン塩類
があり、これらを1種または2種以上混合して用いるこ
とができる。好ましいポリアミド形成性成分は、ε−カ
プロラクタム、ナイロン66塩である。
【0014】他方、ポリエーテルエステルアミドのソフ
トセグメントを構成するポリエーテルエステル成分
(ロ)としては、炭素数4〜20のジカルボン酸とポリ
(アルキレンオキシド)グリコールとからなる。炭素数
4〜20のジカルボン酸としてはコハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン
酸、ドデカジ酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等
の芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸等の脂環式ジカルボン酸をあげることができ、1
種または2種以上混合して用いることができる。好まし
いジカルボン酸は、アジピン酸、セバシン酸、ドデカジ
酸、テレフタル酸、イソフタル酸である。
トセグメントを構成するポリエーテルエステル成分
(ロ)としては、炭素数4〜20のジカルボン酸とポリ
(アルキレンオキシド)グリコールとからなる。炭素数
4〜20のジカルボン酸としてはコハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン
酸、ドデカジ酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等
の芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸等の脂環式ジカルボン酸をあげることができ、1
種または2種以上混合して用いることができる。好まし
いジカルボン酸は、アジピン酸、セバシン酸、ドデカジ
酸、テレフタル酸、イソフタル酸である。
【0015】また、ポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2
−および1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポ
リ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキ
サメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドと
プロピレンオキシドまたはテトラヒドロフランとのラン
ダムまたはブロック共重合等があげられ、特にポリエチ
レングリコールが好ましい。ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールの数平均分子量は、300〜1000
0、好ましくは500〜4000の範囲である。
ールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2
−および1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポ
リ(テトラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキ
サメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドと
プロピレンオキシドまたはテトラヒドロフランとのラン
ダムまたはブロック共重合等があげられ、特にポリエチ
レングリコールが好ましい。ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールの数平均分子量は、300〜1000
0、好ましくは500〜4000の範囲である。
【0016】本発明に用いるポリエーテルエステルアミ
ドブロック共重合体は、上記したポリアミド形成性成分
(イ)とポリエーテルエステル形成性成分(ロ)を重縮
合することによって得られる。工業的に好ましい方法と
しては、(イ)および(ロ)を減圧下、加熱重縮合する
方法があるが、その際、高重合度で着色の少ないポリマ
を得るためには、例えば、酸化アンチモン、チタン酸エ
ステル等を重縮合触媒として、またリン酸、リン酸エス
テル等を着色防止剤として添加することが好ましい。ポ
リエーテルエステルアミド中の(イ)と(ロ)の重量比
は、99/1〜5/90、好ましくは80/20〜10
/90の範囲で有効に利用することができる。
ドブロック共重合体は、上記したポリアミド形成性成分
(イ)とポリエーテルエステル形成性成分(ロ)を重縮
合することによって得られる。工業的に好ましい方法と
しては、(イ)および(ロ)を減圧下、加熱重縮合する
方法があるが、その際、高重合度で着色の少ないポリマ
を得るためには、例えば、酸化アンチモン、チタン酸エ
ステル等を重縮合触媒として、またリン酸、リン酸エス
テル等を着色防止剤として添加することが好ましい。ポ
リエーテルエステルアミド中の(イ)と(ロ)の重量比
は、99/1〜5/90、好ましくは80/20〜10
/90の範囲で有効に利用することができる。
【0017】他方、本発明において使用する吸湿性およ
び制電性を有する共重合ポリエステル(Y)は、親水性
化合物(A)を共重合し、かつ極性基含有化合物(B)
および/または架橋剤(C)を含有するものである。共
重合ポリエステル(Y)の酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレン−2、6−ジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の
脂肪族ジカルボン酸等があげられる。特に好ましいのは
テレフタル酸である。またグリコール成分として、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール等があげられる。特に好ましいのはエチレング
リコールである。
び制電性を有する共重合ポリエステル(Y)は、親水性
化合物(A)を共重合し、かつ極性基含有化合物(B)
および/または架橋剤(C)を含有するものである。共
重合ポリエステル(Y)の酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレン−2、6−ジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の
脂肪族ジカルボン酸等があげられる。特に好ましいのは
テレフタル酸である。またグリコール成分として、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール等があげられる。特に好ましいのはエチレング
リコールである。
【0018】共重合成分の親水性化合物(A)は共重合
ポリエステルに吸湿性や制電性を付与するために共重合
され、極性基含有化合物(B)および/または架橋剤
(C)は吸湿性をさらに向上させる補助成分として、ま
た繊維物性を安定させる成分として含有させる。共重合
ポリエステル中の親水性化合物(A)の共重合量として
は、吸湿性および製糸性の観点から40〜99重量%が
好ましい。さらに好ましくは55〜90重量%である。
ポリエステルに吸湿性や制電性を付与するために共重合
され、極性基含有化合物(B)および/または架橋剤
(C)は吸湿性をさらに向上させる補助成分として、ま
た繊維物性を安定させる成分として含有させる。共重合
ポリエステル中の親水性化合物(A)の共重合量として
は、吸湿性および製糸性の観点から40〜99重量%が
好ましい。さらに好ましくは55〜90重量%である。
【0019】また、共重合ポリエステルの吸湿特性を示
す吸放湿パラメーターΔMRとしては、これを用いた合
成繊維の吸湿性を高めるため高ければ高い方が好ましい
が、少なくとも12%以上であることが好ましい。さら
に好ましくは15%以上、特に好ましくは18%以上で
ある。親水性化合物(A)の分子量としては、ポリエス
テルとの相溶性およびポリエステル中の分散性の点で6
00〜20000が好ましく、さらに好ましくは100
0〜10000であり、特に好ましくは2000〜60
00である。
す吸放湿パラメーターΔMRとしては、これを用いた合
成繊維の吸湿性を高めるため高ければ高い方が好ましい
が、少なくとも12%以上であることが好ましい。さら
に好ましくは15%以上、特に好ましくは18%以上で
ある。親水性化合物(A)の分子量としては、ポリエス
テルとの相溶性およびポリエステル中の分散性の点で6
00〜20000が好ましく、さらに好ましくは100
0〜10000であり、特に好ましくは2000〜60
00である。
【0020】親水性化合物(A)としては、エステル形
成性基を1個以上含有する化合物であれば特に限定され
ないが、代表的な化合物としてポリオキシアルキレン化
合物、ポリオキサゾリン類、ポリアクリルアミドとその
誘導体、ポリスルホエチルメタクリレート、ポリ(メ
タ)アクリル酸およびその塩、ポリヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ポリビニルアルコール、および
ポリビニルピロリドンなどがあげられる。その中でもポ
リオキシアルキレン化合物が好ましい。
成性基を1個以上含有する化合物であれば特に限定され
ないが、代表的な化合物としてポリオキシアルキレン化
合物、ポリオキサゾリン類、ポリアクリルアミドとその
誘導体、ポリスルホエチルメタクリレート、ポリ(メ
タ)アクリル酸およびその塩、ポリヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ポリビニルアルコール、および
ポリビニルピロリドンなどがあげられる。その中でもポ
リオキシアルキレン化合物が好ましい。
【0021】ポリオキシアルキレン化合物としては、ポ
リオキシエチレン化合物、ポリオキシプロピレン化合
物、ポリオキシテトラメチレン化合物等があり、その中
でもポリオキシエチレン化合物が好ましく、特にポリエ
チレングリコールが好ましい。また、ポリエチレングリ
コールの中でも結晶化抑制因子成分を含むポリエチレン
グリコールが好ましい。
リオキシエチレン化合物、ポリオキシプロピレン化合
物、ポリオキシテトラメチレン化合物等があり、その中
でもポリオキシエチレン化合物が好ましく、特にポリエ
チレングリコールが好ましい。また、ポリエチレングリ
コールの中でも結晶化抑制因子成分を含むポリエチレン
グリコールが好ましい。
【0022】ここで、結晶化抑制因子成分とは、分子鎖
中あるいは末端に存在し、ポリエチレングリコールの繰
り返し単位の対称性を乱すような有機残基をいう。結晶
化抑制とは示差走査熱分析(DSC、昇温条件16℃/
分)によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレング
リコールの融点より低くなることをいう。具体的な化合
物としては下記一般式(I)
中あるいは末端に存在し、ポリエチレングリコールの繰
り返し単位の対称性を乱すような有機残基をいう。結晶
化抑制とは示差走査熱分析(DSC、昇温条件16℃/
分)によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレング
リコールの融点より低くなることをいう。具体的な化合
物としては下記一般式(I)
【0023】
【化1】 (ただし、式中Xは−CR5R6 −(R5 およびR6 は
水素またはアルキル基を示す)、−SO2 −、−O−、
−S−、−C(O)−等であり、10≦n+m≦450
の整数を示す。)で表されるポリエチレングリコールの
誘導体をあげることができ、ビスフェノールAやビスフ
ェノールS等にエチレンオキサイド(EO)を付加させ
た化合物が特に好ましい。
水素またはアルキル基を示す)、−SO2 −、−O−、
−S−、−C(O)−等であり、10≦n+m≦450
の整数を示す。)で表されるポリエチレングリコールの
誘導体をあげることができ、ビスフェノールAやビスフ
ェノールS等にエチレンオキサイド(EO)を付加させ
た化合物が特に好ましい。
【0024】これらの化合物は大部分がポリエステル中
に共重合されている必要があるが、一部についてはポリ
マ中に分散した状態で存在していてもよい。また、共重
合ポリエステル中に含有させる極性基含有化合物(B)
は特に限定されないが、下記一般式(II) Yi −R1 −Xn (II) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン酸
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホ
ン酸基等の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す(i≧1の整数)。)で表される極性基を有する化
合物が好ましい。
に共重合されている必要があるが、一部についてはポリ
マ中に分散した状態で存在していてもよい。また、共重
合ポリエステル中に含有させる極性基含有化合物(B)
は特に限定されないが、下記一般式(II) Yi −R1 −Xn (II) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン酸
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホ
ン酸基等の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す(i≧1の整数)。)で表される極性基を有する化
合物が好ましい。
【0025】ここで含有とは、ポリエステル中に分散ま
たは共重合した状態をいうが、特に共重合していること
が好ましい。化合物としては、特にスルホン酸塩基を有
する化合物が好ましい。極性基含有化合物を含有させる
ことでポリマの吸湿率がさらに高まるばかりか、ポリマ
中に水素結合やイオン性相互作用が生じ、繊維とした場
合に経時的な物性の変化が生じにくいという効果を持
つ。
たは共重合した状態をいうが、特に共重合していること
が好ましい。化合物としては、特にスルホン酸塩基を有
する化合物が好ましい。極性基含有化合物を含有させる
ことでポリマの吸湿率がさらに高まるばかりか、ポリマ
中に水素結合やイオン性相互作用が生じ、繊維とした場
合に経時的な物性の変化が生じにくいという効果を持
つ。
【0026】共重合ポリエステル中の極性基含有化合物
(B)の含有量は、全ポリマを構成する酸成分に対して
0〜50モル%が好ましく、さらに好ましくは2〜30
モル%であり、特に好ましくは2〜15モル%である。
また、共重合ポリエステル(Y)中に含有させる架橋剤
(C)としては、該ポリエステルと反応し、架橋構造を
形成する化合物であれば特に限定されないが、一般には
下記一般式(III) (R3O)nR2 (COOR4)m (III) (ただし、式中R2 は3〜6の有機残基、R3 は水素あ
るいはアセチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3
≦m+n≦6を示す)で表される多官能化合物を用いる
ことができる。
(B)の含有量は、全ポリマを構成する酸成分に対して
0〜50モル%が好ましく、さらに好ましくは2〜30
モル%であり、特に好ましくは2〜15モル%である。
また、共重合ポリエステル(Y)中に含有させる架橋剤
(C)としては、該ポリエステルと反応し、架橋構造を
形成する化合物であれば特に限定されないが、一般には
下記一般式(III) (R3O)nR2 (COOR4)m (III) (ただし、式中R2 は3〜6の有機残基、R3 は水素あ
るいはアセチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3
≦m+n≦6を示す)で表される多官能化合物を用いる
ことができる。
【0027】ここで含有とは、ポリエステル中に分散す
ることも含むが、共重合により架橋構造をとることが好
ましい。化合物としては、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸等の多官能カルボン酸、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトールのごときポリオール
が好ましいが、特に好ましいのはトリメリット酸であ
る。
ることも含むが、共重合により架橋構造をとることが好
ましい。化合物としては、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸等の多官能カルボン酸、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトールのごときポリオール
が好ましいが、特に好ましいのはトリメリット酸であ
る。
【0028】架橋剤(C)を含有させることによりポリ
マの吸湿性がさらに高まるばかりか、ポリマ中に架橋構
造が形成し、繊維とした場合に経時的な物性の変化が生
じにくいという効果も持つ。共重合ポリエステル中の架
橋剤(C)の割合は、全ポリマを構成する酸成分に対し
て0〜30モル%が好ましく、さらに好ましくは1〜1
5モル%、特に好ましくは2〜10モル%である。
マの吸湿性がさらに高まるばかりか、ポリマ中に架橋構
造が形成し、繊維とした場合に経時的な物性の変化が生
じにくいという効果も持つ。共重合ポリエステル中の架
橋剤(C)の割合は、全ポリマを構成する酸成分に対し
て0〜30モル%が好ましく、さらに好ましくは1〜1
5モル%、特に好ましくは2〜10モル%である。
【0029】本発明において、上述した極性基含有化合
物(B)と架橋剤(C)とは、少なくともいずれか一方
が共重合ポリエステル中に含有されていればよいが、好
ましくは極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)と両者
が含有されていればさらによい。また、共重合ポリエス
テル中には、本発明の目的を損なわない範囲で酸化チタ
ン、カーボンブラック等の顔料、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩等の界面活性剤、従来公知の抗酸化剤、着色防
止剤、耐光剤、帯電防止剤等が添加されていてももちろ
んよい。
物(B)と架橋剤(C)とは、少なくともいずれか一方
が共重合ポリエステル中に含有されていればよいが、好
ましくは極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)と両者
が含有されていればさらによい。また、共重合ポリエス
テル中には、本発明の目的を損なわない範囲で酸化チタ
ン、カーボンブラック等の顔料、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩等の界面活性剤、従来公知の抗酸化剤、着色防
止剤、耐光剤、帯電防止剤等が添加されていてももちろ
んよい。
【0030】本発明において、上述したポリエーテルエ
ステルアミド(X)または共重合ポリエステル(Y)と
複合させるか、或いはブレンドして使用する相手方の繊
維形成性重合体(Z)としては、特に限定されず、ポリ
エステルのほか、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ドなどを使用することができる。
ステルアミド(X)または共重合ポリエステル(Y)と
複合させるか、或いはブレンドして使用する相手方の繊
維形成性重合体(Z)としては、特に限定されず、ポリ
エステルのほか、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ドなどを使用することができる。
【0031】ポリエステルとしては、例えば、テレフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸あるいはそれら
のエステルを主たるジカルボン酸成分とし、エチレング
リコールもしくはテトラメチレングリコールを主たるグ
リコール成分とするポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、あるいはポリエチレン2,6
−ナフタレートなどの線状ポリエステルがあげられる。
このうちでも、特にポリエチレンテレフタレート(通常
ポリエステル)が好ましい。
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸あるいはそれら
のエステルを主たるジカルボン酸成分とし、エチレング
リコールもしくはテトラメチレングリコールを主たるグ
リコール成分とするポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、あるいはポリエチレン2,6
−ナフタレートなどの線状ポリエステルがあげられる。
このうちでも、特にポリエチレンテレフタレート(通常
ポリエステル)が好ましい。
【0032】このほか、本発明に用いる吸湿性を有する
ポリエステル系繊維の中には、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリNビニルピロリドン、ポリアクリル酸、およびその
共重合体、ポリメタアクリル酸およびその共重合体、ポ
リビニルアルコールおよびその共重合体、ポリアクリル
アミドおよびその共重合体、架橋ポリエチレンオキサイ
ド系ポリマなどの吸湿・吸水物質やポリオレフィン、ポ
リアミド等汎用熱可塑性樹脂が本発明の目的を阻害しな
い程度に含有されていてもよい。また、酸化チタン、カ
ーボンブラック等の顔料のほか、従来公知の抗酸化剤、
着色防止剤、耐光剤、帯電防止材等が添加されても勿論
よい。
ポリエステル系繊維の中には、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリNビニルピロリドン、ポリアクリル酸、およびその
共重合体、ポリメタアクリル酸およびその共重合体、ポ
リビニルアルコールおよびその共重合体、ポリアクリル
アミドおよびその共重合体、架橋ポリエチレンオキサイ
ド系ポリマなどの吸湿・吸水物質やポリオレフィン、ポ
リアミド等汎用熱可塑性樹脂が本発明の目的を阻害しな
い程度に含有されていてもよい。また、酸化チタン、カ
ーボンブラック等の顔料のほか、従来公知の抗酸化剤、
着色防止剤、耐光剤、帯電防止材等が添加されても勿論
よい。
【0033】上述したように、本発明に用いる吸湿性お
よび制電性を有するポリエステル系繊維は、上記ポリエ
ーテルエステルアミド(X)、共重合ポリエステル
(Y)を、繊維形成性重合体(Z)と複合させた複合繊
維、或いはブレンドしたブレンド繊維の形態として使用
することが好ましい。複合繊維としては、図1に示すよ
うな芯部1と鞘部2からなる芯鞘型複合繊維、図2に示
すような芯部1と鞘部2と中空部3からなる芯鞘型複合
中空繊維、図3に示すような島部1aと海部2aからな
る海島型複合繊維、図4に示すような張り合わせ部1
b,2bが張り合わせられた張り合わせ型複合繊維など
を例示することができる。
よび制電性を有するポリエステル系繊維は、上記ポリエ
ーテルエステルアミド(X)、共重合ポリエステル
(Y)を、繊維形成性重合体(Z)と複合させた複合繊
維、或いはブレンドしたブレンド繊維の形態として使用
することが好ましい。複合繊維としては、図1に示すよ
うな芯部1と鞘部2からなる芯鞘型複合繊維、図2に示
すような芯部1と鞘部2と中空部3からなる芯鞘型複合
中空繊維、図3に示すような島部1aと海部2aからな
る海島型複合繊維、図4に示すような張り合わせ部1
b,2bが張り合わせられた張り合わせ型複合繊維など
を例示することができる。
【0034】これらの形態の複合繊維において、図1の
芯鞘型複合繊維や図2の芯鞘型複合中空繊維の場合に
は、芯部にポリエーテルエステルアミド(X)または共
重合ポリエステル(Y)を配置し、鞘部に繊維形成性重
合体(Z)を配置するようにすることが好ましい。この
場合の複合比率(重量%)としては、共重合ポリエステ
ル(Y)の場合には、芯/鞘=5/95〜90/10と
することが好ましい。さらに好ましくは、7/93〜5
0/50、特に好ましくは10/90〜30/70にす
るとよい。また、ポリエーテルエステルアミド(X)の
場合には、全ポリマ重量に対して15〜50重量%にす
るとよい。芯部の複合比率の下限は、十分な吸湿性を付
与する目的から設定され、複合比率の上限は紡糸性の低
下を防止する観点から設定される。
芯鞘型複合繊維や図2の芯鞘型複合中空繊維の場合に
は、芯部にポリエーテルエステルアミド(X)または共
重合ポリエステル(Y)を配置し、鞘部に繊維形成性重
合体(Z)を配置するようにすることが好ましい。この
場合の複合比率(重量%)としては、共重合ポリエステ
ル(Y)の場合には、芯/鞘=5/95〜90/10と
することが好ましい。さらに好ましくは、7/93〜5
0/50、特に好ましくは10/90〜30/70にす
るとよい。また、ポリエーテルエステルアミド(X)の
場合には、全ポリマ重量に対して15〜50重量%にす
るとよい。芯部の複合比率の下限は、十分な吸湿性を付
与する目的から設定され、複合比率の上限は紡糸性の低
下を防止する観点から設定される。
【0035】また、図3の海島型複合繊維または図4の
張り合わせ型複合繊維の場合は、島部または張り合わせ
部の一方にポリエーテルエステルアミド(X)または共
重合ポリエステル(Y)を配置し、海部または張り合わ
せ部の他方に繊維形成性重合体(Z)を配置するように
することが好ましい。この場合の複合比率は、共重合ポ
リエステル(Y)の場合には、全ポリマに対して島部ま
たは張り合わせ部の一方を5〜90重量%にすることが
好ましい。さらに好ましくは、7〜50重量%、特に好
ましくは10〜30重量%である。また、ポリエーテル
エステルアミド(X)の場合には、全ポリマ重量に対し
て15〜50重量%にするのがよい。複合比率の下限は
十分な吸湿性を付与することから設定され、複合比率の
上限は紡糸性の低下を防止する観点から設定される。
張り合わせ型複合繊維の場合は、島部または張り合わせ
部の一方にポリエーテルエステルアミド(X)または共
重合ポリエステル(Y)を配置し、海部または張り合わ
せ部の他方に繊維形成性重合体(Z)を配置するように
することが好ましい。この場合の複合比率は、共重合ポ
リエステル(Y)の場合には、全ポリマに対して島部ま
たは張り合わせ部の一方を5〜90重量%にすることが
好ましい。さらに好ましくは、7〜50重量%、特に好
ましくは10〜30重量%である。また、ポリエーテル
エステルアミド(X)の場合には、全ポリマ重量に対し
て15〜50重量%にするのがよい。複合比率の下限は
十分な吸湿性を付与することから設定され、複合比率の
上限は紡糸性の低下を防止する観点から設定される。
【0036】また、ブレンド繊維の場合は、繊維形成性
重合体(Z)に対する配合比率を、共重合ポリエステル
(Y)の場合は、全ポリマ量に対して5〜80重量%と
することが好ましい。より好ましくは、5〜35重量
%、さらに好ましくは7〜30重量%とすることであ
る。また、ポリエーテルエステルアミド(X)の場合
は、全ポリマに対して15〜50重量%にすることであ
る。配合比率の下限は十分な吸湿性を付与することから
設定され、配合比率の上限は紡糸性の低下を防止する観
点から設定される。
重合体(Z)に対する配合比率を、共重合ポリエステル
(Y)の場合は、全ポリマ量に対して5〜80重量%と
することが好ましい。より好ましくは、5〜35重量
%、さらに好ましくは7〜30重量%とすることであ
る。また、ポリエーテルエステルアミド(X)の場合
は、全ポリマに対して15〜50重量%にすることであ
る。配合比率の下限は十分な吸湿性を付与することから
設定され、配合比率の上限は紡糸性の低下を防止する観
点から設定される。
【0037】本発明で使用する複合繊維は、従来公知の
複合紡糸方法によって容易に製造することができる。ま
た、複合繊維の断面形状は円形のほか、三角、偏平、多
葉などの各種の異形断面にすることも可能である。布団
カバー類を構成する布帛が織物である場合、その経糸お
よび緯糸の単糸繊度は0.1〜10デニールが好まし
い。0.1デニール未満であると、布団カバー類として
使用したときに、単繊維が切断して発塵の原因になった
り、切断単繊維が縺れあってピリングと呼ばれる毛玉が
発生することがある。他方、10デニールを越えると、
布団カバー類の風合いが剛くなって使用感が悪くなるこ
とがある。
複合紡糸方法によって容易に製造することができる。ま
た、複合繊維の断面形状は円形のほか、三角、偏平、多
葉などの各種の異形断面にすることも可能である。布団
カバー類を構成する布帛が織物である場合、その経糸お
よび緯糸の単糸繊度は0.1〜10デニールが好まし
い。0.1デニール未満であると、布団カバー類として
使用したときに、単繊維が切断して発塵の原因になった
り、切断単繊維が縺れあってピリングと呼ばれる毛玉が
発生することがある。他方、10デニールを越えると、
布団カバー類の風合いが剛くなって使用感が悪くなるこ
とがある。
【0038】また、経糸および緯糸の総繊度は30〜3
00デニールが好ましい。30デニール未満であると、
布団カバー類としての引き裂き強力が低く、十分な使用
耐久性を維持することが困難になる。また、300デニ
ールを越えると、布団カバー類の厚みが厚くなり過ぎて
使用感が悪くなることがある。また、布帛における経糸
および緯糸の密度は50〜200本/インチにすること
が好ましい。50本/インチ未満では引き裂き強力が低
く、十分な使用耐久性を維持することが困難になり、ま
た布団あるいは周辺の塵などを通過させない機能が低下
することがある。また、200本/インチを越えると、
布団カバー類の風合いが剛くなって使用感が悪くなるこ
とがある。
00デニールが好ましい。30デニール未満であると、
布団カバー類としての引き裂き強力が低く、十分な使用
耐久性を維持することが困難になる。また、300デニ
ールを越えると、布団カバー類の厚みが厚くなり過ぎて
使用感が悪くなることがある。また、布帛における経糸
および緯糸の密度は50〜200本/インチにすること
が好ましい。50本/インチ未満では引き裂き強力が低
く、十分な使用耐久性を維持することが困難になり、ま
た布団あるいは周辺の塵などを通過させない機能が低下
することがある。また、200本/インチを越えると、
布団カバー類の風合いが剛くなって使用感が悪くなるこ
とがある。
【0039】布団カバー類を構成する布帛としては、織
物、編物、不織布等があるが、本発明に関わる吸湿性お
よび制電性を有するポリエステル系繊維100%使いの
布帛を使用することが、水洗いやドライクリーニングに
対して形態安定性、防皺性あるいは速乾性に優れるため
好ましい。しかし、制電性を有し、吸放湿パラメーター
ΔMRが1%以上、さらに好ましくは1.2%以上を維
持する範囲であれば、使用快適性の面で通常ポリエステ
ル糸などの合成繊維との交撚糸使い織物にしたり、通常
ポリエステル糸などの合成繊維との交織織物にしたりす
ることができる。また、制電性を有し、吸放湿パラメー
ターΔMRが1%以上、さらに好ましくは1.2%以上
を維持する範囲であれば、同様にポリエステル繊維によ
る形態安定性、防皺性あるいは速乾性を損なわない範囲
で、木綿などの天然繊維を交撚、交織した織物にするこ
ともできる。
物、編物、不織布等があるが、本発明に関わる吸湿性お
よび制電性を有するポリエステル系繊維100%使いの
布帛を使用することが、水洗いやドライクリーニングに
対して形態安定性、防皺性あるいは速乾性に優れるため
好ましい。しかし、制電性を有し、吸放湿パラメーター
ΔMRが1%以上、さらに好ましくは1.2%以上を維
持する範囲であれば、使用快適性の面で通常ポリエステ
ル糸などの合成繊維との交撚糸使い織物にしたり、通常
ポリエステル糸などの合成繊維との交織織物にしたりす
ることができる。また、制電性を有し、吸放湿パラメー
ターΔMRが1%以上、さらに好ましくは1.2%以上
を維持する範囲であれば、同様にポリエステル繊維によ
る形態安定性、防皺性あるいは速乾性を損なわない範囲
で、木綿などの天然繊維を交撚、交織した織物にするこ
ともできる。
【0040】
【実施例】以下に説明する本発明の実施例において、評
価などに使用した諸特性の測定法は次の通りである。 (1)吸放湿パラメーターΔMR 布団カバー類の生地を幅40cm、長さ40cmに裁断
して2枚準備し、60℃の熱風乾燥機で6時間乾燥した
後の重さW0 を測定した後、20℃×65%RHの恒温
恒湿機で24時間調湿した後の重さW1 および30℃×
90%RHの恒温恒湿機で24時間調湿した後の重さW
2 をそれぞれ測定し、次式より20℃×65%RHの吸
湿率MR1 および30℃×90%RHでの吸湿率MR2
をそれぞれ計算する。
価などに使用した諸特性の測定法は次の通りである。 (1)吸放湿パラメーターΔMR 布団カバー類の生地を幅40cm、長さ40cmに裁断
して2枚準備し、60℃の熱風乾燥機で6時間乾燥した
後の重さW0 を測定した後、20℃×65%RHの恒温
恒湿機で24時間調湿した後の重さW1 および30℃×
90%RHの恒温恒湿機で24時間調湿した後の重さW
2 をそれぞれ測定し、次式より20℃×65%RHの吸
湿率MR1 および30℃×90%RHでの吸湿率MR2
をそれぞれ計算する。
【0041】 MR1 =[(W1 −W0 )/W0 ]×100 MR2 =[(W2 −W0 )/W0 ]×100 次いで、上記吸湿率MR1 、MR2 から次式により吸放
湿パラメーターΔMRを計算する。 ΔMR(%)=[(W2 −W1 )/W0 ]×100 (2)摩擦帯電圧 JIS L 1094 B法に規定の方法に準じて測定
した。 (3)単糸繊度 JIS L1499−5.3に規定の方法に準じて総繊
度を測定し、フィラメント糸条を構成するフィラメント
数で除して求めた。 (4)総繊度 JIS L1499−5.3に規定の方法に準じて測定
した。 (5)布帛密度 JIS L1079−5.5に規定の方法に準じて測定
した。
湿パラメーターΔMRを計算する。 ΔMR(%)=[(W2 −W1 )/W0 ]×100 (2)摩擦帯電圧 JIS L 1094 B法に規定の方法に準じて測定
した。 (3)単糸繊度 JIS L1499−5.3に規定の方法に準じて総繊
度を測定し、フィラメント糸条を構成するフィラメント
数で除して求めた。 (4)総繊度 JIS L1499−5.3に規定の方法に準じて測定
した。 (5)布帛密度 JIS L1079−5.5に規定の方法に準じて測定
した。
【0042】実施例1〜4および比較例1 ε−カプロラクタム340部、テレフタル酸18部、数
平均分子量が1000のポリエチレングリコール100
部、さらにイルガノックス1330(チバガイギー社
製)0.1部およびトリメチルフォスフェート0.01
部とともに重合反応容器に仕込み、窒素気流下に240
℃で1時間加熱攪拌した後、三酸化アンチモン0.1部
を添加し、昇温減圧プログラム下250℃、0.5mm
Hg以下の条件で4時間重合反応を行なうことにより、
ナイロン6成分の割合が45重量%であるポリエーテル
エステルアミドブロック共重合体(X)を得た。
平均分子量が1000のポリエチレングリコール100
部、さらにイルガノックス1330(チバガイギー社
製)0.1部およびトリメチルフォスフェート0.01
部とともに重合反応容器に仕込み、窒素気流下に240
℃で1時間加熱攪拌した後、三酸化アンチモン0.1部
を添加し、昇温減圧プログラム下250℃、0.5mm
Hg以下の条件で4時間重合反応を行なうことにより、
ナイロン6成分の割合が45重量%であるポリエーテル
エステルアミドブロック共重合体(X)を得た。
【0043】このポリエーテルエステルアミドブロック
共重合体(X)のオルトクロロフェノール溶液(濃度
0.5g/100ml)の25℃での相対粘度ηrは
2.05であった。また、このポリマ単独の30℃×9
0%RHでの吸湿率MR2 は15.2%であった。次い
で、上記ポリエーテルエステルアミドブロック共重合体
(X)を芯部に、通常のポリエステル(Z)を鞘部に使
用し、その複合比率を表1のように異ならせた5種類の
芯鞘型複合繊維を、紡糸温度280℃、紡糸口金孔数1
44孔、引取り速度1000m/分により紡糸し、さら
に延伸倍率3.4倍で延伸することにより、150デニ
ール,144フィラメントの5種類の丸断面複合繊維延
伸糸(a)を製造した。
共重合体(X)のオルトクロロフェノール溶液(濃度
0.5g/100ml)の25℃での相対粘度ηrは
2.05であった。また、このポリマ単独の30℃×9
0%RHでの吸湿率MR2 は15.2%であった。次い
で、上記ポリエーテルエステルアミドブロック共重合体
(X)を芯部に、通常のポリエステル(Z)を鞘部に使
用し、その複合比率を表1のように異ならせた5種類の
芯鞘型複合繊維を、紡糸温度280℃、紡糸口金孔数1
44孔、引取り速度1000m/分により紡糸し、さら
に延伸倍率3.4倍で延伸することにより、150デニ
ール,144フィラメントの5種類の丸断面複合繊維延
伸糸(a)を製造した。
【0044】これとは別に、上記ポリエーテルエステル
アミドブロック共重合体(X)を芯部に、通常のポリエ
ステル(Z)を鞘部にし、その複合比率を表1のように
異ならせ、上記同様に紡糸延伸することにより、75デ
ニール,36フィラメントの5種類の丸断面複合繊維延
伸糸(b)を製造した。次いで、上記複合繊維延伸糸
(a)を緯糸に、複合繊維延伸糸(b)を経糸にし、各
複合比率毎の組合せで平織組織に製織し、白色蛍光染料
で染色、仕上げ加工して、経密度128本/インチ、緯
密度80本/インチの5種類の布団カバー用布帛を製造
した。これら5種類の布帛を、それぞれポリエステル紡
績糸使い縫糸で縫製して掛け布団用カバーを得た(実施
例1,2,3,4、比較例1)。
アミドブロック共重合体(X)を芯部に、通常のポリエ
ステル(Z)を鞘部にし、その複合比率を表1のように
異ならせ、上記同様に紡糸延伸することにより、75デ
ニール,36フィラメントの5種類の丸断面複合繊維延
伸糸(b)を製造した。次いで、上記複合繊維延伸糸
(a)を緯糸に、複合繊維延伸糸(b)を経糸にし、各
複合比率毎の組合せで平織組織に製織し、白色蛍光染料
で染色、仕上げ加工して、経密度128本/インチ、緯
密度80本/インチの5種類の布団カバー用布帛を製造
した。これら5種類の布帛を、それぞれポリエステル紡
績糸使い縫糸で縫製して掛け布団用カバーを得た(実施
例1,2,3,4、比較例1)。
【0045】これら5種類の掛け布団用カバーについ
て、それぞれ吸放湿パラメーターΔMRと摩擦帯電圧を
測定した結果を、表1に示す。表1に示すように、実施
例1〜3の布団カバーは、布団カバーの吸放湿パラメー
ターΔMRが1.1〜2.8%、摩擦帯電圧が0.10
〜0.52kvであった。
て、それぞれ吸放湿パラメーターΔMRと摩擦帯電圧を
測定した結果を、表1に示す。表1に示すように、実施
例1〜3の布団カバーは、布団カバーの吸放湿パラメー
ターΔMRが1.1〜2.8%、摩擦帯電圧が0.10
〜0.52kvであった。
【0046】この布団カバーを、側地が木綿、中綿がポ
リエステルの市販掛け布団に取り付けて1月〜6月の6
ケ月間使用した結果、布団カバー自体からの発塵はな
く、また布団からの発塵は布団カバーで保持されて、布
団カバー外に放出することが少ないものであった。ま
た、冬場は静電気による放電や塵の付着がなく、春から
初夏にかけては就寝時の発汗による蒸れ感が少なく良好
であった。
リエステルの市販掛け布団に取り付けて1月〜6月の6
ケ月間使用した結果、布団カバー自体からの発塵はな
く、また布団からの発塵は布団カバーで保持されて、布
団カバー外に放出することが少ないものであった。ま
た、冬場は静電気による放電や塵の付着がなく、春から
初夏にかけては就寝時の発汗による蒸れ感が少なく良好
であった。
【0047】さらに、これら布団カバーを家庭用洗濯機
で通常の洗濯をし、脱水後自然乾燥したところ乾燥速度
は速く、洗濯による皺の発生も少なかった。これに対
し、比較例1の布団カバーは、布団カバーの吸放湿パラ
メーターΔMRが0.0%、摩擦帯電圧が4.90kv
であった。これらを、実施例1〜4と同様にして就寝実
用テストをした結果は、静電気による放電や塵の付着は
ないものの、特に初夏には就寝時の発汗による蒸れ感が
あり、寝苦しさを感じた。
で通常の洗濯をし、脱水後自然乾燥したところ乾燥速度
は速く、洗濯による皺の発生も少なかった。これに対
し、比較例1の布団カバーは、布団カバーの吸放湿パラ
メーターΔMRが0.0%、摩擦帯電圧が4.90kv
であった。これらを、実施例1〜4と同様にして就寝実
用テストをした結果は、静電気による放電や塵の付着は
ないものの、特に初夏には就寝時の発汗による蒸れ感が
あり、寝苦しさを感じた。
【0048】
【表1】
【0049】実施例5〜8、比較例2 ジメチルテレフタル酸194部、エチレングリコール1
35部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル
(SSIA)26.6部、トリメリット酸トリメチル
(TMTM)7.5部、およびテトラブチルチタネート
0.1部を加え、140〜230℃でメタノールを留出
しつつエステル交換反応を行った後、リン酸トリメチル
0.08部、抗酸化剤としてイルガノックス1010
(チバガイギー社製)0.2部、消泡剤としてシリコー
ン0.2部およびテトラブチルチタネート0.1部を加
え、1.0mmHgの減圧下250℃の条件下4時間重
合を行って、吸湿性および制電性を有する成分としての
共重合ポリエステル(Y)を製造した。
35部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル
(SSIA)26.6部、トリメリット酸トリメチル
(TMTM)7.5部、およびテトラブチルチタネート
0.1部を加え、140〜230℃でメタノールを留出
しつつエステル交換反応を行った後、リン酸トリメチル
0.08部、抗酸化剤としてイルガノックス1010
(チバガイギー社製)0.2部、消泡剤としてシリコー
ン0.2部およびテトラブチルチタネート0.1部を加
え、1.0mmHgの減圧下250℃の条件下4時間重
合を行って、吸湿性および制電性を有する成分としての
共重合ポリエステル(Y)を製造した。
【0050】この共重合ポリエステル(Y)に共重合さ
れたポリエチレングリコールの割合は60重量%であっ
た。また、このポリエステル共重合体の30℃×90%
RHでの吸湿率MR2 は29.5%であった。次いで、
共重合ポリエステル(Y)を芯とし、通常のポリエステ
ル(Z)を鞘にして、別々に溶融して円心円状の芯鞘複
合口金から、その複合比率を表2のように異ならせた5
種類の芯鞘型複合繊維を、紡糸温度280℃、紡糸口金
孔数144孔、引取り速度1000m/分で紡糸し、延
伸倍率3.4倍で延伸することにより、150デニー
ル,144フィラメントの5種類の丸断面複合繊維延伸
糸(c)を製造した。
れたポリエチレングリコールの割合は60重量%であっ
た。また、このポリエステル共重合体の30℃×90%
RHでの吸湿率MR2 は29.5%であった。次いで、
共重合ポリエステル(Y)を芯とし、通常のポリエステ
ル(Z)を鞘にして、別々に溶融して円心円状の芯鞘複
合口金から、その複合比率を表2のように異ならせた5
種類の芯鞘型複合繊維を、紡糸温度280℃、紡糸口金
孔数144孔、引取り速度1000m/分で紡糸し、延
伸倍率3.4倍で延伸することにより、150デニー
ル,144フィラメントの5種類の丸断面複合繊維延伸
糸(c)を製造した。
【0051】これとは別に、上記共重合ポリエステル
(Y)を芯部に、通常のポリエステル(Z)を鞘部に
し、その複合比率を表2のように異ならせ、上記同様に
紡糸延伸することにより、50デニール,48フィラメ
ントの5種類の丸断面複合繊維延伸糸(d)を製造し
た。次いで、上記複合繊維延伸糸(c)を緯糸に、複合
繊維延伸糸(d)を経糸にし、各複合比率毎の組合せで
平織組織に製織し、青色染料で染色、仕上げ加工して、
経密度141本/インチ、緯密度81本/インチの布団
側地用布帛を製造した。これら5種類の布帛を、それぞ
れポリエステル紡績糸使い縫糸で縫製して肌掛け布団用
側地を得た(実施例5,6,7,8、比較例2)。
(Y)を芯部に、通常のポリエステル(Z)を鞘部に
し、その複合比率を表2のように異ならせ、上記同様に
紡糸延伸することにより、50デニール,48フィラメ
ントの5種類の丸断面複合繊維延伸糸(d)を製造し
た。次いで、上記複合繊維延伸糸(c)を緯糸に、複合
繊維延伸糸(d)を経糸にし、各複合比率毎の組合せで
平織組織に製織し、青色染料で染色、仕上げ加工して、
経密度141本/インチ、緯密度81本/インチの布団
側地用布帛を製造した。これら5種類の布帛を、それぞ
れポリエステル紡績糸使い縫糸で縫製して肌掛け布団用
側地を得た(実施例5,6,7,8、比較例2)。
【0052】表2に示すように、実施例5〜8の布団側
地は、布団側地の吸放湿パラメーターΔMRは1.1〜
5.6%、摩擦帯電圧は0.06〜0.60kvであ
り、優れた吸放湿性や制電性を示すものであった。これ
に対して、比較例2の布団側地は、吸放湿パラメーター
ΔMRは0.0%、摩擦帯電圧は5.31kvであっ
て、吸放湿性や制電性の劣るものであった。
地は、布団側地の吸放湿パラメーターΔMRは1.1〜
5.6%、摩擦帯電圧は0.06〜0.60kvであ
り、優れた吸放湿性や制電性を示すものであった。これ
に対して、比較例2の布団側地は、吸放湿パラメーター
ΔMRは0.0%、摩擦帯電圧は5.31kvであっ
て、吸放湿性や制電性の劣るものであった。
【0053】
【表2】
【0054】実施例7 実施例6における布団側地において、その経糸として、
通常のポリエステルフィラメント糸(50デニール,4
8フィラメント丸断面糸)を1段ヒータ仮撚機で仮撚加
工した加工糸を使用した以外は、実施例6と同様の構成
にした布団側地を製造した。この布団側地の吸放湿パラ
メーターΔMRは3.5%、摩擦帯電圧は0.08kv
であり、吸放湿性や制電性の優れたものであった。
通常のポリエステルフィラメント糸(50デニール,4
8フィラメント丸断面糸)を1段ヒータ仮撚機で仮撚加
工した加工糸を使用した以外は、実施例6と同様の構成
にした布団側地を製造した。この布団側地の吸放湿パラ
メーターΔMRは3.5%、摩擦帯電圧は0.08kv
であり、吸放湿性や制電性の優れたものであった。
【0055】
【発明の効果】上述したように、本発明の布団カバー類
は、ボリエステル繊維による耐発塵性や水洗いでの収
縮、皺が入り難いという特性を備えながら、吸湿性や制
電性による優れた快適な使用感を与えることができる。
は、ボリエステル繊維による耐発塵性や水洗いでの収
縮、皺が入り難いという特性を備えながら、吸湿性や制
電性による優れた快適な使用感を与えることができる。
【図1】本発明に用いる芯鞘型複合繊維の横断面を示す
モデル図である。
モデル図である。
【図2】本発明に用いる芯鞘型中空複合繊維の横断面を
示すモデル図である。
示すモデル図である。
【図3】本発明に用いる海島型複合繊維の横断面を示す
モデル図である。
モデル図である。
【図4】本発明に用いる張り合わせ型複合繊維の横断面
を示すモデル図である。
を示すモデル図である。
1 芯部 2 鞘部 1a 島部 2a 海部 1b,2b 張り合わせ部 3 中空部
Claims (7)
- 【請求項1】 吸湿性および制電性を有するポリエステ
ル系繊維を含む布帛からなり、該布帛の吸放湿パラメー
ターΔMRが1%以上である布団カバー類。 - 【請求項2】 前記吸湿性および制電性を有するポリエ
ステル系繊維が、ポリエーテルエステルアミドを含む繊
維である請求項1に記載の布団カバー類。 - 【請求項3】 前記吸湿性および制電性を有するポリエ
ステル系繊維が、ポリエーテルエステルアミドと繊維形
成性重合体とを複合した複合繊維またはブレンド繊維で
ある請求項2に記載の布団カバー類。 - 【請求項4】 前記吸湿性および制電性を有するポリエ
ステル系繊維が、親水性化合物を共重合するとともに極
性基含有化合物および架橋剤の少なくとも一方を含有す
る共重合ポリエステルを含む繊維である請求項1に記載
の布団カバー類。 - 【請求項5】 前記吸湿性および制電性を有するポリエ
ステル系繊維が、前記共重合ポリエステルと繊維形成性
重合体とを複合した複合繊維またはブレンド繊維である
請求項4に記載の布団カバー類。 - 【請求項6】 前記布帛のJIS L 1094 B法
による摩擦帯電圧が3kv以下である請求項1〜5のい
ずれかに記載の布団カバー類。 - 【請求項7】 前記布帛が織物であり、該織物を構成す
る経糸および緯糸の総繊度が30〜300デニール、単
糸繊度が0.1〜10デニールであり、該経糸および緯
糸の密度が50〜200本/インチである請求項1〜6
のいずれかに記載の布団カバー類。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032355A JPH09220147A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 布団カバー類 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032355A JPH09220147A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 布団カバー類 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09220147A true JPH09220147A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12356660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8032355A Pending JPH09220147A (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | 布団カバー類 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09220147A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118087116A (zh) * | 2024-02-29 | 2024-05-28 | 南通如日纺织有限公司 | 一种快速吸水抗静电浴巾及其生产工艺 |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8032355A patent/JPH09220147A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118087116A (zh) * | 2024-02-29 | 2024-05-28 | 南通如日纺织有限公司 | 一种快速吸水抗静电浴巾及其生产工艺 |
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