JPH09221415A - エアゾール剤 - Google Patents
エアゾール剤Info
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- JPH09221415A JPH09221415A JP8332106A JP33210696A JPH09221415A JP H09221415 A JPH09221415 A JP H09221415A JP 8332106 A JP8332106 A JP 8332106A JP 33210696 A JP33210696 A JP 33210696A JP H09221415 A JPH09221415 A JP H09221415A
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Abstract
は煩雑な乳化操作を要していたため、製造時の作業効率
の低下が問題になっていた。 【解決手段】 炭素数1〜3の低級アルコールおよび炭
素数12以上の高級アルコールを含む原液、ならびに液
化ガスを含む噴射剤からなる、噴出物がシャーベット状
に凝固するエアゾール剤。
Description
が噴射部にシャーベット状に凝固する冷却効果の高いエ
アゾール剤に関する。
または水虫、虫刺されなどによるかゆみを早急に静める
ためには患部を冷却することが有効である。従来はそれ
らの症状に対しては霧状に噴出するエアゾール剤が繁用
されてきた。しかし、霧状に噴出するエアゾール剤は皮
膚の冷却効果に持続性が無いので、噴出物による患部の
痛み、かゆみを静める持続的な効果は得られていなかっ
た。その欠点を解決したものとしてWO90/1106
8号公報明細書、特開平4−103526号公報などに
は噴出物がシャーベット状の泡沫ゲルを形成するエアゾ
ール剤が開示されている。しかし、従来知られているエ
アゾール剤では、製造する際に原液を加温、乳化して調
製するという煩雑な操作が必要であり、製造効率の低下
が問題となっていた。
ット状になるエアゾール剤は、配合する水を凍らせるこ
とにより持続した冷却効果を得ることから、水の配合が
必須であり、水に不安定な薬剤や、親油性の高い薬剤は
配合が困難であった。
ゾール剤調製時に乳化操作が不要であり、かつ、噴射部
の持続的な冷却効果を有するエアゾール剤を提供するこ
とにある。
を達成するため種々検討した結果、低級アルコール、高
級アルコールおよび液化ガスを配合したエアゾール剤
は、製造時の乳化操作が不要で、かつ、噴射した際に噴
出物がシャーベット状に凝固することにより、持続的な
冷却効果を有することを見いだし本発明を完成した。
コールおよび炭素数12以上の高級アルコールを含む原
液、ならびに液化ガスを含む噴射剤からなる、噴出物が
シャーベット状に凝固するエアゾール剤である。
ール剤は、そのいずれも配合する水が凍ることにより噴
出物が凝固するが、本発明のエアゾール剤には、必ずし
も水の配合が必要でなく、全く新たな条件で噴出物が凝
固することに特徴がある。
熱により冷却された高級アルコールが、低級アルコール
を含んで凝固することからシャーベット状になる。
級アルコールとは直鎖状または分岐鎖状のアルコールで
あり、具体的にはメタノール、エタノール、変性エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノールなどがあげられ
るが、特に好ましいものとしてエタノールをあげること
ができる。低級アルコールの配合量は製剤全体の0.3
〜65重量%が好ましく、さらに好ましくは1.5〜5
0重量%であり、最も好ましくは15〜35重量%であ
る。低級アルコールの配合量が0.3重量%未満である
と原液と噴射剤が均一に混和しにくくなり、65重量%
を越えると噴射剤量が相対的に減るため、冷感がなくな
るからである。
は直鎖状または分岐鎖状のアルコールであり、他の配合
成分と混合して均一系になるものでなければならない。
具体的にはラウリルアルコール、セタノール、ステアリ
ルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルア
ルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコー
ルなどの単独または混合物をあげることができ、特に好
ましいものとしてステアリルアルコールまたはセタノー
ルをあげることができる。
005〜14重量%が好ましく、さらに好ましくは0.
015〜10重量%であり、最も好ましくは0.5〜5
重量%である。高級アルコールの配合量が0.005重
量%未満であると噴出物が凝固しにくくなるため、持続
的な冷感が弱くなる。また、14重量%を越えると高級
アルコールが溶解しにくくなるため、製造が煩雑にな
る。
化ガスによって完全に溶解して均一系にならなければ本
発明の効果が得られない。そのため、高級アルコールが
溶解不十分のときは他の溶剤、溶解補助剤(ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソ
プロピル、1,3−ブチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、乳
酸、水酸化ナトリウムなど)などを配合することもでき
る。
て使用されるものであればよいが、好ましいものとして
ジメチルエーテル、n−ブタン、i−ブタン、プロパ
ン、液化石油ガスなどの単独または混合物をあげること
ができる。液化ガスの配合量は製剤全体の30〜95重
量%が好ましく、さらに好ましくは50〜85重量%で
ある。液化ガスの配合量が30重量%未満であるとエア
ゾールの冷感が低くなり、痛み、かゆみを静める効果が
弱くなる。また、液化ガスの配合量が95重量%を越え
るとエアゾールの噴射性状が霧状になってしまい、持続
した冷却効果が得にくくなる。
凝固する条件をエアゾール剤の原液と液化ガスとに分け
て考えると、炭素数1〜3の低級アルコールは原液中に
6重量%以上、炭素数12以上の高級アルコールは原液
中に1重量%以上の配合が必要であり、原液1重量部に
対して液化ガスは0.5〜20重量部の量が必要であ
る。
および高級アルコールを均一系になるように溶解し、必
要であれば均一系を崩さない他の成分をさらに配合した
原液をエアゾール容器に液化ガスと共に充填することに
より製造することができる。エアゾール容器としては通
常用いられる金属またはプラスチック製のものが用いら
れる。冷却効果の持続の点からは、均一系を崩さない他
の成分として、適量の水を配合するとさらに好ましい。
原液中に水を配合する場合は原液全体の90重量%以下
の量を配合することができるが、製剤設計の容易さの点
から原液中の20〜60重量%の配合が好ましい。
みを静める効果を増進するため、消炎鎮痛剤(インドメ
タシン、サリチル酸メチル、サリチル酸モノグリコール
エステル、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、ピロ
キシカム、ジクロフェナック、イブプロフェン、メフェ
ナム酸、酢酸デキサメタゾンなど)、鎮痒剤(クロタミ
トン、イクタモール、モクタモール、チモール酸な
ど)、抗真菌剤(塩酸アモロルフィン、ウンデシレン
酸、ペンタクロールフェノール、クロトリマゾール、ト
ルナフテート、トリコマイシン、硝酸ミコナゾール、ラ
ノコナゾール、硝酸スルコナゾール、硝酸オキシコナゾ
ール、ビフォナゾールなど)、抗ヒスタミン剤(ジフェ
ンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸イソチベ
ンジルなど)、局所麻酔剤(リドカイン、塩酸ジブカイ
ンなど)、抗菌剤(ヨウ化カリウム、グルコン酸クロル
ヘキシジン、アクリノール、塩化ベンザルコニウムな
ど)、抗化膿性疾患剤(ペニシリン類、塩酸テトラサイ
クリン、フラジオマイシン、カナマイシンなど)、清涼
剤(l−メントール、カンフル、ハッカ油など)などの
薬効成分を本発明の効果を損なわない限り配合すること
ができる。薬効成分の配合量は成分により異なるが製剤
全体の0.001〜10重量%が好ましい。
化剤(ジブチルヒドロキシトルエンなど)、経皮吸収促
進剤(グリセリン脂肪酸エステル、油脂類、脂肪族カル
ボン酸エステル、ニコチン酸エステル、エイゾン、アル
キレングリコール脂肪酸エステルなど)、香料、染料な
どのエアゾール剤に通常使用される添加剤を本発明の効
果を損なわない限り配合することもできる。
らに詳細に説明する。
28.53重量部を混合、撹拌して均一に溶解させ原液
を調製した。その原液を耐圧容器に充填しバルブを装着
し、プロパン 0.07重量部、n−ブタン 1.93
重量部、i−ブタン 0.93重量部およびジメチルエ
ーテル 63.78重量部を充填した。噴射のスパスト
を装着しエアゾール剤を得た。
ロピル 4.11重量部、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル 1.23重量部、変性エタノール16.47
重量部、精製水 13.39重量部およびセタノール
1.23重量部を混合、撹拌して均一に溶解させ原液を
調製した。その原液を耐圧容器に充填しバルブを装着
し、ジメチルエーテル 63.26重量部を充填した。
噴射のスパストを装着してエアゾール剤を得た。
プロピル 1.76重量部、ミリスチン酸イソプロピル
1.05重量部、グリセリン 0.70重量部、変性
エタノール 15.80重量部、精製水 8.74重量
部、ステアリルアルコール 0.53重量部、セタノー
ル 0.53重量部、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル 0.70重量部およびポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油0.35重量部を混合、撹拌して均一に溶解させ
原液を調製した。その原液を耐圧容器に充填しバルブを
装着し、ジメチルエーテル 69.49重量部を充填
し、噴射のスパストを装着してエアゾール剤を得た。
た処方で、実施例1と同様の方法でエアゾール剤を得
た。
エタノールに、セタノールを精製水にそれぞれ変更した
処方で実施例2と同様の方法で比較用のエアゾール剤を
得た。
プロピル 1.79重量部、ミリスチン酸イソプロピル
1.07重量部、グリセリン 0.71重量部、変性
エタノール 17.06重量部および精製水 8.27
重量部を混合、撹拌して均一に溶解させ原液を調製し
た。その原液を耐圧容器に充填しバルブを装着し、ジメ
チルエーテル 70.74重量部を充填した。噴射のス
パストを装着して比較用のエアゾール剤を得た。
剤) インドメタシン 0.31重量部、アジピン酸ジイソプ
ロピル 4.07重量部、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレート 1.22重量部、ポリオキシエチ
レンソルビタントリステアレート 0.81重量部およ
びソルビタンモノステアレート 1.22重量部を加
温、融解した後、加温した精製水 15.94重量部を
加え十分混和した。さらに撹拌しながら冷却した後、変
性エタノール 14.23重量部を加え均一に分散させ
原液を調製した。その原液を耐圧容器に充填しバルブを
装着し、ジメチルエーテル 62.20重量部を充填し
た。噴射用のスパストを装着しエアゾール剤とした。
プで固定したシートを張り、熱電対センサーに実施例1
〜3および比較例1〜4のエアゾール剤をそれぞれ3秒
間噴射塗布した。噴出物の性状を確認し、熱電対センサ
ーの示す値を経時的に測定した。その結果を表1に示し
た。
例4はシャーベット状の噴出物を形成するが比較例1〜
3はシャーベット状の固形物を形成しなかった。また熱
電対センサーの温度変化においても比較例1〜3は噴射
30秒後には30℃以上になり、45秒後においてほぼ
元の温度まで戻っているのに対し、実施例1〜3および
比較例4は持続的な冷却効果を有することがわかった。
により製造時の煩雑な乳化操作が不用で、かつ従来品と
同等の冷却効果を有するエアゾール剤の提供が可能とな
った。
Claims (6)
- 【請求項1】 炭素数1〜3の低級アルコールおよび炭
素数12以上の高級アルコールを含む原液、ならびに液
化ガスを含む噴射剤からなる、噴出物がシャーベット状
に凝固するエアゾール剤。 - 【請求項2】 炭素数1〜3の低級アルコールが全体の
0.3〜65重量%、炭素数12以上の高級アルコール
が全体の0.005〜14重量%、および液化ガスが3
0〜95重量%である請求項1記載のエアゾール剤。 - 【請求項3】 原液中に炭素数1〜3の低級アルコール
を6重量%以上、炭素数12以上の高級アルコールを1
重量%以上配合し、原液1重量部に対し液化ガスを0.
5〜20重量部配合した請求項1記載のエアゾール剤。 - 【請求項4】 低級アルコールがエタノールである請求
項1〜3のいずれかに記載のエアゾール剤。 - 【請求項5】 高級アルコールがステアリルアルコール
およびセタノールの少なくとも1種である請求項1〜4
のいずれかに記載のエアゾール剤。 - 【請求項6】 原液の20〜60重量%の水を配合した
請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33210696A JP3658897B2 (ja) | 1995-12-14 | 1996-12-12 | エアゾール剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32533595 | 1995-12-14 | ||
| JP7-325335 | 1995-12-14 | ||
| JP33210696A JP3658897B2 (ja) | 1995-12-14 | 1996-12-12 | エアゾール剤 |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09221415A true JPH09221415A (ja) | 1997-08-26 |
| JPH09221415A5 JPH09221415A5 (ja) | 2004-11-11 |
| JP3658897B2 JP3658897B2 (ja) | 2005-06-08 |
Family
ID=26571797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33210696A Expired - Lifetime JP3658897B2 (ja) | 1995-12-14 | 1996-12-12 | エアゾール剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3658897B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6214318B1 (en) | 1997-10-02 | 2001-04-10 | Oms Holdings Llc | Aerosol ointment compositions for topical use |
| JP2009173613A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Daizo:Kk | エアゾール組成物 |
| JP2014208332A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-11-06 | 株式会社マンダム | 冷却用エアゾール製品 |
-
1996
- 1996-12-12 JP JP33210696A patent/JP3658897B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6214318B1 (en) | 1997-10-02 | 2001-04-10 | Oms Holdings Llc | Aerosol ointment compositions for topical use |
| JP2009173613A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Daizo:Kk | エアゾール組成物 |
| JP2014208332A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-11-06 | 株式会社マンダム | 冷却用エアゾール製品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3658897B2 (ja) | 2005-06-08 |
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