JPH09227363A - 貼付剤 - Google Patents
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- JPH09227363A JPH09227363A JP4261396A JP4261396A JPH09227363A JP H09227363 A JPH09227363 A JP H09227363A JP 4261396 A JP4261396 A JP 4261396A JP 4261396 A JP4261396 A JP 4261396A JP H09227363 A JPH09227363 A JP H09227363A
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Abstract
果が高く、かつ剥離時の剥離力が低減された、糊残りの
ない良好な貼付性を有する貼付剤を提供する。 【解決手段】支持体の片面にアクリル系粘着剤からなる
粘着剤層が積層された貼付剤であって、上記粘着剤層に
薬物、及びオレイン酸アルキルエステル(例えばオレイ
ン酸デシル)1〜30重量%が含有される。オレイン酸
アルキルエステルは薬物過飽和安定化剤又は剥離力低減
化剤として作用する。
Description
膚への薬物の分配、拡散、血中への移行によって薬物を
体内に吸収させる。従って、基剤中の薬物の存在状態に
よって皮膚移行率が異なることが知られている。特に粘
着基剤中の薬物濃度が高ければ高いほど皮膚への移行率
が上昇し、さらに粘着基剤中の薬物濃度が飽和溶解度よ
り高い状態、即ち過飽和状態において移行率が高くなる
ことが知られている。
開昭60−185713号公報、特開昭63−3552
1号公報、特開昭63−93714号公報には、粘着基
剤中の薬物濃度を高くして薬物結晶を析出させたり、さ
らに飽和溶解度をこえた過飽和状態の貼付剤が提案され
ている。
通中に過飽和状態が低下することにより薬物結晶が析出
するという問題があり、薬物結晶を析出させた貼付剤
は、過飽和状態以上に粘着剤層に薬物を含有させるた
め、多量の薬物が必要となり製造コストが増大する。ま
た、最初に過飽和状態として徐々に析出させる方法で
は、析出までに時間がかかるため製造効率が著しく低下
する。
に分散した経皮吸収製剤の製造方法について前記公報の
他、特開昭62−273913号公報に記載されてい
る。しかしながら、流通前に薬物結晶を析出させる場合
には、上記のように製造効率が低下するという問題があ
り、流通段階で析出させる場合には使用者の手に渡った
時の結晶状態を管理することが非常に困難である。
は、粘着基剤や粘着基剤溶液の粘度が高い場合には、結
晶を均一に分散させることが困難であり、均一な品質の
製剤を得ることが困難となる。
に痛みが生じるという問題や、貼り直そうとした時に粘
着性がなくなってしまうという問題がある。このような
問題を解決するために、粘着剤の分子量を大きくする方
法、粘着剤を電子線や光によって架橋する方法等が知ら
れている。しかしながら、分子量を大きくすると粘度が
上昇するため製造効率が低下しコストが増大する。また
架橋する場合は新たな工程が増え、特殊な設備が必要と
なる。さらに、液状成分を添加して剥離時の粘着力を低
下させる方法も試みられているが、液状成分の添加によ
り粘着剤の凝集力が低下し、糊残りが生じるため、新た
に凝集力を向上させる添加物を配合する必要がある。
性(経皮吸収性)や貼付性においては様々な試みがなさ
れているが、満足のいく製剤は得られていなかった。
を解決するものであって、その目的は、薬物が高濃度に
安定的に含有され、経皮吸収効果が高く、かつ剥離時の
剥離力が低減され、糊残りのない良好な貼付性を有する
貼付剤を提供する点である。
体の片面にアクリル系粘着剤からなる粘着剤層が積層さ
れた貼付剤であって、上記粘着剤層に薬物、及びオレイ
ン酸アルキルエステルが含有される。
アクリル酸アルキルエステル(共)重合体が好ましい。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例
えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)ア
クリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリ
ル等が挙げられ、これらのうちの1種以上が用いられ
る。
に応じて上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルと共
重合可能な官能性モノマーを用いることができる。上記
官能性モノマーとしては、例えば、ビニルピロリドン、
酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン等が挙げら
れ、さらに、カルボキシル基、水酸基、アミド基、エポ
キシ基、アミノ基等を有するモノマーが挙げられる。
ては、例えば、(メタ)アクリル酸などのα−β不飽和
カルボン酸;マレイン酸ブチルなどのマレイン酸モノア
ルキルエステル;(無水)マレイン酸;クロトン酸;イ
タコン酸;フマル酸等が挙げられる。上記水酸基を有す
るモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、マレイン酸モノ(ヒドロキシエチル)、モノ(メ
タ)アクリル酸エチレングリコール、モノ(メタ)アク
リル酸プロピレングリコール等が挙げられる。
例えば、(メタ)アクリルアミド、ジメチルアクリルア
ミド、ジエチルアクリルアミドなどのアルキル(メタ)
アクリルアミド;ブトキシメチルアクリルアミド、エト
キシメチルアクリルアミドなどのN−アルコキシ(メチ
ル)アクリルアミド;ジアセトンアクリルアミド等が挙
げられる。上記エポキシ基を有するモノマーとしては、
例えば、(メタ)アクリル酸グリシジル等が挙げられ
る。上記アミノ基を有するモノマーとしては、例えば、
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)ア
クリル酸t−ブチルアミノエチル等が挙げられる。上記
官能性モノマーは、粘着剤の粘着性、凝集性に影響を及
ぼさない程度に添加され、通常モノマー全体の0.01
〜50重量%である。
基の炭素数が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル25〜50重量%、アルキル基の炭素数が3以下
の(メタ)アクリル酸アルキルエステル20〜70重量
%及びビニルピロリドン2〜40重量%からなるものが
好ましい。
方法で重合され、例えば、重合開始剤の存在下で、上記
モノマーを配合して、溶液重合を行うことによって調製
される。ただし重合条件は主としてモノマーの種類によ
り、適宜選択される。
的に生体膜を透過し得るもので、常温で固体のモノであ
れば特に限定されず、例えば、解熱鎮痛消炎剤、ステロ
イド系抗炎症剤、血管拡張剤、不整脈用剤、血圧降下
剤、鎮咳去痰剤、抗悪性腫瘍剤、局所麻酔剤、ホルモン
剤、抗ヒスタミン剤、血液凝固阻止剤、鎮痙剤、全身麻
酔剤、睡眠・鎮痛剤、抗癲癇剤、興奮・覚醒剤、鎮暈
剤、精神神経用剤、骨格筋弛緩剤、自律神経用剤、抗パ
ーキンソン剤、利尿剤、血管収縮剤、呼吸促進剤、消化
性潰瘍治療剤、利胆剤、秘尿生殖器及び肛門用剤、寄生
性皮膚疾患用剤、皮膚軟化剤、ビタミン剤、無機質製
剤、止血剤、肝臓疾患用剤、習慣性中毒用剤、通風治療
剤、糖尿病用剤、抗生物質、化学療法剤、麻薬、強心
剤、動脈硬化用剤、放射性医薬品、漢方製剤、駆虫剤・
抗原虫剤等が挙げられる。
セトアミノフェン、フェナセチン、メフェナム酸、ジク
ロフェナックナトリウム、フルフェナム酸、アスピリ
ン、サリチル酸ナトリウム、アミノピリン、アルクロル
フェナック、イブプロフェン、ナプロキセン、フルルビ
プロフェン、ケトプロフェン、アンフェナクナトリウ
ム、メピリゾール、インドメタシン、ペンタゾシン、ピ
ロキシカム等が挙げられる。上記ステロイド系抗炎症剤
としては、例えば、ヒドロコルチゾン、トリアムシノロ
ン、デキサメタゾン、プレドニゾロン等が挙げられる。
ウム、四硝酸ペンタエリスリトール、硝酸イソソルビ
ド、トラジビル、ニコランジル、ニトログリセリン、乳
酸プレニラミン、モルシドミン、亜硝酸アミル、塩酸ト
ラゾリン等が挙げられる。上記不整脈用剤としては、例
えば、塩酸プロカインアミド、塩酸リドカイン、塩酸プ
ロプラノール、塩酸アルプレノロール、アテノロール、
ナドロール、酒石酸メトプロロール、アジマリン、ジソ
ピラミド、塩酸メキシレチン等が挙げられる。上記血圧
降下剤としては、例えば、塩酸エカラジン、インダパミ
ド、塩酸クロニジン、塩酸プニトロロール、塩酸ラベタ
ロール、カプトプリル、酢酸グアナベンズ、メプタメー
ト、硫酸ベタニジン等が挙げられる。
酸カルベタペンタン、クロペラスチン、タンニン酸オキ
セラジン、塩酸クロブチノール、塩酸クロフェダノー
ル、塩酸ノスカピン、塩酸エフェドリン、塩酸イソプロ
テレノール、塩酸クロルプレナリン、塩酸メトキシフェ
ナミン、塩酸プロカテロール、塩酸ツロブテロール、塩
酸クレンブテロール、フマル酸ケトチフェン等が挙げら
れる。上記抗悪性腫瘍剤としては、例えば、シクロフォ
スフォアミド、フルオロウラシル、デガフール、マイト
マイシンC、塩酸プロカルバジン、ドキシフルリジン、
ラニムスチン等が挙げられる。
エチル、塩酸テトラカイン、塩酸プロカイン、塩酸ジブ
カイン、塩酸オキシブプロカイン、塩酸プロピトカイン
等が挙げられる。上記ホルモン剤としては、例えば、プ
ロピルチオウラシル、チアマゾール、酢酸メテノロン、
エルトラジオール、エストリオール、プロゲステロン等
が挙げられる。上記抗ヒスタミン剤としては、例えば、
塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミ
ン、プロメタジン、塩酸シプロヘプタジン、塩酸ジフェ
ニルピラリン等が挙げられる。
ルファリンカリウム、塩酸チクロピジン等が挙げられ
る。上記鎮痙剤としては、例えば、臭化メチルアトロピ
ン、スポコラミン等が挙げられる。上記全身麻酔剤とし
ては、例えば、チオペンタールナトリウム、ペントバル
ビタールナトリウム等が挙げられる。上記催眠・鎮痛剤
としては、例えば、ブロムワレニル尿素、アモバルビタ
ール、フェノバルビタール等が挙げられる。
インナトリウム等が挙げられる。上記興奮・覚醒剤とし
ては、例えば、塩酸メタンフェタミン等が挙げられる。
上記鎮暈剤としては、例えば、塩酸ジフェンドール、メ
シル酸ベタヒスチン等が挙げられる。上記精神神経用剤
としては、例えば、塩酸クロルプロマジン、チオリダシ
ン、メプロバメート、塩酸イミプラミン、クロルジアゼ
ポキシド、ジアゼパム等が挙げられる。上記骨格筋弛緩
剤としては、例えば、塩酸スキサメトニウム等が挙げら
れる。上記自律神経用剤としては、例えば、臭化ネオス
チグミン、塩酸ベタネコール等が挙げられる。
塩酸アマンタジン等が挙げられる。上記利尿剤として
は、ヒドロフルメチアジド、イソソルビド、フロセミド
等が挙げられる。上記血管収縮剤としては、例えば、塩
酸フェニレフリン等が挙げられる。上記呼吸促進剤とし
ては、例えば、塩酸ロベリン、ジモリホラミン、塩酸ン
ナロキソン等が挙げられる。上記消化性潰瘍治療剤とし
ては、例えば、臭化グリコピロニウム、プログルミド、
塩酸セトラキサート、シメチジン、スピゾフロン等が挙
げられる。上記利胆剤としては、例えば、ウルソデスオ
キシロール酸、オサルミド等が挙げられる。
えば、ヘキサミン、スパルテイン、ジノプロスト、塩酸
リトドリン等が挙げられる。上記寄生性皮膚疾患用剤と
しては、例えば、サリチル酸、シクロピロクスオラミ
ン、塩酸クロコナゾール等が挙げられる。上記皮膚軟化
剤としては、例えば、尿素等が挙げられる。上記ビタミ
ン剤としては、例えば、カルシトリオール、塩酸チアミ
ン、リン酸リボフラビンナトリウム、塩酸ピリドキシ
ン、ニコチン酸アミド、パンテノール、アスコルビン酸
等が挙げられる。
ルシウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム等が挙げ
られる。上記止血剤としては、例えば、エタンシラート
等が挙げられる。上記肝臓疾患用剤としては、例えば、
チオプロニン等が挙げられる。上記習慣性中毒用剤とし
ては、例えば、シナアミド等が挙げられる。上記通風治
療剤としては、例えば、コルヒチン、プロベネシド、ス
ルフィンピラゾン等が挙げられる。上記糖尿病用剤とし
ては、例えば、トルブタミド、クロルプロパミド、グリ
ミジンナトリウム、グリブゾール、塩酸ブホルミン、イ
ンスリン等が挙げられる。
ペニシリンカリウム、プロピシリンカリウム、クロキサ
シリンナトリウム、アンピシリンナトリウム、塩酸バカ
ンピシリン、カルベニシリンナトリウム、セファロリジ
ン、セフォキシチンナトリウム、エリスロマイシン、ク
ロラムフェニコール、テトラサイクリン、硫酸カナマイ
シン、サイクロセリン等が挙げられる。上記化学療法剤
としては、例えば、イソニアシド、ピラミナジド、エチ
オナミド等が挙げられる。上記麻薬としては、例えば、
塩酸モルヒネ、リン酸コデイン、塩酸コカイン、塩酸ペ
チジン等が挙げられる。
は、例えば、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オ
レイン酸プロピル、オレイン酸ブチル、オレイン酸ラウ
リル、オレイン酸デシル、オレイン酸パルミチル等が挙
げられ、アルキル基の炭素数が1〜16のオレイン酸ア
ルキルエステルが好ましく、特にオレイン酸デシルが好
ましい。
有させて過飽和状態としようとすると、製剤化した時に
結晶が析出したり、製剤化の直後は結晶が析出していな
くても経時的あるいは環境状態等によって結晶が析出し
てしまう。本発明の貼付剤においては、粘着剤層中にオ
レイン酸アルキルエステルを含有させることにより、過
飽和状態が安定的に維持される。従ってオレイン酸アル
キルエステルは、薬物が飽和溶解度以上に含有されてい
る場合の薬物過飽和安定化剤として作用する。
なくなると、過飽和状態を安定的に維持することができ
なくなり、多くなると皮膚への粘着力が低下したり、凝
集力の低下によって糊残りが生じたりするので、1〜3
0重量%であり、好ましくは1〜10重量%である。こ
の場合、上記薬物は、粘着剤層中に飽和溶解度以上に含
有されているが、含有量が少なくなると薬物の皮膚への
移行率が十分でなく、含有量が飽和溶解度以下の場合よ
り大きな効果が期待できず、多くなると過飽和状態が安
定に維持できないため、飽和溶解度の1.2〜2倍以上
が好ましい。
オレイン酸アルキルエステルを含有させることにより、
剥離時の剥離力が低減化され、痛みを防ぐことができ
る。従ってオレイン酸アルキルエステルは、剥離力低減
化剤として作用する。オレイン酸アルキルエステルの含
有量が少なくなると、剥離力が十分に低減化されないた
め剥離時に痛みを生じ、多くなると皮膚への粘着力が低
下したり、凝集力の低下によって糊残りが生じたりする
ので、1〜30重量%であり、好ましくは1〜10重量
%である。この場合、上記薬物の含有量は、少なくなる
と薬物の皮膚への移行率が十分でなく、多くなると粘着
剤層中に結晶が析出したり、過飽和状態が安定に維持で
きないため、通常1〜30重量%であり、好ましくは飽
和溶解度の1.2〜2倍以上である。
場合、粘着剤としてアルキル基の炭素数が4〜18の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル25〜50重量
%、アルキル基の炭素数が3以下の(メタ)アクリル酸
アルキルエステル20〜70重量%及びビニルピロリド
ン2〜40重量%からなる共重合体に、飽和溶解度以上
の硝酸イソソルビド、1〜30重量%のオレイン酸デシ
ルを含有させるのが好ましい。
剤に自己支持性を付与し、かつ粘着剤層中の薬物の揮散
や移行を防止するものであれば特に限定されず、その素
材としては例えば、酢酸セルロース、エチルセルロー
ス、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合体、ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(E
VA)、エチレン−メチルアクリルレート共重合体(E
MA)、可塑化ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
アルミニウム等が挙げられる。上記支持体は、フィルム
又は織布・不織布として用いられ、例えば単層のフィル
ムやシート、又は2種以上を積層したフィルムやシート
として用いてもよく、その厚みは、通常500μm以下
であり、2〜150μmが好ましい。上記支持体として
は、皮膚に対する追随性を有する素材からなるものが好
ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレートとポリエ
ステル不織布の積層体(PET/ポリエステル不織
布)、ポリエチレンテレフタレートとエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体のラミネートフィルム(PET/EV
A)、ポリエチレンテレフタレートフィルム等が挙げら
れる。
層を保護するため、通常剥離紙を有している。上記剥離
紙としては、一般にポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリエチレンコート上質紙、ポリプロピレンフィル
ム等にシリコン処理したものが用いられる。剥離紙の厚
みは、1000μm以下、好ましくは30〜200μm
である。
に従い調製することができ、例えば、溶剤塗工法、ホッ
トメルト塗工法、電子線硬化エマルジョン塗工法等を用
いることができ、なかでも溶剤塗工法が好ましい。溶剤
塗工法により貼付剤を調製するには、例えば、粘着剤溶
液に薬物、オレイン酸アルキルエステル及び必要に応じ
て吸収促進剤、可塑剤等の添加物を溶解又は分散させ、
得られる溶液を支持体の片面に塗布・乾燥し、所定の厚
みの粘着剤層を形成する。上記溶液を剥離紙上に塗布・
乾燥した後、得られる粘着剤層に支持体を密着させても
よい。粘着剤層の厚みは、使用目的により異なるが、小
さくなると必要量の薬物を含有することができなくな
り、大きくなると支持体付近の薬物が粘着剤層中に十分
に拡散せず薬物放出率が低下するので、通常10〜20
0μmである。
的・経粘膜的に、薬物を体内循環器系に投与したり、皮
膚や粘膜の疾患の治療のために、皮膚や粘膜に直接貼付
される。
実施例をあげる。 〔粘着剤溶液の作成〕アクリル酸オクチル40重量%
(200g)、アクリル酸エチル50重量%(250
g)、及びビニルピロリドン10重量%(50g)をセ
パラブルフラスコに仕込み、重合初期モノマー濃度が5
0重量%となるように酢酸エチル500gを加えた。こ
の溶液を窒素雰囲気下で温度80℃に加熱し、重合開始
剤である過酸化ラウロイルを少量ずつ逐次添加し、32
時間にわたり重合を行い、アクリル系粘着剤溶液を得
た。
及び表2に示す組成で、粘着剤溶液、薬物(硝酸イソソ
ルビド)、オレイン酸アルキルエステル(オレイン酸デ
シル)、及び他の添加物を加え、さらに最終固形分が2
0重量%となるように酢酸エチルを添加し、全体が均一
となるようにボールミルを用いて一晩攪拌し、塗液を得
た。(表中の数値は固形分としての重量%を示す)
テレフタレートフィルムをシリコン処理した剥離紙上
に、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗工し、60
℃で30分間ギアオーブン中で乾燥させ、粘着剤層を形
成した。これを、支持体に貼り合わせ、貼付剤を得た。
なお支持体として実施例1〜2及び比較例1〜3につい
ては厚み38μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを、実施例3〜5及び比較例4〜12についてはポリ
エチレンテレフタレート−ポリエステル不織布(東洋紡
社製、ポリエチレンテレフタレート:7μm、ポリエス
テル不織布:40g/m2)を用いた。
を行った。 〔試験例1〕実施例1〜2及び比較例1〜3で得られた
貼付剤を37cm2 に打ち抜き、1℃に設定された恒温槽
に保存し、36日後に結晶析出の有無を観察した。結果
を表1に示す。 〔試験例2〕上記実施例3〜5及び比較例4〜12で得
られた貼付剤を4cm×4cmに打ち抜き、その粘着面を指
で軽く触って離す操作(指タック試験)を行い、剥離力
と凝集力を官能的に評価した。添加剤を含有しない比較
例4をコントロールとし、比較例4の貼付剤を基準とし
て剥離力又は凝集力の変化を評価した。結果を表2に示
す。
すると、飽和溶解度の約1.5倍量の薬物を配合してい
るにもかかわらず、結晶の析出は認められなかった。ま
た、オレイン酸デシルを添加することにより、凝集力は
低下させずに剥離力を低減化させることができた。
レイン酸アルキルエステルが含有されているため、薬物
を飽和溶解度以上に含有でき、しかも安定的に過飽和状
態を維持できる。また、オレイン酸アルキルエステルが
含有されているため、凝集力を低下させることなく剥離
力が低減化され、剥離時の痛みを防止することができ、
剥離による物理的刺激を防止できる。従って、経皮吸収
効果が高く、貼付性の優れた貼付剤を、低コストで簡便
に得ることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】支持体の片面にアクリル系粘着剤からなる
粘着剤層が積層された貼付剤であって、上記粘着剤層に
薬物、及びオレイン酸アルキルエステル1〜30重量%
が含有されていることを特徴とする貼付剤。 - 【請求項2】オレイン酸アルキルエステルが薬物過飽和
安定化剤であり、薬物が上記粘着剤層に飽和溶解度以上
で含有されていることを特徴とする請求項1記載の貼付
剤。 - 【請求項3】オレイン酸アルキルエステルが剥離力低減
化剤であることを特徴とする請求項1記載の貼付剤。 - 【請求項4】オレイン酸アルキルエステルがオレイン酸
デシルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の貼付剤。 - 【請求項5】アクリル系粘着剤が、アルキル基の炭素数
が4〜18の(メタ)アクリル酸アルキルエステル25
〜50重量%、アルキル基の炭素数が3以下の(メタ)
アクリル酸アルキルエステル20〜70重量%及びビニ
ルピロリドン2〜40重量%からなることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の貼付剤。 - 【請求項6】薬物が硝酸イソソルビドであることを特徴
とする請求項1〜5のいずれかに記載の貼付剤。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04261396A JP3537947B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04261396A JP3537947B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 貼付剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09227363A true JPH09227363A (ja) | 1997-09-02 |
| JP3537947B2 JP3537947B2 (ja) | 2004-06-14 |
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ID=12640880
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04261396A Expired - Lifetime JP3537947B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 貼付剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3537947B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112960274A (zh) * | 2015-06-29 | 2021-06-15 | Dic株式会社 | 电线束捆扎用片材及物品 |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP04261396A patent/JP3537947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112960274A (zh) * | 2015-06-29 | 2021-06-15 | Dic株式会社 | 电线束捆扎用片材及物品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3537947B2 (ja) | 2004-06-14 |
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