JPH09227375A - 皮膚疾患治療用外用剤 - Google Patents

皮膚疾患治療用外用剤

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JPH09227375A
JPH09227375A JP3499696A JP3499696A JPH09227375A JP H09227375 A JPH09227375 A JP H09227375A JP 3499696 A JP3499696 A JP 3499696A JP 3499696 A JP3499696 A JP 3499696A JP H09227375 A JPH09227375 A JP H09227375A
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JP
Japan
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acid
vitamin
lipid
fatty acid
skin diseases
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JP3499696A
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English (en)
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Tomoko Horiguchi
智子 堀口
Tatsutake Shimizu
達丈 清水
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副腎皮質ホルモンを有効成分とする外用剤と
同等以上の効果を有し、かつ副作用の少ない皮膚疾患治
療用外用剤を提供する。 【解決手段】 ビタミンE(例、ビタミンE酢酸エステ
ル)及び皮表脂質もしくは角質細胞間脂質構成成分
(例、コレステロール、オレイン酸コレステリル等)を
含有することを特徴とする皮膚疾患治療用外用剤。上記
薬物に加えて、さらに、特定の経皮吸収促進剤(例、ミ
リスチン酸イソプロピル、N−ラウロイルサルコシン、
フマル酸、乳酸セチル等)を含有する皮膚疾患治療用外
用剤。剤型としては、軟膏剤等。基剤としては、白色ワ
セリン、ハイドロカーボンゲル軟膏等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚疾患治療用外
用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、皮膚疾患の治療、特にアトピ
ー性皮膚炎や接触性皮膚炎等の難治性皮膚疾患の治療
に、副腎皮質ホルモンを含有する外用剤が広く用いられ
ており、その薬理効果が高いことが知られている(月刊
薬事;26,8,55,1984 )。そして、特開昭62−1496
20号公報には副腎皮質ホルモンを主たる有効成分とし
た外用剤が開示されている。
【0003】しかしながら副腎皮質ホルモン外用剤は、
その適用部位に対し、易感染性の亢進、皮膚の菲薄化、
血管壁の脆弱化、毛胞脂腺系の異常活性化といった副作
用を惹起する恐れがある上に、経皮吸収された薬剤が全
身性の副作用を起こす可能性があり、その使用量には細
心の注意が必要とされる。このため日本薬局方において
は、代表的な副腎皮質ホルモンであるデキサメタゾン及
びプレドニゾロンに対して、その使用濃度の上限が外用
剤中の0.1〜0.5重量%程度に規制されている。
【0004】一方、副作用の少ない皮膚疾患治療用外用
剤としては、非ステロイド性抗炎症剤や抗ヒスタミン剤
等からなる外用剤があるが、上述のような難治性皮膚疾
患に対しては副腎皮質ホルモンを含むものに比べるとそ
の効果は極めて弱い(新薬と治療;25,298,41,1984 )。
【0005】従来より、皮表脂質もしくは角質細胞間脂
質構成成分は、角質層の水分保持を目的とした肌荒れの
予防あるいは治療用外用剤に用いられていたが、難治性
皮膚疾患に対しては用いられていなかった(特開昭63
−192703号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するものであり、その目的とするところは、副腎皮
質ホルモンを有効成分とする外用剤と同等以上の効果を
有し、かつ副作用の少ない皮膚疾患治療用外用剤を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の皮膚疾患治療用
外用剤は、ビタミンE及び皮表脂質もしくは角質細胞間
脂質構成成分を含有する。上記ビタミンEとは、トコフ
ェロール(ビタミンE)及びその誘導体をいい、日本薬
局方に収載されているものとしては、例えば、dl−α
−トコフェロール、酢酸トコフェロール(ビタミンE酢
酸エステル)、コハク酸トコフェロール(ビタミンEコ
ハク酸エステル)等が挙げられる。日本薬局方収載外の
ものとしては、例えば、α−トコフェロール、β−トコ
フェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロー
ル、ニコチン酸トコフェロール(ビタミンEニコチン酸
エステル)、リン酸トコフェロール(ビタミンEリン酸
エステル)等が挙げられる。
【0008】上記皮表脂質とは、角層の表面を覆う脂質
のことであり、脂腺より分泌される皮脂と表皮細胞に由
来する表皮脂質との混合で構成される。角質細胞間脂質
とは、角質細胞同士を結合している表皮由来の脂質であ
る。
【0009】本発明で使用される、皮表脂質もしくは角
質細胞間脂質構成成分は、生体由来物質が望ましいが、
入手困難である場合が多いので、これに類似の物質であ
れば、差し支えない。
【0010】本発明で使用される、皮表脂質もしくは角
質細胞間脂質構成成分としては、生体由来の上記成分又
はこれに類似の物質であれば、特に限定されないが、例
えば、コレステロール、コレステリルエステル、ワック
ス、グリセリド、脂肪酸及びセラミドからなる群より選
ばれる少なくとも1種が好ましい。
【0011】上記コレステロールとしては、式C2746
Oで表されるものである。上記脂肪酸としては、オレイ
ン酸、リノール酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸な
どが挙げられる。上記コレステリルエステルとしては、
上記コレステロールと上記脂肪酸がエステル結合したも
のであり、リノール酸コレステリル、オレイン酸コレス
テリル、パルミチン酸コレステリルなどが挙げられる。
上記ワックスとしては、マイクロクリスタリンワック
ス、モノタン酸エステルワックス、カルナウバロウ、ミ
ツロウ、キャンデリラロウなどが挙げられる。上記グリ
セリドとしては、グリセリン1分子に脂肪酸、例えば、
オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、パルミトレイ
ン酸などが1〜3分子エステル結合したモノ−、ジ−、
トリ−グリセリド、類似の物質として中鎖脂肪酸トリグ
リセリドなどが挙げられる。上記セラミドとしては、ス
フィンゴシン塩基のアミノ基に、脂肪酸が酸アミド結合
したものであり、パルミトイルスフィンゴシン、オレオ
イルスフィンゴシン、リノレイルスフィンゴシンなどが
挙げられる。
【0012】上記ビタミンE及び皮表脂質もしくは角質
細胞間脂質構成成分は、共に弱いながら皮膚疾患治療効
果を持ち、一方の含有量が少ない場合でも、他方の含有
量を多くすることにより治療効果が相乗的に発現され
る。従って、それぞれの外用剤中の含有量は、ビタミン
Eは、2重量%を越え98重量%未満が好ましく、より
好ましくは5〜60重量%、さらに好ましくは10〜5
0重量%である。皮表脂質もしくは角質細胞間脂質構成
成分は、2重量%を越え98重量%未満が好ましく、よ
り好ましくは5〜60重量%、さらに好ましくは10〜
50重量%である。また、ビタミンE及び皮表脂質もし
くは角質細胞間脂質構成成分の好ましい含有量の組み合
わせとしては、それぞれ10〜50重量%である。
【0013】本発明4の皮膚疾患治療用外用剤は、ビタ
ミンE及び皮表脂質もしくは角質細胞間脂質構成成分に
加え、さらに経皮吸収促進剤が含有される。上記経皮吸
収促進剤としては、N−アシルサルコシン(塩)、高級
脂肪酸エステル、ジカルボン酸(塩)、ヒドロキシカル
ボン酸エステル、及び脂肪酸エタノールアミドからなる
群より選ばれる一種以上である。
【0014】上記N−アシルサルコシンとしては、例え
ば、N−ラウロイルサルコシン、N−オレオイルサルコ
シン、N−パルミトイルサルコシン、ヤシ油脂肪酸サル
コシン等が挙げられ、その塩としては、例えば、上記N
−アシルサルコシンのナトリウム塩、カリウム塩、マグ
ネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩等が挙げら
れる。
【0015】上記高級脂肪酸エステルは、高級脂肪酸と
アルコールとの反応生成物である。上記高級脂肪酸の炭
素数は、小さくなると生成物の高級脂肪酸エステルが揮
発し易くなり、大きくなると経皮吸収効果が低下するの
で10〜18であり、また上記アルコールの炭素数は、
大きくなると経皮吸収効果が低下するので1〜20であ
る。上記炭素数10〜18の高級脂肪酸としては、例え
ば、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪族モノカルボン酸;パ
ルミトレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール
酸、リノレン酸等の不飽和脂肪族モノカルボン酸;セバ
シン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸などが挙げられる。
【0016】上記炭素数1〜20のアルコールとして
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、ペンチルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチ
ルアルコール、カプリルアルコール、ノニルアルコー
ル、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアル
コール等の脂肪族飽和アルコールなどが挙げられる。上
記高級脂肪酸エステルとしては、例えば、ミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸
イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル等が挙げられ
る。
【0017】上記ジカルボン酸(塩)の炭素数は、大き
くなると経皮吸収効果が低下するので2〜10である。
上記炭素数2〜10のジカルボン酸としては、例えば、
シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸等の飽和脂肪族ジカルボン
酸;フマル酸、マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン
酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸などが挙げられ、その塩としては、例え
ば、上記ジカルボン酸のナトリウム塩、カリウム塩、マ
グネシウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩等が挙げ
られる。
【0018】上記ヒドロキシカルボン酸エステルとは、
ヒドロキシカルボン酸とアルコールとの反応生成物であ
る。上記ヒドロキシカルボン酸の炭素数は、小さくなる
と生成物のヒドロキシカルボン酸エステルが揮発し易く
なり、大きくなると経皮吸収効果が低下するので3〜6
であり、また上記アルコールの炭素数は、大きくなると
経皮吸収効果が低下するので1〜20である。
【0019】上記炭素数3〜6のヒドロキシカルボン酸
としては、例えば、乳酸、グリセリン酸等のモノカルボ
ン酸、リンゴ酸、酒石酸等のジカルボン酸などが挙げら
れる。上記炭素数1〜20のアルコールとしては、前記
の高級脂肪酸エステルの反応に用いられるものと同様の
ものが挙げられる。上記ヒドロキシカルボン酸エステル
としては、例えば、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等が挙
げられる。
【0020】上記脂肪酸エタノールアミドとしては、脂
肪酸モノエタノールアミド又は脂肪酸ジエタノールアミ
ド、及びこれらのアルキレンオキサイド付加物を用いる
ことができる。上記脂肪酸エタノールアミドとしては、
例えば、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラウリン酸
ジエタノールアミド、ラウロイルモノエタノールアミ
ド、パルミチン酸モノエタノールアミド、パルミチン酸
ジエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタノールアミ
ド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸・ミ
リスチン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエ
タノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポ
リオキシエチレン付加ラウロイルモノエタノールアミ
ド、ポリオキシエチレン付加ヤシ油脂肪酸モノエタノー
ルアミド等が挙げられる。
【0021】経皮吸収促進剤としては、上記のうち特
に、N−ラウロイルサルコシン、ミリスチン酸イソプロ
ピル、パルミチン酸イソプロピル、フマル酸、マレイン
酸、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ラウリン酸ジエタノ
ールアミドが好ましい。また経皮吸収促進剤としては、
上記のものが好ましいがこれに限定されるものではな
く、従来公知のものを用いることができる。
【0022】上記経皮吸収促進剤の外用剤中の含有量
は、剤型によっては、経皮吸収促進剤自身を基剤として
用いることも可能であり、ビタミンE及び皮表脂質もし
くは角質細胞間脂質構成成分の合計量を100重量部と
したとき、好ましくは0.1〜10000重量部、より
好ましくは0.1〜100重量部、さらに好ましくは
0.1〜45重量部である。
【0023】本発明1、2、3及び4の外用剤の剤型
は、特に限定されるものではなく、例えば、基剤中に上
記薬物を溶解または混合分散させてクリーム状、ペース
ト状、ジェリー状、ゲル状、乳液状、液状等の形状にな
されたもの(軟膏剤、リニメント剤、ローション剤
等)、基剤中に上記薬物を溶解または混合分散させたも
のを支持体上に展延したもの(パップ剤等)、粘着剤中
に上記薬物を溶解または混合分散させたものを支持体上
に展延したもの(プラスター剤、テープ剤等)などが挙
げられる。
【0024】上記基剤としては、薬学的に許容しうるも
のであればよく、軟膏剤、リニメント剤、ローション等
の基剤として従来公知のものを用いることができ、例え
ば、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、コーンスター
チ、トラガントガム、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デキス
トリン、カルボキシメチルデンプン、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸ナトリウム、メトキシエチレン−
無水マレイン酸共重合体、ポリビニルエーテル、ポリビ
ニルピロリドン等のポリマー;オリーブ油、カカオ油、
ゴマ油、ダイズ油、ツバキ油、ラッカセイ油、牛油、豚
油、ラノリン等の油脂類;白色ワセリン;パラフィン;
ハイドロカーボンゲル軟膏(例えば、商品名プラスチベ
ース、大正製薬社製);セチルアルコール、ステアリル
アルコール等の高級アルコール;ポリエチレングリコー
ル;水などが挙げられる。
【0025】さらに必要に応じて、カオリン、ベントナ
イト、酸化亜鉛、酸化チタン等の無機充填剤、粘度調節
剤、老化防止剤、pH調節剤、グリセリン、プロピレン
グリコール等の保湿剤などを添加してもよい。
【0026】上記支持体は、その剤型(例えば、パップ
剤、プラスター剤、テープ剤等)に応じて適宜選択され
るが、有効成分が不透過又は難透過性で柔軟なものが好
ましく、例えば、酢酸セルロース、エチルセルロース、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、酢酸
ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、
エチレン−ブチルアクリレート−一酸化炭素共重合体、
ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
の樹脂フィルム、アルミニウムシート、織布、不織布な
ど、及びこれらの積層シートが挙げられる。
【0027】上記粘着剤は、薬学的に許容しうるもので
あればよく、従来公知のものを用いることができ、例え
ば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着
剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられ、アクリル系粘着
剤、ゴム系粘着剤が好適に用いられる。また上記支持体
上に展延する際には、粘着剤の性状としては、溶剤系、
エマルジョン系、ホットメルト系等の任意のものを用い
ることができる。
【0028】上記アクリル系粘着剤としては、アルキル
(メタ)アクリレートを共重合して得られるポリアルキ
ル(メタ)アクリレートを主体とする粘着剤が挙げら
れ、アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な多官
能性モノマーやその他のビニルモノマーとの共重合体で
もよい。
【0029】上記アルキル(メタ)アクリレートとして
は、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート等が挙げられる。上
記多官能性モノマーとしては、例えば、1,6−ヘキサ
ングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート等が挙げられ、上記その他のビニル
モノマーとしては、例えば、N−ビニル−2−ピロリド
ン、酢酸ビニル等が挙げられる。
【0030】上記ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチ
レン−オレフィン−スチレンブロック共重合体等を主体
とする粘着剤が挙げられ、一般に、ロジン、水添ロジ
ン、ロジンエステル、テルペン樹脂、テルペンフェノー
ル樹脂、石油系樹脂、クマロン樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂等の粘着付与剤が添加されてなる。
【0031】本発明1、2、3及び4の皮膚疾患治療用
外用剤の使用量は、疾患の種類や症状の程度、患部の大
きさ等によって異なるが、外用剤の量として、1日当た
り好ましくは0.01〜10gであり、これを1回又は
適当な回数に分けて患部に適用する。
【0032】本発明1、2、3及び4の皮膚疾患治療用
外用剤の治療対象となる疾患としては、例えば、肌荒
れ、かぶれ、あせも、ただれ、しもやけ、おむつかぶ
れ、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、
ヴィダール苔癬、貨幣状湿疹、主婦湿疹、日光皮膚炎、
虫刺症、皮膚掻痒症、痒疹、薬疹、中毒疹、乾癬、類乾
癬、掌蹠膿疱症、偏平苔癬、光沢苔癬、毛孔性紅色粃糖
症、ジベル薔薇色粃糖症、紅斑症、紅皮症、円板状紅斑
性狼瘡、全身性紅斑性狼瘡、天疱瘡、類天疱瘡、ジュー
リング疱疹状皮膚炎、円形脱毛症、尋常性白斑、サルコ
イドーシス、皮膚アミロイドーシス、ケロイド、肥厚性
瘢痕、創傷、褥創、皮膚潰瘍、脱毛、養毛及び育毛等が
挙げられる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明を実施例につき説明する。 (実施例1〜15及び比較例1〜4)表1及び表2に示
した所定量の白色ワセリン(丸石製薬社製)、ビタミン
E酢酸エステル(和光純薬社製)、ビタミンEニコチン
酸エステル(和光純薬社製)、コレステロール(和光純
薬社製)、オレイン酸コレステリル(ナカライテスク社
製)、トリパルミチン(和光純薬社製)、セラミド(フ
ナコシ社製)、ミリスチン酸イソプロピル(ナカライテ
スク社製)、デキサメタゾン(和光純薬社製)及びプレ
ドニゾロン(和光純薬社製)を乳鉢に供給し、白色ワセ
リンに他の添加物が溶解するまで混練して軟膏剤を得
た。
【0034】上記で得られた軟膏剤について以下1〜4
の試験を行った。なお、それぞれの試験においては、5
匹のラットを使用し、得られた結果はその平均値であ
る。
【0035】〔試験例1〕DNCB誘発皮膚一次刺激性
反応(非アレルギー性皮膚炎症反応)に対する作用効果 7週齡ウイスター系ラットの腹側部皮膚を剪毛し、次い
で2%2,4−ジニトロクロロベンゼン(DNCB、和
光純薬社製)アセトン溶液を20μl塗布し、よく乾燥
させ非アレルギー性皮膚炎を誘発した。次いで上記実施
例及び比較例で得られた軟膏剤の0.1gの供試剤それ
ぞれを、半径1cmの円形ポリエチレンシート片に載せ
てラット皮膚DNCB反応誘発部位に適用した。
【0036】反応誘発24時間後に、反応部位の紅斑強
度を色彩色差計(CR−200、ミノルタ社製)で測定
した。コントロールとして、上記供試剤のかわりに軟膏
基剤(白色ワセリン)のみを同様に適用し、その後同様
の操作を行って紅斑強度を測定した。上記のコントロー
ル適用部位の紅斑強度(A)及び供試剤適用部位の紅斑
強度(B)の測定結果から、下記式により紅斑抑制率を
算出した。結果を表1及び表2に示す。 紅斑抑制率(%)={(A−B)/A}×100
【0037】〔試験例2〕ラット遅延型接触性皮膚過敏
反応(IV型アレルギー反応)に対する作用効果 5週齡ウイスター系ラットの腹側部皮膚を剪毛し、次い
で20%2,4−ジニトロクロロベンゼン(DNCB、
和光純薬社製)アセトン溶液を20μl塗布して2週間
放置し感作した。感作成立後、背部皮膚を剪毛し、0.
5%DNCBアセトン溶液を20μl塗布して接触性皮
膚炎を誘発した。次いで上記実施例及び比較例で得られ
た軟膏剤の0.1gの供試剤それぞれを、上記試験例1
と同様の方法で、ラット皮膚DNCB反応誘発部位に適
用した。
【0038】反応誘発24時間後に、反応部位の紅斑強
度を色彩色差計(CR−200、ミノルタ社製)で測定
した。コントロールとして、上記供試剤のかわりに軟膏
基剤(白色ワセリン)のみを同様に適用し、その後同様
の操作を行って紅斑強度を測定した。上記のコントロー
ル適用部位の紅斑強度(C)及び供試剤適用部位の紅斑
強度(D)の測定結果から、下記式により紅斑抑制率を
算出した。結果を表1及び表2に示す。 紅斑抑制率(%)={(C−D)/C}×100
【0039】〔試験例3〕体重変化による全身に対する
影響 上記試験例2に供したラットの全例、及びコントロール
群のラットの試験前後の体重を測定し、その変化量から
全身に対する副作用の影響を調べた。結果を表1及び表
2に示す。
【0040】〔試験例4〕官能試験による使用感の評価 上記実施例1〜15で得られた軟膏剤について、5人の
ヒト皮膚に塗布し、その使用感について下記の基準に従
って評価し、平均値を求めた。結果を表1及び表2に示
す。 評価基準 0:べとつき、流れ等が著しい、あるいは、のびが悪く使用感 が悪い。 1:べとつき、流れ、及び、のびの悪さ等が認められる。 2:べとつき、流れ、及び、のびの悪さ等がなく、使用感が非 常によい。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】なお、表1及び表2中のビタミンE欄のA
は、「ビタミンE酢酸エステル」、Bは、「ビタミンE
ニコチン酸エステル」;皮表脂質もしくは角質細胞間脂
質構成成分欄のCは「コレステロール」、Dは「オレイ
ン酸コレステリル」、Eは「トリパルミチン」、Fは
「セラミド」;「IPM」は「ミリスチン酸イソプロピ
ル」;「Dex」は「デキサメタゾン」;「Pre」は
「プレドニゾロン」をそれぞれ表す。
【0044】本発明の皮膚疾患治療用外用剤は、吸収促
進剤や副腎皮質ホルモンを含有する外用剤と同等の効果
を有し、しかも副腎皮質ホルモンを含有する外用剤のよ
うな副作用による体重減少は認められなかった。またビ
タミンEや皮表脂質もしくは角質細胞間脂質構成成分を
単独で使用する場合と比較して、両者を併用することに
より著しい効果が認められた。
【0045】(実施例16〜29)表3に示した所定量
のプラスチベース(大正製薬社製)、ビタミンE酢酸エ
ステル(和光純薬社製)、コレステロール(和光純薬社
製)、パルミチン酸コレステリル(ナカライテスク社
製)、マイクロクリスタリンワックス(日本石油社
製)、パルミトイルスフィンゴシン(和光純薬社製)、
中鎖脂肪酸トリグリセリド(日本石油社製)、N−ラウ
ロイルサルコシン(ナカライテスク社製)、フマル酸
(ナカライテスク社製)、乳酸セチル(VAN−DYK
社製)、ミリスチン酸イソプロピル(ナカライテスク社
製)を乳鉢に供給し、プラスチベースに他の添加物が溶
解するまで混練して軟膏剤を得た。
【0046】
【表3】
【0047】なお、表3中のビタミンE欄のAは、「ビ
タミンE酢酸エステル」;皮表脂質もしくは角質細胞間
脂質構成成分欄のCは「コレステロール」、Gは「パル
ミチン酸コレステリル」、Hは「マイクロクリスタリン
ワックス」、Iは「パルミトイルスフィンゴシン」、J
は「中鎖脂肪酸トリグリセリド」;LSは「N−ラウロ
イルサルコシン」;「IPM」は「ミリスチン酸イソプ
ロピル」をそれぞれ表す。
【0048】
【発明の効果】本発明の皮膚疾患治療用外用剤は、上述
のとおりであり、皮膚疾患の治療効果が高く、しかも副
腎皮質ホルモンを主成分とする外用剤と比較して副作用
が少ない。従って、各種皮膚疾患の治療に有用な外用剤
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/14 A61K 47/14 E 47/16 47/16 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビタミンE及び皮表脂質もしくは角質細
    胞間脂質構成成分を含有することを特徴とする皮膚疾患
    治療用外用剤。
  2. 【請求項2】 前記皮表脂質もしくは角質細胞間脂質構
    成成分が、コレステロール、コレステリルエステル、ワ
    ックス、グリセリド、脂肪酸及びセラミドからなる群よ
    り選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の皮膚疾
    患治療用外用剤。
  3. 【請求項3】 ビタミンE及び皮表脂質もしくは角質細
    胞間脂質構成成分の含有量が、それぞれ2重量%を越え
    98重量%未満である請求項1又は2記載の皮膚疾患治
    療用外用剤。
  4. 【請求項4】 さらに、N−アシルサルコシン(塩)、
    炭素数10〜18の高級脂肪酸と炭素数1〜20のアル
    コールとの反応生成物である高級脂肪酸エステル、炭素
    数2〜10のジカルボン酸(塩)、炭素数3〜6のヒド
    ロキシカルボン酸と炭素数1〜20のアルコールとの反
    応生成物であるヒドロキシカルボン酸エステル、及び脂
    肪酸エタノールアミドからなる群より選ばれる一種以上
    の経皮吸収促進剤を含有することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の皮膚疾患治療用外用剤。
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