JPH09228163A - 紡機におけるスライバ斑修正装置 - Google Patents

紡機におけるスライバ斑修正装置

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JPH09228163A
JPH09228163A JP5846196A JP5846196A JPH09228163A JP H09228163 A JPH09228163 A JP H09228163A JP 5846196 A JP5846196 A JP 5846196A JP 5846196 A JP5846196 A JP 5846196A JP H09228163 A JPH09228163 A JP H09228163A
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sliver
loop control
control
detector
closed loop
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JP5846196A
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Chiaki Kondo
千秋 近藤
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HARA SHIYOKUKI SEISAKUSHO KK
Hara Shokki Seisakusho KK
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HARA SHIYOKUKI SEISAKUSHO KK
Hara Shokki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】純紡と混紡とにおいて、スライバの斑の修正制
御を安定して行う。 【解決手段】ドラフトゾーンDを構成する複数対のドラ
フトローラRb,Rf の入口側に静電容量型の断面太さ検
出器A1 を配設し、同じく出口側のできるだけ近くに空
気マイクロメータ型の断面太さ検出器A2 を配設し、各
検出器A1,A2 からの各信号B1,B2 が入力される各比
較回路C1,C2 と、複数対のドラフトローラRb,Rfの
各回転速度を制御するサーボモータに指令を送る速度制
御回路Cを設けて開ループ制御と閉ループ制御とを構成
し、出口側の検出器A2 からの第2の信号B2が予め設
定された比較値を越えた際に、入口側の検出器A1 から
の第1の信号B1 が予め設定された比較値と比較され、
その結果に基づいて複数対のドラフトローラRb,Rf の
各回転速度を制御するレベル判別式閉ループ制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紡機におけるスラ
イバ斑修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡機におけるスライバ斑修正装置として
は、ドラフトゾーンDの入口側にスライバSの断面太さ
検出器A1 を備えた開ループ制御、ドラフトゾーンDの
出口側にスライバSの断面太さ検出器A2 を備えた閉ル
ープ制御、及び開ループ制御と閉ループ制御とを組合わ
せた結合制御の各技術が公知である。次に、これらの各
技術について説明する。
【0003】最初に、開ループ制御について説明する。
図6に示されるように、スライバSが供給されるドラフ
トゾーンDの入口側には、スライバSの断面太さ検出器
1が配設されている。ドラフトゾーンDは、その上流
側に配設された一対のバックドラフトローラRb と、そ
の下流側に配設された一対のフロントドラフトローラR
f と、これらの各ローラRb,Rf との間に配設された複
数対のドラフトローラ(図示せず)によって構成されて
いる。これらの複数対のドラフトローラRb,Rf の一方
は、サーボモータ(図示せず)から差動装置(図示せ
ず)を介して変速されている。各ローラRb,Rf の一方
の回転速度は、速度制御回路C’からサーボモータ(図
示せず)に送られる指令値によって制御される。スライ
バSに斑が生じると、スライバSの断面太さが変化す
る。その変化が入口側の検出器A1 によって検出され、
第1の信号B1 が電子回路C1'に入力されて増幅され
る。第1の信号B1 は、増幅されて信号B1'となって速
度制御回路C’に入力され、複数対のドラフトローラR
b,Rf の回転速度が制御される。スライバSの斑は、該
スライバSがドラフトゾーンDを通過する間に修正され
る。開ループ制御を行うスライバ斑修正装置P1 は上記
した構成をなしていて、この制御は、スライバSの小さ
な波長の斑(短周期斑)に対して修正可能な方法であ
る。なお、図6における符号1の矢印は、スライバSが
紡出される方向を示す。
【0004】開ループ制御における代表的な検出器A1
は、静電容量型の検出器A1 である。図7を参照しなが
ら、静電容量型の検出器A1 の原理について説明する。
一対となった正負の電極2が向かい合うと、その間に静
電容量が発生する。静電容量は、一対の電極2の間に入
る物質の質量や水分含有率によって変化する。そのた
め、スライバSが入ることによって静電容量が変化す
る。この変化を検出すれば、スライバSの断面太さが測
定できる。
【0005】開ループ制御における検出器A1 には、前
記した静電容量型の検出器A1 の他に、「メジャリング
ローラ」と称するプレス型の検出器A1'が使用されるこ
ともある。このプレス型の検出器A1'は、図8に示され
るように、スライバSがスライバ集束器3を介して一対
のプレスローラ4の間に進入する。スライバSが一対の
プレスローラ4の間を通過する間に、前記各ローラ4が
それぞれ反対方向5,6に回転しながらスライバSを圧
縮してそれらの断面太さを測定する方法である。この方
法では、一対のプレスローラ4がスライバSを機械的に
圧縮するため、スライバSの繊維が切断されたり、一対
のプレスローラ4の間を通過した後のスライバSがほぐ
れずに、固まったままドラフトされるという不具合が発
生した。また、供給されるスライバSの断面太さの段階
によって、一対のプレスローラ4やそれらの周辺の部品
を交換する必要があった。更に、一対のプレスローラ4
の間隔を調整しなければならないため、多くの工数を必
要としていた。
【0006】次に、閉ループ制御について説明する。図
9に示されるように、ドラフトゾーンDの出口側に、ス
ライバSの断面太さ検出器A2 が配設されている。開ル
ープ制御と同様に、ドラフトゾーンDは複数対のドラフ
トローラRb,Rf によって構成されていて、これらのド
ラフトローラRb,Rf の一方はサーボモータ(図示せ
ず)から差動装置(図示せず)を介して変速されてい
る。各ローラRb,Rf の一方の回転速度は、速度制御回
路C’からサーボモータ(図示せず)に送られる指令値
によって制御される。スライバSに斑が生じると、スラ
イバSの断面太さが変化する。その変化が検出器A2
よって検出され、第2の信号B2 が電子回路C2'に入力
されて増幅される。第2の信号B2 は、増幅されて信号
2'となって速度制御回路C’に入力され、複数対のド
ラフトローラRb,Rf の回転速度が制御される。しか
し、スライバSの斑は、該スライバSがドラフトゾーン
Dを通過する間に修正されるため、出口側の検出器A2
が斑を検出して複数対のドラフトローラRb,Rf の回転
速度が変更されるまでに、ある程度の時間(むだ時間
t)が必要である。閉ループ制御を行うスライバ斑修正
装置P2 は、上記した構成をなしている。次に、閉ルー
プ制御におけるむだ時間tについて説明する。
【0007】図10は、ドラフトゾーンDの入口側のス
ライバS(供給スライバ)及び出口側のスライバS(紡
出スライバ)の、紡出時間に対する各断面太さの変化を
示す。ドラフトゾーンDの入口側で斑が発生すると、直
線7に示されるように、その断面太さが変化する。閉ル
ープ制御では、ドラフトゾーンDの入口側での変化は検
出されないため、スライバSがドラフトゾーンDを通過
しても斑は修正されないまま紡出される。出口側の検出
器A2 が斑を検出すると、速度制御回路C’に信号B2'
が送られ、複数対のドラフトローラRb,Rf の回転速度
が制御されて斑は修正されるが、それまでにむだ時間t
が経過する。そのため、出口側のスライバSの斑の修正
時間がかかり、紡出されたスライバSの断面太さは曲線
8に示されるような変化をする。なお、出口側のグラフ
における破線9は、入口側におけるスライバSの断面太
さの変化を示す。閉ループ制御は、スライバSの短い波
長の斑(短周期斑)に対しては修正不可能であるが、比
較的長い波長の斑(中長周期斑)に対して修正可能な制
御方法である。
【0008】閉ループ制御における検出器A2 には、一
般的に空気マイクロメータ型の検出器A2 が使用されて
きた。この空気マイクロメータ型の検出器A2 は、一定
圧の圧縮空気を流入ノズルに流入させ、指示圧室のスラ
イバSを経て流出ノズルから大気へ放出する構成であ
る。この時、流出ノズル部の面積の微少変化を指示圧室
の圧力変化に拡大させて、スライバSの断面太さを測定
する。
【0009】上記した開ループ制御と閉ループ制御との
両者を組合わせた結合制御が公知であり、次に、この結
合制御について説明する。図11に示されるように、ド
ラフトゾーンDの入口側と出口側とには、それぞれ断面
太さ検出器A1,2 が配設されている。代表例として、
入口側の検出器A1 は静電容量型の検出器A1 であり、
出口側の検出器A2 は空気マイクロメータ型の検出器A
2 である。入口側の検出器A1 から出力された第1の信
号B1 は、電子回路C1'で増幅され、信号B1'となって
速度制御回路C’に入力される。同様に、出口側の検出
器A2 から出力された第2の信号B2 は、電子回路C2'
で増幅され、信号B2'となって速度制御回路C’に入力
される。速度制御回路C’では、入力された各信号
1',B2'に応じてドラフトゾーンDを構成する複数対
のドラフトローラRb,Rf の各回転速度を変更する。結
合制御を行うスライバ斑修正装置P3 は、上記した構成
をなしている。結合制御は、スライバSの短い波長の斑
(短周期斑)から比較的長い波長の斑(中長周期斑)ま
で修正可能な制御方法である。
【0010】従来の結合制御では、短周期斑は開ループ
制御で修正できるため、閉ループ制御側では迅速な制御
は必要でなかった。そのため、閉ループ制御の代表的な
検出器である空気マイクロメータ型の検出器A2 に空気
を供給する配管チューブは、相当余裕をもたせた状態、
即ち、たるませた状態で取付けられていた。また、ドラ
フト変更幅が小さい方式(ブレーキドラフト方式)を採
用したため、空気マイクロメータ型の検出器A2 から複
数対のドラフトローラRb,Rf までの距離が長くなり、
むだ時間tが長かった。
【0011】閉ループ制御の場合でも、メインドラフト
ゾーンでドラフトを行う方式を採用し、また出口側の検
出器A2 を一対のフロントドラフトローラRf にできる
だけ近い位置に配設し、かつ、該検出器A2 に空気を供
給する配管チューブをたるませずにできるだけ短くする
ことによってむだ時間tを短くすれば、ある程度の短い
波長の斑に対しても修正可能であった。しかし、スライ
バSの1本切れのような非常に短い波長の斑を修正する
ことはできなかった。
【0012】更に、上記した結合制御においてスライバ
Sの斑が修正制御できるのは、材質の統一されたスライ
バ(純紡)に対してのみであり、異なる材質が混在して
いるスライバ(混紡)に対しては不可能であった。次
に、その理由を説明する。前述したように、静電容量型
の検出器A1 は、一対の電極2の間を通過するスライバ
Sの静電容量を計測して、その断面太さを測定してい
る。紡出されるスライバSの材質が同一であれば、その
静電容量は安定して計測される。ところが、図12に示
されるように、その材質が異なるスライバSとスライバ
S’とが混在している(混紡)場合、静電容量型の検出
器A1 からの第1の信号B1 が不安定になった。そのた
め、全体の制御が不安定になった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、混紡の斑の修正制御が安定して行われるこ
とを課題としてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明が採用した手段は、ドラフトゾーンへ供給され
るスライバの断面太さを測定して第1の信号を出力する
検出器と、ドラフトゾーンにおける複数対のドラフトロ
ーラの回転速度を制御する手段と、ドラフトゾーンを通
過したスライバの断面太さを測定して第2の信号を出力
する検出器とを備え、前記の各検出器と回転速度制御手
段とによって、開ループ制御と閉ループ制御との少なく
とも一方の制御を行うスライバ斑修正装置において、第
1及び第2の各信号が入力される各比較回路には、それ
ぞれ比較値が予め設定されていて、各比較回路からの指
令が入力される速度制御回路には複数の制御定数が予め
設定されていて、第2の信号が第2の比較回路において
予め設定された比較値を越えた際に、第1の信号が第1
の比較回路において予め設定された比較値と比較され、
その結果に基づいて複数対のドラフトローラの各回転速
度を制御するレベル判別式閉ループ制御が行われること
を特徴とする紡機におけるスライバ斑修正装置を構成し
たことである。
【0015】純紡の場合、一般的に静電容量型の検出器
を使用した開ループ制御と、空気マイクロメータ型の検
出器を使用した閉ループ制御とを組合わせた結合制御を
行う。混紡の場合、閉ループ制御を主体とする制御を行
う。閉ループ制御を主体とする制御だけでは修正できな
いような斑が発生した場合、レベル判別を伴った閉ルー
プ制御を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
説明する。なお、上記した「従来の技術」の項目で説明
した部分と同一部分には同一符号を付し、重複説明を避
けて本発明の特徴的部分についてのみ説明する。
【0017】図1に示されるように、ドラフトゾーンD
の入口側には供給されるスライバSの断面太さ検出器A
1 が、また、その出口側には紡出されるスライバSの断
面太さ検出器A2 が配設されている。入口側の検出器A
1 は静電容量型の検出器A1であり、出口側の検出器A
2 は空気マイクロメータ型の検出器A2 である。複数対
のドラフトローラRb,Rf の一方は、サーボモータ(図
示せず)から差動装置(図示せず)を介して変速され
る。ドラフトはメインドラフトゾーンで行うこととし、
また出口側の検出器A2 は一対のフロントドラフトロー
ラRf にできるだけ近い位置に取付ける。この場合、メ
インドラフトとしたため、一対のフロントドラフトロー
ラRf は変速されないこととなる。また、出口側の検出
器A2 に空気を供給する配管チューブのたるみをなくし
て、その長さをできるだけ短くする。入口側の検出器A
1 から出力された第1の信号B1 は、比較回路C1 に入
力される。ここで第1の信号B1 は、予め設定された比
較値と比較される。その結果は、指令B3 となって速度
制御回路Cに入力される。同様にして、出口側の検出器
2 から出力された第2の信号B2 は、比較回路C2
入力される。ここで第2の信号B2 は予め設定された比
較値と比較される。その結果は、指令B4 となって速度
制御回路Cに入力される。速度制御回路Cでは、入力さ
れた各指令B3,B4 に応じて演算が行われ、一対のフロ
ントドラフトローラRf を除く複数対のドラフトローラ
Rb を差動装置(図示せず)を介して変速制御するサー
ボモータ(図示せず)の回転速度を制御する指令を送
る。本発明に係るスライバ斑修正装置Pは、上記した構
成をなしている。
【0018】速度制御回路Cは、開ループ制御及び閉ル
ープ制御における各増幅率Z1,Z2と、閉ループ制御積
分定数K1 及び閉ループ制御比例定数K2 とを有してい
る。これらの各定数のうち各増幅率Z1,Z2 は、紡機の
試運転の際のテストによって予め設定され、紡機の稼働
中には変更されない。図2ないし図5を参照しながら、
各増幅率Z1,Z2 の算出方法を説明する。供給されるス
ライバSの重量を測定し、第1測定時の供給スライバS
の重量をTa 、第2測定時の供給スライバSの重量をT
b とする。静電容量型の検出器A1 の各出力をVa,Vb
とすると、開ループ制御における増幅率Z1 は、(Tb
−Ta )/(Vb −Va )である。同様にして、紡出さ
れるスライバSの重量を測定し、第1測定時の紡出スラ
イバSの重量をTc 、第2測定時の紡出スライバSの重
量をTd とする。空気マイクロメータ型の検出器A2
各出力をVc,Vd とすると、閉ループ制御における増幅
率Z2 は、(Td −Tc )/(Vd −Vc )である。一
対のフロントドラフトローラRf を除く複数対のドラフ
トローラRb の各回転速度の変更は、各ローラRbを差
動装置(図示せず)を介して変速しているサーボモータ
(図示せず)で行う。速度制御回路Cから各サーボモー
タに送られる指令値のうち、開ループ制御における指令
値は、〔Z1 ×(V1 −V2 )〕(式1)で表される。
ここで、V1は検出器A1 の現在点出力であり、V2
検出器A1 の計測開始点出力である。同様にして、閉ル
ープ制御における指令値は、〔Z2 ×(V3 −V4 )×
トータルドラフト〕で表される値(式2)に閉ループ制
御積分定数K1 を乗じた値(式3)、及び前記の値(式
2)に閉ループ制御比例定数K2 を乗じた値(式4)で
ある。ここで、V3 は検出器A2 の現在点出力であり、
4 は検出器A2 の目標出力である。これらの式1ない
し式4で表された各値のうち、式1、式3及び式4で表
される各値を合計した値が、サーボモータに送られる指
令値となる。
【0019】図1及び図5を参照しながら、本発明にお
けるスライバ斑修正装置Pの制御方法について説明す
る。供給されるスライバSが純紡であれば、従来と同様
な結合制御が行われる。供給されるスライバSが混紡で
あれば、出口側の検出器A2 から出力される第2の信号
2 (スライバSの断面太さの変動幅)が、比較回路C
2 において予め設定された比較値を越える。すると、レ
ベル判別式閉ループ制御が行われる。
【0020】レベル判別式閉ループ制御は、閉ループ制
御を主体とした制御と、レベル判別を伴った閉ループ制
御とから構成されている。最初に、閉ループ制御を主体
とした制御について説明する。前述したように、混紡の
場合、静電容量型の検出器A1 からの信号B1 は不安定
になり、細かい制御はできない。そのため、閉ループ制
御を主体とする制御によって短周期斑の修正をしなけれ
ばならない。そのためには、メインドラフトゾーンでド
ラフトを行うドラフト方式を採用し、空気マイクロメー
タ型の検出器A2 をドラフトゾーンDの出口側に配設さ
れた一対のフロントドラフトローラRf のできるだけ近
い位置に配設し、かつ該検出器A2 へ空気を供給する配
管チューブをたるませることなく、できるだけ短くして
取付けることが必要である。こうすることによって、検
出器A2 からの信号B2 が伝達される時間を短くしてや
れば、閉ループ制御を主体とした制御でもスライバSの
短周期斑がある程度修正可能である。しかし、スライバ
Sの1本切れのような非常に短い波長の斑が生じた場合
には、上記した方法では修正は不可能である。
【0021】スライバSの1本切れのような非常に短い
波長の斑が生じた場合には、レベル判別を伴った閉ルー
プ制御が行われる。次に、このレベル判別を伴った閉ル
ープ制御について説明する。前述したように、混紡の場
合、静電容量型の検出器A1からの信号B1 は不安定に
なり、細かい制御はできない。しかし、混紡の場合でも
スライバSの大きな変化ならば、おおよその傾向をつか
むことができる。そこで、静電容量型の検出器A1 から
の信号B1 が比較回路C1 に入力した際に、該信号B1
と予め比較回路C1 に設定された比較値とを比較する。
即ち、レベル判別が行われる。スライバSの1本切れの
ような非常に短い波長の斑が生じた場合には、該信号B
1 が比較値を越える。すると、比較回路C1 から速度制
御回路Cに指令B3 が送られる。この指令B3 は、従来
の信号B1'とは異なるものである。指令B3 によって、
前述した式1、式3及び式4の各式で表される値を合計
した値がサーボモータに送られる。それによって一対の
フロントドラフトローラRf を除く複数対のドラフトロ
ーラRb を差動装置(図示せず)を介して変速している
サーボモータ(図示せず)の各回転速度が所定の時間だ
け変更され、斑の修正が行われる。その後、再び閉ルー
プ制御を主体とする制御が行われる。
【0022】本実施例では、比較回路C1 において予め
設定された比較値を、2つのレベルに分類した形態とし
て説明しているが、この比較値を3つ以上の複数のレベ
ルに分類することも可能である。そして、各レベルに応
じて制御を行うことによって、よりきめの細かい制御を
行うことができる。また、本実施例のスライバ斑修正装
置Pは、出口側の検出器A2 から出力される信号B
2 (スライバSの断面太さの変動幅)が、比較回路C2
において予め設定された比較値を越えたか否かによっ
て、供給されるスライバSが純紡か混紡かを判断し、自
動的に最適な制御方法を選択する構成である。しかし、
手動で結合制御とレベル判別式閉ループ制御との何れか
を選択することも可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るスライバ斑修正装置は、純
紡の場合には結合制御を行い、混紡の場合には閉ループ
制御を主体とした制御を自動的に行うため、何れの場合
でもスライバの斑の修正が可能である。また、混紡の場
合で閉ループ制御を主体とした制御のみでは修正できな
い斑、例えばスライバの1本切れのような非常に短い波
長の斑でも、レベル判別を伴った閉ループ制御によって
修正可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライバ斑修正装置Pの構成を示
す図である。
【図2】増幅率Z1 の算出方法を示す図である。
【図3】増幅率Z2 の算出方法を示す図である。
【図4】サーボモータへの指令値の算出方法を示す図で
ある。
【図5】本発明に係るスライバ斑修正装置Pの制御工程
を示すフローチャートである。
【図6】従来の開ループ制御を示す図である。
【図7】静電容量型の検出器A1 の概略図である。
【図8】プレス型の検出器A1'の概略図である。
【図9】従来の閉ループ制御を示す図である。
【図10】閉ループ制御におけるスライバSの断面太さ
の変化を示す図である。
【図11】従来の結合制御を示す図である。
【図12】混紡を示す図である。
【符号の説明】
1 :断面太さ検出器(開ループ制御) A2 :断面太さ検出器(閉ループ制御) B1 :第1の信号(開ループ制御) B2 :第2の信号(閉ループ制御) C:速度制御回路 C1 :第1の比較回路(開ループ制御) C2 :第2の比較回路(閉ループ制御) D:ドラフトゾーン K1 :閉ループ制御積分定数(複数の制御定数) K2 :閉ループ制御比例定数(複数の制御定数) P:スライバ斑修正装置 Rb :バックドラフトローラ(複数対のドラフトロー
ラ) Rf :フロントドラフトローラ(複数対のドラフトロー
ラ) S:スライバ Z1,Z2 :増幅率(複数の制御定数)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラフトゾーンへ供給されるスライバの
    断面太さを測定して第1の信号を出力する検出器と、ド
    ラフトゾーンにおける複数対のドラフトローラの回転速
    度を制御する手段と、ドラフトゾーンを通過したスライ
    バの断面太さを測定して第2の信号を出力する検出器と
    を備え、前記の各検出器と回転速度制御手段とによっ
    て、開ループ制御と閉ループ制御との少なくとも一方の
    制御を行うスライバ斑修正装置において、 第1及び第2の各信号が入力される各比較回路には、そ
    れぞれ比較値が予め設定されていて、 各比較回路からの指令が入力される速度制御回路には複
    数の制御定数が予め設定されていて、 第2の信号が第2の比較回路において予め設定された比
    較値を越えた際に、第1の信号が第1の比較回路におい
    て予め設定された比較値と比較され、その結果に基づい
    て複数対のドラフトローラの各回転速度を制御するレベ
    ル判別式閉ループ制御が行われることを特徴とする紡機
    におけるスライバ斑修正装置。
  2. 【請求項2】 第1の比較回路には複数の比較値が設定
    されていて、第1の信号が複数の比較値と比較された結
    果に応じて、各制御がなされることを特徴とする請求項
    1に記載の紡機におけるスライバ斑修正装置。
  3. 【請求項3】 開ループ制御と閉ループ制御とを同時に
    行う結合制御と、レベル判別式閉ループ制御との何れか
    一方が自動的に選択されることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の紡機におけるスライバ斑修正装置。
JP5846196A 1996-02-20 1996-02-20 紡機におけるスライバ斑修正装置 Pending JPH09228163A (ja)

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JP5846196A Pending JPH09228163A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 紡機におけるスライバ斑修正装置

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JP (1) JPH09228163A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006328626A (ja) * 2005-05-20 2006-12-07 Truetzschler Gmbh & Co Kg たとえばフラット・カード、ローラ・カード、練篠フレーム、精梳綿機などの紡績用前処理機において、たとえば綿、合成繊維などの少なくとも一本の繊維スライバ、繊維ウェブなどの繊維材料の質量および/または質量変動を確認する装置
JP2007023472A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Truetzschler Gmbh & Co Kg 紡機の牽伸システムに送給された複数本のスライバにおけるパラメータを検出する装置
US10450678B2 (en) 2013-07-22 2019-10-22 Murata Machinery, Ltd. Yarn manufacturing device
US10472739B2 (en) 2013-07-22 2019-11-12 Murata Machinery Ltd. Yarn manufacturing device

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JP2007023472A (ja) * 2005-07-13 2007-02-01 Truetzschler Gmbh & Co Kg 紡機の牽伸システムに送給された複数本のスライバにおけるパラメータを検出する装置
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