JPH09230552A - 抗菌剤を含有する磁気記録媒体 - Google Patents

抗菌剤を含有する磁気記録媒体

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JPH09230552A
JPH09230552A JP8039537A JP3953796A JPH09230552A JP H09230552 A JPH09230552 A JP H09230552A JP 8039537 A JP8039537 A JP 8039537A JP 3953796 A JP3953796 A JP 3953796A JP H09230552 A JPH09230552 A JP H09230552A
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JP
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silver
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JP8039537A
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English (en)
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Masaru Iwagaki
賢 岩垣
Kimio Ozawa
公雄 小沢
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気特性や走行特性を劣化させることなく抗
菌、防カビ性に優れた磁気記録媒体及び写真構成層を併
せ持つ磁気記録媒体であっても抗菌、防カビ性に優れ、
かつ写真特性に影響のない磁気記録媒体の提供。 【解決手段】 磁気記録層又はその隣接層に、無機系抗
菌剤を含有することを特徴とする磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に関し、更
に詳しくは、抗菌、防カビ性を改良した磁気記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は一般に磁気ヘッドによっ
て情報を読み書きするものであり、迅速かつ正確に情報
入出力されるためには磁気記録媒体と磁気ヘッドとが常
に最適の環境にある必要がある。しかしながら、合成ポ
リマーバインダー中に酸化鉄を主成分とする磁性体粒子
を分散してなる磁気記録媒体表面と、金属である磁気ヘ
ッドとの接触によって、磁気ヘッドの表面及びギャップ
部分にゴミ、埃、塵或いは磁気記録媒体の成分などが付
着して目づまりを起こし、情報入出力に支障をきたす場
合がある。
【0003】これらゴミ、埃、塵の問題に対しては、磁
気ヘッドのクリーニングを行なうことによってほとんど
解消するし、磁気記録媒体の成分の付着に対してはバイ
ンダーやすべり剤等の工夫によって低減することができ
る。
【0004】しかしながら、磁気記録媒体表面に発生す
るカビは、磁気特性に悪影響をあたえるだけでなく、磁
気ヘッドの目づまりをも引き起こしてしまう。磁気ヘッ
ドの表面はクリーニングできても、磁気記録媒体全部を
クリーニングすることは困難である。
【0005】従来より、磁気記録媒体にも抗菌剤や防カ
ビ剤を添加する技術が数多く開示されており、例えば特
開昭61−71414号、同61−214212号等が
あるが、これらの技術は、抗菌、防カビ効果が小さかっ
たり、有効量添加するとバインダーの物理特性を劣化さ
せたり、磁気記録層表面に発汗、析出したり、走行性に
影響を与えたりして好ましくない。
【0006】近年、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、撮影(画像露光)後の現像処理や印画紙へのプリン
トを効率よく高精度で行うために、撮影条件の情報等を
ハロゲン化銀カラー写真感光材料に記録しておいて有効
利用しようとする提案がある。
【0007】即ち、支持体の一方の側に磁気記録媒体
を、他方の側に写真構成層を設けて磁気情報と光学的画
像情報を併せ持った画期的な磁気記録媒体と言える。
【0008】しかしながら、一般的に親水性コロイド層
を有する写真構成層はゼラチンや水分等を多量に保持
し、しかも密閉度の高い包装体中に保管されるものであ
るので、磁気記録媒体としては従来以上にカビが発生し
易いという欠点を有している。写真構成層にも抗菌剤や
防カビ剤が含有されているが、磁気記録媒体に対しては
効果が小さいことがあきらかになった。また従来の磁気
記録媒体に用いられている抗菌剤や防カビ剤は、写真特
性に悪影響を与えるものがあることも明らかになった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、磁気特性や走行特性を劣化させることなく抗菌、防
カビ性に優れた磁気記録媒体を提供することにある。本
発明の他の目的は、写真構成層を併せ持つ磁気記録媒体
であっても抗菌、防カビ性に優れ、かつ写真特性に影響
のない磁気記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成される。
【0011】1.磁気記録層又はその隣接層に、無機系
抗菌剤を含有することを特徴とする磁気記録媒体。
【0012】2.支持体の一方の側に磁気記録層を有
し、他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒体におい
て、該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成
層の最外層が無機系抗菌剤を含有することを特徴とする
磁気記録媒体。
【0013】3.支持体の一方の側に磁気記録層を有
し、他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒体におい
て、該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成
層が有機系抗菌剤を含有することを特徴とする磁気記録
媒体。
【0014】4.支持体の一方の側に磁気記録層を有
し、他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒体におい
て、該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成
層の最外層が無機系抗菌剤を含有し、更に該写真構成層
の少なくとも1層が有機系抗菌剤を含有することを特徴
とする磁気記録媒体。
【0015】5.前記無機系抗菌剤が、抗菌性ゼオライ
トであることを特徴とする前記1、2、3又は4に記載
の磁気記録媒体。
【0016】6.前記無機系抗菌剤が、抗菌性ガラスで
あることを特徴とする前記1、2、3又は4に記載の磁
気記録媒体。
【0017】7.前記無機系抗菌剤が、超微粒子無機系
抗菌剤であることを特徴とする前記1、2、3又は4に
記載の磁気記録媒体。
【0018】8.前記無機系抗菌剤が、リン酸カルシウ
ム・銀、アミノ酸金属セッケン、リン酸亜鉛カルシウム
・銀、セラミックス・銀、リン酸ジルコニウム・銀から
選ばれる少なくともひとつの化合物であることを特徴と
する前記1、2、3又は4に記載の磁気記録媒体。
【0019】以下、本発明を詳細に述べる。
【0020】本発明の無機系抗菌剤とは、無機材料に金
属を複合させたものであり、特に銀を無機担体上に担持
したものが好ましい。
【0021】抗菌性ゼオライトとは、ゼオライト中に
銀、銅、亜鉛等の抗菌性金属イオンを取り込んだもので
ある。ゼオライトとは結晶性アルミノケイ酸塩の一種で
アルミニウム、ケイ素、アルカリ金属から構成され、空
孔をもった結晶構造をしている。抗菌性ゼオライトは市
販されており、特に銀・ゼオライトは有用である。
【0022】抗菌性ガラスとは、ガラス中に銀、銅、亜
鉛等の抗菌性金属イオンを取り込んだものである。担体
がガラスであるために透明性に優れており、本発明にお
いては透明磁気記録層を形成する上で有用であり、また
磁気記録層の反対側に塗設される写真構成層に用いても
光学的な影響が小さいので好ましい。
【0023】超微粒子無機系抗菌剤とは、抗菌性金属イ
オンと無機イオン交換体が強く結合した構造をしてお
り、平均粒径が0.5μm以下の微細かつ均一な微粒子
である。変色しにくいので、本発明においては透明磁気
記録層を形成する上で有用であり、また磁気記録層の反
対側に塗設される写真構成層に用いても光学的な影響が
小さいので好ましい。
【0024】その他の無機系抗菌剤として、リン酸カル
シウム・銀、アミノ酸金属セッケン、リン酸亜鉛カルシ
ウム・銀、セラミックス・銀、リン酸ジルコニウム・銀
等が好ましい。
【0025】本発明のこれら無機系抗菌剤は耐薬品性、
耐洗濯性、耐酸、耐アルカリ性、耐溶媒性等に優れてい
るため、特に磁気記録層と反対側に写真構成層を有して
画像露光後に現像処理される磁気記録媒体の抗菌剤とし
ては極めて有用である。またロール状に巻かれて保存さ
れる場合、写真構成層と磁気記録層が接触しても、写真
特性に悪影響を与えることなくしかも現像処理後永久的
に抗菌作用を有するために、特別な抗菌処理工程を必要
としないので便利である。
【0026】本発明の磁気記録媒体は、磁気記録層又は
その隣接層に無機系抗菌剤を含有する事が特徴である
が、支持体の一方の側に磁気記録層を有し、他方の側に
写真構成層を有する磁気記録媒体において、該磁気記録
層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成層の最外層が無
機系抗菌剤を含有することも特徴である。ロール状に巻
かれて保存する場合、磁気記録層に接触する写真構成層
の最外層にも無機系抗菌剤を含有することによって、防
菌防黴効果は強力なものとなる。
【0027】本発明の磁気記録媒体に添加される無機系
抗菌剤は、微粒子粉末、液中固体分散型懸濁液、或いは
バインダーとの混練物等として添加され、無機系抗菌剤
の添加量は、添加される磁気記録層又はその隣接層の乾
燥状態に対して、10ppm以上1万ppm以下が好ま
しく、より好ましくは20ppm以上5000ppm以
下、特に好ましくは50ppm以上2000ppm以下
である。10ppm未満であると防菌防黴効果が小さ
く、1万ppmを越えると塗膜物性に影響を与えたり、
光学的影響が生ずることがあって好ましくない。
【0028】本発明の無機系抗菌剤は、磁気記録媒体に
一般的に用いられる研磨剤の機能を有するものもあるの
で、研磨剤の一部或いは全部を置き換えることが可能で
ある。従って、従来の磁気記録媒体中の固体粒子の含有
量を増やすことなく研磨機能と防カビ機能を付与するこ
とができる。また、従来の研磨剤粒子の表面に無機系抗
菌剤を付着或いは被覆させることによっても研磨機能と
防カビ機能を付与することができる。
【0029】本発明の有機系抗菌剤とは、言うまでもな
く、前記無機系抗菌剤に対して有機化合物による抗菌剤
である。代表的なものとしては、ハロゲン系、フェノー
ル系、イミダゾール系、チアゾール系、グアニジン系、
ピリジン系、有機砒素系、アミド系等があり、具体的に
は、「微生物の滅菌・殺菌・防黴技術」(衛生技術
会)、「防菌防黴ハンドブック」(日本防菌防黴学
会)、「防菌防黴剤事典」(日本防菌防黴学会)、「防
菌防黴の化学」(堀口博)等に記載されている。
【0030】本発明の磁気記録媒体が無機系抗菌剤を含
有することが特徴であるが、支持体の一方の側に磁気記
録層を有し、他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒
体においては、該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、
該写真構成層が有機系抗菌剤を含有することも特徴であ
る。無機系抗菌剤と有機系抗菌剤とを最適に使用するこ
とによって、実用性を維持したまま優れた防菌防黴効果
を発揮するものである。
【0031】写真構成層中に用いる有機系抗菌剤として
特に有用なものは、メチルイソチアゾロン型である。具
体的には米国ロームアンドハース社製のKathon8
86であり、有効成分は5−クロロ−2−メチル−4−
イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オンである。
【0032】本発明の磁気記録層は他の非磁性層と併設
されることが好ましく、例えば支持体側から順に、下引
き層、帯電防止層(導電層)、磁気記録層、滑り層のよ
うに構成されることが好ましい。
【0033】本発明の磁気記録層の磁性層の厚みは、
0.01〜20μmが好ましく、より好ましくは0.0
5〜15μm、更に好ましくは0.1〜10μmであ
る。
【0034】磁気記録層を形成する塗布液には、磁気記
録層に、潤滑性の付与、帯電防止、接着防止、摩擦・磨
粍特性向上等の機能を持たせるために、潤滑剤、帯電防
止剤等種々の添加剤を添加することができる。また、塗
布液には他に、例えば、磁気記録層に柔軟性を与えるた
めに可塑剤を、塗布液中での磁性体の分散を助けるため
に分散剤を添加することができる。上記潤滑性の付与、
帯電防止、接着防止、摩擦・磨粍特性向上、磁気ヘッド
の目づまりの防止等の機能は、磁気記録層とは別にこれ
らの機能性層を設けて付与させてもよい。
【0035】磁気記録層を設けた後に、この層の上をカ
レンダリング処理して平滑性を向上させ、磁気出力のS
/N比を向上することも可能である。この場合、カレン
ダリング処理を施した後に、ハロゲン化銀写真構成層を
塗布することが好ましい。
【0036】本発明の磁気記録層に用いられる強磁性微
粉末としては、強磁性酸化鉄微粉末、Coドープの強磁
性酸化鉄微粉末、強磁性二酸化クロム微粉末、強磁性金
属粉末、強磁性合金粉末、バリウムフェライト等が使用
できる。
【0037】本発明で用いられる強磁性粉末は公知の方
法に従って製造することができる。
【0038】形状としては針状、米粒状、球状、立方体
状、板状等何れでもよいが針状、板状が電磁変換特性上
好ましい。結晶子サイズ、非表面積もとくに制限はない
が、結晶子サイズで400Å以下、BET値で20m2
/g以上が好ましく、30m2/g以上が特に好まし
い。強磁性粉末のpH、表面処理は特に制限なく用いる
事ができる。好ましいpHの範囲は5〜10である。強
磁性酸化鉄微粉末の場合、2価の鉄/3価の鉄の比に特
に制限されることなく用いることができる。これらの磁
気記録層については特開昭47−32812号、同53
−109604号に記載されている。
【0039】磁性粉の好ましい使用量は本発明の場合、
磁気記録媒体1m2当たり、4×10-4g以上が良い。
これ以下であると、磁気記録の入出力に支障をきたす。
また上限は436nm波長光の光学濃度が1.5以下で
あればいくらでもよいが、1m2当たり4gくらいが限
界であり、これ以上多いと写真構成層に光学的影響を与
えることがある。
【0040】光学的に透明な磁気記録層を形成するに
は、バインダーは、磁性体粉末1重量部に対して1〜2
00重量部用いるのが好ましい。更に好ましくは、磁性
体粉末1重量部に対して2〜50重量部である。また、
溶剤は塗布が容易に行えるような量で用いられる。
【0041】支持体上に磁気記録層を設ける方法として
は、イクストルージョンコーター、エアードクターコー
ト、ブレードコート、エアーナイフコート、スクイズコ
ート、含浸コート、リバースロールコート、トランスフ
ァーロールコート、グラビアコート、キスコート、キャ
ストコート、スプレイコート等が利用できる。多条のス
トライプ塗布を行うには、これら塗布ヘッドを多連にす
ればよい。ストライプ塗布の具体的な方法としては、例
えば、特開昭48−25503号公報、同48−255
04号公報、同48−98803号公報、同50−13
8037号公報、同52−15533号公報、同51−
3208号公報、同51−6239号公報、同51−6
5606号公報、同51−140703号公報、特公昭
29−4221号公報、米国特許第3,062,181
号明細書、同3,227,165号明細書の記載を参考
にすることができる。
【0042】磁気記録層を支持体上に強固に接着させる
ために、支持体に下塗り層を設けてもよく、また、支持
体を薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火炎処
理、紫外線処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プ
ラズマ処理、レーザー処理、濃酸処理、オゾン酸化処理
等の表面活性化処理をしてもよい。また更に、これら表
面活性化処理をした後に下塗り層を設けてもよい。
【0043】下引層は水系ラテックス系のものが好まし
い。
【0044】磁気記録層に採用できるバインダーや下引
層に用いるバインダーとしては熱可塑性樹脂、放射線硬
化性樹脂、熱硬化性樹脂、その他の反応型樹脂であっ
て、有機溶媒や水に溶解又は分散したものを単独又は混
合して使用することができる。
【0045】上記熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、酢酸ビニルとビニルアルコールの共重合体、部分加
水分解した塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニ
トリル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合
体、塩素化ポリ塩化ビニル、エチレン−塩化ビニル共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合
体或いは共重合体、ニトロセルロース、セルロースアセ
テートプロピオネート、セルロースアセテートブチレー
ト樹脂等のセルロース誘導体、マレイン酸及び/又はア
クリル酸の共重合体、アクリル酸エステル共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体、塩素化ポリエチレ
ン、アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン
共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステルポリウレ
タン樹脂、ポリエーテルポリウレタン樹脂、ポリカーボ
ネートポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエー
テル樹脂、ポリアミド樹脂、アミノ樹脂、スチレン−ブ
タジエン樹脂、ブタジエン−アクリロニトリル樹脂等の
ゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等を挙げ
ることができる。
【0046】上記熱可塑性樹脂は、ガラス転移温度Tg
が−40℃〜180℃が好ましく、より好ましくは−3
0℃〜150℃であるものであり、重量平均分子量は
5,000〜300,000であるものが好ましく、更
に好ましくは、重量平均分子量が10,000〜20
0,000のものである。本発明の磁気磁性層ではTg
が50℃以上のものと、30℃以下のものを併用するこ
ともできる。
【0047】ガラス転移温度Tgについては、新実験化
学講座19(高分子化学II)丸善、に詳しく記載されて
いる。
【0048】これらは水系エマルジョン又は水系コロイ
ド溶液として使用することも出来る。これら合成樹脂系
エマルジョンの粒径は5nmから2μmのものを使うこ
とが出来る。
【0049】放射線硬化性樹脂とは、電子線、紫外線等
の放射線によって硬化させる樹脂で、無水マレイン酸タ
イプ、ウレタンアクリルタイプ、エーテルアクリルタイ
プ、エポキシアクリルタイプのものが挙げられる。
【0050】また、熱硬化性樹脂、その他の反応型樹脂
としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン系硬化型樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂、シリコー
ン系硬化型樹脂等が挙げられる。
【0051】上記列挙の結合剤は、その分子中に極性基
を有していてもよい。極性基としてはエポキシ基、−C
OOM、−OH、−NR2、−NR3X、−SO3M、−
OSO3M、−PO32、−OPO3M(M、M2はそれ
ぞれ水素原子、アルカリ金属原子、アンモニウムを、X
はアミン塩を形成する酸を、R2、R3はそれぞれ水素原
子、アルキル基を表す。)が挙げられる。
【0052】この他に本発明に使用できる親水性バイン
ダーとしては、例えば、リサーチ・ディスクロージャー
No.17643、26頁、及び同No.18716、
651頁に記載されている水溶性ポリマー、セルロース
エーテル、ラテックスポリマー、水溶性ポリエステルを
挙げることができる。
【0053】水溶性ポリマーとしては、前述の他にゼラ
チン、ゼラチン誘導体、カゼイン、寒天、アルギン酸ソ
ーダ、澱粉、ポリビニールアルコール、アクリル酸系共
重合体、無水マレイン酸共重合体等が挙げられ、セルロ
ースエーテルとしては、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
【0054】水溶性ポリマーを使用する場合は硬膜剤を
使用するのが好ましい。使用できる硬膜剤としては、ア
ルデヒド系化合物類、ケトン化合物類、反応性のハロゲ
ンを有する化合物類、反応性のオレフィンを持つ化合物
類、N−メチロール化合物、アジリジン化合物類、酸誘
導体類、エポキシ化合物類、ハロゲンカルボキシアルデ
ヒド類、クロム明バン、硫酸ジルコニウム、カルボキシ
ル基活性型硬膜剤等を挙げることができる。硬膜剤は、
通常、樹脂固形分に対して0.01〜60重量%用いら
れ、好ましくは0.05〜50重量%である。
【0055】本発明の磁気記録層に使用できる潤滑剤と
しては、ポリシロキサン等のシリコーンオイル、ポリエ
チレン、ポリテトラフルオロエチレン等のプラスチック
微粉末、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、パラフィン
ワックス、フルオロカーボン類が挙げられる。具体的に
はこれらは、単独或いは混合して用いることができる。
これらの添加量は乾燥塗膜100重量部に対し、0.5
〜20重量部の範囲で用いることができる。水に溶ける
か拡散させることができるものが好ましい。
【0056】本発明の磁気記録層に使用できる研磨剤と
しては、モース硬度が5以上が好ましく、より好ましく
は6以上の非磁性無機粉末が挙げられ、具体的には、酸
化物アルミニウム(α-アルミナ、γ−アルミナ、コラ
ンダム等)、酸化クロム(Cr23)、酸化鉄(α−F
23)、二酸化珪素、二酸化チタン等の酸化物、炭化
珪素、炭化チタン等の炭化物、ダイアモンド等の微粉末
を挙げることができる。これらの平均粒径は、0.01
〜2.0μmが好ましく、磁性体粉末100に対して
0.5〜300重量部の範囲で添加することができる。
【0057】本発明の磁気記録層に含有させる帯電防止
剤としては、金属酸化物の微粒子が好ましい。例として
は、Nb25+Xのような酸素過剰な酸化物、Rh
2-X,Ir23-X等の酸素欠損酸化物、或いはNi
(OH)Xのような不定比水素化物、HfO2,Th
2,ZrO2,CeO2,ZnO,TiO2,SnO2
Al23,In23,SiO2,MgO,BaO,Mo
2,V25等、或いはこれらの複合酸化物が好まし
く、特にZnO,TiO2及びSnO2が好ましい。異種
原子を含む例としては、例えばZnOに対してAl,I
n等の添加、TiO2に対してはNb,Ta等の添加、
又SnO2に対してはSb,Nb,ハロゲン元素等の添
加が効果的である。これら異種原子の添加量は0.01
mol%〜25mol%の範囲が好ましいが、0.1m
ol%〜15mol%の範囲が特に好ましい。
【0058】また、これらの導電性を有する金属酸化物
粉体の体積抵抗率は107Ωcm以下、特に105Ωcm
以下であることが好ましい。また、前記金属酸化物の微
粒子が水溶液中に混合されたゾルを用いても良い。
【0059】この他にカーボンブラック、カーボンブラ
ックグラフトポリマー等の導電性微粉末、アルキレンオ
キサイド系、グリセリン系及びグリシドール系等のノニ
オン系界面活性剤;高級アルキルアミン類、第4級アン
モニウム塩類、ピリジンその他の複素環化合物の塩類、
ホスホニウム又はスルホニウム類等のカチオン系界面活
性剤;カルボン類、リン類、硫酸エステル基、リン酸エ
ステル基等の酸性基を含むアニオン系界面活性剤;アミ
ノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸
又はリン酸エステル類等の両性界面活性剤等をあげるこ
とができる。
【0060】尚、界面活性剤は、ポリマーの置換基とし
て含まれていてもよい。
【0061】本発明において、分散、混練、塗布の際に
使用する溶媒としては、任意の比率でアセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン、イソホロン、テトラヒドロフラン等のケトン系;
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
イソブチルアルコール、イソプロピルアルコール、メチ
ルシクロヘキサノールなどのアルコール系;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸イ
ソプロピル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノエチルエ
ーテル等のエステル系;エーテル、グリコールジメチル
エーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン
などのグリコールエーテル系;ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クレゾール、クロルベンゼン、スチレンなどの
タール系(芳香族炭化水素);メチレンクロライド、エ
チレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレ
ンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水
素、N,N−ジメチルホルムアルデヒド、ヘキサン、水
などが使用できる。
【0062】本発明において、支持体としては各種のも
のが使用できる。使用できる支持体としては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポ
リエステルのフィルム、セルローストリアセテートフィ
ルム、セルロースジアセテートフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリオレフィン
フィルム等を挙げることができる。
【0063】ポリエステル支持体としては、特に限定さ
れないが、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸とエチレ
ングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブ
タンジオール等のアルキレングリコール類との縮合ポリ
マー、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン−2,6−ジナフタレート、ポリプロピレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等、或いはこれ
らの共重合体が挙げられる。
【0064】特に、現像処理後の巻きぐせ回復性から特
開平1−244446号公報、同1−291248号公
報、同1−298350号公報、同2−89045号公
報、同2−93641号公報、同2−181749号公
報、同2−214852号公報及び特開平2−2911
35号公報等に示されるような、含水率の高いポリエス
テルを用いることが好ましい。
【0065】これらのポリエステルは極性基、その他の
置換基を有していてもよい。
【0066】本発明において、支持体としてはポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ま
しい。
【0067】上記ポリエステルは、フィルム支持体の機
械的強度、寸法安定性などを満足させるために面積比で
4〜16倍の範囲で延伸を行うことが好ましい。又、製
膜後に特開昭51−16358号に記載されているよう
な熱処理(アニール処理)を行うことが好ましい。
【0068】支持体にはマット剤、帯電防止剤、滑剤、
界面活性剤、安定剤、分散剤、可塑剤、紫外線吸収剤、
導電性物質、粘着性付与剤、軟化剤、流動性付与剤、増
粘剤、酸化防止剤等を添加することができる。
【0069】支持体は、最小濃度部の色味のニュートラ
ル化、写真構成層を塗設したフィルムに光がエッジから
入射した時に起こるライトパイピング現象(ふちかぶ
り)の防止、ハレーション防止等の目的で染料を含有さ
せることができる。
【0070】染料の種類は特に限定されないが、支持体
としてポリエステルフィルムを用いる場合、製膜工程
上、耐熱性に優れたものが好ましく、例えば、アンスラ
キノン系化学染料等が挙げられる。また、色調として
は、ライトパイピング防止を目的とする場合、一般の感
光材料に見られるようにグレー染色が好ましい。染料は
1種類もしくは2種類以上の染料を混合して用いてもよ
い。三菱化成株式会社製Diaresin、Bayer
社製 MACROLEX等の染料を単独又は適宜混合し
て用いることで目標を達成することが可能である。
【0071】本発明の磁気記録媒体の、磁気記録層とは
反対側に写真構成層を設けることができる。写真構成層
としては当該分野の公知の技術を用いることができる。
【0072】本発明において、ハロゲン化銀乳剤は、リ
サーチ・ディスクロージャNo.308119(以下R
D308119と略す)に記載されているものを用いる
ことができる。
【0073】以下に記載箇所を示す。
【0074】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 沃度組成 993 I−A項 製造方法 993 I−A項及び994 E項 晶壁 正常晶 993 I−A項 双晶 993 I−A項 エピタキシャル 993 I−A項 ハロゲン組成 一様 993 I−B項 一様でない 993 I−B項 ハロゲンコンバージョン 994 I−C項 ハロゲン置換 994 I−C項 金属含有 994 I−D項 単分散 995 I−F項 溶媒添加 995 I−F項 潜像形成位置 表面 995 I−G項 内部 995 I−G項 適用感材ネガ 995 I−H項 ポジ(内部カブリ粒子含) 995 I−H項 乳剤を混合している 995 I−J項 脱塩 995 II−A項 本発明において、ハロゲン化銀乳剤は、物理熟成、科学
熟成及び分光増感を行ったものを使用する。この様な工
程で使用される添加剤は、リサーチ・ディスクロージャ
No.17643、No.18716及びNO.308
119(それぞれ、以下RD17643、RD1871
6及びRD308119と略す)に記載されている。
【0075】以下に記載箇所を示す。
【0076】
【表1】
【0077】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記リサーチ・ディスクロージャに記載されている。
【0078】以下に関連のある記載箇所を示す。
【0079】
【表2】
【0080】本発明には種々のカプラーを加えて使用す
ることが出来、その具体例は、上記リサーチ・ディスク
ロージャに記載されている。
【0081】以下に関連のある記載箇所を示す。
【0082】
【表3】
【0083】本発明に使用する添加剤は、RD3081
19XIVに記載されている分散法などにより、添加する
ことができる。
【0084】本発明においては、前述RD17643
28頁、RD18716 647〜648頁及びRD3
08119のXIXに記載されている支持体を使用するこ
とができる。
【0085】本発明の写真構成層には、前述RD308
119VII−K項に記載されているフィルター層や中間
層等の補助層を設けることができる。
【0086】本発明の写真構成層は、前述RD3081
19VII−K項に記載されている順層、逆層、ユニット
構成等の様々な層構成をとることができる。
【0087】本発明の写真構成層を現像処理するには、
例えばT.H.ジェームズ著、セオリイ オブ ザ ホ
トグラフィック プロセス第4版(The Theor
yof The Photografic Proce
ss Forth Edition)第291頁〜第3
34頁及びジャーナルオブザアメリカンケミカルソサエ
ティ(Journal of the America
n Chemical Society)第73巻、第
3,100頁(1951)に記載されている、それ自体
公知の現像剤を使用することができる。また、カラー写
真構成層は前述のRD17643 28〜29頁,RD
18716 615頁及びRD308119 XIXに記載
された通常の方法によって、現像処理することができ
る。
【0088】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0089】実施例1 磁気記録媒体の作成 《支持体の作成》2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメ
チル100重量部、エチレングリコール60重量部にエ
ステル交換触媒として酢酸カルシウム水和物0.1重量
部を添加し、常法に従ってエステル交換反応を行った。
得られた生成物に、三酸化アンチモン0.05重量部、
リン酸トリメチルエステル0.03重量部を添加した。
次いで徐々に昇温、減圧にし、290℃、0.05mm
Hgの条件で重合を行ない固有粘度0.60のポリエチ
レン−2,6−ナフタレートを得た。
【0090】これを、150℃で8時間真空乾燥した
後、300℃でTダイから層状に溶融押出し、50℃の
冷却ドラム上に静電印加しながら密着させ、冷却固化さ
せ、未延伸シートを得た。この未延伸シートをロール式
縦延伸機を用いて、135℃で縦方向に3.3倍延伸し
た。
【0091】得られた一軸延伸フィルムをテンター式横
延伸機を用いて、第一延伸ゾーン145℃で総横延伸倍
率の50%延伸し、更に第二延伸ゾーン155℃で総横
延伸倍率3.3倍となるように延伸した。次いで、10
0℃で2秒間熱処理し、更に第一熱固定ゾーン200℃
で5秒間熱固定し、第二熱固定ゾーン240℃で15秒
間熱固定した。次いで、横方向に5%弛緩処理しながら
室温まで30秒かけて徐冷して、厚さ85μmのポリエ
チレンナフタレートフィルムを得た。
【0092】これをステンレス製のコアに巻き付け、1
10℃で48時間熱処理(アニール処理)して支持体を
作成した。
【0093】この支持体の両面に12W/m2/min
のコロナ放電処理を施し、一方の面に下引塗布液B−1
を乾燥膜厚0.4μmになるように塗布し、その上に1
2W/m2/minのコロナ放電処理を施し、下引塗布
液B−2を乾燥膜厚0.06μmになるように塗布し
た。
【0094】12W/m2/minのコロナ放電処理を
施した他方の面には、下引塗布液B−3を乾燥膜厚0.
2μmになるように塗布し、その上に12W/m2/m
inのコロナ放電処理を施し、塗布液B−4を乾燥膜厚
0.2μmになるように塗布した。
【0095】各層はそれぞれ塗布後90℃で10秒間乾
燥し、4層塗布後引き続いて110℃で2分間熱処理を
行った後、50℃で30秒間冷却処理を行った。
【0096】 〈下引塗布液B−1〉 ブチルアクリレート30重量%,t−ブチルアクリレート20重量%, スチレン25重量%及び2−ヒドロキシエチルアクリレート25重量% の共重合体ラテックス液(固形分30%) 125g 化合物(UL−1) 0.4g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 0.05g 水で仕上げる 1000ml 〈下引塗布液B−2〉 スチレン−無水マレイン酸共重合体の水酸化ナトリウム水溶液 (固形分6%) 50g 化合物(UL−1) 0.6g 化合物(UL−2) 0.09g シリカ粒子(平均粒径3μ) 0.2g 水で仕上げる 1000ml 〈塗布液B−3〉 ブチルアクリレート30重量%、t−ブチルアクリレート20重量%、 スチレン25重量%及び2−ヒドロキシアクリレート25重量% の共重合体ラテックス液(固形分30%) 50g 化合物(UL−1) 0.3g ヘキサメチレン−1,6−ビス(エチレン尿素) 1.1g 水で仕上げる 1000ml
【0097】
【化1】
【0098】〈塗布液B−4〉ジカルボン酸成分として
テレフタル酸ジメチル60モル%、イソフタル酸ジメチ
ル30モル%、5−スルホイソフタル酸ジメチルのナト
リム塩10モル%、グリコール成分としてエチレングリ
コール50モル%、ジエチレングリコール50モル%を
常法により共重合した。この共重合体を95℃の熱水中
で3時間撹拌し、15重量%の水分散液Aとした。
【0099】 酸化スズ−酸化アンチモン複合微粒子(平均粒径0.2μ)の 水分散液(固形分40重量%) 109g 水分散液A 67g 水で仕上げる 1000ml 《磁気記録層の塗設》前記下引処理支持体の下引層U−
4塗布液を塗設した層上に下記組成の磁気記録層塗布液
を精密イクストルージョンコーターを用い乾燥膜厚0.
8μmとなるように塗布し、乾燥と同時に塗膜が未乾の
うちに配向磁場中で塗布方向へ磁性体を配向させ、磁気
記録再生時の高出力化を図った。
【0100】 [磁気記録層塗布液M−1の組成と調製] コバルト含有ガンマ酸化鉄 (平均長軸長0.12μm、短軸長0.015μm、 Fe2+/Fe3+=0.2、比表面積40m2/g、Hc=750Oe) 10重量部 アルミナ(α−Al23、平均粒径0.2μm) 3重量部 ジアセチルセルロース(帝人(株)製) 150重量部 ポリウレタン(N3132、日本ポリウレタン(株)製) 15重量部 ステアリン酸 2重量部 シクロヘキサノン 920重量部 アセトン 920重量部 上記を良く混合分散した後、サンドミルで分散後、ポリ
イソシアネートのコロネート−3041(日本ポリウレ
タン(株)製、固形分50%)を50重量部添加した
後、十分撹拌混合して磁性塗料M−1とした。
【0101】《潤滑層の塗設》前記磁気記録層の上にカ
ルナバワックスを0.1%含有するよう水/メタノール
混合溶液に分散した潤滑剤塗布液(下記ワックス液)を
調製し、該ワックスの付量が15mg/m2となるよう
に塗布した。ワックス塗布後の原反を100℃の熱処理
ゾーンに5分間通して乾かした後、40℃のオーブンで
5日間放置し、イソシアネートの架橋反応を充分に行っ
た。
【0102】(ワックス液の作成)90℃に加熱した水
100重量部にポリオキシエチレンラウリルエーテル4
重量部を混合し、別に90℃で熔融しておいたカルナバ
ワックス40重量部をこれに添加した後、高速撹拌式ホ
モジナイザーを用いて充分に撹拌し、カルナバワックス
の分散液(WAX1)を作成した。
【0103】次に水995重量部、メタノール900重
量部及びプロピレングリコールモノメチルエーテル10
0重量部を混合し、ここにWAX1を5重量部添加し、
撹拌してワックス液を作成した。
【0104】前記磁気記録媒体の、磁気記録層側とは反
対側に前記下引塗布液B−1及びB−2を同一条件で塗
設した下引層を設けた後、以下に示す組成の写真構成層
を設けて、試料101とした。添加量は1m2当たりの
グラム数で表す。但し、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀
の量に換算し、増感色素(SDで示す)は銀1モル当た
りのモル数で示した。
【0105】 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 0.16 UV−1 0.3 CM−1 0.044 OIL−1 0.044 ゼラチン 1.33 第2層(中間層) AS−1 0.16 OIL−1 0.20 ゼラチン 1.40 第3層(低感度赤感色性層) 沃臭化銀a 0.12 沃臭化銀b 0.50 SD−1 3.0×10-5 SD−4 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 SD−6 3.0×10-6 C−1 0.51 CC−1 0.047 OIL−2 0.45 AS−2 0.005 ゼラチン 1.40 第4層(中感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.64 SD−1 3.0×10-5 SD−2 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 C−2 0.22 CC−1 0.028 DI−1 0.002 OIL−2 0.21 AS−3 0.006 ゼラチン 0.87 第5層(高感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.13 沃臭化銀d 1.14 SD−1 3.0×10-5 SD−2 1.5×10-4 SD−3 3.0×10-4 C−2 0.085 C−3 0.084 CC−1 0.029 DI−1 0.027 OIL−2 0.23 AS−3 0.013 ゼラチン 1.23 第6層(中間層) OIL−1 0.29 AS−1 0.23 ゼラチン 1.00 第7層(低感度緑感色性層) 沃臭化銀a 0.245 沃臭化銀b 0.105 SD−6 5.0×10-4 SD−5 5.0×10-4 M−1 0.21 CM−2 0.039 OIL−1 0.25 AS−2 0.003 AS−4 0.063 ゼラチン 0.98 第8層(中間層) M−1 0.03 CM−2 0.005 OIL−1 0.16 AS−1 0.11 ゼラチン 0.80 第9層(中感度緑感色性層) 沃臭化銀e 0.87 SD−7 3.0×10-4 SD−8 6.0×10-5 SD−9 4.0×10-5 M−1 0.17 CM−2 0.048 CM−3 0.059 DI−2 0.012 OIL−1 0.29 AS−4 0.05 AS−2 0.005 ゼラチン 1.43 第10層(高感度緑感色性層) 沃臭化銀f 1.19 SD−7 4.0×10-4 SD−8 8.0×10-5 SD−9 5.0×10-5 M−1 0.09 CM−3 0.020 DI−3 0.005 OIL−1 0.11 AS−4 0.026 AS−5 0.014 AS−6 0.006 ゼラチン 0.78 第11層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 0.05 OIL−1 0.18 AS−7 0.16 ゼラチン 1.00 第12層(低感度青感色性層) 沃臭化銀g 0.29 沃臭化銀h 0.19 SD−10 8.0×10-4 SD−11 3.1×10-4 Y−1 0.91 DI−4 0.022 OIL−1 0.37 AS−2 0.002 ゼラチン 1.29 第13層(高感度青感色性層) 沃臭化銀h 0.13 沃臭化銀i 1.00 SD−10 4.4×10-4 SD−11 1.5×10-4 Y−1 0.48 DI−4 0.019 OIL−1 0.21 AS−2 0.004 ゼラチン 1.55 第14層(第1保護層) 沃臭化銀j 0.30 UV−1 0.055 UV−2 0.110 OIL−2 0.63 ゼラチン 1.32 第15層(第2保護層) PM−1 0.15 PM−2 0.04 WAX−1 0.02 D−1 0.001 ゼラチン 0.55 尚、上記の組成物の他に、塗布助剤SU−1、SU−
2、SU−3、分散助剤SU−4、粘度調整剤V−1、
安定剤ST−1、ST−2、カブリ防止剤AF−1、重
量平均分子量:10,000及び重量平均分子量:1,
100,000の2種のポリビニルピロリドン(AF−
2)、抑制剤AF−3、AF−4、AF−5、硬膜剤H
−1及びH−2を添加した。
【0106】上記試料に用いた化合物の構造を以下に示
す。
【0107】上記沃臭化銀の特徴を表4に示す。
【0108】
【表4】
【0109】
【化2】
【0110】
【化3】
【0111】
【化4】
【0112】
【化5】
【0113】
【化6】
【0114】
【化7】
【0115】
【化8】
【0116】
【化9】
【0117】
【化10】
【0118】尚、本発明の好ましいハロゲン化銀粒子の
形成例として、沃臭化銀d,fの製造例を以下に示す。
【0119】種晶乳剤−1の調製 以下のようにして種晶乳剤を調製した。
【0120】特公昭58−58288号、同58−58
289号に示される混合撹拌機を用いて、35℃に調整
した下記溶液A1に硝酸銀水溶液(1.161モル)
と、臭化カリウムと沃化カリウムの混合水溶液(沃化カ
リウム2モル%)を、銀電位(飽和銀−塩化銀電極を比
較電極として銀イオン選択電極で測定)を0mVに保ち
ながら同時混合法により2分を要して添加し、核形成を
行った。続いて、60分の時間を要して液温を60℃に
上昇させ、炭酸ナトリウム水溶液でpHを5.0に調整
した後、硝酸銀水溶液(5.902モル)と、臭化カリ
ウムと沃化カリウムの混合水溶液(沃化カリウム2モル
%)を、銀電位を9mVに保ちながら同時混合法によ
り、42分を要して添加した。添加終了後40℃に降温
しながら、通常のフロキュレーション法を用いて直ちに
脱塩、水洗を行った。
【0121】得られた種晶乳剤は、平均球換算直径が
0.24μm、平均アスペクト比が4.8、ハロゲン化
銀粒子の全投影面積の90%以上が最大辺比率が1.0
〜2.0の六角状の平板状粒子からなる乳剤であった。
この乳剤を種晶乳剤−1と称する。
【0122】 〔溶液A1〕 オセインゼラチン 24.2g 臭化カリウム 10.8g HO(CH2CH2O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O )nH (m+n=9.77)(10%エタノール溶液) 6.78ml 10%硝酸 114ml H2O 9657ml 沃化銀微粒子乳剤SMC−1の調製 0.06モルの沃化カリウムを含む6.0重量%のゼラ
チン水溶液5リットルを激しく撹拌しながら、7.06
モルの硝酸銀水溶液と7.06モルの沃化カリウム水溶
液、各々2リットルを10分を要して添加した。この間
pHは硝酸を用いて2.0に、温度は40℃に制御し
た。粒子調製後に、炭酸ナトリウム水溶液を用いてpH
を5.0に調整した。得られた沃化銀微粒子の平均粒径
は0.05μmであった。この乳剤をSMC−1とす
る。
【0123】沃臭化銀dの調製 0.178モル相当の種晶乳剤−1とHO(CH2CH2
O)m(CH(CH3)CH2O)19.8(CH2CH2O)n
H(m+n=9.77)の10%エタノール溶液0.5
mlを含む、4.5重量%の不活性ゼラチン水溶液70
0mlを75℃に保ち、pAgを8.4、pHを5.0
に調整した後、激しく撹拌しながら同時混合法により以
下の手順で粒子形成を行った。
【0124】1)2.1モルの硝酸銀水溶液と0.19
5モルのSMC−1、及び臭化カリウム水溶液を、pA
gを8.4、pHを5.0に保ちながら添加した。
【0125】2)続いて溶液を60℃に降温し、pAg
を9.8に調製した。その後、0.071モルのSMC
−1を添加し、2分間熟成を行った。(転位線の導入) 3)0.959モルの硝酸銀水溶液と0.03モルのS
MC−1、及び臭化カリウム水溶液を、pAgを9.
8、pHを5.0に保ちながら添加した。
【0126】尚、粒子形成を通して各溶液は、新核の生
成や粒子間のオストワルド熟成が進まないように最適な
速度で添加した。上記添加終了後に40℃で通常のフロ
キュレーション法を用いて水洗処理を施した後、ゼラチ
ンを加えて再分散し、pAgを8.1、pHを5.8に
調整した。
【0127】得られた乳剤は、粒径(同体積の立方体1
辺長)0.75μm、平均アスペクト比5.0、粒子内
部から2/8.5/X/3モル%(Xは転位線導入位
置)のハロゲン組成を有する平板状粒子からなる乳剤で
あった。この乳剤を電子顕微鏡で観察したところ乳剤中
の粒子の全投影面積の60%以上の粒子にフリンジ部と
粒子内部双方に5本以上の転位線が観察された。表面沃
化銀含有率は、6.7モル%であった。
【0128】沃臭化銀fの調製 沃臭化銀dの調製において、1)の工程でpAgを8.
8とし、3)の工程で添加する硝酸銀量を0.92モ
ル、SMC−1の量を0.069モルとした以外は沃臭
化銀dと全く同様にして沃臭化銀fを調製した。
【0129】得られた乳剤は、粒径(同体積の立方体1
辺長)0.65μm、平均アスペクト比6.5、粒子内
部から2/8.5/X/7モル%(Xは転位線導入位
置)のハロゲン組成を有する平板状粒子からなる乳剤で
あった。この乳剤を電子顕微鏡で観察したところ乳剤中
の粒子の全投影面積の60%以上の粒子にフリンジ部と
粒子内部双方に5本以上の転位線が観察された。表面沃
化銀含有率は、11.9モル%であった。
【0130】上記各乳剤に前述の増感色素を添加、熟成
した後、トリフォスフィンセレナイド、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸、チオシアン酸カリウムを添加し、常法
に従い、かぶり、感度関係が最適になるように化学増感
を施した。
【0131】沃臭化銀a,b,c,e,g,h,i,j
についても、上記d,fに準じ分光増感、化学増感を施
した。
【0132】前記試料101に対して、磁気記録層及び
写真構成層の最外保護層中に下記防菌剤を表5に示すよ
うに添加して、試料102〜115を作製した。ただし
添加量は添加層のバインダーに対する重量%で示した。
【0133】a;2,3,5,6−テトラクロロ−4−
メチルスルフォニル−ピリジン b;2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール c;5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン A;“ゼオミック”(品川燃料) B;“イオンピュア”(石塚ガラス) C;“ノバロンAG300”(東亜合成)
【0134】
【表5】
【0135】<防カビ効果評価法>防カビ効果の評価
は、JIS Z 2911を参考にして以下の様に行な
った。
【0136】下記5種の菌株の斜面倍地より胞子を一白
金耳採り、それぞれ殺菌水(Tween 80、0.0
5%添加)5mlに懸濁させ、単一胞子懸濁液を調製し
た。
【0137】1.Chaetomium globos
um:ATCC 6205、 2.Cladosporium herbarum:I
AM・F・517、 3.Trichoderma : T−1 ATCC、 4.Aspergillus Penicillode
s:IAM 2772、 5.Aspe−rgillus restrictu
s:AHU 7422。
【0138】これを等容量ずつ採って混合し、混合胞子
懸濁液とする。次に、乾熱殺菌した直径90mmのペト
リ皿の中央に、50mm×50mmの試験片を磁気記録
層を上にして平に置き、前記混合胞子懸濁液0.5ml
を噴霧し、温度28±2℃、相対湿度95〜99%に保
った場所に1週間置いてカビの生育状況を判定した。
【0139】評価は菌糸の成長程度を目視観察し、以下
の4段階にて行なった。
【0140】 A:極めて良好(カビ発生が全くない) B:良好(ごく僅かにカビが発生) C:やや不良(多少カビが発生) D:不良(多数カビが発生) <磁気特性の評価>磁気記録媒体を1インチ巾長さ10
0mに裁断して、磁気書き込みヘッドにて6KHzの方
形波信号を100mm/sの搬送速度で記録し、リール
に巻いた。次に磁気読み取りヘッドにて同一搬送速度に
て方形波信号を読みとっていき、出力値と初期値との差
でレベルを評価した。
【0141】出力値の最低電圧が初期値の95%以上の
ものを○レベル、80%以上95%未満のものを△レベ
ルとした。
【0142】<写真特性への影響の評価>各試料を1/
2インチ巾長さ1mに裁断して、外径8mmの写真フィ
ルム用スプール軸に写真構成層を内側にして巻き付け、
50℃相対湿度55%の雰囲気下に7日間放置したの
ち、写真センシトメトリー評価用露光を与え、下記現像
処理を行なった。
【0143】 (処理工程) 処理工程 処理時間 処理温度 補充量* 発色現像 3分15秒 38±0.3℃ 780ml 漂 白 45秒 38±2.0℃ 150ml 定 着 1分30秒 38±2.0℃ 830ml 安 定 60秒 38±5.0℃ 830ml 乾 燥 1分 55±5.0℃ − *補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0144】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は、以下のものを使用した。
【0145】発色現像液及び発色現像補充液 現像液 補充液 水 800ml 800ml 炭酸カリウム 30g 35g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 3.0g 亜硫酸カリウム 3.0g 5.0g 臭化ナトリウム 1.3g 0.4g 沃化カリウム 1.2mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 3.1g 塩化ナトリウム 0.6g − 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 4.5g 6.3g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 2.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウム又は20%
硫酸を用いて発色現像液はpH10.06に、補充液は
pH10.18に調整する。
【0146】漂白液及び漂白補充液 漂白液 補充液 水 700ml 700ml 1,3−ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g 硝酸ナトリウム 40g 50g 臭化アンモニウム 150g 200g 氷酢酸 40g 56g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を
用いて漂白液はpH4.4に、補充液はpH4.0に調
整する。
【0147】定着液及び定着補充液 定着液 補充液 水 800ml 800ml チオシアン酸アンモニウム 120g 150g チオ硫酸アンモニウム 150g 180g 亜硫酸ナトリウム 15g 20g エチレンジアミン四酢酸 2g 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いて定着液はpH6.2
に、補充液はpH6.5に調整後、水を加えて1リット
ルとする。
【0148】安定液及び安定補充液 水 900ml p−オクチルフェノールのエチレンオキシド10モル付加物 2.0g ジメチロール尿素 0.5g ヘキサメチレンテトラミン 0.2g 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1g シロキサン(UCC製L−77) 0.1g アンモニア水 0.5ml 水を加えて1リットルとした後、アンモニア水又は50
%硫酸を用いてpH8.5に調整する。
【0149】試料101を基準にして、緑光写真感度
(最小濃度値+0.3)の変動巾(%)を測定した。
【0150】<接着性の評価>磁気記録媒体の磁性層表
面にセロハンテープを貼り付け、一定条件でセロハンテ
ープを剥したときの剥がれ具合いを以下の基準で評価し
た。
【0151】 ◎:殆ど剥がれない(接着面積の3%未満) ○:僅かに剥がれた(3%以上8%未満) △:少し剥がれた(8%以上20%未満) ×:多く剥がれた(20%以上)
【0152】
【表6】
【0153】表6から明らかなように、本発明の構成は
防カビ性に優れるだけでなく、磁気特性や磁気記録層の
接着性への影響がなく、更に写真構成層を有する場合で
もその特性への影響が小さいものであることがわかる。
【0154】実施例2 下記磁性塗料組成物を調製し、ボールミルで混合分散し
たのちコロネートL(ポリイソシアネート型硬化剤;日
本ポリウレタン社)を5重量部加えた。この磁性塗料組
成物を厚さ5μmのポリエチレンテレフタレート支持体
上に、2000ガウスの磁場を印加しつつ乾燥膜厚が5
μmになるように塗布、乾燥した。
【0155】 <磁性塗料組成物> コバルト含有γ酸化鉄磁性体 60重量部 ウレタン樹脂バインダー(クリスポン4216;大日本インキ社) 16重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VAGH;UCC社) 4重量部 レシチン 2重量部 MEK 80重量部 トルエン 80重量部 THF 80重量部
【0156】
【表7】
【0157】<磁気ヘッドの目づまり評価テスト>磁気
記録媒体を1インチ巾長さ100mに裁断したものを1
0本ずつ用意し、磁気書き込みヘッドにて6KHzの方
形波信号を100mm/sの搬送速度で記録し、リール
に巻いた。次に磁気読み取りヘッドにて同一搬送速度に
て方形波信号を読みとっていき、出力が初期値よりも3
dB以上下がった点をヘッドクロッグ発生点とし、テス
ト開始からの長さ(m)でヘッドクロッグの発生レベル
を評価した。数値が小さい程、即ち短い距離でヘッドク
ロッグが発生すること程好ましくないことを意味する。
【0158】<走行安定性の評価>磁気記録媒体を1/
2インチ幅、100mの長さに切断してVHS型ビデオ
カセットに装填し、200回往復させた後にテープの折
れ状況を目視評価した。
【0159】
【表8】
【0160】実施例3 実施例1の試料No.112において、写真構成層中の
最外保護層中の無機系抗菌剤Aを、同等量の無機系抗菌
剤Cに置き換え、且つ、写真構成層中の第14層中に、
有機系抗菌剤cを対バインダー比0.2重量%添加した
以外は同様にして試料301を作成した。
【0161】上記試料を実施例1と同様の評価を行った
所、防カビ効果A、磁気特性○、写真特性4%、接着性
○のレベルであった。
【0162】防カビ効果について更に期間を延長してカ
ビの生育状況を調査した所、試料No.112は3週間
でBランクになったのに対して、試料301は6週間で
ようやくBランクとなり、防カビ効果が格段に優れてい
ることが明らかになった。
【0163】
【発明の効果】実施例で実証したように、本発明による
磁気記録媒体は磁気特性や走行特性を劣化させることな
く抗菌、防カビ性に優れ、写真構成層を併せ持つ磁気記
録媒体であっても抗菌、防カビ性に優れ、かつ写真特性
に影響のない優れた効果を有する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録層又はその隣接層に、無機系抗
    菌剤を含有する事を特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 支持体の一方の側に磁気記録層を有し、
    他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒体において、
    該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成層の
    最外層が無機系抗菌剤を含有することを特徴とする磁気
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 支持体の一方の側に磁気記録層を有し、
    他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒体において、
    該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成層が
    有機系抗菌剤を含有することを特徴とする磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 支持体の一方の側に磁気記録層を有し、
    他方の側に写真構成層を有する磁気記録媒体において、
    該磁気記録層が無機系抗菌剤を含有し、該写真構成層の
    最外層が無機系抗菌剤を含有し、更に該写真構成層の少
    なくとも1層が有機系抗菌剤を含有することを特徴とす
    る磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記無機系抗菌剤が、抗菌性ゼオライト
    であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載
    の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記無機系抗菌剤が、抗菌性ガラスであ
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の磁
    気記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記無機系抗菌剤が、超微粒子無機系抗
    菌剤であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に
    記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記無機系抗菌剤が、リン酸カルシウム
    ・銀、アミノ酸金属セッケン、リン酸亜鉛カルシウム・
    銀、セラミックス・銀、リン酸ジルコニウム・銀から選
    ばれる少なくともひとつの化合物であることを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4に記載の磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6090907A (en) * 1997-09-30 2000-07-18 General Electric Company Polycarbonate resin composition and molded article consisting of the same
US10131574B2 (en) 2013-06-17 2018-11-20 Corning Incorporated Antimicrobial glass articles and methods of making and using same

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