JPH09231627A - 光磁気ディスク - Google Patents

光磁気ディスク

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JPH09231627A
JPH09231627A JP3972396A JP3972396A JPH09231627A JP H09231627 A JPH09231627 A JP H09231627A JP 3972396 A JP3972396 A JP 3972396A JP 3972396 A JP3972396 A JP 3972396A JP H09231627 A JPH09231627 A JP H09231627A
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JP
Japan
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layer
magneto
dielectric layer
value
optical recording
Prior art date
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Application number
JP3972396A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Tanaka
浩貴 田中
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Publication of JPH09231627A publication Critical patent/JPH09231627A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジッター特性が改善された光磁気ディスクを提
供する。 【解決手段】基板1上に誘電体層5と光磁気記録層6と
誘電体層7と反射層8とを順次積層し、光磁気記録層6
が下記式の原子組成(ただしb値は層全体の平均値であ
る)からなるとともに、誘電体層7への層厚方向に向け
てb値を漸次大きくした光磁気ディスクM。Tba Dy
b Fec Cod (ただし、a+b+c+d=1) 0.
15<a<0.25 0<b≦0.05 0.60<c
<0.800.10≦d≦0.20

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光磁気ディスクの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−61011号には、TbD
yFeCo合金からなる光磁気記録層が提案されてい
る。この提案によれば、カー回転角またはファラデー回
転角の大きな磁性合金を選択しており、これにより、記
録時のレーザーパワーを小さくしながらも、大きなS/
Nが得るようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
59−61011号に記載された光磁気ディスクによれ
ば、ピットポジション記録には適しているが、ピットエ
ッジ記録では、とくにジッター特性に対して、キュリー
温度が最適化できなく、そのためにジッターが増大する
という問題点がある。
【0004】したがって、本発明の目的はジッター特性
を改善し、エラーレートのない高性能な光磁気ディスク
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気ディスク
は、透明ディスク基板上に第1誘電体層と情報の記録お
よび消去を行う光磁気記録層と第2誘電体層と反射層と
を順次積層し、この光磁気記録層が下記式の原子組成
(ただしb値は層全体の平均値である)からなるととも
に、第2誘電体層への層厚方向に向けてb値を漸次大き
くしたことを特徴とする。
【0006】Tba Dyb Fec Cod (ただし、a+
b+c+d=1) 0.15<a<0.25 0<b≦0.05 0.60<c<0.80 0.10≦d≦0.20
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の光磁気ディスクM
(直径3.5インチ)の平面図であり、図2は図1に示
す切断面線X−Xによる断面図である。また、図3は光
磁気ディスクMを構成する薄膜の層構造を示す。
【0008】前記透明ディスク基板としてポリカーボネ
ート樹脂からなる基板1を用いており、この基板1の片
面側にはトラッキング用溝2が同心円状に多数形成さ
れ、その中心部にはハブ装着用の穴3が設けられてい
る。トラッキング用溝2が形成された面上には薄膜4が
被覆されている。
【0009】この薄膜4は第1誘電体層としてのサイア
ロンからなる誘電体層5と、情報の記録および消去を行
う光磁気記録層6と、第2誘電体層としてのサイアロン
からなる誘電体層7と、アルミニウムからなる反射層8
と、紫外線硬化型樹脂からなる保護樹脂層9との積層構
造である。
【0010】上記誘電体層5と誘電体層7はサイアロン
以外に酸化シリコン、窒化アルミ、酸化チタン、酸化タ
ンタルなどによって形成してもよく、また、反射層8に
ついてもアルミニウム(Al)以外にAl、Ti、A
u、Ag、Cu、Pt、Cr、Niの少なくとも1種の
金属もしくは合金によって形成してもよい。
【0011】光磁気記録層6は下記式の原子組成からな
るとともに、層厚方向にわたって誘電体層7へ向けてD
yの原子比率であるb値を漸次大きくしている。
【0012】 Tba Dyb Fec Cod (ただし、a+b+c+d=1) 0.15<a<0.25 好適には、0.17<a<0.23 0<b≦0.05 好適には、 0<b≦0.03 0.60<c<0.80 好適には、0.65≦c≦0.75 0.10≦d≦0.20 好適には、0.12≦d≦0.18 Tbの原子比率であるa値については、0.15以下の
場合には、保磁力が過少となり、0.25以上であれ
ば、保磁力が過大となる。b値については、層全体の平
均値でもって表示した場合に、平均b値が0.05を越
えるとキュリー温度が過少となる。
【0013】Feの原子比率であるc値については、
0.60以下の場合には、保磁力が過大となり、0.8
0以上であれば、保磁力が過少となる。Coの原子比率
であるd値については、0.10未満の場合には、キュ
リー温度が過少となり、カー回転角も小さくなり、C/
Nが低下し、0.20を越えると、キュリー温度が過大
となり、記録パワーが不足して、C/Nが低下する。
【0014】かくして本発明の光磁気ディスクMによれ
ば、上記のように組成比率を限定することによって、ジ
ッター特性が改善される。上記構成の光磁気ディスクM
においては、基板1を回転させながら、波長780nm
のレーザービームを基板1を通して照射し、トラッキン
グ用溝2に沿ってトラッキングすると、そのレーザービ
ームが誘電体層5を通して光磁気記録層6へ到達し、さ
らにその一部がこの光磁気記録層6を通過し、誘電体層
7を通して反射層8で反射され、その反射光が光磁気記
録層6へ到る。
【0015】つぎに図4および図5によりマグネトロン
スパッタリング装置10の構成を説明する。図4はマグ
ネトロンスパッタリング装置10の原理を示す概略図で
あり、図5はマグネトロンスパッタリング装置10に基
づいて4個の被成膜用基板11に成膜する場合の、これ
ら被成膜用基板11と希土類金属用ターゲート12と遷
移金属用ターゲート16との配置関係を示す説明図であ
る。
【0016】まず図4のマグネトロンスパッタリング装
置10によれば、13は真空チャンバであって、真空チ
ャンバ13の内部には、上方に公転機構14を設け、公
転機構14に自転機構15を形成し、さらに自転機構1
5に被成膜用基板11を固定している。公・自転機構1
4、15および基板11と対向するように希土類金属用
ターゲート12と遷移金属用ターゲート16とを配置
し、これらターゲート12、16にマグネット17およ
びカソード18を配設する。そして、真空チャンバ13
の一部にはスパッタリング用ガスであるArガスの導入
口19と、成膜後の残余ガスを排出する排気口20とが
設けられている。
【0017】上記構成のマグネトロンスパッタリング装
置10により光磁気記録層6を成膜形成するには、被成
膜用基板11(基板1)を自転機構15でもって自転さ
せ、さらに自転機構15を公転機構14でもって公転さ
せ、これによって被成膜用基板11を公・自転させ、そ
して、導入口19よりArガスを導入し、カソード18
に電力を印加して、スパッタリングをおこなう。
【0018】そして、上述したマグネトロンスパッタリ
ング装置10により光磁気記録層6を成膜形成するに当
たっては、図5に示す2種類の方形状板の希土類金属用
ターゲート12(図中、この2種類を12aと12bに
より表示する)を用いて、それぞれにカソードを個別に
設けている。
【0019】すなわち、図5はマグネトロンスパッタリ
ング装置10の上方から見た配置関係を示し、4個の基
板11を公転機構14に固定し、それぞれ自転させなが
ら公転させる構成であって、このような構成に対して、
さらに1個の遷移金属用ターゲート16と2個の希土類
金属用ターゲート12a、12bとを配する。この遷移
金属用ターゲート16は原子組成がFe0.85Co0.15で
ある合金からなり、第2希土類金属用ターゲート12a
は、たとえばTbからなり、希土類金属用ターゲート1
2bは、たとえばDyからなる。
【0020】上記構成によれば、スパッタリング形成す
るに当たって、希土類金属用ターゲート12aに設けた
カソードと、希土類金属用ターゲート12bに設けたカ
ソードとに投入する電力パワーを、シークエンス制御に
よって成膜中に経時的に変動させ、これによって所要通
りに光磁気記録層6の厚み方向にわたってDy比率を変
えることができる。
【0021】
【実施例】以下、上述の製法を使用した実施例を詳述す
る。 (例1)前記薄膜4については、膜厚500Åのサイア
ロンからなる誘電体層5と、膜厚300Åの光磁気記録
層6と、膜厚100Åのサイアロンからなる誘電体層7
と、膜厚600Åのアルミニウムからなる反射層8とを
順次積層した。ただし、本例では保護樹脂層9を設けな
いで実験に供した。
【0022】そして、上記光磁気記録層6としては、表
1に示すとおりTbDyFeCoからなり、かつ層厚方
向にわたって誘電体層7へ向けてb値を漸次大きくした
層を4種類作成し、さらに比較例として6種類作成し、
これら10種類の光磁気ディスクMに対して、いずれも
その他の構成を同じにしている。
【0023】なお、表1中の「→」は光磁気記録層6の
層厚方向にわたって(誘電体層5との界面から誘電体層
7との界面まで)漸次組成変化した場合を示す。
【0024】
【表1】
【0025】各試料について、キュリー温度Tcと保磁
力Hcとを測定したところ、表2に示す通りの結果が、
さらにジッターと欠陥数とを測定したところ、表3に示
す通りの結果が得られた。この測定は半径24mmの部
位でもって、消去パワー8mW、消去磁界1000エル
ステッド(Oe)、記録周波数5.8MHz、パルス巾
20ナノ秒、記録磁界3000(Oe)、再生パワー1
mW、回転数3000rpm、記録パワー9mWの条件
でもって評価している。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】表3に示す結果から明らかな通り、本発明
の試料No.2〜試料No.5については、ジッターお
よび欠陥数とも小さくなっている。これに対して、組成
に勾配が逆になっている試料No.7、8においては、
ジッターおよび欠陥数ともに大きくなっている。また、
組成に勾配がない試料No.1、9、10からすれば、
Dyの組成比率であるb値が0.05程度であれば、ジ
ッターが良好となるが、層厚方向にわたって誘電体層7
へ向けてb値を漸次大きくした方がよいことがわかる。
【0029】また、表2から明らかなとおり、光磁気記
録層6の膜厚が200〜600Å程度の実用的な範囲で
あれば、光磁気記録層6の層厚方向にわたってキュリー
温度差が10〜30℃で、単調に減少することが有利に
作用することがわかる。さらに、保磁力Hcが7〜14
KOeであれば、ジッターおよび欠陥数の双方に対し
て、好適であることもわかる。
【0030】そして、本発明者は、このようにb値に組
成勾配を設けたことで、レーザーパワーの熱の伝導され
にくい誘電体層7付近のキュリー温度Tcを下げること
ができ、これにより、ビット形状のエッジにおいて、そ
の付近の磁化の向きが統一され、反平行な磁化の向きが
混在しなくなり、その結果、ジッターが改善されると考
える。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明の光磁気ディスク
は、第1誘電体層と第2誘電体層との間に設けられた光
磁気記録層が所定の原子組成範囲のTba Dyb Fec
Cod からなるとともに、第2誘電体層への層厚方向に
向けてb値を漸次大きくしたことによって、ジッター特
性が改善され、エラーレートもなくなり、これによって
高性能かつ高信頼性の光磁気ディスクが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気ディスクMの平面図である。
【図2】本発明の光磁気ディスクMの断面図である。
【図3】光磁気記録層の層構成を示す断面図である。
【図4】マグネトロンスパッタリング装置の概略図であ
る。
【図5】希土類金属用ターゲートの原子組成構造および
被成膜用基板との配置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
M 光磁気ディスク 1 基板 2 トラッキング用溝 4 薄膜 5、7 誘電体層 6 光磁気記録層 8 反射層 9 保護樹脂層 10 マグネトロンスパッタリング装置 11 被成膜用基板 12、12a、12b 希土類金属用ターゲート 16 遷移金属用ターゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ディスク基板上に第1誘電体層と情
    報の記録および消去を行う光磁気記録層と第2誘電体層
    と反射層とを順次積層した光磁気ディスクにおいて、前
    記光磁気記録層が下記式の原子組成(ただしb値は層全
    体の平均値である)からなるとともに、上記第2誘電体
    層への層厚方向に向けてb値を漸次大きくしたことを特
    徴とする光磁気ディスク。 Tba Dyb Fec Cod (ただし、a+b+c+d=
    1) 0.15<a<0.25 0<b≦0.05 0.60<c<0.80 0.10≦d≦0.20
JP3972396A 1996-02-27 1996-02-27 光磁気ディスク Pending JPH09231627A (ja)

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