JPH092336A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH092336A
JPH092336A JP15160795A JP15160795A JPH092336A JP H092336 A JPH092336 A JP H092336A JP 15160795 A JP15160795 A JP 15160795A JP 15160795 A JP15160795 A JP 15160795A JP H092336 A JPH092336 A JP H092336A
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JP
Japan
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spare tire
tire house
house
jack
vehicle
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JP15160795A
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Manabu Sato
学 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両後面衝突時におけるスペアタイヤの突張
りをなくしてリヤフロアの変形を円滑に行わせ、衝突エ
ネルギー吸収性能の向上を図る。 【構成】 車両後面衝突時に牽引フック14を介してリ
ヤフロア1の後側部にスペアタイヤクランプ部9を中心
として下向きの回転モーメントが発生し、リヤフロア1
の後側部が下側への変形を伴って前方へ変形してスペア
タイヤ12がクランプ固定された状態のままその前側部
が持ち上げられることによって、該リヤフロア1の潰れ
変形が円滑に行われるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体構造、とり
わけ、リヤフロアのスペアタイヤハウス周りの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の後面衝突時の緩衝性能を
向上させるため、例えば特開昭62−39376号公報
に示されているように、リヤフロアに凹設したスペアタ
イヤハウスの後壁を後傾した斜面部として形成する一
方、スペアタイヤハウスの中央部に固設されてスペアタ
イヤの中心部分、つまりホイールディスクの中心部を固
定するブラケットに後縁側から切欠部を形成し、この切
欠部にクランプボルトを挿入してホイールディスクをナ
ット締め固定してクランプするようにしたものが知られ
ている。
【0003】これは、車両の後面衝突時にスペアタイヤ
がスペアタイヤハウスの前側部に突き当って、この当接
部分を支点にスペアタイヤの後側が斜面部上を乗り上げ
て前傾状態に傾斜することで、ブラケットを斜め上方に
変形させ、クランプボルトが切欠部より外れてスペアタ
イヤの拘束が解除されることによって、該スペアタイヤ
が突張り材として存在することなくリヤフロアの潰れ変
形を許容させようとするものである。
【0004】また、この他、実開昭56−175276
号公報に示されているように、スペアタイヤハウスの後
部に設けた排水口からのスプラッシュ侵入を防止するた
め、該スペアタイヤハウスの後部下側に排水口を覆って
牽引フックのブラケット部を接合配置したものが知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の構造にあって
は、車両の後面衝突時にスペアタイヤハウスがスペアタ
イヤハウス後側部の斜面部上を乗り上げるためには、前
述のようにスペアタイヤをスペアタイヤハウスの前側部
に突き当させて、該部分を支点とさせなければならな
い。
【0006】このため、スペアタイヤが依然として突張
り材として存在してしまうことに変わりがないことは否
めない。
【0007】また、後者の構造は牽引フックのブラケッ
ト部で排水口をカバーして、該排水口からのスプラッシ
ュ侵入を回避する構造であるため、車両後面衝突時にお
けるスペアタイヤの離脱機能は全くなく、該スペアタイ
ヤが突張り材として存在してリヤフロアの潰れ変形が阻
害されてしまう。
【0008】そこで、本発明は車両の後面衝突時にスペ
アタイヤハウスにクランプ固定したスペアタイヤが突張
り材として存在することなくリヤフロアの潰れ変形をス
ムーズに行わせて、緩衝機能を向上することができる自
動車の車体構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、リ
ヤフロアに凹設したスペアタイヤハウスの前壁の前傾角
度をスペアタイヤハウスの後壁の後傾角度よりも大きく
設定すると共に、リヤフロアの後端部下面に接合配置し
た牽引フックの前端部を、スペアタイヤ中心部を固定す
るスペアタイヤハウスのスペアタイヤクランプ部の下面
部分に延設したことを特徴としている。
【0010】請求項2にあっては、請求項1に記載のス
ペアタイヤハウスに、その前壁と牽引フック前端部の接
合部分との間に脆弱部を設けたことを特徴としている 請求項3にあっては、請求項2に記載の脆弱部をスペア
タイヤハウスの下面側に突出するビード部としてスペア
タイヤクランプ部を中心とする円形状に凹設すると共
に、該ビード部にドレーン孔を形成したことを特徴とし
ている。
【0011】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
のスペアタイヤハウスの後壁を、ジャッキを格納固定す
るジャッキマウントブラケットで構成したことを特徴と
している。
【0012】請求項5にあっては、請求項4に記載のリ
ヤフロアの後端部下面に接合した牽引フックの後端部分
の車幅方向の接合幅を、ジャッキマウントブラケットと
リヤエンドパネルとの間に折畳み格納されたジャッキの
車幅方向長さと略同等幅に設定したことを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1によれば、リヤフロアの後端部下面に
接合配置した牽引フックの前端部をスペアタイヤ中心部
を固定するスペアタイヤハウスのスペアタイヤクランプ
部の下面部分に延設してあるため、車両の後面衝突時に
は牽引フックを介してリヤフロアの後側部にスペアタイ
ヤクランプ部を中心として下向きの回転モーメントが発
生し、該リヤフロアの後側部が下側の変形を伴って前方
へ変形し、スペアタイヤがクランプ固定された状態のま
まその前側部が持ち上げられる。
【0014】この際、スペアタイヤハウス後壁が後傾し
ているため、該スペアタイヤハウス後壁がスペアタイヤ
後側部に摺接してリヤフロア後側部の下側への変形がス
ムーズに行われる一方、スペアタイヤハウス前壁の前傾
角度をスペアタイヤハウス後壁の後傾角度よりも大きく
設定してあるため、スペアタイヤ前側部がこの大きく前
傾したスペアタイヤハウス前壁のスロープに沿って摺動
し、該スペアタイヤ前側部の持ち上がり作用がスムーズ
に行われる。
【0015】この結果、スペアタイヤ前側部がスペアタ
イヤハウス前壁に突き当ってスペアタイヤが突張り材と
なることはなく、リヤフロアの潰れ変形が円滑に行われ
て潰れ変形ストロークが拡大され、衝突エネルギー吸収
性能を高めることができる。
【0016】また、このようにスペアタイヤの前側部が
スペアタイヤハウス前壁に突き当って該前壁と圧着状態
でスペアタイヤが前方移動することがないので、リヤフ
ロア下面のスペアタイヤハウス前側近傍のサスペンショ
ン部材や燃料タンクへの干渉を回避することができる。
【0017】請求項2によれば、車両の後面衝突時にリ
ヤフロアの後側部にスペアタイヤクランプ部を中心とし
て下向きの回転モーメントが発生すると、この回転モー
メントによりリヤフロアが脆弱部を起点として下側への
変形が促進されて、この下側への変形を伴った前方への
変形がスムーズに行われ、スペアタイヤ前側部の持ち上
がり作用がより一層スムーズに行われる。
【0018】請求項3によれば、脆弱部としての下向き
に突出したビード部をスペアタイヤクランプ部を中心と
して円形状に形成して、該ビート部にドレーン孔を設け
てあるため、車両の後面衝突時にはスペアタイヤ前側部
の持ち上がり作用がスムーズに行われることは勿論、車
体の電着塗装時にスペアタイヤハウス内の電着塗装液を
広範囲で該ビード部に捕捉してドレーン孔から排出で
き、電着塗装液の液抜きをスムーズに行えて塗装ムラを
回避できると共に塗装作業時間の短縮化に寄与すること
ができる。
【0019】請求項4によれば、ジャッキマウントブラ
ケットをスペアタイヤハウス後壁として有効利用してい
るので部品点数を削減でき、コストダウンを図ることが
できる。
【0020】請求項5によれば、牽引フック後端部の車
幅方向の接合幅が、ジャッキマウントブラケットとリヤ
エンドパネルとの間に折畳み格納されたジャッキの車幅
方向長さと略同等幅に設定されているため、ジャッキ固
定部分のパネル剛性が高められてジャッキ格納安定性を
高めることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0022】図1〜4において、1はリヤフロアでその
後側部にはスペアタイヤ12を横置きに格納するスペア
タイヤハウス2を凹設してある。
【0023】リヤフロア1下面のスペアタイヤハウス2
の前側近傍位置には、車幅方向強度部材の断面逆ハット
形のクロスメンバ3を接合してあり、該クロスメンバ3
の前後壁に接合したブラケット4にリヤサスペンション
部材のラテラルリンク5を軸支してある。
【0024】また、このラテラルリンク5の配設部の前
側近傍に燃料タンク6を搭載してある。
【0025】スペアタイヤハウス2は本実施例にあって
はその前壁2aを後述するスペアタイヤクランプ部を中
心としてスペアタイヤ12よりも十分に大きな半径で円
弧状に形成し、該円弧状の前壁2aに続く両側壁2bを
略直状にリヤフロア1の後端縁まで形成してある。
【0026】リヤフロア1の後端部はその後縁フランジ
1aをリヤエンドパネル7に接合してあり、該リヤエン
ドパネル7とスペアタイヤハウス2の底壁2d後部とに
跨って断面逆L字状のブレース8を接合して、その前壁
をスペアタイヤハウス2の後壁2cとしてある。
【0027】スペアタイヤハウス2の略中央部は上方に
向けて弧状に若干膨出成形してあり、その頂部にクラン
プボルト10を螺合するハット形断面のナットプレート
9を接合してスペアタイヤクランプ部としてある。
【0028】スペアタイヤ12はホイールディスク13
を上向きにしてスペアタイヤハウス2に横置きに収容
し、ホイールディスク13の中心孔13aにクランププ
レート11を介してクランプボルト10を挿入し、該ク
ランプボルト10をナットプレート9に螺合して、スペ
アタイヤ12をスペアタイヤハウス2内にしっかりとク
ランプ固定してある。
【0029】スペアタイヤハウス2の前壁2aは適宜の
角度で前傾状態に傾斜成形してある一方、スペアタイヤ
ハウス2の後壁2cも適宜の角度で後傾状態に傾斜成形
してあり、この前壁2aの前傾角度θ1 は後壁2cの後
傾角度θ2 よりも十分に大きく設定して緩かなスロープ
状にしてある。
【0030】この後壁2cの後傾角度θ2 は後述するよ
うに車両が後面衝突して車体後部が前方へ変形移動した
際に、スペアタイヤ12の後側部に圧着しないで該スペ
アタイヤ12の後側部と相対的に摺動し得るような角度
としてある。
【0031】14はリヤフロア1の後端部下面に接合配
置した牽引フックで、略方形トレー状に形成したフック
ブラケット15と、フックブラケット15の後端部に接
合されて後方に突出したU字状のフック本体16とから
なっている。
【0032】フックブラケット15は上部周縁のフラン
ジ15aをスペアタイヤハウス2の底壁2dの下面に重
合して接合すると共に、後端縁に立設したフランジ15
bをリヤフロア1の後縁フランジ1aとリヤエンドパネ
ル7との間に挾んで一体に接合してあって、該フックブ
ラケット15の前端部は前記スペアタイヤクランプ部と
してスペアタイヤハウス2の底壁2d上に接合したナッ
トプレート9の接合部分の下面にまで延設してある。
【0033】このフックブラケット15の前後部には、
その接合部分等から水が侵入した場合、これを外部へ排
出できるように水抜孔15cを形成してある。
【0034】スペアタイヤハウス2の底壁2dには、前
壁2aと前記フックブラケット15の前端部の接合部分
との間に脆弱部として下面側に突出するビード部17を
形成してある。
【0035】本実施例ではこのビード部17を前記ナッ
トプレート9を中心とする円形状に凹設してあり、該ビ
ード部9には複数個のドレーン孔18を形成してある。
【0036】以上の実施例構造によれば、車両が図2に
示すように後続車両又は障害物Mと後面衝突すると、車
体後部は前方へ変形移動するが、この際、牽引フック1
4のフックブラケット15をスペアタイヤハウス2のナ
ットプレート9の下面部分にまで延設して接合配置して
あるため、この牽引フック14を介してリヤフロア1の
後側部には前記ナットプレート9の配設部分、即ち、ス
ペアタイヤ12のクランプ部を中心として図2の矢印で
示すように下向きの回転モーメントが発生する。
【0037】このため、リヤフロア1の後側部は下側へ
の変形を伴って前方へ変形し、スペアタイヤ12がクラ
ンプ固定された状態のままその前側部が持ち上げられ
る。
【0038】この際、スペアタイヤハウス2の後壁2c
が角度θ2 で後傾しているため、該スペアタイヤハウス
2の後壁2cがスペアタイヤ12の後側部に摺接して、
該後壁2cがスペアタイヤ12の後側部と圧着すること
なくリヤフロア1の後側部の下側への変形がスムーズに
行われる。
【0039】一方、スペアタイヤハウス2の前壁2aは
後壁2cの後傾角度θ2 よりも大きな前傾角度θ1 で前
傾しているため、スペアタイヤ12の前側部がこの大き
く前傾したスペアタイヤハウス2の前壁2aのスロープ
に沿って摺動し、該スペアタイヤ12の前側部の持ち上
がり作用がスムーズに行われる。
【0040】この結果、スペアタイヤ12の前側部がス
ペアタイヤハウス2の前壁2aに突き当ってスペアタイ
ヤ12が突張り材となることはなく、リヤフロア1の潰
れ変形が円滑に行われて潰れ変形ストロークが拡大さ
れ、衝突エネルギー吸収性能を高めることができる。
【0041】また、このようにスペアタイヤ12の前側
部がスペアタイヤハウス2の前壁2aに突き当って該前
壁2aと圧着状態でスペアタイヤ12が前方移動するこ
とがないので、リヤフロア1の下面のスペアタイヤハウ
ス2前側近傍のラテラルリンク5や燃料タンク6への干
渉を確実に回避できて安全性を一段と向上することがで
きる。
【0042】特に本実施例にあっては、スペアタイヤハ
ウス2の底壁2dには前壁2aとナットプレート9の接
合部下面にまで延設されたフックブラケット15の前端
部の接合部分との間に、脆弱部としてのビード部17を
凹設してあるため、前述の回転モーメントによってリヤ
フロア1がこのビード部17を起点として下側への変形
が促進されて、この下側への変形を伴った前方への変形
がスムーズに行われ、スペアタイヤ12の前側部の持ち
上がり作用がより一層スムーズに行われる。
【0043】また、このような緩衝性能上の効果とは別
に、前述のビード部17はナットプレート9の接合配置
部を中心として円形状に形成して、該ビード部17にド
レーン孔18を設けてあるため、車体の電着塗装時にス
ペアタイヤハウス2内の電着塗装液を広範囲でこのビー
ド部17に捕捉してドレーン孔18から排出でき、電着
塗装液の液抜きをスムーズに行えて塗装ムラを回避でき
ると共に塗装作業時間を短縮化することができる。
【0044】図5,6は本発明の第2実施例を示すもの
で、本実施例にあっては、スペアタイヤハウス2の底壁
2dの後端部上に、リヤエンドパネル7と適宜の間隔を
おいてジャッキ20を格納固定するジャッキマウントブ
ラケット19を接合配置し、該ジャッキマウントブラケ
ット19でスペアタイヤハウス2の後壁2cを構成して
いる。
【0045】このジャッキマウントブラケット19は車
両の後面衝突対策として適宜の角度θ2 で後傾状態に配
設して、前記実施例と同様の効果を奏せられるようにし
てある。
【0046】ジャッキ20はこのジャッキマウントブラ
ケット19とリヤエンドパネル7との間に折畳んで圧接
させて横置きに格納固定され、該ジャッキ20がこれら
ジャッキマウントブラケット19とリヤエンドパネル7
との間の剛体構造体となって、前記ブレース8を設けた
場合と等価の補強機能を発揮する。
【0047】また、このようにジャッキマウントブラケ
ット19をスペアタイヤハウス2の後壁2cとして有効
利用するようにした場合、牽引フック14のフックブラ
ケット15の後端部分の車幅方向の接合幅Wを、これら
ジャッキマウントブラケット19とリヤエンドパネル7
との間に折畳み格納されたジャッキ20の車幅方向長さ
Lと略同等幅に設定することにより、ジャッキ20の固
定部分のパネル剛性が高められてジャッキ20の格納安
定性を高めることができる。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0049】請求項1によれば、車両の後面衝突時には
リヤフロアの後端部下面に接合配置した牽引フックによ
って該リヤフロアにスペアタイヤクランプ部を中心とし
て下向きの回転モーメントを発生させ、該リヤフロアの
後側部を下側への変形を伴って前方へ変形させてスペア
タイヤをクランプ固定したままの状態でその前側部を持
ち上げることができて、スペアタイヤの前側部がスペア
タイヤハウスの前壁に突き当ってスペアタイヤが突張り
材となるのを回避し、リヤフロアの潰れ変形を円滑に行
わせて潰れ変形ストロークを拡大できるため、衝突エネ
ルギー吸収性能を高めることができる。
【0050】また、このようにスペアタイヤの前側部が
スペアタイヤハウスの前壁に突き当って該前壁と圧着状
態でスペアタイヤが前方移動することがないので、リヤ
フロア下面のスペアタイヤハウス前側近傍のサスペンシ
ョン部材や燃料タンクへの干渉を回避できて安全性を一
段と高めることができる。
【0051】請求項2によれば、車両の後面衝突時にリ
ヤフロアの後側部にスペアタイヤクランプ部を中心とし
て下向きの回転モーメントが発生すると、この回転モー
メントによりリヤフロアが脆弱部を起点として下側への
変形が促進されて、この下側への変形を伴った前方への
変形がスムーズに行われ、スペアタイヤ前側部の持ち上
がり作用がより一層スムーズに行われて、リヤフロアの
潰れ変形を更に円滑に行わせることができる。
【0052】請求項3によれば、脆弱部としての下向き
に突出したビード部をスペアタイヤクランプ部を中心と
して円形状に形成して、該ビード部にドレーン孔を設け
てあるため、車両の後面衝突時にはスペアタイヤ前側部
の持ち上がり作用がスムーズに行われることは勿論、車
体の電着塗装時にスペアタイヤハウス内の電着塗装液を
広範囲で該ビード部に捕捉してドレーン孔から排出で
き、電着塗装液の液抜きをスムーズに行えて塗装ムラを
回避できると共に塗装作業時間の短縮化に寄与すること
ができる。
【0053】請求項4によれば、ジャッキマウントブラ
ケットをスペアタイヤハウス後壁として有効利用してい
るので部品点数を削減でき、コストダウンを図ることが
できる。
【0054】請求項5によれば、牽引フック後端部の車
幅方向の接合幅が、ジャッキマウントブラケットとリヤ
エンドパネルとの間に折畳み格納されたジャッキの車幅
方向長さと略同等幅に設定されているため、ジャッキ固
定部分のパネル剛性が高められてジャッキの格納安定性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施例の後面衝突時の変形状態を
示す断面図。
【図3】本発明の第1実施例の平面図。
【図4】牽引フックの斜視図。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図6】本発明の第2実施例の平面図。
【符号の説明】
1 リヤフロア 2 スペアタイヤハウス 2a 前壁 2c 後壁 9 スペアタイヤクランプ部 12 スペアタイヤ 14 牽引フック 17 ビード部(脆弱部) 18 ドレーン孔 19 ジャッキマウントブラケット 20 ジャッキ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤフロアに凹設したスペアタイヤハウ
    スの前壁の前傾角度をスペアタイヤハウスの後壁の後傾
    角度よりも大きく設定すると共に、リヤフロアの後端部
    下面に接合配置した牽引フックの前端部を、スペアタイ
    ヤ中心部を固定するスペアタイヤハウスのスペアタイヤ
    クランプ部の下面部分に延設したことを特徴とする自動
    車の車体構造。
  2. 【請求項2】 スペアタイヤハウスにその前壁と牽引フ
    ック前端部の接合部分との間に脆弱部を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 脆弱部をスペアタイヤハウスの下面側に
    突出するビード部としてスペアタイヤクランプ部を中心
    とする円形状に凹設すると共に、該ビード部にドレーン
    孔を形成したことを特徴とする請求項2記載の自動車の
    車体構造。
  4. 【請求項4】 スペアタイヤハウスの後壁をジャッキを
    格納固定するジャッキマウントブラケットで構成したこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車の
    車体構造。
  5. 【請求項5】 リヤフロアの後端部下面に接合した牽引
    フックの後端部分の車幅方向の接合幅を、ジャッキマウ
    ントブラケットとリヤエンドパネルとの間に折畳み格納
    されたジャッキの車幅方向長さと略同等幅に設定したこ
    とを特徴とする請求項4記載の自動車の車体構造。
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