JPH09234511A - 金属製巻きパイプの製造方法及びその装置 - Google Patents
金属製巻きパイプの製造方法及びその装置Info
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- JPH09234511A JPH09234511A JP4385296A JP4385296A JPH09234511A JP H09234511 A JPH09234511 A JP H09234511A JP 4385296 A JP4385296 A JP 4385296A JP 4385296 A JP4385296 A JP 4385296A JP H09234511 A JPH09234511 A JP H09234511A
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Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造工程の煩雑化を伴うことなく湾曲動作後
の仕上げ作業を極めて簡単なものとすることのできる金
属製巻きパイプの製造方法及びその装置を得ること。 【解決手段】 パイプ材料である長尺鋼板10を円筒状
のパイプ形状に形成していくための湾曲動作の前に、そ
のパイプ用原板14の端縁部を湾曲動作が行われた時に
端縁部相互が当接状態でかつ係合された安定密着状態と
なるようにその端縁部に当接領域を形成しておく係合部
形成工程を行う。これにより、湾曲動作を行うことのみ
によって継目100の部分の良好な密着性を確保するこ
とができ、パイプ強度の向上が図られるだけでなく、湾
曲動作後の継目100部分の隙間解消のための諸作業を
行う必要がなくなる。
の仕上げ作業を極めて簡単なものとすることのできる金
属製巻きパイプの製造方法及びその装置を得ること。 【解決手段】 パイプ材料である長尺鋼板10を円筒状
のパイプ形状に形成していくための湾曲動作の前に、そ
のパイプ用原板14の端縁部を湾曲動作が行われた時に
端縁部相互が当接状態でかつ係合された安定密着状態と
なるようにその端縁部に当接領域を形成しておく係合部
形成工程を行う。これにより、湾曲動作を行うことのみ
によって継目100の部分の良好な密着性を確保するこ
とができ、パイプ強度の向上が図られるだけでなく、湾
曲動作後の継目100部分の隙間解消のための諸作業を
行う必要がなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属製巻きパイプの
製造方法及びその装置、特に鋼板などの金属製の板材料
を円柱形状に湾曲させて巻きパイプを製造する方法及び
その装置に関するものである。
製造方法及びその装置、特に鋼板などの金属製の板材料
を円柱形状に湾曲させて巻きパイプを製造する方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンを車体に設置する場合
などにおいて、エンジンの高さ位置を設定するために、
複数の金属製パイプを立設し、その上部にエンジンを設
置することなどが行われている。従って、このような装
置を載置するための金属製パイプは、その長さを精密に
測定して製造する必要がある。このような金属製パイプ
の製造方法としては、継目のないシームレスパイプを押
出し工程により製造するものや金属製の板材料を円柱形
状に湾曲させて巻きパイプを形成する方法などが知られ
ている。
などにおいて、エンジンの高さ位置を設定するために、
複数の金属製パイプを立設し、その上部にエンジンを設
置することなどが行われている。従って、このような装
置を載置するための金属製パイプは、その長さを精密に
測定して製造する必要がある。このような金属製パイプ
の製造方法としては、継目のないシームレスパイプを押
出し工程により製造するものや金属製の板材料を円柱形
状に湾曲させて巻きパイプを形成する方法などが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の押出し成型
によるシームレスパイプは、大掛りかつ精密な製造装置
が必要であり、その製造コストが非常に高くなるという
事情があった。また、上記巻きパイプの場合には、図1
0(A)に示したように鋼板を湾曲させて形成するの
で、巻きパイプ1の周壁部には継目部100が生じる。
この継目部100には、通常同図(B)に示したような
隙間が外周面側に生じている。このような隙間が存在す
ると外表面をゴム部材などで被覆するためにゴム加硫な
どを行う場合に、ゴム部材がその隙間に侵入して製造上
の支障を生ずる場合があり、また隙間のためにねじれ等
が生じ強度上の問題にもなり得る。従って、この継目部
100の隙間を解消するために湾曲動作後に溶接作業を
行っているのが通常である。従って、このような巻きパ
イプは、その製造の容易性から低コストで製造可能であ
るがその仕上げ作業が面倒であるという事情があった。
によるシームレスパイプは、大掛りかつ精密な製造装置
が必要であり、その製造コストが非常に高くなるという
事情があった。また、上記巻きパイプの場合には、図1
0(A)に示したように鋼板を湾曲させて形成するの
で、巻きパイプ1の周壁部には継目部100が生じる。
この継目部100には、通常同図(B)に示したような
隙間が外周面側に生じている。このような隙間が存在す
ると外表面をゴム部材などで被覆するためにゴム加硫な
どを行う場合に、ゴム部材がその隙間に侵入して製造上
の支障を生ずる場合があり、また隙間のためにねじれ等
が生じ強度上の問題にもなり得る。従って、この継目部
100の隙間を解消するために湾曲動作後に溶接作業を
行っているのが通常である。従って、このような巻きパ
イプは、その製造の容易性から低コストで製造可能であ
るがその仕上げ作業が面倒であるという事情があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的は製造工程の煩雑化を伴うことなく湾曲
動作後の仕上げ作業が極めて簡単で、ねじれ等の生じる
ことのない金属製巻きパイプの製造方法及びその装置を
提供することにある。
あり、その目的は製造工程の煩雑化を伴うことなく湾曲
動作後の仕上げ作業が極めて簡単で、ねじれ等の生じる
ことのない金属製巻きパイプの製造方法及びその装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る金属製巻きパイプの製造方法は、パ
イプ用板材料をその端縁部相互を当接させパイプ状にす
るための湾曲動作前に、そのパイプ用板材料の端縁部
に、前記湾曲動作が行われたときにそれら端縁部相互が
安定した当接状態となるように係合部を形成する係合部
形成工程が行われる。従って、湾曲動作時にその係合部
が係合されるので確実に良好な当接状態が得られ、後に
隙間を解消するための溶接作業等の面倒な作業を行う必
要がなくなる。
め、請求項1に係る金属製巻きパイプの製造方法は、パ
イプ用板材料をその端縁部相互を当接させパイプ状にす
るための湾曲動作前に、そのパイプ用板材料の端縁部
に、前記湾曲動作が行われたときにそれら端縁部相互が
安定した当接状態となるように係合部を形成する係合部
形成工程が行われる。従って、湾曲動作時にその係合部
が係合されるので確実に良好な当接状態が得られ、後に
隙間を解消するための溶接作業等の面倒な作業を行う必
要がなくなる。
【0006】請求項2に係る金属製巻きパイプの製造方
法は、係合部の形成を各端縁部の所定幅を全長に亘って
肉薄の当接領域として構成し、その当接領域を重ね合わ
せた時に、互いに係合するような係合部を形成すること
とした。すなわち、一方の当接領域の当接面には係合用
凹部を形成し、他方の当接領域の当接面には係合用凸部
を形成した。そして、湾曲動作によってこの双方の当接
領域が重ねられて当接状態とされ上記係合用凹部と凸部
が係合した状態となる。また重ねられた状態で当接領域
の部分はパイプ用板材料の通常の厚さとほぼ同一の厚さ
となる。すなわち、他の部分ととほぼ同一の厚さとなっ
ている。
法は、係合部の形成を各端縁部の所定幅を全長に亘って
肉薄の当接領域として構成し、その当接領域を重ね合わ
せた時に、互いに係合するような係合部を形成すること
とした。すなわち、一方の当接領域の当接面には係合用
凹部を形成し、他方の当接領域の当接面には係合用凸部
を形成した。そして、湾曲動作によってこの双方の当接
領域が重ねられて当接状態とされ上記係合用凹部と凸部
が係合した状態となる。また重ねられた状態で当接領域
の部分はパイプ用板材料の通常の厚さとほぼ同一の厚さ
となる。すなわち、他の部分ととほぼ同一の厚さとなっ
ている。
【0007】請求項3に係る金属製巻きパイプの製造方
法は、上記係合部形成工程に先立って、巻きパイプの材
料である所定幅の金属製長尺板材を製造すべきパイプ長
さに切断してパイプ用原板を作成する(原板作成工
程)。すなわち、パイプ長は、パイプ成型後ではなく材
料段階でその長さ設定がなされる。そして、上記端面成
型工程を行った後、湾曲動作を以下の工程で行うように
した。まず、係合部形成の行われたパイプ用原板の両端
縁部側の所定幅をそれぞれ端縁部に沿って前記内側面側
に所定曲率で曲げる(端曲げ工程)。この端曲げの曲率
は、少なくとも完成する巻きパイプの曲率よりも小さ
く、特に完成する巻きパイプの曲率にほぼ等しい値とす
るのが円柱形状への成型過程で非常に好適である。そし
て、この端曲げされた両側部の中間部分をさらに端曲げ
ラインに沿って曲げて断面形状が略U字状となるように
成型する(U曲げ工程)。
法は、上記係合部形成工程に先立って、巻きパイプの材
料である所定幅の金属製長尺板材を製造すべきパイプ長
さに切断してパイプ用原板を作成する(原板作成工
程)。すなわち、パイプ長は、パイプ成型後ではなく材
料段階でその長さ設定がなされる。そして、上記端面成
型工程を行った後、湾曲動作を以下の工程で行うように
した。まず、係合部形成の行われたパイプ用原板の両端
縁部側の所定幅をそれぞれ端縁部に沿って前記内側面側
に所定曲率で曲げる(端曲げ工程)。この端曲げの曲率
は、少なくとも完成する巻きパイプの曲率よりも小さ
く、特に完成する巻きパイプの曲率にほぼ等しい値とす
るのが円柱形状への成型過程で非常に好適である。そし
て、この端曲げされた両側部の中間部分をさらに端曲げ
ラインに沿って曲げて断面形状が略U字状となるように
成型する(U曲げ工程)。
【0008】更に、このU曲げされたパイプ用原板をさ
らに略円形となるように曲げる(O曲げ工程)。このと
き係合用凹部と凸部が係合され、金属製巻きパイプが完
成する。この完成状態では、前記パイプ用原板の端縁部
は相互に当接状態にあり、かつその状態でしっかりと係
合されている。従って、溶接作業等の面倒な追加処理を
行うことなく、隙間のない良好な状態で種々の利用が可
能である。また、良好なパイプ強度も確保される。
らに略円形となるように曲げる(O曲げ工程)。このと
き係合用凹部と凸部が係合され、金属製巻きパイプが完
成する。この完成状態では、前記パイプ用原板の端縁部
は相互に当接状態にあり、かつその状態でしっかりと係
合されている。従って、溶接作業等の面倒な追加処理を
行うことなく、隙間のない良好な状態で種々の利用が可
能である。また、良好なパイプ強度も確保される。
【0009】請求項4に係る製造方法は、上記端面成型
工程において、前記両端縁部の係合部形成だけでなくそ
の端縁部に直交する方向の端縁部であるパイプ上下端縁
部について所定の準備処理を行っている。すなわち、こ
れを所定角度傾斜した傾斜面として構成したものであ
る。パイプ完成時における内側面側から外側面側にパイ
プ用原板の幅が広がるように所定角度傾いた傾斜面とす
る上下端面成型工程を行うこととしている。これは、上
記O曲げ工程によってパイプ用原板が湾曲されるとその
内側面側部分は圧縮されることにより上下端縁側から外
方へやや突出する状態となる。そこで、予め内側面側を
角度付けによりやや低く形成しておくことにより、その
上下端縁部からの突出をなくすようにしたものである。
従って、湾曲動作後におけるパイプ上下端縁部の切削処
理等を行う必要がない。
工程において、前記両端縁部の係合部形成だけでなくそ
の端縁部に直交する方向の端縁部であるパイプ上下端縁
部について所定の準備処理を行っている。すなわち、こ
れを所定角度傾斜した傾斜面として構成したものであ
る。パイプ完成時における内側面側から外側面側にパイ
プ用原板の幅が広がるように所定角度傾いた傾斜面とす
る上下端面成型工程を行うこととしている。これは、上
記O曲げ工程によってパイプ用原板が湾曲されるとその
内側面側部分は圧縮されることにより上下端縁側から外
方へやや突出する状態となる。そこで、予め内側面側を
角度付けによりやや低く形成しておくことにより、その
上下端縁部からの突出をなくすようにしたものである。
従って、湾曲動作後におけるパイプ上下端縁部の切削処
理等を行う必要がない。
【0010】次に、請求項5に係る金属製巻きパイプの
製造装置によれば、パイプ材料である金属製の長尺板材
は板材保持手段にて引出し可能に保持されている。例え
ば、長尺板材をローラなどに巻回した状態で保持し、ロ
ーラを回転させつつ長尺板材を引き出すようにする。
製造装置によれば、パイプ材料である金属製の長尺板材
は板材保持手段にて引出し可能に保持されている。例え
ば、長尺板材をローラなどに巻回した状態で保持し、ロ
ーラを回転させつつ長尺板材を引き出すようにする。
【0011】そして、この板材保持手段から長尺板材を
引き出す引出し手段が設けられ、引き出された長尺板材
を製造すべきパイプ長さに切断するため切断手段が設け
られる。この切断によってパイプ用原板が作成される。
このパイプ用原板の当接される側の端縁部に互いに係合
し合う係合部を形成する係合部形成手段が設けられる。
これは、例えば、当接される側の各端縁部の所定幅を全
長に亘って肉薄の構成とし当接領域とする。この当接領
域は互いに重ねられて当接されるもので、その当接状態
では当接領域以外の他の領域とほぼ同一の厚さとなるよ
うに設定される。更に、当接される当接面相互には、一
方側に係合用凹部が形成され、他方側に係合用凸部が形
成される。このような当接領域の形成は、例えば係合用
凹部及び係合用凸部を形成する外面形状を有するローラ
を用いて圧縮することなどによって形成される。
引き出す引出し手段が設けられ、引き出された長尺板材
を製造すべきパイプ長さに切断するため切断手段が設け
られる。この切断によってパイプ用原板が作成される。
このパイプ用原板の当接される側の端縁部に互いに係合
し合う係合部を形成する係合部形成手段が設けられる。
これは、例えば、当接される側の各端縁部の所定幅を全
長に亘って肉薄の構成とし当接領域とする。この当接領
域は互いに重ねられて当接されるもので、その当接状態
では当接領域以外の他の領域とほぼ同一の厚さとなるよ
うに設定される。更に、当接される当接面相互には、一
方側に係合用凹部が形成され、他方側に係合用凸部が形
成される。このような当接領域の形成は、例えば係合用
凹部及び係合用凸部を形成する外面形状を有するローラ
を用いて圧縮することなどによって形成される。
【0012】また、湾曲動作用の手段として、パイプ用
原板の両端縁部の所定幅をパイプ完成時における内側面
側に前記両端縁面に沿って曲げる端曲げプレス加工手
段、端曲げされたパイプ用原板をパイプ長さ方向に直交
する方向の断面形状が略U字状となるように曲げるU曲
げプレス加工手段、更に、U曲げされたパイプ用原板の
断面形状が略円形となるように曲げるO曲げプレス加工
手段が設けられる。
原板の両端縁部の所定幅をパイプ完成時における内側面
側に前記両端縁面に沿って曲げる端曲げプレス加工手
段、端曲げされたパイプ用原板をパイプ長さ方向に直交
する方向の断面形状が略U字状となるように曲げるU曲
げプレス加工手段、更に、U曲げされたパイプ用原板の
断面形状が略円形となるように曲げるO曲げプレス加工
手段が設けられる。
【0013】端曲げは、例えば所定曲率で曲げるための
曲面をプレス加工面として有する装置を用いて行われ、
その曲率は製造すべき巻きパイプの径に応じて設定され
る。また、U曲げプレス加工手段は、パイプ用原板の端
曲げされた両側部分の中間部分をプレス加工する手段な
どによって構成された圧延手段を用いる。そして、最終
段階の湾曲動作を行うO曲げプレス加工手段も略円形の
プレス加工面を有する圧延装置等を用いる。
曲面をプレス加工面として有する装置を用いて行われ、
その曲率は製造すべき巻きパイプの径に応じて設定され
る。また、U曲げプレス加工手段は、パイプ用原板の端
曲げされた両側部分の中間部分をプレス加工する手段な
どによって構成された圧延手段を用いる。そして、最終
段階の湾曲動作を行うO曲げプレス加工手段も略円形の
プレス加工面を有する圧延装置等を用いる。
【0014】このような複数段階の工程による湾曲動作
により、パイプ用原板を円柱形状とする湾曲動作は極め
て円滑なものとなり、巻きパイプ製造作業の迅速性と確
実性が向上する。
により、パイプ用原板を円柱形状とする湾曲動作は極め
て円滑なものとなり、巻きパイプ製造作業の迅速性と確
実性が向上する。
【0015】請求項6に係る製造装置によれば、前記端
面成型手段は、前記パイプ用原板の当接される側の両端
縁部に直交する端縁部である上下端縁部について所定角
度の傾斜面とする動作を行う。この傾斜は、パイプ完成
時における内側面側から外側面側にパイプ用原板の幅が
広がるような傾斜である。この傾斜面構造により、上記
湾曲動作のための各手段による動作時に、パイプの内周
面側部分がパイプ上下端縁部からの突出するのを有効に
防止することができる。
面成型手段は、前記パイプ用原板の当接される側の両端
縁部に直交する端縁部である上下端縁部について所定角
度の傾斜面とする動作を行う。この傾斜は、パイプ完成
時における内側面側から外側面側にパイプ用原板の幅が
広がるような傾斜である。この傾斜面構造により、上記
湾曲動作のための各手段による動作時に、パイプの内周
面側部分がパイプ上下端縁部からの突出するのを有効に
防止することができる。
【0016】
【実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施の形
態について詳細に説明する。
態について詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係る金属製
巻きパイプの製造方法によって製造される金属製巻きパ
イプの各工程における状態を示している。
巻きパイプの製造方法によって製造される金属製巻きパ
イプの各工程における状態を示している。
【0018】まず、金属製巻きパイプの材料である所定
幅を有する長尺の鋼板10は、同図(A)に示したよう
に板材保持手段であるローラ12に巻回された状態で保
持されている。この長尺鋼板10は、製造すべき金属製
巻きパイプの径に応じた幅を有している。すなわち幅方
向長さがパイプの円周長さである。
幅を有する長尺の鋼板10は、同図(A)に示したよう
に板材保持手段であるローラ12に巻回された状態で保
持されている。この長尺鋼板10は、製造すべき金属製
巻きパイプの径に応じた幅を有している。すなわち幅方
向長さがパイプの円周長さである。
【0019】次に、同図(B)に示したように長尺鋼板
10は引出しローラなどを用いて順次引き出され、図示
していない切断手段によって所定の長さに切断される。
この所定の長さは、製造すべき金属製巻きパイプの長さ
である。この切断動作によってパイプ用原板14が作成
される。
10は引出しローラなどを用いて順次引き出され、図示
していない切断手段によって所定の長さに切断される。
この所定の長さは、製造すべき金属製巻きパイプの長さ
である。この切断動作によってパイプ用原板14が作成
される。
【0020】次に、同図(C)に示したようにパイプ用
原板14の当接されるべき端縁部、すなわちパイプ長さ
方向に伸長する両側端縁部14a及び14bの係合部形
成工程が行われる。この係合部形成工程は、まず、図3
に示したように端縁部14a及び14bの所定幅を当接
領域15a及び15bとして形成する作業を行う。この
当接領域15a、15bは、他の部分よりも肉薄となる
ように形成される。本実施例では、この厚さは、他の部
分のほぼ2分の1厚さとされている。すなわち、後段に
おいて双方の当接領域15a及び15bが当接して重ね
られた時に他の部分の厚さと同様となるように設定され
たものである。
原板14の当接されるべき端縁部、すなわちパイプ長さ
方向に伸長する両側端縁部14a及び14bの係合部形
成工程が行われる。この係合部形成工程は、まず、図3
に示したように端縁部14a及び14bの所定幅を当接
領域15a及び15bとして形成する作業を行う。この
当接領域15a、15bは、他の部分よりも肉薄となる
ように形成される。本実施例では、この厚さは、他の部
分のほぼ2分の1厚さとされている。すなわち、後段に
おいて双方の当接領域15a及び15bが当接して重ね
られた時に他の部分の厚さと同様となるように設定され
たものである。
【0021】更に、当接状態をより強固なものとするた
めに、当接領域15a及び15bの当接面側にはそれぞ
れ係合用凹部17、係合用凸部19が形成されている。
この実施例では、球面状の凹部及び球面状の凸部として
それぞれ形成されており互いに係合し合う大きさとされ
ている。
めに、当接領域15a及び15bの当接面側にはそれぞ
れ係合用凹部17、係合用凸部19が形成されている。
この実施例では、球面状の凹部及び球面状の凸部として
それぞれ形成されており互いに係合し合う大きさとされ
ている。
【0022】本実施例では、パイプ用原板は、5mmの
厚さを有し、当接領域の厚さはそのほぼ半分の2.5m
mである。そして、当接面に形成された係合用凹部17
及び係合用凸部19の深さ及び高さは0.25mmとさ
れている。なお、係合用凹部17及び凸部19の深さ及
び高さ並びに当接領域15a、15bの幅は、パイプ用
原板14の厚さによって種々変更して設定されるもので
ある。
厚さを有し、当接領域の厚さはそのほぼ半分の2.5m
mである。そして、当接面に形成された係合用凹部17
及び係合用凸部19の深さ及び高さは0.25mmとさ
れている。なお、係合用凹部17及び凸部19の深さ及
び高さ並びに当接領域15a、15bの幅は、パイプ用
原板14の厚さによって種々変更して設定されるもので
ある。
【0023】この係合部の形成は、図8に示したような
係合部形成用ローラ40を用いることにより行われる。
すなわち、プレス加工面として肉薄部である当接領域1
5a、15b及びその当接面の係合用凹部17及び凸部
19を同時に形成し得るような凹凸面を有する係合部形
成用ローラ40、42を用い、この間にパイプ用原板1
4を通してプレス加工することにより、簡単に端縁部に
係合部を有するパイプ用原板を形成することができる。
係合部形成用ローラ40を用いることにより行われる。
すなわち、プレス加工面として肉薄部である当接領域1
5a、15b及びその当接面の係合用凹部17及び凸部
19を同時に形成し得るような凹凸面を有する係合部形
成用ローラ40、42を用い、この間にパイプ用原板1
4を通してプレス加工することにより、簡単に端縁部に
係合部を有するパイプ用原板を形成することができる。
【0024】この端面成型は、図8に示したような係合
部形成用ローラ40を用いることにより容易に行うこと
ができる。すなわち、プレス加工面として所定角度の傾
斜面40aを有するローラを用い、この係合部形成用ロ
ーラ40と通常の円筒状ローラ42の間にパイプ用原板
14を通してプレス加工することにより簡単に所定角度
の傾斜面を有する端面を形成することができる。
部形成用ローラ40を用いることにより容易に行うこと
ができる。すなわち、プレス加工面として所定角度の傾
斜面40aを有するローラを用い、この係合部形成用ロ
ーラ40と通常の円筒状ローラ42の間にパイプ用原板
14を通してプレス加工することにより簡単に所定角度
の傾斜面を有する端面を形成することができる。
【0025】次に、図1(D)に示したように端面成型
されたパイプ用原板14の端曲げ工程が行われる。この
端曲げ工程は、パイプ用原板14の両側部の所定幅W2
を所定の曲率で内側面14c側に曲げる動作で行われ
る。この所定の曲率は、本実施の形態では完成する巻き
パイプの曲率にほぼ等しい曲率とされている。これによ
り、最終的な湾曲動作による完成するパイプの成型精度
が向上する。
されたパイプ用原板14の端曲げ工程が行われる。この
端曲げ工程は、パイプ用原板14の両側部の所定幅W2
を所定の曲率で内側面14c側に曲げる動作で行われ
る。この所定の曲率は、本実施の形態では完成する巻き
パイプの曲率にほぼ等しい曲率とされている。これによ
り、最終的な湾曲動作による完成するパイプの成型精度
が向上する。
【0026】次に、同図(E)に示すU曲げ工程が行わ
れる。これは、端曲げされたパイプ用原板14のほぼ中
央部をさらにプレス加工することにより図示のようにそ
の断面形状が略U字状になるように成型するものであ
る。
れる。これは、端曲げされたパイプ用原板14のほぼ中
央部をさらにプレス加工することにより図示のようにそ
の断面形状が略U字状になるように成型するものであ
る。
【0027】そして、図2(A)に示す最終工程として
のO曲げ動作が行われる。O曲げ動作は、パイプ用原板
14をその断面形状がほぼ円形となるようにプレス加工
して成型することにより行われる。上記の様に端曲げ工
程により、パイプ用原板14の両側部が予め最終円形状
の曲率に近い曲率に曲げられているので、このO曲げ動
作は、より容易且つスムーズに行われる。
のO曲げ動作が行われる。O曲げ動作は、パイプ用原板
14をその断面形状がほぼ円形となるようにプレス加工
して成型することにより行われる。上記の様に端曲げ工
程により、パイプ用原板14の両側部が予め最終円形状
の曲率に近い曲率に曲げられているので、このO曲げ動
作は、より容易且つスムーズに行われる。
【0028】この工程で同図(B)に示したように断面
形状ほぼ円形を有する設定された長さの金属製巻きパイ
プが完成する。この状態で両側端面14a及び14bは
相互にほぼ全面接触した状態、すなわち、密着性の良い
状態にある。これは、予め両側端面14a及び14bが
所定角度に端面成型されていることから、O曲げ動作を
行うだけで達成されるものである。
形状ほぼ円形を有する設定された長さの金属製巻きパイ
プが完成する。この状態で両側端面14a及び14bは
相互にほぼ全面接触した状態、すなわち、密着性の良い
状態にある。これは、予め両側端面14a及び14bが
所定角度に端面成型されていることから、O曲げ動作を
行うだけで達成されるものである。
【0029】また、この状態では、図4に示したように
金属製巻きパイプの内周面14c側が湾曲動作時の圧縮
により外周面200側よりもやや突出した状態(図上4
00部分)となっているので、この突出を切削する動作
を付加的に行い水平な端面が形成される。
金属製巻きパイプの内周面14c側が湾曲動作時の圧縮
により外周面200側よりもやや突出した状態(図上4
00部分)となっているので、この突出を切削する動作
を付加的に行い水平な端面が形成される。
【0030】次に、上下端面成型工程において、パイプ
用原板の当接側端面に直交する方向の上下端面について
所定の端面成型を行う実施の形態について説明する。
用原板の当接側端面に直交する方向の上下端面について
所定の端面成型を行う実施の形態について説明する。
【0031】図5(A)及び(B)に示したように、パ
イプ用原板14の両側端縁部14a及び14bに直交す
る方向の上下端面14d及び14eについて内側面14
c側から外側面200側に向けてパイプ用原板14の幅
が広がるように傾斜した傾斜面となるように成型され
る。この傾斜面の傾斜角は、上記図4に示した内側面側
の突出を防止するために必要な角度であり、予め実験に
より定められる。その角度だけ内側面14c側を低く形
成しておくものである。従って、O曲げ工程が行われた
後、内側面側の突出がほとんど生じていないので、切削
など面倒な作業は不要であり、修正作業は極めて容易で
ある。
イプ用原板14の両側端縁部14a及び14bに直交す
る方向の上下端面14d及び14eについて内側面14
c側から外側面200側に向けてパイプ用原板14の幅
が広がるように傾斜した傾斜面となるように成型され
る。この傾斜面の傾斜角は、上記図4に示した内側面側
の突出を防止するために必要な角度であり、予め実験に
より定められる。その角度だけ内側面14c側を低く形
成しておくものである。従って、O曲げ工程が行われた
後、内側面側の突出がほとんど生じていないので、切削
など面倒な作業は不要であり、修正作業は極めて容易で
ある。
【0032】例えば、図6(A)及び(B)には、端面
の修正を簡単に行うための円形の凹部を有するプレス手
段の例が示されており、同図(A)は正面断面図、同図
(B)側面図である。この端面修正プレス加工手段22
をO曲げされたパイプ用原板14の両側から同時に使用
し、すなわち円形の凹部22aにO曲げされたパイプ用
原板14の端部を挿入してプレス加工を行う。なお、端
面修正プレス加工手段22の中央には凸部22bが形成
されており、この中央凸部22bをO曲げされたパイプ
用原板14の端部に挿入することにより適正に位置決め
された状態で端面修正を行うことができる。
の修正を簡単に行うための円形の凹部を有するプレス手
段の例が示されており、同図(A)は正面断面図、同図
(B)側面図である。この端面修正プレス加工手段22
をO曲げされたパイプ用原板14の両側から同時に使用
し、すなわち円形の凹部22aにO曲げされたパイプ用
原板14の端部を挿入してプレス加工を行う。なお、端
面修正プレス加工手段22の中央には凸部22bが形成
されており、この中央凸部22bをO曲げされたパイプ
用原板14の端部に挿入することにより適正に位置決め
された状態で端面修正を行うことができる。
【0033】同図(C)には、その一方側の動作状態が
示されており、図示のように、O曲げ動作を行うための
プレス加工装置18による動作と同時にO曲げされたパ
イプ用原板14であるパイプ20の端部20aを端面修
正プレス加工手段22の円形凹部22aにて矢印300
方向に押圧することにより簡単かつ正確に角の落とされ
た端面を形成することができることが理解される。
示されており、図示のように、O曲げ動作を行うための
プレス加工装置18による動作と同時にO曲げされたパ
イプ用原板14であるパイプ20の端部20aを端面修
正プレス加工手段22の円形凹部22aにて矢印300
方向に押圧することにより簡単かつ正確に角の落とされ
た端面を形成することができることが理解される。
【0034】次に、上記製造方法を実行するための製造
装置について説明する。
装置について説明する。
【0035】図7は、本発明による金属製巻きパイプの
製造法ラインの概略を示している。図示のように、ロー
ラ12に巻回された長尺鋼板10は、引出し手段として
の引出しローラ23により順次引き出される。この引出
し動作に従ってローラ12は回転している。更に、引き
出された長尺鋼板10は複数のローラ24によりほぼ水
平に導かれる。特に、レベラロールフィーダ26により
レベリングされ次段の切断動作を行うシャーリング28
に供給される。
製造法ラインの概略を示している。図示のように、ロー
ラ12に巻回された長尺鋼板10は、引出し手段として
の引出しローラ23により順次引き出される。この引出
し動作に従ってローラ12は回転している。更に、引き
出された長尺鋼板10は複数のローラ24によりほぼ水
平に導かれる。特に、レベラロールフィーダ26により
レベリングされ次段の切断動作を行うシャーリング28
に供給される。
【0036】このシャーリング28では、長尺鋼板10
を製造すべきパイプ長さに順次切断する。切断されたパ
イプ用原板14はトランスファーモーション30によっ
てプレス加工成型工程を行うプレス加工装置32に送ら
れる。このプレス加工装置32では、上述の当接側の端
縁部の係合部形成及び上下端面の端面成型、更に端曲げ
工程、U曲げ工程及びO曲げ工程、そして最後に上記図
6(C)に示した端面修正プレス加工手段22による端
面取り工程が行われる。こうして完成した金属製巻きパ
イプは、搬出ステーション34に送り出され順次製品台
車36に積載されて搬送される。
を製造すべきパイプ長さに順次切断する。切断されたパ
イプ用原板14はトランスファーモーション30によっ
てプレス加工成型工程を行うプレス加工装置32に送ら
れる。このプレス加工装置32では、上述の当接側の端
縁部の係合部形成及び上下端面の端面成型、更に端曲げ
工程、U曲げ工程及びO曲げ工程、そして最後に上記図
6(C)に示した端面修正プレス加工手段22による端
面取り工程が行われる。こうして完成した金属製巻きパ
イプは、搬出ステーション34に送り出され順次製品台
車36に積載されて搬送される。
【0037】このように、パイプ用原板14の端縁部に
係合部を形成する工程を予め行い、その後に湾曲させる
工程を行うこととし、また湾曲させる工程の第1工程と
して適切な曲率で両側部分を曲げる端曲げ工程を行った
ことにより、円滑な湾曲動作が可能となる。この状態で
当接領域15a及び15bは、凹部17、凸部19の形
成された当接面側が互いに接した状態で重ね合わされて
いる。そして、凹部17及び凸部19は互いに係合した
状態にある。従って、単に端面を突き合わせた従来の製
造方法のような隙間が発生することが防止され、さらに
凹凸部の係合により良好な密着状態が得られている。こ
の状態は、最終的な凹曲げ動作の段階で完成する。
係合部を形成する工程を予め行い、その後に湾曲させる
工程を行うこととし、また湾曲させる工程の第1工程と
して適切な曲率で両側部分を曲げる端曲げ工程を行った
ことにより、円滑な湾曲動作が可能となる。この状態で
当接領域15a及び15bは、凹部17、凸部19の形
成された当接面側が互いに接した状態で重ね合わされて
いる。そして、凹部17及び凸部19は互いに係合した
状態にある。従って、単に端面を突き合わせた従来の製
造方法のような隙間が発生することが防止され、さらに
凹凸部の係合により良好な密着状態が得られている。こ
の状態は、最終的な凹曲げ動作の段階で完成する。
【0038】そして、その良好な接触の緊密性により、
巻きパイプ完成後の形状の安定性はより良好なものとな
っており、更に、上記のようなプレス加工による曲げ動
作のみで金属製巻きパイプの継目100の部分の良好な
密着性が得られ製造の容易化も達成されている。また、
巻きパイプ成形後における継目100部分の溶接作業も
不要であり、パイプ外表面へのゴム加硫を行った際の当
接部の隙間へのゴムの侵入も生じない。
巻きパイプ完成後の形状の安定性はより良好なものとな
っており、更に、上記のようなプレス加工による曲げ動
作のみで金属製巻きパイプの継目100の部分の良好な
密着性が得られ製造の容易化も達成されている。また、
巻きパイプ成形後における継目100部分の溶接作業も
不要であり、パイプ外表面へのゴム加硫を行った際の当
接部の隙間へのゴムの侵入も生じない。
【0039】上記実施例では、金属製巻きパイプを製造
するための最も良好な実施の形態を例にとって示した
が、本発明の基本となる当接領域を形成して巻きパイプ
を形成する方法は、上記のような端曲げ工程、U曲げ工
程、O曲げ工程などの種々の段階的プレス加工工程を必
ずしも行う必要はなく、当初から円形に曲げるための動
作を1つの動作として行うことも可能であり、そのよう
なラフな巻き動作によっても、本発明のような当接領域
を有しているパイプ用原板であれば良好な端縁部相互の
密着性を確保することができる。
するための最も良好な実施の形態を例にとって示した
が、本発明の基本となる当接領域を形成して巻きパイプ
を形成する方法は、上記のような端曲げ工程、U曲げ工
程、O曲げ工程などの種々の段階的プレス加工工程を必
ずしも行う必要はなく、当初から円形に曲げるための動
作を1つの動作として行うことも可能であり、そのよう
なラフな巻き動作によっても、本発明のような当接領域
を有しているパイプ用原板であれば良好な端縁部相互の
密着性を確保することができる。
【0040】次に、第9図(A)及び(B)は、他の実
施の形態を示しており、他の好適な端縁部の係合部の例
が示されている。すなわち、端縁部14a及び14bの
それぞれの当接面15には、上記O曲げ動作を行ったと
きに(同図(B)に示した状態)、互いに係合し合うの
こぎり刃状の凹凸21が形成されている。この実施の形
態によれば、係合状態は極めて良好なものとなる。
施の形態を示しており、他の好適な端縁部の係合部の例
が示されている。すなわち、端縁部14a及び14bの
それぞれの当接面15には、上記O曲げ動作を行ったと
きに(同図(B)に示した状態)、互いに係合し合うの
こぎり刃状の凹凸21が形成されている。この実施の形
態によれば、係合状態は極めて良好なものとなる。
【0041】なお、本発明は上記実施の形態に示した各
構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種
々の変形が可能である。例えば、パイプ用原板14の当
接される端縁部の構成は、図10(A)、(B)及び
(C)に示したように種々の構成をとることが可能であ
る。すなわち、双方の端縁部が互いに当接され、かつそ
の状態で係合部が係合し合う状態となる構成であれば同
様の機能を奏することができる。
構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種
々の変形が可能である。例えば、パイプ用原板14の当
接される端縁部の構成は、図10(A)、(B)及び
(C)に示したように種々の構成をとることが可能であ
る。すなわち、双方の端縁部が互いに当接され、かつそ
の状態で係合部が係合し合う状態となる構成であれば同
様の機能を奏することができる。
【0042】同図(A)は、端縁部14a及び14bの
先端面を傾斜面とし、かつそれぞれの当接面には一方に
2個の係合用凹部17−1、17−2を形成し、他方に
はそれに対応する2個の係合用凸部19−1及び19−
2を形成している。このような構成により、端縁部の結
合状態をより密接なものとすることができ、巻きパイプ
の当接部の隙間発生防止と強度の向上を達成することが
できる。
先端面を傾斜面とし、かつそれぞれの当接面には一方に
2個の係合用凹部17−1、17−2を形成し、他方に
はそれに対応する2個の係合用凸部19−1及び19−
2を形成している。このような構成により、端縁部の結
合状態をより密接なものとすることができ、巻きパイプ
の当接部の隙間発生防止と強度の向上を達成することが
できる。
【0043】同図(B)は、双方の端縁部14a及び1
4bの当接面15xをそれぞれ対応した形状の波形に形
成した例である。これにより、より高い密接性と結合力
の強化が達成される。
4bの当接面15xをそれぞれ対応した形状の波形に形
成した例である。これにより、より高い密接性と結合力
の強化が達成される。
【0044】同図(C)は、一方の端縁部14aを断面
が二又となるように形成し、他方の端縁部14bの先端
が一方の端縁部14aのこの二又部分に挿入されて当接
状態とされる例が示されている。なお、それぞれの端縁
部14a、14bの当接面の所定対応箇所には係合用凹
部17及び係合用凸部19が形成されている。
が二又となるように形成し、他方の端縁部14bの先端
が一方の端縁部14aのこの二又部分に挿入されて当接
状態とされる例が示されている。なお、それぞれの端縁
部14a、14bの当接面の所定対応箇所には係合用凹
部17及び係合用凸部19が形成されている。
【0045】また、係合部形成工程や各曲げ動作を行う
プレス加工工程に用いる装置は、上述の装置に限定され
るものではなく、同様の動作を行うための公知の種々の
装置を用いることが可能である。また、上記端面の傾斜
角の設定は、製造すべき巻きパイプの径や肉厚によって
微妙に調整されるが、種々の実験を行った結果のデータ
を用いて適切な角度が設定される。
プレス加工工程に用いる装置は、上述の装置に限定され
るものではなく、同様の動作を行うための公知の種々の
装置を用いることが可能である。また、上記端面の傾斜
角の設定は、製造すべき巻きパイプの径や肉厚によって
微妙に調整されるが、種々の実験を行った結果のデータ
を用いて適切な角度が設定される。
【0046】また、上記実施の形態では係合部形成工程
は、上記切断手段によるパイプ用原板14の作成の後段
で行ったが、当接側の端縁部の加工についてはこれに限
られず、切断の前段に行っても良い。従って、切断前の
場合にはローラ12から引き出された長尺板材に対して
係合部形成動作が行われる。
は、上記切断手段によるパイプ用原板14の作成の後段
で行ったが、当接側の端縁部の加工についてはこれに限
られず、切断の前段に行っても良い。従って、切断前の
場合にはローラ12から引き出された長尺板材に対して
係合部形成動作が行われる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る金属
製巻きパイプの製造方法及びその装置によれば、製造工
程中の複雑な制御を伴うことなく簡単な動作で完成した
巻きパイプの継目部分の良好な密着性を確保することが
でき、湾曲動作後における溶接作業等の面倒な後作業も
解消される。
製巻きパイプの製造方法及びその装置によれば、製造工
程中の複雑な制御を伴うことなく簡単な動作で完成した
巻きパイプの継目部分の良好な密着性を確保することが
でき、湾曲動作後における溶接作業等の面倒な後作業も
解消される。
【図1】(A)乃至(E)は実施の形態に係る製造方法
でのパイプ製造材料の変化状態を示す説明図である。
でのパイプ製造材料の変化状態を示す説明図である。
【図2】(A)及び(B)は実施の形態に係る製造方法
での最終湾曲動作であるO曲げ工程を示す説明図及びそ
の工程後の当接係合状態説明図である。
での最終湾曲動作であるO曲げ工程を示す説明図及びそ
の工程後の当接係合状態説明図である。
【図3】パイプ用原板の両側端縁部の形状説明図であ
る。
る。
【図4】O曲げ動作後の巻きパイプの上下端面の形状状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図5】(A)及び(B)はパイプ用原板の上下端面の
傾斜面状態を示す説明図である。
傾斜面状態を示す説明図である。
【図6】(A)及び(B)は端面修正プレス加工手段の
正面断面図及び側面図、(C)は端面取り工程の動作説
明図である。
正面断面図及び側面図、(C)は端面取り工程の動作説
明図である。
【図7】実施の形態に係る製造装置の概略構成図であ
る。
る。
【図8】係合部形成工程に用いられるプレス加工用のロ
ーラの構成説明図である。
ーラの構成説明図である。
【図9】(A)及び(B)は異なる構成の係合部を有す
る実施の形態を示す説明図である。
る実施の形態を示す説明図である。
【図10】(A)、(B)及び(C)は当接係合される
端縁部の他の構成例をそれぞれ示す説明図である。
端縁部の他の構成例をそれぞれ示す説明図である。
【図11】(A)及び(B)は従来の金属巻きパイプの
完成状態説明図である。
完成状態説明図である。
10 長尺鋼板 12 材料保持用のローラ 14 パイプ用原板 14a、14b 端縁部 15 当接面 17 係合用凹部 18 O曲げ用プレス加工手段 19 係合用凸部、 20 端面取り用プレス加工手段 40 係合部形成用ローラ
Claims (6)
- 【請求項1】 金属製のパイプ用板材料を円柱形状に湾
曲させる湾曲動作を行い、端縁部相互を当接させてパイ
プを製造する金属製巻パイプの製造方法において、 前記湾曲動作の前に、前記当接される相互の端縁部に前
記当接状態となったときに互いに係合し合う係合部を形
成する係合部形成工程を行うことを特徴とする金属製巻
パイプの製造方法。 - 【請求項2】 前記係合部形成工程は、 当接される各端縁部の所定幅を全長にわたって肉薄の当
接領域とし、この当接領域の厚さは双方の端縁部の当該
当接領域を重ねて当接させた状態で前記金属製のパイプ
用板材料の通常の厚さとほぼ同一となる厚とし、更に前
記各々の端縁部の当接領域の当接面の一方には係合用凹
部を他方には係合用凸部を設けることにより行われ、 前記湾曲動作では、前記係合用凹部と係合用凸部が係合
した状態となることを特徴とする請求項1に記載の金属
製巻パイプの製造方法。 - 【請求項3】金属製のパイプ用板材料を円柱形状に湾曲
させる湾曲動作を行い、端縁部相互を当接させてパイプ
を製造する金属製巻パイプの製造方法において、 所定幅を有する金属製の長尺板材を製造すべきパイプ長
さに切断し前記パイプ用板材料としてのパイプ用原板と
する原板作成工程を行った後に、前記係合部形成工程を
行い、 前記湾曲動作は、 前記係合部形成工程の行われたパイプ用原板の両側端縁
部の所定幅をその両側端縁に沿って前記パイプ完成時に
おける内側面側に所定曲率で曲げる端曲げ工程と、 該端曲げされた両側部の中間部分を更に曲げ前記パイプ
長さ方向に直交する方向の断面形状が略U字状となるよ
うにするU曲げ工程と、 該U曲げされたパイプ用原板を更に前記断面形状が略円
形となるよう曲げるO曲げ工程と、を含むことを特徴と
する請求項1又は2の何れかに記載の金属製巻パイプの
製造方法。 - 【請求項4】 前記湾曲動作の前に、 前記パイプ用原板の前記当接される側の端縁部に直交す
る側の端縁部であるパイプ上下端縁部について、パイプ
完成時における内側面側から外側面側にパイプ用原板の
幅が広がるように所定角度傾いた傾斜面とする付加端面
成型を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
記載の金属製巻パイプの製造方法。 - 【請求項5】 金属製のパイプ用板材料を円柱形状に湾
曲させせ、端縁部相互を当接させてパイプを製造する金
属製巻パイプの製造装置において、 所定幅を有する金属製の長尺板材を引出し可能に保持す
る板材保持手段と、 板材保持手段から前記長尺板材を引き出す引出し手段
と、 該引出し手段にて引き出された前記長尺板材を製造すべ
きパイプ長さに順次切断しパイプ用板材料としてのパイ
プ用原板とする切断手段と、 前記切断されたパイプ用原板の双方の前記端縁部を所定
幅でその全長にわたって肉薄の当接領域とし、この当接
領域の厚さは双方の端縁部の当該当接領域を重ねて当接
させた状態で前記金属製のパイプ用板材料の通常の厚さ
とほぼ同一となる厚とし、更に前記各々の端縁部の当接
領域の当接面の一方には係合用凹部を他方には係合用凸
部を設ける係合部形成手段と、 該係合部形成手段にて係合部の形成されたパイプ用原板
の両端縁部側の所定幅を前記両端縁に沿って前記パイプ
完成時における内側面側に所定曲率で曲げる端曲げプレ
ス加工手段と、 該端曲げプレス加工手段にて端曲げされたパイプ用原板
の両側部分の中間部分を更に前記端縁部伸長方向に直交
する方向の断面形状が略U字状となるように曲げるU曲
げプレス加工手段と、 該U曲げプレス加工手段にてU曲げされたパイプ用原板
を更に前記断面形状が略円形となるように曲げ、前記係
合用凹部と係合用凸部が係合した状態となるこようにす
るO曲げプレス加工手段と、を備えことを特徴とする金
属製巻パイプの製造装置。 - 【請求項6】 前記パイプ用原板の前記当接される側の
端縁部に直交する端縁部であるパイプ上下端縁部を、パ
イプ完成時における内側面側から外側面側にパイプ用原
板の幅が広がるように所定角度傾いた傾面側に所定角度
傾いた傾斜面とする成型を行う端面成型手段を設けたこ
とを特徴とする請求項5に記載の金属製巻パイプの製造
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4385296A JPH09234511A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 金属製巻きパイプの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4385296A JPH09234511A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 金属製巻きパイプの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09234511A true JPH09234511A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=12675252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4385296A Pending JPH09234511A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 金属製巻きパイプの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09234511A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010125658A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Brother Ind Ltd | フレーム、液滴吐出ヘッド、フレームの製造方法及びフレーム基材構造体 |
| KR101317915B1 (ko) * | 2013-03-18 | 2013-10-16 | 백용석 | 파형 강관 및 그 제조방법 |
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