JPH09234527A - ハゼ折り曲げ用の成形ローラ、ハゼ折り曲げ機構、及び可搬式ハゼ折り曲げ装置、並びに直管ダクトのハゼ折り曲げ成形方法 - Google Patents

ハゼ折り曲げ用の成形ローラ、ハゼ折り曲げ機構、及び可搬式ハゼ折り曲げ装置、並びに直管ダクトのハゼ折り曲げ成形方法

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JPH09234527A
JPH09234527A JP4022196A JP4022196A JPH09234527A JP H09234527 A JPH09234527 A JP H09234527A JP 4022196 A JP4022196 A JP 4022196A JP 4022196 A JP4022196 A JP 4022196A JP H09234527 A JPH09234527 A JP H09234527A
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goby
groove
forming roller
folding
angle
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JP4022196A
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English (en)
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Seigo Naito
清吾 内藤
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N K SEISAKUSHO KK
Original Assignee
N K SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二段階のハゼ折り曲げを単一の成形ローラで実
現させると共に、これを用いたハゼ折り曲げ機構、及び
これらを備える装置を運搬可能な構成する。 【解決手段】 回転体状のローラの外周囲に断面略V字
状をなすA、B二条の溝を形成し、A溝バンク挟角(α)
を略135度に設定し、B溝バンク挟角(β)を略90度に設
定し、かつ、両溝の同向側のバンク傾斜角(θ、δ)を略
同一に設定した。直管ダクトのハゼ部に沿って併設され
た走行レール上を移動する走行基体と、該走行基体に保
持されハゼ部を当接転動して押圧する成形ローラと、を
備えたハゼ折り曲げ機構の成形ローラを上記構成の成形
ローラとし、かつその支持を、この支持軸に沿ってAB
溝の間隔距離だけ移動可能にする。可搬式ハゼ折り曲げ
装置は、上記のハゼ折り曲げ機構を備え、かつこの走行
レールの両端側付近に、クランプ機構と把持部を設けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、直管ダクトのハ
ゼ部のハゼ折り曲げ成形に関するもので、このハゼ折り
曲げ用の成形ローラ、この成形ローラを用いたハゼ折り
曲げ機構、及びこれらの機構を含みかつ使用時の作業員
による運搬移動を可能とした可搬式ハゼ折り曲げ装置、
並びにこれに用いる直管ダクトのハゼ折り曲げ成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】図6
に示すように、直管ダクト、すなわち直線状で断面矩形
の筒状のダクト50(以下「ダクト」と略称。)の成形
は、側面を構成する4枚の長尺状の金属板を、2枚互い
のエッジ部を直角2面角で突き合わせ、これら互いのエ
ッジ部をいわゆるピッツバークハゼによって連結して、
直角隅部51を形成している。この隅部51の成形法
は、一方側の側面板52のエッジ部の一定幅を略直角に
折り曲げた折り曲げ片52aに、この折り曲げ片52a
を他方側の側面板53のエッジ部で巻き込むようにして
折り曲げて行き、最後に一方側の側面板52の外側面に
延びた縁片54a(以下「ハゼ」)を略90度折り曲げ
て一方側の側面板52の外側面へ折り重ねることによっ
て成形される。
【0003】ところで、従来、このハゼ54aの折り曲
げ成形は、図示するように、ダクトハンマー55を用い
た作業員の手打ち作業によって行われていた。しかし、
かかる手打ち作業によるハゼ折り曲げ成形では、作業員
の熟練度によって、その仕上げにばらつきがあり、均一
な成形ができ難かったことに加え、打撃騒音により作業
環境の悪化を招いていた。
【0004】そこで、この欠点を解消するものとして、
図7に示すような、ハゼ折り曲げ装置60があった。か
かる装置60は、支持基台となるフレーム61と床面に
略垂直に立設固定され、その上端からは略水平片持ばり
状に水平フレーム62が取付け固定されており、かつこ
の水平フレーム62の下側には一定の間隔をもって略平
行に片持ばり状にダクト受けフレーム63が配設され
て、そして、水平フレーム62に懸垂支持されて水平移
動可能にされたハゼ折り曲げ機構64が取付けられて構
成されている。
【0005】上記ダクト受けフレーム63は、図7
(B)(C)に示すように、矩形断面棒状をなし、一つ
の角部の稜線部63bが上方を向くようにして取付けら
れており、かつ上記ハゼ折り曲げ機構64は、水平フレ
ーム62に取付けられた走行レール65に沿って、チェ
ーン66及びこれに連繋したギヤモータ67の駆動機構
によって移動するように構成されている。
【0006】このハゼ折り曲げ機構64には、その下部
に成形ローラ68を回動自在に支持し、かつこの成形ロ
ーラ68をダクト50のハゼ部54へ押し付ける加圧手
段としてのエアシリンダー69が設けられている。
【0007】このように構成されたハゼ折り曲げ装置6
0は、先ず、ダクト受けフレーム63の開放端部63a
を支持するクランプ70を開放して、ここからダクト5
0を通し、隅部51がダクト受けフレーム63の稜線部
63bに一致するようにして載置した後、クランプ70
を取付ける。
【0008】次に、ハゼ折り曲げ装置64をダクト50
の一方の端部に移動させ、成形ローラ68をハゼ部54
に当接させる共に、エアシリンダー69を作動させてハ
ゼ部54を成形ローラ68で押圧する。そして、押圧さ
せてながらギヤモータ67の駆動力をチェーン66を介
して伝達し、これによりハゼ折り曲げ装置64を走行レ
ール65に沿って端から端まで移動させる。この成形ロ
ーラ68の押圧転動により、ハゼ部54が折り曲げ成形
される。
【0009】この折り曲げ成形は、成形ローラ68の一
回の走行で完了させるものではなく、2段階に分けて行
うようにしている。すなわち、先ず最初の段階で、成形
ローラ68に円柱状の平ローラ68fを用いて約90度
未満(実施例では45度)に折り曲げ(図7(B)参
照)、次に対向するバンク68bの母線のなす角が略9
0度のV字状の溝を持ったVローラ68vを用いてハゼ
54aが他方側の側面板53の外側面に完全に折り重な
るように折り曲げている(図7(C)参照)。
【0010】しかし、かかる構成のハゼ折り曲げ装置6
0は、工場内に固定設置されているため、大きな専有ス
ペースを必要とすると共に、成形目的のダクト50の方
をわざわざその装置まで持って来てセットする必要があ
った。ダクト50は大きな殻体状であるうえに隅部51
がまだ完全に連結されていないため、その持ち運びを慎
重に行う必要があり、また、ハゼ部54の成形毎にダク
ト50を置き換えることが煩雑であるなど、種々の問題
点があった。
【0011】また、他の従来例としては、図8に示すよ
うな、ハゼ折り曲げ装置80があった。これは、ダクト
50を立てた状態でセットして成形工程を行うものであ
る。すなわち、ハゼ折り曲げ装置60の水平フレーム6
2と同様の機能を有するフレーム81を床面に垂直に立
設配置し、これに沿ってハゼ折り曲げ機構64と同様の
構成のハゼ折り曲げ機構82を上下方向移動させるもの
である。ダクト50は立設状に配置され、上下に配置さ
れたダクト押え83によって保持される。基本的機能及
び作動は上記のハゼ折り曲げ装置60と同様であるた
め、他の同様機構の部分には同じ番号を付して、その詳
細な説明は省略する。
【0012】しかしながら、このような構成であって
も、やはり工場内への固定設置であるため、上記と同様
の問題点が存する。そこで、本願発明はこれら問題点を
着目してなされたもので、その目的は二段階のハゼ折り
曲げを単一の成形ローラで実現させると共に、これを用
いたハゼ折り曲げ機構、及びこれらを備える装置を運搬
可能な構成とした可搬式ハゼ折り曲げ装置を提供し、併
せてその直管ダクトのハゼ折り曲げ成形方法を提供する
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】次に上記目的を達成する
ために本願発明のハゼ折り曲げ用の成形ローラは、回転
体状のローラの外周囲に、この外周を巻回する断面略V
字状をなすA、B二条の溝を形成し、A溝を構成する対
向バンクの母線の挟む角(α)を90度超え180度未
満の範囲内に設定すると共に、B溝を構成する対向バン
クの母線の挟む角(β)を略90度に設定し、かつ、両
溝の同向側のバンクの母線の傾斜角(θ、δ)を略同一
に設定したことを特徴とする。
【0014】また、A溝における対向するバンクのう
ち、反B溝側のバンクの母線が回転軸と平行であること
を特徴とする。次に、ハゼ折り曲げ機構は、直管ダクト
のハゼ部に沿って併設された走行レールに移動可能に取
付けられた走行基体と、該走行基体に保持され、該ハゼ
部に沿って当接転動すると共に、加圧手段により適宜の
押圧力を負荷するハゼ折り曲げ用の成形ローラと、から
なるハゼ折り曲げ機構において、この成形ローラを上記
本願発明にかかるハゼ折り曲げ用の成形ローラとし、か
つこの成形ローラの支持を、この支持軸に沿ってAB溝
の間隔距離だけ移動設定を可能にしたことを特徴とす
る。
【0015】これに加えて、走行基体の移動速度と、成
形ローラの移動速度とが同期するように設定された回転
駆動力を、該成形ローラに伝達しているを特徴とする。
次に、可搬式ハゼ折り曲げ装置は、上記のハゼ折り曲げ
機構を備え、かつこの走行レールの両端側付近に、直管
ダクトのハゼ部の両端部を把持するクランプ機構を設
け、かつ装置全体を手で支持するに可能な把持部を設け
たことを特徴とする。
【0016】次に、直管ダクトのハゼ部のハゼ折り曲げ
成形を、成形ローラの押圧転動によって行う直管ダクト
のハゼ折り曲げ成形方法において、本願発明は、本願発
明にかかる上記ハゼ折り曲げ用の成形ローラを用い、最
初に、A溝に適合させた押圧転動によってハゼの折り曲
げ角度を90度未満の角度に折り曲げ成形し、次に、該
成形ローラを軸移動させてB溝に適合させた押圧転動に
よってハゼの折り曲げ角度が略90度となって、側面板
の外側面に折り重なるようにしたことを特徴としてい
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本願発明のそれぞれの実施形
態について、図面に基づきその詳細を説明する。
【0018】先ず、本願発明の1つであるハゼ折り曲げ
用の成形ローラの実施形態について説明する。図1は成
形ローラの全体を示す側面図であり、回転軸を水平方向
として示している。
【0019】ハゼ折り曲げ用の成形ローラ1は回転体状
をなし、その外周を巻回するように断面略V字状をなす
二条のA溝2、B溝3が隣接して形成されている。A溝
2の対向するバンク2a、2bの母線どうしの挟む角α
は、90度超え180度未満の範囲内で選択的に設定さ
れるが、本実施形態では(90度+45度)のα=13
5度に設定されている。そして、反B溝側のバンク2a
における母線の傾斜角γは、直角となり回転中心軸cと
平行に設定されている。
【0020】一方、B溝3の対向するバンク3a、3b
の母線どうしの挟む角βは、略90度に設定されてお
り、反A溝側のバンク3bにおける母線の傾斜角θは、
A溝の同向側のバンク2bの母線の傾斜角δと略同一
(θ=δ)に設定されている。
【0021】本実施形態では、γ=90度、θ=δ=4
5度に設定されている。ただしこれに限定するものでは
なく、αは90度超え180度未満の範囲内の角度であ
れば、適宜の角度が選択されるものである。なお、α=
135度に設定した場合は、第1段階のハゼ折り曲げ角
は45度になることを意味する。
【0022】次に、上記の成形ローラ1を用いた本願発
明にかかるハゼ折り曲げ機構について説明する。図2は
本実施形態のハゼ折り曲げ機構の概略を示す正面図であ
り、図3はその側面図である。
【0023】ハゼ折り曲げ装置10は、大分すると主
に、全体を支持して走行レール11に沿って移動する走
行基体12と、上記成形ローラ1を保持するローラ保持
体13と、から構成されている。
【0024】走行基体12は、門型状をなし、断面矩形
柱状体の走行レール11を跨ぐようにして配置され、そ
の肩部14には駆動源となる電動機15と、この出力を
減速して伝達する減速機16とが載置固定されている。
【0025】この減速機16からの出力軸は、チェーン
17を介してスプロケット18に連繋し、この同軸上に
ピニオンギア19が取付けられている。このピニオン1
9は、走行基体12の下部に軸支されて、走行レール1
1の下面に沿って取付けられたラック20と噛み合うよ
うにされている。
【0026】かかる機構により電動機15からの駆動力
は、チェーン17、スプロケット18、ピニオンギア1
9、及びラック20に伝達され、走行基体12は走行レ
ール11に沿って移動することになる。
【0027】ローラ保持体13の下部には、前記成形ロ
ーラ1が、その外周部を露出するようにして支持されて
おり、かつその支持軸22は前記ピニオンギア19の回
転軸と平行になるように配置されている。
【0028】該ローラ保持体13の支持は、成形ローラ
1の支持軸22の後方側(図3において右側)におい
て、走行基体12の下部の取付軸21を支点として回動
自在に行われており、かつ成形ローラ1の支持軸22の
前方側(図3において左側)において、拡張付勢力をも
ったバネ23の取付けによって行われている。
【0029】このバネ23は、略垂直に配置され、その
上端23tが略L字状のセットレバー24の下端部の取
付けられている。セットレバー24は、曲部24aにお
いて走行基体12の側面に回動自在に取付けられてお
り、把持部側24bを略水平に倒した位置で、バネ23
が略垂直になるように設定される(セット状態)。
【0030】このセット状態において、バネ23の拡張
付勢力の作用によりローラ保持体13は取付軸21を中
心に下側(ダクト側)へ回転させられ、てこの原理によ
り成形ローラ1のハゼ部54への押圧力が作用すること
になる。
【0031】なお、バネ23とセットレバー24の配置
は、走行基体12の両側に配置されている。図3は一方
側のみを示しているが、走行レール11の向こう側にも
同様の構成で設けられており、セットレバー24の把持
部側24bにおいて架け渡し連結されている。
【0032】成形ローラ1の支持軸22への取付けは、
滑りキー25の係合により支持軸22に従って回転する
ようにされており、かつ支持軸22の外周の軸方向へ形
成された滑り溝22aにガイドされて、AB溝の間隔距
離S(図1参照)だけ移動するように構成されている。
支持軸22には、ローラ保持体13の側面から延出して
歯車26が取付けられており、この歯車26は前記ピニ
オンギア19の軸に取付けられた歯車27と噛み合い、
駆動力を伝達するように構成されている。
【0033】なお、両歯車26、27の歯数は、走行基
体12の水平移動速度と、成形ローラ1の駆動回転によ
る水平移動速度とが同期するように、設定されている。
次に、かかる構成のハゼ折り曲げ機構10の作用と成形
ローラ1のハゼ折り曲げ過程について図面に基づいて説
明する。図4(A)〜(D)はハゼ折り曲げ工程を段階
的に示した正面図である。
【0034】先ず、ハゼ折り曲げ機構10は、ハゼ部5
4の直角2面角の2等分線dと成形ローラ1の支持軸2
2の中心線cとが略直交するように配置され、この位置
関係が保持される。そして、ハゼ折り曲げ機構10をダ
クト50のハゼ部54の一方の端部まで移動させ、ここ
で成形ローラ1を支持軸22上を移動させてハゼ54a
をA溝2に対応させたところで(図4(A))、セット
レバー24を水平に押し下げてセット状態にする。これ
により、ハゼ54aはA溝2に適合嵌合すると共に押圧
されて折り曲げられる(同(B))。このとき、A溝2
の挟む角αが135度に設定されているため、ハゼ折り
曲げ角度は略45度となる。それと共に、電動機15の
起動による走行基体12の一方向(往路)の移動に伴っ
て、成形ローラ1はハゼ部54に沿って移動して行く。
このとき、歯車26、27の噛み合いを介して、電動機
15からの駆動力が成形ローラ1に伝達されているた
め、成形ローラ1は従動回転するのではなく、駆動回転
力をもって転動移動して行くことになる。これが第1段
階の折り曲げ成形工程である。
【0035】次に、ダクト50の端部まで移動し終わっ
たところで、セットレバー24を起こして成形ローラ1
の加圧状態を解除した後、成形ローラ1を滑り溝22a
に沿って移動させ、ハゼ54aをB溝3に対応させたと
ころで保持し(図4(C))、セットレバー24を水平
に押し下げて再びセット状態にする。これにより、ハゼ
54aは、B溝3に適合嵌合して押圧され、B溝3の挟
む角αが略90度に設定されているため、側板52の外
側面に完全に接するまで折り曲げられることになる(同
(D))。そして、ピニオンギア19の回転方向を反転
させて走行基体12を前記と反対方向(復路)へ移動さ
せて行き、ハゼ54aはその全長が同様に折り曲げられ
て、折り重ね成形されることになる。
【0036】なお、上述したハゼ折り曲げ機構10は、
電動機15を用いた自動方式であるが、これを簡略化し
て手動方式としてもよい。すなわち、図示は省略する
が、ピニオンギア19の同軸上にあるスプロケット18
に手回し用のクランクハンドルを取付けるようにしても
よい。
【0037】次に、上記のハゼ折り曲げ機構10を用い
た本願発明にかかる可搬式ハゼ折り曲げ装置について説
明する。図5は本実施形態のハゼ折り曲げ装置の概略を
示す側面図である。
【0038】本願にかかるハゼ折り曲げ装置30は、作
業員(通常2名)自らの手で運搬して移動可能に構成し
たものである。走行レール11は前記と同様に矩形断面
の柱状体をなし、その一側面に長さ方向に沿ったラック
20が取付けられており、作業員の手で運搬可能な長さ
と重量に構成されている。該走行レール11には、前記
のハゼ折り曲げ機構10が同様の機能をもって取付けら
れている。
【0039】この走行レール11の両端側には、それぞ
れ柱状のクランプ支持体31、31が、一定の長さをも
って略直角に、かつ同方向に取付けられている。このク
ランプ支持体31の取付け幹部31aは、ダクト50の
長さに合わせて、互いの間隔を適宜移動調整及び固定が
できるように構成されている。
【0040】一方、このクランプ支持体31の先端部
(図5においては下端部)には、ダクト50のハゼ部5
4の両端縁部を把持する機構のクランプ32が、互いに
対向するようにして取付けられており、さらに、このク
ランプ位置から互いに反対方向へ延びた、把持部として
の握り棒33、33がそれぞれ取付けられている。
【0041】このように構成されたハゼ折り曲げ装置3
0は、通常2名の作業員でそれぞれ両側の握り棒33と
走行レール11とを持って、目的のダクト50まで運搬
移動され、ダクト50のハゼ部54aに合わせた後、対
向するクランプ32、32で縁部を把持してダクト50
を保持する。この場合、ダクト50の側面板が床面に置
かれた状態であるため、ハゼ折り曲げ機構10を約45
度傾いた状態(図2の状態)で取付け保持される。
【0042】その後は、ハゼ折り曲げ機構10を上記し
たように起動させ、ハゼ折り曲げ成形作業を行うもので
ある。
【0043】
【効果】上記構成により、本願発明は以下に挙げる効果
を奏する。成形ローラに二種類のA、B溝を形成してい
るため、1個の成形ローラで二段階のハゼ折り曲げ成形
をすることができ、作業効率の向上が図れる。
【0044】成形ローラを駆動回転させて押圧転動させ
ているため、折り曲げ加工の抵抗をより少なくすること
ができ、軽量、小型化が図れる。また、ハゼ折り曲げ装
置が運搬可能であるため、わざわざ大容積のダクトを移
動させる必要がなく、作業性を良くすることができる。
【0045】さらに、ハゼ折り曲げ装置の方を移動する
ものであるため、ダクトの2か所のハゼ部を成形した後
に、1回だけダクトを置き換えれば全てのハゼ部の成形
処理を完了させることができる効果がある。
【0046】従来の据え置き式では、大きな工場スペー
スを専有するが、移動式であるため省スペースを図れる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の成形ローラの全体を示す側面図
である。
【図2】 本実施形態のハゼ折り曲げ機構の概略を示す
正面図である。
【図3】 本実施形態のハゼ折り曲げ機構の概略を示す
側面図である。
【図4】 本実施形態のハゼ折り曲げ工程を段階的に示
した正面図である。
【図5】 本実施形態のハゼ折り曲げ装置の概略を示す
側面図である。
【図6】 従来ハゼ折り曲げ方法の位置例を示す断面図
である。
【図7】 従来のハゼ折り曲げ装置を示す概略図と断面
図である。
【図8】 従来のハゼ折り曲げ装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1・・・成形ローラ 2・・・A溝 3・・・B溝 10・・ハゼ折り曲げ機構 11・・走行レール 12・・走行基体 13・・ローラ保持体 14・・肩部 15・・電動機 16・・減速機 17・・チエーン 18・・スプロケット 19・・ピニオンギア 20・・ラック 21・・取付軸 22・・支持軸 23・・バネ 24・・セットレバー 30・・可搬式ハゼ折り曲げ装置 31・・クランプ支持体 32・・クランプ 33・・握り棒 50・・ダクト 52、53・・側面板 54・・ハゼ部 54a・・ハゼ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体状のローラの外周囲に、この外周
    を巻回する断面略V字状をなすA、B二条の溝を形成
    し、 A溝を構成する対向バンクの母線の挟む角(α)を90
    度超え180度未満の範囲内に設定すると共に、 B溝を構成する対向バンクの母線の挟む角(β)を略9
    0度に設定し、 かつ、両溝の同向側のバンクの母線の傾斜角(θ、δ)
    を略同一に設定したことを特徴とするハゼ折り曲げ用の
    成形ローラ。
  2. 【請求項2】 A溝における対向するバンクのうち、反
    B溝側のバンクの母線が回転軸と平行であることを特徴
    とする請求項1記載のハゼ折り曲げ用の成形ローラ。
  3. 【請求項3】 直管ダクトのハゼ部に沿って併設された
    走行レールに移動可能に取付けられた走行基体と、 該走行基体に保持され、該ハゼ部に沿って当接転動する
    と共に、加圧手段により適宜の押圧力を負荷するハゼ折
    り曲げ用の成形ローラと、からなるハゼ折り曲げ機構に
    おいて、 該成形ローラを請求項1、又は2記載のハゼ折り曲げ用
    の成形ローラとし、 かつこの成形ローラの支持を、この支持軸に沿ってAB
    溝の間隔距離だけ移動設定を可能にしたことを特徴とす
    るハゼ折り曲げ機構。
  4. 【請求項4】 走行基体の移動速度と、成形ローラの移
    動速度とが同期するように設定された回転駆動力を、該
    成形ローラに伝達しているを特徴とする請求項3記載の
    ハゼ折り曲げ機構。
  5. 【請求項5】走行レールに請求項3、又は4記載のハゼ
    折り曲げ機構を備え、 かつこの走行レールの両端側付近に、直管ダクトのハゼ
    部の両端部を把持するクランプ機構を設け、かつ装置全
    体を手で支持するに可能な把持部を設けたことを特徴と
    する可搬式ハゼ折り曲げ装置。
  6. 【請求項6】直管ダクトのハゼ部のハゼ折り曲げ成形
    を、成形ローラの押圧転動によって行う直管ダクトのハ
    ゼ折り曲げ成形方法において、 請求項1記載のハゼ折り曲げ用の成形ローラを用い、 最初に、A溝に適合させた押圧転動によってハゼの折り
    曲げ角度を90度未満の角度に折り曲げ成形し、 次に、該成形ローラを軸移動させてB溝に適合させた押
    圧転動によってハゼの折り曲げ角度が略90度となっ
    て、側面板の外側面に折り重なるようにしたことを特徴
    とする直管ダクトのハゼ折り成形方法。
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