JPH09237257A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH09237257A
JPH09237257A JP8044934A JP4493496A JPH09237257A JP H09237257 A JPH09237257 A JP H09237257A JP 8044934 A JP8044934 A JP 8044934A JP 4493496 A JP4493496 A JP 4493496A JP H09237257 A JPH09237257 A JP H09237257A
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JP
Japan
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signal
control data
processing
bus
module
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JP8044934A
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Katsumi Takahashi
勝己 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 合成データに基づいて入力される受信信
号を処理する複数の演算モジュール13〜16と、前記
複数の演算モジュールを制御するための制御データを生
成する制御データ生成部10と、前記受信信号と前記制
御データ生成部により生成した前記制御データとを合成
して前記合成データを出力するマージャ11と、前記演
算モジュールの処理結果を受け取るローカルコンピュー
タ17とを備えたものである。 【効果】 従来のように制御バスを用いた制御に比べ、
演算モジュールに接続するバスの数を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理やレー
ダー信号処理等のディジタル信号処理において高速演算
処理を必要とする信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大量のデータを有し、これらデータがあ
る一定周期で送られてくる場合、高速に処理する方法と
しては、入力データをある一定の周期単位で分割し、各
々分割されたデータを複数のプロセッサで順次処理して
ゆく信号処理装置が提案されている。このような信号処
理装置として、以下に説明するようなものがある。
【0003】従来の信号処理装置の構成について図9を
参照しながら説明する。図9は、例えば樋口龍雄編「高
度並列信号処理」1992年8月10日、昭晃堂発行、
第164頁〜第166頁に示された従来の信号処理装置
の構成を示す図である。
【0004】図9において、1は処理装置全体を制御す
るホストCPU、2は後述するデータ記憶装置に記憶さ
れているデータを後述するメモリへ転送するためのデー
タ転送バス、3はデータを格納するデータ記憶装置、4
はホストCPU1が後述するプロセッサ及び後述するメ
モリを制御するための制御バス、5a〜5dは制御バス
4に接続されたプロセッサボードである。
【0005】また、同図において、各プロセッサボード
5a〜5dは、後述するプロセッサと制御バス4を接続
するインターフェイス50と、分割されたデータをパイ
プライン的に処理するプロセッサ51と、ホストCPU
1からプロセッサ51への命令及び処理プログラムを格
納するRAM52〜54とを備える。
【0006】さらに、同図において、6a〜6dは分割
されたデータ及びプロセッサ51の処理結果を格納する
メモリ、7はプロセッサ51とメモリ6a〜6d間でメ
モリの内容を転送するための高速バスである。
【0007】上記の従来の信号処理装置は、ホストCP
U1がデータ記憶装置3からメモリ6a〜6dへのデー
タの転送、プロセッサ51への処理開始、メモリ6a〜
6d間のデータ転送などの指示や制御を制御バス4を介
して行なう方式をとっている。
【0008】つぎに、従来の信号処理装置の動作につい
て説明する。ステップA1において、ホストCPU1
は、制御バス4を介してプロセッサボード5a〜5dの
RAM52〜54に処理プログラムをロードする。
【0009】ステップA2において、ホストCPU1
は、データ記憶装置3に格納されているデータをデータ
転送バス2と高速バス7を介してメモリ6aに転送す
る。
【0010】ステップA3において、メモリ6aへのデ
ータ転送が終了すると、ホストCPU1はプロセッサボ
ード5aのプロセッサ51に処理開始命令を送る。する
と、プロセッサ51はメモリ6aに格納されているデー
タに対して処理を開始する。一方、ホストCPU1は、
次の信号データをデータ記憶装置3からデータ転送バス
2及び高速バス7を介してメモリ6bに転送する。
【0011】ステップA4において、メモリ6bへのデ
ータ転送が終了すると、ホストCPU1はプロセッサボ
ード5bのプロセッサ51に処理開始命令を送る。する
と、プロセッサ51はメモリ6bに格納されているデー
タに対して処理を開始する。一方、ホストCPU1は、
次の信号データをデータ記憶装置3からデータ転送バス
2及び高速バス7を介してメモリ6cに転送する。
【0012】ステップA5において、メモリ6cへのデ
ータ転送が終了すると、ホストCPU1はプロセッサボ
ード5cのプロセッサ51に処理開始命令を送る。する
と、プロセッサ51はメモリ6cに格納されているデー
タに対して処理を開始する。一方、ホストCPU1は、
次の信号データをデータ記憶装置3からデータ転送バス
2及び高速バス7を介してメモリ6dに転送する。
【0013】ステップA6において、メモリ6dへのデ
ータ転送が終了すると、ホストCPU1はプロセッサボ
ード5dのプロセッサ51に処理開始命令を送る。する
と、プロセッサ51はメモリ6dに格納されているデー
タに対して処理を開始する。
【0014】ステップA7において、各プロセッサボー
ド5a〜5d上に搭載されたプロセッサ51の処理が終
了すると、処理結果は高速バス7を介して各々メモリ6
a〜6dに転送され、次いでデータ転送バス2を介して
データ記憶装置3に転送される。
【0015】従来の信号処理装置は、始めは前記ステッ
プA1〜A7を実行し、それ以降は前記ステップA2〜
A7を繰り返し実行することにより、各プロセッサ51
の処理時間をずらし、単一の高速バス7を時分割で使用
しながらパイプライン的に処理を進め、処理の高速化を
図っていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
信号処理装置では、レーダ信号処理等のデータに応じて
処理内容を変化させる必要が生じる場合、個々のデータ
転送を行なうための命令転送や、処理内容を変化させる
ための処理パラメータの両方を制御バス4を介して伝え
る必要がある。従って、これらの命令やパラメータの伝
達には制御バス4が不可欠であり、更に、転送するデー
タが多く制御バス4を他の用途に用いることができない
という問題点があった。
【0017】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、制御バスを不要とすることがで
き、制御バスを他の用途に転用して装置の信頼性を上げ
ることができる信号処理装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る信号処理
装置は、合成データに基づいて入力される受信信号を処
理する複数の演算モジュールと、前記複数の演算モジュ
ールを制御するための制御データを生成する制御データ
生成部と、前記受信信号と前記制御データ生成部により
生成した前記制御データとを合成して前記合成データを
出力するマージャと、前記演算モジュールの処理結果を
受け取るローカルコンピュータとを備えたものである。
【0019】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記ローカルコンピュータと前記制御データ生成部とを接
続する処理結果伝達線をさらに備え、前記ローカルコン
ピュータが受け取った処理結果に基づいて、前記制御デ
ータの内容を変更する制御データ生成部を備えたもので
ある。
【0020】また、この発明に係る信号処理装置は、自
己診断を行いその結果を信号の処理結果と共に出力する
演算モジュールと、自己診断結果と処理結果を受け取る
ローカルコンピュータと、前記自己診断結果から得られ
る故障状況に基づき故障していない演算モジュールに対
して前記受信信号の処理を割り当てる制御データを生成
し、故障した演算モジュールを使用しない負荷配分を行
う制御データ生成部とを備えたものである。
【0021】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記演算モジュールと同様の機能を有する予備モジュール
をさらに備え、自己診断を行いその結果を信号の処理結
果と共に出力する演算モジュールと、自己診断結果と処
理結果を受け取るローカルコンピュータと、前記自己診
断結果から得られる故障状況に基づき故障していない演
算モジュールと前記予備モジュールに対して前記受信信
号の処理を割り当てる制御データを生成し、故障した演
算モジュールを使用しない負荷配分を行う制御データ生
成部とを備えたものである。
【0022】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記マージャと前記各モジュールと前記ローカルコンピュ
ータとをバス接続したものである。
【0023】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記制御データ生成部と前記マージャと前記各モジュール
とを接続する同期信号線をさらに備え、前記同期信号線
を監視し、同期信号に基づき前記バスに流れているデー
タの中から前記制御データを取り込み、その解釈に基づ
いて前記バスに流れているデータの中から受信信号のう
ち処理に必要な部分を取り込み、信号の処理を行ってそ
の処理結果を出力する各モジュールを備えたものであ
る。
【0024】また、この発明に係る信号処理装置は、信
号の処理をしていない間のみ、前記バスに流れているデ
ータの中から前記制御データを取り込み、その解釈に基
づいて前記バスに流れているデータの中から受信信号の
うち処理に必要な部分を取り込み、信号の処理を行って
その処理結果を出力する各モジュールを備えたものであ
る。
【0025】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記受信信号を格納するための第1及び第2の領域を有
し、信号の処理をしていない間で、かつ次の周期までに
処理が終了することが分かる場合のみ、前記バスに流れ
ているデータの中から前記制御データを取り込み、その
解釈に基づいて前記バスに流れているデータの中から受
信信号のうち処理に必要な部分を、処理中の信号が格納
されている前記第1の領域とは別の前記第2の領域に取
り込み、前記処理中の信号の処理が終了してその処理結
果の出力を終えた時点から次の信号の処理を開始する各
モジュールを備えたものである。
【0026】また、この発明に係る信号処理装置は、第
1及び第2のプロセッサを有し、前記第1のプロセッサ
により、取り込んだ受信信号の処理をし、前記第2のプ
ロセッサにより、前記制御データと必要な受信信号を前
記バスから取り込む作業を行う各モジュールを備えたも
のである。
【0027】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記受信信号と、この受信信号に対応する第1の制御デー
タから所定の周期分後の第2の制御データとを合成して
前記合成データを前記バスへ出力するマージャを備えた
ものである。
【0028】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記マージャと前記各演算モジュールと前記ローカルコン
ピュータとをパイプライン接続としたものである。
【0029】また、この発明に係る信号処理装置は、前
記複数の演算モジュールのうち一部の演算モジュールを
バス接続としたものである。
【0030】また、この発明に係る信号処理装置は、予
備モジュールと、前記予備モジュールと前記マージャと
前記各演算モジュールと前記ローカルコンピュータとを
接続する制御バスとをさらに備え、前記制御データ生成
部、前記マージャ、前記各演算モジュール、及び前記ロ
ーカルコンピュータのいずれかに故障が発生した場合、
故障した部分の機能を前記予備モジュールが代行するよ
うにしたものである。
【0031】さらに、この発明に係る信号処理装置は、
前記マージャと前記各演算モジュールと前記ローカルコ
ンピュータとを接続する制御バスとをさらに備え、前記
マージャ、前記各演算モジュール、及び前記ローカルコ
ンピュータのいずれかに故障が発生した場合、前記制御
バスを通じて、前記演算モジュールが処理のために保持
している内部データと前記受信信号と共に流れている制
御データとを書き換える制御データ生成部を備えたもの
である。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態に係る信号
処理装置は、装置の信頼性の向上やその他の理由で演算
モジュールに接続できるバスに制限が加えられている場
合に、制御バスを廃止する、もしくは、制御バスを他の
用途に流用するためのもので、上記課題を解決するため
に次の手段を設け、制御バスの廃止や制御バスの流用を
行なう方式をとることを特徴とする。
【0033】制御データ生成部は、負荷分散を含めて、
各々の演算モジュールを制御するための制御データを生
成する。また、マージャは、生成された制御データと処
理する信号をマージし、そのマージ形式を予め決定して
おくことで、演算モジュールがマージ後のデータから制
御データを取り出すことができるようにする。また、そ
のデータの先頭位置や内容毎の境界が分かるようにヘッ
ダやトリガを生成する。さらに、演算モジュールは、マ
ージ後のデータから制御データを取り出し、制御データ
の指示に従って、処理に必要な信号を取り込み、処理
し、結果を出力する。
【0034】実施の形態1.この発明の実施の形態の1
つとしてレーダ信号処理を例にとる。レーダ信号処理の
場合、受信信号を複数に分割して各々を別のプロセッサ
に同時に実行させることで、高速な信号処理を実現す
る。
【0035】この発明の実施の形態1の構成について図
1を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の
形態1の構成を示すブロック図である。なお、各図中、
同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0036】図1において、10は受信信号を分割し、
分割した受信信号にその処理を行なう後述する演算モジ
ュールを割り当てるための制御データを生成する制御デ
ータ生成部、11は受信信号と制御データを合成し、そ
の合成したものを後述するバスに送るマージャ、12は
入出力用のバス、13〜16は内部にプロセッサやメモ
リを有し、受信信号を処理する演算モジュール、17は
演算モジュール13〜16の処理結果を収集し格納、も
しくは処理結果に対し別の処理を施すローカルコンピュ
ータである。
【0037】なお、制御データ生成部10は、従来例の
ホストCPU1に対応する。また、バス12は、従来例
のデータ転送バス2及び高速バス7を合わせたものに対
応する。また、各演算モジュール13〜16は、従来例
の各プロセッサボード5a〜5dと各メモリ6a〜6d
を合わせたものに対応する。さらに、ローカルコンピュ
ータ17の演算モジュール13〜16の処理結果を受け
とる部分は、従来例のデータ記憶装置3に対応する
【0038】この実施の形態1では、マージャ11が制
御用の情報を受信信号に付加し、2つを合わせたデータ
を各々の演算モジュール13〜16が解釈することによ
って、制御バスなしに複数の演算モジュール13〜16
の制御を行なう方式をとる。
【0039】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。ステップB1において、制御データ生成部1
0は、演算モジュール13〜16での処理内容や受信信
号の分割、及び演算モジュール13〜16への割当を決
定する。また、処理結果をバス12に出力する際に、デ
ータの衝突が発生しないように、その出力タイミングも
調整する。
【0040】制御データ生成部10は、その結果得られ
る処理内容、分割方法、割当方法、出力タイミングとい
った情報を制御データに変換しマージャ11へ転送す
る。データの分割・割当方法としては、全ての演算モジ
ュール13〜16の負荷が均質になるようにデータを4
分割し、分割後の1つ1つを演算モジュール13〜16
に割り当てる方法などがある。
【0041】ステップB2において、マージャ11は受
信信号と制御データを合成しバス12に出力する。
【0042】ステップB3において、演算モジュール1
3〜16は、制御データを取り込み、その解析を行な
い、自分が処理する受信信号の範囲、受信信号に対し処
理する内容、自分の処理結果を出力するタイミングを得
る。演算モジュール13〜16は、制御データの解析結
果に従って、バス12から受信信号の必要な範囲のみを
取り込み、処理を施し、その結果を指定されたタイミン
グでバス12に出力する。処理結果の出力を終えた演算
モジュール13〜16は、次の制御データがバス12に
流れるのを待つ。
【0043】バス12に流れるデータの中から制御デー
タや受信信号を取り出す方法としては、ヘッダを用いる
方式や、同期用の信号線を設け、その信号線上でトリガ
を用いて識別させる方式などがある。
【0044】ステップB4において、ローカルコンピュ
ータ17は、演算モジュール13〜16が出力する処理
結果をバス12から収集し、格納もしくは別の処理を行
なう。
【0045】この処理結果の収集方法としては、予め出
力データがバス12に流される時間を設定しておく方式
や演算モジュール13〜16の制御と同様に制御データ
を用いてタイミングを伝達する方法などがある。
【0046】この実施の形態1の信号処理装置では、前
記ステップB1〜B4を繰り返し実行することにより、
制御バスなしに複数の演算モジュール13〜16を制御
し、信号処理の高速化を図っている。
【0047】すなわち、この実施の形態1に係る信号処
理装置は、一定の周期で入力される信号に対して処理を
行なう信号処理装置において、信号が入力される信号入
力線と、信号を処理するためのプロセッサとメモリから
なる複数の演算モジュール13〜16と、演算モジュー
ル13〜16をバス接続型で接続するバス12と、演算
モジュール13〜16の処理結果をバス12を介して受
けとるローカルコンピュータ17と、複数の演算モジュ
ール13〜16を制御するためのデータを生成する制御
データ生成部10と、信号入力線からの信号と制御デー
タ生成部10からの制御データを合成し、そのデータを
上記のバス12にのせるマージャ11を設け、入力され
る信号が、マージャ11の入力となり、制御データ生成
部10が作成した制御データを付加され、バス12を経
由して演算モジュール13〜16に分配・処理され、ま
た、バス12を経由してローカルコンピュータ17に収
集されるまでの制御を制御バスを用いずに行なうもので
ある。
【0048】この実施の形態1は、複数の演算モジュー
ルを制御するための情報を制御データとして処理する信
号と合わせて伝達する方式を採るため、従来のように制
御バスを用いた制御に比べ、演算モジュールに接続する
バスの数を少なくできるという効果がある。
【0049】実施の形態2.この発明の実施の形態2の
構成について図2を参照しながら説明する。図2は、こ
の発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。
【0050】図2において、18は処理結果伝達線であ
り、ローカルコンピュータ17から制御データ生成部1
0へ処理結果を伝達する。他の構成は上記実施の形態1
と同じである。
【0051】上記実施の形態1では、ローカルコンピュ
ータ17は、演算モジュール13〜16の処理結果を収
集し格納、もしくは処理結果に対し別の処理を施した
が、この実施の形態2では、上記収集した処理結果もし
くは、別の処理を施した後の結果を制御データ生成部1
0に伝達することによって、制御データ生成部10に過
去の処理結果に基づいた処理内容の決定を行なわせるこ
とができる。
【0052】すなわち、この実施の形態2に係る信号処
理装置では、制御データ生成部10が、ローカルコンピ
ュータ17が受けとった信号の処理結果に基づいて、制
御データの内容を変更することによって、制御バスを用
いずに演算モジュール13〜16の制御を行なうもので
ある。
【0053】この実施の形態2は、信号処理した結果を
受けとるローカルコンピュータ17から処理する信号に
対する情報を受けとり、制御データを生成することによ
り、レーダ信号処理などのように、状況が予測できる信
号の処理において、信号の状況に応じた処理を行なうこ
とができる。
【0054】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
ついて図2を参照しながら説明する。
【0055】この実施の形態3では、各演算モジュール
13〜16が自己診断を実施し、その結果を処理結果と
合わせてバス12を介してローカルコンピュータ17に
転送することによって故障への対策を可能にすることが
できる。
【0056】例えば、図中の演算モジュール16に故障
が発生した場合、制御データ生成部10は、ローカルコ
ンピュータ17から演算モジュール16が故障したとい
う情報を受け取った後、受信信号を分割し、各演算モジ
ュール13〜16に割り当てる際、演算モジュール16
には割当を行なわず、演算モジュール13〜15に対し
てのみ処理の割当を行なうことになる。
【0057】すなわち、この実施の形態3に係る信号処
理装置では、各演算モジュール13〜16に自己診断を
行なわせ、その結果を信号の処理結果と共に出力し、ロ
ーカルコンピュータ17が自己診断結果と処理結果を受
け取り、その結果得られる故障状況を制御データ生成部
10へ送ることによって、制御データ生成部10が、故
障していない演算モジュールにのみ入力信号の処理を割
り当てる制御データを生成し、制御バスを使用せずに故
障した演算モジュールを使用しない負荷配分を行なうも
のである。
【0058】この実施の形態3は、自己診断を実施しそ
の結果を信号の処理結果合わせて転送することによっ
て、制御バスなしに、故障状況に基づいた制御を行なう
ことができる。
【0059】実施の形態4.この発明の実施の形態4の
構成について図3を参照しながら説明する。図3は、こ
の発明の実施の形態4の構成を示すブロック図である。
【0060】図3において、19はバス12に接続され
た予備モジュールである。他の構成は上記実施の形態2
と同様である。
【0061】図3は待機系を用意する場合の構成を示し
たものである。この実施の形態4では、例えば、図中の
演算モジュール16に故障が発生した場合、制御データ
生成部10は、演算モジュール16が故障したという情
報を受け取った後、受信信号を分割し、演算モジュール
13〜16に割り当てる際、演算モジュール16には割
当を行なわないようにする。そして、演算モジュール1
6の代わりに予備モジュール19を用いる。従って、処
理の割当は、演算モジュール13〜15及び予備モジュ
ール19に対して行なうことになる。
【0062】この実施の形態4は、自己診断を実施しそ
の結果を信号の処理結果合わせて転送することによっ
て、制御バスなしに、故障状況に基づいた制御を行なう
ことができる。
【0063】実施の形態5.この発明の実施の形態5の
構成について図4を参照しながら説明する。図4は、こ
の発明の実施の形態5の構成を示すブロック図である。
【0064】図4において、20は同期信号線であり、
この同期信号線20にトリガを発生させることにより、
バス12に流れるデータの同期をとる。他の構成は、上
記実施の形態2と同様である。
【0065】この実施の形態5を元に、バス12上のデ
ータと演算モジュール13〜16及びローカルコンピュ
ータ17の関係について、図5を参照しながら説明す
る。図5は、この発明の実施の形態5の動作を示すタイ
ムチャートである。
【0066】ステップC1において、バス12には、ま
ずマージャ11によって、制御データと受信信号を合成
したデータが流される。制御データがバス12に流れ始
める時、同期信号線20に、制御データのバス12への
出力が開始されることを示すトリガ(同期信号)をマー
ジャ11が発生させる。
【0067】このトリガによって、各演算モジュール1
3〜16は、制御データの先頭を識別する。また、この
実施の形態5では、制御データ及び受信信号の量(長さ)
を予め固定しておくことで、演算モジュール13〜16
は、制御データから受信信号への切替え位置、及びデー
タの終了を判断する。
【0068】ステップC2において、各演算モジュール
13〜16のプロセッサは、トリガによって制御データ
を検出し、取り込み、解析する。この解析によって、各
演算モジュール13〜16は、制御データの直後にある
受信信号の中で自分の処理に必要な範囲、その受信信号
に対して実行する処理の内容、及び処理結果を出力する
タイミングを取り出す。
【0069】ステップC3において、各演算モジュール
13〜16は、解析結果に基づき、その後、自分の処理
に必要な受信信号をバス12から受けとり、処理し、指
定のタイミングでバス12へ出力する。このタイミング
の指定には、トリガ発生からの経過時間などを用いる。
【0070】ステップC4において、一方、ローカルコ
ンピュータ17は、各演算モジュール13〜16が受信
信号の処理結果を出力している間、バス12からその処
理結果を取り込む。処理結果を取り込む時間は、予め設
定しておく。信号処理装置はこのステップC1〜C4の
処理を繰り返し実行してゆく。
【0071】すなわち、この実施の形態5に係る信号処
理装置では、各演算モジュール13〜16のプロセッサ
が、マージャ11がバス12に流したデータを毎周期監
視し、その中から制御データを取り込み、その解釈に基
づいて、バス12に流れているデータの中から入力され
た信号のうち処理に必要な部分を取り込み、信号の処理
を行ない、処理結果を出力するものである。
【0072】この実施の形態5は、演算モジュール側で
必要な信号部分を取り込むため、複数の演算モジュール
で処理に必要な信号の範囲に重なりが存在しても、1対
1でデータを転送する時のような同じ部分を繰り返し転
送するといった作業をする必要がなく、制御データと処
理する信号分のみの転送で済む。また、毎周期、制御デ
ータを受け取るため、周期毎に違う制御を行なうことが
できる。
【0073】実施の形態6.上記実施の形態5では、各
演算モジュール13〜16のプロセッサは、バス12に
制御データが流れる度に、制御データを取り込み、解析
を行っていたが、この実施の形態6では、自分が処理す
る信号がない時のみ制御データの取り込み及び解析を行
なうものである。なお、この実施の形態6の構成は、上
記実施の形態5と同様である。
【0074】上記実施の形態5の動作(タイムチャー
ト)を示す図5に示した方式では、次の制御データを受
信するまでに処理が終了していた。しかし、この実施の
形態5の方式の場合、次の周期までに処理が終了しない
時には割り込みが発生し、制御データの解析を終えた
後、中断した信号の処理に戻ることになる。この実施の
形態6の方式では、信号の処理中は制御データを取り込
まないようにして、それにより割り込みを発生させるこ
となく処理を行なうことができる。
【0075】受信信号の処理が1周期で終らない例とし
ては、受信信号毎に別の演算モジュール13〜16を割
り当て、一定周期後に処理結果が得られるという負荷分
配方式がある。この負荷分配方式は従来例でとられてい
た方式と同じである。
【0076】すなわち、この実施の形態6に係る信号処
理装置では、各演算モジュール13〜16のプロセッサ
が、入力信号の処理をしていない間のみ、マージャ11
がバス12に流したデータを監視し、その中から制御デ
ータを取り込み、その解釈に基づいて、バス12に流れ
ているデータの中から入力された信号のうち処理に必要
な部分を取り込み、信号の処理を行ない、処理結果を出
力するものである。
【0077】この実施の形態6は、各々の演算モジュー
ルが信号の処理中は制御データを受け取らないことによ
って、制御データを見るための中断なしに、処理を継続
させることができる。
【0078】実施の形態7.上記実施の形態6では、各
演算モジュール13〜16のプロセッサは、自分が処理
する信号がない時のみバス12から制御データの取り込
み、解析を行っていたが、この実施の形態7では、受信
信号の処理中であっても、その時点で処理中の受信信号
の処理が、制御データの取り込み及び解析と処理に必要
な範囲の受信信号の入力のための割り込み処理を含め
て、次の周期までに終了する場合、制御データを取り込
み及び解析を行う方式のものである。この方式では、受
信信号の処理を終える直前の周期及び処理をしていない
周期に制御データの取り込みと解析を行なうことにな
る。
【0079】この方式では、受信信号の格納領域を2つ
用意することによって、処理中の受信信号を破壊するこ
となく、次の処理のための受信信号を取り込み、処理中
の受信信号の出力を終えた時点で次の受信信号の処理を
開始することができる。
【0080】すなわち、この実施の形態7に係る信号処
理装置では、各演算モジュール13〜16のプロセッサ
が、入力信号を格納するための領域を2つ用意し、入力
信号の処理をしていない間、及び次の周期までに処理が
終了することが分かる場合のみ、マージャ11がバス1
2に流すデータを監視し、その中から制御データを取り
込み、その解釈に基づいて、バス12に流れているデー
タの中から入力された信号のうち処理に必要な部分を、
処理中の信号が格納されている領域とは別のもう1つの
領域に入力信号を取り込むことによって、処理中の信号
の処理が終了し、出力を終えた時点から次の信号の処理
を開始するものである。
【0081】この実施の形態7は、各々の演算モジュー
ルが、処理を終える前の周期には、制御データを受け取
り、ダブルバッファを用いて処理する信号の取り込みも
行なうことにより、処理する信号の取り込みを待つ時間
なしに、処理を継続させてゆくことができる。
【0082】実施の形態8.上記実施の形態5〜7で
は、各演算モジュール13〜16のプロセッサが、バス
12から制御データの取り込み、解析を行っていたが、
この実施の形態8では、受信信号を処理するプロセッサ
とは別に、子プロセッサを用意し、制御データの取り込
み及び解析を行すものである。
【0083】また、上記実施の形態7で受信信号の格納
領域を2つ用意したように、処理結果格納用の領域も2
つ用意し、子プロセッサに、制御データの取り込み及び
解析と同様、処理結果のバス12への出力を行なわせる
ことによって、プロセッサは、受信信号の入力や処理結
果の出力を待つことなく、受信信号の処理をのみを継続
して実行させることができる。
【0084】すなわち、この実施の形態8に係る信号処
理装置では、各演算モジュール13〜16がバス12か
ら制御データ及び処理する信号のうち必要な部分を取り
込む作業を、各演算モジュール13〜16上のプロセッ
サとは別の子プロセッサを設け、この子プロセッサによ
って行なわせるものである。
【0085】この実施の形態8は、バスからのデータの
取り込み及び制御データの解釈や処理結果の出力を、信
号を処理するプロセッサとは別の子プロセッサが行なう
ことにより、プロセッサの能力の全てを信号処理に用い
ることができる。
【0086】実施の形態9.この実施の形態9は、制御
データを予め設定した周期分先に送るもので、これによ
り制御データを解釈するための時間を確保することがで
きる。例えば、1周期分先に送る場合、図5の入力周期
(1)にある制御データは、その直後にある同じ周期の
受信信号に対する制御ではなく、次の入力周期に入力さ
れる入力周期(2)の受信信号の分割や演算モジュール
13〜16の制御を指定するものになる。
【0087】この方式では、制御データを受けとってか
らその制御データに対応する受信信号の入力までに、時
間があるため、この時間を利用して、制御データの解析
を行なうことができる。
【0088】すなわち、この実施の形態9に係る信号処
理装置では、制御データとしてマージする信号と同じ周
期の制御ではなく、予め設定しておいた周期分あとの制
御を行なうためのデータを先送りすることによって制御
するものである。
【0089】この実施の形態9は、数周期後の制御を行
なうための情報を制御データとして先送りするすること
により、制御データの解釈を行なう時間を確保すること
ができる。
【0090】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0の構成について図6を参照しながら説明する。図6
は、この発明の実施の形態10の構成を示すブロック図
である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を
示す。
【0091】図6において、10は受信信号を分割し、
分割した受信信号にその処理を行なう後述する演算モジ
ュールを割り当てるための制御データを生成する制御デ
ータ生成部、11は受信信号と制御データを合成し、そ
の合成したものを後述する演算モジュールに送るマージ
ャ、13〜16並びに21及び22は内部にプロセッサ
やメモリを有し、受信信号を処理する演算モジュール、
12a及び12bは入出力用のバス、17は演算モジュ
ール22の処理結果を収集し格納、もしくは処理結果に
対し別の処理を施すローカルコンピュータである。
【0092】図6は、パイプライン接続とバス接続を複
合させた実施の形態を示したものであり、図中の演算モ
ジュール15、16、及び21の部分がバス接続となっ
ている。
【0093】図6の構成において、演算モジュール1
3、14は、まず、制御データの中から自分に対する制
御データを取り出し解釈する。それに基づいて入力した
受信信号、もしくは、上流の演算モジュール13の処理
結果を受けとり、処理を行なう。処理終了後、下流の演
算モジュール14、15、16、21、22の制御デー
タ、及び処理結果を出力する。演算モジュール15、1
6、21は、制御データに従って、演算モジュール14
の処理結果を分割して処理する。そして、演算モジュー
ル22は、3つの演算モジュール15、16、21の出
力を収集し、処理を施し、ローカルコンピュータ17に
その処理結果を出力する。
【0094】すなわち、この実施の形態10に係る信号
処理装置では、演算モジュール15、16、21に接続
されているバスを演算モジュール15、16、21の入
力用と出力用に分け、マージャ11と入力用のバス12
aの間、及び、出力用のバス12bとローカルコンピュ
ータ17の間にパイプライン接続した複数の演算モジュ
ール13、14及び22を設け、入力される信号が、マ
ージャ11の入力となり、制御データを付加され、パイ
プライン接続された複数の演算モジュール13、14を
介して処理され、バス型接続の演算モジュール15、1
6、21がある部分では、バス12aを経由してバス型
で接続している各々の演算モジュール15、16、21
に分配・処理されて、また、バス12bを通して処理結
果が収集され、また、パイプライン接続された演算モジ
ュール22を介して処理され、処理した結果がローカル
コンピュータ17に送られるものである。
【0095】この実施の形態10は、パイプライン接続
でも、同様に制御バスを用いずに、制御データと処理す
る信号を合わせたデータを用いて、装置の制御を行なう
ことができる。更に、パイプライン接続の一部にバス接
続部分を設けることにより、処理するデータを分割して
処理できる部分のパイプラインの段数を抑えることがで
きる。
【0096】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1の構成について図7を参照しながら説明する。図7
は、この発明の実施の形態11の構成を示すブロック図
である。
【0097】図7において、18は処理結果伝達線、1
9はマージャ11と同様に受信信号が入力される予備モ
ジュール、23は制御バスである。他の構成は、上記実
施の形態10と同様である。
【0098】図7は、上記実施の形態10に待機系を追
加したもので、図中の制御バス23は、制御データ生成
部10を除く全てのモジュール11、13〜16、2
1、22、17に接続され、データの送受信が可能なバ
スである。
【0099】この実施の形態11では、制御バス23と
予備モジュール19を用意することにより、1つの予備
モジュール19を用いて、上記実施の形態4で示したの
と同じ故障対策を、パイプライン接続とバス接続を複合
させた本実施の形態10に対し実現するものである。
【0100】例えば、演算モジュール13に故障が発生
した場合、制御データ生成部10は、次のような処理を
行なわせる制御データを生成する。マージャ11は演算
モジュール13への出力を、制御バス23を介して予備
モジュール19へ送る。予備モジュール19は演算モジ
ュール13が実施するはずだった処理を行ない、その結
果を制御バス23を介して演算モジュール14へ送る。
演算モジュール14は、受け取ったデータを処理し、バ
ス12aへ出力する。これ以降の処理は上記実施の形態
10と同じである。
【0101】同様に、1つの予備モジュール19によっ
て、制御データ生成部10、マージャ11、演算モジュ
ール14〜16、21、22、ローカルコンピュータ1
7の故障に対応することができる。
【0102】すなわち、この実施の形態11に係る信号
処理装置では、制御データ生成部10、マージャ11、
ローカルコンピュータ17、及び、全ての演算モジュー
ル13〜16、21、22と接続される制御バス23
と、そのバスに接続される予備のモジュール19を設
け、制御データ生成部10、マージャ11、ローカルコ
ンピュータ17、及び、全ての演算モジュール13〜1
6、21、22のいずれかに故障が発生した場合、故障
した部分の機能を予備モジュール19が代行することに
よって、装置としての機能維持を行なうものである。
【0103】この実施の形態11は、制御バス23とそ
れに接続される予備モジュール19を設け、制御以外の
データ転送にも制御バスを用いることにより、予備モジ
ュールによって、パイプライン接続及びバス接続の演算
モジュールや制御データ生成部の故障に対処することが
できる。
【0104】実施の形態12.この発明の実施の形態1
2の構成について図8を参照しながら説明する。図8
は、この発明の実施の形態12の構成を示すブロック図
である。
【0105】図8において、18は処理結果伝達線、2
3は制御バスである。他の構成は、上記実施の形態10
と同様である。
【0106】図8は、この実施の形態12の構成を示し
たもので、上記実施の形態10に制御バス23と処理結
果伝達線18を追加したものである。
【0107】上記実施の形態10の構成に処理結果伝達
線18だけを追加し制御バスがない場合に、例えば演算
モジュール21に故障が発生すると、そのことが処理結
果伝達線18によって、制御データ生成部10へ伝えら
れる。制御データ生成部10は、これから生成する制御
データの変更を行ない、演算モジュール21を使用せず
に、演算モジュール15、16のみに受信信号の処理を
分配して、処理を行なわせる。この場合、演算モジュー
ル13、14が処理中の受信信号は、演算モジュール2
1の故障を発見する前に作成した制御データが付加され
ているため、故障中の演算モジュール21に処理が分配
され、処理結果が得られないという状況が発生する。
【0108】この実施の形態12では、例えば演算モジ
ュール21に故障が発生した場合、それを認識した制御
データ生成部10は、これから生成する制御データの変
更だけではなく、演算モジュール13、14に対し、制
御バス23経由で制御データの書き換えを指示する。こ
れにより、演算モジュール13、14が処理中の受信信
号の処理についても演算モジュール21を使用せずに、
演算モジュール15、16のみに受信信号の処理を分配
して、処理を行なわせる。
【0109】また、例えば演算モジュール16が常に使
用されていない状態にあった場合、制御データ生成部1
0が制御バス23経由で演算モジュール16の内部情報
を書き換え、演算モジュール16に「自分は演算モジュ
ール21である」と思わせ、演算モジュール21には、
「故障中であるため、制御データに従って処理をする必
要はない」と認識させることにより、受信信号の処理を
継続させることができる。
【0110】すなわち、この実施の形態12に係る信号
処理装置では、制御データ生成部10、ローカルコンピ
ュータ17、及び、全ての演算モジュール13〜16、
21、22と接続される制御バス23を設け、演算モジ
ュールの故障が制御データ生成部10に伝えられた場
合、この制御バス23を介して、演算モジュールが処理
のために保持している内部データや入力信号と共に流れ
ている制御データを書き換えるものである。
【0111】この実施の形態12は、故障時に、制御バ
ス23を用いて制御データの書き換えや演算モジュール
の内部情報を書き換えることによって、故障の影響範囲
を狭めることができる。
【0112】実施の形態13.上記実施の形態1〜12
では、バス接続やパイプライン接続及びその複合型の構
成を持つアーキテクチャを対象として説明したが、他の
構成についても、信号の入力部分に、過去の処理結果に
基づいて制御データ生成するモジュールと、制御データ
と入力信号をマージするモジュールと、処理結果を演算
モジュールに伝達するデータ線を用意し、各々の演算モ
ジュールに制御データに従った処理を行なわせること
で、制御バスを用いずに過去の処理結果に基づいた制御
を行なわせることができる。
【0113】すなわち、この実施の形態13に係る信号
処理装置では、過去の処理結果を元に入力信号の処理内
容を変化させる信号処理装置において、信号が入力され
る信号入力線と、複数の演算モジュールを制御するため
のデータを生成する制御データ生成部と、信号入力線か
ら入ってくる信号と制御データ生成部から送られてくる
データを合成するマージャと、マージャと演算モジュー
ル、演算モジュール同士、演算モジュールとローカルコ
ンピュータの間でデータをやりとりするデータ線と、信
号を処理するための複数の演算モジュールと、処理結果
を受けとるローカルコンピュータとを備え、ローカルコ
ンピュータが過去の処理結果を制御データ生成部へ伝
え、制御データがその内容を元に入力信号の処理内容を
決め、その処理内容を演算モジュールに伝えるための制
御データを生成し、マージャが制御データと入力信号を
合成し、演算モジュールが合成後のデータの中から制御
データを取り込み、制御データに従った処理をおこなう
ことによって、装置の制御を行なうものである。
【0114】この実施の形態13は、制御データを生成
し、処理する信号に付加することによって、他の構成に
おいても、制御バスなしに制御を行なうことができる。
【0115】
【発明の効果】この発明に係る信号処理装置は、以上説
明したとおり、合成データに基づいて入力される受信信
号を処理する複数の演算モジュールと、前記複数の演算
モジュールを制御するための制御データを生成する制御
データ生成部と、前記受信信号と前記制御データ生成部
により生成した前記制御データとを合成して前記合成デ
ータを出力するマージャと、前記演算モジュールの処理
結果を受け取るローカルコンピュータとを備えたので、
従来のように制御バスを用いた制御に比べ、演算モジュ
ールに接続するバスの数を少なくできるという効果を奏
する。
【0116】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記ローカルコンピュータと前記制
御データ生成部とを接続する処理結果伝達線をさらに備
え、前記ローカルコンピュータが受け取った処理結果に
基づいて、前記制御データの内容を変更する制御データ
生成部を備えたので、レーダ信号処理などのように、状
況が予測できる信号の処理において、信号の状況に応じ
た処理を行なうことができるという効果を奏する。
【0117】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、自己診断を行いその結果を信号の処
理結果と共に出力する演算モジュールと、自己診断結果
と処理結果を受け取るローカルコンピュータと、前記自
己診断結果から得られる故障状況に基づき故障していな
い演算モジュールに対して前記受信信号の処理を割り当
てる制御データを生成し、故障した演算モジュールを使
用しない負荷配分を行う制御データ生成部とを備えたの
で、自己診断を実施しその結果を信号の処理結果合わせ
て転送することによって、制御バスなしに、故障状況に
基づいた制御を行なうことができるという効果を奏す
る。
【0118】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記演算モジュールと同様の機能を
有する予備モジュールをさらに備え、自己診断を行いそ
の結果を信号の処理結果と共に出力する演算モジュール
と、自己診断結果と処理結果を受け取るローカルコンピ
ュータと、前記自己診断結果から得られる故障状況に基
づき故障していない演算モジュールと前記予備モジュー
ルに対して前記受信信号の処理を割り当てる制御データ
を生成し、故障した演算モジュールを使用しない負荷配
分を行う制御データ生成部とを備えたので、自己診断を
実施しその結果を信号の処理結果合わせて転送すること
によって、制御バスなしに、故障状況に基づいた制御を
行なうことができるという効果を奏する。
【0119】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記マージャと前記各モジュールと
前記ローカルコンピュータとをバス接続したので、従来
のように制御バスを用いた制御に比べ、演算モジュール
に接続するバスの数を少なくできるという効果を奏す
る。
【0120】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記制御データ生成部と前記マージ
ャと前記各モジュールとを接続する同期信号線をさらに
備え、前記同期信号線を監視し、同期信号に基づき前記
バスに流れているデータの中から前記制御データを取り
込み、その解釈に基づいて前記バスに流れているデータ
の中から受信信号のうち処理に必要な部分を取り込み、
信号の処理を行ってその処理結果を出力する各モジュー
ルを備えたので、複数の演算モジュールで処理に必要な
信号の範囲に重なりが存在しても、1対1でデータを転
送する時のような同じ部分を繰り返し転送するといった
作業をする必要がなく、制御データと処理する信号分の
みの転送で済み、また、毎周期、制御データを受け取る
ため、周期毎に違う制御を行なうことができるという効
果を奏する。
【0121】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、信号の処理をしていない間のみ、前
記バスに流れているデータの中から前記制御データを取
り込み、その解釈に基づいて前記バスに流れているデー
タの中から受信信号のうち処理に必要な部分を取り込
み、信号の処理を行ってその処理結果を出力する各モジ
ュールを備えたので、制御データを見るための中断なし
に、処理を継続させることができるという効果を奏す
る。
【0122】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記受信信号を格納するための第1
及び第2の領域を有し、信号の処理をしていない間で、
かつ次の周期までに処理が終了することが分かる場合の
み、前記バスに流れているデータの中から前記制御デー
タを取り込み、その解釈に基づいて前記バスに流れてい
るデータの中から受信信号のうち処理に必要な部分を、
処理中の信号が格納されている前記第1の領域とは別の
前記第2の領域に取り込み、前記処理中の信号の処理が
終了してその処理結果の出力を終えた時点から次の信号
の処理を開始する各モジュールを備えたので、処理する
信号の取り込みを待つ時間なしに、処理を継続させてゆ
くことができるという効果を奏する。
【0123】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、第1及び第2のプロセッサを有し、
前記第1のプロセッサにより、取り込んだ受信信号の処
理をし、前記第2のプロセッサにより、前記制御データ
と必要な受信信号を前記バスから取り込む作業を行う各
モジュールを備えたので、第1のプロセッサの能力の全
てを信号処理に用いることができるという効果を奏す
る。
【0124】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記受信信号と、この受信信号に対
応する第1の制御データから所定の周期分後の第2の制
御データとを合成して前記合成データを前記バスへ出力
するマージャを備えたので、制御データの解釈を行なう
時間を確保することができるという効果を奏する。
【0125】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記マージャと前記各演算モジュー
ルと前記ローカルコンピュータとをパイプライン接続と
したので、制御バスを用いずに、制御データと処理する
信号を合わせたデータを用いて、装置の制御を行なうこ
とができるという効果を奏する。
【0126】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、前記複数の演算モジュールのうち一
部の演算モジュールをバス接続としたので、処理するデ
ータを分割して処理できる部分のパイプラインの段数を
抑えることができるという効果を奏する。
【0127】また、この発明に係る信号処理装置は、以
上説明したとおり、予備モジュールと、前記予備モジュ
ールと前記マージャと前記各演算モジュールと前記ロー
カルコンピュータとを接続する制御バスとをさらに備
え、前記制御データ生成部、前記マージャ、前記各演算
モジュール、及び前記ローカルコンピュータのいずれか
に故障が発生した場合、故障した部分の機能を前記予備
モジュールが代行するようにしたので、パイプライン接
続及びバス接続の演算モジュールや制御データ生成部の
故障に対処することができるという効果を奏する。
【0128】さらに、この発明に係る信号処理装置は、
以上説明したとおり、前記マージャと前記各演算モジュ
ールと前記ローカルコンピュータとを接続する制御バス
とをさらに備え、前記マージャ、前記各演算モジュー
ル、及び前記ローカルコンピュータのいずれかに故障が
発生した場合、前記制御バスを通じて、前記演算モジュ
ールが処理のために保持している内部データと前記受信
信号と共に流れている制御データとを書き換える制御デ
ータ生成部を備えたので、故障の影響範囲を狭めること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る信号処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る信号処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態4に係る信号処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態5に係る信号処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る信号処理装置
のバス及びバスに接続されているモジュールの動作を示
すタイムチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態10に係る信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態11に係る信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態12に係る信号処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】 従来の信号処理装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 制御データ生成部、11 マージャ、12 入出
力用のバス、13,14,15,16 演算モジュー
ル、17 ローカルコンピュータ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成データに基づいて入力される受信信
    号を処理する複数の演算モジュールと、 前記複数の演算モジュールを制御するための制御データ
    を生成する制御データ生成部と、 前記受信信号と前記制御データ生成部により生成した前
    記制御データとを合成して前記合成データを出力するマ
    ージャと、 前記演算モジュールの処理結果を受け取るローカルコン
    ピュータとを備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ローカルコンピュータと前記制御デ
    ータ生成部とを接続する処理結果伝達線をさらに備え、 前記制御データ生成部は、前記ローカルコンピュータが
    受け取った処理結果に基づいて、前記制御データの内容
    を変更することを特徴とする請求項1記載の信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記演算モジュールは自己診断を行いそ
    の結果を信号の処理結果と共に出力し、 前記ローカルコンピュータは自己診断結果と処理結果を
    受け取り、 前記制御データ生成部は前記自己診断結果から得られる
    故障状況に基づき故障していない演算モジュールに対し
    て前記受信信号の処理を割り当てる制御データを生成
    し、故障した演算モジュールを使用しない負荷配分を行
    うことを特徴とする請求項2記載の信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記演算モジュールと同様の機能を有す
    る予備モジュールをさらに備え、 前記演算モジュールは自己診断を行いその結果を信号の
    処理結果と共に出力し、 前記ローカルコンピュータは自己診断結果と処理結果を
    受け取り、 前記制御データ生成部は前記自己診断結果から得られる
    故障状況に基づき故障していない演算モジュールと前記
    予備モジュールに対して前記受信信号の処理を割り当て
    る制御データを生成し、故障した演算モジュールを使用
    しない負荷配分を行うことを特徴とする請求項2記載の
    信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記マージャと前記各モジュールと前記
    ローカルコンピュータとがバス接続されていることを特
    徴とする請求項2から請求項4までのいずれかに記載の
    信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御データ生成部と前記マージャと
    前記各モジュールとを接続する同期信号線をさらに備
    え、 前記各モジュールは、前記同期信号線を監視し、同期信
    号に基づき前記バスに流れているデータの中から前記制
    御データを取り込み、その解釈に基づいて前記バスに流
    れているデータの中から受信信号のうち処理に必要な部
    分を取り込み、信号の処理を行ってその処理結果を出力
    することを特徴とする請求項5記載の信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記各モジュールは、信号の処理をして
    いない間のみ、前記バスに流れているデータの中から前
    記制御データを取り込み、その解釈に基づいて前記バス
    に流れているデータの中から受信信号のうち処理に必要
    な部分を取り込み、信号の処理を行ってその処理結果を
    出力することを特徴とする請求項6記載の信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記各モジュールは、前記受信信号を格
    納するための第1及び第2の領域を有し、 信号の処理をしていない間で、かつ次の周期までに処理
    が終了することが分かる場合のみ、前記バスに流れてい
    るデータの中から前記制御データを取り込み、その解釈
    に基づいて前記バスに流れているデータの中から受信信
    号のうち処理に必要な部分を、処理中の信号が格納され
    ている前記第1の領域とは別の前記第2の領域に取り込
    み、前記処理中の信号の処理が終了してその処理結果の
    出力を終えた時点から次の信号の処理を開始することを
    特徴とする請求項6記載の信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記各モジュールは、第1及び第2のプ
    ロセッサを有し、 前記第1のプロセッサは、取り込んだ受信信号の処理を
    し、 前記第2のプロセッサは、前記制御データと必要な受信
    信号を前記バスから取り込む作業を行うことを特徴とす
    る請求項6から請求項8までのいずれかに記載の信号処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記マージャは、前記受信信号と、こ
    の受信信号に対応する第1の制御データから所定の周期
    分後の第2の制御データとを合成して前記合成データを
    前記バスへ出力することを特徴とする請求項6記載の信
    号処理装置。
  11. 【請求項11】 前記マージャと前記各演算モジュール
    と前記ローカルコンピュータとがパイプライン接続され
    ていることを特徴とする請求項2又は3記載の信号処理
    装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の演算モジュールのうち一部
    の演算モジュールがバス接続されていることを特徴とす
    る請求項11記載の信号処理装置。
  13. 【請求項13】 予備モジュールと、 前記予備モジュールと前記マージャと前記各演算モジュ
    ールと前記ローカルコンピュータとを接続する制御バス
    とをさらに備え、 前記制御データ生成部、前記マージャ、前記各演算モジ
    ュール、及び前記ローカルコンピュータのいずれかに故
    障が発生した場合、故障した部分の機能を前記予備モジ
    ュールが代行することを特徴とする請求項12記載の信
    号処理装置。
  14. 【請求項14】 前記マージャと前記各演算モジュール
    と前記ローカルコンピュータとを接続する制御バスとを
    さらに備え、 前記制御データ生成部は、前記マージャ、前記各演算モ
    ジュール、及び前記ローカルコンピュータのいずれかに
    故障が発生した場合、前記制御バスを通じて、前記演算
    モジュールが処理のために保持している内部データと前
    記受信信号と共に流れている制御データとを書き換える
    ことを特徴とする請求項12記載の信号処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021122126A (ja) * 2017-02-10 2021-08-26 日本電信電話株式会社 データ処理装置、データ出力方法及びコンピュータプログラム

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