JPH09238363A - デジタルカラーエンコーダ - Google Patents
デジタルカラーエンコーダInfo
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Abstract
換のアパーチャ歪やビデオ信号の波形歪を低減できるデ
ジタルカラーエンコーダを提供する。 【解決手段】 まず、通常のデジタルカラーエンコーダ
と同様に、標本化周波数f1で標本化されたデジタル信
号である原色信号R,G,Bを入力し、これらから、マ
トリクス回路12、カラーバースト制御回路16、変調
回路20、加算回路25および同期信号付加回路26等
を用いたデジタル信号処理により、標本化周波数f1の
デジタル化複合カラー映像信号を生成する。次に、D/
A変換器27の直前に挿入された標本化周波数変換回路
30により、その複合カラー映像信号の標本化周波数を
f1からf2=2・f1に変換する。この変換後の複合カラ
ー映像信号を、D/A変換器27でTV受像器に入力可
能なアナログ形式の信号に変換し、ビデオ信号Stvとし
て出力する。
Description
機に入力可能な複合カラー映像信号を出力するビデオ出
力端子を装備するゲームプレーヤやビデオCDプレーヤ
等の装置に使用されるデジタルカラーエンコーダに関す
る。
(以下「原色信号」という)からテレビジョン受像機
(TV受像機)に入力可能な複合カラー映像信号を生成
する際には、アナログ方式のカラーエンコーダが用いら
れていたが、近年、この複合カラー映像信号の生成をデ
ジタル信号処理により行うデジタルカラーエンコーダが
用いられるようになってきた。図9は、このようなデジ
タルカラーエンコーダの基本構成を示すブロック図であ
る。以下、この図を参照しつつ従来のデジタルカラーエ
ンコーダについて説明する。
路11、マトリクス回路12、ローパスフィルタ(LP
F)13,14、遅延回路15、カラーバースト制御回
路16、変調回路20、加算器24、加算回路25、同
期信号付加回路26、およびD/A変換器27を図9に
示すように接続した構成となっており、デジタル化され
た3種類の原色信号R,G,Bから以下のようにしてT
V受像機に入力可能な複合カラー映像信号を生成する。
波数で標本化されたデジタル信号である原色信号R,
G,Bが外部から入力され、これらがラッチされる。ラ
ッチされた原色信号R,G,Bはマトリクス回路12に
送られ、そこで合成されることにより、輝度信号Yと2
種類の色差信号U,Vが生成される。このうち色差信号
U,VはデジタルフィルタであるLPF13,14によ
り所定の帯域に制限された後、カラーバースト制御回路
16によって所定の位相および振幅の色副搬送波が所定
のサイクル数だけ挿入され(ここで挿入される信号は
「カラーバースト信号」と呼ばれる)、その後、変調回
路20に入力される。変調回路20は色副搬送波形発生
器21と乗算器22,23を備えており、色副搬送波形
発生器21で発生された90度の位相差を有する2種類
の色副搬送波を、乗算器22,23により色差信号U,
Vでそれぞれ平衡変調する。平衡変調された二つの信号
は加算器24で加算され、搬送色信号として加算回路2
5に入力される。加算回路25では、この搬送色信号
と、遅延回路15によって時間調整された輝度信号Yと
が合成される。この合成後の信号に対し同期信号付加回
路26によって同期信号が付加され、これにより複合カ
ラー映像信号が得られる。以上の処理は全てデジタル信
号処理として実行され、この時点での複合カラー映像信
号はデジタル信号である。このため、この複合カラー映
像信号はD/A変換器27によってアナログ信号に変換
された後、TV受像機に入力可能な複合カラー映像信号
(以下「ビデオ信号」という)Stvとして出力される。
ジタルカラーエンコーダでは、通常、最終段のD/A変
換器に入力される信号の標本化周波数は原色信号R,
G,Bの標本化周波数と同一であり、例えばCCIR(I
nternational Radio Consultive Committee)勧告で規定
された13.5MHzが標本化周波数として選択される。こ
の場合、次のよう問題が存在する。 (1)D/A変換によって生じるアパーチャ歪によりビ
デオ信号の高域成分が減衰する。 (2)搬送色信号の1周期当たりの標本化点は3〜4点
程度であるため、ビデオ信号に波形歪が生じやすい。原
理的には、デジタル化された複合映像信号に含まれる側
波帯成分を除去する特性すなわち標本化周波数の1/2
以上の高域成分を減衰させる急峻な特性のLPF(アナ
ログフィルタ)にD/A変換後の信号を通すことによ
り、歪のないビデオ信号が得られる。しかし実際には、
位相歪などの問題がありこのようなLPFは使用できな
いため、前記標本化周波数の場合にはビデオ信号に波形
歪が生じる。この波形歪により、そのビデオ信号が入力
されるTV受像機側で問題が生じる。例えばビデオ信号
に含まれるカラーバースト信号が歪んでいる場合には、
カラーバースト信号からPLL(Phase Locked Loop)方
式により搬送色信号の復調に必要な基準副搬送波を作成
する際に、ロックされなかったり、ロック状態が維持で
きなかったりすることがある。また、ビデオ信号におけ
る波形歪によってTV受像機の画面に障害が現れること
もある。
値を選定することにより、上記(1)および(2)の問
題を解消することも考えられるが、標本化周波数を高く
すると、消費電流が増大し、回路設計も困難になる。
設計の困難化を招くことなく、D/A変換によるアパー
チャ歪の発生を抑え、ビデオ信号における波形歪を低減
することができるデジタルカラーエンコーダを提供する
ことを目的とする。
本発明に係る第1のデジタルカラーエンコーダでは、光
の3原色に対応する3種類の映像信号をデジタル化した
原色信号に対してマトリクス演算、周波数帯域制限、直
角2相平衡変調、およびカラーバースト信号と同期信号
の付加に相当する処理を含むデジタル信号処理を行うこ
とにより、第1の標本化周波数で標本化されたデジタル
化複合カラー映像信号を生成し、該デジタル化複合カラ
ー映像信号からD/A変換手段を用いてテレビション受
像機に入力可能なアナログ信号である複合カラー映像信
号を生成するデジタルカラーエンコーダにおいて、前記
デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第1の
標本化周波数よりも高い第2の標本化周波数に変換し、
該変換後のデジタル化複合カラー映像信号を前記D/A
変換手段に入力する標本化周波数変換手段を備えた構成
としている。
ーダでは、上記第1のデジタルカラーエンコーダにおい
て、前記標本化周波数変換手段は、前記デジタル化複合
カラー映像信号の値に基づく補間を行う3次以上のデジ
タルフィルタを有し、該デジタルフィルタを用いて前記
デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第1の
標本化周波数よりも高い第2の標本化周波数に変換する
ことを特徴としている。
ーダでは、上記第2のデジタルカラーエンコーダにおい
て、前記標本化周波数変換手段は、前記デジタルフィル
タによる補間後のデジタル化複合カラー映像信号の値が
所定範囲から外れているか否かを検知する信号レベル検
知手段と、信号レベル検知手段によって所定範囲から外
れていることが検知された前記デジタル化複合カラー映
像信号の値を所定範囲内に入るように修正する信号レベ
ル保護手段とを有することを特徴としている。
ーダでは、上記第3のデジタルカラーエンコーダにおい
て、前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手
段により所定範囲から外れていることが検知された前記
デジタル化複合カラー映像信号の値を該値の直前の標本
化点の値に修正することを特徴としている。
ーダでは、上記第3のデジタルカラーエンコーダにおい
て、前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手
段により所定範囲から外れていることが検知された前記
デジタル化複合カラー映像信号の値を予め設定された最
高値または最低値に修正することを特徴としている。
ーダは、上記第1のデジタルカラーエンコーダであっ
て、前記標本化周波数変換手段は、帰線消去期間におい
て、第1の標本化周波数の前記デジタル化複合カラー映
像信号の各標本化点の間に直前の標本化点の値に等しい
値の新たな標本化点を追加することにより、前記デジタ
ル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第2の標本化
周波数に変換することを特徴としている。
あるデジタルカラーエンコーダの全体構成を示すブロッ
ク図である。このデジタルカラーエンコーダは、図9に
示した従来のデジタルカラーエンコーダと同様に、入力
回路11、マトリクス回路12、ローパスフィルタ(L
PF)13,14、遅延回路15、カラーバースト制御
回路16、変調回路20、加算器24、加算回路25、
同期信号付加回路26、およびD/A変換器27を備
え、基本的には図9のデジタルカラーエンコーダと同様
の接続構成となっている。しかし、このデジタルカラー
エンコーダは、D/A変換器27の直前に標本化周波数
変換回路30が挿入されている点で、従来のデジタルカ
ラーエンコーダと相違する。本実施形態では、この標本
化周波数変換回路30は、加算回路25から出力される
複合カラー映像信号の標本化周波数を2倍にする機能を
有する。
ルカラーエンコーダでは、図9に示した従来例と同様、
まず入力回路11により、所定の標本化周波数(以下、
これを「第1標本化周波数f1」とする)で標本化され
たデジタル信号である原色信号R,G,Bが入力され、
これらがラッチされる。この原色信号R,G,Bの標本
化周波数としては、例えばCCIR勧告で規定された1
3.5MHzが用いられる。
G,Bはマトリクス回路12へ送られる。マトリクス回
路12では、原色信号R,G,Bが人間の目の明るさを
感じる割合に応じて合成され、輝度信号Yと2種類の色
差信号が生成される。このうち色差信号については、伝
送を容易にする目的で振幅を制限された後に色差信号
U,Vとして出力される。この色差信号U,Vは、デジ
タルフィルタであるLPF13,14にそれぞれ入力さ
れる。このLPF13,14により、人間の目が所定値
以下の面積では色を判別できないという特性を利用し
て、色差信号U,Vが所定の帯域に制限される。
ト制御回路16により、カラーバースト信号が挿入され
る。すなわち、変調回路20での変調に使用される色副
搬送波が所定の位相および振幅で所定のサイクル数だけ
挿入される。その後、色差信号U,Vは変調回路20に
送られる。変調回路20は、90度の位相差を有する2
種類の色副搬送波である第1副搬送波SINおよび第2
副搬送波COSを発生させる色副搬送波形発生器21
と、色差信号Uと第1副搬送波SINとの乗算を行う乗
算器22と、色差信号Vと第2副搬送波COSとの乗算
を行う乗算器23とを備えている。これらにより、色差
信号U,Vで第1副搬送波SINと第2副搬送波COS
がそれぞれ平衡変調される。この平衡変調により得られ
る2種類の信号は加算器24で合成され、これにより色
副搬送波が生成される。この色副搬送波は、加算回路2
5に入力され、そこで、遅延回路15によって時間調整
された輝度信号Yと合成される。この合成後の信号に対
し同期信号付加回路26によって同期信号が付加され、
これにより複合カラー映像信号が得られる。
f1で標本化されたデジタル信号として行われる。した
がって、同期信号付加回路26から出力される複合カラ
ー映像信号も第1標本化周波数f1で標本化されたデジ
タル信号であり、これが標本化周波数変換回路30に入
力される。標本化周波数変換回路30では、この複合カ
ラー映像信号の標本化周波数が第1標本化周波数からそ
の2倍の周波数である第2標本化周波数f2に変換され
る(f2=2・f1)。このようにして得られた第2標本
化周波数f2の複合カラー映像信号は、D/A変換器2
7によりアナログ信号に変換され、ビデオ信号Stvとし
て出力される。
2は、本実施形態のデジタルカラーエンコーダにおける
標本化周波数変換回路30の構成を模式的に示すブロッ
ク図である。この図に示すように、標本化周波数変換回
路30は、2倍アップサンプラ31とLPF32を縦続
接続した構成として表すことができる。
示すような、周波数f1で標本化されたデジタル信号S1
における隣接する各2個の標本化点の中点に、図3
(b)に示すように零値の標本化点を追加する。これに
より、周期T1=1/f1の間隔の信号値列が、その半分
の周期T2=T1/2の間隔の信号値列、すなわち標本化
周波数f2=2・f1のデジタル信号S2に変換される。こ
のデジタル信号S2はLPF32入力され、LPF32
において補間処理が行われる。これにより、2倍アップ
サンプラ31によって追加された標本化点の値が、零値
から、標本化周波数f1のデジタル信号S1の各値(標本
値)を用いた補間により得られる値に置き換えられる。
このようにしてLPF32による補間によって図3
(c)に示すようなデジタル信号S3が得られ、これが
標本化周波数f2のデジタル信号として標本化周波数変
換回路30から出力される。
波数スペクトルを示す図である。標本化周波数変換回路
30に入力されるデジタル信号S1(2倍アップサンプ
ラ31への入力信号)は、図4(a)に示すように、原
信号のスペクトル成分に相当する純成分(0〜f1/2
の範囲のスペクトル成分)とそれがf1/2の点で折り
返されたスペクトル成分(f1/2〜f1の範囲のスペク
トル成分)とが、標本化周波数f1の間隔で繰り返され
るスペクトルを持つ。2倍アップサンプラ31を通過し
た後のデジタル信号S2は、図4(b)に示すように、
標本化周波数f2の間隔で繰り返されるスペクトルを持
つが、これは実質的にはデジタル信号S1のスペクトル
(図4(a))と同一であって、標本化周波数f1の間
隔で繰り返されるスペクトルでもある。補間処理用のL
PF32は、この図4(b)のスペクトルにおける斜線
が付された部分(以下「鏡像成分」という)を減衰させ
るデジタルフィルタであって、図4(c)に示すような
周波数特性を有する。したがって、このLPF32を通
過した後のデジタル信号S3は、図4(d)に示すよう
な周波数スペクトルを持ち、これが標本化周波数変換回
路30から出力される。
構成例を示すブロック図である。この例では、図4に示
した2倍アップサンプラ31が、図5(a)に示すよう
に、標本化周波数f1のデジタル信号S1が供給される接
点c1と値「0」の固定信号が供給される接点c2とに接
点c3を周波数f2で交互に接続する切換スイッチとして
実現されている。補間処理用のLPF32は、その伝達
関数を H(z)=Σ(n=0,N-1)h(n)・z-n =h(0)+h(1)・z-1+h(2)・z-2+……+h(N-1)・z-(N-1) …(1) と表現することができる。ここで、"z-1"は単位遅延演
算子であり、"Σ"は総和の記号であって、"Σ(i=n1,n
2)"は次に続く項についてi=n1からi=n2まで総和
をとることを意味するものとする。
表現される補間処理用のLPFのうちで最も簡単な構成
のものであり、その伝達関数は H(z)=(1+2・z-1+1・z-2)/2 …(2) である。上式の伝達関数を有するLPF32は、標本化
周波数f2に対応する単位遅延素子41,42と、係数
2を乗じる乗算器43と、加算器44と、係数1/2を乗
じる乗算器45とを図5(b)に示すように接続するこ
とにより実現することができる。このような構成によれ
ば、2倍アップサンプラ31によって追加された標本化
点の値が線形補間により得られる値となる。すなわち、
標本化周波数f1の入力信号S1における隣接する標本化
点の値をxa,xbとすると、その間に追加される標本化
点の値は xi=(xa+xb)/2 …(3) となる。
回路30では、標本化周波数f1の信号の間に「0」の
標本値を挿入して標本化周波数をf2とした後に補間処
理を行っているが、「0」の標本値に対する演算は省略
できるため、2系統の信号を周波数f2で切り換える図
6に示すような構成により標本化周波数変換回路30を
実現することもできる。すなわち、変換前の標本化周波
数f1に対応する単位遅延素子51と、加算器52と、
係数1/2を乗じる乗算器53と、周波数f2で2系統の信
号を切り換える切換スイッチ54とを図6に示すように
接続した構成により実現することができる。この構成の
標本化周波数変換回路30には、標本化周波数f1の各
標本値が直後の標本化点まで保持される信号(零次ホー
ルド後の信号)が入力される。そして、この入力信号と
それを単位遅延させた信号とを加算した信号に係数1/2
を乗じた信号が生成され、この信号と入力信号とが周波
数f2で交互に切り換えられる。これにより、図5に示
した構成によって得られる出力信号と同一の信号S3が
得られる。
変換後の標本化周波数f2は変換前の標本化周波数f1の
2倍すなわちf2=2・f1となるが、2倍以外の有理数
倍の周波数に変換する標本化周波数変換回路すなわちf
2=m・f1(mは有理数)となる標本化周波数変換回路
についても、m倍アップサンプラと補間処理用LPFを
縦続接続した構成などにより、同様にして実現すること
ができる。
態によれば、D/A変換器27の直前に挿入された標本
化周波数変換回路30により複合カラー映像信号の標本
化周波数がf1からf2=2・f1(またはf2=m・f1)
へと変換されるため、すなわち標本化周波数が上げられ
るため、D/A変換器27におけるアパーチャ歪の発生
が抑えられ、アナログ化された複合カラー映像信号にお
ける高域成分の減衰も改善される。また、この標本化周
波数の変換により高調波成分である鏡像成分(図4
(b)の斜線部分)を減衰させることができるため(図
4(d)参照)、搬送色信号やカラーバースト信号の波
形歪が改善される。さらに、図4(d)に示されている
ように、この標本化周波数の変換により周波数スペクト
ルのベース帯域である純成分の上限と側波帯成分の下限
との間隔が広がる。このため、D/A変換後の信号を通
過させるアナログのローパスフィルタ(アナログLP
F)の遮断特性は緩やかなものでよく、アナログLPF
の設計が容易となる。
/A変換器27の直前以外の位置に挿入された場合に
は、次のような問題がある。例えば変調回路20の直前
に標本化周波数変換回路30が挿入されると、それ以降
の処理のための回路は全て変換後の高い周波数f2=m・
f1(mは有理数)で動作することになり、消費電力の
増大を招く。また、このとき、変調回路20が周波数f
2で動作するため、例えば色副搬送波発生器21をRO
Mを用いて作成する場合には、そのROMの容量が増大
する。さらに、図1に示す処理のフロー上、挿入するパ
イプラインレジスタの段数も増えるため回路規模も増大
し、また、高い周波数で動作する回路の設計は周波数が
低い場合よりも一般に困難である。これに対し、本実施
形態のように標本化周波数変換回路30がD/A変換器
27の直前に挿入されると、原色信号R,G,Bから複
合カラー映像信号を生成するまでの回路(入力回路11
〜加算回路25)を低い周波数f1で動作させることが
できる。これにより、標本化周波数の上昇による消費電
力の増大や、回路規模の増加、回路設計の困難化という
問題を回避することができる。
化周波数変換回路30における補間処理用のLPF32
は、式(1)に示す伝達関数を有するデジタルフィルタ
である2次LPFにより実現されているが(図5(b)
参照)、2次LPFによる線形補間では補間精度が十分
とは言えない。したがって、補間処理用のLPF32と
しては、3次以上の高次のLPFを使用するのが好まし
く、例えば次式で示されるような伝達関数を有するLP
Fを使用するとよい。 H(z)=(24−48z-2+161z-4+256z-5+161z-6−48
z-8+24z-10)/256 この伝達関数のLPFも、図5(b)に示した2次LP
Fと同様、単位遅延素子と乗算器と加算器を用いて実現
することができる。このような高次LPFを使用するこ
とにより、D/A変換におけるアパーチャ歪の発生の抑
制や、高調波成分による搬送色信号やカラーバースト信
号の波形歪の防止などという本実施形態の効果を高める
ことができる。
を行った場合、補間前の信号の急峻な変化部分におい
て、フィルタリングの結果としてリンギングが発生す
る。本発明が対象とするデジタルカラーエンコーダの場
合には、補間前の複合カラー映像信号には急峻な変化部
分として同期信号などが含まれ、この部分において図7
に示すようなリンギングが発生する。そして、このよう
なリンギングの含まれるビデオ信号がTV受像機に入力
されると、TV受像機が誤動作するおそれがある。そこ
で、補間処理用のLPF32として高次LPFを使用し
た場合には、標本化周波数変換回路30を図8に示すよ
うな構成とするのが好ましい。
0は、補間処理用のLPF32の後段にレベル比較器3
4とリミッタ34を備え、これらには、LPF32を通
過した補間後の複合カラー映像信号が入力される。レベ
ル比較器34は、この複合カラー映像信号を予め設定さ
れた最高値および最低値と比較する。リミッタ34は、
この比較結果に基づき、補間後の複合カラー映像信号が
最高値よりも大きければ最高値に制限し、最低値よりも
小さければ最低値に制限する。これにより、複合カラー
映像信号は、その最高値と最低値の間に収まる信号とな
って標本化周波数変換回路30から出力される。したが
って、この最高値と最低値を適切に設定することによ
り、補間後の複合カラー映像信号に含まれるリンギング
の部分を除去することができる。なお、この構成におけ
るリミッタ34の代わりに、補間後の複合カラー映像信
号(標本値列)が前記最高値よりも大きいか又は前記最
低値よりも小さければ、そのような標本化点の値を直前
の標本化点の値に置き換える前置ホールダを備える構成
としてもよい。この構成によっても、補間後の複合カラ
ー映像信号に含まれるリンギングの部分を除去すること
ができる。
化周波数変換回路30における補間処理用のデジタルフ
ィルタ(LPF)32としてFIR型(有限インパルス
応答型)を示したが(式(1)参照)、補間処理用のLP
F32をIIR型(無限インパルス応答型)として実現
することもできる。すなわち、LPF32の位相特性と
しては直線位相が好ましいためFIR型フィルタを使用
する方がよいが、本発明における標本化周波数変換回路
30の構成はこれに限定されるものではない。なお、直
線位相のFIR型フィルタは、周知のように、シフトと
加算の組合せによって実現された乗算器およびラッチを
用いることにより簡単に構成することができる。また、
IIR型フィルタの伝達関数は一般的には次式により与
えられる。 H(z)={Σ(m=0,M)amz-m}/{1+Σ(n=1,N)bnz-n} =(a0+a1z-1+…+aMz-M)/(1+b1z-1+…+bNz-N)
レビジョン放送の方式について言及されていないが、上
記説明の実施形態の構成からわかるように、NTSCと
PALのいずれの方式のビデオ信号(複合カラー映像信
号)を生成する場合にも、本発明を適用することができ
る。
コーダでは、原色信号に対するデジタル信号処理によっ
て得られた第1の標本化周波数のデジタル化複合カラー
映像信号は、D/A変換手段によってアナログ信号に変
換される直前に、標本化周波数がより高い第2の標本化
周波数に変換される。これにより、D/A変換における
アパーチャ歪の発生が抑えられ、アナログ化された複合
カラー映像信号における高域成分の減衰が改善される。
また、この標本化周波数の変換によりデジタル化複合カ
ラー映像信号のスペクトルにおける鏡像成分を減衰させ
ることができるため、搬送色信号やカラーバースト信号
の波形歪が改善される。この結果、TV受像器に対して
安定したカラーバースト信号を供給することができ、T
V受像器における画面障害も改善される。また、この標
本化周波数変換の後のデジタル化複合カラー映像信号の
周波数スペクトルにおいて純成分の上限と側波帯成分の
下限との間隔が広がるため、D/A変換後のアナログの
ローパスフィルタの遮断特性は緩やかなものでよく、フ
ィルタの設計が容易となる。さらに、標本化周波数変換
手段はD/A変換手段の直前に挿入され、原色信号から
デジタル化複合カラー映像信号を生成するための回路は
変換前の低い周波数(第1の標本化周波数)で動作する
ため、標本化周波数の上昇に伴う消費電流の増大や、回
路設計の困難化、回路規模の増大を抑えることができ
る。
ーダによれば、デジタル化複合カラー映像信号の標本化
周波数を変換する際に(標本化周波数を高める際に)、
3次以上のデジタルフィルタ(LPF)が用いられるた
め、標本化周波数の変換に必要な補間処理が精度よく行
われる。これにより、D/A変換におけるアパーチャ歪
の発生の抑制やアナログ化された複合カラー映像信号に
おける高域成分の減衰の改善などの上記効果を高めるこ
とができる。
エンコーダによれば、標本化周波数変換後の複合カラー
映像信号の値が予め設定された範囲に入るように、信号
レベル検知手段の検知結果に基づいてその信号値が修正
される。このため、その範囲を適切に設定することによ
り、上記補間処理に高次のLPFを用いた場合に生じる
リンギングを抑えることができる。これにより、TV受
像機における同期信号検出の誤判定などを防止すること
ができる。
ーダによれば、標本化周波数の変換の際に高次のLPF
を用いて上記補間処理を行う場合であっても、同期信号
が含まれる帰線消去期間については、新たに追加される
標本化点の値は直前の標本化点の値とされるため、信号
値が急激に変化する同期信号の部分においてもリンギン
グが生じることはない。これにより、TV受像機におけ
る同期信号検出の誤判定を防止することができる。
ンコーダの全体構成を示すブロック図。
おける標本化周波数変換回路の構成を模式的に示すブロ
ック図。
の、標本値列を示す図。
の、周波数スペクトルを示す図。
ク図。
ロック図。
リンギングを示す波形図。
ブロック図。
を示すブロック図。
像信号)
Claims (6)
- 【請求項1】 光の3原色に対応する3種類の映像信号
をデジタル化した原色信号に対してマトリクス演算、周
波数帯域制限、直角2相平衡変調、およびカラーバース
ト信号と同期信号の付加に相当する処理を含むデジタル
信号処理を行うことにより、第1の標本化周波数で標本
化されたデジタル化複合カラー映像信号を生成し、該デ
ジタル化複合カラー映像信号からD/A変換手段を用い
てテレビション受像機に入力可能なアナログ信号である
複合カラー映像信号を生成するデジタルカラーエンコー
ダにおいて、 前記デジタル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第
1の標本化周波数よりも高い第2の標本化周波数に変換
し、該変換後のデジタル化複合カラー映像信号を前記D
/A変換手段に入力する標本化周波数変換手段を備える
ことを特徴とするデジタルカラーエンコーダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカラーエンコ
ーダにおいて、 前記標本化周波数変換手段は、前記デジタル化複合カラ
ー映像信号の値に基づく補間を行う3次以上のデジタル
フィルタを有し、該デジタルフィルタを用いて前記デジ
タル化複合カラー映像信号の標本化周波数を第1の標本
化周波数よりも高い第2の標本化周波数に変換すること
を特徴とするデジタルカラーエンコーダ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のデジタルカラーエンコ
ーダにおいて、 前記標本化周波数変換手段は、 前記デジタルフィルタによる補間後のデジタル化複合カ
ラー映像信号の値が所定範囲から外れているか否かを検
知する信号レベル検知手段と、 信号レベル検知手段によって所定範囲から外れているこ
とが検知された前記デジタル化複合カラー映像信号の値
を所定範囲内に入るように修正する信号レベル保護手段
と、を有することを特徴とするデジタルカラーエンコー
ダ。 - 【請求項4】 請求項3に記載のデジタルカラーエンコ
ーダにおいて、 前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手段に
より所定範囲から外れていることが検知された前記デジ
タル化複合カラー映像信号の値を該値の直前の標本化点
の値に修正することを特徴とするデジタルカラーエンコ
ーダ。 - 【請求項5】 請求項3に記載のデジタルカラーエンコ
ーダにおいて、 前記信号レベル保護手段は、前記信号レベル検知手段に
より所定範囲から外れていることが検知された前記デジ
タル化複合カラー映像信号の値を予め設定された最高値
または最低値に修正することを特徴とするデジタルカラ
ーエンコーダ。 - 【請求項6】請求項1に記載のデジタルカラーエンコー
ダであって、 前記標本化周波数変換手段は、帰線消去期間において、
第1の標本化周波数の前記デジタル化複合カラー映像信
号の各標本化点の間に直前の標本化点の値に等しい値の
新たな標本化点を追加することにより、前記デジタル化
複合カラー映像信号の標本化周波数を第2の標本化周波
数に変換することを特徴とするデジタルカラーエンコー
ダ。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP04321296A JP3609524B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | デジタルカラーエンコーダ |
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