JPH09239602A - 切削装置 - Google Patents

切削装置

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JPH09239602A
JPH09239602A JP4934896A JP4934896A JPH09239602A JP H09239602 A JPH09239602 A JP H09239602A JP 4934896 A JP4934896 A JP 4934896A JP 4934896 A JP4934896 A JP 4934896A JP H09239602 A JPH09239602 A JP H09239602A
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support plate
support
discharge
cutting device
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Tetsuo Ishikawa
哲夫 石川
Hiroshi Shimizu
博 清水
Katsuhei Omi
勝平 大見
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Omi Kogyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Omi Kogyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転体が揺れた場合において、その回転体と駆
動部との間で放電が発生するのを防止する。 【解決手段】切削装置11の支持板17aには切欠部3
0が設けられ、切欠部30の内側には放電抑制部Hが設
けられる。又、放電抑制部Hの側方には、回転可能に支
持された回転体12の周部12aが位置する。周部12
aと支持板17aとの距離は、前記支持板17aに静電
気が帯電したときに支持板17aと周部12aとの間で
放電が起きない値に設定される。又、回転体12が揺れ
た場合には、周部12aが二点鎖線で示すように切欠部
30内に挿入されることがある。切欠部30内に挿入さ
れた周部12aと、前記切欠部30の内面との距離Z2
は、支持板17aに静電気が帯電したときに放電が発生
しない値に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば管状に形成
された被切削物の外周面を切削する際に使用する切削装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば樹脂製のパイプ同士をT字
状に接合する場合には、一方のパイプの端部を他方のパ
イプの外周面に当接させ、両パイプの互いに当接する部
分を溶着させるようにしている。又、パイプ同士を溶着
する際には、その溶着を良好に行うために前記他方のパ
イプの外周面を、例えば図9に示す特開平7−6849
1号公報の切削装置81で切削するようにしている。
【0003】この切削装置81は円環状に形成された回
転体82と、回転体82をその軸線Lが中心となるよう
に回転させるための駆動部83とから構成されている。
駆動部83における基台84の左右両側面には、下方へ
向かって平行に延びる支持板85がそれぞれ取り付けら
れている。両支持板85間には左右方向へ延びる従動軸
86が回転可能に支持され、従動軸86には左右一対の
樹脂製の駆動輪87が取り付けられている。又、基台8
4には鉛直方向へ延びる駆動軸88が貫通して回転可能
に支持され、駆動軸88の下端部は一対の傘歯車89を
介して従動軸86に駆動連結されている。
【0004】両支持板85において左右一対の駆動輪8
7よりも下側には、左右方向へ延びる支持ピン90がそ
れぞれ設けられている。両支持ピン90において両支持
板85間に位置する部分には、樹脂製の対向輪91が取
り付けられ、対向輪91は支持ピン90に対して回転可
能となっている。又、左側の支持板85における駆動輪
87と対向輪91との間に対応する位置には、孔92が
形成されている。前記支持板85の左側には鉛直方向へ
延びる支持ピン93が設けられ、支持ピン93には樹脂
製のカウンタローラ94が取り付けられている。カウン
タローラ94は支持ピン93に対して回転可能となって
おり、カウンタローラ94の右端部は孔92に挿入され
ている。
【0005】前記回転体82には挿通孔95が設けられ
ている。挿通孔95は軸線L上で延びるように形成さ
れ、挿通孔95の内周面にはパイプ(被切削物)96の
外周面を切削するための切削刃97が設けられている。
回転体82における左右両側面の外縁には、左右両外側
方へ向かって突出する周部98が、前記外縁に沿って円
環状に延びるように形成されている。そして、周部98
は図10に示すように駆動輪87と対向輪91との間に
挿入され、図9の左側に位置する周部82の側端面には
前記カウンタローラ94が当接している。
【0006】駆動輪87と対向輪91との間に挿入され
た両周部98の側端面と、駆動部83における両支持板
85の内側面との間の距離は、支持板85に静電気が帯
電したときに周部98と支持板85との間で放電が起き
ない値、例えば1.5mmに設定されている。
【0007】上記のように構成された切削装置81でパ
イプ96の外周面を切削するには、回転体82の挿通孔
95にパイプ96を挿入した後、駆動軸88の先端に図
示しない電動ドリルのチャックを締め付けて接続する。
そして、電動ドリルへの通電を行うことにより前記電動
ドリルのモータを駆動してチャックを回転させ、そのチ
ャックに接続された駆動軸88を回転させる。すると、
駆動軸88の回転が傘歯車89を介して従動軸86へ伝
達され、従動軸86及び駆動輪87が回転される。この
とき、支持板85には、電動ドリルへの通電を行ったと
きに発生した静電気が帯電する。
【0008】駆動輪87が回転すると、駆動輪87と周
部82との摩擦力によって回転体82が軸線Lを中心に
回転し、対向輪91及びカウンタローラ94は回転体8
2の回転を案内する。そして、回転体82が回転する
と、その回転体82に設けられた切削刃97がパイプ9
6の外周面を周方向に沿って切削する。又、切削刃97
がパイプ96を切削するときの切削抵抗は、切削刃97
を介して回転体82に働く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記切削装
置81では、例えば直径が150mm以上となるような
大径のパイプ96の外周面を切削するために回転体82
の径を大きくすると、回転体82の重量が増加するので
回転中の回転体82が揺れ易くなる。従って、回転中の
回転体82に切削刃97の切削抵抗が働くと、回転体8
2の軸線Lが傾斜する方向へ揺動するように、前記回転
体82が図9の位置P2を中心に矢印B方向へ揺れるこ
とがあった。そして、回転体82が矢印B方向へ揺れる
と、図10の支持板85における幅方向縁部の周部98
に対応する位置に前記周部98が接近する。その結果、
支持板85と周部98との最短距離が1.5mm以下に
なるため、支持板85と周部98との間で放電が起きる
という問題があった。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、回転体が揺れた場合
において、その回転体と駆動部との間で放電が起きるの
を防止できるようにすることにある。
【0011】又、第2の目的は、支持板に放電抑制部を
容易に形成できるようにすることにある。更に、第3の
目的は、回転体の軸線が傾斜するように揺動する方向へ
前記回転体が揺れた場合において、突部と支持板との間
に放電が起きるのを防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、特に、回転体が揺れたと
きにおける駆動部と回転体との間の最短距離を、その駆
動部と回転体との間で放電が起きない値にするための放
電抑制部を設けた。
【0013】請求項2記載の発明では、前記回転体には
駆動部の支持板へ向かって突出する突部が設けられ、そ
の突部と前記支持板との間が回転体と駆動部との最短距
離となるものであって、放電抑制部を支持板における突
部の回転軌道に対応する位置に設けた。
【0014】請求項3記載の発明では、前記突部は回転
体の回転方向に沿って円環状に延びるように形成され、
回転体の軸線が傾斜するように揺動する方向へ前記回転
体が揺れたとき、その回転体の突部が支持板の縁部に対
して接近又は離間するものであって、放電抑制部を前記
支持板の縁部における回転体の突部に対応する位置に設
けた。
【0015】即ち、請求項1記載の発明では、回転中の
回転体が揺れたとき、駆動部と回転体との間には放電抑
制部により、その駆動部と回転体との間に放電が起きな
い距離が確保される。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、回転体に設けられた突部は、回転体
の回転により駆動部の支持板に設けられた放電抑制部に
沿って移動する。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用に加え、回転体の軸線が傾斜するように揺動
する方向へ前記回転体が揺れたとき、その回転体の突部
は支持板の縁部に対して接近又は離間する。このとき、
突部と支持板の縁部との間には、前記支持板の縁部にお
ける突部に対応する位置に設けられた放電抑制部によ
り、支持板の縁部と回転体の突部との間に放電が起きな
い距離が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図8に従って説明する。図1に示すよう
に、切削装置11は円環状に形成された回転体12と、
回転体12をその軸線Lが中心となるように回転させる
ための駆動部13とから構成されている。駆動部13は
四角板状に形成された基台14を備え、基台14には鉛
直方向へ延びる駆動軸15が貫通して回転可能に支持さ
れている。この駆動軸15の下端部には駆動傘歯車16
が取り付けられている。基台14の左右両側面には、そ
れぞれ下方へ向かって延びる支持板17a,17bが平
行となるように取り付けられ、両支持板17a,17b
間には前記駆動傘歯車16が位置している。この両支持
板17a,17bの表面全体は、ポリエチレン等の絶縁
物からなる図示しない絶縁層によって被覆されている。
【0019】両支持板17a,17b間において、駆動
傘歯車16の下側には左右方向へ延びる従動軸18が設
けられ、従動軸18の左右両端部は両支持板17a,1
7bにそれぞれ回転可能に支持されている。従動軸18
には左右一対の駆動輪19a,19bと従動傘歯車20
とが取り付けられ、従動傘歯車20は両駆動輪19a,
19b間に位置している。そして、前記駆動軸15をそ
の軸線が中心となるように回転させると、駆動軸15の
回転が駆動傘歯車16及び従動傘歯車20を介して従動
軸18に伝達され、従動軸18及び駆動輪19a,19
bがその軸線を中心に一体回転するようになっている。
【0020】両支持板17a,17bにおいて従動軸1
8の下側には、左右方向へ延びる支持ピン21がそれぞ
れ貫通している。両支持ピン21において両支持板17
a,17bの内側に位置する部分には、それぞれ対向輪
22a,22bが取り付けられ、対向輪22a,22b
は支持ピン21に対して回転可能となっている。図2及
び図3に示すように、支持板17a,17bにおいて支
持ピン21よりも前側には、着脱ピン23が摘付ナット
24によって取り外し可能に取り付けられている。図4
に示すように、着脱ピン23は支持板17a,17bと
直交する方向へ延びて前記支持板17a,17bを貫通
している。
【0021】着脱ピン23における両支持板17a,1
7bの内側に位置する部分には、ガイド輪25a,25
bが取り付けられている。このガイド輪25a,25b
は着脱ピン23に対して回転可能となっている。そし
て、摘付ナット24を緩めて着脱ピン23から取り外
し、その着脱ピン23を両支持板17a,17bの内側
へ向かって抜き出すと、ガイド輪25a,25bが支持
板17a,17bから取り外されるようになっている。
【0022】図2に示すように、支持板17aの鉛直方
向ほぼ中央部において、支持板17aの幅方向両側部に
はそれぞれ切欠部29,30が設けられている。この切
欠部29,30は、支持板17aをその幅方向縁部から
幅方向中央部へ向かって切り欠くことによって形成さ
れ、切欠部29,30の内側は放電抑制部Hとなってい
る。又、切欠部29,30は、回転体12の回転方向に
沿って延びている。
【0023】支持板17aの両切欠部29,30間にお
いて、駆動輪19aと対向輪22aとの間に対応する位
置には孔31が形成されている。支持板17aにおいて
孔31の上側にはブラケット32が取り付けられ、ブラ
ケット32には鉛直方向へ延びる支持ピン33が設けら
れている。支持ピン33にはカウンタローラ34aが取
り付けられ、カウンタローラ34aは支持ピン33に対
して回転可能となっている。このカウンタローラ34a
は前記孔31内に挿入されている。
【0024】支持板17aにおいて、後側に位置する切
欠部30の下側にはブラケット35が取り付けられ、ブ
ラケット35には回転体12の径方向へ延びる支持ピン
36が設けられている。支持ピン36にはカウンタロー
ラ37aが取り付けられ、カウンタローラ37aは支持
ピン36に対して回転可能となっている。このカウンタ
ローラ37aは前記切欠部30内に挿入されている。
【0025】図3に示すように、支持板17bの鉛直方
向ほぼ中央部において、支持板17bの幅方向両側部に
はそれぞれ切欠部38,39が設けられている。この切
欠部38,39は、支持板17bをその幅方向縁部から
幅方向中央部へ向かって切り欠くことによって形成さ
れ、切欠部38,39の内側は放電抑制部Hとなってい
る。又、切欠部38,39は、回転体12の回転方向に
沿って延びている。
【0026】支持板17bにおいて前側の切欠部38
は、図2に示す支持板17aにおける前側の切欠部29
よりも、支持板17a,17bの幅方向に対して深く切
り欠かれている。支持板17bにおいて切欠部38の上
側にはブラケット40が取り付けられ、ブラケット40
には回転体12の径方向へ延びる支持ピン41が設けら
れている。支持ピン41にはカウンタローラ34bが取
り付けられ、カウンタローラ34bは支持ピン41に対
して回転可能となっている。このカウンタローラ34b
は前記切欠部38内に挿入されている。
【0027】支持板17bにおいて、後側に位置する切
欠部39の下側にはブラケット42が取り付けられ、ブ
ラケット42には回転体12の径方向へ延びる支持ピン
43が設けられている。支持ピン43にはカウンタロー
ラ37bが取り付けられ、カウンタローラ37bは支持
ピン43に対して回転可能となっている。このカウンタ
ローラ37bは前記切欠部39内に挿入されている。
【0028】図2に示すように、基台14の前後両側面
には、それぞれ下方へ向かって延びる保護板44が平行
となるように取り付けられている。この保護板44の表
面全体は、ポリエチレン等の絶縁物からなる図示しない
絶縁層によって被覆されている。又、保護板44の下端
部にはブラシ45が着脱可能に設けられ、ブラシ45の
先端は回転体12の外周面にまで延びている。
【0029】図7に示すように、円環状に形成された回
転体12は第1及び第2チャック51,52によって構
成され、第1及び第2チャック51,52は半円弧状に
延びている。第1及び第2チャック51,52における
長手方向基端部の外周面には蝶番53が設けられ、第1
及び第2チャック51,52は蝶番53に設けられたピ
ン54を中心に回動可能となっている。そして、第1及
び第2チャック51,52をピン54が中心となるよう
に回動させると、その第1及び第2チャック51,52
は開閉動作を行うようになっている。
【0030】第1及び第2チャック51,52における
長手方向先端部の外周面には、両チャック51,52の
先端部同士を接合状態に保持するためのロック機構55
が設けられている。ロック機構55は第1チャック51
に設けられた掛止片56と、第2チャック52に設けら
れた操作片57及び引掛片58とから構成されている。
前記掛止片56は固定ネジ59により、第1のチャック
51における先端部の外周面に取り付けられている。こ
の掛止片56には爪部56aが設けられている。
【0031】第2チャック52における先端部の外周面
には、その外周面から突出するように支持片60が設け
られている。支持片60には回転体12の軸線Lと同方
向へ延びるピン61が設けられ、このピン61により前
記操作片57の一端部が支持片60に支持されている。
この操作片57はピン61に対して回動可能となってい
る。操作片57の長手方向中央部には回転体12の軸線
Lと同方向へ延びるピン62が設けられ、このピン62
により前記引掛片58の一端部が支持されている。この
引掛片58はピン62に対して回転可能となっている。
又、引掛片58の他端部には、前記掛止片56の爪部5
6aに対して掛止可能な爪部58aが設けられている。
【0032】そして、第1及び第2チャック51,52
の先端部同士を当接させた状態で、引掛片58の爪部5
8aを掛止片56の爪部56aに引っ掛け、操作片57
を傾倒する方向へピン61が中心となるように回動させ
る。すると、第1及び第2チャック51,52の先端部
同士は、接合状態に保持されるようになっている。又、
傾倒している操作片57を起立する方向へピン61が中
心となるように回動させ、引掛片58の爪部58aを掛
止片56の爪部56aから取り外すと、第1及び第2チ
ャック51,52における先端部同士の接合状態が解除
される。両チャック51,52における先端部同士の接
合状態が解除されると、両チャック51,52に開閉動
作を行わせることが可能となる。
【0033】第1及び第2チャック51,52の先端部
同士を接合させた状態では、回転体12において両チャ
ック51,52の内周面間に挿通孔63が形成される。
この挿通孔63は回転体12の軸線L上で延び、挿通孔
63の軸線は回転体12の軸線Lと一致する。挿通孔6
3には、図1に示すように、例えばポリエチレン製のパ
イプ64を挿入することが可能となっている。本実施形
態では、パイプ64が被切削物となっている。
【0034】回転体12における左右両側面の外縁に
は、左右両外側方へ向かって突出する周部12a,12
bが、前記外縁に沿って円環状に延びるように形成され
ている。この周部12a,12bは突部として設けられ
ている。そして、回転体12の両チャック51,52を
開いた状態にして、一対の周部12a,12bを駆動輪
19a,19bと対向輪22a,22bとの間に挿入す
ることにより、回転体12が駆動部13に取り付けられ
る。又、両チャック51,52が開いた状態で、一対の
周部12a,12bを駆動輪19a,19bと対向輪2
2a,22bとの間から抜き出すことにより、回転体1
2が駆動部13から取り外されるようになっている。
【0035】回転体12を駆動部13に取り付けた状態
では、駆動輪19a,19b及び対向輪22a,22b
が回転体12における両周部12a,12bの外周面及
び内周面にそれぞれ当接する。又、図2及び図3に示す
ガイド輪25a,25bは周部12a,12bの内周面
に当接し、カウンタローラ34a,34b,37a,3
7bは周部12a,12bの側端面にそれぞれ当接す
る。更に、回転体12が駆動部13に取り付けられる
と、図5に示すように、支持板17aの切欠部30は周
部12aの回転軌道に対応して位置するとともに、その
周部12aと同方向へ延びた状態になる。
【0036】尚、支持板17aの切欠部29及び支持板
17bの切欠部38,39も、上記切欠部30と同様
に、周部12a,12bの回転軌道に対応して位置する
とともに、その周部12a,12bと同方向へ延びた状
態になる。
【0037】図1に示す両周部12a,12bの側端面
と、その側端面に対して対向する両支持板17a,17
bの内側面との間の距離Z1は、支持板17a,17b
に静電気が帯電したときに周部12a,12bと支持板
17a,17bとの間で放電が起きない値、例えば1.
5mm以上に設定されている。又、回転体12に図4の
矢印B方向への力が働くと、回転体12はその軸線Lが
傾斜するように揺動する方向へ揺れようとする。このと
き、例えば図6に示す支持板17aの切欠部30に挿入
されたカウンタローラ37aへ周部12aが押し付けら
れ、そのカウンタローラ37aが弾性変形した場合、前
記周部12aは二点鎖線で示すように切欠部30内へ挿
入される。
【0038】切欠部30内に挿入された周部12aと切
欠部30の内面との距離Z2は、支持板17a,17b
に静電気が帯電したときに周部12a,12bと支持板
17a,17bとの間で放電が起きない値、例えば1.
5mm以上に設定されている。尚、支持板17aの切欠
部29及び支持板17bの切欠部38,39内に周部1
2a,12bが挿入された場合においても、上記切欠部
30の場合と同様に周部12a,12bと切欠部29,
38,39の内面との距離が1.5mm以上となる。即
ち、周部12a,12bと切欠部29,38,39の内
面との距離は、支持板17a,17bに静電気が帯電し
たときに周部12a,12bと支持板17a,17bと
の間で放電が起きない値に設定されている。
【0039】図2に示すように、支持板17a側に位置
する回転体12の側面には、その側面と交差する方向へ
延びる第1支軸65が、挿通孔63の周囲を囲うように
複数設けられている。各第1支軸65は回転体12の軸
線Lを中心とする同一円周上に所定間隔をおいて配置さ
れている。図1に示すように、各第1支軸65は挿通孔
63の軸線Lに対して傾斜し、その軸線Lに対する第1
支軸65の傾斜角度は例えば1.5°となっている。各
第1支軸65にはそれぞれ第1ローラ66が取り付けら
れ、第1ローラ66は第1支軸65に対して回転可能と
なっている。又、各第1ローラ66の外周面には、突条
66aが周方向へ延びるように形成されている。
【0040】図3に示すように、支持板17b側に位置
する回転体12の側面には、その側面と交差する方向へ
延びる第2支軸67が、挿通孔63の周囲を囲うように
複数設けられている。各第2支軸67は回転体12の軸
線Lを中心とする同一円周上に所定間隔をおいて配置さ
れている。図1に示すように、各第2支軸67は挿通孔
63の軸線Lに対して傾斜し、その軸線Lに対する第2
支軸67の傾斜角度は例えば1.5°となっている。各
第2支軸67にはそれぞれ第2ローラ68が取り付けら
れ、第2ローラ68は第2支軸67に対して回転可能と
なっている。
【0041】第1チャック51には、その第1チャック
51の内周側と外周側とを連通する収容孔69が設けら
れ、収容孔69内にはブラケット70が固定されてい
る。図8に示すように、ブラケット70には回転体12
の軸線Lへ向かって突出する支持片70aが設けられ、
支持片70aの側方で且つブラケット70の下方には切
削刃71が設けられている。この切削刃71及び支持片
70aにはそれぞれ透孔72,73が設けられ、透孔7
2,73には連結ネジ74が遊びを持った状態で挿入さ
れている。
【0042】透孔72,73を貫通した連結ネジ74に
はナット74aが螺入され、その連結ネジ74及びナッ
ト74aにより切削刃71が支持片70aに連結されて
いる。切削刃71は、回転体12の軸線Lに対して接近
又は離間する方向へ摺動可能となっている。又、切削刃
71とブラケット70との対向する面には、それぞれ収
容穴75,76が凹設され、収容穴75,76の内側底
面間にはバネ77が設けられている。そして、切削刃7
1はバネ77により、回転体12の軸線Lへ向かって常
に付勢されている。
【0043】次に、上記のように構成された切削装置1
1の作用を説明する。切削装置11でパイプ64の外周
面を切削するには、回転体12を駆動部13に取り付
け、開いた状態となっている第1チャック51と第2チ
ャック52との間にパイプ64を配置する。その後、第
1及び第2チャック51,52における長手方向先端部
同士をロック機構55によって接合すると、パイプ64
は第1及び第2チャック51,52により把持されて回
転体12の挿通孔63を貫通した状態になる。
【0044】パイプ64が第1及び第2チャック51,
52により把持されると、切削刃71がバネ77によっ
てパイプ64の外周面に押し付けられる。又、パイプ6
4が第1及び第2チャック51,52により把持される
と、図1に示す第1ローラ66の突条66aがパイプ6
4の外周面に食い込むとともに、第2ローラ68がパイ
プ64の外周面に当接する。そして、回転体12は第1
及び第2ローラ66,68により、パイプ64に対して
回転体12の軸線Lを中心に回転できるように支持され
る。
【0045】その後、駆動軸15の先端に図示しない電
動ドリル等のチャックを締め付けて接続し、その電動ド
リルへの通電を行うことにより前記電動ドリルのモータ
を駆動してチャックを回転させる。すると、チャックに
接続された駆動軸15が回転し、駆動軸15の回転が駆
動傘歯車16及び従動傘歯車20を介して従動軸18に
伝達され、従動軸18及び駆動輪19a,19bが一体
回転する。このとき、支持板17a,17bには、電動
ドリルへの通電を行ったときに発生した静電気が帯電す
る。支持板17a,17bの表面全体は絶縁層によって
被覆されているため、その支持板17a,17bに静電
気が帯電しても支持板17a,17bと回転体12との
間に放電が起きにくくなる。
【0046】駆動輪19a,19bが回転すると、その
駆動輪19a,19bと周部12a,12bとの間の摩
擦力により、回転体12が軸線Lを中心に回転する。回
転体12における周部12a,12bの外周面は、その
回転体12が回転することにより図2に示すブラシ45
で常に清掃されるため、前記周部12a,12bの外周
面に対する塵埃等の付着が防止される。又、回転体12
の回転は、周部12a,12bの内周面に当接する対向
輪22a,22b及びガイド輪25a,25bと、周部
12a,12bの側端面に当接するカウンタローラ34
a,34b,37a,37bとによって案内される。
【0047】回転体12が回転すると、その回転体12
に設けられた切削刃71がパイプ64の外周面を周方向
に沿って切削する。又、回転体12をパイプ64に対し
て回転可能に支持する第1及び第2ローラ66,68の
第1及び第2支軸65,67は、回転体12の軸線Lに
対して所定角度傾斜している。そのため、回転体12が
回転すると、パイプ64が回転体12に対し図1の矢印
Y方向へ相対的に軸線Lに沿って移動する。従って、パ
イプ46の外周面は、切削刃71により螺旋状に切削さ
れる。
【0048】切削刃71がパイプ64を切削するときの
切削抵抗は、切削刃71及びブラケット70を介して回
転体12に働く。回転体12に切削刃71の切削抵抗が
働くと、その切削抵抗により回転体12が図1の位置P
2を中心に矢印B方向へ揺れようとする場合がある。こ
の場合、図4において回転体12の矢印B方向への揺れ
は、回転体12の回転方向に並列となるカウンタローラ
34a,34bとカウンタローラ37a,37bとによ
って抑えられる。
【0049】又、回転体12を矢印B方向へ揺らそうと
する力が強くなると、例えば図6に示す支持板17aの
切欠部30に挿入されたカウンタローラ37aへ周部1
2aが押し付けられ、そのカウンタローラ37aが弾性
変形することがある。この場合、前記カウンタローラ3
7aの弾性変形により、回転体12の軸線Lが傾斜する
ように揺動する方向(図4の矢印B方向)へ前記回転体
12が揺れる。その結果、回転体12の周部12aが、
図6に示す切欠部30へ近づいたり二点鎖線で示すよう
に切欠部30内へ挿入されたりする。しかし、図1に示
す周部12aと支持板17aの内側面との距離Z1、及
び、図6に示す周部12aと切欠部30の内面との距離
Z2は、それぞれ両者の間で放電が起きない値であるた
め、周部12aと支持板17a,17bとの間における
放電の発生が防止される。
【0050】尚、回転体12の揺れにより、周部12
a,12bが切欠部29,38,39に近づいたり、切
欠部30,38,39内に挿入されたりした場合におい
ても、上記切欠部30の場合と同様に周部12a,12
bと支持板17a,17bとの間における放電が防止さ
れる。
【0051】パイプ64の外周面の切削作業が完了する
と、ロック機構55による第1及び第2チャック51,
52における先端部同士の接合が解除される。その後、
第1及び第2チャック51,52が開かれ、パイプ64
が回転体12から取り外される。尚、前記パイプ64よ
りも小さい径のパイプの外周面を切削する場合、図4に
示すガイド輪25a,25b及び着脱ピン23を支持板
17a,17bから取り外す。そして、前記回転体12
よりも小さい径の回転体を駆動部13に取り付け、その
回転体に前記パイプを把持させて同パイプにおける外周
面の切削を行う。
【0052】以上詳述した本実施形態では、下記(a)
〜(g)に示す効果がある。 (a)支持板17a,17bに放電抑制部Hを設けた。
そのため、例えば直径が150mm以上となるような大
径のパイプ64を切削するための回転体12が揺れたと
きにおいても、前記放電抑制部Hにより支持板17a,
17bと周部12a,12bとの間には放電が起きない
距離が確保される。従って、回転体12が揺れた場合に
おいて、周部12a,12bと支持板17a,17bと
の間で放電が起きるのを防止することができる。
【0053】(b)支持板17a,17bにおいて、周
部12a,12bの回転軌道に対応する位置のみに放電
抑制部Hを設ければよいため、その支持板17a,17
bへの放電抑制部Hの形成を容易に行うことができる。
【0054】(c)図4の矢印B方向へ回転体12が揺
れたとき、周部12a,12bが接近する支持板17
a,17bの幅方向縁部に放電抑制部Hを設けた。従っ
て、回転体12の軸線Lが傾斜する方向へ揺動するよう
に前記回転体12が矢印B方向へ揺れた場合において、
周部12a,12bと支持板17a,17bとの間に放
電が起きるのを防止することができる。
【0055】(d)放電抑制部Hは切欠部29,30,
38,39の内側に設けられるため、支持板17a,1
7bに切欠部29,30,38,39を切欠形成するだ
けで、容易に放電抑制部Hを設けることができる。
【0056】(e)支持板17a,17bの表面全体は
絶縁層によって被覆されているため、支持板17a,1
7bと回転体12との間に放電を発生させにくくするこ
とができる。
【0057】(f)支持板17a,17bには周部12
a,12bの側端面に当接して回転体12の回転を案内
するカウンタローラ34a,34b,37a,37bが
設けられているため、回転体12が図4の矢印B方向へ
揺れにくくなる。
【0058】(g)回転体12における周部12a,1
2bの外周面はブラシ45によって常に清掃されるた
め、周部12a,12bの外周面に塵埃等が付着するの
を防止することができる。従って、周部12a,12b
の外周面に塵埃等が付着することにより、駆動輪19
a,19bが周部12a,12bに対して滑るのを防止
し、駆動輪19a,19bから周部12a,12bへ駆
動力を効率よく伝達することができる。
【0059】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態では、被切削物として円筒状に形成さ
れたパイプ64を例示したが、これに代えて被切削物と
しての丸棒等の外周面を切削装置11で切削してもよ
い。
【0060】(2)本実施形態では、パイプ64をポリ
エチレン製としたが、ポリエチレン以外の樹脂、鉄及び
銅等の金属、木材によってパイプ64を形成してもよ
い。 (3)対向輪22a,22b、ガイド輪25a,25b
及びカウンタローラ34a,34b,37a,37bの
個数を適宜変更してもよい。
【0061】(4)本実施形態において、支持板17
a,17b及び保護板44の表面全体を被覆する絶縁層
は、ポリエチレン以外の絶縁物によって形成されていて
もよい。
【0062】(5)本実施形態では、切欠部29,3
0,38,39の内側に放電抑制部Hを設けたが、本発
明はこれに限定されない。例えば、切欠部29,30,
38,39に代えて、支持板17a,17bには外側方
へ向かって突出するように膨らむ膨張部を設け、この膨
張部の内側を放電抑制部Hとしてもよい。
【0063】(6)上記(5)の場合において、支持板
17a,17bの幅方向両縁部のみに放電抑制部Hを設
けるのではなく、支持板17a,17bにおける周部1
2a,12bの回転軌道に対応する位置全体に放電抑制
部Hを設けてもよい。この場合、更に確実に支持板17
a,17bと周部12a,12bとの間の放電を防止す
ることができる。
【0064】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。請求項2又は3記載の切削装置におい
て、放電抑制部は支持板に設けられた切欠部の内側に形
成されるものである切削装置。この場合、支持板に孔又
は切欠部を形成するだけで、その支持板に放電抑制部を
容易に形成することができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、回転中の回転
体が揺れても、放電抑制部により駆動部と回転体との間
は放電が起きない距離にされる。従って、回転体が揺れ
た場合において、その回転体と駆動部との間で放電が発
生するのを防止することができる。
【0066】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加え、支持板における突部の回転軌道に対
応する位置のみに放電抑制部を設ければよいため、その
支持板に放電抑制部を容易に形成することができる。
【0067】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の効果に加え、回転体の軸線が傾斜するように揺動
する方向へ前記回転体が揺れても、支持板の縁部におけ
る突部に対応する位置に設けられた放電抑制部により、
支持板の縁部と回転体の突部との間は放電が起きない距
離にされる。従って、回転体の軸線が傾斜するように揺
動する方向へ前記回転体が揺れた場合において、突部と
支持板との間に放電が起きるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の切削装置を示す断面図。
【図2】図1の切削装置を矢印X1−X1方向から見た
側面図。
【図3】図1の切削装置を矢印X2−X2方向から見た
側面図。
【図4】切削装置を示す平面図。
【図5】切欠部を示す拡大図。
【図6】図5の切欠部及び周部を矢印X4−X4方向か
ら見た断面図。
【図7】回転体を示す切欠側面図。
【図8】ブラケット及び切削刃を示す断面図。
【図9】従来の切削装置を示す断面図。
【図10】図9の切削装置を矢印X3−X3方向から見
た側面図。
【符号の説明】
11…切削装置、12…回転体、12a,12b…突部
としての周部、13…駆動部、17a,17b…支持
板、63…挿通孔、64…被切削物としてのパイプ、H
…放電抑制部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大見 勝平 愛知県安城市新明町27番地7 大見工業 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切削物(64)を挿入するための挿通
    孔(63)が形成された回転体(12)を駆動部(1
    3)により、前記挿通孔(63)の軸線が中心となるよ
    うに回転可能に支持し、更に回転体(12)には挿通孔
    (63)に挿入された被切削物(64)に当接する切削
    刃(71)を設け、その回転体(12)を回転させるこ
    とにより切削刃(71)で前記被切削物(64)を回転
    体(12)の回転方向に沿って切削する切削装置におい
    て、 前記回転体(12)が揺れたときにおける駆動部(1
    3)と回転体(12)との間の最短距離を、その駆動部
    (13)と回転体(12)との間で放電が起きない値に
    するための放電抑制部(H)を設けた切削装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体(12)には駆動部(13)
    の支持板(17a,17b)へ向かって突出する突部
    (12a,12b)が設けられ、その突部(12a,1
    2b)と前記支持板(17a,17b)との間が回転体
    (12)と駆動部(13)との最短距離となるものであ
    って、放電抑制部(H)は支持板(17a,17b)に
    おける突部(12a,12b)の回転軌道に対応する位
    置に設けられている請求項1記載の切削装置。
  3. 【請求項3】 前記突部(12a,12b)は回転体
    (12)の回転方向に沿って円環状に延びるように形成
    され、回転体(12)の軸線が傾斜するように揺動する
    方向へ前記回転体(12)が揺れたとき、その回転体
    (12)の突部(12a,12b)が支持板(17a,
    17b)の縁部に対して接近又は離間するものであっ
    て、放電抑制部(H)は前記支持板(17a,17b)
    の縁部における回転体(12)の突部(12a,12
    b)に対応する位置に設けられている請求項2記載の切
    削装置。
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