JPH09239712A - プレキャストコンクリート材およびプレキャストコンクリート構築物 - Google Patents

プレキャストコンクリート材およびプレキャストコンクリート構築物

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JPH09239712A
JPH09239712A JP7087496A JP7087496A JPH09239712A JP H09239712 A JPH09239712 A JP H09239712A JP 7087496 A JP7087496 A JP 7087496A JP 7087496 A JP7087496 A JP 7087496A JP H09239712 A JPH09239712 A JP H09239712A
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JP
Japan
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pattern
precast concrete
dimensional
precast
shaped
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JP7087496A
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English (en)
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Kunitaka Sasaki
国隆 佐々木
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Hokuetsu Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレキャストコンクリート材に連続性を持た
せることで、現場において施工したコンクリート構築物
と同様な外観体裁を形成せしめる。 【構成】 所定形態にコンクリートによって成形される
と共に複数個が連接されて構築物を構成するようにされ
たプレキャスト部材であって、該プレキャスト部材の少
くとも一面にタイルや天然石材の埋設あるいは成形模様
部による立体的模様または図柄が配設され、しかも該立
体的模様または図柄配設面の周縁部に上記立体的模様ま
たは図柄を有する板状部体を部分的に嵌合固着するよう
にされた凹陥部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレキャストコンク
リート材およびプレキャストコンクリート構築物の創案
に係り、プレキャストコンクリート材に連続性を持たせ
ることで、現場において施工したコンクリート構築物に
おけると同様な外観体裁を形成せしめようとするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構築物を構成する手法とし
て現場においての打設充填施工法とプレキャスト成形体
を現場に搬入して構築するプレキャスト施工法があるこ
とは周知の如くで、近時においてはプレキャスト施工法
が一般化し、即ち工場製産されたプレキャスト部材を用
い、能率的でしかも整然たる所定寸法ないし形態の構築
物を夫々の現場で構築することが一般化されている。
【0003】然して、今日においては前記プレキャスト
成形体に関しても、これに模様、図柄などを施して美化
することが普及しつつあり、例えば図22〜図31に示
すようなタイル貼りまたはタイル模様11、玉石等の天
然石埋設または天然石模様12、鉄平石等の割石埋設ま
たは擬石模様18などを施した板状ブロック体、棒状ブ
ロック体、立体的ブロック体、L形成形体、U形成形
体、ブロック状成形体などが採用されており、プレキャ
スト成形材においてもそれぞれ美観状ないし趣味性が得
られるようになっている。
【0004】即ち図22のものはタイル貼りまたはタイ
ル状模様11を用いた歩道に使用される平板等の正方形
状板状ブロック31であり、図23のものは玉石等の天
然石材の埋設または玉石模様12を配設した河川等の緩
斜面の法面に使用される長方形状板状ブロック体32で
あって、その四隅部分には連結部41が形成されてお
り、また図24に示したものは河川または道路の急斜面
の法面に使用される鉄平石のような割石の埋設または擬
石模様18を配設したブロック状部体33であって両側
および中間に補強筋挿入孔34が形成されたものであ
る。
【0005】更に図25のものはL形側溝40であっ
て、境界部に近接して位置せしめられる棒状の歩車道境
界ブロック部35を一体として一端側に成形した板状体
36によってL形状に形成され、図26に示したものは
断面が台形状の歩車道境界ブロック37を示すものであ
る。更に図27に示すものは水路用ブロック30として
両側に側壁部39が対設されたものであるが、これら図
25〜27のものは何れも立体的に突出されたタイル埋
め込みまたはタイル状模様11が配設され、即ち境界ブ
ロック部35またはブロック体37あるいは水路を構成
する内側面においてタイルまたはタイル状模様11がジ
グザグ状に縦方向における位相を変えて配設され、それ
らのタイルまたはタイル状模様11は1列毎に2分の1
に分割された分割タイルまたはタイル状模様11aを両
端部に採用して各部体毎に整然としたタイル貼りまたは
タイル模様列を形成している。
【0006】なお図28のものは鉄平石等の割石の埋設
または擬石模様14を突出して形成したL形擁壁部体4
2であるが、この場合には割石または擬石模様14自体
としては図22〜27のタイル模様11における如き分
割されたことが明確になっていないとしても各割石また
は擬石模様14、14の各部体42における側縁ないし
上下縁部分は直線状として揃えられた模様端縁14e、
14eを形成し、各部体42を単位としてまとめられた
天然石等の割石あるいは天然石等の割石あるいは擬石模
様14群が構成されていることは図示の通りである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来技
術によるものはプレキャスト成形体による板状体、ブロ
ック体、L形成形体およびU形成形体などを用い、即ち
量産的に製作成形された部体を用い、また該部体に天然
石やタイル等を埋設した適宜の模様を配設した美化され
た構築物を能率的且つ低コストに得しめるメリットを有
するが、プレキャスト成形体を用いたことによる各部体
相互間の連結目地部が顕出されることは当然であり、成
程天然石、タイル等を埋設したものや模様、図柄の採用
されたものにおいても直線状またはそれに近い連結目地
部の顕出は不可避である。
【0008】即ち、図29〜図31には上記したような
従来技術による構築物の若干例を示したが、図29のよ
うに図22に示したタイル貼りあるいはタイル状模様1
1を有するブロック板31と同じくタイル埋設またはタ
イル状模様11を有するL型擁壁ブロック42および図
26の歩車道境界ブロック37によって道路を形成した
場合には成程タイルあるいはタイル状模様11が直線の
みによる形状をなしたものであっても、各ブロック板3
1、31間およびL型擁壁ブロック42、42間に明確
なブロック板接合目地ライン38が顕出することとな
り、折角全面的に美装のためのタイル状模様11が配設
された構成であっても該施工がプレキャスト製品による
ものであることを瞬間的に直感せしめる。
【0009】図30のように玉石等の天然石材の埋設ま
たは玉石模様12の配設された図23のブロック板32
を用いた場合においても上記の関係は同様であって各玉
石等の天然石あるいは玉石模様板12間にはブロック板
接合目地ライン38が明確に顕出され、しかもこの場合
においては連結部41による結合部分に別の角形閉塞部
43が形成される。更に図31のように図24に示した
鉄平石等の割石の埋設あるいは擬石模様18を配設した
ブロック33による擁壁においても各ブロック体の間に
直線状をなす目地ライン38が明確に顕出されたものと
なっている。
【0010】即ちこれら従来のものにおいて夫々の単位
部体に採用されたタイルや天然石材の埋設あるいは立体
的模様11、12、18はプレキャスト製品としての一
般的な平滑状外観に変化を与えるものであるとしても上
記した図29〜31に示されるように構築物とした場合
においては直線状の接合目地ライン38が必ず顕出し、
複雑なタイル、天然石あるいは立体的模様11、12、
18などを配設してもそれらのタイルや天然石または立
体的模様11、12、18は各プレキャスト成形体毎に
区分されてまとまったものとなっていることから却って
接合目地ライン39を明確化するようなこととなり、何
れにしてもプレキャスト製品が採用されていることを一
見して明らかにしていることは図示の如くである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、前述したようなプレキャストコンクリートブロック
に関して周縁部にタイルや天然石あるいは特別な模様構
成をもった単位部体を採用することによって得られた構
築物において連続した印象を与え、プレキャスト製品作
用の感覚を適切に解消することに成功したものであっ
て、以下の如くである。
【0012】(1) 所定形態にコンクリートによって成
形されると共に複数個が連接されて構築物を構成するよ
うにされたプレキャスト部材であって、該プレキャスト
部材の少くとも一面にタイルや天然石材の埋設あるいは
成形模様部による立体的模様または図柄が配設され、し
かも該立体的模様または図柄配設面の周縁部に上記立体
的模様または図柄を有する板状部体を部分的に嵌合固着
するようにされた凹陥部を形成したことを特徴とするプ
レキャストコンクリート材。
【0013】(2) 立体的模様または図柄間に凹陥した
目地状凹陥部を形成し、該目地状凹陥部を連接されたプ
レキャスト部材間の目地部と連結し得るようにしたこと
を特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリー
ト材。
【0014】(3) プレキャスト部材の直線状側縁およ
びコーナ部の何れか一方または双方に立体的模様または
図柄を有する板状部体を部分的に嵌合固着するようにさ
れた凹嵌部として形成したことを特徴とする請求項1〜
4の何れか1つに記載のプレキャストコンクリート材。
【0015】(4) 所定形態にコンクリートによって成
形されたプレキャストコンクリート材の複数個が連接さ
れた構築物であって、それらプレキャストコンクリート
材の少くとも一面に夫々タイルや天然石材の埋設あるい
は成形模様部による立体的模様または図柄が配設され、
しかもそれらプレキャストコンクリート材間の隣接周縁
部に股がって上記立体的模様を有する部体を受入れて接
着する平面的凹陥部を形成し、該平面的凹陥部に前記立
体的模様または図柄部体を嵌合固着したことを特徴とす
るプレキャストコンクリート構築物。
【0016】(5) プレキャストコンクリート材の少く
とも一面に配設された立体的模様または図柄が直線状ま
たは不規則な側縁を有し、この直線状または不規則側縁
間に略一定状態の幅をもった目地状凹陥部を連続せしめ
て形成し、該目地状凹陥部が上記プレキャストコンクリ
ート材と連接した連接プレキャストコンクリート材との
間における立体的模様部体の嵌合固着部周縁における凹
嵌部目地部に連続せしめられたことを特徴とする請求項
4に記載のプレキャストコンクリート構築物。
【0017】(6) 目地部にカラーモルタルなどにより
間詰めすることにを特徴とする請求項4または5の何れ
か1つに記載のプレキャストコンクリート構造物。
【0018】
【発明の実施の形態】上記したような本発明によるもの
の具体的な実施態様を添附図面に示すものについて説明
すると、本発明によるプレキャストコンクリート材の1
例は図1に示すようにL形擁壁を形成するためのプレキ
ャストコンクリート材10において、その側面および頂
面に直線状側縁101を直角状として交叉せしめ形成し
て、タイルを埋設した、またはタイル状に突出せしめて
立体的とされたタイル状模様1が配設され、該タイルあ
るいはタイル状立体的模様1の配設面周縁部に上記タイ
ルまたは立体的模様1を形成したタイルまたは立体的模
様部を有する別体とされた板状部体1aの一半部を部分
的に嵌合固着するようにされた凹陥部16を形成し、即
ち隣接プレキャストコンクリート材10が連設されるこ
とによってプレキャストコンクリート材10、10の頂
面部分に股がって立体的模様部を有する前記タイルまた
は板状部体1aを嵌着固定するようにされたものであ
る。
【0019】なお上記した図1に示すものにおいては前
記のようなL形擁壁用プレキャストコンクリート材10
の前面にも広幅のタイルを埋設したりタイル状に突出し
た立体的模様1が図示のように5段に亘って配設され、
交互にタイルまたは立体的模様1の位相を変えて多段に
列設されたこの図示構成のものにおいて第2段目と第4
段目のものはそれらタイルまたは立体的模様1列の両端
がタイルまたは立体的模様部体1aを収容して嵌合固着
するようにされた凹陥部6が形成されていて、図示コン
クリート材10が連接されることによってタイルまたは
立体的模様部体1aの全般を両コンクリート材10、1
0に股がって収容し固着することができるように成って
いる。
【0020】また図2のものはL形擁壁を形成するプレ
キャストコンクリート材10としては前記図1のものと
同様であるが、タイル状模様11に代えて鉄平石等の天
然の割石の埋設または擬岩模様13が配設されたもので
あって、プレキャストコンクリート材10の両側にはこ
のような割石等の天然石あるいは擬岩模様13を有する
天然石または立体的模様部体1の一部を嵌合しモルタル
などで固着する凹陥部16が配設され、連設されたプレ
キャストコンクリート材10、10に股がって該部体1
を取付けるものである。
【0021】プレキャストコンクリート材10が立体的
な形状をなしている前記図1、図2のものに対して図3
と図4には板状をなしたプレキャストコンクリート材8
に対して本発明を実施した場合が示され、即ち図3のも
のではタイルを埋設またはタイル状模様11を配設した
歩道に使用される平板等の板状コンクリート材8におい
て、その周側部分に凹陥部16が形成されていて別に準
備されたタイルまたはタイル状部体11bを収容して固
着するもので、コンクリート材8が連設された場合には
両コンクリート材間に股がって前記タイル状部体11b
が取付けられる。図4のものは玉石等の天然石材を埋設
あるいは玉石模様12を配設した河川等の緩勾配の法面
保護に使用されている板状コンクリート材8であって、
周縁部に玉石等の天然石材あるいは玉石状部体12bを
嵌合固着する凹陥部16が形成され、連接コンクリート
材8、8間において図3のものと同様に玉石状部体12
bが嵌着固定され、同様に連続模様を形成する。
【0022】図5にはブロック状をなしたプレキャスト
コンクリート材9に対して本発明を実施した場合が示さ
れ、即ち該部材9には鉄平石等の割石の天然石材の埋設
または擬石模様14が配設されているが、別に割石また
は模様14と同様な割石等ん天然石材または擬石状部材
14bが準備され、該部材9、9が連接された場合にお
いて両部材9、9間に単一の部材14bによって連繋関
係を形成するようにしたものである。なお前記した図1
〜図4の場合を含め、別に半分程度の大きさに分割され
た天然石または擬石状部体14aあるいは玉石または玉
石状部体12a、または11aの如きを連接された構造
物の端部に用いることにより構築物の延長方向全体にお
いて連続して凹陥部16を残すことのない状態を形成し
得ることは当然である。
【0023】図6から図11には道路用境界ブロックに
関して本発明を採用した状態が示され、図6のものは道
路の端縁部に設定されるL形側溝22、図7のものは同
様に道路面の車道と歩道の中間に歩車道境界部のみ道路
面より突出させて設定されるL形側溝23の場合であ
り、図8は歩道と車道の境界部に使用され片道部をマウ
ントアップさせる片車道境界ブロック、図9は同様に使
用されるが歩道と車道が同一平面で歩車道境界ぶのみが
突出して設定される歩車道境界ブロック24の場合で、
図10と図11は地先境界ブロック材24の場合が示さ
れているが、何れもその長さ方向における周面の一部ま
たは全部にタイルまたはタイル状模様11が配設され、
また端部には該タイルまたはタイル状模様11に対する
部分的な凹陥部16をタイルまたはタイル状模様11列
の1つおきに形成してあって、別に準備されたタイルま
たはタイル状部体11bおよび分割タイルまたはタイル
状部体11aを用いることにより連接部材間および列設
端部材における凹陥部16を適切に閉塞し施工延長全般
に亘り凹陥部16を残すことのない施工をなし得る。
【0024】更に図12には本発明によるものが水路構
成用部体25として実施された場合を示し、図1、図2
のものと同様にL形部材であるが、図1、2のものにお
いてはその外側面にタイル埋設またはタイル状模様11
が形成されているのに対し、この図12の場合において
はその内側面に割石等の天然石材の埋設または擬岩模様
13が配設され、これに水路の長さ方向で用いられる天
然石または擬岩模様部体13bと適宜端部に用いられる
分割された天然石または擬岩模様部体13aを用いて天
然石または擬岩壁を有する水路を構成する。なおこのよ
うな部体25は対向状に用いられ、底片先端に突設され
た配筋材17間にコンクリートを打設して所要の幅員を
もった水路とされることは公知の如くである。
【0025】図12の部体25が2部体を対向設定して
水路を形成するものであるのに対し、図13には断面U
形の一体成形された水路構成部体26が示されている
が、その両側における内側面にタイルや天然石の埋設ま
たは立体的模様部体が配設され、水路の長さ方向におい
て各連結部に生成された凹陥部16、16に対しタイル
や天然石または立体的模様板状部体を嵌合固着せしめる
ことにより連続した模様を内面にもった水路を構成する
ことができる。
【0026】図14のものは図13と同様に断面U形に
一体成形された水路構成部体26ににおいて、その内面
片側に立体的模様部体として天然石の埋設または擬石模
様13を採用したものであり、その長さ方向における各
連結部に形成された凹陥部16、16に対して天然石あ
るいは擬石模様体13bを嵌合固着することにより水路
内面が連続した天然石や擬石模様13をもったものとな
る。また、水路の端部においてはその水路構成部体26
の端部分の凹陥部に半分に分割した天然石または分割擬
石模様13aを採用すべきことは上述の例と同様であ
る。通行人などが水路の片側のみを通行するような場合
には水路の内面両側に天然石や立体的模様部体を施すこ
とはなく、目に触れやすい面のみに天然石や立体的模様
を施せば本発明の目的は達成されることとなる。
【0027】図15には図13や図14に示した如き断
面U形の水路構成部体26の内面両側に割石等の天然石
または擬石模様13を施すと共に、底面に対してさらに
立体的模様部体として天然の玉石または玉石状部体12
を採用したもので、水路構成部体26同士の連結部に生
成された凹陥部16に別体として形成された天然の玉石
または玉石状部体12bを嵌合固着すべきことは前記各
例と同様であり、水路端部においては分割された玉石ま
たは玉石状部体12aを採用すべきことも同様である。
このようにすることにより、コンクリート製水路の内面
全域において石組み状態の水路を形成したような外観を
与えることができ、景観上優れたものとすることが可能
となる。
【0028】図16には流路を2つに分割した断面W形
の水路構成部体27の内面にタイルを埋設したり立体的
模様部体としてタイルやタイル状部体11を採用した場
合の本発明の1例を示しており、水路の底部を除いた内
面全域に渡って立体的模様を施している。水路構成部体
27同士の連結部分においては凹陥部16にタイルまた
はタイル状部体11bを嵌合固着して水路構成部体27
同士の連結関係が知覚できないようにすることは上記の
各例と同様であり、水路端部における水路構成部体27
の水路延長の端部における凹陥部16には分割されたタ
イルまたはタイル状部体11aを嵌合固着すべき関係と
なることも同様である。
【0029】図17には図16と同様な断面W形水路構
成部体27の片側の流路内面のみに立体的模様として割
石等の天然石の埋設または擬石模様13を採用する場合
について示されており、水路構成部体の連結部分におい
て形成された凹陥部16に天然石または擬石模様13b
を嵌合固着すべきことや水路の端部においては凹陥部1
6に分割擬石模様13aを嵌合固着すべきであることは
同様である。このような断面W形の水路構成部体27を
用いた水路において、片側に蓋を施すなどしてその内面
が人の目に触れない状態とされている場合には立体的模
様を施す必要のないことは当然であり、本発明は各種形
態の水路構成部体などにおいてその適宜の箇所(人目に
触れ易いような箇所)に採用可能であることが理解され
る。
【0030】図18は車道反対側と歩道面とに段差のあ
る場合に、本発明による図1に示したL形擁壁材10、
図3に示した平板状の板材8、図8に示した道路端部に
設定される歩車道境界ブロック24、図11に示した地
先境界ブロック25により緑地部が形成された歩行者用
道路の1例で、それぞれに前述の如き構成を採らせるこ
とによりプレキャストコンクリート材の表面に立体的模
様を施した単位体を連結して形成したものであるにもか
かわらず、各単位体同士の連結関係が判別できなくな
り、図示の如くに歩道全域を一様に煉瓦を並べて形成せ
しめたような外観とすることができる。また、敷設後に
更に目地部をカラーモルタル等で間詰めすることにより
一層現場施工に近い外観となり、目地部とタイルや天然
石材、立体的模様が区別されて連続性がより強調される
こととなる。
【0031】また図19は歩道端部に水路を形成する場
合において、図18と同様に本発明による各プレキャス
トコンクリート材(水路構成用ブロックとしては図14
に示した断面U型水路構成部体26を採用し内面にタイ
ルを埋設したり立体的模様としたタイル状部体を採用し
ており、他は図18の場合と同様である)を連結して構
築した歩道の1例であり、図18と同様に歩行者等は歩
道面を歩行する際に該歩道域全体が煉瓦材あるいはタイ
ル等を一様に並べて形成されているが如き知覚を得るこ
ととなる。
【0032】図20には図4に示した板材8を用いて河
川の岸辺や海岸などの傾斜地に護岸ブロックを形成した
場合の1例を示したものであり、板材8同士の連結部に
形成されている凹陥部16に天然石の玉石または玉石状
部材12bを嵌入固着することで板材8同士の境界部分
が見えなくなり、あたかも自然の玉石を敷き詰めたよう
な印象を看者に与えることとなり、周囲の自然景観に溶
け込んだ外観を持ちながらコンクリート護岸ブロックと
して充分な強度を維持させることが可能となる。
【0033】図21には図5に示したコンクリート材9
を比較的急峻な斜面の保護用ブロックとして採用した場
合の1例について示したものであり、コンクリート材9
を複数個上下左右に連結して形成したものであるにもか
かわらず、やはり各単位コンクリート材9同士の連結部
の目地などが識別できない状態とされ、プレキャストコ
ンクリート製品でありながら、あたかも現場で割り石を
組み上げたが如き外観を形成し高級感のあるものとなっ
ている。
【0034】以上に説明した図18〜図21に示される
本発明の実施態様は従来技術による実施態様である図2
9〜図31と比較することでより明確にその効果が理解
される。即ち、図29〜図31に示されている例も本発
明と同様にプレキャストコンクリートの製品表面に各種
のタイルや天然石材を埋設したり立体的模様を施したも
のであるが、これらのプレキャストコンクリート製品単
位体を複数連結して構成した構築物は何れも各単位体同
士の連結部分が連結目地部の存在により一目瞭然であ
り、表面に如何なる模様を施しても連続した構築物とし
ては違和感を免れ得ないものとなるのに対し、図18〜
図21に示した本発明による実施態様の場合には表面に
施したタイルや天然石材および各立体的模様の連続が各
プレキャストコンクリート製品単位体の連結部を越えて
自然に連続することになり、看者に何等の違和感を与え
ず高級感のある仕上げ状態とすることが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとき
は、適宜の表面にタイルや天然石材を埋設しあるいは立
体的模様を形成したプレキャストコンクリートの製品で
ありながら、それらを連続して構築物となしても各プレ
キャストコンクリート製品同士の連結部分が看者に識別
されず、あたかも施工現場で立体的模様に表れる煉瓦や
玉石、自然石、割石などを直接組み上げ等したが如き外
観を得ることが可能であり、周囲の景観になじんで違和
感のないものとしたり、高級感のある仕上げ状態とする
ことが可能であって、従来の技術に比較して優れたもの
であり、工業的に価値の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】L型擁壁を形成するためのプレキャストコンク
リート材に適用した本発明による実施態様を示す斜面図
である。
【図2】図1と同様にL型擁壁を形成するプレキャスト
コンクリート材に適用した本発明実施態様において、L
型擁壁の外面に鉄平石のような割石の天然石材を埋設し
あるいは立体模様として擬石模様を採用した場合を示す
斜面図である。
【図3】正方形状の板状をなしたプレキャストコンクリ
ート材にタイル埋設または立体的模様としてタイル状模
様を採用した本発明による実施例を示す斜面図である。
【図4】玉石等の天然石材の埋設または立体的模様とし
て玉石模様を採用した本発明によるプレキャストコンク
リート板材を示す斜面図である。
【図5】ブロック状のプレキャストコンクリート材に鉄
平石等の天然石材を埋設しまたは立体的模様として擬石
模様を採用した本発明による実施例を示す斜面図であ
る。
【図6】道路の歩道と車道の境界部に設定されるL形側
溝に対して本発明を採用した場合の1例を示す斜面図で
ある。
【図7】道路の車道と歩道の中間部に設定される歩車道
境界部を道路面より突出させて使用する側溝ブロックに
対して本発明を採用した場合の1例を示す斜面図であ
る。
【図8】道路の車道と歩道の境界部に設定される歩車道
境界ブロックに対して本発明を採用した場合の1例を示
す斜面図である。
【図9】道路の車道と歩道の中間部に設定される道路面
より突出させた歩車道境界用ブロックに対して本発明を
採用した場合の1例を示す斜面図である。
【図10】地先境界ブロック材の頂面にタイルを埋設し
または立体的模様としてタイル模様を採用した場合を示
す本発明によるものの1例を表す斜面図である。
【図11】地先境界ブロックの頂面および側面にタイル
埋設または立体的模様としてタイル模様を採用した場合
を示す本発明によるものの1例を表した斜面図である。
【図12】水路構成用部材として採用されるL型部材に
対して本発明を採用した場合の1例を示す斜面図であ
る。
【図13】水路構成用部材として採用される断面U型部
材に対して本発明を採用した場合の1例を示す斜面図で
ある。
【図14】図13と同様に水路構成用部材として採用さ
れる断面U型部材の片側内面に天然石材の埋設または立
体的模様として擬石模様を採用した場合の本発明による
1例を示す斜面図である。
【図15】図14と同様の断面U型部材において内面両
側に天然石材の埋設または立体的模様として擬石模様を
採用し、底面にも同様に天然石材を埋設したり立体的模
様として玉石模様を採用した場合の本発明による1例を
示す斜面図である。
【図16】2分割流路を有する水路構成部体として採用
する断面W型部材の各流路内側面にタイル埋設または立
体的模様としてタイル模様を採用した場合の本発明によ
る1例を示す斜面図である。
【図17】図16と同様の断面W型部材において、一方
の流路内側面にのみ天然石材を埋設したり立体的模様と
して擬石模様を採用した場合の本発明による1例を示す
斜面図である。
【図18】本発明によるL型擁壁材、板材、L形側溝等
を用いて歩道域を構築した場合の1例を示した斜面図で
ある。
【図19】本発明による断面U型水路構成部体、板材、
L形側溝等を用いて歩道域を構築した場合の1例を示し
た図18と同様の斜面図である。
【図20】玉石等の天然石材を埋設したり立体的模様と
して玉石模様を採用した本発明による板材を用いて傾斜
地に構築した護岸ブロックの1例を示した斜面図であ
る。
【図21】鉄平石等の割石の天然石材を埋設したり立体
的模様として割石模様を採用した本発明によるブロック
材によって斜面の保護ブロック壁を構築した場合の1例
を示した斜面図である。
【図22】タイル埋設または立体的模様としてタイル模
様を採用した従来技術による方形板材の斜面図である。
【図23】玉石等の天然石材を埋設したり立体的模様と
して玉石模様を採用した従来技術による長方形板材の斜
面図である。
【図24】鉄平石等の割石の埋設または立体的模様とし
て割石模様を採用した従来技術によるブロック材の斜面
図である。
【図25】タイル埋設または立体的模様としてタイル模
様を採用した従来技術によるL形側溝の斜面図である。
【図26】タイル埋設または立体的模様としてタイル模
様を採用した従来技術による台形状歩車道境界ブロック
材の斜面図である。
【図27】タイル埋設または立体的模様としてタイル模
様を採用した従来技術による断面U型水路構成用ブロッ
クを示した斜面図である。
【図28】鉄平石等の割石を埋設したり立体的模様とし
て自然石模様を採用した従来技術によるL型擁壁を示す
斜面図である。
【図29】タイル埋設または立体的模様としてタイル模
様を採用した従来技術によるL型擁壁、方形板材、棒状
ブロック材により構築した歩道域を示した斜面図であ
る。
【図30】玉石等の天然石材を埋設したり立体的模様と
して玉石模様を採用した従来技術による板材によって構
築した護岸用ブロックを示す斜面図である。
【図31】割石等の天然石材を埋設したり立体的模様と
して割石模様を採用した従来技術によるブロック材によ
って構築した斜面保護ブロック壁を示した斜面図であ
る。
【符号の説明】
1 本発明によるタイルまたは立体的模様 1a タイルまたは板状部体 8 板状プレキャストコンクリート材 9 ブロック状プレキャストコンクリート材 10 本発明によるL型擁壁用プレキャストコンクリー
ト材 11 従来技術におけるタイル埋設またはタイル模様 11a 分割されたタイルまたはタイル状模様 11b タイルまたはタイル状部体 12 玉石等の天然石材または玉石模様 12a 分割された玉石または玉石状部体 12b 玉石または玉石状部体 13 鉄平石等の割石の天然石材または擬岩模様 14 玉石等の天然石材または擬石模様 14a 分割された玉石または玉石状部体 14b 割石等の天然石材または擬石状部材 16 凹陥部 14e 直線状模様端縁 17 配筋材 18 従来技術における天然石の埋設または擬石模様 22 L形側溝 23 L形側溝 24 歩車道境界ブロック 25 地先境界ブロック 26 断面U形水路構成用部体 27 断面W形水路構成用部体 30 従来技術による水路用ブロック 31 従来技術による正方形状板状ブロック 32 従来技術による長方形状板状ブロック 33 従来技術によるブロック部体 34 補強筋挿入孔 35 歩車道境界ブロック部 36 L形側溝 37 台形状歩車道境界ブロック 38 接合目地ライン 39 側壁部 40 従来技術による歩車道境界ブロック 41 連結部 42 従来技術によるL型擁壁部体 43 角形閉塞部 101 直線状側縁
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E02D 29/02 305 E02D 29/02 305

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形態にコンクリートによって成形さ
    れると共に複数個が連接されて構築物を構成するように
    されたプレキャスト部材であって、該プレキャスト部材
    の少くとも一面にタイルや天然石材の埋設あるいは成形
    模様部による立体的模様または図柄が配設され、しかも
    該立体的模様または図柄配設面の周縁部に上記立体的模
    様または図柄を有する板状部体を部分的に嵌合固着する
    ようにされた凹陥部を形成したことを特徴とするプレキ
    ャストコンクリート材。
  2. 【請求項2】 立体的模様または図柄間に凹陥した目地
    状凹陥部を形成し、該目地状凹陥部を連接されたプレキ
    ャスト部材間の目地部と連結し得るようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート
    材。
  3. 【請求項3】 プレキャスト部材の直線状側縁およびコ
    ーナ部の何れか一方または双方に立体的模様または図柄
    を有する板状部体を部分的に嵌合固着するようにされた
    凹嵌部として形成したことを特徴とする請求項1〜4の
    何れか1つに記載のプレキャストコンクリート材。
  4. 【請求項4】 所定形態にコンクリートによって成形さ
    れたプレキャストコンクリート材の複数個が連接された
    構築物であって、それらプレキャストコンクリート材の
    少くとも一面に夫々タイルや天然石材の埋設あるいは成
    形模様部による立体的模様または図柄が配設され、しか
    もそれらプレキャストコンクリート材間の隣接周縁部に
    股がって上記立体的模様を有する部体を受入れて接着す
    る平面的凹陥部を形成し、該平面的凹陥部に前記立体的
    模様または図柄部体を嵌合固着したことを特徴とするプ
    レキャストコンクリート構築物。
  5. 【請求項5】 プレキャストコンクリート材の少くとも
    一面に配設された立体的模様または図柄が直線状または
    不規則な側縁を有し、この直線状または不規則側縁間に
    略一定状態の幅をもった目地状凹陥部を連続せしめて形
    成し、該目地状凹陥部が上記プレキャストコンクリート
    材と連接した連接プレキャストコンクリート材との間に
    おける立体的模様部体の嵌合固着部周縁における凹嵌部
    目地部に連続せしめられたことを特徴とする請求項4に
    記載のプレキャストコンクリート構築物。
  6. 【請求項6】 目地部にカラーモルタルなどにより間詰
    めすることにを特徴とする請求項4または5の何れか1
    つに記載のプレキャストコンクリート構造物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2350199A1 (es) * 2008-02-22 2011-01-20 Jesus Manuel Martin Luis Procedimiento de fabricación de un muro de mampostería canaria y módulo prefabricado de dicho muro.
KR101306254B1 (ko) * 2011-03-17 2013-09-09 한국미니맥스 주식회사 프리캐스트 복합 구조물
KR102312065B1 (ko) * 2020-11-19 2021-10-14 공학봉 천연 대리석 및 2종류의 다른 원자재가 결합된 전면부재를 연결핀을 이용하여 결합하는 보강토 블럭

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2350199A1 (es) * 2008-02-22 2011-01-20 Jesus Manuel Martin Luis Procedimiento de fabricación de un muro de mampostería canaria y módulo prefabricado de dicho muro.
KR101306254B1 (ko) * 2011-03-17 2013-09-09 한국미니맥스 주식회사 프리캐스트 복합 구조물
KR102312065B1 (ko) * 2020-11-19 2021-10-14 공학봉 천연 대리석 및 2종류의 다른 원자재가 결합된 전면부재를 연결핀을 이용하여 결합하는 보강토 블럭

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