JPH09244200A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JPH09244200A
JPH09244200A JP8047678A JP4767896A JPH09244200A JP H09244200 A JPH09244200 A JP H09244200A JP 8047678 A JP8047678 A JP 8047678A JP 4767896 A JP4767896 A JP 4767896A JP H09244200 A JPH09244200 A JP H09244200A
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治雄 余
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境温度測定用の温度センサを使用することな
く、処理液槽と乾燥部の各温度を所定温度に上昇するた
めに用いられる各ヒータの消費電力をあらゆる条件下に
おいて必要最少限にする。 【解決手段】 第1のヒータと第2のヒータとを所定時
間単位でデューティ制御するとともに、デューティ制御
のデューティ比を一時記憶し、第2の温度センサにより
検出される処理液温度Tbと、乾燥部温度T2の温度差
を求め、シャトダウンされた後に再起動されたときに、
温度差が略等しいときに一時記憶されたデューティ比に
基づき第1のヒータと第2のヒータとを記憶されたデュ
ーティ比で制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真処理装置に係
り、特に処理液槽と乾燥部の各温度を所定温度に上昇す
るために用いられる各ヒータの消費電力を、あらゆる条
件下において最少にすることができる写真処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】写真ネガフィルム乃至印画紙への所定処
理を行う写真処理装置は、所望の処理液を貯蔵した処理
液槽中を通過した後のネガフィルム乃至印画紙を乾燥部
において乾燥して装置の外部に排出するものであるが、
この装置の処理液槽と乾燥部には現像、定着、水洗他の
各処理に最適な所定温度に処理液をそれぞれ維持するた
めの温度センサとヒータとから構成される温度調節装置
と、乾燥温度に最適な温度に維持するための温度調節装
置が個別に設けられる。
【0003】このように構成される温度調節装置におい
て、各ヒータは他の構成部品と比較すると消費電力が大
きいばかりか、所定温度まで上昇することで決定される
起動時間は略ヒータの性能に依存している。
【0004】そこで、従来より写真処理装置の各部の温
度を適温にするまでに平均的に昇温でき、またヒータの
消費電力を減少して温度調節装置の温度調整精度を向上
するための提案がなされている。例えば、特開昭62−
272249号公報による「感光材料処理機の温度調節
装置」によれば、処理液槽の温度を測定する第1の温度
センサと加温する第1のヒータと、感光材料を乾燥する
乾燥部の温度を測定する第2のセンサと、加温する第2
のヒータとを備えておき、制御手段に夫々を接続し、処
理液槽と乾燥部における昇温の未達成率の大きい方を優
先して制御手段の制御により第1のヒータまたは第2の
ヒータへの通電を行うようにして、各部の温度を平均的
に昇温して、ヒータのピーク消費電力を減少するものが
提案されている。
【0005】また、特開昭62‐238556号公報に
なる「自動現像機の暖機装置」によれば、処理液の昇温
に関連した温度である装置の周囲の外気温度を外気温度
センサにより検出し、この検出結果に基づき制御手段に
おいて装置の使用開始時刻に現像機の暖機が終了するよ
うにして、エネルギ損失を少なくでき処理液の劣化を防
ぐようにすることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の前者によれば、昇温の未達成率の大きい方を優先し
て昇温するために平均的に昇温できる利点を備えている
が、冬季において環境温度が低いときにはヒートアップ
に時間がかかる一方、夏季において環境温度が高い場合
には液温がオーバーぎみになる傾向がある。また、後者
の提案によれば、起動時刻にするまでに環境温度を考慮
するので、冬季乃至夏季においてヒータ電力消費を最少
にできる利点があるが、外気温度測定のための専用の温
度センサが必要となりその分コストアップとなる。
【0007】また、上記提案のいずれも、処理装置がシ
ャトダウンされた直後の状態であって、比熱の高い処理
液槽の温度が設定温度に近い状態であり、殆どが空間で
占められており比熱の低い乾燥部の温度が設定温度より
かなり低くなった状態からの再起動については考慮して
おらず、このような再起動時にはヒータ消費電力が増加
する。
【0008】したがって、本発明は上述した問題点に鑑
みてなされたものであり、環境温度測定用の温度センサ
を使用することなく、処理液槽と乾燥部の各温度を所定
温度に上昇するために用いられる各ヒータの消費電力を
あらゆる条件下において必要最少限にすることができる
写真処理装置の提供を目的とする。
【0009】加えて、特に再起動の際のヒータ消費電力
を必要最少限にすることができる写真処理装置の提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明によれば、液槽中の処理
液の温度を測定する第1の温度センサと、前記処理液を
加温する第1のヒータと、前記液槽を通過した後の感光
材料を乾燥する乾燥部の温度を測定する第2のセンサ
と、前記乾燥部を加温する第2のヒータとを備え、前記
処理液と前記乾燥部を所定温度に維持して所定処理を行
う写真処理装置であって、前記第1のヒータと前記第2
のヒータとを所定時間単位でデューティ制御するととも
に、該デューティ制御のデューティ比を一時記憶する記
憶手段と、前記第1の温度センサにより検出される処理
液温度と、前記第2のセンサにより検出される乾燥部温
度の間の温度差を求める演算手段とを具備し、前記写真
装置がシャトダウンされた後に再起動されたときに、前
記演算手段により求められた前記温度差が略等しいとき
に前記一時記憶されたデューティ比に基づき前記第1の
ヒータと前記第2のヒータとを前記デューティ制御する
制御手段を備えることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて添付の各図面を参照して述べると、先ず、図1は
写真処理装置1の全体構成の要部を示した外観斜視図で
あり、写真ネガフィルムの処理を行う場合について示し
たものである。
【0012】また、図示はしないが印画紙に対する所定
の処理を行う装置においても、処理液槽4と乾燥部3は
略同様に配置されることから、後述する温度制御が適用
可能であるが、これ移行の説明では写真ネガフィルムに
使用される装置で代表して述べることとする。
【0013】さて、図1において、写真処理装置1の内
部には各処理液を貯蔵した液槽4が配設されており、こ
の液槽4を個別に分割することで所望の処理液を分ける
ように貯蔵するとともに、各個別の液槽においてポンプ
14を夫々設けることで、液槽毎の処理液の循環及び供
給を行うように構成されている。このように設けられる
液槽内を、ネガフィルムFが図中の一点鎖線で示される
ように蛇行しつつ搬送するようにして処理に十分な処理
時間を確保しつつ搬送するようにして、最後に水洗され
たネガフィルムFを液槽4の下流側の乾燥部3に送り出
す。また、液槽4内は図示のように分割されており、各
槽において個別に処理液の温度を検出する熱電対などか
らなる第1のセンサ6と、液中に埋設可能な第1のヒー
タ6がそれぞれ配設されており、処理液の温度T1を一
定の所望温度に維持するように構成されている。
【0014】一方、液槽4の下流において配設される乾
燥部3は、図示のように上下方向に延設するように設け
られており、ネガフィルムFを下方に大きくUターンす
るように搬送できるようにして、バッファリング機能を
備えるようにし、この搬送途中において熱風の送風で乾
燥してから、前方に向かうように配設された出口部から
装置1の外部に排出するように構成されている。
【0015】また、乾燥部3の内部には遠赤外線ヒータ
を含む棒状またはコイル状のヒータ8で発生する熱量を
送風するための不図示のブロアーが配設されており、外
気を図示の矢印方向から乾燥部3内に導入して、乾燥し
た空気をネガフィルムに送風するとともに、上部の排気
ファン9を介して乾燥後に湿潤した状態になった空気を
外部に排気するように構成されている。
【0016】このように構成される乾燥部3には、上記
のヒータ8で昇温される乾燥部3の温度T2を正確に検
出するために熱電対などから構成される第2のセンサ7
が内蔵されており、上記の第1のセンサ6と第1のヒー
タ5を制御部10に対して接続するようにして、後述す
る温度調節制御を可能にしている。
【0017】図2は、通常の運転モードにおける温度調
節制御例を示したフローチャートである。本図におい
て、このモードが開始されると、ステップS1におい
て、第1のセンサ6の1本または全ての第2のセンサ6
による測定値の平均から液槽4の処理液の液温を測定
し、制御10に電気信号として出力する。同様に、第2
のセンサ7により乾燥部3内部の温度を測定して、制御
部10に電気信号として出力する。
【0018】以上で第1のヒータ5と第2のヒータ8を
所定時間単位でデューティ制御する準備がステップS2
において開始されるので、次のステップS3において、
上記の測定結果の温度がそれぞれ所望の温度T(液槽は
37から40℃、乾燥部は70℃前後)に近くなるよう
に上昇しているかどうかの判断がされて、所望温度に近
いときは、デューティ制御のデューティ比を、例えば2
割分だけ減少して、この減少されたデューティ値を制御
部10に実装されているROMであって、電源オフ時で
も記憶内容を格納できる記憶素子に一時記憶するととも
に、各ヒータへの通電を新規に設定されたデューティ比
で通電する。
【0019】次に、ステップS3において、それぞれの
温度が所望温度より低いと判断されるとステップS6に
進み、デューティ制御のデューティ比を、例えば2割分
増加し、(但し、最大100パーセント)まで設定し
て、デューティ値を制御部10に実装されているROM
に一時記憶するとともに、各ヒータへの通電を新規設定
されたデューティ比で行う。以上のステップS4、6に
よりヒータ消費電力を最少にできるようになる。
【0020】以上の後に、ステップS7においてそれぞ
れが所定温度Tにまで上昇したか否かの判断がされて、
各所定温度Tになったときは各ヒータ5、8への通電を
停止し、リターンする。以上のような通常の運転モード
における温度調節制御によれば、ヒータの消費電力を必
要最小限に抑えることができる。
【0021】一方、図3は、通常モードの運転状態から
装置1のシャットダウンを行う場合のフローチャートで
ある。本図において、例えば装置1を設置した写真店の
終業時間となり、1日分の運転が終了し、装置1の主電
源を落とす時間となると、このシャットダウンモードと
なる。
【0022】このモードでは、ステップS10におい
て、主電源がオフされると、ステップS11に進みヒー
タ5、8の今現在のデューティ値が制御部10の記憶素
子にセットされ、この後に、ステップS12において完
全に主電源がオフされて、装置1の運転を終了し、翌日
の起動を待つ。
【0023】図4は、起動モードのフローチャートであ
って、特に、図3のシャットダウンモードの直後に特に
有効なものである。
【0024】本図において、装置1の主電源がオンされ
て、起動モードが開始すると、ステップS20において
第1のセンサ6の1本または全ての第2のセンサ6によ
る測定値の平均から液槽4の処理液の液温Taを測定
し、制御部10に電気信号として出力する。同様に次の
ステップS21において、第2のセンサ7により乾燥部
3内部の温度Tbを測定して、制御部10に電気信号と
して出力する。
【0025】以上で第1のヒータ5と第2のヒータ8を
所定時間単位でデューティ制御する準備が整い、ステッ
プS22において測定温度Taと所望の温度T1と、測
定温度Tbと所定温度T2の比較をそれぞれ行う。
【0026】このステップS22の比較結果を次のステ
ップS23において判断して、TbとT2が互いに略等
しい場合には、シャットダウンからあまり時間経過して
おらず、比熱の低い乾燥部3の温度が以前として所定温
度T2になっていると判断して、ステップS24に進
み、上記のシャットダウンモードにおいて記憶素子に記
憶されたデューティ比で各ヒータへの通電を行うように
して、ステップS25の上記の通常モードに移行して連
続運転する。
【0027】即ち、ステップS23からS25の一連の
動作により、処理装置がシャトダウンされた直後の状態
であって、比熱の低い乾燥部3の温度が設定温度T2に
近い状態であり、再起動が容易であることについて考慮
して、このような再起動時におけるヒータ消費電力を減
少するようにするとともに、短時間内で再起動できるよ
うにしている。
【0028】一方、ステップS23において、測定温度
TbがT2と等しくないと判断されると、ステップS2
6に進み、乾燥部3の温度T2のほうが高い値となって
いるかどうかの判断されて、温度T2が大きな場合に
は、比熱の高い処理液槽の温度の下降より短時間で温度
低下する比熱の低い乾燥部の温度T2が低くなってお
り、シャットダウン後からかなりの時間が経過している
と判断して、ステップS28において各ヒータを例えば
100パーセントのフルデューティ比で通電を行うよう
にする。
【0029】この後に、ステップS29に進みそれぞれ
が所定温度Tになるようにして、所定温度に近づいたら
ステップS25の通常モードに進む。一方、ステップS
26において測定温度Tbが温度T2より大きいと判断
された場合には、何等かの異常が発生し、ヒータが異常
発熱したと判断してステップS27の異常モードに進
み、ユーザに異常を知らせる一方で、フラグを立ててそ
れ移行の処理を強制停止する。
【0030】以上説明したように、写真処理装置におけ
る略全ての使用状態を間案して各ヒータの温度調節の制
御を行うようにしたので、各ヒータ消費電力の余分な消
費を防止できるようになった。また、環境温度の測定の
ために専用のセンサを特別に設ける必要がないので、そ
の分コストダウンできる。
【0031】一方、既に納入済みの写真処理装置1であ
っても、制御部10に実装される交換可能な記憶素子で
あって、上記の内容の制御を実行するものと交換するこ
とで柔軟に対応できる利点があり、所謂バージョンアッ
プを簡単にサービスマンが行えるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環境温度測定用の温度センサを使用することなく、処理
液槽と乾燥部の各温度を所定温度に上昇維持することが
でき、かつ処理液槽と乾燥部の各ヒータの消費電力を、
あらゆる条件下において必要最少限にすることができる
写真処理装置を提供することができる。
【0033】また、上記の効果に加えて、特に処理装置
のシャットダウン後の再起動の際のヒータ消費電力を必
要最少限に抑えることができ、短時間で使用可能な温度
にすることができる写真処理装置を提供できる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】 写真処理装置1の要部構成を示した外観斜視
図である。
【図2】 通常モードの制御フローチャートである。
【図3】 シャットダウンモードの制御フローチャート
である。
【図4】 起動モードの制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 写真処理装置 3 乾燥部 4 液槽 5 第1のヒータ 6 第1のセンサ 7 第2のセンサ 8 第2のヒータ 9 排気ファン 10 制御部 14 ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液槽中の処理液の温度を測定する第1の
    温度センサと、前記処理液を加温する第1のヒータと、
    前記液槽を通過した後の感光材料を乾燥する乾燥部の温
    度を測定する第2のセンサと、前記乾燥部を加温する第
    2のヒータとを備え、前記処理液と前記乾燥部を所定温
    度に維持して所定処理を行う写真処理装置であって、 前記第1のヒータと前記第2のヒータとを所定時間単位
    でデューティ制御するとともに、該デューティ制御のデ
    ューティ比を一時記憶する記憶手段と、 前記第1の温度センサにより検出される処理液温度と、
    前記第2のセンサにより検出される乾燥部温度の間の温
    度差を求める演算手段とを具備し、 前記写真装置がシャトダウンされた後に再起動されたと
    きに、前記演算手段により求められた前記温度差が略等
    しいときに前記一時記憶されたデューティ比に基づき前
    記第1のヒータと前記第2のヒータとを前記デューティ
    制御する制御手段を備えることを特徴とする写真処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の温度センサは、前記液槽を構
    成する複数の各液槽毎に複数分が配設され、全温度セン
    サの平均値を測定することを特徴とする請求項1に記載
    の写真処理装置。
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