JPH09245344A - 記録媒体の製造装置及び記録媒体の製造方法 - Google Patents
記録媒体の製造装置及び記録媒体の製造方法Info
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- JPH09245344A JPH09245344A JP5570796A JP5570796A JPH09245344A JP H09245344 A JPH09245344 A JP H09245344A JP 5570796 A JP5570796 A JP 5570796A JP 5570796 A JP5570796 A JP 5570796A JP H09245344 A JPH09245344 A JP H09245344A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐久性に優れた保護膜を形成する技術を提供
することである。 【解決手段】 真空槽と、支持体に設けた記録膜上に保
護膜構成材料を堆積させて保護膜を形成する保護膜形成
手段とを具備してなり、前記保護膜形成手段と支持体上
の記録膜との間に電子シャワー装置が設けられ、この電
子シャワー装置は、カソードと、このカソードを挟むよ
うに設けた前記保護膜形成手段に近い側の第1のアノー
ド及び前記支持体に近い側の第2のアノードとからなる
記録媒体の製造装置。
することである。 【解決手段】 真空槽と、支持体に設けた記録膜上に保
護膜構成材料を堆積させて保護膜を形成する保護膜形成
手段とを具備してなり、前記保護膜形成手段と支持体上
の記録膜との間に電子シャワー装置が設けられ、この電
子シャワー装置は、カソードと、このカソードを挟むよ
うに設けた前記保護膜形成手段に近い側の第1のアノー
ド及び前記支持体に近い側の第2のアノードとからなる
記録媒体の製造装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金属薄膜型
磁気記録媒体の製造技術に関する。
磁気記録媒体の製造技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープ等の磁気記
録媒体においては、高密度記録化の要請から、非磁性支
持体上に設けられる磁性膜として、バインダ樹脂を用い
た塗布型のものではなく、バインダ樹脂を用いない金属
薄膜型のものが提案されている。すなわち、無電解メッ
キ等の湿式メッキ手段、真空蒸着、スパッタリングある
いはイオンプレーティング等の乾式メッキ手段により磁
性膜を構成した磁気記録媒体が提案されている。この種
の磁気記録媒体は磁性体の充填密度が高いことから、高
密度記録に適したものである。この金属薄膜型磁気記録
媒体の磁性膜を構成する磁性材料としては、例えばF
e,Co,Niあるいはこれらの合金が考えられてい
る。
録媒体においては、高密度記録化の要請から、非磁性支
持体上に設けられる磁性膜として、バインダ樹脂を用い
た塗布型のものではなく、バインダ樹脂を用いない金属
薄膜型のものが提案されている。すなわち、無電解メッ
キ等の湿式メッキ手段、真空蒸着、スパッタリングある
いはイオンプレーティング等の乾式メッキ手段により磁
性膜を構成した磁気記録媒体が提案されている。この種
の磁気記録媒体は磁性体の充填密度が高いことから、高
密度記録に適したものである。この金属薄膜型磁気記録
媒体の磁性膜を構成する磁性材料としては、例えばF
e,Co,Niあるいはこれらの合金が考えられてい
る。
【0003】ところで、金属薄膜型磁気記録媒体は、磁
性膜を保護する為、保護膜が設けられている。この保護
膜の代表的な例としてカーボン膜、特にダイヤモンドラ
イクカーボン膜が挙げられる。尚、このカーボン膜は、
通常、CVD(ケミカルベーパーデポジション)法で設
けられる。しかし、従来の手法で設けられた保護膜、中
でも優秀とされるダイヤモンドライクカーボン膜であっ
ても、耐久性に更なる改善が求められた。
性膜を保護する為、保護膜が設けられている。この保護
膜の代表的な例としてカーボン膜、特にダイヤモンドラ
イクカーボン膜が挙げられる。尚、このカーボン膜は、
通常、CVD(ケミカルベーパーデポジション)法で設
けられる。しかし、従来の手法で設けられた保護膜、中
でも優秀とされるダイヤモンドライクカーボン膜であっ
ても、耐久性に更なる改善が求められた。
【0004】従って、本発明が解決しようとする課題
は、耐久性に優れた保護膜を形成する技術を提供するこ
とである。
は、耐久性に優れた保護膜を形成する技術を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、真空槽
と、支持体に設けた記録膜上に保護膜構成材料を堆積さ
せて保護膜を形成する保護膜形成手段とを具備してな
り、前記保護膜形成手段と支持体上の記録膜との間に電
子シャワー装置が設けられ、この電子シャワー装置は、
カソードと、このカソードを挟むように設けた前記保護
膜形成手段に近い側の第1のアノード及び前記支持体に
近い側の第2のアノードとからなることを特徴とする記
録媒体の製造装置によって解決される。
と、支持体に設けた記録膜上に保護膜構成材料を堆積さ
せて保護膜を形成する保護膜形成手段とを具備してな
り、前記保護膜形成手段と支持体上の記録膜との間に電
子シャワー装置が設けられ、この電子シャワー装置は、
カソードと、このカソードを挟むように設けた前記保護
膜形成手段に近い側の第1のアノード及び前記支持体に
近い側の第2のアノードとからなることを特徴とする記
録媒体の製造装置によって解決される。
【0006】尚、上記の記録媒体の製造装置、特に磁気
記録媒体の製造装置において、第1のアノードが最高電
位VA1である時期と第2のアノードが最高電位VA2であ
る時期とが交互に存するよう電圧が掛かった構成のもの
が好ましい。又、どのような電位関係であっても良い
が、(第1のアノードが最高電位VA1である時間)≦
(第2のアノードが最高電位VA2である時間)を満たす
よう電圧が掛かった構成のものが好ましい。又、第1の
アノードの最高電位VA1≦第2のアノードの最高電位V
A2を満たすよう電圧が掛かった構成のものが好ましい。
特に、支持体の最高電位VB ≦第1のアノードの最高電
位VA1≦第2のアノードの最高電位VA2を満たすよう電
圧が掛かった構成のものが好ましい。又、カソードの最
高電位VC <支持体の最高電位VB を満たすよう電圧が
掛かった構成のものが好ましい。すなわち、電圧引加手
段によって上記のような電圧が掛かるものとするのが好
ましい。これにより、電子シャワー装置からの電子(プ
ラズマ)が保護膜構成材料に効率良く作用し、活性化
し、そして記録膜上に堆積する粒子(堆積膜)にも作用
し、保護膜の結着性などが向上する。
記録媒体の製造装置において、第1のアノードが最高電
位VA1である時期と第2のアノードが最高電位VA2であ
る時期とが交互に存するよう電圧が掛かった構成のもの
が好ましい。又、どのような電位関係であっても良い
が、(第1のアノードが最高電位VA1である時間)≦
(第2のアノードが最高電位VA2である時間)を満たす
よう電圧が掛かった構成のものが好ましい。又、第1の
アノードの最高電位VA1≦第2のアノードの最高電位V
A2を満たすよう電圧が掛かった構成のものが好ましい。
特に、支持体の最高電位VB ≦第1のアノードの最高電
位VA1≦第2のアノードの最高電位VA2を満たすよう電
圧が掛かった構成のものが好ましい。又、カソードの最
高電位VC <支持体の最高電位VB を満たすよう電圧が
掛かった構成のものが好ましい。すなわち、電圧引加手
段によって上記のような電圧が掛かるものとするのが好
ましい。これにより、電子シャワー装置からの電子(プ
ラズマ)が保護膜構成材料に効率良く作用し、活性化
し、そして記録膜上に堆積する粒子(堆積膜)にも作用
し、保護膜の結着性などが向上する。
【0007】又、電子シャワー装置で発生する電子に対
して磁場が作用するよう構成されているものが好まし
い。例えば、永久磁石や電磁石を設けることによって磁
場を作用させられる。これによって、電子シャワー装置
からの電子(プラズマ)が効率良く作用する。保護膜形
成手段としては、CVD装置やPVD(フィジカルベー
パーデポジション)装置を好ましい例として挙げること
が出来る。
して磁場が作用するよう構成されているものが好まし
い。例えば、永久磁石や電磁石を設けることによって磁
場を作用させられる。これによって、電子シャワー装置
からの電子(プラズマ)が効率良く作用する。保護膜形
成手段としては、CVD装置やPVD(フィジカルベー
パーデポジション)装置を好ましい例として挙げること
が出来る。
【0008】電子シャワー装置のカソードは、上記CV
DやPVD装置のような保護膜形成手段と支持体(記録
膜)との間に設けられる。上記電子シャワー装置の第1
のアノードや第2のアノードとカソードとの距離は、例
えば5〜50mm程度、より好ましくは7〜10mm程
度である。電子シャワー装置のカソードと第1のアノー
ドや第2のアノードは環形状(例えば、円形状)であっ
て、両者は略同芯状に設けられている。カソードの環の
大きさとアノードの環の大きさとは、第2のアノードの
環の大きさ>カソードの環の大きさ>第1のアノードの
環の大きさ、第2のアノードの環の大きさ>第1のアノ
ードの環の大きさ>カソードの環の大きさ、カソードの
環の大きさ>第2のアノードの環の大きさ>第1のアノ
ードの環の大きさの場合がある。各々の場合によって、
得られた保護膜の特性に差がある。例えば、第2のアノ
ードの環の大きさ>カソードの環の大きさ>第1のアノ
ードの環の大きさの場合には、広い面積にわたって保護
膜を形成できる。第2のアノードの環の大きさ>第1の
アノードの環の大きさ>カソードの環の大きさの場合に
は、処理面積はやや減少するが、均一な保護膜が得られ
る。カソードの環の大きさ>第2のアノードの環の大き
さ>第1のアノードの環の大きさの場合には、処理面積
は減少するが、緻密で、結着性の高い保護膜が得られ
る。従って、特に目的とする特性の向上に合わせてアノ
ードやカソードの環の大きさを決定する。
DやPVD装置のような保護膜形成手段と支持体(記録
膜)との間に設けられる。上記電子シャワー装置の第1
のアノードや第2のアノードとカソードとの距離は、例
えば5〜50mm程度、より好ましくは7〜10mm程
度である。電子シャワー装置のカソードと第1のアノー
ドや第2のアノードは環形状(例えば、円形状)であっ
て、両者は略同芯状に設けられている。カソードの環の
大きさとアノードの環の大きさとは、第2のアノードの
環の大きさ>カソードの環の大きさ>第1のアノードの
環の大きさ、第2のアノードの環の大きさ>第1のアノ
ードの環の大きさ>カソードの環の大きさ、カソードの
環の大きさ>第2のアノードの環の大きさ>第1のアノ
ードの環の大きさの場合がある。各々の場合によって、
得られた保護膜の特性に差がある。例えば、第2のアノ
ードの環の大きさ>カソードの環の大きさ>第1のアノ
ードの環の大きさの場合には、広い面積にわたって保護
膜を形成できる。第2のアノードの環の大きさ>第1の
アノードの環の大きさ>カソードの環の大きさの場合に
は、処理面積はやや減少するが、均一な保護膜が得られ
る。カソードの環の大きさ>第2のアノードの環の大き
さ>第1のアノードの環の大きさの場合には、処理面積
は減少するが、緻密で、結着性の高い保護膜が得られ
る。従って、特に目的とする特性の向上に合わせてアノ
ードやカソードの環の大きさを決定する。
【0009】そして、上記のように構成させた装置を用
いて保護膜が設けられる。すなわち、前記の課題は、上
記の記録媒体の製造装置を用いることにより金属薄膜型
の磁性膜上に保護膜を形成する記録媒体の製造方法であ
って、保護膜の形成に際して、保護膜形成手段と支持体
上の磁性膜との間に設けたカソードと、このカソードを
挟むように設けた前記保護膜形成手段に近い側の第1の
アノード及び前記磁性膜に近い側の第2のアノードとを
具備した電子シャワー手段による電子シャワーを作用さ
せることを特徴とする記録媒体の製造方法によって解決
される。
いて保護膜が設けられる。すなわち、前記の課題は、上
記の記録媒体の製造装置を用いることにより金属薄膜型
の磁性膜上に保護膜を形成する記録媒体の製造方法であ
って、保護膜の形成に際して、保護膜形成手段と支持体
上の磁性膜との間に設けたカソードと、このカソードを
挟むように設けた前記保護膜形成手段に近い側の第1の
アノード及び前記磁性膜に近い側の第2のアノードとを
具備した電子シャワー手段による電子シャワーを作用さ
せることを特徴とする記録媒体の製造方法によって解決
される。
【0010】上記保護膜形成に際して、真空槽内の真空
度は1.0×10-3Torr以上、特に2×10-2〜5
Torr(低真空)となるよう制御されているのが好ま
しい。これにより、反応速度が速く、結着性に優れた保
護膜が得られる。あるいは、真空度を1.0×10-3T
orr未満、特に1.0×10-4〜1.0×10-6To
rr(高真空)としていても良い。これにより、欠陥が
少ない緻密な保護膜が得られる。
度は1.0×10-3Torr以上、特に2×10-2〜5
Torr(低真空)となるよう制御されているのが好ま
しい。これにより、反応速度が速く、結着性に優れた保
護膜が得られる。あるいは、真空度を1.0×10-3T
orr未満、特に1.0×10-4〜1.0×10-6To
rr(高真空)としていても良い。これにより、欠陥が
少ない緻密な保護膜が得られる。
【0011】保護膜形成に際して、支持体は300°K
〜400°Kに保持(制御)されているのが好ましい。
これにより、結着性に優れた保護膜が得られる。あるい
は、支持体を200°K〜300°Kに保持(制御)し
ていても良い。これにより、例えば均一性に優れた保護
膜が得られる。
〜400°Kに保持(制御)されているのが好ましい。
これにより、結着性に優れた保護膜が得られる。あるい
は、支持体を200°K〜300°Kに保持(制御)し
ていても良い。これにより、例えば均一性に優れた保護
膜が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の記録媒体の製造装置は、
真空槽と、支持体に設けた記録膜上に保護膜構成材料を
堆積させて保護膜を形成する保護膜形成手段とを具備し
てなり、前記保護膜形成手段と支持体上の記録膜との間
に電子シャワー装置が設けられ、この電子シャワー装置
は、カソードと、このカソードを挟むように設けた前記
保護膜形成手段に近い側の第1のアノード及び前記支持
体に近い側の第2のアノードとからなる。
真空槽と、支持体に設けた記録膜上に保護膜構成材料を
堆積させて保護膜を形成する保護膜形成手段とを具備し
てなり、前記保護膜形成手段と支持体上の記録膜との間
に電子シャワー装置が設けられ、この電子シャワー装置
は、カソードと、このカソードを挟むように設けた前記
保護膜形成手段に近い側の第1のアノード及び前記支持
体に近い側の第2のアノードとからなる。
【0013】本発明の記録媒体の製造方法は、本発明の
記録媒体の製造装置を用い、金属薄膜型の磁性膜上に保
護膜を形成する記録媒体の製造方法であって、保護膜の
形成に際して、保護膜形成手段と支持体上の磁性膜との
間に設けたカソードと、このカソードを挟むように設け
た前記保護膜形成手段に近い側の第1のアノード及び前
記磁性膜に近い側の第2のアノードとを具備した電子シ
ャワー手段による電子シャワーを作用させるものであ
る。
記録媒体の製造装置を用い、金属薄膜型の磁性膜上に保
護膜を形成する記録媒体の製造方法であって、保護膜の
形成に際して、保護膜形成手段と支持体上の磁性膜との
間に設けたカソードと、このカソードを挟むように設け
た前記保護膜形成手段に近い側の第1のアノード及び前
記磁性膜に近い側の第2のアノードとを具備した電子シ
ャワー手段による電子シャワーを作用させるものであ
る。
【0014】保護膜形成手段は、例えば熱フィラメント
CVD装置、光CVD装置、RFプラズマCVD装置、
マイクロ波プラズマCVD装置、ECRマイクロ波プラ
ズマCVD装置などのCVD装置が用いられる。あるい
は、蒸着やアーク放電などのPVD装置が用いられる。
その他にも、例えばAl(CO3 )3 やTi(CO3)
2 等の水溶液を超音波噴霧により吹き付けると共に、酸
素、窒素、アンモニア、メタン、あるいはベンゼン等の
反応性物質(酸化物を形成する場合には、酸化性物質。
窒化物を形成する場合には、窒化性物質。炭化物を形成
する場合には、炭化性物質。)を供給する手段、前記超
音波噴霧の代わりに熱により蒸発させる手段、金属せっ
けんやフェロセン等の金属有機化合物を吹き付ける手段
など各種の手段が有る。
CVD装置、光CVD装置、RFプラズマCVD装置、
マイクロ波プラズマCVD装置、ECRマイクロ波プラ
ズマCVD装置などのCVD装置が用いられる。あるい
は、蒸着やアーク放電などのPVD装置が用いられる。
その他にも、例えばAl(CO3 )3 やTi(CO3)
2 等の水溶液を超音波噴霧により吹き付けると共に、酸
素、窒素、アンモニア、メタン、あるいはベンゼン等の
反応性物質(酸化物を形成する場合には、酸化性物質。
窒化物を形成する場合には、窒化性物質。炭化物を形成
する場合には、炭化性物質。)を供給する手段、前記超
音波噴霧の代わりに熱により蒸発させる手段、金属せっ
けんやフェロセン等の金属有機化合物を吹き付ける手段
など各種の手段が有る。
【0015】そして、電圧引加手段によって、第1のア
ノードが最高電位VA1である時期と第2のアノードが最
高電位VA2である時期とが交互に存するよう電圧が掛か
っている。又、(第1のアノードが最高電位VA1である
時間)≦(第2のアノードが最高電位VA2である時間)
を満たすよう電圧が掛かっている。又、第1のアノード
の最高電位VA1≦第2のアノードの最高電位VA2を満た
すよう電圧が掛かっている。特に、支持体の最高電位V
B ≦第1のアノードの最高電位VA1≦第2のアノードの
最高電位VA2を満たすよう電圧が掛かっている。又、カ
ソードの最高電位VC <支持体の最高電位VB を満たす
よう電圧が掛かっている。
ノードが最高電位VA1である時期と第2のアノードが最
高電位VA2である時期とが交互に存するよう電圧が掛か
っている。又、(第1のアノードが最高電位VA1である
時間)≦(第2のアノードが最高電位VA2である時間)
を満たすよう電圧が掛かっている。又、第1のアノード
の最高電位VA1≦第2のアノードの最高電位VA2を満た
すよう電圧が掛かっている。特に、支持体の最高電位V
B ≦第1のアノードの最高電位VA1≦第2のアノードの
最高電位VA2を満たすよう電圧が掛かっている。又、カ
ソードの最高電位VC <支持体の最高電位VB を満たす
よう電圧が掛かっている。
【0016】カソードは、例えばタングステン製であ
り、アノードは、例えばタングステン製あるいはタンタ
ル製である。アノードとカソードとの距離は、例えば5
〜50mm程度、より好ましくは7〜10mm程度であ
る。又、電子シャワー装置で発生する電子に対して磁場
が作用するよう構成されている。電子シャワー装置のカ
ソードは、保護膜形成手段と支持体(記録膜)との間に
設けられる。
り、アノードは、例えばタングステン製あるいはタンタ
ル製である。アノードとカソードとの距離は、例えば5
〜50mm程度、より好ましくは7〜10mm程度であ
る。又、電子シャワー装置で発生する電子に対して磁場
が作用するよう構成されている。電子シャワー装置のカ
ソードは、保護膜形成手段と支持体(記録膜)との間に
設けられる。
【0017】カソードやアノードは環形状(例えば、円
形状)であって、両者は略同芯状に設けられている。カ
ソードの環の大きさとアノードの環の大きさとは、第2
のアノードの環の大きさ>カソードの環の大きさ>第1
のアノードの環の大きさ、第2のアノードの環の大きさ
>第1のアノードの環の大きさ>カソードの環の大き
さ、カソードの環の大きさ>第2のアノードの環の大き
さ>第1のアノードの環の大きさの場合がある。
形状)であって、両者は略同芯状に設けられている。カ
ソードの環の大きさとアノードの環の大きさとは、第2
のアノードの環の大きさ>カソードの環の大きさ>第1
のアノードの環の大きさ、第2のアノードの環の大きさ
>第1のアノードの環の大きさ>カソードの環の大き
さ、カソードの環の大きさ>第2のアノードの環の大き
さ>第1のアノードの環の大きさの場合がある。
【0018】保護膜形成時における真空槽内の真空度は
1.0×10-3Torr未満、特に1.0×10-4〜
1.0×10-6Torr(高真空)であったり、1.0
×10 -3Torr以上、特に2×10-2〜5Torr
(低真空)である。又、支持体は300°K〜400°
K、あるいは200°K〜300°Kに保持されてい
る。本発明は、磁性膜上に保護膜を成膜するに際して、
電子シャワー装置、特にカソードと、このカソードを挟
むように設けた保護膜形成手段に近い側の第1のアノー
ド及び磁性膜に近い側の第2のアノードとを具備した電
子シャワー装置を用いた点に特徴が有る。これにより耐
久性に優れた保護膜が得られる。
1.0×10-3Torr未満、特に1.0×10-4〜
1.0×10-6Torr(高真空)であったり、1.0
×10 -3Torr以上、特に2×10-2〜5Torr
(低真空)である。又、支持体は300°K〜400°
K、あるいは200°K〜300°Kに保持されてい
る。本発明は、磁性膜上に保護膜を成膜するに際して、
電子シャワー装置、特にカソードと、このカソードを挟
むように設けた保護膜形成手段に近い側の第1のアノー
ド及び磁性膜に近い側の第2のアノードとを具備した電
子シャワー装置を用いた点に特徴が有る。これにより耐
久性に優れた保護膜が得られる。
【0019】以下、より具体的に説明する。図1は、本
発明の磁気記録媒体の製造装置(保護膜形成装置)の要
部の概略図である。図1中、1は真空槽、2aは金属薄
膜型の磁性膜が設けられた支持体3の供給側ロール、2
bは支持体3の巻取側ロール、4は冷却キャンロール、
5は冷却キャンロール4に対向して設けられたプラズマ
反応管、6は反応ガス(例えば、メタン、エチレン、ベ
ンゼン等の炭化水素系のガス)供給用のノズル、7はマ
イクロ波の導波管である。8はECR用コイルである。
このECR用コイル8は、マイクロ波の進行方向と同方
向に磁場を発生させ、サイクロトロン共鳴を起こさせる
ものである。
発明の磁気記録媒体の製造装置(保護膜形成装置)の要
部の概略図である。図1中、1は真空槽、2aは金属薄
膜型の磁性膜が設けられた支持体3の供給側ロール、2
bは支持体3の巻取側ロール、4は冷却キャンロール、
5は冷却キャンロール4に対向して設けられたプラズマ
反応管、6は反応ガス(例えば、メタン、エチレン、ベ
ンゼン等の炭化水素系のガス)供給用のノズル、7はマ
イクロ波の導波管である。8はECR用コイルである。
このECR用コイル8は、マイクロ波の進行方向と同方
向に磁場を発生させ、サイクロトロン共鳴を起こさせる
ものである。
【0020】10は、リング状(直径15〜80cmの
略円形であって、反応管5の口径より大きい)のフィラ
メント(直径0.3mmのタングステン線)である。こ
のフィラメント(カソード)10は、反応管5と冷却キ
ャンロール4に沿って走行する支持体3との間の位置に
水平方向に設けられている。尚、フィラメント10と反
応管5とは同芯状に配置されている。
略円形であって、反応管5の口径より大きい)のフィラ
メント(直径0.3mmのタングステン線)である。こ
のフィラメント(カソード)10は、反応管5と冷却キ
ャンロール4に沿って走行する支持体3との間の位置に
水平方向に設けられている。尚、フィラメント10と反
応管5とは同芯状に配置されている。
【0021】11aは、フィラメント10の上側で、フ
ィラメント10から8mm離れた位置に水平方向に設け
られたアノード(直径0.1〜0.5mmのタングステ
ン線)である。11bは、フィラメント10の下側で、
フィラメント10から8mm離れた位置に水平方向に設
けられたアノード(直径0.1〜0.5mmのタングス
テン線)である。尚、このアノード11a,11bは、
直径15〜80cmの略円形である。又、アノード11
a,11bとフィラメント10とは同芯状に配置されて
いる。
ィラメント10から8mm離れた位置に水平方向に設け
られたアノード(直径0.1〜0.5mmのタングステ
ン線)である。11bは、フィラメント10の下側で、
フィラメント10から8mm離れた位置に水平方向に設
けられたアノード(直径0.1〜0.5mmのタングス
テン線)である。尚、このアノード11a,11bは、
直径15〜80cmの略円形である。又、アノード11
a,11bとフィラメント10とは同芯状に配置されて
いる。
【0022】12は磁石(永久磁石又は電磁石)であ
り、図1に示す如く、磁石12による磁界がアノード1
1a−フィラメント10−アノード11bによる空間に
矢印で示す如く加わるように構成されている。これによ
り、熱電子(プラズマ)は効率良く保護膜構成材料に衝
突し、活性化される。そして、上記装置、すなわち電子
シャワー装置を設けたECRマイクロ波プラズマCVD
装置を用い、所定の真空度、支持体を所定の温度に保持
してCVDを行わせることにより、保護膜が金属薄膜型
磁性膜の上に設けられる。
り、図1に示す如く、磁石12による磁界がアノード1
1a−フィラメント10−アノード11bによる空間に
矢印で示す如く加わるように構成されている。これによ
り、熱電子(プラズマ)は効率良く保護膜構成材料に衝
突し、活性化される。そして、上記装置、すなわち電子
シャワー装置を設けたECRマイクロ波プラズマCVD
装置を用い、所定の真空度、支持体を所定の温度に保持
してCVDを行わせることにより、保護膜が金属薄膜型
磁性膜の上に設けられる。
【0023】このようにして得られた本発明になる磁気
記録媒体を図2に示す。図2中、3は支持体である。こ
の支持体3は磁性を有するものでも非磁性のものでも良
いが、一般的には、非磁性のものである。例えば、ポリ
エチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリカーボネート、
ポリプロピレン等のオレフィン系の樹脂、セルロース系
の樹脂、塩化ビニル系の樹脂といった高分子材料、ガラ
スやセラミック等の無機系材料、アルミニウム合金など
の金属材料が用いられる。支持体3面上には磁性膜の密
着性を向上させる為のアンダーコート層が必要に応じて
設けられる。すなわち、表面の粗さを適度に粗すことに
より乾式メッキで構成される磁性膜の密着性を向上さ
せ、さらに磁気記録媒体表面の表面粗さを適度なものと
して走行性を改善する為、例えばSiO2 等の粒子を含
有させた厚さが0.01〜0.5μmの塗膜を設けるこ
とによってアンダーコート層が構成されている。
記録媒体を図2に示す。図2中、3は支持体である。こ
の支持体3は磁性を有するものでも非磁性のものでも良
いが、一般的には、非磁性のものである。例えば、ポリ
エチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリカーボネート、
ポリプロピレン等のオレフィン系の樹脂、セルロース系
の樹脂、塩化ビニル系の樹脂といった高分子材料、ガラ
スやセラミック等の無機系材料、アルミニウム合金など
の金属材料が用いられる。支持体3面上には磁性膜の密
着性を向上させる為のアンダーコート層が必要に応じて
設けられる。すなわち、表面の粗さを適度に粗すことに
より乾式メッキで構成される磁性膜の密着性を向上さ
せ、さらに磁気記録媒体表面の表面粗さを適度なものと
して走行性を改善する為、例えばSiO2 等の粒子を含
有させた厚さが0.01〜0.5μmの塗膜を設けるこ
とによってアンダーコート層が構成されている。
【0024】支持体3の上には、電子シャワー装置を付
設した斜め蒸着装置によって、FeあるいはCo系の金
属薄膜型の磁性膜20が設けられている。例えば、10
-2〜10-6Torr程度の真空雰囲気下でFeあるいは
Coを抵抗加熱、高周波加熱、電子ビーム加熱などによ
り蒸発させ、支持体3上に堆積(蒸着)させることによ
り、FeあるいはCo系磁性膜20が500〜1000
0Å、特に1000〜4000Å厚形成される。斜め蒸
着の際の最小入射角は15°〜75°、望ましくは約3
0°〜65°である。この時、蒸発Fe粒子(あるいは
Co粒子)や窒素ガス(又は炭化水素ガス)には電子シ
ャワー(プラズマ)が作用し、不活性な窒素ガス(又は
炭化水素ガス)は活性化され、これによって窒化(又は
炭化)がなされる。尚、窒化系磁性膜を構成する場合に
は、窒素ガス、二酸化窒素ガス、アンモニア等の窒素系
化合物が導入され、炭化系磁性膜を構成する場合には、
メタン、エタン、エチレン、ベンゼン等の炭化水素(炭
素系化合物)が導入される。尚、磁性膜20は上記の磁
性膜以外の磁性膜であっても良い。
設した斜め蒸着装置によって、FeあるいはCo系の金
属薄膜型の磁性膜20が設けられている。例えば、10
-2〜10-6Torr程度の真空雰囲気下でFeあるいは
Coを抵抗加熱、高周波加熱、電子ビーム加熱などによ
り蒸発させ、支持体3上に堆積(蒸着)させることによ
り、FeあるいはCo系磁性膜20が500〜1000
0Å、特に1000〜4000Å厚形成される。斜め蒸
着の際の最小入射角は15°〜75°、望ましくは約3
0°〜65°である。この時、蒸発Fe粒子(あるいは
Co粒子)や窒素ガス(又は炭化水素ガス)には電子シ
ャワー(プラズマ)が作用し、不活性な窒素ガス(又は
炭化水素ガス)は活性化され、これによって窒化(又は
炭化)がなされる。尚、窒化系磁性膜を構成する場合に
は、窒素ガス、二酸化窒素ガス、アンモニア等の窒素系
化合物が導入され、炭化系磁性膜を構成する場合には、
メタン、エタン、エチレン、ベンゼン等の炭化水素(炭
素系化合物)が導入される。尚、磁性膜20は上記の磁
性膜以外の磁性膜であっても良い。
【0025】21は、金属薄膜型の磁性膜20の上に設
けられた厚さが10〜200Å程度の保護膜である。こ
の保護膜21は、例えばダイヤモンドライクカーボン、
グラファイト等のカーボン膜、酸化珪素、炭化珪素、窒
化珪素などの含珪素膜、TiO2 等の酸化チタン膜、ア
ルミナ等の酸化アルミニウム膜、酸化クロム膜、窒化ア
ルミニウム膜、その他の酸化膜、炭化膜、窒化膜で構成
される。これらの中でも、ダイヤモンドライクカーボン
が好ましい。
けられた厚さが10〜200Å程度の保護膜である。こ
の保護膜21は、例えばダイヤモンドライクカーボン、
グラファイト等のカーボン膜、酸化珪素、炭化珪素、窒
化珪素などの含珪素膜、TiO2 等の酸化チタン膜、ア
ルミナ等の酸化アルミニウム膜、酸化クロム膜、窒化ア
ルミニウム膜、その他の酸化膜、炭化膜、窒化膜で構成
される。これらの中でも、ダイヤモンドライクカーボン
が好ましい。
【0026】この保護膜21の形成には、図1の電子シ
ャワー付きECRマイクロ波プラズマCVD装置あるい
はPVD装置が用いられる。例えば、ECRマイクロ波
プラズマCVD装置を用い、反応ガス供給ノズル6から
ベンゼンやメタン等の炭化水素系のガス(あるいは液状
微粒子)を供給した場合には、ダイヤモンドライクカー
ボンからなる保護膜21が形成される。
ャワー付きECRマイクロ波プラズマCVD装置あるい
はPVD装置が用いられる。例えば、ECRマイクロ波
プラズマCVD装置を用い、反応ガス供給ノズル6から
ベンゼンやメタン等の炭化水素系のガス(あるいは液状
微粒子)を供給した場合には、ダイヤモンドライクカー
ボンからなる保護膜21が形成される。
【0027】22は、保護膜21の上に設けられた潤滑
剤層である。すなわち、炭化水素系の潤滑剤やパーフル
オロポリエーテル等のフッ素系潤滑剤、特にフッ素系潤
滑剤を含有させた塗料を所定の手段で塗布することによ
り、約5〜50Å、好ましくは約10〜30Å程度の厚
さの潤滑剤層22が設けられる。あるいは、フッ素含有
グラファイト膜によっても潤滑剤層22は構成される。
剤層である。すなわち、炭化水素系の潤滑剤やパーフル
オロポリエーテル等のフッ素系潤滑剤、特にフッ素系潤
滑剤を含有させた塗料を所定の手段で塗布することによ
り、約5〜50Å、好ましくは約10〜30Å程度の厚
さの潤滑剤層22が設けられる。あるいは、フッ素含有
グラファイト膜によっても潤滑剤層22は構成される。
【0028】23は、支持体3の他面に設けられたカー
ボンブラック等を含有させた厚さが0.1〜1μm程度
のバックコート層である。尚、バックコート層23は、
Al−Cu合金等の金属を蒸着させて形成したものであ
っても良い。
ボンブラック等を含有させた厚さが0.1〜1μm程度
のバックコート層である。尚、バックコート層23は、
Al−Cu合金等の金属を蒸着させて形成したものであ
っても良い。
【0029】
【実施例1】図1の電子シャワー付きECRマイクロ波
プラズマCVD装置にPETフィルム3(6.4μm
厚、幅150mm)上に1900Å厚のCo系金属磁性
膜(Hc=1500Oe,Bs=5400G,Br/B
s=0.88)20が設けられている磁気記録媒体の原
反を装着し、15m/分の走行速度で走行させた。
プラズマCVD装置にPETフィルム3(6.4μm
厚、幅150mm)上に1900Å厚のCo系金属磁性
膜(Hc=1500Oe,Bs=5400G,Br/B
s=0.88)20が設けられている磁気記録媒体の原
反を装着し、15m/分の走行速度で走行させた。
【0030】真空槽1内の真空度は1.0×10-3To
rrである。口径13.5cmの反応管5と冷却キャン
ロール4に沿って走行する支持体3上のCo系金属磁性
膜との間であって、反応管5先端部と支持体3との最短
距離の1/2だけ反応管5から上(真上であって、反応
管5の中心とフィラメント10の中心は一致)に離れた
位置に水平方向に設けられた直径30cmのリング状の
フィラメント10には25Aの電流が流され、発熱させ
られた。
rrである。口径13.5cmの反応管5と冷却キャン
ロール4に沿って走行する支持体3上のCo系金属磁性
膜との間であって、反応管5先端部と支持体3との最短
距離の1/2だけ反応管5から上(真上であって、反応
管5の中心とフィラメント10の中心は一致)に離れた
位置に水平方向に設けられた直径30cmのリング状の
フィラメント10には25Aの電流が流され、発熱させ
られた。
【0031】フィラメント10の8mm真上に平行して
設けられたアノード11aは、直径が29cmのリング
状である。フィラメント10の8mm真下に平行して設
けられたアノード11bは、直径が29cmのリング状
である。アノード11a,11bとフィラメント10と
の間には1000vの電位差があるよう電圧が掛かって
いる。すなわち、PETフィルム3の最高電位をVB 、
アノード11aの最高電位をVA2、アノード11bの最
高電位をVA1、フィラメント10の最高電位をVC とす
ると、VA2=VA1=VB =VC +1000vとなるよう
電圧が掛かっている。又、アノード11aとアノード1
1bとにパルス(矩形)状の電圧が掛かっている時間の
幅は同じであるが、アノード11aの電位がVA2である
時にはアノード11bの電位は0vであり、アノード1
1bの電位がVA1である時にはアノード11aの電位は
0vである。すなわち、交互に電圧が掛かっている。
設けられたアノード11aは、直径が29cmのリング
状である。フィラメント10の8mm真下に平行して設
けられたアノード11bは、直径が29cmのリング状
である。アノード11a,11bとフィラメント10と
の間には1000vの電位差があるよう電圧が掛かって
いる。すなわち、PETフィルム3の最高電位をVB 、
アノード11aの最高電位をVA2、アノード11bの最
高電位をVA1、フィラメント10の最高電位をVC とす
ると、VA2=VA1=VB =VC +1000vとなるよう
電圧が掛かっている。又、アノード11aとアノード1
1bとにパルス(矩形)状の電圧が掛かっている時間の
幅は同じであるが、アノード11aの電位がVA2である
時にはアノード11bの電位は0vであり、アノード1
1bの電位がVA1である時にはアノード11aの電位は
0vである。すなわち、交互に電圧が掛かっている。
【0032】冷却キャンロール4は273°Kに冷却さ
れている。従って、冷却キャンロール4に沿って走行す
るPETフィルム3やCo系金属磁性膜20も冷却キャ
ンロール4の温度と同じと考える。そして、反応ガス供
給ノズル6から反応管5内にベンゼンを50SCCMの
割合で供給すると共に、導波管7によって反応管5内に
2.45GHzのマイクロ波を導入し、プラズマを励起
し、マイクロ波の進行方向と同方向にECR用コイル8
で磁場を発生させてサイクロトロン共鳴を起こさせ、反
応管5から放出されるカーボン系粒子をアノード11b
−フィラメント10−アノード11aによる電子シャワ
ー雰囲気を通過させ、Co系金属磁性膜20上に95Å
厚のダイヤモンドライクカーボン膜を成膜した。
れている。従って、冷却キャンロール4に沿って走行す
るPETフィルム3やCo系金属磁性膜20も冷却キャ
ンロール4の温度と同じと考える。そして、反応ガス供
給ノズル6から反応管5内にベンゼンを50SCCMの
割合で供給すると共に、導波管7によって反応管5内に
2.45GHzのマイクロ波を導入し、プラズマを励起
し、マイクロ波の進行方向と同方向にECR用コイル8
で磁場を発生させてサイクロトロン共鳴を起こさせ、反
応管5から放出されるカーボン系粒子をアノード11b
−フィラメント10−アノード11aによる電子シャワ
ー雰囲気を通過させ、Co系金属磁性膜20上に95Å
厚のダイヤモンドライクカーボン膜を成膜した。
【0033】尚、本実施例では磁石12を取り外してい
る。従って、磁界は掛かっていない。次いで、ダイヤモ
ンドライクカーボン膜の上に分子量2000でピペロニ
ル基を持つパーフルオロポリエーテル膜(潤滑剤層)を
15Å厚設けた。そして、PETフィルム3の反対側の
面には、粒子径が20nmのカーボン粒子及びバインダ
を含むバックコート塗料をグラビア塗布により乾燥厚が
0.5μmとなるように塗布した。
る。従って、磁界は掛かっていない。次いで、ダイヤモ
ンドライクカーボン膜の上に分子量2000でピペロニ
ル基を持つパーフルオロポリエーテル膜(潤滑剤層)を
15Å厚設けた。そして、PETフィルム3の反対側の
面には、粒子径が20nmのカーボン粒子及びバインダ
を含むバックコート塗料をグラビア塗布により乾燥厚が
0.5μmとなるように塗布した。
【0034】このようにして得られた原反から通常の工
程を経て磁気テープを得た。
程を経て磁気テープを得た。
【0035】
【実施例2】直径が26cmのリング状のアノード11
aを用いた以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを
得た。
aを用いた以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを
得た。
【0036】
【実施例3】直径が26cmのリング状のアノード11
bを用いた以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを
得た。
bを用いた以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを
得た。
【0037】
【実施例4】VA2=VA1=VB +200v=VC +10
00vとなるよう電圧を掛けた以外は実施例1に準じて
行い、磁気テープを得た。
00vとなるよう電圧を掛けた以外は実施例1に準じて
行い、磁気テープを得た。
【0038】
【実施例5】VA2=VA1+200v=VB +300v=
VC +1000vとなるよう電圧を掛けた以外は実施例
1に準じて行い、磁気テープを得た。
VC +1000vとなるよう電圧を掛けた以外は実施例
1に準じて行い、磁気テープを得た。
【0039】
【実施例6】アノード11aに電圧が掛かっている時間
とアノード11bに電圧が掛かっている時間との比が、
前者:後者=2:1となるようパルス状の電圧を掛けた
以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
とアノード11bに電圧が掛かっている時間との比が、
前者:後者=2:1となるようパルス状の電圧を掛けた
以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
【0040】
【実施例7】冷却キャンロール4を253°Kに冷却し
た以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
た以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
【0041】
【実施例8】ベンゼンの代わりにCH4 とN2 との混合
ガス(10:1)を300SCCMの割合で供給した以
外は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
ガス(10:1)を300SCCMの割合で供給した以
外は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
【0042】
【実施例9】磁石12としてサマリウム・コバルト磁石
(20MOeG)を用い、磁界を掛けた以外は実施例1
に準じて行い、磁気テープを得た。
(20MOeG)を用い、磁界を掛けた以外は実施例1
に準じて行い、磁気テープを得た。
【0043】
【実施例10】ベンゼンの代わりに気化したTi(O−
isoC3 H7 )4 を供給すると共に、ノズル13から
酸素ガスを供給してCo系金属磁性膜20上に120Å
厚のTiOx 膜を成膜した以外は実施例1に準じて行
い、磁気テープを得た。
isoC3 H7 )4 を供給すると共に、ノズル13から
酸素ガスを供給してCo系金属磁性膜20上に120Å
厚のTiOx 膜を成膜した以外は実施例1に準じて行
い、磁気テープを得た。
【0044】
【実施例11】ECRマイクロ波プラズマCVD装置の
代わりにアーク放電装置を用い、アーク放電により発生
したカーボン粒子をアノード11b−フィラメント10
−アノード11aによる電子シャワー雰囲気を通過さ
せ、Co系金属磁性膜20上に110Å厚のカーボン膜
を成膜した以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを
得た。
代わりにアーク放電装置を用い、アーク放電により発生
したカーボン粒子をアノード11b−フィラメント10
−アノード11aによる電子シャワー雰囲気を通過さ
せ、Co系金属磁性膜20上に110Å厚のカーボン膜
を成膜した以外は実施例1に準じて行い、磁気テープを
得た。
【0045】
【実施例12】ECRマイクロ波プラズマCVD装置の
代わりにアーク放電装置を用い、アーク放電により発生
したカーボン粒子をアノード11b−フィラメント10
−アノード11aによる電子シャワー雰囲気を通過さ
せ、Co系金属磁性膜20上に110Å厚のカーボン膜
を成膜した以外は実施例9に準じて行い、磁気テープを
得た。
代わりにアーク放電装置を用い、アーク放電により発生
したカーボン粒子をアノード11b−フィラメント10
−アノード11aによる電子シャワー雰囲気を通過さ
せ、Co系金属磁性膜20上に110Å厚のカーボン膜
を成膜した以外は実施例9に準じて行い、磁気テープを
得た。
【0046】
【比較例1】電子シャワー装置を作動させなかった以外
は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
は実施例1に準じて行い、磁気テープを得た。
【0047】
【比較例2】電子シャワー装置を作動させなかった以外
は実施例10に準じて行い、磁気テープを得た。
は実施例10に準じて行い、磁気テープを得た。
【0048】
【比較例3】電子シャワー装置を作動させなかった以外
は実施例11に準じて行い、磁気テープを得た。
は実施例11に準じて行い、磁気テープを得た。
【0049】
【特性】上記各例で得た磁気テープ(8mm用磁気テー
プ)を市販のHi8VTRを用いて、20時間のスチル
再生を行って耐久性を調べたので、その結果を表−1に
示す。又、NEC製のMHA−400を用いて押し込み
深さdと荷重Wとの関係を調べ、硬度H=k・W/d2
(kは定数)より硬度を求めたので、その結果も表−1
に示す。
プ)を市販のHi8VTRを用いて、20時間のスチル
再生を行って耐久性を調べたので、その結果を表−1に
示す。又、NEC製のMHA−400を用いて押し込み
深さdと荷重Wとの関係を調べ、硬度H=k・W/d2
(kは定数)より硬度を求めたので、その結果も表−1
に示す。
【0050】又、島津製作所製の走査形スクラッチテス
タ(SST−101)により耐剥離性を調べたので、そ
の結果も表−1に示す。 表−1 出力低下(dB) 硬度(Hv) 耐剥離性(mN) 実施例1 1.1 3400 23 実施例2 0.9 3500 24 実施例3 1.0 3400 23 実施例4 0.8 3600 25 実施例5 0.5 3600 25 実施例6 0.4 3600 26 実施例7 1.1 3400 22 実施例8 1.5 3200 22 実施例9 0.5 3500 25 実施例10 0.7 2500 20 実施例11 1.6 2400 20 実施例12 1.0 2900 22 比較例1 2.1 2100 18 比較例2 3.6 1950 17 比較例3 測定不能 1800 15
タ(SST−101)により耐剥離性を調べたので、そ
の結果も表−1に示す。 表−1 出力低下(dB) 硬度(Hv) 耐剥離性(mN) 実施例1 1.1 3400 23 実施例2 0.9 3500 24 実施例3 1.0 3400 23 実施例4 0.8 3600 25 実施例5 0.5 3600 25 実施例6 0.4 3600 26 実施例7 1.1 3400 22 実施例8 1.5 3200 22 実施例9 0.5 3500 25 実施例10 0.7 2500 20 実施例11 1.6 2400 20 実施例12 1.0 2900 22 比較例1 2.1 2100 18 比較例2 3.6 1950 17 比較例3 測定不能 1800 15
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体の保護膜とし
て優れた特性のものが得られる。
て優れた特性のものが得られる。
【図1】本発明の磁気記録媒体製造装置(保護膜形成装
置)の要部の概略図
置)の要部の概略図
【図2】磁気記録媒体の概略図
1 真空槽 2a 供給側ロール 2b 巻取側ロール 3 支持体 4 冷却キャンロール 5 プラズマ反応管 6 ノズル 7 導波管 8 ECR用コイル 10 フィラメント(カソード) 11a,11b アノード 12 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 章 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社情報科学研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】 真空槽と、支持体に設けた記録膜上に保
護膜構成材料を堆積させて保護膜を形成する保護膜形成
手段とを具備してなり、 前記保護膜形成手段と支持体上の記録膜との間に電子シ
ャワー装置が設けられ、 この電子シャワー装置は、カソードと、このカソードを
挟むように設けた前記保護膜形成手段に近い側の第1の
アノード及び前記支持体に近い側の第2のアノードとか
らなることを特徴とする記録媒体の製造装置。 - 【請求項2】 第1のアノードが最高電位VA1である時
期と第2のアノードが最高電位VA2である時期とが交互
に存するよう電圧が掛かっていることを特徴とする請求
項1の記録媒体の製造装置。 - 【請求項3】 (第1のアノードが最高電位VA1である
時間)≦(第2のアノードが最高電位VA2である時間)
を満たすよう電圧が掛かっていることを特徴とする請求
項1又は請求項2の記録媒体の製造装置。 - 【請求項4】 第1のアノードの最高電位VA1≦第2の
アノードの最高電位VA2を満たすよう電圧が掛かってい
ることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの記録
媒体の製造装置。 - 【請求項5】 支持体の最高電位VB ≦第1のアノード
の最高電位VA1≦第2のアノードの最高電位VA2を満た
すよう電圧が掛かっていることを特徴とする請求項1〜
請求項4いずれかの記録媒体の製造装置。 - 【請求項6】 カソードの最高電位VC <支持体の最高
電位VB を満たすよう電圧が掛かっていることを特徴と
する請求項1〜請求項5いずれかの記録媒体の製造装
置。 - 【請求項7】 電子シャワー装置で発生する電子に対し
て磁場が作用するよう構成されてなることを特徴とする
請求項1〜請求項6いずれかの記録媒体の製造装置。 - 【請求項8】 保護膜形成手段がCVD装置であること
を特徴とする請求項1の記録媒体の製造装置。 - 【請求項9】 保護膜形成手段がPVD装置であること
を特徴とする請求項1の記録媒体の製造装置。 - 【請求項10】 請求項1〜請求項9いずれかの記録媒
体の製造装置を用いることにより金属薄膜型の磁性膜上
に保護膜を形成する記録媒体の製造方法であって、 保護膜の形成に際して、保護膜形成手段と支持体上の磁
性膜との間に設けたカソードと、このカソードを挟むよ
うに設けた前記保護膜形成手段に近い側の第1のアノー
ド及び前記磁性膜に近い側の第2のアノードとを具備し
た電子シャワー手段による電子シャワーを作用させるこ
とを特徴とする記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5570796A JPH09245344A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 記録媒体の製造装置及び記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5570796A JPH09245344A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 記録媒体の製造装置及び記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09245344A true JPH09245344A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13006365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5570796A Pending JPH09245344A (ja) | 1996-03-13 | 1996-03-13 | 記録媒体の製造装置及び記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09245344A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1275129A4 (en) * | 2000-02-22 | 2004-05-26 | Energy Conversion Devices Inc | METHOD OF CHEMICAL VAPOR DEPOSITION BY PLASMA ACTIVATED BY GAS JET OF ELECTRON / ULTRA-SHAVING BEAM AND APPARATUS FOR DEPOSITING AND / OR MODIFYING THE SURFACE OF THIN FILM MATERIALS |
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1996
- 1996-03-13 JP JP5570796A patent/JPH09245344A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1275129A4 (en) * | 2000-02-22 | 2004-05-26 | Energy Conversion Devices Inc | METHOD OF CHEMICAL VAPOR DEPOSITION BY PLASMA ACTIVATED BY GAS JET OF ELECTRON / ULTRA-SHAVING BEAM AND APPARATUS FOR DEPOSITING AND / OR MODIFYING THE SURFACE OF THIN FILM MATERIALS |
| CN1303630C (zh) * | 2000-02-22 | 2007-03-07 | 能源变换设备有限公司 | 用于薄膜材料的沉积和/或表面改性的电子束/微波气体喷射pecvd方法和设备 |
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