JPH09245373A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH09245373A JPH09245373A JP8050199A JP5019996A JPH09245373A JP H09245373 A JPH09245373 A JP H09245373A JP 8050199 A JP8050199 A JP 8050199A JP 5019996 A JP5019996 A JP 5019996A JP H09245373 A JPH09245373 A JP H09245373A
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- optical recording
- light
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 いわゆる、書き込み可能なコンパクトデ
ィスクであって、透明基板上に有機色素を含有する光吸
収層、光反射層および保護層を順次積層してなる光記録
媒体において、光反射層が銀を主成分とし、少なくとも
インジウムを3〜20重量%含有していることを特徴す
る光記録媒体。 【効果】 耐高温・高湿性にならびに、耐光性の優れた
高信頼性光記録媒体を低コストで提供することができ
る。
ィスクであって、透明基板上に有機色素を含有する光吸
収層、光反射層および保護層を順次積層してなる光記録
媒体において、光反射層が銀を主成分とし、少なくとも
インジウムを3〜20重量%含有していることを特徴す
る光記録媒体。 【効果】 耐高温・高湿性にならびに、耐光性の優れた
高信頼性光記録媒体を低コストで提供することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体に関す
る。さらに詳しくは、いわゆるコンパクトディスク互換
で書き込み可能な光ディスクに関し、すなわち、耐光
性、耐高温・高湿性に優れる高信頼性かつ安価な光ディ
スクに関する。
る。さらに詳しくは、いわゆるコンパクトディスク互換
で書き込み可能な光ディスクに関し、すなわち、耐光
性、耐高温・高湿性に優れる高信頼性かつ安価な光ディ
スクに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクで代表される光記録
媒体は、記録容量が大きく、ソフトウエアパッケージと
しての生産性が高いことから、従来、オーディオソフ
ト、コンピューターソフト、電子出版の媒体として広く
用いられている。従来のコンパクトディスクで代表され
るような読みだし専用の光記録媒体を作製するには、そ
の透明基板上に記録を転写するための金型が必要でる。
しかしながら、その金型を作製するコストが高いため
に、数百枚程度のディスク作製に際してはディスク一枚
当たりのコストが相当高くなってしまう。
媒体は、記録容量が大きく、ソフトウエアパッケージと
しての生産性が高いことから、従来、オーディオソフ
ト、コンピューターソフト、電子出版の媒体として広く
用いられている。従来のコンパクトディスクで代表され
るような読みだし専用の光記録媒体を作製するには、そ
の透明基板上に記録を転写するための金型が必要でる。
しかしながら、その金型を作製するコストが高いため
に、数百枚程度のディスク作製に際してはディスク一枚
当たりのコストが相当高くなってしまう。
【0003】この問題を解決するために、金型を介して
記録ディスクの作製を行うのではなく、ディスクに直接
記録することのできる記録可能領域を備える光記録媒
体、即ち、コンパクトディスクレコーダブル(以下、C
D−R)等として知られるレーザー光による記録可能な
光記録媒体が開発されている。以下、CD−Rを例とし
て説明を行う。CD−Rは記録可能であるとともに、再
生専用コンパクトディスクと同等な反射率を有するの
で、情報を記録可能であるとともに、再生専用コンパク
トディスクプレーヤーや読みだし専用コンパクトディス
クドライブにより再生、読みだし可能であるという特徴
を持つ。通常、CD−Rで代表されるような記録可能な
光記録媒体は、透明基板上に、有機色素からなる光吸収
層、金属からなる光反射層、および紫外線硬化樹脂から
なる保護層を順次積層することにより作製される。
記録ディスクの作製を行うのではなく、ディスクに直接
記録することのできる記録可能領域を備える光記録媒
体、即ち、コンパクトディスクレコーダブル(以下、C
D−R)等として知られるレーザー光による記録可能な
光記録媒体が開発されている。以下、CD−Rを例とし
て説明を行う。CD−Rは記録可能であるとともに、再
生専用コンパクトディスクと同等な反射率を有するの
で、情報を記録可能であるとともに、再生専用コンパク
トディスクプレーヤーや読みだし専用コンパクトディス
クドライブにより再生、読みだし可能であるという特徴
を持つ。通常、CD−Rで代表されるような記録可能な
光記録媒体は、透明基板上に、有機色素からなる光吸収
層、金属からなる光反射層、および紫外線硬化樹脂から
なる保護層を順次積層することにより作製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既に実用化、市販され
ているCD−Rにおいては、読み出し用の780nmの
波長のレーザー光に対する65%以上の高反射率得るこ
と、ならびに、光反射層のマイグレーションや化学反応
に基づく反射率の低下を防止するために、光反射層とし
て安定性を有する金および金を主成分として合金が使用
されているが、金は高価であるために製造コスト削減を
行う上での障害となっている。一方、製造コスト削減の
ために、金と同等な反射率を有する銀、アルミニウム、
銅などの金属およびこれらを主成分とする合金を光反射
層として用いた場合には、マイグレーションや化学反応
に基づく反射率の低下やエラーの増加などのディスク特
性の経時を生じやすいため、長期の保存に耐え得るよう
な高信頼性のCD−Rの作製は困難であった。また、銀
を安定化させるために金や白金族を添加することが有効
であるが、この方法では安価に製造するという意味が薄
れてしまう。
ているCD−Rにおいては、読み出し用の780nmの
波長のレーザー光に対する65%以上の高反射率得るこ
と、ならびに、光反射層のマイグレーションや化学反応
に基づく反射率の低下を防止するために、光反射層とし
て安定性を有する金および金を主成分として合金が使用
されているが、金は高価であるために製造コスト削減を
行う上での障害となっている。一方、製造コスト削減の
ために、金と同等な反射率を有する銀、アルミニウム、
銅などの金属およびこれらを主成分とする合金を光反射
層として用いた場合には、マイグレーションや化学反応
に基づく反射率の低下やエラーの増加などのディスク特
性の経時を生じやすいため、長期の保存に耐え得るよう
な高信頼性のCD−Rの作製は困難であった。また、銀
を安定化させるために金や白金族を添加することが有効
であるが、この方法では安価に製造するという意味が薄
れてしまう。
【0005】これに対して、耐食性向上のためにステン
レス鋼などのような耐食性の合金を用いることが提案さ
れているが、これらの多くは、耐食性を発揮するために
必要な添加成分が多量となるために、合金の反射率が低
く成ってしまう。また、防食機構が合金の表面に不導体
皮膜を形成させるもので有るため、反射膜として用いた
場合、反射率の低下は避けられなかった。さらに、金を
用いた場合には、現在、記録ならびに読み出しに用いら
れていレーザー光の波長780nmより短波長となるに
従って反射率が低下する。そのため、将来実用化が予想
される、現行CD−Rより、より記録密度の高い光記録
媒体においては、現在より、より短波長の記録および読
みだし用のレーザーが用いられることが予想されるため
に、反射層として金を用いることは必ずしも好ましいこ
とではなく、銀やアルミニウムのように可視光領域の全
域に渡って高い反射率を有する金属を反射層として用い
ることが好ましい。
レス鋼などのような耐食性の合金を用いることが提案さ
れているが、これらの多くは、耐食性を発揮するために
必要な添加成分が多量となるために、合金の反射率が低
く成ってしまう。また、防食機構が合金の表面に不導体
皮膜を形成させるもので有るため、反射膜として用いた
場合、反射率の低下は避けられなかった。さらに、金を
用いた場合には、現在、記録ならびに読み出しに用いら
れていレーザー光の波長780nmより短波長となるに
従って反射率が低下する。そのため、将来実用化が予想
される、現行CD−Rより、より記録密度の高い光記録
媒体においては、現在より、より短波長の記録および読
みだし用のレーザーが用いられることが予想されるため
に、反射層として金を用いることは必ずしも好ましいこ
とではなく、銀やアルミニウムのように可視光領域の全
域に渡って高い反射率を有する金属を反射層として用い
ることが好ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
を鑑みて発明されたものであり、高安定性を有する金を
光反射層として用いた光記録媒体と同等の耐久性および
信頼性を保持しつつ、金より安価な銀を光反射層として
使用することを可能とすることにより記録可能光記録媒
体を安価に製造するとともに、より広い波長範囲での光
反射率を向上させることにより高密度記録に対応した光
ディスクを提供することを目的とする。
を鑑みて発明されたものであり、高安定性を有する金を
光反射層として用いた光記録媒体と同等の耐久性および
信頼性を保持しつつ、金より安価な銀を光反射層として
使用することを可能とすることにより記録可能光記録媒
体を安価に製造するとともに、より広い波長範囲での光
反射率を向上させることにより高密度記録に対応した光
ディスクを提供することを目的とする。
【0007】本発明者らは上記問題について鋭意検討を
重ねたところ、透明基板上に有機色素を含有する光吸収
層、金属反射層からなる光記録媒体において、金属反射
層に銀を主体とし、少なくともインジウムを3〜20重
量%含有する合金層を用いることにより、広波長範囲で
高い反射率が得られかつ、優れた耐光性ならび耐湿熱特
性を有する記録可能光記録媒体が作製可能であることを
見出し本発明を完成するに至った。
重ねたところ、透明基板上に有機色素を含有する光吸収
層、金属反射層からなる光記録媒体において、金属反射
層に銀を主体とし、少なくともインジウムを3〜20重
量%含有する合金層を用いることにより、広波長範囲で
高い反射率が得られかつ、優れた耐光性ならび耐湿熱特
性を有する記録可能光記録媒体が作製可能であることを
見出し本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、透明基板上に有機色
素を含有する光吸収層、光反射層および保護層を順次積
層してなる光記録媒体において、該光反射層が銀を主成
分とし、少なくともインジウムを3〜20重量%含有し
ていることを特徴する光記録媒体に関するものである。
素を含有する光吸収層、光反射層および保護層を順次積
層してなる光記録媒体において、該光反射層が銀を主成
分とし、少なくともインジウムを3〜20重量%含有し
ていることを特徴する光記録媒体に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる透明基板の材質と
しては、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、
非晶質ポリオレフィン等のプラスチック、あるいはガラ
スのように可視光に対する光透過率の高い材料を好適に
用いることができる。これらの透明基板は、通常、厚み
1〜2mm程度で、同心円状あるいは螺旋状に案内溝を
形成したものが用いられる。
しては、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、
非晶質ポリオレフィン等のプラスチック、あるいはガラ
スのように可視光に対する光透過率の高い材料を好適に
用いることができる。これらの透明基板は、通常、厚み
1〜2mm程度で、同心円状あるいは螺旋状に案内溝を
形成したものが用いられる。
【0010】光吸収層の材質としては、周知のとおり、
特に限定するものではなく有機色素であるフタロシアニ
ン系色素、ナフタロシアニン系色素、シアニン系色素、
スクアリリウム系色素、クロコニウム系色素、アズレニ
ウム系色素、トリアリールアミン色素、アントラキノン
系色素、含金属アゾ系色素、ジチオール金属錯体系色
素、インドアニリン金属錯体色素、分子間型CT色素等
が好適であり、これらの色素を単独あるいは、2種類以
上を混合して用いる。通常は、これらの色素材料に、劣
化防止剤、バインダー等を添加して用いられることは当
業者の理解するところである。フタロシアニン系色素の
具体例としては、例えば、特開平3−62877号、特
開平3−141582号、特開平3−215466号に
記載されている色素が挙げられる。
特に限定するものではなく有機色素であるフタロシアニ
ン系色素、ナフタロシアニン系色素、シアニン系色素、
スクアリリウム系色素、クロコニウム系色素、アズレニ
ウム系色素、トリアリールアミン色素、アントラキノン
系色素、含金属アゾ系色素、ジチオール金属錯体系色
素、インドアニリン金属錯体色素、分子間型CT色素等
が好適であり、これらの色素を単独あるいは、2種類以
上を混合して用いる。通常は、これらの色素材料に、劣
化防止剤、バインダー等を添加して用いられることは当
業者の理解するところである。フタロシアニン系色素の
具体例としては、例えば、特開平3−62877号、特
開平3−141582号、特開平3−215466号に
記載されている色素が挙げられる。
【0011】有機色素を含有する光吸収層の形成方法と
しては、有機色素を有機溶媒に溶解し、透明基板上に直
接あるいは他の層を介してスピンコートする方法を好適
に用いることが出きる。光吸収層の膜厚は、記録に用い
るレーザー光などの記録光のパワーに対する記録感度性
能係数を考慮して、使用する波長、反射層の光学定数、
光吸収層の材質に応じて適宜選択されることは当業者の
容易に理解するところであり、通常は、10nm〜5μ
mである。光吸収層の膜厚は、スピンコートにおいては
有機色素を有機溶媒に溶解した液の濃度やスピンコート
時の回転数等を適宜変更することにより、また、蒸着法
を用いる場合には蒸着時間や蒸着時のパワーを適宜変更
することにより容易に調整可能であることは、当業者の
理解するところである。また、光吸収層は、透明基板の
片面に設けても両面に設けても良い。
しては、有機色素を有機溶媒に溶解し、透明基板上に直
接あるいは他の層を介してスピンコートする方法を好適
に用いることが出きる。光吸収層の膜厚は、記録に用い
るレーザー光などの記録光のパワーに対する記録感度性
能係数を考慮して、使用する波長、反射層の光学定数、
光吸収層の材質に応じて適宜選択されることは当業者の
容易に理解するところであり、通常は、10nm〜5μ
mである。光吸収層の膜厚は、スピンコートにおいては
有機色素を有機溶媒に溶解した液の濃度やスピンコート
時の回転数等を適宜変更することにより、また、蒸着法
を用いる場合には蒸着時間や蒸着時のパワーを適宜変更
することにより容易に調整可能であることは、当業者の
理解するところである。また、光吸収層は、透明基板の
片面に設けても両面に設けても良い。
【0012】光反射層には、銀を主成分として、少なく
ともインジウムを3〜20重量%含有した金属層を用い
る。このことにより、銀を単体として用いる場合に比べ
て、耐湿熱性および耐光性が改善される。インジウムの
添加量は、3〜20重量%が好ましく、より好ましくは
3〜10重量%である。組成の確認は、蛍光X線分析法
により容易に行うことができる。また、膜にした場合の
深さ方向の分析は、スパッタ法を用いたオージェ電子分
光法等により決定することもできる。光反射層を光吸収
層上に直接または他の層を介して、スパッタリング法、
真空蒸着法により形成され、50〜200nmの膜厚の
多結晶膜とするのが好適である。
ともインジウムを3〜20重量%含有した金属層を用い
る。このことにより、銀を単体として用いる場合に比べ
て、耐湿熱性および耐光性が改善される。インジウムの
添加量は、3〜20重量%が好ましく、より好ましくは
3〜10重量%である。組成の確認は、蛍光X線分析法
により容易に行うことができる。また、膜にした場合の
深さ方向の分析は、スパッタ法を用いたオージェ電子分
光法等により決定することもできる。光反射層を光吸収
層上に直接または他の層を介して、スパッタリング法、
真空蒸着法により形成され、50〜200nmの膜厚の
多結晶膜とするのが好適である。
【0013】合金のスパッタリング法による形成におい
ては、ターゲットに合金を用いてスパッタする。一般に
ターゲットの組成と成膜された膜の組成は、偏析、選択
スパッタリング、計測機器上の誤差等の原因によるり必
ずしも完全に一致しないが、ターゲットの組成と膜の組
成に生じる差は本発明に大きな影響を与えるものではな
い。さらに必要に応じて、光反射層の表面に対してトリ
ジアンチオール系化合物やベンゾイミダゾール系化合物
で表面処理を行ってもよい。光反射層上に形成する保護
層としては、アクリル系の紫外線硬化樹脂等の硬質性の
材料を用いることが好ましい。通常、光反射層上に直接
または他の層を介してスピンコート法により厚み2〜2
0μmで塗布した後、紫外線照射により硬化させて形成
される。
ては、ターゲットに合金を用いてスパッタする。一般に
ターゲットの組成と成膜された膜の組成は、偏析、選択
スパッタリング、計測機器上の誤差等の原因によるり必
ずしも完全に一致しないが、ターゲットの組成と膜の組
成に生じる差は本発明に大きな影響を与えるものではな
い。さらに必要に応じて、光反射層の表面に対してトリ
ジアンチオール系化合物やベンゾイミダゾール系化合物
で表面処理を行ってもよい。光反射層上に形成する保護
層としては、アクリル系の紫外線硬化樹脂等の硬質性の
材料を用いることが好ましい。通常、光反射層上に直接
または他の層を介してスピンコート法により厚み2〜2
0μmで塗布した後、紫外線照射により硬化させて形成
される。
【0014】
【実施例】以下に、実施例および比較例を上げて本発明
をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えな
い範囲で、以下の実施例に限定されるのではない。 実施例1 透明基板として記録可能キンパクトディスク用に周期的
に蛇行したトラッキング溝を設けた直径120mm、厚
さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。光吸収
層には、フタロシアニン系色素、すなわち、フタロシア
ニンを構成する4つのベンゼン環のそれぞれのα位に1
つの1−イソプロピル−イソアミルオキシ基を有するP
d・フタロシアニンの3.5重量%ジメチルシクロヘキ
サン溶液を、案内溝をもつポリカーボネート樹脂基板
(直径120mmφ、厚さ1.2mmの円盤)に200
0rpmでスピンコートし、70℃で2時間乾燥して1
00nmの膜厚の光吸収層を形成した。
をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えな
い範囲で、以下の実施例に限定されるのではない。 実施例1 透明基板として記録可能キンパクトディスク用に周期的
に蛇行したトラッキング溝を設けた直径120mm、厚
さ1.2mmのポリカーボネート基板を用いた。光吸収
層には、フタロシアニン系色素、すなわち、フタロシア
ニンを構成する4つのベンゼン環のそれぞれのα位に1
つの1−イソプロピル−イソアミルオキシ基を有するP
d・フタロシアニンの3.5重量%ジメチルシクロヘキ
サン溶液を、案内溝をもつポリカーボネート樹脂基板
(直径120mmφ、厚さ1.2mmの円盤)に200
0rpmでスピンコートし、70℃で2時間乾燥して1
00nmの膜厚の光吸収層を形成した。
【0015】該光吸収層上にバルザース社製スパッタリ
ング装置(CDI−900)に、インジウムを3.2%
重量含有する銀−インジウム合金のターゲットを取り付
け、銀を主体と金属層を100nmスパッタし、光反射
層を形成した。この光反射層の組成を蛍光X線により分
析したところ、銀96.6重量%、インジウム3.4重
量%であった。さらに、この反射層の上に紫外線硬化樹
脂SD−17(大日本インキ化学工業製)をスピンコー
トした後、紫外線を照射して厚さ6μmの保護層を形成
し、光記録媒体を作製した。
ング装置(CDI−900)に、インジウムを3.2%
重量含有する銀−インジウム合金のターゲットを取り付
け、銀を主体と金属層を100nmスパッタし、光反射
層を形成した。この光反射層の組成を蛍光X線により分
析したところ、銀96.6重量%、インジウム3.4重
量%であった。さらに、この反射層の上に紫外線硬化樹
脂SD−17(大日本インキ化学工業製)をスピンコー
トした後、紫外線を照射して厚さ6μmの保護層を形成
し、光記録媒体を作製した。
【0016】この光記録媒体を780nm半導体レーザ
ーヘッドを搭載したフィリップス社製ライター(CDD
−521)を用いて、線速度2.8m/s、レーザーパ
ワー9.5mWでEFM信号を記録した。得られた光記
録媒体について、温度85℃、湿度85%の条件で50
0時間の高温高湿試験を行い、また、5sun(500
mW/cm2 )の光照射試験を60℃で100時間行
い、試験前後での反射率およびC1エラーの変化を測定
した。その結果、高温高湿試験後においても、光照射試
験後においても、わずかな反射率の低下とC1エラーの
増加が見られただけであった。その結果を表1に示す。
ーヘッドを搭載したフィリップス社製ライター(CDD
−521)を用いて、線速度2.8m/s、レーザーパ
ワー9.5mWでEFM信号を記録した。得られた光記
録媒体について、温度85℃、湿度85%の条件で50
0時間の高温高湿試験を行い、また、5sun(500
mW/cm2 )の光照射試験を60℃で100時間行
い、試験前後での反射率およびC1エラーの変化を測定
した。その結果、高温高湿試験後においても、光照射試
験後においても、わずかな反射率の低下とC1エラーの
増加が見られただけであった。その結果を表1に示す。
【0017】実施例2 実施例1と、光反射層を形成する際のスパッタ装置のタ
ーゲットにインジウムを10.5重量%含有した合金を
使用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光
反射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀8
9.2重量%、インジウム10.8重量%であった。さ
らに、この光記録媒体を実施例1と同様に評価したとこ
ろ、わずかな反射率の低下とC1エラーの増加が見られ
ただけであった。その結果を表1に示す。
ーゲットにインジウムを10.5重量%含有した合金を
使用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光
反射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀8
9.2重量%、インジウム10.8重量%であった。さ
らに、この光記録媒体を実施例1と同様に評価したとこ
ろ、わずかな反射率の低下とC1エラーの増加が見られ
ただけであった。その結果を表1に示す。
【0018】実施例3 実施例1と、光反射層を形成する際のスパッタ装置のタ
ーゲットにインジウムを19.5重量%含有した合金を
使用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光
反射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀8
0.1重量%、インジウム19.9重量%であった。さ
らに、この光記録媒体を実施例1と同様に評価したとこ
ろ、わずかな反射率の低下とC1エラーの増加が見られ
ただけであった。その結果を表1に示す。
ーゲットにインジウムを19.5重量%含有した合金を
使用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光
反射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀8
0.1重量%、インジウム19.9重量%であった。さ
らに、この光記録媒体を実施例1と同様に評価したとこ
ろ、わずかな反射率の低下とC1エラーの増加が見られ
ただけであった。その結果を表1に示す。
【0019】比較例1 実施例1と、光反射層を形成する際のスパッタ装置のタ
ーゲットにインジウムを1.8重量%含有した合金を使
用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光反
射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀87.
8重量%、インジウム2.2重量%であった。さらに、
この光記録媒体を実施例1と同様に評価したところ、反
射率の著しい低下とC1エラーの大幅な増加が見られ
た。その結果を表1に示す。
ーゲットにインジウムを1.8重量%含有した合金を使
用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光反
射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀87.
8重量%、インジウム2.2重量%であった。さらに、
この光記録媒体を実施例1と同様に評価したところ、反
射率の著しい低下とC1エラーの大幅な増加が見られ
た。その結果を表1に示す。
【0020】比較例2 実施例1と、光反射層を形成する際のスパッタ装置のタ
ーゲットにインジウムを30.2重量%含有した合金を
使用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光
反射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀6
9.5重量%、インジウム30.5重量%であった。さ
らに、この光記録媒体を実施例1と同様に評価したとこ
ろ、反射率が65%未満とCD互換のために必要な特性
を満足していなかった。
ーゲットにインジウムを30.2重量%含有した合金を
使用した以外は同様の手順で光記録媒体を作製した。光
反射層の組成を蛍光X線により分析したところ、銀6
9.5重量%、インジウム30.5重量%であった。さ
らに、この光記録媒体を実施例1と同様に評価したとこ
ろ、反射率が65%未満とCD互換のために必要な特性
を満足していなかった。
【0021】
【表1】
【0022】〔表1〕から次のことが明らかである。す
なわち、実施例1〜3より、少なくともインジウムを3
〜20重量%含有する銀を主体とする光反射層をもつ光
記録媒体において、高温高湿試験後においても特性が劣
化することがなく、また、光照射試験後でも特性が劣化
しないことがわかる。また、インジウムの含有量が充分
に多くない場合は、初期の反射率は高いものの、高温高
湿試験後においても、光照射試験後においても特性が著
しく劣化する。一方、インジウムの含有量が多すぎる
と、高温高湿試験後および光照射試験でも安定である
が、初期の反射率がCD互換のために必要な65%に達
していないことがわかる。
なわち、実施例1〜3より、少なくともインジウムを3
〜20重量%含有する銀を主体とする光反射層をもつ光
記録媒体において、高温高湿試験後においても特性が劣
化することがなく、また、光照射試験後でも特性が劣化
しないことがわかる。また、インジウムの含有量が充分
に多くない場合は、初期の反射率は高いものの、高温高
湿試験後においても、光照射試験後においても特性が著
しく劣化する。一方、インジウムの含有量が多すぎる
と、高温高湿試験後および光照射試験でも安定である
が、初期の反射率がCD互換のために必要な65%に達
していないことがわかる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、耐高温・高湿性になら
びに、耐光性の優れた高信頼性光記録媒体が低コストで
製造可能となるために、工業上極めて有用な発明である
と言わざるを得ないのである。
びに、耐光性の優れた高信頼性光記録媒体が低コストで
製造可能となるために、工業上極めて有用な発明である
と言わざるを得ないのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 信弘 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 透明基板上に有機色素を含有する光吸収
層、光反射層および保護層を順次積層してなる光記録媒
体において、該光反射層が銀を主成分とし、少なくとも
インジウムを3〜20重量%含有していることを特徴と
する光記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050199A JPH09245373A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050199A JPH09245373A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 光記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09245373A true JPH09245373A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12852472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8050199A Pending JPH09245373A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09245373A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7018696B2 (en) | 2003-04-18 | 2006-03-28 | Target Technology Company Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7045188B2 (en) | 1998-06-22 | 2006-05-16 | Nee Han H | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7314657B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-01 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7314659B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-01 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7314660B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-01 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7316837B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-08 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7374805B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-05-20 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7572517B2 (en) | 2002-07-08 | 2009-08-11 | Target Technology Company, Llc | Reflective or semi-reflective metal alloy coatings |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP8050199A patent/JPH09245373A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7045188B2 (en) | 1998-06-22 | 2006-05-16 | Nee Han H | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7291374B2 (en) | 1998-06-22 | 2007-11-06 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7384677B2 (en) | 1998-06-22 | 2008-06-10 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7314657B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-01 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7314659B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-01 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7314660B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-01 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7316837B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-01-08 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7374805B2 (en) | 2000-07-21 | 2008-05-20 | Target Technology Company, Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
| US7572517B2 (en) | 2002-07-08 | 2009-08-11 | Target Technology Company, Llc | Reflective or semi-reflective metal alloy coatings |
| US7018696B2 (en) | 2003-04-18 | 2006-03-28 | Target Technology Company Llc | Metal alloys for the reflective or the semi-reflective layer of an optical storage medium |
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