JPH09246706A - ハンダ供給方法及び部品実装基板の製造方法 - Google Patents

ハンダ供給方法及び部品実装基板の製造方法

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JPH09246706A
JPH09246706A JP7136696A JP7136696A JPH09246706A JP H09246706 A JPH09246706 A JP H09246706A JP 7136696 A JP7136696 A JP 7136696A JP 7136696 A JP7136696 A JP 7136696A JP H09246706 A JPH09246706 A JP H09246706A
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JP
Japan
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circuit board
solder
flux
solder powder
circuit
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Application number
JP7136696A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Nakai
智之 中井
Masanobu Tanigami
昌伸 谷上
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH09246706A publication Critical patent/JPH09246706A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3465Application of solder
    • H05K3/3478Application of solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板上の必要部分に必要量のハンダ粉末
だけを供給できるようにし、ハンダ材料の廃棄量を低減
させる。回路基板に塗布するまでは、フラックスとハン
ダ粉末とを別々に取り扱えるようにし、フラックスやハ
ンダ粉末の劣化を防止する。 【解決手段】 回路基板1のランド2にフラックス6を
塗布した後、回路基板1全体にハンダ粉末10を散布す
る。ついで、回路基板1を上下反転させて振動を加え、
フラックス3に付着していない余分なハンダ粉末6を除
去する。ついで、回路基板1上に回路部品10を搭載
し、リフロー炉で回路部品10の端子11をランド2に
ハンダ接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンダ供給方法及
び部品実装基板の製造方法に関する。特に、回路基板に
ハンダ粒子を供給するハンダ供給方法に関する。また、
ハンダ粒子を用いて回路部品を回路基板に実装した部品
実装基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面実装用の回路部品を回路基板に搭載
する方法としては、一般にリフロー法が用いられてい
る。リフロー法とは、予め回路部品と回路基板の接合部
にクリーム状のハンダ(以下、クリームハンダという)
を必要量供給した後、各種の熱源で回路基板を加熱し、
接合部に供給されたクリームハンダを溶融させ、ハンダ
付けを行なう方法である。
【0003】リフロー法によるハンダ付け例を図15
(a)(b)(c)の工程図に示す。図15(a)は回
路パターンを形成された回路基板51上のランド52を
示している。まず、回路基板51のランド52には、図
15(b)に示すように、印刷によってクリームハンダ
53が供給される。ついで、クリームハンダ53を印刷
されたランド52の上に回路部品54の端子55を重ね
て搭載し、図15(c)に示すように、ランド52上の
クリームハンダ53を熱源56によって加熱溶融させ、
回路部品54の端子55がランド52にハンダ付けされ
る。
【0004】また、図16(a)(b)は、上記のよう
にしてクリームハンダ53をランド52上に印刷するた
めのスクリーン印刷装置57の概略平面図及び断面図を
示している。印刷用マスク58は、印刷パターン例えば
回路基板51のランド52に合わせて開口部(転写部)
59を設けられており、長手方向両端部を版枠60に支
持されている。この印刷用マスク58の上にクリームハ
ンダ53を載せておき、印刷用マスク58の下面に回路
基板51を位置決めした後、印刷用マスク58の上のク
リームハンダ53をスキージ61で掻き取るようにして
印刷用マスク58の端部から端部まで移動させると、印
刷用マスク58の開口部59にクリームハンダ53が押
し込まれて回路基板51のランド52上にクリームハン
ダ53が転写される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスクリーン印刷装置を用いたハンダ供給方法で
は、印刷用マスクの上に必要以上のクリームハンダを載
せておかなければならないという問題がある。すなわ
ち、1回の印刷に必要なクリームハンダ量に比べて多量
のクリームハンダを印刷用マスクの上に置いておく必要
があるので、クリームハンダが長時間空気にさらされる
ことになる。このため、クリームハンダ中のハンダ粉が
空気に触れて酸化したり、クリームハンダ中のフラック
スがハンダ粉と反応して特性が変化したりして、印刷に
使用されるまでに徐々に劣化するので、印刷状態やハン
ダ付け信頼性などに経時的な不安定が生じる。
【0006】また、印刷用マスクの上に供給されたクリ
ームハンダは徐々に劣化が進行するので、クリームハン
ダの使用可能な時間が制限される。製造工場の管理基準
にもよるが、通常では1〜2日で使用途中のクリームハ
ンダが廃棄されており、実際にハンダ付けに使用される
ハンダ量はわずかであった。具体的には、全クリームハ
ンダの1割程度しか有効に使用されず、殆どが廃棄され
ている。
【0007】さらに、クリームハンダに含まれるハンダ
粉としては一般に鉛スズ系ハンダが用いられることが多
いので、クリームハンダの廃棄量が多くなると、対環境
問題を考慮する必要が生じる。
【0008】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、必要部分に
必要量のハンダだけを供給することができるハンダ供給
方法及び部品実装基板の製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【発明の開示】請求項1に記載のハンダ供給方法は、接
合部にフラックスを塗布するステップと、ハンダ粒子を
前記接合部に供給するステップと、前記接合部に加速度
を与えることにより、フラックスが塗布されていない部
分のハンダ粒子を除去するステップとからなることを特
徴としている。
【0010】請求項1のハンダ供給方法によれば、フラ
ックスの塗布されている領域へ供給されたハンダ粒子は
フラックスの粘着性によって保持されるが、フラックス
の塗布されていない領域へ供給されたハンダ粒子は加速
度によって振り落とされるので、接合部の必要部分にハ
ンダ粒子を必要量だけ供給し、接合部においてハンダ付
けを行なうことができる。従って、接合部の必要領域に
だけ必要量のハンダ粒子を供給することができる。ま
た、接合部に塗布されるまではフラックスとハンダ粒子
を別々に扱うことができる。
【0011】請求項2に記載のハンダ供給方法は、回路
基板のランド上にフラックスを塗布するステップと、前
記回路基板の表面にハンダ粒子を供給するステップと、
前記回路基板を傾斜させた状態で前記回路基板に振動を
与えることにより、フラックスが塗布されていない部分
のハンダ粒子を前記回路基板の表面から除去するステッ
プとからなることを特徴としている。
【0012】請求項2のハンダ供給方法でも、回路基板
上のフラックスが塗布されていない領域に供給されたハ
ンダ粒子は振動によって振り落とされるので、ランドに
ハンダ粒子を必要量だけ供給することができる。
【0013】請求項3に記載の実施態様は、請求項2記
載のハンダ供給方法において、フラックスが塗布された
回路基板の表面をハンダ粒子上へ接触させることによ
り、回路基板の表面にハンダ粒子を供給することを特徴
としている。
【0014】請求項3に記載の実施態様にあっては、回
路基板の表面をハンダ粒子へ接触させると、フラックス
の粘着性によってフラックスの塗布部分にはハンダ粒子
が付着させられるが、フラックスの塗布されていない領
域に付いたハンダ粒子は振動で振り落とされる。
【0015】したがって、回路基板を保持する装置によ
り回路基板へハンダを供給することができ、特別なハン
ダ供給装置を不要にできる。また、ハンダ粒子を供給す
るステップとハンダ粒子を除去するステップとを同一工
程において連続的に行うことができるので、工程を簡略
化することができる。
【0016】請求項4に記載の実施態様は、請求項2記
載のハンダ供給方法において、フラックスが塗布された
回路基板を傾斜させ、回路基板の高所から低所へハンダ
粒子を流すことにより、回路基板の表面にハンダ粒子を
供給することを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の実施態様にあっては、回
路基板が傾斜しているので、フラックスに付着しない余
分なハンダ粒子は重力によって回路基板から流れ落ちる
ので、ハンダ粒子を供給するステップと余分のハンダ粒
子を除去するステップとを同一工程で連続的もしくは同
時に行うことができ、工程を簡略化することができる。
【0018】請求項5に記載のハンダ供給方法は、接合
部にフラックスを塗布するステップと、前記接合部にハ
ンダ粒子を供給するステップと、前記接合部に風圧を与
えることにより、フラックスが塗布されていない部分の
ハンダ粒子を除去するステップとからなることを特徴と
している。
【0019】請求項5のハンダ供給方法では、回路基板
上のフラックスが塗布されていない領域に供給されたハ
ンダ粒子は風圧によって吹き落とされ、あるいは吸引さ
れるので、ランドにハンダ粒子を必要量だけ供給するこ
とができる。
【0020】請求項6に記載のハンダ供給方法は、回路
基板のランド上にフラックスを塗布するステップと、回
路部品の端子にフラックスを塗布するステップと、前記
回路基板のランド上に前記回路部品の端子を搭載するス
テップと、前記回路基板及び前記回路部品のフラックス
が塗布された部分にのみハンダ粒子を供給することを特
徴としている。
【0021】請求項6に記載のハンダ供給方法において
は、回路基板のランドと回路部品の端子のフラックスが
塗布された部分にのみハンダ粒子を供給してフラックス
に付着させているので、フラックスが塗布されていない
部分のハンダ粒子を除去する必要がなく、ハンダ供給工
程を簡略化することができる。
【0022】請求項7に記載の部品実装基板の製造方法
は、回路部品の端子にフラックスを塗布するステップ
と、前記端子にハンダ粒子を供給するステップと、前記
回路部品に加速度を与えることにより、前記回路部品の
フラックスが塗布されていない部分のハンダ粒子を除去
するステップと、前記回路部品を回路基板のパッド上へ
搭載するステップと、前記回路基板が搭載された前記回
路基板を加熱してハンダ粒子を溶融させ、前記回路部品
と前記回路基板を接合するステップとからなることを特
徴としている。
【0023】請求項7に記載の部品実装基板の製造方法
にあっては、回路部品の端子へ供給されたハンダ粒子は
フラックスの粘着性によって保持されるが、フラックス
の塗布されていない領域へ供給されたハンダ粒子は加速
度によって振り落とされるので、回路部品の端子の必要
部分にハンダ粒子を必要量だけ供給することができる。
しかも、回路基板よりも小さな回路部品にハンダ粒子を
供給しているので、ハンダ供給工程における取扱いが容
易になる。
【0024】しかして、請求項1〜6のハンダ供給方法
もしくは請求項7の部品実装基板の製造方法にあって
は、接合に使用するまではフラックスとハンダが別々に
取り扱われるので、接合に使用するまでの間にフラック
スがハンダ粒子と反応して特性が変化したり、ハンダが
酸化して劣化したりするのを最小限に抑えることができ
る。したがって、材料の経時変化による工程の不安定を
小さくでき、ハンダ付けの信頼性を高めることができ
る。
【0025】また、フラックスとハンダ粒子を別々に扱
うことができ、しかもハンダ粒子は必要な部分に必要量
だけ供給することができるので、使用することなく廃棄
されるハンダ量を非常に少なくすることができてハンダ
材料の利用効率が良好となり、製造工程における材料コ
ストを低減することができる。また、ハンダ粒子の廃棄
による対環境性の悪化も改善される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態であっ
て、本発明によるハンダ供給方法を含む部品実装基板の
製造方法を示す工程図である。図1(a)〜(e)に示
すように、この製造工程は、フラックス塗布工程、ハン
ダ粉末塗布工程、ハンダ粉末除去工程、回路部品搭載工
程、リフロー工程の5工程から構成されている。
【0027】図1(a)に示すフラックス塗布工程にお
いては、回路基板1の接合部、例えば回路基板1のラン
ド2にフラックス3を塗布する。フラックス塗布方法と
しては、回路基板1にフラックス3をスクリーン印刷す
ることによってランド2にフラックス3を塗布する方法
(クリームハンダを印刷する場合と比べて、フラックス
を印刷するだけであるから、高速で印刷できる)、ディ
スペンサ(図示せず)からフラックス3を吐出させてラ
ンド2に塗布する方法、転写ピンによってランド2にフ
ラックス3を塗布する方法などが挙げられる。このう
ち、転写ピン4によってフラックス3を塗布する方法を
図2に具体的に示す。
【0028】フラックス皿5内にはフラックス3が貯め
られており、転写ピン4は移動機構(図示せず)により
フラックス皿5と回路基板1との間を移動する。しかし
て、転写ピン4は、先端部をフラックス皿5内に浸けて
先端部下面にフラックス3を付着させると、回路基板1
側へ移動する。回路基板1上へ移動した転写ピン4は下
降し、転写ピン4の下面に付着しているフラックス3を
ランド2の表面に接触させてランド2表面へ転写させ
る。フラックス3をランド2へ転写させた転写ピン4
は、再びフラックス皿5へ戻り、フラックス3を付着さ
せる。
【0029】転写ピン4は上記のような動作を繰り返す
ことにより、回路基板1上の複数のランド2にフラック
ス3を塗布する。尚、ランドの大きさが異なる場合に
は、各ランドの大きさに応じて下面面積の異なる複数の
転写ピンを設けてあってもよいが、ランドの最小面積と
同じ下面面積を有する転写ピンを用い、面積の大きなラ
ンドには複数回に分割してフラックスを転写させること
によって面積の大きなランドの全面にフラックスを塗布
するようにしてもよい。
【0030】次に、図1(b)に示すハンダ粉末塗布工
程においては、フラックス3を塗布された回路基板1の
全面にハンダ粉末6を塗布する。ここで用いるハンダ粉
末6は、所定の粒径分布のハンダ粒子からなるものであ
って、フラックス3を含まないものである。また、ハン
ダ材料としては、一般に鉛スズ系ハンダが用いられるこ
とが多いが、これに限るものではない。
【0031】図3はハンダ粉末6を回路基板1の全面に
塗布する具体的方法を示す図である。この具体例では、
ハンダ粉末供給ノズル7からハンダ粉末6を回路基板1
上へ散布するようにして塗布している。また、図3では
コンベア8によって搬送されている回路基板1上へ搬送
方向と直交する方向に長い吐出口を有するハンダ粉末供
給ノズル7からハンダ粉末6を吐出させるようにしてい
るが、回路基板1を静止させておき、ハンダ粉末供給ノ
ズル7を直線状もしくは2次元状に移動させることによ
って回路基板1の全体に塗布するようにしてもよい。
【0032】ついで、図1(c)に示すハンダ粉末除去
工程においては、回路基板1上に塗布されたハンダ粉末
6のうち余分なハンダ粉末6が回路基板1から除去され
る。すなわち、フラックス3に付着した必要量のハンダ
粉末6だけが回路基板1上に残り、余分なハンダ粉末6
は回路基板1から振り落とされる。この結果、フラック
ス3の表面には、ハンダ粒子のほぼ1層しか残らないこ
とになる。このとき回路基板1から除去されたハンダ粉
末6は回収して再利用することが望ましい。
【0033】図4はハンダ粉末6を回路基板1から振り
落とすための方法を具体的に示す図である。この方法で
は、回路基板1を例えばアーム型ロボット等のハンドリ
ング装置(図示せず)で掴んで上下反転させ、ハンダ粉
末6の塗布された面を下方に向ける。ついで、振動負荷
装置9によって回路基板1に振動を加える。この結果、
フラックス3に直接付着しているハンダ粉末6はフラッ
クス3の粘着性によって回路基板1に保持されるが、フ
ラックス3の塗布されていない領域に塗布されたハンダ
粉末6やフラックス3の上に厚く塗布された余分のハン
ダ粉末6が振り落とされる。
【0034】ついで、回路基板1を再び上下反転させて
ランド2を上に向ける。回路部品搭載工程においては、
チップマウンタ(図示せず)によって表面実装用の回路
部品10を回路基板1上に搭載し、図1(d)に示すよ
うにランド2上に回路部品10の端子(リード端子や外
部電極を含む)11を重ねる。この時、フラックス塗布
工程でランド2に塗布されているフラックス3の粘着性
を回路部品10の仮固定に利用することができる。尚、
回路部品10の仮固定をより確実にするため、回路部品
10の端子11下面にもフラックス3を塗布しておいて
もよい。
【0035】最後に、図1(e)に示すリフロー工程に
おいては、回路部品10を搭載した回路基板1をリフロ
ー炉に入れ、リフロー炉の赤外線ヒーターやホットガス
噴射等の熱源12によって回路基板1を加熱してハンダ
粉末6をいったん溶融させ、凝固したハンダ6aによっ
て回路部品10の端子11をランド2にハンダ接合す
る。尚、細密な配線パターンを有する回路基板等であっ
て、回路基板上に残った微小なハンダ粒子によっても配
線ショート等の問題が発生する恐れがある場合には、ハ
ンダを供給するランド以外の領域をハンダレジストによ
って覆っておけばよい。
【0036】前記のように本発明の方法においては、ハ
ンダ粉末を回路基板に塗布した後、振動を与えて余分の
ハンダ粉末を除去すると、ランド上にはハンダ粒子1層
分のハンダ粉末しか残らないが、必要なハンダ量はハン
ダ粉末6の粒径により制御することができる。すなわ
ち、ハンダ粉末6の粒径が小さくなると、ハンダ量が減
少し、ハンダ粉末6の粒径が大きくなると、ハンダ量が
増加する。また、これに対応してフラックス3の塗布厚
みも適当に調整する必要がある。ハンダ粉末6の粒径と
しては、1mm以下が望ましい。ハンダ粒子の粒径が余
り大きくなると、フラックス3に付着しているハンダ粒
子までが振動によってランド2から脱落する恐れがあ
る。
【0037】例えば、回路基板のランドと回路部品の端
子の間にできるハンダ・フィレットの形状及び量が、従
来のようにクリームハンダをスクリーン印刷した場合と
同程度になるようにするには、ハンダ粉末の粒径を30
0〜400μm程度にするのが望ましい。また、フラッ
クスの膜厚が厚いとハンダ粉末が流れ出すので、その膜
厚は薄いほうが望ましい。一般的には、フラックスの膜
厚を100μm程度にするのが好ましいが、スクリーン
印刷用のマスクの厚み次第では30〜40μmくらいに
薄くすることもできる。ハンダ粉末の粒径が300〜4
00μm位の場合には、回路基板を裏返すだけで余分な
ハンダ粉末は回路基板から落ちるので、回路基板に与え
る振動の周波数は特に限定されない。
【0038】また、微細な接合部分の場合には、それに
応じてハンダ粉末の粒径を小さくする必要がある。さら
には、大型部品と狭ピッチ部品を混載する場合にも、ハ
ンダ粉末の粒径を狭ピッチ部品に使用されるランドの大
きさに合せる必要があるので、この場合にもハンダ粉末
の粒径を小さくする必要がある。例えば、回路基板(N
o.1608)に0.3mm×1.0mmの寸法の狭ピッチ
のランドと、1.6〜2.0mm×0.5〜1.0mmの寸
法の比較的大きなランドを形成し、0.3mm×1.0m
mのランドにはQFPのリードを接合し、1.6〜2.0
mm×0.5〜1.0mmのランドにはチップ部品を実装
する場合には、ハンダ粉末の粒径としては、20〜60
μmが好ましかった。このような粒径の余分なハンダ粉
末を除去するためには、回路基板に振動を加える必要が
あるが、その振動数としては100〜200Hzが適当
であった。
【0039】このように、本発明の方法によれば、ハン
ダ粉末を必要部分に必要量だけ供給することができるの
で、廃棄しなければならないハンダ材料を大幅に低減す
ることができ、材料の歩留りが向上する。したがって、
材料コストを低減できると共にハンダ粉末の廃棄による
環境の悪化を防止できる。
【0040】また、従来のクリームハンダはフラックス
とハンダ粉との混合物であるため、この混合物の内部で
はフラックスとハンダ粉とが絶えず反応している。この
ため、フラックスの特性が変化し劣化していき、クリー
ムハンダとしての機能が喪失する。これに対して、本発
明にあっては、フラックスとハンダ粉末とは塗布時に混
合されるので、フラックスの劣化を最小に抑えることが
でき、ハンダ材料の長寿命化を図ることができる。
【0041】さらに、本発明によれば、フラックスの劣
化を極力低減できるので、材料の経時的変化を小さくで
き、工程の安定性を高めることができる。
【0042】図5及び図6は本発明の別な実施形態を示
す図であって、図5はハンダ粉末塗布工程を示す図、図
6はハンダ粉末除去工程を示す図である。この実施形態
においては、ランド2にフラックス3を塗布された回路
基板1は、ハンダ粉末6を入れたハンダ粉末槽13の上
方へ運ばれ、そこで上下反転させられる。フラックス3
が塗布されたランド2を下面に向けた回路基板1はハン
ダ粉末槽13内に近づけられ、下面をハンダ粉末槽13
内のハンダ粉末6に接触させられる。回路基板1をハン
ダ粉末6に接触させた後、回路基板1を上昇させると、
図5に示すようにハンダ粉末6が回路基板1の下面に付
着する(ハンダ粉末塗布工程)。ついで、図6に示すよ
うに、振動負荷装置9によって回路基板1を振動させる
と、回路基板1の下面に付着していた余分のハンダ粉末
6が振り落とされ、フラックス3の塗布されていた領域
にのみハンダ粉末6が残る(ハンダ除去工程)。下方へ
振り落とされたハンダ粉末6は、再びハンダ粉末槽13
に回収される。この後、回路基板1は上下反転させら
れ、ランド2の上に端子11を重ねるようにして回路部
品10を搭載され、リフロー炉でハンダ付けされる。
【0043】この実施形態では、ハンダ粉末塗布工程と
ハンダ粉末除去工程を同一工程において連続的に実行す
ることができるので、工程を簡略化することができる。
【0044】図7及び図8は本発明のさらに別な実施形
態を示す図であって、図7はハンダ粉末塗布工程を示す
図、図8はハンダ粉末除去工程を示す図である。この実
施形態においては、ランド2にフラックス3を塗布され
た回路基板1は、ハンダ粉末塗布工程へ運ばれ、そこで
一端が高く他端が低くなるように傾斜させられる。つい
で、図7に示すように、ハンダ粉末供給部14により回
路基板1の高所側から回路基板1上にハンダ粉末6を供
給する。高所側から供給されたハンダ粉末6は、傾斜し
た回路基板1に沿って低所側へ流れ、回路基板1の低所
側でハンダ粉末回収容器15に回収される。こうして回
路基板1上にハンダ粉末6を流すことによって回路基板
1上にハンダ粉末6を塗布し終えると、図8に示すよう
に、ハンダ粉末6の供給を停止し、回路基板1を傾斜さ
せたままで振動負荷装置9によって回路基板1を振動さ
せる。回路基板1を振動させると、フラックス3に付着
しているハンダ粉末6(ハンダ粒子)はフラックス3に
よって保持されているが、余分のハンダ粉末6は振り落
とされて回路基板1の傾斜に沿って低所側へ転げ落ち、
低所側でハンダ粉末回収容器15に回収される。この
後、回路基板1は上下反転させられ、ランド2の上に端
子11を重ねるようにして回路部品10を搭載され、リ
フロー炉でハンダ付けされる。
【0045】尚、上記説明では、傾斜した回路基板の上
にハンダ粉末を塗布した後、回路基板を振動させて余分
のハンダ粉末を除去する場合を説明したが、傾斜した回
路基板を振動させながら高所側からハンダ粉末を流すよ
うにしてもよい。
【0046】この実施形態では、ハンダ粉末塗布工程と
ハンダ粉末除去工程を同一工程において連続的に、ある
いは同時に実行することができるので、工程を簡略化す
ることができる。
【0047】図9は本発明のさらに別な実施形態による
部品実装基板の製造方法を示す概略工程図である。この
実施形態にあっては、回路部品10の端子11の下面
(接合面)にフラックス3が塗布される(図9
(a))。例えば、回路部品10を上下反転させた状態
で、転写ピン4(図2参照)やディスペンサ等によって
端子11にフラックス3を塗布する。あるいは、図10
(a)(b)に示すような治具16を用いてもよい。
【0048】図10(a)(b)に示す治具16は、回
路部品10をはめ込んで位置決めするための凹部17を
複数箇所に設けたものであって、凹部17は回路部品1
0の厚みよりもわずかに浅くなっている。したがって、
回路部品10を裏向きにして各凹部17内に納めると、
図10(b)に示すように、回路部品10の裏面部分だ
けがわずかに凹部17の外に突出する。こうして各凹部
17に回路部品10を納めた状態で、端子11に対応す
る部分にのみ開口を設けられたマスク(図示せず)を重
ねて端子11の下面にだけフラックス3を印刷する。あ
るいは、端子11と端子11以外の部分との間に段差が
ある場合には、この段差を利用してローラ等により端子
11の下面にのみフラックス3を塗布する。このように
して治具16を用いれば、複数個の回路部品10に一度
にフラックス3を塗布することができ、フラックス3の
塗布作業を合理化できる。
【0049】ついで、回路部品10の端子11のフラッ
クス3を塗布された面にハンダ粉末6を塗布する(図9
(b))。例えば、回路部品10の下面をハンダ粉末6
の上面に接触させたり(図5参照)、傾けた回路部品1
0にハンダ粉末6を流してたり(図7参照)してハンダ
粉末6を端子11に付着させ、回路部品10に振動を与
えて余分のハンダ粉末6を除去する(図6、図8参
照)。一方、回路基板1のランド2上にも、転写ピン4
やディスペンサ等によってフラックス3を塗布する(図
9(c))。この後、チップマウンタによって回路基板
1上に回路部品10を搭載し、ランド2上に端子11を
重ねる(図9(d))。ついで、リフロー炉において熱
源12で加熱してハンダ粉末6を溶融させ、ハンダ6a
によって端子11とランド2をハンダ接合する(図9
(e))。
【0050】この実施形態によれば、回路部品10側に
ハンダ粉末6を塗布しているので、チップマウンタによ
って回路部品10を取り扱ってハンダ粉末6を塗布する
ことができ、ハンダ塗布工程を簡単にすることができ
る。また、回路基板1にフラックス3を塗布する工程は
省略しても差し支えないが、回路基板1側にもフラック
ス3を塗布すれば回路部品10の仮固定を強固にでき
る。
【0051】図11及び図12は本発明のさらに別な実
施形態を示す図であって、図11はハンダ粉末塗布工程
を示す図、図12はハンダ粉末除去工程を示す図であ
る。これらの工程を行なうための装置は、ハンダ供給層
19内のハンダ粉末を吐出するためのハンダ粉末供給ノ
ズル18と、エアを吹き出すためのエアノズル20とか
ら構成されている。あるいは、1つのノズルをハンダ粉
末供給ノズル18とエアノズル20に切り替えられるよ
うにしてもよい。
【0052】しかして、ハンダ粉末塗布工程において
は、回路基板1の表面に向けてハンダ供給ノズル18か
らハンダ粉末6を吐出させ、回路基板1の全体にハンダ
粉末6を塗布する。ついで、ハンダ粉末除去工程におい
ては、エアノズル20から回路基板1に向けてエアを吹
き出し、フラックス3に付着していない余分なハンダ粉
末6を吹き飛ばして回路基板1から除去する。なお、エ
アノズル20の風圧は余り弱いと余分のハンダ粉末6を
除去することができず、強過ぎるとフラックス3に付着
しているハンダ粉末6までが吹き飛ばされるので、適当
な風圧となるように調整する必要がある。
【0053】また、上記実施形態では、エアノズルによ
って余分のハンダ粉末を吹き飛ばす場合について説明し
たが、エアノズルによって余分のハンダ粉末を吸引する
ようにしてもよい。吸引する形態のほうが余分なハンダ
粉末の回収が容易になる。
【0054】図13(a)〜(d)は本発明のさらに別
な実施形態を示す概略工程図である。この実施形態にあ
っては、回路基板1のランド2上に任意の方法によって
フラックス3を塗布し(図13(a))、ランド2の上
に回路部品10の端子11を重ねてフラックス3の粘着
性により回路部品10を仮固定する(図13(b))。
ついで、図14に示すように、微細な吐出口を有するハ
ンダ粉末供給ノズル21をランド2の回路部品10から
はみ出している部分に近づけ、ハンダ粉末供給ノズル2
1からランド2にのみ適量のハンダ粉末6を吹き付け、
吹き付けたハンダ粉末6をフラックス3に付着させる
(図13(c))。この後、回路基板1をリフロー炉へ
入れ、熱源12により加熱してハンダ粉末6を溶融さ
せ、回路部品10の端子11をランド2にハンダ接合す
る。
【0055】この実施形態によれば、初めから必要量だ
けのハンダ粉末6を供給しているので、余分のハンダ粉
末6を除去する工程が必要なくなり、部品実装工程をよ
り簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)(d)(e)は、本発明に
よるハンダ供給方法の一実施形態を示す工程図である。
【図2】同上の工程図のうち、フラックスをランドに塗
布する工程を具体的に示す概略図である。
【図3】同上の工程図のうち、ハンダ粉末を回路基板上
に供給する工程を具体的に示す概略図である。
【図4】同上の工程図のうち、回路基板に付着した余分
なハンダ粉末を除去する工程を具体的に示す概略図であ
る。
【図5】本発明の別な実施形態において、回路基板にハ
ンダ粉末を供給する工程を示す概略図である。
【図6】同上の実施形態において、回路基板に付着した
余分なハンダ粉末を除去する工程を示す概略図である。
【図7】本発明のさらに別な実施形態において、回路基
板にハンダ粉末を供給する工程を示す概略図である。
【図8】同上の実施形態において、回路基板に付着した
余分なハンダ粉末を除去する工程を示す概略図である。
【図9】本発明のさらに別な実施形態において、回路基
板に回路部品を実装するまでの工程を示す図である。
【図10】(a)(b)は、同上の実施形態において、
回路部品にフラックスを塗布するために使用される治具
を示す平面図及び一部破断した側面図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態において、回路
基板にハンダ粉末を供給する工程を示す概略図である。
【図12】同上の実施形態において、回路基板に付着し
た余分なハンダ粉末を除去する工程を示す概略図であ
る。
【図13】(a)(b)(c)(d)は本発明のさらに
別な実施形態において、回路基板に回路部品を実装する
までの工程を示す図である。
【図14】同上の実施形態において、回路部品を搭載し
た回路基板のランド部分にハンダ粉末を供給する方法を
示す図である。
【図15】(a)(b)(c)は従来のリフロー法によ
るハンダ付け工程を示す工程図である。
【図16】(a)(b)は、従来方法において用いられ
ているスクリーン印刷装置を示す平面図及び断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回路基板 2 ランド 3 フラックス 4 転写ピン 6 ハンダ粉末 7 ハンダ粉末供給ノズル 6 フラックス 9 振動負荷装置 10 回路部品 11 端子 18 ハンダ粉末供給ノズル 20 エアノズル 21 ハンダ粉末供給ノズル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部にフラックスを塗布するステップ
    と、 ハンダ粒子を前記接合部に供給するステップと、 前記接合部に加速度を与えることにより、フラックスが
    塗布されていない部分のハンダ粒子を除去するステップ
    とからなることを特徴とするハンダ供給方法。
  2. 【請求項2】 回路基板のランド上にフラックスを塗布
    するステップと、 前記回路基板の表面にハンダ粒子を供給するステップ
    と、 前記回路基板を傾斜させた状態で前記回路基板に振動を
    与えることにより、フラックスが塗布されていない部分
    のハンダ粒子を前記回路基板の表面から除去するステッ
    プとからなることを特徴とするハンダ供給方法。
  3. 【請求項3】 フラックスが塗布された回路基板の表面
    をハンダ粒子上へ接触させることにより、回路基板の表
    面にハンダ粒子を供給することを特徴とする、請求項2
    に記載のハンダ供給方法。
  4. 【請求項4】 フラックスが塗布された回路基板を傾斜
    させ、回路基板の高所から低所へハンダ粒子を流すこと
    により、回路基板の表面にハンダ粒子を供給することを
    特徴とする、請求項2に記載のハンダ供給方法。
  5. 【請求項5】 接合部にフラックスを塗布するステップ
    と、 前記接合部にハンダ粒子を供給するステップと、 前記接合部に風圧を与えることにより、フラックスが塗
    布されていない部分のハンダ粒子を除去するステップと
    からなることを特徴とするハンダ供給方法。
  6. 【請求項6】 回路基板のランド上にフラックスを塗布
    するステップと、 回路部品の端子にフラックスを塗布するステップと、 前記回路基板のランド上に前記回路部品の端子を搭載す
    るステップと、 前記回路基板及び前記回路部品のフラックスが塗布され
    た部分にのみハンダ粒子を供給することを特徴とするハ
    ンダ供給方法。
  7. 【請求項7】 回路部品の端子にフラックスを塗布する
    ステップと、 前記端子にハンダ粒子を供給するステップと、 前記回路部品に加速度を与えることにより、前記回路部
    品のフラックスが塗布されていない部分のハンダ粒子を
    除去するステップと、 前記回路部品を回路基板のパッド上へ搭載するステップ
    と、 前記回路基板が搭載された前記回路基板を加熱してハン
    ダ粒子を溶融させ、前記回路部品と前記回路基板を接合
    するステップとからなる部品実装基板の製造方法。
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