JPH09249389A - 起重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置 - Google Patents
起重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置Info
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- JPH09249389A JPH09249389A JP5889296A JP5889296A JPH09249389A JP H09249389 A JPH09249389 A JP H09249389A JP 5889296 A JP5889296 A JP 5889296A JP 5889296 A JP5889296 A JP 5889296A JP H09249389 A JPH09249389 A JP H09249389A
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- wire rope
- weight
- sheave
- displacement
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 簡単な取り付け装備で巻上時におけるドラ
ムに対するワイヤロープの異常斜め巻きを検出できる起
重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 ドラム1から巻き出された正常吊り状態
のワイヤロープ3を含みドラム軸に平行な面S内でのワ
イヤロープの振れ角を、ワイヤロープに摺動可能に取り
付け且つ左右の支点7から吊った重錘5の上方への変位
に変換し、ワイヤロープの振れ角の許容限に対応する重
錘の上方への変位限をリミットスイッチ4を用いて検出
する。
ムに対するワイヤロープの異常斜め巻きを検出できる起
重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 ドラム1から巻き出された正常吊り状態
のワイヤロープ3を含みドラム軸に平行な面S内でのワ
イヤロープの振れ角を、ワイヤロープに摺動可能に取り
付け且つ左右の支点7から吊った重錘5の上方への変位
に変換し、ワイヤロープの振れ角の許容限に対応する重
錘の上方への変位限をリミットスイッチ4を用いて検出
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起重機のワイヤロ
ープ斜巻検出方法および装置に関する。
ープ斜巻検出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天井クレーン等の起重機を用いた荷役作
業では、吊荷の振れ、センターのずれ、バケットの倒れ
等の原因で、ワイヤロープが、吊り心の外れた異常な状
態で巻き上げられることがよくある。すなわち、ワイヤ
ロープはロープ溝に対して異常な斜め角度がついた状態
でドラムに巻取られ始め、さらに重ね巻きの状態で巻取
られ続け、遂にはドラムからワイヤロープが外れてしま
う。これに気づかず巻上作業を続行するとワイヤロープ
が切断することもある。
業では、吊荷の振れ、センターのずれ、バケットの倒れ
等の原因で、ワイヤロープが、吊り心の外れた異常な状
態で巻き上げられることがよくある。すなわち、ワイヤ
ロープはロープ溝に対して異常な斜め角度がついた状態
でドラムに巻取られ始め、さらに重ね巻きの状態で巻取
られ続け、遂にはドラムからワイヤロープが外れてしま
う。これに気づかず巻上作業を続行するとワイヤロープ
が切断することもある。
【0003】そのため、ワイヤロープが異常に斜め巻き
されていることを検出し、直ちに巻上動作を停止させる
必要がある。ワイヤロープ斜巻検出方法に関し、図4の
説明図に示すように、ドラム(巻上ドラム)1に平行に
回転自在な重巻検出ローラ20を設け、この重巻検出ロー
ラ20がワイヤロープ3から押される接触回転を検出する
ことで、ワイヤロープ3が異常に斜め巻きされて重ね巻
き状態になったことを検出する方法が従来知られてい
る。
されていることを検出し、直ちに巻上動作を停止させる
必要がある。ワイヤロープ斜巻検出方法に関し、図4の
説明図に示すように、ドラム(巻上ドラム)1に平行に
回転自在な重巻検出ローラ20を設け、この重巻検出ロー
ラ20がワイヤロープ3から押される接触回転を検出する
ことで、ワイヤロープ3が異常に斜め巻きされて重ね巻
き状態になったことを検出する方法が従来知られてい
る。
【0004】しかし、この方法は、ドラム1の全幅にわ
たる重巻検出ローラ20の付設を必要とするので、ホイス
ト等小容量の巻上装置には簡単に適用できるが、大容量
クレーンとなるとドラムおよびワイヤロープが大きいた
めに、装備が大掛かりなものとなり、設置スペースを考
慮するとクラブフレームを拡張しなければならずコスト
的に無理がある。また、この重巻検出ローラ20は、ワイ
ヤロープ交換作業時に邪魔になるので、その都度取り外
す必要があり、ワイヤロープ交換の作業能率を阻害する
ことにもなる。
たる重巻検出ローラ20の付設を必要とするので、ホイス
ト等小容量の巻上装置には簡単に適用できるが、大容量
クレーンとなるとドラムおよびワイヤロープが大きいた
めに、装備が大掛かりなものとなり、設置スペースを考
慮するとクラブフレームを拡張しなければならずコスト
的に無理がある。また、この重巻検出ローラ20は、ワイ
ヤロープ交換作業時に邪魔になるので、その都度取り外
す必要があり、ワイヤロープ交換の作業能率を阻害する
ことにもなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、簡単
な取り付け装備で巻上時におけるドラムに対するワイヤ
ロープの異常斜め巻きを検出できる起重機のワイヤロー
プ斜巻検出方法および装置を提供することを課題とす
る。
な取り付け装備で巻上時におけるドラムに対するワイヤ
ロープの異常斜め巻きを検出できる起重機のワイヤロー
プ斜巻検出方法および装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、正常吊り状態
のワイヤロープを含みドラム軸に平行な面S内でのワイ
ヤロープの振れ角を、ワイヤロープに摺動可能に取り付
け且つ左右の支点から吊った重錘の上方への変位に変換
し、ワイヤロープの振れ角の許容限に対応する重錘の上
方への変位限をリミットスイッチを用いて検出すること
により、ドラムへのワイヤロープの異常斜め巻きを検出
することを特徴とする起重機のワイヤロープ斜巻検出方
法である。
のワイヤロープを含みドラム軸に平行な面S内でのワイ
ヤロープの振れ角を、ワイヤロープに摺動可能に取り付
け且つ左右の支点から吊った重錘の上方への変位に変換
し、ワイヤロープの振れ角の許容限に対応する重錘の上
方への変位限をリミットスイッチを用いて検出すること
により、ドラムへのワイヤロープの異常斜め巻きを検出
することを特徴とする起重機のワイヤロープ斜巻検出方
法である。
【0007】前記ワイヤロープ斜巻検出方法の実施に
は、正常吊り状態のワイヤロープを含みドラム軸に平行
な面Sに平行する面群のうちから選ばれた面に写される
正常吊り状態のワイヤロープの正射影像上の適当な高さ
位置に配設され、検出端から吊紐で吊るされ且つワイヤ
ロープに摺動可能に取り付けられた重錘の上方への変位
を検出端の変位に変換し該変位が予め設定された変位限
を超えたことを検出して検出信号を出すリミットスイッ
チと、重錘の上方にあり、正常吊り状態のワイヤロープ
に関して互いに対称または正常吊り状態のワイヤロープ
と吊紐とでなす平面に関して互いに対称の関係にある点
対群から選ばれた一対の支点と、各支点と重錘とを連結
して張られた補助紐とからなり、前記変位限が面S内で
のワイヤロープの振れ角の許容限に対応させて設定され
たことを特徴とする起重機のワイヤロープ斜巻検出装置
を備えることが好ましい。
は、正常吊り状態のワイヤロープを含みドラム軸に平行
な面Sに平行する面群のうちから選ばれた面に写される
正常吊り状態のワイヤロープの正射影像上の適当な高さ
位置に配設され、検出端から吊紐で吊るされ且つワイヤ
ロープに摺動可能に取り付けられた重錘の上方への変位
を検出端の変位に変換し該変位が予め設定された変位限
を超えたことを検出して検出信号を出すリミットスイッ
チと、重錘の上方にあり、正常吊り状態のワイヤロープ
に関して互いに対称または正常吊り状態のワイヤロープ
と吊紐とでなす平面に関して互いに対称の関係にある点
対群から選ばれた一対の支点と、各支点と重錘とを連結
して張られた補助紐とからなり、前記変位限が面S内で
のワイヤロープの振れ角の許容限に対応させて設定され
たことを特徴とする起重機のワイヤロープ斜巻検出装置
を備えることが好ましい。
【0008】なお、重錘は、起重機の上部補巻シーブま
たはエコライザシーブとフックシーブとを結ぶワイヤロ
ープに、フックシーブの巻き上げ上限位置より高い位置
で取り付けられるのが好ましい。
たはエコライザシーブとフックシーブとを結ぶワイヤロ
ープに、フックシーブの巻き上げ上限位置より高い位置
で取り付けられるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の説
明図であり、(a)は全体斜視図、(b)はリミットス
イッチの側面図、(c)は重錘の取付状態の斜視図であ
る。図1において、1はドラム、2はドラム軸、3はワ
イヤロープ、3Aはワイヤロープ3の正射影像、4はリ
ミットスイッチ、4Aは検出端、5は重錘、6は吊紐、
7は支点、8は補助紐、9はターンバックル、10はバラ
ンサ、11は信号線、Sは正常吊り状態のワイヤロープを
含みドラム軸に平行な面、SAは面Sに平行な面、SB
は正常吊り状態のワイヤロープと吊紐とがなす面であ
る。
明図であり、(a)は全体斜視図、(b)はリミットス
イッチの側面図、(c)は重錘の取付状態の斜視図であ
る。図1において、1はドラム、2はドラム軸、3はワ
イヤロープ、3Aはワイヤロープ3の正射影像、4はリ
ミットスイッチ、4Aは検出端、5は重錘、6は吊紐、
7は支点、8は補助紐、9はターンバックル、10はバラ
ンサ、11は信号線、Sは正常吊り状態のワイヤロープを
含みドラム軸に平行な面、SAは面Sに平行な面、SB
は正常吊り状態のワイヤロープと吊紐とがなす面であ
る。
【0010】なお、ワイヤロープのドラムへの巻き付け
状態は、図の簡明のため図1では図示を省略し、後掲の
図3で例示する。図1(a)に示すように、本発明のワ
イヤロープ斜巻検出装置は、正常吊り状態のワイヤロー
プ3を含みドラム軸2に平行な面Sに平行する面群のう
ちから選ばれた面SAに写される正常吊り状態のワイヤ
ロープの正射影像3A上の適当な高さ位置に配設され、
検出端4Aから吊紐6で吊るされ且つワイヤロープ3に
摺動可能に取り付けられた重錘5の上方への変位を検出
端4Aの変位に変換し該変位が予め定めた変位限を超え
たことを検出して検出信号を出すリミットスイッチ4
と、重錘5の上方にあり、正常吊り状態のワイヤロープ
3に関して互いに対称または正常吊り状態のワイヤロー
プ3と吊紐6とでなす平面SBに関して互いに対称の関
係にある点対群から選ばれた一対の支点7と、各支点7
と重錘5とを連結して張られた補助紐8とで構成されて
いる。
状態は、図の簡明のため図1では図示を省略し、後掲の
図3で例示する。図1(a)に示すように、本発明のワ
イヤロープ斜巻検出装置は、正常吊り状態のワイヤロー
プ3を含みドラム軸2に平行な面Sに平行する面群のう
ちから選ばれた面SAに写される正常吊り状態のワイヤ
ロープの正射影像3A上の適当な高さ位置に配設され、
検出端4Aから吊紐6で吊るされ且つワイヤロープ3に
摺動可能に取り付けられた重錘5の上方への変位を検出
端4Aの変位に変換し該変位が予め定めた変位限を超え
たことを検出して検出信号を出すリミットスイッチ4
と、重錘5の上方にあり、正常吊り状態のワイヤロープ
3に関して互いに対称または正常吊り状態のワイヤロー
プ3と吊紐6とでなす平面SBに関して互いに対称の関
係にある点対群から選ばれた一対の支点7と、各支点7
と重錘5とを連結して張られた補助紐8とで構成されて
いる。
【0011】一般に、天井クレーン等大型の起重機は、
吊り対象のフックブロック等に、ドラムの左右から巻き
出されたワイヤロープ3を複数回掛け回してこれを吊
る。ワイヤロープ3の掛け回し方によっては、正常吊り
状態、つまり吊り心がずれていない状態で、ワイヤロー
プ3が、掛け回される経路の全ての区間で鉛直姿勢をと
るとは限らないが、本発明においては、重錘5を取り付
ける区間のワイヤロープ3は、正常吊り状態で面S内で
の姿勢が変動しなければ、必ずしも鉛直姿勢をとらなく
てもよい。図1(a)では、正常吊り状態において略鉛
直姿勢で垂下する区間のワイヤロープ3を選んで重錘5
を取り付けた様子を図示している。
吊り対象のフックブロック等に、ドラムの左右から巻き
出されたワイヤロープ3を複数回掛け回してこれを吊
る。ワイヤロープ3の掛け回し方によっては、正常吊り
状態、つまり吊り心がずれていない状態で、ワイヤロー
プ3が、掛け回される経路の全ての区間で鉛直姿勢をと
るとは限らないが、本発明においては、重錘5を取り付
ける区間のワイヤロープ3は、正常吊り状態で面S内で
の姿勢が変動しなければ、必ずしも鉛直姿勢をとらなく
てもよい。図1(a)では、正常吊り状態において略鉛
直姿勢で垂下する区間のワイヤロープ3を選んで重錘5
を取り付けた様子を図示している。
【0012】なお、図1(a)では、重錘5の上方にあ
る一対の支点7のうち、正常吊り状態のワイヤロープ3
に関して互いに対称なものは図示省略し、正常吊り状態
のワイヤロープ3と吊紐6とでなす平面SBに関して互
いに対称なもののみ示している。リミットスイッチ4お
よび支点7は、ドラム1を支えるフレームの適当な個所
を選んで固定できる。
る一対の支点7のうち、正常吊り状態のワイヤロープ3
に関して互いに対称なものは図示省略し、正常吊り状態
のワイヤロープ3と吊紐6とでなす平面SBに関して互
いに対称なもののみ示している。リミットスイッチ4お
よび支点7は、ドラム1を支えるフレームの適当な個所
を選んで固定できる。
【0013】リミットスイッチ4の検出端4Aの変位限
は、面S内でのワイヤロープ3の振れ角の許容限に対応
させて設定されている。リミットスイッチ4は変位限を
検出すると検出信号を出すが、その検出信号は例えば図
1(b)に示すように信号線11を介して巻き上げの非常
停止回路等に送られる。なお、リミットスイッチ4は、
重錘5の上方への変位に同期して検出端4Aが上昇する
ように、例えば図1(b)に示すように吊紐6を常時張
っておくためのバランサ10等を備えている。
は、面S内でのワイヤロープ3の振れ角の許容限に対応
させて設定されている。リミットスイッチ4は変位限を
検出すると検出信号を出すが、その検出信号は例えば図
1(b)に示すように信号線11を介して巻き上げの非常
停止回路等に送られる。なお、リミットスイッチ4は、
重錘5の上方への変位に同期して検出端4Aが上昇する
ように、例えば図1(b)に示すように吊紐6を常時張
っておくためのバランサ10等を備えている。
【0014】重錘5をワイヤロープ3に摺動可能に取り
付けるには、重錘5として、例えば図1(c)に示すよ
うに、組付け時の内径がワイヤロープ3の径よりも大き
い一対のサドル状の金具を用い、かかる金具を、それが
ワイヤロープ2を抱く形、換言すればワイヤロープ3が
重錘5を貫通する形に組付ければよい。なお、補助紐8
の張り長さを調節するために、支点7にはターンバック
ル9が取り付けられており、これによって検出端4Aの
変位限を設定できるようにしている。
付けるには、重錘5として、例えば図1(c)に示すよ
うに、組付け時の内径がワイヤロープ3の径よりも大き
い一対のサドル状の金具を用い、かかる金具を、それが
ワイヤロープ2を抱く形、換言すればワイヤロープ3が
重錘5を貫通する形に組付ければよい。なお、補助紐8
の張り長さを調節するために、支点7にはターンバック
ル9が取り付けられており、これによって検出端4Aの
変位限を設定できるようにしている。
【0015】図2は、図1(a)のA矢視透視図であ
る。図2において、θはワイヤロープの振れ角、zは検
出端の上方への変位であり、図1と同一部材には同一符
号を付し説明を省略する。図2には、正常吊り状態のワ
イヤロープ3が、面S内で振れ角θだけ左に振れた様子
が示されている。このとき、右の補助紐8は張ったまま
であり、重錘5は右の支点7を中心として弧を描きなが
らワイヤロープ3に沿って上方に摺動する。なお、左の
補助紐8は弛むが、ワイヤロープ3が右に振れたとき
は、左の補助紐8が張ったままで右の補助紐8が弛む。
る。図2において、θはワイヤロープの振れ角、zは検
出端の上方への変位であり、図1と同一部材には同一符
号を付し説明を省略する。図2には、正常吊り状態のワ
イヤロープ3が、面S内で振れ角θだけ左に振れた様子
が示されている。このとき、右の補助紐8は張ったまま
であり、重錘5は右の支点7を中心として弧を描きなが
らワイヤロープ3に沿って上方に摺動する。なお、左の
補助紐8は弛むが、ワイヤロープ3が右に振れたとき
は、左の補助紐8が張ったままで右の補助紐8が弛む。
【0016】このように、左右の補助紐8によって、ワ
イヤロープ3が面S内で振れたとき、重錘5のワイヤロ
ープ3に沿う上方への変位が、片側の振れ角θの単調増
加関数として決まる。吊紐6は、図1(b)に例示した
ような手段で常に張った状態にされているので、重錘5
の上方への変位に伴って検出端4Aが上方にzだけ変位
する。こうして、ワイヤロープ3の振れ角θが、重錘5
の上方への変位に変換され、該変位を吊紐6の張りによ
ってリミットスイッチ4の検出端4Aの変位zに変換し
て検出できる。
イヤロープ3が面S内で振れたとき、重錘5のワイヤロ
ープ3に沿う上方への変位が、片側の振れ角θの単調増
加関数として決まる。吊紐6は、図1(b)に例示した
ような手段で常に張った状態にされているので、重錘5
の上方への変位に伴って検出端4Aが上方にzだけ変位
する。こうして、ワイヤロープ3の振れ角θが、重錘5
の上方への変位に変換され、該変位を吊紐6の張りによ
ってリミットスイッチ4の検出端4Aの変位zに変換し
て検出できる。
【0017】よって、斜め巻きに至らないための振れ角
θの許容限が例えば20°の場合、それに対応する検出
端4Aの変位zの値をリミットスイッチ4の変位限とし
て設定しておけば、振れ角が20°を超えるとリミット
スイッチ4が自動的に検出信号を出すから、この検出信
号を用いて警報或いは非常停止等の措置をとることがで
き、大事に至らないうちにドラムの巻き上げ動作を停止
させることができる。
θの許容限が例えば20°の場合、それに対応する検出
端4Aの変位zの値をリミットスイッチ4の変位限とし
て設定しておけば、振れ角が20°を超えるとリミット
スイッチ4が自動的に検出信号を出すから、この検出信
号を用いて警報或いは非常停止等の措置をとることがで
き、大事に至らないうちにドラムの巻き上げ動作を停止
させることができる。
【0018】以上の説明からわかるように、本発明によ
れば、適切な位置に配設した所謂重錘付きリミットスイ
ッチの重錘を、1本のワイヤロープを選んでそれに摺動
可能に取り付け、この重錘を左右の適切な位置に設けた
支点から補助吊りすればよいのであるから、取り付け装
備は極めて簡単であり、従来のようなクラブフレームの
拡張等の大がかりな改造は必要なく、またワイヤロープ
交換作業の邪魔になることもない。
れば、適切な位置に配設した所謂重錘付きリミットスイ
ッチの重錘を、1本のワイヤロープを選んでそれに摺動
可能に取り付け、この重錘を左右の適切な位置に設けた
支点から補助吊りすればよいのであるから、取り付け装
備は極めて簡単であり、従来のようなクラブフレームの
拡張等の大がかりな改造は必要なく、またワイヤロープ
交換作業の邪魔になることもない。
【0019】
【実施例】図3は、本発明を天井クレーンに適用した実
施例におけるワイヤロープ斜巻検出装置の取付形態を示
す斜視図である。図3において、12はフレーム、13は上
部補巻シーブ、14はエコライザシーブ、15はフックシー
ブ、16はフックである。なお、図1と同一部材には同一
符号を付し説明を省略する。
施例におけるワイヤロープ斜巻検出装置の取付形態を示
す斜視図である。図3において、12はフレーム、13は上
部補巻シーブ、14はエコライザシーブ、15はフックシー
ブ、16はフックである。なお、図1と同一部材には同一
符号を付し説明を省略する。
【0020】ドラム1は天井に設けられたフレーム12上
に配設され、ドラム1におけるワイヤロープ3巻き出し
面の胴長中央部位置の前面に、ドラム1に近い側からド
ラム軸2に平行な回転軸をもつ上部補巻シーブ13、ドラ
ム軸2に垂直な回転軸をもつエコライザシーブ14がそれ
ぞれ配設されている。上部補巻シーブ13の直下には、フ
ック16を垂下支持するフックシーブ15がワイヤロープ3
によって吊られている。なお図3では、フックシーブ15
は巻き上げ上限の位置にある。
に配設され、ドラム1におけるワイヤロープ3巻き出し
面の胴長中央部位置の前面に、ドラム1に近い側からド
ラム軸2に平行な回転軸をもつ上部補巻シーブ13、ドラ
ム軸2に垂直な回転軸をもつエコライザシーブ14がそれ
ぞれ配設されている。上部補巻シーブ13の直下には、フ
ック16を垂下支持するフックシーブ15がワイヤロープ3
によって吊られている。なお図3では、フックシーブ15
は巻き上げ上限の位置にある。
【0021】ワイヤロープ3は、ドラム1の胴長中心に
関して左右の側から対称に巻出され、ドラム1〜内側の
フックシーブ15〜巻き出し側の上部補巻シーブ13〜外側
のフックシーブ15〜エコライザシーブ14、という巻き経
路を辿る。図3より明らかなように、フック16が左右に
振れると、ドラム1上では斜め巻き状態になるから、ワ
イヤロープ3の左右の振れの程度から斜め巻き状態の危
険度を判定できる。
関して左右の側から対称に巻出され、ドラム1〜内側の
フックシーブ15〜巻き出し側の上部補巻シーブ13〜外側
のフックシーブ15〜エコライザシーブ14、という巻き経
路を辿る。図3より明らかなように、フック16が左右に
振れると、ドラム1上では斜め巻き状態になるから、ワ
イヤロープ3の左右の振れの程度から斜め巻き状態の危
険度を判定できる。
【0022】重錘5は、外側のフックシーブ15〜エコラ
イザシーブ14間のワイヤロープ3に摺動可能に取り付け
られ、前記した本発明の構成要件を満たす形態で、吊紐
6を介して斜め上方のリミットスイッチ4に連結される
共に、補助紐8を介して上方左右の支点7に連結されて
いる。そして、リミットスイッチ4は、検出端4Aが、
本実施例のドラム1上での斜め巻きの限界角(それ以上
斜めになると重ね巻きになる巻き角度)に見合うワイヤ
ロープ3の振れ角の許容限20°に対応する変位限を超
えると、巻き上げ非常停止信号を出すようにセットされ
ている。
イザシーブ14間のワイヤロープ3に摺動可能に取り付け
られ、前記した本発明の構成要件を満たす形態で、吊紐
6を介して斜め上方のリミットスイッチ4に連結される
共に、補助紐8を介して上方左右の支点7に連結されて
いる。そして、リミットスイッチ4は、検出端4Aが、
本実施例のドラム1上での斜め巻きの限界角(それ以上
斜めになると重ね巻きになる巻き角度)に見合うワイヤ
ロープ3の振れ角の許容限20°に対応する変位限を超
えると、巻き上げ非常停止信号を出すようにセットされ
ている。
【0023】上記取り付け形態で本発明を実施して以後
の天井クレーンにあっては、異常斜め巻きに起因するド
ラムからのワイヤロープ外れ・ワイヤロープ切断等の事
故が皆無となった。本実施例では、重錘5を、エコライ
ザシーブ14〜フックシーブ15間のワイヤロープ3に取り
付けているが、これと同様に正常吊り状態で略鉛直に垂
下した状態を維持する、上部補巻シーブ13〜フックシー
ブ15間のワイヤロープ3に取り付けてもよい。
の天井クレーンにあっては、異常斜め巻きに起因するド
ラムからのワイヤロープ外れ・ワイヤロープ切断等の事
故が皆無となった。本実施例では、重錘5を、エコライ
ザシーブ14〜フックシーブ15間のワイヤロープ3に取り
付けているが、これと同様に正常吊り状態で略鉛直に垂
下した状態を維持する、上部補巻シーブ13〜フックシー
ブ15間のワイヤロープ3に取り付けてもよい。
【0024】但し、ドラム1〜フックシーブ15間のワイ
ヤロープ3は、図3からもわかるように、正常吊り状態
でも巻き上げ量によって鉛直からの傾き角が変わるた
め、振れた場合と区別できなくなってしまうので、これ
への重錘5の取り付けは避けるべきである。また、高さ
方向における重錘5の取り付け位置は、重錘5がフック
シーブ15により押し上げられない位置、すなわち本実施
例のように、フックシーブ15の巻き上げ上限位置よりも
高い位置にとるのが望ましい。
ヤロープ3は、図3からもわかるように、正常吊り状態
でも巻き上げ量によって鉛直からの傾き角が変わるた
め、振れた場合と区別できなくなってしまうので、これ
への重錘5の取り付けは避けるべきである。また、高さ
方向における重錘5の取り付け位置は、重錘5がフック
シーブ15により押し上げられない位置、すなわち本実施
例のように、フックシーブ15の巻き上げ上限位置よりも
高い位置にとるのが望ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、起重機に簡単な装置を
取り付けるだけで、巻上時におけるドラムに対するワイ
ヤロープの異常斜め巻きを検出でき、よってドラムから
のワイヤロープ外れ・ワイヤロープ切断等の事故を未然
に防止できるという格段の効果を奏する。
取り付けるだけで、巻上時におけるドラムに対するワイ
ヤロープの異常斜め巻きを検出でき、よってドラムから
のワイヤロープ外れ・ワイヤロープ切断等の事故を未然
に防止できるという格段の効果を奏する。
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】図1(a)のA矢視透視図である。
【図3】本発明を天井クレーンに適用した実施例におけ
るワイヤロープ斜巻検出装置の取付状態を示す斜視図で
ある。
るワイヤロープ斜巻検出装置の取付状態を示す斜視図で
ある。
【図4】従来のワイヤロープ斜巻検出方法の説明図であ
る。
る。
1 ドラム(巻上ドラム) 2 ドラム軸 3 ワイヤロープ 3A ワイヤロープの正射影像 4 リミットスイッチ 4A 検出端 5 重錘 6 吊紐 7 支点 8 補助紐 9 ターンバックル 10 バランサ 11 信号線 12 フレーム 13 上部補巻シーブ 14 エコライザシーブ 15 フックシーブ 16 フック 20 重巻検出ローラ S 正常吊り状態のワイヤロープを含みドラム軸に平行
な面 SA 面Sに平行な面 SB 正常吊り状態のワイヤロープと吊紐とがなす面 z 検出端の上方への変位 θ ワイヤロープの振れ角
な面 SA 面Sに平行な面 SB 正常吊り状態のワイヤロープと吊紐とがなす面 z 検出端の上方への変位 θ ワイヤロープの振れ角
Claims (4)
- 【請求項1】 正常吊り状態のワイヤロープを含みドラ
ム軸に平行な面S内でのワイヤロープの振れ角を、ワイ
ヤロープに摺動可能に取り付け且つ左右の支点から吊っ
た重錘の上方への変位に変換し、ワイヤロープの振れ角
の許容限に対応する重錘の上方への変位限をリミットス
イッチを用いて検出することにより、ドラムへのワイヤ
ロープの異常斜め巻きを検出することを特徴とする起重
機のワイヤロープ斜巻検出方法。 - 【請求項2】 正常吊り状態のワイヤロープを含みドラ
ム軸に平行な面Sに平行する面群のうちから選ばれた面
に写される正常吊り状態のワイヤロープの正射影像上の
適当な高さ位置に配設され、検出端から吊紐で吊るされ
且つワイヤロープに摺動可能に取り付けられた重錘の上
方への変位を検出端の変位に変換し該変位が予め設定さ
れた変位限を超えたことを検出して検出信号を出すリミ
ットスイッチと、重錘の上方にあり、正常吊り状態のワ
イヤロープに関して互いに対称または正常吊り状態のワ
イヤロープと吊紐とでなす平面に関して互いに対称の関
係にある点対群から選ばれた一対の支点と、各支点と重
錘とを連結して張られた補助紐とからなり、前記変位限
が面S内でのワイヤロープの振れ角の許容限に対応させ
て設定されたことを特徴とする起重機のワイヤロープ斜
巻検出装置。 - 【請求項3】 重錘を、天井クレーンの上部補巻シーブ
またはエコライザシーブとフックシーブとを結ぶワイヤ
ロープに、フックシーブの巻き上げ上限位置より高い位
置で取り付ける請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 重錘が、天井クレーンの上部補巻シーブ
またはエコライザシーブとフックシーブとを結ぶワイヤ
ロープに、フックシーブの巻き上げ上限位置より高い位
置で取り付けられた請求項2記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5889296A JPH09249389A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 起重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5889296A JPH09249389A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 起重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09249389A true JPH09249389A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13097447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5889296A Pending JPH09249389A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 起重機のワイヤロープ斜巻検出方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09249389A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108483301A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-09-04 | 国家海洋局第海洋研究所 | 一种新型、便捷的缆绳夹持配重 |
| CN108706466A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-10-26 | 广东新兴铸管有限公司 | 一种桥式起重机上升限位器 |
| CN110360926A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-10-22 | 武汉东环车身系统有限公司 | 一种玻璃升降器绕线轮合格检测装置及其使用方法 |
| CN110759267A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-02-07 | 江苏金恒信息科技股份有限公司 | 具有钢丝绳缠绕检测功能的无人行车 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5889296A patent/JPH09249389A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108483301A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-09-04 | 国家海洋局第海洋研究所 | 一种新型、便捷的缆绳夹持配重 |
| CN108706466A (zh) * | 2018-07-16 | 2018-10-26 | 广东新兴铸管有限公司 | 一种桥式起重机上升限位器 |
| CN110360926A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-10-22 | 武汉东环车身系统有限公司 | 一种玻璃升降器绕线轮合格检测装置及其使用方法 |
| CN110360926B (zh) * | 2019-07-02 | 2024-04-02 | 武汉东环车身系统有限公司 | 一种玻璃升降器绕线轮合格检测装置及其使用方法 |
| CN110759267A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-02-07 | 江苏金恒信息科技股份有限公司 | 具有钢丝绳缠绕检测功能的无人行车 |
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