JPH09252172A - セラミック配線板の形成方法 - Google Patents
セラミック配線板の形成方法Info
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- JPH09252172A JPH09252172A JP8737396A JP8737396A JPH09252172A JP H09252172 A JPH09252172 A JP H09252172A JP 8737396 A JP8737396 A JP 8737396A JP 8737396 A JP8737396 A JP 8737396A JP H09252172 A JPH09252172 A JP H09252172A
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0306—Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K1/16—Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistors, capacitors or inductors
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- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
陽極酸化膜を所定膜厚に形成し得ると共に、キャスタレ
ーションによる固定を強固に行い得るセラミック配線板
の形成方法を提供する。 【解決手段】 キャスタレーション孔14の周囲のメッ
キ用の下地層20、22を予め除去しておき、コンデン
サを形成する導電膜28をメッキ用の下地層20、22
を介し電流を流してメッキする際に、キャスタレーショ
ン孔14内にメッキが残らないようにする。このため、
キャスタレーション12を半田付けすることにより、セ
ラミック配線板10を配線基板180に強固に固定する
ことができる。また、キャスタレーション孔14の周囲
のメッキ用の下地層20、22を除去してあるため、誘
電膜32aを化成形成する際に、該キャスタレーション
孔14をマスキングする必要がなくなる。
ーションによる固定を強固に行い得るセラミック配線板
の形成方法を提供する。 【解決手段】 キャスタレーション孔14の周囲のメッ
キ用の下地層20、22を予め除去しておき、コンデン
サを形成する導電膜28をメッキ用の下地層20、22
を介し電流を流してメッキする際に、キャスタレーショ
ン孔14内にメッキが残らないようにする。このため、
キャスタレーション12を半田付けすることにより、セ
ラミック配線板10を配線基板180に強固に固定する
ことができる。また、キャスタレーション孔14の周囲
のメッキ用の下地層20、22を除去してあるため、誘
電膜32aを化成形成する際に、該キャスタレーション
孔14をマスキングする必要がなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック配線板
の形成方法に関し、特に、基板上に陽極化成処理により
誘電体層を形成したセラミック配線板の形成方法に関す
るものである。
の形成方法に関し、特に、基板上に陽極化成処理により
誘電体層を形成したセラミック配線板の形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、情報通信分野で使用
されるアンプ等のモジュール基板110には、半円柱状
のキャスタレーション112を介して半田116により
基板180上に固定されるものがある。このモジュール
基板110は、図8に示すようにキャスタレーションを
構成するためのキャスタレーション用貫通孔14の穿設
された多数個取り用のセラミック基板90上に抵抗、イ
ンダクタンス、コンデンサ等を形成した後に、図中に二
点鎖線で示す切断線Cにて、キャスタレーション用貫通
孔14に沿って切断することにより製造されている。
されるアンプ等のモジュール基板110には、半円柱状
のキャスタレーション112を介して半田116により
基板180上に固定されるものがある。このモジュール
基板110は、図8に示すようにキャスタレーションを
構成するためのキャスタレーション用貫通孔14の穿設
された多数個取り用のセラミック基板90上に抵抗、イ
ンダクタンス、コンデンサ等を形成した後に、図中に二
点鎖線で示す切断線Cにて、キャスタレーション用貫通
孔14に沿って切断することにより製造されている。
【0003】このセラミック基板90にコンデンサ等を
形成する際には、例えば、Ta膜層を形成しておき、こ
れを陽極酸化法または陽極化成処理により酸化して酸化
タンタル(TaO,Ta2 05 )膜を形成することによ
り、コンデンサの誘電体層を設けている。
形成する際には、例えば、Ta膜層を形成しておき、こ
れを陽極酸化法または陽極化成処理により酸化して酸化
タンタル(TaO,Ta2 05 )膜を形成することによ
り、コンデンサの誘電体層を設けている。
【0004】この陽極酸化法による誘電体層の形成につ
いて図9を参照して説明する。図9は、誘電体層の形成
の各工程を示している。先ず、図9(A)に示すように
セラミック基板90の表面(図中上側)に、メッキ下地
層となるTi層120及びCu層122をスパッタリン
グにより形成する。次に、図9(B)に示すようにセラ
ミック基板90にレジスト124を塗布した後、露光現
像して所望パターンの開口部124Aを設ける。その
後、該開口部124Aへメッキ用下地層(Ti層)12
0及び(Cu層)122を介して電流を流し、Cuをメ
ッキした後にNiをメッキすることにより、図9(C)
に示すようにコンデンサの下部電極となるCu−Niメ
ッキ128層を形成する。そして、図9(D)に示すよ
うに、レジスト124を除去した後、Cuスパッタ層1
22を除去し、Tiスパッタ層120のみを残す。
いて図9を参照して説明する。図9は、誘電体層の形成
の各工程を示している。先ず、図9(A)に示すように
セラミック基板90の表面(図中上側)に、メッキ下地
層となるTi層120及びCu層122をスパッタリン
グにより形成する。次に、図9(B)に示すようにセラ
ミック基板90にレジスト124を塗布した後、露光現
像して所望パターンの開口部124Aを設ける。その
後、該開口部124Aへメッキ用下地層(Ti層)12
0及び(Cu層)122を介して電流を流し、Cuをメ
ッキした後にNiをメッキすることにより、図9(C)
に示すようにコンデンサの下部電極となるCu−Niメ
ッキ128層を形成する。そして、図9(D)に示すよ
うに、レジスト124を除去した後、Cuスパッタ層1
22を除去し、Tiスパッタ層120のみを残す。
【0005】引き続き、図9(E)に示すように、Cu
−Niメッキ層128の上に、Taスパッタ層132を
形成する。その後、図9(F)に示すようにレジスト層
136を塗布・現像してTaスパッタ層132の上に開
口部136Aを形成する。そして、図9(G)に示すよ
うに、キャスタレーション用貫通孔14や、図示しない
セラミック基板90の端部にマスキング172を施し、
セラミック基板90の裏面にシール174を貼る。
−Niメッキ層128の上に、Taスパッタ層132を
形成する。その後、図9(F)に示すようにレジスト層
136を塗布・現像してTaスパッタ層132の上に開
口部136Aを形成する。そして、図9(G)に示すよ
うに、キャスタレーション用貫通孔14や、図示しない
セラミック基板90の端部にマスキング172を施し、
セラミック基板90の裏面にシール174を貼る。
【0006】この後、クエン酸0.01%程度の化成処
理液中にセラミック基板90を浸漬し、Ta層132側
がプラスとなるように、電位をTiスパッタ層120を
介して印加し、マスキング136の開口部136Aから
露出しているTa層132を陽極化成処理して、所望の
厚みだけ酸化タンタル層に変化させる(図示しない)。
この後、該酸化タンタル層上にTi−Cu層をスパッタ
リングにより設け、次いでこの上にCu−Ni−Auメ
ッキ層を設け(図示しない)、更に、基盤表面に残るT
i層をエッチングすることで、薄膜キャパシタ(コンデ
ンサ)を完成する。
理液中にセラミック基板90を浸漬し、Ta層132側
がプラスとなるように、電位をTiスパッタ層120を
介して印加し、マスキング136の開口部136Aから
露出しているTa層132を陽極化成処理して、所望の
厚みだけ酸化タンタル層に変化させる(図示しない)。
この後、該酸化タンタル層上にTi−Cu層をスパッタ
リングにより設け、次いでこの上にCu−Ni−Auメ
ッキ層を設け(図示しない)、更に、基盤表面に残るT
i層をエッチングすることで、薄膜キャパシタ(コンデ
ンサ)を完成する。
【0007】ここで、基板上に陽極酸化法により誘電体
層を形成する際に、該誘電体層となる部分以外に金属部
が露出していると、この部分に電流が流れ、誘電体層の
膜厚を薄くなる等の不都合を生じるため、図9(F)を
参照し上述したようにマスキング136を施してこれを
防止していた。また、キャスタレーション用貫通孔14
にもマスキング172を配設することにより、漏れ電流
を防いでいた。
層を形成する際に、該誘電体層となる部分以外に金属部
が露出していると、この部分に電流が流れ、誘電体層の
膜厚を薄くなる等の不都合を生じるため、図9(F)を
参照し上述したようにマスキング136を施してこれを
防止していた。また、キャスタレーション用貫通孔14
にもマスキング172を配設することにより、漏れ電流
を防いでいた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャス
タレーション用貫通孔14に注意深くマスキングを施し
たとしても、キャスタレーション用貫通孔14とマスキ
ング172との境界部には絶縁の十分に取れていない、
即ち、絶縁耐力の低い部分が残る。ここで、化成処理に
おいて、数100Vの電圧が印加された際に、該絶縁の
十分に取れていない部分において、絶縁破壊が発生し、
漏れ電流が流れる場合がある。更に、マスキングが不十
分な場合や、剥がれ等がある場合には大きな漏れ電流が
流れる。また、各キャスタレーション用貫通孔14にマ
スキングを注意深く施す作業には、手間がかかり、ま
た、陽極化成処理後にこのマスキングを除去するのにも
時間がかかっていた。
タレーション用貫通孔14に注意深くマスキングを施し
たとしても、キャスタレーション用貫通孔14とマスキ
ング172との境界部には絶縁の十分に取れていない、
即ち、絶縁耐力の低い部分が残る。ここで、化成処理に
おいて、数100Vの電圧が印加された際に、該絶縁の
十分に取れていない部分において、絶縁破壊が発生し、
漏れ電流が流れる場合がある。更に、マスキングが不十
分な場合や、剥がれ等がある場合には大きな漏れ電流が
流れる。また、各キャスタレーション用貫通孔14にマ
スキングを注意深く施す作業には、手間がかかり、ま
た、陽極化成処理後にこのマスキングを除去するのにも
時間がかかっていた。
【0009】更に,このように漏れ電流(電流リーク)
が生じた場合には、酸化タンタルの誘電体層(陽極酸化
層)の厚み等の精度が不安定になり、所望の静電容量が
得られなかったり、また、誘電体層の厚みが薄い場合に
は、コンデンサに絶縁破壊が生じることがあった。
が生じた場合には、酸化タンタルの誘電体層(陽極酸化
層)の厚み等の精度が不安定になり、所望の静電容量が
得られなかったり、また、誘電体層の厚みが薄い場合に
は、コンデンサに絶縁破壊が生じることがあった。
【0010】即ち、化成処理においては、陽極酸化層の
厚みを測定しながら電流を流している訳ではなく、一般
に所定の厚みが得られるように電圧−電流を予め設定さ
れたプロファイルに従い印加しているからである。従っ
て、陽極酸化層に流すはずの電流の一部が、他の不要部
分を経由して漏れてしまうと、目標の電流量を流した時
点で処理を打ち切るために、陽極酸化層の厚みが薄い時
点で処理が終了することとなる。更に、漏れ電流が大き
い場合には、電源装置の容量によっては、所望の値の電
圧を印加できないこともある。
厚みを測定しながら電流を流している訳ではなく、一般
に所定の厚みが得られるように電圧−電流を予め設定さ
れたプロファイルに従い印加しているからである。従っ
て、陽極酸化層に流すはずの電流の一部が、他の不要部
分を経由して漏れてしまうと、目標の電流量を流した時
点で処理を打ち切るために、陽極酸化層の厚みが薄い時
点で処理が終了することとなる。更に、漏れ電流が大き
い場合には、電源装置の容量によっては、所望の値の電
圧を印加できないこともある。
【0011】陽極酸化層は、化成によって酸化膜が形成
されるため、電源側から見ると、化成処理が進むに従い
抵抗値が高くなる性質を有する。一方、不要部分、例え
ば、Cu−Niメッキの露出部分は、化成処理によって
酸化されないため、抵抗値は一定して低いままである。
従って、処理開始当初は、あまり大きくない漏れ電流
も、化成処理の進行と共に、不要部分の抵抗値が相対的
に低くなるため大きな値となってしまう。即ち、上述し
たように電圧−電流のプロファイルによって、正確に陽
極酸化層の厚さを制御するためには、漏れ電流がないよ
うにしなければならなかった。
されるため、電源側から見ると、化成処理が進むに従い
抵抗値が高くなる性質を有する。一方、不要部分、例え
ば、Cu−Niメッキの露出部分は、化成処理によって
酸化されないため、抵抗値は一定して低いままである。
従って、処理開始当初は、あまり大きくない漏れ電流
も、化成処理の進行と共に、不要部分の抵抗値が相対的
に低くなるため大きな値となってしまう。即ち、上述し
たように電圧−電流のプロファイルによって、正確に陽
極酸化層の厚さを制御するためには、漏れ電流がないよ
うにしなければならなかった。
【0012】この課題を解決する方法の1つとして、特
開昭49−86862号公報に、化成処理を行う際の漏
れ電流の防止方法が提案されている。この公報の実施例
中には、シリコン等の基板の全面にTaをスパッタリン
グし、漏れ電流の生じ易い基板周縁部のTaをスパッタ
層を除去した後、レジストを塗布して化成処理を行う方
法が開示されている。
開昭49−86862号公報に、化成処理を行う際の漏
れ電流の防止方法が提案されている。この公報の実施例
中には、シリコン等の基板の全面にTaをスパッタリン
グし、漏れ電流の生じ易い基板周縁部のTaをスパッタ
層を除去した後、レジストを塗布して化成処理を行う方
法が開示されている。
【0013】しかしながら、表面の粗いセラミック基板
を用いる場合には、Ta層の下層にメッキにより導電層
を設けることが必要となるため、上記方法をそのまま適
用できなかった。即ち、上記特開昭49−86862号
公報のように、表面の滑らかなシリコン基板上にコンデ
ンサを配設する際には、誘電体層を形成するためのTa
層を該シリコン基板上に直接配設することができるが、
表面の粗いセラミック基板にTa層を直接配設した場合
には、誘電体層にも凹凸ができるため、該誘電体層が上
下の電極層との間で絶縁を保つことができなくなる。こ
のため、図9(C)、図9(D)を参照して上述したよ
うに、Ta層の下側に比較的厚みが厚く、且つ、上面が
フラットになるように、メッキによってCu−Ni層1
28を形成することが必須となる。
を用いる場合には、Ta層の下層にメッキにより導電層
を設けることが必要となるため、上記方法をそのまま適
用できなかった。即ち、上記特開昭49−86862号
公報のように、表面の滑らかなシリコン基板上にコンデ
ンサを配設する際には、誘電体層を形成するためのTa
層を該シリコン基板上に直接配設することができるが、
表面の粗いセラミック基板にTa層を直接配設した場合
には、誘電体層にも凹凸ができるため、該誘電体層が上
下の電極層との間で絶縁を保つことができなくなる。こ
のため、図9(C)、図9(D)を参照して上述したよ
うに、Ta層の下側に比較的厚みが厚く、且つ、上面が
フラットになるように、メッキによってCu−Ni層1
28を形成することが必須となる。
【0014】このメッキによってTa層の下層の導電層
を形成する際に、セラミック配線板固有の問題が発生す
る。即ち、図9(A)に示すようにセラミック基板90
の全面に、メッキ下地層となるTi層120及びCu層
122をスパッタリングにより形成した際には、図中に
示すようにキャスタレーション用貫通孔14内にもまわ
りこむように、端部Ti層120a及びCu層122a
が形成される。ここで、図9(C)に示すよう必要部分
にレジスト124を形成した後に、Ta層の下層の下部
電極層(Cu−Ni層)128をメッキにより形成する
際に、該キャスタレーション用貫通孔14内に回り込ん
だ部分には、レジスト124が塗布されないため、該レ
ジスト124から露出し、端部Ti層120a及びCu
層122aにメッキ176が形成される。ここで、Cu
−Niメッキ176を除去するには,下部電極128を
レジストで覆い,更にエッテングする等,工程が増加し
好ましくない。
を形成する際に、セラミック配線板固有の問題が発生す
る。即ち、図9(A)に示すようにセラミック基板90
の全面に、メッキ下地層となるTi層120及びCu層
122をスパッタリングにより形成した際には、図中に
示すようにキャスタレーション用貫通孔14内にもまわ
りこむように、端部Ti層120a及びCu層122a
が形成される。ここで、図9(C)に示すよう必要部分
にレジスト124を形成した後に、Ta層の下層の下部
電極層(Cu−Ni層)128をメッキにより形成する
際に、該キャスタレーション用貫通孔14内に回り込ん
だ部分には、レジスト124が塗布されないため、該レ
ジスト124から露出し、端部Ti層120a及びCu
層122aにメッキ176が形成される。ここで、Cu
−Niメッキ176を除去するには,下部電極128を
レジストで覆い,更にエッテングする等,工程が増加し
好ましくない。
【0015】ところで、上記特開昭49−86862号
公報のように、図9(E)に示すTa層132の形成後
に、漏れ電流の発生原因となるキャスタレーション用貫
通孔14の周囲の該Ti層120及びCu層122を除
去すれば、該キャスタレーション用貫通孔14での漏れ
電流を防ぐことができる。しかしながら、上述したよう
に、Ta層の下層の下部電極層(Cu−Ni層)128
をメッキにより形成する際に、キャスタレーション用貫
通孔14内にもメッキ176が形成されている。本来、
このキャスタレーション用貫通孔14には、誘電体層の
形成後に、例えば、Ti−Cu等のスパッタリング、及
び、Cu−Ni−Au等のメッキが施され、その後、図
8に示すように切断線Cに沿って切断され、キャスタレ
ーションとなる。ここで、図7を参照して上述したよう
に、モジュール基板110は、配線基板180に対して
キャスタレーション112を半田付けすることにより、
固定されると共に接続が取られる。
公報のように、図9(E)に示すTa層132の形成後
に、漏れ電流の発生原因となるキャスタレーション用貫
通孔14の周囲の該Ti層120及びCu層122を除
去すれば、該キャスタレーション用貫通孔14での漏れ
電流を防ぐことができる。しかしながら、上述したよう
に、Ta層の下層の下部電極層(Cu−Ni層)128
をメッキにより形成する際に、キャスタレーション用貫
通孔14内にもメッキ176が形成されている。本来、
このキャスタレーション用貫通孔14には、誘電体層の
形成後に、例えば、Ti−Cu等のスパッタリング、及
び、Cu−Ni−Au等のメッキが施され、その後、図
8に示すように切断線Cに沿って切断され、キャスタレ
ーションとなる。ここで、図7を参照して上述したよう
に、モジュール基板110は、配線基板180に対して
キャスタレーション112を半田付けすることにより、
固定されると共に接続が取られる。
【0016】しかし、上述したようにキャスタレーショ
ン112を構成するキャスタレーション用貫通孔14内
に、図9に示すメッキ176が残っていると、該メッキ
の上にTi−Cu等のスパッタリング、及び、Cu−N
i−Au等のメッキが施されることとなり、これらスパ
ッタ層及びメッキ層がセラミック基板90に対して予定
された接着強度が取れなくなる。このため、配線基板1
80に対して固定されたモジュール基板110が、所定
の固定強度が保ち得ずに剥離しまうことがあった。
ン112を構成するキャスタレーション用貫通孔14内
に、図9に示すメッキ176が残っていると、該メッキ
の上にTi−Cu等のスパッタリング、及び、Cu−N
i−Au等のメッキが施されることとなり、これらスパ
ッタ層及びメッキ層がセラミック基板90に対して予定
された接着強度が取れなくなる。このため、配線基板1
80に対して固定されたモジュール基板110が、所定
の固定強度が保ち得ずに剥離しまうことがあった。
【0017】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、陽極酸
化膜を所定膜厚に形成し得ると共に、キャスタレーショ
ンによる固定を強固に行い得るセラミック配線板の形成
方法を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、陽極酸
化膜を所定膜厚に形成し得ると共に、キャスタレーショ
ンによる固定を強固に行い得るセラミック配線板の形成
方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1のセラミック配線板の形成方法では、基板
表面に凸部、凹部および貫通孔の少なくともいずれかを
有するセラミック基板の該表面にメッキ下地装置を配設
する工程と、少なくとも該凸部の側面部、凹部の側面部
または貫通孔の内に配設された該メッキ下地層を除去す
る工程と、該メッキ用下地層上の所定位置に電解メッキ
により下部電極層を形成する工程と、該下部電極層の上
に陽極化成処理により誘電体となる物質の薄膜層を配設
する工程と、該薄膜層の所定部位を開口部とするマスキ
ング層を形成する工程と、該メッキ下地層を介して電流
を流し、該マスキング層の該開口部から露出した該薄膜
層の少なくとも一部を陽極化成処理により誘電体層とす
る工程と、を有することを技術的特徴とする。
め、請求項1のセラミック配線板の形成方法では、基板
表面に凸部、凹部および貫通孔の少なくともいずれかを
有するセラミック基板の該表面にメッキ下地装置を配設
する工程と、少なくとも該凸部の側面部、凹部の側面部
または貫通孔の内に配設された該メッキ下地層を除去す
る工程と、該メッキ用下地層上の所定位置に電解メッキ
により下部電極層を形成する工程と、該下部電極層の上
に陽極化成処理により誘電体となる物質の薄膜層を配設
する工程と、該薄膜層の所定部位を開口部とするマスキ
ング層を形成する工程と、該メッキ下地層を介して電流
を流し、該マスキング層の該開口部から露出した該薄膜
層の少なくとも一部を陽極化成処理により誘電体層とす
る工程と、を有することを技術的特徴とする。
【0019】また、請求項2では、請求項1において、
前記貫通孔がキャスタレーション用貫通孔であり、前記
セラミック基板が該キャスタレーション用貫通孔の穿設
されたセラミック基板であることを技術的特徴とする。
前記貫通孔がキャスタレーション用貫通孔であり、前記
セラミック基板が該キャスタレーション用貫通孔の穿設
されたセラミック基板であることを技術的特徴とする。
【0020】
【作用】本発明では、基板表面の凸部、凹部の側面部や
貫通孔内にまわり込んで形成されたメッキ下地層を予め
除去しておくため、メッキ下地層を介して電流を流し電
解メッキにより下部電極を形成する際に、凸部、凹部の
側面部や貫通孔内にメッキがされることがない。また、
凸部、凹部の側面部や貫通孔内のメッキ下地層を除去し
てあるため、下部電極層の上に形成した薄膜層に電流を
流して薄膜を形成する物質を陽極化成処理により誘電体
とする際に、該凸部、凹部や貫通孔をマスキングする必
要がない。
貫通孔内にまわり込んで形成されたメッキ下地層を予め
除去しておくため、メッキ下地層を介して電流を流し電
解メッキにより下部電極を形成する際に、凸部、凹部の
側面部や貫通孔内にメッキがされることがない。また、
凸部、凹部の側面部や貫通孔内のメッキ下地層を除去し
てあるため、下部電極層の上に形成した薄膜層に電流を
流して薄膜を形成する物質を陽極化成処理により誘電体
とする際に、該凸部、凹部や貫通孔をマスキングする必
要がない。
【0021】また、請求項2に記載の発明では、キャス
タレーション用貫通孔内にメッキされることがない。こ
のため、キャスタレーションを半田付けすることにより
セラミック配線板を基板に固定した際に、該セラミック
配線板を強固に固定することができる。
タレーション用貫通孔内にメッキされることがない。こ
のため、キャスタレーションを半田付けすることにより
セラミック配線板を基板に固定した際に、該セラミック
配線板を強固に固定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様について図を参照して説明する。本発明の実施態様に
係るセラミック配線板は、セラミック基板上にコンデン
サ、抵抗、インダクタンスが形成されてなり、セラミッ
ク基板の側面に形成されたキャスタレーションを半田付
けすることによりプリント基板上に固定される。
様について図を参照して説明する。本発明の実施態様に
係るセラミック配線板は、セラミック基板上にコンデン
サ、抵抗、インダクタンスが形成されてなり、セラミッ
ク基板の側面に形成されたキャスタレーションを半田付
けすることによりプリント基板上に固定される。
【0023】このセラミック配線板10は、図8に示す
ようにキャスタレーションを構成するためのキャスタレ
ーション用貫通孔14の穿設された多数個取り用のセラ
ミック基板90(105mm×95mm、厚さ0.635m
m)上に抵抗、インダクタンス、コンデンサ等を形成し
た後に、図中に二点鎖線で示す切断線Cにて、キャスタ
レーション用貫通孔14に沿って切断することにより製
造される。
ようにキャスタレーションを構成するためのキャスタレ
ーション用貫通孔14の穿設された多数個取り用のセラ
ミック基板90(105mm×95mm、厚さ0.635m
m)上に抵抗、インダクタンス、コンデンサ等を形成し
た後に、図中に二点鎖線で示す切断線Cにて、キャスタ
レーション用貫通孔14に沿って切断することにより製
造される。
【0024】ここで、実施態様に係るセラミック基板9
0にコンデンサを化成形成する際の処理について、図1
乃至図8を参照して説明する。図1乃至図3は、図8に
示すセラミック基板90のA−A断面の一部を示してい
る。まず、図8に示すφ0.5mmのキャスタレーション
用貫通孔14の多数穿設されたセラミック基板90の表
面(図中上面)に、図1(A)に示すようにそれぞれ厚
さ0.2μmのTi層20及びCu層22をスパッタリ
ングにより形成する。これは、コンデンサの下部電極層
をメッキにより形成するためのメッキ下地層となるもの
で、このスパッタリングの際に、キャスタレーション用
貫通孔14にも回り込みにより端部Ti層20a、Cu
層22aが出来る。
0にコンデンサを化成形成する際の処理について、図1
乃至図8を参照して説明する。図1乃至図3は、図8に
示すセラミック基板90のA−A断面の一部を示してい
る。まず、図8に示すφ0.5mmのキャスタレーション
用貫通孔14の多数穿設されたセラミック基板90の表
面(図中上面)に、図1(A)に示すようにそれぞれ厚
さ0.2μmのTi層20及びCu層22をスパッタリ
ングにより形成する。これは、コンデンサの下部電極層
をメッキにより形成するためのメッキ下地層となるもの
で、このスパッタリングの際に、キャスタレーション用
貫通孔14にも回り込みにより端部Ti層20a、Cu
層22aが出来る。
【0025】この後、セラミック基板90にフォトレジ
スト23を均一に塗布した後、図1(B)に示すようキ
ャスタレーション用貫通孔14の回りを露光・現像して
開口部23Aを形成する。そして、エッチング液でエッ
チングすることにより、図1(C)に示すように該開口
部23Aから露出しているTi層20、20a及びCu
層22、22aを除去する。引き続き、図1(D)に示
すようにフォトレジスト23を剥離する。次に、フォト
レジスト24をセラミック基板90に均一に塗布した
後、図1(E)に示すようにコンデンサを形成する部分
を露光・現像して開口部24Aを形成する。これは、コ
ンデンサの下部電極層をメッキで形成するためである。
スト23を均一に塗布した後、図1(B)に示すようキ
ャスタレーション用貫通孔14の回りを露光・現像して
開口部23Aを形成する。そして、エッチング液でエッ
チングすることにより、図1(C)に示すように該開口
部23Aから露出しているTi層20、20a及びCu
層22、22aを除去する。引き続き、図1(D)に示
すようにフォトレジスト23を剥離する。次に、フォト
レジスト24をセラミック基板90に均一に塗布した
後、図1(E)に示すようにコンデンサを形成する部分
を露光・現像して開口部24Aを形成する。これは、コ
ンデンサの下部電極層をメッキで形成するためである。
【0026】その後、図2(F)に示すように該開口部
24Aへメッキ下地層(Ti層)20及び(Cu層)2
2を介して電流を流し、コンデンサの下部電極層とな
り、誘電体層を担持するCu(10μm)−Ni(1μ
m)メッキ層28を形成する。そして、図2(G)に示
すように、レジスト24を除去した後、Cu−Niメッ
キ層の直下以外の部分のCu層22を除去し、Ti層2
0のみを残す。
24Aへメッキ下地層(Ti層)20及び(Cu層)2
2を介して電流を流し、コンデンサの下部電極層とな
り、誘電体層を担持するCu(10μm)−Ni(1μ
m)メッキ層28を形成する。そして、図2(G)に示
すように、レジスト24を除去した後、Cu−Niメッ
キ層の直下以外の部分のCu層22を除去し、Ti層2
0のみを残す。
【0027】その後、該Cu−Niメッキ層(下部電極
層)28の上に、メタルマスク(図示しない)を用い
て、陽極酸化により誘電体層を形成するためのTaを部
分スパッタリングして図2(H)に示すように、Taス
パッタ層32を形成する。次に、セラミック基板90の
周囲と内側とを電気的に切り離すため、図4に示すセラ
ミック基板90の平面図のように、エッチングにより基
板周囲を枠状にエッチングする。図中で網線で示す90
A部は、エッチングによりTi層20が取り除かれ、セ
ラミック基板90の表面が露出している部分を示してい
る。このエッチングも露光・現像により行う。
層)28の上に、メタルマスク(図示しない)を用い
て、陽極酸化により誘電体層を形成するためのTaを部
分スパッタリングして図2(H)に示すように、Taス
パッタ層32を形成する。次に、セラミック基板90の
周囲と内側とを電気的に切り離すため、図4に示すセラ
ミック基板90の平面図のように、エッチングにより基
板周囲を枠状にエッチングする。図中で網線で示す90
A部は、エッチングによりTi層20が取り除かれ、セ
ラミック基板90の表面が露出している部分を示してい
る。このエッチングも露光・現像により行う。
【0028】引き続き、レジスト層36を塗布した後、
図2(I)に示すようにTaスパッタ層32の上に陽極
酸化時の窓となる開口部36Aを露光により形成する。
なお、ここで、図4(A)に示すセラミック基板90に
該レジスト層36が塗布さそれた後のB−B断面を図4
(B)に示す。
図2(I)に示すようにTaスパッタ層32の上に陽極
酸化時の窓となる開口部36Aを露光により形成する。
なお、ここで、図4(A)に示すセラミック基板90に
該レジスト層36が塗布さそれた後のB−B断面を図4
(B)に示す。
【0029】この後、クエン酸0.01%程度の化成処
理液中にセラミック基板90を浸漬し、Taスパッタ層
32側がプラスとなるように、電位をTiスパッタ層2
0を介して印加し、マスキング36の開口部36Aから
露出しているTa層32のうち所定の厚さだけ陽極酸化
して酸化タンタル(TaO,Ta2 O5 )に変化させ、
図2(J)に示すように誘電体層32aを形成する。
理液中にセラミック基板90を浸漬し、Taスパッタ層
32側がプラスとなるように、電位をTiスパッタ層2
0を介して印加し、マスキング36の開口部36Aから
露出しているTa層32のうち所定の厚さだけ陽極酸化
して酸化タンタル(TaO,Ta2 O5 )に変化させ、
図2(J)に示すように誘電体層32aを形成する。
【0030】この陽極酸化の際の電流−電圧制御のプロ
ファイルについて、図5(A)を参照して説明する。な
お、このプロファイルは、所望の厚みに誘電体層32a
を形成できるよう、実験を行った結果に基づき作成され
ている。まず、電流を一定にして化成処理を開始する。
当初は、誘電体層の膜厚が薄く抵抗値が低いため、電圧
は低い値であるが、時間に経過に伴い誘電体層の膜厚が
厚くなり抵抗値が上がるため電圧は徐々に高くなる。
ファイルについて、図5(A)を参照して説明する。な
お、このプロファイルは、所望の厚みに誘電体層32a
を形成できるよう、実験を行った結果に基づき作成され
ている。まず、電流を一定にして化成処理を開始する。
当初は、誘電体層の膜厚が薄く抵抗値が低いため、電圧
は低い値であるが、時間に経過に伴い誘電体層の膜厚が
厚くなり抵抗値が上がるため電圧は徐々に高くなる。
【0031】所定量の電流を流した後、電流一定の制御
から電圧一定の制御に切り換える。これは、電圧を印加
する電源装置の最大許容電圧よりも電圧を低く保つため
と、塗布した図2(I)に示すマスキング36の絶縁耐
圧以下に電圧を抑えるためである。この電圧一定制御を
続けると、誘電体層32aの膜厚が増すのに従い、電流
量が徐々に低下していき、設定量の電流を流して通電を
停止した時点には、所望の厚さに誘電体層32aが形成
されている。
から電圧一定の制御に切り換える。これは、電圧を印加
する電源装置の最大許容電圧よりも電圧を低く保つため
と、塗布した図2(I)に示すマスキング36の絶縁耐
圧以下に電圧を抑えるためである。この電圧一定制御を
続けると、誘電体層32aの膜厚が増すのに従い、電流
量が徐々に低下していき、設定量の電流を流して通電を
停止した時点には、所望の厚さに誘電体層32aが形成
されている。
【0032】その後、図3(K)に示すようにマスキン
グ36を除去した後、図3(L)に示すように、誘電体
層32aの上にTi層40及びCu層42をスパッタリ
ングにより設け、更に、上部電極層として、メッキによ
りCu層44、Ni層46、Au層48を設け、不要部
分のTi層20をエッチングすることで、薄膜キャパシ
タ(コンデンサ)を完成する。
グ36を除去した後、図3(L)に示すように、誘電体
層32aの上にTi層40及びCu層42をスパッタリ
ングにより設け、更に、上部電極層として、メッキによ
りCu層44、Ni層46、Au層48を設け、不要部
分のTi層20をエッチングすることで、薄膜キャパシ
タ(コンデンサ)を完成する。
【0033】その後、図3(M)に示すように、セラミ
ック基板90の表面と裏面とからスパッタリングに行う
ことにより、キャスタレーション用貫通孔14内にTi
層41及びCu層43を設ける。次いで、該キャスタレ
ーション用貫通孔14内のCu層43の上に、メッキに
よってCu層45、Ni層47、Au層49を設ける。
なお、詳細な説明を省略するが、コンデンサと共に、公
知の技術により抵抗、及び、配線を取り回すことにより
インダクタンスを構成する。この後、図7を参照して上
述した切断線Cに沿って、上記コンデンサ、抵抗、イン
ダクタンスの形成されたセラミック基板90を切断する
ことにより、図6に示すようなセラミック配線板10を
6ピース完成する。
ック基板90の表面と裏面とからスパッタリングに行う
ことにより、キャスタレーション用貫通孔14内にTi
層41及びCu層43を設ける。次いで、該キャスタレ
ーション用貫通孔14内のCu層43の上に、メッキに
よってCu層45、Ni層47、Au層49を設ける。
なお、詳細な説明を省略するが、コンデンサと共に、公
知の技術により抵抗、及び、配線を取り回すことにより
インダクタンスを構成する。この後、図7を参照して上
述した切断線Cに沿って、上記コンデンサ、抵抗、イン
ダクタンスの形成されたセラミック基板90を切断する
ことにより、図6に示すようなセラミック配線板10を
6ピース完成する。
【0034】図6(A)はセラミック配線板10の上面
の斜視図であり、図6(B)は裏面の斜視図である。該
セラミック配線板10の上面には、集積回路50と、上
述した方法にて形成されたコンデンサ52と、公知の技
術により形成された抵抗54と、配線を取り回すことに
より形成されたインダクタンス56とが配置され、これ
ら素子は、シールキャップ60により封止される。この
セラミック配線板10の外周には、キャスタレーション
貫通孔14を2分割することで形成された信号端子を構
成するキャスタレーション12A、グランド端子を構成
するキャスタレーション12Bとが形成されている。な
お、該セラミック配線板10は、このセラミック配線板
10を載置する配線基板に対して、図7を参照して上述
したように、該キャスタレーション12A、12Bに半
田付けすることにより固定されると共に、電気的な接続
が取られる。なお、電気接続は、該キャスタレーション
12A、12Bの他に、上記記述においては説明を省略
したビアホール58にて行われる。
の斜視図であり、図6(B)は裏面の斜視図である。該
セラミック配線板10の上面には、集積回路50と、上
述した方法にて形成されたコンデンサ52と、公知の技
術により形成された抵抗54と、配線を取り回すことに
より形成されたインダクタンス56とが配置され、これ
ら素子は、シールキャップ60により封止される。この
セラミック配線板10の外周には、キャスタレーション
貫通孔14を2分割することで形成された信号端子を構
成するキャスタレーション12A、グランド端子を構成
するキャスタレーション12Bとが形成されている。な
お、該セラミック配線板10は、このセラミック配線板
10を載置する配線基板に対して、図7を参照して上述
したように、該キャスタレーション12A、12Bに半
田付けすることにより固定されると共に、電気的な接続
が取られる。なお、電気接続は、該キャスタレーション
12A、12Bの他に、上記記述においては説明を省略
したビアホール58にて行われる。
【0035】図9を参照して上述したように、従来技術
の陽極酸化法では、図9(A)に示すようセラミック基
板90の全面にメッキ用下地層を形成した際に、キャス
タレーション用貫通孔14内に端部Ti層120a及び
Cu層122aが形成されていため、Ta層の下層の導
電層(Cu−Ni層)128をメッキにより形成する際
に、図9(C)を参照して上述したように該キャスタレ
ーション用貫通孔14内に回り込んだ端部Ti層120
a及びCu層122aにメッキ176が形成される。こ
のメッキ176を残したまま、キャスタレーション12
A、12Bを形成するために、キャスタレーション用貫
通孔14にTi−Cu等のスパッタリング、及び、Cu
−Ni−Au等のメッキが施すと、該メッキ176上に
スパッタ層及びメッキ層を形成することとなり、これら
スパッタ層及びメッキ層がセラミック基板90に対して
予定された固着強度が取れなくなっていた。
の陽極酸化法では、図9(A)に示すようセラミック基
板90の全面にメッキ用下地層を形成した際に、キャス
タレーション用貫通孔14内に端部Ti層120a及び
Cu層122aが形成されていため、Ta層の下層の導
電層(Cu−Ni層)128をメッキにより形成する際
に、図9(C)を参照して上述したように該キャスタレ
ーション用貫通孔14内に回り込んだ端部Ti層120
a及びCu層122aにメッキ176が形成される。こ
のメッキ176を残したまま、キャスタレーション12
A、12Bを形成するために、キャスタレーション用貫
通孔14にTi−Cu等のスパッタリング、及び、Cu
−Ni−Au等のメッキが施すと、該メッキ176上に
スパッタ層及びメッキ層を形成することとなり、これら
スパッタ層及びメッキ層がセラミック基板90に対して
予定された固着強度が取れなくなっていた。
【0036】これに対して本実施態様では、図1(B)
を参照して上述したように、キャスタレーション用貫通
孔14の周囲のメッキ下地層(Ti層20、Cu層2
2)をエッチングにより取り除いているため、Ta層の
下層の下部電極層(Cu−Ni層)28を形成する際
に、該キャスタレーション用貫通孔14内にメッキが形
成されることがない。このため、該キャスタレーション
用貫通孔において、セラミック基板90の表面に対し
て、上記スパッタリングによるTi層41及び−Cu層
43、及び、メッキによるCu層45、Ni層47、A
u層49が強固に固着されている。このため、上述した
ように、このセラミック配線板10を載置する配線基板
に対して、該キャスタレーション12A、12BのTi
層41及び−Cu層43、及び、Cu層45、Ni層4
7、Au層49を介して半田付けすることにより、強固
に固定することができる。
を参照して上述したように、キャスタレーション用貫通
孔14の周囲のメッキ下地層(Ti層20、Cu層2
2)をエッチングにより取り除いているため、Ta層の
下層の下部電極層(Cu−Ni層)28を形成する際
に、該キャスタレーション用貫通孔14内にメッキが形
成されることがない。このため、該キャスタレーション
用貫通孔において、セラミック基板90の表面に対し
て、上記スパッタリングによるTi層41及び−Cu層
43、及び、メッキによるCu層45、Ni層47、A
u層49が強固に固着されている。このため、上述した
ように、このセラミック配線板10を載置する配線基板
に対して、該キャスタレーション12A、12BのTi
層41及び−Cu層43、及び、Cu層45、Ni層4
7、Au層49を介して半田付けすることにより、強固
に固定することができる。
【0037】また、この実施態様では、従来技術の方法
と異なり、陽極酸化の際にキャスタレーション用貫通孔
にマスキングを施す必要がない。また、エッチングによ
りキャスタレーション用貫通孔の回りのメッキ用下地層
を除去するため、該下地層が完全に除かれているかを目
視により確認できる。従って、キャスタレーション用貫
通孔からの漏れ電流が発生せず、誘電体膜32aを、図
5(A)を参照して上述したプロファイルに従い正確な
厚さに形成できるため、コンデンサを予定の容量値に製
造することができる。
と異なり、陽極酸化の際にキャスタレーション用貫通孔
にマスキングを施す必要がない。また、エッチングによ
りキャスタレーション用貫通孔の回りのメッキ用下地層
を除去するため、該下地層が完全に除かれているかを目
視により確認できる。従って、キャスタレーション用貫
通孔からの漏れ電流が発生せず、誘電体膜32aを、図
5(A)を参照して上述したプロファイルに従い正確な
厚さに形成できるため、コンデンサを予定の容量値に製
造することができる。
【0038】即ち、キャスタレーション用貫通孔からの
漏れ電流があった場合には、図5(A)を参照して上述
したプロファイルに従い電流を流すと、図5(B)示す
ように電流が流れる。図5(B)に示のように電流一定
処理において、化成処理が進んで印加電圧が大きくなる
ほど、マスキングの絶縁破壊が進み、漏れ電流は大きく
なる。また、漏れ電流のある分だけ早く一定電圧制御に
移行する。ここで、一定電圧制御においては、漏れ電流
が電圧を一定にすることにより一定の値となるため、電
流は該一定値に漸近する。この結果、図中に斜線に示す
漏れ電流は、化成処理に寄与しないので、誘電体膜32
aの膜厚が薄くなり、コンデンサの容量を予め設定され
た値に製造することができなくなるが、上述したように
本実施態様においては、漏れ電流が発生することがなく
なる。なお、上記実施例においては、セラミック基板9
0にキャスタレーション用貫通孔14を設けた場合につ
いて説明したが、貫通孔としてはその他電子部品のリー
ドを挿入するためなどに使用するスルーホール等を設け
る場合であっても良いことは明らかである。
漏れ電流があった場合には、図5(A)を参照して上述
したプロファイルに従い電流を流すと、図5(B)示す
ように電流が流れる。図5(B)に示のように電流一定
処理において、化成処理が進んで印加電圧が大きくなる
ほど、マスキングの絶縁破壊が進み、漏れ電流は大きく
なる。また、漏れ電流のある分だけ早く一定電圧制御に
移行する。ここで、一定電圧制御においては、漏れ電流
が電圧を一定にすることにより一定の値となるため、電
流は該一定値に漸近する。この結果、図中に斜線に示す
漏れ電流は、化成処理に寄与しないので、誘電体膜32
aの膜厚が薄くなり、コンデンサの容量を予め設定され
た値に製造することができなくなるが、上述したように
本実施態様においては、漏れ電流が発生することがなく
なる。なお、上記実施例においては、セラミック基板9
0にキャスタレーション用貫通孔14を設けた場合につ
いて説明したが、貫通孔としてはその他電子部品のリー
ドを挿入するためなどに使用するスルーホール等を設け
る場合であっても良いことは明らかである。
【0039】また、セラミック基板の表面に貫通孔の
他、例えば、キャップを封止するためのリングを設ける
等によって凸部が形成されている場合にも、この凸部の
側面部に、Ti−Cu等のスパッタ層が形成され、同様
な問題が生ずるが、本発明によれば、同様に解決するこ
とができる。
他、例えば、キャップを封止するためのリングを設ける
等によって凸部が形成されている場合にも、この凸部の
側面部に、Ti−Cu等のスパッタ層が形成され、同様
な問題が生ずるが、本発明によれば、同様に解決するこ
とができる。
【0040】更に、例えば半導体チップを収容する等の
ために、セラミック基板の表面に凹部を設ける場合もあ
る。このような場合にも凹部の側面部にTi−Cu等の
スパッタ層が形成されるが、同様にして本発明により解
決することができる。従って、本発明は、基板表面に貫
通孔を有する場合の他、凸部や凸部を有する場合にも適
用できる。
ために、セラミック基板の表面に凹部を設ける場合もあ
る。このような場合にも凹部の側面部にTi−Cu等の
スパッタ層が形成されるが、同様にして本発明により解
決することができる。従って、本発明は、基板表面に貫
通孔を有する場合の他、凸部や凸部を有する場合にも適
用できる。
【0041】なお、上述した実施態様のセラミック基板
90を構成するセラミックとしては、アルミナを主成分
とするセラミックの他、AlN、ガラスセラミック、S
iC、ムライト、ガラスセラミック等、種々のセラミッ
ク材料を採用することができる。また、メッキ下地層下
部電極層、上部電極層等を形成する金属としては、セラ
ミック材料や特性に応じて適宜選択することができる。
また、Ti−Cu等のメッキ下地層は、スパッタリング
の他蒸着、イオンプレーティング等によって形成しても
良い。陽極化成処理により誘電体となる物質として、T
aを使用した例を示したが、その他、Ti、Al、窒化
タンタル(Ta:N)などが挙げられる。
90を構成するセラミックとしては、アルミナを主成分
とするセラミックの他、AlN、ガラスセラミック、S
iC、ムライト、ガラスセラミック等、種々のセラミッ
ク材料を採用することができる。また、メッキ下地層下
部電極層、上部電極層等を形成する金属としては、セラ
ミック材料や特性に応じて適宜選択することができる。
また、Ti−Cu等のメッキ下地層は、スパッタリング
の他蒸着、イオンプレーティング等によって形成しても
良い。陽極化成処理により誘電体となる物質として、T
aを使用した例を示したが、その他、Ti、Al、窒化
タンタル(Ta:N)などが挙げられる。
【0042】
【効果】以上記述したように本発明のセラミック配線板
の形成方法においては、少なくともセラミック基板の凸
部側面部、凹部側面部、または貫通孔内のメッキ下地層
を予め除去しておくため、これらの側面部や貫通孔内に
メッキが行われることがない。従って、陽極化成処理に
より誘電体層を形成するにあたり、凸部や凹部の側面部
や貫通孔をマスキングする必要がなく、また、もれ電流
が発生しないため、誘電体層を正確な厚みに形成するこ
とができる。また、貫通孔がキャスタレーション用貫通
孔である場合にも、メッキ用の下地層を予め除去してお
くため、キャスタレーション用貫通孔内にメッキが行わ
れることがない。このため、電流を流して誘電体層を陽
極化成処理により形成する際に、該キャスタレーション
用貫通孔をマスキングする必要がなく、また、漏れ電流
が発生しないため該誘電体層を正確な厚みに形成するこ
とができる。また、キャスタレーション用貫通孔の周囲
のメッキ用の下地層を除去してあるため、キャスタレー
ションを半田付けすることによりセラミック配線板を基
板に固定した際に、該セラミック配線板を強固に固定す
ることができる。
の形成方法においては、少なくともセラミック基板の凸
部側面部、凹部側面部、または貫通孔内のメッキ下地層
を予め除去しておくため、これらの側面部や貫通孔内に
メッキが行われることがない。従って、陽極化成処理に
より誘電体層を形成するにあたり、凸部や凹部の側面部
や貫通孔をマスキングする必要がなく、また、もれ電流
が発生しないため、誘電体層を正確な厚みに形成するこ
とができる。また、貫通孔がキャスタレーション用貫通
孔である場合にも、メッキ用の下地層を予め除去してお
くため、キャスタレーション用貫通孔内にメッキが行わ
れることがない。このため、電流を流して誘電体層を陽
極化成処理により形成する際に、該キャスタレーション
用貫通孔をマスキングする必要がなく、また、漏れ電流
が発生しないため該誘電体層を正確な厚みに形成するこ
とができる。また、キャスタレーション用貫通孔の周囲
のメッキ用の下地層を除去してあるため、キャスタレー
ションを半田付けすることによりセラミック配線板を基
板に固定した際に、該セラミック配線板を強固に固定す
ることができる。
【図1】本発明の1実施態様に係るセラミック配線板の
形成方法における各製造工程を示す工程図である。
形成方法における各製造工程を示す工程図である。
【図2】実施態様に係るセラミック配線板の形成方法に
おける各製造工程を示す工程図である。
おける各製造工程を示す工程図である。
【図3】実施態様に係るセラミック配線板の形成方法に
おける各製造工程を示す工程図である。
おける各製造工程を示す工程図である。
【図4】図4(A)はセラミック基板の平面図であり、
図4(B)はB−B断面図である。
図4(B)はB−B断面図である。
【図5】セラミック配線板の陽極酸化時の電圧−電流の
プロファイルに従う電流量を示すグラフであって、図5
(A)は漏れ電流が無い場合を、図5(B)は漏れ電流
が有る場合を示すグラフである。
プロファイルに従う電流量を示すグラフであって、図5
(A)は漏れ電流が無い場合を、図5(B)は漏れ電流
が有る場合を示すグラフである。
【図6】図6(A)は、セラミック配線板の上面側の斜
視図であり、図6(B)は裏面側の斜視図である。
視図であり、図6(B)は裏面側の斜視図である。
【図7】セラミック配線板が配線基板上に固定された状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図8】セラミック基板の平面図である。
【図9】従来技術に係るセラミック配線板の形成方法に
おける各製造工程を示す工程図である。
おける各製造工程を示す工程図である。
10 セラミック配線板 12 Ti層 14 Cu層 28 Cu−Niメッキ層 32 Taスパッタ層 32a 誘電体層 36 マスキング 36A 開口部 90 セラミック基板
Claims (2)
- 【請求項1】 基板表面に凸部、凹部および貫通孔の少
なくともいずれかを有するセラミック基板の該表面にメ
ッキ下地装置を配設する工程と、 少なくとも該凸部の側面部、凹部の側面部または貫通孔
の内に配設された該メッキ下地層を除去する工程と、 該メッキ用下地層上の所定位置に電解メッキにより下部
電極層を形成する工程と、 該下部電極層の上に陽極化成処理により誘電体となる物
質の薄膜層を配設する工程と、 該薄膜層の所定部位を開口部とするマスキング層を形成
する工程と、 該メッキ下地層を介して電流を流し、該マスキング層の
該開口部から露出した該薄膜層の少なくとも一部を陽極
化成処理により誘電体層とする工程と、 を有することを特徴とするセラミック配線板の形成方
法。 - 【請求項2】 前記貫通孔がキャスタレーション用貫通
孔であり、 前記セラミック基板が該キャスタレーション用貫通孔の
穿設されたセラミック基板であることを特徴とする請求
項1に記載のセラミック配線板の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08737396A JP3704196B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | セラミック配線板の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08737396A JP3704196B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | セラミック配線板の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09252172A true JPH09252172A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3704196B2 JP3704196B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=13913101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08737396A Expired - Fee Related JP3704196B2 (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | セラミック配線板の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3704196B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100619367B1 (ko) * | 2004-08-26 | 2006-09-08 | 삼성전기주식회사 | 고유전율을 갖는 커패시터를 내장한 인쇄회로기판 및 그제조 방법 |
| KR100735339B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2007-07-04 | 삼성전기주식회사 | 박막 캐패시터 내장형 배선 기판의 제조방법 |
| KR100878414B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2009-01-13 | 삼성전기주식회사 | 캐패시터 내장형 인쇄회로기판 및 제조방법 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP08737396A patent/JP3704196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100619367B1 (ko) * | 2004-08-26 | 2006-09-08 | 삼성전기주식회사 | 고유전율을 갖는 커패시터를 내장한 인쇄회로기판 및 그제조 방법 |
| KR100878414B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2009-01-13 | 삼성전기주식회사 | 캐패시터 내장형 인쇄회로기판 및 제조방법 |
| KR100735339B1 (ko) * | 2006-12-29 | 2007-07-04 | 삼성전기주식회사 | 박막 캐패시터 내장형 배선 기판의 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3704196B2 (ja) | 2005-10-05 |
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