JPH09254182A - リブを持つノルボルネン系モノマーの反応射出成形体 - Google Patents

リブを持つノルボルネン系モノマーの反応射出成形体

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JPH09254182A
JPH09254182A JP6867396A JP6867396A JPH09254182A JP H09254182 A JPH09254182 A JP H09254182A JP 6867396 A JP6867396 A JP 6867396A JP 6867396 A JP6867396 A JP 6867396A JP H09254182 A JPH09254182 A JP H09254182A
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JP
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rib
molded body
norbornene
ribs
reaction injection
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JP6867396A
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Masahiro Funaki
正博 舟木
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リブにボイドによる割れなどが発生し難く、
高強度で、きれいな外観を有する高品質のノルボルネン
系モノマーの反応射出成形体のリブを提供すること。 【解決手段】 リブの稜線と成形体の第1面との交点で
ある第1立ち上がり点と、リブの稜線と成形体の第2面
との交点である第2立ち上がり点とを結ぶ直線に対し
て、前記リブの稜線が内側に窪むように成形してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リブを持つノルボ
ルネン系モノマーの反応射出成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート成形体や金属成形体は、重
いことおよび切削加工が困難であることなどの欠点を有
することから、近年では、従来金属またはコンクリート
で成形していた成形体を合成樹脂で成形しようとする試
みが盛んである。
【0003】特にノルボルネン系モノマーの反応射出成
形体(RIM)は、耐衝撃性に優れ、しかも大型成形体
の成形が容易であることから、多方面の技術分野におい
て用いられることが検討されている。このようなRIM
成形体においては、特に大型の組立体を成形する場合
や、RIM成形体から成る部材を他の部材に取り付ける
場合に、RIM成形体から成る部材にフランジを設け、
そのフランジをボルト・ナットまたは接着剤で他の部材
に取り付ける場合がある。
【0004】その場合に、フランジの強度が問題となる
ことがある。たとえばフランジを有するRIM成形体を
移送する際に、フランジの部分を利用して成形体を引き
上げることがあるが、その際に、成形体の重量にもよる
が、フランジの部分に割れが生じるおそれがあった。
【0005】このような問題点を解決するために、フラ
ンジの基部に単純三角状のリブを設けて、フランジの補
強を図ることが検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
単純三角状のリブでは、RIM成形後の成形体のリブの
部分にボイドが発生して、リブの破断の原因となること
がある。また、ボイドがあると、成形体の外観不良とな
り、成形体の品質が低下する。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、リブにボイドによる割れなどが発生し難く、高強度
で、きれいな外観を有する高品質のリブを持つノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形体を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るリブを持つノルボルネン系モノマーの
反応射出成形体は、リブの稜線と成形体の第1面との交
点である第1立ち上がり点と、リブの稜線と成形体の第
2面との交点である第2立ち上がり点とを結ぶ直線に対
して、前記リブの稜線が内側に窪むように成形してある
ことを特徴とする。 リブが形成される成形体の厚さ
は、好ましくは2mm以上、さらに好ましくは2.5mm以
上、特に好ましくは3mm以上である。薄すぎると、成形
体として十分な強度が得られないおそれがある。また、
成形体の厚さの上限は、好ましくは30mm以下、より好
ましくは20mm以下、特に好ましくは15mm以下であ
る。厚すぎると、リブを持つ成形体の製造が困難にな
る。
【0009】リブが形成される成形体の第1面と第2面
とは、通常、平面であることが好ましいが、曲面であっ
ても良い。これら第1面と第2面とが接する部分は、曲
面であることが好ましい。成形性を良好にするためであ
る。本発明に係るリブの稜線(リブの縦断面でリブの頂
点を結んだ線)は、内側に窪むような形状にするため
に、少なくとも二つの直線が交差するような形状、ある
いは曲線形状である。リブの稜線を、直線が交差するよ
うな形状で構成する場合には、直線の交差部は、曲線で
結ぶことが好ましい。また、稜線と第1面との交点であ
る第1立ち上がり点の近くの稜線は、滑らかな曲線であ
ることが好ましい。第2立ち上がり点の近くの稜線も同
様である。成形性を良好にするためである。なお、本発
明において、リブの縦断面とは、第1面および第2面の
双方に略垂直な面であって、リブの稜線を通る面であ
る。
【0010】リブの横断面形状は、山形状であることが
好ましい。山の頂部は凸状曲線形状であり、山の裾部は
凹状曲線形状であることが好ましい。なお、リブの横断
面とは、リブの長手(縦)方向に垂直で、第1面または
第2面に垂直な面でリブを切断した断面である。
【0011】本発明に係るリブを有する成形体は、ノル
ボルネン系モノマーの反応射出成形体で構成されるため
に、耐衝撃性に優れている。また、本発明に係るリブを
成形体のフランジの部分に形成することで、その部分の
強度が向上し、フランジの部分に外力が作用しても、そ
の部分が破損するおそれが少ない。
【0012】また、本発明では、リブを上記のような形
状とすることで、ボイドによる割れなどが発生し難く、
高強度で、きれいな外観を有する高品質のリブを形成す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリブを持つノ
ルボルネン系モノマーの反応射出成形体を、図面に示す
実施形態に基づき、詳細に説明する。第1実施形態 図1は本発明の一実施形態に係るノルボルネン系モノマ
ーの反応射出成形体のリブの縦断面寸法関係を示す概略
図、図2はそのリブの斜視図である。
【0014】図1,2に示すように、本実施形態では、
ノルボルネン系モノマーの反応射出成形体2の一部に、
フランジ4を一体成形し、フランジ4の外表面である第
1面6と成形体2の外表面である第2面8との交差部
に、リブ10が一体に成形してある。
【0015】リブ10の頂点を結ぶ線である稜線12
は、図1,2に示すように、第1面6および第2面8に
対して略垂直な面に含まれるように形成してある。この
稜線12は、本実施形態では、実質的には、二つの直線
bd,b’dで構成される。この稜線12は、第1面6
と稜線12との交点である第1立ち上がり点bと、第2
面8と稜線12との交点である第2立ち上がり点b’と
を結ぶ直線bb’よりも内側に窪んだ形状をしている。
【0016】リブ10が形成される成形体2の厚さt1
は、好ましくは2mm以上、さらに好ましくは2.5mm以
上、特に好ましくは3mm以上である。薄すぎると、成形
体2として十分な強度が得られないおそれがある。ま
た、成形体の厚さの上限は、好ましくは30mm以下、よ
り好ましくは20mm以下、特に好ましくは15mm以下で
ある。厚すぎると、リブを持つ成形体の製造が困難にな
る。t2 は厚さt1 より厚めが好ましい。たとえば、t
2 =t1 +2mmが好ましい。
【0017】図1では、図示の便宜から、第1面6と第
2面8との交差部aが角ばっているが、実際の成形体で
は、図3に示すように、丸みを持たせることが好まし
い。また、リブ10の稜線12を構成する二つの直線b
d,b’dの交差部dは、図1では図示の便宜から角張
って示してあるが、実際の成形体では、図3に示すよう
に、凹状曲線とすることが好ましい。また、稜線12と
第1面6との交点である第1立ち上がり点bの近くの稜
線は、図3に示すように、滑らかな曲線であることが好
ましい。図1に示す第2立ち上がり点b’の近くの稜線
12も同様である。成形性を良好にするためである。
【0018】本実施形態では、図1に示すように、リブ
10の稜線12を構成する二つの直線bd,b’dの交
点dから第1面6へ下ろした垂線との交点をcとし、交
点dから第2面8へ下ろした垂線との交点をc’とし、
交点dから直線bb’へ下ろした垂線との交点をeと
し、交点aから直線bb’へ下ろした垂線との交点をf
とする。また、直線acの長さをlとし、直線abの長
さをLとし、直線ac’の長さをl’とし、直線ab’
の長さをL’とした場合に、次に示す関係にあることが
好ましい。
【0019】すなわち、L/lおよびL’/l’が、好
ましくは1.5以上、さらに好ましくは2以上、特に好
ましくは2.5以上である。これらのL/lおよびL’
/l’の上限は、好ましくは10以下、さらに好ましく
は8以下、特に好ましくは7以下である。これらの値が
小さすぎると、リブ10の補強効果が小さく、しかもボ
イドが発生し易くなる。また、大きすぎる場合には、十
分な補強効果を有するリブとならない。
【0020】また、h/H(交点dの凹み比)は、好ま
しくは0.20以上、さらに好ましくは0.30以上、
特に好ましくは0.40以上である。この上限は、好ま
しくは0.90以下、さらに好ましくは0.85以下、
特に好ましくは0.80以下である。この値が小さすぎ
ると、十分な補強効果を有するリブと成らず、大きすぎ
るとボイドが発生するおそれがあると共に、材料の無駄
にもなる。
【0021】また、図2に示すように、フランジの幅W
とした場合には、L/Wは、好ましくは0.1以上、さ
らに好ましくは0.2以上、特に好ましくは0.3以上
である。この上限は、好ましくは0.9以下、さらに好
ましくは0.7以下、特に好ましくは0.5以下であ
る。この値が小さすぎると、十分な補強効果を有するリ
ブと成らず、大きすぎると、ボルト・ナットの取付の邪
魔になると共に、材料の無駄になる。
【0022】本実施形態において、リブ10の横断面
は、図4に示すように、山形状であることが好ましい。
山の頂部は凸状曲線形状であり、山の裾部は、図5に示
すように、凹状曲線形状であることが好ましい。なお、
リブ10の横断面とは、リブ10の長手(縦)方向に垂
直で、第1面6または第2面8に垂直な面でリブ10を
切断した断面である。図5において、山形のリブ10の
頂点が稜線12と交差する。
【0023】リブ10の横断面において、リブ10の裾
部の幅t3 を、リブ10の裾部の両側の立ち上がり点g
(図5参照)間の距離と定義し、リブ10の中腹部の幅
を、リブ10の頂点から第1面6または第2面8へ下ろ
した垂線hxの中点でのリブ幅T4 として定義する。本
実施形態では、下記の関係が成り立つことが好ましい。
【0024】すなわち、t4 /t3 が、好ましくは0.
52以上、さらに好ましくは0.54以上、特に好まし
くは0.55以上である。また、t4 /t3 の上限は、
好ましくは0.80以下、さらに好ましくは0.75以
下、特に好ましくは0.70以下である。この値が小さ
すぎると、リブの稜線12近くにボイドが生じ易く、こ
の値が大きすぎると、リブの裾部近くにボイドが生じ易
くなる。
【0025】本実施形態に係るノルボルネン系モノマー
の反応射出成形体のリブ10においては、フランジ4お
よびリブ10を含む成形体2の角部には適度な曲率半径
を持たせることが好ましい。たとえば角部においては、
好ましくは0.5mm以上の曲率半径、より好ましくは1
mm以上の曲率半径、特に好ましくは2mm以上の曲率半径
を有することが好ましい。すなわち、この成形体2を成
形するための金型の内面は、半径が好ましくは0.5m
m、より好ましくは1mm、特に好ましくは2mmの球を転
がした場合に、この球と接触しない部分がないような形
状であることが望ましい。なぜなら、このような球が接
触しない部分がある場合には、成形材料の充填が困難で
あり、成形体にボイドが発生するおそれがあるからであ
る。
【0026】本実施形態のフランジ4およびリブ10を
持つ成形体2は、反応射出成形法(RIM)によって得
られるポリノルボルネン系樹脂で構成される。特に、エ
ラストマーで改質されたノルボルネン系モノマーの開環
重合体で構成されたものが好ましい。
【0027】エラストマーとしては、例えば、ポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、ス
チレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SB
S)、ポリイソプレン、スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体(SIS)、エチレン−プロピレン
−ジエンターポリマー(EPT)などを挙げることがで
きる。
【0028】エラストマーの配合割合は、ノルボルネン
系モノマー100重量部に対して、1〜20重量部、好
ましくは2〜15重量部である。エラストマーの配合割
合が少ないと、可撓性が低下する。逆に、エラストマー
の配合割合が多すぎると、ガラス転移温度が低下し、か
つ、強度が低下するので好ましくない。
【0029】モノマーは、ジシクロペンタジエンやジヒ
ドロジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセン、ト
リシクロペンタジエン等のノルボルネン環を有するシク
ロオレフィンである。メタセシス触媒は、六塩化タング
ステン、トリドデシルアンモニウムモリブデート、トリ
(トリデシル)アンモニウムモリブデート等のモリブデ
ン酸有機アンモニウム塩等のノルボルネン系モノマーの
塊状重合用触媒として公知のメタセシス触媒であれば特
に制限はないが、モリブデン酸有機アンモニウム塩が特
に好ましい。
【0030】活性剤(共触媒)としては、エチルアルミ
ニウムジクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等の
アルキルアルミニウムハライド、これらのアルコキシア
ルキルアルミニウムハライド、有機スズ化合物等が挙げ
られる。反応射出成形の前準備として、ノルボルネン系
モノマー、メタセシス触媒および活性剤を主材とする反
応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセシ
ス触媒とよりなる液と、前記のノルボルネン系モノマー
と活性剤とよりなる液との安定な2液に分けて別の容器
に入れておく。反応射出成形に際しては、この2液を混
合し、次いで、この混合液を、金型のキャビティ内に注
入し、キャビティ内で塊状重合して、成形体2を得る。
【0031】反応射出成形に用いる金型は、必ずしも剛
性の高い高価な金型である必要はなく、金属製金型に限
らず、樹脂製金型、または単なる型枠を用いることがで
きる。ノルボルネン系樹脂の反応射出成形は、低粘度の
反応液を用い、比較的低温低圧で成形できるためであ
る。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に用いる
成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯蔵し、
かつ操作することが好ましい。
【0032】金型温度は、好ましくは、10〜150
℃、より好ましくは、30〜120℃、さらに好ましく
は、50〜100℃である。金型圧力は通常0.1〜1
00Kg/cm2 の範囲である。重合時間は、適宜選択
すればよいが、通常、反応液の注入終了後、30秒〜2
0分、好ましくは、5分以下である。
【0033】本発明に係る成形体2は、反応射出成形法
により得られるポリノルボルネン系樹脂で構成してある
ので、リブ10を一体成形し易く、しかも比較的大型の
成形体2を容易に成形することができる。また、ポリノ
ルボルネン系樹脂は、比剛性は低いが比強度は高いとい
う材料的特徴を利用して、成形体2として必要とされる
十分な耐圧を有することができる。
【0034】本実施形態に係るフランジを持つノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形体2では、リブ10によ
る補強効果のために、フランジ4の部分に外力が作用し
ても、その部分が破損するおそれが少ない。したがっ
て、この成形体2の搬送時にフランジ6に外力が作用し
ても、このフランジ6が破損することもない。
【0035】また、本実施形態では、リブ10が前述し
た形状を有するために、このリブ10の部分にボイドに
よる割れなどが発生し難く、高強度で、きれいな外観を
有する高品質のリブを形成することができる。また、フ
ランジ4にリブ10を成形することで、フランジ4の合
わせ面20(図2参照)が平滑になるので、このフラン
ジ4の合わせ面20を他の部材に接触させて成形体2を
他の部材に接合する際に、このフランジ4の部分の密封
性も良好に保持される。
【0036】第2実施形態 本実施形態では、図6に示すように、リブ10aの稜線
12aを、実質的に3つ以上の直線で構成してある。本
実施形態のその他の構成は、前記第1実施形態の場合と
同様であり、同様な作用効果を奏する。
【0037】なお、本発明では、リブの稜線は、すべて
凹状曲線で構成しても良い。第3実施形態 本実施形態は、前記第1実施形態のリブ10とフランジ
4を有する成形体2と同様なリブ10とフランジ4とを
有する成形体2a〜2fを組み立てて、浄化槽のケーシ
ングを製作した例である。各成形体2a〜2fのいずれ
かには、必要に応じて、その他のリブ30を形成しても
良い。本実施形態のリブ10を持つ成形体2a〜2fを
組み立てて浄化槽のケーシングを構成すれば、耐圧強度
に優れた比較的大型の浄化槽をきわめて容易に製作する
ことができる。
【0038】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を、さらに具体的な実施例に基
づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。実施例1 図1,2に示すリブ10とフランジ4を持つノルボルネ
ン系モノマーの反応射出成形体2を成形した。
【0040】反応射出成形に際しては、ジシクロペンタ
ジエン(DCP)85%と、非対称型シクロペンタジエ
ン三量体15%を用い、これにスチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体(クレイトン1170、シェ
ル社製)を5%とフェノール系の酸化防止剤であるイル
ガノックス1010(チバガイギー社製)を2%溶解さ
せ、これを2つの容器に入れ、一方にはモノマーに対し
ジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)を40ミリ
モル濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃度、四塩
化ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加した(A
液)。他方には、モノマーに対しトリ(トリデシル)ア
ンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度となるよう
に添加した(B液)。
【0041】このようにして調製されたA液およびB液
を、それぞれギヤーポンプにて1対1の容積比となるよ
うにパワーミキサーに送液し、次いで、金型内に、金型
温度70°Cおよび注入圧力2.0Kg/cm2 以下で
注入した。金型内では3分間の反応を行ない、これらの
一連の操作は、窒素雰囲気下で行った。
【0042】その後、金型より成形体を取り出して、図
1,2に示すリブ10を持つ成形体2を得た。図1,2
に示すように、成形体2の厚さt1 は5mmであり、フラ
ンジ4の厚さt2 は7mmであり、フランジの幅W(図2
参照)は70mmであり、図1に示すリブ10の第1面側
の長さLは、25mmであり、交点dの第1面側の投影長
さlは6mmであり、第2面側のリブの長さL’は、87
mmであり、交点dの第2面側の投影長さl’は13mmで
あり、交点dの凹み比(h/H)は0.68であった。
このようなリブ10が270mmのピッチで形成された成
形体2のフランジ4にワイヤを取り付け、成形体2の全
体を釣り上げたが、フランジ部での破損は生じなかっ
た。
【0043】また、二つの成形体2のフランジ4相互
を、2液ウレタン系接着剤(マイティグリップ、日本合
成ゴム社製)を用いて接着したところ、接着強度は約6
00kgであった。また、二つの成形体2のうち、一方
を上槽とし、他方を下槽とし、それらのフランジ4相互
を、2液ウレタン系接着剤(マイティグリップ、日本合
成ゴム社製)を用いて接着し、さらに、120mm間隔で
ボルトおよびナットで固定し、上槽の中央に穴をあけて
水を満杯に入れて2週間放置したところ、水漏れは認め
られなかった。さらに、180mm間隔でボルトおよびナ
ットで固定した場合にも、同様に水漏れは認められなか
った。
【0044】比較例1 フランジの基端にリブを形成しない以外は、前記実施例
1と同様にして、フランジを持つノルボルネン系モノマ
ーの反応射出成形体を成形した。この比較例1に係る成
形体のフランジの周囲4箇所にワイヤを取り付け、成形
体の全体を釣り上げたところ、フランジに欠けが生じ
た。
【0045】この比較例に係る二つの成形体2のフラン
ジ6相互を、2液ウレタン系接着剤(マイティグリッ
プ、日本合成ゴム社製)を用いて接着したところ、接着
強度は約400kgであった。また、比較例に係る二つ
の成形体2のうち、一方を上槽とし、他方を下槽とし、
それらのフランジ6相互を、2液ウレタン系接着剤(マ
イティグリップ、日本合成ゴム社製)を用いて接着し、
さらに、120mm間隔でボルトおよびナットで固定し、
上槽の中央に穴をあけて水を満杯に入れて2週間放置し
たところ、水漏れは認められなかった。しかしながら、
180mm間隔でボルトおよびナットで固定した場合に
は、5日目で若干の水漏れが認められた。
【0046】比較例2 図1の実線に示す形状ではなく、図1の交点bと交点
b’とを結ぶ直線形状の稜線を有する三角リブを設けた
以外は、実施例1と同様な成形体を製作した。各リブの
部分にボイドが観察された。
【0047】この比較例2に係る成形体のフランジの周
囲4箇所にワイヤを取り付け、成形体の全体を釣り上げ
たところ、リブの部分に割れや欠けが生じた。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、リブにボイドによる割れなどが発生し難く、高強度
で、きれいな外観を有する高品質のリブを持つノルボル
ネン系モノマーの反応射出成形体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るノルボルネン
系モノマーの反応射出成形体のリブの縦断面寸法関係を
示す概略図である。
【図2】図2は図1に示すリブの斜視図である。
【図3】図3はリブの稜線の立ち上がり部および交差部
の詳細を示す概略図である。
【図4】図4はリブの横断面を示す概略図である。
【図5】図5はリブの横断面においてリブの裾部の詳細
を示す概略図である。
【図6】図6は本発明の他の実施形態に係るリブの稜線
を示す概略図である。
【図7】本発明に係るリブを有する成形体を用いて浄化
槽のケーシングを組み立てた斜視図である。
【符号の説明】
2… 成形体 4… フランジ 6… 第1面 8… 第2面 10… リブ 12… 稜線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面と第2面とが接する部分に一体に
    形成してあるリブを持つノルボルネン系モノマーの反応
    射出成形体であって、 前記リブの稜線と前記第1面との交点である第1立ち上
    がり点と、前記リブの稜線と前記第2面との交点である
    第2立ち上がり点とを結ぶ直線に対して、前記リブの稜
    線が内側に窪むように成形してあるリブを持つノルボル
    ネン系モノマーの反応射出成形体。
JP6867396A 1996-03-25 1996-03-25 リブを持つノルボルネン系モノマーの反応射出成形体 Pending JPH09254182A (ja)

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JPH09254182A true JPH09254182A (ja) 1997-09-30

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JP6867396A Pending JPH09254182A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 リブを持つノルボルネン系モノマーの反応射出成形体

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