JPH09254325A - ブラウン管保護用フィルム積層体 - Google Patents
ブラウン管保護用フィルム積層体Info
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- JPH09254325A JPH09254325A JP9195496A JP9195496A JPH09254325A JP H09254325 A JPH09254325 A JP H09254325A JP 9195496 A JP9195496 A JP 9195496A JP 9195496 A JP9195496 A JP 9195496A JP H09254325 A JPH09254325 A JP H09254325A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラウン管表面への密着性、ブラウン管が有
する鮮明を損なわない光学特性、耐スクラッチ性等に優
れたブラウン管保護用フィルム積層体を提供する。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの両面に設けられ
た積層膜(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化
層(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられたブラウン
管保護用フィルム積層体において、前記ポリエステルフ
ィルムの厚みが100〜200μmであり、かつ、積層
膜(A)、(A′)がガラス転移温度10〜40℃の水
分散性ポリエステル樹脂とメラミン系架橋剤とを含み、
該水分散性ポリエステル樹脂が側鎖にカルボン酸および
/またはその塩を有し、表面硬化層(B)の鉛筆硬度が
3H以上、積層体としての全光線透過率が80〜99.
5%、ヘイズが0.1%〜3%であることを特徴とする
ブラウン管保護用フィルム積層体。
する鮮明を損なわない光学特性、耐スクラッチ性等に優
れたブラウン管保護用フィルム積層体を提供する。 【解決手段】 ポリエステルフィルムの両面に設けられ
た積層膜(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化
層(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられたブラウン
管保護用フィルム積層体において、前記ポリエステルフ
ィルムの厚みが100〜200μmであり、かつ、積層
膜(A)、(A′)がガラス転移温度10〜40℃の水
分散性ポリエステル樹脂とメラミン系架橋剤とを含み、
該水分散性ポリエステル樹脂が側鎖にカルボン酸および
/またはその塩を有し、表面硬化層(B)の鉛筆硬度が
3H以上、積層体としての全光線透過率が80〜99.
5%、ヘイズが0.1%〜3%であることを特徴とする
ブラウン管保護用フィルム積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管保護用
フィルム積層体に関し、更に詳しくは基材ポリエステル
フィルムに積層膜を介して、一方の面に表面硬化層、他
方の面に粘着剤層を設けたブラウン管保護用フィルム積
層体に関するものである。
フィルム積層体に関し、更に詳しくは基材ポリエステル
フィルムに積層膜を介して、一方の面に表面硬化層、他
方の面に粘着剤層を設けたブラウン管保護用フィルム積
層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルムの易接着性を向上
させるために各種ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等を
ポリエステルフィルム上に設けることが、特開昭55−
15825号公報、特開昭58−78761号公報、特
開昭60−248232号公報などにより知られてい
る。また、各種の易接着フィルム上に表面硬化層を設け
る方法として特開昭62−263237号公報、特開昭
63−147798号公報などが知られている。
させるために各種ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等を
ポリエステルフィルム上に設けることが、特開昭55−
15825号公報、特開昭58−78761号公報、特
開昭60−248232号公報などにより知られてい
る。また、各種の易接着フィルム上に表面硬化層を設け
る方法として特開昭62−263237号公報、特開昭
63−147798号公報などが知られている。
【0003】しかし、これらをブラウン管保護用に用い
ようとする場合、光学的、耐久性等において十分なもの
は得られていなかった。
ようとする場合、光学的、耐久性等において十分なもの
は得られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この原因としては、次
のようなことが考えられる。すなわち、ブラウン管の保
護を良好に行なうために、表面硬化層を設けること、同
時にフィルムをある程度の厚みを持ったものとすること
が、十分な保護機能を基本的に付与する上では重要なこ
とである。
のようなことが考えられる。すなわち、ブラウン管の保
護を良好に行なうために、表面硬化層を設けること、同
時にフィルムをある程度の厚みを持ったものとすること
が、十分な保護機能を基本的に付与する上では重要なこ
とである。
【0005】しかし、フィルムを厚くしすぎると、ブラ
ウン管の鮮明さが損なわれる方向にあって、光学的に必
ずしも望ましいものではなく、一方で、フィルムを薄く
しすぎると、フィルム製造の際の加工性が格段に難しく
なる方向にあり、また、耐久性等の問題も生じ、これも
望ましいとは言えないものであった。
ウン管の鮮明さが損なわれる方向にあって、光学的に必
ずしも望ましいものではなく、一方で、フィルムを薄く
しすぎると、フィルム製造の際の加工性が格段に難しく
なる方向にあり、また、耐久性等の問題も生じ、これも
望ましいとは言えないものであった。
【0006】特に、ブラウン管保護用フィルム積層体を
全体としてみた場合、ブラウン管表面に密着ができるこ
と、かつ、ブラウン管が本来持っている鮮明さを実質的
に損なわない光学特性をもっていること、耐スクラッチ
性が良好なこと等が重要な特性である。
全体としてみた場合、ブラウン管表面に密着ができるこ
と、かつ、ブラウン管が本来持っている鮮明さを実質的
に損なわない光学特性をもっていること、耐スクラッチ
性が良好なこと等が重要な特性である。
【0007】本発明は、上述のような問題点および要求
特性に鑑み、密着性、光学性、耐スクラッチ性等に優れ
たブラウン管保護用フィルム積層体を提供することを目
的とする。
特性に鑑み、密着性、光学性、耐スクラッチ性等に優れ
たブラウン管保護用フィルム積層体を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明のブラウン管保護用フィルム積層体は、以下の構
成からなる。すなわち、本発明のブラウン管保護用フィ
ルム積層体は、ポリエステルフィルムの両面に設けられ
た積層膜(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化
層(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられたブラウン
管保護用フィルム積層体において、前記ポリエステルフ
ィルムの厚みが100〜200μmであり、かつ、積層
膜(A)、(A′)がガラス転移温度10〜40℃の水
分散性ポリエステル樹脂とメラミン系架橋剤とを含み、
該水分散性ポリエステル樹脂が側鎖にカルボン酸および
/またはその塩を有し、表面硬化層(B)の鉛筆硬度が
3H以上、積層体としての全光線透過率が80〜99.
5%、ヘイズが0.1%〜3%であることを特徴とする
ものである。
本発明のブラウン管保護用フィルム積層体は、以下の構
成からなる。すなわち、本発明のブラウン管保護用フィ
ルム積層体は、ポリエステルフィルムの両面に設けられ
た積層膜(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化
層(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられたブラウン
管保護用フィルム積層体において、前記ポリエステルフ
ィルムの厚みが100〜200μmであり、かつ、積層
膜(A)、(A′)がガラス転移温度10〜40℃の水
分散性ポリエステル樹脂とメラミン系架橋剤とを含み、
該水分散性ポリエステル樹脂が側鎖にカルボン酸および
/またはその塩を有し、表面硬化層(B)の鉛筆硬度が
3H以上、積層体としての全光線透過率が80〜99.
5%、ヘイズが0.1%〜3%であることを特徴とする
ものである。
【0009】また、かかる本発明のブラウン管保護用フ
ィルム積層体は、その好ましい態様として、表面硬化層
(B)が、1分子中に3個以上の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有する単量体の少なくとも1種と、1分子中
に1〜2個のエチレン性不飽和二重結合を有する単量体
の少なくとも1種とからなる活性線硬化性単量体混合物
を主たる構成成分とする活性線硬化物よりなることを特
徴とするものであり、さらに、好ましい態様として、こ
れら本発明のブラウン管保護用フィルム積層体におい
て、粘着剤層(C)が、活性線硬化性単量体混合物を主
たる構成成分とする活性線硬化物よりなることを特徴と
するものである。
ィルム積層体は、その好ましい態様として、表面硬化層
(B)が、1分子中に3個以上の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有する単量体の少なくとも1種と、1分子中
に1〜2個のエチレン性不飽和二重結合を有する単量体
の少なくとも1種とからなる活性線硬化性単量体混合物
を主たる構成成分とする活性線硬化物よりなることを特
徴とするものであり、さらに、好ましい態様として、こ
れら本発明のブラウン管保護用フィルム積層体におい
て、粘着剤層(C)が、活性線硬化性単量体混合物を主
たる構成成分とする活性線硬化物よりなることを特徴と
するものである。
【0010】また、さらに好ましい一つの態様例とし
て、上述のブラウン管保護用フィルム積層体が用いら
れ、さらに、該フィルム積層体の表面硬化層(B)のポ
リエステルフィルムが存在する側とは反対側の表面に光
反射防止膜が形成されて、積層体全体としての全光線透
過率が60〜99.5%、ヘイズが0.1%〜3%であ
るブラウン管保護用フィルム積層体とされてなるもので
ある。
て、上述のブラウン管保護用フィルム積層体が用いら
れ、さらに、該フィルム積層体の表面硬化層(B)のポ
リエステルフィルムが存在する側とは反対側の表面に光
反射防止膜が形成されて、積層体全体としての全光線透
過率が60〜99.5%、ヘイズが0.1%〜3%であ
るブラウン管保護用フィルム積層体とされてなるもので
ある。
【0011】さらにかかる態様において、好ましくは光
反射防止膜が少なくとも光吸収層を含んで構成されたブ
ラウン管保護用フィルム積層体とされている態様であ
り、さらに好ましくは、該光反射防止膜が少なくとも誘
電体層、導電体層、光吸収層を含んで構成されたブラウ
ン管保護用フィルム積層体とされている態様のものであ
る。
反射防止膜が少なくとも光吸収層を含んで構成されたブ
ラウン管保護用フィルム積層体とされている態様であ
り、さらに好ましくは、該光反射防止膜が少なくとも誘
電体層、導電体層、光吸収層を含んで構成されたブラウ
ン管保護用フィルム積層体とされている態様のものであ
る。
【0012】本発明において、ブラウン管保護用フィル
ム積層体としてのブラウン管表面への密着性は、主とし
て積層膜(A)、(A′)を設けていることによりもた
らされ、ブラウン管が本来持っている鮮明さを損なわな
い光学特性は、主として積層体としての全光線透過率が
80〜99.5%、ヘイズが0.1%〜3%であること
によりもたらされ、かつ、耐スクラッチ性の向上は、主
として表面硬化層の鉛筆硬度が3H以上であることによ
りもたらされている。
ム積層体としてのブラウン管表面への密着性は、主とし
て積層膜(A)、(A′)を設けていることによりもた
らされ、ブラウン管が本来持っている鮮明さを損なわな
い光学特性は、主として積層体としての全光線透過率が
80〜99.5%、ヘイズが0.1%〜3%であること
によりもたらされ、かつ、耐スクラッチ性の向上は、主
として表面硬化層の鉛筆硬度が3H以上であることによ
りもたらされている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、さらに詳しく本発明につい
て説明する。本発明のブラウン管保護用フィルム積層体
は、ポリエステルフィルムの両面に設けられた積層膜
(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化層
(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられた積層構造を
基本構成とするものであり、その特長は、第一に、該ポ
リエステルフィルムの厚みが100〜200μmであっ
て、第二に、積層膜(A)、(A′)がガラス転移温度
10〜40℃の水分散性ポリエステル樹脂とメラミン系
架橋剤よりなっていて、該水分散性ポリエステル樹脂が
側鎖にカルボン酸および/またはその塩を有しているも
のである。そして、第三に、表面硬化層の鉛筆硬度が3
H以上、積層体としての全光線透過率が80%以上、ヘ
イズが3%以下のものである。
て説明する。本発明のブラウン管保護用フィルム積層体
は、ポリエステルフィルムの両面に設けられた積層膜
(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化層
(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられた積層構造を
基本構成とするものであり、その特長は、第一に、該ポ
リエステルフィルムの厚みが100〜200μmであっ
て、第二に、積層膜(A)、(A′)がガラス転移温度
10〜40℃の水分散性ポリエステル樹脂とメラミン系
架橋剤よりなっていて、該水分散性ポリエステル樹脂が
側鎖にカルボン酸および/またはその塩を有しているも
のである。そして、第三に、表面硬化層の鉛筆硬度が3
H以上、積層体としての全光線透過率が80%以上、ヘ
イズが3%以下のものである。
【0014】本発明者らの知見によれば、積層体とし
て、全光線透過率が80%に満たない場合には、あるい
は、ヘイズが3%よりも大きい場合には、ブラウン管鮮
明性に欠けるため好ましくない。このような効果を良好
に発揮する点で、本発明者らの知見によれば、全光線透
過率の上限値は99.5%程度まで、ヘイズの下限値は
0.1%程度までが実際的な範囲である。
て、全光線透過率が80%に満たない場合には、あるい
は、ヘイズが3%よりも大きい場合には、ブラウン管鮮
明性に欠けるため好ましくない。このような効果を良好
に発揮する点で、本発明者らの知見によれば、全光線透
過率の上限値は99.5%程度まで、ヘイズの下限値は
0.1%程度までが実際的な範囲である。
【0015】本発明に用いられるポリエステルフィルム
のポリエステルとは、エステル結合を主鎖の主要な結合
鎖とする高分子を総称したものであって、好ましいポリ
エステルとしては、エチレンテレフタレート、エチレン
−2,6−ナフタレート、ブチレンテレフタレート、エ
チレン−α,β−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン
−4,4−ジカルボキシレート等から選ばれた少なくと
も1種の構成成分を主要構成成分とするものを用いるこ
とができる。これら構成成分は、1種のみ用いてもよ
く、あるいは2種以上併用してもよく、それらいずれで
もよいが、中でも品質、経済性などを総合的に判断する
とエチレンテレフタレートを主要構成成分とするポリエ
ステルを用いるのが特に好ましい。
のポリエステルとは、エステル結合を主鎖の主要な結合
鎖とする高分子を総称したものであって、好ましいポリ
エステルとしては、エチレンテレフタレート、エチレン
−2,6−ナフタレート、ブチレンテレフタレート、エ
チレン−α,β−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン
−4,4−ジカルボキシレート等から選ばれた少なくと
も1種の構成成分を主要構成成分とするものを用いるこ
とができる。これら構成成分は、1種のみ用いてもよ
く、あるいは2種以上併用してもよく、それらいずれで
もよいが、中でも品質、経済性などを総合的に判断する
とエチレンテレフタレートを主要構成成分とするポリエ
ステルを用いるのが特に好ましい。
【0016】更に、このポリエステル中には、必要に応
じて各種の添加剤、例えば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐
候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、
有機または無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤な
どが本発明の効果が損なわれない範囲内で添加されてい
てもよい。
じて各種の添加剤、例えば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐
候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、
有機または無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤な
どが本発明の効果が損なわれない範囲内で添加されてい
てもよい。
【0017】上述したポリエステルの極限粘度(25℃
のo−クロロフェノール中で測定)は、0.4〜1.2
dl/gが好ましく、より好ましくは0.5〜0.8d
l/gの範囲にあるものが本発明に好適である。
のo−クロロフェノール中で測定)は、0.4〜1.2
dl/gが好ましく、より好ましくは0.5〜0.8d
l/gの範囲にあるものが本発明に好適である。
【0018】更に積層膜との密着性を向上させる点か
ら、基材ポリエステルフィルムのカルボキシル末端基量
が37当量/トン以上であることが好ましく、より好ま
しくは40当量/トン以上であることである。本発明者
らの知見によれば、最も好ましくは、該カルボキシル末
端基量は、40〜55当量/トンの範囲である。
ら、基材ポリエステルフィルムのカルボキシル末端基量
が37当量/トン以上であることが好ましく、より好ま
しくは40当量/トン以上であることである。本発明者
らの知見によれば、最も好ましくは、該カルボキシル末
端基量は、40〜55当量/トンの範囲である。
【0019】上記ポリエステルを使用したポリエステル
フィルムは、積層膜が設けられた状態においては二軸配
向されたものであることが好ましい。二軸配向ポリエス
テルフィルムとは、未延伸状態のポリエステルシートま
たはフィルムを長手方向および幅方向にそれぞれ2.5
〜5倍程度延伸され、その後に熱処理が施され、結晶配
向が完了されたものであり、広角X線回折で二軸配向の
パターンを示すものをいう。
フィルムは、積層膜が設けられた状態においては二軸配
向されたものであることが好ましい。二軸配向ポリエス
テルフィルムとは、未延伸状態のポリエステルシートま
たはフィルムを長手方向および幅方向にそれぞれ2.5
〜5倍程度延伸され、その後に熱処理が施され、結晶配
向が完了されたものであり、広角X線回折で二軸配向の
パターンを示すものをいう。
【0020】ポリエステルフィルムの厚みは、本来、特
別に限定されるものではないが、ブラウン管保護用フィ
ルムとしての加工適性、防爆性の点などから100〜2
00μmの範囲とすることが肝要である。
別に限定されるものではないが、ブラウン管保護用フィ
ルムとしての加工適性、防爆性の点などから100〜2
00μmの範囲とすることが肝要である。
【0021】該ポリエステルフィルムの両面には、膜
(A)、(A′)が積層されているが、該積層膜
(A)、(A′)は、構成成分として水分散性ポリエス
テル樹脂とメラミン系架橋剤を含んでいる。このポリエ
ステル樹脂は、主鎖あるいは側鎖にエステル結合を有
し、かつ、側鎖にカルボン酸および/またはその塩を有
するものである。このようなポリエステル樹脂は、ジカ
ルボン酸とジオールから重縮合して得られるポリエステ
ル樹脂に、多価カルボン酸を共重合することによって得
ることができる。
(A)、(A′)が積層されているが、該積層膜
(A)、(A′)は、構成成分として水分散性ポリエス
テル樹脂とメラミン系架橋剤を含んでいる。このポリエ
ステル樹脂は、主鎖あるいは側鎖にエステル結合を有
し、かつ、側鎖にカルボン酸および/またはその塩を有
するものである。このようなポリエステル樹脂は、ジカ
ルボン酸とジオールから重縮合して得られるポリエステ
ル樹脂に、多価カルボン酸を共重合することによって得
ることができる。
【0022】なお、積層膜(A)、(A′)としては、
それらが互いに同一組成のものであってもよいが、相違
する組成のものであっても構わない。
それらが互いに同一組成のものであってもよいが、相違
する組成のものであっても構わない。
【0023】ポリエステル樹脂を構成するカルボン酸成
分としては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸や
3価以上の多価カルボン酸等を使用できる。芳香族ジカ
ルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オル
ソフタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−
ビスフェノキシエタン−p,p′−ジカルボン酸、フェ
ニルインダンジカルボン酸などを使用することができ
る。これらの芳香族ジカルボン酸は、積層膜の強度や耐
熱性の点で、全ジカルボン酸成分の30モル%以上、好
ましくは35モル%以上、更に好ましくは40モル%以
上であることが望ましい。本発明者らの知見によれば、
最も好ましくは、60〜100モル%の範囲である。
分としては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸や
3価以上の多価カルボン酸等を使用できる。芳香族ジカ
ルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オル
ソフタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−
ビスフェノキシエタン−p,p′−ジカルボン酸、フェ
ニルインダンジカルボン酸などを使用することができ
る。これらの芳香族ジカルボン酸は、積層膜の強度や耐
熱性の点で、全ジカルボン酸成分の30モル%以上、好
ましくは35モル%以上、更に好ましくは40モル%以
上であることが望ましい。本発明者らの知見によれば、
最も好ましくは、60〜100モル%の範囲である。
【0024】脂肪族および脂環族のジカルボン酸として
は、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸、ダイマー酸、1,3−シクロペンタンジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸などおよびそれらのエステル
形成性誘導体を用いることができる。
は、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジオ
ン酸、ダイマー酸、1,3−シクロペンタンジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸などおよびそれらのエステル
形成性誘導体を用いることができる。
【0025】ポリエステル樹脂のグリコール成分として
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7
−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、2,
4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3−ジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2−エチル−2−ブチル
−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブ
チル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5
−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6
−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラ
メチル−1,3−シクロブタンジオール、4,4′−チ
オジフェノール、ビスフェノールA、4,4′−メチレ
ンジフェノール、4,4′−(2−ノルボルニリデン)
ジフェノール、4,4′−ジヒドロキシビフェノール、
o−,m−,およびp−ジヒドロキシベンゼン、4,
4′−イソプロピリデンフェノール、4,4′−イソプ
ロピリデンビンジオール、シクロペンタン−1,2−ジ
オール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘ
キサン−1,4−ジオールなどを用いることができる。
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7
−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、2,
4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3−ジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2−エチル−2−ブチル
−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブ
チル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5
−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6
−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラ
メチル−1,3−シクロブタンジオール、4,4′−チ
オジフェノール、ビスフェノールA、4,4′−メチレ
ンジフェノール、4,4′−(2−ノルボルニリデン)
ジフェノール、4,4′−ジヒドロキシビフェノール、
o−,m−,およびp−ジヒドロキシベンゼン、4,
4′−イソプロピリデンフェノール、4,4′−イソプ
ロピリデンビンジオール、シクロペンタン−1,2−ジ
オール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘ
キサン−1,4−ジオールなどを用いることができる。
【0026】また、多価カルボン酸としては、例えばト
リメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、
無水ピロメリット酸、4−メチルシクロヘキセン−1,
2,3−トリカルボン酸、トリメシン酸、1,2,3,
4−プタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ペンタ
ンテトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸、5−(2,5−ジオキソテトラ
ヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘキセン
−1,2−ジカルボン酸、5−(2,5−ジオキソテト
ラヒドロフルフリル)−3−シクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸、2,
3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸、1,2,
5,6−ナフタレンテトラカルボン酸、エチレングリコ
ールビストリメリテート、2,2′,3,3′−ジフェ
ニルテトラカルボン酸、チオフェン−2,3,4,5−
テトラカルボン酸、エチレンテトラカルボン酸などある
いはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩等を用いることができるが、これらに限定
されるものではない。
リメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、
無水ピロメリット酸、4−メチルシクロヘキセン−1,
2,3−トリカルボン酸、トリメシン酸、1,2,3,
4−プタンテトラカルボン酸、1,2,3,4−ペンタ
ンテトラカルボン酸、3,3′,4,4′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸、5−(2,5−ジオキソテトラ
ヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロヘキセン
−1,2−ジカルボン酸、5−(2,5−ジオキソテト
ラヒドロフルフリル)−3−シクロヘキセン−1,2−
ジカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸、2,
3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸、1,2,
5,6−ナフタレンテトラカルボン酸、エチレングリコ
ールビストリメリテート、2,2′,3,3′−ジフェ
ニルテトラカルボン酸、チオフェン−2,3,4,5−
テトラカルボン酸、エチレンテトラカルボン酸などある
いはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ア
ンモニウム塩等を用いることができるが、これらに限定
されるものではない。
【0027】これらの共重合によって得られるポリエス
テル樹脂は、そのガラス転移温度が40℃以下、10℃
以上である必要がある。好ましくは35℃以下、10℃
以上であること、より好ましくは30℃以下、15℃以
上である。ガラス転移温度が上記範囲内にある場合、基
材フィルムおよび被覆物との密着性が向上する。
テル樹脂は、そのガラス転移温度が40℃以下、10℃
以上である必要がある。好ましくは35℃以下、10℃
以上であること、より好ましくは30℃以下、15℃以
上である。ガラス転移温度が上記範囲内にある場合、基
材フィルムおよび被覆物との密着性が向上する。
【0028】該ポリエステル樹脂は、各種製造技術によ
って製造することができる。また、カルボン酸を末端お
よび/または側鎖に多く有するポリエステル樹脂を得る
方法としては、特開昭54−46294号公報、特開昭
60−209073号公報、特開昭62−240318
号公報、特開昭53−26828号公報、特開昭53−
26829号公報、特開昭53−98336号公報、特
開昭56−116718号公報、特開昭61−1246
84号公報、特開昭62−240318号公報などに記
載の3価以上の多価カルボン酸を共重合した樹脂により
製造することができるが、これら以外の方法であっても
よい。
って製造することができる。また、カルボン酸を末端お
よび/または側鎖に多く有するポリエステル樹脂を得る
方法としては、特開昭54−46294号公報、特開昭
60−209073号公報、特開昭62−240318
号公報、特開昭53−26828号公報、特開昭53−
26829号公報、特開昭53−98336号公報、特
開昭56−116718号公報、特開昭61−1246
84号公報、特開昭62−240318号公報などに記
載の3価以上の多価カルボン酸を共重合した樹脂により
製造することができるが、これら以外の方法であっても
よい。
【0029】本発明において、積層膜(A)、(A′)
の構成成分として用いられるメラミン系架橋剤は、特に
限定されるものではないが、メラミン、メラミンとホル
ムアルデヒドを縮合して得られるメチロール化メラミン
誘導体、メチロール化メラミンに低級アルコールを反応
させて部分的あるいは完全にエーテル化した化合物、お
よびこれらの混合物などを用いることができる。
の構成成分として用いられるメラミン系架橋剤は、特に
限定されるものではないが、メラミン、メラミンとホル
ムアルデヒドを縮合して得られるメチロール化メラミン
誘導体、メチロール化メラミンに低級アルコールを反応
させて部分的あるいは完全にエーテル化した化合物、お
よびこれらの混合物などを用いることができる。
【0030】また、メラミン系架橋剤としては、単量
体、あるいは2量体以上の多量体からなる縮合物のいず
れであってもよく、あるいはこれらの混合物を用いても
よい。
体、あるいは2量体以上の多量体からなる縮合物のいず
れであってもよく、あるいはこれらの混合物を用いても
よい。
【0031】上記エーテル化に用いる低級アルコールと
しては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、n−ブタノール、イソブタノールな
どを好ましく使用することができる。官能基としては、
イミノ基、メチロール基、あるいはメトキシメチル基や
ブトキシメチル基等のアルコキシメチル基を1分子中に
有するもので、イミノ基型メチル化メラミン樹脂、メチ
ロール基型メラミン樹脂、メチロール基型メチル化メラ
ミン樹脂、完全アルキル型メチル化メラミン樹脂などを
用いることができる。その中でもメチロール化メラミン
樹脂が最も好ましい。更に、メラミン系架橋剤の熱硬化
を促進するため、例えばp−トルエンスルホン酸などの
酸性触媒を用いることもできる。
しては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、n−ブタノール、イソブタノールな
どを好ましく使用することができる。官能基としては、
イミノ基、メチロール基、あるいはメトキシメチル基や
ブトキシメチル基等のアルコキシメチル基を1分子中に
有するもので、イミノ基型メチル化メラミン樹脂、メチ
ロール基型メラミン樹脂、メチロール基型メチル化メラ
ミン樹脂、完全アルキル型メチル化メラミン樹脂などを
用いることができる。その中でもメチロール化メラミン
樹脂が最も好ましい。更に、メラミン系架橋剤の熱硬化
を促進するため、例えばp−トルエンスルホン酸などの
酸性触媒を用いることもできる。
【0032】ポリエステル樹脂とメラミン系架橋剤は任
意の比率で混合して用いてもよいが、本発明の効果をよ
り顕著に発現させるには、下記の比率(固形分重量比)
で混合するとよい。すなわち、ポリエステル樹脂100
重量部に対し、メラミン系架橋剤を好ましくは0.5〜
40重量部、より好ましくは1〜30重量部、最も好ま
しくは2〜20重量部である。
意の比率で混合して用いてもよいが、本発明の効果をよ
り顕著に発現させるには、下記の比率(固形分重量比)
で混合するとよい。すなわち、ポリエステル樹脂100
重量部に対し、メラミン系架橋剤を好ましくは0.5〜
40重量部、より好ましくは1〜30重量部、最も好ま
しくは2〜20重量部である。
【0033】本発明において、積層膜(A)、(A′)
は、前記2種の構成成分を主成分とした塗剤を塗布し、
乾燥、熱処理したものである。主成分とは上記2種が積
層膜中において50重量%以上を占めることをいう。も
っとも、好ましくは該2種が80重量%以上を占めるこ
とであり、最も好ましくは90重量%以上を占めること
である。
は、前記2種の構成成分を主成分とした塗剤を塗布し、
乾燥、熱処理したものである。主成分とは上記2種が積
層膜中において50重量%以上を占めることをいう。も
っとも、好ましくは該2種が80重量%以上を占めるこ
とであり、最も好ましくは90重量%以上を占めること
である。
【0034】また、積層膜(A)、(A′)中には本発
明の効果が損なわれない範囲内で、他の樹脂、例えば上
述の本発明に用いられるポリエステル以外のポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂などが配合
されていてもよい。
明の効果が損なわれない範囲内で、他の樹脂、例えば上
述の本発明に用いられるポリエステル以外のポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂などが配合
されていてもよい。
【0035】さらに、積層膜(A)、(A′)中には本
発明の効果が損なわれない範囲内で各種の添加剤、例え
ば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収
剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機または無機の微粒
子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配合して用いても
よい。特に、塗剤中に無機粒子および/または有機粒子
を添加配合し二軸延伸をしたものは、易滑性が向上する
ので更に好ましい。
発明の効果が損なわれない範囲内で各種の添加剤、例え
ば酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収
剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機または無機の微粒
子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配合して用いても
よい。特に、塗剤中に無機粒子および/または有機粒子
を添加配合し二軸延伸をしたものは、易滑性が向上する
ので更に好ましい。
【0036】添加される無機粒子としては、シリカ、コ
ロイダルシリカ、アルミナ、アルミナゾル、カオリン、
タルク、マイカ、炭酸カルシウム等を代表的なものとし
て用いることができる。また、有機粒子としてはアクリ
ル系、スチレン系、オレフィン系、イミド系粒子などを
用いることができる。粒子は、平均粒径が0.01〜1
0μmであるものを用いるのが好ましく、より好ましく
は0.05〜5μm、最も好ましくは0.08〜2μm
のものを用いるのがよい。また、塗剤中の固形分に対す
る配合比は特に限定されないが、重量比で0.05〜8
重量部を用いるのが好ましく、より好ましくは0.1〜
3重量部である。
ロイダルシリカ、アルミナ、アルミナゾル、カオリン、
タルク、マイカ、炭酸カルシウム等を代表的なものとし
て用いることができる。また、有機粒子としてはアクリ
ル系、スチレン系、オレフィン系、イミド系粒子などを
用いることができる。粒子は、平均粒径が0.01〜1
0μmであるものを用いるのが好ましく、より好ましく
は0.05〜5μm、最も好ましくは0.08〜2μm
のものを用いるのがよい。また、塗剤中の固形分に対す
る配合比は特に限定されないが、重量比で0.05〜8
重量部を用いるのが好ましく、より好ましくは0.1〜
3重量部である。
【0037】本発明に係るブラウン管保護用フィルム積
層体を製造するに際して、積層膜を設けるのに好ましい
方法としては、ポリエステルフィルムの製造工程中にお
いて積層膜成分を塗布し、基材フィルムとともに延伸す
る方法が最も好適である。例えば溶融押し出しした結晶
配向前のポリエステルフィルムを長手方向に2.5〜5
倍程度延伸し、塗布する面にコロナ放電処理を施し、連
続的にその処理面に塗剤を塗布する。こうして塗布され
たフィルムを段階的に加熱されたゾーンを通過せしめつ
つ乾燥させ、幅方向に2.5〜5倍程度延伸をする。さ
らに連続的に150〜250℃の加熱ゾーンに導き結晶
配向を完了させる方法等によって積層膜を設けることが
できる。
層体を製造するに際して、積層膜を設けるのに好ましい
方法としては、ポリエステルフィルムの製造工程中にお
いて積層膜成分を塗布し、基材フィルムとともに延伸す
る方法が最も好適である。例えば溶融押し出しした結晶
配向前のポリエステルフィルムを長手方向に2.5〜5
倍程度延伸し、塗布する面にコロナ放電処理を施し、連
続的にその処理面に塗剤を塗布する。こうして塗布され
たフィルムを段階的に加熱されたゾーンを通過せしめつ
つ乾燥させ、幅方向に2.5〜5倍程度延伸をする。さ
らに連続的に150〜250℃の加熱ゾーンに導き結晶
配向を完了させる方法等によって積層膜を設けることが
できる。
【0038】その際、塗膜の厚みは特に限定されるもの
ではないが、通常は0.01〜0.3μm程度の範囲が
望ましい。積層膜の厚みが薄すぎると密着性不良となる
場合があるからである。
ではないが、通常は0.01〜0.3μm程度の範囲が
望ましい。積層膜の厚みが薄すぎると密着性不良となる
場合があるからである。
【0039】基材フィルム上への塗布の方法は、各種の
塗布方法、例えばリバースコート法、グラビアコート
法、ロッドコート法、バーコート法、ダイコート法、ス
プレーコート法などを用いることができる。
塗布方法、例えばリバースコート法、グラビアコート
法、ロッドコート法、バーコート法、ダイコート法、ス
プレーコート法などを用いることができる。
【0040】積層膜の一方の面側に設けられる表面硬化
層(B)は、アクリル系、ウレタン系、メラミン系、有
機シリケート、シリコーン系、金属酸化物などからなる
ものとして構成することができる。該表面硬化層(B)
は、鉛筆硬度が3H以上あることが必要である。鉛筆硬
度で3Hに満たない場合には、傷がつきやすい点でブラ
ウン管の保護用フィルムとしては実用性に劣るものとな
るからである。
層(B)は、アクリル系、ウレタン系、メラミン系、有
機シリケート、シリコーン系、金属酸化物などからなる
ものとして構成することができる。該表面硬化層(B)
は、鉛筆硬度が3H以上あることが必要である。鉛筆硬
度で3Hに満たない場合には、傷がつきやすい点でブラ
ウン管の保護用フィルムとしては実用性に劣るものとな
るからである。
【0041】特に、硬度、耐久性などの点で、表面硬化
層(B)は、シリコーン系、アクリル系のものなどが好
ましく、更に硬化性、可撓性および生産性の点でアクリ
ル系、特に活性線硬化型アクリル系のものが好ましい。
該活性線硬化型アクリル系は、活性線重合成分としてア
クリルオリゴマと反応性希釈剤を含み、その他に必要に
応じて光開始剤、光増感剤、改質剤を含有していてもよ
いものである。
層(B)は、シリコーン系、アクリル系のものなどが好
ましく、更に硬化性、可撓性および生産性の点でアクリ
ル系、特に活性線硬化型アクリル系のものが好ましい。
該活性線硬化型アクリル系は、活性線重合成分としてア
クリルオリゴマと反応性希釈剤を含み、その他に必要に
応じて光開始剤、光増感剤、改質剤を含有していてもよ
いものである。
【0042】ここで、該アクリルオリゴマは、アクリル
系樹脂骨格に反応性のアクリル基が結合されたものをは
じめとして、ポリエステルアクリル、ウレタンアクリ
ル、エポキシアクリル、ポリエーテルアクリルなどを用
いることができ、またメラミンやイソシアヌール酸など
の剛直な骨格にアクリル基を結合したものなどを用いる
ことができるが、これらに限定されるものではない。ま
た、該反応性希釈剤は、塗布剤の媒体として塗布工程で
の溶剤の機能を担うとともに、それ自体が一官能性ある
いは多官能性のアクリルオリゴマと反応する基を有し、
塗膜の共重合成分となるものである。
系樹脂骨格に反応性のアクリル基が結合されたものをは
じめとして、ポリエステルアクリル、ウレタンアクリ
ル、エポキシアクリル、ポリエーテルアクリルなどを用
いることができ、またメラミンやイソシアヌール酸など
の剛直な骨格にアクリル基を結合したものなどを用いる
ことができるが、これらに限定されるものではない。ま
た、該反応性希釈剤は、塗布剤の媒体として塗布工程で
の溶剤の機能を担うとともに、それ自体が一官能性ある
いは多官能性のアクリルオリゴマと反応する基を有し、
塗膜の共重合成分となるものである。
【0043】また、特に紫外線による架橋の場合には、
光エネルギが小さいため、光エネルギの変換や開始の助
長のため光重合開始剤および/または増感剤を添加する
ことが好ましい。
光エネルギが小さいため、光エネルギの変換や開始の助
長のため光重合開始剤および/または増感剤を添加する
ことが好ましい。
【0044】これらのアクリルオリゴマ、反応性希釈
剤、光重合開始剤、増感剤、架橋装置などの具体例は、
「架橋剤ハンドブック」、第267頁から第275頁、
第562頁から第593頁(山下晋三、金子東助編、大
成社1981年発行)を参考とすることができるが、こ
れらに限定されるものではない。市販品として多官能ア
クリル系紫外線硬化塗料としては、例えば三菱レイヨン
(株)、藤倉化成(株)、大日精化工業(株)、大日本
インキ化学工業(株)、東亞合成化学工業(株)、日東
化成(株)などの製品を利用することができるが、これ
らに限定されるものではない。
剤、光重合開始剤、増感剤、架橋装置などの具体例は、
「架橋剤ハンドブック」、第267頁から第275頁、
第562頁から第593頁(山下晋三、金子東助編、大
成社1981年発行)を参考とすることができるが、こ
れらに限定されるものではない。市販品として多官能ア
クリル系紫外線硬化塗料としては、例えば三菱レイヨン
(株)、藤倉化成(株)、大日精化工業(株)、大日本
インキ化学工業(株)、東亞合成化学工業(株)、日東
化成(株)などの製品を利用することができるが、これ
らに限定されるものではない。
【0045】また、表面硬化層(B)の改質剤として、
塗布性改良剤、消泡剤、増粘剤、帯電防止剤、無機系粒
子、有機系粒子、有機系潤滑剤、有機高分子、染料、顔
料、安定剤などを用いることができ、これらは活性線に
よる反応を阻害しない範囲で塗布層の組成物として使用
でき、用途に応じて表面硬化層(B)の特性を改良する
ことができる。
塗布性改良剤、消泡剤、増粘剤、帯電防止剤、無機系粒
子、有機系粒子、有機系潤滑剤、有機高分子、染料、顔
料、安定剤などを用いることができ、これらは活性線に
よる反応を阻害しない範囲で塗布層の組成物として使用
でき、用途に応じて表面硬化層(B)の特性を改良する
ことができる。
【0046】また、本発明に用いられる表面硬化層の組
成物には、塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロ
ールすることを目的として、本発明の効果を損なわない
範囲で有機溶剤を配合することができる。
成物には、塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロ
ールすることを目的として、本発明の効果を損なわない
範囲で有機溶剤を配合することができる。
【0047】これらの中で、特に1分子中に3個以上の
(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単量体の少なく
とも1種と、1分子中に1〜2個のエチレン性不飽和二
重結合を有する単量体の少なくとも1種とからなる活性
線硬化性単量体混合物を主たる構成成分とする活性線硬
化物からなる表面硬化層が、硬度、硬化性はもちろん、
耐摩耗性、可撓性に優れるので好ましい。
(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単量体の少なく
とも1種と、1分子中に1〜2個のエチレン性不飽和二
重結合を有する単量体の少なくとも1種とからなる活性
線硬化性単量体混合物を主たる構成成分とする活性線硬
化物からなる表面硬化層が、硬度、硬化性はもちろん、
耐摩耗性、可撓性に優れるので好ましい。
【0048】本発明でいう1分子中に3個以上の(メ
タ)アクリロイルオキシ基(但し、本発明で、「(メ
タ)アクリロイルオキシ基」とは、アクリロイルオキシ
基およびメタアクリロイルオキシ基とを略して表示した
ものである)を有する単量体としては、1分子中に3個
以上のアルコール性水酸基を有する多価アルコールの該
水酸基が3個以上の(メタ)アクリル酸のエステル化物
となっている化合物などを用いることができる。
タ)アクリロイルオキシ基(但し、本発明で、「(メ
タ)アクリロイルオキシ基」とは、アクリロイルオキシ
基およびメタアクリロイルオキシ基とを略して表示した
ものである)を有する単量体としては、1分子中に3個
以上のアルコール性水酸基を有する多価アルコールの該
水酸基が3個以上の(メタ)アクリル酸のエステル化物
となっている化合物などを用いることができる。
【0049】具体的には、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレートなどを用いることができる。これ
らの単量体は、1種または2種以上を混合して使用して
もよい。
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレートなどを用いることができる。これ
らの単量体は、1種または2種以上を混合して使用して
もよい。
【0050】これらの1分子中に3個以上の(メタ)ア
クリロイルオキシ基を有する単量体の使用割合は、重合
性単量体総量に対して20〜90重量%であることが好
ましく、より好ましくは30〜80重量%、最も好まし
くは30〜70重量%程度を使用することである。
クリロイルオキシ基を有する単量体の使用割合は、重合
性単量体総量に対して20〜90重量%であることが好
ましく、より好ましくは30〜80重量%、最も好まし
くは30〜70重量%程度を使用することである。
【0051】上記単量体の使用割合が20重量%未満の
場合には、十分な耐摩耗性を有する硬化被膜を得るとい
う点で劣ってきがちであり、また、90重量%を越える
場合には、重合による収縮が大きくなって、硬化被膜に
歪が残ったり、被膜の可撓性が低下したり、硬化皮膜側
に大きくカールする等の現象が現れてくるので好ましく
ない。
場合には、十分な耐摩耗性を有する硬化被膜を得るとい
う点で劣ってきがちであり、また、90重量%を越える
場合には、重合による収縮が大きくなって、硬化被膜に
歪が残ったり、被膜の可撓性が低下したり、硬化皮膜側
に大きくカールする等の現象が現れてくるので好ましく
ない。
【0052】本発明でいう1分子中に1〜2個のエチレ
ン性不飽和二重結合を有する単量体としては、ラジカル
重合性のある通常の単量体ならば特に限定されずに使用
することができる。
ン性不飽和二重結合を有する単量体としては、ラジカル
重合性のある通常の単量体ならば特に限定されずに使用
することができる。
【0053】分子内に2個のエチレン性不飽和二重結合
を有する化合物としては、下記 (a)〜(f)の(メ
タ)アクリレートを用いることができる。
を有する化合物としては、下記 (a)〜(f)の(メ
タ)アクリレートを用いることができる。
【0054】すなわち、 (a)炭素数2〜12のアルキレングリコールの(メ
タ)アクリル酸ジエステル類:エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レートなど、
タ)アクリル酸ジエステル類:エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レートなど、
【0055】(b)ポリオキシアルキレングリコールの
(メタ)アクリレート酸ジエステル類:ジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレートなど、
(メタ)アクリレート酸ジエステル類:ジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレートなど、
【0056】(c)多価アルコールの(メタ)アクリル
酸ジエステル類:ペンタエリスリトールジ(メタ)アク
リレートなど、
酸ジエステル類:ペンタエリスリトールジ(メタ)アク
リレートなど、
【0057】(d)ビスフェノールAあるいはビスフェ
ノールAの水素化物のエチレンオキシドおよびプロピレ
ンオキシド付加物の(メタ)アクリル酸ジエステル類:
2,2′−ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)
プロパン、2,2′−ビス(4−アクリロキシプロポキ
シフェニル)プロパンなど、
ノールAの水素化物のエチレンオキシドおよびプロピレ
ンオキシド付加物の(メタ)アクリル酸ジエステル類:
2,2′−ビス(4−アクリロキシエトキシフェニル)
プロパン、2,2′−ビス(4−アクリロキシプロポキ
シフェニル)プロパンなど、
【0058】(e)ジイソシアネート化合物と2個以上
のアルコール性水酸基含有化合物を予め反応させて得ら
れる末端イソシアネート基含有化合物に、更にアルコー
ル性水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させて得ら
れる分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基
を有するウレタン(メタ)アクリレート類、
のアルコール性水酸基含有化合物を予め反応させて得ら
れる末端イソシアネート基含有化合物に、更にアルコー
ル性水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させて得ら
れる分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基
を有するウレタン(メタ)アクリレート類、
【0059】(f)分子内に2個以上のエポキシ基を有
する化合物にアクリル酸またはメタクリル酸を反応させ
て得られる分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルオ
キシ基を有するエポキシ(メタ)アクリレート類、など
である。
する化合物にアクリル酸またはメタクリル酸を反応させ
て得られる分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルオ
キシ基を有するエポキシ(メタ)アクリレート類、など
である。
【0060】分子内に1個のエチレン性不飽和二重結合
を有する化合物としては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−およびi−プロ
ピル(メタ)アクリレート、n−、sec−、およびt
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル
(メタ)アクリレート、N−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニル−
3−メチルピロリドン、N−ビニル−5−メチルピロリ
ドンなどを用いることができる。これらの単量体は、1
種または2種以上混合して使用してもよい。
を有する化合物としては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−およびi−プロ
ピル(メタ)アクリレート、n−、sec−、およびt
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル
(メタ)アクリレート、N−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニル−
3−メチルピロリドン、N−ビニル−5−メチルピロリ
ドンなどを用いることができる。これらの単量体は、1
種または2種以上混合して使用してもよい。
【0061】これらの1分子中に1〜2個のエチレン性
不飽和二重結合を有する単量体の使用割合は、単量体総
量に対して10〜80重量%であることが好ましく、更
に好ましくは20〜70重量%である。
不飽和二重結合を有する単量体の使用割合は、単量体総
量に対して10〜80重量%であることが好ましく、更
に好ましくは20〜70重量%である。
【0062】上記単量体の使用割合が80重量%を越え
る場合には、十分な耐磨耗性を有する硬化被膜を得ると
いう点で十分でなくなってくるために好ましくない。ま
た、その使用割合が10重量%未満の場合には、被膜の
可撓性が低下したり、基材ポリエステルフィルム上に設
けた積層膜との密着性が低下したりすること等の不都合
が出てくるので好ましくない。
る場合には、十分な耐磨耗性を有する硬化被膜を得ると
いう点で十分でなくなってくるために好ましくない。ま
た、その使用割合が10重量%未満の場合には、被膜の
可撓性が低下したり、基材ポリエステルフィルム上に設
けた積層膜との密着性が低下したりすること等の不都合
が出てくるので好ましくない。
【0063】本発明において活性線硬化性の組成物を硬
化させる方法としては、例えば、紫外線を照射する方法
等があるが、該方法による場合には前記組成物に光重合
開始剤を加えることが望ましい。該光重合開始剤の具体
的な例としては、アセトフェノン、2,2−ジェトキシ
アセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジ
メチルアミノプロピオフェノン、ベンゾフェノン、2−
クロロベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェ
ノン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、
ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメ
チルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
イソプロピルエーテル、メチルベンゾイルフォメート、
p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノ
ン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトンなどのカルボニル化合
物、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、チオキサントン、2−クロロ
チオキサントン、2−メチルチオキサントンなどの硫黄
化合物、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイドなどのパーオキサイド化合物などを用いる
ことができる。これらの光重合開始剤は単独で使用して
もよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
化させる方法としては、例えば、紫外線を照射する方法
等があるが、該方法による場合には前記組成物に光重合
開始剤を加えることが望ましい。該光重合開始剤の具体
的な例としては、アセトフェノン、2,2−ジェトキシ
アセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジ
メチルアミノプロピオフェノン、ベンゾフェノン、2−
クロロベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェ
ノン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、
ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメ
チルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
イソプロピルエーテル、メチルベンゾイルフォメート、
p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノ
ン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトンなどのカルボニル化合
物、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、チオキサントン、2−クロロ
チオキサントン、2−メチルチオキサントンなどの硫黄
化合物、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパ
ーオキサイドなどのパーオキサイド化合物などを用いる
ことができる。これらの光重合開始剤は単独で使用して
もよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
【0064】該光重合開始剤の使用量は、重合性単量体
組成物100重量部に対して、0.01〜10重量部と
するのが適当である。ただし、電子線またはガンマ線を
硬化手段とするときには、必ずしも重合開始剤を添加す
る必要はない。
組成物100重量部に対して、0.01〜10重量部と
するのが適当である。ただし、電子線またはガンマ線を
硬化手段とするときには、必ずしも重合開始剤を添加す
る必要はない。
【0065】本発明に用いられる活性線硬化性組成物に
は、製造時の熱重合や貯蔵中の暗反応を防止するため
に、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル、2,5−t−ブチルハイドロキノンなど、各種の熱
重合防止剤を加えるのが望ましい。添加量は重合性化合
物の総重量に対し、0.005〜0.05重量%の範囲
が好ましい。
は、製造時の熱重合や貯蔵中の暗反応を防止するため
に、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル、2,5−t−ブチルハイドロキノンなど、各種の熱
重合防止剤を加えるのが望ましい。添加量は重合性化合
物の総重量に対し、0.005〜0.05重量%の範囲
が好ましい。
【0066】本発明に用いられる活性線硬化性組成物に
は、塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロール性
の改善を目的として、本発明の効果が損なわれない範囲
内において有機溶剤を配合することができる。該有機溶
剤としては、例えば、沸点が50〜150℃のものが、
塗工時の作業性、硬化前後の乾燥性の点から使用しやす
い。具体的な例としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコールなどのアルコール系溶剤、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル系溶
剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶
剤、トルエンなどの芳香族系溶剤、ジオキサンなどの環
状エーテル系溶剤などを用いることができる。これらの
溶剤は、単独あるいは2種以上を混合して用いることも
できる。
は、塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロール性
の改善を目的として、本発明の効果が損なわれない範囲
内において有機溶剤を配合することができる。該有機溶
剤としては、例えば、沸点が50〜150℃のものが、
塗工時の作業性、硬化前後の乾燥性の点から使用しやす
い。具体的な例としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコールなどのアルコール系溶剤、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エステル系溶
剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶
剤、トルエンなどの芳香族系溶剤、ジオキサンなどの環
状エーテル系溶剤などを用いることができる。これらの
溶剤は、単独あるいは2種以上を混合して用いることも
できる。
【0067】また、活性線硬化性組成物には、本発明の
効果が損なわれない範囲内で、各種の添加剤を必要に応
じて配合することができる。例えば、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤などの安定剤、界面活性剤、レベリ
ング剤、帯電防止剤などを配合することができる。
効果が損なわれない範囲内で、各種の添加剤を必要に応
じて配合することができる。例えば、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤などの安定剤、界面活性剤、レベリ
ング剤、帯電防止剤などを配合することができる。
【0068】また、該活性線硬化性組成物には、外界の
光源の反射像の明るさ、明瞭度を減少させる目的で、本
発明の効果が損なわれない範囲内で、酸化硅素粒子や有
機フィラーなどの艶消し剤を配合することができ、また
表面硬化層の表面に、例えばエンボス法、サンドマット
法などにより凸凹表面構造を設けることもできる。
光源の反射像の明るさ、明瞭度を減少させる目的で、本
発明の効果が損なわれない範囲内で、酸化硅素粒子や有
機フィラーなどの艶消し剤を配合することができ、また
表面硬化層の表面に、例えばエンボス法、サンドマット
法などにより凸凹表面構造を設けることもできる。
【0069】活性線硬化性組成物の塗布手段としては、
刷毛塗り、浸漬塗り、ナイフ塗り、ロール塗り、スプレ
ー塗り、流し塗り、回転塗り(スピンナー、ホエラーな
ど)などの通常行なわれている塗布方法を用いることが
できる。これら各々の方式には特徴があり、表面硬化フ
ィルムの要求特性、使用用途などにより、具体的な塗布
方法を適宜選択することができる。
刷毛塗り、浸漬塗り、ナイフ塗り、ロール塗り、スプレ
ー塗り、流し塗り、回転塗り(スピンナー、ホエラーな
ど)などの通常行なわれている塗布方法を用いることが
できる。これら各々の方式には特徴があり、表面硬化フ
ィルムの要求特性、使用用途などにより、具体的な塗布
方法を適宜選択することができる。
【0070】本発明において活性線とは、紫外線、電子
線、放射線(α線、β線、γ線など)などアクリル系の
ビニル基を重合させる電磁波を意味し、実用的には、紫
外線が簡便であり好ましい。紫外線源としては、紫外線
蛍光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセ
ノン灯、炭素アーク灯などを使用することができる。ま
た、電子線方式は、装置が高価で不活性気体下での操作
が必要ではあるが、塗布層中に光重合開始剤や光増感剤
などを含有させなくてもよい点等から有利である。
線、放射線(α線、β線、γ線など)などアクリル系の
ビニル基を重合させる電磁波を意味し、実用的には、紫
外線が簡便であり好ましい。紫外線源としては、紫外線
蛍光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセ
ノン灯、炭素アーク灯などを使用することができる。ま
た、電子線方式は、装置が高価で不活性気体下での操作
が必要ではあるが、塗布層中に光重合開始剤や光増感剤
などを含有させなくてもよい点等から有利である。
【0071】本発明のブラウン管保護用フィルム積層体
を構成するに際して、表面硬化層(B)の厚さは用途に
応じて適宜決定されればよいが、通常は0.5μm〜1
0μmの範囲内とするのが好ましく、より好ましくは1
μm〜8μmである。表面硬化層の厚さが0.5μm未
満になると、表面硬度が不十分となり傷が付きやすくな
っていき、一方、10μmを越える場合には、硬化膜が
脆くなりやすく、表面硬化フィルムを折り曲げたときに
硬化膜にクラックが入りやすくなって好ましくない。
を構成するに際して、表面硬化層(B)の厚さは用途に
応じて適宜決定されればよいが、通常は0.5μm〜1
0μmの範囲内とするのが好ましく、より好ましくは1
μm〜8μmである。表面硬化層の厚さが0.5μm未
満になると、表面硬度が不十分となり傷が付きやすくな
っていき、一方、10μmを越える場合には、硬化膜が
脆くなりやすく、表面硬化フィルムを折り曲げたときに
硬化膜にクラックが入りやすくなって好ましくない。
【0072】本発明のブラウン管保護用フィルム積層体
は、上述の如く、ポリエステルフィルムと、その両面に
設けられた積層膜(A)、(A′)、さらに一方の面に
は表面硬化層(B)、他面には粘着剤層(C)が設けら
れた構成とされるが、さらに、その表面硬化層の表面に
は光反射防止処理や防汚処理を施すのが好ましい。すな
わち、ブラウン管保護用フィルム積層体の表面硬化層
(B)のポリエステルフィルムが存在する側とは反対側
の表面に、光反射防止膜や防汚処理膜が形成されている
態様である。
は、上述の如く、ポリエステルフィルムと、その両面に
設けられた積層膜(A)、(A′)、さらに一方の面に
は表面硬化層(B)、他面には粘着剤層(C)が設けら
れた構成とされるが、さらに、その表面硬化層の表面に
は光反射防止処理や防汚処理を施すのが好ましい。すな
わち、ブラウン管保護用フィルム積層体の表面硬化層
(B)のポリエステルフィルムが存在する側とは反対側
の表面に、光反射防止膜や防汚処理膜が形成されている
態様である。
【0073】かかる光反射防止処理や、防汚処理を施す
方法としては、ウェットコート、スパッタリング、化学
気相成長法などを用いることができるが、これらに特に
限定されない。
方法としては、ウェットコート、スパッタリング、化学
気相成長法などを用いることができるが、これらに特に
限定されない。
【0074】処理する物質としては、光反射防止のため
には低屈折率化合物の積層やフッ化マグネシウムや酸化
ケイ素などの無機物を、防汚処理のためにはシリコーン
系樹脂、フッ素系樹脂を用いることができる。
には低屈折率化合物の積層やフッ化マグネシウムや酸化
ケイ素などの無機物を、防汚処理のためにはシリコーン
系樹脂、フッ素系樹脂を用いることができる。
【0075】特に、光反射防止膜の構成としては種々の
ものがあるが、少なくとも光吸収層を含んで構成される
ものが実際的である。例えば、特に誘電体層、導電体
層、光吸収層を少なくとも含む次のような構成で蒸着、
スパッタリング等の真空薄膜膜形成技術を用いて形成す
ることもできる。構成例を表1〜表3に示す。
ものがあるが、少なくとも光吸収層を含んで構成される
ものが実際的である。例えば、特に誘電体層、導電体
層、光吸収層を少なくとも含む次のような構成で蒸着、
スパッタリング等の真空薄膜膜形成技術を用いて形成す
ることもできる。構成例を表1〜表3に示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】上記表1〜表3に示した膜構成において、
特に高屈折率膜材料としては、TiO2 、ZrO2 、I
TO、SnO2 、Y2 O3 等から選ぶことができ、低屈
折率材料としては、SiO2 、MgF2 等から選ぶこと
ができる。また、ITO、SnO2 、ZnO等は導電性
膜としての役目と高屈折率膜としての役目を併せ持たせ
ることが可能である。
特に高屈折率膜材料としては、TiO2 、ZrO2 、I
TO、SnO2 、Y2 O3 等から選ぶことができ、低屈
折率材料としては、SiO2 、MgF2 等から選ぶこと
ができる。また、ITO、SnO2 、ZnO等は導電性
膜としての役目と高屈折率膜としての役目を併せ持たせ
ることが可能である。
【0080】また、光吸収膜としてTiNx、Au、A
g、NiOxなどの膜を、λ/2膜、λ/4膜を複合膜
として構成するときの構成要素として介在挿入させるこ
とも可能であり、種々の膜構成が考えられるが、それら
の膜構成によって本発明の効果が損なわれるものではな
い。
g、NiOxなどの膜を、λ/2膜、λ/4膜を複合膜
として構成するときの構成要素として介在挿入させるこ
とも可能であり、種々の膜構成が考えられるが、それら
の膜構成によって本発明の効果が損なわれるものではな
い。
【0081】なお、上述の光吸収膜の厚み等を調整し
て、さらにブラウン管保護用フィルム積層体の全光線透
過率を調整、制御することが可能であり、特に本発明者
らの知見によれば、CRT用途においては、該ブラウン
管保護用フィルム積層体としての全光線透過率は60%
以上、ヘイズは0.1%〜3%とすることが望ましい。
て、さらにブラウン管保護用フィルム積層体の全光線透
過率を調整、制御することが可能であり、特に本発明者
らの知見によれば、CRT用途においては、該ブラウン
管保護用フィルム積層体としての全光線透過率は60%
以上、ヘイズは0.1%〜3%とすることが望ましい。
【0082】本発明における粘着剤層(C)は、2つの
物体をその粘着作用により接着させるものであれば特に
限定されず、粘着剤としては、ゴム系、アクリル系、シ
リコーン系、ポリビニルエーテル系などからなるものを
用いることができる。中でも、ゴム系が一般的であり、
シリコーン系は耐熱性がよく、フッ素樹脂などにも粘着
するが価格が高い。アクリル系は耐熱性もあり、粘着力
も大きく、ゴム系のような酸化劣化がないので好まし
い。
物体をその粘着作用により接着させるものであれば特に
限定されず、粘着剤としては、ゴム系、アクリル系、シ
リコーン系、ポリビニルエーテル系などからなるものを
用いることができる。中でも、ゴム系が一般的であり、
シリコーン系は耐熱性がよく、フッ素樹脂などにも粘着
するが価格が高い。アクリル系は耐熱性もあり、粘着力
も大きく、ゴム系のような酸化劣化がないので好まし
い。
【0083】さらに、粘着剤は溶剤型粘着剤と無溶剤型
粘着剤の2つに大別される。乾燥性、生産性、加工生に
おいて優れた溶剤型粘着剤は依然として主流であるが、
近年、公害、省エネルギ、省資源、安全性などの点で無
溶剤型粘着剤に移り変わりつつある。中でも、活性線を
照射することで秒単位で硬化し、可撓性、密着性、耐薬
品性などに優れた特性を有する粘着剤である活性線硬化
型粘着剤が好ましい。
粘着剤の2つに大別される。乾燥性、生産性、加工生に
おいて優れた溶剤型粘着剤は依然として主流であるが、
近年、公害、省エネルギ、省資源、安全性などの点で無
溶剤型粘着剤に移り変わりつつある。中でも、活性線を
照射することで秒単位で硬化し、可撓性、密着性、耐薬
品性などに優れた特性を有する粘着剤である活性線硬化
型粘着剤が好ましい。
【0084】本発明にかかるブラウン管保護用フィルム
積層体を製造するには、例えば、易接着処理を施した積
層ポリエステルフィルムとブラウン管との間に活性線硬
化性単量体混合物を主たる構成成分とする層を設けた
後、これに活性線を照射することにより一気にポリエス
テルフィルムと、ブラウン管を貼り合わせる手段等をと
ることができる。このような手段をとることにより、工
程が簡略になるとともに貼り合わせ時のゴミの混入が少
なくなる等の利点があり、さらに生産性も向上するので
好ましい。
積層体を製造するには、例えば、易接着処理を施した積
層ポリエステルフィルムとブラウン管との間に活性線硬
化性単量体混合物を主たる構成成分とする層を設けた
後、これに活性線を照射することにより一気にポリエス
テルフィルムと、ブラウン管を貼り合わせる手段等をと
ることができる。このような手段をとることにより、工
程が簡略になるとともに貼り合わせ時のゴミの混入が少
なくなる等の利点があり、さらに生産性も向上するので
好ましい。
【0085】活性線硬化型粘着剤、中でも活性線硬化型
アクリル系の粘着剤としては、活性線重合成分としてア
クリルオリゴマと反応性希釈剤を含み、その他に必要に
応じて光開始剤、光増感剤、改質剤を含有したものを用
いてもよい。これら各成分については、前述のアクリル
オリゴマ、反応性希釈剤、光開始剤、光増感剤、改質剤
等を用いることができる。
アクリル系の粘着剤としては、活性線重合成分としてア
クリルオリゴマと反応性希釈剤を含み、その他に必要に
応じて光開始剤、光増感剤、改質剤を含有したものを用
いてもよい。これら各成分については、前述のアクリル
オリゴマ、反応性希釈剤、光開始剤、光増感剤、改質剤
等を用いることができる。
【0086】活性線硬化型アクリル系粘着剤の具体例
は、日本接着学会編集、「接着剤データブック」、日刊
工業新聞社1990年発行、第83頁から第88頁を参
考とすることができるが、これに限定されるものではな
い。市販品として多官能アクリル系紫外線硬化塗料とし
て日立化成ポリマー(株)、東邦化成工業(株)、
(株)スリーボンド、東亞合成化学工業(株)、セメダ
イン(株)などの製品を利用することができるが、これ
らに限定されるものではない。
は、日本接着学会編集、「接着剤データブック」、日刊
工業新聞社1990年発行、第83頁から第88頁を参
考とすることができるが、これに限定されるものではな
い。市販品として多官能アクリル系紫外線硬化塗料とし
て日立化成ポリマー(株)、東邦化成工業(株)、
(株)スリーボンド、東亞合成化学工業(株)、セメダ
イン(株)などの製品を利用することができるが、これ
らに限定されるものではない。
【0087】本発明においてブラウン管とは、電気信号
を光学像に変えるいわゆる陰極線管(CRT:cathode
ray tube)のことであり、真空にして封じたガラス管中
で電子ビームを作り、外部から加えた信号により、その
方向が変化するようにしてあるもので、テレビ、コンピ
ュータ用ディスプレイ、オシロスコープ、レーダーなど
の表示用画面に使用されているものの総称をいうもので
ある。
を光学像に変えるいわゆる陰極線管(CRT:cathode
ray tube)のことであり、真空にして封じたガラス管中
で電子ビームを作り、外部から加えた信号により、その
方向が変化するようにしてあるもので、テレビ、コンピ
ュータ用ディスプレイ、オシロスコープ、レーダーなど
の表示用画面に使用されているものの総称をいうもので
ある。
【0088】積層体としての全光線透過率を80%以
上、ヘイズを3%以下とするには、フィルムを製造する
に際して、フィルムに添加する各種有機あるいは無機の
粒子量を最小限に抑えつつ使用すること、特に、好まし
くは実質的には無添加とすることにより達成することが
できる。また、特に前述のように全光線透過率を60%
以上と下限値を下げるには、前述のように光反射防止膜
を、表面硬化層のポリエステルフィルム側と反対側表面
に形成させればよい。
上、ヘイズを3%以下とするには、フィルムを製造する
に際して、フィルムに添加する各種有機あるいは無機の
粒子量を最小限に抑えつつ使用すること、特に、好まし
くは実質的には無添加とすることにより達成することが
できる。また、特に前述のように全光線透過率を60%
以上と下限値を下げるには、前述のように光反射防止膜
を、表面硬化層のポリエステルフィルム側と反対側表面
に形成させればよい。
【0089】次に、本発明のブラウン管保護用フィルム
積層体の製造方法について説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。すなわち、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)ペレットを十分に真空乾
燥した後、押出機に供給し、約280℃でシート状に溶
融押し出しし、冷却固化せしめて未延伸PETシートを
作成する。このシートを70〜120℃に加熱したロー
ルで長手方向に2.5〜5倍延伸して一軸配向PETフ
ィルムを得る。このフィルムの両面に必要に応じてコロ
ナ放電処理を施し、その処理面に所定の濃度の本発明の
水系塗剤を塗布する。塗布後、フィルム端部をクリップ
で把持して70〜150℃に加熱された熱風ゾーンに導
き、乾燥後、幅方向に2.5〜5倍に延伸する。引き続
き160〜250℃の熱処理ゾーンに導き、1〜30秒
間の熱処理を行ない、結晶配向を完了させる。この熱処
理工程中で必要に応じて幅方向あるいは長手方向に0〜
12%の弛緩処理、または収縮処理を施してもよい。こ
の場合、用いる塗布液は環境汚染や防爆性の点で水系が
好ましい。
積層体の製造方法について説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。すなわち、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)ペレットを十分に真空乾
燥した後、押出機に供給し、約280℃でシート状に溶
融押し出しし、冷却固化せしめて未延伸PETシートを
作成する。このシートを70〜120℃に加熱したロー
ルで長手方向に2.5〜5倍延伸して一軸配向PETフ
ィルムを得る。このフィルムの両面に必要に応じてコロ
ナ放電処理を施し、その処理面に所定の濃度の本発明の
水系塗剤を塗布する。塗布後、フィルム端部をクリップ
で把持して70〜150℃に加熱された熱風ゾーンに導
き、乾燥後、幅方向に2.5〜5倍に延伸する。引き続
き160〜250℃の熱処理ゾーンに導き、1〜30秒
間の熱処理を行ない、結晶配向を完了させる。この熱処
理工程中で必要に応じて幅方向あるいは長手方向に0〜
12%の弛緩処理、または収縮処理を施してもよい。こ
の場合、用いる塗布液は環境汚染や防爆性の点で水系が
好ましい。
【0090】本発明にかかるフィルム積層体は、上記の
積層ポリエステルフィルムの積層膜上に、表面硬化層を
設けることにより得られる。表面硬化層は活性線硬化性
単量体混合物を主たる構成成分とする組成物を塗布し、
必要に応じて乾燥を施した後、活性線で硬化させること
により得ることができる。
積層ポリエステルフィルムの積層膜上に、表面硬化層を
設けることにより得られる。表面硬化層は活性線硬化性
単量体混合物を主たる構成成分とする組成物を塗布し、
必要に応じて乾燥を施した後、活性線で硬化させること
により得ることができる。
【0091】更に、ブラウン管もしくはフィルム上に活
性線硬化性単量体混合物を主たる構成成分とする組成物
を塗布し、必要に応じて乾燥を施した後、積層体の表面
硬化層が表層になるように貼り合わせ、活性線で硬化さ
せることにより、粘着剤層を介してブラウン管と積層ポ
リエステルフィルムとを接着させる。このようにして、
ブラウン管/粘着剤層/積層ポリエステルフィルム/表
面硬化層の構成とすることができるものである。
性線硬化性単量体混合物を主たる構成成分とする組成物
を塗布し、必要に応じて乾燥を施した後、積層体の表面
硬化層が表層になるように貼り合わせ、活性線で硬化さ
せることにより、粘着剤層を介してブラウン管と積層ポ
リエステルフィルムとを接着させる。このようにして、
ブラウン管/粘着剤層/積層ポリエステルフィルム/表
面硬化層の構成とすることができるものである。
【0092】なお、上記した例において、積層膜が設け
られる基材フィルムにもメラミン系樹脂、ポリエステル
樹脂から選ばれる少なくとも1種を含有せしめることが
できる。この場合は、積層膜と基材フィルムとの易接着
性が向上する、または/および積層ポリエステルフィル
ムの易滑性が向上するなどの効果もある。メラミン系樹
脂、あるいはポリエステル樹脂を含有させる場合には、
その添加量が5ppm以上20重量%未満であるのが、
易接着性、易滑性の点で好ましい。もちろん、メラミン
系樹脂、ポリエステル樹脂は基材フィルム上に設ける積
層膜を構成するコーティング組成物や再生ペレットであ
ってもよい。
られる基材フィルムにもメラミン系樹脂、ポリエステル
樹脂から選ばれる少なくとも1種を含有せしめることが
できる。この場合は、積層膜と基材フィルムとの易接着
性が向上する、または/および積層ポリエステルフィル
ムの易滑性が向上するなどの効果もある。メラミン系樹
脂、あるいはポリエステル樹脂を含有させる場合には、
その添加量が5ppm以上20重量%未満であるのが、
易接着性、易滑性の点で好ましい。もちろん、メラミン
系樹脂、ポリエステル樹脂は基材フィルム上に設ける積
層膜を構成するコーティング組成物や再生ペレットであ
ってもよい。
【0093】このようにして得られた積層体をブラウン
管に設けたものは、表面硬度が高く、耐磨耗性に優れる
と同時に、表面硬化層と粘着剤層の耐久性に優れてい
る。更に、ガラスでできたブラウン管にポリエステルフ
ィルムからなる積層体を設けているため、破損時にもガ
ラスの飛散のない安全なブラウン管を得ることができ
る。
管に設けたものは、表面硬度が高く、耐磨耗性に優れる
と同時に、表面硬化層と粘着剤層の耐久性に優れてい
る。更に、ガラスでできたブラウン管にポリエステルフ
ィルムからなる積層体を設けているため、破損時にもガ
ラスの飛散のない安全なブラウン管を得ることができ
る。
【0094】[特性の測定方法および効果の評価方法]
本発明における特性の測定方法および効果の評価方法は
次の通りである。 (1)塗布層の厚み (株)日立製作所製透過型電子顕微鏡HU−12型を用
い、積層膜を設けた二軸配向ポリエステルフィルムの断
面を観察した写真から求めた。厚みは測定視野内の30
個の平均値とした。
本発明における特性の測定方法および効果の評価方法は
次の通りである。 (1)塗布層の厚み (株)日立製作所製透過型電子顕微鏡HU−12型を用
い、積層膜を設けた二軸配向ポリエステルフィルムの断
面を観察した写真から求めた。厚みは測定視野内の30
個の平均値とした。
【0095】(2)密着性−1 表面硬化層に1mm2 のクロスカットを100個入れ、
ニチバン(株)製のセロハンテープをその上に貼り付
け、指で強く押し付けた後、90度方向に急速剥離し、
残存した個数により4段階評価(◎:100個残存、
○:80〜99個残存、△:50〜79個残存、×:0
〜49個残存)した。(◎)、(○)が密着性良好であ
り、耐久性に優れるものである。
ニチバン(株)製のセロハンテープをその上に貼り付
け、指で強く押し付けた後、90度方向に急速剥離し、
残存した個数により4段階評価(◎:100個残存、
○:80〜99個残存、△:50〜79個残存、×:0
〜49個残存)した。(◎)、(○)が密着性良好であ
り、耐久性に優れるものである。
【0096】(3)密着性−2 粘着剤として日本化薬(株)製AGR−100を、ガラ
ス板上に厚さ約100μm塗布し、積層体を貼り合わせ
た後、紫外線(UV)照射器で1000mJ/cm2 の
エネルギを当て、紫外線硬化させる。これを、水平にお
いたガラス面に対し、積層体を90度方向に剥離し、そ
の剥離の状態を観察し、以下の基準で評価した。(○)
が密着性良好であり、耐久性に優れるものである。 ○:ガラス/UV粘着剤層間で剥離しているもの △:ガラス/UV粘着剤層間、基材フィルム/UV粘着
剤層間の両方で剥離しているもの ×:基材フィルム/UV粘着剤層間で剥離しているもの
ス板上に厚さ約100μm塗布し、積層体を貼り合わせ
た後、紫外線(UV)照射器で1000mJ/cm2 の
エネルギを当て、紫外線硬化させる。これを、水平にお
いたガラス面に対し、積層体を90度方向に剥離し、そ
の剥離の状態を観察し、以下の基準で評価した。(○)
が密着性良好であり、耐久性に優れるものである。 ○:ガラス/UV粘着剤層間で剥離しているもの △:ガラス/UV粘着剤層間、基材フィルム/UV粘着
剤層間の両方で剥離しているもの ×:基材フィルム/UV粘着剤層間で剥離しているもの
【0097】(4)鉛筆硬度 JIS−K5400に準じて、各種硬度の鉛筆を表面硬
化層の面に垂直に当て、荷重1kgで引っ掻き、傷が発
生したときの鉛筆の硬さで表示した。
化層の面に垂直に当て、荷重1kgで引っ掻き、傷が発
生したときの鉛筆の硬さで表示した。
【0098】(5)ガラス転移温度(Tg) パーキンエルマ社製DSCIIを用い、10mgをサンプ
リングし、昇温速度20℃/minで測定した。
リングし、昇温速度20℃/minで測定した。
【0099】(6)画面鮮明性 保護フィルムを貼り合わせた画面カラーの発色が良好な
ものを○、ややくすんだものを×とした。
ものを○、ややくすんだものを×とした。
【0100】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。 実施例1 実質的に粒子を含まないPET(固有粘度0.65dl
/g)ペレットを水分率25ppmに真空乾燥した後、
280℃の加熱された押出機に供給し、T字型口金より
シート状に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面
温度30℃の鏡面キャスディングドラムに巻き付けて冷
却固化せしめた。この未延伸フィルムを95℃の加熱ロ
ール群を通過させながら、長手方向に3.1倍延伸し、
一軸配向フィルムとした。このフィルムの両面にコロナ
放電処理を施し、その処理面に以下に示す水系塗剤を塗
布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持
しながら予熱ゾーンに導き、110℃で乾燥後、引続き
連続的に125℃の加熱ゾーンで幅方向に3.3倍延伸
し、更に225℃の加熱ゾーンで熱処理を施し、基材P
ETフィルム厚みが188μm、積層膜の厚みが0.1
5μmの積層PETフィルムを得た。
明する。 実施例1 実質的に粒子を含まないPET(固有粘度0.65dl
/g)ペレットを水分率25ppmに真空乾燥した後、
280℃の加熱された押出機に供給し、T字型口金より
シート状に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面
温度30℃の鏡面キャスディングドラムに巻き付けて冷
却固化せしめた。この未延伸フィルムを95℃の加熱ロ
ール群を通過させながら、長手方向に3.1倍延伸し、
一軸配向フィルムとした。このフィルムの両面にコロナ
放電処理を施し、その処理面に以下に示す水系塗剤を塗
布した。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持
しながら予熱ゾーンに導き、110℃で乾燥後、引続き
連続的に125℃の加熱ゾーンで幅方向に3.3倍延伸
し、更に225℃の加熱ゾーンで熱処理を施し、基材P
ETフィルム厚みが188μm、積層膜の厚みが0.1
5μmの積層PETフィルムを得た。
【0101】水系塗剤: (A)、(A′):ポリエステル樹脂 ・酸成分 テレフタル酸 :28モル% イソフタル酸 : 9モル% トリメリット酸 :10モル% セバシン酸 : 3モル% ・グリコール成分 エチレングリコール :15モル% ネオペンチルグリコール:18モル% 1,4−ブタンジオール:17モル% 上記酸成分とグリコール成分からなるポリエステル樹脂
(Tg:20℃)のアンモニウム塩型水分散体。 (B):メチロール化メラミン樹脂 (A)、(A′)の固形分100重量部に対し、(B)
を固形分比で5重量部混合し、積層膜形成塗剤とした。
(Tg:20℃)のアンモニウム塩型水分散体。 (B):メチロール化メラミン樹脂 (A)、(A′)の固形分100重量部に対し、(B)
を固形分比で5重量部混合し、積層膜形成塗剤とした。
【0102】次に、この積層PETフィルム上に、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート70重量部、N
−ビニルピロリドン30重量部、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン4重量部を攪拌混合して得られ
た組成物を、バーコータを用いて硬化後の膜厚が3μm
となるように均一に塗布した。これを塗布面より9cm
の高さにセットした80W/cmの照射強度を有する高
圧水銀灯で、紫外線を15秒間照射し、硬化させ、積層
PETフィルム上に表面硬化層を有する積層体を得た。
更に、表面硬化層を設けていない面を粘着剤として日本
化薬(株)製AGR−100を用い、ブラウン管と貼り
合わせた後、1000mJ/cm2 のエネルギで紫外線
照射した。結果を表4に示す。
ンタエリスリトールヘキサアクリレート70重量部、N
−ビニルピロリドン30重量部、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン4重量部を攪拌混合して得られ
た組成物を、バーコータを用いて硬化後の膜厚が3μm
となるように均一に塗布した。これを塗布面より9cm
の高さにセットした80W/cmの照射強度を有する高
圧水銀灯で、紫外線を15秒間照射し、硬化させ、積層
PETフィルム上に表面硬化層を有する積層体を得た。
更に、表面硬化層を設けていない面を粘着剤として日本
化薬(株)製AGR−100を用い、ブラウン管と貼り
合わせた後、1000mJ/cm2 のエネルギで紫外線
照射した。結果を表4に示す。
【0103】実施例2 実施例1の塗剤を用い積層膜の厚みを0.08μmとな
るようにした以外は、実施例1と同様にして積層体を得
た。結果を表4に示す。
るようにした以外は、実施例1と同様にして積層体を得
た。結果を表4に示す。
【0104】比較例1 実施例1の塗剤で、メラミン系架橋剤を添加せずに用い
た以外は実施例1と同様にして積層体を得た。結果を表
4に示す。
た以外は実施例1と同様にして積層体を得た。結果を表
4に示す。
【0105】比較例2 実施例1の塗剤のポリエステル樹脂の代わりに、下記成
分の共重合ポリエステル樹脂とした以外は、実施例1と
同様にして積層体を得た。結果を表4に示す。 ・酸成分 テレフタル酸 :42モル% 5−ナトリウムスルホイソフタル酸: 8モル% ・グリコール成分 エチレングリコール :47モル% ジエチレングリコール : 3モル% 上記酸成分とグリコール成分からなる、側鎖にカルボン
酸を有さないポリエステル樹脂(Tg:72℃)の水分
散体。
分の共重合ポリエステル樹脂とした以外は、実施例1と
同様にして積層体を得た。結果を表4に示す。 ・酸成分 テレフタル酸 :42モル% 5−ナトリウムスルホイソフタル酸: 8モル% ・グリコール成分 エチレングリコール :47モル% ジエチレングリコール : 3モル% 上記酸成分とグリコール成分からなる、側鎖にカルボン
酸を有さないポリエステル樹脂(Tg:72℃)の水分
散体。
【0106】実施例3 フィルム厚さを125μmとした以外は、実施例1と同
様とした。
様とした。
【0107】比較例3 フィルム厚さを50μmとした以外は、実施例1と同様
とした。貼り合わせ時フィルムが波打ち、画面が乱れて
みえるため鮮明性を「×」とした。
とした。貼り合わせ時フィルムが波打ち、画面が乱れて
みえるため鮮明性を「×」とした。
【0108】比較例4 フィルム厚さを500μmとした以外は、実施例1と同
様とした。フィルムがにごっており、画面鮮明性が不十
分であった。
様とした。フィルムがにごっており、画面鮮明性が不十
分であった。
【0109】
【表4】
【0110】実施例4、5、比較例5 実施例3におけるのと同様の、PETフィルム上に表面
硬化層を有する積層体を用い、該表面硬化層上に蒸着、
またはスパッタリング法により、表5に示すような構成
で誘電体層および金属層により反射防止膜層を形成し
た。実施例5においては、Al金属層を反射防止層の構
成膜として用いるとともに光吸収層としての役目をも併
せ持たせている。ブラウン管のパネルに用いられるガラ
ス材料の透過率を70〜90%に低減したガラスを用い
る場合があるが、その場合パネルガラスの透過率を90
%以上に保持したままで、反射防止膜層に光吸収性を持
たせて透過率70〜90%のガラスを用いたのと同様の
効果を出すことが可能である。結果を表6に併せて示
す。なお、表6においては、表4に示した評価項目以外
に、画面輝度、および画面輝度と外光反射のコントラス
ト比を目視で判定した結果を加えた。
硬化層を有する積層体を用い、該表面硬化層上に蒸着、
またはスパッタリング法により、表5に示すような構成
で誘電体層および金属層により反射防止膜層を形成し
た。実施例5においては、Al金属層を反射防止層の構
成膜として用いるとともに光吸収層としての役目をも併
せ持たせている。ブラウン管のパネルに用いられるガラ
ス材料の透過率を70〜90%に低減したガラスを用い
る場合があるが、その場合パネルガラスの透過率を90
%以上に保持したままで、反射防止膜層に光吸収性を持
たせて透過率70〜90%のガラスを用いたのと同様の
効果を出すことが可能である。結果を表6に併せて示
す。なお、表6においては、表4に示した評価項目以外
に、画面輝度、および画面輝度と外光反射のコントラス
ト比を目視で判定した結果を加えた。
【0111】
【表5】
【0112】
【表6】
【0113】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ブラウン管表面への密着性、ブラウン管が有する鮮明を
損なわない光学特性、耐スクラッチ性等に優れたブラウ
ン管保護用フィルム積層体を得ることができる。
ブラウン管表面への密着性、ブラウン管が有する鮮明を
損なわない光学特性、耐スクラッチ性等に優れたブラウ
ン管保護用フィルム積層体を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/65 H04N 5/65 (72)発明者 多賀野 喜久夫 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 (72)発明者 斎藤 恒成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 見物 四郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの両面に設けられ
た積層膜(A)、(A′)を介し、一方の面に表面硬化
層(B)、他面に粘着剤層(C)が設けられたブラウン
管保護用フィルム積層体において、前記ポリエステルフ
ィルムの厚みが100〜200μmであり、かつ、積層
膜(A)、(A′)がガラス転移温度10〜40℃の水
分散性ポリエステル樹脂とメラミン系架橋剤とを含み、
該水分散性ポリエステル樹脂が側鎖にカルボン酸および
/またはその塩を有し、表面硬化層(B)の鉛筆硬度が
3H以上、積層体としての全光線透過率が80〜99.
5%、ヘイズが0.1%〜3%であることを特徴とする
ブラウン管保護用フィルム積層体。 - 【請求項2】 表面硬化層(B)が、1分子中に3個以
上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単量体の少
なくとも1種と、1分子中に1〜2個のエチレン性不飽
和二重結合を有する単量体の少なくとも1種とからなる
活性線硬化性単量体混合物を主たる構成成分とする活性
線硬化物よりなることを特徴とする、請求項1記載のブ
ラウン管保護用フィルム積層体。 - 【請求項3】 粘着剤層(C)が、活性線硬化性単量体
混合物を主たる構成成分とする活性線硬化物よりなるこ
とを特徴とする、請求項1または2記載のブラウン管保
護用フィルム積層体。 - 【請求項4】 請求項1、2または3記載のブラウン管
保護用フィルム積層体が用いられ、さらに、該フィルム
積層体の前記表面硬化層(B)のポリエステルフィルム
が存在する側とは反対側の表面に光反射防止膜が形成さ
れ、積層体全体としての全光線透過率が60〜99.5
%、ヘイズが0.1%〜3%であることを特徴とするブ
ラウン管保護用フィルム積層体。 - 【請求項5】 光反射防止膜が、少なくとも光吸収層を
含んでいることを特徴とする、請求項4記載のブラウン
管保護用フィルム積層体。 - 【請求項6】 光反射防止膜が、少なくとも誘電体層、
導電体層、光吸収層を含んでいることを特徴とする、請
求項4記載のブラウン管保護用フィルム積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9195496A JPH09254325A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | ブラウン管保護用フィルム積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9195496A JPH09254325A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | ブラウン管保護用フィルム積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09254325A true JPH09254325A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14040978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9195496A Pending JPH09254325A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | ブラウン管保護用フィルム積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09254325A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1029285A (ja) * | 1996-07-15 | 1998-02-03 | Diafoil Co Ltd | 陰極線管用ポリエステルフィルム |
| WO1999030905A1 (fr) * | 1997-12-12 | 1999-06-24 | Teijin Limited | Feuille mince stratifiee pouvant empecher l'effet d'eclatement d'une vitre |
| JP2001118530A (ja) * | 1999-10-19 | 2001-04-27 | Mitsubishi Polyester Film Copp | ブラウン管保護用積層ポリエステルフイルム |
| JP2001138465A (ja) * | 1999-11-16 | 2001-05-22 | Toyobo Co Ltd | 光学用易接着フィルム |
| JP2001219520A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Teijin Ltd | フィルムロール |
| JP2001220432A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-14 | Teijin Ltd | 光拡散板用ポリエステルフィルム |
| WO2001058991A1 (en) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Teijin Limited | Polyester film composite, light diffuser plate, and utilization thereof |
| JP2001287308A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-10-16 | Toray Ind Inc | プラスチック積層体および画像表示保護フイルム |
| KR100579633B1 (ko) * | 1999-01-21 | 2006-05-12 | 도요 보세키 가부시키가이샤 | 광학용 이접착필름 및 그 롤 |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP9195496A patent/JPH09254325A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1029285A (ja) * | 1996-07-15 | 1998-02-03 | Diafoil Co Ltd | 陰極線管用ポリエステルフィルム |
| WO1999030905A1 (fr) * | 1997-12-12 | 1999-06-24 | Teijin Limited | Feuille mince stratifiee pouvant empecher l'effet d'eclatement d'une vitre |
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| JP2001219520A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Teijin Ltd | フィルムロール |
| JP2001220432A (ja) * | 2000-02-10 | 2001-08-14 | Teijin Ltd | 光拡散板用ポリエステルフィルム |
| WO2001058991A1 (en) * | 2000-02-10 | 2001-08-16 | Teijin Limited | Polyester film composite, light diffuser plate, and utilization thereof |
| EP1178075A4 (en) * | 2000-02-10 | 2002-11-20 | Teijin Ltd | POLYESTER COMPOSITE FILM, LIGHT SPREADING PLATE AND THEIR USE |
| US6787202B2 (en) | 2000-02-10 | 2004-09-07 | Teijin Limited | Polyester film composite, light-diffuser plate and utilization thereof |
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